はてなキーワード: ネイルとは
乗れてるもの
・音楽
最近そこそこ追えてる、ランキングがなくて困ったけどカラオケのランキングがかなり参考になる
・新海誠
君の名は。天気の子、全然ピンとこなくて絶望してたけどすずめはそれなりに面白かったので安心した
見ればそれなりに面白い
くだらないのもあるけどスキップすればいい
流行りネタは追ってなくても勝手にちょいちょい挟まれるから助かる
「あ、それ知ってる」レベルにはなる
・アニメ
乗れてないもの
てか嵐あたりからわからんねん、テレビ見ないとジャニーズはガチで追えない
BTS、TBT、見ようかと思ったら韓国語わからなさすぎて詰んだw
てか男子高校生はやっぱVtuber見てるらしい、Youtuberは割と女子向けなんだな、どおりで・・・
平成フラミンゴあたりは面白いけど、長いんだよね最近のYoutuber
・Zenly
潰れて安心した
・お菓子
グミ食べる気にはなれない
・言葉
ありがたいことにここ数年若者言葉というものが消えてる気がする
・ゲーム
なんかここ15年くらいゲームできてない、実況は見てるけど
どうも女の子はみんなきちんと手を洗うしいい匂いがするしうんこもしないと信じている人がいるようだが、手を洗わない女だって結構いるぞ。
どうも用を足した後、(女は個室なので小さい方なのか大きい方なのかは時間で推測するしかない)髪を整えたり化粧をしているうちにその辺バグってしまう人がいるようなのだ。よく洗ってない手で顔とか触れるよな。
これは推測だが、女は用を足さずに化粧のためだけにトイレを使う場合がある。その場合とゴッチャになってしまうのではないかと思う。私は個人的になんとなく気持ち悪いし、粉とかつくから最後に手洗ってから出るけどね。
他にも、指先だけチョイチョイと濡らして髪を整えて終わりというパターンもある。こんなの洗ってるうちに入らないでしょ。ネイルとかアクセが傷むから嫌なんだろうけどさー。
これ日本だとかなりマシな方で、個人的に海外に住んで長いんだが、海外だとさらに多い。ババアとか化粧どころかそのまんまスーッと出て行く。飲食店の制服着てたりもする。
もう誰も信じない。
・恋愛(浮気されたけど失敗じゃない、彼との関係を中止しただけ)
・就活(面接で落とされたけど失敗じゃない、またやり直せばいい)
・恋愛(告白したら断られたけど失恋じゃない、まだ諦めてないから)
・推し活(報道があってから冷めただけ、前は楽しかったから成功と言える)
・ネイル(思ってたのと違ったけど失敗ではない。そのサロンに通うのは中止した)
・パーマ(ストレートがすぐ落ちるんだけど失敗じゃない、元々そういう髪質だから)
・恋愛(マチアプで待ち合わせしたら来なかった。相手がアホなだけ)
・サブスク(解約するの忘れてた。でも失敗じゃない、その分今からたくさん見るから)
なんかTwitter見てたらおすすめ欄に出てきて、色々追ってたらモヤモヤしてきたので吐き出し口というかなんというか。
とある絵師が描いた女の子のイラストを投稿し、絵師本人としてはギャルとして描いたものだそう。
それを「ギャル見たことないの?」と引用RTしたツイートが、自分のおすすめ欄に出てきたのが元。
リプとかいっぱいついてたのでつい見てみたら、「絵に何言ってんだ」っていう引用RT主を批判するムーブだったり、逆に「オタクってギャルの理解浅すぎ」と絵師やオタクを批判するムーブだったりが見えた。
「ギャル」で検索かけるとなんか明らかに当人置き去りで周りだけが対立してる感じがあって、『ど、どっちもめんどくせー・・・』となった。
めんどくせーとなるものの、なんでどっちもこんな必死に怒ってんだか分かんなくて不思議だったので考えてみることにした。
で、考え始めるとどうにも言えないもどかしさが湧いてきて整理がてら増田にきた。こんなもん自分のTwitterでやろうものなら、絶対へんなの来るのが想像に易いので匿名で。
なにがもどかしかったりモヤモヤしたかって、この件ってお互いに怒ってるポイント違うだろうに怒りの根本じゃなくて「イラストのギャル」について延々言い合ってるからなんかすれ違ってる感があるというか不毛な言い争い感が凄まじいというか。
