はてなキーワード: 思い入れとは
そして話を現代に戻そう。
ある日、弟が帰ってくるや否や手紙を見せてきた。
「あの学童所が引っ越すんだって。名前も『ハテナ学童』から、なんかよく分かんないのに変えるとか」
むしろ、あのボロい住処でつい最近まではやっていたことに驚きだ。
それにしても、引っ越すだけではなく名前も変えるのか。
「で、引っ越す時に手伝って欲しいって。ボランティアで」
「ボランティアねえ……」
恐らく、タダ働きってことだろう。
「で、兄貴は行くの?」
「まさか。俺たちはあの施設に金を払って、不本意にも預けられていただけだぞ。引越しの手伝いなんてする義理はない。経済回すためにも業者に頼めってんだ」
「大した理屈だけど……兄貴にだって、義理はなくても人情はあるでしょ。形がどうあれ、それでも世話になったと言えなくもないんだし」
署名活動の時やたらと泣き喚いていた弟が、随分と健気なことを言ってくる。
俺よりもロクな思い出がなかった場所だろうに。
「他の子もくるだろうし、皆で久しぶりに何かやるのもいいんじゃない。少しでも思い入れがあるならさ」
「にゃー」
膝に乗っていたキトゥンが、弟と呼応するように鳴き声をあげた。
そういえば、キトゥンと出会ったのも学童時代の出来事が遠因か。
いや、キトゥンだけじゃない。
ウサク、タイナイ、カン先輩、今でもよろしくやっている友人もいる。
その点では無下にもしにくい、思い出の場所といえた。
まあ、それでも俺の意志は揺らがないが。
「いずれにしろ、その日の俺はバイトだ。ボランティアと比ぶべくもないな」
実際のところ、都合悪くバイトの予定はない。
建前上、そう断っただけだ。
「はあ、分かったよ。じゃあ俺は、父さんと母さんにも聞いてくるよ」
弟がそう言って部屋から出ようとした時、俺は慌てて扉を遮った。
「待て弟よ。分かった、俺も行く」
「え、急にどうしたんだよ」
もし両親が手伝いにいけば、他の保護者や学童の子とも話すに違いない。
ティーンエイジャーにとって、そんな状況は想像するだけでキツかった。
親というフィルターにかけられた子供の話ほど聞くに堪えないものはない。
「俺が行く以上、人手は足りている。だからこの件は他言無用だ。もし聞かれたら『学童の子だけでやることだから』と答えろ」
「思い出の場所に別れを告げるんだ。バイトとは比ぶべくもない」
まあ、なんだかんだで“思うところ”もある。
建物は当時からボロかったが、久々に見たら更に酷くなっている。
「おう、マスダ。来てくれたのか」
久々に会ったハリセンも“ザ・中年”みたいな見た目になっていた。
「きてくれて悪いが、もうほぼ片付いているんだ」
確かに俺たちがやることは残ってなさそうだ。
それ以外はほとんどダンボールに入れられ、ほとんど車に押し込まれていた。
面倒な仕事は避けたくて遅めに来たものの、意外にも多くの人が手伝いに来ていたらしい。
「せっかく来たんだし、中でみんなと話したらどうだ」
手持ち無沙汰な俺たちに、ハリセンは気を利かしてそう言った。
促されて家の中を覗くと、元学童らしき人たちが談笑しているのが見える。
しかし、その中に俺たちの知っている人は少ない。
俺たちは踵を返して外に出る。
「……俺と弟は外で待つよ。まだやることがあったら呼んでくれ」
知り合いもいるにはいたが、今では疎遠になってしまっている相手。
話せることも話したいことも特になく、同窓会ってムードじゃない。
俺たちには、あの空間は居心地が悪い。
朝起きてLINEニュースで見つけた山ちゃんと蒼井優の結婚について一日中ざわざわが止まらず、仕事中も隙を見てはツイッターで「山ちゃん」と検索していた。
自分の人生に1ミリも関係のない人たち(山ちゃんを街で見かけたことはある)の結婚に心を乱される現象をみつめたい。ちなみにわたしは35歳の独身女性です。二人への思い入れは特になく、どちらかといえば二人とも好きです。
まず、この二人は独身が板についていた。蒼井優は次々にいい男、ここでいい男というのは単に見た目の問題だけでなく、少しだけ癖がありそうな、だけどその屈折がその人の魅力になっているような、なんかこうくすぐる感じの男の人たちと付き合ってきたと思う。勝手な印象だけど、蒼井優がその人たちに口説かれたというより、蒼井優がその人たちを魅力に感じ、近づいていったようなイメージがあった。結婚には興味なく、そのまま欲望のまま、いい男たちと次々付き合っていくのだと思っていた。一方の山ちゃんは言うまでもなく、ネガティブなモテないキャラを演じ続けてきた。
そんな二人が、いきなり結婚した。
このことにわたしは、希望を受け取ったのかあるいは絶望を感じたのか、まだ答えは見つからないまま、Abemaで会見の配信が始まるのを待っている。
ひとつはっきりしてるのは、このまま独身でいいと思っていそうな人たちが結婚すると動揺する、ということ。これは芸能人に限らず、周囲の人たちにも感じること。
あれは高校2年の夏前だっただろうか。突如として部活同期の中でスクフェス が流行り始めた。これをやったら色々終わると直感でわかった。でもダメだった。面白そうという誘惑に負け、秋に誰にもバレないようにひっそりと始めた。次の年の節分にはもうバレた。それから年末までイベントは確実に2枚どりできるよう頑張った。大学に入ってからも最低でも4枚、通常は6枚取りを目安にコツコツ続けた。
大学1年の夏にラブライブ!サンシャイン‼︎一期の放送が始まった。無印の方は全く本放送をリアタイ視聴できなかったのでワクワクしながら見た。次の年には高校の部活同期と3人で初めて聖地巡礼をした。
大学2年の秋にサンシャイン二期をみた。もう一度沼津に行った。大学3年の冬には劇場版も見た。一人で函館にも行った。
