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はてなキーワード: 感情移入とは

2019-08-09

anond:20190809122749

毎日何十人も見てると流れ作業的にこなさざるを得ない。感情移入して丁寧にやっても自分が潰れるか、後ろの患者が怒鳴りながら殴り込んでくるし。

2019-08-08

腐女子自身が語るBLが好きな理由ツッコミどころが多すぎる件

男同士だとヒロイン感情移入せず第三者として楽しめる

→え…普通の人は男女の恋愛ものでも第三者目線で楽しめますが…?同性というだけで感情移入ちゃうなんて相当感情移入癖が強いんだね!

男同士は対等だからいい

商業でも同人でもリバは少数派。総受けは大量にあるのに総攻めはほぼない。そもそも攻め受けという性役割を必ず作ってるくせに対等って…笑

百合と違ってBLちんこがあるからどっちが入れるか決めないといけないの!」とか言ってるけどそもそもセックス=挿入という考え方がもう男女のセックス規範に毒されてるよね?

ゲイの何割かはアナルセックスをせずタチウケも存在しないらしいけど?

というかその理屈だと全年齢のBLだと攻め受けなんて必要ないよね?

男女の恋愛は子孫を残す本能に過ぎないけど、男同士の恋愛はその本能存在しない純粋な愛!

→本人からしたら同性愛を持ち上げてるつもりなんだろうけど、実際は同性愛否定派の「同性だと子孫を残せないので自然の摂理に反する」っていう主張と全く同義にななってますよ…?

そもそも同性愛者にとって同性を好きになるのって本能的なものなんじゃないの?

しか子供を欲しがる同性愛だっているよね?

あ、もしかして腐女子さんお得意のノンケ同士のBL()だから関係ないのか!笑

というかその理屈だと百合でもいいわけだけどそれではダメなのって結局腐女子が「イケメン大好き!」っていう異性愛者の本能に忠実だからだよね?

自分が一番本能から全然逃れられてないのが笑える

2019-08-06

例の映画が完全に「俺ストーリー」だった

ゲームクリア直前で世界崩壊することを皆は口々に批判していたけど、俺にとってのDQはいだってこうだった。

https://www.youtube.com/watch?v=gQf_QTsvXCU *例のBGM

今までクリア直前まで行ったのは3作品

そのどれもでラストダンジョンの半ば、ラスボスを倒すためにレベルを上げている最中データが吹き飛んだせいでクリア出来ていない。

それでもと、繰り返し遊ぶが何度やってもラスボスよりも前でデータは消えていく。

段々とプレイ効率化され、繰り返されるリセットにより感情移入は失われ、世界は断片的で無味乾燥としたものへと姿を変える。

やがてそれらはただの義務的作業となり、キャラクターはただのデータに過ぎなくなる。

俺にとってのDQはいだってそうだった。

アレは確かに俺のストーリーだ。

俺にとってのドラクエだ。

ただ一つの違いは、俺には奇跡が起こらず、世界は壊れたままで閉じていった事だ。

俺の中で、3つの世界は今も救われないまま胸のしこりとして残り続けている。

それらを救いに行こうと旅立つ気力はもうどこにもない。

俺にとってあの世界はもう、フラグ管理された0と1の羅列でしかなくなっている。

胸のうちから没入感を湧き上がらせる度に裏切られる旅路は、いつしか俺にドラクエに対する無気力学習させていった。

今ではあれらの世界は俺に苦痛だけを残した忌むべき場所となっている。

俺はドラクエが大嫌いだ。

ドラクエが大嫌いなアイツこそが俺だったんだ。

俺は世界を壊す側にいつしかシンクロしていた。

だが、あの映画主人公世界を救う側。

ならば壊す側の俺にとってはアイツこそが二人称で呼ぶべき何者か、「ユー」だ。

あの映画が「ユー」の物語であるのならば、俺にとってはたしかにアレは「ユア・ストーリー」だった。

俺の物語でもあったし、俺と対立する誰かの物語であり、その中で結局主人公だったのはあの映画において正義として描かれたのもその何者かの方だ。

俺は……主人公ではない、勇者ではない。

その虚しさは、俺が何度も消えゆくデータの中で、世界を救えないことに対して感じた申し訳無さを確かに思い出させてくれた。

俺が主人公じゃないからこそ、あの映画は俺の物語だった。

正しく「ユア・ストーリー」だった。

映画タイトル批判する意見に対して声を大にして言いたい。

しかにアレは「ユア・ストーリー」だった、と。

2019-08-03

anond:20190803220546

幼女感情移入して大人男性に溺愛されたい

みたいな女作者は昔からすごく多いよ

2019-07-31

オタクにもポリコレ構文は存在するんだよな

努力してない主人公ダメ感情移入できない

・御都合主義ダメ!つまんない

幼女大剣振り回すのはリアルじゃない。おっさん大剣もたせろ

ツンデレという名の暴力女は消えろ。暴力反対

ハーレムキモい。1人の女を愛せ

超人主人公感情移入できない。

主人公に触っただけでモテるのはおかしい。

登場人物セクハラさせるな

難聴系はうざい

社会的現実的には正しい批判ばっかなんだけど

全部聞き入れてるとただのオタク人生のものになるのでつまらない。

そのオタク文句言いつつ、結局俺tueeモテモテハーレムなろう小説を見るという悲しさ。

「俺の人生のものを大作にしろ」って批判でも、本心では自分と全く違う世界を求めている矛盾

まり世界的なポリコレと逆を行く作品を作れば売れるかもしれない。

舞台は徹底的な男尊女卑

主人公差別主義者の超イケメン白人で、セクハラレイプドラッグなんでもする

・女は徹底的に性的アイコンとして使い、主人公に媚びさせる。

有色人種、女、は活躍させず、主人公だけ活躍

最後は悪が勝つ・軍隊暴力賛美

・秩序に抗う

ここまで書いて気付いたけど、主人公黒人にしたら只のギャング映画やん

これからギャング映画が来る!!よく考えたらブラックパンサー映画ってポリコレと逆の作品やん

女侍らせて身辺警護課させてるし

anond:20190731180132

みんなラブコメが好きなんでしょってすごくわかるよ すごくわかる 書きたいもの世間で求められてるものが違うとすごく辛いけど、絶対ラブコメじゃない方好きな人だっているんだよ! たぶんそういう人はもうラブコメ最高の世界線が嫌になって自分世界に篭ってるか筆を折ってるから、なかなか出会えないんだ。つらいよね。

でも負けないでほしいよ。

感情移入しすぎてど長文ゴメン。

一ノ瀬志希他人欲望に晒されているのを見ていられない

増田はなんとなくデレマスに関するお気持ち表明が多いイメージがあるから私もお気持ち表明するね。

から何?みたいな内容だし文章もめちゃくちゃだと思うけどずっと心の中にあってモヤモヤしてること。

私は恐らく「推し被りNG」とか「同担拒否」といわれるタイプ女性プロデューサーです。

一ノ瀬志希担当していて、スターライトステージリリースから4年弱、彼女だけを微力ながら応援してきました。

彼女の見た目や性格はもちろん、好きな食べ物から趣味バックグラウンドまであらゆる側面を愛しています

性的指向ヘテロセクシャルだと思いますが、志希への感情友愛や憧れだけかと言われると怪しいです。結婚したいと思うことはあります。でもセックスはしたくない。

自分では「推しているアイドル」に対するごく一般的感情だと思っていますが、他人確認したことは無いため定かではありません。

わたしの「同担拒否」は、独占欲とは少し違うと感じています。志希が有名になることは嬉しい。アイドルとしてはもちろん成功して欲しいし、もし好きな人ができたのならその想いが報われて欲しいとも思います

