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はてなキーワード: 誤嚥とは

2024-09-26

anond:20240925173522

内科医者です。田舎高齢者をメインに医療を行っています

もともと真面目なお父様がセクハラしまくっている姿を見るのは、多かれ少なかれショックだと思います

(が、こんなセリフがすらっと出てくるぐらいにはあるあるです。)

認知症や、脳神経などの疾患による高次機能障害によって、セクハラの他にも、徘徊暴言暴力

夜間に大声で騒ぐ、などなどの問題行動が出てくることもよくあります

投薬を増やしたりと頑張っていたのだが、収まる気配はない

この辺りがどの程度「アグレッシブ」に行われたのかわかりませんが、施設での集団生活が続けられない場合

かと言って他に行くところもなく、やむを得ずに薬剤的に「鎮静」を行うこともあります

(ここでは拘束とか鎮静とかの人権面での議論は行いません。)

薬にも軽いものから強いものまで色々あり、軽いものでうまく行かない場合には強めの薬を使うこともあります

ただ、長く使うと副作用で、目に光がなくぼーっとしている、体がうまく動かなくなる、嚥下の働きが落ちる

誤嚥肺炎を起こしやすくなる)、転びやすくなる、等々あり、

結果として鎮静しない場合可能かは別として)よりも寿命が縮んだかもと言えることもあります

上記副作用可能性も承知している旨をアピールし(変なアドバイスになりますが、患者家族が熱心なのは

良いのですが、全部最高の結果にしろというモンスターペイシェント臭いがすると医師は警戒します)、

施設に入れない事情も併せ、精神科相談してみたら

次に進まないかなあと思った次第です(ある程度の鎮静を是とする前提ではありますが)。

うまくいけば、動けなくなる程でない鎮静で、セクハラゼロにならなくても施設職員が軽くいなせるぐらいで

生活が送れる様になればよいと思いますが、仰る様に難しいのかも知れません。

実際のところ、精神科認知症病棟の様なところに入院する場合も同様で、集団生活ができないと

入院継続不可能なので、

場合によっては身体拘束することがあります、というか9割がた最終的には身体拘束すると思います」と精神科医には言われている。

この辺りも同じ話なのではと思います

がん性疼痛が発生してもロキソニン程度の薬しか投与できないと思ってくださいと言われている(麻酔不可)。

この話はよくわかりませんでした。私は癌の診療にも携わっていましたが(田舎なので、これ以上治療できない

段階になっても専門の緩和病棟などないので、緩和医療もやります)、認知症でもコミュニケーションが困難でも、

癌性疼痛があれば、表情からでも苦痛の程度を判断して医療麻薬使用します。

麻薬せん妄を引き起こすこともありますが、せん妄苦痛なので何とかコントロールします。

お父様と皆様にとって良い方向に行くことを願っております

2024-09-06

犬を飼うということ

最初

ただの愚痴です

犬とその家族の数だけ関わり方があるのはわかっていて、それでもやるせない気持ち吐露したくて書きました

遠い知り合い(SNSでだけ繋がっているようなかんじ)が犬をお迎えした

元々選択子なしで外食夫婦で楽しむ姿に惹かれてフォローしたのだが、今回SNS可愛いトイプー男の子をお迎えしたのを見かけた

増田は小さい頃から犬と育ち、同じく犬と育った夫と結婚し、当然のように夫婦で犬を迎え入れたので暖かい気持ちで見守っていた

はずだった

最初違和感が生じたのは、お家の中で過ごすトイプーくんの写真ほとんどがサークルの中で、しかも扉が閉じているものが多いことに気付いた時だ

もちろん増田犬も家族がいる時でもフリーにせずサークルに入ってもらうことはある

でもそれは大掃除誤嚥怪我防止)の時や、エアコンの修理等で犬(と来客)を守るべき時だ

そうじゃない時はフリーで過ごさせている

子犬の頃だってサークルの扉は開けて、部屋全体を自由に歩けなくともダンボールバリケードを作って少しずつ縄張りを広げてあげた

そう思って見ていると、アレレと思うことがたくさんある

犬を置いて夫婦で長時間出かけて外食を楽しんでいたり

犬がワンワン吠えてうるさいかサークルに毛布をかけて目隠しをしたり(!)

犬なんてペットホテルに預けて旅行行けばいいじゃ〜ん!とツイートしたり

まぁとにかく色々と思うところがある

あくま増田家では

もちろん夫婦時間は大切だが、それ以上に増田犬がいないと楽しくないね、という感覚なので外食も控えめだったり増田犬を連れて行けるところや

同じ理由増田犬のいない旅行なんてつまらいかキャンプペットと泊まれホテルにしたり

もちろん吠えて目隠しをしたことなんてない(無駄吠えに対しては躾はしたが)

犬は畜生だ、人間ではない

でも人間楽しいことがたくさんあっても

犬にとっての世界は家と散歩コース家族だけなのだ

そして人よりも寿命の短い犬を幸せにしてあげることが飼い主の務めだと思う

犬なんて飼おうとしなければ買うものではない

能動的に、自らが選んでお迎えしたのならばもう少し犬と向き合ってほしい

全てを犬に合わせる必要はないけれど、それでも望んでお迎えした我が子を大切に愛して欲しい、向き合ってほしいと思ったんだ

2024-08-23

アラフォー独身子なしだけど、将来老衰死したい

35歳、彼氏なし 正社員年収600 一人暮らし

がんばったけどバリキャリにはなれなかった微妙キャリア

妊娠出産が怖くて怖くて、結婚は考えたことがない 

妊娠つわりや、出産の痛みのひどさ 股を麻酔無しでハサミで切って、患部をこすりながらでっかい物体を引きずり出すて どう考えても拷問でしょ‥ どうしても怖くて無理だった

