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はてなキーワード: 時代考証とは

2017-09-19

anond:20170919113647

池波正太郎時代小説なんかは、

もちろん時代考証もしっかりやってるんだけど、

それでも登場人物の立ち居振る舞いすべてが江戸時代文化に忠実に再現しているわけではなく、

あえて虚構を持ち込んでいると聞いたよ。

8割の真実に2割の虚構くらいで考えたらいいんじゃないかなぁ。

2017-09-07

おんな城主 直虎』のおかっぱの髪型

あれ何とかならないの?

時代考証で正しいのかもしれんが、

そこは脚色して、今風なカッコいい髪型とかに出来ないの?

どうみても笑かしにかかってるとしか思えない。

あんな格好させられて

柴咲コウが可愛そう

2017-09-06

https://anond.hatelabo.jp/20170906191939

漫画どころか天下のNHK大河でやってるわけだが

色々時代考証とかうるさい大河医療描写の考証が入ってないとは思えないけど

大河でも話の都合が優先・細かい事は気にすんな、ってのも時には許されるって事かな

(そこまでして入れたい描写だったのかとも思うけど)

ついでに政次槍ドン死亡について「心臓刺されてから死ぬまであんなに喋れるわけないだろ」と突っ込まれてたのは

心臓ではなく肺を刺されたとしたらあり得る」と解説してる人がいて面白かった

https://bushoojapan.com/scandal/doctor/2017/08/24/103472

2017-06-21

ウェブ漫画時代考証

comicoで読んでいた少女漫画主人公の両親の回想エピソード(16年前の話)が出てきたのだけど、連絡手段スマホラインなわけよ。

作者が若いのだろうが、編集はなぜそのままで通すんだ。コメント欄でつっこまれまくってたけど。(主人公の生きてる時代が明示されてないので回想エピソード現代もしれないという擁護もある。これまでの描写未来ゼロだったけどね)

話の本筋に関係ないところにケチ付ける方が野暮なのか。16年前なら連絡手段固定電話か折りたためない携帯かねぇ。資料を探して描くのが大変なのかな。

2017-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20170525093419

日本最大の放送局であるNHKが専門の時代考証役職をつけてる、半分意地でやってる年に1、2本しか作られないドラマ比較対象にする時点で話終わってるじゃん。

それは一般的には難しいって言うね

2017-05-24

http://anond.hatelabo.jp/20170524104460

しろ乙女ゲーというか少女漫画というかそういうのでありがちなパターンを思いっき皮肉ってるのではないか、と思う。

イケメン婚約者、その婚約者の為に他の男の求婚を断り独身を通すヒロイン、愛し合ってるのに結ばれない二人、

そして非業の死を遂げる婚約者とその志を継ぐヒロイン、美しい初恋の思い出…

と言うようにいかにもそれっぽく関係性を持ち上げておいて

実はそのイケメンは他の女にも同じような事ばかりやってるただのスケコマシのクズでしたー、ってさ。

スイーツ大河とは呼ばせねえぞと言う制作側の意図があるんじゃないか

これまでの、爽やかイケメンとして描きながらどこか腹黒さや胡散臭さも感じさせる脚本も上手いし

歯の浮くようなセリフを言いながらやはりどこか心がこもってない薄っぺらさを演技で示した三浦春馬も上手い。

そういう面を見せないで視聴者を完全に騙してしまうと騙された!となるし

そういう面をあからさまに見せてしまえば何で主人公あいつのクズさ加減に気付かねーんだよと視聴者イライラ、となるけど

絶妙な匙加減だったから、視聴者も「あい胡散臭いけど深読みし過ぎかな」程度で収まってたし

いざ公式クズさ加減が示されても視聴者も「ああやっぱりクズだったのか」となるだけで不満は出ない、という。

つかNHK時代考証的に、戦国時代にスケコマシという言葉を使っても許されるのかよ。

2017-03-19

http://anond.hatelabo.jp/20170319074152

音楽に対するカテゴライズに敏感になっている部分があるんじゃないか

2ちゃんねる設立当初から戦争映画スレッドには必ず軍事オタが湧いてきて、

時代考証のここが変だとか装備品のここが間違ってるとか兵隊描写おかしいとか、

あの兵器あんなに威力無いとか、当時の日本兵はこんな事言わないとか言い出して、

映画その物の評がまともにできたことが一度もない

ジャズ警察もあれとおなじやろ

2017-03-16

春のドラマが楽しみな増田酢魔並シノタガマラドのルは(回文

雪が溶けて川になって流れてゆきますぅ~

ヘイヘイヘイ!

先生男子が春眠暁を覚えてくれません!!!

卒業できない恋もある、

そんな斉藤由貴の曲を

コバのアコーディオンとともに過ぎ去りし永遠の日々をお送りしたい。

そんなおしゃれカンケイ

いつまでも卒業式前日だったらいいのに!

暮れなずむ街に水戸黄門の声がとどろく金八先生水戸光圀公も楽しみだわね。

そう思ったらBSしか見れないのね。

悲しいわ。

で、あの時代時代考証的にハンガーが無かったか

一体どう戦うのかしら?

でもそんなの無視して

オーパーツ的に場違いな加工品として登場してもいいわよね。

針金のハンガーじゃない!って

怒られそう、木のヤツ木のヤツ!って

あれでバシバシ戦って欲しいわ。

そんで、印籠も出さないで毎回勝っちゃうの!

助さん格さんも出る幕がないというか、

そんで、決めゼリフは

思えば遠くへ来たもんだ!って終わるの。

帰り道が分からなくなって一堂ズコーってコケるの。

そんな水戸黄門シリーズ6。

黒船でやって来た、

ペリー役のジェイソン・ステイサムと戦って欲しいわ。

そんで、金八先生ばりの演出で、

最後足立区柳原二丁目荒川堤防河原に二人寝転がって、

おまえ強いなって言い合うの。

それで国交樹立ってわけ。

関根勤ペリーの演技指導するのジェイソン・ステイサムによ。

それ考えただけでワクワクしちゃうわ。

でも、

放送BSなのね。

見れないわ~。

悲しい。


今日朝ご飯

タマサンドがなかったのでハムタマゴと

ジャーマンポテトサンド

ジャーマンってなんのことなのかしらね

スープレックスのこと?

あいいか

デトックスウォーター

オレンジイチゴミックス。

混ぜるよりも単品の方がいいかな。

私はそう思いました。


すいすいすいようび~

今日も楽しく頑張りましょう!

2017-03-12

http://anond.hatelabo.jp/20170311235008

その説なら完璧ですね!

それを信じればいいんですか?

時代考証とかエピデンスとかもいらないんですか!?

右翼ってすごいですね、その発想はありませんでした!!

なんだかとっても気が楽になりました!目の前の霧が晴れた気分です!

ありがとうございました!!!

2016-12-09

この世界の片隅に」はVR映画

意味不明タイトルをつけたが、そういう感想から仕方ない。

この世界の片隅に」はという映画原作も含め)は時代考証レベルを超え、(考現学というのかな?)

