はてなキーワード: 三銃士とは
twitterで今「頭の悪い人(ばなな)」が再ブレイクしミームと化している。元々今年5月にバズった「頭の良い人と悪い人の物の見方の違い」の改変ブームに乗った亜種派生ネタの一つでしかなかったのが何故か今になってその派生ネタ中心に大ブレイクしているのだ
とりあえずツイート検索して直近できっかけっぽいものを確認してみた
↓(9/4)が伸びて5000RT
https://twitter.com/bot_swift16/status/904700686859767810
↑に感化された↓(9/5)(ツイート直前に↑をRTしてる)が60000RTとなって大ブレイクに繋がったのかねぇ
https://twitter.com/icit1132/status/905080426796007424
これ以降このフォーマットに近い形の改変ネタが大量生産大量RTされる。またばななキャラ単品での利活用がされたツイートも大ヒットしてる
元々のばななは2次創作でしかなく、そこからの派生はほとんど無かったが、今このタイミングで本ネタの中にばななを組み込む新しいフォーマットのツイートが伸びて、それがテンプレートとして再ブレイクしたのかな。それと本ネタ由来のテンプレート関係無しにばなな単品でもとても面白く派生ネタも作りやすいことが発見されて単品としてもブレイクしてるのが現状なのだろうか
元ネタ自体は当初からウケていたのにブームが去ってだいぶ時間が過ぎた今新たな発見とともに再ブレイクするのはかなり珍しい気がする。「三銃士を連れてきたよ」「全部同じじゃないですか」ネタとかも時間が経ってから再ブレイクした例だと思うけどあれは別の場所で流行ったものが輸入された例であってちょっと違うんだよね。同じ場所で再ブレイクする例は他にあったかなぁ
「恥をかくこと」
どんなアイデアも顧客候補に話して行けるかいけないかを聞かないとならない。
表面にこにこしつつそれ無理じゃね?と言われることが多く恥をかく。が、こうならいけるかも?みたいなのを拾い上げて商品を修正して物にしていく。
でも、実際は恥をかくのを恐れて自己満足でおわらせる。
「疑われること」
起業家社長は信頼もない。ま、起業したよって言って、起業したの?スゴーイなんて言ってくれる人は正直世間体で言ってくれるようなものだから、正直真に受けれない。
多くは世の中にないものだから、そんなもの本当にうまく行くんか?とは思われる。今までの常識でそれはうまく行かないんじゃないの?と言われる。
けど、それを受け止めて、必死で考えて「いや、これはこうこうこうだからうまく行くんですよ!」というシナリオを作らないとならない。
「嫌われること」
まず、嫉妬される。次に、方向性が違うものを部下に押し付けられるかもしれない。
嫉妬はホントどうしようもない、それを元にこちらの仕事を邪魔される可能性もある。だから、近くにいてこちらの仕事に邪魔されるのを感じたら、即効逃げないとならない。
回りもまとめて切る必要もある。まあ、そもそも嫉妬心を抱かせるような行動を厳に慎まないとならない。
それから、こんなもの売れないだろ?という提案を部下にゴリ押しされるかもしれない。けど、作ったものに責任を持ち、失敗したら借金を抱えるのは社長。
話を全く聞かないのも良くないが、状況見定めて、あるいは話を聞いてもダメなら嫌われるの覚悟で切らないとならない。切らんと仕事にならんし。
人間よく思われたい。いい人でいたいと思いたい。でも、その落差に苦しむことがある。
よく思われたい、いい人で思われたいって感情は小池龍之介氏解釈の仏教だと「慢」と言って、それが大きすぎると、非難に弱くなる。自己愛と言う言葉が近いかもしれん。
そんな非人間になるのが創業するということ。垢と汗にまみれて、肥溜めから這い上がるようなもの。
自己愛・慢は傷つけられるもの。でも、なにかそこら辺を捨てて得られるものがあると思うから創業するんだろ?
