はてなキーワード: ネイルとは
今、どえらい会社説明会を受けてきた……これが「どえらい」かどうかは人によるけど、別にどえらくも何ともないと思うひとはスルー推奨。
都内の某IT企業。就活サイトでたまたま見かけただけだけど、面接時の提出書類に手書きの履歴書を指定しているのを見て、「この時代に手書き指定!?」と衝撃を受けた。令和のIT企業が手書き指定とはどういうこったいと思って説明会に申し込んだ。
参加者は、私と、もう1人女の子(仮にAさんとしておこう)がいるだけ。中小企業あるある。
ややあって採用担当のおばさんが入室してきて、説明会スタート。アクセもネイルも巻き髪もばっちりな、眉しか描いてない私の5億倍美意識の高そうな方だった。
おばさんはまず最初に、「では、マスクを外して下さい」と言った。「外していいですよ」ではなく? と戸惑ったけど 「マスクってもうしなくていいんですよね」とおばさんはニコニコなので、「そうですね、個人の自由ですもんね」と返した。そう、個人の自由。外して下さいじゃないねん。インフルとか流行り始めてんの知らんのか??
そんなこんなで説明会が始まると、おばさんはまず志望業界を私たちに聞いてきた。AさんはIT業界1本、私はIT以外にも目を向けていると答えた。事実、色んな業界の説明会や選考を受けていたから。
だがしかしこれがおばさんの逆鱗に触れたらしい。「そんなふらふらした気持ちではIT業界ではやっていけない」とブチ切れ。えっこれ面接!?!? 説明会ですよね!?!? 面接で「まだITには絞ってない」とか言ったらんん? ってなるかもだけどさ、少なくとも説明会は「まずは話を聞いてみよう」くらいのスタンスでやるものだと思ってるよ。
まあ、無駄にバチバチするのも嫌だしAさんにも迷惑なのでとりあえず「そうですね」と流してその話題は終了。
マスクの件とこの事件(?)で私は完全にやる気をなくし、ここから先何か言われたら極力言い返そう……と心に誓う。どうせ選考受けないし。
次に、「どうして説明会に参加しようと思ったんですか?」と聞かれる。ここでもAさんだんまり。何なら私もだんまりなんだけど、絶対何か言った方がいい空気なので「履歴書が手書き指定なのが気になった」と回答。おばさんは「それだけ? それだけでここまで来たの?」と素で驚いていたけど、私無駄に行動力はあるのでそれだけで来ました。ごめん。
案の定……とかはあんまり言わない方がいいのかもしれないけど、「字は人を表す。私は十何年人事をやっているが、字だけでその人がどんな人か、百発百中で見抜くことができる」とのお答え。ありがとうございました。
次に現在の選考状況の話。IT企業から内定を貰っている、と言うとおばさんめちゃくちゃビックリしてた。「どこの会社? 何してるの? 選考フローは?」……めっちゃ聞くやん。「でも、面接2回と性格診断だけですから」と答えると謎に納得された。こら。
続いて説明会資料が配布される。配り終えたおばさん、開口一番「何かご質問は?」。
……それ、説明会の最後にやるやつでは?? Aさんを伺うと、やっぱり私と同じようにビックリしたような顔をしてた。2人でビックリしていると「無いんですか? ウチに関心が無いんですか? 何しに説明会に来たんですか?」とおばさん再びキレそう。
Aさんも何か発言する素振りはない。選考受けないしこのおばさんには既に嫌われてそうだしいいや、と思って、あわあわしながら以下のようなことを伝えた。
「説明会は全体説明→質疑応答の流れがスタンダードの文化で生きてきたので、先に質疑応答を求められるのはちょっと文化の違いがあって戸惑っている。出来れば先に全体的な説明がほしい」
「文化の違い」で鎮められなかったらどうしたもんかと思ったけど、おばさん、これ以上やり取りしても無駄と判断したのか説明会開始。いや出来るんかい。
最後に選考フローの説明。企業バレを避けるためにぼかすけど、すげえ色々やる。「面接2回とかで入るとミスマッチ起こして早期退職に繋がるので〜」とナチュラルに他社disりをぶち込む。やめなさい。
最後に、本当に質疑応答をして終了。帰りのエレベーターでAさんとおばさんの悪口で盛り上がってしまった。
圧迫面接なんて言葉もあるけど、まさか説明会でここまで威圧されるとは完全に予想外。IT企業は狭いと他所の説明会で聞いたけど、就活生が将来の取引先やお客様になる可能性無きにしも非ず(カゴメなんかは製品送ってくれるらしい)。せめて、せめて説明会は気軽に話を聞きに行けるものであるべきと思ってる。だって説明会だもの(みつを)。
よく「モテるために」という形で言及されているが、正直そこはどうでもいい。
他者と関わる中で最低限のこととしての「清潔感≒身だしなみを整える」について、個人的な観測範囲から思ったことを書く。
これに男女は関係ない。
1.毎日入浴する。
これは何よりの基本だと思う。
烏の行水になっていないか?
