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2019-07-17

40歳おっさんトイストーリー41人で見に行ってきた

先週末、トイストーリー4見に映画館へ。

まだ見ていない人もいるだろうから詳細は伏せるが、これまでトイストーリーを見たことがある人もない人も満足できる内容。

後になってネットを見てみるとトイストーリー4、賛否両論あるみたいだ。

でもトイストーリーは1の時から劇場で見ている私にとっては大満足。

周りは子供が多くてちょっと気が引けたが、他にも見ているおじさんがいたので心強かった。

子供歴史も知らず思い入れもないだろうからこちらにはアドバンテージはあると言う自負がある。

純粋作品を楽しんでいれば周りの目は気にしなくても大丈夫みたい。

是非みなさんも映画館へ。

2019-07-16

anond:20190716154800

アニメ2作目はおじいちゃんおばあちゃんって程昔じゃないだろ

単におそ松くん思い入れがある人がごく少数しかいないだけ

[]きなこを食べる理由

きなこを食べる理由としては、

1.うまい

2.うまい

3.うまい

4.うまい

5.食物繊維が摂りたいか

以外の理由はありません。食物繊維がとにかく摂りたい。手軽に摂れる方法があったら教えてください。

増田のみんなたちはトイストーリー観ましたか? 私は初日に観ました。もうどう考えても最高で最高で最高でした。特別思い入れがあるわけじゃないので、1からずっと追っていて、トイストーリーを大切に大切に思ってきた人が、4の展開をどう感じたかが聞きたい。聞きたくてたまらない。本当にしびれました。あと700回くらい観たい。

anond:20190715180618

二次創作百合で片方の変態化&片方の美化が激しいのだとふたローグとノリが近いのはあるよ

でも元キャラ思い入れあると拒否反応が出るかもな

anond:20190716121310

小学生の頃に好きだったものは覚えていて思い入れあっても、

幼児の頃好きだったものって忘れない?

覚えていてもおぼろげだったり

男児向けでもDBだのエヴァだののさほどオタクじゃない大人が今でも食いついてるものってもっと対象年齢高くて

特撮なんかはオタクしか残ってないだろ

まして女のオタクって、大抵中学生くらいでBLイケメン方面に行ってしまって女キャラに関心なくなるし…

発達持ちは理系学部に進学すべきだが院進はやめておくべき

電気機械などの就職がいい学科オススメ

ここで絶対バイオを選んではいけない。建築土木コミュニケーションの力が強いので親が建築家の場合を除き選択肢から外す。

大手メーカー品質管理部門への就職を目指そう。

なぜ院進をしてはいけないか大学研究室村社会である事がほとんどで、大抵の発達持ちはすぐバレて人間関係で辛い思いをする事が多い。

そして研究面でもどうしたらいいかからずただ時間が過ぎていくパターンが多い。

勤勉な発達もいるだろうけれど、研究勉強と違って、一人では絶対に完結しないし自分を律する力が勉強よりめっちゃ必要

指導教員から「変な子」と言う烙印を押されるだけでとても居づらく大変になる。

就活しながら研究少ししてみて、無理そうだったら就職するという選択肢は悪くない。

でも大抵就活出遅れがちになるのであまりオススメではない。就活は早ければ早いほど決まりやすい。特に理系学部レベルでも「推薦だします!」って言えば内定もらえることが多い。(後推薦)

就活しつつ院進学も視野に入れるという方法は、大学受験で言うところの仮面浪人に近いものがある。自制心が強くないと、「あー就活ダルいし院進学でいいや」ってなってしまい、結局思い入れもないまま院へ、その後研究人間関係がしんどくなり不登校がちになる。

2019-07-15

中年ロリコンジャニーさんについて語る

三連休の最終日であるし、書きたいトピックの旬も程よく過ぎ去った気がするから

どさくさに紛れてネットの海に恨みを放流する。気づいてくれた人だけ見てくれ。

先日、ジャニー喜多川氏の死去が報道された。

個人的に今までジャニーズアイドルを追っかけていたわけではないけれど、

テレビに勢いがあったひと昔前まで、お茶の間でおなじみとなるアイドル冠番組を見たことがある身としてはそれなりに驚いた。

テレビ黄金からアイドル定義を拡げるような才能を発掘してきたジャニーさんの目は確かなんだろうと思う。

(※個人的にはマネージャーの育成努力が一番重要だと思うが。)

