「職務」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 職務とは

2024-10-07

アホみたいなブコメトップにするのマジでやめてほしい

あいつらは何かやる」。外国人には「とりあえず職質」、その狙いは。元警察幹部証言レイシャル・プロファイリング

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_66fdf521e4b0ccc050c5be63

トップコメが酷い。

本当に酷くて本当にうんざりする。

知能的に酷い。  

  

 

1.なんら矛盾批判すべきポイントも指摘できてない

donovantree

政府円安インバウンド外国人を沢山呼ぼう。外国人実習生呼んで仕事してもらおう」

警察外国人は何かやる、とりあえず職質」

なぜなのか。

2024/10/06

いや、「なぜなのか」もクソも別パートやんけ。

矛盾の指摘にすらなってない。

 

経済施策副作用として治安懸念が増加するので、警察としては警戒体制を強化します。」

これ何かおかしいところがあるか?

何かナンセンスだったり不合理だったり愚かだったりするか??

  

というか、

お前等は本当に脳を使いながらこれを書いたのか?

脳を使いながらこれに☆付けたのか? 

 

  

2.心配と警戒が警察仕事

そもそも警察ってそういう仕事だ。

政府市民が何かするたびに心配ごとや仕事が増える。

 

市民「わーい今度の花火大会楽しみー」

警察「見物客が集まれば何かが起きる」

  

村役場「名所で観光客を呼ぼう!村おこしだ!」

警察観光客が増えれば何かが起きる」

 

自治体企業誘致成功経済が栄えた!人口激増!」

警察流入者が増えれば何かが起きる」

 

お前らはこれにも一個一個「なぜなのか」とか言いなよ。

何か当局行政の重大な矛盾や不合理を発見したみたいなツラでさ。

バーカって笑いながら見ててやるからさ。言えよほれ。

  

そんなんはただの警察の正常な職務じゃねーか。

そういう役割組織だろ。

アホか?マジで

  

  

3.お前等の怠惰な悪癖

以上見たように

当該トップコメ政府批判にもなってないし権力監視にもなってない。

ただただ「え、これ書いてる人と☆付けてる人は一体どんな思考力なんですか?」って言われるだけの酷い答案。 

「私達はてブ民はバカ集団です」と宣伝してるような醜態

俺は本当もうこういうのを見飽きた。

 

俺は別にはてブ人達が頭良いとは思ってないけど

知能的に標準を大きく割り込むほどだとも思ってないわけ。

じゃあこの明らかに〇〇〇〇みたいなブコメトップになるのは何故か。

もうわかりきってる。

  

「とりあえず行政批判であれば知的」っていう底抜け怠惰さがあるよな?

  

書いてる人も☆付けてる人も多分ほぼ全員、

そういう悪い癖がもう脳や背骨にしみついてんのよ。

手癖で無意味に点数を取りに行ってるの。

行政批判なら60点は保証されてる、みたいな。」

 

何故ならはてブアラフィフぐらいがボリューム層だから

その世代より上の怠け者の癖は「「とりあえず行政批判」だから

お前等はつまりもうきちんともの考えたくないわけ。

  

 

4.無意味な答案を出し続ける習性について

お前等はさ、

ハフィントンポスト程度の記事を読んで何書いてあるか理解するということすらもうしたくないんだよ。

俺は別に読めないことを責めたいんじゃないの。もういいよそれは。

ただ、

  

読めないし読む気もないのになんで読んでるふりするの?

こっちが気になるわけ。

 

考えないし考える気もないのになんで考えるふりするの?

これは責めたいわけ。

 

お前等に読む能力・考える能力が無いのはもういいよ。

長年の怠惰な習慣のせいもあるだろうけど、生まれつきのスペックもあるわけだからさ。

政治社会の複雑なものごとに対処するのも、抽象的な思考をするのも、

しろ稀有一部の人間だけの能力だと思うよ。

まれつきの多数派無能であったことなんてその人間責任じゃねーから、そこを責めるのはフェアじゃないし無意味だよな。

 

ただ、お前等は能力も意欲もないのに答案を出すという変な癖がついてるのは自覚すべきだと思う。

お前等は出来もしない・やる必要もない仕事行政批判ごっこ社会批評ごっこ思考力ある人間擬態)に取り組み続けてしまった結果

自分でもよくわかってない形だけの答案でいい点を狙う」という変な癖がしみついてるわけよ。

パターン暗記でポリコレしたり、脳細胞ミリも使わず行政批判したり。

 

生徒のレベルに全く合わない難度のテストを課し続けた結果

あてずっぽうやカンニングの練度だけ上がっちゃったみたいな

そういう何かの失敗の成果物がお前らということ。

  

責任所在はともかく

その今の有様について自覚はしてもいいと思う。

 

 

5.怠惰多数派もっと幸せに生きるために

以上確認してきたように、

お前等は一定以上複雑だったり抽象的だったりするものごとについて読み書きも思考も出来ない。

 

そしてそれは全然恥ずべきことじゃない。

人類標準的知能というのはそんなもんだから

 

しろ世界統計では東アジア人はトップレベルに賢いらしいか

お前等は地球規模で言えば圧倒的に頭がいい方の人達

そのうえでお前等が身の回りを超えたこと考えるのなんて人生無駄

無理にやってみたとこで妄想党派性いがみあいに落っこちるのがオチ

Xで反ワクやってる奴等だってお前等の五十歩百歩だし、あいつらすら地球規模で言えば頭良い方の人類

  

 

からお前等は今日ご飯とか周囲の人の幸せのことだけ考えて生きてりゃあよくね?

自分今日日清い心で生きてるか?

自分役割をきちんと果たしているか

周囲の人や畜生に優しい気持ちで接しているか

 

そういうことに意識高くなった方がよっぽど上等な人間だと思わない?

そこにしっかりと注意を払って生きるならば、それは十分に尊敬に値する立派な人でしょ。

知的人格者と呼ぶに足る。

  

 

6.はてブSNSへの向き合い方について

読めもしない新聞記事社会ニュースブクマつけるのをやめたらどう?