でも志希が他人欲望に晒されているのを見るのはめちゃくちゃきつい。

たとえばエロ同人一ノ瀬志希が作者の欲望が透けるようなセックスをさせられているのを(Twitterpixivふいに)見てしまうと吐き気がするほど嫌悪感を抱きます

たとえば極端な結末の二次創作一ノ瀬志希自殺させるような創作が一時期流行しましたが、それは本当に一ノ瀬志希じゃなきゃいけなかったのか?本当にその結末にしなければいけなかったのか?ただ悲劇が書きたいだけじゃないのか?怖くて読めてないので内容を知らないで批判するのも…とは思いますがずっと疑問でした。

たとえばコスプレコスプレイヤーが承認欲求を満たすためにするような、キャラクターへの敬意も愛もない、考察の薄いコスプレは志希を馬鹿にされていると感じていました。

これまでも好きなキャラクターはいたし、ジャニーズみたいな「同担拒否」が普通にまかり通るようなジャンルに身を置いていたこともあったけど、こんな感情を抱いたのは一ノ瀬志希が初めてで自分でも困惑しています

ただ他の人が彼女を好いていることが許せないとか、私だけを好きでいて欲しいとかそういうことではなく、志希をオカズにシコられることが許せない。そこに愛を感じない。

キャラクター感情移入しすぎと言われればそれまでかもしれませんが、私にとって志希は絵でもコンテンツでもなくかわいいかわいい担当アイドルなので自衛を覚えるまではこれが原因でかなり病んでいました。

今はデレマス用のTwitterアカウントも削除して公式から与えられる情報以外は目に入れないようにしています

我ながら気持ち悪いオタクだなと思うけど、絶対同じような感情を持つ人はたくさんいると思うんだよな。

自分他人推し貶めるような発言創作は避けようと気をつけています

別に「二度と一ノ瀬志希エロ同人を書くな!」って言いたいわけじゃないし、デレマスの楽しみ方は人それぞれだからそこに割り入って文句をつけるつもりは無いんだけど、こういう人間もいるので「一ノ瀬志希好きなんだよね?この同人おすすめ!」とか「志希ちゃんコスして誕生日祝ってあげようか?」とかやめてください。

2019-07-29

Fateに見る那須きのこが抱える女性像の気持ち悪さについて

Fateという作品が非常に気になっていたので、ここ数年Fate関係をずっと漁って、Fate/Staynight → Fate/ZERO → Fate/UBW → Fate/HF → Fate/Extra(アニメ) → Fate/プリズマイリヤ1,2,3 → Fate/Apocrypha → Fate/Extra(ゲーム) → Fate/Extra CCC → Fate/Extellaという順番で消化し続けてきた。途中Type-Moon世界観が共有されているとのことなので、空の境界OVAを6作見てみたりもしてみた。そしてその結果として、言いようのない気持ち悪さを覚えたのでここに書き散らす。ぶっちゃけると奈須きのこ、てめえは駄目だ。人間ってもんがぜんっぜん書けてねえ!!

Fate気持ち悪さをざっとまとめると以下に集約できる。

(1)Fateヒロインはみんなちょろい女

Fateヒロインって奴は、というよりType-Moonの主要ヒロインは以下にまとめることができる。

 ・青セイバーアルトリアペンドラゴン

 ・遠坂凛

 ・間桐桜パッションリップ

 ・赤セイバーネロクラウディウス

 ・玉藻の前

 ・アルテラメルトリリス

 ・エリザベートBB

 ・アルクェイド

 ・ルーラージャンヌ・ダルク

 ・赤のキャスターセミミスApocrypha

 ・イリヤスフィール・フォン・アインベルン

 ・クロエ

 ・美遊

まあだいたい出てくるヒロイン枠はこんなもんなんだが、ぶっちゃけエロゲと同じでわりと単純で簡単類型化できてしまう(どうして簡単にかつ単純に類型化できるのかは実は一言表現できるのだが、それは次のチャプターで話す)要するに以下のタイプしかいないのだ。

 Type-A.青セイバーアルトリアジャンヌ・ダルク
    ・クールビューティ
    ・使命優先で感情を捨ててきましたエピソードが多い所が特徴、そのくせ不器用型女で大抵食い意地が張ってる場合が多い
    ・主人公に使命感から干渉する内に主人公を好きになっちゃいました
   ※Type-A変形:アルテラ
    【落とし方】

    ・食い意地が張ってるので、基本は食事で胃袋を掴む

    ・使命感を捨てて恋に生きるよう説得するため、とにかく女の子扱いする

    ・不器用生き方のもの肯定し、過去の傷を舐めて肯定してやる

    【NG

    ・チャラい、不真面目

    ・成金傲慢勘違い

   ※要するにギルガメシュ

 Type-B.ツインテール遠坂凛エリザベートメルトリリス
    ・ツンデレ
    ・主人公に余計なお節介をしたりなど、ツンなのに甲斐甲斐しい所が特徴、大抵どこか残念ポイントがあってそこを突かれると弱い、ムキになる
    ・最初主人公下僕程度にしか思っていなかったのに、残念ポイントを突かれたり、心の隙間に不意打ち喰らう内に主人公に執着して好きになっちゃいました
   ※Typa-B変形:イリヤスフィールクロエなど
    【落とし方】

    ・基本は頼って相手自尊心を満たしつつ、隙を伺う

    ・チャンスを見て、心のSGを暴いたり、心の中身を覗き込んで一旦丸裸にした上で従順にさせる

    ・たまに大真面目に褒めると照れるので、褒めのジャブを入れつつ、好意ストレートに打ち込むと何故か落ちる

    【NG

    ・間桐シンジ

 Type-C.肉食女(玉藻、ネロアルクェイド
    ・逆セクハラ枠、本妻アピール、ど直球エロ
    ・性的露骨発言をしたり、直球アピールが多い所が特徴。途中からType-BとType-Cのバトルが起こったりして、BとCの境目が無くなったりする。
    ・何故かは分からないけど最初から主人公のことが好きでした
   ※Type-C変形:メディア
    【落とし方】

    ・真面目な朴念仁で、目的のために愚直に突き進む優男タイプに弱い

    ・ド直球に大してド直球に返す、沈黙沈黙を返して誘い受けする、これを繰り返していると勝手相手が落ちている

    ・倫理にもとる行為をしても基本的には立ち位置を信頼モードにして「何があっても一緒だよ」「過去どんなことがあっても俺は気にしないよ」と言い続ける

    ・意外と寂しがり屋だったり、わりと物事を達観してる節があるので、そういうとき包容力を見せるだけで落ちる

    【NG

    ・こいつら自身が裏表があるタイプなので、裏表が通用すると思ったら間違い

    ・下手に策を弄するよりも天然を地で行くタイプに弱い。本人たちもそこがわかってるから冗談交じりで愛情ストレート表現してくる。

 Type-D.ef系(間桐桜パッションリップBB
    ・精神的な脆さとそれを抱える原因となった闇、もしくはそれに相当する何らかの因果があるヒロイン
    ・いわゆるヤンデレではない。純粋精神的におかしいのに主人公存在正気を保ってるところがポイント
主人公のことを神とか太陽とかずっと思って憧れながら、影でおっさんの太い肉棒に貫かれてました系ヒロイン
   ※Type-D変形:美遊
    【落とし方】