今日唐突な発表があった。自分の大学の知り合いもtwitter上で戸惑い、歓喜しているようだった。
純粋にμ'sへの思い入れが少なかったからなのだろうか。確かに高校の時みんなで映画を見ようとなった時も断ったしファイナルライブが行われた時もライビュに行くわけでもなかった。ただ大学でラブライブ!を知った人間も今日感情をぐちゃぐちゃにしていたのでそんなのは言い訳に過ぎないだろう。
わからない。何もわからない。こういう風に書けば感情が動かなかった理由がわかると思った。でも何もわからない。
もしかしたら自分はラブライバーではなかったのかもしれない。当日に近づくにつれてじわじわと事の重大さに気づいて感情が大きく揺れ動くようになることを期待して筆を折る。
http://b.hatena.ne.jp/entry/4669324878162268610/comment/kanatashiro
安全ピンでもハンコでも手を掴むのでも何をしても冤罪連呼勢の本音は結局「被害者が痴漢くらい我慢すれば丸く収まるのに」なのかなあ
なのかなあじゃねえよ
そんなわけないだろ
安全ピンもハンコも冤罪を防ぐ対策じゃないんだから冤罪に恐怖している人が冤罪連呼辞めないのは当然だろ
http://b.hatena.ne.jp/entry/4669324878162268610/comment/susahadeth52623
冤罪連呼勢って痴漢もしくはその予備軍なんじゃないかって思えてきた。現状間違いなく痴漢の被害者がいるのにそこを無視して仮想の冤罪被害者に思い入れすぎだろう。
現実見ようね
そんなこと言い始めたら痴漢しない男が圧倒的多数なんだから女は男を怖がるなって話になるからね
http://b.hatena.ne.jp/entry/4669324878162268610/comment/differential
痴漢がゼロになれば痴漢冤罪は生まれようがないので、痴漢が無くなる事を目指す方が人間らしいと思うんだよね/「痴漢に間違えられるかもしれない俺様のストレス」の方が子供の性被害より優先されて当然なのだろう
資生堂 アネッサ筋肉CM取り下げか 性暴力抗議デモ「オナニー」発言の弁護士出演で抗議殺到
判決文読まずに、司法のルールも知らずに「私が有罪と思ったことを無罪にするな」と主張するのって「オナニー」じゃないの?
「司法が市民感覚と乖離してる~」ってお決まりのフレーズ言うかもしれんけど、市民感覚に最大限寄り添った市民感覚通りの裁判をなんていうか知ってる?
「人民裁判」っていうんだよ。それを是とするなら法律いらないんじゃない?
推定無罪原則を破棄して「合意の証明」を求めたりするのもそう。オナニー。
君が大手を振って外歩いてられるのなんでか知ってるか?「犯してない罪を着せられない」という当たり前のことが守られてるからだぞ。
それを自ら破壊しようとしてどうするんだ。あ、対象は男だけですか?
弁護士と資生堂の表現の自由を奪う。使った資金や作った人の労力、思い入れなど微塵も考えずに表現を踏み潰した。
こいつらどれだけ腐ってるの?思慮が足りないの?自分のこと以外考えられないの?
嫌なら見るな、買うなで終わりだろ。
CM潰しを呼び掛けたり、不買運動を呼び掛けたり、海外に拡散しての不買すら狙ったり。
資生堂が寛容でよかったな。
今回の件で思ったわ。
こいつら、人治主義目指してるだけだ。自分たちが決定権を持ってる人治主義を。
もともと支持してなかったけど、今後とも絶対に支持しない。
邪魔する奴がいたらそっちを支持するし、なんなら私も邪魔する。
その前のツリーに私は、「出版社って金儲けだよ、社会的使命でやってないよ」と書いた。
その下に増田が、私立文系「だから」、「そりゃそうだ」と書いた。
「だから」を接続詞に使った意味は?そして「そりゃ」と「そうだ」の中身は?
増田が言いたかったことを、指示代名詞を無くして書き下せば「私大文系の人なんだから社会的使命でやってないのも当然だ」となるよね。
どこの大学を出てるかなんていう話はその前ではしておらず、増田が突然言い出したことだから、「私立文系」ワードは増田の思い入れにより、このツリー上に登場している。
私が、私立文系を貶めたいという気持ちが言外にあるのではないのかと邪推したのは、増田やはてなは「私立文系はバカ」と言いたがりの理系名だけがご自慢の馬鹿が山ほどいるコミュティだなと感じているから。以上。
以下お気持ち表明文につき。暇な人はどうぞ
※総選挙で積極的な活動してる方、総選挙が好きな方はご退場推奨
という話なのだが、まず最初に言っておきたいのは夢見りあむ嫌いじゃないよ、むしろ好きな方だよ
ということです
なんならCGになってもいい、でも今年は待って欲しい
今年は本田未央1位がいい。何故なら私は本田アンチ()だからである
本田さん自身は嫌いじゃない。本田さんに対する私の評価は好きでも嫌いでもなく普通くらい
でも本田さんって色々あって現状一番優遇されてるキャラじゃね、と思っている自分が居る。勿論偏見ではあるが
ここら辺詳らかに語っても偏見の塊を露わにするだけなので省くが、要するに本田さんを取り巻く状況が嫌いな訳です
なので、本田さんがさっさと1位取って来年から圏外にでもご退場願いたいのでありまする(まあ圏外じゃなくて圏内もしくは属性別15位以内には残ることもあるんじゃないかなとは思うけど)
本田さんが1位とって翌年また上位に居座ってたりしたら非常に悔しいですね。「それなら去年りあむ一位でも変わんないじゃん、りあむ一位が良かったよ」と手の平を返すことになる。きつい
そういう結果が"本田アンチ()である私"を一番ボコボコに出来るので本田P各位は頑張ればいいんじゃないかな!かな!