セックスも、最初が痛いと聞いて怖くてやったことない

臆病者で苦痛がとにかく怖い こんなに恐ろしく痛みを避けられない世界に新たに命を作り出すのは罪だなという気持ちもある

めでたく35歳を迎え、生涯独身子なしが確定したので、これから人生どうすべきか困っている

人生の目的は決まっており、親をちゃんと看取り、自分自身老衰で苦しまずに逝くことだが、達成が難しそうで困っている

果たして独身老衰で穏やかに死ねるのだろうか

知り合いの老衰死者はみんな90を超えていた 90まで穏やかに生きることができるのか

いい老人ホームを選んでもらい、手続きをしてもらい、身元引受人になってもらい、定期的に会いに行ってちゃんと世話されるか確認してもらう

そういったことをしてくれる人は、私にはいない

線が悪いと誤嚥肺炎などで苦しい死を迎えることになる 肺炎死ぬのはつらいよ‥

金を貯めれば良いというものでもない

身よりもなく、頭もボケかけた老人から金なんていくらでも奪えるから

また、金を払ったからといってちゃんと世話をしてくれる保証はない なぜなら、世話をチェックしてくれる身内がないからだ 老人ホームでは身寄りのない老人が虐待されると聞く

わかってはいたけど、天涯孤独老人の心細さに、今から胸が冷える

親を看取ったら、その時点で安楽死をさせてもらえないだろうか‥?

将来の天涯孤独諸君はどう思う?今何かやってる終活ってある?

2024-07-18

進行した認知症患者誤嚥肺炎とは延期可能老衰である

誤嚥肺炎という病気がある。

ガイドラインでは、誤嚥リスクのある宿主に生じる肺炎、と定義される。

そのうち最も多くを占めるのは高齢かつ進行した認知症患者発症する誤嚥肺炎である

内科救急で最も多く経験する疾患で、入院で受け持つ頻度もかなり高い。

特異なことに、最も多く接する疾患の一つでありながら、専門家存在しない。

肺炎から呼吸器なのかといえば、呼吸器内科医は認知症への対応は専門ではない。

精神科認知症診療業務範囲に含まれるが、身体疾患が不得手である

神経内科医は嚥下認知症を専門領域の一つとするが、絶対数が少なく、専門領域が細分化されている。

そんなわけで多くの場合内科医が手分けして診療することになる。

そういうわけだから誤嚥肺炎に対する統一的な見解はない。ガイドライン2013年から更新されていない。また誤嚥肺炎に関する文献や書籍はあるし、質の良いもの出版されているが、多くは診断、治療、予防に重きを置く。価値観に深く踏み込んだもの殆どみない。患者自身が何を体験しているか推定している文章殆ど読んだことがない。

病状説明も僕が研修医でほかの様々な医師説明を聞いても、肺炎です、誤嚥が原因です、抗菌薬で治療します。改善しないこともありますし、急変することもあります、といった通り一遍説明以上のことを聞いたことは殆どなかった。

当然ながら国家試験の出題範囲にも入っていなかった。

もっともよく経験する疾患でありながら、どうするべきかの具体的な方針大学教育でも研修医教育でも提供されないのだ。

にもかかわらず、認知症患者誤嚥肺炎は最も多い入院かつ、その患者入院期間が長い傾向にある。入手可能データだとおおよそ一か月の入院となる。死亡退院率はおよそ15-20%で、肺炎としては非常に高い。疫学については良いデータがないが、専門病院などに勤務していなければ、受け持ち患者のうち5人から10人に1人くらいは誤嚥肺炎が関連している印象がある。

誤嚥肺炎は、進行した認知症患者ほど起こしやすい。そして、誤嚥肺炎を起こすことでさら認知機能が低下する。しばしば経口摂取が難しくなる。そして自宅や施設退院することが難しくなり、転院を試みることになる。

転院待ちのためにさら入院期間が延びる。

典型的には進行した認知症を背景に発症するので、意思決定を本人が行うことができない。患者施設入居者であることも多く、施設職員がまず来院する。その後家族が来院して、話をする。肺炎であるから治療可能な疾患の前提で話が進む。進行した認知症治療不可能な疾患があることは意識されない。

ここでは、進行した認知症、つまり意思決定能力があるとは考えられない患者、今自分がどこにいて、周りの人がだれであって、自分の状況がどうであるかを理解できないほどに進行した認知症患者、と前提する。

退院してもらうための手段、という意味では治療は洗練されてきている。口腔ケアを行い、抗菌薬を点滴する。嚥下訓練を含めたリハビリテーションを行い、食事を早期から開始し、食形態誤嚥しづらいものに変える。点滴を早期に切り上げて、せん妄リスクを減らす、適切な栄養療法を併用して低栄養を防ぐ…。

そういったことを組み合わせると、退院できる可能性は高まる身体機能食事を再開できないレベルまで低下することはあまりない。

しかしそこまでして退院した患者は、以前の身体機能認知機能を取り戻すわけではなく、少し誤嚥肺炎を起こしやすくなり、活動制限がかかり、介護をより多く要するようになり、認知機能さらに低下して退院していく。

