はてなキーワード: 三日月宗近とは
まずは私の話である
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・刀ミュにハマった友人からの紹介で気になる
・山姥切長義が水江建太氏と知っているキャストさん(追ってないです)
・ゲームは知っている程度でアカウントは作成済みだったがほぼ放置
・知っていたのが三日月宗近や山姥切国広だったので陸奥一蓮は1度鑑賞済み(気になったので本公演を見に行った)
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ガチ勢ではない
友人が5/24からの㋩乱舞祭を楽しみにしていたのと、私ももう一度見たいと思っていたので先日丸の内ピカデリーにて鑑賞をした
刀剣男士はゲームで頑張って覚えたし、音源がある歌は好きな物を中心にではあるが全体を知っている
イケメン、元々気になったいた明石国行が抜かれた瞬間「やば、無理」となっていた。推しというものができた瞬間のなにかだった。終わったあとにうちわが欲しくなってしまった。(アクスタは手元にある)
そして彩時記と音源から得られないライブパフォーマンスに魅了されてしまった。楽しそう。祭りは冬に多いらしいから現地とか楽しそう。え、現地いくの?
ひとまずストーリーをクリアしたという段階なので、絆会話をすべて見たわけでもない段階の感想です。
キャラゲーとして、以上にすごいものを摂取したなという感想です。
リソースの振り方が最高。素晴らしい。
キャラクター造詣(ストーリーやセリフという意味でも、モーションという意味でも、グラ……はもうちょっと頑張ってほしかった気もするけどまあこんなもんかなあ個人的には)にリソース全振りしたのは間違ってないと思います。
戦闘が楽しい無双ゲームとしては物足りないだろうと思います。正直。ただ、ファンが求めているのはそこではなくて、永遠に眺めていたくなる各刀剣男子の戦いっぷり、みたいな部分なんだろうなと思うと……そして戦闘中の掛け合いが解釈一致of解釈一致だし、戦闘中のBGMがものっそいうつくしいし、リソースの振り方として最適解だったなとしみじみと思いました。
それはそれとしていまどきのゲームで常に8秒前後のロード時間はひたすらにテンポが悪かった。
あまり気にしている人を見かけなかったので、ソシャゲのロード時間で皆慣れてるとかそういう……?コンシューマーゲームで毎回あれくらいのロード時間はさすがに苦痛でした。私だけかもしれませんが。
回復アイテムがない、アイテムの使用がない、その難易度のバランスとしてあらゆるところで回避ができる、というのもシンプルで私は結構好きでした。アイテム拾おうとしてA押して必殺技誤爆したのはみんなが通る道だと思いたい。
セルフ縛り?プレイとしてボーナスが出ている刀剣男子のみで難易度「難しい」でやる!って決めれば適度に私にちょうど良い難易度になったので、簡単すぎて困るという心配もまあ杞憂でしたし。さすがに戦闘で負けて失敗はしませんでしたが、適度に苦戦はしたので難易度としてはちょうどよくプレイできたかと。スニーキングは苦手すぎて何度か失敗しました。
そういう意味ではDLCでも何でも良いのでハイエンドな戦闘がしたいかもしれない……戦闘モーション無限に見ていられるので、エグイ強さの裏ボス的なものを追加してほしいアクションゲー好きとしてのいち要望もなくはないです。
蟲の攻撃パターン、ラスボス以外は大抵、避けて殴ってダウンさせる、という感じでもうちょっと芸というか驚きが欲しい気もしなくはなかったです。
一方で、最終章まで能力開放をしなかったので各キャラの魅力を味わえる強撃くらいは最初から開放してても良かったんじゃないか(最初から通常攻撃1,2,3回押せば出せると言えば出せるけれども)と少し思いました。
面影の沼が深いです。助けて。
面影さんが発表された時点で来派?とか特定していた審神者の皆様怖すぎる。合ってます。
面影と呼ばれる刀が複数あり、ゲーム内で描写されていた「刀身に人の顔が映る」という逸話を持った太刀もいれば、豊臣秀次の刀だった大太刀もいるようです。他にも同名の刀はいくつか……。プロトタイプ、そして「失敗作」として最適すぎる人選。刃選?まあいいや。
キャラ造詣が最高すぎる。逸話をもとに顕現する刀剣男子として、という意味では恐らく来派の秀次に伝わった刀である側面が一番大きく出ているからこそのカラーリングというかなんというか……なんでしょうけれど、「刀身に人の顔が映る」という逸話を持った太刀とはまた別物(かどうかすらわからない。逸話というのは混ざるものなので)っぽいし、複数の『面影』と呼ばれる刀剣の逸話をごちゃまぜにして顕現されたプロトタイプならばまあ失敗作になるのもうなずける、というか、確固たるものではない複数の逸話、複数の人格によって成り立っている刀剣男子ってそりゃあ本人しんどいでしょうよ無理好き尊いさいっこうに滾りますね今めっちゃにこにこしています。
面影が本家に逆輸入されるか、ですが、まあないと思います。なくて良いようにプロトタイプの失敗作として複数の刀剣が呼ばれていた「面影」という名前にしたんでしょうし。面影の主人格っぽかった来派の彼のみ違う名前で似たようなキャラデザで実装ならありうるかもしれませんが、私は刀剣乱舞無双の面影、が好きなので正直本家で見たいとは、あまり……。複数の逸話、複数の刀剣が当てはまる刀剣男子を励起してはまずい、というプロトタイプとしての面影さんがあったからこそ、本家で実装されている刀たちは、同田貫とか巴さんとかの「確固たる逸話がないものの寄せ集め」か、「確固たる逸話を持ったひと振り」かの二択になったんじゃないかな、と思うと、その尊い犠牲枠(だからこそさいっこうに面影さん無理好き尊い滾るって話なんですけど、)は本家には来ないんじゃないかな、来ないでほしいな、という気持ちも少しあります。それはそれとして面影さんの供給はもっと欲しい。ほしい。それはそれ、これはこれなオタク心。
日本史詳しくないのでわからないんですが、結構ちゃんと日本史調べてたのかなあ、と思いました。出陣前の文章思ったより中身詳細でびっくりしました。その割に伊達政宗とか真田幸村とかライト層に知名度の高い武将ぶっこんで来てたけど。日本史オタクに見せたら卒倒もの、というほどではなさそうというか、ある程度頑張っていた感。だからこそ、途中からファンタジー極振りに舵を切っても妙な置いてけぼり感もなく、良かったと思います。
そう、日向君なんで日向君?と思ってましたけど、石田三成関連はストーリー作りやすいでしょうね!!!!!と思いました。「惜しかったよ」っていう日向君さいっこうに良かったですねにこにこしますね。
