はてなキーワード: 人の力とは
カネの暴力で全部解決してしまいたいが、甲斐性なしでは好きな相手と幸せになるのも難しいネっていうのを
以下、便所の落書き。
惚れた腫れたと、この先一緒にずっといるっていうのは、別のことだとわきまえていたつもりで
結婚を前提としてお付き合いをしませんか。と伝えたときには、このあたりのこちらの認識は共有していたつもりだった。
お相手は、詳細は伏せるが国の難病指定はもらえてないが、実際難病くらいつらい症状で、定職についていなかった。
だけど、可能な限り症状と向き合いながら、なるたけ早い内に自立できるようになりたいと
その前向きな姿勢に感銘を受けて、支えてあげたいと思い、お付き合いを申し出た。
実際、性格があうとか、一緒にいて楽しいとか、恋愛的な話はクリアしてのことである。
相手はまだ定職についておらず、近年の情勢もあるが、自分の収入は特段伸びず、自分以外の人間をそっくり養えるだけの金銭状況にはない。
時折将来の話をすると、ムッとされたり、今はその話をしたくないなどはぐらかされて、イマイチ具体的な話に進んでいかない。
少々差別的思想であるが、これが健常者相手であれば、怠けるなと罵ってやったり、ひったててハロワにつれていくなりしてもいいくらいと思っている。
ただ、相手には身体の事情もあるため、無理強いは出来ないし、可能な限りしたくない。
自分は自分の収入でほそぼそとくらし、相手は生活保護を受けて、離れて暮らしている。
月に数度会うが、それもどちらかといえばこちらが経済的時間的に不利を許容している状態だ。
自分は現在の仕事に誇りを持っており、幼少から憧れていた職業でもあるため
結婚相手や子供のために、職業を変えて収入を増やして、全て自分がなんとかするぞ!という部分までには至れない
これははっきりいって、ワガママといわれても仕方のない部分ではあると思う。しかし曲げるつもりはない。
副業をしているが、これについてもほそぼそとした貯金を補助する程度のものであり、
どれだけ考えをひねっても、宝くじ一等でも当たらない限り、相手にも月に数万円だけでもいいので、なんらか収入を得てもらわなければ
これから一緒に暮らして、子供をもうけて、まともな教育をうけさせて…という、フツーの幸せは望むべくも無いだろう。
(なお、これは自分が考えるところのフツーの幸せであり、幸せとはなにか、という議論をしたいわけではないのはご留意いただきたい。)
お互いの趣味をやめる。好きな職業も捨てる。金を暮らしと次世代のことのためだけに使う。
こういう選択肢をとれば、生きていないこともないが、それは果たして幸せなのだろうか。昭和歌謡の世界でもあるまいし。
そんなことを話し合いたくて、ついこの間も些細な話題のきっかけにやりとりをしたが、結局暖簾に腕押しであった。
ここまでの経験から、これは怒ってこちらを無視しているのではなく、鬱症状で他者とのコミュニケーションを断っている段階だということは知っている。
というか、怒って言い合いになるならまだいいものの、塞ぎ込まれてしまって、ちっとも話し合いにならないのだ。
正直言って、まるで10代の若者と交流しているかのような、不安定かつ計画性の無い生き様に、ココ数日でほとほと愛想が付きてしまった。
ガラスよりも脆いそちらの気持ちを気遣って、真剣な話をするのは今ではないとか、今だとか、そんな愚にもつかない思慮に脳のリソースを使いたくない。
というか、そういうタイミングを待ちつつ、すでに年単位で停滞した時間を過ごしているのである。
いっそこの書き込みを見て、自分のことだと確信して、悔い改めなくてもいいから、
こちらを悪口いいの人でなしと罵り、きっぱり縁を切るきっかけにでもなればいいと思う。
結局自分としても、ここで相手を直接的に傷つける言葉を使って、
自分たちには将来がないからコレ以上は時間の無駄だ。別れよう。
こういったことをこちらが切り出して、罪悪感を抱えたくないというのも、踏ん切りをつけられないことの一因なのだと思う。
収入面を除けば、素直でいい人なので、誰かオカネモチの方はあの人を幸せにしてあげてください。
シンエヴァを見た。
ワクワクもドキドキもハラハラもしない、感動もない。ただ「綺麗に風呂敷畳んだね、見てる人に殴りかかるんじゃなくて、言葉で説明できるだけの理性はついたんだね、監督おとなになって偉いね」という意味で「良かった」と思った。EOEでぐちゃぐちゃにされた子供の頃の恨みみたいなものが成仏していたのに気がついた。シンを見て成仏したのではない。自分はとっくにおとなになっていて成仏していたのだ。そういう映画だった。
徹頭徹尾オタクが気にしてること、気にしそうなことを説明して潰しにかかっていたのは笑いそうになった。ミサトさんが無責任で酷いって気にしてたんですかね? 昔のエヴァならあんな違和感たっぷりの説明的なセリフ垂れ流さなかったでしょうよ。アスカやレイ、カヲルがベルトコンベアで流れてくる商品を選り分けるように、事務的に淡々と処理されていくのは本当に白けた。有名声優が何人も説明的なセリフを言うだけに参加してるのもシュールだ。
それでも終わっただけで「良かったよ」って言えたのは、多分今のエヴァに新鮮な楽しさや驚き、痛みや苦しみを描く力なんて無いとどこかでわかって、諦めていたからだと思う。ちゃんと終わらせること以外期待してなかった。
リアタイ世代で録画を何度も見て、映画もおこづかいをはたいて全部劇場で見た子供だった私も、大人になって見えてなかったものが見えるようになった。良質なエンタメにもたくさん出会った。少ない知識に狭い視野で、初めて見たショッキングなエンタメだったからのめり込んで、特別に思った時期があったのだろう。そういう期限は切れていた。期待しないようになっていた。
余談だが子供だった自分はアスカが生きたまま腸食い散らかされるのがあまりにも怖くて、ショックで眠れなくなったりうなされたりした。生きたまま食われるなんて考えたことも無かったので、本当に怖くて震えた。思えば初めて見たグロっぽい暴力的で悲惨なシーンだったのかもしれない。EOEまでは本当にいろいろと心に傷を刻んだ作品だった。