石鹸で皮脂の汚れを落とそう。
湯シャンは辞めよう。あれは文字通り「湯水のごとく」湯を使ってようやく効果があるかどうかなのだから、
香水はオシャレ上級者向け、スメハラになりかねないので使う必要はない。
そもそも欧米の文化(体臭をごまかすため)なので、まずは自分自身の身体を洗ってほしい。
2.定期的に散髪をする。
伸び放題でボサボサの手入れされていない髪の毛に清潔感はない。
髪の毛が長い人はブラシでとかそう。
髪の毛を染めたのなら、プリンになりかねないことを考慮しよう。伸びてきた地毛の部分はこまめに染めたほうがよい。
3.眉毛を整える。
ほっそい眉毛に、ということではない。
床屋へ行って散髪してもらったときに整えてもらう程度の、眉毛とまぶたの境界線をはっきりさせるイメージ。
これだけで顔の印象が変わり、さっぱり度がアップする。
4.鼻毛を切る。
鼻毛カッターでこまめに切ろう。
「(トラブルのあった相手が)謝りに来たけど、鼻毛が伸びてる顔見たらどうでもよくなった」と言っていた。
今はまだコロナ禍の余韻でマスクをつけることも多いだろうが、それゆえに油断しやすい箇所でもある。
5.耳毛を切る。
一人でカットするのは難しいので、せめて床屋で散髪するときにはついでに切ってもらおう。
鼻毛カッターで兼用できるので、鏡で見えなくてもマメに手を入れることが大事。
6.ひげを剃る。
肌が弱いとかの理由で剃れない人は、他の要素(髪の毛など)でカバーするか、メンズ脱毛を検討するのも手。
7.爪は短く。隙間に汚れをためない。
ネイルしたいという人はもちろんご自由にどうぞ、なのだが、短いほうが清潔に保ちやすい。
仕事上汚れる、ということには言及していないし、仕事が終わったら洗えばいい。
問題なのは、そういう仕事でもないのに爪の隙間に黒い汚れをためてる奴。
爪用のお掃除ブラシも売ってるので、ホムセンの園芸コーナーや100均などをチェックしよう。
8.毎朝顔を洗う。
目ヤニのついた顔は不潔だ。
毎朝顔を洗って、ちゃんと鏡で自分の顔を見る。他人が最初に見るのもこの顔なのだから。
9.毎日歯を磨く。定期健診を受ける。
ちゃんと歯を磨こう。歯間ブラシも併用すると尚よい。
歯の隙間ってすごい臭いする箇所なんだよ。歯医者行くと思わないか?
口臭の原因の一つに虫歯や歯槽膿漏などがあるので、少なくとも年一で歯科検診を受けることをオススメする。
10.清潔な衣服を着る。
ワイシャツの襟や袖が黒くなってきていないかこまめにチェックする。
クリーニングに出したり、塗ってそのまま洗濯するタイプの洗剤を使ってきれいにする。
部屋干しをしている人は臭いに注意。
服だけでなくタオルも、濡れたときにツンとしたことはないだろうか?
ファッションとしてはいろいろな観点や考え方があるので、ここではあくまで最低限「サイズやシルエットを合わせる」。
裾を折り上げるのではなく、裾上げをしてもらおう。
理由は、履いているうちに生地が多少伸びてきたりしてウエスト位置がずれたり、折り幅が変わる→裾を引きずる→裾がボロボロになる、から。
見た目もよくないし、床や地面を引きずっている服は不衛生だ。
引きずらないにしても、折り上げたところに埃がたまってきて汚くなる。
12.ペットの毛は取る。
犬や猫を飼っている人もいるだろう。
抜け毛がすごいのは仕方のないことだが、少なくとも人と会うときの服からは取ろう。
ペットの関係ない場で動物の毛だらけの服を着ている人に会ったことがある。
多少は仕方のないことだが、あまりにも多すぎる。
こちら(客)に対応もせず放置され、後からその場にやってきた他の店員さんが大慌てしていた。
これが(身だしなみに配慮できない人は仕事ができない率が高い・・・かもしれない)と思った最初の出来事だった。
13.靴について
靴の汚れはブラシ等で落とそう。スニーカーなら洗おう。
靴底がすり減っていないかチェックして、ひどければ修理に出すか買い換えよう。
少し話が反れるかもしれないが、
前を歩いている人の足元をふと見たとき、重心がとても内側の人がいる。土踏まずが土踏んでる感じ。
これの何が問題かというと、
ムートン調ブーツのような柔らかい靴が変形して、本来なら地面につかないはずの靴の側面が地面に触れてボロボロになってしまうこと。
ここ最近、結婚準備に忙しくてはてなから完全にログアウトしてた
久しぶりに見るか〜と思ったら水着撮影が共産党がで揉めてて草も生えない
しばらく離れてみるまで気が付かなかったが、なんか相当偏ったタイプのユーザーしかおらんようになったな。俺もその中のひとりだった。結婚で浮かれてはてなを見ない帰還がなかったら、松籟生まれるであろう子供のことが現実味を帯びなかったら、きっと俺は今中学生の水着撮影して何が悪い!と共産党叩いてただろうな
いやまあ、そういうちょっとアレな人がいるのはそれはそれで面白いからいいけど、アレな人しかいないのは問題だよ
中学生水着撮影おじさんもいれば、ネイルや髪型のデザインをブクマするような、中学生水着撮影とかキモ……と思う無害なOLもいる、そういうはてブなら面白いけど、偏りすぎてる
子ども作った側のエントリもあっても良いかもねと思った。文字書くの苦手だから箇条書きでごめんね。
前提:
・高卒から働いてるから十分に手に職があるし、一時的に仕事を離れることに不安はない。(多分戻れる)収入が減っちゃうのは寂しいけど、別にプライドもないからパートやバイトになってもいい。前年度の年収は都内で450万くらい。
