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2023-10-12

ぼくのかんかえる汚部屋の原因 ‎ㅤ ㅤ ‎ㅤ をコメントしたい方はこちらへ!

元増田の論に触れない片付けというワードにだけ反応してるトラバブコメ邪魔すぎるから

anond:20231011212259

2023-10-10

新海誠の好きなところと微妙なところについて書く

あんまり映画を観る方じゃないけれどね。

ほしのこえ

記憶は定かではないが、おそらくこれが最初に見た新海アニメ

大学在学中はSFに飢えていて、「AKIRA」とか「エヴァンゲリオン」とかを観ていたのだけれど、「ラーゼフォン」にはハマることができなかった。問題は長さなのではないかと思い、26話も見る必要のない映画を手に取った。

この作品が好きだったのは、クラークイーガンが好きだった自分が求めている、別の惑星風景描写があったことだ。僕が映像作品評価するのは、どれくらい思いがけない風景を見せてくれるかだ。火星の大地や、木星イオあいだにかかる雷の橋が美しかった。ヒロインから携帯メールにも確かクラークへの言及があった。

また、日常の美しさを切り取った言葉を、詩のようにつなげていくアニメを見たのは初めてで、そこも新鮮だった。

敵方宇宙人が、鏡像となって話しかけてくるところなど、露骨エヴァの影響を受けているし、詩的な文章村上春樹フォロワーに過ぎないと感じはしたものの、この監督作品もっと見てみたいと感じた。

「僕と彼女の猫」は忘れてしまった。珍しく自分好意を寄せている女性視点失恋の話だった気がする。

雲のむこう、約束の場所

僕が好きな要素がとにかく詰まっていた。架空歴史知的早熟だけれども情緒的には年相応の少年少女、そして天にそびえる真っ直ぐな塔。東京からも見える北海道メガストラクチャーという、自分想像力はるかに超えた世界を見ることができた。

もちろん、欠点もあった。ヒロイン・佐由理を救うか世界を救うか決断を迫られる主人公・浩紀は、セカイ系典型例に感じられて冷めてしまったし、あと、これは前にも書いたのだけれど主人公のやっていることはテロリズム肯定だ。

テロ組織名前も、北海道を手に入れるためなのにアイヌ解放戦線じゃなくて、サハリン樺太先住民族ウィルタ解放戦線だ。ヒロイン祖父名前キノエはアイヌ系の名前だが、そこには一切触れられないし、朝鮮半島のように南北に別れた家族悲劇は、ごくわずしか触れられず、プロットには絡んでこない。つまるところ、政治は装飾でしかない。いいのか。

にもかかわらず、この作品を好きになってしまった。アニメで精密に描かれた東京景色は、当時の僕の生活圏とかぶっていた。自分の暮らす世界彩度を高めた景色は、ぐずぐずとした感傷に僕を引き込んだ。何にもでもなれると、まだかろうじて思い込めていた頃だった。

そして、テーマ曲があまりにも切なく、これがずっと頭の中で流れ続けていた。過剰なまでに作中で繰り返され、露骨でさえある。しかし、悔しいけれども切ない気持ちになるのをやめられなかった。ラストで虚無に飲まれ北海道の美しさで息をのんだ。

自分青春に満足できていなかった僕は、この甘ったるいテーマ曲映画呪縛されていた。批判しつつも、フィルムブックとノベライズを買ってしまうほどだった。これが感傷マゾなのか。

秒速5センチメートル

退屈さを感じる場面や、冗長な個所もあった。でも、日常風景を美しい色合いで描くアニメを他に知らなかった。第2話冒頭の、貴樹が空想する巨大ガス惑星が空にかかった惑星風景は、僕が創作していたSF小説舞台として何度も用いた。

そして、第3話で流れた「One more time, One more chance」ですべてを持っていかれた。ヒロイン・明里と結ばれないラストを見て「そうなんだよ! これこそが人生なんだよ! はっはっは!」と快哉を叫んだ。「鬱エンドだ」「悲しい」と言っている連中を笑っていた。なんてこじらせた大学生だったんだ。これもノベライズを買った。

振り返ってみれば、主人公はいつまでも明里の幻影に惑わされており、サーフィン少女・花苗の気持ちちゃんと向き合っていない。独り身の期間が長かった自分は「応えてやれよ!」とあとになって思ったものだった。そりゃあ、思春期から初めての感情ばかりで、あまりにも未熟で、だから人間関係で目も当てられないような失敗を繰り返すんだけれど、「結局お前モテてんじゃん!」と怒りが湧いた。

後に、貴樹をはじめとした新海アニメ主人公たちはどうやって童貞卒業したのかな、夜のお店かな、などと根拠のまったくない最低な空想をするようになってしまった。自分がそうだったからって投影するなよ。

星を追う子ども

激しくツッコミを入れながら観た作品

統一感のない固有名詞(※僕はファンタジー名前を付ける際には一貫性必要だと信じている。だからアルカンジェリ、ケツァルトル、シャクナ・ヴィマーナと複数言語から安易に引っ張ってくるのを良しとしないし、文法的に怪しいヴィータクアやフィニステラという語も納得できない)、ジブリの表層だけをなぞったような描写主人公明日菜が地上世界と地下世界の両方の血を引いているという重大な設定が劇中ではほとんど描写されないなど、自分が気に食わなかった点は多数あるが、最大の問題点は悪役の森崎(ムスカ揶揄される)のサブプロットのほうが面白く、新海誠思い入れを持っているように感じてしまったところだ。

愛するもの喪失を受容せず(子の喪失ってキーワード村上春樹フォロワーっぽい)、代理品や依り代を求め、神々なり悪魔なりと契約する姿は碇ゲンドウともかぶり、なんにせよ強烈なキャラで、明日菜を食ってしまっている。いっそ明日菜いらなくないか

冥界をめぐり、禁断の知識の代償として盲目になるのは神話的でちょっと良かったけどね。

この頃から、新海アニメを僕はさら批判的に見るようになる。

しかし、作者の意図性癖が透けて見えるというのは一方的に親しみを感じる契機でもある。不完全にゆえに見透かせるものがあり、理解者になれたと錯覚できてしまい、結果的作品を愛してしまうことがある(※これは新人賞を取った作品を読むときもそうなんだけど、「作者はこういうことをやりたいんだろうな。なら、ここをこうすればもっとよくなるだろうな」と考えつつ読むことが多い。創作をしていた人にありがちなことなのかな?)。

