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2020-07-19

蝉の声

僕が地球に不時着したのは32年前で、故郷の星に戻ることを諦め今の妻と結婚してから4年になる。

結婚を機にウォーターサーバー営業の職に就き、契約先のオフィスを巡って重たい水のボトルを運ぶ日々を送っている。

ーー

数年に一度くらいのことなのだけれど、街角で僕以外の宇宙人を見かけることがある。

地球人にはまったく気づかれないと思うが、やはり宇宙人同士だと一目でそれとわかるものだ。

苦笑いを浮かべて会釈を交わすこともあれば、こっちに気づいた瞬間に走って逃げられることもある。

お互いにいろんな事情があってこの星に迷い込み、生きることを決めたのだろう。

ーー

地球人は安全まりない生き物だけれど、得体の知れない異星人には捕食される危険性がある。

から宇宙人同士で会話することはないし、会話したとしても必要最小限の二、三言で、以後はできる限り互いが会わないように注意して行動するようになる。

なので今日最終電車を待つ夜のホーム出会った宇宙人と、数分とはいえ世間話しをしたのは初めてのことだった。

普通ならそんな危険なことは絶対にしないのだけれど、彼の首筋に宇宙刑務所マーク刺青(脳に施されるため、刑期を全うしない限りはどれだけ肉体改造しても神経を伝達して浮かび上がってくる)があり、それで彼が宇宙刑務所から脱獄囚だと気づいて、思わず自分からしかけてしまったのだ。

「あの刑務所って、宇宙誕生してから、たった一人しか脱獄成功していないんですよね?」と僕は尋ねる。

「ええ……そうらしいですね」と男は遠慮がちに言う。彼は50代後半の男性地球人が休日を過ごすときのような姿をしていた。

「なにか、生まれつき特殊能力をお持ちだったんですか? テレポーテーションとか、サイコキネシスとか?」

「いえいえ、そんな凄いことなんて何一つ……というか、実際にそういった能力を持つ宇宙人って、実在するのですか?」

「いや、すいません」僕は頭を搔く。「地球テレビ番組とかでよくそういう設定の宇宙人を見るので、つい。実際には、聞いたことがないです」

「ははは。そうですよね。私の故郷の星は地球とよく似た環境で、というかほとんど違いがなくて、むしろ地球人に比べてわずかに非力なくらいです。だから自動じゃないドアが重くってね、ははは」

地球人は宇宙人の中では怪力なほうですもんね」僕は持っていた缶コーヒー一口飲んで一拍間を空けてから「それで、どうやって脱獄したんですか?」と、一番聞きたかった質問について、できるだけなんでもない風を装い、尋ねる。

「うーん、あれは脱獄したというか、気づいたら脱獄していたというか」と彼は言葉を選ぶようにして言う。「脱獄には地球時間で8週間ほどかかったのですが、意識がなかった時間も多くて。心音を止めないと探知機が作動する通路があって、心停止していた期間とかもあって、記憶曖昧なんです、無事に蘇生できたからよかったのですが」

心停止、ですって? かなり、壮絶だったんですね」

「そうですね。一緒に脱獄を企てた幼馴染が蘇生に失敗して、途中で息絶えてね。あとは刑務所から脱獄計画を中止しないと一緒に収監されている息子を拷問するぞと監内放送で脅されたりして……ブラフとわかっていても、あれはこたえましたね」

「それは……」僕は絶句する。

宇宙警察では収監されるときに服はおろか、体毛も歯も爪も触手も手術で没収されるでしょう。食事も粉末栄養から脱獄に使える道具もなくて、とにかく知恵をしぼりましたねぇ」

そこまで聞いて僕は、最終電車が来るまであと数分もないことに思い至る。

彼に聞きたいことは山ほどあった。だが、残り時間でそれを全て聞くことはできそうにない。

「どうして、あなただったんですか?」この機会を逃したらもう2度と会えないのだ。僕は失礼を承知で、思い切って知りたいことを端的に尋ねることにする。

宇宙刑務所では毎日、何億人という荒くれ者や知能犯宇宙人たちが、ありとあらゆる方法脱獄に挑んでは命を落としてるって聞いたことがあります。どうして、あなたけが脱獄できたんでしょうか?」

「そう……ですね」彼はうつむいて、黙り込んでしまった。僕は気に触るようなことを言ってしまたかと一瞬不安になったが、彼の表情を見るに、僕の投げかけた問いに真剣に答えてくれようとしているみたいだった。僕は辛抱強くその問いの答えを待ち続ける。

待ちながらふと、その問いは彼がずっと自分自身に対して問い続けてきた質問なのではないか、と僕は思う

「私は、ずっと」と絞り出すように、彼は言った。

「私はずっと幼い頃から、【この世界は私のためにつくられてなんかいないんだ】と、はっきりと認識していました。

 どうやら、家族友達はみんな、この世界自分自身にとってなんらかの意味があると自然と感じているんだ、と知って、自分にはそれがとにかく不思議しょうがなかったんです。

 世界自分が大なり小なり呼応した存在であるという、周囲の人たちが当たり前に感じる感覚を、私は幼い頃からずっと感じることができなかった。私は、この世界自分というちっぽけな存在を全く気にしてもいなくて、ただ自分の隣を通り過ぎていくだけの存在しかないのだ、と、そういうふうにはっきりと感じていました。

 この世界は偶然私と出会っただけで、私のことに気づいてなんていやしない。深い海の底で巨大な鯨と出会っても、鯨は私を気にもとめずに泳ぎ続けていくでしょう。私にとって世界とは、そういうものなんです。

 私は生まれつきこの世界に対して、違和感というか、距離感を感じていました。なんというか、それを私のように感じている人に出会たことがないんです。近いことを感じていても、私のようにはっきりと確信している人は、いない。もし、私だけに宇宙刑務所脱獄できた理由があるとするなら、脱獄手法は全く本質的ではなくて、その距離感こそが――」

彼がそこまで話したところで、僕が乗る最終電車ホームへ入ってきた。

僕は彼の顔を見る。彼はまだ何か話したそうな、もどかしい表情をしていた。

もう少しだけ。もう本当にわずかな時間さえあれば、彼が幼い頃から感じてきた何かを、やっと言葉にできる手助けができるのかもしれない、と僕は思う

でも僕にはそれを待てるだけの時間がない。明日仕事があるし、なにより終電を乗り逃したら、家で待つ妻がひどく心配するだろう。

けれど――

『二十億光年孤独』ですかね。

その時、そんな言葉が、僕の口を衝いて出てきた。

僕と彼はその言葉に、一瞬だけあっけにとられたような顔で見つめ合ったあとで、あはは、と一緒に笑った。

ああ、彼もあの詩を読んだことがあるんだ。と思い、僕は嬉しい気持ちになる。

無言の会釈を交わして僕たちは別れ、それぞれの日常へと帰っていく。

ーー

自宅のマンション前に辿り着くと、部屋の明かりが消えているのが見えた。妻はもう先に眠っているようだった。

僕はエレベーターで八階に上がり、音を立てないように玄関を開け、リビングの明かりを灯す。

リビングテーブルの上に、妻が僕のために作ってくれた夕食と、A4サイズ封筒が置かれていた。

僕は夕食のおかずを電子レンジに入れてから椅子に座り、封筒を手に取る。中には書類が入っているようだった。僕は中の書類を取り出す。

そこには、妻の不妊治療の結果と、夫向けの精子検査パンフレットが入っていた。僕は詳細については読まず、書類封筒に戻す。

僕はその封筒をじっと見つめ、それから寝室で寝ている妻のことを思った。

「この世界は私のためなんかにはつくられていない」

と彼は言っていた。僕には彼の話を完全に理解することはできなかった。

彼の言ったことが僕にも当てはまるとしたら、僕と妻はこの世界でどれだけ一緒にいられるのだろうか、と僕は考える。

僕は僕の夕食が温まりきるまでのわずかな時間、目を閉じ、『二十億光年孤独』の詩を思い出そうとしてみる。

 万有引力とは

 ひき合う孤独の力である

 宇宙はひずんでいる

 それ故みんなはもとめ合う

いつだったか僕は図書館でその詩に出会い、

その時にはっきりと、故郷の星に戻ることを諦めたのだ。

それはたしか夏だった。あの日の蝉の声が僕の中で蘇ってくる。

 