ともかく、この記事のまとめとしては「邪魔な本田を一位にするのにりあむが邪魔」というだけの話。単純明快
だから何
と思った方にはいや別になんでもないですって返すくらいにはどうでもいい話ですね
こんな記事読むより担当や推しのいいところ探した方が有意義なんじゃないかなと思いますよ
じゃあなんでこの記事を書いたかって事なんですが、前々から総選挙について思ってた事を吐き出したかったって部分が大きいです
ここからは蛇足ですが、つらつらと総選挙について思ってる事を書こうかなと思います
何がつまらないってのは後述しますが、簡単に言うと運営のやり方が面白くないって所ですかね
毎年ひねりがない。出来レース()。何かしらギミック追加しろ。こんだけキャラいて選ぶのは1キャラだけかい。中間発表だけかよ云々
楽曲選挙やった年は良いんじゃないかなと思ったけど、結局こいかぜ一位とかいうつまらない結果に落ち着いたのでトントンです
楓さんがパンデミックアローンとかみんなのきもちとか歌った方が面白いだろ!!!!派なので。それはさて置き
りあむさんに対して物語あるとかないとかどうでもよくないですかねあれ笑。いやそういう意見があっても別にいいとは思いますが笑。人間ですもんね、色々思いますよそりゃ。良い悪いは置いといてね
各々の担当または推しキャラにとっての一番の壁ってりあむさんよりも本田さんの方だと思います。P各位には本田さんもしくは自分の担当or推しの一個上の順位のキャラを憎むくらいの勢いでやって欲しいですけれども
まぁ、「わかりやすいヒットマーク」がある所に向かってる人達って大したことないというか、単細胞かよお前らと思わなくもない(ブーメラン)
新キャラが何かしら出てくる度に荒れてるようじゃね(不必要なマウント)
運営に対して不満がある時にツイッターで運営アカウントにクソリプする方々とか、自らの頭の悪さをわざわざ不特定多数の見えるところで露呈させてて面白いですよね(航空力学を利用して作られた真っ直ぐ飛んで真っ直ぐ返ってくるブーメラン)
いや、バンダイのメールフォームとか見えない所で文句垂れろよそのほうが賢いぞってね(賢いか?)
声無しPは声をつけたい、担当に総選挙曲を歌わせたい等のユーザーの物欲を煽りつつ、キャラ達をアイドルとして自分達の手で輝かせられる場を設けてユーザーを満足させる
これによってどれくらい稼げたかとかは詳しく調べてないのでわかりませんが、盛り上がりから見るになんとなく企画としては上手く行ってるんじゃないすかね。知らんけど
毎年こういうお祭りがありますよ~ってテコ入れとして導入してる部分もあるのかな~なんて想像してみたり
好きなキャラを布教したい人は、乗るしかないこのビッグウェーブ(企画)にと言わんばかりにワイワイキャッキャしていますね。楽しそうで何よりです
他にもこの企画を形容するにあたって様々な言葉があるとは思いますが、自分にとってわかりやすい大きな部分としてはこのあたりで
そもそもの話、私は人気投票というコンテンツそのものが嫌いなんですよね
総選挙自体は"選挙"なので、人気投票そのものではなく、もっと様々な要素が絡んで来るとは思いますけど。それにしたって色々絡み過ぎだろうとは感じます。声付かせよう選挙みたいな部分とかね。それでも最後は結局空気感で決まる所とか、嫌な所を言い出したらキリないですけど
誰が一位なり上位なりだろうと自分の好きなキャラは変わりませんし、誰々の頑張りに対して感心することもありません
楽しいのは圏内に来てるキャラを好きな方々だけでしょ、なんて身も蓋もない感想を抱いたりもします
ワイワイガヤガヤ荒れたり荒れなかったり、総選挙に対して思い入れがあるだけマシですよ。それ自体がくだらないと思ってる私にとってはどれも些末な事ですからね
そんな中でも"面白い"と思わせてくれるユーザーさんについては凄いなと思わざるを得ません。すごい、拍手。でもそれはその人が面白いってだけで選挙自体の面白さが変わることはありません。運営頑張れよぅほんとに、俺をもっと楽しませてくれ
面白いユーザーさんがいてもそこで「じゃあ俺も皆を楽しませよう」とか、「俺も好きな子の良いところを面白可笑しく広めたい」とかちょっとは思わなくもないですが、やりたいとは思いません。自分に自信が無いですし
他の人とコミュニケーション取りたいって柄でもありませんから、このビッグウェーブに乗ることもできない
となるわけです
運営がつまらない、私がつまらない。この二点です。わかりやすいですね
あとは運営アンチ寄りの声無しPあたりがうるさいかなーくらいですが、そこの部分は割と小さいのでここではほっときます
じゃあ総選挙に成り代わる面白いコンテンツが欲しいなって思うわけですが、これがなかなか思いつかない
デレステって音ゲーだし音ゲー大会でもやるかぁ?でも自分音ゲー上手いわけでもないしなぁ
楽曲選挙が惜しい線まで行ったし、もっと色々なパターンの選挙でもやるかぁ? でもやっぱりよくわからなかったりつまらん結果になって運営とユーザー両方にダメージが残ったら嫌だしなぁ
最後に、「プロデューサー、及び担当を名乗る事の烏滸がましさ」について少し触れたいかなと
結局自分は消費者側なんだから、デレマス公式に関わっているクリエイター陣には及ぶべくもないんです。及びたい訳でもありませんが
でも"プロデューサー"ってなんこう、いかにも私コンテンツ作る側ですよ~みたいな雰囲気があって嫌なんですよ。担当って言葉もなんとなくこのアイドルのために色々してやってますよ感が出ちゃってると思ってしまうんですよね
運営側がゲーム内外で"プロデューサー" 及び "担当"って言葉を推してる以上、気にしすぎだとは思いますが
そんなわけで皆さんが総選挙でワイワイやってる中私は隅っこでふんふんほーん鼻ほじしつつウジウジジメジメやってたいと思います
ジメジメキノコ~(輝子並感
そういえば、ゲーム内で勝手に手に入る総選挙の票を持て余してたんですけど、ある方に直接頼まれたのでその人の担当であるキャラに票を入れときました
来年も誰かに頼まれたらそこに入れようかな~なんて思いつつ、言いたい事は粗方書き記したのでこの記事を締めたいと思います
ここまで長々とお読みくださってありがとうございました
記事内に何回隠れたブーメラン飛ばしたかとか数えて楽しんでいただけたら幸いです。暇潰しになれたのなら更に嬉しい
この記事に不備等がありましたらご指摘いただけるとありがたいです
終わり
これは僕が少し勇気を出してクラブに行くようになってからはっきりと感じていることだ。
それで好きな音楽を聴けたら、なお最高だ。終わった後の余韻もたまらない。
先日行われたバーチャフリークvol.3、楽しかった。超アガったし、エモかった。
色々と語る前に少しだけこのイベントについて触れておく。
バーチャフリークは「Vtuberに魅せられたフリークが集って騒ごう」ということで始まったクラブイベントだ。