から人によっては一か月とか半年後に誤嚥肺炎を再び発症する。

家族医師は以前と似たようなものだと考えている。同じような治療が行われる。

そこに本人の意思はない。本人の体験がどうなのかを、知ることはできない。

というか、進行した認知症で、ぼくらと同じような時間感覚があるのだろうか。

本人にとって長生きすることの体験価値があるのか、ないのかも知ることは難しい。

 というのは逃げなんじゃないか

状況認識ができなければ、そこにあるのは時間感覚のない快・不快感覚だけではないか。だとすればその時間を引き延ばし、多くの場合苦痛のほうが多い時間を過ごすことにどれほどの意味があるんだろうか。

なぜ苦痛のほうが多いかといえば、状況を理解できない中で食形態がとろみ食になり(これは美味とは言えない)薬を定期的に内服させられ(薬はにがい上、内服薬をへらすという配慮がとられることはめったにない)、点滴を刺され、リハビリをさせられ(見当識障害されている場合、知らない人に体を触られ、勝手に動かされる)、褥瘡予防のための体位変換をさせられ、せん妄を起こせば身体拘束をされ、悪くすると経鼻胃管を挿入される(鼻に管を入れられるのは、快適な経験ではない)

どちらかといえば不快であるこれらの医療行為は、治療という名目で行われる。

この治療は、肺炎治療するという名目の元に正当化される。

多くの医師は疑問を抱かずに治療する。治療される側も、特にそれに異をとなえることはしない。異を唱えるだけの語彙は失われている。

仮に唱えたとしても、それはせん妄認知症悪化としてとらえられてしまう。

老衰過程が長引く苦しみがあり、その大半が医療によって提供されているとは考えない。

 ここで認知症というのは単なる物忘れではないことを説明しておく。それはゆっくりと進行する神経変性疾患で、当初は認知機能、つまり物忘れが問題になることが多いが、長期的には歩く能力、座る能力食事する能力が失われ、昏睡状態となり最終的には死に至る疾患である

 多くの内科医はこの最後の段階を理解していない。肺炎入院したとき認知機能について評価されることは稀だ。

実際には、その人の生活にどれだけの介護必要で、どのくらいの言葉を喋るか、笑顔を見せることがあるか、そうしたことを聞けばよいだけなのだけど。

進行した認知症入院するのがどのような体験か、考慮されることはめったにない。

 訴えられるかもしれないという恐れの中で、誤嚥リスクを減らし、肺炎治療するべく、様々な医療行為が行われる。身体が衰弱していくプロセスが、治療によって延長される。

 医療において、患者権利尊重されるようになってきた。僕らは癌の治療を中断することができる。良い外科医を探すべく紹介状を書いてもらうこともできる。いくつかの治療法を考慮し、最も良いであろうと考える治療選択することもできる。

 しか患者自身認知機能を高度に障害されてしまった場合はそうではない。医師が何を希望するかを聞いても、答えてくれることはないし、答えてくれたとしても、状況を理解できないほどに認知機能が損なわれている場合は、状況を踏まえた回答はできない。

 そこで「もし患者さん本人が元気だった時に、このような状況をどうだったと考えると思いますか」と聞くこともある。(これは滅多に行われることはない。単に、どんな治療希望しますか、と聞くだけだ。悪くすると、人工呼吸器を希望しますか、心臓マッサージ希望しますか、と聞かれるだけだ。それが何を引き起こすかは説明されずに)

しか問題があって、認知症が進行するほどに高齢患者家族もまた、高齢であって、状況を適切に理解できないことも多い。また、記憶力に問題があることもしばしばあって、その場合は話し合いのたびに最初から話をしなければならない。このような状況は、人生会議の条件を満たしていない。もしタイムマシンがあれば、5年前に遡れば人生会議ができたかもしれない。

 親類がいればよいが、これからの世の中では親類が見つかりづらかったり、その親類も疎遠であったり、高齢であったりすることも多いだろう。

 そうした中では、理解が難しい場合も、状況を理解して改善しようという熱意に乏しい場合も、(本人の姉の息子がどのように熱意を持てるだろうか)、そして何より、医師が状況を正確に理解し彼の体験想像しながら話す場合も、めったにない。

 意思決定において、話し合いは重要視されるが、その話し合いの条件が少子高齢化によって崩されつつあるのだ。

 無益治療、という概念がある。

「同じ治療をしても100回に1回も成功しないであると推定されること」

「その治療を行っても、急性期病院から退院できないこと」

この二つを満たすことが無益治療定義である。この概念提唱した、ローレンス・J・シュナイダーマンと、ナンシー・S・ジェッカーは、脳が不可逆的に障害された患者対象としている。

彼らはいかなる経験をすることもないから、治療による利益を得ることもない、だから無益治療倫理的に行うべきではなく、施設ごとにその基準を明示するべきだ、というのが彼らの主張である

高度に進行した認知症患者誤嚥肺炎治療は、厳密な意味での無益治療ではない。彼らは何かを体験する能力があるし、半分以上は自宅や施設に帰るだろう。自宅や施設では何らかの体験ができる。体験を感じる能力も恐らく完全には損なわれていないだろう。

この完全ではない点が、倫理的な空白を作り出す。

痴呆から認知症/物忘れと名前が変化したことは一因だろう。

そこで死に至る疾患である印象が失われた。

専門家の不在は、価値の普及を妨げた。病状説明の型がある程度固まっていれば、それがどのような形であれ、専門家集団によって修正され得ただろう。ガイドラインは不十分である医療ガイドラインエビデンスのまとめと指針である。つまり誤嚥肺炎の診断・治療・予防であり、その価値に関する判断はしばしば言及されない。ガイドラインはないにしても、診断・治療・予防に関して役立つ本はある。ただ、価値踏み込む場合も、基本的にはできる限り治療するにはどうすればよいか、という観点である