とにかくエヴァは畳まれた。シンエヴァは畳むために作られたものだ。物語として楽しくする気なかったでしょう? 嫌いなエヴァオタクと、終わってないことに言及されること消すために時間とセリフがあった。
監督ももうエヴァは見えないところにしまって、自由になりたかったんだろう。だから面白くなくてもファンやエヴァオタクががっかりしてもどうでもいいのだ。破まではエンタメとして良いものに作り変えようという気が見えたけれど、もうそんなのはどこにもない。
監督がエヴァオタクを嫌いっていうのは有名な話だ。インタで自分でも言っている。今も嫌いだろうと欠片も疑っていない。
でも彼の会社はエヴァの版権使用料がないとスタッフが食っていけなかったんじゃないかと思う。彼を慕い、憧れ、優しいスタッフと理解ある嫁を食わすには、大嫌いでもエヴァオタクからキャラクターで金を搾り取るのが一番儲かる。
ところがゴジラが当たった。ウルトラマンも撮らせてもらえる。もうエヴァがなくても稼ぐあてが出来た。だからエヴァはとっとと畳んで開放されても良い。というわけで前は急げで完成に至ったのではないだろうか。モチベ上がったでしょう。キャラクターをサクサクとエヴァオタクが金を払う気がなくなるような処理しをして片付けた。もうこっちくるんじゃねえぞってなもんで。
シンゴジの時はじめて心から嬉しそうな監督を見たからね。監督はあっちに行くし、エヴァオタには付いてきてほしくないのだ。ちなみにオタクにいちいち「エヴァ」ってつけるのは、監督は特撮オタに関しては嫌いではないし、彼自身オタクだから。アニメと特撮のオタク。エヴァに散りばめられたオマージュのおおさからして、けっこうディープなオタクだと思う。
シンエヴァの感想をいくつか読んだら、それぞれのキャラクターの処理について不満を漏らすと、案の定卒業しろよとかキモいと叩かれていた。まとめサイトに晒し上げられていた。流石にそれは酷いくないか?今までキャラ萌え的な商売しまくって、金を搾り取られた人たちが嘆いたって良いだろう。だって公式はそういう商売をしてたじゃん。中学生が脱衣する麻雀、ヒロインといちゃつけるゲーム、シンジをカヲルで落とせるゲーム。それを元にした漫画。同人作家にカヲルとシンジのBL描かせて監督が対談までしてる書籍もある。その他にも把握しきれないくらい色んなモノが出ている。エヴァくらい節操がなく金のためにキャラを売っていた作品も無いだろう。
キャラクター商品はキャラクターが好きだから買うものだ。キャラクターが好きだから金を出す人たちからずっと搾り取ってきた。それで飯食ってたんだよ何年も。Qから8年も食いつないでるんだよ。ゴジラがあっても、大半はエヴァの収入があったから8年完成させずにすんだんでしょう。もういらないからポイしたわけだが。所詮オタクは一方通行で金をつぎ込むだけで、優しくされるどころか捨てられたって文句は言えないものだ。でも悲鳴くらい上げても良いんじゃないの?25年前から根本的に変わらない作品にずっとついてきて、どんなにエグい商売でも金はらってきた猛者たちだぞ?流石に期待しなかったから文句もない私より愛があっただろう人たちが叩かれてるのは可哀想だ。好きじゃない人ほど簡単にさよならできるもんなんだから。
私は良かったと思ったから当初は否定的な感想や、点数の低い映画レビューを見ていなかった。けれど絶賛よりもTLに流れてくる苦言に、全部なるほどと納得したので見てみた。そうしたら感情的におかしくなって叩いてるとかアンチとかじゃなく、理路整然と嘆いていて、反論もなくそのとおりだと思ったものが多かった。ただ私にはそれに怒ったり悲しんだりする好意がもうエヴァにはない。良かったねー、終わったねーって流して終わった。
良かったで流した層、怒って細かく説明してる層が多くて、ほとんどの人が一回見ればリピートしない映画ではないだろうか。それでも何度かリピートしていろいろ考えてる人たちが少数いるけど、お金あるなあという感想だ。考察や小ネタ拾いは楽しくて好きだが、シンエヴァはそれをするには料金に見合わないと思ってしまう。そろそろ大抵の空白や説明のないところは、思わせぶりなだけでなんもない可能性が高い思いようになった。きちんと描けるなら描いてるだろうし、監督には無理だと思う。その上でエヴァは出来ないものはそれっぽく空白にしとけばファンが勝手に考察して想像して楽しんでくれるから、開き直って描いてないだけ。監督は25年かけても描けないものを描けるようにはならなかった。ピュアで傷つきやすく、作品が成功したために人間的に成長しなくても生きていけるようになった子供のままの人。それが痛いほどわかるのがシンエヴァじゃないか? 意味があるのかわからない考察をするなら、円盤をアマゾンで安く買えばいい。そもそも今回の映画、考察合戦する相手も少ないのでは。
監督とは反対に、声優は成長をひしひしと感じる人が多かった。声優の演技力にだいぶ助けられた映画だった。監督はそれに気がついただろうか。親子を多用するくせに父親も母親も描けないところに、それっぽい色を付けたのは声優陣だ。パンフのコメントは感慨深く読んだ。皆さんお疲れさまでした。緒方さん、宮村さん、山口さんは特にお疲れさまでした。シンジの声は最後まで緒方さんが良かったです。
貞本さんが参加されてなかったのは残念でした。彼の人間性とかは知らん。描く絵が好きだし、監督が投げ出したものを漫画版できちんと描ききったのを高く評価している。漫画版はキャラクターの心情もちゃんと丁寧に描いていたし、なによりきちんと完成させた。それが出来るか出来ないかが、本当のプロとアマチュアの差だと思う。貞本さんだってエヴァオタのいろんなものにさらされた人だったでしょうに、仕事を完遂した。傷ついたのは監督だけではない。エヴァの根本は監督の私小説だが、作品としてはたくさんの人の力で出来ているものなのだから、負の影響だって受けた人はたくさんいるでしょう。傷ついたからと膝を抱えて元気になるのを待ってても良いような環境にあった人は少なかっただけ。
その昔はてな村で脱オタファッションに関する記事がトレンドになったことがあったが、
そろそろ世代が入れ替わった感があるので当時を思い出しながら思う所を書き殴ってみる。
言うて、もう脱オタが何か分からない人がいるだろうから一応解説すると、オタとはオタクのこと。