第一回からかなり盛り上がっていて、主催側も参加者側も熱量が本当に凄い良いイベントだと思う。
僕自身も皆勤していて、終わってしまう度にバーチャフリークに帰りたいと喚いてる。
どうしてそんな言い方をするのかといえば、今回は少しだけ毛色が違ったからだ。
https://twitter.com/virtuafreak_jp/status/1115989292138942465
今回のvol.3は、これまでと比べたら圧倒的にVtuberとしての文脈が薄かった。
まあ、正直仕方ないことだと思う。
音源化されてる楽曲はなんだかんだ言ってもまだ少ないし、各々皆が持っている曲やスタイルもある。
vol.2から3の期間も短かった。
仕方ない事だ。
「バーチャルもボカロもジャンル関係なく、音楽で繋がってればそれだけでいいんだって証明してくれた気がしたんですよね」
(https://twitter.com/virtuafreak_jp/status/1117348224166064133 より引用)
運営もこう言ってるし、多分無理して使わなくていいから好きにやって欲しいと促したんだろう。
これ自体は重要だと思うし、裾野を広げられることは素晴らしいことだと思う。
こういう機会に知ることが出来て好きになるってことは貴重な体験だって思う。
でも、これまでの参加を通じて僕が見てきたもの、欲してきたものはVtuberの文脈だった。
第2回までは「Vtuberに魅せられたフリークが集う」という点に拘っているように見えていた。
今回はそれが少し違って、前述のツイートも踏まえれば敢えて変えてきたことなのだろう。
勿論クラブイベントとしてはめちゃめちゃに楽しめたし、次回も間違いなく行くと思う。それだけのパワーがあるイベントだと感じてる。
でも、でもだ。
この方針が続くなら、vol.1、vol.2、そして今回の直前まで感じていた「Vtuberとしての文脈を感じながら盛り上がれるイベント」だとは思わなくなっていくのだろうな、とも思う。
そういう事を書きながら考えてみると、結局僕としてはじーえふとかワイパみたいなDJをバーチャフリークに求めてるんだろう。
(※勿論Vtuberである方々が好きなようにDJをやるってのはアリだと思ってて、今回言いたい事とは別ではある)
100%まで振り切らなくてもいいからせめてもう少し、もう少しだけイベントの中で文脈を感じ取りたかったのは僕の我侭なのかもしれない。
でも、ぶっちゃけただのクラブイベントならいくらでも他所の箱にあるわけで、それを求めるのは我侭だと思いたくない。
こんなの誰も読まないと思ってるけど、思い入れがあるイベントでずっともやもやしているのも不健全だからここに吐き出すことにする。
私はモバマスもデレステも数年前にちょっとだけプレイした程度のエアプで、ライブも一度だけピンチケ参戦した程度で殆ど知らないし総選挙に投票したことは一度すらなく全く思い出はないがアイマスPとして最低限デレマスを知っている
夢見りあむ
既に多くのお気持ち表明がなされているので今更語るまでもないが
まず、ラブライブであれサクラ大戦であれ、ありとあらゆるコンテンツは新キャラを投入する事で生き残ってきた。アイマスも例外ではなくASで一番人気の美希は新キャラだしミリオンでは紬、歌織 シャニマスではStraylightが、そしてモバマスでは数多のキャラが追加されてきた。
新キャラを追加しないコンテンツに訪れるのは緩やかな縮退そしてコンテンツの終わりだ
今のASがそうなっているように
で、新キャラを追加しなくなった、できなくなったサイゲは何をするようになったか
SSR実装やデレステへの実装 そして"声帯実装"をある種の新キャラの代わりとして扱うようになったのだ
ボイス総選挙と第4回の時点でソレは茶番になってしまっていたがそれでも2、3年は騙せていた。しかし、笑顔絵師やコピペジャケット、紙芝居MV、キャラ崩壊など総選挙以外でも不満不平が噴出するようになり、茶番では騙す事ができなくなっている事にようやく気づいたサイゲが重い腰を上げて作ったのが7人の新アイドルだ
初代 担当Pよりアンチの方が圧倒的に多いキャラ(楊菲菲を除く)
一人だけグッズが売れ残るのは当たり前、ニュージェネの中で一人だけ鍵とトレードされたり、トレーディンググッズは定価を下回る値段で取引された挙げ句、中古ショップでは最低保証と同じ値段という事実上の買い取り拒否されるような不人気ぶりだ
未だに頭に魔法がかかって総選挙が綺麗なものだと騙されたままの盲目信者及びデレマスに思い入れのないみんマス厨と本田未央を一度CGに祭り上げて投票から消そうとする勢力だ
夢見りあむに投票しているのは愉快犯などと揶揄されているが本田未央に投票しているのも何ら変わりなく愉快犯しかいないのだ
また、りあむには歴史がないと言うが本田未央には7代目シンデレラガールからセンターの座を奪ったり人のSSRやSRに無駄に出没しては本人より目立ったり、デレアニではポエムバトラーの次に大暴れしたりとゴリ押しの血に塗られた歴史しかない
んほぉ〜白黒とりあむを足しても全く足りない程に
夢見りあむが総選挙や声帯実装などデレマスへの憎悪の願望器だとするなら
本田未央は総選挙や声帯、出番などのデレマスの綺麗事の象徴なのだ
(中間二位のガチャブが一番アレだと思わなくもないけど………)
アイドルマスターシンデレラガールズは碁盤をひっくり返し自分の足で歩くのか
このまま魔法にかかったままでいるかの分岐点に立っていると私は思う
個人的にそのアイドルについて良く知りもしないくせいいけしゃあしゃあと綺麗事を並べては担当Pの意見を黙殺し運営を擁護するみんマス厨が殺意が湧く程嫌いなのでりあむに勝って欲しい
※以下は、アベンジャーズ/エンドゲームに対する自分の想いをありのまま書いたものだ。
※ネタバレを含み、総じて世の中の感想とは逆行している節がある。
映画は、作成の都合上、色んなことを妥協したり、すり合わせたり、あちらを立てこちらを立て、今回は約10年分の全てを凝縮し、ラストの1本を作らなければならない。
そのさまざまな事情の中で、できうるすべてを詰め込んだ最高傑作を届けてくれた。
本当に。この超大作の終わりにふさわしい映画だった。
笑い、息を呑み、涙し、感動し、ハラハラ、ドキドキした。あの人もこの人もこのシーンも見たかったのもが全部見れた。
そんな傑作だからこそ
今回のラストこそ最高と言う人もいるだろう。
果たせなかった約束を果たし、ひとりの人として幸せな人生を送ったに違いない。わかってる。
しかし、洗脳され敵同士だった時もあるとは言え、その後また過去を取り戻し、70年の時を経て変わらず友となり、仲間になった、同じ境遇のバッキーの気持ちどうなる。
これではそもそもをなかった事にした世界になって、今までのことはパラレルワールドでも良くなってしまわないか?