それはやりもしない英語簿記と筋力トレーニング記事ブクマし続けるのと一緒でしょ。

 

5年10年それをし続けたならもう英語簿記トレーニング記事ブクマしないって決めるべきなんだよ。

それがない人生を選んだんだと自覚を持つべきだ。そっちの方がいい人生になる。

きちんと0にしておけば、本当に必要になった時は0から選べる。

  

どうしても社会に関心を持ちたいなら

ブクマする数を10分の1に減らしてその1本を本当にちゃんと読む。

ちゃんと読んで考えて書けることをブックマークに書く。

 

記事も読めない、ブクマも読めない、でも点数高そうなブコメに☆付けよう、

そういう無意味な習慣を自覚してやめる。

 

アホみたいなブコメや完全に記事誤読したブコメを1位にしたりするのをやめる。

はてブをそういう酷いコメントがトップ人気を飾る不気味なコミュニティにするのをやめる。

 

そういうことに取り組んでみたらどうだろう。

読めない読まないのにコメントや星を付けた記事を10積むより

ちゃん自分に読めた読んだ記事1を得る方がずっといい人生だと思う。

2024-09-29

対面の仕事

誰とも話さずに黙々職人のように作業

そんなんばっかじゃ潰れるし、

人を巻き込んで事業を起こしてそれに乗っかって仕事を作るのはいいけどそれが職務っていうんなら嫌

もっとあるはず

対面の仕事

誰とも話さずに黙々職人のように作業

そんなんばっかじゃ潰れるし、

人を巻き込んで事業を起こしてそれに乗っかって仕事を作るのはいいけどそれが職務っていうんなら嫌

もっとあるはず

anond:20240928152031

現代なら明瞭に権利関係契約をすることも多いと思うのだがファミコン時代手続きなんていいかげんなものなんだ。

映画ゲームだと職務著作にあたるかどうかは微妙なことも多くて個別確認しないとわからない。

2024-09-28

anond:20240928153223

第15条1項 法人その他使用者(以下この条において「法人等」という。)の発意に基づきその法人等の業務従事する者が職務作成する著作物プログラム著作物を除く。)で、その法人等が自己著作の名義の下に公表するもの著作者は、その作成の時における契約、勤務規則その他に別段の定めがない限り、その法人等とする。

なので、「その作成の時」に定める必要があり、後出し不可能

2024-09-24

anond:20240924012152

とにかく本来職務じゃない仕事や、残業拒否して、仕事放棄するんだ。現場疲弊させて、出て行かせるように仕向けるほかない。保護者暴言を吐くのも良い。

2024-09-16

anond:20240916180557

もう社会経済も回そうだなんて思わなくていいよ

これだけあらゆる知識テクノロジーネットを通してオープンになってる時代

社会やら経済やらなんてのはオープン化に逆行してクローズにすることで「オトナ」という既得権益者が威張り続けられるようにするためのものしかない

世界もっとあらゆる基盤をオープンにするようになれば、想像よりもはるか人類自助努力でなんとかなる範囲が増えるだろう

なんとかならないインフラも、維持できなくなればカネや職務にとらわれない有志ボランティアとして自発的解決策や代替案を実行するため動き出す人も一定数いると思うんだよ

よくSFではなんでも3Dプリンタで出力できてどんなメニューも万能穀物から自動調理できて物流も完全自動化されてるような図が描かれてるけど

そんなの社会ごっこ経済競争ごっこをしてたらいつまで経っても実現しないよ

企業やら国家やら細かい派閥に分かれてそれぞれでやるんじゃなくて全人類一丸となって派閥利益じゃなく人類利益コミットしていけば、人類2.0みたいなステージに到達しそうだと思わないか

狭い分野では素粒子物理学のためにスイスでやってるCERNみたいな世界団結の例があるだろ

同じような感じで貨幣なんてモノなくても人類もう十分現代的に生きていけるってことを示す実験国家とかあったら面白いんだけどな

2024-09-14

民間で15年働いてから公務員になった人間から同意反論

https://anond.hatelabo.jp/20240914204854

もうね、めーーちゃくちゃわかる。とにかく情報社会情勢に対するキャッチアップが全然追いついてない。Teamsが導入されてるのを知らない(Teamsを知らないんじゃなく、Teamsが導入済なのにそのことを知らない)管理職とかザラ。電子決済システムが揃ってるのに回覧印刷必須とか当たり前。

あと、とにかく本当に責任を取らない。仕事とは責任を負うことだという感覚があった民間出身からすると驚愕ほとんどの場合クビにならないのに何をビビってるんだよっていう。はっきり言って民間知らないやつらの感覚アホだよ。

ただ、一応民間で働いてた人間からすると、民間行政仕事性質の違い上、そうなってしま理由はわからなくもないところがあって、その辺のことを少し書いてみようと思う。

ルール根拠が「法令」なので、強制力が強い

一番はこれ。あんまり知られてないけど、行政って一挙手一投足が法令に縛られてる。だから、決められたルールを破るのは極論「法を破る」ことなんだよ。会社規則を破るのとはワケが違う。個人的には適度な副業くらい許してくれよと思ってるんだが副業やる時点で懲戒くらうからね。

副業規定職務専念義務)に関しては自分も実害を被った。前職の関係で講演とかを頼まれたので相談したらNGくらったのよ。「申請すればいいんでしょ?」と思ってたけど、普通に通らなかったのでびっくりした。具体的な話は差し控えるけど、官公庁一枚岩じゃなくて、ある部署ではOKなことが別の部署ではNGってことが割とある。で、講演とか、あと文筆業とかは一般論としては副業に当たらない扱い(継続性のない依頼は報酬にあたらない)筈だったんだけど、自分部署では「金銭が発生するなら全部副業」っていうローカルルールがあった(。なので無報酬で受けることにしたよ。死ね。はよ転属したい。

でまあ、民間感覚なら「これくらいOKでは?」というのがマジで通用しない。なぜなら法令で縛られてるから。これは公務員が何を言っても変わらないんだよ。公務員は法を守る側であって、法を変えるために働いてるわけじゃないから。そういうのは政治家役割……ということになってる。法で規定されている以上、それを破るわけにはいかない。

煩雑ルールの主な原因は「不正の防止」と「原資が税金」の二つ

公務員になってびっくりした事の一つが「決裁の多さ」。たとえば、行政では何かものを買うときに、「最低でも入札or相見積もりをしないと買えない(例外あり)」「ものを買う場合原則後払い(請求書払いによる銀行振込のみ)=結構な数のネット販売が使えない」「注文時と支払い時の2回決裁をとる必要がある」というゴミみたいなルールがある。びっくりするでしょ。で、しかも購入前に申請した金額と、実際の購入時の金額が1円でも違ってたら決裁とりなおしなのよ。しかもこれ「安くなった場合でも申請を取り消して再申請」しなきゃいけない。申請内容の修正とかでなく、申請の取り消し&再申請。これだけでもゴミだと思う。