絆会話、中身があるんだかないんだか、キャラの解釈は一致するしにこにこできるしとても良かった、ものの、ときおりものたりなさというか中身のなさというか、例えば山姥切国広と大倶利伽羅の絆会話の中身のなさに少し寂しく思うもこの二振りのキャラ的にはまあそうだよねと思わなくもないというか……マジで伽羅ちゃん慣れ合わないな。これは本家もそうなんですけど、解釈違いを起こさないのって供給の少なさもあるんじゃないかなと思いかけて背筋がぞっとしたというか、刀剣乱舞って解釈違いが無いよ!だって供給がないもの!って少し切なくないですか冷静になってしまうと。いやまあ最近頑張っているのも知っていますし、重傷進軍ボイスが好きすぎて本当にありがとう!!!!!!!!!ってなった審神者でもあるので何も言えないのですが。
戦闘中の掛け合いはとても良かったです。それで思い出したんですが、ある意味、本家のキャラの多さって、キャラの役割みたいなものが、細く鋭くなっていたんじゃないかな、としみじみと思いました。ええと、何の話かというと、15(+1)振りしかいないと、キャラの役割の範囲が少し広くなって、結果重なるんじゃないかな、と。(本来であれば蜻蛉切さんと一期一振ってあんまりキャラ被りしないけど今回少し、主に部隊内での立ち位置的なものでキャラ被りしたよね、と思うのはキャラ数が少ないからこそなんだろうな、みたいな。個人の主観ですしうまく言えないんですけど伝わっているでしょうか)個人的には、燭台切さんってそんなに政宗公のことにこだわるタイプではないと思っているんですけど、(もちろんかっこよくいきたいだろうし独眼竜憧れているだろうし燭台切という名前をくれた人という思い入れもあるでしょうけど、そこまで引きずっている印象がなくて)大俱利伽羅が慣れあったり気に掛けるわけがないし、鶴さんはいろんなところ転々として伊達家にいたこともあるというポジションだし、となると政宗公を気にかけるのが燭台切さんしかいない、から結果燭台切さんそんなに政宗公政宗公言うキャラだっけ?と少し首をかしげる、みたいなこともあったんじゃないかな、と思いまして、ある意味本家のキャラの多さ、はすなわち、キャラの役割が狭く鋭くなっていくんだなあ、という発見のようなものがありました。伊達組の例でいうなら、太鼓鐘と燭台切がわりと政宗公を気にかける方だよね、伽羅ちゃんも表には出さないけど内心少し気にしてるよね、鶴さんもなんやかんや伽羅ちゃんと同じくらいの温度感かな?みたいなグラデーションはキャラが多いからできる技なんだろうな、みたいな話。
まあ無双ゲーなので戦闘というか、戦闘モーションの話に戻るんですが、面影さんの固有刀技がかっこよすぎて、え、全員分こんなかっこいいのあるの??????って言いながら山姥切国広のを開けたときのわたしの、きもち、はい、……はい。鶴さんの固有刀技はめちゃめちゃ滾りました。ドンフワッてマジで鶴だったなにあれ尊い無理好きあの、あの、シュタッフワッ感舞い降りる感じ高下駄立ち方無理好き尊い(鶴さん推しです)となりました。燭台切さんはまあこんなもんかな、という感想。固有刀技は面影、鶴丸、山姥切国広、燭台切しかまだ開放していないので他はわかりませんが。
燭台切さんの居合かっこ良い!前方攻撃だったかな、刀を収めた瞬間にダメージはいるやつ!あれで強敵に止めさすとむちゃんこかっこいいんですよ!ひゅう伊達男!かっこいいよ燭台切さん!!!!!伊達組結構好きというのはありますが、伽羅ちゃんの足が出るのも結構好きです。ガッて蹴るの高校生みがあっていい。好き。
あと、蜻蛉切さんかっこいいね!薙ぎ払う槍マジで無双してるね!!動きダイナミックだし範囲広いしかっこいいしかっこいい!(そろそろ語彙力がない)槍ってかっこいいんだなあ、って思いました本当に。前方の突進していく感じもいいし、頭の上で回して構えるその美しくかっこいい所作が百点満点だし武人!って感じがあって良かったです。
クリア後に、ここであげた面影、山姥切国広、鶴丸、燭台切、大俱利伽羅、蜻蛉切、それから、一期一振、三日月宗近の戦闘モーションをかっこいいんだ見てくれ!!!!と言いながら友人に見せていました。
友人は刀剣乱舞みりしら……というには私がねえ聞いて!!!!!!をやっているのでなんとなくはわかる、くらいの温度感なのですが、一期一振が発表されたタイミングで「れいぴあ!!!!!!!!刀じゃなくてれいぴあだよこれ!!!!!!!!!」とキャラ紹介動画を見せたところ、「レイピアさんどうだったの?」と聞かれたので見せた形です。一期一振キャラとして普通に好きだしいいお兄ちゃんしてるしロイヤルだしかなり好きなんですが、それとレイピアな攻撃方法に耐えられるかは別なんよ!!!!!!!と思いつつ、ロイヤル好きだしなあという気持ちと、ボーナスもったいないの気持ちで頑張って使っていました。雑魚3000体、まあやりやすい前方攻撃ではありました。レイピアだけど。
それからおじいちゃんの強キャラ感なにあれ。かっこいいというかもう舞だしお美しいんよ。なにあれ。最高か?そう、友人曰く、「刀剣乱舞の顔なんでしょ?さすがに3Dモデル美しいしモーションもきれいだねー、三日月さんがモーション美しすぎるからエフェクトで頑張ることになって面影さんがああなったんじゃないの?」とのことで妙に納得しました。山姥切国広の固有刀技は「乙」とだけ言われました。余談ですが山姥切国広初期刀だし最推しなんですよ。通常のモーションかっこいいからいいんですけどね。強撃の弾きあげるのいい感じだし、軽やかな打刀あんまりいないので(歌仙も長谷部も一撃重めですしね)ああ好きだなあと思いました。長義も軽やかな打刀枠ではあるけれども。長義と言えば長船つながりで燭台切さんに絡むんですね(燭台切さんの3000体の特殊任務中に気づいて、はえぇってなってました)、そういう部隊を超えたつながりいいですよね、いいですね。好きです。
3Dモデルと言えば、特典版付属の画集に表情パターンが「喜」「怒」「哀」「驚」が載っているんですが、山姥切国広と大俱利伽羅だけ「喜」が「困」で口元むいって下がっててお前ら笑う気ないのか!!!!と思ったんですが、ミニゲームのお茶入れで成功したお茶を飲むときだけにこっとしててうわああああああああ守りたいこの笑顔を見るためにはお茶入れに成功するしかないのか!!!???と頭を抱えるなどしました。
鶴さんや薬研の猫みたいな笑い方良いですよね。かわいい。
ミニゲームのこのなんか一昔前のパワポケになかったっけみたいな感じ……一週回ってこれを令和にやるの愛おしく思えてくるし面白いからいいけど!絵合わせって何!?スロット!!????娯楽室だからスロットするの!!?????というかこんのすけって分裂するのなんなのカービィがステージクリアした時みたいに考えるな感じろてきな分裂するの君たち!!!??????