 宇宙はどんどん膨らんでゆく

 それ故みんなは不安である


電子レンジ現実へ帰れと僕を呼んでいる。

二十億光年より深い孤独に、僕は思わず涙をこぼした。

2020-07-18

ツイステのSDドリフェス!SDに似ててモヤモヤする

ディズニーツイステッドワンダーランドというゲームSDドリフェス!SD微妙に(主に目のデザインが)似ていてモヤモヤします。

本当にオリジナルデザインなんですよね!?先生………

業界でよくあるデザインなのでしょうか………? だとしたら浅学で申し訳ありません)

ドリフェス!とは、2016年4月から2018年5月まで配信していた、アイドル育成型リズムゲームアプリです。

プレイヤーは一人のファンとしてアイドルライブに参加し、楽曲に合わせて左右から流れてくるノーツタイミングよくタップするという形のゲームでした。

ドリフェス!世界では、ライブ中、ファンエールを「ドリカ」というカードに込めてアイドルへと贈ります。それは眩い光を放ち、ファンの手元を離れ、そのままアイドルの元へと飛んで行きます

(うまく説明出来ずもどかしいのですが……このあたりはアニメが丁寧に描写してくれていると思います。ふんわりしているところはふんわりしているのですが…)

ライブ会場はファンからのドリカで7色に輝き、それを受け取ったアイドルたちの輝きそのものになり、彼らを彩ります

その「ドリカ」の輝きが、SDキャラになっても、♢型の瞳のハイライトとなって表現されているのだと思っていました。ドリフェス!ならではの、ドリフェス!からこそのデザインだと思っていました。

私はツイステをプレイしたことがありません。どのようなゲームなのかも当然存じ上げないです。なのであのSDデザイン作品上とても理に適っていたり、そもそもSDデザイン界でよくあるデザインだったりする場合は、私の意見ファンの方に不快な思いをさせてしまうかもしれません。

その上で申し上げますが、わたしはツイステのぬいぐるみ画像を見た時、はっきりと「踏みにじられている」と感じました。いくらなんでも、酷く似ているだろうと思いました。ショックでしたし、傷付きました。腹が立ったし、「似てない?」と大きな話題にすらならないことにも、モヤモヤしました。

これは個人的な私のお気持ちです。供養のためにもこの匿名ダイアリーを書いています

ぬいぐるみの発売を中止して欲しいですとか、デザインを変更しろとか、そういうことを言いたいわけではないことはご理解いただけますと幸いです。

ただ、私は、他の人がどう思っていようとも、あのデザインは明らかに「似ている」と感じており、「傷付いて」いて、「モヤモヤして」いる。それだけです。

余談になりますが、ドリフェス!アプリはとても突然に終わりを迎えました。私は、驚いたまま、受け入れられないまま、ほとんど何もすることが出来ず、そのままアプリは終わってしまいました。後悔しています

アプリゲームを楽しんでいる皆さん。どのゲームでも、きっと、いつかは終わりを迎えるのだと思います。いつか来るその時に、悔いのないよう、「今」真剣応援してあげてください。余計なお世話でしたらすみません

すべてのゲームの、益々のご繁栄をお祈り申し上げます

拙い文章ではありますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

念の為、どちらのSDの方が可愛いですとか、どちらの作品の方が優れているなどといった、マウント合戦をするつもりは「一切」ございません。無いとは思いますが、そのようなコメントリアクションは断固お控え願います

2020-07-14

美術所属の高2なんだけど、この前1年の新入部員達が入ってきた。その中でめちゃくちゃ絵が上手い子がいる。

線画も色塗りも綺麗で多分先輩達よりずっとずっと上手い。今の美術部の中でダントツの一番だと思う。

ただその子死ぬほど上手なのに自分の絵の事「クソ絵」だとか「下手くそ」とか「駄作」とか言って貶すんだよね。

誰が見たって上手いからみんな「全然そんなことないよ!」ってフォローするけど「いえいえこんなのゴミ同然です…」って返してくるし超卑屈な態度。

でも絶対本人は自分の絵が下手とか思ってないと思うんだ。だって画鋲の穴が開かないように、とか折り曲げないで欲しい、とかめちゃくちゃ注文してくるもん。自分の絵が下手って思ってる人間はそんな落書きの一枚一枚まで厳重保管しようとしないでしょ。

一番上手い子が自分の絵を下手って言うからの子も上手く描けたとか言い出しにくい雰囲気になってるし注意したいけどその子無意識かもだし先輩が何も言わない以上なんとも出来ない…もどかしい

2020-07-08

七瀬気質オタクがおけけパワー中島に複雑な感情を抱くだけ

数日前に流行った某Twitter漫画に触発され、私の意見も吐き出してみようと思う。

私はとある大手ジャンル(といっても、最近流行代表するほどの人気ぶりではない)でBL漫画を描いてはTwitterに上げてを繰り返している腐女子だ。フォロワー数は4桁を最近越えたくらい。決して神ではないのだが、普通絵師自称してもまぁ許される程度だと自負している。

そんな私は、承認欲求をこじらせて「こんな雑魚な私が神絵師様とお話してはいけない」などという考えを無意識ながら持っていたことを、今回のTwitterバズ漫画を読んで自覚した。

から陰キャで対面コミュニケーションが苦手な私。多少はネット弁慶で画面越しなら強気に話せても、対面とならばすぐ声がうわずる筋金入りのコミュ障であるオフ会などがあれば、緊張して前日は寝つけないほどである

から、私はおけけパワー中島なる存在が苦手だ。…いや、苦手ではない。嫌いだ。もちろん、私の沼っているジャンルにも、おけけパワー中島によく似た存在フォロワーが居る。(以降、彼女をそのままおけパ島と呼ぶ。)

私の沼のおけパ島は、成人してからジャンル転入した陽キャリッチ美人で、オフ会出会った時は眩しすぎて目が潰れるかと思った。ブランド物のバックに大量の同人誌を入れ、マツエクの施された美しい瞳でBLを読み、ネイルサロンで整えられた綺麗な手で私が描いたスケブを手に持ち、華が綻ぶような笑顔を私に向ける。こんなん惚れてまうやろ。実際、彼女が私に微笑んでくれるたびに、私はキョドりながら早口でしどろもどろに返事をするのだった。

そんな彼女。もちろん私以外のフォロワーとも仲が良く、しばしばTLにフォロワーとの焼肉写真がアップされる。沼に新規加入してきた神絵師ともすんなり仲良くなり、いつの間にか彼女と神絵師タメ語で話す間柄に。そんなことが頻繁に起こっている。