まぁ、改まって書くと仰々しいが、自分としてはジャニーズ特別思い入れは無く、

いくらでもある著名人訃報の1つとしてニュースを消化した。

…それだけのつもりだった。

訃報を知った翌日、ツイッター何気なく見ていると下記の記事RTされていた。

ジャニー喜多川氏、87歳で死去 男性アイドル市場で長年圧倒」https://www.bbc.com/japanese/48932441


記事タイトルは数ある訃報の1つでしかないように思えるが、

私はこの記事で初めてジャニー氏の性的虐待過去を知った。最高裁判所にも事実認定されている。

今回ジャニー氏の虐待に触れた訃報記事BBCのものしか見当たらない。

虐待をした事実が認められているにも関わらず、なぜ死ぬまでバッシングが続かず放置されていたのか。

そういう真っ当な怒りとともに、直接ジャニー氏とは関係ないが個人的な恨みが胸の中からふつふつと湧きあがった。

いきなりだが、私はロリコンだ。

本当はロリコンなんていう、大衆化され、スティグマを負わされた、政治的に正しくない呼称は使いたくないけれど、

一番分かりやすいからそう書いた。

もちろん現実に法を犯したことはないし、児童ポルノをやり取りしたこともない。

ただただ、今は新規発売が限りなく規制された"その手の人が喜ぶアイドルDVD"を鑑賞し、ネットで"同士"と繋がっていた。

将来が見えない日常を過ごす中で、"同士たち"とはかつての美少女アイドルを画面越しに一緒に楽しむとともに、

自分たちはたとえLGBTへの理解が進んだ社会であっても死ぬまで理解されることは無いという悲しみを共有していた。

"同士"と繋がり、美少女を語らうことは救いになる。

自分は1人の単なる犯罪予備軍ではなく、ごまかしながらもなんとか平和に生きていけるんではないか

SNSで同士と繋がってからそう思えるようになった。絶対的マイノリティ孤独癒してくれた。

数か月前、スマホで「アイドル趣味用」のツイッターアカウントを開いたら、凍結されていた。

理由は分からない。

児童ポルノなんて一度もやり取りしたことはなかった。しょうがないと淡々と凍結の異議申し立てをしたが、

運営側からは「規約違反だ。具体的にどの規約が該当するかは回答できない。」などとふざけた回答が来た。

数年間続いた同士との交流はあっけなく潰えた。

アカウント新規作成しようとしたが、凍結されたアカウントには携帯番号が紐づいていたため、

新規作成はできなかった(最近アカウント作成後に携帯番号の認証を求められるらしい)

私はツイッターで作った繋がりを取り戻すのを諦めた。しばらくは何もしたくなかった。

市場に出回っているアイドル画像(もちろん法に触れていない)を収集をしているだけのアカウントが凍結されがちなことは理不尽しかないと思っていた。

まさかそれが自分に降りかかるとは思っていなかった。

少女愛好家なら一度は思ったことがあるかもしれないが、他に潰すべき巨悪がいるだろうという気がしてならない。

そういう思いを少し前から抱いているときに、ジャニー氏の訃報を聞いた。

「なぜ、ジャニーズファン性的虐待のことを知らないんだろう?」

そう思っていると、テリー伊藤ジャニー氏の訃報を伝える番組の中で「ジャニーズライブに来る女性は顔しか見てない」と発言して

ジャニーズファンがプンプン怒っていた。

どういう文脈での発言だったかというと、ジャニーズアイドル舞台ライブ演出は故ジャニー氏も非常に拘っていて

見ごたえがあり、男性でも楽しめるよ!ということらしい。今更だが余計なことを言うおっさんである

ファンの大多数である女性たちは「女性でも舞台演出は分かります!」などと怒っていた。

一般人間から言わせてもらうと、ファンなら老害タレントよりも怒りをぶつけるべき事柄があるだろうという感想しかない。

私たちアイドルステージを丸ごと楽しんでます!」などと女性ファンは怒っているけど、

小児性愛者で性的虐待をした事実最高裁で認められているジャニーさん過去は知らない。またはスルーしていることが全く理解できない。

ファンの間でジャニーさんジャニタレ夜這いしてあんなことやこんなことをするのは常識なのだろうか?

そちらの方がよほど怒るべきことなんじゃないのか???

なんというか、見てる世界があまりにも違うんだなという印象を持った。

普通グラドルと変わらないようなジュニアアイドル画像収集するSNSアカウントは、通報されたり凍結されたりする。

ジュニアアイドルDVDはむやみやたらに自主規制がかけられ、新作発売が殆どなくなった。ノイジーフェミニスト団体政権表現規制のためだ。

翻って、巨悪であるアイドルグループのドン性接待は厳然として存在し、おそらく当事者死ぬまでそれらは看過され続け、

気持ちの悪い見た目の犯罪者予備軍としてロリコンだけはスケープゴートにされたままだ。



どれだけ"お前ら"は不感症なんだ?

こっちがどんな思いで生きているか知っているのか。

犯罪なんかする気もなく生きているのに迫害され続けて、異性に報われることも存在を認められることもなく、

ただただ"お前ら"のために税金を払って、慎ましく生きて・・・

本当に、いい加減にしろ

2019-07-14

大嫌いな父親が亡くなった

父親が亡くなってから、早いもので二ヶ月が経った。肺癌が主な原因だった。

私は父親が嫌いだった。昔ながらの亭主関白な夫と言えばわかりやすいだろうか。母を召使いのように扱い、母がいなければ娘の私を扱き使う父親だった。

例えば夕飯時、口を開けば「早く箸を持ってこい」「飲み物を持ってこい」と偉そうに命令した。反発すれば怒鳴り散らし、机を叩くなどして威嚇する。その影響で私は人が(特に男性が)怒っていたり怒鳴っていたりすると、身が竦むほど恐ろしさを感じるようになったぐらいだ。

父親典型的クレーマーでもあった。理髪店自分の気に入らないヘアカットにされた時は、相手が泣くまで怒鳴りつけたそうだ。同じことを他の店でもしている。本人が武勇伝のように語っていた。相手に落ち度があるのはさておき、そこまで怒る必要断じてないし、店員にどんなトラウマを植え付けたのか考えるだけで忍びない。

そんな父親ではあったが、小さい頃は私を目に入れても痛くない程に可愛がっていたようだ。記憶は薄れているが、確かに可愛く思っていたのは事実だろう。しかし私はその愛情に、思春期らしい気持ちの悪さを感じていたことを覚えている。今思えば、それは都合の良い人形を可愛がるようなものだったからではないだろうか。

小学生ぐらいの記憶を引っ張り出してくると、休みの日に父親が家にいたことは稀だった。一人もしくは母とパチンコへ行くことが多かったからだ。いたとしても日がな一日ゴロゴロと寝転がっているだけで、家族で出かけるようなことはなかった。泊まり旅行など、温泉に一度行ったきりだ。