    ・とにかくこいつらは寂しがりで承認欲求が強いので、友達とか絆とか特別というキーワードに弱い

    ・特に精神的な繋がりを重要視するだけで、それを与えるだけで生きる目的にすらなっちゃ

    ・精神的な闇の部分も含めて「お前が特別」を与えてやるだけで落ちる

タイプ共通する欠かせない要素

   ・全員主人公男のことが初見で好き。

・必ず嫉妬を見せる(全員嫉妬する表情が同じ)

・必ず不器用な一面を見せる

・必ず精神的に脆くて押されると弱い恋愛スイッチがある

・必ず料理エピソードがある

 アホかってくらいみんなこれに該当する。そのせいで(2)Fate主人公全般に見られる妙な脱個性&表面的素朴化が起こってる。

(2)Fate主人公全般に見られる妙な脱個性&表面的素朴化、ふいに現れるヲタノリ、かつ妙な包容力と行動力

Fateというか、Type-Moon系の主人公格はほぼ以下の五人に集約できる。すなわち黒桐幹也衛宮士郎ジーク、岸波白野、藤丸立香の五人である。これは女ヒロインがType-A~Dの四種類に集約でき、かつ変形種まで存在することから考えると驚くほどに単調で少ない。とはいえ一応五人はいるのだから、五人を一人ずつ分析していってもいいのだが。ぶっちゃけるとこの五人、精神分析するまでもない。細かい差異はあれど以下の一行に簡単に集約できてしまう。

Type-Moon.(黒桐幹也=)岸波白野=藤丸立香
   ※Type-Moon.変形:衛宮士郎ジーク

マジでこれは異論は認めない。ぶっちゃけTypeMoon系の主人公(男)ってやつはどいつもこいつも女に対しておんなじアピールしかしてない。驚くくらいこれがまったく変わってなくて驚きを通り越して笑えてくる。マクロスフロンティアMay'nが歌うノーザンクロスに「君を掻きむしって濁らせた、なのに可憐に笑うとこ、好きだったよ」という歌詞があるが、まんまこれである。すなわち「お前の本当の姿は可愛いんだろ?そんなお前を俺は知ってるZe!放ってなんかおけないZe!」「僕を傷つける君でも、俺はお前を好きだZe!放ってなんかおけないZe!」のどっちかを繰り返して女の子を包み込んでいるだけなのである。その証拠に各々のメインヒロインFate/StaynightシリーズFate/Extraシリーズを用いてざっくりどうやって各主人公が落としてきたかを振り返ってみよう。

 ・青セイバーアルトリアペンドラゴン

「士郎は卑怯です、私の過去を知って、何度も私の中に入ってきた(性的に)」

→「惚れちまってんだから仕方ないだろ、俺はお前をこのまま放っておけないZe!」→「俺はお前を救いたい」→陥落

 ・遠坂凛

「(アーチャーが私を裏切った…!?そんな…っ)士郎、今日疲れたでしょう、もう休みなさい」

→「お前の方が辛いはずじゃねーか、俺はお前をこのまま放っておけないいZe!」→陥落

 ・間桐桜

「先輩、私綺麗じゃないんです、もうずっと前から汚れた女なんです」

→ 「そんなお前をこのまま放っておけないZe!俺は女としてのお前を求めたいんだZe!」→陥落

 ・赤セイバーネロクラウディウス

「奏者よ、本当の私は悪名によって星に刻まれ為政者なのだ為政者としての余は完全に間違いばっかりなのだ

    → 「そんなお前の姿が俺には眩しいZe!」

 ・玉藻の前

「私は傾国の姫君、私は人とは一緒にいられない、一緒にいてもどうせ不幸にしてしまう、」

→ 「そんなお前が俺との何気ない日常を選んでくれたことが俺はうれしいZe!俺はお前を信じていたZe!そんなお前を俺は好きだZe!」

 ・アルテラメルトリリス

「私は破壊の王、命を奪いたくは…ない、私は、その意味をまだ知らない。だが私には、破壊しかないのだ。他には…何もない。だから…」

→ 「お前の本当の姿は可愛いんだろ?そんなお前を俺は知ってるZe!放ってなんかおけないZe!」

ほらな?

 ぶっちゃけFate/Extra、Extellaなんてのはストーリーメチャクチャ単純で、主人公の事を好きな味方(サーヴァント)を連れて聖杯戦争を進んでいく内に主人公の事を好きな敵が現れて、その敵から主人公が逃げたり逆にその敵を救おうとして失敗してを繰り返しながら、ラスボスとの戦いで主人公を好きな味方と敵の全員が力を合わせ、最後ラスボス大団円で倒した後に、切ない別れが待っている、以上。もうぶっちゃけこれだけであるFGOほとんどこれを繰り返してるだけ。(※この系譜に当てはまらないのはせいぜいがFate/ZeroとFate/Apocryphaくらいのもんで、しかもこの2つは両方ともメインライター那須きのこじゃなくて虚淵と東出)那須きのこの描く女性像、特にヒロイン像ってヤツがいかに偏ってるか、いい加減気づいた方が良い。こいつにとってヒロイン女ってのは精神的脆さという名前恋愛スイッチ存在していて、そこを押しさえすれば女はみんな落ちると思ってる。でもってそのためには男は全員器が謎に広くて天然朴念仁でありながらストレート女性を褒めることも出来て自分ピンチにも泰然自若としている肝っ玉のある男じゃなきゃいけないわけだ。

 このヒロイン像に対比する形で生まれ男性像が顕著といえるのが<空の教会>の黒桐幹也くんである

両儀式」に殺されかかりながらも彼女に惚れてる黒桐幹也くん

 筆者は空の教会の「殺人考察(前)」編で両儀式から殺されかけて逃げながらも彼女を何度も振り返って見つめ合う黒桐幹也になんだかシュールものを感じてしまって半笑いになってしまったのだが、とにもかくにも那須きのこヒロインを救う主人公ヒーロー像)ってのはこのときからまったくといっていいほど変わっていないことが伺える。この異常なヒロインをそれでも愛するヒーロー男性)というのはFateにも結構登場していて、藤丸立香や岸波白野だけじゃなく、メディアさんの恋人ポジションである葛木先生なんかはモロにそのポジションだったりする。特に岸波白野くんの包容力演出の異常さに関してはメルトリリスパッションリップエピソードでも充分に語られているから分かるだろう。基本的那須きのこ氏の作品に登場するメインヒロインたちは絆や深い関係を作るために何らかの精神的ウィークポイント存在しなければならず、そこを無意識に突くことができ、かつ人格的にも不安定彼女たち(意図的男性の手の中に転がりやす存在として貶められている彼女たちの人格)を包み込んであげるためには、ヒーローたる男性は極端なまでに懐が広くて朴念仁でお人好しでなければならないというわけだ。