生活習慣や風俗文化地理建物看板放送局アナウンス、雑踏に響く声、当時の気象

その時代、そこに暮らしていた人の佇まいなどを、

背景に至るまで徹底的に調査して描かれた作品らしい。

で、この映画を見た感想はVRだ。

ヴァーチャルリアリティ映画昭和時代を描いたアニメだけど。

時間と6分、昭和10年から20年までの広島や呉で暮らしていたような錯覚を覚えるようなVR感覚であるヘッドマウントディスプレイ感覚

このようにありとあらゆる情報テキストというか記号イメージ)をぶち込んでいくと

「3次元でも360度映像でもないのに、人間はVR感覚を味わう」という、新たな発明をしたので、ノーベル賞級の何かだと思う。

従来の作品では、「戦争という非日常」を強調していたが、

この作品では生活描写を主、戦争日常として描く

従来の作品では主人公は「特別で有徴」の人物だが、この物語主人公はほんとうに「普通女性であり無徴」である

名前は「すず」。元素記号でいえば Snなんだよな。つまり主人公ではない。「すずさんはモブ」なんだよ。呉や広島暮らしていた人の一部なんだ。

(逆に言えばそのことで、あの時代の呉や広島暮らしていた人たち・・・それどころか戦前のありふれた日本人全員が主人公になりうるという効果)。

どこまで「片隅でありふれたもの」を精密に描こうとしていたのか、作者の執念が伝わる。呉の家も片隅にあるし。

とくに日本人にとっては

戦前戦中という「過剰に語られてすぎてブラックボックス化していた世界」の壁を破壊し、

「思い出すための橋を渡した」という意味で、とんでもなく価値のある偉業だと思う。

戦争のことは置いておいても、

昭和時代あの日本家屋で、記憶の奥底にある、あの家で「我々の父祖はどういう気持ちで日々を過ごし、何に勤しみ、何を守り、何を失い、どんな生活をしていたか

「どういう気持ち結婚たか」というものはもはや思い出せなくなってきている。あの手触りや匂い。30代の自分物心つく頃のギリギリ覚えてるあの感覚

それをマンガアニメにして固定化させたわけで。

昭和戦前を描いたマンガ映画なんかいくらでもあるけど、

これだけなんだよほんと、

はじめて「ああ、これが戦前、これが私の祖母!これが私の祖父!」と思えたのは。

もう消えてしまった記憶を「やっと思い出した!」という気持ちが強い。実際あの日本の町並みや人々の生活は消えてしまった。思い出せるはずがないのに

、ほんと時代的にギリギリのところで、「記憶も記録も感覚ハードディスクごとフォーマットされる寸前のところ」で思い出した感じ。

ほんとこれは偉業だし、日本人歴史意識…というか「民族アイデンティティー」のレベル重要作品になるんじゃないかと思う。

原作こうの史代さんは「これは私なりの解釈です」と書いてたけど、私はその解釈を、全力で選びたい。

2016-11-30

http://anond.hatelabo.jp/20161128234150

原作読み終えた。

とにかく絵が雑で表現も荒いので読み終えるのに相当気力がいる。

画力としてはプロレベル以下。

要約すると広島出身の作者が母の故郷でもある呉を舞台に当時の時代生活

細かな資料とともに追っただけの話。

そこに大した主義主張とかはないといっていい。

漫画では資料に大きな枠を割いてるのでそこが時代考証的にこの作品の売りと言っていいだろう。

ストーリーに取り立てて感動する要素はない。

戦争物でよくある身内の人が亡くなるという程度。

ぱっと見そこにうまい演出悲壮感もあるわけでなく淡々と進み

何か後に残るものもない。

しろ何か腑に落ちない印象。

あとがき見ると作者の死生観が分かる。

「死んだことがないので死が最悪の不幸であるかどうかわからない。

他者になったこともないので命が尊さや素晴らしさもわからないままかも知れない。

死の数で悲劇の重さを量らねばならない戦災そのもの理解できてない。」

これが作中に描かれてる違和感なんだなと思う。

作家がどういう意図で何を書こうと自由だが

このような無理解のままのスタンスが万人受けできるだろうか?

戦争物を扱った作品としては危うすぎないだろうか?

要するに戦争とか命の重さってよくわからないけど自分の生まれ土地と母の出生地

呉を舞台漫画にしてもいいよね?資料もいっぱい持ってるし。

特に言いたいこともないけど資料見ながら後は適当ストーリー作るんでってのがこの作品本質なのだから

2016-11-27

この世界の片隅に」と「君の名は。」の1年後の評価は?

この世界の片隅に」が「今年一番の映画」とか「君の名は。を超えた」とか言ってる人がいて、どうにももやもやするのよ・・・

人間、新しい感動をしたら古い感動は上書きされるじゃん?後出しの方が良い印象なのは当然じゃん?

両方の映画への記憶距離感がだいたい同じくらいになる来年の今頃、公平に見たらどっちが印象として残るだろうなぁ、と考えると、「郷愁」が感動の原動力になってる映画よりも、「美しさ」と「非現実感」が原動力になっている映画の方が、長く記憶に残ると思うんだよね。

というか、「監督が、貧窮極まってみんなの力を借りて作りました。徹底した時代考証戦時中広島再現しました。」って、これポリコレ的に叩いちゃいけない映画じゃん。キネ旬で評者全員が★5つの時点でなんか闇を感じたんだけど。「物語が進むにつれて、どんどん声優としてハマっていくのん」という一部の評も、「最初の方は聞くに耐えない」というのをオブラートに包んだ言い方だから!そもそも8歳の女の子の声を23歳の女性が素で演じるだけで違和感半端ない。話も連載時の細切れの挿話をきっちり入れようとして、全体としての筋は見えにくくなってるし。セリフは「スフなしの純綿」とか素で言って10~20代に勝負しかけてるのは良いと思うけど。

あとは、背景の止め絵や紙芝居が多くて、「制作費なかったんだなぁ」とは思う。動かすところはきっちり動かしてメリハリ付けているのは感心したけど。成功して、がっつり収益でたら、AKIRAみたいに動かせなかった所の修正とか、カットせざるをえなかったリンさん話を入れたり、自分代用品扱いする暗黒すずさんを描いてほしいとも思う。

翻って「君の名は。」、これ制作費どれくらいかけてんのよ?ありえないくらい綺麗な絵が、キャラクターが、よく動く。ストーリーも先が読めない分、驚きと感動があるし、過剰ながらも良いボーカル曲は、それを聞き直しに行くだけのために映画館に足を向かせる力があるし、興行作品として王道で真っ向勝負してきているのが分かる。

まぁ天文学的にはアレだけど!観客が皆、真っ先に突っ込むテレビに映る彗星軌道の場面!映画制作中に関係者が誰も気付かない時点で日本人知的レベルがよくわかったよ!というか!そもそも彗星が月軌道の内側に入るとか!彗星から隕石が分離するとか!それが一晩で落ちてくるとか!しかも千年前と同じ場所に落ちてくるとか!よく天文関係者は血管切れなかったなー。

人間、ここまで怒りゲージが吹っ切れると、ずっと記憶に残るもんだよ。デビルマンみたいに、ね。

2016-11-25

こうの史代の良さも分からはてブ原爆祈念館もムカつくという愚痴


見ても読んでもいない奴の雑多な愚痴自分語りなので
お好きな方と良識的な方はそっ閉じしてください。


縄と蟹の次に出たあれの周りの話をする。戦車でもなく。
まず原作者の話をする。それから反応と原爆の話。

一応こうの史代は読んだんだよ。「夕凪の町 桜の国」って本だけ。
良いには良いんだろうけど、あれ言うほどすごいか
マンガ全然読まない人生だったから正直わからん

あれなんで登場人物を上から写すコマが多いの?
「町の中で生きている一個人であることを強調するため?
だとしてもあれほど多用されるとかえって作品世界に入りづらかった。
一度同一化させた上で俯瞰を使うと逆に受け手が引き込まれる、というのは分かる。
でも同一化できないまま俯瞰連打だと本当に他人事しか見えない。

「桜の国」の回想で字や細く薄くなる部分も、
回想であることを視覚的に表現しているんだとしても
描写の細かさが普段コマと変わらないから単に見づらくしただけに見える。
トイカメラトイカメラ風加工アプリの違いっていうのかな。
それぐらい回想が鮮明な記憶だったから?だとしてもギャップは付けないと伝わらなくない?