今や定番であり行ったことがないというだけで子供に惨めな思いをさせるというディズニーランドなど、その頃の私には想像もつかない世界だった。ある程度成長するとディズニーランドに言ったことがないのは少数派だとわかり、私は友人と話を合わせたくて「行ったことがある」と何年間も嘘をつき続けた。

子供を可愛がる」というのは、子供の遊びに付き合い、行きたいところへ連れていき、一緒に経験を積み重ねることではないだろうか。父親からはそういった愛情をもらうことはなかった。

私には兄がいる。私とは違い、高校大学も両親の期待以上のところへ進んだ、彼らにとって自慢の息子だ。父が兄に対して怒ったのは、小さい頃以外だと私が知る限り大学留年危機に瀕した時だけだ。また、兄を小間使いのように扱ったこともない。

そもそも兄は私の四つ上で、中学の時は部活や塾で朝早く夜遅く高校の時は遊び回ってほとんど家におらず、私が中学生の時にはもう家を出ていたため記憶が薄い。仲は悪くないが、まるで他人のように感じる。

そんな兄と私はよく比べられた。よくある話だ。優秀で友人も多くクラスの人気者な兄とは違い、私は特に秀でておらず人見知りも激しく友人は少ない。父にとって私は「理想の娘」ではなかっただろう。よく冗談で「お前は橋の下で拾った」と言われたものだ。私は、先に生まれただけで両親の良いところを全部持っていった兄が憎らしく恨めしく、そして何より羨ましかった。この頃の私は成績にしろ資格を取るにしろ両親が喜ぶだろうと思って行動していた。その成果である様々な賞状がうちには飾ってあり、父はよく自慢していたようだった。

私にとって父は畏怖の対象でもあり、自分を認めて欲しい存在でもあったのだ。

社会人になってからの数年間も、私は実家にいた。勤め先が実家のすぐ近くであったこともあるが、精神的に自立していなかったからだ。

その頃父との関係冷戦状態で、口を開けば互いに怒鳴り合うこととなった。私は他人からは怒ることなどない穏やかな人間に見られていたが、それは人見知りを拗らせた内弁慶からであり、家ではとても口が悪く我儘だった。

父は二言目には喧嘩腰に「なにぃ!?」と眉を吊り上げた。それに恐れをなして怯む自分を気付かれたくなくて、いつも怒鳴り返していた。

家を出てからほとんど実家に帰っていない。父と口を利きたくなかったし、母とも何を話せばいいのかわからなくなっていた。

その内に私が結婚し、父が定年前に退職して数年後、肺癌が発覚した。他の病気まで併発していた。当たり前だった。あまりにも酷い生活だったのだから

今まで何年…いや何十年と、私は両親に煙草を止めるよう苦言を呈してきた。それに加えて父は甘いジュースが好きで、見るからに不健康な体型だったが運動はしなかった。そして、職場でほぼ強制的に受けさせられる健康診断も逃げ続けた。恐らく何か見つかるのが怖かったのだろう。

退職から発熱したり咳が続くことが多くなり、具合の悪さにとうとう病院へ行った時にはもう手遅れだ。他の病気のせいで放射線治療はできず、低血圧のため手術もできないと言われた。

それでも父はめげずに抗がん剤治療を始めた。この辺りのことを考えると気が滅入るので省くが、とにかく辛く過酷な日々であっただろう。

担当医に「今夜が山でしょう」と言われた日から二日ほど過ぎた。付き添い人である母と兄はゲッソリとしていた。父は夜中の決まった時間にパッと目を覚まし、叫び暴れるのだと言う。「痛い」「苦しい」「殺してくれ」と。

モルヒネの量を増やしたため、父は最早会話ができなかった。たまに独り言を呟いたり、かと思えば急に会話に入ってきたりしていた。

私が最後に父を見たのは亡くなる三日前だ。まるで死を待つように、ただベッドに座ってぼうっとした目で息をしている父の姿に、私は何故か涙が込み上げて部屋から逃げ出した。それ以上見ていることができなかった。

寝れなくて辛いから付き添いを代わってくれと兄に頼まれたが、今の姿ですら見ていられないのに暴れ出す姿を見たら更に正気でいられるはずもなく、断るしかなかった。兄はこのことを恐らく恨んでいるだろう。

父はその後、壮絶な苦しみからようやく解放された。

から電話を受けて夜中に病院へ向かった。道中、ずっと涙が止まらなかった。

父のことが大嫌いだった。父そっくりなせいで私は不細工だし、すぐ怒鳴りつけるし、母や私を扱き使うし、我儘で自分勝手で金遣いも荒く、不貞を働いたこともある最低な人だ。何度となく「死ねばいいのに」と思った。

それなのに何故、涙が出るのだろう。何故、苦しんで死んだのだと思うと辛いのだろう。何故、遺品である携帯タブレットから父の痕跡を辿っては苦しくなるのだろう。

今もまだ、父を思い出すと胸が詰まったような気持ちに苛まれる。

葬式が済めばすっかり日常に戻れるぐらい父に対して思い入れがないというのに、ふとした時に見てもいない死に際を思って胸が詰まるのだ。

きっと父は長生きしても人に迷惑をかける老人になったであろうから、早くに亡くなって良かったのだと思っている。

生きていたら、やはり何度となく「死んでくれないかな」と思っただろう。

今日、もう稼働しなくなった家族全員のグループLINEがふと目に入った。入院中の父が母へ毎日のように「あれ買ってこい」「早く来い」とそこに送っていた。そのやり取りを見て、どうしようもなく誰かに吐き出したくなった。