ただ、この「怒ってるポイント」って血気盛んなツイートやリプをしている人の内容をサーッと見て、勝手に思っただけのものだから実際の思考や意図とは違うかもしれない。もしくはわざわざ考えなくても見りゃわかるだろ、って思ってもそっとしておいてください。
で、本題なんですけど。
その絵師さんが好きな方とかそのイラストが好きな方とかが怒ってるのはたぶん、『(ギャルを描いたと言う人に対して)ギャル見たことないの?』という「ネガティブな言葉をわざわざ引用RTという作者本人に見える形で向けたこと」、つまり作者本人への攻撃とも捉えることができる行為に対してじゃないかって。
作者にネガティブなコメントついたらそりゃ勿論ファンはいい気しないのはよくわかる。色んな感じ方があるからネガティブなことを思う人が居ること自体はしょうがない、でもそれをわざわざ本人に言うか!?言わなくていいじゃん、個人のツイートで言えば良いじゃん!なんで本人を傷つけに行くの!?それに言うにしても言い方ってもんがあるだろ!って思う。
だから、温度のない言い方に対してそれ見た作者のひとが傷つくだろうから謝ってあげて欲しい・ないしは発言を撤回して欲しいという感情が先走って、『お前の発言は間違っている』という落としどころに導くために、「絵に何言ってんの」とか「お前のギャル観は間違ってる」とか「作者の人は間違ってない」という方向性に進んで行くんだろうなぁという見解。
自分はオタクなので推しに置き換えて考えた時にそういうことがあったらやっぱりいい気はしないので、自分としての思考はこっちに寄ってしまうけど過剰にファンが騒ぎ立てるのは逆に本人に迷惑かけるので触れないことがそもそも上策だと思う。
そして、その絵師への擁護への反論やギャルに関して諸々の指摘される方は、「リアルと、そのイラストの『ギャル』の違い」を声高に仰る方が多かった印象。
『ギャル』っていう実在する一種のスタイルというかジャンルに対して愛着がある人から見たら、『オタクに優しいギャル』という『オタクが考えたギャル』という概念は、その愛着があるものを勝手に違う型にはめられたような、侵食されるような、違うもので上塗りされるような嫌悪感があるが故の住み分けをして欲しさという解釈。
何かに置き換えてその感情を想像できないかと思うけどいい例が思いつかない。その俳優の人となりが好きなのに、一度演じた役柄の話しかしてこなくてあまつさえその役柄と違うことを素の俳優がやったら文句言ってきたり、素の俳優が嫌いでその役柄に当て嵌めさせようとするばかりか、「(想像上の何か)の○○さん」という概念を作り上げようとする俳優ファンに出会うようなもんなのかもしれない。いやそれめっちゃ嫌だな・・・。勝手な個人の感想だけど「全部愛せよ」ってなる。
もちろんフィクションはフィクションであって、「オタクに優しいギャル」というリアルとは切り離した創作上の概念ではあるけど、「ギャル」ってリアルにも存在する呼称を使うから、リアルと違えば違う程、またしっかりとしたイメージを抱いているほど嫌悪感出るのも分かる気がする。そういうリアルと創作を切り分けて楽しむっていうのかなんというか、誰にも言われずとも「そういうもの」って古のオタクは閉じたコンテンツの中での暗黙のルールとしてやってきた印象はあるけど、昨今の増えていく注意書きや地雷配慮などを見ていると今はそういう時代というか、開かれたSNSってそういうことなんだろうなぁと思ったりもする。
たぶん同じ理由で「オタクに優しい『ヤンキー』」とかでも同じようなこと起こるかもしれない。もしくは起きてるのかもしれない。
そういう観点で見たら「オタクに優しい『ギャル』」じゃなくて「オタクに優しい(自分の見解の)つえーヤツ」とか「オタクに優しい(自分が思う)ヒエラルキー上位層のヤツ」とかなんかもうちょっとふわっとしてたらこうはなってないんだろうな・・・。自分はヒエラルキー下位の人間だったので、創作の中でぐらい夢みたい気持ちは十分にある。