Fateに見られる那須きのこヒロインとヒーロの構造には根深病理があると見た

 これって西尾維新とかの物語シリーズにもよくあるんだが、とにかく女性という存在を何かと欠陥のある存在にしたがっている。「欠陥のある存在にしたがる」というのは要するに、手触りがあって男の手の中に何となく収まってくれそうな存在に押し込めたがる傾向がある、という意味だ。早い話が心に隙間のある人間に仕立て上げることで、弱点スイッチを作っていることだと言っていい。そしてそこを上手に押してくれる男性ヒーローと仕立てあげる構図を作り上げている。これは病的なまでにすべてのヒロイン共通して言えることである。例えばFate/Extellaに登場するアルテラは1万4千年前の世界を滅ぼした遊星の尖兵たる巨神そのもので、その気になればサーヴァントたちのみならず神級の英霊をも下すこともできる超弩級危険人物なのだが、どういうわけか主人公に惚れていて何故か必要もないのに彼にプログラム世界であるにも関わらず料理を振る舞ってみたり、甲斐甲斐しく抱きしめてみたりする意味の分からないエピソードが大量に存在する。そしてどういうわけか主人公の昔の英霊パートナー嫉妬したり、主人公と会話をしたがるも話すことが見つからなくてじっと見つめてしまったり、逆に見つめ返されて恥ずかしがったりしてしまうのである

(3)奈須きのこの抱えるヒロイン像の病理とはすなわち「女の子男の子の手のひらに収まってる存在である」という願望の押しつけである

この一言に尽きる。だから女性ヒロインにわかやすテンプレを付けすぎて、しかも毎回それを使いまわしすぎる。そして男性ヒーローに対して、女性を救う存在とさせすぎる。一言で言えば、女を舐めすぎだ。この辺は主人公(男)がしょっちゅうヒロイン(女)をからかったり弄ったりすることからもよく分かる。その弄り方のほとんどがどうにもこうにもヲタ臭いのだ。

別に人間なのだから、弱点を押されれば弱いのは分かる。精神的な脆さや寂しさが女の魅力になることも分かる。

でもそれに頼りっきりかっつー話である。いい加減恋愛スイッチのあるヒロインヒーローが助ける構図をやめてみたらどうなのか、と。例えば歴代の有名ヒロイン綾波レイ恋愛スイッチがあったかガンダムララァ恋愛スイッチがあるのか?ヒーローはいだってヒロインに愛されていなければならないのか?そうだとしても、それは常に恋愛という形である必要があるのか?ときにはヒーローこそが、心理的に成長する物語を描いたっていいんじゃないか?Fate作品ヒーロー男性)が画一的で単調なのは、決してヒロイン女性)を魅力的に描く上でそれが必然からなのではない。単純にヒロイン女性)をきちんと描けていないから、その対存在であるヒーロー男性)が対応する形で単調な存在になってしまうのである

那須きのこ氏の課題は、これまでとは異なる男性ヒーロー像を描くことである

ポケモンレッド.hackカイトのような、没個性的な男性を主軸に置くことを続けていくことは否定しない。しかしあえて言おう。真の意味での没入感や共感視聴者が得るためには、登場人物には哲学や主張が存在しなければならない。中庸をいく存在であってはならないのだ。極端に何かを主張する存在でなければならない。それでいてなお、視聴者好意を射止める存在でなければならない。そしてそれに共感するか否かは、すべて視聴者に委ねるべきなのだ

 この点を非常にうまくやったのは間違いなく虚淵であるFate/Zeroの主人公たる切嗣は、主人公としては実に賛否両論だろう。この主人公に対して感情移入できたのかどうかは実際のところ評価の別れるところだし、正直行って那須きのこ氏が展開する没個性型の主人公とはまったくもって一線を画す、主義主張の塊のような漢だ。しかしどうだろう。不思議切嗣を憎めない。また那須きのこ氏がヒロインヒーローにばかり話の焦点を当てるのに対し、虚淵氏が上手いのはヒロインヒーローが絡むメインテーマに対して、ヒロインヒーローとは異なる視点におけるサブシナリオをきちんと描いてメインテーマに関連付けさせるところだ。衛宮切嗣に対して言峰綺礼をきちんと置くし、セイバーに対して、きちんとウェイバーイスカンダルそしてギルガメッシュを置く。(※この違いはなんのかというと、要するに虚淵氏が単にラブコメ恋愛あんまり書くつもりもないかなのだが)

 したがって、那須きのこ氏がこの課題クリアするためには、まず安易ラブコメ恋愛スイッチヒロインを描くことをやめるところから始めるべきだろう。もっと多種多様人間感情模様を描くべきだし、そしてもしそれがきちんと出来ていれば、主人公(男)があれほどまでに没個性的で妙なヲタのりをする奇妙な包容力のある人物になるわけはないのである

 結論としてこうなる。Fateに感じる気持ち悪さは、那須きのこ氏が人間を描けていないからだ。

2019-07-28

自分の気に食わない奴の前では自己責任教になる人たち

ustam

言い方悪いかもしれないけど、こんな考え方だからワープアから抜け出せないんだと思う。

言い方が悪すぎるわwww

山本太郎となかまたち擁護するのに、よりにもよって自己責任持ち出すって、いったいどういう理屈なんだよwww

cha16

年収220万円だと、支払っている税金の額より価値のある行政サービスを受けたり、いろいろ減免されている可能性が高いと思うけど。この間ホリエモンがそんなこと言って炎上したときどう思っていたの?

ほーら出た出た、例によってれい擁護のためにネオリベを正面からぶつけにかかるこの珍ムーブwww

でこういう輩に限ってまた、自分がかわいそうだと同情した奴が似たような低収入だったら「この人が本来得るべき金を上が搾取している!」ぐらいのことは普通に言っちゃうわけじゃんw

同情してたらw

apct

怒りの矛先は、高いお給料もらっておきならがらも何もせず、低所得者から税金をむしりとるようにしてきた政治家に向けるべき。あと、自分より弱い人間年収があがったことをひがむ前に、スキルアップして転職しよう

そしてこいつもタゲそらししつつ結局「政治問題じゃない、お前が悪いんだ」と自己責任をぶつけにかかる

だったら最初から誰が政治やろうが、れいわの議席がいくつあろうが、みんな同じことだろうが

そうじゃないという期待を勝手に抱いてしまったのが間違いだったと言えばそれまでだけどさ

いやもうさあ、お前らって自分感情移入のありなしだけで、ホント別人みたいになるよね

Fushihara

彼らが頑張って障害者保証が今より手厚くなれば、あなた病気になった時に恩恵を受ける事が出来るんだよ。それが出来るなら一人二人に2000万くらい安い安い

からこういう物言いだって信用できなくなってしま




anond:20190728144801

anond:20190728151607

単なるジャパンヘイターなんだから手の平返し非難するだろ

もとより自分感情移入しない弱者なんかどうでもいいという連中だし

2019-07-24

物は捨てたら負け

こんまり流の捨てる基準ときめくか?」をやめた、たった1つの重大な理由

https://www.simple-s777.com/entry/no-tokimeki

上記ページの概要

 ・「ときめきで判断して物を捨てる」をやめた

 ・理由は、ときめきで判断すると物へ依存するから

 ・物(やお金)に依存することは、幸せにちっともつながらない

 ・それよりも「今必要かどうか」で捨てる

 ・その後、物に感情移入しないようになって、幸せ

上記ページの内容には全く賛同できない自分に気が付きました。

小さい時から中年の今に至るまで20回以上引っ越ししてる自分意見としては、

人間関係引っ越しで切れるけど、物は持っていきさえすれば裏切られることは無い。

から「物こそ思い出」。少しでも思い出や思い入れがあるものは、手放したら負け。

極力捨てずにこれまで来たけど、物があふれて生活空間を圧迫するに至るようなことは無く、

しろうっかり捨ててしまって後悔したことしか無いです。

小学校の頃の自由帳とか、見返してほんと驚くほど自由奔放で見ていて飽きない。

もちろん、思い入れが無いものまで全て持っておく必要は無いけれど、

人間思い入れがある物って、言ってもそこまで大量にはならない。

大事なことだから繰り返そう。

「物こそ思い出」

被害者感情移入する自分

私には被害者感情移入する癖がある。それが悪者であっても誰かにひどい仕打ちを受けている様子を見ると不快気持ちになる。この癖は直した方が良いと思うが何をすれば良いかからない。