もう一度言う。
私は、おそらくガチのMCUファンからみれば、まだまだニワカだろう。
原作は追いかけず、映画のみのMCU世界しか知らないし、未だに公開順は覚えられないし、登場人物の名前もスッと出てこないこともある。どのタイトルでどこで戦ったのかとかも少しすればきっと記憶がおぼろげになるだろう。
そんな中でも、キャプテン・アメリカとアイアンマンには思い入れが強かった。
だから、トニーの事は非常に残念で、見ている時だって胸が張り裂けんばかりだった。
正直、隣の人に迷惑かもしれないぐらい泣いた。
私にとっては、スティーブいてこそのトニー、トニーいてこそのスティーブだと思っている。だから、キャップだって、トニーと同じぐらい、華やかなラストをむかえて欲しかった。
わかっている。冒頭で書いたように、映画作りには色々な事情があるのだ。
これまでのキャップがずっとアベンジャーズでいる事は叶わないのもわかっている。
でも、できる事なら、(こちら側の身勝手で、重荷なのを承知で)キャップには変わらず、気高く、ヒーローとして、これからの未来を生きてほしかった。
未来の為に命を燃やしたトニーやナターシャの分も、これからのアベンジャーズの戦いを見守りつつ、自分の人生を生きて欲しかった。
悔しい。
あのキャップが…
任務を終えたからと言って、自分の人生を生きようと思うことがあるのだろうか。
命を捧げてスーパーソルジャーになり、アメリカの為に、世界の為に、平和の為に、いつだってリーダーとして、いつだって善としてそこにいてくれたじゃないか。
悲しい。
スパイダーマン、アントマン、Dr.ストレンジ、好きなキャラもたくさんいる。
公開予定されている作品も引き続き見ると思う。
ただ、しばらくエンドゲームは…
もらってきた子のように接し方がわからないままだろうなぁ。
第8回シンデレラガールズ総選挙中間発表で夢見りあむが3位だった。私は、シンデレラガールズ総選挙は私が考えていたルールで動いてはいなかったんだと本当に思わされた。
夢見りあむは人間の弱さ、悪く言えばクズさを全部持ったままアイドルになり、「やむ」や「ぼくをすこれ!」や「ちやほやされたい」や「オタクちょろいな」など強烈なインパクトとともに常に話題になり続けた。炎上をも辞さない愛され欲求が、何をやらかしてもそれを燃料にして自分の存在をアピールする。すこられたい、ほめられたい、でも努力は嫌だ……正直アイドルを舐めてるような言動だ。でもりあむは、その言動が話題にされることで、知名度という養分を得て、さらにでかくなる。ついでに言うと、乳もでかい。それも人気のひとつの理由だと思う。
第7回シンデレラガールズ総選挙で、私は安部菜々に投票した。そして、安部菜々がシンデレラガールの称号を勝ち取った。安部菜々は下積み時代が長く、挫折すれすれになりながらも努力と自分の夢を信じてアイドルを続け、ついにトップに上りつめたのだ。私は安部菜々の勝利を、平成の最後に人々からもっとも支持された物語の勝利なのだと思っていた。世界は努力と誠実が報われるべきものだという人々の無意識がこの結果を生んだのだと思い込んでいた。
でも、違ったのだ。私が一人、報われるべきアイドルとして安部菜々に投票していた裏に、全然違うルールで投票している人たちがいて、彼らが圧倒的大多数なのだ。
菜々Pの選挙戦術は、別に彼女のシンデレラストーリーを積極的に広めるものではなかった。ニコニコ動画発のBMBBの勢いを基礎に持ちながら、ウサミン豆腐やドデカミンをモンダミンなど、奇抜だが楽しそうな言動でひたすら注目を集め続けた。そして、あわよくば彼女のストーリーにも触れてくださいねというスタンスだった。私は彼らと親しくなかったし、選挙戦術として邪道だとずっと思っていたので、無視して黙々と投票し、一人で上記のような安部菜々のシンデレラストーリーの勝利を信じていた。でも、そんなわけなかったのだ。
関Pが楽園で泣く話をよく目にする。でも、そのくらい1人のアイドルに思い入れを持つ濃いPは、本当はどれくらいいるのだろう。ツイッターでまでアイドルの話をするのは、それだけで濃いということを普段私達は忘れがちだ。実のところ100人に1人もいれば、多いくらいなのではないのだろうか。大多数はきっと、総選挙と言われても、この子もあの子も可愛くて、誰に投票しようか迷っている。
人間は利用可能性ヒューリスティックというものを持っていると、最近知った。これはざっくりいうと、人間は考慮する要素が多すぎて決められない選択を前にすると、頭にすぐ浮かぶ選択肢を選んでしまうように出来ている、というものだ。総選挙の投票先なんて、どの子もみんな可愛くて、好きな性格、好きな容姿、好きな曲、好きなイベント、好きなCP、アイドルになるまでの物語……と考えるべき要素が多すぎる。しかし真剣に考えれば考えるほど、投票先が決められなくなり、とうとう訪れた投票すべき最後のタイミングで、利用可能性ヒューリスティックによって頭に浮かんだアイドルに投票することになる。利用可能性ヒューリスティックはまさに、決められないものを決めるために存在する無意識の働きなのだから。
夢見りあむの票は、りあむの性格から生まれる炎上的拡散によって、すさまじい量の人の頭に利用可能性ヒューリスティックが働くことによって得られたものだと思う。そうとしか考えられない。彼女がシンデレラガールになることで生まれる尊い物語はどこにも存在しないのだから。あるとしたら、ぽっと出のアイドルなめたような女の子がいきなりシンデレラガールになって、努力とか誠実とかの美しい物語がまさに馬鹿馬鹿しいおとぎ話に成り下がってしまうという、負のカタルシスだけだ。そしてこのカタルシスは、いままさにシンデレラガールズに実現しようとしている危機なのだと真剣に思い、それを強く危惧する方々もたくさんいることと思う。しかし、私は気づいてしまったのだ。そんなことは去年のシンデレラガールが選ばれた時点で、とっくの昔に実現していたのだと。夢見りあむは、それをあからさまにしてしまっただけなのだ。