あとは普通にオタクが嫌いだから『イラスト』などのコンテンツに拒否反応がある人もいるだろうけど。それはどうにもできない。嫌いとか嫌だと思うのもそれは人間の感情なので、思うこと自体を否定することは出来ない。
でもだからと言って、好きでも嫌いでも何を言ってもいい訳ではないので・・・。
そんで、「リアルのギャルのこと分かってない」って指摘から「リアルのギャルっつーんならこれもギャルだろ!」って極端な例を持って来て反論して、そんで作者の性別やらセンスがどうこうみたいな話になっていって、なんでどっちもこんな不毛な話をいつまでも冷静にならずに熱心にするのか分からん。熱くなりすぎてどんどん話が訳わからんことになってるし、明確な絵師叩きまでいったらなんか違くないかって思う。
・・・というところまで考えて、ままならんというか、どっちもめんどくせーってなった。絵師本人も自分が見た引用RTの元の人も、既に終わらせた話として話題にすらしねぇのにいつまでやってんだ。
自分の周りにギャルはいなかったので、リアルのギャルは知りません。
でもテレビのインタビューやバラエティとか見たのは、メイクばしばしでまつ毛くるくるで、髪色は明るい茶色とか金髪っぽい髪色してて、ネイルも長くて装飾がすごい感じでとりあえず派手で盛ってて、服装も身体を隠さない(露出狂という意味でなく)ちょっと露出ある服着てて自分に自信があって、という感じの女子だったのでそんなイメージです。
だからそのイメージで言うなら、絵師さんのイラストの女の子は自分のギャルイメージとは少し違うんですけどべつにそれがどうかするわけじゃないので、絵綺麗だな、というふわっとした感想しかなかったのですごい盛り上がってる人たちがいて慄いてしまった。
新しいバイト先がネイルOKだったのでジェルネイルで痛ネイル(キャラのイラストを親指に描いてもらう)を6ヶ月やってみた感想。
良かった点
・可愛い
めっちゃ可愛い。寝る前とかふとした時に見て可愛い〜となる。1ヶ月周期で変えたけどどれも1ヶ月間飽きなかった。
・映える
手にものを持って写真撮る時ネイルがあるだけでめっちゃ映える。
・褒めて貰える
アニメのポップアップショップに行った時(平日でガラ空きだった)に店員さんに可愛いですね!って言われた。凄く嬉しかった。
暇があればインスタで検索して次回はこのデザインにしようかなとか考えてた。陽キャっぽい。
・深爪しなくなった
悪かった点
・折れそうで怖い
手のひら側から少し見えるくらいの長さから初めて6ヶ月目は1.5倍くらいになっていたのでボタン押すのも怖くなって指の間接で押してた。
・ネイリストさんとの会話が辛い
3時間くらい喋り続けられるまたは無言に耐えられるタイプなら大丈夫だろうけど私は耐えきれなかった。
・高い
10分1000円〜とかなので後半になってくると脳内で値段計算して早く終わらないかなってなる。
・音ゲーができない
画面に当たってめちゃくちゃ押し辛いしカチカチ煩い。
これが一番辛かった!生活し辛過ぎた。ジェルネイルって多分ラップとか使わないハイソな人がする物なんだろうなと思った。
結論、著作権もグレーでデメリットが多すぎる痛ネイルに月3万4万使うくらいならその額課金した方が良かった。庶民にキラキラインスタグラマーごっこは難しい。
やっぱわざわざ外出てきてインドアなことするのってどうなん?という気持ちみんなうっすら心の奥底にあるんだろうか。
確かさー
冷蔵庫の扉を開けて落ちてきたペットボトルが足の親指の左の爪にクリンヒットして、
結局トータル合計16ヒットしてってことがあったの。
いてー!って思いながら
案の定左足親指の爪の付け根が青くなって私の顔も同時に青ざめたわ。
それからもう年が明けて、
その青くなってアザになった爪がようやく
爪切る白い部分のところまで到達してきて、
これ怪我の全治何か月って言い方をする方法だと私これ全治10か月って事の怪我を負ったってことで間違いないわよね?
そのずーっと青かった爪の部分がやっと全部生え替わって直った感じよ。
足の爪って全うに全部生え替わるのって1年はかかるのね?