この複雑で纏まらない気持ちを、ここに書き捨てていく。

2019-07-13

思い出のカフェに行った

夫と結婚する前に連れていってもらったカフェ

人気過ぎるからか隠れ家的なカフェになっており、地図アプリを見てもなかなかたどり着けなくて同じところをぐるぐる回ってしまった。

カフェはやっぱり人気で、頼んだ料理はどれも美味しかった。

私にとっては嬉しかった大切な思い出だけど、夫はもう覚えていないかもしれない。

あんなに私が苦労して準備した結婚式の記憶も薄らいでいるらしいから。まあ、DVDにもブルーレイにも残ってるから結婚式の映像はいくらでも見れますが。義両親と私の両親に送ってもDVDブルーレイ余ってるから自宅に4本くらいある。

夫が転勤になって、地元を離れた。転勤先で妊娠して、里帰り出産のために地元に戻ってきた。夫と数年過ごした地元はやっぱり思い入れのある良い場所だ。

余裕を持って里帰りしたか子供が産まれるまで地元観光を楽しもう。赤ちゃんまれたらもうのんびりしてられない。

家族三人になったらたくさん思い出作りたいな。

苦手な岡田以蔵タイプがわかった(えふご二次の話)

最初別に嫌いじゃなかったし、苦手とも思わなかったんですよ。

初めまして。トマレモです。

名前は、ちょうど目の前にあった、カゴメトマトレモネードドリンクから

甘酸っぱくて美味しかったよ!

これは某グランドでオーダーな運命二次創作で且つ、BLにも関する話なので、苦手な人、地雷な人、嫌悪感を覚える人は見ないでね。

そういう人で目に入っちゃった人は、速やかにバックして記憶DELETEして下さい。

そして、私の言う「よく」は、大概、私のTwitterタイムラインでのこと。

これはただの、整理と愚痴です。読まれる前提で書いてません。

では、よろしくどーぞ。


えーと。うん、苦手じゃなかったんだよなぁ。帝都が来たあと、以龍か龍以か迷うくらいには。

でも、その後に、違う龍馬右のcpに轢かれて、そっちにどハマリしてから、ジリジリと苦手感が出てきた。

地雷ってほどじゃない。言葉にするなら、

「なぁんかなあ……」

ってくらい。

浮き彫りになったのは、多分閻魔イベント

これは、Twitterフォロワーさんが、私の心境にドンピシャな呟きをしてたのを見て、「あーーー!!それーーー!!わかるーーー!!ありがとうございます!!」となったから、言語化やすい部分。

ギャグにする人もたくさんいた、偶然誘われ忘れてしまった岡田以蔵。その立場を、私のタイムラインでは主に龍以の人が、かわいそかわいそしてお涙頂戴のネタにしてたのを見て、『あ、私はこれ、駄目だ合わない』と思った。

岡田以蔵は、坂本龍馬に置いていかれた。

うん、ある時点では、それは間違いではないんだろう。龍馬土佐を出た。以蔵は残った。

でもその後、史実ネタになるけれど、龍馬は以蔵に会って話をしてる。

時には職の斡旋(勝先生の護衛の話ね)もした。

龍以の人も以龍の人もこの辺ネタにするの好きだよね。「一緒に行こうよ」と手を差し伸べる龍馬先生義理立てしてか、その手を取らない以蔵。何回も色々なパターンを見た。泣いたこともあるよ。いい話は刺さるものだもん。

でも、ここで思う。

岡田以蔵よ、お前、どこが置いて行かれてんの?

先に出ていった。うん。でもその後に一生会えなかったわけじゃないだろ。

会いにきてくれて、何くれとなく、同じ未来を見ないかって話をきっとしただろうよ。

EXP先生幕末むかしばなしでも、「土佐に戻ってこいよ」って言ってるコマあったじゃん。お前、望んで土佐に居たんだろう。望んで、武市に付き従ったんだろう。

自分で選んで、龍馬の手を、取らなかったんだろう?

そうして、非業の死(笑)を遂げたわけだ。

自分で仕える相手を選び、単純バカ扱いに反駁せず、更には思考放棄して、かと言って忠を貫き通せもせず。

それで、最後には原因は全部坂本龍馬で、おまんがわしを置いていったのが悪い???

どこの悲劇のヒロイン様だよ、勝手過ぎるだろうよ、その言い分。

そんでもって。

坂本龍馬は、抑止の守護者って立場で、記憶を保ってる。というのがよくある見解だよね。マイルームボイスでも明らかに帝都のことを覚えてる感、ある。

帝都で、最後最後で、かつての頃のように大切な幼なじみと笑いあえた。

それは、長く長く抑止力として過ごしてきたであろう龍馬にとって、どれだけぶりの、嬉しくて温かい記憶になったんだろう。

その記憶を持って、カルデアに来て、その近々の愛しい記憶を持たない、別人の同じ幼なじみに切り掛かられる。その別人とこれから仲間として戦っていく。

ねえ。どっちがしんどいよ、これ。

それで、イベントやらなんやら、基本突っかかって来るのは以蔵の方じゃん。

くっそ甘えてるよね。何かあれば「りょおまああああ!!」って叫んでさ。それで龍馬は、はいはいって来てくれる。

うん、以蔵スキーな方々は「素直になれないよね」と言ってるのをよく見る。

あれだけ、あれだけのことやらかしておいて(少なくとも、龍馬は手を出したりしてない。何か以蔵へきついことを言った訳でもない)、以蔵は自分勝手に頼るんだよ、龍馬を。

まあ、私は左右で言えば、右の立場思い入れやすい傾向がある。単純にキャラの好みとしても、龍馬の方が好きだ。

から、どうしても、思いは龍馬寄りにはなると思う。

それにしたって、英霊の成り立ちやらエピソードやらがあるにしたって、横暴じゃない?