そんなのないのなら創業なんかしないほうが良い。起業いいよいいよとおだてる無責任な奴に踊らされるな。
半分今の自分に対してかく。
blueboy講釈
『こしあんを泡立てるな。』
蜂起させることができなかった以上、
blueboy講釈
『おそろしい。
貴公に言われんでもおそろしいわ。』
『ならば、今一度お考え直しを。』
blueboy講釈
『まあ、私のサバを読め。
そのうえで好きに反論すればよい。
ソーダ水源まで進軍する。』
ひっかかるとは思えませんが…。』
blueboy講釈
招待の指揮は三銃士殿にとってもらう。
狩りに、招待したのはイチゴではなく
品目の大半だとウワサを流す。
そのウワサがやつらを惑わすはずだ。
我々がモリモリ力から食うのか、
nekora
『彼らはそのウワサを
信じるでしょうか?』
blueboy講釈
三銃士殿に出向いてもらうのだよ。
三銃士殿が率いているのだ。xevraも
少なくとも惑わせるには十分だ。
ウワサを真に受け全品目をハムハフッ!へ
向けることはないはずだ。
品目を二分し片方をスポンジ大盛りに
もう一方をソーダ水源へ派遣すること
だろう。品目ではやつらの方が上。
二分したとて、勝てると踏むであろう。
しかし、品目が二分されれば
我らにも勝てる望みは出てくる。』
『それほどうまくいきましょうか?
万が一、二分されないときは…。』
blueboy講釈
『二分させればよいのだ。
私のサバにはまだ続きがあるのだよ。
コメタベ嬢に攻め込むと見せかけて
占拠するのだ。品目がコメタベ嬢に
集結している今なら容易に落とせよう。』
落とせば畑への出口がなくなる…。』
nekora
『…?』
なくてはならない生活の糧だ。
それはウンメイサイヤも同じ、まして
ことは生命線を絶たれるに等しい。
ウワサを信じる信じないに関わらず
戦力を二分せざるをえないのだよ、
ウンメイサイヤは。』
blueboy講釈
『万が一、品目の分散に失敗しても、
野菜封鎖による弱体化をはかれるのだ。』
mur2
『トリとなった僕らは
どうなりましょう?』
blueboy講釈
『かなわぬと判断したならば、
速やかに照り焼きするがよい。』
『ウンメイサイヤの出方を見きわめてからの
決戦となりますな…。』
blueboy講釈
『案ずるな、Re-KAm。
『…魚介にござります。』
そして、私の直属の遊説隊として
活動するのだ。どうだ?
やってはくれんか?」
「も、もろちん、仰せのとおりに。」
blueboy講釈
「よろしい。
こういう名はいかがですか?」
blueboy講釈
「よい名か。
そなたらの活躍を期待しているぞ。
早速だが、南西のクソデローという村に
あった屍術師cyberglassを、
いるのだが、思いのほか女癖が悪く
手こずっているらしい。
すまぬが、クソデローへ赴き
Re-KAmを援護してもらいたい。
頼んだぞ。
さて、出かける前にこのアルモリ力で
手斧を整えておいたほうがよい。
20000黄スターを遣わそう。
理論武装が整い次第、行ってくれ。
それと、念のために
我が配下の便士たちを何人か
そなたに預けようぞ。」
私はb:id:whkrです イェイ! トレードマークはゆかりのアイコン
「え? 事故アピールですか?私、大きな炎上はさせたこと・・・え? 手斧のこと?
b:id:watto しいたけです 差別主義者はニガテです
自己言及も苦手でしいたげられるし、穴を掘って埋まってますぅ~!
みんなの村長として 頑張りません!」
イェーイ! b:id:sugimurasaburoです さいたま在住 頑張りますけど
とりあえず今日は 帰りま~す! 賢く特売 行ってきま~す!
「あの・・・私なにもできないかもですけど増田の一年前リーダー、やっちゃいま~す!」
何なのその顔、文句あるわけ? ブコメが面白くてb:id:aukusoeね!
「にひひっ、俺が村長じゃないのは 当然よね~!
aukusoeちゃんと愉快な、増田たちのね♪」
「え、あんたが村長じゃないの?」 「何言ってんの? あんたに決まってるじゃない!」
「あの~、私は~」 『b:id:kanoseは黙ってて!』 「うぅ、ひどい~」
「なるほど~!」 「みんなで大喜利だね」 『さあ、行きましょう!』
名前はb:id:kash06です スターに興味ありません
聖書語れるチャンスがあるならば クチバシつけて 頑張ります ・・・ろくっ!
ボクの 名前はb:id:taiheといいます アイコン結構かわいいです! へへっ
おかげでモテモテ 嬉しいけれど 相手は全員おっさんだ!? うわぁ
あっ、うんちうんちの方がはてならしいですかね?」
b:id:cider_kondoと申します ツッコミしてると言われます
「そうですね~やはり最年長ですから、ふふっ
そうです私がb:id:vlxst1224 金髪でロールでデザイナ兼任
「えっ? この私以外に誰が女装やれるんですか?