人生の最終段階における医療ケアの決定プロセスに関するガイドライン人生の最終段階における医療ケアに関するガイドライン存在するが、そもそも高度な認知症合併した誤嚥肺炎が、人生の最終段階と解釈されることはめったにない。だからこのガイドラインを用いた話し合いができることは少ない。また、多くの医師は、押し付けられた仕事認識していることから、じっくりと時間をとって家族と話をすることはなかなか期待できそうにない。多忙であればなおさらである

さらに状況が不利なのは、個々の病院Key performance indexは、病床利用率であることだ。

認知症患者誤嚥肺炎は、しばしば酸素必要とし、時に昇圧剤やモニター管理を要するなど重症であることが多く、入院期間が長くなる。そのため、看護必要度を取りやすい。多くの病院は、その地域病院が不可欠であることを示す必要がある。不可欠であることの証明に病床利用率と、看護必要度使用される。そのため、誤嚥肺炎患者を引き受けない理由はない。救急車の使用率も高く、数値上は確かに重症であるので、病院経営上は受け入れておきたい。

 介護施設に入所した場合は、誤嚥肺炎の死亡で敗訴し、2-3000万円の支払いを命じられる訴訟複数あることもあって、搬送しないという選択肢は難しいだろう。

 介護施設から搬送された患者誤嚥肺炎であることは多い。その一方で、こういった場合家族が十分な話し合いの時間を割けないことが多い。片手間でやっている医師も、長い時間をかけて説明したくはないので、お互いの利益が一致して肺炎治療が行われる。

 一方、最近増えている訪問診療は、誤嚥肺炎治療を内服で行うとか、そもそも治療を行わないという選択肢を提案できる場である。そこには期待が持てる部分もある。定期的な訪問診療でそうした話がしっかりできるかといえば難しいが、可能性はある。ただ、訪問診療医になるまでに、誤嚥肺炎に関する専門的なトレーニングを受けるわけではない点が問題になる。しかし家での看取り、という手段を持てるのは大きいだろう。

 

訪問診療を除けば、医療の側からこの状況を改善することは殆ど不可能なように思える。

 病院経営構造施設訴訟回避医師不勉強説明不足、そしてEBM患者中心の医療を上っ面で理解したが故の価値という基準の不在、めんどうごとを避けたい気持ち多忙さ、患者自身自己権利利益を主張できないこと、家族意思決定能力の乏しさや意欲の乏しさ、こうした問題が重なりあって、解決は難しいように思える。

現在誤嚥肺炎入院担当する主な職種である内科医は、糖尿病外来診療を主たる業務とする内分泌代謝内科という例外を除いて、減少しつつある。

専門医制度煩雑になったからというのもあるが、ぼくは少なから認知症高齢者の誤嚥肺炎診療したくないから、希望者が減っているのだと思っている。確かに診療をしていると、俺は何をやっているのだろうか。この治療に何か意味があるのだろうか、と考えることがあった。同じようなことを考えている医師は少なからずいる。露悪的なツイートをしている。しか構造上の問題点について踏み込むことはそこまでない。

僕は構造的な問題だと思っていて、だからこういう文章を書いているわけだ。

進行した認知症患者誤嚥肺炎とは延期可能老衰である、という共通認識が広がれば、状況は変化してくるかもしれない。事実認知機能が低下していない高齢者で、延命希望しない方は多い。その延命意味は具体的に聞けば、かなりしっかりと教えて頂ける。

誤嚥肺炎診療は、所謂延命解釈することが可能範疇に入ると僕は考えている。

後期高齢者医療自己負担額一割と、高額療養費の高齢優遇の組み合わせを廃止することや、診療報酬改定によって、誤嚥肺炎入院加療の色々なインセンティブを調整することで、否応なしに価値が変化するかもしれない。そういうやり方をした場合、かなりの亀裂が生まれる気もするけど。

2024-07-04

anond:20240704055557

咳き込んだ際に、豆板醤が気管支に入り、誤嚥肺炎になってしぬ

2024-05-22

anond:20240522090415

老いって言うのは本人が気づかない内にやってきてるもんだ

誤嚥してからでは遅い

anond:20240521122742

今のうちにその飲み方を改めとけよ

老人になると誤嚥やすくなって肺炎死ぬ

2024-05-11

喉が痛くてのど飴なめる→つばが気管に入る→大量にむせる

なぜ

苦しい

 

年取って誤嚥率上がった気がする

誤嚥って想像10倍くるしいよね

喉が痛くてのど飴なめる→つばが気管に入る→大量にむせる

なぜ

苦しい

 

年取って誤嚥率上がった気がする

誤嚥って想像10倍くるしいよね

2024-03-09

誤嚥肺炎専門の法律事務所、ないか

過払金請求と同じで、確実に大きな法的需要があると思う。

その誤嚥、実は施設職員を訴えることが可能ですよって遺族に持ちかける。

誤嚥以外に骨折認知機能の低下など手広く扱える可能性も。

生活保護ケースワーカーやってるけどもう無理

タイトルの通り。末端のケースワーカーやってるけど最悪。そろそろ異動かなってくらいにはやってる。年度末を控えてるけど、正直今年で終わりじゃなかったら辞めてると思う。

何が嫌かって言うと、命を預からされるところとやりがいがないところ。あと制度が古過ぎるのが目につくところ。そこに付随する様々なイライラ

人を見下しちゃいけないって道徳で学ぶけど、一人一人寄り添って真面目に対応してると持たない。最初は真面目に話聞いてたけど、酷い目に遭うことも多かったし気持ちの面で負担感があった。今はナマポほとんどをクズだと思ってるし、人生価値は年数とかじゃないなって思った。あいつらが80年生きてこっちがその半分にも満たなかろうが、間違いなくこっちの人生の方が総合的な価値世間への貢献も上だと思う。