喧嘩して「自分、まだ怒ってるんですけど?」っていう面倒くさい奴かよ、被虐待児の試し行動かよ…どんだけ甘やかされりゃ気が済むのさ。

坂本龍馬、以蔵が本気で拒めば多分。「わかったよ」って離れてくれるよ。自分が寂しかろうと、それが大切な幼なじみの本当に願うことならね。(二次では、それを超えてくるところが尊い扱いされるやつね)

カルデアで以蔵から責められて、気をつかって、それでもぐだぐだ出身として一纏めに扱われて、その度にご挨拶代わりに何かにつけて大声で怒鳴られて文句言われて(以蔵にその意識はないだろうけど)さ。

そんなことが年がら年中起きてりゃ、そりゃあ、龍馬の方も疲れるだろうよ。偶然、思わず、誘いを忘れるくらいに。

というわけで、私の地雷蔵さんは多分、作者の同情をたっっっぷり詰め込んで「かわいそかわいそ、いぞーさんいいこいいこ、かわいいかわいい」されて造られる、ヒロイン蔵さんなんだろう、と自分の中で着地したわけだ。

スパダリ系・いっそ完全にクズショタポメなんかは、全然平気だしね。支部では今も、お世話になっておりますう。

はー、文字っていう形にしたらスッキリしたー。

てわけで、まあ、こんなのを読む人は居ないだろうけど、読んだ人が居たらお疲れさまでした。

10月のるーしこ出るけど、以龍プチの参加、どうしようかなー。参加申し込み締め切りまで、あと一ヶ月。悩むとしますかー。

※轢かれて、は誤字じゃないです。トントラックで轢かれるくらいの衝撃と共にハマったことを表したかったの。

2019-07-11

退職決意エントリー

数年間勤めた会社退職を決意した。 厄落とし的に、法律抵触せず特定困難な範囲で書く。

決意した理由

組織に起因するもの

給与賞与が低すぎて、改善の見込みが乏しい。

ITベンダーだが、役員などのIT対する意識が低すぎる。

最近社長電話越しに怒鳴っていることが多い。フラグが立ちそうな会話内容

・・・と、ここまでは中小企業あるあるで、個人商店体裁のまま膨れ上がったようなもの

そして、理屈で扱うもの

でも決定打となるのは…人に起因するエモい部分

肩こりや熱っぽい不定愁訴が続いていた。

・周囲にはやせ我慢的な言動をとっていた。

事務方トップ生理的嫌悪感を感じた。

うち、上2つはよくあるも話。問題最後のやつ。これが致命傷になった。

あたまがどうにかなりそうだ

この事務方トップ元々ヤバそうな風貌言動が特徴でいかにもな問題を起こしていたが

私に対しても、常軌を逸した言動を取った。

ありのままに起こった事を書くことはできないが、

パワハラとかそんなチャチなもんじゃない。
もっとこう、一瞬硬直し、乾いた笑いがこみあげてくるような恐ろしい片鱗を味わった。

パトラッシュ…僕はもう疲れたよ…。

理屈だけじゃなくて、気持ちでも何かがくずれていった。

冷静になってみると、DVメンヘラに耐えてきたが洗脳が解けたような感じになってきて職場への未練はスーッと消えていった。

教訓:DVメンヘラ沼にはきをつけろ!ましてや会社に対してそんな思い入れ無用だ!

2019-07-06

anond:20190706104511

レトロゲーの定義が人により違うというだけで別に市場の話はしてないぞ

市場はセグメンテーションを多数派に合わせるから金もってゲーム思い入れのある30~40歳代をターゲットにするだろうからスーファミPCエンジンメガドラサターンPS1あたりをターゲットにするだろうけど

anond:20190702104858

例が良くないが、ブッフェで腹いっぱいになっても元取るとか言って食い続けてるみたいな感覚で、要らんもんをわざわざ探すのがて手間ってことよ。

あとその自治体にたぶん思い入れもないだろうし。

2019-06-30

「性欲=男の誇り」「チンコ=男の誇り」って本当なんだろうか・・・

男だけど、その気持ちを全く感じない。

から、性欲無くなっても「あっそう」だし、チンコやその大きさに何の思い入れもない。

そんな自分女性化願望が強いけど、性同一性障害かどうか自信がなかったりする。

何より女性恋愛/性欲の対象になるからだ。

人と違うってしんどいな。

2019-06-27

anond:20190627024403

世帯所得が極端に低いし、医者から止められる程度なら、諸々の減免措置が取れるだろ。

おおきな借金があるなら、自己破産でもしてリセットすればいいし。

夫の所得が低いのは厳しいので、低所得労働継続する意味がわからない。

苦難を乗り越えれば僅かな確率成功する(クリエイティブ系とか)ならともかく。

よほど思い入れがあって、それを手放すくらいなら死ぬレベルじゃない限りは、まともな就労できるようにしたほうがいいのに。

回避性愛障害

今までなんで自分思い入れができてしまえばしまうほどそこから離れたくなってしまうのか、よくわからなかったんだけど、こういう症状があるらしいと知って納得して少し気持ちが軽くなった。