私の心境を上手くは表せないが、「なんでフォロワー少ないくせに神と仲良くしてるんだ」という、承認欲求こじらせなクズ思考と、「おけパ島が私以外のフォロワーと仲良くしてるなんて悲しい」というヤキモチにも似たメンヘラ思考が半分ずつ混じっているのだろう。私の沼のおけパ島は誰からも愛される素敵な女性だ。だからこそ嫌い。だからこそ疎ましいのだ。

私も軽率に神絵師にリプしたい。Skypeに誘いたいし、絵チャとやらにも参加したい。それができないのは、この生まれ持ったチキンメンヘラネガティブ思考邪魔するからだろう。新しいフォロワーが増える度に、そのフォロワーホームへ行ってフォロワー数を確認するという動作も、人を数で判断しているみたいで気が引ける。しかし、そうでもしないと自分がとるべき態度すらつかめないのがもどかしい

私はどうしようもないクズである。来世に生まれ変わったら、おけパ島のように気丈に明るく同人ライフを楽しみたいものだ…。

そう思いながら、私は今日も液タブのペンを握るのだった。

2020-06-21

anond:20200621021039

そうなんだが本人たちは大事にしたくないみたいだし部外者なんでアレコレ言えない

そういう状況になると分かっててやってるジジイは野放しなのもどかしい

2020-06-06

実家に帰れない

感染してないとは思うが、無症状だったら判断しようもないし、親はいい加減高齢から感染させたら5割方死んでしまうだろう。

ワクチンはできる気配もない。

親孝行できる時間もそう長くないだろうに。

もどかしい

2020-06-02

しろワイヤレスイヤホンバッテリーチャージャーケースを無くしてしま

過去2回無くした。完全に動作する本体があるのにケースをなくして、しかもケースだけは売ってない。

めちゃくちゃもどかしいセカンドハンドウェブサイトとか見ると、ケースありませんっていう本体出品は多く、ケースだけの出品は皆無。

みんなケース無くしてしまうんだな。。。わかるよ

2020-06-01

年収60万円障害者暮らし

28歳、首都圏在住、年収といっても障害年金のこと。

家賃

4万円

働いていた頃に住み始めた家。

食事と買い物について

週1~2回、スーパーへ買い出しに出る。

割引されていたり、安い食材を買う。もちろん自分調理する。味に飽きてもそれしか選択肢がないのでやる。

働いていた頃や学生の頃着ていた服を未だに着ている。

下着肌着だけは1年に1度買い替えている。

安物なのですぐボロボロになるのが悲しい。

女性関係・友人について

なし

貯蓄について

働いていた頃貯めた数十万円がまだ残っている。

労働について

現在無職

やる気だけで職に就いて数か月頑張って働いても、なぜか途中でうまく働けなくなってしまう。

理由人間関係もあるし、頑張りすぎているのかもしれない。

死ぬこと以外考えられなくなってしまう。甘えと自分のことを責めても、自分身体がうまく働いてくれるわけではないのでもどかしい

 

疎遠になった親は生活保護を受けているらしい。俺はそうはなりたくないか貯金が尽きたら自殺するしかないなと思っている。

2020-05-18

田舎実家暮らしメリットデメリット

フリーランスになると同時に実家に戻ってきた。

まだ両親が生きているのでメリットが大きかった。

駆け出しで仕事に集中するには最高の環境だと思ってた。

かれこれ3年たった…

メリットデメリットも見えてきた。

まず、メリット

続いてデメリット

自分自身、元からミニケーションを避ける傾向にある。

一度、場所環境を変えたほうがいいのかなと思いつつ、

コロナ不要支出は避けたいという気持ちさらに萎縮気味。

もどかしい

2020-05-12

#検察庁法改正案に抗議します 定年延長はいから施行されるのか問題

まず黒川検事長に異例の勤務延長があって、現在国会で進められている検察庁法改正案は黒川検事総長にするためではという疑惑に、改正案施行2022年4月1日なので当たらないという指摘のnote話題になった。

 

いったい検察庁法改正案の何に抗議しているのか|徐東輝(とんふぃ)|note

https://note.com/tonfi/n/n95a2265c6273

 

いろいろ解釈が飛び交っているのでまとめたいが、その前に検事総長椅子をめぐった複雑な時系列を今一度説明する。

 

まず当初検察側が想定してた流れは次のものと言われている。

パターン1

2/8   黒川検事長(63)定年のため退官

7/25 稲田検事総長(64)就任2年を迎えるため退官

7/30 林検事長(63)検事総長就任

 

しか1月末異例の閣議決定黒川氏が半年延長になったので、次の線が濃厚になる。

パターン2

1/31 黒川検事長(63)閣議決定により定年延長

7/25 稲田検事総長(64)就任2年を迎えるため退官

7月黒川検事長(63)検事総長就任

 

黒川氏に検事総長の道がひらけたといわれるゆえんである

ところが稲田検事総長7月以降も在任するのではないかという見方も強まってきており、とすると、

パターン3

1/31 黒川検事長(63)閣議決定により定年延長

8/7  黒川検事長(63)延長した期間が終わり退官

2021/8/14 稲田検事総長(65)定年のため退官

 

となるのがいちばんあり得るパターンである。このばあい黒川氏の検事総長になる道は閉ざされる。

だが、黒川氏の定年延長の解釈のもととなった国家公務員法81条の3には、延長期限が来た場合でも「一年を超えない範囲内で期限を延長することができる」とあるため、これにもとづき黒川氏の再延長がなされる可能性がある。その場合

パターン4

1/31 黒川検事長(63)閣議決定により定年延長

8月  黒川検事長(63)定年を再延長

2021/8/14 稲田検事総長(65)定年のため退官

2021/8月以降  黒川検事長(63)検事総長就任

 

と、ふたたび黒川氏が検事総長就任する可能性が出てくる。

※括弧内は年齢。現在検事長の定年は63歳、検事総長の定年は65歳である

 

しか国家公務員法の定年延長は、審議のあった昭和58年人事院が「検察官は...適用されない」と答弁しており、法的根拠のないものであり、違法だという声も強い。

はたして二度も同じ解釈を強行できるだろうか。

 

そこで今回の検察庁法改正がでてくる。

そもそも昨年時点では存在していなかった勤務延長の文言が、黒川氏定年延長の閣議決定前後する時期に追加された。

山添 拓さんはTwitterを使っています 「上の2行が、今年1月17日までの条文案。黒川検事長人事のため現行法解釈を変えた後、下の長々続く条文案に差し替えられた。「内閣の定めるところにより」などの文言が、この時入った。 初めて読んだ時、わが目を疑う思いだった。ここまでやるかという驚きと憤りで。 #検察庁法改正案に抗議しまhttps://t.co/sjajxpBr0h」 / Twitter

https://twitter.com/pioneertaku84/status/1259838752970637313

今回の国家公務員法改正案について、検察官の定年延長部分は別にするべきとの声もあがっているが、自民党は当然これに応じる様子はない。

 

状況で考えれば黒川検事総長への布石とも思えるが、しかし、この国家公務員法改正案施行日は2年後の4月との指摘はすでにされている通りである

果たして今回の黒川氏人事と改正法案はまったく関わりのないものだろうか。

 

冒頭に示したnote記事コメント欄において、附則にある「公布の日から施行する」の文章見解に関して、やりとりがなされているので参考にされたい。

※なお議論されているのは、徐弁護士追記記載されている法律案要綱の文言「二及び四は公布の日から施行することとする」とはことなる箇所のものとなる。

 