配属されたらいきなり担当させられて、あれこれ相談に乗ったり時には厳しく赤の他人生活のお世話をさせられる。100は行かないけどそのくらい。みんながみんな手取り足取り教えないとってレベルじゃないけど、一人で生きていけないような奴は全然いる。

そんなことする意味ないくない? 言うこと聞かないで好きに酒飲んだり勝手退院したりして、それで死んだら公務員が悪いんだって。叱る以外になにしろってんだよ、20超えて自分で出来ない、理解しようとしない方が悪いだろ。親族文句言う前に引きとって手前でやれよ。誤嚥施設が訴えられてのあったけど、あんな感じのことなんかよくある。養えない支えられない、そのくせ一丁前に訴えはする親族。生きてるうちは親族の役に立たないし地域住民お荷物だけど、せめて死後に親族のゴネる理由になれたのは生まれて来た意味があったのかもね。

なんで知らねえやつの人生背負うんだよ、金と介護とかの手間を消費するだけの人生なのに。

あとやりがいもない。大体のこっちがやるのは家に行って話聞いて、金出せる出さないの話するだけ。何でもかんでもとにかく金が出るか聞かれて、例えばテレビの修理代は出せないって言ったらすぐゴネゴネ。大人しく諦める人ももちろんいるけど、面倒臭いやつはとことんワガママ議員連れてくる時もある。そう言う時はもっと面倒臭い

楽だから金出すって言ったって税金なんだし、それに一回金出すとズルズル文句を言うから基本は渋る。でもまたゴネ始める。普通の人って欲しいものあったら働くなり節約なりすると思う。それをまず職員にゴネ続けて目標達成しようっておかしくね? 働けよ。仕事よりゴネるの楽なのは理屈はわかるけど、他の住民の皆さんは働いてそれを実現してんだよ。なんで当然のようにあれもこれも要求できるのか教えて欲しい。

引越し代、マッサージ代、タクシー代とかは自治体が待つことが多い。引越しはこの中だと要求されることは多くても金出すことはすくないか

意味わかんねえ。引越しなんか普通の家はそうそうしねえし、マッサージなんて受けねえ。タクシー使わねえと病院行けないなら、入院かお看取りのある施設でもどうぞ。

あと制度の作りが甘い。と言うか性善説すぎるから悪いこと考えてる人に対して後手に回るし、古いか最近お金の流れの実情に沿ってない。

て言うかみんな言えば働くって前提だから病気ですって言われるとまた手間かかる。ちょっと腰が痛い、体がだるい気持ちが乗らないですぐ病院先生診断書書くから、そうなるとこっちはお手上げ。病気ですって言われたらもう何も言えなくなる。

そんくらい通院して我慢しながら仕事してる人もいますやって言ってやりたい。でも言ったら揉めて面倒になるから任期ギリギリまで見逃すのが一個人から見たら一番楽、でそれが横行する。

不服審査とかも簡単にやれてスラップ訴訟みたいに出来るし、それでこっちの体力使わされるのもしんどい制度悪用に弱いのはどこもそうかもだけど、こっちは不正受給やらなんやらある上に、税関係みたいに本人の意思をガン無視して差押とかまだはできないのが歯痒い。

色々言ったけどセーフティネットに頼る人間がみんな嫌いなんじゃない。障害があっても出来るだけ働いてる人もいるし、高齢フルタイムは無理だけど調整しながら頑張ってる人もいるし、シングルマザーで逃げて来た中仕事子育てに奮闘してる人もいる。

自分にできることをやった上で、冷静にこっちに相談を投げかけて欲しいし、実際にあったこと、貰った金をちゃんと言って欲しい。これって無茶言ってないと思うんだけど。これが出来ないか社会の爪弾きなんだろうけど。

かにこの制度がなくなると治安悪化ってのが見えてくるので、何かしらの形で必要なのはわかるけどもっと縮小していいんじゃないかな。それか事務系の公務員じゃなくて、警察とかそう言フィジカルに長けた人がやるのがいいと思う。言ってわからない平均未満の人間なんだから暴力で躾をやってもおかしくないと思う。

先月まで子供関係の伝票処理してました! みたいな人がいきなり来て金返せとかヤクザ上がりと揉めるのってめっちゃ辛いと思うし辞める人がいても不思議じゃない。でもそれで辞めちゃうって生活保護の連中が生きてることによる外部不経済だろ。なんでこんな連中のせいで人生を狂わされるのかわかんねえ。

総じて気に食わないことばっかり。他の仕事も気に食わないなってことはそりゃあるけど、この仕事不快感はまた別だなと思う。俺の税金がこんな無駄遣いされてるなってのを見るのはやるせない。その分社会保障費が減れば家計に余裕も生まれるし、子どもだってもっと持てたかも。貧困問題で切り捨てるのか! みたいなこと言う人いるけど、こんな連中のためにみんなが共倒れする方が馬鹿らしい。こんな連中に税金泥棒って言われると鏡をくれてやってその分収入認定してやりたくなる。もっと金締め上げて生きていけなくするべきだ。

全体の割合でいくと年寄りばっかなんだけど、若い時備えてなくて死ぬ間際は生活保護って本当にムカつく。俺たちが老いた頃には亡くなってるだろう制度に乗っかってオムツ代貰って偉そうに。しかもたまーに仕事の仕方とかで説教してくるやついるんだよな。いやそろそろ人生の総まとめの時期だろうけど、人に説教できる人生じゃないじゃん。

