話がどれも似たり寄ったり、毎回投げっぱなしで終わるなどの細かい欠点はいろいろあるが、最大の問題は主人公がマッチョすぎるということだと思う
人知を超えた不可解な神々の走狗にされ地獄の戦場で救いも終わりもない戦いを強いられるという本来なら悲壮感に満ちた設定が生かされていない
石川ヒーローズは極限状況においてもあまり苦しまないし悩まない
流竜馬はゲッター線に拒絶を示したが結局は自ら進んでロボのパーツに成り下がった
例えるなら対魔忍が感度3000分の1にされたようなもの
切れば血が出る涙も出る弱さを持った人間でなければ感情移入できない
ヒーローがどれだけ強くても倒せるのはサンシタだけで何をやっても結局無駄だからだ
一言で言うなら帯に短し襷に長し
そこがいいんじゃないか。