が、これはもう、税金を扱ってる以上どうしようもないんだと思ってる。税金を扱う以上、その扱い方には細心の注意を払う必要がある。だからガッチガチに縛る。非効率でも縛る。これはもう、非効率であること=無駄な行動を取らせることが不正の防止のためにあると考えざるをえない。

とはいえ100万200万とかの金額のズレとかならともかく1020円とかで決裁取り直すのクソだとは思う。そのために15分くらいかけて決裁とりなおすの、人件費考えると税金無駄遣いしてるじゃんねっていう。

予算」の概念が違いすぎるので「工数」という概念がない

ここで問題です。たとえば9-17時が勤務時間として、打刻の記録上8時45分出社・17時15分退社だとします。公務員は何分残業したことになるでしょうか。こたえは0分です。なぜなら公務員命令なしに残業をする(=税金を使う)権限がないから!馬鹿みたいでしょ?でも公務員税金で飯食ってるからそうなるんだよ。

こんな構造だと必然的に発生するのが「工数」の考え方が民間と違うということ。民間だと労働時間を削れるような仕事効率化は、人件費削減につながるので是とされる。でも公務員はそうならないんですよね。なぜなら残業原則存在しない」ものになってるし、仕事効率自体そもそも予算の削減にならないんですよ。「○○を導入して年100万円支払うことで人件費200万円が浮く。100万円の削減!」という考え方がない。これは、「税金である以上、何にいくら使うかを事前に決定しないといけない」という行政の仕組みとしては当たり前に導かれる話なんだよ。

結論

自縄自縛保全管理ごっこ」というのは、もうそのとおりなんだけど、これを解決する方法は多分ない。行政における無駄ルールは「無駄を課すことで不正を防止する」という理解をせざるをえない。それをなんとかしたかったら法律を変えるしかないが、多分まああと20年は変わらないでしょう。政治家も興味ないだろうしそんなことには。助けてくれ。

でもまあ定時で帰って怒られない職場になったのは転職してよかったと思ってる。

anond:20240914113349

祖父の代から反日カルトとズブズブなやつが暗殺恐れるか?

司法機能をぶち壊し公安に至っては本来職務真逆反日カルトを守る始末

完全ななるディストピアを作り上げた男が恐れるわけないだろ

2024-09-13

図書館司書非正規問題(9/14追記)

 図書館司書非正規問題について昨今取り沙汰されているのを見る。

 ざっと見た感じの問題点は、優秀な専門職が安月給で酷使されているということと、技術継承が行われないということ。

 私は先日、正規図書館司書職を退職した。理由は、専門的な業務従事したいという当初の動機と実際の現場が異なっていたところ。つまり現場職員専門性の低さに絶望して辞めた。


簡単自己紹介

・元 都道府県図書館正規司書職員

・30代


 「優秀な専門職」と言うのは、何も知らない外野自分たちを大きく見せたい現職だけ。図書館司書なんて単位を取ったら誰でも資格を取れるので、その資格一つで医師教員のような実務実習を伴う国家資格と並べると思っているのが恥ずかしい。(課程の図書館実習は任意なことが多いし、たかだか一週間程度で比較にならない)

 そして、専門職専門性が発揮できる分野としてレファレンスが挙げられるが、これはレファレンス難易度による。例えば、地域の「◯◯という地名の由来が知りたい」というレファレンスを受けたとして、まず地名辞典を見る。地名辞典になければ地方が発行してる地誌を見る。どちらかにはだいたい載っている。これの何が専門性だというのか。こういう定型化されたレファレンス対応について、口を大きくして専門性だの専門職だの言っていることが多い。逆に、人名辞典に載ってない郷土人物などを、辞典地誌など基本的資料以外から記憶や所蔵資料目録などをヒントに見つけることが専門的なレファレンスだと思う。このような真の専門的なレファレンスをできる人物がどれほどいるのか。私が勤務していたところでは、非正規職員は誰もできなかった。正規職員も半分以上できてない。

 能力によって給与が異なるのはどの世界でも一緒で、非正規職員非正規待遇であるのは相対的能力不足から当たり前のことであると思う。正規職員でもできてないのだから、そんな大きな声で「専門職待遇改善をー!」なんて言える状況じゃない。そして、優秀な人間、例えば某国図書館では正当な待遇が与えられていると思うし(ちなみに某国図書館の応募資格司書資格必要ない。この点から司書資格不安定さが伺える)、地方の優秀な人間は現状に見切りをつけて出て行く。

 何度も職員意識を変えようとしたけど凝り固まった40代後半以上の頭は変わらないし、上司層が変わらなければどれだけ下から頑張っても現場は変われないし、疲れた非正規職員も、正規職員ですらも、基本的コミュニケーションすらできない人がいるし(聞かれたことに答えられない、処理能力が低いなど)、現状維持ばかりで新しいことはせず、ただ自分世代円満に終わることばかりを考えている。こんなの一般企業事務職ですら無能扱いだろう。一般企業で使い物にならないレベル職員でも、一度公務員になってしまったら解雇はできない。そんな人たちがただの肩書きだけで「専門職ー!」と叫んでると思うと悲しいものがある。図書館司書知識は年々新しいことが増え司書課程の内容も更新されていくが、大昔に司書資格をとった現状維持ばかりのおじさんおばさんたちは自分の頭を更新しようとしないので、なおさら「専門資格とは?」と思う。

 図書館司書世界では、募集の少なさもしばしば取り上げられる。募集もたくさんあるし、優秀な人は普通に就職できる。(気になる人はJLA採用情報ページを見てみてね)40歳まで受けられるところも多く、年齢制限がないところもあり、他の公務員よりだいぶ応募資格が緩くなっている。それで若手をとろうが経験豊富人材をとろうが、それはその館の方針によるので知ったことではない。挑戦し続けて正規職員合格する人もたくさんいる。つまり、機会は開かれているのに挑戦しないことに問題があるし、たくさんチャレンジして受からないのであれば本人の能力問題であろう。能力が足りなくて受からないなんてことは他の業種でも同じで、何も図書館司書に限った話ではない。それを何でそんなに特別に大々的にアピールできるの?と思う。他の業種でも、能力が足りないけど続けたいなら待遇を落とすしかないし、諦めて他の業種に行くだろう。それと同じ。