2019-07-22

天気の子は曇り空から漏れ出す一筋の光のような作品

天気の子を見てきた。ネタバレ注意。































感想としては面白いけど悪くはないって感じだった。

フォーマット君の名はと同じ感じな印象を受けたのと、帆高の無鉄砲さが気になってしまった。

まあフォーマットについてはほかの新海作品もそうかもしれんから別にいいんだけど、

帆高の無鉄砲さは意識して作ってる感がある。

線路走るシーンや警察との対立するところで社会対立し、

たとえ東京を沈めても大切なものをとるという選択肢の尊さを描く。

RADの曲ってそういう曲を多いしRADに寄せすぎでは?って気分になった。

(ただ、曲もシーンもよかったか批判することはできない)

そういう意味では東京を沈めたことの描写が生ぬるい点は中途半端だったと思う。

最後大丈夫というセリフはいいんだけど東京犠牲になってんのかなってないのかよくわからん状態だと

本当の意味賛否両論にはならないよね?ってなる。

かといって、ハッピーエンドにするにはあえて悪影響の部分は見せないようにしなきゃならんから難しいね

基本バッドエンドだったけどぎりぎりハッピーエンドにしたのが、

一筋の光のように感じた点かもしれん。

でもこれだったらおもっきし曇り空にしてもよかったのでは?てなる。

でもそれはきついしなーってなる。難しい。

書き忘れていたことを追記

・見る世代によって感想は大きく変わると思う。特に10代なら主人公感情移入できると思う。

キャラや展開がエロいホテルのシーン最高だったと思う(エロ抜きでみてもいいシーンだけど)。

・瀧くんとか雪野先生みたいにちょい役で出るかなと思ったら前作主人公みたいな強キャラ感だしてでてきたのはすげえ面白かった。

2019-07-21

アナルオナニーの記録 いまいち

 まじめな話、暗い将来の話、才能の無さからの逃避、それが僕にとってのアナルオナニーだ。

 久しぶりにアナルほじる気分になったので、アナルオナニーした。やっぱり薬局で買った手袋がうまくローションに馴染んでないのか指をアナルに入れると若干違和感を感じる。あと、腕が短いから指を深く入れると腕が痛い。みんなどうしているのか。

 アナルに指を挿入すること自体抵抗感を感じなくなった自分を誉めてあげたい。

 なんか今日は疲れていたのか、指の挿入が足りないのか、あまり感じなかった。まあおちんちん擦ったら気持ちよくなるんですけど。やっぱりちんちん単独の時より快楽が味わい深い。うまく言葉にできないけれど、快感がじんわりしてる。前回までの知見を活かして、寸止めを楽しんだ。3回くらい射精寸前のような快感を存分に味わっていたら、勢い余って射精してしまった。Tシャツ精子でべとべとになってしまい最悪だった。アナルオナニーすると、正しいことをしたという満足感があっていい。すっきりする。もっと手軽にアナルオナニーできればなあ、前立腺が体外についてたらいいのにと毎回思う。

 なんかアナルオナニーしていると女装ニューハーフAV感情移入できるようになってきたんだけれど、ちょっとまずい。ニューハーフ風俗で僕のアナルを突かれるというナイスアイデアを思いついてしまったが、それはどう考えてもホモではと気づき冷静になった。アナルを極めると皆ホモになってしまうのか。そんなことないと信じたい。

2019-07-20

『天気の子』を批判している人たちへの反論(1)

ネタバレあるので、まだ観ていない人は右上の×を押してください。

そもそも新海誠薄っぺらいじゃないか

 新海誠監督の最新作『天気の子』を観てきました。「ヤフー映画」の感想とかを見ていると、新海監督が公開前に言ってたように「賛否両論」の様子。……しかし、否定的評価をしている人たちの感想を見てみると、「賛否両論以前の問題」で、人物描写薄っぺらさを指摘している意見の多いのが印象的だった。

 だが、待って欲しい。「人物造形が甘い」とか「人物描写薄っぺらい」という批判新海誠にするのはいかがなものか。そもそも、新海作品にこれまで重厚人物描写などあっただろうか? 薄っぺらくない人物なんて一人としていただろうか?

 まず、大ヒット作『君の名は。』で考えてみよう。瀧君も三葉も奥寺先輩も、ラノベ並みの、いや、そういう言い方はラノベに失礼なくらい、ペラペラの薄さだったと思いますよ。三葉の悪口を言ってた同級生たちなんか、当社調べでは0.01mmの薄さで、わが日本が誇るコンドーム会社オカモトが対抗意識を覚えるくらいの薄さじゃないですか。

秒速5センチメートル』も同じ。主人公遠野君)は半年前に転校したメンヘラ気味の女の子に会うために、東京から栃木電車で向かう。しかし、大雪のために途中で電車は大幅に遅延する。その時の主人公遠野君)のモノローグを皆さん覚えていますか?

「たった一分がものすごく長く感じられ、時間ははっきりとした悪意を持って、僕の上をゆっくりと流れていった。」

 ごめん。最初『秒速5メンチメートル』を見た時、私はここで腹痛くなるほど笑い転げて、逆に何度もここを再生しましたよ。もうね、ほんとリアル中学二年生でもこんなポエムを呟かないですよ。時間は君に悪意を持つほど暇じゃないと思うんだよね。たんに大雪のために電車が遅延してるだけやん……

 未見の方いたら、すみません。この電車の遅延、単なる一つのエピソードじゃなくて、『秒速』のなかでは、物語の要となるようなエピソードなんです。

 意味不明自己満SF雲の向こう、約束の場所』、ジブリを真似た結果盛大にコケた『星を追うこども』。これらも、人物描写書道半紙なみの薄さです。

言の葉の庭』も、ストーリー人物描写の甘さについては微笑せずにはいられません。ユキノ先生いじめられてる理由とか、いじめてる生徒の描写とか、これ薄っぺらくないと思う人いるの……?

まあ、いるんだと思う。それはそれでいい。私が言いたかったのは、『天気の子』が「薄っぺらい」という理由批判されるのは不合理だということである。初めっから薄っぺらいし、中二病だし、セカイ系だし、自意識過剰のウィスパーヴォイスがうざいし。そんなこと、分かり切ったことじゃない。それを今更批判したってどうしようもなくない?