ウサミン豆腐もドデカミンもBE MY BABYも、ひたすらアイドルをを面白いネタにして不特定多数に提供し、記憶に残させ、利用可能性ヒューリスティックによって投票へ導く、それだけの戦術だ。アイドルの物語も担当P一人一人の努力も関係ない、必要なのは多数に広がること、面白いネタであることだけ。利用可能性ヒューリスティックが働く人の頭数を増やせばいいだけなのだ。ウサミンが地下劇場でいろいろ悩んだりしながら長年苦労して苦労してアイドルを続けた話なんて、ネタにならないならいらない。そもそも大多数の人間は、長い文章を読むのが嫌いなのだ(ついでに言うと、利用可能性ヒューリスティックは、複雑な情報処理を避けるためにあるのだ)。
ボイス付き新アイドルは、デレステを炎上させた。その理由としてたくさん見られたのは、自分達の担当アイドルは報われてないのに彼女らだけ総選挙抜きにしてボイスに楽曲に恵まれているというものだった。でも、ここまで読んでもらえば分かる通り、この批判は的外れなのだ。ただの担当の努力は、総選挙では絶対報われない。順位にならない。ボイスなんてつくわけない。報われるのは、大衆受けする面白いネタ、単純で頭に残るキャッチフレーズだけ。あなたが作った長文ぎっしりエモさ満載のダイマは読まれず無視されて、アーティストの顔をアイドルにすげ替えただけのクソコラ画像が何千リツイートされる。総選挙は、担当を自分達の努力で人気にする、アイドルにシンデレラの魔法をかける場なんかでは全くない。アイドルをネタとして料理して大衆に差し出し、美味しく食べてもらう場だ。安部菜々が私に残していた幻想は、夢見りあむが完全に破壊した。シンデレラガールズは、担当の地道な努力が報われるコンテンツなんかじゃ全くない。このことを無視した批判は、読むに値しない。
第8回シンデレラガールズ総選挙の中間発表で、安部菜々の名はなかった。私は最初ショックだったけど、でも本当は当たり前で、ただ私が事実を直視していないだけだった。ネタの賞味期限が切れたし、そもそもネタが提供されていない以上、投票なんてされるはずがない。安部菜々のストーリーに感極まって投票している人間なんて、本当はごくわずかしかいないのだ。そもそもアイドルそれぞれのシンデレラストーリーに、優劣なんてない。
本田未央が勝とうが北条加蓮が勝とうが、もう別に興味がなくなった。未央がアニメで経た成長も、チャンネルで見せた人に寄り添う優しさも、加蓮が病弱で人生に希望を持てていなかったことも、あなたが育てたアイドルであっても、そんなことは総選挙には無関係だ。未央はシンデレラガールズを支えてきたニュージェネ最後の1人ってだけの圧倒的知名度で第8回シンデレラガールを取り、加蓮はライブでアガる人気曲複数持ちに恵まれた容姿、ポテトキャラによる親しみなんかで上位を維持し、あるなら第9回の総選挙でシンデレラガールをとるだろう。彼女らが上位なのは知名度がりあむより上というだけのことで、それ以上の理由はない。
ナターリアPはスネークで票を伸ばした。浅利七海は過去に合作もあって、今はアーロンにも助けを借りているようだ。工藤忍Pは名探偵コナンをネタにしながら進めている。私はこの戦略が結果を出すものとして正しいと思う。今年駄目でも、来年も同じように続ければきっと報われる。的場梨沙が伸びていないのは、担当をネタにできていないからだと心底思う。面白いことをして大量に拡散すること。圧倒的量だけが正義だ。
最後に繰り返すが、シンデレラガールズ総選挙は担当の良さを担当Pがいかに広めるかを競うものなんかじゃ、ましてアイドルのエモさや美しい物語を人々に知ってもらい、その優劣で勝利が決まるイベントなんかじゃ断じてない。最初からそんなイベントじゃなかった。アイドルにふさわしいだのなんだのそんな一人一人の設定への言及には意味がない。ただいかに爆発力のある拡散ができるか、面白いネタになるか、それだけだ。夢見りあむは許すも許さないもなくて、総選挙の真実を直視させるだけの、評判通りの炎上アイドルだ。彼女は、努力が報われるみたいな美しい世界は人々の妄想の中にしか存在しないことを私達に教えてくれる、素晴らしいアイドルなのだ。
追記:ブログにほぼ同じ文章を書きましたが、こっちにも載せておきます。
va1111
総選挙が思い入れで決まるなら俺の推しの一ノ瀬志希が毎回シンデレラガールになってないとおかしい
夢見りあむというアイドルがこの先どう輝いていくのか、期待の意味で投票する人間がいても良いと思うし、それで総選挙の順位が高ければそこからどうなっていくのか楽しみで良いと思うんですけどね
私は夢見りあむにこのところ振り回されている。夢見りあむが好きとか嫌いとか言う話でもないし、ましてや話題になっている『夢見りあむが許せない』、『私の「夢見りあむが許せない」』のような許す許さないの話ではない。(両方とも読んだけれど、あまり共感できなかった)精一杯に感情を言葉にするなら、いま、私は夢見りあむと、彼女に投票するひとたちがとても怖い。
はじめにいう。私は北条加蓮Pだ。今まさにシンデレラガールズ総選挙で本田未央とCGを争っている、北条加蓮が大好きだ。
加蓮が出てきた当初はそこまで気にもとめていなかった(ギャルっぽい容姿にそこまで惹かれなかったのだ)ので育成もほとんどしていなかったのだが、イベント完走SRとして出てきたアニバーサリーゴシックの加蓮を手に入れてから、なんとなく良い子だな、かわいいなと好きなキャラになっていた。
それから、だんだんとかれんのイラストや漫画を追ったり、同じ担当同士でかれんについて話したりもした。とくに気に入りのジューンブライドやクリスマスのカードでのかれんの笑顔はなによりもまぶしくて、かわいくて、最高に好きだ。トライアドプリムスとしてのかれんや、みかねえとのコンビとしてのかれんなど、いろんなアイドルと触れることでまた違う一面が見られるのも楽しかった。