障害に関しては一括りにすべきじゃないと思う。身体知的と大体はそのお母さんの世帯とかは生活保護と別制度で手厚くして欲しい。知的の人ってすごい素直なんだよ。仕事をする意味収入以外に日中活動の確保とか社会とのつながりとか、他の側面でやるべきって事情もあるけど、結構ちゃん仕事してこっちに報告してくれる。普通に話して普通に言ったことを聞いてくれるから、話をしてて全く困らない。噛み砕いたりする時や、メモにまとめて渡す時もあるけど、別にそう言う個別対応は苦じゃない。あの時やってくれたとかでその後ゴネることはないし。

精神障害者もっと働けって思う連中や、処方された薬を自己判断で飲まずに困ってるようなのが多くて最悪。ここの連中も割と職員からは嫌われてると思う。うつとかでも作業所に行くなりしてくれてればまだわかる。仕事をまだやろうって意思を感じるし。

結構いるのは発達もあるのかもだけど、精神的に辛いですってゴネまくって仕事をしない若い奴ら。20代で家にいて、いざ訪問すると普通ゲーム機とかあんのね。こいつらゴミだなって思う。このまま一生制度に世話になるんだなって、何も生み出さねえ国民ガチャのハズレ。

あと人格障害の連中は本当無理。比喩じゃなく死んで欲しい。一番手間がかかるし、精神的にも負荷がかかる。無理と言って理由を述べても、自分の納得する答えが得られるまで延々電話したら窓口に来たりする。仕事もしないし友達家族もいなくて暇だから。大体家族は手を引いてることが多い。病院やらも出禁になり、関わりがあるのが生活保護と障害の窓口だけになるけど、こっちは出禁までは出来ない。聞く価値のない話を丁寧に繰り返して時間を取られて残業する羽目になるのはもらえる金より精神的な負担が重くて辛い。

ヤクザとかすぐ怒鳴るタイプの連中。こう言うのに性別関係なく担当をつけるのは社会進歩だなぁと思ったのも束の間、お尻を触ったりするような奴がいるらしくそれじゃ意味ないなって思った。てかそんなのあったらすぐ通報したらいいのに。職員尊厳問題なのに何を躊躇ってるのかわからない。

実際こいつらも言い合いになると本当体力使う。たまに病院でもらった薬転売してるやつとかいるし。

普通国民生活とかなり切り離されてるし、他に色々日本問題があるからこれも取り上げられないけどこれも早く直した方がいい問題だと思う。

社会汚物を生かす意義のあるマイナス仕事です。月曜もまた皆さんの税金無駄使いしますね!

2024-02-28

大規模介護拠点の方が瞬間的に効率が良いのなんて国もわかってるけど、それでも無理だと言ってんだよ

介護人口20数年後にはピークアウトするのがわかりきってるから、そんな大規模介護拠点なんか整備しても速攻で不要施設化するんだよ。

から潰すにしても比較的楽というか少額で済む小規模サービスや、可能範囲での在宅介護を推進してんの。

故に業界トレンドは18人~27人(1ユニット9人×2or3)利用可能な小規模グループホーム

最近高齢者は薬飲んでる前提で基本的健康なので、最終的にはだいたいガンか認知症誤嚥肺炎含む)で死ぬが、そんな末期ガンなら基本入院してるのでむしろ介護拠点の世話にはあんまならない。だからグループホームで十分。

から現行法助成金その他を有効活用しようとするとそうせざるを得ないように国が誘導してる。

なお業界内で企業の淘汰がめっちゃ進んでるから10年後くらいには企業数としてはかなり絞られてそうではあるけどな。

その結果として大手介護業者経営する小規模事業所がいっぱい残るということになるだろうけど。

あと、だから生産性が低いんだという話にはなるんだろうが、なんだかんだで普通に就労するのはちょっと厳しい人の雇用を生んでいるということはあり、高効率化した結果そういう人たちの次の受け皿はどこやねんというのは避けて通れないことだと思う。

それこそ専業主婦やってました特に職歴ありませんな40代の方とかでも、夜勤Okなら(そういう職歴の人としては)それなりの高給になるからね。

anond:20240227164909

2024-02-12

anond:20240212160404

ペクチン剤の誤嚥肺炎の防止効果は驚き

これ一択と言うぐらい(なぜか商品が1種類しかない)

誤嚥障害評価や訓練にゼリーを使えという論文がいくつか出ているが

医療業界がどれだけ高齢者殺しの計画を練っていることか

おじいちゃんの気管にツルツルッとゼリーを滑り込ませて、窒息死する度合いを観察しようということだ

2024-01-06

anond:20240106014734

それは昔の話やね

取引対象不動産で発生した自然死日常生活の中での不慮の死(転倒事故誤嚥など)については、原則として告げなくてもよい。(国土交通省)

https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo16_hh_000001_00029.html

 

自然死」は老衰や持病による病死孤独死などが該当し、「日常生活の中で生じた不慮の死」は階段から転落事故食事中の誤嚥などによる死亡が該当する。

 

ただ老人じゃなくても借り手がつく物件(老人が暮らしやす生活環境の物件)は

たぶん貸してくれないでしょうね

 

と金事故家賃事故起こしている老人も

いくら空き家が多いと言っても生活保護生活保護受け入れ物件でないと厳しそう

2023-12-16

超細かい粉薬誤嚥した

粉末コショウぐらい細かい粉末の漢方胃腸薬普段飲みなれている顆粒状の粉薬と同じように飲み込もうとして気管に吸い上げるように誤嚥してむせてる

すぐ呼吸止めて吐き出して喉頭に少し水が残るようにうがい繰り返したけど、粉末が気管に未だに残っているのか苦しい

呼吸できないってほどじゃないし普通の声で喋れるようにもなってきたけどつらい

咳をして粉末を出す努力はしてるけどなかなか難しいわ

こういう場合ってこの後特別対処必要なんかな?