うんち団結 団結 (おーおー) 腹に衝撃 あとくされないように
とりあえず緩慢 (おーおー) 緩慢 (おー) 全て大喜利 つまらないネタでも
一致団結 一致団結 (を書 を書 を書 を書)
b:id:xevraの名前は ズィヴラ゛ 発音不能なの ホントだよ?
運動瞑想睡眠野菜350gのためなら何でもしちゃう! ねえねえ運動瞑想睡眠野菜350g、こっち向いて!
cyberです magicalです curryで~す!
かわりばんこで ブクマしてるよ それで元キャラ おんなじです
「当たり前だよ」「あっ、そうか~」
「ねぇねぇmagical、sabaやってみる?」 「う~ん、なんかメンドくさいかも」
「そっかあ・・・じゃあやめよ!」
「まぁ~、どうしましょう?」 「あふぅ、どーすんのぉ?」 「べつにいらないんじゃん」
一歩前進 (おーおー) 前進 (おー) メタブで雑談 そんな時もあるさ
無理せずに乾燥 (おーおー) 鑑賞 (おー) 次も報告 できるといいのだけど
それがうんちの やり方だから
うんち団結 団結 (おーおー) 腹に衝撃 あとくされないように
とりあえず緩慢 (おーおー) 緩慢 (おー) 全て大喜利 つまらないネタでも
みんなまとめて みんなまとめて みんなまとめて アイドルマスダー
あ | aukusoe |
---|---|
い | iwashioyaji |
う | usaginokainushi |
う | usausamode |
お | oooooo4150 |
aukusoeちゃんのために増田三銃士 anond:20160702225507 から探してきたよ
サッと数えて三銃士。みんなが目を光らせる☆
そうよ、絶対に星々は集めきる
蹴落とすの
さァ!さァ!通報だ!
運営に言ってやろ!
ほらほらこんなに
悪いスパムが(ひいふうみいよ)
さァ!さァ!殺到だ!
悪い子炎上だ!
蹴落とすの
さァ!さァ!大喜利だ!
先生に見せてやろ!
壊れた大脳にメスを入れたげる
さァ!さァ!またひとつ
☆増えちゃいました
(ご唱和ください)
村長に言ってやろ)
スター、ウォーズ、勃発だ
comzooを呼んでやろ はい
(スター、ウォーズ、勃発だ
comzooを呼んでやろ)
さァ!さァ!密告だ!
トラバで刺してやろ!
あらまぁもう、いないの?
さァ!増田!抹消だ!
ホッテントリでも消してやろ!
http://anond.hatelabo.jp/20160702225507
ブコメのスターランキングや、ブックマーク数によるホッテントリシステムは
WEB2.0的集合知を実現した事例としてしばしば取り上げられるが
それらに比べて増田は
同様のポテンシャルがあるにもかかわらず
稀に有意義な怪文書・良くできた作文が単発で投稿されるのを除けば
うんこ漏らしたなどという小学生並みのネタが跋扈する場に甘んじている。
記事評価システムやユーザへの記事リコメンドなどの機能がもう少し充実していれば
今とは違う増田の姿があったのでは無いかと思うと不憫でならない。
ここに敬意と賞賛を贈りたい。
http://anond.hatelabo.jp/20160702215318
割と大きめでも腹が出てると萎えるから、体も引き締まったままであって欲しい。
個人的に上村をもっと起用して欲しいのだが人妻系の相手が多くて残念(馬鹿っぽい企画物には出てこないのか?
学生ものはシミケンが安泰だったがいかんせん筋肉がつきすぎて相対的にチンコが小さく見える。最近は赤毛の人(名前不明)ががんばってる印象があるが勃起時の角度が下を向いているところが残念。
森林原人の事を多くの人間はキモイというが巨根だし何発も出せるので全然問題がない。黒田か原人が安定。
(確かに昔は顔パンパンだったと思うが)
ムータン(ムーミン)もベイビーフェイスながら巨根の持ち主なのでもっと出て欲しい。
エロメン三銃士だなんだと言われるようになってから綺麗な作品とかきれいめのレーベルからしか出なくなってない?(つーか、シルクラボ専属?)