すごいがんばって勉強して書いたんだなあとは思うけど
マンガとしてあれがめちゃくちゃすごいとは思えなかった。
もっと手塚治虫とか読めばすごさが分かるのかな。
別のコマ伏線がどうとか時代考証がどうとか言われてもだからどうしたとしか思えない。
何が描かれてるかじゃなくて、どう描かれているかの話が俺には大事だ。

つか、同時に借りた高野文子絶対安全剃刀」の方がすごかった。
バカな俺でもすごさが分かった。観音様のやつヤバい。なにあの出だし。
おばあちゃん閉じこめたシーンとかも実に恐ろしかった。
こういうこと書くと高野文子ファン迷惑だろうけど。

んで、こういうこと書くと
感性の違いなのかな^^;」
「歳を取ったらわかってくることもあります(笑)
みたいなマウンティングゴリラズが出てくるわけじゃないですか。
そりゃあ信者死ねになるでしょう。
説明する気もなく「わかってる俺たちすごいな!」「流石だな兄者!」の内輪ネタ踏み台にするだけなんですから
この構図を作られると作者が一番不憫でしょう。


でだ。
こないだクラウドファイティングがどうとかい記事あがってたわけだ。
公開前の「宣伝が少ないのは情報操作!!!」もバカじゃねえのと思ってたけど。

「まるで理解できない感性。」
増田はもう見なくてもいい。その分俺がいくから。」
繊細チンピラって無敵だよね」
現実感テーマでもある作品現実感否定するって何見てたのよ」
自分エンドロールに載せてほしかったのかな」

こういう「すばらしい作品は骨の髄まで全肯定して崇め奉れ」とわめくボケナスどもは
作品それ自体に対しても有害だって気づかないもんかね?

そもそもクラウドファンディングなんて内輪ネタの延長線上だから気持ち悪いに決まってんだよ。
誰がどんな作品でそれをやろうと乗っかれなければ「くっさ」としか思えない。
それでも名作だったら、つまり運良く内輪に入れた人たちなら、それはとても気持ちいいだろう。

上にあげたクソボケブコメ群は「内輪ネタへの抵抗感」自体全否定している。
この作品が良いと思った人は出資者出資者への感謝を込めたスタッフロール内輪ネタまでかみしめなければならない、
というファシズムじみた押しつけが発生している。
映画は名作だった、でもクラウドファウンディングのノリにはついていけなかった」
こういう感想があっても良いだろ。
というか、そうでなきゃ作品それ自体評価できたことにならないだろうが!

つーかこのクラウドファンディングで作るって手法
作品制作者をきちんと切り分けて読解するのには向いてないと思うんだよ。
作る前から情をかきあつめたり、作品の外側でストーリーを作ったり。
監督渡航だってファンディスクというかボーナスステージみたいなもんじゃね?
本来作れなかった作品がこうして生まれるのは良いことだけど、
作品それ自体がきちんと読解しにくくなるっていうのは善し悪しなんじゃないかな。
まぁネタ原爆だったり元プリンスさんみたいなことになってる人だったりで
最初から作品の外側にストーリー盛るマンマンだった恐れもあるけど。ねえか。ないと信じたい。


そういえば、原爆関連の小説を書いた林京子に関して中上健次が「原爆ファシズム」という言葉を出していた。
あれはどうも中上と林が同人関係だかで知り合いだったからこそ言えた話らしくて
身内でのゆるいツッコミだったらしいけど。

今回のアレもそのパターンに見えて仕方がないんだよ。
悪いけど俺ボンクラこうの史代の良さがわからいから。

ここで一段落自分語りを挟むから流してくれ。
関東住みだけど原爆祈念館には数年前行ってきたんだ。
思ったのは、恐怖の力で反戦を訴えても別の恐怖に上書きされるだけだってこと。
なんでわざわざ部屋暗くしてお化け屋敷みたいなライトアップする必要あるの?
正しいことを伝えるためなら手段は選ばなくてもいいってことか?違うだろ。
沖縄ひめゆり防空壕の語り部も同じ理由反吐が出る。
大事ものこそ恐怖を使って教えるなよ。地道な理屈を通すべきなんだ。

もちろん「夕凪〜」はそうではなかったし、きっと「この世界〜」もそうなのだろう。
そういうスタンス応援したい。原作者監督も主演女優も。
でもそれを受け取る側が「正しいことを正しく言っているからすごい」だと
結局原爆ファシズム作ったのと同じ消費形態なっちゃうんじゃねえの?

何にしてもそうだけど「感動リテラシー」ってやつを身につけなきゃダメなんだよ。
強く感情を動かす何かが本当はどうであるかを見極める能力、っていうのかな。
ゲーセン少女SS覚えてるか?
あいものネタとして楽しみつつ深入りしない距離感
あるいはああいものに蹴りを入れてもかまわない、
とにかく内容や思想技術を切り分けて考えるリテラシーが一番必要なんだ。

というわけで、誰かマンガとして、映画として評価してくれ。
いい感じの解説あったらよろしく。ネタバレはむしろ大歓迎です。

しかしまあ、作品を作るって大変だよね。
こうやって見てもいない奴にウンコぶつけられたりするんだから
そこはごめんなさい。

2016-11-22

百日紅この世界の片隅にの一番の違いは原作との向き合い方

http://anond.hatelabo.jp/20161122012731

百日紅」の映画版は一人の子供にシーン集中して原作が持っていた「花がどれだけ散っても意にも介さず一向に咲き誇り続ける」というタイトル意味完全に放りだしてたじゃん。「この世界の片隅に」は原作者映画監督が徹底的に時代考証して、実感ある世界を組み上げることに全力を尽くした。売り上げの違いはしらねーけど、この二つを同じって言われても困る。「百日紅」は漫画既読で見に行った自分としては到底満足できるものじゃなかったよ。

2016-06-10

[]10:増田の舌峰

 ついに増田家(士)と増田家(九)の野戦軍は増原の野で対陣した。

 まずは小手調べ。両軍の先鋒が刃を交える寸前、増田家(士)の武将が素っ頓狂な声をあげた。

「しばしまたれい!これは某が峠茶屋で町娘が隣で話しているのを聞いたのでござるが――」

(なぜ、峠茶屋に町娘が二人以上も!?

時代考証大丈夫なのか!!?

 釣りと分かっていても聞き入ってしまう。これぞ増田家得意の釣り増田!!