健康上なんか問題起こる?

なお飲んだのは太田胃散

2023-12-04

ねこの歯よ

明日ネコチャンのデンタルケア

麻酔治療ってことがまず怖いし、12時間絶食になるから、夜中や朝方にごはん催促されても我慢させなきゃいけないマジで辛い

麻酔中の誤嚥防止のために耐えるしかない って頭でわかっててもまぁにゃーにゃー懸命に鳴かれたら辛いもんは辛い

歯石取りなら明日のうちに帰れるけど、抜歯なら一日入院らしい

明日の今頃、ネコチャンが家にいないかもと思うと本当に寂しくてしんどい

依存自覚はばっちりある

ネコチャン好きすぎるがゆえ

新幹線距離実家にも全然帰ってないし、なるべく家空けたくなくて誘い断ってたら友だちも減った

でもネコチャンが元気でいてくれるならその他すべてが些末だと心底思う

ネコチャンよ

ネコチャンの歯よ

適切な治療を施され、ネコチャンの健康を増進したまえ

2023-11-08

現代蔓延無謬怪物

はてぶを見ていると

 

認知症の老人に暴行を受けながらも耐えるしかない介護

障害を持つ子供に振り回され耐えるしかない母親

高齢患者大金をかけチューブ老人させる無意味さに疲弊する医者

・90代のご老人が誤嚥して死んだからって数千万円を払わされる介護従事

・鬱や認知症家族の世話で一生を終える家族

・鬱や知的障害家族に殺される家族

・熊を射殺したら責められる狩猟

 

などなど理不尽だと思える事案がたくさんあるが、これら全部相手は「悪気の欠片もない怪物」なんだよな

 

認知症から仕方ない

障害があるから仕方ない

鬱だから仕方ない

 

そのため割を食うのは一般的市民

悪気がないから仕方がない、の理屈は一気に加害者被害者にしてしま

 

京アニなんか天啓だ。この国は無謬怪物に優しすぎる

悪気があろうとなかろうと怪物怪物

なぜ怪物に殴り殺されて泣き寝入りしなければいけないのか

納得できない

2023-07-26

anond:20230725132401

にんじんは星型のクッキー型で抜く

・パサパサのパンフレンチトーストにすることで誤嚥事故回避やすくなる

野菜全般レトルトミートボールを粉々にして混ぜると食べさせやす

ヨーグルトとかミルクかに毎日ビオフェルミン細粒を混ぜ込む。小児科ラックビーもらうより安上がりで胃腸トラブル激減。

洋服はどうしても汚すのでシンプルで雑に洗えるものにする

ゲロ吐きまくるときのためシーツ代わりの安いバスタオルダイソーキッチンペーパーボックス型を大量に用意する。

・うんちは拭き取りで完結させるには時間がかかりすぎるので、軽く拭いたあとはシャワー石鹸素手で洗う。

このあたりの知見は全ての新人保護者と共有したいよね。

2023-07-04

anond:20230704090339

痰が絡むのも誤嚥も咳だよ

咳だからコロナは短絡的すぎるし神経質になり過ぎ

2023-06-13

また時が止まっている増田か anond:20230612003129

室内で孤独死された場合事業リスクがでかすぎて断らざるを得ない。いわゆる「事故物件」をまとめたホームページとかあるしな。あんなんに載ったらヤバイって。

 

取引対象不動産で発生した自然死日常生活の中での不慮の死(転倒事故誤嚥など)については、原則として告げなくてもよい。(国土交通省)

https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo16_hh_000001_00029.html

 

自然死」は老衰や持病による病死孤独死などが該当し、「日常生活の中で生じた不慮の死」は階段から転落事故食事中の誤嚥などによる死亡が該当する。

2023-05-27

安楽死

犬猫寿命が長くなって介護の話はよく見かけるようになった。老犬ホームとかデイケア広告も見かける。犬猫常駐の老人ホームあったらいいのにな…

話がズレそうになったのは今から書くことがつらい出来事で批難されるの必至だからだ。でもペット安楽死させた事例は検索してもなかなか見つからない。ほとんどは「安楽死寸前だったのが…」という介護譚だ。

もちろん安易に「飼えなくなったので安楽死させてください」はダメだと増田も思う。でも長年連れ添ってきたペット家族の一員としか言いようのない存在が「回復見込みのない状態で恐怖と苦痛しかない検査治療を受け続ける」事態を止められるのも家族だけだ。

うちには20歳オーバーの猫がいた。元野良ガリガリの子猫を「このままだと死んじゃうから」と押し付けられた。仔猫ミルクや良質のペットフードのおかげで強健に育ち18歳くらいまでは病気知らず。ここ2年は甲状腺病気で投薬(朝晩)と自宅点滴(週2)と血液検査(月1)をしてきた。

気が強い猫だからあらゆる手段で薬を拒否するのをこちらもあらゆる手段で飲ませにかかり、最近は粉にした錠剤をオブラートに包み無理矢理顎を開けさせて放り込み飲み下すまで顎を押さえつける方式になっていた。それでもやっぱり薬がイヤな猫は飲み込んだあとも涎垂らしたり、意志の力ゲロしたり毎日バトルだった。人間なら100歳近い婆ちゃんに悪いと思いつつ、薬を飲まなければつらくなるのだから、と拝むような気持ちで続けていた。