「歌」の掘り下げがあまりなかった気もしましたが、はなうたに出てくるメロディがもう聞いてわかる志方節でああいいなあと思いました。和風ファンタジーと志方あきこさんが合わないわけがないだろう!好きだよ!!俺を殺しに来ているだろう!!!!!
BGMも本当に良くて好きでした。個人的には大神とポケモンレジェンズアルセウスの間くらいなんだろうな、という感じ。大神ほど雅楽雅楽していないし、アルセウスほどシノワズリ(西洋の中華趣味のことを指す言葉ですが、今回は和楽器の使用によって和っぽさを強調しているイメージで使っています)偏重でもないというか。刀剣だけど洋装の男子もいるし、という意味でこの温度感ちょうど良いと思います。本家も割とそんな感じですしね。本家に関して言えばイベント系BGMだともうちょっと和楽器要素を強くしているのかな?という感じ。
これは完全な私個人の印象の話であり、本当の本当に偏見による感想なんですが、もしかして作曲したスタッフ、キングダムハーツの音楽意識したんだろうか、と思う、雰囲気が似ている気がしました。
あと、ただの空耳なんですが、「竜虎相搏」の冒頭が「依存スル弱者」の冒頭に、「背水の陣」の1:18あたりからの「レ、レ、レ、レミ♭レ、……」がポケモンのライバル戦の曲に一瞬聞こえてしまって罪悪感がありました。
BGMでは「悪戦苦闘」が好きです。オーケストラを使ったヴァイオリンとピアノがきらきらしている系の和風、良いですよね。こういうピアノに私は弱い……。「一気呵成」の弦がずるい。なんだよこれかっこいいよ!低音なのがもう刀剣男子みがあっていいし、フルートもずるいしなんかもう本当に戦闘曲としてずっと聞いていられる、普遍的な戦闘曲が良いゲームは良いゲームだと思います(暴論)
それぞれの戦闘曲はゆっくり聞いてみようと思います(各キャラの曲なのか戦闘のBGMなのかいまいちわからなかったので、後でまとめて聞こうと思ってたんですよね。あ、でもおじいちゃんの神々しいコーラスは解釈一致すぎて泣くかと思いました。なにこれ好き)
いろいろ言ってますけどものすごく好きなゲームだし満足している!故の!長文!!なので!!!というかあくまで個人の主観による感想でありひとりごとです。言及されているすべてのものについて、誹謗中傷の意図は一切ありません。
まだ絆会話全開放していないし、特殊任務も全達成していないし、特典版のドラマCDもまだ聞いていないので、そこらへん見てまた何かあったら追記(やりかたわからないけど)します。
日本語の語呂が曲に合わなくて絶妙にダサいのが聴いててなんだか恥ずかしかった。
二次元が史上というわけではないが、どう考えてもトンチキな髪色や髪型を無理やり再現するのが滑稽に見えた。
ニコニコ動画でテニミュを見てゲラゲラ笑ってた時代の人間なので、ずっとそのイメージのままだったせいもあるのだろう。
ほぼ食わず嫌いだった。
ネットで話題になるコンテンツにすぐ食いつくイナゴでもあった。
アニメが流行れば観るし、映画がバズれば劇場に足を運んだ。世間とのつながりがSNSしかないので置いていかれたくなかったのかもしれない。
映画刀剣乱舞が特撮時代劇的で普通に面白かったと聞き、2.5にはまった友人の勧めもあって観に行った。
この自粛期間中に、舞台刀剣乱舞が無料配信されると話題になった。
舞台版は映画化した実写刀剣乱舞と同じキャストだというので、面白半分で観てみようと思った。
映画で所作の綺麗だった三日月宗近と太ももが二次元だった薬研藤四郎を拝めたらええかなくらいの軽い気持ちだった。
気付けばモニターを食い入るように見つめていた。
舞台のファンクラブまで登録した。まだ現地は行けそうにないが少しでも足しになればいいと思う。
何がここまでさせたのかはわからない。
刀剣男士や歴史人物のキャラクターひとりひとりが、殺陣が、シナリオが、舞台のギミックが、全部面白かった。
気付けば登録して4年ぐらい放置してた本丸に久しぶりに帰るくらいにはどハマりしていた。
とりわけ印象に残ったのは、何故かキャストが2人いた鶴丸国永だ。
虚伝初演と維伝は染谷俊之氏(以下染鶴)、それ以外は健人氏(以下健鶴)の両名が務めている。
健鶴はまじで画面から飛び出してきたみたいに飄々としていた。声も気持ちそれっぽく聞こえる。
義伝はカッコ良すぎて震えるかと思った。
染鶴は似ているわけではなかった。
しかし、虚伝初演で三日月と一緒になってワチャワチャしてた日替わりギャグシーンがあまりに面白くて、舞台そのものに引き込まれたのは彼のお陰だ。
維伝で再び現れ、新キャストを巻き込んでコントをかまし、しかし殺陣になればその圧倒的な迫力に目が離せなかった。
可動式の舞台セットを劇中立ち回りながら微調整していると有識者から聞いた時はぶったまげた。
なんだこの人は。
えらいもんを見てしまったと思ってたら、今度は脚本家の末満さんによるオリジナル舞台「TRUMPシリーズ」が配信されるというではないか。
染谷俊之氏をはじめ、刀ステで見知ったキャストも数名いたので、面白そうだとこっちも見てみることにした。
その後に展開する続編も、最初の悲劇がベースになって過去が語られる形式なので着地点決まっちゃってるじゃんと絶望しながらずっと見ていた。
そしてまた円盤が増殖していた。
いやナンボ買うねん。
同シリーズでハロプロメンバーが演じた「LILIUM」もU-NEXTで観た直後に円盤ポチった。
口をあんぐりしながらシリーズずっと見ていたが、一箇所だけグズグズに泣いてしまったシーンがある。
染谷俊之氏演じるダリ・デリコが主人公の「グランギニョル」、そのラストシーンだ。
詳細は省くがまた彼の演技にとてつもなく情緒を狂わされてどうにかなりそうだった。