 というわけで、『天気の子』もただひたすらに薄っぺらいわけです。ストーリー人物描写説得力かには期待したらダメリアル中学生でも、もう少し人間に対する洞察力をもった人は五万といる。そのレベルです。主人公はどうやら「神津島から家出をして「東京」フェリーでくるわけですが、家出理由、とくになし。至って普通の家庭で、酷いイジメにあっていたとかでもない。なんとなく嫌だったから、くらいのノリ。いわゆる反抗期? なんとなく盗んだバイクで走りだしたい気分? サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye)』を持っていたけど、まさかサリンジャーに感化されて?(笑) いや、笑いごとじゃなくて、マジで新海はそのレベルでなんとなく家出をさせてOKだと思っている人なんですよ。

じゃあ、なんでそんな薄っぺら新海作品はこれまで評価されてきたのか? とくに『君の名は。』の歴史的ヒットはなんだったのか? 問題はそこにいたる。

美しい背景描写

 第一に挙げなくてはならないのは、美しい背景描写だろう。カメラレンズを強く意識して、超広角レンズや逆光、望遠などが多用される。しかし、実際のカメラではあんなに綺麗に映ることはない。細かいファンタジック「嘘」がそこかしこに散りばめられている。ありえそうだけどありえない風景。新海が描き続け、そして観客を魅了しているのは、そうした風景にあるんじゃないのか。もっとも、この美しい風景も、セカイ系の、センチメンタル自意識過剰の、中二病ポエムではないのか、と反問されるだろうが、それについて私は次のように答えるしかない。「いかにも、その通り」

 で、そこから新海誠童貞」のような公式がでてくるわけだ。「たぶん新海さんは楽しい恋愛高校時代したことがないんじゃないですか」(石田衣良)という言葉が出て来る所以であろうが、これについては一言。たしか新海誠自意識過剰中二病ポエマーであるかもしれないが、全ての童貞自意識過剰中二病ポエマーであるわけではないし、またその逆もしかである童貞に対して失礼である石田衣良には猛省を促したい。

君の名は。』のカタルシス

 さて、『君の名は。』ヒットの理由について語るのは当然のことながら難しい。だが、これを見た人の多くが「東日本大震災」を想起したこと無視できるものではないだろう。『君の名は。』は、良くも悪くも「震災芸術」であり、『君の名は。』の賛否両論根底にあるのも、「震災をなかったことにしてもいいのか」というこの作品についての疑問から生じているだろう。

 『君の名は。』には、カタルシス浄化作用)がある。瀧君と三葉の恋物語以上に、この映画で「主役」となっているのは「彗星」であり「隕石である。突拍子もないことのように思われるかもしれないが、これは演出上も疑いを得ないことである。このことについては伊藤弘了という人が「恋する彗星──映画君の名は。』を「線の主題」で読み解く」という卓抜な評論を書いているので一読を勧めたい(http://ecrito.fever.jp/20170123213636)。

 少しだけ説明する。「糸守湖」が出来たのは劇中でも語られるように、1200年前にここに隕石が墜落したことにするものだ。瀧君と三葉は三年の時間差を越えて出会いを果たすわけだが、その奥には1200年という長大時間を経て、同じ彗星が墜落するわけで、あの惨劇を生み出した隕石は、それ自体隕石恋物語でもあったというわけだ。瀧君と三葉の悲恋は、その運命を受けいれて、むしろその「運命のもの」に同化するような形で、自己を超越した恍惚体験へと昇華する。これが、『君の名は。』のインパクトである伊藤は言う。

観客は人智はるかに超えたティアマ彗星の壮大な恋物語のうちに自らの似姿を見出し、同時に自己自身を超越する感覚を疑似体験する。これが本作の記録的大ヒットを支えた一因である

この伊藤の読みは、それ自身、私も正しいと思う。ちょうど隕石地球を目がけて猛烈ないきおいで突進してくる際に流れるRADWIMPSの「スパークル」の歌詞をここで引用しておこう。

運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を

伸ばそうと届かない 場所で僕ら恋をする

 いわゆる「サビ」の部分がはじめて出て来るのは、隕石墜落のシーンなのである彗星隕石と化して「いまだかつてないスピードで君のもとへダイブを」するわけである。観客はかくして、瀧君でも三葉でもなく「隕石」に感情移入をすることになる。それによって、運命を超越した運命とでもいうべきものに同一化し、「自己自身を超越した感覚を疑似感覚」させるのが『君の名は。である。ちなみに言っておくと、これは何も新しい話ではなく、ギリシア悲劇古典的パターンであり、「悲劇」の快楽のものである。この点についてはニーチェの『悲劇の誕生』を参照して欲しい。

悲劇忘却

 要点のみを記す。1200年前に糸守町に落ちた彗星は偶然の産物である。劇中で墜落する彗星の《片割れ》もまた偶然の産物である。その偶然をしかしながら運命的なものにするのが『君の名は。』のドラマである隕石は、人間視点からはどうしようもない《偶然的=運命的》なものであり、それが世界に災厄をもたらす。それは《悲劇であるニーチェが述べるように、悲劇とは一方では自身運命翻弄され自身の非力さを痛切に認識した上で、他方ではそうした小さな自己を超越し運命のものに一体化する感覚のあるところに《悲劇》の快楽があるのだとすれば、『君の名は。』における悲劇とは、次のようなものである。(A)それは自己意志の無力と運命の強調という形で行われるのではなく、(B)確かに一方では自己意志の無力さを痛感させられるが、星の動きはたんに災厄をもたらす運命だけではなく、同時に強烈な人間的な意志でもあるのであって、運命から逃れていく偶然の力として描かれるのである。ここにおいて、まことに《運命=偶然》という奇跡的な場所での物語が描かれるのであって、その強烈さに私たちは感動をするのである

 震災を《運命=偶然=意志=恋》と化すことにより、現実震災美的昇華してしまうのが『君の名は。である。『君の名は。』は過去タイムトラベルすることで「震災をなかったこと」にするだけではなく、上に書いたように、情動レベル震災というトラウマを「昇華」させて、フロイト流にいうならば「喪の作業」を遂行することを促進するのである。「昇華」とは、「忘却」の別名である

 こうしたところが、『君の名は。』の慧眼な人々に批判される所以であるだろう。

 だが、どうだろう。《忘れない》ことが一つの倫理であることは疑わないが、《忘れる》ことも一つの生き方として否定されるものではないのではないか。また、《忘れさせる》ことを描いたものが《覚えられる》ということ自体が、完全な忘却からは救うはずだと私は考えるが、いかがだろうか。

──ライトな語り口で始めたのに、全然そうではなくなった。そして、肝心の『天気の子』にまだまだ辿りつけていない。次回、『天気の子』の内容に踏み込んでいきます

anond:20190720124953

そういう人って、自分たちだって興味のある障害者の事ばっかり考えていて、今回の事件犠牲者には思いを馳せないんだから、ようは同じなんだよね。自分にとって近しい物に感情移入やすいのは単なる普遍的人間性質なのにね。

同じなのに、自分たちの怒りには正当性があって、今回の犠牲者を悼み犯人を憎んでいる人たちはそうでは無いと思っている。

そういう政治をやらないと力を持てなかったのは解かるけど、正直付き合いきれないなぁ…とも思う面もあり。

『天気の子』は劣化君の名は。』な駄作だった

公開直前のインタビューで新海は「賛否が分かれるものを作った」と語った。

それを見て、「あ、いつもの新海に戻るのかな?」と思った。『君の名は。』で釣った客にポエム自己完結の新海ワールドをぶつけて全面戦争を仕掛けるのか! と。しかしそんなこたー全然なかった。蓋を開けてみれば『天気の子』は単なる劣化君の名は。』に過ぎなかった。がっかりだ。