これって
ハワイが日本列島に大陸移動するマントルの年間何センチか分からない移動なんだけど
それに匹敵する大陸移動が私の左足親指の爪で繰り広げられたかと思うと
そんでさ、
その当時痛かった思い出として写真を携帯で撮っておいたんだけど、
いつ頃の写真かすっかりうっかり忘れてしまって失念してしまっていたんだけど、
その足の爪のヒットした青くなっているなりたての写真が出てきて、
なにこれ?
こんな検索の仕方ができるの?って
試しに
手からから揚げ!ってやってみたけど出てこなかったのは明らかにして確かなことだけど、
豆腐!とかって検索してみたら夏に一杯食べたルービーのおつまみのアテに絶好調だった私特製の冷や奴のミョウガとネギがバンバンに乗って搭載された写真がたくさん一堂に出てきたから凄いな!って思う反面
掃除で撮っておいた激落ちくんの白い四角いスポンジも出てきたので
豆腐とむき出しの激落ちくんの見分けは付かないみたいよ。
人類は豆腐とむき出しの激落ちくんの白いスポンジも見分け付いて間違わなく未来が来るのよね。
まあ
そんなことより
コロンブスがなんか大陸を発見したときの気持ちと似て近しいものなのかも!?って思ってしまったわ。
生え替わったと言っても、
まだ多少は凸凹しているので、
足の爪にネイルを何か塗るにはまだできないけど
こうやって再生可能足の爪はエスディージーズなのかも知れないわ。
サスティナビリティーよね。
これをもって私のサスティナビリティレポートとさせてもらうわ。
豆腐とむき出しの白い激落ちくんのスポンジの見分けの付かないテクノロジーはいずれ解決する未来なのかも知れないわね。
足の爪にものが落ちてきたってのを教訓に
冷蔵庫にはたくさんレモン炭酸をたくさん詰め込まないことを学んだわ。
悲しいだけの物語は嫌じゃない、
悲しいけれど教訓こそあればそれはなんてフランダースの犬の物語のあれは何ただ悲しいだけの物語?って思わずに済むし、
たくさん詰め込まないことを1つ学んだだけでもお利口になったから、
それはそれでよしとするわ。
うふふ。
今日はそう言えば逆にあんまり店頭に無かったのかも知れないハムタマゴサンドで
久しく見つけたような気がしたから
すかさずゲッツよ。
朝起きたて
何かすぐに食べられないけれど、
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
社会人になってから、なかなか休みが合わなくて、ずっと会えていなかった親友と久しぶりに会ってきた。
彼女は昔と変わらない笑顔で「久々ー!」と手を振りながら駆け寄ってきたから、わたしも嬉しくて手を振りながらはしゃいだ。
「やばい、いつぶり?」「確か3月が最後、やばくない?」「そんな経つ!?」
肩でどつきあいながら、足は自然と馴染みのカフェへ向かっている。きっとお互いに、早く話がしたかったからだ。
ランチとドリンクの注文を済ませると、謎に「お久しぶりでございます」とかしこまった挨拶をして、近況報告会が始まった。
…はずなのだが、何だかいまいち話が盛り上がらない。お互いに相手の話に上手く共感できない。
あんなに一緒にいて楽しくて楽しくて仕方のなかった親友と久しぶりに会えて、積もる話もあるというのに、どこか、何かが違う気がしてならない。
そして、わたしがそう感じるのは、今回が初めてではなかった。
高校1年生のとき、部活の入部説明会で出会った彼女とは、今や8年目の付き合いとなる。
クラスこそ違ったものの、オタク趣味や物の考え方、価値観など、話が合う点が多く、彼女とはすぐに仲良くなった。
同じ運動部の部員として、切磋琢磨する中で絆が芽生えた。合宿中には、他の部員を起こさない程度にひそひそと眠れるまで小声で話すことで、より仲が深まった。部活終わりには決まって駅近くの本屋に寄って、漫画の新巻を指差しては「これ面白かった」だの「この作者好き」だの「こういうの好きそうだよね」だのと語らった。休みの日には学校最寄りのカフェで落ち合って、ジュースとサンドイッチを頼んで何時間もくだらない話をした。当時わたしが好きだったアイドルの誕生日には、ホールケーキを買ってきて、教室で細やかにお祝いしながら完食した。