脱オタとはいかにもファッションに興味がなさそうなオタクが、最速、最短で最低限の見た目になるためのメソッドについて論じる
さて。
ファッション初心者にとっての服選びを始めとするファッションのハードルの高さとは何か。
これは何故か世間のアパレルショップがアイテム単品買いメインの作りになっている所が大きいと思っている。
PCに例えるならBIOSやドライバの知識のない初心者がいきなりパーツ買いするようなもので、
回りくどい書き方をしたがヨドバシカメラのような家電量販店で売っている
とりあえず学校のレポート程度ならこなせる割高な国内メーカー製のWindowsノートPCにあたる提案が、
ファッションの分野にはないんだなこれが。
ベストではないけどまあそれでいいんじゃない? 知らんけどと言える商品。
これって驚くべきことで、いいからブサメンの俺でも似合う髪型と服を教えてくれと何度言いたくなったか分からない。
#それに対するアンサーが後年の服を着るならこんな風に的なサムシングなんだけど、ここでは触れない。
#洋服のアオヤマなどで買える就活生向け一式セットがモロ理想の初心者向けセットなんだけど、
CPU、HDD、メモリといった最低限の部品一式を揃えなければPCが起動しないように、
ファッションで取り敢えずの及第点を取るには髪型から靴まで全身をパッケージで見る必要がある。
あるのだが、少なくとも中学生、高校生の頃の俺はそれを知らなかった。
自分が欲しいと思ったアイテムをなんとなく単品買いして、思えば随分と時間と金を無駄にしたもんだ。
自分の体型を踏まえた髪型から靴まで全身のイメージがないと、何年経っても自分なりの審美眼が磨かれない。
毎年服を買っているのにちっともお洒落になった気がしない人は、大抵の場合トータルで見る観点、
全体としてどういった印象を他人に与えたいかという視点が欠けているんじゃないかな。
話を戻す。
いきなりイメージと言われても、大抵の初心者には自分が目指す確固としたイメージなど存在しないだろう。
ではどうするか。最も手軽で確実性が高いのは素人のファッションスナップのサイトで自分と身長と体型の近い人のそれを丸パクリすることだ。
最低限の知識がない素人のこだわりは言い方は悪いがノイズでしかないので、髪型から眼鏡から靴ひもの色から変なアレンジを入れずにそのまま全て真似するといい。
次点で全国展開している大手セレショ(BEAMS、UAなど)がディスプレイしているマネキンが着ているアイテム丸パクリ。
これは自分の体型が考慮されていない分失敗の可能性が増すが、少なくともアイテム同士の相性が考慮されている分素人の単品買いよりずっと勝率が高い。
ん? 似た体系の人がファッションスナップサイトには見当たらない?
申し訳ないが太っている人は死ぬ気で痩せてくれとしが言えない。
そのままでもお洒落にはなれるが、格好良く、可愛く見られたいなら普通体型程度に痩せている方が圧倒的に、そりゃもう圧倒的に有利だ。
腹が出ているだけで目指す方向性が”愉快な気のいいデブ”しかなくなってしまい似合う服や髪型が限定されてしまう。
金がない? 金がないなら時間を使え。良いと思ったモデルが着ているアイテムの安い類似品を探すんだ。
セレクトショップやZOZOなどのオンラインショップには類似品を探す機能があるはずなので、安いものを目を皿のようにして探せ。
中古が気にならないならメルカリでも何でも好きなサイトで探せばいい。
類似品は色は似ていても素材や形が違う別物なので地雷率は高いが仕方ない。
残念ながら知識も金もない者に地雷を避ける術はない。ゲームオーバー。
グエ-シンダンゴ
ここまで書いた内容をざっくりまとめると、分からないなりに自分より詳しい人の力を借りて
世間一般で何が良いとされているかを把握しよう。その際自分のセンスは封印しましょうという話になる。
一応理屈を書いておくと、定量的な評価基準の無い分野で素人が自分なりの審美眼を獲得するには、
まずは先人が高く評価するものを浴びるように摂取して、自分の中にそのジャンルにおける一般的な良し悪しの基準をインストールする必要があるのね。
この基準が確立するまでの自分なりのこだわりはぶっちゃけゴミです。
世阿弥言う所の守の段階での変なこだわりは捨てた方が圧倒的に成長が早い。
そうして手に入れた基準を自分なりに使いこなせて初めて店頭に並んでいる個々のアイテムの客観評価が可能になるのよ。
最後に金はあっても時間がない社会人向けのドーピング方法を書いておく。
便利な時代になったもので近年はテレビや雑誌で活躍する現役のスタイリストが素人の買い物に付き合ってくれたり、
そのものずばり何を買えば良いかアドバイスしてくれるサービスが存在する。
相場は割とお高いが、プロとして需要がある人の知識とセンスを借りると考えると俺は安いと思う。
具体的なサイト名をあげるのはちょっとはばかられるので、単語としてはスタイリストやコーディネイト、
知識がある人は自分が好きな雑誌やスタイリスト名で検索してみて欲しい。
こんな駄文が誰かの役に立てば幸いだ。健闘を祈る。
こういう国内政治力学だけですべてを読み解けるとおもってるバカ増田は一体普段なにやってんだろうなぁとおもう
こうすればより死ぬ、こうすれば死者が減る それはもう明らかなの 道がみえてるの
それは原子炉や原子爆弾のできたころ、地震があったころからずっとかわってないの
自然を受け止めきれない人が心を書き換えてねじまげようがどうしようが
自然は非常に人の命を奪う
日本くらい教育がいきとどいていれば、あとどこの政党が政権とってもやるべき道は一つなの
こういう街宣車に乗って騒音まきちらすようなことを増田でもやってて
ちょっとでも変わった変えられたとおもってるんだろうなぁ
世の中を良くしたい、平和に過ごしたい、平等な社会であってほしい……
常日頃から起こる問題を目の前に自分達の理想を実現すべく色々な人達が日々活動している。
特に社会問題の解決という大きな問題に取り組む人々も少なくなく、様々な人が沢山の問題を取り上げ、理想を叶えるべく動いている姿も多々見かける。
しかし、そんな姿ですら、そんな理想ですら、近年は妙に歪に感じてしまう。
何故なのだろう?