 思いつくまま殴り書きしたので読みにくくてすみません。私が言いたいことは、周りが言うほど図書館専門職価値はないこと、専門職の中でも専門性グラデーションがあること、能力に応じて待遇が変わるのはどの世界でも当たり前で現状に違和感はないこと(非正規職員のこと)、待遇を変えたところで職員あるいは職員意識を変えないと半永久的な技術継承不可能なこと、です。40代後半以上の人たちを見て、ここにいたらこうなってしまうと思って辞めた。



2024年9月14日追記

こんなに読んでもらえるなんて思ってなかった。たくさんの反応ありがとうございました。いろんな意見があって面白かった。


タイトルと内容が違う。非正規職員雇い止め等はどうなのか。正規職員にとって非正規職員はどうでもいいように見える。

 どうでもいいです。非正規待遇が嫌なら正規になればいいし辞めたらいい。いわゆる氷河期世代など新卒時の社会状況に言及する人もいるが、正規職員の多くは中途採用(非正規職員経験者)です。社会のせいじゃない。昨今の非正規図書館員の話題を見てると、現状を変える気力や能力がないくせに空っぽの「専門性」を笠に着て「かわいそうな私たち」を演出しているだけのように思う。元職場でも組合から非正規雇用の待遇改善の署名がよく回ってきてたけど、バカだなって思ってたし一回も署名してない。私が見ていた世界では、前述の通り非正規職員専門性なんていうのはまったくなかったので、辞めても職場社会にとって問題ないと感じた。

 私の元職場管理職上司は、個人能力如何ではなく「図書館司書資格があること」を重要視し、「図書館司書資格保有者の職員数を確保すること」に専心していた。無能でも資格さえあればいいみたいな。私は資格なんていらないから優秀な人間と働きたかった。今は転職して、求めていた環境に身を置けて嬉しい。

 タイトルと内容は少し違っていたかもしれません。すみません。私が図書館司書非正規問題に触れる時、その前提にある専門性の具体的な話が出てこないように見えたので、こういう話になりました。


郷土資料収集って必要AIロボットでいいのでは?

 郷土資料必要で、各地域図書館郷土資料収集することで全国的郷土資料収集保存できる仕組みがある。それは大事だなと思う。場所予算は限られているのでその限られた状況でどういう資料収集するかといった選書にも、職員専門性が不可欠。専門性ほとんどが属人化するから、それを半永久的に継承していくべき。実際に働いてみて、この辺はロボットAIには難しいと感じた。

 郷土資料を含む図書館資料必要性で言えば、例えば陰謀論とか根拠のない噂話が力を持った時など、正しい情報情報比較検討に役立つ。図書館では全ての人がその機会を得られる。ググれば簡単情報は出てくるけど、やっぱり紙の資料の量や質とは比にならない。少しでも調査研究したことがある人はわかると思うけど。

 図書館国民県民市民ユーザーなので、ユーザーから図書館なんて必要ない、AIロボットでいい」と言わしめてるこの状況を、図書館司書図書館制度が変えていかなければいけないと思う。

 私は前述のような現実辟易していたので、一部の優秀な人間のみ残して専門性を保持し、あとの無能正規職員と全ての非正規職員指定管理に変えたらいいと思ってる。元職場でも一部指定管理が入っていたが、図書館業務ほとんどを占める定型化された業務なんて誰がやっても同じだし、むしろ公務員的な頭のかたさがなく新しい視点物事を考えられるところはこれから図書館運営必要なのではと思った。無能は切り捨てられそうだし。図書館正規職員(公務員)の働かないおじさんおばさんや無能も切り捨てられたらいいのに。そしたら現場モチベーションも上がるし優秀な人間も集まるかもね。


都道府県図書館市町村図書館では非正規職員職務が違う。(=後者では正規職員と同じような仕事をしている。)

 市町村図書館ならなおのこと、誰でもできる仕事ばかりです。図書館のあり方に関われるのは多くが館長レベルで、日常的な貸出、返却、選書(都道府県立と違って保存より利用を重視した選書)、目録(市町村ではほとんどがTRC流用)など、逆にどこに専門性があるか教えてほしい。

 現職の人はこんなチラ裏に青筋を立ててないで、「図書館なんかいらない」って言わせないように頑張ってください。図書館司書存在意義評価するのは仲間内じゃなくてユーザーですよ。内輪でヨシヨシしあってても意味ない。


コメントより抜粋図書館司書は今の情報社会に負けないよう専門性や職域を高めないと相対的価値は低くなる」「専門性定量化し、カテゴライズレベリングを行うのは、業界スキルアップだけでなく、権威づけや地位向上に必要

 私は図書館司書専門性のなさと図々しさに嘆いてたばかりだけど、本当にその通りだと思った。現状に即してよりよくする方向に考えられるのがすごいと思った。

2024-09-12

フルリモート仕事ってどこにあん

どういう人が就いてるの…

実家過疎地のど田舎人間集落より田んぼの面積のが多い)の親が年取ってきてて、自分独身アラフォー東京一人暮らし状態で、

たぶん今後も結婚とかは無理だから田舎帰るのも視野に入れなきゃならんのだけど

田舎にはマジで給料のいい職がない

今の会社コロナ騒ぎからなあなあでリモート可になってるけど本当はフル出社させたいらしい

個人的には満員電車がイヤすぎるのでもうフルリモート職に憧れしかない

やっぱプログラミングできないとだめなの

どういう職務経歴だとフルリモート会社に入れたりするの

教えてはてなのえらい人々

anond:20240718230928

弁護士弁護士法24条の場合を除いては一般事件の依頼を引き受けなければならない義務は無いから(『条解弁護士法 第5版』254頁)、普通弁護士素行が危うい人からの依頼は断るんよ。

まぁ単に素行が危ういだけならたくさん金を貰えば我慢するという弁護士いるかもしれないけど、それに加えて弁護士職務基本規程に

(不当な事件の受任)

第31条 弁護士は、依頼の目的又は事件処理の方法が明らかに不当な事件を受任してはならない。

って規定があって、たとえば正当な理由がないのに相手方精神的に追い込むだけの目的で次々と訴訟を起こす場合なんかがこれにあたるとされている(『解説 弁護士職務基本規程 第3版』110頁)。

だもんで、戦略天才とか自称してる人に手を貸すと懲戒リスクであるので、普通弁護士はこの観点からお断りする人が多いと思う。

あれかな、あんだけ大騒ぎになっても知事を辞められないのは借金とかあったりして今すぐ仕事がなくなると困るとかそういうようなことなんだろうか。

どう考えてもここから針の筵だし職務をまっとうできる環境にはなりそうにないし、職務をまっとうしたいからとかそういうような理由だとは考えづらいっていうか。

あるいは選挙ときお金出してくれた人になんか弱みでも握られてるとか?