 耳を傾けていた増田軍(九)の先鋒は、いつのまにやら敵に包囲され、袋叩きの憂き目に遭った。

 劣勢の増田家にとって緒戦のつまづきは大きく、日に日に形勢は悪くなっていった。

釣り増田連鎖的波及力とは実に恐ろしいもので、時には歴史を変えてしまう事さえあるのだ。

前回

http://anond.hatelabo.jp/20160609123450

次回

http://anond.hatelabo.jp/20160611095343

追記:増田家(九)を増田家(十)と間違えて書いていたので修正しました。

2016-01-17

真田丸が良い

真田丸はほんとにいい。

 

まず主人公まわりがやたら現代的な価値観ゴリ押ししてこないのがいい。

天下とったわけでもない分際で反戦平和みたいなのを口に出す連中にはうんざりしてたんだ。

お仕着せのメッセージ性なんかいらん。ドラマが見たいのだ。

ポリティカリー・コレクトネスなんかいらん。そんなものはティッシュで丸めて捨ててしまえ。

メッセージ性のために精通するかしないかみたいな子供がやおら天下国家を語り出すようなのは脚本とも言えぬわ。

ティッシュ以下である

その点真田丸お茶の間共感ポイント「家族」に絞られてて、自然に見ていられる。

まぁ戦国では「家族だいじ」みたいなのだって通じないご家中もあるにはあるんだけど……。

真田家でやるぶんにはリアルと言っていいんじゃないかと思う。

 

かといってシリアス一辺倒ではない、現代っぽいノリのホームコメディ感もまた良いのだ。

大河コメディタッチはなにかと軽侮されるので扱いが難しいんだけど、

たとえば真田昌幸の老獪な食えない男っぷりを演出する描写とかと一石二鳥になっていて、

戦国ガチ大河ニュアンスとうまく共存してござると思う。

史実の読み込みから抽出してきた笑いどころを混ぜてるから妙な嫌味が出ないという気がする。

真田家の男たちがみんな演技一発でコメディシリアスの切替えを伝えられる巧者なのも効いている。

コメディシリアスの相乗効果が出てると言ってもいいくらいである。

 

たぶん真田丸も表面的なコメディ性の高さで一部には侮られる運命にあると思うんだけど、

時代劇リアリティって究極的には言葉遣いとか時代考証とかじゃないんだよ。

話としての面白さと納得性があれば、リアリティなんか後からついてくるのだ。

現代人に通じる言葉遣い、当時の自然言葉遣い、いかにもな時代劇語、

豪華絢爛なビジュアル、当時の自然生活感、過去作品オマージュ

あらゆるものを時宜に応じて適切に織り交ぜて、「面白い」と思わせれば勝ちなのだ

そうなれば多少の嘘は勝手に補完して見てもらえるし、

気づかれても演出必要だったと視聴者の内心に擁護する気持ちが芽生えるのだ。

言い換えるなら、内なる「重箱の隅つつきマウンティングマン」が死ぬのだ。

 

戦国幕末なんかを題材に取ると、得てして重隅つつきマンとの激しい戦いになりがちで、

定説配慮するあまり「後世完成した人物像」に寄せすぎた雰囲気キャラ作りになることもあるんだけど、

真田丸に限ってはそこに陥る心配もなさそうである

あくま脚本で描かれる人物像に沿ったキャスティングで、

家康なんていかにもまだぴちぴちの若だぬき感が残ってる感じで良い。

信長が生きてるうちからもう天下とってますが何か?みたいなオーラ全開の家康にも辟易していたのだ俺は。

明日とも知れぬ身の上の人間たちが織りなす群像劇から面白いんじゃないのか、戦国は。

せっかく一年やるのだから、役の成長を考慮に入れた演出も見たいのだ。

 

もちろん重隅つつきマンにも役立つ面はあるのだけど、そのへん話しだすとキリがないのでやめる。

とにかく真田丸は良い。良いだけじゃなく新しさも出る気がする。

でもそのへんを判断できるのはまだまだ先になりそうである。楽しみだ。

 

殺陣について言えば、もっと血が出たり腕や脚や首が転がるようなやつのほうが好みなんだけど、

今のところ妥協してます

2016-01-01

2015最終回まで見たアニメまとめ

クロスアンジュ

下品で汚くてアホみたいに勢いと生命力のあるロボアニメだった。

クロスアンジュの代わりになるアニメがない。終わって寂しい。

ユリ熊嵐

難解に見せかけて最後ストレートに熱い愛の話に着地したのが心地よかった、この監督毎回ほんま可愛い面白い

ジョジョ

面白くないわけがない四部アニメ化嬉しすぎる

純潔のマリア

原作者の真面目さに監督の真面目な時代考証が加わって重厚で見ごたえがあった。

物語

原作から面白いので面白くて当然、カップルがいちゃラブする話を面白く見せるって凄い。

食戟のソーマ

安定して面白かった

響けユーフォニアム

美しい画面に不快にならない程度にリアル高校部活空気感そして音楽説得力、久しぶりにさすが京アニと思わされた青春アニメの名作。

がっこうぐらし

最後が気になって完走。

うしおととら

ダイジェスト忙しい人のためのうしおとおらになってしまって悲しいが大好きなので見るしかない。

とらの声が理想的

シャーロット

たまに面白い回があるのと妙なオーラ最後まで行ってしもうたが終盤がっかりした

ルパン三世

全てのクオリティが高くて満足したが出来のわりには話題になってない感じ

ワンパンマン

文句のつけようがないハイクオリティ作画だった

おそまつさん

まさかおそまつがオタクブレイクするなんて夢にも思わなかったよ

鉄血のオルフェンズ

丁寧に捻らず進んでいるのに予想の斜め上を行かれている感じもする、なんかよく解らないがとにかく面白い。まだ最終回じゃないけど完走は間違いない。

2015-12-25

[]大久保圭「アルテ」4巻

★★☆☆☆

あらすじ

高級娼婦ヴェロニカに、偏屈じじいウベルティーノへの対処法を教えてもらったお礼の個人的肖像画プレゼントするアルテ。

館を去るときイケメンと目が合う。

その正体は、ヴェネツィア貴族ファリエル家のユーリ

アルテを見初め、ファリエル家の肖像画家として働いてほしいということと、わがままユーリの姪の家庭教師をしてほしいと工房を訪ねてくる。

今回断っても力さえあれば仕事ができる機会は必ずくるという師匠レオ言葉を受け、一度はユーリの申し出を断るアルテだったが、

レオの友人であり妊婦でもある寡婦ルザンナの苦境を救うべく、条件付きでユーリの申し出を受けることにするのだった。

感想

うーん・・・

なんかうまくいきすぎと都合よすぎってので相変わらず釈然としない・・・

元気に頑張る女の子が見れればいいって作者は前に書いてたけど、ほんとそれだけって感じ・・・

元気があればなんでも解決できるみたいな。

ストーリー展開も行き当たりばったり感が強くて、そろそろボロが出てきた感じがして残念。

描写は緻密だし時代考証もやってるみたいだけど、肝心のマンガ微妙だとあまり意味がない。

2015-12-13

NHK放送されてもいいんじゃないか?って深夜アニメ10

アニメEテレ再放送されるってんで話題ですが、まあ他にもこれいけるんじゃね?ってのはありますよね。

まああの局昔からいろいろアニメ放映してるんで、そもそもNHK向きってのが何なんだよって話ではありますけど。

んでまあ子供が見てもよさそう、健全そう、っていう作品をいくつかピックアップしてみました。(健全ってなんだ)