各々の想う理想こそが「正義」であり、その理想どおりの形が「正しさ」であり、それを実現するために「正義」と「正しさ」が原動力となって動いていて、それでもって「正義」と「正しさ」の規範から外れたものを淘汰し、正す行為が目立つからそう感じるのだろうか?
多分そうかもしれないと強く思う。
各々にとって「理想」とは意識的にも無意識的にも「正しい」こととしてインプットされており、その「正しさ」で「正す」ことが「正義」となっているのかも。
だから「理想」の通りにならない状況に『正義が怒りを呼んでいる』のかもしれない。
理想どおりにいかない、そうならない人が世の中には多すぎるから、故にその人らを「間違った存在」として淘汰して、定められた「正しさ」で正すのが「正義」であって、それで「理想」を実現させようとしているのかなとも。
──でもそれは正直言って危険だと思う。
おそらく「人を(或いは人の思想を)正しい方向に正せばまともな人間になってまともな世の中になる」的な認識が原動力となっているのだと思うがちょっと待て。
その「正しさ」は、自分自身にある「正しいと信じているもの」は 、自分達の理想が叶った姿である「結果」に結び付く行為かどうかを考えなければいけないのではないか?
理想や正義を持つことは決して間違いではない。間違いではないのだけど問題は理想を叶えるためにどのような手段を使っているかだと思う。
人を「理想通りにするための正しさ」で統制したって「理想通りにするための正しさ」で「理想どおりの姿が描かれているか」に疑問を持つ人間は必ず現れる。
理想を叶えるために「正しいこと」が絶対視されるとしたらその疑問を解消する猶予も無くなれば、視点を変えることで更なる解決に繋がるであろう意見も封殺されることになってしまう。
それどころか「正しいこと」と違う考え、意見等を「間違い」として淘汰する人間も必ず現れてしまう。
結果的に争いの火種を大きくしてしまうことになりかねないのも想像し難く無い。
要するにたった1つの視点である「正しさ」にこだわり「正しいこと」で統制しても『理想どおりの形にはならない』のではないかと、私は考えている。
1つの事柄でも沢山の視点で見る必要があり、解決の為に必要なことを丁寧に分割した上で纏めて手段と手順を組んでいく。
そして『目指すべき結果』にたどりつく為には様々な人の考えとアイデアと意見から多岐にわたる多彩なプロセスを組んでいき個人の現状、境遇、課題、個性等を把握して柔軟に対応できるようにノウハウ及び目的の達成、問題解決の為のフローチャートを構築していくことが必要だと思う。
その為にも沢山の人の沢山の視点による沢山の意見が必要であり、個々で考える必要もあれば人の力を借りることも必要になってくる。
たった1つの視点だけで問題解決と言う「結果」に結び付けることはまず不可能に等しい。
多種多様な視点から見て、多彩なプロセスを組んでいけば、それらの視点を潰す必要も無く必ず問題解決と言う「結果」に結び付けることができるのでは無いだろうか?
もちろん、これは決して容易ではなく、視点によっては懸念点、別の問題点も中には存在する。そんな不安は当然ある。
もし、懸念点、別の問題点があるとしたら、更に深く、細かく情報、手段を見据えていき、「懸念の原因」を解決させマイナスな結果に行き着かせる必要が無い手段や方法等を見出していき、懸念点も払拭できる道筋を組むこともできる。
もしかしたら誤りかけたとしても修復の効く内に修復できる道筋も作ることができるかも知れない。
同じことを繰り返し申し上げると決して容易ではないことであることは重々承知である。
だが、本気で問題を解決したいと、ましてや平等社会の実現と言った大きな理想、社会問題と言った大きな問題に至っては「正しいこと」で正すと言うような短絡的な手段では決して解決できるような問題では無いことだけはハッキリと言えてしまう。
そんな簡単な問題では無いからこそ、問題の「原因」を見つけて、プロセスやステップを細分化しパターンごとに分岐して多彩な状況に柔軟に対応できる形作りを行うことで道のりは険しくとも最終的には問題解決と言う「結果」に結びつき、各々が望む「理想」を形作ることができる。
だからこそ「正しいこと」にこだわる必要は無い。「正しくない」からと言って一方的に全てを否定する必要も無い。
「望む結果にたどり着く為の手段を、ステップを多彩に作っていく」べきであると、そして望むスタンスを、望む道のりを、個性を否定等せずとも「懸念点も問題点も解決できる方法は存在する」し「過ちを犯さずに済む道も必ず存在する」。また「取り返しがつく内にリカバリーを効かせれる手段」も考えていく必要もあるだろう。
視点を変えれば如何なるパターンも問題解決に繋げれる方法を形成することができるし、理想を叶える結果にも繋げることができるはずだ。少なくともそうだと私は信じている。
私も理想を叶えるべく、それに繋げるための道筋を模索し、ノウハウを構築していく1人となり、様々なことを考え何をすべきかを見極め、行動しなければならない。