2024-09-07

anond:20240905175143

兵庫県民かつ元県職員です。

井戸さん時代退職しているから今の斎藤さん時代分からんけど、

>パワハラはあったんだろうと思う。

ぶっちゃけ斎藤さんの前から職務階級関係なくパワハラする人は多かったなと思う。

職員に対するアンケートにも、このような趣旨意見を寄せている人いたけど、私も同意見だ。

〇〇課の××さんはパワハラ気質だ、そのせいで部下が休職してるって噂も聞いてたし、〇〇課の役職ついてる人がパワハラが原因で停職処分を受けたってメールも見たことあるし。(しか複数名)

もし仮に斎藤さんがパワハラ気質人間でも、周りがしっかりしてて、パワハラに対して絶対に許さな環境が整っていればこんな大事にはならなかったと思う。

私は今民間企業に勤めているけど、この手の噂は全然聞かない。パワハラ日常茶飯事になっているのが異常だって気づいて欲しい。

また、一連のニュースで「兵庫県民はなぜ知事へのリコール運動をしないのか」と疑問に思っている人もいるだろう。あくまでも私の考えに過ぎないけど、兵庫県民は地元地域への愛着性はあっても兵庫『県』への帰属意識が低い、てのはあると思う。

兵庫県廃藩置県の際、元々5つの国を無理矢理1つの県にまとめて出来た県だ。場所によって方言生活圏、気候がまるで違う。

阪神淡路大震災も、兵庫県北部の人は揺れを経験していないし、兵庫県北部は毎年数十センチの雪が降る場所もあるが、南に住む人間にとっては知る由もない。

兵庫県内には、芦屋のような高級住宅街が立ち並んで税収の高い自治体もあれば、高齢者割合が高く過疎化している地域もある。

地元は好きでも、だからといって兵庫県全般が好きって人はそんなに多くないのではないかな。

から、皆は『県』のことになると一気に無関心になるのだと思う。

井戸さんが長いこと知事をやっていたのも、他に有力な候補者がいなかったからに過ぎないのは指摘どおりだ。

県民からリコールも難しい以上、今の兵庫県を良くするには、知事や側近をはじめとしたパワハラした人を全員処分して、前時代的な慣習や年功序列理不尽人事異動処分を見直すくらいのことしないと無理じゃないかな。

新規採用試験を辞退した人が4割いるってニュースにもなったけど、県職員離職率公務員の中では多い方だったはず。そりゃそうだよな。職員守ってくれない職場なんている意味ないもんな。

2週間前に但馬淡路間の異動内示出したり、家買ったばかりの人に対して2年間単身赴任命じた職場がまともな訳ないもん。こんなことが普通になってるから公益通報制度機能してるからどうか、外野から言われる羽目になってるんじゃないの。

どうか職員が病むことなく、安心して働ける職場になってくれ。

2024-09-06

anond:20240903003245

まず言えるのは職種部隊階級による。

これ系の評価はどこで何してるのか分からないと全然参考にならない。

早出/残業しないと仕事終わらないとか、公文書偽造、誰かの金で何か買ってもらう、法令違反、入札云々を見るに、たぶんはてなー想像するような脳筋自衛隊仕事内容ではない。

陸自として知ってる範囲では、大抵の隊員達は課業開始少し前に来て課業終了と共に帰っていく。幹部とか係陸曹とかでなければ脳筋隊員には「今日終わらせないと帰れない仕事」というものがほぼないし、あってもそれは「充足率が低いから」ではない。

給与に関しては下っ端でも営内で衣食住付なんだから最賃どころではないし、毎年昇給する。定期預金も利率めっちゃいい(と書こうとして調べたら今は1%切ってるのか。。。)

男気ジャンケン普通は休憩時のジュース代orアイス代*人数分くらいなもの食事男気ジャンケンというのは寡聞にして知らない。当然ジャンケンに負ければ払わなくていいのだから確率的には普通に払ってるのと変わりない。

書きぶりから営外者かつ長く務めらた後に辞めて苦労した方かなとお見受けするが、休日深夜でも頻繁に緊急呼び出しとか育休中でも電話鳴り止まないとか、接待ゴルフとか、自分の知ってる世界とは違うめちゃくちゃ特殊部隊にいらっしゃったみたいだ。

当直の割合が高いってどういう意味だ。何に対して割合が高いんだ。

休日儀式ボランティアってなんじゃらほい?

あげく勝手に早退? 

まあ緊急呼出絶対というのは自衛隊なんだからそらそうよだけど、この元増田部隊では一体何が起きていたんだ。。。

自衛隊職務内容、世間一般からずれすぎて役に立たない問題同意だけれども、世間自衛隊好きと嫌いの会社に二分されるわけではなく、大抵の会社にとってはどーでもいいこと。引き合いに出されてる引越しバイトは大変な仕事だし、きちんと勤め上げたならそれは立派な職歴だ。希望の会社に入れなかったのだとしたらそれは単に個人とその会社ミスマッチと考えた方がいい。

もうなんか後半は突っ込むのも疲れる内容の羅列だな。嘘とは言わないけど、この元増田がいたみたいな部隊が全部ではない、というか無茶苦茶特殊だと思う。入ってくるのはなめた脳筋だけ、とあるけど脳筋部隊もっとまともな遵法精神を持ってまともに仕事してます

一つだけ言えるのは海外旅行に興味があるなら、自衛隊はあまりおすすめしないとだけ。自衛隊員は自由海外に行けず毎度海外渡航申請必要になるからめんどくさい。海空はそれなりに海外と関わりあるだろうけど、いずれにしろ自由旅行とは違うし。