ダメな点は色々あるがクリティカルだったのは物語感情がまだらになってるところ。ようは暗いシーンのあとにやや明るいシーンが来るのだがまた暗いシーンになるためどういう感情でいればいいのかが凄くわかりにくかった。

これは『君の名は。』と比較すれば差は歴然だ。

君の名は。』はややおセンチモノローグから始まるが、すぐに入れ替わりのコメディシーンにつながり、テンポの良いそれは見ていてとても楽しい

楽しい気分にひたっていてやや飽きを感じ始めた頃に瀧と先輩のデートが失敗し、「なぜか。もう二度と。俺と三葉との入れ替わりは起きなかった」という“謎”が提示される。

そして瀧は直に会おうと糸守を訪ねるが、そこで彗星の落下によって三葉がすでに死んでいることを知る(シリアス)、という感じだ。

君の名は。』のストーリーはこれ以上追わないが、コメディ→謎→シリアス目的明確化彗星が落ちる前に皆で避難する)→歓喜(かたわれ時の再会)→暗転→奮闘→大団円、と今どういう感情でいればいいのかということを物語が迷わせないつくりになっているし、『君の名は。』はそういった完成度を持った作品だった。

RADWIMPS楽曲も、シーンの移り変わりや強調に使われて非常に効果的だった。

翻って今作である

冒頭、ヒロインが天気の子になった経緯を説明されたかと思うと、家出してきた主人公新宿歌舞伎町世間の冷たさを味わうシーンに続いていく。いきなり説明→暗いシーンをカマされ気分は上がらない。

その後やや明るいシーンになるが、主人公ヒロイン生活環境がアレなので底部に流れるテンションは暗く、そしてそれがやがて表面化(その最たるはヒロイン消失)する。

その表面化も事前に予測がつくように設計されてるため、明るいシーンを見ていても「どうせ後で……」と落ち着かない。つまりずっと消耗させられっぱなしなのだ。これはキツい。

もうひとつキツいのは主人公が幼稚すぎて感情移入しづらいという点だ。

子ども主人公がなんだからそらそうだろ、という話はあるのだが、“学校”がフィールドだった前作とは違って家出してきた少年フィールドは“社会”になるためアテもなく家出してきたことやそれが故に困窮しても「帰りたくない」と言い張る姿はやはり幼く映る。

特にコイツやべーとなったのはヒロインが消えた理由理解しない周りの大人にキレ散らかすところだ。普通こういう情報格差によって周囲が無理解な時、視聴者としては主人公側の心情に立つものだが今回は中々そうなれない。何故か。それは視聴者主人公の側にも情報格差があったかである

俺は基本的主人公視聴者情報格差はない方がいいと考えている。視聴者が得ている情報によってこうすべきと思う行動を主人公が取らないと苛立つからだ。もし主人公視聴者情報格差を作るならフォロー必須だと思ってる。『天気の子』はそのいずれでもない。

ヒロインが消えると視聴者は早い段階で予測できる。そういう設計になっている。しか主人公はそれを察しないし、決定的な情報提示されたときも反応が鈍い。それなのに自分は周囲にキレ散らかすのだけは忘れない。ただのやべーやつである

主人公がそんなだからヒロインと再会し、気持ちを確かめ合うように互いの名前を呼ぶシーンも冷めた目で見てしまった。『君の名は。』のかたわれ時やラストシーンのよっしゃ感とは雲泥である

そろそろまとめに入ろう。最初に『天気の子』は劣化君の名は。』と言ったが、『君の名は。』とは何でどう劣化しているというのか。

君の名は。』とはひょんな出会いを果たした少年少女が超常現象によって引き裂かれ、残された側は相手ともう一度出会うために必死にもがいてそれを果たす“エンタメ作品である(『言の葉の庭』と『秒速5センチメートル』以前は“エンタメ作品”ではない)。よく見かける構造といえばそれまでだがいずれにしても『天気の子』はその形を踏襲している。しかし肉付きが圧倒的に劣る。

これまで挙げてきた要素はその筆頭格だし、その他にもふたりが再会するシーンのアイデア演出にも歴然とした差がある(「かたわれ時だ」は非常に美しい)。「忘れないように名前書いとこうぜ」からの「好きだ」のようなぐっとくる演出コメディ部分で手に名前や苦情を書いて伝えていた、という点とつながるのが良い)もないし、ラストシーン拙劣さは『君の名は。』に比べると目を覆わんばかりだ。「天気って不思議だ。ただの空模様にここまで心を動かされてしまう」という主張も正直「だから?」という感じで刺さらなかったというのもある(けっきょく大事なのは天気ではなく大事な誰か、という結論だし)。

君の名は。』がヒットしたから次もそれで、というのは理解できるし、これ以外でどうやれというのかとすら思う。ただ肉付きでここまで劣ってしまうなら違う構造の話にチャンレジして死んだほうがまだマシだったのではないか

というわけで『天気の子』はがっかりするほどの駄作だった。クソミソにけなしておいてなんだけど俺は新海誠ファンなので悲しい。

ほしのこえ』で新海を知り、『秒速5センチメートル』で「これは新海の集大成だ!」と吹き上がった過去を持つ俺でも『君の名は。』のPVを見たとき「あ、これは売れる」と素直に思った。実際その通りになったし(もちろんあそこまでの大ヒットになるなんて思いもしなかったが)、そんなクソウザ古参でも『君の名は。』が新海作品の中で一番面白いと胸を張って言える。

新海誠はいつまでも過去やどうにもならない何かに拘泥する男を描くだけのクリエイターじゃなくなっていた。それはとても喜ばしいことであり、同時に階段をいくつも上ったんだと確信した。『天気の子』のPVを見て嫌な予感はしたが、押し殺して封切り初日映画館へ向かった。嫌な予感を信じるべきだった。だって君の名は。』はPVからして面白そうだったんだから

前作の半分、悪ければ1/3ぐらいの興収だろう。口コミも広がらず、けっこうなコケ方をすると思う。

新海誠は新海的なものとの決着を『秒速5センチメートル』でつけ新境地を切り開こうとした。しかしそうして出来上がったのはジブリ劣化コピーだった。『言の葉の庭』という中編で再起を果たし、『クロスロード』という小品で手応えを得た新海は金字塔を打ち立てた。しかし次に作ったのは前作の劣化コピーだった。

新海はこの先、どこに向かうんだろう。今作が劣化コピーだったという認識なくして前には進めないと思うが本人も周囲もそれをひた隠して次なる場所を目指すんだろうか。

それでも俺は、そのたどり着いた場所を、わずかな恐れとともに待ちたいと思う。

2019-07-19

俺は私刑肯定してしまうかもしれない

普段から俺は物事感情で決めるなど言語道断

犯罪者ルールのみに則って裁かれるべきである

かわいそうランキング量刑世間の注目度が決まるのはおかし

と思っていた

しかしそんな俺に強烈すぎる事件が起こった

池袋の例の交通事故

被害者松永さん一家家族構成や年齢があまりにも俺の家族と似すぎている(そんな家族腐るほどいるだろうが)