まぁ軽くなっただけで救いはないんだけど。

大学とき仲の良かったサークル人達と突然絶交してしまったけどあそこで踏み留まれていたらなにか変わったのかなぁ

2019-06-17

から崩れ落ちるオタクを信用していない

ライブ後のツイート見ているとまあ題のような内容のツイートしている人が結構いるわけだけど

個人的にこういうオタクのことは好きになれない。

まずこいつらは「膝から崩れ落ちる俺」に酔っている。

「俺はこの曲への思い入れが強すぎるあまり崩れ落ちるんだ。お前らみたいに適当に盛り上がっているのとは違うんだよ」

正直このアピールしか受け取れない

とはいえまあこれはアピールでなく本当に思い入れが強いのかもしれない。

実際それまで地蔵だった人間が崩れ落ちたらそれはもう何も言えないね

そして本当にキモいのは、こいつらの多くは崩れ落ちながらニヤニヤした気持ち悪い顔で周りのオタク友達をチラチラ見ている(一人では何も出来ないので基本群れでしか行動しない)

周りのオタク仲間が

「おい?どうした!気持ちはわかるけど頑張れ!眼の前の推しを見てやれ!」

みたいな薄っぺらセリフと共に立ち上がらせてくれるのを待っているわけだ

ただのネタ振りとツッコミしかない。予定調和コント

誰もライブ会場で客席のコントなんか興味ねえよ、むしろそのネタ振りに使う脳みそあったらライブに集中してろカス

それをあとからツイッターでわざわざ報告するわけだ。

いやそのコント現場でも滑ってたのにわざわざ文にして掘り返すとかドMか?

もし本当に膝から崩れ落ちるほどに感動したのなら、その感性は素晴らしいと思う。

からこそ、それをtwitterの笑い話にしてしまうのは勿体無いし、

そういう話にしてしまっている時点ですべてが薄っぺらくなる。

ダークソウルシリーズを一通りやったので感想を書く

先日E3フロムソフトウヮの新作「エルデンリング」の発表があった。

ここ最近フロムソフトウェアはSEKIROというゲームもなかなか好評で、まさにノリノリという感じ。

エルデンリングはこれまでの作品の中でもトップクラスボリュームになりそう、RPG要素が強い、炎と氷の歌(ゲームオブスローンズの原作)の原作であるジョージ・R・R・マーティンが参加と、

これはもう間違いなくダークファンタジー物であり、ダークソウルの直接的な遺伝子を持つタイトルになるのではという期待が高まっている。

それに合わせたという訳でもないけどたまたまエルデンリング発表のタイミングダークソウル3を終えた。

ぶっ通しで3作品遊んだんだけどやったタイトルとしては

ダークソウルリマスター

ダークソウル2(SCHOLAR OF THE FIRST SIN)

ダークソウル3(THE FIRE FADES EDITION)

の三作品だ。

ちなみにすべてPS4プレイしており、初代ダークソウル次世代機向けにリマスターされたもの、2と3はそれぞれ本編+全てのDLCが含まれ全部入り版だ

全部をクリアするまでにかけた時間

ダークソウル:約90時間

ダークソウル2:約160時間

ダークソウル3:約120時間

で合計約370時間、かなりの時間を費やしてしまった。なお途中で難しすぎて絶望して間が空いてしまたことも数知れず

ダークソウル2が一番長いのだけど、これは単純にボリュームがとんでもないからだ。DLC含めるととにかく長い。しかもむずい。

では順番に感想を書いていく

【初代ダークソウル

リマスター版なので画面は想像以上にきれいだった。

全体的に難易度バランスにむらがあるように感じた。そこも洋ゲーぽくて好きだけど。

初代ということもあり不親切な部分も多い。UI面でも不便さに感じるところは多くなる。

戦闘についても実は割と雑にこなすことができて逆に言うとある程度の思い切りの良さが必要になってくる。

シリーズ通して登場するNPCなどが初めて出てくるタイトルでもあり、クセの強さはあるものの、やはりこれを最初にやるのがベストだと思う。

ダークソウル2】

シリーズの中でも問題作を挙げるとしたら間違いなくこれ。世間的にもダークソウル2の評価賛否分かれることが多いみたいだ。

マップ構造から敵の配置からとにかく全ての面で意地が悪くプレイヤーを殺しにかかってくる。

まりキツイので戦闘ちょっと進んでは敵を確認、後ろにもいないか確認、弓で1体ずつおびき出してなんとか処理、

こんな感じでひたすら神経をすり減らすことになる。一度覚えてしまえばだいぶ余裕が生まれるのだけど、所見殺しにも程があるという感じ。

しかし、それだけのキツい思いをさせられたせいなのか、個人的になぜか3作品の中で最も思い入れのある作品になった。

ちなみに自分拠点となるマデューラという場所呪術の試し打ちをしたら物をたくさん売ってくれる婆さんを間違って殺してしまい、

以後その婆さんから買い物するために毎回高い金を払わされるはめになった。

また特徴として敵が枯れるという点がある。何回か倒すと敵が出てこなくなるのだ。なのでじっくり時間をかけて敵を枯らしていけば安全に進めることも可能

これにも賛否はあると思うけど、2に限ってだけ言えば自分はこのシステムは好きだった。

屈指のマゾさはあるものの、ほんとに多様なマップDLCの出来の良さ、本編も細かいアップデートを重ねたせいか巷の噂よりは全然遊びやすかった。

ダークソウル3】

最終作でありダークソウルシリーズ最高峰と呼ばれる作品

まずグラフィックめっちゃれい。そしてUIシステム面でもこれが完成形と言っていいだろうこなれ具合。

初めてダークソウルシリーズをはじめる時に最初にやるといいと言う人もいる。

ただし個人的にはやはり1から順番にやるのが一番だと思ってる。だってどれもそれぞれ面白いし…

3についてはアクション面がかなり強まっている。2なんかは特に動き全般もっさり感があったのだけど、3では驚くほどはやく動く。

敵もはやいのでそれなりにプレイヤースキルも求められることになる。

ただ個人的には、この早い動きでなんとかする感じがちょっと苦手だった。

特にボス戦などで速い動きに対応しおうとすると、あっという間に前後不覚になりやすくとにかくタイミングよく転がって避けるとか、とても忙しくなりやすかった。

うまく避けて倒せたときはとても嬉しいのだけど、正直なんかわからんけどなんとか倒せた、みたいな時も多かった。

これはグラフィックが良くなったせいもあると思う。ダークソウル3ではボス敵などのグラフィックもとてもリッチ表現になっていて、なにかわからないもじゃもじゃした毛のようなのがついてたり、ひらひらしたものがたくさんついてたりする。このせいでリーチがよくわからなくなったり動きが見づらくなる。