2024-09-05

anond:20240905155619

転職がしたい

この書き出しはよい。インパクトがある。

製造業に就いて作業していて、幸いパワハラもなくサビ残もないが、業務を進めるのに不明な点が多く、その業務を知る人がおらず相談しても解決につながらず時間をかけてようやく解決にいたる。

製造業に就く」「作業していて」「パワハラもなく」「サビ残もない」を並列に書いているけど、これは並列に書くべきではないよね。全然レイヤーが違うんだよ。

書き直すと「現在製造業に勤めている。詳細は明かせないが職務内容はどちらかと言うと作業職場パワハラがなくてサビ残がないことを気に入っているんだけど、このまま続けていいのか悩んでいる。職場問題が発生したとき解決時間がかかってしかたがないんだよ。職場業務を知る人がいなくて相談できないんだ。みんな右往左往してるんだよ。」といったあたりか。

設備や加工した部品トラブルが多くそのたびに原因の追求と対応をしなければならずそれが毎日続いて本来業務遂行できず反対番に業務押し付けるような形になる。逆に反対番から業務押し付けられることもある。

これはどこの組織でもよくあることなので、ひとことで言い表せる言葉がある。「セクショナリズム」「縦割り」だな。この言葉を使うと簡潔にかける。

書き直すと「職場作業全体を見渡せる人材がないことに加えてセクショナリズムが横行してるため、トラブルのために責任押し付け合いが始まる。最終的には縦割り組織の力関係意味もなく業務押し付けられることになるんだよ。」

これによってお互いやったやってないの言い合いが発生することもしばしばある。

これは省いてよい。よくあることだから

ミスをしようものならやらかしたと責められてサンドバックのようにされてしまう。

ミスをしたら責められるのはあたりまえ。ここは理不尽なことがあることを強調したい。「いいだしっぺが責任を取らされる」と記述すると、みんなの同情を集められるよ。

トラブルが多く仕事がうまく進まない、ミスすれば周りから叩かれる、さらにはやる気なんか持たず誰かにやらせればいいという他力本願な人が多く仕事モチベーションどん底に落ちてる。

これもあたりまえ。もっと理不尽なことがあるはずなのでそれを記述するとよい。他力本願な人の解像度をあげたほうがよいのでは。管理職が職責を果たしていないのであればそれについて記述しよう。

今では出勤前になると恐ろしく気分が憂鬱で頭が重く強烈な眠気に襲われてしまう。

この記述はいいとおもう。具体的でわかりやすい。

しかしこの会社高齢者が多くあと数年で退職するような人ばかりなのに加えて今年で数名会社を見限って辞めた人が何人かいる。

見限ってやめるひとの捨て台詞などを記入するとgood。

こんな状況でも30代で無能自分はこの会社を辞めたところで先があるかどうかわからず未だに退職するのに二の足を踏み続けている。

退職の話だけでなく、転職活動について書くと解像度があがるよ。転職活動をしているのであればその内容を記述。してないのであれば、していない理由記述。どんな理由でも増田にいるみんなはわかってくれるよ。

やいところ動き出さないと。

この結語はよい。インパクトがある。

2024-08-28

anond:20240828002410

機械

夫との関係に「離婚」という選択肢が浮かび始めたのは2年前、長女が18歳になった頃からだ。

大学生になってから、気の強いはずの長女が泣いて帰ってくることが度々あった。学校アルバイト先で、人の輪にうまく溶け込めず悩み続けていた。彼女は傷つきやす子供の心を抱えたまま、大人になろうともがく渦の中にいた。

娘はぼろぼろと泣きながら、何時間もかけて胸の内を私に語り続けてくれた。私はひたすらうなずき、一緒に涙しながらその話を聞いていることしかできなかった。

「……もし、どうしても解決しないようだったら、私からお父さんに相談してみようか?」と、私は尋ねる。

「ううん。それはいい」と娘は、生理的嫌悪感をふくんだ表情で、はっきりと言う。

「……お父さんはどうせ、何もわかってくれないから。絶対に、言わないで」

私はその返事に戸惑ったような表情をしながら、どこかで娘の言葉に、正鵠を得たような爽快感を感じてもいた。

夫への、積み重なり続けた違和感に耐えられなくなってきたのは、いつからだろう?

20年前、長女を身籠ったタイミングで私は退職し、それから専業主婦として家庭のことだけに集中させてもらっていた。

夫は必死に、私と3人の子供を抱えても不自由がないほどに稼いできてくれた。会社までかなり遠いこの場所にも引っ越してきたのも、子供たちのことを考えての決断だった。毎日通勤都心暮らしていた時と比にならないほどの負担だったろうけれど、彼はいちども愚痴を吐かなかった。

毎週ではないけれど、彼に余裕があるとき子供たちを連れて遊びに行っていってもくれた。私に負担がかかりすぎないようにと、積極的家事も手伝ってくれていた。

体力的にしんどい日々が続いていたけれど、彼は父であるということに真剣に向き合ってくれていた。客観的に見ても彼は、完璧な夫だった。

それなのに。私は、子どもたちが巣立った老後を、夫と一緒に暮らしていくイメージが全く持てなかった。

いつからだろう。「本当は夫は、私なんて見ていないのではないか」と思うようになったのは。

彼の何気ない言葉に、ATM流れる自動音声のような、わずかな不気味さを覚えるようになったのは。

彼は、決して弱音を吐かなかった。どんな逆境でも、家族のために感情を排し、立ちはだかる問題解決し続けてきてくれた。

まだ籍を入れる前の、学生時代のこと。私の親族金銭トラブルが発覚し、その影響が私にまで降りかかりそうな事件が起こったことがあった。

私はあまりに複雑な状況にパニックになり、すすり泣くことしかできなかった。そんなときでも彼は、私をまっすぐに見つめながら、力強く励ましてくれた。

大丈夫。僕が君を、絶対に守るから

彼はそう言って、学生カバンからルーズリーフボールペンを取り出して、私に示した。

「ここに、関係する人たちを図にして書いてほしいんだ。分かる範囲で、大丈夫から

私は震える手で彼に言われるまま状況の相関図と経緯を書いた。彼はその紙を手に、役所法律専門家を探すために奔走してくれ、数週間後にはすっかり問題解決する筋道を示してくれたのだった。