それに、かれんPの多くは思っていることだろうけれど、かれんにはわかりやすく「ストーリー」がある。掻い摘んで説明すると、幼い頃は病弱で籠りがちで、テレビ越しに見るアイドルに強い憧れを抱く。努力とかキャラじゃないんだよね、という初期のセリフはその裏返しでもあった。
そんなかれんが、アイドルになってステージでの成功をおさめて、夢は叶うと笑う。とあるカードには、「大丈夫、あなたが育てたアイドルだよ」というセリフがあって、一緒に歩んできた月日を感じさせてくれるような、プロデューサー冥利につきるアイドル。それがかれんの持つストーリー性だと思う。
(かれんに限った話ではないが、デレステコミュではひどい書き方のものもあるので、ライターによる当たり外れはあるけれど…)
こう簡単にまとめてしまうと、割と単純なストーリーだし、なにか意外性があるわけでもない。でも私はかれんが好きだし、そして彼女の昔からの夢であるアイドルのてっぺんに、シンデレラガールにしてあげたいと思う。そして、今年の第8回総選挙は本田未央ちゃんとかれんの一騎打ちだろう、と言われていた。
だが蓋を開けてみたらどうだろう? 総選挙はそれまでの形とはどこかちがっているようにすら見えた。
なんでかといえば、新アイドルの登場だった。
双子白黒新御三家、7人のアイドルが怒涛の勢いでデレステモバマスにやってきて、いろいろな意見を生んでいた。たとえば双子、白黒については実装当初から声付き歌付きで不平等だという声が多かった。私はそこまで気にならなかったというか、たまたまその4人が実装されたタイミングは忙しくてあまりゲームもSNSも見ていなかった。ただなんとなくそういう雰囲気なんだな、と思っていた。
今思えば、私がすでに声もSSRもあって、所属するユニットは大人気という恵まれた位置にいるアイドルを担当しているからにちがいなかった。ようは新人アイドルのことなんてCGを競うような北条加蓮の前にはなんの脅威でもないだろうし、あってはならないと思いこんで、歯牙にもかけてなかったのだ。
いや、別に新アイドルが人気なのは結構なことだ。でも、こんなに人気でいいの? とも思ってしまった。なんでこんな人気なの? と。ポッと出のアイドルが。カートが少ないから当然キャラを掘り下げるだけのセリフ量も全然ないし、まだデビューしてまもないアイドルが、なんでこんなに勢いがあるんだろう? と思った。それがシンデレラガール総選挙なのかと悲しくなった。
比較的初期から登場しているかれんにはストーリーがある。夢見りあむにはない。これは別に夢見りあむが悪いとかではなくて、単に登場した時間の差だ。仕方のないことだ。だけどそんなデビューライブをしただけのアイドルがシンデレラガールになって、何の意味があるんだろう。彼女がシンデレラガールになって、そのありがたみなんかわかるのか? 彼女にはガラスの靴の価値なんかわからないだろう。叩き割って粉々にしてしまうかもしれない。私には夢見りあむがシンデレラガールになる意味がわからない。
本田未央ちゃんにCGを取られたら納得がいくけれど、夢見りあむに取られるのだけは嫌だ。本田未央ちゃんは、それこそNGとしてデレマスの看板を背負ってきたアイドルだし、担当Pの思い入れも尋常ではないだろう。そこに関しては今更書くことでもないので端折るけど、ようは、私はちゃんとシンデレラガールとして輝きたい子にシンデレラガールになってほしいと思う。
夢見りあむが嫌いなんじゃない。ザコメンタル云々という彼女のプロフィールも時代性をとりいれた新しいアイドルの形だと思う。それは砂塚あきらや辻野あかりにも言えることだとおもう(この2人はあまり詳しくない)ただ、なんでみんな夢見りあむをシンデレラガールにしようとするんだろう? 彼女に票を入れることは、言葉が強くなってしまうけれど、総選挙を冒涜してることだと思う。シンデレラガールというアイドルの目指すものを、踏みにじらないでほしい。頑張ってきた子が報われてほしいだけなのに、夢見りあむは言及した時点で負けと言われるのも悔しい。
アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントンはインディアンに対する差別や黒人奴隷プランテーションを大々的に行ったから、建国の父として讃えられることは間違っていると主張するニュース記事を見た。
個人的にはアメリカにもワシントンにも思い入れはないので、別に彼を擁護するわけではないのだが、このような考え方には違和感を覚える。あなたが彼だったとして、あの時代に生きて、奴隷制に反対という立場を取るだけの勇気があったのか?と偉そうなことをいってみたくなるのである。よく言う、時代性を考えれば妥当じゃないかというやつである。
どうして時代性という考えが生まれるのか。我々の倫理観はどうして進歩するのか。
人は、環境によってその生き方を変える。アイヒマンという有名なナチ高官がいた。彼はもともとは穏健派でマジメな公務員タイプの人間で、ユダヤ人はアーリア(ドイツ)人と隔離して生活させるべきという思想こそ持っていたが、虐殺することはやりすぎだと当初は考えていた。しかし、他のカリスマある過激派幹部党員たちと討論を重ねた結果、ユダヤ人はやはり根絶やしにするべきだと意見を翻す。
結果としてユダヤ人を虐殺する命令書にサインした彼は、当然のことながら裁判にて死刑を言い渡されるが、のちに、彼と同じような圧迫状態に置かれたときに人間が倫理にもとる行動を取るかを調べた、いわゆるミルグラム実験において、人間の多くは道徳より権威・安全・保身を優先することがわかった。
人を、倫理を、道徳を規定するのは環境だ。では環境を規定するのは何か?一体何が奴隷という怖ろしい制度を肯定する道徳を生むに至ったのか?