マップ雰囲気や数々の強敵無駄ものは潔く省いていったシステムなど、遊びやすさつぃては抜群なのだけど、個人的感想としてはこれは過渡期にある作品なのではないかと感じた。ダークソウルとしては総まとめなんだけど、なにかやり切れてないという印象もあったのだ。

というわけで三作品自分順位をつけるとしたら、

1位:ダークソウル

2位:ダークソウル

3位:ダークソウル

というまさかの2が一位になってしまった。正直これは不本意でもある。3が間違いなく一番面白いはずなのだ自分でも思う。

でも心が何故か2を推ししまう。そして何故か3が最下位になってしまった。

こんなはずではないのだけど、あえて順位をつけるとこうなった。

人に勧めるとしたら逆の順番になりそうだ。2は少なくとも絶対最初に始めるやつではないと思う。そんなことしたらダークソウルイメージがとても悪くなりそうな気がする。

ダークソウル3でやりたかったアイデアというのはきっと膨大にあったんじゃないか想像している。

そしてエルデンリングではそれらを盛り込んでくるんじゃないだろうか。

2019-06-16

anond:20190616040136

結婚」と聞いてまず異性間のそれを想像するのにも、よそ者に冷たくするのにも、特定性別というだけで排除するのにも、

いかなる差別にも三分の理というか、理屈のつけようというか、一定合理性というのはある

そして差別かどうかに合理性関係ない

どれだけ合理的であっても、世間で認められた弱者属性相手になった途端、それは使ってはダメということになるから

まり所詮属性に対する世間の同情や思い入れあるかないかの違いでしかない、というのがよくわかる話

2019-06-13

電車思い入れとか特になく生きてきたけど

今さっき、職場から見下ろす線路中央線が走ってるのを見て、シンゴジラの勇姿を思い出して、

ああー、電車はこんなに格好良いのに、痴漢かい性犯罪現場にされて、あまりの無情さに泣いてしまった。

SNS食べ物を食べた後も画像を見ることでニヤニヤできてコスパがいい

誕生日に数年前からずっと前から食べたかったケーキを注文して食べた。美味しかった。

見た目がとてもかわいいケーキ

誕生日ケーキなので私の名前が書いたチョコレートプレートが乗ってて、そのプレートもかわいい

SNSケーキ画像を載せたら色んなひとからいいねをもらい、おめでとうとメッセをもらい、大人でいい歳して自分誕生日を主張することに恥ずかしさを感じつつも、嬉しくてニヤニヤする。

SNSに載せたかわいいケーキ画像を見てニヤニヤできる。ずっと前から食べたかったケーキだったので思い入れがぱねぇ。

食べた後もこんなにニヤニヤできるなんてコスパ良すぎ。

2019-06-12

トーマス世界観

きかんしゃトーマスって、改めて考えるとなんなの?

アンパンマン流星が生み出した化け物ということで、その世界の中で理解できる。

でもトーマスってどうやって生まれるの?

あれは蒸気機関車から、胴体は人間が作ったんだと思うけど、顔面もそうなの?なんで?

それともあれは、ヤドカリみたいになにか別の生き物が入り込んでるの?

あるいはあの世界では、トーマスみたいなやつが機械部分ごと生命として繁殖してるとか?じゃあゴードンのケツからつの間にかゴードンジュニアが出てくるの?

一番納得できるのは、トップハム・ハット卿を始めとする登場人物が全員薬物をキメてて、乗り物に対する思い入れがあの幻覚を生み出している、という説だけど、なんかもうバッドトリップだろ。