第一条 この法律は、令和四年四月一日から施行する。ただし、第三条中国公務員退職手当法附則第二十五項の改正規定及び第八条自衛隊法附則第六項の改正規定並びに次条及び附則第十六条規定は、公布の日から施行する。

※「国家公務員法等の一部を改正する法律案」[P133]附則(施行期日)第一

https://www.cas.go.jp/jp/houan/200313/siryou3.pdf

太字で示した「附則第十六条」の箇所を見てみると、

第十六条 政府は、(中略)必要があると認めるときは、(中略)新検察庁法に規定する年齢が六十三年に達した検察官の任用に関連する制度について検討を行い、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。

※「国家公務員法等の一部を改正する法律案」[P173]附則(検討)第十六条

https://www.cas.go.jp/jp/houan/200313/siryou3.pdf

「年齢が六十三年に達した検察官の任用に関連する制度」が同改正法案の下記の部分にかかることに異論はないだろう。

法務大臣は、(中略)当該検事が年齢六十三年に達した日の翌日から起算して一年を超えない範囲内で期限を定め、引き続き当該検事に、当該検事が年齢六十三年に達した日において占めていた職を占めたまま勤務をさせることができる。

法務大臣は、(中略)延長した期限が到来する場合において(中略)これらの期限の翌日から起算して一年を超えない範囲内(中略)で期限を延長することができる。

※「国家公務員法等の一部を改正する法律案」[P68-69](検察庁法の一部改正)第四条

https://www.cas.go.jp/jp/houan/200313/siryou3.pdf

四条では、黒川氏のように定年後延長をした場合で、さらに延長が必要だと認められるときに、法務大臣で期限延長ができるとしている。

そして附則第十六条では、この制度について「検討を行い」「所要の措置を講ずる」としている。

 

”「措置」ってどこまでを言うんでしょう。”

 

弁護士施行日以前に検討以上のことをする解釈はできないと述べている。

一方、コメントでは、「措置を講ずる」と明確に書かれているのだから施行日以前でも検討以上の措置をおこなうのではないか、という見解が述べられている。

この箇所に関して、「措置を講ずる」とは、検討以上のことをおこなう可能性があるのか/ないのか。

議会において議論し、答弁を引き出してほしいと、追記で徐弁護士は結んでいるが、この点をとらえきれていない人が多いようでもどかしい

あまつさえ黒川氏が検事総長となったのち2022年施行後には最大2年延長できるとして批判の具としているツイートがあったが、コロナ対策政権支持の揺らいでいるなか、2年後のことを考えて法改正を急ぐと見るのは少々見立てが厳しいのではないか

 

noteコメントされているobonu氏の文章は分かりやすいので、問題に関心がある人は一読してほしい。

弁護士施行日以前に検討以上の措置がおこなわれるのは考えにくいと述べていることについて、「もし懇意的な運用をされたなら、それは現行政府が通常の法解釈ではおかし運用をしたという一つの証左になる」ため大変ありがたいと記されていることは、当方同じ思いである。

 

検事総長の座に関する時系列は下記が参考になる

WEB特集 揺らぐ“検察への信頼”~検事長定年延長が問うもの~ | NHKニュース

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200325/k10012349971000.html

 

追記

稲田総長についてはこちらを参考(もちろん推測の域ではあるが)

黒川東京高検検事長“定年延長”の真実安倍政権の思惑vs.検事総長の信念|文藝春秋digital

https://bungeishunju.com/n/nc3aea3cf1690

anond:20200512110544

ああー確かに。難しい。

基本的テレワークは気楽でいいんだけど、こういう時に反応見れないのがもどかしい

2020-05-05

自宅にラブレターが届いたんだけど

兄の昔の日記を見つけた。ある女性への淡い恋心を綴った中学生日記

つかず離れず、もどかしい2人の関係。そして日記女性の転校で終わる。

その頃一通の兄宛の手紙が届いた。

宛名を見るとあの女性!好奇心に負け私は中を覗いてしまった。

10年ぶりの近況や今の連絡先などが書いていた。当時恋心があった告白も。

しかし一度開けた封を閉じることが出来なくて捨ててしまった。

それからさら10年、兄現在35独身

あの手紙ちゃんと渡していたらもしかして・・と心が痛い。

2020-04-28

デザインできないけど今風のWebデザインがやりたい

弊社はWeb制作を専門にしていないが、食品会社相手にチラシを作り、おまけでWebデザインをやっているDTP専門会社だ。

先月からホームページリニューアルに向けて動き出したが社内に美大出身デザイナーがいるためデザインは社内で行う。

・・・んだけど、デザインちょっと古くさい。

何が駄目って、画面が狭いんだよ。チラシじゃないんだから・・・

Webデザインから余白を大事にしてほしいって思うけど、「縦長になりすぎたらコーディングの料金が高くなる」とさ。

単位で使うから多少お金かけてもいいじゃん。

最近デザインって、画面全体に広がってるデザインが多いと思うんだけど、今リニューアル案として上がっているデザインは左右に余白がある。

デザインはオシャレなんだけど、一昔前のデザインって感じ。

から時間をかけて「こういうデザイン流行っている」「余白を広げたり、文字を大きくしてほしい」とやんわり伝えているが、まったく聞き入れてもらえない。

すごくもどかしい自分デザイナーだったらな、と常々後悔するよ。

2020-04-04

anond:20200404044113

たぶん、ボケていた訳ではないと思う。

でも、やっぱそれいじりたくなるよね、という内容。説明したいけれど説明出来ない内容なのがもどかしい

唯一説明出来るとしたら、これくらい。

スーツに白い靴下はいてきた。

まれたのは、こんな軽い内容ではないんだけれど。

偉ぶる人に、そんな事言っても○○やん!

と突っ込むパターン

自分労働基準監督書にチクるレベル嫌がらせ退職まで受け続け、業界有名人立場を使って転職邪魔も散々された。

靴磨きに空港への送り迎えをさせられた人もいた。

2020-04-03

就活生へ。リーマンショック就活生より

2010年リーマンショック時の就活生だったよ。

私立大学文学部スペで、百社近く応募して二社しか内定取れなかったよ。本当に悔しかった。そして転職して、今はそこそこ気楽な32歳だ。

応募してもお祈りメールすら気やしないサイレントお祈り

絶対に忘れないからな御社

応募以前に資料請求の返事も来なかった御社もあるなぁ。元気ですか?