・上昇婚をした。夫の一馬力で食べられるくらいにはお金がある。
子供を持とうと思った背景:
・夫のことを天才だと思っているので、夫の子供が欲しい。私は頭が悪いので、夫の子供が育ったら多分それが人生で生産できるものの中で一番価値が高いと思う。夫も子供が欲しいっぽい。
・夫婦間の束縛や生活へのこだわりが弱いので、子供を持ってもそこまで面倒事にはならなそう。
・世の中ごたごたしてるけど自分の家族と自分の子どもが幸せになるための努力くらいはできるかなという根拠のない自信がある
・つわり辛い。
・分娩怖い。
・なんかお金もかかる。
→まぁリスクは削れないんだけど不安の半分はお金で解消されるのでお金がある相手と結婚するのが早いと思う。結婚相手は選べる。
今後について:
・希望としては2人くらい欲しいけど、今お腹にいる子の性質次第とも思う
・価値観と前提条件が違いすぎるから、そうならそうなのかもねーと思う。
・実際妊娠自体はダルい。人工子宮とか欲しいし、妊娠しなくても実子が持てる男の人はいいなー羨ましいとも思う。交代で産めるなら交代制にしたい。でも結構辛いから、こんな可哀想なことを夫にさせられないかもしれない。
・妊娠/出産/乳幼児の一連の負荷が激しすぎるから子ども欲しくないっていう理由は超わかる。
・夫が仕事を大分頑張ってるからこそ上の負荷が許せてる気もする。
最近バズってた某エントリーを読み、大した話じゃないけど思うところがあったので書きなぐってみる。
結論から言うと、あのエントリーを独身高齢女性の強がりだと思いたい人もいるようだけど、
既婚適齢期女も同意見だよ、という話。
まず私は27歳の既婚女で、年収は600万円。
夫は29歳、年収700万円。
どちらの勤め先も、男性が育休取得実績のある所謂ホワイト企業。
2人とも両親は健在で、まだ60代前半、関係も良好。
ネットで目立つようなキラキラ富裕層ではないけど、子供を産み、育てるのには充分な環境だと思う。
夫からは「妊娠・出産を自分が代われない以上、君の意思を尊重する」と言われている。
義両親からも、両親からも「2人の好きなように」「産むなら援助する」と言われている。
つまり、産むか産まないかは全て私の判断にかかっている状態である。
で、冒頭に戻るが、ここまで恵まれてても私は産まない。
好きなように美容にお金かけて、ちょっといいバッグをボーナスで買ったり、
夫婦でふらっと旅行したり、気まぐれにちょっといいレストランに行ってみたり、共通の趣味を楽しんだり…
キラキラではないけど、お金の心配をせずに好きなことが出来る幸せがある。
幸いなことに、やりたいことを仕事にして、そこそこ評価されて昇進も見えてきた。
資格取得なんかも頑張って、将来は独立出来たら、なんて考えてる。
これら全部捨てて子供産んで、20年子育てするかっていわれると多分無理かな。
生命の神秘とか、親になることが、今の生活を捨ててまで手にするべき経験とは、私には思えない。
身体的に痛いのも辛いのも嫌だし。
選挙では子育て支援を公約に掲げているところに投票するし、ふるさと納税の寄付金用途はいつも子育て支援だし。
仮に子無し税とかあったとしても、目的が子育て支援ならまあええかと思う。
でも、あくまで私は産まないって話。
少子化対策と私の人生を天秤にかけたら、当然私の人生の方が重いし。
ちなみに類友もあるだろうけど、私の友人は既婚独身関わらずほぼそんな感じ。
ここまで色々書きなぐってきたけど、結局
結婚してようがしてなかろうが、
若かろうが歳をとってようが、
金銭的に余裕があろうがなかろうが、
休憩時間にだーっと書きなぐった文章(しかも二番煎じな内容)にいっぱい反応が来ててびっくりした。
Twitterの反応とかコメントとか、気になったものだけ自分の考えを書いておきます。
・産まない理由が浅はか系
→あなたの価値観だと浅はかかもしれないけど、私の価値観だと大事なことだから、そんなこと言われてもねえ、って感じ。
他人の価値観を卑下するよりも、他人が価値を見出せるように、いかに出産・子育てが素晴らしいことか語った方が建設的な気がするけど、反応見てるとそんな人少ないんだよね。
(何人かは観測してます。あなたの経験を共有してくれてありがとう。)
・歳をとってから後悔するぞ系
→後悔するかしないか決めるのは私なので、他人のあなたは関係ないよね。
あと、後悔の度合いで言うと、産まない後悔より産んだ後の後悔の方が取り返しがつかないと思っていて、ぶっちゃけこっちの後悔の方が私はしたくないかな。
→そのとき私が産みたければ産むけど、産みたくなければ別れるよ。
自分がやりたくないことをやってまで結婚し続けることに私は価値を感じないなあ。
→うちの年収、夫婦の業種だと難しいことなので、世帯年収いくらで、夫婦共にどういう業種で働いていると実現出来るのか真面目に知りたい。
もし差し支えなければ教えてください。
突発的に海外旅行とか出来る?
この辺非常に気になります。
・その他
→なんで顔も見えない他人の、産まないという選択にそこまで怒れるんだろう?
シンプルに疑問。
先日なんとなくSNSを眺めていたら、友人の投稿が目に留まった。
.
「身内です。このアカウントの持ち主は A月B日に永眠いたしました。生前のご厚誼に感謝申し上げます。」
.