彼女と過ごして楽しかった・面白かった出来事は、挙げ出したらきりがない。彼女はわたしの高校生活を語る上で欠かせない、かけがえのない存在だし、誰よりも同じ時間を共にし、誰よりも笑い合った親友だと自信を持って言える。
高校卒業後は別々の大学に進学をしたが、月に1回程度はカフェに集まって、近況報告会をした。
ひと月ぶりに会っても、昨日も会っていたかのように話し出しては、ケラケラと笑い合って何時間も過ごせるのがわたしたちだった。お互いに時間割もアルバイトのシフトもバラバラだったけれど、休みを合わせて何度も遊んだ。
学校のこと、アルバイトのこと、趣味のこと、日々のこと、家のこと、恋愛のこと。文字通り『何でも話せる仲』だった彼女とわたしは、会えばいつだって話題には困らなかったし、どんな話にも「わかる」「それな」と言って頷き合っていた。
「何かが違う気がする」そんな違和感を感じ始たのは、大学3年の頃だった。コロナ禍になって、誰とも気軽に会えない日々が続き、半年以上ぶりにようやく彼女と対面で会ったときだ。
これには少し心当たりがある。コロナ禍で、彼女と会えなかった時期に、わたしには大きな転機があった。アルバイト先で恋人が出来たのだ。
お恥ずかしながら、わたしは大学3年になるまで恋人がいたことがなかった。人生で初めての恋人。浮かれるなという方が難しくて、わたしの興味関心は恋人で持ちきりになってしまったのだ。これまで興味のあった漫画やアイドルといった物事は、わたしの頭からすっぽりと抜け落ちてしまった。
おかげで、彼女と会ったときに、話せる話題がわたしには「恋人のこと」しかなかった。もちろん、だからといって彼女と何も話せない訳ではなく、彼女と恋人に関することで話せることもあったし(彼女にも一時期彼氏がいた)、大学のレポート課題やばいよね、多いよね、そんなありきたりな愚痴はお互いに共感できた。彼女が継続して好んでいる漫画やゲームの話もよく聞いて、彼女は今そういうジャンルにハマってるんだなあと笑いながら相槌を打っていた。
だけど、どこか、高校生のときように手を叩いて、心の底から「わかる」「それな」と言って笑っていたときとは、やっぱり違うような気がしていた。
大学4年となり、就活と卒論に追われる日々が続き、また2人で会えたのは大学卒業後の3月末だった。それぞれの就職予定の会社上、お互いの休みが合いそうもないことは分かっていたから、社会人になる前に会いたかったのだ。
近況を話してみると、彼女は変わらず、漫画やゲームが好きなようで、最近ハマっている作品の話をたくさんしてくれた。何の情報も追えていないわたしは、どの作品も知らなくて、ただひたすらに新鮮な気持ちで聞くばかりだった。そしてわたしも、変わらず恋人のことで頭の中が持ちきりだったから、触り程度に恋人との話をした。なんだか、お互いに別世界の話をしているようだった。
そのあとは社会人生活、不安だねえと言い合っては頷き、卒論を書き上げたことによる解放感を分かち合ったりして、その日は解散した。
そして、今日だ。
社会人生活に慣れ、ようやく時間を合わせて会うことはできたが、話し始めてみると、いよいよお互いの話が噛み合わなくなってきた。
まず、彼女が漫画やゲームが好きなこと(新しく音楽アーティストにもハマっていた)。そして、わたしも恋人のことをよく考えているのに、変わりはなかった。お互いの話にお互い「そうなんだねえ」と、なんてことない相槌を打つほかない。
職種が違うため、業務に関する話で彼女と共感できないことについては当然だから仕方ないとして、それ以外の些細なこと、例えば通勤一つとっても話は上手く噛み合わなかった。
電車で片道1時間半の通勤をしている彼女と、車で片道20分の通勤をするわたし。「疲れているときの帰りの電車が辛いから課金して特急乗ってるんだ」と話す彼女に、わたしは理解はできても、心から共感してあげられない。そして彼女もきっと「混む道路を迂回できる裏道を見つけると通勤楽になって楽しいんだ」と言われたところで、理解はできても、共感はできなかったと思う。