あの時サイレントされた元就活生です。

同じ立場社会人になりました。

覚えていますか?自分は忘れませんよ御社のお名前。ええ。

自分の時も10社出せば内定取れると言われた情勢から一変。特に自分のような人文系学生は死んだ。

コロナ内定取り消しとか、そもそも新卒採用を受け付けなくなったとか、胸糞悪い事態が待ち構えているだろう。

本当に、ほんとうに、まだ社会に出る前の学生さんに世の中はなんという残酷仕打ちを与えるんだと、哀しくなる。

駅のホームトイレ10秒チャージ飯を食い、朝昼晩と説明会エントリー会を梯子した。

10キロ痩せて、母親が泣いた。

それでも就活は続いた。

朝までSE書いて落ちて

朝までSE書いて落ちて

面接行ってSE書いて

落ちて

通って

SE書いて落ちて通って。

まりに落ち続け、親が「院に行ってもいいよ」と言ってくれた。

しかったが、研究目的ではなく新卒ブランドキープの院進学は望んでいなかったので、気持ちだけ受け取った。

大学3年の2月から就活始めて、内定が出たのが4月末。

もう就活辞めたくて行くことにした。

全く興味がない業界だった。

興味が無いなりに健気にも就職先に希望を持っていたんだ。

そこは間違い無いし、あの時の気持ちは本物だと信じている。

しかし配属二日目に辞めようと思い、7年後に辞める笑)

言いたいことがとっ散らかってきたな。

ごめん。

人ごとには思えないけど、自分人事部ではないし、なにか画期的採用案で打開することができず、もどかしい

ごめん。

就活で何に重きを置くかは、みんなの自由だ。

足掛けのつもりでもいい。

めちゃくちゃこだわり抜いてもいい。

今年うまくいかなくても来年就活でもいい。

自分兄弟リーマンショックの数年後の就活生だが、単純に中途半端公務員試験対策に失敗して就職浪人した。

また親は泣いた。兄弟揃ってすまん。

大学サークル同期7人いたが、正社員になれたのは3人だった。

その他は進学2人、フリーランス志望1人、無職帰省1人。

無職帰省は、地元バイトすら受からなかったのだ。地獄か。

文系学生を怖がらせたいわけではないんだ。ただ、事実こうだったんだ。

時には人文系であることを憎んだけど、人文を愛して人文学を学んできたから、憎みきれなかった。

しろ今、役に立っていると痛感している。

人文は長い目で見てくれ。人生というスパンで。

どうか、息抜きしながら、自分を見失わないで欲しい。

頑張ってるみんなに、これ以上頑張れなんて言えない。

あったかものを食べて、早く寝て。

たまには遊んでゲームをして。たくさん寝てくれ。

もし弊社で一緒に仕事をすることになったら、是非気軽に相談して欲しい。

取り留めのないことばっかりになってごめんね。

でも、君たちのことが気になって仕方ないリーマンショック世代が1人いることは、頭の片隅にそっとしまってもらえるといいな。

自分兄弟もどうにか今、仕事できてる。

大丈夫

ここまで読んでくれてありがとう

あったかくして寝ろよ!!

2020-03-30

自分新型コロナウイルスの無症状キャリアだったとして

ニュースでよく聞く「あなた自身が症状のごく軽い、または全く顕れていないウイルスキャリアかもしれないのだから感染を広めないように気を付けましょう」という話、それはまったくその通りだと思うんだけど、じゃあ何に、何日間ぐらい気を付けるべきなのか、というと、あまり報じられていないように思う(少なくとも自分が目にした報道では聞かない)

英語が読めないので厚労省日本感染症学会HPで調べてみたところ、以下のような感じ


以上を踏まえると、自分が無症状キャリアだったとして、

  • 少なくとも9日間、できれば15日以上は
  • 毎日検温するなどして体調の変化に気を付けつつ
  • 外出しなくて済むのであれば自宅で過ごし(やむを得ず外出する場合も、近距離他者食事や会話をすることは避ける)、こまめに手洗いやアルコール消毒をする
  • 家族がいればなるべく別室で過ごして、こまめに換気をしたり、パジャマシーツを洗ったり、ドアノブを拭いたりする
  • あとはとにかく睡眠食事をきちんととって、健康暮らしを心がける

ということに気を付ければいいのかな、という結論に達した(もちろん素人から合ってるか分からないし、公式情報そもそも違っていたらどうしようもないけど)

というか、感染していようがしてなかろうが、結局のところ「こまめな手洗い!」「咳エチケット!」「3密を避ける!」というところに落ち着きそう…

何かもっとできることがありそうでもどかしい気持ちになるけど、自分のような一般人は地道にやれることをやるしかないなー


参考にしたサイト


直した

COVID-19→新型コロナウイルスCOVID-19って新型コロナウイルス感染症を指すのね、カッコつけようとして間違えてたのはずかP)

2020-03-14

課金がいらなくなるようなバグじみた仕様を見つけたけど、公式に捕捉されたら対策されそうだから攻略情報を書けなくてもどかしい

2020-02-27

うつになって2年経った

うつになって1年経った

https://anond.hatelabo.jp/20190227221346


1年前、こんな増田を書いた。

あれからさらに1年経った。だいぶ状況とか心境が変わったので、せっかくだから今のことを書いてみようと思う。


増田を書いて少し経って、勤めていた会社退職した。皮肉だけど、評価面談で厳しい評価をされたことが背中を押してくれた。

休みがちだったし評価が下がることは自分でも分かっていて、それでもそれなりに成果は出していたつもりだったけど、思った以上に厳しい評価だった。

この会社にいる間は常に全力で走り続けないといけなくて、一度でも休んだり道が逸れてしまった人間の居場所はないんだなと痛感したし、

そもそも休職することになったのは膨大な業務押し付けてきた会社が原因なのに…とカチンときしまい、勢いで退職届を出してしまった。


それからしばらくは家でゆっくり休んだ。もともと家事が苦手なので、仕事しない代わりに家事しなきゃ…って覚悟してたけど、夫が「家事をやるためじゃなくて、休むために会社辞めたんだから家事とか気が向いたときでいいよ」と言ってくれた。

おかげで、あらゆる義務から解放され、本当にゆっくりさせてもらった。夫のことは一生大切にしたい。


会社を辞めてから、目に見えて体調が良くなった。元同僚とはたまに会うけど、「めちゃくちゃ顔色良くなった」「憑き物が落ちたみたい」「辞めて正解だったね」と言われる。自分でもそう思う。

今後のキャリアとか収入面とか考え始めると不安な面も残るし、辞める以外の選択肢もたくさんあった気もするけど、あのとき辞めて本当によかった。


今は家の近くの会社で、週に数日だけパートで働いてる。「新しい環境に慣れるまでに恐ろしくストレスがかかってまたぶり返すんじゃないか」って思ってたけど、割とすぐに慣れた。

仲良くなった社員さんが、以前から覚えてみたいと思っていた知識スキルガンガン教えてくれて、仕事自体楽しい正社員じゃないから、会社理念とか面倒なことを考えずに済むのも心地良い。

毎日家でだらだらするより、たまに外に出て仕事をする適度な緊張感が自分に合っているみたいで、

ついに先日、毎日飲んでいた薬はもう飲まなくていいよ、と医者から言われるくらい調子が良くなってきた。


1年前の自分と比べて大きく変わったことは、「ちゃん自分の体と向き合う」ようにしたことだと思う。

1年前の増田で「うつは治らない、うまく付き合っていくしかない」「ちゃん知識つけましょう」といったコメントをもらって、腹を括るとまではいかないけど「悲観的になるのはやめて、自分のためにできることをしよう」と思えるようになった。

まず、当たり前のことだけど食事運動睡眠に気を配り、整った生活を送ることを心掛けた。

それから今日は何をしたか、何の薬を飲んだか、毎日のことを記録を残すようにした。

医者に言われて始めたのが、その日の体調を10点満点で評価すること。一日の中で変動が激しければ、最低点と最高点をそれぞれつけておく。

そういうデータを貯めていってようやく、体調が悪くなるトリガーとか、好調・不調の周期を把握できるようになった。

ちゃんと点数つけられるようになるまで時間がかかった。うつになる前は、自分の体調を「会社に行けるか、会社行けないくらい具合悪いか」くらいでしかはかっていなかったので、「普通」と「好調」の違いがよくわからないし、1から10まで点数を割り振るのが難しかった。)


ただ、だいぶ元気になったとは思っているけど、仕事を週5フルタイムに戻したらあっという間にぶり返しそうな予感はある。

石橋を叩きながら慎重に進むしかない状況がもどかしいけど、焦らず時間をかけて回復していけたらいいなと思う。

2020-02-26

anond:20200226230608

自己破産生活保護とかでも取られないのか。

となれば、本当に少しからでもいいか貯めておくのが良いってこと?