ちはやふる

これはもう有名すぎるほど有名な競技かるた漫画ですね。NHK的にはCCさくらで有名な浅香守生監督作品でもあります

いわゆる「スポ根ものであり、老若男女に自信を持って薦められる傑作です。

マンガアニメ化としては文句なしといえる出来で、素晴らしいです。

ていうかなんで日テレはこれを全日帯で再放送しないんですかね。金田一の枠にちはやふる放送してくださいよって前から思ってます

君に届け

これまた有名すぎるほど有名な少女漫画。そしてこの作品ものすごいピュアというか、めちゃくちゃ「健全なお付き合い」してる恋愛漫画です。

最近子供が見れる時間帯での少女漫画アニメが減りましたね。少女向けアニメ自体は元気なんですけどね。基本的玩具販促モノがメインです。

たぶん商売にならないんでしょうね。そういうときNHKには頑張ってほしいものです。

他にも「神様はじめました」「暁のヨナ」などの花とゆめ作品とか、少女漫画アニメ化最近深夜が多くて、なんだかもったいないなあと思うところ。

たまこまーけっと

一言で表しづらいなんとも難しい作品なんですけど、まあ「心温まる」系の作品といっていいんでしょうかね。

映画の「たまこラブストーリー」はわかりやすお話なんですけど、こちらはちょっと面白さを説明しづらいですね。

こういう独特の雰囲気を楽しむ感じの作品ってどうにも魅力を伝えづらいところがあるんですが、NHKにも「おじゃる丸」「カスミン」のような独特な雰囲気を持った作品というのがあって、

京アニ作品だったら「日常」よりもこっちの方がNHK向きかなあと思ったりはします。

よみがえる空 -RESCUE WINGS-

NHKというか学校の教材として使っても良いレベル作品です。ただ、重たい話なので、中高生以上向きですかね。

航空自衛隊小松基地舞台に、航空救難団小松救難隊の活躍を描いた作品で、航空自衛隊制作協力をしています

最近アニメやらなんやらでいろいろと言われがちな題材ではあるんですが、綿密な取材によるリアリティを追求した描写は本当に素晴らしいの一言

自衛隊アピールするんならこっちをもっと推した方がいいんじゃないかとも思うんですが、まあそれは置いておきまして。

月姫」「神様のメモ帳」などで悪評が目立つ桜美かつし監督作品なんですが、これを見ているか見ていないかで評価はかなり変わってくるのではないかと思っています

放課後のプレアデス

魔法少女もののようであり、ジュブナイルのようであり、SFのようであり、ガールミーツボーイな作品です。

視聴者の予想を裏切る展開が予測されがちになってしまった「魔法少女モノ」の中で、少女の成長をメインに最後まで真っ直ぐ綺麗に突っ切った作品です。

子供向けというか、子供に見てほしいって思えるような作品ですね。SF的な要素が少々小難しいですが感覚でなんとなく見れるようになっていますし。

ただまあ、大人が子供に見せたいって思うものほど、子供は見たがらないんですよね。

つり球

コミュニケーションが苦手な主人公真田ユキが宇宙人ハル釣りに誘われたのをきっかけに成長していく作品です。ボーイミーツボーイですね。

主人公のユキ君の成長の描写がとても良いです。釣りに楽しみを見出し、少しずつ仲間を見つけていく過程がとても丁寧。

夏休みとかに放送されたらとてもいいなあ、と思う次第であります

TARI TARI

P.A.WORKSが手掛ける、青春オリジナルものの第3作。少年少女青春を描いた気持ちの良い群像劇

まあ、同じく廃校阻止系青春ものですしね。いけるでしょう。

true tears」「花咲くいろは」と比べると爽やかさでは頭ひとつ抜けてます合唱が題材というのもNHK向きなところ。

有頂天家族

京都舞台に、下鴨家という狸の一家とそれを取り巻く人間やら天狗やらを描いた森見登美彦原作アニメ

なんとなくスタジオジブリを思い浮かべる人もいるかもしれませんけど、まあ当たらずも遠からずって感じではあります

家族もの」なのでアニメオタクというよりファミリー向けの作品なんですよね。

すごい面白いんですけど、深夜アニメビジネスには向かないよなあって作品こそNHKが取り上げるべきものなんじゃないのかとも思うところであります

大正野球娘。

これまたニッチなところのチョイスではあるんですが、面白いんですよ。

大正時代末期を舞台に、女生徒たちが野球に挑む作品

女性社会進出」という観点から見ても面白いんじゃないかと。NHKって朝ドラとかでそういうの好きですしね。

この作品、けっこう時代考証がしっかりしておりまして、大正時代描写が非常に丁寧です、NHK的にそれ重要

涼宮ハルヒの憂鬱

NHK向きとかそういうんじゃなくて、普通にいずれ放送しそうっていう話。Eテレとかは無理としてもBSとかでね。

とらドラ!とかもあり得そうな感じです。現在セーラームーンとかベルばらとか放送してるんでいつかは深夜アニメもそうなるんだろうなという希望的観測

2015-06-18

時代考証が甘い。

http://anond.hatelabo.jp/20150617214117

日本バブルで浮かれる時代はまだ遠い先の話で、当時の小さい出版社は、まさに爪に火をともすようなギリギリの状態でなんとか生き残ってるような有様だったように思う。

その時代ならば、原稿持込はまずは週刊誌だ。そして、「殺人を犯した元未成年」〔原文ママ:「未成年者」だろう?〕の代理人が編集部コンタクトを取ってきたとして、その編集部が「本人の名前も顔もわからないし、ただ彼が犯した罪だけは知っていた」などという有様である上に、「そこから約一ヶ月」の間、悠長に「社内を二分して大激論が交わされ」ている間に、その代理人氏がどこか別の出版社原稿を持っていかなかったなどということが、あり得るであろうか?

そして、その時代ならば、「小さい出版社」はかなり元気だった。こういう時代だろう?

こうした状況を受けて、1976年3月、元書店勤務の川上賢一らが呼びかけ人となり、地方出版社社長や書店主など有志40人による出資を得て、資本金450万円(当時)で地方・小出版流通センターが設立された。初年度から180社、約5000点の書籍を扱い、その後も地方出版物のブームに乗って、1990年代半ばまでは順調に業績を伸ばした。

2015-05-18

チェーザレが入ってない理由

http://lacucaracha.hatenablog.com/entry/2015/05/18/000000

塩野七生に傾倒してる人なら逆に『チェーザレ』は入れれないんじゃないかなー

時代考証とかしっかりしてるし、ストーリー面白いとは思うけど、

特にチェーザレとかマキアヴェッリキャラが違い過ぎるというか。

まあストーリー作る上で必要創作ではあるとは思うけど、

『わが友マキアヴェッリ』を愛読すればするほど『チェーザレ』に違和感覚えてしまうんでなかろか。

と、塩野信者は思いましたまる

2015-05-10

忍たま(と原作落第忍者乱太郎)って

子供向けなのに時代考証めっちゃスゴイ!!みたいに言われるし、作者も「見てないものは描けないから必ず実物を踏まえて描く」みたいなこと言ってるから、その時代に無かったもの(オムレツとか)はパロディらしく妙に強調されて描かれてるけど

今と同じような布団で寝てるのはオッケーなんだろうか 掛け布団の登場って早くても江戸後期だけど

原作で布団で寝てる描写なかったらすまん 

2014-12-22

とらのあな店員が決める 漫画10選と成年漫画10

成年漫画はやっぱり自分ブログでは紹介できないので、増田に書きます

ちなみに番号は順位ではないです

1.イムリ

SF超大作。

何処まで考えられてるんのかわからんけど複雑な設定を、上手く使いこなしているところ、三宅乱丈只者じゃない。凄い。

読者と、登場人物との知識の差を上手く使ってる。叙述トリックというか、志村しろーっ的な面白さがある。

絵柄が理由で読んでない人は損してる!一読の価値あり!