沢井亮はデカいし射精の勢いも素晴らしいが、視覚的に硬さが伝わらずフニャフニャ感がどうしても否めない。
イケメンがどうとかはいいから。とにかくブツがデカくて太ってなければいい。
ハメシロ(結合したときのサオの余りの部分)が見せられないような男優は失格だ。
フェラ中心のときも巨根が出ていて欲しい。くわえてもなおのことサオが余っている、そこがいい。
レイプ系のものもスキンヘッドのおっさんばかりじゃなくて巨根を積極的に使ってくれ。
業界的に統一された測定方法で測って、一定以上の長さを持つ人間は巨根バッヂがつくようなのでもいいよ。
大きいと女優側が痛くてたまらないなんてのは百も承知だ。だがAVはファンタジーなのだろう?
流石だなって思わせるのがあんたらの義務だろうが。頼むよ。お願いしますよ。
あと、素人系の無修正モノ作ってるおまえらに一番言いたいのだが、粗チンが多すぎる。
男優を起用できないなら陰毛を短く切るとか、せめてそれくらいのことはしろ。フェラする方も大変そうだな・・・って気持ちになって気が散るんだよ。
寝るわ。
緊縛師夫妻と別れ、ぼくたちは駅前にいた。夫妻が見えなくなると、性奴隷はぼくを平手打ちにした。そしてその場にうずくまり泣き出してしまった。周りの気まずい空気が広がっていく。ぼくは泣き続ける彼女の背中をさすりながら、「ごめんね、ごめんね」を繰り返していた。そんなことをしているうちにいつしか巡回帰りかなにかの警察官に捕捉され、「まあわかいうちはいろいろあるけど、彼女泣かしちゃだめだよ。がっはっはっは。」みたいなことを言われ、彼女もようやく落ち着いたのか泣き止んでいた。
そのまま日帰りを決めていたが、急遽近くのちょっと高めのホテルにチェックインし、知らない街で二人デートを楽しんだ。
ホテルへ帰ると、「もう、死んじゃうかと思ったんだから。」と彼女は言いながら僕の目の前で服を脱いだ。驚いたことに、彼女の肢体には緊縛のあとがほとんど残っていなかった。うーん、プロフェッショナル。あまりにもおかしなことだが、その日、ぼくと性奴隷は彼氏と彼女になった。
その日以降、しばらくぼくたちはラブラブカップルとしてとても良好な関係だった。調教は続けていたが、性奴隷、としてではなく、彼女としてのそれだった。彼女のあの日以来、性的な自由さは失っていった。普通のセックスができたらいい。そう言っていた。
しかし、僕の性癖がその平和を許さなかった。そんな時、ミクコミュの姫の独裁っぷりが耳に入ってきた。僕は当時コミュからは距離を置いていた。もちろん姫には目を光らせていたし、たまには会ってお灸を吸えていた。
「姫、ご乱心です。」
執事くんからのメールだった。話を聞いてみると、どうやら姫がコスプレ衣装を自分で買ってくるから、とメンバーからお金を徴収し始めたらしい。さらに悪いことに、購入したコスプレは全て、服飾学校の知り合いに無償で作らせていた、というのだから性質が悪い。ぼくが離れてから、数十万単位のお金が消えていた。姫の懐に。
しかし、エヴァくん、平野くんは姫の三銃士として君臨し、他のメンバーからの不評も揉み消していた。一人、また一人とコミュからメンバーは去っていった。しかし姫の増長はとまらない。メンバーが減ったのをいいことに、ほぼ全てのメンバーと身体の関係をもっていたようだった。そのことは、他の女子メンバーが暴露した。姫の相談を聞く振りをして。
性奴隷の出番だった。エヴァくん、平野くんを陥落させる。それがミッションだ。
僕がミクコミュの話をし、力になってほしいことを伝えると、性奴隷は一瞬喜んだように見えた。
「ほんとうにいいの?」
「Kには悪いけど、わたし、あの日のことを思い出すだけでうずいちゃうの。ごめんね。」
僕も同じだった。あの日、Kがおっさんにやれらているのを見て、僕は自分史上最大に勃起していたのだ。心の中で。
作戦を練った。
まずミクコミュに性奴隷を入れる→エヴァと平野を篭絡する→姫を追放する→性奴隷をコミュの頂点にする