そうしても取り出せないってことは、最初から完全に捨てるお金として考えておくのがいいの?

60歳はあっというまなんだろうなと自覚はあるんだけど、

人生カツカツだから資産運用とかお金に向かう気持ちができていなくて、

何十年も取り出せないお金ってもどかしい気持ちになるのが正直なところです。

2020-01-09

なにかモヤモヤしているので吐き出す

自分タイムラインとかそういう普段目に入っているネット上の情報にはVTuberとかVRChatといったような見た目を自分とは違う何かに変化させた何かといった物がよく観測されるのだけれど、こういうの、とひとくくりにして良いのかどうかもわからないけれどとにかく「こういうの」にどうにも馴染めなくて、でもタイムラインとかで見かける情報としては皆楽しそうで、何か楽しそうなんだけれど馴染めないのがもどかしい

VRという技術のものは楽しそうと感じたため、PSVRやOculusを購入して一人用のゲーム体験版みたいな物は少し遊んだVRでのゲーム一人称視点でのゲーム遊んだ時とは比べ物にならない没入感で、テレビ画面に表示されているゲーム主人公操作するのではなく、ゲーム主人公のものになるという感覚で凄いなと思った。ただ、操作が難しかったり腕を振り回さないと遊べなかったりですぐに疲れてしまって、何か思ってたのと違うなという感じで最近はあまりVRヘッドセットかぶることも少なくなってしまった。多分、自分の期待していたのはソードアート・オンラインで出てきたような、自分は寝転んでいるだけなのだけれどVR内の自分は飛んだりはねたりしている、みたいな物を期待していたっぽく、本当に自分が飛んだりはねたりしないといけない位なら、2Dの画面を観ながらコントローラを握ってポテチつまみながらダラダラと遊んだほうがいいや、とか考えているのだと思う。

昔、あるMMORPGで遊んでいた時に、なんとなく行動していたらなんとなく話しかけたり話しかけられたりした人たちとそのうち仲良くなって、数ヶ月の間一緒に遊ぶというような事をしたことがあった。そういう感覚楽しいなと思うので、またそうなれたら楽しいだろうという事は理解できる。だけれど、別のゲームを遊んでいる時に、最初に話しかける程までその新しいゲームに没入できなかった。というか、「このゲームはあのゲーム程は長く続けなさそうだから友達を作っちゃって毎日遊ばないといけなくなると嫌だな」みたいな事を考えてしまって他人に話しかけないであったり話しかけられてもテキトーにはぐらかしてしまったりしてしまい、あのMMORPGの時の楽しい仲間を作れたことはそれ以来無い。つまり根暗とかコミュニケーション能力が足りないとかいった感じの人間という事なのだと思う。

そんな自分であるので、VRChatで楽しむのは難しいのだろうと思う。実際、Oculusを被ってVRChatを起動していくつかのワールドに行ってみたことはある。けれど、誰もいないワールドであったり、誰かは居たのだけれど何か仲間内でワイワイキャッキャしてるなぁと遠巻きにしばらくその楽しそうぶりを眺めてからそっとワールドから離脱する、といった事しかしていない。こんな事では多分楽しいと感じる事は無いなぁと思ってしまって、以来VRChatを起動した事がない。

また、自分芸能人名前を覚えられない。覚えられないというか覚える気がないので覚えていない。バラエティ番組のような芸能人のもの人格を楽しむ番組をあまり観ずに、ドラマ映画アニメのような物語のある物を好んでしまうため、役者の顔や声は知っているけれど、その人の人となりといった物は知らないというか興味を持っていないので覚えようとしていないのだ。

そんな自分なのだが、VTuberというものを楽しむのが難しいというのは多分それに近いところが原因なのだろうと思う。自分が観てみたことのあるVTuberコンテンツは、ゲームを遊びながら喋っている物であったり、何かとりとめのない話をしているだけの物であったりしたのだが、それらの楽しみ方は恐らくバラエティ番組のそれと同じで、芸能人(VTuber)の人格を楽しむ物なのだと思う。なので、前者のゲームを遊びながらの方はゲームという物に興味が持てて、それへの反応という意味である程度は楽しめたのであるが、後者のとりとめのない話をしているだけのものは何を楽しめばよいのかわからず途方に暮れてしまった(こんな物を2時間も観なければならないのは無理だと10分位でタブを閉じてしまった)。

また、最近やっていたねほりんぱほりんバ美肉おじさんの回を観た。バ美肉おじさん達は自分美少女になれているのをとても楽しんでいるようだった。その時に昔遊んだMMORPGか何か(多分MMORPGだったのだと思うけれど違ったかもしれない)で自分アバター女性キャラクターにして遊んだ時の事を思い出した。自分男性であるのでアバター作成するような時には男性キャラクター選択している。ただ、そのMMORPGでは自分選択したい職業では女性キャラクターしか選択できなかったのだ。その頃はバ美肉という概念はまだ発生していなかったと思うけれど、ネカマ姫プレイといった概念は発生しており、「そういう世界もあるのだな」という理解はしていたため、物は試しと女性キャラクターで遊んでみたのだ。

しかし、女性キャラクターであるという事を変に意識してしまったのか、普段なら気にかけないような外見であるとか言葉遣いであるといった事が気になってしまって、「誰かにしかけられたらどう対応していいかわからんぞ」といった恐怖感に似た何かにまれしまい、1時間程度遊んだ時点で別の男性キャラクターで作り直して遊んでしまった。自分には女性のロールプレイは難しいと感じたのだ。なので、バ美肉おじさんが美少女になれて楽しんでいるのを、楽しそうな事はわかるけれど多分自分も同じように楽しむのは難しいのだろうな、という引いた目線番組を観てしまった。

とりとめもなく吐き出してみたところ、自分の考えはかなり整理できた。単にVTuberやVTChatは自分には向いていないのだ。not for me. それだけだ。向いてないだけなのだ

楽しんでいる人は本当に楽しそうだし実際楽しいのだろうし楽しんでいる人を眺めるのは心温まるので自分は好きであるので楽しんでいる人達は今後も存分に楽しんでいただきたい。

面白くもない愚痴のような物を読んでしまった人達、すまない。モヤモヤとしていたので書きなぐってしまったのだ。不快にさせてしまったのなら謝る。すまなかった。

2020-01-07

花の香りを伝えたい

趣味植物を育てている。今日、花が咲いた。

その植物は買えば5000円とかする結構高価で珍しいもので、実際にその目で見ることはなくてもネット検索すればその姿形を閲覧することができるし、詳しく調べればその薄紫色可憐な花に行き着くことも可能だ。

とは言え、地味な花だ。バラとかユリとは比べ物にならない。

 

ただ、とても良い香りがするんだ。驚いた。成長は非常に鈍足で、花が咲く兆しが見えてから数ヶ月後の開花。噂には聞いていたが、大変に香りが良い。

これを誰かに伝えたい。「これ、めっちゃいい匂いじゃね?」って。「うん、いい匂いがするね」ただそれだけのリアクションでいい。

 