彼女との出会いは、200X年だった。趣味関係で彼女のブログを見つけた俺は、彼女のブログにコメントをした。その後コメントを返してもらったり、mixiのアカウントを教えてもらったりして、コミュニケーションの頻度が上がっていった。連絡先を交換して電話もした。「おはよう」から「おやすみ」まで、ガラケーで連絡を取り合う感じになった。
お互いの写真も交換して、会ったこともなかったのに電話で告白をして付き合うようになった。お互い大学生で、相手は首都圏在住、俺は地方在住だった。遠距離のもどかしさがあったけど、俺は大学卒業後就職して首都圏に引っ越すつもりだった。
俺は大学4年になると、就活とか何かしらのタイミングで夜行バスや新幹線で首都圏へ行き、彼女に会った。最初会う時は、本当に不安でいっぱいだった。思ってた感じと違うと言われたらどうしようと。彼女は、俺のスーツにメガネの容姿を褒めた。それまで容姿を褒められた経験のなかった俺は、褒められたことを単純に受け入れる事ができず、嬉しさよりも恥ずかしさの方が優った。
彼女は、派手な感じのない小綺麗な人だった。背が俺より高くて175cmくらいあった。コンプレックスを感じる必要は全くないのに、「高いヒールを履きたいけど、自分の背が高いのが嫌なんだ」と言った。ネイルをしたり、コスプレをしたり、カメラマンの人に容姿を撮ってもらうことが好きみたいだった。
あまり俺の意見や話に対して自分の考えを述べたりせず、基本的に良く相槌を打ち、よく笑う人だった。いわゆる聞き上手な人のように見えた。家庭問題と学校問題等によって鬱病なんだと聞かされた時は、人に攻撃されないようにとか、嫌われないようにするための処世術?として聞き上手なのかもしれないと思った。
鬱病が本当に辛そうだった。体調のいい時に始めたバイトも、体調が悪くなると寝込んで欠勤が続き、辞めることになった。「パン屋のバイトに受かった、楽しみだ」と言っていたが、最終的にそれも辞めることになった。大学も然り、留年中退となった。「どうして、自分はこんなに他の人ができることができないのか」と悔しがった。
俺は大学4年生の夏頃までに就職の内定をもらった。でも、周りの友達はほとんど大学院に進学予定で、自分の就職選択が正しいのかどうかよくわからなくなっていた。そして、大学院に進学すると遠距離恋愛をさらに2年続けることになる。彼女に電話で悩みを打ち明けると「試験、頑張りなよ!」と応援してくれた。後2年待ってくれそうな気がした。大学の夏休みを院試の勉強に充てて、試験に合格をした俺は、彼女に結果を伝えた。喜んでくれた。内定していた会社には、内定辞退の謝罪をしに行った。
その年の暮れ、俺は年末年始を首都圏の親戚の家で過ごさせてもらえることになり、どこかに遊びに行こうと彼女を誘った。俺はインドア派でどこかに行きたいとかはなかったから、行きたいところはないかと彼女に聞いた。彼女は「109の正月セールに行きたい」と言った。初めて入った109は想像していたより狭かった上、外は大行列で中は大戦争だった。朝からセールにいき、昼に食事をしながら「正月セール、やべーw」と2人で笑い合った。
いつの頃からか、「(俺が学部を卒業して就職したら)もうすぐ頻繁に会えるようになるね」という話題もなくなり、二人の会話がトーンダウンし始めて、とうとう「別れよう」と言われた。院進学の判断をしたのは俺だったし、彼女は明確な意思を持って何かを話す時、結構頑なな人だったから、あまりとりつく島がなかった。そして別れることになった。
それからも俺は彼女と連絡をとった。2年間の博士前期課程を修了後、就職で首都圏へ引っ越した時も、一緒にどこかに遊びに行った帰りに「もう一度付き合わないか?」と聞いた。でも、断られた。それから、お互いに新しいパートナーができたりして、少し疎遠になった。ご飯を食べに行こうと何度か誘ったこともあったけど「行きたいんだけど、体調が悪くて」と断られた。「流石に空気読めよ」って話だったのかもしれないし、本当に体調が悪かったのかもしれない。今から思えば体調は悪化していたのかもしれない。でも、もうわからない。
彼女は、口数が多い方ではなかった。でも、話せば沢山考えていることがわかった。人を蔑んだりすることなく、性格は優しかった。笑顔は素朴で屈託がなかった。俺は彼女の書く文章も好きだった。memorizeとかを昔やっていて、ブログとかでは読みやすくて書き慣れた感じの文章を書いた。何よりこんな俺の稚拙な増田とは比較にならないくらい筆に勢いがあった。
.
闘病生活お疲れ様。あの頃、俺は君に夢中だったし、手を繋いでデートできるのが本当に幸せだったよ。優しい笑顔と文章をありがとう。
.