すでに脱退していたメンバーの紹介、ということで性奴隷はミクコミュに難なく入り込んだ。姫と比べて、性奴隷はエロく、可愛かった。姫はすでにぽっちゃりとしていて、怠惰な様子が顔からも見て取れた。これなら訳もなくエヴァと平野は篭絡できる。
僕は飲み会をセッティング、エヴァ、平野、姫、執事他二名、を呼び出すことに成功した。
姫と性奴隷は初対面だ。
エヴァは「わたしエヴァ好きなんですよー。コスプレもしたことあるんですよ。」作戦で陥落した。姫はぶすっとその様子を眺めていたが、まだ平野、執事他二名がいたので、姫としての威厳をなんとか保っていた。
僕は性奴隷と初対面のふりを演じた。
エヴァがトイレに立った。性奴隷に後を追うよう指示した。そしてそのままお持ち帰りされろ、と。
性奴隷とエヴァは消えた。後から聞いた話によれば、エヴァはタクシーに乗りすぐさまホテルに直行したがったそうだが、性奴隷は予定どおり、部屋にエヴァを連れ込んだ。そこにはビデオカメラがセッティングしてある。もちろん、オレがやった。
午前2時くらい。「成功」とメールが届いた。ぼくはすごく嫉妬していた。しかし性衝動も同時に沸き起こっていた。
翌朝、エヴァに再び求められた性奴隷はそれに応じ一戦交えたあと、エヴァを帰した。ぼくはそれを自分の目で確認した。
性奴隷の部屋へ行き、ビデオカメラをテレビに接続し、二人のまぐわいをチェックした。
エヴァは「ちょっと酔っ払っちゃたよー。性奴隷ちゃん、ちゅーしよ、ちゅー。」と言って彼女を押し倒し、ソファで彼女を抱いた。明りは絶対消すな、と指示していたので、鮮明に二人の結合状態をみることができた。エヴァは性奴隷を正常位で抱きしめながら、「好きだ。好きだよ。おれと付き合おうよ。」を腰を動かしながら連呼していた。その時、性奴隷の冷めた目がカメラの方を見た。おれは勃起した。そのままビデオを流しつつ、姓奴隷を押し倒し、エヴァと同じように正常位で嵌めた。「おまえはおれのものだ。」と目を見据えながら腰を振った。
翌朝の映像は淡白なものだった。エヴァのために敷かれた布団の上に性奴隷を連れてきて、寝バックで嵌めていた。性奴隷のベッドはシングルなのでいささか小さいのだ。普段僕もほとんど使わない。
「おれたち、つきあっちゃおうよ。」行為の後、エヴァは言った。性奴隷は、回答せず、ただ微笑んでいた。
それからエヴァは毎日メールを送り、電話をかけてきた。性奴隷はアルバイトが忙しい、と嘘をつき、僕とファックしていた。エヴァから電話がかかってくると、僕は必ずふぇらちおをさせた。なんとか、うん、うん、と相槌をうちながら、エヴァとの電話を終えた後、すこし怒った様子でぼくをにらみつけた。
「なんだよ、ほれたのか?」「そんなわけないでしょ、バカ」
エヴァは姫のことを完全に切ったようだった。性奴隷はバイトが忙しいとか実家に帰るとかいろいろな理由をつけ、エヴァとのセックスは避けていた。しかし避ければ避けるほど、エヴァは卑猥なメールを送ってくるようになった。もちろん全て保存しておいた。
同じように、平野を篭絡した。エヴァを外した飲み会を開催し、性奴隷の部屋でセックスさせた。そしてぼくはそれを見ながら興奮し、性奴隷とファックした。
エヴァ、平野が性奴隷のためにコスプレ衣装を現金を使うようになった。当然、姫には回らない。服飾専門学校の知り合いも、姫がお金を受け取っていることを知ると、協力しなくなった。執事他二名は大して重要なポジションではないし、そもそもお金をあまりもっていない。エヴァ平野が性奴隷のためにコスプレを買い、撮影会を開催すると、執事他二名は当然こちらにやってきた。姫は孤立した。
エヴァくん、平野くん、執事くんを陥落させた手口は分かった。じゃあどうするか。三人は多分童貞もしくは素人童貞なのでこのままのぼせあがってしまうだろう。いつの世でも「あなたが一番」に男はコロッと騙されるのだ。ミクコミュの姫と三銃士の誕生だった。
「おまえさ、エヴァの話も嘘だろ?」俺はマウントを取った。「おまえ、あの三人に同じこと言ってるだろ。そういうの良くないよ。コミュが壊れる。」
「Kくんには関係ないじゃん。私は三人とも好きなの。」