だけど、匂いってインターネットじゃ伝えられないんだな。実際に匂いを嗅がなくてはならない。うちにお呼び立てしなくてはならない。こればっかりはどうにもならない。花が咲いたよって写真を示すことはできても、その香りを伝えることはできないんだ。

 

私はコミュ障で、コミュ障なのはわかっているので、できるだけ人を避けて生きてきた。人間関係リセットしたのは一度や二度ではない。今、私には自分で育てている植物以外の何も残っていない。

 

花の香りを伝えるにはインターネットではない生のコミュニケーションが求められるんだなと痛感している。この花の香りを伝えたい。だけど、私にはこの花の香りを伝える手立てがないし、伝えるべき人もいない。ああ、もどかしい。虚しい。ひとりで花の香りを嗅いでひとりで人生が終わっていくなんて。

 

そんなことを今更思った。

2020-01-05

女装オフパコレポ

「いつも日記画像拝見してますもしかして〇〇に住んでるんですか?」

ことの発端は、僕の住みを言い当てた、某SNSに届いたDMだった。彼女はA菜という年の近い女装男子だ。

はいそうです。もしかしてA菜さんもそうなんですか?」

「やっぱり! 私も〇〇なんですよー。今度女装同士で会ってみません? 私タチ女装ですけど」

すぐに返信すると、相手からも即返信。近場に同行の士が見つかってうれしい。

「いいですね。でも宅女装なんで外出できないんで、会うとしたら個室ですかね。ラブホでいいですか?」

「ぜひ! いつがいいですか?」

「今度の土曜日夜勤明けなんで、土曜の夕方からかな?」

「私も土日休みなんで都合よかった。じゃあお願いします。受付ないラブホ知ってるんでそこでいいですか? 車出しますんで」

「お願いしますね。撮影もいいですか?」

びっくりするほどとんとん拍子に決まる。夜勤から帰ってシャワー浴びて即寝。

夕方ごろ目覚めて再び風呂で髭や脇や腿の毛を処理して、衣装アイロンがけ。それでもまだ約束時間までかなりある。楽しみを待っている時間は長いなあ。と思いながら腹ごしらえ。

日も暮れかけたころ、集合場所の駅へ。ロータリーに伝えられていた番号の車を見つけ、ノックすると、パワーウィンドウを開け男が顔を出す。

髪を短めに整え、もみあげや口周りに剃り残しのない、一見すると「清潔感のある草食男子」といった風貌。それは、女装男子特有ムダ毛を残さな意思を感じられる顔だった。

すみません、A菜さんでよろしいですか」

はいはじめましてA菜です。どうぞ」

男性にA菜という女性名を尋ねるのは我ながら奇妙であったが、女装男子同士の初対面ではよくあることであった。車に乗り込むと、これまた女装男子特有の大きめキャリーバックが置かれていた。

「夕飯どうします?」

「食べてきました」

「じゃあ目的地に直で向かいますか。途中コンビニだけよりますね」

なんのことはない、よくある会話。事情を知らない人からすれば目的地でこれからオフパコするなんて思いもよらないだろう。

必要ものとかありますかね」

ゴムとかは備え付けでありますし、予備も持ってきてます。ローションは現地にもありますけど、別料金だから用意してきました」

「詳しいですね。よく行くんですか?」

デリヘルで。受け付けないから『ここ男同士でもいけるな』ってとこ選びました」

しかし所々で卑猥単語が混ざる。

コンビニでの買い物を済ませ、現地に着く。駐車場から直接個室に入るような作りで、ホテルスタッフと顔を合わせる必要がない。なるほど、ラブホってこうなってるんだな。

お互い大荷物を置いて、大きめベットに腰を下ろす。

「すぐメイクってしますか?」

「僕はちょっと夕飯食べるんで、先にシャワーと一緒にどうぞ」

ナチュラルに先に女装させるA菜さん。男女のカップルと違って一緒に入浴するのにやや抵抗がある人が多いところだが、夕飯という口実で先にシャワーを浴びさせるのはうまい手管だ。

「じゃあ、お先に失礼します」

はいっても夜勤明け、昼寝明けですでに今日二回も入浴していた自分は、ほぼ行水に近い短時間で済ませ、水気だけふき取ってバスタオルだけ巻いて大荷物をもって鏡台の前へ。

ウィッグファンデアイシャドウチーク口紅メイクで見慣れた顔が女性になっていくのはいつ見ても楽しいオフパコ前はなおさらだ。「この鏡の中にいる子が今からエッチするんだ」と客観的に興奮できる。

今日下着は白とピンクの横縞。胸はないが、細くてくびれのあるお腹。つかみ心地がよさそうだ。そして股間はすでに七分ほどのふくらみ。

「お待たせしました」

その姿でA菜さんの前に姿を見せる。

「おお。いいですね。僕も夕飯終わったんでお風呂行ってきます

そういって荷物片手に風呂場へ消えたA菜さん。残された自分自撮り。うむ、ラブホ雰囲気エロくていい感じ。特にお腹エロい。

でも下着からプレイを始めるのは早急な気もするからなんか着よう。……せっかくアイロンかけたしこの初音ミクがいいかな。緑のツインテウィッグはないけど、黒髪ミクもありやね。

しばらく自撮りしてたけど、なかなか出てこないA菜さん。手持無沙汰にテレビをつけると、アダルトビデオ複数チャンネル。これでもみて気分を高めるか。

(このフェラしてる子かわいいな……楽しそうにしゃぶってる)

気分が高まっていく。自分のものが大きくなっていく。パンツ越しに触れていると、お待たせ、と声が届いた。

風呂から出てきたのは、バスローブを着た女性茶色がかった肩につく程度の長さのウィッグと、ややブラウンが濃いファンデに明るめの目元と頬、ややギャルっぽい風貌で、先刻の草食男子とのギャップも相まって映える。

「AV見てたの? あたしも一緒に見よ」」

一人称があたしに変わり、口調もやや間延びした感じになっている。女はメイクで顔を変えられるから怖い、とはいうが、メイクで受ける変身の幅は断然、男のほうが広い。

さっきまで液晶の向こうのAV女優に食い入るように眺めていた自分が、今は隣にいるA菜さんに釘付けになっている。僕の視線に気づいたA菜さんも、身体だけテレビへ向けて目はこちらを向いている。

すると、A菜さんはベッドの下に手を伸ばしたと思うと、何かを取り出して

「えいっ」

と、僕の股間に何かを当ててきた。球体に持ち手を付けたような形状で振動している。デンマだった。

「んっ……」

「あは、いい声出すじゃん」

つい声をあげてしまった僕を茶化すA菜さん。負けじと僕も彼女股間に手を伸ばすと、触りなれたモノの感触があった。

しばらくお互いの股間をいじりながらAVを横目に見ていると

フェラって気持ちいいよね。コスローちゃんにしてもらいたいな」

彼女からの申し出。そこで自分ビデオカメラを持ってきていたことを思い出す。

「ねえ、撮ってもらっていいですか?」

「え、なにを?」

「僕がA菜さんのをしゃぶってるとこ」

撮影して、ってこと?」

はい自分で後でおかずにしたいんで」

「いいよー」

快諾してくれたA菜さんにビデオカメラを渡す。体勢は、今見ているAVと同じようにしゃぶられる側が仰向けになって足を広げ、しゃぶる側が股の間に顔を埋める形だ。

「じゃあ撮るよー」

その合図に合わせ、A菜さんのバスローブをはだけさせ、下着を露にさせる。上下とも黒で、バスローブの白とのコントラストになっていて奇麗だ。何度かパンツ越しに上下させた後、ずらす。