合掌
脱毛とか二重手術が流行ってるのってルッキズムを強化することだと思うので批判する人の気持ちは分かるんだけど、お金払って全身脱毛いったり二重手術してる人間ってもうルッキズムに染まってて剃毛やアイプチする時間にをかなり取ってるんだよね。
こういうタイプの女の子が着るお洋服ってノースリーブとかで、毛深いタイプの子だと2日に1回剃毛が必要だったりする。カミソリでの剃毛は乾燥とか色素沈着とか肌トラブルに繋がりやすく、時間もかかる。なので定期的に脱毛に通って頻繁な剃毛の必要がなくなるのは時間的なメリットが大きい。医療脱毛だと5回通えばVIO以外はかなり薄くなると思う。批判してる人たちはそもそも別に女の腕に足に脇に毛が生えてていいじゃんってことなんだろうけども多分そこには戻らないと思う。
ふたえ整形手術は全身脱毛に比べてリスクがあるので、人に安易におすすめするものでは全くないけども、全身脱毛と同じように時間的なメリットが大きい。
書くのだるくなってきた。
ミドサー女性、独身、婚約中の彼氏と同棲中、ペット、都内在住、額面年収550万円ほど。仕事は技術系。超ホワイト。
前会社がクソブラックだったから勢いで辞めたんだけど、緊急事態宣言真っ只中なのにそれなりの規模の会社に契約社員で入ることができた。あとで人事に聞いたら私以外の面接者が鬱一歩手前か?みたいな人だったり、何にも考えてなさそうな人ばっかりだったらしくて私が一番まともに見えたらしい。あと経験者なのも私だけだったそうだ。
入社してすぐに配属された現場は炎上真っ最中って感じだったけど、契約社員+20代ってこともあってそんなにヒーヒー言うような仕事は任されなかった。というか若干放置されていたので、1人で端っこの席に座って勉強したり雑務をしたりしていた。炎上中なのに毎日定時で帰るようにも言われていた。
それで私が働き始めて半年ぐらい経った頃に、炎上させちゃったリーダーは半分クビみたいな感じで退職したので代わりに新しいリーダーがやってきた。この人がまじでめちゃくちゃできる人で(前のリーダーができなさ過ぎたっていうのもあるだろうけど)、一瞬で炎上を収めた上に炎上前よりも質のいい成果物を出せるようになった。お客さんからの評価も、前の事も相まってものすごく良くなった。この辺りから私も現場に慣れてきただろうってことでそれなりの仕事を任せてもらえるようになってきた。
ここで話はちょっと逸れるが私はお酒が大好きだ。1人でも飲みに行くし、友達との飲み会も大好きだし、会社の飲み会もそれなりに楽しめるタイプ。好きなお酒はビールとウィスキー。少し前から日本酒も飲むようになった。
という話を新リーダーにしたら、リーダーもお酒好きだったようで色々と雑談をするようになった。うちの現場は仲が悪いという訳ではないけど、同じフロアの別チームの人たちからは「静かすぎて話しかける時気を使う」と言われるぐらいには静かな現場だ。だから雑談するのはだいたい私と新リーダーともう一人の社員さん(30代の快活ママさん)だけだ。
新リーダーが来てから半年ほど経った頃、私に社員登用の話がきた。
大した仕事もしてないし、難しい資格を取った訳でもないのに突然やってきた話だった。まじでびっくりしたので快活ママさんに相談したら新リーダーが私のことを推薦していたそうだ。仕事も真面目にこなしてくれるし、コミュニケーション力は本当に申し分ない。意思表示もきちんとしてくれるので案件を回す上で本当にありがたいって褒めてたよって言われてちょっと照れた。
そうしてトントン拍子に話が進んで、結局私は昨年の4月から晴れて正社員となった。月給は少し減ったけどボーナスが年に2回もらえるので年収としてはアップとなった。
ここまで読んでて分かるだろうけどそこそこ運がいいなと思う。
同じタイミングで面接を受けた人が未経験の危うそうに見える人ばかりだったのも、現場が炎上しているタイミングでは大した仕事をしなくて良かったことも、炎上が落ち着いたタイミングでそこそこの仕事を任せてもらえるようになったのも、新リーダーと仲良くなったのも全部運が良かった。
思えば今までの人生もそんな感じ。学校が荒れてたせいで普通に通ってたら内申点が爆上がりして推薦がもらえたり、家が近かったからガルバのシフトの融通を利かせまくってたら(早上がりとか早出とか)店長に物凄く感謝されてノルマをちょっと緩くしてもらえたり、ネイルを趣味でやってたらTwittreのフォロワーが増えて案件でネイルポリッシュ貰えるようになったり。
ものすごく努力してる訳じゃないからハイリターンはないけど、そこそこ努力すればちょっとだけ上乗せされたリターンがあるような感じ。
才能なのか全部たまたまなのか知らないけど本当に感謝してる。私みたいな一般人にはこれぐらいが丁度いいです。
っていうどうでもいい話。
もともと独り言のつもりで書いたので、ナルシストな表現があるのは大目に見てください。
初めて体重を気にしたのは小二の頃。
体重計に乗った時の数値が以前よりも大きくなっていることを気にしたのか、その年代の平均値よりも大きいことを気にしたのかは覚えていないが、体重計の針が示した数値ははっきりと覚えている。
その時は25kgだった。
周りと同じセーラー服が着こなせなかったのだ。
私の腕は、他の女子生徒が袖からのぞかせるものと同じように細くはないし、なんだかブツブツしている。
それに、体育が極端に苦手だった。他の人は軽々と走るトラックが何よりもキツかった。
きっとそんな自分は、他の人の目にはみっともなく映っているんだろうと思った。
ただ、この頃の私はまだましな方だったと言える。
家族もまだそこまで太っていない、普通体型だと言っていたし(それでも太ってはいたが)、何より中学では成績優秀、昔から活発な性格を知っている友人が多かったので、太っていることを何も後ろめたく感じる必要はなかった。