言の葉の庭

言いたいことはたくさんある。

けれども、最大の欠点は「何でもかんでも台詞説明してしまうこと」だ。

最後タカオとユキノが見つめあう場面で、高まった気持ちをぶちまけるのだけれど、音楽映像がうるさいなので、台詞なんていらない。

海監督は文章を書く能力はあるのは認めるけれども、「説明小説でやれ」と感じる。「なんでも説明するのをやめてくれ、映画受け手を見くびるな」とも感じた。

そして、鮮やかな色彩がわざとらしく感じられ、反発を覚え始めた。

ただ、この頃から日本古典を扱いだしたのは嬉しい。ささやか愛国心が満たされる。

僕は海外文学が好きなので、逆に外国の人に日本の詩を知ってほしい。

君の名は」「天気の子

観ていない。

言の葉の庭」の一件もあったが、ハッピーエンドになったということを聞いて、寝取られ性癖(というかBSS、「僕が先に好きだったのに」?)を抑える優秀なプロデューサーがついたんだな、とシニカルに考えていた。売れるようになった、大ヒットを飛ばすようになったとも耳にして、新海誠自分からどんどん離れて行ったように感じた。そして、もう二度と新海アニメを見ることはないだろうと思った。友人や尊敬するSF作家が見ていると聞いても、耳を塞いでいた。

君の名は」の予告の「スカート注意、男子目線!」といったセリフにも、新海誠性癖が透けてみるのだけれど、徐々に作者のあけすけな欲望に対して嫌悪を感じるようになっていた。

これは男子出身の僕がそうだからかもしれないけれども、僕には、男性監督女子高生をじろじろ見て偏愛していると気づくと、鬼の首を取ったかのように指摘してやりたくなる悪癖がある。岩井俊二映画を観たときもそうだし、「ラストレター」を観たときは「俺を振った女は不幸になればいい」という怨念を感じた。庵野秀明俳優やってたのはめっちゃ面白かったけどね。

「すずめの戸締まり

ある女性が新海アニメが好きで、じゃあ一緒に見に行こうということになった。ただし、彼女が好きだったのは「君の名は」以降だった。

「お手並み拝見」と思いながら(なんだかんだで楽しみにしていた一方、不安でもあった)観てみると、極めてまっとうな少女の成長映画になっていて驚いた。

被災者のすずめが「死ぬのなんて怖くない」と言っていたのが、逆に震災記憶と向き合い、心底死を恐怖し、逆に生きる実感を取り戻す構成が素晴らしかった。自分を助けに来た謎の女性自分自身だったってのも良かった。周囲の支援必要なのはもちろんだけれども、傷付いた自分を癒すためには、どこかで自分の力を信じて自分の足で立ち上がらないといけないのだ。

ロードムービーとしても優秀だし、周囲の人々が善意にあふれてすずめに手を差し伸べてくれたのも、叔母の環が思わず激高して負の感情をぶちまけるシーンのための溜めだと感じ、よく計算された素晴らしい脚本だと感じた。

今まで肯定的だった(あるいはマスコットしかなかった)猫が、ダイジンという善悪不明存在になったのも面白い。

今まで別の災害という形で間接的に東日本大震災を扱ったと聞いていたが、正面から向き合ったのはとても立派だ。このタイミングでなければできなかっただろう。

恋愛要素を薄めたのも大正解。「シン・エヴァ」を観たときみたいに、「監督大人になったんだな」と感じた。

それでも無念な個所はある。人口希薄になった土地を神々に返すというモチーフと、地震を封じる要石というモチーフが、完全に噛み合っているわけではない(人口が減少している時代から出てきた発想では? なぜそこから厄災が漏れ出る?)。少しぶれている。また、震災は人力で防げる、つまり東日本大震災は防げた、という誤った読解を誘発しかねない面もある。

あとは、震災描写リアルだし、緊急地震速報が頻繁に鳴るので、観ていてずきずきと頭が痛み、かなり気分が悪くなった(御茶ノ水近辺も学生時代生活圏内だったし)。昔は「アルマゲドン」みたいなパニック映画大都市がぶっ飛ばされるのを見たり、「地球大進化」の大隕石地殻津波が起きて日本列島が引き裂かれるのを見て気分爽快になっていたのだが、ある時点で感受性が「まっとう」になってしまったらしい。

ところで、この作品村上春樹かえるくん、東京を救う」のオマージュだとよく言われるけれども、「海辺のカフカ」のパロディも仕組まれている。東北まで中古車ドライブする芹澤青年が車内で流すのが「夢の中へ」だが、「海辺のカフカ」でも星野青年が何を探しているのかもわからない中田老人を連れて車で高松ドライブしながら、「探し物は何ですか~」と口ずさむのだ。誰か気づいてないかな。

そのくせ、村上春樹オマージュにとどめ、影響下からは完全に脱しているように感じた。

疑問点。すずめの三本足の椅子過去自分に手渡されたことで、時間の輪っかをめぐっていないか? 

その他

どの作品かは伏せるが、主人公が僕の名前と同じで、ヒロインから名前を呼ばれるたびに恥ずかしいくらいに動揺してしまった。

当時流行っていたラブプラスをやっていたら、おそらく引き返せないことになっていただろう。

あと、「すずめの戸締まり」に関するウェブ記事で、新海監督が#MeTooのこともあるしパンチラを封じたと聞いて、機を見るに敏だなと感じ、何となく気に食わなかった。正しい判断だと思ったけど、商業性に屈したようにも感じたのだ。正確には、「雲のむこう~」みたいに政治的を雰囲気に使うのをやめたのが、なんとなくタイミングが上手すぎて、逃げ足の早さを感じるのだ。

でも、とっくに青春コンプレックスこじらせオタク向けクリエイターから国民監督に変わってしまったのだ。寂しい。あんなこじらせた作品を書くのに既婚者なのも納得できない時期があった。

まとめ

こういったことを、友人に対してつらつら語っていたら、「それはお前、もう立派なアンチだよ」と指摘された。「アンチじゃない、愛情と憎しみの両方を持っているだけだ。複雑な感情をも抱えているんだよ」と反論すると、「お前が複雑な感情を抱えていない対象なんてあるのか」と笑われた。ひどくない?

これだけ複雑な感情を抱えているので、「君の名は」「天気の子」を見るのがずっと延期になっている。諸般の事情ラブコメ苦手だし。

2023-10-09

美人画力もあってフォロワーも沢山いる女絵師が「人生つらいわ~仕事つらいわ~」みたいな漫画書いてると腸が煮えくりかえる

煽りか?

ラグビーW杯2023 10月8日第4週 日本 vs アルゼンチン レビュー

ラグビーW杯2023 フランス大会が始まって早1ヶ月。

秋も深い10月の第1週に、日本は予選突破をかけて南米の強豪アルゼンチンと対戦する。

おはようございますこんにちは、こんばんは。

レビュー増田です。


予選リーグラウンドは今週が最終週だが、これまでにほとんどのプール突破の2チームが決定しているような状況で、まだ2位が確定していないプールCでも、勝ち点計算としては順位の変動がありうるが、実力差を勘案すればほとんど逆転はないという状況になっている。

そんな中、今日行われる日本 vs アルゼンチン勝敗帰趨予測しづらい一戦で、最終週の試合としてはもっとも注目度と緊張感の高い試合と言える。


アルゼンチンといえば、国際リーグスーパーラグビー代表クローンチームを送り込む手法で強化を図ったチームの草分け的存在であり、参戦チームのハグアレスは参加当初こそ南半球最強リーグで苦戦していたが、2020シーズンにはファイナル進出するほどに成長。

その手法が実を結び、代表世界の強豪の一角として定着した。


自分が見るアルゼンチンボールを持った時の選択肢サモアより豊富だ。

ランもあるしエリアを取るキックもあるしアタッキングキックもある。

日本としては、ボールを持たれたら裏へのキックリスク承知で早いディフェンスアタックを潰して切り返すより攻めに転じる機会が無いように思う。


前進から始められるので原則として有利な自ボールキックオフ時でも一筋縄では行かなそうだ。

キックオフからボールの保持をやりとりして、相手陣まで入っての自ボールセットプレーまで落ち着けられたらしめたものだけど、そこにたどり着くまでに手前に蹴っても奥に蹴ってもアルゼンチンコンテストキックカウンターのランを仕掛けてきそうだ。


「この攻め方がハマれば相手を封じられる」というような戦略が立てづらく、常にリスクをとってチャンスを掴みに行かないといけない。


日本代表は今大会キック主体とした戦術試合を組み立てている。

日本が蹴るキックオールファン批判が多いが、現代ラグビーではディフェンスが整備されていて、突破きっかけを見出せないままボールをもってフェイズを重ねすぎても、相手からプレッシャーを受けてボールを失うリスクが高くなる。

なので自分キック戦術批判的ではない。

とはいえアルゼンチンとしては日本キックからカウンターを狙っていることだろう。


日本代表はPL稲垣が侍の生死をかける抜刀にこの一戦を例えたが、まさに緊張感を表したような発言だと思う。


日本はこの一戦でどう言った戦術をとるのだろうか。


ところで全くの余談だが、アルゼンチンのHCを務めるマイケル・チェイカ氏がファッションビジネス大成功を収めたビジネスマンであることは国際ラグビーファンの間では有名な話で、このことについて、チェイカ氏は「お金のことを考えずに意欲だけで仕事ができるのが自分の強みだ」とコメントしている。

なんとなく余裕を感じないでもない発言だが、南米の強豪の代表監督ともなれば、成果が振るわなかった時の批判想像を絶するものであろうことを思うと、お金心配どころではないもっとヤバめの心配別にあるのかもしれない。

とはいえ生活資金で追い詰められる心配をすることなく、名誉と使命感と情熱だけで勝敗が全てを決する世界に臨めるのは、職業人として羨ましい限りである


選手たちもまた、激しい衝突を恐れることなく、その腕の中に使命をしっかりと握りしめて戦う。

国歌斉唱では姫野は涙を流し、アルゼンチン選手は周囲の気温が上がるような闘志を発している。

情熱的な空気の中、アルゼンチンキックオフで試合は始まった。

前半

アルゼンチンは自ボールキックオフから松田の返しのキックを蹴らせて、日本陣内のラインアウト獲得でリスタート

この冒頭にとった非常に有利な展開で、日本は一度攻めをストップさせたものの、モールを組まれて崩された後に、抜けだしたサンティアゴチョコレスに2分で先制トライを許してしまった。

日本 0-7 アルゼンチン


日本キックオフでのリスタート、蹴らせたキックラインアウトを獲得したのはアルゼンチンと同じ展開だったが、ここでのラインアウト日本FWは確保できず、アルゼンチンボールとなってしまった。

攻撃のチャンスはそう簡単にこないので最大限に活かしたいが、ラインアウト日本代表W杯に入っても修正が間に合わなかったポイントで、貴重な機会が安定していないのが痛い。


この展開で日本は22m付近まで侵入を許した位置スクラムになったが、こちらは素晴らしいスクラムとなり、組み勝った日本PKで陣地を挽回した。

スクラムは結果によってラインアウトにつながる可能性がある重要セットプレーなので、優位性が見えるのは大きい。


再び攻め込んでくるアルゼンチンに対し、日本は粘り強くディフェンスをする。

何度かお互いに小さな反則を獲得しながら、日本齊藤スペシャルプレー、背面に向いてのハイパントから敵陣深く侵入し、トライ目前まで迫るがノックオントライならず。

引き続き、ボールを回して攻める。

日本としては、できるだけ長く相手陣でプレーしたい。


14分にアルゼンチンボールスクラムから日本切り返しリーチラインブレイク、このボールを繋いだロックのファカタバがまさかチップキックキャッチから快走をみせトライ

日本 7-7 アルゼンチン


アルゼンチンとしてはすぐさまキックオフからやり返したいが、せっかくの有利なシチュエーションノックオン

また、エリアをとりにきたキックミスになり、日本攻撃継続させてしまう。


前半20分というのはここでどちらが取るかで、中盤までの試合の流れが大きく動く時間帯だ。

22分、日本ディフェンスピーター”ラピース”ラブスカフニの頭が当たってしまい、イエローカードとなる。

このペナルティアルゼンチンPG選択

日本に攻められ続けて乗り切れなかったので、まずスコアを狙うのは良い判断のように思えたが、これをボフェリが外してしまう。

さらに脚を痛めたFLマテーラが負傷で交代。

アルゼンチン歯車がずれたような感じで、リズムを掴み切れなくなってきた。


相手調子を出せない間に畳み掛けたい日本だが、攻撃の中で蹴ったキックがクレメルのチャージあいボールを取り返したアルゼンチンに一気にゴールラインを越えられた。

29分日本 7-12 アルゼンチン

アルゼンチンはボフェリのキックが当たっていないので、コンバージョンで突き放し切れない。

日本が1人少ないのは絶好の得点チャンスなのに、5点しか取れないというのはアルゼンチンとしては納得できない結果だが、ラピースが帰ってくる直前にやっとボフェリのPGがきまり、苦労しながら1トライ差以上に突き放す8点差とした

日本 7-15 アルゼンチン


それでも均衡は簡単に崩れない。

日本はライリーフィフィタと繋いだボール齊藤が受け、これこそが彼のアビリティといえるフォローランで前半も残り少ない37分にトライ

日本 14-15 アルゼンチン とし、決定的な優位を見せられないアルゼンチン日本が食らいつく形で前半が終了した


前半のスタッツ

キャリーメートル

日本 235m - 272m アルゼンチン


キックゲイン

日本 308m - 306m アルゼンチン


テリトリー

日本 46% - 54% アルゼンチン


日本はこの一戦でもキックを使っているもの今までの3戦と比較するとやや少なく、ランで前進できている。

逆に数字が似通っているアルゼンチンボールを持っての攻めがディフェンスに捕まったりミスで停滞している印象を受け、結果日本攻撃時間が長くなっている。


ハイボ、ラインアウトで機会が取れない日本と、単調な攻撃ミスで決定機を掴めないアルゼンチン

どちらがより上手に修正して後半を自分達の形にできるのだろうか。


後半

日本キックオフで後半のスタート

ほとんど点差がない中でなんとか後半最初得点相手プレッシャーをかけたい。

長い攻防でお互いスコアできない時間帯が続くが、アルゼンチン試合冒頭で優位性を見せたものの、使っていなかったモール日本を押し込み、45分にトライ


自分達の強みに立ち戻ろうとするようなプレーで、単なる7点以上に大きな影響を感じさせるものだった。

ハーフタイム修正が入ったのかもしれない。

日本 14-22 アルゼンチン


離されたくない日本は49分にアルゼンチンキックミスで深く侵入しての松田ショットで追い縋り、日本 17-22 アルゼンチン

国際映像2度目の登場となるラグビー芸人しんやガッツポーズフランスからシーソーゲームの熱気を伝える。


後半に入ってからも、アルゼンチンボールを持ってのランでなかなか前進できない。

日本ディフェンスがいいのか、アルゼンチンがまだ自分達の強みを発見しきれてないのか、どうも両方のように見える。


アルゼンチンが未だ調子を掴み切れない中、56分にはレメキが意表をつくドロップゴールを決め、日本 20-22 アルゼンチン勝敗帰趨がまだ全く見えてこない。


しかし、ここでアルゼンチンキックオフは、キャッチ時に正面の日光が目に入った姫野がノックオン

22mセンター、絶好の位置で獲得したスクラムから、59分にアルゼンチンがチャンスを生かしてトライ

日本 20-29 アルゼンチン


60分は非常に重要時間帯だ、ここでどちらが加点できるかで試合が終わるか、終盤までもつれるか決まる。

少しでも点差を詰めたい状況で日本ペナルティキックを獲得する。

3点でもあとワントライで逆転までの点差内にとらえるが、トライを狙いに行く日本

このリスクをとった選択があたり、65分にタップキックから攻撃で交代出場のナイカブラがゴール右隅に飛び込んでトライ

松田が脅威の正確性で難しい角度のコンバージョンキックも決めて、日本 27-29アルゼンチン


残り時間は15分、こんな時間になってまでまだ勝敗が朧げにも見えてこないのは全く驚きだ。

日本は追いつきたいし、アルゼンチンは突き放したい。

ここでアルゼンチンキックオフから今まで結果としてつながっていなかったランでの崩しがついに成功し、トライ

日本 27-36 アルゼンチン


70分をすぎても終盤まで続くペース争い、80分がすぎてもボールがつながっている間はプレーが続くラグビーにあって、9点差は未だ逆転の可能性がある点数だ。

しかし残り時間が刻々とすぎていく中で、点差の意味が徐々に変わっていく。

最後可能性にかける日本

しか勝利を確実にしたいアルゼンチンが75分についにPGを獲得、1トライ1ゴール1PGでも追いつけない12点差をつけることに成功した。


78分、2分で2トライというほとんど不可能にも見える可能性をまだ捨てず、相手陣深く侵入する日本

ここでトライできるかどうかは勝利への最後のチャンスと言っていいが、無情にもアルゼンチンがこのボールを取り返す。

80分、アルゼンチンボールを蹴り出して試合終了。

日本 27-39 アルゼンチン

張り詰めた80分の末、勝利は青と白のジャージ選手たちが掴んだ。


試合後、SNSタイムラインには「やはりアルゼンチンは強かった、差があった」という感想が踊った。

かにアルゼンチン圧力は強く、点差も1トライ以上離されたが、では内容までアルゼンチンが圧倒していたかというと、実態全然違う。

日本代表の戦いぶりは素晴らしく、アルゼンチンは終盤までペースを掴めていなかった。

最後の瞬間まで日本勝利可能性を追い、アルゼンチンが突き放すために死力を尽くすという、見る側にまで強度を要求するようなゲームだった。


試合の細かい点をふりかえると、アルゼンチン試合冒頭ではモールの優位性を見せた割に、前半をランの単調な攻めに固執してペースを掴み損ねていたものの、後半になってから思い出したようにモールパントを織り交ぜた攻めを見せてきて、そこから日本は失点した。

不調時にあって見事な修正力が効いた形になったように思う。

これが底力というものなのだろう。


日本としてはラインアウトが悪かったのは、試合支配できなかった大きな要因だと思う。

数字上では8/9で1本しか失っていないが、プレッシャーさらされクリーンに攻めにつなげられた機会は少なかった。

この点はW杯前に完成度の粗が指摘されていた面でもあり、予選の最終盤でそれが結果として跳ね返ってきてしまった。

同じく心配されていたスクラム完璧に近い形で修正成功していただけに悔まれポイントだった。


8年前、日本代表世界最強のチームの一つである南アフリカを破って、日本中、ラグビーファン以外にまで広がるインパクトを届けた。

4年前には自国開催W杯欧州の強豪を次々と破って史上初となる予選リーグ突破を成し遂げた。


それでも自分はまだ日本代表の実力を信じきれていなかった。

一時のピークなのではないか自国開催が実力以上のパフォーマンスを出させたのではないか


大会は強化への道のりも平坦ではなく、遠いフランスへの遠征地の利もない。

3敗、4敗があったとしても不思議ではないとさえ感じていた。


しかし、初出場の勇敢なチリを降し、前評判の高かったサモアプランが見えるような試合で封じ込めた。

負けた対イングランドアルゼンチン戦でも、流れに入っていけず一蹴されたような試合ではなく、むしろ少し違っていれば勝てるかもしれないというような見事な内容だった。


礎を作ったエディー・ジョーンズと今回で勇退するジェイミー・ジョセフは、日本を真に強いチームに押し上げた。

そして、日本代表選手たちは強豪国の選手というのにふさわしい戦いぶりを見せてくれた。

すばらしい1ヶ月、そして10年以上にも及ぶ戦いだった。


これで日本代表2023年W杯は終わり、大会を去ることになる。

日本中を巻き込むようなインパクトの再来がならずとなったのは残念だ。

でも、今大会日本が見せてくれたたしかな軌跡は、4年後にも確実につながっていくことになるだろうと思う。


4年前、南アフリカに敗れて流は泣き、今日アルゼンチンに敗れて松田が泣いた。

また4年後涙が流れるかもしれない、でもその涙が、次の日本代表戦士の喜びの涙となると、僕は信じている。


anond:20230930035211

2023-10-08

anond:20231008144609

さらに、MMT支持者の主張にもかかわらず、巨額の紙幣印刷するとインフレが起こる。」

はっきり理由がいえないのにどうしてこういいきれるんだろう?

実際には巨額の紙幣印刷してもデフレだったんだ。

なぜかどうしても理解できないというのなら、こうかんがえてみたらわかりやすいだろう。

 

国内に出回っているはずの印刷した紙幣国債の一部は、国の借金にはならない。いつのまにか消えてしまう。

たとえばそれは津波災害で家ごと流された箪笥貯金(金庫でもどこでもいい)でもあろう。

あるいはお金持ちが「どうだ、あかるくなつたろう」などといいながら紙幣に火をつけてもやしている。

あるいは脱税のため地面にうめられたまま忘れ去られてしまう。(たまにゴミ捨て場から拾得物として発見される)

金を持っているのに人に頼れなくなった孤独死老人の遺産も国にどんどん帰って来る。(独身増田たちもちゃんと人や国に頼れって口酸っぱくいってるのにな)

amazonの儲けとして海外に輸出され日本国内で出回らなくなった札束と考えてもいい。

便所におとしてクソにまみれた紙幣、海に流された財布、火事燃えた金庫…。だれももうその金を使わない。

あるいは、配られても使用されないで期限が切れる子育てクーポンワクチン券なども姿をかえた臨時紙幣だ。

  

これらはすべて「税収」としてカウントされているわけでもないのに日本政府債務支出実質的に消しつづけている。

だれも「帳消し」にしないだけ。

(余談だが万が一、帳消しになどして「うちの省庁では今年わりあてられた予算を消化できませんでした」となったら翌年から予算がつかなくなるんだからね。

お小遣いはみせかけだけでも全部使っておくことが大事なんだ。そうそう、文科省総務省予算どりが下手なんだよね)

実際、日本はながらく外国ほどはインフレしていなかった。

インフレになるのは日銀砲をうちまくったからではない。

ご存じのとおり日銀砲とは紙幣に準ずる国債仮想的に大量に印刷する行為なのだ

日本円高監視しつづけ、すこしでも円高がすすもうものなら日銀砲を即時うちつづける粘着行為をしてすら、

国内では実際に「デフレ」、あるいは「インフレの過度な抑制」がずっとつづいていた。

 

この度のインフレ日銀砲をやめてからおこっている。産業空洞化による円安が原因だ。

なので日銀は今度は放出した紙幣を回収する方向で介入した。これが逆日銀砲とよばれるほど長続きするかはわからない。

 

これからどうしたらいいか。MMTかそうじゃないかなんて定義する必要はない。

安くなった円などいくらでもくばって、生き延びさせて、女性環境にやさしい国をつくらねばならない。

国内企業からみれば無駄な」科学技術も発展させなければいけない。

 

そうして国際競争力をつけなければ、「冷却水放出国のぶどう」「冷却水放出国のほたて」などのように悪口をいわれて安値もつっかえされてしまう。

日本はこの20年ほどで首相暗殺未遂もふくめれば2回)や原子炉関係などイメージ悪化している。

(まあ小渕首相過労死でそんなにおちなかったのが逆に不思議だけど。)

今は「女性政治家にも企業トップにもおけない国」、

「性を食い物にするアニメ漫画流行っているのに実際の犯罪は隠ぺいしすぎていて安全コストが実は非常に高かったのがバレた」

マイナカードスマホが全員はつかいこなせず、デジタル納税デジタル投票デジタルワクチン証明できない」という社会インフラの古さもかなり痛い。

まあインボイス地方振興券なみに簡単につかえる申請アプリを先につくっておけばなんとかなったかもしれないのに

ズルズル「やっぱやめようかな~」などととなえる弱腰クソ政府からね。

 

まあ、そうはいってもようやく訪れた円安を期に、

輸出企業だのインバウンド目当ての接客業が景気を盛り返しかけているみたいだからそっちの方向でとりあえず稼ぐのもいいかもね。

 

でもこのままいつまでも産業をもりかえせなければ、

いつかキューバのように60年前の車を大事に修理してつかう国になってしまう。

キューバ幸せ社会主義国家ではあろうが、先進国とはもはやいえない。

あるいは、ロシアだ。1億人の国民豊富地下資源。でも産業農業石油の一次産業以外は空洞化したままだ。

貿易港が冬にとざされるから一次産業の産品でさえ輸出できない。

から戦争に走った。

ロシアウクライナの姿は、人口だけでいえば日本韓国によくにているよ。

将来ああならないように気を付けなければいけないよ。

2023-10-07

薬を飲み過ぎると死ぬらしい。ならほどほどに飲みすぎれば良い具合に体調を崩して塾サボれるのでは?【朗報】ワイ、天才

と思って小学生の時にバファリンを2シートくらい飲んだ。確かに具合は悪くなったけれど熱が出たり気絶したりする訳でもなく塾は休めず、ただただバファリン無駄になった上気持ち悪くなっただけだった。

えずきながら薬を流し込んだ時の喉がつっかえるような感覚が、その後中学高校くらいまで続いた。当初は取り返しのつかない事をしてしまったのではないか……って不安になった。スマホを手にした頃にネットでググって、おれはヒステリー球を患ってしまたかもしれない……って思った。未知の症状を未知のままにしておくよりは、ヒステリー球だという事にしておいて自分なりに腹落ちした方が楽だった。

両親に話すのも何だし、一人で病院に駆け込むには懐が不安だった。そもそも病院行って直ちにどうなるってもんでも無いらしい。本当にヒステリー球とやらなのかも分からない。

明確な区切りもなく、気付いた時にはその感覚はなくなってた。もしかしたら慣れただけかもしれない。今もネットセルフチェックに従えばありとあらゆる心因性の疾病や生活習慣病を患っている事になりそう。しかしあれは何だったんだろうな本当に。

2023-10-06

anond:20231006110629

自分の好きなもの布教揶揄につかえる気持ちがわからない

揶揄された側はあなた趣味嫌悪するだろうから布教真逆になると思うんだけど

通りがかりにクソリプ打つような人ってそういう感じなのか

2023-10-03

そういう人だと昔から知っているか

父親が家におらず、母と姉妹と育ってきたからだろうか。女性にあまり過度な期待をしないようになってしまった。

姉、特に5歳ぐらい歳の離れた姉がいる人はわかるかもしれないが、中学生になり、第二次性徴期をむかえるまでは、圧倒的に女性の方が体も大きいし、学年も上なので、体力的な喧嘩でも、口喧嘩でも負けるのが当たり前だった。子供の頃の2〜3年の歳の差というのは、結構大きいと思う。そのうえ家に女性しかいないので、家族の中でも、たった一人の男である自分に、絶対的な味方はいないという状態だった。僕に可愛げがあったらよかったのだろうけれど、残念ながら可愛がられるような性格ではなかったのも災いした。もちろん母は母なりの愛情を注いでくれていたのは理解していたが、根本的なところで断絶も感じていた。ものすごく乱暴にいうと、女性の嫌な面を見過ぎてしまったのだと思う。

そういう家庭環境で育ったものから女性に期待が持てなかった。学校で同じクラスクラブにいる女子も、容姿性格に惹かれることはあっても、付き合いたいとか、二人きりで出かけたいとか、手をつなぎたいとか、そういう感情は起き上がってこなかった。「あの子可愛い」とは思うけれど、「一皮剥けば、嫌な面も当然あるだろうな」とも思っていたから、「あの子とどうしたい」とか「どうなりたい」とか考えもしなかった。水槽の中で泳ぐグッピーを見て、可愛いなぁと思っている状態が近いかもしれない。本当に見ているだけで満足だった。今から考えると、死んだグッピーの処理をしたがる子供がいないように、わざわざ近づいて嫌な面を見ること自体が怖かったのだろうと思う。

から他人恋愛話などにも興味が持てなかったし、告白できずに悩む友人に、周りが親身になっている意味もわからなかった。僕にとっては、そういう関係になるなんていうのは、コミック映画の中のお話と、大差がなかったのだと思う。遠くから見てたら楽しいので、友人が彼女と言い争いしているところなどを目にすると憂鬱だった。

そういう性格だったから、友達も少なく、ましてや恋人などいない状況が続いていたのだけれど、高校生のある時分、なぜか告白されるという事態に直面することになる。

とりあえず目の前にいて、自分のことを好きだと言ってくる女性がまずわからなかった。地方の小さな学校だったから、同じクラスだったこともあり、知っていたし話す機会もあった。ただ自分を好きだという彼女のことが理解できなかった。だからよくわからない返事をして、よくわからないまま付き合って、よくわからない理由で別れた。よくわからないなりに考えてみたが、おそらく彼女が僕に求めていたことを、僕が理解できず、理解していても実行できなかったからだと思う。彼女が笑っていた時、それをみていた僕も楽しかたことを思い出す。

それから程なくして、同じように自分のことを好きだと言ってくれる人が出てきた。一度目のことがあったので、なんで自分みたいな人間を好きになるのか、不思議な人だと思った。以前の別れ方がよくなかったので、正直に僕は、君が何を求めているかよくわからないし、多分、君の求めるところは満たされないと伝えたのだけれど、なぜか付き合うことになった。そして程なくして別れた。理由はわからなかった。彼女が「こんなはずじゃなかった」と口にしたことは覚えている。僕は僕なりに彼女のことを大事にしてきたつもりだったのだが、どうもまた間違えていたらしい。

それから数人と付き合ったり別れたりしたけれど、いつも相手から好きだと言われて、相手から別れ話がでた。僕自身はなんとか関係継続しようと頑張ってはいたつもりだけど、何か歯車が噛み合わないような状態でいつも別れ話となった。「こんなはずじゃなかった」「こんな人とは思わなかった」ということは何度も言われた。彼女たちがどういう未来を描いていたのかはわからないけれど、どうも僕は期待はずれだったようだ。

僕が彼女たちに期待したことは、毎日風呂に入って、洗濯された清潔で体にあった服を着て、真っ直ぐ歩いて、ご飯を美味しく食べてほしいぐらいのことだ。いわゆる家庭的であって欲しいと願ったこともないし、勉強仕事バリバリ活躍してほしいとも思っていなかった。もちろんそれは僕自身への期待と同じだった。ちゃん生活ができるようになりたいと思っていたから、ローンで資格学校に行きながら、なんとか士業の資格も取ったりしていた。頭が悪いなりに、なんとかまじめに生きて行く方法を考えていたら、隣で一緒に歩いていた人が、いつの間にか去っていくという感じだった。

僕は今、幼少の時に近所に住んでいた女の子と付き合っている。いわゆる幼馴染というやつだ。社会人になってからしばらくした頃、久しぶりに出会って、一緒にご飯を食べて、ということを半年ほど続けていたら、そういう関係になっていた。ある時、僕と一緒にいる理由を聞いてみたら、「そういう人だと昔から知っているから」とだけ返ってきた。全く答えになっていないと思うけれども、僕も本当のところを知りたいわけでもないので、なにも聞かずに一緒にいる。

2023-10-02

長文自分語り夢日記

熱出たのでこんな平日の昼間から寝てた。

家族遊園地に行く夢で、母親と姉が一緒にいた。子どもの頃の夢とかではなく、全員今の年齢。

アトラクションに乗るため長い長い行列に並んだ。周囲には親子連れ家族連れが多くて、自分の近くにいたのは母親らしき女性(A)と姉弟らしき子ども2人(姉B、弟C)の3人組だった。ようやくあと少しで順番が来る、というところで、その弟Cがひどく泣きだした。Aは泣き止ませるためにCを抱きかかえるも、繋がれていた手が離れたBが連鎖して泣く。Cはお誕生日なんだから身体が弱くてCは可哀想でしょ、といった言葉さらにBが癇癪を起こして暴れ出した。

どうにもCが泣き出したのは身体の具合が悪くなったからのようで、AはBとCを連れて列から離れ、スタッフさんのところまで行きたいようであった。しかし、ぐずるCを抱えたまま泣き喚くBを連れていくことはできない。

かねた自分は、「良かったらBちゃんを見ましょうか」と声をかけた。現実なら赤の他人子どもの面倒を見るというのはまあ色々と問題だろうが、そこは夢の中なので問題なかった。Aは感謝し、自分はぶすくれるBを宥めあやしつつ手を引いた。

決して小さく軽くはないCを抱くAを時折労りながら、夢の中のご都合でかなり列から離れた場所にいたスタッフさんに事情を伝え、ABC親子と別れた頃にはアトラクションの順番はとっくに過ぎていた。まあ、列から抜けた時点でアトラクションは諦めていたから構わなかった。それよりも、何度も頭を下げていたAや、少しは打ち解けられたのかバイバイと手を振ってくれたBとCや、感謝してくれたスタッフさんの記憶が、自分の胸をいっぱいに暖めていた。

さて、自分家族と合流するか、とスマホを取り出したところで、わざわざ探してくれていたらしい姉とばったり出会った。姉いわく、どうにも母は、家族時間蔑ろしたことを酷く怒っているらしい。それを聞いて先程までの暖かい記憶は、人生の中で培われた母との悪い記憶に全て塗り替えられた。

事情を話せば姉は分かってくれ、味方をしてくれた。むしろ人助けをしていたのだから、良い事だろう、と。自分さらに、この場所に居ない兄弟を巻き込むために家族LINEグループに母を引きずり出した。対面で会ってしまえば負ける、という長年の経験則がそうさせた。

母はLINEの上でも引かなかった。私のことが嫌いなのだろう、離れて暮らしていて中々会えないのだからこういう時間こそ大切にしてほしかった、あんなに長時間並んだのはあなたの為なのに。支離滅裂な母の怒りと、自分から解説で大体の話を知った兄弟は、自分の味方になった。

母vs自分+兄弟たちの構図の中で、最後に母が落とした言葉がこうだった。「そんなに遠くにいないで、実家に帰ってきなさい」「うちに住んで、今の夢を追うのをやめて、代わりにこの勉強をしなさい」これっぽっちも興味のない、新たに提示された"夢"で、ああこれは悪夢なのかと気づいて目が覚めた。

高校生の頃、まだ実家に住んでいた時、こういうことがあった。恐る恐る告げた将来の夢を全否定され、代わりに全く興味のない職種への道を勧められた。自分はこの家にいる限り何一つやりたいことはできないのだ、家を出なければならない。心の病院に通いながら、カウンセリングの末にそう理解した。

今追っている夢も、告げるのに相当時間がかかった。何年も抱えていたのに言い出せず、言い方を何通りも考えて、それでも伝えられず。兄弟だけの酒の席で、泣きながら兄弟にだけ夢を告げ、兄弟に味方になってもらってようやく母に打ち明けた。

実家というものと、夢というものと、母親というものが、今でもひどく混ざりあって心の奥深くに膿のように溜まっているのだなあと気付かされた、最悪な熱の夢だった。

でも、兄弟心理的支えになってるのは確かなようなので、これからもめちゃくちゃ頼りにします。

2023-09-29

prb -> イントロかえる気力あるなら jap -> ないなら phb

さらにおとすなら jps -> jjp

これ以上おとす(野心系) AI/ML/DL

2023-09-28

anond:20230927223448

デジタル化しない実家だとなんでも高くかわされるから

うちの実家デジタル化した

wifi入れよう 私が帰省時に不便だから で光ネットルーター導入させる

・ああ古いパソコンおいていくね、アカウントもつくろうね ←ブラウザグーグルがなんとかつかえる成長

楽天セールで買うとポイントがめちゃくちゃつくよ ←楽天で高額でないサプリを選ぶまで成長

・お庭きれいだねブログやったら でブログはじめさせる ←子供全員で日常をやんわり監視できるようになった

 このへんでもう次の安くていいパソコンを選んでといってくるようになってBTOのを選択してやった、金は親が出せた。

 このあたりでワクチン接種予約をパソコンからすませたり、新幹線往復チケットだけより宿つきのほうがなぜか安い旅行検索できたり、近所の非デジおばちゃんにたのまれた5E幅の靴を注文してあげたりして、過疎地方にしてはだいぶサイバーババアになった。二人とも指定難病にあたる珍しい持病があるのでそれもめちゃくちゃ患者会とかぐぐって情報ゲットしてた

・あー孫がライン通話したがってるな~ らくらくスマホラインいれようか ←写真もおくられてくることで重要性に気づいたしなんならドロップボックスパソコンに移せるように成長

・あ~らくらくって電気料金とかぺいぺいとかのアプリ入らないね~ そうそ回線も高いか格安に乗り換えつつ、いいスマホにかえられるからそうしようそうしよう ←らくらくより充電が切れるのが早いと不満

・片親しんじゃったけどスマホのおかげでアレクサが電灯やクーラーを消したりしてくれるからさびしくないよね ←いまここ なおアレクから加入させられがちなamazonmusicは速攻で代理解約してくれと注文がきた

 

増田ってネット弁慶のひきこもりが多いとおもうし自分もそうなんだけど、それが一番金かからんのだもんなぁ

2023-09-27

失敗したらしいので相談に乗ってほしい

消臭力のつめかえビーズを容器に叩き込んだ後で気づいた

裏の注意書きに

「小さくなったビーズを捨ててからつめかえる。」

と書かれている。

 

捨てなかった

捨てずにつめかえてしまった

 

いったい何が起こってしまうんだ!!!

2023-09-25

眠〜〜〜い

ぼく、お昼でおうちかえる

2023-09-18

anond:20230917225638

っていうか子供容姿にこだわる親多いけど

インスタグラマーになるのが夢の10代であふれかえるこの世の中で

渡辺直美(中卒)のフォロワー1000万人だよ

今は向こうからまれ海外拠点にして仕事してるよ?

年収容姿じゃねえんだって人生愛嬌」なんだって

かに愛されるのを待つんじゃなくてガンガン振りまいていきなよ

「低スペキッズ」とか言ってないでさ~~笑顔・寛容さ・理解共感ユーモアのある親のもとで性格歪むのは逆に難しいよ

顔面チー牛でも愛嬌あれば結婚子供夢じゃないし、意識して割とすぐ身に着けられるからおすすめですよ

2023-09-16

ピアノ

一人で完結できる。とは言えジャンルによって合う合わないがもある。一人で弾いてダサくならないのはクラシックジャズくらいだし、全くの万能という訳ではない。ボーカル曲をピアノカバーすると同じ音を叩き続けるのがマヌケ。まあその辺は好み。本当に色々やりたかったらエレクトーンだと思う。

電子ピアノならまあ2,3万もあれば。どうせ違いは分からない。ただケチって鍵盤少ないのとか打鍵スカスカのやつにすると後になって物足りなくなる。

ヘッドホン挿せばいつでも弾き放題、と思いきや振動が直で床に行くのでその辺は意外と気を遣う。

アップライトなら多分それなり。数十万くらい?グランドピアノはスペース的にも金額的にも富豪しか買えない。あれ引っ越す時どうすんだろ。

トランペット

始めればハイノートを聴いて快感を覚えるようになる。

当然単音しか出ないので、一人でやってるとたまに虚しい。ほとんど合奏前提だと思う。ジャンル管楽器の中でトップクラスに多い。オケ室内楽ジャズアンサンブルビッグバンド吹奏楽ブラスバンド。居場所はどこにでもある。

ビッグバンドブラスバンドなら華があるけど、1st取れないとちょっと退屈かもしれない。でもビッグバンドって2ndがソロやるんだっけ。

吹奏楽でも目立つけど、そもそもジャンル編曲ばっかりでおれはダサいと思ってる。

オケとかは意外と地味。というか暇そう。

肺活量はあん関係ない気がする。そもそも管楽器で肺活量要るのって息ダダ漏れフルートくらいだと思う。腹式呼吸がどうのとかよく言われるけど、おれは未だに理解してない。横隔膜がどこにあるのかも分かってない。

生で吹ける場所はないけど、電子ミュート着けられるからそこは便利。

ヤマハの一番安いので確か8万くらいだっけ。中古なら5万くらい?今はもうちょっと値上げしてるかもしれない。トランペット界の高級メーカーハイエンドモデルでも100万そこらだったと思う。値段のレンジは割と狭い気がする。

Amazonとかのクソ安いやつは音の出る模型とか言われてる。言い過ぎな気もするし、強ち間違ってもいない気がする。

楽器としての最低限の要求ギリギリ満たしてるか満たしてないか微妙な所で、でもトランペットを握りしめて音を出す喜びを一刻も早く味わいたい別に買えばいいと思う。


クラリネット

一人で吹いてる時の虚しさがトランペットより強い気がする。

ジャンルトランペットに比べるとやや限定的木管の中では割と広い方かもしれない。

吹奏楽で弦の代わりをやらされてる印象が強い。エリックドルフィーバスクラリネットはかっこいい。そもそもバスクラリネットが形からしてかっこいい。

金管は音を鳴らすのが、木管は指使いが難しい。みたいな印象があるかもしれないけど、言うほど運指は難解でもない気がする。木管だって音出すだけなら強めに咥えればいいけど、良い音を出すのは難しいし。

音は金管に比べれば控え目だけど、ミュートを使えなち分むしろこっちの方が厄介な気がする。車で吹くかカラオケ行くかになると思う。

リード中高生には高すぎるけど、大人ならまあ別に……って感じ。プラリードとかあるし。

これもトランペットと似たような価格帯だと思う。1020万を軸に割と狭く固まってる印象。グラナディラかプラかの違いは音聴いても大抵の人が分からないと思う。分かったとして、こだわりたいほどの差かどうかも分からんし。まあ気分の問題だと思う。

これもAmazonで1万ちょいのが売ってて、トランペットとほぼ同じことを思う。ただクラリネットの方が気持ちオモチャ度は高い気がする。

ギター

一人でやっててもそれなりに楽しい友達がいないのでバンドをやる楽しさは知らない。きっと楽しいに違いない。

一人でやる分にはYoutubeで好きな曲のタブ譜調べて弾いたり、Uフレットでコード見てヘタクソな歌声弾き語りしてると楽しい。大体そういう楽しみ方になるのではないか。少し知識をつけて手癖で適当にジャカジャカ鳴らしても気持ち良い。

まあやった事ないから何とも言えんけど、やはりバンドで弾いてナンボではないかジャズギターなんかもある。

ガットギターならメロディから伴奏まで一人で完結出来るらしい。でもジャキジャキのロックをやるにはエレキしかない。

そうなるとバッキングメロディラインを同時にはやれない。ルーパー繋いで自分セッションすればそれなりに楽しめるけど。ぼっちざろっくだ。

メロディは基本単音弾きで、一人でやってると少し寂しい。一応オクターブ奏法とかもあるけど。

管楽器なら上手かろうが下手だろうが単音しか出せない。出来栄えは違っても上手い人とやってる事は同じだ。対してギターだと、上手い人は一人でなんだか重厚な音を出している。出来栄え差し置いて真似しようにも、真似すら覚束ない。譜面通りにフレットを抑えられなかったりどう足掻いてもミュートが上手く出来なかったりする。そのフラストレーションデカい。

かえるのうたを単音で弾いても全く楽しくない。それでも地道に練習して、スタジオでも行ってフルテンでかき鳴らせばヘタクソでも気持ち良い。あの快感は何物にも代え難い。

音作りもエレキギター醍醐味だ。練習もしない機材厨になる恐怖を抱えつつマルチを買って、色々試してる時はギター始めてから随一の楽しさだった。

ヘッドホン繋げば家でも弾けるし、生音も電子ピアノ振動よりはマシなのではなかろうか。

3万も出せばヤマハエントリークラスが買える。5万からだ、いや10万だという人もいるけど、どうせ違いなんて分かりゃしないと思う。

1万とかの安物も、管楽器よりオモチャ度合いは低い気がする。他の楽器より手頃な部類だと思う。弦もせいぜい数千円だし、しょっちゅう張り替える訳でもない。まあ周りの機材含めてこだわり始めたら底なしだし、ビンテージ的なのとかはまた話が違うけど。

ギターは他の楽器に比べて多少の音楽理論的な知識必須になってくる気がする。即興演奏やってナンボだと思うんで。

2023-09-09

anond:20230909124914

かき氷つくる以外にもなんか製造できりゃあ通年つかえるから買うのにな

2023-09-08

[]

っかーーーーーー!

ほんまよるすずしくなりましたなあ!!!!!!

溝でなくのも下品かえるから風情のある虫の声にかわりましたおすしたべたい

2023-09-06

anond:20230906004115

いやAI原理的に責任取れんから無理

AIは万能だと思われてるけど実は違う

問題解決フレーム人間とは異なるところに本質的限界がある

例えば火星旅行AIをつかえるか?

NASA が書いたプログラムじゃなく?

NASAプログラムバグがあれば担当者の首がとぶ

だけどAIに挿げ替えはない

バグ自分で直せ」「直しました」

のみ

女子トイレに這入る変態トランスジェンダー区別がつかない問題でスデニ腹一杯だっつーの

連れ娘狙いの性加害ロリコン理解のある彼くんの区別とか、面倒くさすぎる

見分ける AI を開発してほしい日本技術で頼むから

2023-09-01

anond:20230901122613

うちは電車でそういう場面に遭遇したら、まず無言で目配せをして、LINEで「次の駅で車両かえるか」「OKスタンプ)」とやり取りして、電車を降りる人の流れに乗って別の車両へ移動する

スパイコンビ並みの手慣れた動きを実現している

2023-08-26

増田にしつっこく来てる弱者男性って、

日本人日本語かえる外国人と、

二種類いるの?

2023-08-24

anond:20230824182339

人身攻撃ラテン語: ad hominem、argumentum ad hominem)は、ある論証や事実の主張に対して、その主張自体に具体的に反論するのではなく、主張した人の個性や信念を攻撃すること、またそのような論法[1]。論点をすりかえる作用をもたらす。人格攻撃論法ともいわれる[1]。論理性や合理性を持って判断するクリティカル・シンキングにおける論理的な誤りである誤謬ひとつ[1]。

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