オレオレFC・MF加藤が今季限りで現役を引退することが分かった。クラブ一筋15年間、J2、J1昇格を経験し、最多の358試合に出場したレジェンドが15年間の現役生活に終止符を打つ。すでにクラブ側には現役引退の意思を伝えており、明日にも会見を開く。また、クラブ側は新たに来季のポストを用意することも判明。引退セレモニーを開催することも決まった。
加藤は愛知県出身の33歳。高校を経て2007年に当時、創設初年度のオレオレFCに加入。3年目からレギュラーに定着し、司令塔として数々のチャンスを作り出し、主将も経験。チームのJ2、J1昇格に主力として貢献した。
しかし、2020年に左膝を負傷し、手術。全治8ヶ月の重症で、復帰後は本来の力が影を潜めた。その間、中盤はMF山本、宮城ら若手の台頭もあり、出場機会が激減。それでも8月20日の清水エスパルス戦では敗色濃厚のチームを救う同点ゴールを決め、勝ち点1に貢献。熾烈な残留争いを繰り広げるチームの状況下にあって、持ち前の明るい性格でチームを盛り上げるなど、ムードメーカーとして牽引した。
プロ15年間で積み重ねてきた出場数は358試合。35得点を挙げ、99アシストはクラブ最多の数字。クラブに記憶と記録を残した加藤が、現役生活に終止符を打つ。