それに、中学生の頃までは私自身美醜の基準がわからなくて、自分の容姿が優れていないことを知らなかったのだ。
中3の時に仲良くなった、かなり容姿が優れている男友達は私に対して恋愛感情を抱いているようだったし、それ以外の人からもモテた(ただ、この容姿端麗な男友達と比べて私がかなり太っていることに対しては、私自身何か思うところはあった。それにこの男友達は美醜の感覚が壊れているようで、誰よりも男前な自分の顔を不細工だと言っていた。その目で見た私に恋愛感情を抱いていたということは、つまりそういうことである)。
言ってしまえば、自分の容姿が優れていないのに明確に気づいたのは高校生の頃だった。
腹が減った以上仕方がないと、食べるのが好きな私は頻繁にホットスナックを帰り道に食べた。
太っている人間が太るものを食べている姿は滑稽なので、隠れながら食べた。
私は時々、自分の体型をいじられた。
脚の長さを測られたり、太っていると言われたり(実際太っているが)した。
それによって、人並みに傷ついた。
顔については明確な言及はなかったが、周囲の人(とくに男子生徒)が私に対してはかなり不機嫌そうに話すのを見ていると、顔も悪く、太っていて、容姿はかなり悪かったんだろうと思っている。
実際、この頃に撮った写真に写る私は、髪も汚く肌も汚く、笑顔は醜くて眉毛が太い、極度に太った姿をしている。
太るものを食べていたら「そんなの食べてるから太るんだよ」と思われそうだし、痩せるものを食べていたら「そんなの食べてんのに痩せてないじゃん、意識だけは高いね」と思われそうである。
実際、これは誰にも言われたことのない言葉だが、常に思われているのではないかと怯えていた。
それゆえ、外食をするときは店に知っている人がいないかよく探した。
他人からどう思われるかなど大して気にしない私でさえ、こうである。
それほどまでに、太っているということは自信を失くさせるものなのだ。
きっと、太っていて繊細な女の子には、もっと色んな場面で、もっと色んな罵倒の言葉が聞こえているんだろうと思う。
高校の3年間は太り続けた。
受験期が近くなったために高3では外で勉強をするようになり、それに伴って休日は基本外食をした。
毎回、ラーメンやハンバーガーなど、太るものばかりを食べ続けた。
それ以外の時間も、腹が減れば食べた。
食べることぐらいしかストレスの発散方法がなかったのか、元々食べるのが好きだったからなのか知らないが、とにかくよく食べた。
このままだと痩せられない、ずっと太ったままだから、今日で太るものを食べるのはやめようと思っていても、やめられなかった。
「痩せる」ということがかなり遠い道筋のように思えて、どうも継続ができなかった。
その時よく見ていたサイトでは、どうやら私はBMIが28と少しあって、標準体重よりも16.5キロ重いらしい。
時々ダイエットを決意しては数日で諦め、熱意を忘れた。痩せなければという意識、自分の滑稽な容姿に対する後ろめたさだけが常に頭の片隅にあった。
写真に写るときは少しでも痩せて見えるように工夫したし、それでもその後見た写真には他の人よりも著しく太った自分の姿が写っていた。
高3の頃に、こんなに太っていても仲が良くなったクラスメイトとの写真にも、太っているから喜んで写ることができなかった。
太っていて、顔も優れておらず、髪も汚い私には、どんな服を着こなすことも難しかった。
まず、「着たい服」ではなく「着られる服」を着るようになる。
「着たい服」など、考えられなかった。
少しでも痩せて見える服を好んで着た。
どのウエストラインにすると痩せて見えるかばかり気にして、私服を着たときは鏡の前で数分にわたって腰を調節した。
それでも、ふとした時に鏡やガラスに写る自分はかなり太っていて、腕も汚く、特に横から見た時の腰の太さが異常だった。
運動もせずに、友達とも遊ばずにテレビなんか見ているから太っていて垢抜けないんだろうと思っていた。
それでも、垢抜けた人のようにオシャレな格好はしてみたかった。
この汚い顔、太った体でもできるオシャレといえば、髪飾りぐらいだった。だから、髪飾りはよく購入した。
金のピン、青いリボン、カラーゴム、シュシュなど、あらゆるものを買った。青いリボンをつけた日は、いつもより可愛くなった感じがした。
それでもやはり、あまり変わらなかったが。
ファッション誌も読んだりしてみた。
しかし結局、ファッション誌でさえ遠い世界のように感じられ、誌上の情報を断片的に真似してみては全く垢抜けない、そんな様子だった。
街中では綺麗な人しか見かけないし、綺麗な人はどうしてあんなにも綺麗なのか気になった。
同じくらい太っているのに綺麗な人もいた。あの人たちと自分は何が違うのかわからなかった。
成人式でも、私は醜かった。
成人式の頃にはかなり太っていた。両親と横幅が大して変わらなかったし、下ろせない髪によって隠せなくなった輪郭は、顔の肉を強調させた。晴れ着を着たら多少は綺麗になれると思っても、実際には綺麗になれなかった。せっかくの写真も、何も嬉しくなかった。
大学生なってからも変わらず、ウエストラインを調節し続け、周りを気にしながら外食をしていた私は、大学3年生の時に急に思い立ってダイエットを始める。
「暇だから痩せよう」とかの軽い気持ちで、たまたまそう思った日の前日に2万歩近く歩いていたからとか、その程度だ。
痩せるためには食事管理と運動だよな、とか思いながら、食事管理アプリで一番ダウンロード数が多いらしい「あすけん」を入れた。
痩せることは大変ではなかった。
あすけんは、健康的に痩せることをモットーとしているアプリらしくて、(賛否両論あるが)それなりに沢山のものを食べることができる。
ダイエット中でも、世間一般で言われているような「揚げ物は食べてはだめ」とか、「毎回白米の量を半分にして」など、する必要がなかった。