ワシントンの時代、奴隷労働による大規模なプランテーションなしにはアメリカの工業化は支えられなかっただろう。リンカンによる奴隷解放だって、北部の工業化が十分に進んだ結果、奴隷の需要が薄くなったのが原因のひとつだとされている。
彼らは、奴隷労働なしには生きられなかったのだ。少なくとも、奴隷労働なしにはアメリカは今日のような巨大工業国に育つことはなく、このグローバルな科学社会もいまほど繁栄することはなかったであろう。
環境を規定するのは科学技術だ。人類の知恵だ。我々の需要を、その時代の科学技術が満たしきれないとき、我々は一部の社会的弱者に負担を押し付けてやり過ごそうとする。これは時代を超えて起こってきたことだ。日本国内を見ても穢多・非人・部落など枚挙に暇はない。
奴隷労働という『悪徳』の恩恵を享受した我々が、そのことによって得た新たな道徳観で彼らを批判するとはなんだか皮肉だ。回顧主義によって昔の人の悪徳を批判するのもいいが、むしろ未来の人間に批判されるべき悪徳が自らに備わっていないか、我々はもっと考えるべきではないか。
非正規雇用労働者、医学部の不正入試問題、保育士や看護師と言った一部の職業の常軌を逸した低賃金労働、過密環境下での畜養エトセトラエトセトラ……これらは、数十年後科学技術が進歩したときにはおそらくほぼ解決されるだろうと私は考えているし、その暁には未来の運動家たちの回顧的な批判にさらされるだろうとも、私は考えている。
貧困にあえぐ非正規雇用労働者が労働者全体の数十パーセントまでをも占めるのはなぜか。会社に正規雇用者を雇って保険料その他の経費を払うだけの経営的体力がないからだ。会社が流動性の高い人手を求めているからだ。正社員がその要件を満たすようにするための仕組みがないからだ。それらの問題を解決し、全ての雇用者たちに十分な生活物資を与えるだけの生産技術を我々が持っていないからだ。
犬や猫といった一部の哺乳類が動物愛護法で手厚く守られているにも拘らず、同じ哺乳類でも豚や牛は毎日おびただしい数が動物愛護という概念につばを吐きかけるような環境で肥育され屠畜され死んでいくのはなぜか。そうしないと我々は良質かつ大量の動物性蛋白質を手に入れることができず、そして動物性蛋白質を手に入れなければ人は健全に成長することが難しいからだ。
女性が医者になることが嫌われるのはなぜか。女性が妊娠したときに、医療という絶対に穴を開けてはならない業務にできる巨大な穴を埋める方法が現在見つかっていないからだ。そもそも、女性が妊娠したときに長期に渡って休職しなければならないほど、医療技術やリモートワークが進歩していないからだ。
話はそれるが、医学部不正入試の際に、この問題を提起した人が炎上していた。女性が多くなると、その分医療従事者に負担が増えることになり、システム全体が崩れかねないと。日本に生きている以上、誰しもこの構造的な問題の恩恵を受けているはずなのだが、これを一方的に叩いていた人は一体何様のつもりなのか。さぞ時代を先行きする高い道徳心をお持ちなんだろうな、と思いながら見ていた。
もっと直接的な話をしよう。石油資源を燃やさないため、トウモロコシなんかの生物資源から取り出した燃料を使おうという動きはかなり昔からある。だが、もし今すべての車がバイオエタノールを使いだしたら何が起こるか。全ての森林をトウモロコシ畑にしたとしても、我々の消費しているエネルギーを生産するにはとうてい足りないのだ。つまり、バイオエタノール、生物燃料という考え方は(少なくとも現行の技術では)人類を支えるだけの力を持っていない。現在の我々は自らの使うエネルギーを自己生産することすらできないのである。そして、そのつけを払わされる社会的弱者とは、未来人たちだ。彼らは、化石燃料は燃やし尽くされ、大気の汚染され尽くした地球という大きな負担を押し付けられるのだ。
この我々の巨大な『悪徳』に対して、我々は未来人になんと言われるのだろうか。呪詛を投げつけられるのだろうか。それとも、時代性という言葉とともに、やんちゃをしてしまった子供を見るような目で許してくれるのだろうか。いずれにせよ、今のところは物言わぬ存在である彼らからは批判されないのを良いことに、彼らに莫大な負債を押し付けていることは間違いない。
我々は皆、生きていくために必死だということを言い訳に、平気で他者を踏みにじる、巨大な業を背負った罪人なのだ。そして、そうである以上批判されることはあるし、完全に正しく生きてかつみんな幸せにしようなどという幻想は捨てねばならない。様々な意見を取り入れ、熟慮し苦悩した末の自らの選択は批判されないと思ったら大間違いである。皆あなたと同じように苦しんで、罪を背負って生きているのだ。むしろ、我々の権利とは、自由とは、選択とは、もらった批判を受け入れるか、心の中でくさすか、そこにこそあるのだ。
理想論を語るにしろ、現実論を語るにしろ、それを受け入れるところから始めなくては、現代の社会問題に関する議論は的外れなものになってしまうだろう。