昨日の朝6時頃、へんな音で目覚めた。誰かがパイプを引っ掻いているみたいに音。見に行くと猫がえづいていた。なんか喉に詰まったものを吐き出そうと必死に空咳をしては後ずさる。口を開けたまま肩で息をしている。猫飼いなら誰でも知っているが猫の口呼吸はマジやばい配偶者によると夜寝た時はふつう明け方頃急にこうなったという。

かかりつけの獣医は9時半開院。ちょっと待てないのでネット検索して24時間救急に連れて行った。(この時点で7時半)。猫の検査結果やいつもの薬も持って行った。獣医によるとX線だと詰まっているものは見えない。食道が異常に拡張している。胃まで空気パンパンで呼吸が入らない。応急措置として鼻からチューブ空気を抜く、水分補給の点滴をして酸素室で回復を待つことに。

このあと院長?らしき先生と今後について話た。おそらく誤嚥肺炎高齢なので麻酔や手術はできない。酸素飽和度が低いので酸素から出せない。誤嚥を避けるために強制給餌後15分立位にさせないといけない、等々。もし全てがうまくいけば2-3日で好転、そうでなければ長期入院ケアが大変なので1日5-6万円プラス検査、薬代かかる、と。

金額にもビックリしたけど(ここは24時間な分高額なのは有名なので)うちの猫がずっと酸素室やケージに入れ続けられるのが耐えられなかった。(しょうがないけど)犬も一緒でワンワン吠えているし知らない人ばかり。さっき見せてもらったら酸素室の中でパニック起こしてまんまるな目をして苦しいのに逃げようとペットシーツを掘ったり歩き回っていた。猫にとっては急に戦場に連れてこられたようなものだろう。

「ウチに連れて帰れませんか…」せめて家で看取ってやりたい。「酸素から出せない状態では帰宅許可できない。車の中で死ぬほど苦しむから。それなら家族が来て安楽死させる方がまだ…」

安楽死

先に口に出したのは院長?の方だった。コトバには魔力がある。思えばあの時心が決まったのかもしれない。

家に帰り配偶者相談した。神経質な、いわゆる「幻の猫」で配偶者自分しか甘えない猫だった。あの猫のことは獣医よりも自分たちがよく知っている。「20年も頑張ってくれたのだから、もうこれ以上つらい状態から解放してやろう」それが結論だった。6歳とかあるいは10歳なら、投薬やケージレストを嫌がらない猫だったら別の結論もあったのかもしれない。でもただ症状がすこし緩和するために何日も入院し、帰宅できたとしても酸素室に強制給餌の日々で安らかに過ごせるとは思えなかったから。

午後の面会時間配偶者と赴いた。若い女先生は「朝からだいぶ回復して歩き回ってますよ!」「CTとったら詰まっているものがわかるかも」と積極治療を勧める。でも酸素室の中の猫は瞳孔が開ききった状態でゼェハァしていた。獣医が歩き回る、というのはパニックしているから。ニャアと鳴きました、というのは威嚇しているから。見ていて胸が張り裂けそうだった。ごめん、こんな辛い思いをさせてごめん。もうこれはうちの◯◯じゃない、酸素室で無理やり生かされている怯えた獣だ。(すべての猫がそうだという訳ではありません、あくまでもその時感じた事なのでご容赦を)

配偶者女医さんと話した結果、安楽死を認めてもらった。酸素から出して抱っこさせてもらった。処置台の上で寝ている姿を見ればやはりうちの猫20年間一緒に過ごした唯一無二の猫。外だとほとんど呼吸ができなくてぐったりしているところに、足につけた点滴から薬剤を注入する。いいですね、と念押しされたので頷いた。薬が回るに連れて凝り固まっていた身体が柔らかくなった。もう一つの薬剤を入れる。静かに、まるで熟睡しているみたいな猫の心音を聴き、瞳孔を調べて女医さんは「亡くなりました」と言った。

今まで自宅で看取った猫たちは死ぬ直前もがいたり、すごい唸り声を発したりしたのでこんなに静かな往生ははじめてだった。明け方誤嚥?してからはじめて安らかな姿になった。

獣医の中でも安楽死はやりません、という人が多い(かかりつけ医もそっち)。この病院も「回復が見込めない、著しい苦痛がある等の場合」が原則な中、安楽死措置をしてくれた事を感謝する。まだ生きられたかもしれない【いのち】を奪った!という批判は飼い主の自分たちが負う。

追記誤嚥肺炎あくまでも仮の診断。レントゲンに映らなかったので何がどこに詰まったか確認するにはCT必要麻酔かけられないからうまくCTとれるか保証ない。仮に気管に詰まっていたとして気管支鏡手術のためには設備のある病院に転院必要とのことだった。

2023-05-05

スウェーデン真実

避妊をあまりせず、未成年者の中絶日本の4倍ある

離婚率は50%を超えている

・平均的な婚姻年数は10

犯罪を犯す子供が急増

銃撃事件が急増

強姦発生率は日本20倍以上

強盗の発生率は日本100倍以上

2018年から女性徴兵

現場仕事私企業STEMは男に押し付けられ、女は優先的に公務員・保育・清掃

2013年までトランスセクシュアル承認に対し不妊手術強制

介護施設では老人の誤嚥肺炎放置し老人を文字通り処分している

2023-04-03

anond:20230402204506

老人になってからまた無理やり食わされて、誤嚥肺炎死ぬやつだな。とりあえずしおらしく無理やり食い続けて、治療終わったら土下座して500万円くらい渡してやれ。

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