規定値に収めることができれば、ファストフードだって食べられたのだ。
ただ、規定値に収めるために、お菓子を食べることは必然的になくなった。
むしろ、食事管理を通して自分の食生活を数値上で管理できるようになったことで、いつの間にか太ってしまうのではないか・想定外のことが起こってしまうのではないかという不安がほぼ全て払拭され、ストレスがなくなった。
歩くことも苦ではなかった。
脚はかなり疲れたが特に大変さは感じなかったし、モチベーションなども保つ必要がなかった。
歩いている途中、どうしてもしんどくなったときは、6月のライブ(のちに10月に延期になる)までに必ず痩せなければいけないことを思い返したり、曲で歌われている美人な魔性の女のように自分がなることを妄想したりするなどして乗り切った。もっとも、こんな容姿で美人になることを妄想するなど、言語道断であるが。
そうこうして、痩せた。
夏の時期は中弛みなどあったが、合計16キロほど痩せることができた。
ウエストは20cmほど細くなったと思う。
標準体重よりも少し重いが、ダイエット中は体重の数値よりも骨格筋率・体脂肪率などを重視したため、この体重でも見た目は普通の人よりも少し痩せている程度になったのだ。
痩せても大きいままだった胸に対して腰は標準より細く、腕は少し太いものの一般的な太さになっている。
痩せてまず、服を買うのが楽しくなった。
初めて服を買った。大学3年生にして。
ジーンズを履くなど、太い脚が強調されてしまって私には絶対無理だと思っていたが、憧れの黒スキニーを履くことができた。
思い返してみれば、その時はまだダイエットを初めて数ヶ月しか経っていなかったため、まだ着こなすことはできなかったが。それでも当時は嬉しくて仕方がなかったのである。
家族とアウトレットに行くのも楽しくなった。自分の表現したいことが、服で表現できるのが何よりも楽しかった。
6月には、以前買ったスーツがあまりにもブカブカになってしまっていた。そのため、スーツを新調する必要があった。それが何よりも嬉しかった。
周囲、特に家族からも褒められた。私自身は大したことをしたつもりはなかったが、母はことあるごとに私のダイエット成功を努力の結晶だと褒め、認めてくれた。今私は母のダイエットを手伝っている。
遠く離れた祖母も、久しぶりに会った時はずっと痩せたことを褒めてくれたし、それ以降も電話でよくダイエットの話をしては褒めてくれる。認知症が進行したもう一人の祖母も、ふとした時に私が痩せたことに気づいて喜んでくれた。
かなり痩せて、体型も標準に近くなった頃、垢抜けようと思った。
眉毛も剃った。3分の1の太さにまで削った。これで丁度よかった。
そして、メイクの仕方を変えた。スキンケアを覚えた。色んなものも買った。パウダー、マスカラ、ビューラー、グロス、コンシーラー、アイライナーなど。
黒いアイライナーを引くことで、私の強い目力はちょうど良いほどに強調され、かなり化けるようになった。時期は大学3年の12月ごろ。
黒いアイライナーは、たまたまYoutubeで見ていた動画に出てきた女性が黒いアイライナーを使っているのを見て、真似して買った。安物だが、これが私からしたら魔法の道具だった。
もとの顔も、痩せて眉毛を削れば悪い顔ではなかった。少しばかり人中が長いが、その程度大したことはない。
顔の比率も理想に近く、肉の取れた輪郭は綺麗な卵型で(若干面長だが)、顔は普通のサイズよりも小さい。昔から姉と母に言われていた言葉(太っていたので信じていなかったが)は、本当だった。目の大きさも平均値より大きく、力強い目は目鼻立ちをはっきりとさせ、鼻筋もある程度通っている。目と眉毛の距離が近く、口も大きく、芸能人レベルではないがまさに顔タイプエレガントといった形だ。キリッとした顔つきは、周囲の人に賢そう・しっかりしていそう・頼りになるといった印象を持たせる。縮毛矯正をし、アイロンで伸ばした髪は、顔の力強さに負けていない。あの太かった眉毛に伴う長いまつ毛は、私の目の美しさを作り上げている。立体的な造形の顔と長頭の形は横顔の形を綺麗にし、腰の細さを強調させる。
この顔が、さらにメイクで化けた。黒いアイライナーはよりはっきりした目へ、書かれた眉毛はより凛とした表情へ変化させ、色白で力強い顔には真っ赤なリップも映える。赤いアイシャドウや濃いチークにだって負けず、それどころかより顔を華やかに彩る。マスクを取っても、整った顔立ちは変わらなかった。マスカラではっきりとさせた長いまつ毛は、少し目を細めて現れた奥二重に重なって、憂う表情を美しく彩る。
街を歩けば、通行人が振り返った。周囲の男子学生や男の人が私にだけ優しくする場面だってあった。よく色んな人から眺められた。見惚れられた。彼氏もできた。いつも私の顔を美人だと言ってくれる。ネット上のコミュニティでは、私が美人だという話がよく話題になった。実際に出会ったネットの友達は、女慣れしている人でも私の姿を見て固まっていたし、明らかに優しくなっていた。どうやらその後、写真で見るよりもずっと美人だったと言いふらしていたらしい。私の姿を見て美人だと言わない人はいなかった。昔はあんなに綺麗に見えた通行人も、今思えば普通の人だ。
醜く太った、毛深く垢抜けない女から、誰もが認める美人になった私は、お洒落に目覚めた。真っ黒なワンピース、激しいピンクの色、かっこいいベストなど、強い色の服や上品そうな服を身に纏った私は、ミステリアスで不思議な魅力を持つ美女とも言えた。イヤリングは顔の煌めきを増大させるし、特殊な色のネイルにだって負けなかった。
痩せて美人になってからの私は、よく音楽を聴くようになった。聴く音楽の対象が変わった。