──その道は険しいが、それでもやるしかないのだ。
(2.1 18:46 追記)
なんでTwitterのトレンドに載っているんだ、会社でYahoo見て焦ったわ。インフルエンサー編集者さんすごいね。
言葉が分からないとの記述あったんでそれもそうかと翻訳。すまぬ。
★マロ:マシュマロというWebサービス。匿名で感想を送れる。誹謗中傷などはAIが弾く。オタク界隈は使っている人が多い
二次創作界隈に身を置いている腐女子ですが、沼ったジャンルを一通り眺めて、フォロワー一桁だけど見事に埋もれている描き手を見つけて押し上げるのが好き。
だいたい絵馬と字馬は勝手に繋がって勝手に相互RTとかして褒め合って勝手に作品を上げるので放置していい
界隈を見ていると、あ、けっこううまいな、これはいけそうかも、中堅絵師にはなれるかも、本人もその気がありそう、という人を見つけて、フォローする
こういう描き手は古くからの垢でそのまま沼ってるか、新しい垢でFF10くらいで燻っているかどっちか。
前者だと、フォロワーは別ジャンルだったりするので数の割には反応がない。後者だと見てるだけの人や、フォロバとりあえずするだけの奴ばっかりで反応はまずない。
マロなんかやってたらこっちのもん。ちょこちょこアップする作品に丁寧にマロをする
よく字体を変えて複数、なんていうがそれはしない。閲覧者が少なすぎてばれるからだ。
いいねはかかさない。RTは読み専垢なのでしない。見る人いないし。
なんとなく描き手側もマロ主に気づいているだろうなとは思うがスルー
そういう日々を丁寧に過ごしていると、描き手は少しずつ頑張り始める。だって壁打ってる状態で、界隈の大手絵師とかにもRTいいねされない孤独環境で、一人でも反応が貰えるのが嬉しくないわけがない
その他ここでは言えないが色々やって、それなりに宣伝をしている。
そうこうするうちにぽつぽつとフォロワーが増えていく
大手絵師あたりがRTしはじめたらもうあとは勝手にあの辺と繋がっていくので、私の仕事は終了
まあここまでになるのは私一人の力ではないが、1桁フォロワーを2~3桁にするまでぐらいは頑張ってると思う。
もう私がいちいちマロを送らなくても神絵師と繋がり始めてRT感想もらいはじめるともう「マロが貰えるなんて思えなかった!嬉しい!」なんて言い出すこともなくなるので、一切反応せずに見守る1フォロワーになる
過疎ジャンル(カプ)をこうして盛り上げていくのがとても楽しかったのだが、先日、驚いた事件があった
すっかり神絵師と褒め合いリプしまくっている中堅絵師が、いきなりDMを送ってきたのだ
なんでだ私みたいなROM専に、とびくびくしながら見てみたら、初期にマロを送ってきたのはあなたですか、という内容だった
冷や汗が出た。なんで分かる。
もしかしてXXさんですか。と言われた。
DMの内容は、意外なもので、書き始めた当初、孤独に描いていたら、増田さんのいいねとマロが嬉しかった、と。
でもフォロワーが増えたら反応がなくなって、でもミュートされているようでもないし、見ると他の人には反応をしているようで、気持ち悪いかもしれないがTLを追いかけた
「もしかして底辺描き手を中堅まで押し上げる作業を自らやっているのではないか」と思ったと。
こえーよ。なんでわかるんだよ、てかなんでそこまで調べるんだ。普通そこそこの描き手になったら初期に応援してくれた読み専って忘れるんだぞ。明らかに態度悪くなったり反応鈍るんだよ普通は。
絵師様以外はおよびでない、となるんだよ。そういう人を腐るほど見てきて、それでよかったんだよ。
なのにこの人なにこわい。あなたにはいまチヤホヤしてくれる絵師や字書き仲間がたくさんいるじゃないか。いいねも桁違いでフォロワーも4桁になったやんか。
フォロワー1桁の時にフォローしたROM相手にDMとか、しかもそんなコナンみたいな事言ってくるとかなんなんこのひと。
と、まあ驚いた。薄ら恐ろしかった。
まあそれだけならともかく、なぜ本垢を知っているんだ。
本垢は描き手用で、あれこれ描いては支部にのせたりしている。フォロワーは4桁いるが、神ではない。なぜならカプ同人誌もだしていなければ、カプを明言していないからだ。
ファンアートを描いている、公式もフォローしちゃえる健全な垢だ。絵をRTされることはよくあるが、別にカプではないので界隈と接触することはない。
何をどう考えても本垢と連動するとは思えなかったが、その人は恐るべき洞察力で同一人物ではないかと思ったといいやがった。
何かは怖くて言えないが、いや、なんかすごい、コナン君がここにいた。
こんなDM無視すればよかったし、キモいわ、ってブロックしてもよかったのだ。だけどその人は、ブロックも覚悟で、どうしても伝えたかったと、あなたに当初本当に救われて、話も楽しくて、仲良くなりたかった、と伝えてきた
ROM専が絵師から仲良くなりたいって言われる事なんて99パーセントないからね。びっくりしたってもんじゃないよ、ヤバいこの人すごいなんか変!