私はその時、「この人となら、家庭を持てる」と確信を覚えた。私がどうやっても手に入れられない「強さ」を、彼は持っている。

その直感は正しかった。この20年、子どもたちを生み育てるパートナーとして、彼以上に私にふさわしい人はいないと断言できる。

──それなのに、私の心は、彼に対する冷酷な感情を押さえつけることができなくなっていた。

籍を入れてから月日が立ち、夫の役職が上がるにつれ、彼の仕事責任は増えていった。理不尽理不尽狭間に立たされ、膿んだ傷口を埋める脱脂綿のような仕事ばかりが増えていった。

ある時、いちばん仲の良かった同期が社内である問題を起こし、夫が同僚に解雇勧告をしなければならないことがあった。

彼は悩みながらも、それをやり遂げた。その日の夜、彼は珍しく強いお酒を飲みながら「あいつには、障害を持った子供がいたんだ」と私に言った。

馬鹿なこと、させやがって」と、夫は言った。それは誰に向けられた言葉なのか私には──たぶん夫にも、わからなかったと思う。

そうして徐々に、彼は学生時代よりはるかに「強く」なっていった。夫の決断によって何十人、何百人もの人生が大きく変わり、その規模は日を追うごとに、どんどん大きくなっていった。

実際には、夫はなにひとつ決断しておらず、ただ上から降りてきた決定を実行していただけに過ぎなかった。けれど夫は職務上、それが自分意思決定であるように振る舞う必要があった。彼自身も、そう思い込むように意識的に努めていた。

それはきっと、彼の心を守るための自己洗脳でもあったのだ。ひとりひとりの人生に誠実に心を痛めていたら、数日で精神が砕けていただろうから

夫は出勤前にいつも、鏡の前で目を閉じ、ぐっと唇を噛んで何かを考えていた。鏡越しにみえるその表情は、映画西部劇に出てくる、灼けたフォークで傷口を塞いで止血するガンマンを思い起こさせた。

彼はそうして、あらゆることを数字に置き換え、複雑な世界解決可能課題に分解し、それ以外のものは一切、存在すべきでないものだと考えるようになっていった。次第に、私達に対しても社員に対してと同じように振る舞うことが増えていった。私たちとの会話の枝葉を嫌って、最小の言葉で端的な結論だけを話すように求めた。迷いや矛盾を指摘し、論理的かつ客観的物言いをするよう子どもたちに強い言葉指導し続けた。

「彼は、こんな人だったのだろうか?」と、考える夜が、どんどんと増えていった。

言葉にならない違和感自分の中で膨らんでいき──「離婚」の二文字に、救いを感じるようになっていった。

──そんな、ある夜。娘が20歳になり、私と夫はこれまでの日々を振り返るような会話をしていた。

夫は満足そうな表情で、「ようやく、『育て上げた』って感じがするなあ」と、しみじみと呟いた。

その言葉に私は、歯の神経に氷を当てられたような嫌悪感を覚えた。

育て上げた?

気づけば私は、数十年の積もり積もった違和感に耐えられなくなり、ダム崩壊したように彼に反論をしていた。

「……正直、あなたと『子供を育てた』という感覚はないの。まるで自分が育てたような気持ちになられるのさえ、不愉快

私は、私の中にある違和感必死言葉にしようとした。私は言葉が下手だけれど、夫と対話するなら、一日でも早いほうがいい。衝突を先送りにしていくうち私の心が限界を迎え、「離婚」の選択肢を選ばざるを得なくなるより、ずっとましだと思えた。

私は必死に、思いつくまま言葉感情を彼にぶつけた。

妊娠中に体調が優れなかったのに彼が飲み会に行ったとき、私は井戸の底に放り込まれたみたいに寂しかった。

夜鳴きがひどかったのにあなたは、いつものように眠り続け、起こしてはいけないという気持ちと、押し付けられているという理不尽さの中で、湧き上がる自己矛盾葛藤で心が壊れそうだった。
3人の子供がそれぞれ別のことで泣き喚いていた時にテレビを見ているあなたに、くだらない育児はお前の仕事であって俺の仕事ではない、という無言の圧力を感じ、絶望を覚えた。

私は彼に謝ってほしかったわけでは無い。ただ、ほんの少しでいいから彼に、私の感情想像してほしかった。彼が仕事で、どれだけ過酷世界を生き延びてきたのか、私には本当にはわからない。だけど私は、彼の心の痛みを想像することは決して手放さなかった。だからこそ、何があっても彼と生きていこうと思えた。ただ私は、私が子どもたちに対して20年間そうし続けてきたように、「大変だったんだね」と、私の感情に触れてほしかった。

これまでの私達は間違いなく、背中合わせで敵と戦いつづけてくる最高のパートナーだった。

けれど、これから人生に、大きな敵はもういない。それなのに彼は、私に背中を向け続けたまま、私でなく敵を探し続けている。彼と一緒に次の人生を生きていきたいからこそ、そんな彼に、本気で変わってほしいと思った。

夫は取り乱すように話す私に、かなり強く動揺しているようだった。

リビングは気まずい沈黙でいっぱいだったけれど、私は、彼の心がすこしでも動いたことに、僅かな希望の光を感じながら、眠りについた。

──数日後。

夫が、「この前の、ことだけど」と私に話しかけてくれた。

「実はあの日のことが、すごく衝撃で。それで──ある人たちに、相談してみたんだ。君への賛同意見、僕への批判意見。いろいろと本音で言って貰って、考えさせられたよ」

「そう……だったの……」

「僕のあの日言葉は、君に誤解を与えてしま表現だった。ごめんよ。……これからもっと君と、本音で話し合っていきたいと、そう思ったんだ」

「!……そんな……」


私は夫のその言葉にとても驚き、喜びの感情が溢れてきた。彼はこれまで、他人相談なんて絶対にしなかった。きっと彼は、私とのこれから人生真剣に向き合って、変わってくれようとしているのだ。そう感じ、涙が出そうなくらいに嬉しかった。

次の言葉を待つ私に、彼は言った。

そもそも、君の中では育児の実働だけが育児範囲であり、その裏の予算調達プロジェクトとは独立した業務だと捉えていたんだね」

「……え?」

私は、彼が何を言っているのか、全く理解できなかった。

「その点ついては、僕の言葉が正確ではなかったかもしれない。とはいえ育児の成果を君だけのものだと捉えるのは、違うと感じもしたよ」

彼は、そう言って立ち上がり、冷蔵庫麦茶を取りに私に背を向けた。


「率直に行って、君の発言支離滅裂で、意味を成していないかった。それでも多くの同意が集まるのに、素直に驚いた。──多分もう二度と相談することはないけど、いい体験だったよ」