文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞作品

ISBN:4047299685


2.軍靴のバルツァー

時代考証めっちゃやってて、コラムに載ってる当時の生活風景とか結構楽しい

ってか、戦争論にも論文ってあるのな。作中に出てきて初めて知った。論文とかも読んでるんからだろうか、ライフル銃を導入した際の戦い方の変化などそういう考察がキチンとしてるように思える。

超人的な奴がひとりで勝ちをさらうような事は戦争ではありえなくて、組織を動かす事で、勝つ。もしくは負けない戦い方をする。

戦闘に勝つために、準備をしっかり行っていく部分もしっかりと描き込んでいってるからか、人間ドラマの部分も浮かび上がっている気がする。(負けないために犠牲を払うシーンとかね)

物語の中にはこういった戦術も描きこまれている、その上しっかりと戦略レベルで話が進む。これから主人公戦術レベルでなく、戦略レベル物語に絡んで行くのが楽しみ。

書店員が選ぶ大賞みたいなの取ってる。

ISBN:4107717925


3.ニッケルデオン

女の子可愛い。お洒落半端ない

なんかエロいナンセンス漫画なんだけど、なんか考えさせられるような気がする。

ISBN:4091886639


4.ベイビーステップ

めちゃくちゃ面白い。週刊連載してて、こんだけ巻数出てて、途中でダレないって凄いなって。現在進行形面白い

ISBN:4063952444


5.ディメンションW

洒落マンガ枠。

コイルとはなにか…。謎が謎のまま物語は進んでいくんだけど、ちょっとずつちょっとずつ謎が明らかになってくる感じがとても良い。考えられてるなぁと。

動きがめっちゃ表現されてて良いね。バトルシーンとか感動する。

ミラちゃん可愛い

ISBN:4757544790


6.キングダム

ベイビーステップ同様、ダレない!!

そろそろ壁は死ぬ(笑)

ISBN:4088900278


7.ハイスコアガール

めっちゃ好きだったのになぁ。スクエニーーーぃぃ!!!

ISBN:4757541880


8.papa tole me

こんな可愛い娘欲しいわ。こんな大人っぽい幼稚園児いないけど絶対いないけど。

ISBN:4088646029


9.いいなりゴハン

お鮨の有名店(?)回の時の、生の物には必ず手をいれていますって言葉はなんか、美味しい鮨ってそういうものなのかと妙に納得した。

普段気づけないような、料理が美味しい理由をしっかりと書いてくれる、そんな嬉しい漫画

ISBN:4088797930


10.吐息稲妻

谷口史子さんの漫画本当に素晴らしい。

ISBN:4088671139






成年漫画

1.ピスはめ

もうね。はじめて読んだとき感動した!

成年マンガの多くは、雑誌掲載関係上毎回Hしてる場面を入れなくちゃいけなくて短編が多いんだけど、長編を掛けるのは人気があっての事だし、出版社との信頼も築けてるからこそだと思う。かと言って、毎回抜けるシーンを描いてくる辺り流石です!

しかし前述の理由(毎回Hシーンを入れなきゃいけない)から、やっぱりところどころ成年漫画特有トンデモ展開が飛び出すんだけど、その描き方がすごい!

Hまでの流れをギャグのように扱って、急激にエロい展開に持ってく。パロディもあるし、そんなのアリ!?って思うような展開もあるんだけど、いつも(普通漫画として読んでも)面白い!成年漫画はHまでに持っていく流れが悪い作品が多いから、こういった作品稀有

物凄い力技だけど、違和感を感じさせない。

成年漫画AV同様、いたしてる所以外は読み飛ばすってのが多いんだけど、師走の翁先生漫画地の文面白いから何回も読み直せる!コスパ物凄い高いです!

ってか、ピスはめだけでなく、他の作品すべからく面白いから読むべし。

ISBN:4894655454


2.アとエのあい

トンデモ設定で描く成年漫画。笑いながらも結構抜けるという新しい感覚をもたらしてくれる素晴らしい漫画

めちゃくちゃバカな事やってて突っ込みどころ満載なんだけど、女の子最初は戸惑うのだけど、がえっちいことされて、感じまくって、だんだんなんも考えられなくなっていく所がめっちゃ好き。

ちなみに私も読んでて、世界観に引き込まれて設定とかどうでもよくなっていきます

ISBN:4864362548


3.妖夢で学ぶスローセックス

これめちゃくちゃ良い。素晴らしいなと。丁寧な描写と、女の子セリフもの凄い可愛い

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/10/71/040030107185.html


4.世界樹のあのね

原作知らないけど、面白いです。

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/20/14/040030201414.html


5.TiTiKEi

いやー。こんなに女の子を可愛く描けるの凄い。これは矢吹先生も絶賛しますわ。

漫画というか、イラストに近いかなと思うのだけど、まぁーものすごく綺麗。気持ちの良さそうなおっぱい、触りたくなるようなおっぱい描く天才

ISBN:486269277X


6.蒼月の季節

山文京伝、本当にこの人は凄い。NTR界の京極夏彦!(意味わかんない)

人妻が堕ちていく描写が、こんなにも上手く描ける人いないんじゃないかな。

ちなみに私はNTRもの最終話は読まない主義です。気分が落ち込むので。

ISBN:4862525245


7.アフタースクール

これもどんどん男にハマっていく系の話で、やっぱり月野定規先生流石だなと。濃厚な描画がとてもよいです。

http://www.toranoana.jp/smart/d/?id=200011226943&tk=2000


8.彼女は淫らな僕の女王

成年漫画枠として入れました。こんなのを中高生が買えるとか夢があ…っけしからん

原作極黒のブリュンヒルデ岡本倫と、作画美人成年漫画家として有名な横槍メンゴ

絵は可愛いし、話はぶっ飛んでるしで、この組み合わせはすごく良かったなぁと。集英社はよくやった!

ISBN:4088795253


9.ナナとカオル

ヤングアニマルで連載中。この作品を読むまでSM勘違いしてたんだなと実感しました。

肌を傷つけないために縄の手入れをしっかりとしたりだとか、ちょっとした場面だけどそこまで描くことでSM愛情表現ってことをしっかりを描く素晴らしい漫画

ISBN:4592146794


10.姉コントロール

最後クリストファーノーラン!?とかと思わせられる、ちょっと考えてしまう終わり方をするあたり流石だなと思います(ちがう)

好きすぎるとその人に奉仕しようとして、ひとつずつちょっとずつ好きな人要望に応えようとして、なんでもやっていくそ過程が堪らなくエロい

女性作者だからかもしれないけど、女の子描写めっちゃ上手いなぁと。

ISBN:4887744145

2014-12-04

ある同人サークル完膚なきまでに消滅するまで

(追記:H26/12/05)

 元ネタになった方々に騒がれているようなので、格好悪い形になりますがいくつかの点について付記を加えておきます

 まず当エントリあなた方の何かを批難し、留まらせようとして書かれたものではないことを強く主張しておきます

 後半の(ブックマークコメントを借りれば「国語力の低い」)文章には、

 あるジャンルに対する愛の形に優越も何もあったものではないのだ、という思いを、あなた方の遊びに対する私が抱いた「気持ち悪さ」それ自体茶化す寓話に変え、

 更に本エントリ自体リチャード・マシスン著「アイ・アム・レジェンド」との”クロスオーバー小説”へと転換することで込めたつもりでした。

 それが全く伝わらず、怒りの対象となり、ましてやトラックバック先の不可思議な関連エントリ(”マシンスパイゼロクロー”)による批難を「ユーモア」と称することで

 その溜飲を下げていらっしゃるのであれば、それらにはご指摘の通り私の文章力の低さに責任がありますすみません。三号買えなかったんです。

 書き手・語り手としてサークル側の立場を騙ったのは、これを書くうえでやはり一種の寓話として成立させるためです。

 また書き手特定等行っているようですが、文中にあります通り私は真実ツイッターアカウントを所持しておらず、

 元ネタとなった当該サークル様とはなんら面識等関わりのない一読者です。

 それら無用な争いの火種となり、徒に皆様の感情を刺激してしまったことについて大変申し訳ないと思っております

 誠に申し訳ございませんでした。

--------------

 特定はほぼ確実にされるだろうが(見る人が見れば一発でわかる)、まあ出来る限り伏せていく。

 今年の夏まで、ある映画二次創作を行うサークルを主導していた。

元ネタ作品軍事・諜報、及び公務員としての警察組織の軋轢、更にテロの絡んだ国際問題技術革新問題にまで踏み込み

旧来のマフィア映画や諜報ものと比べその圧倒的なリアリティ評価されていた。

監督脚本演出とその全てが見事に釣り合い、作品単体としてきちんとエンターテイメントしているのみでなく、

題材となった問題についての正しい知識・見識を広めることで、その理解を深めるものとして機能しており、そこから製作陣の志が読み取れた。

舞台である近未来の厳密な時代考証一見突飛に思えたキャラクター設定を納得させる脚本演出の力。

物語の筋そのものが秘めている魅力。どれをとっても一級品で、インターネット上の口コミのみならず、業界人から評価も非常に高い作品である

 「ムービーパラダイス」というイベントがある。

年に数度行われている同人誌即売会で、コミケ文学フリマのようなものだと捉えてくれればいい。

コミケがその題材について自由であり、文学フリマも同様であることと異なり、本イベント映画関係二次創作評論であることが参加の条件だ。

先ほど「業界人から評価も高い」と書いたが、昨年春頃の段階ではまだその評判が広まってはおらず、作品の話をすることができる相手は限られていた。

そこで某壁サー(ようは人気サークル)にコネがあった私は、何人かの知人友人と共に50Pほどの合同誌を作成し、そこに置いてもらうことにした。

私は如何に本作が優れた軍事考証を行い、また現実に向き合った誠実な作品作りを心がけているか

拙い語学知識を駆使して英文記事を読み、著者の意図を最大限汲み取ろうと努力し、その紹介につとめた。

他の書き手の皆もイラスト漫画創作小説など凝ったアイデアを出してくれ、読み上がったテスト稿に目を通した時は「非常にいい出来になった」と素直に喜べた。

また委託サークルの方にも口絵を書いてもらい、70部ほど刷った結果売上は40弱。初参加にしては、これはほぼ盛況といっていいだろう。

 「艦これ」や「東方」、「アイマス」などのメジャー作品同人作品に接しているとわかりづらいかもしれないが、マイナージャンル同人世界はとても狭い。

しばらくして作品自体の人気が向上するとともに、本作唯一の同人サークルであった私のものに便りが寄せられるようになった。

大方の内容は「合同誌の在庫はないか」といったもので、余っていた30部ほどは瞬く間に売り切れた。

また「次回があるなら是非参加させてほしい」という声も聞かれた。原作はちょうど二作目の発表直後であり、イベントの締日も近づいてきていた。

正直なところ、もういいかな、と思った。

私はこの作品を多くの人に紹介したかったのであり、それは既に成されていた。

が、他のイベントに出ていた委託サークルの方にも同様の問い合わせが相次いだため、結局彼女迷惑をかけない意味でも「出よう」と思った。

再び合同誌の執筆者を募り、原稿が集まった。前回の寄稿者が私を含め5人であったのに対し、今回は11人。

前回の依頼者は本業が忙しく不参加となり、全員が新人で、更に大幅なボリュームアップとなる。正直嬉しかった。

執筆者募集の際、「どのようなジャンルでも構わないが、極端に下世話なものはやめてほしい」

「前回の合同誌を見て、その意図に沿うように」とのみ告知した。あまり上から目線で人を縛りたくはなかったし、私も過去にそれで何度か嫌な思いをしていたから。

私は原稿に目を通し始めた。そして目を疑った。

 評論は0。

 そして集まった創作小説は、クロスオーバーものが大半であったのだ。

 クロスオーバーとは、例えば「アベンジャーズ」「リーグオブレジェンド」、「シュガー・ラッシュ」のように複数作品キャラクターが同じ作品に登場し、

物語の主役となるもの。また、「シャーロック・ホームズ vs モンスター」をはじめとした「このキャラクターをこのジャンルに放り込む」という、無茶苦茶な設定を持ち込む

ジャンルであるホームズ恐竜と戦ったり、映画ではないが、ゾンビ魔法少女の形をとって襲い掛かってきたりする作品のことだ。

集まった原稿も、それと似たようなものだと思ってくれればいい。だが内容がひどい。

諜報部がロリ少女に変身してマフィアと戦い、突入部隊恐竜召喚してホワイトハウスを守る。

悲惨な死を遂げたヴィランキャラクターたちがブードゥーの魔術によって毒々モンスターとして蘇り、警察組織ハイパーヨーヨーを操ってそれらを撃退する。

ネコミミの生える奇病にかかった中間管理職が、侍の操る機械兵とカードバトルに勤しむ…。

読み通すのも苦痛作品がそこに並んでいた。あまりにも酷すぎる。惨いといってよかった。

しか印刷所への締め切りは迫っており、原稿はまごうこと無く完成していた。私はそれを出す他なかった。

結果は100部印刷が1時間完売。遅れてきた客にどのような口調で完売を告げたのか、私は覚えていない。

イベント終了後、ツイッターで彼らのアカウントを覗いてみた(私はアカウントを持っていない)。どうやら日夜これらのクロスオーバー二次創作の話で盛り上がっているようだ。

月の光に導かれ、前世からの愛を告げられる捜査本部長。謎の覆面五人組によって救われるロシアンマフィア麻薬漬けにされパンツレスリングに興じる闇市場ギャングたち…。

彼らはこの作品を、彼らなりに心から愛しているのだろうと想う。だが私にはその愛が受け入れられない。原作で遊ぶことしか考えていない、怪物どもには。

その愛が正しいとはどうしても思えなかった。許せなかった。

から殺すことに決めた。

 「次回用のフリーペーパー見本が早めに刷り上がったので、先にサンプルを送ります」とメールを打てば、氏名付きで住所が送られてくる。簡単な仕組みだ。

大半の女が都内近郊、単身者向けの安アパート暮らしていた。電車で30分もかからないだろう距離に全員が住んでいたのは好都合だった。

一人一人、作品の「ありえなさ」順に殺していった。包丁で抉るのが、鋸で刺すのが、最も下手なときに、最も嫌いなやつを殺してやりたかった。

彼女らは私の顔を見て戸惑った。まさか自宅に来るとは思っていなかっただろう。

「何度出しても住所不備で戻って来ちゃうんですよ」と微笑めば、皆が皆後ろを向いて茶の用意をしてくれた。そこで首を絞めた。

ベッドに縛り付け、何度も謝らせた。口に刷り上がったばかりの合同誌から担当ページをちぎり取り、口に詰め込んだ。

すべて飲み込むまで許さなかった。飲み込んでも許さなかった。

守らなければならなかった。この映画を、作品を、この怪物たちから

ひとりは太った女だった。腹を割いてもなかなか死なず、頭を割らなければならなかった。

ひとりは痩せた女だった。首を絞めただけで死んでしまたから、便器に顔を突っ込んでおいた。

ひとりは若い男だった。私を見て赤らめた頬がみるみる血に染まっていった。

そして最後の一人の家を訪れ、インターホンを押したとき、不意に頭部に衝撃が走った。

 目が覚めると、法廷のような場所にいた。すり鉢状に抉られた岩場、私を見下ろすように無数の女たちが並んでいた。

皆手に石を持ち、こちらに投げつけてくる。大半は当たらないが、うち一発が右眼窩を砕いた。一滴の血が頬を伝い、漆黒の闇へと堕ちていった。

顔を覆おうとしたところで、手足の自由が効かないことがわかった。広げられた腕は手首のあたりで縛り付けられ、足首の腱は切られているようだった。

自分十字架に縛り付けられていたことに気がついたのは、松明に火がともされてからだ。何が始まるのかは明白だった。

私は殺されるのだ。この怪物どもに。

私の愛するものを壊し、踏みにじり、これからも汚し続けるやつらに。これで本望か。私を殺し、晒して、あざけ、笑いものにして。

叫ぼうと思ったが、口からは呻くような音しか出てこない。歯は抜かれ、喉も潰されているようだった。

私は唯一動かせる乾いた眼で、焼けつくように痛む瞳で彼らを睨みつけた。口角をあげ、指を指し、ごらん、こいつがいから死ぬんだよ、と子供に教える母親を。

肩を組んだ恋人たちを。

叫びながら絶え間なく石を投げる女を。

 そこに見えた表情は私の考えとは違っていた。眉をひそめ、眼を細めて、唇は固く引き締められている。

瞳に涙を浮かべているものも少なくない。彼らは怯えているのだった。

子供は母の影に隠れ、母はそっと子の頭に手を置いていた。

恋人たちは寄り添い、震えるように松明を支えあっていた。

女の叫び慟哭だった。石を持たないほうの手に抱えているのは、遺影だろうか。そこに写っている白黒の写真は、いつか殺した男の顔に似ているような気がした。

 ああ、と気が付いた。

 そうか、奴らにとっては、俺こそが怪物だったのだ。

2014-12-01

映画47RONIN』がぶっ飛んでいる件

ハリウッドが作る日本モノは例外なく面白い

どんなに内容がくだらなくても(実際くだらないのだが)、ツッコミどころ満載で笑えるからだ。

中国や、どこの国か分からないけど何となくオリエントな要素がごちゃ混ぜになっていたり、突然忍者が出てきたり、坊さんのように意味もなく合掌したり。

メリケン人に『時代考証』の概念はないようだ。

批判を予期してか、本作は赤穂浪士モチーフにしたファンタジーフィクションと銘打たれている。予防線を張っているわけだ。

しかしいくら『ファンタジー』と断りがあっても、『ラストサムライ』がまともに見えるほど本作はぶっ飛んでいる。

まず冒頭、モンハンに出てきそうなバッファロー然としたモンスターが現れる。

オッコトヌシ様みたいな化け物ではなく、地球外生命体みたいなやつだ。

監督の"殺る気"を感じる。

ちなみにこのモンスターストーリーの本筋とは関係がない。完全に『この作品ファンタジーなんですよ!』という監督エクスキューズである

おかしなところを挙げればキリがない。以下、ひときわ突き抜けている点だけを挙げていきたい。

まずキアヌ・リーブス演じる主人公カイ(オランダでもポルトガルでもなく英国人とのハーフという設定だが特に意味はない)

なんとなく才能がありそうだからという理由赤穂藩浅野氏に可愛がられるのだが、召し抱えられるわけでもなく身分不明なまま。

ベンチでぼぉ~っとしているキアヌみたいに、訳の分からない小屋暮らしている。足軽くらいにでもさせてやれよ。

で、なぜか徳川綱吉が赤穂に来る。んなことあるわけないだろ。

赤穂にはもう一人珍客が来る。赤穂の"隣国"長門(?)の吉良だ。……う、うん。

そして真剣を使った赤穂 VS 長門の1対1ガチ真剣バトルが将軍様面前で始まる。……う、うん(2回目)

そのバトルにキアヌが闖入し、「身元不明なキミがバトっちゃダメよ」と将軍がキレ、浅野氏は詰め腹を切らされる(物理) 気の毒だ。

キアヌは「俺は悪くない。悪いのは妖怪なんだ」とアニメみたいな言い訳をし、お取り潰しの憂き目にあった赤穂浪士たちはその言を信じる。

浪士たちは散り散りになるが、なぜか大石蔵助だけ「危険から」という理由で吉良によって1年近く投獄され、その後なんのお咎めもナシに釈放される。

晴れて自由の身となった大石キアヌ、そしてかつての仲間を集める。

ちなみにキアヌは「ゴロツキで溢れかえる出島」でファイト・クラブの真似事をしているところを大石に拾われる。私の知っている出島と違う。

仇討ちを決意する浪士たち。しかし「刀が無い」というよく分からない理由キアヌふるさとである天狗のすみか(!!)へ行く。

天狗のすみかへ行くと、スター・ウォーズヨーダチベット僧侶を足して2で割ったような生物キアヌを迎える。どうやらこの生物天狗らしい。

キアヌ天狗とちょっぴりバトルし、怪しげな妖刀を47本くらい手に入れる。ちなみに妖刀である設定は英国人なみにどうでも良く、のちの展開には全く影響しない。

赤穂藩併合した"長門"の吉良は、赤穂藩の城で妖女(狐になったり竜になったり髪がメデューサみたいになったりとキャラが定まらない)と暮らしている。

吉良を討ち取るべく赤穂に向かう浪士たちは道すがら、かつて浅野氏に召し抱えられていた臣下たちに出くわす。

   大石内蔵助「47人じゃ勝ち目ないからさ、協力してくんない?」

   元臣下たち「……はい(パイセンに言われちゃ断れないよな……)」

巻き沿いにするな。

"大勢赤穂浪士"はノリと勢いで討ち入りし、吉良と妖女を倒す。

最後、浪士たち(47人のみ)は切腹を命じられるのだが、大石の息子(赤西仁)だけは「お前、許してあげる」と将軍に言われて助かる。事務所圧力だろうか。

以上がストーリーの概略だ。

この作品、一番の被害者キアヌだろう。

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