美しい歌声で歌われる妖艶な曲に自分を重ね合わせたし、繊細さを重ね合わせたような曲のような価値観を持ってみたいとも思った。私の容姿だと、そのような価値観を持っていてもきっと絵になると思ったからだ。私はここ数ヶ月間、美人な自分と美しい曲を重ねては、綺麗な自分に酔いしれ続けている。それはもう、異常なまでに。
きっと今までずっと醜く、虐げられるように生きることを続けてきたから、その反動が大きかったのだと思う。もう周りを気にしながら外食をする必要なんてない。大手を振って表を歩ける。私は痩せて美しくなってから、以前のようにこそこそと生きる必要は無くなったのだ。
そしてこれからしばらく、美しくなった自分に酔いしれ続けるのだと思う。綺麗な服を集め、もっと上品になって、周囲の人からは高嶺の花として扱われて生きるのだ。
それでも、つい一年前まで醜かった自分の影は消えない。私が美しくなったのはここ数ヶ月での話しだから、それまでに虐げられてきた記憶の方がずっと長い。目を閉じれば、高校生の頃のクラスメイトの男子生徒の、私にだけ雑な扱いをする様子がフラッシュバックする。今だって、太っている人や不細工な人を馬鹿にする言葉には腹が立つ。容姿が優れている友人と扱いが違うことを語った漫画やツイートには、思わず共感して読んでしまう。所詮ここ数ヶ月で綺麗になっただけの私は、外見が変わろうとも中身はほとんど全く変わらないのだ。昔の醜かった自分を見下し、悦に浸りたくとも、浸り切ることはできない。
しかし、やりたいことはある。太っていると周囲の人が本性を表すとは本当のことで、きっと私に対して明確に態度が悪かった人は、そういう人なんだろうと思う。そして、私が太っていた時から仲が良かった人は、本当にいい人なのだ。
私のことが、高校の頃から好きな人がいるらしい。もうすぐ4年になる。私は彼に対して恋愛感情はなかったので、ずっと見てみぬふりをしてきたが、もし今の彼氏と別れたら、会いに行こうと思う。
その友人も容姿はそれほど優れていないし、言ってしまえば内気な人だ。きっと、人の容姿などもあまり気にしないんだろうと思う。
それでも、こんなに美人になった私をみてほしい。彼が好きになったのは私の容姿ではないにしても、昔よりも綺麗になった私をみて、感動してほしい。そして、それでも中身は変わっていないことを伝えたい。
ので、感想を書き残す。
スネイルズハウスくん、DJ下手なんやね。ぶつ切り繋ぎ、アンセム連発、DJ歴半年の子かと思った。
いい曲かくし、remix上手いのにまさかmixが下手やとは意外だった。
モエショップ、好き。曲が好きなのが大きいけどBPM低めでノリやすいし、計算されたセトリに丁寧なmix、わかりやすい煽りで安心感があった。
ぴっこさん、やるやん。正直あんまり曲知らんというか、前にちょっと聞いてみた時は未来茶系サウンドの焼き直し感があって、またkawaii系のフォロワーか、もうおなか一杯やわと思ってたけど、生で通しで聞いてみたらええやんと思ったね。
あれだけ可愛いで埋め尽くすセトリ、エリアのテーマにぴったり合ってて仕事できるなと思った。
まあでも一番キてたのはkawaii系からハカハカの潰れたサウンドへの流れ。この日を通して一番トべるポイントだった。
ネコハカ、煽るのが上手い、安定感しかない。でも曲が全く刺さらんのよね、ごめんなさい。どうしてもギターが邪魔に聞こえる。
これは俺の好みの問題でしかないのでネコハカのお二人には何の非もないです。パフォーマンス力は文句なしのトップ。
norくん。客のレスがイマイチなことにキレて、音止めてやり直したところで、おいおいやってんねえ!となった。数十人規模の小さい箱ならよくやるけど、企業主催の公式のホールイベントであれやる度胸ない。さすがだわ。バカ広い会場でいつも通りのクラブのDJやってくれる安心感よな。
Yunomi大先生、コンテンポラリーアートっすか?
うごくちゃんのミニマルミュージック風remixからの枕もとにゴースト。
たぶん何か意味があるんだろうけどそれを読み解けるほどうごくちゃんのこと知らないんよね。
何年前だったか、京都の南座に🍵見に行ったら、デカマスクにデカグラサンの青髪の女性が歌ってて、そのときはへー、この人人気の配信者なんや、くらいにしか思わなかったけど、そのあと何年かして自ら命を絶ったってニュースを目にして、少し悲しくなった。そんなことを、思い出したわ。
そんなスタートだったからか、全体的に重く、悲しい雰囲気があったね。明るくキラキラした曲も素直に楽しめないというか。まあ夜の部のコンセプト的に間違ってはいないと思うけど。
それにしてもYunomi大先生はどこに向かってるんやろね。俺はまだフォローしてくつもりだが、ここ数年の転向以降ついてけないオタクも多いんじゃないか。
電音部史上最高やないか?昼の部の小道具大道具モリモリで視覚的にハラジュクをわからせにくるのよかったし、夜の部は夜の部で変化がわかりやすかった。照明、音響文句なし。
ライブパートで字幕が出てくるの、ありがたかったな。新曲でも言葉がスッと入ってきて、ミュージカルみたいに楽しめた。
そう、ミュージカルみたいに楽しめたのが大きい。
原作?の物語を舞台上で表現するっていう一本の筋が通ったことで、全体が一つにまとまってて、いい感じやった。
いままでの電音部のイベントって正直な話、いろんな界隈のオタクを集めてわーわー騒いでるだけっていう、なんかよくわからんもんやったけど、今回のは違ったね。
ようやくバンナムが電音部をやる意味が出てきたんやないかと思ったわ。
アニソンフェスみたいなもんは文脈を共有してるから成立してるわけで、アニメ化ゲーム化してない小説だけの電音部は文脈が薄すぎてなんかようわからんかった。
もちろんオタクが集まってわーわー騒ぐのも楽しいけど、そんなもんはバンナムがやるまでもなく、いろんなオーガナイザーが低コストでやってくれてるし、バンナム謹製のお高いチケットには見合わんのよな。
なんにせよ光明が見えてきた感あるし今後が楽しみやわ。