と思って、興味本位で、通話した。今思ってもあの時よくそんなことしたな自分、って思う。
5時間くらい話してた。カプの話以外にも色々。面白すぎて、次の日も五時間通話した。
なんで始めて喋るのに「増田さんの性癖ってXXでしょ?」とか言えるのこわいよあってるけど。
「自分でどえろとかR18描けないけど見るの大好きで、XXXとか好きでしょ?だから自分は健全垢で、「カプとかはないです」とかbioに描いてるけど、裏でこんなことしてるんでしょ?」とか
うわあああ、こわいよこいつううううううう!その通りです。
気がついたら友達になってた。
本垢も相互になって、親しく私に話しかけてる友人を見て、界隈の神絵師さんが「お知り合いだったの?」と聞いてきたそうだ。
知り合いっていうか、あっちがこっちを無理矢理捕まえて引っ張り出した感がある
気の合う友達が出来て嬉しいけど、ドン引きされそうで出会ったきっかけは「DMしてた」とか適当に言ってるが、実際はなかなかホラーなのでここに書き殴った
流石にバズも収まったので、どうしても解きたい誤解だけ語る
正確には教えてくれなかったが、とりあえず過去TL全部探って書き込み時間を割り出して比較したりはしたと言っていた。エクセルシートにまとめたそうだ。
もともと人間観察や特定は得意な部類らしい。本垢の方は年単位で遡ったと言っていた。怖い。いや、あいつ本当に怖い。ネウロのHALの一部持ってるみたいな気がする
★どうして描き手垢でRTをしないのか
数回やった。いい効果はなかったのでやめた。描き手垢はファンアート垢なので、フォロワーが未成年だったり男性で腐嫌いだったりする人もけっこういる。
腐傾向のイラストなどをRTすると、それに気づいた描き手側が「公式も見るらしい健全垢にRTされた」のを嫌がり消したりするし、Fの反応も悪い。
ただのファンアートだから見ている人が多いんだうちのフォロワー。腐の人とあまり被ってない
覚えている人はいるが、最後は対応は妙にこなれた物になっているので、前ほど喜ばれない。感想言ってくれる人はもうたくさんいるしね。
神絵描きさんのリプの方が喜ばれる。年数たって4桁後半フォロワーになったら忘れてる人もけっこういる。
★好きでもないのに感想貰ったって哀しい
好き作家相手じゃないとこんなことできない。自分が好き!と思っていけそう!と思った人にしかやってない。感想はいくらでも書ける。大好きだから。
あと本当にただの気持ち悪い趣味。コメントで「ムッツリスケベ」って書いてた人がいたけど、この人多分同類だ。あなたの言ってる通りの思考回路です。
不当なやり方で選挙をハックして当選するなんて、選挙民への重大な裏切りであり、支援した人の力を信じていなかったということなわけですから、自民支持者であればあるだけ許せるわけがないですよね!
そして、党の幹部候補と期待していた人々からの信頼を裏切ったことは、更に許せることではないですよね!
不当に手に入れた議員報酬は、当然全額返還ですよね。罪を認めずに報酬を受け取り続けたのだから、利子分含めてきっちり取り立てましょうね!
また、選挙資金として1億5千万円を投入した自民党本部も当然ながら、詐欺にあったも同然ですよね。
貴重な党の資金をだまし取られたわけですから、当然返還を請求しましょうね! これも利子付けて返してもらいましょうね!
不正は許さない! その心をもった責任政党として、今後似たような選挙ハック野郎が出てこないよう、きちんと見せしめてくださいね!
念のため、年齢はぼかす。創作なので俺も彼女もどこにもいないです。
俺には中学生の頃に女友達がいた。その子は低い声がコンプレックスらしくあまり人前で喋る方ではなくて、アスペルガー障害を持っていた(これは後に発覚)ので、よく周りが笑っている時に笑いどころが分からないと一人で真顔でポツンと座ってるような子だった。ストレスで上唇を噛む癖があり、パッチりとした目をした可愛い子だったが上唇がいつもボロボロだった。それでも2,3人の女の子グループにいつもいて、ぎこちなく笑いを浮かべて過ごしてはいた。
その子も俺もよく休みがちだった。俺は情報量が多い学校生活を送っていると脳と体が疲弊しきるので、周りと比較することを覚えた小4あたりから社会生活を諦めていた。布団に入って教育テレビを見ながら疲弊と不安で泣いてることが多かった。
彼女と同じクラスになったのは中1の頃で、席替えの時に隣の席になった。とある授業で前日休んだ人間が前日のプリントを職員室に二人で受け取りに来いといわれたので二人で一緒に行ったのが彼女と接点を持ったきっかけだった。今まであんまり接点がなかったが無言のまま行くの気まずいので「マンガ読む?」と彼女に聞いた。彼女は「うん、鈴木先生とか」と即答した。
当時でアクションで連載開始したばっかりぐらいの時期だったので、同級生にアクションを読んでる人間がいるとは思わなくて驚いた。父が買ってる漫画雑誌や父の本棚の本を読んでいるらしい。俺と全く同じだった。
それをきっかけに仲良くなった。ジャンプを読まず、アニメも観ず、流行がわからない俺には漫画の話をする相手が彼女しかいなかった。話を合わせる必要がある同性の同級生よりも、彼女と漫画の話をしてる方が楽しかった。彼女から「安野モヨコ」を教えてもらい、俺は彼女に「吉田秋生」を教えた。こっそり漫画を貸し借りした。「吉祥天女すごい面白かった」と彼女は言っていた。俺は「BANANAFISHは?」と彼女に聞いたら「IQ200もある人間が男娼なんかになるわけないし悪い意味で都合がいい展開多くてBANANAFISHは好きじゃなかった」とハッキリ言った。俺はそれを聞いてハッとして「それもそうだね」と笑った。彼女は笑うわけでも怒るわけでもなく、ただ無表情だった。最初は嫌わてるのかと思ったが、こういう子なんだと理解できた。
中3になって受験シーズンに入ると周りも受験モードになってくる。彼女とは別のクラスになったが、メールで時々やりとりをしていた。俺は特に行きたい高校がなかったので通信制の高校へ行くつもりでいた。欠席日数も100日を超えていたし、何よりまともに高校生活を送れるとは思わなかった。通信制の高校なら週1の通学で卒業できるので、俺でもなんとかやれると思えたのだ。「教師になりたい」と言っていた彼女は大学進学も視野にいれて進学校に行きたいらしい。俺も彼女も成績は上位20番台に入れたので、「学校休んでまで勉強しているガリ勉」だとかよく陰口を叩かれていた。特に進学に成績が関係のない俺は受験シーズンになっても変わる事なく学校を休んだりしていた。周りが受験モードになると俺は成績が50番台まで落ち、塾に通いだした彼女は上位10位をキープするようになった。同級生に志望校を聞かれたとき、通信制の高校名を口にすると驚かれた。なんでそんな所に行くんだ。と。三者面談の時に担任から「第一志望を通信制の高校にするやつなんて初めて見た。考え直せ。」親からも「せめて普通の子みたいに普通の高校行ったら?」と言われた。周りから理解はされなかったが、学校を休みがちな彼女だけは「頭の中がオーバーフローしそうな時は横になってるのが一番落ち着くんだよね、それ以外どうすればいいかわからない」と言っていた。あの時俺の気質を理解してくれてたのは彼女だけだったと思う。面倒くさかったので、家から一番近い学校を受験した。前期受験の時に同じ中学から受験した子は成績が「160人中120位」ぐらいの子だった。「え!?なんでお前もここ!?」みたいな反応をされたのを覚えてる。周りにも騒がれた。
俺は第一志望の通信制の高校に通うを事は叶わず、家から一番近い偏差値40ぐらいの高校に通うことになった。彼女は後期試験で第一志望の高校に受かった。思春期の周りが恋愛モードになるが、俺たちは卒業まで学校で会話することもなく、淡々とメールを交わすだけだった。ある日彼女に「好きな人いないの?」と聞かれた。俺は「枕と敷布団とかけ布団の3股してるよ」と答えると「私もだ笑」と帰ってきた。「塾の先生がすごい恰好良くてね、携帯にペアのストラップつけてるんだけど、あれは彼女いるんだろうな。私も彼氏欲しいな」と言ってきた。今思うと、彼女が学校で仲良かった異性は俺ぐらいだったし、あれは彼女なりのモーションだったのかもしれない。彼女にとって俺は恋愛対象じゃないと思っていたので「高校行ったらできるんじゃないかな、応援してる」と返した。そんな感じで卒業して俺たちは疎遠になった。俺はこのままうだつの上がらない生活をし続けて、高校進学で高みを目指せる彼女は、もっともっと高い所に行くんだろうな。と少し寂しくなった。
俺は高校では相変わらず休みガチだったが、中退はさすがにまずいと思って卒業できる程度に通った。授業も中学の復習から始まったりして、授業も教科書をなぞるだけだったので、体が辛くても無心でノートを取って、休み時間はずっと寝ていた。幸いクラスメイトも良い子が多くて、人間関係で悩むこともなかった。一度学期末の成績優秀者で学期末に壇上に呼ばれたのがトラウマになり、勉強は授業を受けるだけで一切手を付けなくなった。
高3の頃に俺は進学か就職かの岐路に立たされた。進学する金も家になければ熱意もなくて、自動で就職になった。よく教師や親からは「お前みたいなやつ社会じゃやっていけない」と言われていたので、そんな大人たちがいう「楽な仕事」の代表の「市役所」に就職することにして、公務員試験の対策で過去問を解いてたら高卒枠で滑り込めた。うちの高校から市職員を輩出するのは初だと、また騒ぎになって、来年インタビューに行くからなと担任から言われたのがすごい嫌だった。
就職が決まってから、俺は中学の頃の彼女を思い出した。中学を卒業してから「高校どう?」と一度連絡したら、「楽しくやってるけど、周りが勉強出来すぎてヤバイ」と不安をこぼしていた。少し心配だったが、勉強に忙しそうだったし、彼女に連絡を入れて勉強の邪魔をするのも嫌だったし、もしもガス抜きしたくなったら俺に連絡くるだろう。と思っていた。それ以降連絡は来てない。まだ教師を目指してるんだろうか。大学はどこに行くんだろうか。あれだけ不登校気味だった俺は市職員になるよ。税金でご飯食べるよ。笑っちゃうよね。鈴木先生おわっちゃったね。この間ね、安野モヨコのエッセイ読んだよ。いろんな話をしたかった。「久しぶり、元気?」一通だけ送った。ひょっとしたらアドレスが変わっていてメールは届かないかもしれない。無事届いた。がその日は返事が来なかった。
翌日の夜中に一通メールが来た。彼女からだ。「久しぶりー、そっちも元気?私はまあまあかな。私入ってからすぐ高校辞めちゃった。〇〇駅(県内で一番大きな駅)の西口で売春してたら補導されて、親にすごい怒られて家にも居られなくなっちゃってさ、今は回春エステを転々として寝泊りしてるよー。増田は大学行くの?頭良かったもんねえ」
ビックリした。
口から晋三が出るかと思った。
中学の俺たちは似た者同士だと思った。しかし俺は彼女だけが高みへ飛んだと思っていたのだ。俺がだらだらと低空飛行の高校生活を送ってる間に、彼女は高校を辞めるぐらいまで追い詰められていた。働きたくなかった俺は公務員になり、教師になりたかった彼女は風俗嬢になっていた。一体どこでどう間違えたんだ?あれだけ高校受験を励めるお前が、頑張れるお前が、なんで落ちたんだ?落ちるんだったら俺の方だろ?