彼の背中が私には、人間を真似る機械のように見えた。

2024-08-27

anond:20240827112339

職務怠慢などではなく「性被害告発したこと」を理由解雇しようとして

「結果がわからないうちにそれはまずい」と言った人まで解雇しようとして

それまで草津事件は外部に漏れてなかったが「苦言した人にまで口封じするヤバイ議会」として一気に報道されるようになったからな

真偽のわからないうちにキャンセルカルチャーする社会肯定するなら草津が疑われてフェミに叩かれたことも受け入れなきゃいけないが、ないだろそれは

2024-08-25

anond:20240825201439

職務実績に関わらず差別する奴はゴミ

ヒトラーは良いことをしたと思ってる系のアレなバカじゃんバカうつるからネットにくんな

お前の住んでるアホ村では歴史を習わないのかね?

anond:20240825145552

フェミニストは男にモテない女じゃなくて、むしろ社会でやっていけない女だと思うんだよな

から夜職でも肩身が狭いんだろうよ

夜職って職務は男に媚びるではあるが、職場自体は完全無欠な女社会から

2024-08-24

anond:20240824234159

娯楽としての虐殺オーバーキルとしての虐殺がごっちゃになって批判されているんだよな

後者職務護身に対して真面目になりすぎた結果なんだが敵を悪魔化したい人たちはその違いなんて興味なくひたすら煽るだけ

兵士やその上層部戦時中以外は犯罪も犯さず普通生活してるという想像がないんだよ

敵を悪魔化して分断を深めている人たちが次の戦争火種を生んでいる

2024-08-20

労働者だって義務はある

労働者権利ばっかり認められている最近の世の中だけど

労働者にも義務はあるんだよなぁ

誠実労働義務職務専念義務があって

簡単に言えば「仕事中は全力で仕事しろ」なんだけど

でもお前らはこの義務果たしてないよね

仕事中に増田やったり家事したり、「今日中に終わればいいかゆっくりやるか~」って言って手を抜いたり

義務を果たさない人に権利を叫んで欲しくないんだよね

反省しろ!!!

2024-08-17

霞が関の人(n=1)から自民党総裁選の候補者寸評

岸田総理総裁選不出馬自民党総裁選混沌としてきそうだ。(修正。御指摘感謝

霞が関の実務者で、候補者とされている者のうち複数名と接点があったため、寸評備忘録的に。

ルール

政策の是非は問わない。

役人として上司としたいか否かの視点のみ。

接点あり

河野太郎

報道を見る限り最有力のようだが絶対に嫌だ。

説明に行った際、こちらの一言目が終わる前(開始3秒くらい)に怒鳴りつけられたのをまだ根に持ってる。

パワハラダメ絶対

というか役人政治家マスコミ相手にするときは録音しないのが不文律若い議事録起こしのためにICレコーダ使おうとしたら上司に止められた。また、政治家はともかくマスコミ自身は録音するのにこちらが録音しようとすると嫌な顔するのは何故だろうか。)だが、この御時世皆がそれを守ってるわけではないだろう。河野太郎に限らず怒鳴りつける政治家たちはそれを考慮していないのだろうか。

上川陽子

河野太郎と別方面で嫌だ。

タイトスケジュールでかぎりなく満点に近いものを求めるので直接関わると業務的に追い込まれる。

ただ、嫌味を言われたり怒鳴られるなど、業務のデキ以外で追い込まれたことは無いのでパワハラな人たちと違って絶対嫌とまでは思わない。

部下への期待値をもう少し下げて欲しい。

斎藤健

少なくとも怒鳴るとかのパワハラはない。

上川陽子ほどではないが精力的に働きたがるので下は大変。

機嫌が悪くなると大変と聞いたこともあるがその状態にあたったことはない。

林芳正

悪い印象はない。

というか全く印象が残ってないから少なくとも嫌な記憶にはなってない。

小泉進次郎

良く知らないのでニュートラル

直接の接点はないがカウンターパートが強く接点を持っていた。何故か支えたくなるタイプらしい。怒鳴られたことはないそうだ。

接点なし

茂木敏充

接点はないが同僚達の噂や報じられた取扱説明書が本当ならば典型的パワハラな人、しか業務外での御機嫌取りが多すぎて勘弁。

パワハラの傾向的に、菅直人に近いか。(こちらにはひどい目にあった)

ちなみに取扱説明書の存在自体は、茂木敏充だけではなく他の政治家にも、また役人にもあったりするのでそこまで不思議ものではない。(あくまで内容次第)

小林鷹之高市早苗石破茂

良く知らないのでニュートラルパワハラの噂は聞いたことがない。

追記

怒鳴るとかのキレるとか嫌味を言うとか、また職務外での要求忖度必要性などのわかりやすパワハラはともかく、職務上の過大な要求ってのもハラスメントではあるよね。

ただ政治家自身は土日深夜早朝を含めてどれだけでも働ける(それに付き合うのが好きだったり、そこまでいかなくとも当然と認識している役人も多い)から、そのラインの見極めは難しいけど。

追記2

働かされるのがハラスメントだと思うなら役人どころか会社員も出来ないよ。期待値現在能力の少し上に置くのは上司として正しい。ただ、この増田コタツ役人釣り人だと思うけど。

霞が関基準で働かせすぎってのは文字通り24時間働けますかで辞めるか潰れるかでどんどん人が減っていくやつだから

2024-08-13

安倍が死んでることに対する安心感がすごい

オリンピック閉会式でまた安倍マリオがバズっていた。もし安倍が生きていたらこれをきっかけにまたしても"安倍首相復活論"が巻き起こっていたことだろう。コロナ禍で薄汚いマスクを配布した挙げ句無責任職務放棄したことも皆すっかり忘れて。

もも安倍はこの世にいない。安倍が三度目の首相になることはない。この安心感たるや本当にすごい。気持ち悪い連中が安倍いくら神格化しようとも、本人がいないのだからもうどうしようもないし、今更安倍名言100みたいな本を出してもひたすら滑稽にしか思えない。安倍権力を振るうことはもうない。

「この世に安倍がいない」。その事実は私の人生に穏やかな時間を与えてくれる。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん