はてなキーワード: ループシュートとは
オレオレFCがホームでアビスパ福岡に4-0で快勝。リーグ戦は6試合ぶりの白星で、J2時代からリーグ戦11試合未勝利だった福岡戦で初勝利を挙げた。4試合ぶりの先発だったMF前田が2ゴールをマークするなど4得点と爆発。勝ち点を51に伸ばし、2020年に記録した勝ち点48を上回り、クラブ史上最多勝ち点を更新した。5位に浮上し、次節は来月11日にアウェイで横浜FCと対戦。残り3試合、チームは更なる高みを目指す。
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4試合ぶりの先発出場を果たした18歳がJ2時代を含めリーグ戦11試合未勝利だった天敵・福岡を粉砕した。前半16分、FW鈴木亮のパスに反応した前田は、左足インサイドで合わせて先制弾。さらに同34分には、MF鈴木潤のスルーパスに抜け出して、GKの前で、ループシュートを決めた。
「この試合で何も出来なかったら、(今季は)スタメンもそうですし、二度と起用されることもないと思ってたので、並々ならぬ覚悟で戦った。自分自身もそうですし、苦しいチームを救えて嬉しい」。
前節・川崎戦に逆転負けし、リーグ戦連敗で5試合未勝利。ショッキングな敗戦に試合後、野河田彰信監督が「(会見は)なしや言うてんねん!!」と怒りの会見拒否をした。村松ら負傷者も続出し、これ以上の停滞も許されない状況で「自分にプレッシャーをかけた」という試合で最高の結果を出した。
背番号20の大活躍に、野河田監督も「チームに大きな力を与えた」と評価。福岡戦初勝利、20年に記録していた勝ち点48を更新し、クラブ史上最多勝ち点となった事には「知らんかったわ(笑)」としながら「ずっと負けてたし、苦しい時期やったけど、選手らは下向かずに今の現状を受け止めて、真摯に取り組んでたんでね。今日はそのご褒美かなと思いますね」と未勝利が続く中でも愚直に信じてトレーニングに励んでいたイレブンを称えた。
次節ではアウェーで横浜FCと対戦する。次期司令塔候補は「まだまだ試合はありますし、厳しい試合が続きますが、もっと自分達を向上して、高みを目指していきたいです」と意気込みを口にした。クラブの歴史を更新したチームは更なる高みを目指して残り3試合を戦う。
<明治安田生命J1:C大阪3-3オレオレFC>◇第21節◇6日◇ヨドコウ
オレオレFCはアウェイでセレッソ大阪と3-3の引き分け。対C大阪戦初勝利はまたしてもお預けで、リーグ戦5試合未勝利となった。前半33分にオウンゴールで失点したが、同ロスタイムにMF山中が右FKを直接たたき込んで同点とし、後半15分には裏に抜け出したMF山本が勝ち越しゴールを挙げたが、相手の猛攻を耐えきれず、逆転され、このまま試合終了かと思われたが、後半ロスタイムにFW吉田がボレーをゴール右上に叩き込み、同点に追いついた。中3日で迎える次節は10日、ホームでアビスパ福岡と対戦する。
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吉田のゴールが決まってから、数秒後に試合終了のホイッスル。土壇場で勝利を逃し、ガックリ肩を落としたC大阪イレブンと同時に、一度は逆転しながら、勝てなかったオレオレFCイレブンも肩を落とし、ピッチに倒れ込んだ。劇的ゴールを決めた吉田にも笑顔はなく、厳しい表情のままスタジアムを後にした。山本は開口一番「勝てる試合だった」と悔しさをにじませた。
前半33分、右サイドからの鋭いクロスに対応したDF石上がクリアしきれず、まさかのオウンゴールで先制点を許したが、同ロスタイムにMF山中が右FKを直接たたき込んで同点として折り返した。後半15分にはDF伊藤が山本へスルーパス。裏に抜け出した山本は「伊藤のパスも良かったし、駆け引きの中で上手く抜け出せた。あとは決めるだけだった」。飛び出した相手GKを見ながら冷静にループシュートを決め、勝ち越した。だが、その後、選手交代で活性化したC大阪の猛攻に防戦一方となり、同26分に追いつかれると、同42分には裏を抜け出され、逆転を許した。
5試合連続の複数失点に相田満博監督は「(オウンゴールは)相手が動き出していたので、対応しようとした中での出来事だったが、残りの2失点は前節(東京戦)と同じ光景。寄せの甘さだったり、連携のズレや苦し紛れのクリア、意図のないパスが多かった。対策は練っていても、結局、実行出来なかったら、自分達が苦しむだけなので、メンタル面も含めて反省しないといけない」と厳しく指摘。山本も「(3失点は)連携のミスや意図のないプレーから招いてしまった。相手の流れになった時の試合運びがまだまだ」と課題を口にした。
それでも粘りは見せた。このまま敗戦かと思われたラストプレーのロスタイム5分。MFジュシエのクロスをFW佐藤がヘディングで反らすと、反応した吉田が胸でトラップし、ボレーシュートをゴール右上に決め、同点。敗色濃厚の危機を背番号9の2試合連続弾で救った。吉田は「ポジショニングを意識しながら、様々なシチュエーションを考えていた中で、冷静に決められた」と振り返った。
チームは5試合未勝利。過去2分5敗と苦手にしていたC大阪相手に初勝利はならなかったが、諦めずに引き分けに持ち込んだ。指揮官も「厳しい拮抗した試合になるとは予想していた中で、諦めなかったことは次に繋がると思います」と前を向いた。
次節はホームで福岡と対戦する。2試合連続弾の吉田は「調子は上がってきている。勝ちに繋がるゴールを決めるのがエース。次はそれが出来るように頑張ります」と話した。こちらも過去未勝利と難敵だが、諦めずに引き分けた粘りを6試合ぶりの白星に繋げたい。