彼が出演したのはそれ以降一度きりだが、そこまでは配信されていなかった。
藁にもすがる思いで最新作の入荷を待った。
そしてついに今日、手に入れた最新作「COCOON 星ひとつ」を再生した。
役が気に入ったのか、本人を好きになってしまったのか最早分からない。
気が付けば、ずっと彼を見ていた。
染谷俊之。
視聴後のやり場のない感情をどうしたらいいか分からないので、今はずっと彼のYouTubeチャンネルでマック1万円分食ってる動画見てゲラゲラ笑っている。
私は刀剣乱舞が好きだ。
大好きで大好きで、それでも地雷は存在する。その地雷が刀剣乱舞の映画だった。
好きな人には嫌な思いをさせてしまうだろうが、私は創作審神者と創作刀剣男士が大の地雷だ。
ここで無理だと思った人はこれ以上先を見ないで欲しい。
とにかく、うちの子みたいな精神が好きになれなくて言ってしまえば夢という界隈が好きじゃない。
見てる人はわかるだろうが、活劇 刀剣乱舞というアニメではアニメオリジナルの審神者が出てきた。それではアニメ放送前より審神者のビジュアルが公開されていて、なら見るのをやめておこうと自衛できた。
舞台 刀剣乱舞の役者さんがそのまま映画に出ているというので、とても期待値が高く、映画の公開日から、自分が見るまでは、Twitterを閉じた。ネタバレを踏まないように
ネットもなるべく避けた。
正直、最初からクライマックスの手前までめちゃくちゃ面白かったのだ。
刀剣乱舞はもともと、看板キャラの三日月宗近をちょっと怪しいことをして疑われるが、本当は裏で暗躍している飄々としたキャラにする傾向があるので、あ〜またか〜とは思いながらもめちゃくちゃ楽しんでいた。
敵が刀剣男士になるという、プリキュアや戦隊モノでよくあるような展開で映画オリジナル刀剣男士の登場。
そして最後は、年老いた審神者(舞台、ミュージカルと同じく声のみの出演)の引き継ぎとして、小さな女の子が審神者になったのでみんなの前にお披露目!といったものだった。
驚きで何も考えられなかった。ショックだった。ショックや悲しいとかそんなことを言う資格はない(というかこんな批判してる時点でもう私は公式の求めるファンでもない)が、ただただ辛かった。公式に予告もなしでやられるとは思いもしなかったからだ。
映画の感想を検索すると、とても良かった!ネタバレは見ないで見て!と言った感想で溢れていて、それなのに自分は映画に対して良い感想が1つも出てこない。良かったはずなのに。
そんな自分がすごく嫌になった。
もともと供給が少ないこの界隈で、審神者というものが創作の中のひとつになっているのも承知で私はこの界隈に来た。
二次創作なら自衛すればいい、公式もアニメで審神者を出すと予告してくれたし、ミュージカル舞台は声のみの出演だから信頼出来るなんて思っていて、自分は勝手に裏切られた気持ちでいる。
自分の気持ちはここまでにして、映画オリジナル刀剣男士の登場のことを少しだけファンのエゴから言わせて頂きたい。
映画オリジナル刀剣男士は、前述したとおり、敵から刀剣男士になった。
ゲームからの派生の作品(アニメ、ミュージカル、舞台など)で、新刀剣男士は出てきたことないので公式からの新刀剣男士の発見法は今のところ映画であったパターンしかないのだ。
そう考えると、新しい刀剣男士はああやって発見されることを映画を見ていないファンは一生知らないかもしれない。
アニメ活劇とアニメ花丸では、時間遡行をする方法が異なる。もちろん映画もだ。
なので、公式はこう言いたいのかもしれない。
あなたの本丸では、ほかの派生作品では、新刀剣男士の発見法は異なるかもしれませんよ、と。
それを言われてしまえば、私は何も言えない。元々公式がそういうスタンスなのだから、それにいちいち文句を言うなら私はファンではなく、ただのアンチなのだ。
少なくとも映画が好きだと言える人からしたら私は正真正銘のアンチだ。
私の好き嫌いなんてどうでもいい。
オリジナル刀剣男士うんぬんもオリジナル審神者うんぬんも、全て私個人の文句だ。
映画は私の肌には合わなくて、勝手に裏切られた!悲しい!と喚いてるだけなのだ。
それでも、私は刀剣乱舞が大好ききだ。
結論:人気、でしかないのだから、こういう事を書くかどうかかなり迷った。しかし他に吐き出す所もないので、所詮チラシの裏と割り切って好きに書くことにした。
刀剣乱舞の新しいメディアミックスが発表された。発表を受けての正直な感想の一つが、
「ま、また山姥切国広〜〜〜〜〜〜………………」
だった。(実写映画化すること自体を含め、その他の感想についてはここでは一切触れない。)
誤解なきよう書き添えるが、キャラそのものに対する好き嫌いの話でもなく、各種メディアミックスの好き嫌いの話でもない。「売り方」に対する愚痴、あるいは悲しみかもしれない。
というか個人的には山姥切国広は非常に好きなキャラクターで、初期刀を選ぶ時には最後まで彼ともう1人で延々悩んだし、各種メディアミックス先での活躍は素直に嬉しい。
また、自分自身は各種メディアミックスもかなり雑多に楽しんでいる方だと思う。勿論それぞれに色々思うところがないわけではないが、違う本丸が沢山見られるのは楽しい。
だから彼が嫌いだとか、これまでのメディアミックスに対して物申したいとかいうことでは断じてない。(今回の実写映画化そのものについての話でもない)
前置きが長くなったが、つまり初期刀間の格差が悲しいというだけの話である。
山姥切国広は好きだしメディアミックスも楽しんでるし、人気の問題だって分かってるけど!!!初期刀の出番格差大きすぎない!!!???好きだよ好きだけど嫉妬するわ!!!!
チラシの裏だから以下好きなように無茶苦茶な長文を書き連ねるが、言いたいことはこれに尽きるし、実写映画もどうせなら初期刀5振りと三日月宗近とかいう組み合わせにしてくれればよかったのに………と思うというだけの話である。
山姥切国広だけではなく、加州清光も大概では、と言われるに違いないし、まあ実際そう思う。山姥切国広の名前を出しているのは、実写映画化の登場刀剣を受けての話だからというのが一つと、どうにもやっぱり山姥切国広の登場が加州清光よりも更に多いという勝手なイメージがあるからで、今までの話に全部加州清光を足してくれてもいい。
以下、初期刀5振りがそれぞれ登場したメディアミックスを書き連ねてみた。(花丸は全員出ていて、登場だけでは他への登場と同じウェイトとは言い難いため、実質主人公の一人である加州だけ記載。活撃も背景に映ってたとかは除外。)
加州清光:
花丸(一期) 初期刀
(花丸 幕間回想録 初期刀)
花丸(二期) 初期刀
刀ミュ 阿津賀志山異聞
刀ミュ 幕末天狼傳
刀ミュ 単騎出陣
刀ミュ らぶフェス 2016
刀ミュ らぶフェス 2017
歌仙兼定:
刀ステ 義伝
刀ステ 2018年夏新作
蜂須賀虎徹:
刀ミュ 幕末天狼傳
刀ミュ らぶフェス
刀ミュ らぶフェス2017
活撃
刀ミュ 結びの響
山姥切国広:
刀ステ 虚伝初演
刀ステ 虚伝再演
刀ステ 義伝
刀ステ 外伝
刀ステ ジョ伝
刀ステ 2018年夏新作
活撃
ざっくり言って、
・加州は花丸(実質主人公の一人)と刀ミュにおいて大きな役割を担っており、原作ゲームのCMも加州verがある。
・歌仙は刀ステに登場し、先日刀ステ2回目の登場も決まった。
・蜂須賀は刀ミュに一度登場している。
・陸奥守は活撃において第一部隊として活躍し(ただし彼は恐らく活撃本丸の初期刀ではない)、刀ミュの新作に登場する。
・山姥切は刀ステにおいて大きな役割を担っており(唯一全作品に出演)、活撃でも第一部隊の隊長である他、原作ゲームのCMもあり、この度実写映画への登場も決まった。
ということになると思う。
歌仙と蜂須賀はどちらも2.5次元展開に登場しているとはいえ、各回のゲスト感が否めないので、まあ主観的な判断ではあるが、出番が多いところに絞れば
陸奥守:活撃
辺りではないだろうか。(実写映画は勿論まだ何も分かっていないが、現状登場刀剣は8振りだし、唯一の初期刀なので、初期刀の中では大きく活躍するだろうという勝手な予想で括弧書きした。いや普通に初の実写映画登場は大きくないか。)
こうして見ると、やはり加州と山姥切は登場回数で頭一つ抜けている。「活撃は陸奥守の方がメインじゃん」と言われそうだが、明言はされてないものの恐らく活撃本丸の初期刀は山姥切だろうし、強い第一部隊の隊長として結構美味しいポジションだったと思う。メインじゃないとか言うなら蜂須賀か歌仙にそこ譲ってくれ!!
あと加州は刀ミュ全てに出ているわけではないので(その存在は大きいが)、全部に出ている山姥切の「沢山出てる」感は強い。刀ミュで初期刀についての言及はなかったような気がするが(正直記憶が曖昧なので誤りの可能性有)、刀ステでは明確に山姥切が初期刀だからかもしれない。
というか花丸二期は山姥切がかなり沢山登場しているような。なんだかちょいちょい見切れているし、メインで出るパートも結構多い。(とはいえ花丸は圧倒的に加州の登場が多いが。)いや沢山見られるのは嬉しいのだが、一期で薬研とか鶴丸が出番数で叩かれていたのを忘れていないので、大丈夫かとハラハラしつつ、「あっこれはいいんだ…?」と思わなくはない。(薬研については出番数だけの問題ではないということは理解しているし、花丸一期のキャラの扱いの賛否は全然別の話だがここでは割愛) ちなみにグッズ展開は加州の方が山姥切よりもやや優勢のような気がするが、最近あまりグッズについては知らないのでなんとも言えない。メディア展開の登場量とはまた少し違うので置いておく。
正直初期刀以外の刀剣男士の名前を出して、初期刀という括りではなく刀剣男士という括りで考えると、他にももっと凄い出番格差がある、という話にならざるを得ない。だが、各メディアミックス先の本丸には(名言はされずとも)初期刀的な立ち位置があって、5振りから1振りが選ばれているという現状(少なくともそう見える状況)では、やはり偏っているという印象は否めないだろう。
初期刀はそれぞれの審神者にとって特別な思い入れのある存在だろうと思う。いわゆる推しキャラでないとしても。複数のメディアミックスが展開され、「とある本丸」が沢山出現する中で、所詮「とある別の本丸」であるのだとしても、自分の愛する初期刀がどこの本丸においても初期刀でなく、特別な存在でなく、また他の初期刀に比べて出番の多い存在でないことは、悲しい格差であると感じる。
山姥切のようなアイデンティティに悩みを抱える造形のキャラクターは物語を作りやすいことも、所詮人気の大小だということも分かっている。別に気を遣って欲しいとか声高に言うつもりもなく、出番に格差があったとしても、多分今後も普通に原作をプレイし、各メディアミックスを享受するだろう。只々、「またか」「悲しいな」と思うだけで。繰り返しになるが、各キャラクターにも、各メディアミックスに携わる人々にも恨みがあるわけではなく、現実がこうなので普通に辛いという話でしかない。
CMが加州と山姥切の2振りしかないことも、なんだかなと思い続けている。5振り分もあっても流す枠がないのだろうし、原作ゲームよりもメディアミックス(特に2.5)に熱を上げている審神者向けという意味合いもあるとは思う。でも、「とある本丸」ではなく初期刀が5通りあって、なんなら近侍は70通りの可能性がある原作ゲームのCMが2振りだけというのはまあ悲しい。そもそもほCMの効果が謎なので(放送本数的にも。自分が見ていないだけの可能性はあるが)、割と道楽のような気もするがゆえに、余計に「どうせ道楽なら、70振りは無理でも5振り分作ってくれれば良かったのに」と思ってしまう。
好きなキャラを下げたくもないし、初期刀間の出番格差を感じたくもないので、実写映画は初期刀5振りと三日月宗近、辺りを登場刀剣男士にしてくれればよかったのになあ……………とつくづく思う。初期刀5振りなら文句つかなくないか。お話としても割とバランスの良いメンバーのような気がするし、初期刀勢揃いで格好いい戦闘シーンが見られたら嬉しいので、いつか初期刀5振りが一緒に活躍するメディアミックスができないものだろうか。刀派も元の主も関係なくても、関係ないからこそ、三日月とはまた違う刀剣乱舞の象徴である5振りが並んだ姿には、やっぱり特別な思いがある。
チラシの裏の落書きであるからついでに私怨だが、出番の多さやメディアミックス先の内容でマウント取ってくるのだけは許してないからな。山姥切の名前を出しがちになったことは私怨のせいではない、とは言い切れない。
どこかの誰かがもうとっくに言ってるかもしれないけど、この間の千秋楽で私は初めて見たので許して欲しい。
あと、刀剣乱舞のこともミュージカル刀剣乱舞のことも、知ってる前提で話すから本当にチラシの裏だけど、ごめんね。
自分のために書かせて欲しい。
今私は、なんで皆あの三日月宗近を受け入れて、なおかつなんで褒め称えられてるのか本当にわからなくて
疑問通り越して困惑している。
つわものどもがゆめのあと、いつもキャラとか物語に解釈違いを起こす友人がべた褒めしてたので、
なんか嫌な予感がするなーと思って千秋楽のライブビューイングを見に行ったんだけど、
嫌な予感どころじゃなかった。
このルールがあったから、過去の作品の中では他のキャラクターたちは、
自分の大切な人が死ぬ運命にあったとしても、涙を飲んでそれを受け入れてきた。
死ぬはずだった義経をこっそりと逃がし、物語は大団円を迎える。
混乱した。死ぬはずの人を生かして逃がすなんてタブー中のタブーではないか。
しかも話を見るに、それを実行したのは三日月宗近の個人的な判断で、主人から命じられたというわけでもないし、
彼がやろうとしていることを他の登場人物たちは誰も知らなかった。
彼は過去の人物に積極的に接触し、介入し、時には人心を操ってまで『義経を生かす』結末に歴史を操作した。
これが、ルールに反する行為なのは誰がどう見ても明らかだと思ったし、
皆彼のやったことに対して困惑するか、更に言えば怒るだろうと思った。
でも終演後Twitterを開いて飛び込んできたのは、三日月宗近を褒め称える言葉ばかりだった。
優しい、そこまで人間のことを考えていてくれたなんて、素晴らしい作品、今までで一番好き。
愕然とした。その後怒りがこみ上げてきた。
ちょっと待って。あなたも、あなたも、前作も前々作も見たはずだ。
過去登場したキャラクターたちが、ルールと自分の心の狭間でとても苦しんだことを知っているはずだし、一緒に涙を流したはずだ。
三日月宗近がやったことが許されるなら、あの時彼らが苦しむ必要なんてなかったじゃないか。
みんなみんな、つじつまをあわせて助けてしまえばいいじゃないか。
だって、これが許されるんだから。あなたたちは許したんだから。
歴史というのはいろんな解釈があるからルートは一つじゃないとか、
今回はこのルートが成立する条件が揃ってたから~とかいろんな解釈を見た。
私だって義経生存説は知っている。でも問題にしてるのはそこじゃない。
その前提があったとしても『独断で、誰にも相談無しに積極的に歴史に介入した上で、自分の思う通りに操作していい』と三日月宗近が思っていることが問題なのだ。
そして彼はそれを『悪いことだ』と思っていない。
彼は今剣に義経を殺させないことで義経とともに今剣自身にも救いを与えようとしていた~とか、そんな感想も見た。
救いを与える、ってなんだ。今剣は三日月に救いを与えられなきゃならないほど、か弱い存在なのか。お前何様だよ。
私から見ると彼は『相談無しに独断で仕事を進めて、俺は仕事ができる、と思っているタイプ』にしか見えない。
べた褒めしている人たちは、彼がルールを破っている、ということに関してはどう思っているんだろう。
それがわからないし、そういう意見も見かけないのでとてもなんというかすわりが悪い。
過去の作品で歴史を変えてはいけない葛藤について、涙を流していた人たちがいるからなおさらだ。
前々から、ミュージカルの三日月宗近は、どこか他の刀を見下しているように感じることがあるのが気になっていた。
これが許された脚本とこれを許した空気があるのが信じられずにいる。
刀剣乱舞は事前登録をしていて、結構楽しみにしているゲームだった。実際、サービスが始まってからもそこそこやりこんだと思う。けれどどうしても三日月宗近の事が好きになれなかった。でも友人や周囲のひとは皆して「三日月かっこいい」「綺麗」「じじい好き」と言うものだから、これは私の感覚がおかしいのかなと悩む事もあった。ゲームのキャラクターひとりに振り回されるのがバカみたいだなとも思ったけど。
三日月宗近(本物の刀の方ね)が天下五剣のひとつで、所謂「すごい刀」だって事くらいは知ってる。知ってるから、ゲームの中でもあれだけキーポジションと言うか、メインキャラみたいに扱われてる事も納得出来る。新しいグッズが出たら必ず三日月がいる。雑誌媒体になっても絶対にいる。それが当然で、仕方のない事なんだとも思う。
でも、やっぱり、私は三日月宗近が苦手だった。
作品の中で嫌いな立ち回りというよりも、得体の知れない不安みたいな、なんかそういう感じで三日月宗近が苦手なのだと思う。
ほぼ全ての媒体に出てくるものだから避けようがない。私が好きな刀剣男士はそこそこグッズも出ていて人気もあるひとだったけど、そのひとを見たくても絶対に三日月が入ってくる。それが嫌で嫌で仕方なかった。ピクシブやツイッターで見かける漫画やイラストに不特定多数の刀剣が出てくる場合、必ずと言っていいほど三日月はその本丸にいる。メインとなっている刀剣や審神者に三日月が助言をする…っていうのも何度も見た。それもまた苦手だった。
アプリ版が配信されて、私は出先でも刀剣乱舞がプレイ出来るのだと思うと嬉しくなった。ちょっと放置気味だった本丸に帰ろうと思った。アプリのダウンロード特典だか事前特典だかは、レア太刀である三日月と小狐丸で、アプリのアイコンは三日月だった。まあこうなるだろうなってのは予測出来たけど、それでもスマートフォンの画面に三日月がいるのが嫌で、近侍や育ててきた刀剣たちに申し訳ないと思いながらもアプリを削除した。
ミュージカル刀剣乱舞の出来は素晴らしいとツイッターで何回も見た。好きな役者さんも出ていた。けれどやっぱり三日月宗近が当然のようにそこにいて、結局一度も観に行く事はなかったし円盤も買わなかった。加州は加州単体なのにチーム三条と平安組がひとくくりにされているのが自分でも分からないけどイライラした。実際に観に行ったらイライラも解消されたかもしれないし、加州と三条組の関係も好きになれたかもしれないけれど、でも無理だった。
ゲームが始まってからのろのろとそんな思いを抱えて、だらだらと大坂城を掘って、たまに公式の写真を見て、と、ぶっちゃけ惰性になりつつあったと思う。
そんな中でアニメ化が発表された。大好きなあの刀剣男士が動くのだなと、嬉しかった。ちょっとやる気が出た。でもそれと同時に「どうせ三日月がメインなんだろうな」と言う気持ちが湧き上がってきて、そんな自分が嫌にもなった。
まあ案の定ufoのアニメは三日月がメインのPVが出されて、そんなもんだよなと思った。でもきっと走り回って戦って主、って呼んでくれる私の大好きな近侍はかっこいいだろうから耐えたいなって思った。一方で花丸はアニメが始まるまで三日月の姿が出てこなくて、これはもしや、と思ってしまった。
三日月宗近がいないアニメが見られるんじゃないかと、期待してしまった。
実際どうだったかと言うと、花丸5話を見たひとはご存知だろうが三日月は出てきた。っていうかOPで刀剣男士大集合!みたいな感じを出した時点で三日月が出てくるのは明白だったし、やっぱりか、と思う事もあった。それはまあ仕方ないよねと割り切りたかった。
それでも4話まではすごく、何の辛さもなしに、純粋にテレビ画面を見ていられたと思う。加州が、安定が、燭台切が、乱が、次郎が、画面の中ではしゃぐ姿を見て、あぁ、こういうのだよ。だなんて思っていたような気がする。来週は三日月が出てくると知ったときも、この調子なら耐えられるんじゃないかって思った。
耐えられなかったから今これ書いてるんだけどね。
Aパートのホスト風はすごく、すごく幸せでした。そこまでで限界でした。Bパートの三日月が、言っちゃ悪いけど、明らかな三日月贔屓みたいな描写が、ほんとうに、心からいやでした。
三日月の打ちのけがあって、瞳も特徴的で、性格にもインパクトがあって、プレイヤーのほとんどが彼の事を好きなんだろう。だから需要に対して正確な供給なんだろう。視聴者やプレイヤーが望む三日月宗近は間違いなくあれで合っていたのだろうと、思います。
でも私は、私が苦手な三日月宗近が、私の苦手な形で顕現して、今後も花丸に出ずっぱなんだと思うと正直しんどいなと思います。そんな事言うなら花丸を見なければ良いだけなのかもしれませんが、それでも私の大好きな刀剣男士が動くところを見ていたいから、見ます。CDやBDも予約して購入します。
ただ5話(正確にはBパート)を見返す元気もなくて、ああそうだ、匿名ダイアリーなら吐き出してもいいかな、ツイッターじゃないしな、と思った次第でした。
■おそ松さん (172395件)
一松 59132件
カラ松 47950件
十四松 47583件
おそ松 31110件
トド松 27981件
チョロ松 27398件
■刀剣乱舞 (172190件)
鶴丸国永 23611件
加州清光 16678件
燭台切光忠 13829件
へし切長谷部 12145件
一期一振 11968件
山姥切国広 10772件
薬研藤四郎 10054件
大倶利伽羅 8809件
同田貫正国 5799件
鶯丸 4392件
※非公式人気投票から上位10人選出(全部見るのがめんどくさかった)
http://twisen.com/election/index/3418
三日月宗近 22442件
■私見
総数が同じくらいでも内訳は違う
会場に着いたのは17時半頃。マルイ2階入口からエスカレーターで9階まで上がり、階段で11階まで登りました。
階段で登っている時は驚くほど静かでシンとしていて、本当に公演があるのか?と不安になってしまうほどでしたが、11階に着いた途端ざわざわとにぎやかな声が。
会場手前では入場を待っている人や、椅子に腰掛けてのんびり待っている人でいっぱいです。
奥に進むとトレーディング商品を購入した人達が交換をするスペースがあり、ごった返していました。
そこを通り抜けると物販フロア。ここではチケットを持っていなくても買えます。
まずは事前に買ったトレーディングブロマイドセットを引き換え。
次に物販コーナーに並びました。と言ってもまったく混んでおらず、すぐに会計へ。
在庫は売り切れなし。素晴らしいです。
パンフと個人ブロマイドをいくつか買い、持ってきたバッグにしまって開場を待ちました。
トレーディングブロマイドは何が来ても大事にしようと思っていたので交換はしませんでした。
18時になり入場開始。
ですが、18時30分までは椅子には行けず狭めなロビーで待つので、30分まで外で待機していた方が良さそうです。
今日の席は2階席3列目通路寄りです。シアター1010の2階席は初めてでした。
シアター1010の公式サイトをよく見ると分かりますが、転落防止の柵があります。
ここはなぜか上手とセンターブロックの間、センターブロックと下手の間の柵だけ高く延長されています。
2階席で通路寄りになるとこれがもれなく視界に入ります。
公演が始まるとまっっったく気になりませんでしたが。むしろ脳が柵だけ透過処理をしてくれました。
19時、公演開始です。
冒頭は本能寺炎上から。明智光秀と森蘭丸の対峙から始まります。
二人のやりとりを眺めるように宗三左文字が登場。
声にびっくり。ゲームで聞く声によく似ています。役者さんすごい。
オープニングはまさかの刀剣男士そろい踏みによる生歌でした。うわーかっこいい!!