なので残された松永さん(夫・父)の気持ちは「わかり過ぎてわからない」

もし自分松永さんの立場だったら絶望や怒りを感じるメーターが上がりすぎてぶっ壊れるだろうというのがわかり過ぎるのでどんな感情理解できない

なので俺は遺族である松永さんに感情移入し過ぎてしまうので、松永さんの意向に反してあのニュースから可能な限り目を背けるようにしていた

そんな中こんなニュースが目についた

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190718/k10011997541000.html

加害者である飯塚幸三氏に厳罰を求めるよう署名活動をするというもの

俺はおそらく署名するだろう

選挙に行くのすらめんどくせーと思う俺だが、これに関してはインターネットで配布された署名用紙をずっとインク切れで放置されてるプリンタインクを補充して印刷し、コンビニ切手を買いに走ってでも署名に協力するだろう

俺の大嫌いな「感情で裁く」ことに加担することになってもだ

勘違いして欲しくないが俺はもともとは人前だろうが一人のときだろうが感情的になることはほとんどない人間

だが妻と娘の存在が俺を変えてしまった

池袋事故のような事件はもちろん

お悔やみ欄でまだ若い方が亡くなって喪主に夫や妻と書いてあるだけで泣きそうになる

不幸にも亡くなった子供の話はもちろん泣くがはじめてのおつかいでも泣く

俺にとって家族存在はそれくらい強力なものなのだ

から例えば今回の署名に関して例えば

「あとあなた一人の署名飯塚死刑にできるんです」と頼まれたとしても俺は迷わずその署名用紙に本名と住所を書くだろう

飯塚氏にも家族がいるってことはわかってるのにね

というわけで俺は感情物事判断する愚かな人間側に行ってしまった

みんなゴメンな





余談だけど自分事故被害者になったとき加害者厳罰を求めるかどうかは検察?に普通に聞かれたので、署名活動まではわからないけど、被害者や遺族が感情厳罰を求めること自体司法のありかたとして何もおかしくないことだと思うよ

2019-07-18

正直そこまで自分生活関係ないのかもしれないけど

可哀想すぎてだめだ

 

何でだろ

他の大量殺人とかって、雑居ビルだったり一家だったり通り魔だったり病院だったりするけど

今回はまじめに働いてるとこの話だから感情移入ちゃうんだろうな

あと火事想像すると怖くてダメだ、刺される方がまだ現実感がない

2019-07-15

anond:20190712231108

主人公感情移入して楽しむタイプからまり楽しめなかった

ウッディが右往左往してる印象だけが残った

2019-07-14

学校行事崩壊するのがとても怖かった

卒業式運動会組体操合唱大会老人ホーム訪問してお年寄りのために見せる演劇のような学校行事で、生徒が先生の言うことを聞かずに真面目に練習しないまま本番を迎えるような状況が怖くて仕方なかった。

ほとんどの場合は、先生が生徒の尻を叩いたりなだめすかしたり、途中で演目難易度を下げたりして、なんとか本番までに仕上げて切り抜けてたけど、行事練習と本番は毎回憂鬱で仕方なかった。

一度だけ、本当に本番で生徒がてんでバラバラになって行事放棄して中止になったことがあった。自分にとってまさに恐れていた悪夢の実現。

当然、外部の指導者の人は激怒したし、担任先生は「毎年この行事をしていますが、こんなクラスは初めてです!」と怒りながら泣き出すし、その日の夜は生まれて初めて悩んで眠れないという経験をした。

先生自分たちの担任をもうしないのではないか行事を失敗させた自分たちはずっと家族や他の先生地域の人たちから叱られ続けられるんじゃないかと思って。

もちろん、実際にそんなことは起こらず、担任はやや無気力になってクラス崩壊気味のまま1年が終わってクラス替えになり、次のクラスではそういうトラブルも無く小学校卒業した。

別に複雑な背景や心理があったわけじゃなくて、自分優等生だったので(勝手想像した)先生の辛い立場感情移入し過ぎてたってだけだと思う。

急に当時の嫌な気分を思い出したので、書いた。

虚無戦記石川賢作品をいくつか読んだ

いまいち面白くない

話がどれも似たり寄ったり、毎回投げっぱなしで終わるなどの細かい欠点はいろいろあるが、最大の問題主人公マッチョすぎるということだと思う

人知を超えた不可解な神々の走狗にされ地獄の戦場で救いも終わりもない戦いを強いられるという本来なら悲壮感に満ちた設定が生かされていない

石川ヒーローズは極限状況においてもあまりしまないし悩まない

流竜馬はゲッター線に拒絶を示したが結局は自ら進んでロボのパーツに成り下がった

例えるなら対魔忍が感度3000分の1にされたようなもの

切れば血が出る涙も出る弱さを持った人間でなければ感情移入できない

かといって爽快感いまいち

ヒーローがどれだけ強くても倒せるのはサンシタだけで何をやっても結局無駄から

一言で言うなら帯に短し襷に長し

学園戦記ムリョウ推したい

学園戦記ムリョウ」の脚本がムリョウ公開された。無料でムリョウが全て読めるなんて素晴らしい。

今更ながら、Blu-rayが出ているのを知った。DVDBOXを購入したくらい好きなのに恥ずかしい。

正直、恐る恐る脚本を読んだ。ハマってから年月が経ち、始と年齢が近かったのが今じゃ親たちの世代だ。感覚が変わって、好きなものが好きでなくなったら悲しいなあと思ったのだ。

杞憂だった。ムリョウはいいぞ。

特に推したいのは京一と晴美である

3話までは、主人公に突っかかるただの嫌な奴と地味な女の子である主従関係があるのにちょっとエロスを覚えた。

4話を過ぎると訳ありな描写が増えてくる。嫌な奴は愛せるおバカさんであり、地味な女の子は一足先に大人階段を登っていたのだ。

京一が晴美に振られるのは最高の瞬間であった。大切な人だからこそ見せられない本心もどかしい。あらゆる緊張と耽美が一斉に襲ってきた。

雨の中を絶叫しながら走る人を、笑ったらいいのか哀しんだらいいのかわからない。

空蝉の時は晴美最強伝説が築かれてワクワクした。「ムリョウ」は女性が強い。主従と見せて、実のところ京一は晴美の尻に敷かれてる!京一のことを分かっている晴美がたまらん。

お互いの気持ちが少しずつ通じ始めたところで、俺はデートだはアホだ。今度は砂浜を爆走している。だがそれがいい

アホになった後、晴美が頑なに主従関係を貫く理由を明かした。あーやっと相思相愛なのが伝わったよ!泣いたよ!

守口父と峯尾父の友情もいいし、今となっては親の方に感情移入するようになって、残して逝った守口夫婦と、残された側の両方に揺さぶられる。

19話は泣きっぱなしだった。京一と晴美の話としてはほぼクライマックスである。あれほど天敵扱いだった無量を信じるのである。あの京一が?全ては大切な人のため。

最終回近くで「自分たちができること」を二人仲良く見つけた姿は成長としか言えない。

2019-07-12

ヒロイン感情移入してしまって

少女漫画とか女性向けなろう小説とか読んでると

ヒロイン自分と置き換えるっていうより

妹とか友達とか身近な存在を思うように感情移入してしまって

ヒーロー女性が主役の物語での主人公相手役)を好きになれない

物語の展開上最初ヒロインに冷たいとかつらく当たるとかしてるので

こんなクズにやるものか!!って思ってしま

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