それに、わたしは社会人になると同時に一人暮らしとなり、家のことに興味を持ち始めた。自炊が楽しい、食器にこだわりたい、インテリアにこだわりたい。休みの日はそんな日々の暮らしを楽しんでいる。
一方、彼女は実家住みで、最近はネイルに凝り始めた。自分に合う色はこんな色、こんなビーズが可愛くて好み、こんなデザインに憧れる。今日も休みの日に行うネイルのことを、とっても楽しそうに語ってくれた。
彼女の話を聞くのは、好きだ。彼女が楽しそうなら嬉しいし、もっと聞きたいと思う。
けれど、わたしが今彼女の話にしてあげられるのは、あくまでも理解でしかなくて、共感とは少し違うのだ。
だから、なんだか、昔ほど話は盛り上がらなくて、昔ほど「わかる」「それな」と声を上げて笑うことも少なくて、今日は不思議な時間を過ごしていた。いつもは夜遅くまで一緒に居るのに、18時半なんて早い時間に解散してしまった。
けれど、前のようにたくさん笑い合うことができなくて、寂しいような気持ちも強くある。彼女が遠く離れた存在になってしまったような感覚がある。
今日撮った写真をカメラロールで振り返ると、カフェでわたしはアイスコーヒーを、彼女はメロンソーダを頼んでいる写真が一枚ある。
なんとなく受けそうな暗めのダークブラン。
重すぎず軽すぎずな髪色。トーン6くらいの髪。
ネイルはたまにやるくらいだがベージュか、暗めのピンク。アートはやらない。短めの爪。
オフィスでも大丈夫な服は、派手過ぎない色で、普通の形で、面白くはない。
面白くない服だけど、それがオフィスでも大丈夫な服というものだった。
電車に乗ったら他人の会話が気になって、香水の匂いにもすぐむせてしまう。
HSPという言葉があったけど「それかも?」と思いつつもよくわからない。
仕事を変えようと思って髪の毛を暗く染めに行った。
ハイトーンの髪にバチバチのマツエク、長くとんがったネイル。かっこよかった。
抗不安薬を飲みながら、布団にまるまっていた。
自分を変えたいな。
強くなりたいな。
うじうじ悩みたくないな。
そう思ったら「ギャルになりたいな」と思うようになった。
私の中のギャルは「自分を持っていて、強い。明るい。前向き。おしゃれで元気」だ。
とりあえず、手持ちのカラコンをいれてみた。
HONEYDROPSというところのカラコン。「うるつやピンク」らしい。
前に大きいカラコンをいれたら、焦点のあわない宇宙人みたいになってしまったのだが
「ふんわりぼかしフチ」とやらのおかげか、自然と目が大きくなった。
最近のカラコンはすごい。通販なら度つきも揃っているので、メガネ愛用者の私にも優しい。
目が小さいのがコンプレックスだった私は20歳を過ぎたときにまつエクに出会う。
まつ毛だけでこんなに印象が変わるのか!!!???と衝撃だった。
フラットラッシュというタイプのエクステを120本つけてもらった。
アイライン効果もあるし、毛のおかげで顔に立体感が出来た。本当にまつ毛というものは不思議だ。
女性は、線を引いたり(アイライン)まつ毛に繊維をつけて長く伸ばして瞳をきれいにする技術を持っている。すごい。
下向きまつ毛の私も、まつパーをしたりエクステで、なんとか小さい目に抵抗していた。
そして最後のネイルサロン。久しぶりすぎてマグネットネイルを目の前で初めて見た。
長さだしはしてないサロンだったのでとりあえず、定額コースで派手めのアートもつけてもらった。指先が3色に染まってキラキラしている。
正しい「ギャルのネイル」がわからなかったので、とりあえず「自分が好きな色味だけど、派手目。マグネットネイル。アート込み」にした。
こうして、即席のギャルが完成した。
とりあえず目の下の手持ちのラメシャドウを塗ってみた。それっぽい。メイクはこれから要研究である。
指先がカラフルで可愛い。爪が短いからギャルっぽくはないが、テンションがあがる。モテる爪じゃなくていい。自分ウケである。っていうかそもそもモテる爪ってなんだよ。可愛い子はどんな爪でもモテるだろ、と思った。
洋服が全くギャルでないことは置いといて、即席のギャルは完成した。