俺は彼女とご飯を食べに行く約束をとりつけた。会って話がしたかった。幸い昼間は時間の融通が利くそうで、予定調整してから合うまでに時間はかからなかった。
久々に会った彼女は顔の印象がだいぶ変わっていた。黒い髪は相変わらずだったが、パッチりとした目の下には人工的な涙袋が入ってた。垢ぬけた感じはあった。体は細いがなぜか指がパンパンに膨れ上がっていて、表情があまりかわらないのは昔のままだった。ボロボロだった上唇が細くきれいになっていた。
「久しぶりだね、大人っぽくなったな」と声をかけると「そっちも中学の時よりすごいかっこよくなっててビックリした」と言ってきた。彼女はこんな事言えたのか。なんか変わったなと思った。
ファミレスで軽食をしながら俺たちはお互いの話をした。彼女からは3年間の空白を埋めるようにいろんな話を聞いた。
彼女は高校に進学してから授業についていくためにずっと勉強をしていた事。授業についていくために塾にも通った事。それでもとうとうキャパティシが限界を迎えた事。家で数学の勉強をしてる時に発狂してしまった事。不安と違和感を感じた両親が精神科に連れていき診察した結果、適応障害とうつ病だと判断された事。両親と医者と本人との3者でのカウンセリングを重ねたり、いろんな検査を受けた結果幼少期からアスペルガー障害があることもわかった事。その高校を辞めた翌年は別の学校に再受験した事。受かったが周りが自分より1つ年下の環境と、前の学校が県内上位の進学校だった事もありすぐに噂が広がり居づらくなった事。ブロンでODをした事。次第に金パブにも手をだすようになった事。金パブブーストで学校に通い続けることができたが、そこでも最終的には居づらくなり精神が限界を迎えて学校を辞めてしまった事。応援してくれた両親も激怒し愛想つかした事。フリーターとしてコンビニバイトなどをするも空気が読めず、どこへ行ってもうまくいかなかった事。バイトを転々としていた当時高2の彼女が自分一人の力でも食べていけるようになった手段が「売春」だった事。売春を続けていたら補導されたので、寝泊りができる回春エステで働くことにした事。過食嘔吐がストレス解消の手段になった事。整形して顔をいじったこと。今の収入じゃ満足できなくなってきた事。回春エステでチップをもらいながら本番をしていたところ病気をもらって運営にも本番行為がバレた事。今度デリヘルに転向する事。一切本が読めなくなったこと。文章が頭に入らなくなったこと。休みの日は過食しながらyoutubeでジャルジャルの漫才を見てゲロ吐いてる事。誰かにずっと監視されてること。いつも誰かに悪口を言われてる気がしてるということ。昔の彼女の面影を探すように俺は彼女に色んな話をきいた。中学の3年分よりも彼女と話した。
しかし俺は彼女に「普通の生活に戻る気はないのか」とはどうしても聞けなかったのだ。学生生活を満足に送る事が出来なかった俺だからこそわかる。その質問は残酷すぎた。普通に働けたのであれば、とっくに働いているのだ。彼女の話をきいて、彼女が彼女の世界でなんとか足掻こうとしてるのが俺には痛い程わかった。
「中学の頃にさ、〇〇(女友達)はIQ200もあれば男娼になるはずない。ってBANANAFISHを批判してたの覚えてる?」
「あー、懐かしい。言ってたね。吉祥天女今でも好きだよ。文庫版買っちゃったの実家にある。」
「買ったんだ、言ってくれればあげたのに。俺はさ、〇〇が風俗嬢になるはずない。ってこの間のメールみて思ったんだよね。」
「だから?」
「でもそれって、〇〇のしんどさとか辛さとか経験を、俺がわかってないだけだったんだな。ってお前の話聞いて思ったよ。アッシュが男娼になるまでのバックグラウンドがもっと掘り下げられていれば、〇〇もBANANAFISH楽しめたのかなー」
「増田は変わらないね。私の土俵で私の漫画の話をしてくれるよね。中学の頃私と一緒にいた女友達覚えてる?あの子たち時々連絡くれてたんだけど、高校中退した時に『何があっても友達だから』って言ってくれたのに、私が売春初めてから連絡してこなくなったよ。私が売春してんのも回春してんのも同級生の間でもう噂になってんでしょ?この間中学の時の××からヤらせてくれってメールきたよ。ただ話したいから会おうって言ってきたのは増田だけ。増田からメール来た時、仕事中もずっと増田の事思い出してた。うれしかったよ」
「そんなに嬉しかった?だったら、薬指切り落して俺に送り付けてくれてもよかったんじゃない?(安野モヨコの漫画ネタ)」
「馬鹿じゃないの」3年越しにあってから初め聞いた彼女の笑った声と、笑った顔だった。
俺には彼女を救い上げてやることはできないし、彼女の生活を支えてやることもできない。彼女を守ることもできないし、俺たちにはお互いを支えあうような力は残ってなかった。日々の生活でいっぱいいっぱいなのは、お互いが一番よく理解していた。公務員に内定が決まった俺に目の色を変える同級生がいたが、一番寄りかかりたいだろう彼女は俺に依存しようとは一切しなかった。性風俗を咎めず、性風俗に従事している彼女をただ受け入れて話を聞く。俺にできるのはそれだけだった。
俺たちはその日たくさん話して、仕事へ向かう彼女を見送った。何故かもう会えない気がしたので、「体に気を付けて」といったら「そっちもね」と、中学の頃と変わらない無表情で返ってきた。
それから数年経ったある日、彼女から「私と会った事ある人だよね?ずっとスマホが監視されてて。確認したかったの。ヤバい人にずっと付きまとわれてて、ネットに本名も晒されて、ずっと監視されてるから疑心暗鬼になっちゃって」とよくわからないメールが飛びこんできた。「久しぶり、増田だよ、中学の頃から同級生だったろ。大丈夫か?」とメールを返したが送信エラーになった。
心配した俺は、ひょっとしたら彼女が実家で療養しているのかと思って、中学の同級生から彼女の実家の住所を聞き家まで行った。表札には彼女の苗字はなく別の苗字が書いてあった。念のためインターホンを押したら現住民が対応してくれた。どうやら今の住民は中古物件としてこの家を買ったみたいで、前回の住民とは一切コンタクトは取っていないとの事。文章でのやりとりが得意で、口語でのやりとりが苦手だった俺たちは、携帯の電話番号を交換していなかった。俺は彼女と連絡をとる手段を失った。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/ima.goo.ne.jp/column/article/9229.html
だがそれでも「気に食わない」といった意味のコメントがちらほら。
どうして気に食わないか?
「お前らにはできないだろ?クズめ」と
読み取ってしまう。
でもこの計算ができない人を集めてみよう。
あなたは「なんでこのくらいできないの?」と思うだろう。
それと同じことが起こっているだけだ。
自分より格下を理解しようとせず、なんなら不快を伴う疑問を持つ。
それはもちろん彼にもいえる。
成績をブーメランにして遊ぶのも
彼にとっては成績なんて意味の無いものの象徴にすぎないからだと思う。
お気持ちです。
ニュートピで出てきて、普段政治的な批判ものに触れないようしてるが、「そんだけすごいなら読んでみようかな」と思ったから。
じゃあ、誰ならいいの?
その答えは無かった。
結局、だれがやったって、大きな力を得てそれを誠実に利用し続けることなんて出来ないんだろうな、という諦めがある。
支持してるわけでもない。
興味がないだけ。
期待しても何も変わらない。
1人の力では何も変えられない。
だったら、深く関わらないで、自分の人生をなんとか生き抜くほうが楽だ。
私は楽だから、「どちらでもない」を選ぶ。
当たり前だけど。