あ、これはにやける…!と頬の内側を噛んでぷるぷる震えてしまいました。
声が!びっくりするほど声優さんに似ています。声帯コピーの技を持っています。確実に。
所作が美しく、優雅。役どころは山姥切国広のサポート兼保護者のような相方と言った感じ。
序盤で「だいに、第二部隊が…」と台詞を噛んだ三日月でしたが、初日ならではの緊張感ですね。お茶を飲み、酒を飲み、茶菓子を食べ、マイペースな三日月ですが、戦うシーンは流石の一言。とにかく麗しい。ひらひらと狩衣を捌き階段を飛び乗り、立ち回ります。
・山姥切国広
これで綺麗なんて言うななんて言う方が無理。美しい。
ボロ布を常に頭からすっぽり被ったままですが美しい。
殺陣も見事。鞘を盾のように使う戦い方に技を感じました。
初期刀で当初は近侍であったものの、過失から近侍を降りている経歴持ち。審神者からまた近侍の命を受け苦しみながら奮闘する役です。ゲームをよく勉強してこられたのか、話し方が声優さんにいました。
・宗三左文字
これまた麗しい!!佇まいが可憐で優雅。けれども殺陣は迫力満点。
2階席からでもたまに見える素足ががっしりといているのが分かります。
本能寺で悩み、苦しみながらも不動行光を支える役。
・江雪左文字
戦いは嫌いですと言いつつ敵をなぎ倒す姿は鬼神。
小夜を案じ、左文字長兄としての優しさを見せる江雪。
終始取り乱すことなく常に落ち着いた動作が印象的でしたが、仮に真剣必殺されたらみんな泣くしかないと思いました。
・小夜左文字
スーパーアクションスター小夜ちゃん。短刀を操り、足技を繰り出し、バク転します。
一番身のこなしが素早いです。観ていて楽しい小夜ちゃん。
・薬研藤四郎
宗三の相方的な立ち位置。へし切り長谷部に対し「その名前、俺は嫌いじゃないぜ」と言ったり、不動行光を気にかけたりとコミュ力高し。
・へし切長谷部
一番面白い人。馬当番をこなします。近侍に再任命された山姥切国広にジェラシーします。
紅白戦では燭台切光忠と対戦。大柄な光忠に対し、斬り合いを軽やかにこなします。
信長を守るために光秀を討とうとする不動を、背後から斬りかかろうとする姿が印象的でした。
・不動行光
本作のキーパーソン。演技の一つ一つが迫真に溢れていて素晴らしかったです。
再開した蘭丸を抱えあげてくるくる回転する不動くんは本当に本当に嬉しそう。
序盤はよたよたしていた不動くんが、終盤で強く成長した姿に感動。
・一期一振
物腰穏やかな話し方に加え、凛とした殺陣。立っても座ってもサマになる一期。
台詞はさほど多くないのですが、無言の演技が出来る方だとお見受けしました。
殺陣はダイナミックで鮮やか。ラスト、傘を持って挨拶をする仕草が紳士然としていて素敵でした。
・鯰尾藤四郎
唯一の脇差だから年少組に入るのかと思いきや、小夜と一緒にいる時は保護者らしく振る舞う鯰尾。
脇差と足を使い素早い身のこなしで演じる殺陣が印象的。背後から忍び寄る鶴丸に振り向かないシーンはアドリブかな?はきはきとした物言いがゲーム版とよく似ています。馬糞は投げません。5月7日が役者さんのお誕生日とのことだそうで行きたかったなあ。兄弟だからか一期と一緒に戦うシーンが多いです。
・燭台切光忠
食べ物担当。毎公演、彼が提供する食べ物は違うそうです。その場面は毎回アドリブですね。
殺陣はダイナミックそのもの。にもかかわらず格好良さを忘れない戦い方が燭台切らしいです。鶴丸とよく一緒にいます。仲がぎくしゃくしそうな本丸を見て二人で紅白戦を提案するなど年長刀としての役割を認識しているようです。
・鶴丸国永
重くなりがちな本丸の賑やか担当。落ち込む山姥切の肩を叩いて慰めたり、不動の甘酒を欲しがったり、細かい演技が光ります。
戦闘は、太刀を肩にかけて飄々とこなすかと思えば豹変して雄々しく闘います。
敵に放つ掛け声が一番荒々しく、男らしさを感じました。
◼︎個人的に印象的なシーン
迫真の演技は圧倒的。死んでいるはずなのに生きようとし、まだ尚信長を守る姿は
・光秀全般
光秀でないと刀剣乱舞としての本能寺の変を掘り下げられないからですね。
蘭丸と二人で登場したカーテンコールは一際拍手が大きかったです。
・三日月と山姥切
織田刀が織りなす本能寺のテーマと並行して進んでいたテーマだと思います。
三日月が月を見て「おぬしも月を照らす陽の光となれ」と山姥切に投げかけるシーン。
それで山姥切は近侍の決意を固めます。その後窮地に陥った三日月の助けに入り山姥切は
「月(=三日月宗近)を照らす陽の光となる!」と宣言します。三日月は「ずいぶんすすけた陽の光だな」と応えるわけですが、熱い。少年漫画のようです。
これ以前の場面の紅白戦で一騎打ちになった時もしつこく追いかけてくる三日月に山姥切が「このクソジジイ!」と叫んで立ち向かうシーンも熱いです。
ラストで三日月が自らの破壊を匂わせる台詞がありましたが、あれは現実にならないとほしいと思います。
刀ステの山姥切国広は仮に三日月が折れたら二度と立ち直れない気がします。
◼︎全体の感想
2.5次元は初めての鑑賞ですが、エンターテインメントに優れていて素晴らしい出来栄えでした。
初日は友人が当選してくれて入れました。6日に自力当選したのでもう一度観劇できます。
今回は二つのメインテーマを重点的に観たので、次回は別視点から楽しみたいと思います。また思うところがあったら感想を書きます。
いろんな反応があるなあと思って見てるんだけど、
一部の太刀が多分システム的な問題?で太刀から打刀に変更になったことを残念がってる人に対して
それは打刀に対して失礼だっていうけど、ぶっちゃけそんなこと言ったら
こんなでたらめな運営してる公式が一番失礼なんじゃないの?と思う
ただのゲームだと割り切ってるなら失礼もクソもない、実際に能力落ちてるのに降格じゃないって
じゃあみんな大好き三日月宗近さんも打刀にしちゃいましょうね~って言われたらどうすんの?
ほんとに降格じゃないって思う?
あと今回対象になった太刀がよくハズレだって言われているからこれで少しでもそう言う人が減ったら、っていうの。
それは多分無理だと思うなあ。結局打刀自体本当に一部の激レアを除いて大抵の人が出たらがっかりしてるじゃん
また1:30だ~;って言ってる奴が打刀馬鹿にしないで;とかどんなブーメラン投げてんの
そこまで愛着持ってるならボスドロップはず~~~っと打刀になるように祈っておくよ