男性のモノが目の前で露になる瞬間は、磯溜まり生物を見つけた時のような悪戯な楽しさがある。イソギンチャクとかヒトデとか形も似てるし。

まずは唇でキス。鈴口と口を合わせる。そのあと舌先でちょんちょんと何回か触れたあと、かぷっ、と咥える。口の中で、舌の前面で撫でる。

「楽しそうだねーこっち向いて」

そう言われて、いったん口を離してA菜さんに向かって笑顔を向ける。

(後でビデオで見て確認したら、この時の自分笑顔人生の中で最高の笑顔だと思う)

その後も飴を舐めるような愛撫から麺をすするような勢いをつけていく。これは初めてフェラした相手が教えてくれた技で、今でも心掛けている。

「おいしい?」

そう尋ねるA菜さん。実際おいしいわけではないが、硬さが変わっていったり、ビクンと跳ねたり、生命を感じる動きが楽しい。ただうなづいて愛撫を続けるが、急に撮られていることが恥ずかしくなっていったん止めてもらう。

「え、やめちゃうの?」

「ごめんちょっと恥ずかしくなっちゃった

一旦体を離して、テレビ目線を移すと、フェラシーンから本番シーンになっていた。

「じゃああたしたちも本番しようか。こっちがいれるほうでいいよね」

「……はい

「好きな恰好ってある?」

「……後ろからが好きです」

うつげて、僕はうつ伏せで肘を立てて上半身をやや受かせた姿勢になって彼女に背を向ける。枕もとの鏡には、緊張と興奮が入り混じった自分の顔が映る。メスの顔だ。

「じゃあ失礼して」

オスの顔をしたA菜さんが僕のスカートをめくり、尻肉をいじったり、穴に指を入れて広げたりしてくる。声をあげたり、歯を食いしばったりする鏡の中の自分に列状を催す。

「そろそろいいかな」

僕の腰を両手でがっしりと固定し、股間のモノを差し込んできた。思いのほかすんなり入り、不意に声をあげてしまう。ゲームダメージボイスみたいだった。

「ごめんね、痛かった?」

大丈夫、です。動いてください」

お願いすると、腰をゆっくり前後に動かしてきた。そしてA菜さんも上半身をやや倒し、上着をはだけさせて両手で僕の乳首をつまんだり、二の腕から肩甲骨のあたりを撫でたりする。

背面を撫でられて、はめられているのになぜか安らぐ。背中を預けられるような相手を見つけられたからだろうか。背中どころか後ろの穴まで預けてるが。

「あ、そろそろいきそう。ゴムしてるから中でそのまま出していい?」

言葉は尋ねているが、身体では有無を言わせないように体重を勢いをかけてくる。そして、ゴム越しでも後ろの穴から全身に伝わる脈動と射精

「ごめんね、溜まってたから出しちゃった。早かったかな?」

「……うん、早かった」

不満ではなく、自分の中でいってくれたことに対する感謝を込めて告げた。彼女が出したゴムを処理している間、僕は恍惚と横たわっていたが、すぐに今度は自分もイキタイという欲望が噴出してきた。

ベットの端に腰掛けるA菜さんの手をつかんで、自分のモノに導くと、意を得たように握ってくれた。

「ごめん、あたしタチでフェラとか本番とかできないけど、手でいい?」

「うん、できることだけでいいよ」

彼女は勢いをつけて僕のモノを上下してくる。他人に手でしてもらうのは自分でするときと力加減が違ってもどかしいが心地いい。

「出そうになったら言ってくださいね

そう頼まれときには、もう出そうだった。

「ごめん、もう出そう」

「え、ちょっと待って」

A菜さんは右手で握ったまま左手ティッシュを抜き取り、僕のモノにかぶせてきた。発射するのはほぼ同時だった。

「すごい量、でてますね」

「やっぱり前立腺突かれた後だとたくさん出るみたいですね」

などと会話を交わして出てしまったものを処理する。二人とも射精したばかりでしばらく呆然と流したままのAVを眺めていた。そして、メイクを落とす時間考慮して早めに身支度を始める。

共にどこにでもいそうな男性に戻る。魔法が解けたようだ。

「さて、そろそろ行きますか」

はいありがとうございました」

「いえこちらこそ」

忘れ物ないですか? 靴下とかよくなくなるんですよね」

「そうですね。まあ百円均一のだからなくしても買いなおすだけですけどね」

部屋を一周確認してから、精算機に料金を入れて部屋を辞す。

駅まで送ってくれたA菜さんに礼と「おやすみなさい」と告げてわかれる。

寝床につき、先ほどの行為を思い浮かべながら、うつ伏せになった自分の尻をもんだりしながら、眠りについたのだった。

2020-01-04

会社を辞めさせたい

表題の通り。

身内の勤めている会社デリカシープライバシーもなくて頭を抱えている。

かい所はぼかしているが、

有給を取るのにどこに行くかまで聞かれる。

プライベート、また体調や体型に対しての詮索(聞いている本人いわく心配してのことらしい)

・身内に仕事をきちんと最後まで教えていないのに、カバーせず仕事ミスしたことを責める(上記とは別の人間

会議があれば、「何か言え!」と恫喝し、言えば揚げ足を取って延々と説教(また別の人間

まだまだあるが、身内から話を聞いた時、よくぞまあここまで見事に人間としての経験値が足りていない大人が集まれものだなぁと怒りを通り越して呆れた。

今のところ(身内いわく)同僚がまともなので話を聞いてもらったり、自分や友人に愚痴を言うことでガス抜きができているようだ。

まだ会社には行っているが、正直鬱やその他病気にいつかかってもおかしくない状態だと思うので、自分は辞めてほしい。本人にもそう伝えている。

ただ、身内は古い人間で、また人当たりもいい分、ここを辞めたら次の仕事がないだろうし他の人にも急に辞めると迷惑から、と二の足を踏んでいる。

自分としては、話を聞いても助け舟の一つも出さない周りの人間も同罪なので、気にする必要はないと思っている)

その会社自体、労基が何度も入っていて、目をつけられている。

勤める本人が意思を持たなければ会社は辞められないのだが、第三者からどう言えば本人が心変わりして辞めてくれるのだろうか。

会社ブラック企業だとしたら、どういう風に詰めていけば辞められるのだろうか。

身内の心配事は、次の仕事が見つからいかもしれない、というところに心配の種があって辞められないらしい。

ただ、辞めたら辞めたで、仕事は何かしらあるだろうとは思うのだが、甘いだろうか。

身内には、

ボイスレコーダーを持つ。もしくはスマホの録音機能をオンにする

・その日の出来事をノートに書き記しておく

などアドバイスしたが、未だに実行できずにいる。

心身共に疲れ、証拠を集めるという気力も湧かないようで正直もどかしい

だんだん老いてきた身内が泣いて帰ってくる日がある今、ただただつらくて悲しく、胸を締め付けられる。

どうか辞められた方は体験談でも教えてほしい。

最後

これを読んで、「自分会社もそうだ」と思う人間が多かったら、本当に辛い。

これが会社デフォルトだなんて絶対に思いたくない。思わないでほしい。

そういう人達もどうか救われてほしい。

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