2019-06-10

anond:20190610130718

ラグマス=ラグナロク・マスターズ なのね。

ROはおっちゃんが最初最後プレイしたMMOから、多少は思い入れがあるけど・・・

この感想をみるかぎり、やる気でないわ・・・

2019-06-07

[] #74-11「ガクドー」

≪ 前

からあってないような気力で来たものの、俺と弟は少し憂鬱になっていた。

ハテナ学童は、もう完全に自分たちから離れている。

とはいえ、うっすら分かっていたことだし、大して気落ちはしない。

強い後悔や未練を感じるほどの場所でもないのだから

それに、ここに来た理由はもう一つある。

なんなら、こっちがメインといってもいい。

そう、あの駄菓子屋だ。

「あ、マスダも来たんだ」

「もう来ないかと思ったぞ」

駄菓子屋の前に着くと、そこにはウサクとタイナイがいた。

「ワイは来ると思っとったで」

少し意外だったのは、カン先輩もいたことだ。

カン先輩も来てたんですか」

引越し手伝いの“ついで”や」

なんとなく察しがついた。

今の俺たちにとって、この駄菓子屋は“わざわざ”行かなければ辿り着けない場所だ。

かといって、わざわざ行くようなものでもない。

から“ついで”の理由が欲しかったんだ。

かくいう俺たちもそうだったから分かる。

「ふん、どっちが“ついで”なんだか」

お互い様やろウサク。それに、自分らも“これ”が気がかりで来たクチやんか」

カン先輩たちの手にはタコせんがあった。

しか普通タコせんではなく、タコ焼きの入った「真・タコせん」だ。

どうやら、みんな考えることは同じらしい。

早速、俺たちも頼むことにした。

「オバチャン、タコせん頂戴。タコ焼き入りね」

はいよ、今日は随分と売れるねえ」

オバチャンが慣れた手つきでせんべいを取り出し、ソースを塗りたくっていく。

ガキの頃に見た光景と同じだ。

違うのは、その過程タコ焼きを乗せ、もう一枚のせんべいで挟み込むという工程が入っていること。

「ほい、200円。こぼさないよう気をつけな」

弟は小躍りしながら真・タコせんを受け取った。

欲しくても手が出せなかったが、今じゃその安さに驚くほどだ。

世の中はモノの値段が全体的に上がっていると聞くが、それでもなお安いと感じる。

「これが真のタコせんかあ」

俺も食べ物を前に、ここ数年で最も気持ちが高揚していた気がする。

いただきます」なんて省略だ。

俺たちはすぐさまタコせんを頬張った。

「……うん」

「まあ、美味い……」

しかし、俺たちの憧れは儚かった。

美味いのは間違いない。

少なくとも不味くないのは確かだ。

せんべいタコ焼きの相性も悪くないが良くもない。

問題は味のクドさであり、半分も食べたあたりになると少し飽きてくる。

あと、サンドしているにも関わらず、思っていたより食べにくい。

せんべい割れないようにしつつ、揚げ玉などがこぼれないよう食べるのに気を使う。

それに、タコ焼きを抜きにしても気になることはもう一つあった。

「ねーなんかタコせんの材料変えた?」

「あー、それワイも思た」

どうやらカン先輩たちも同じことを感じていたらしい。

なんだか以前と味が変わっている。

せんべいなのか、ソースなのか、マヨネーズなのか、揚げ玉なのかは分からないが、とにかく何かが違う気がしたんだ。

「ずっと同じだよ。せんべいトッピングも全部市販のやつだし、ここ数年で味を変えたって話も聞かない」

「本当に? 実はこっそり変えたとかじゃなく?」

「仮にちょっと変わったとして、それが分かるほどアンタらの舌は繊細なのかい。ましてや久々に来たくせに」

オバチャンにそう返されると、俺たちに反論余地はない。

まり、俺たちの記憶いか、味覚が変わったってことなのだろう。

昔の記憶にすがるほどの思い入れはないが、そのギャップ差に軽くショックを受けた。

「ま、ちっちゃいの頃の憧れなんて、そんなモンなんやろうな」

カン先輩はそう呟きながら、駄菓子の封を開けていた。

あの、当たりつきの奴だ。

カン先輩、それって……」

「知っとるか、マスダ。駄菓子の当たる確率は、全て数パーセント以内と決まっとるらしい」

「はあ、そうなんですか」

「つまり週一でこの菓子を数個買ったとしても、当たりにはまず巡りあえないわけや。巡りあえたとして、その程度の確率では総合的なコスパイマイチ。あの頃のワイは、この菓子にまんまと踊らされてたっちゅうこっちゃ」

こちらの言いたいことを知ってか知らずか、カン先輩は流暢に語りだす。

まさか、わざわざ調べたのだろうか。

それほどまでに当たらなかったの根に持っていたのか。

「そこまで分かっているのに、また買うんですね」

「言いたいのはな、こういうのは当たるとかハズレるとか前提で買うもんちゃうってことや……ちっ」

そう達観したようなこと言いながら、先輩は微かに舌を鳴らした。

どうやらハズレだったらしい。

「『無欲になれば当たりやすくなる』って本に書いとったのに」

「それ、ロクな本じゃないですよ」


学童所に戻ると、引越しの準備もいよいよ大詰めだった。

ハテナ学童』と書かれたトタン看板が、今まさに取り外されようとしている。

あの駄菓子屋も、そう遠くないうちにこうなるのだろうか。

「“終わりの始まり”……か」

ウサクが言うには、学童での決まりも近年で色々と変わったらしい。

ハテナ学童がなくなるのは、そのあおりもあったのだろう。

「正直、こうやって看板が降ろされるのを見ても、なんだかあまり感慨深くないんだ。上手く言えないけど」

タイナイはそう呟く。

えこそしないが、俺も同じだ。

この時の気持ちをありきたりな是非で語るのは陳腐的外れに思えた。

酷い思い出があったってわけでも、良い思い出がなかったってわけでもない。

だけど今の俺たちはノスタルジーに浸れるほど大人じゃない。

かといって、タコせんにハシャげるほど子供でもなくなった。

宙ぶらりんのような状態だ。

ちゅーぶらりん……チュー……。

「そういえばタイナイ、せっかく来たのにあれは食わないのか。『チューチュー』とかいうの」

「ああ、あれね……僕がいつも食べてたメーカーのは、もうないらしいんだ」

「そうなのか、それは……残念だな」

「似たような商品はあるし、それほど残念でもないよ。売ってないのを知った時も“あ~、そうなんだあ”って感じだったし」

強がりではなく、本心からそう言っているのだろう。

ハテナ学童がなくなるのと同じで、案外そういうものなのかもしれない。

結局のところ俺たちができるのは、漫然と“そういうものがあった”って覚えておく位だ。

やばい兄貴……こぼれる」

弟はというと、ボロボロに崩れたタコせんをどう食べるかで未だ苦戦していた。

(#74-おわり)
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