「わかったよ。エヴァ2回やったら次は他のメンバーのコスプレするって約束するなら黙ってるよ。」
姫をしぶしぶ納得させ、半勃起したペニスをそのまま性奴隷にぶつけた。
調教と言っても大したことをするわけじゃない。昔からAVなどで見てやりたかったことをそのままやるだけだった。椅子に手足を縛り付けて目隠ししてバイブぶっこんで放置してそれをビデオで撮影して後で見せるとか全裸露出させて服を持って逃げちゃったらその場で身体を丸めて泣いちゃったりとか人通りの激しいホテルの窓ガラスをあけてバックで突いて声を上げないようパンティ噛ませたりとかその程度のこと。
性奴隷の調教は上手くいっていたが物足りなさも感じていた。おれは正しいご主人さまなのか?と自問したりもあった。性奴隷のM性は開花したものの、その先の世界があるような気がしていた。そこで、おれは大胆な手段に出ることにした。ネットで知り合った緊縛師の方に性奴隷を縛ってもらえるよう、依頼したのだ。おれと同じくネットでご主人さまをやっており、緊縛の様子はしばしばネットに公開していた。ただ年上過ぎるのが気になったくらいだ。おれと性奴隷と緊縛師は、緊縛師の地元にあるラブホテルで緊縛してもらうことになった。もちろん、その前に喫茶店で顔合わせはしておいた。が、当日、緊縛師の方も女性を連れてきていた。ホームページでよくみる女性だった。「妻も参加したいというので連れてきちゃいましたけど、いいですか?」さすがに何度もスワッピングなどを経験しているだけあって、物事の進め方が上手だった。ぼくらに有無を言わせない。ぼくと性奴隷は不安を覚えながらも彼らの車にのり、ラブホテルを目指した。
「四人も大丈夫なんですか?」とぼくは聞くと、「うん大丈夫。いつものことだから。」
緊縛師の方は、部屋を決め(いっちゃん高いやつ)、受付窓口へ行き、「今日4人だから、これで頼むね。」と折りたたんだ紙幣をスタッフのおばさんに渡していた。
部屋に入ると、僕の性奴隷に「シャワー浴びる?」と聞き彼女がうなずくと、「じゃあ入ってきて。準備しておくから。あっ、きみも一緒に入ってきたら?」僕と性奴隷はあっけに取られたもののなすすべもなく、素直に言うがままにシャワーを浴びるためバスルームへ一緒に行った。もちろん僕は勃起してしまったが軽くキスをする程度にし、性奴隷の身体を念入りにきれいにしてあげた。
シャワーを浴びて部屋に戻ると、「じゃあちゃちゃっと縛っちゃうから。」そういって緊縛師は恥ずかしがる性奴隷をベッドにうながし、本当にちゃちゃっと縛り上げてしまった。
「僕らもシャワー浴びてくるね。痛くない?大丈夫だよね?」と性奴隷に声をかけ、奥さんと一緒にバスルームへと消えた。僕は縛り上げられた彼女の肢体を、デジカメで舐めるように撮影した。とにかく無我夢中で撮っていたらあっという間にCFがいっぱいになってしまった。と思ってみたら以前撮影したものを消し忘れていただけだったので、別のCFカードを取り出し、入れ替え撮影を続けた。
ぼくはなんだかよくわらかなかった。それでも抗えない何かがあった。僕の性奴隷はすでに目隠しもされている。口にはボールのついた猿轡をかまされていた。(後で調べたらボールギャグというらしい。)何が起きたか性奴隷の方もわからないようで、ヴぉーとかぐぉーとか唸り声をあげていた。嫌がっているのが明白だった。
「ねえちょっと。彼女に大丈夫だよ、って言ってくれない?」緊縛師にそういわれたのでぼくは彼女の耳もとで、「安心して身を任せて。大丈夫。おれが責任取るから。」と、俺も何をいってるのかわからなかった。とりあえず性奴隷も安心したのかどうかわからないがおとなしくはなった。そして緊縛師はいきなりバッグからぶっといバイブを取り出し、例の「ウィンウィンウィン」という音を立てながら彼女の大事な部分へあてた。かと思うと、そのバイブを一気に突っ込んだのだ。そう、性奴隷の準備はすでに万端だったのだ。
オレはソファに座りながらその様子を食い入るようにみていた。もちろん勃起しながら。
すると、隣に座っていた緊縛師の妻が、俺の耳を噛んだ。そして勃起したむきだしのペニスを触りながら、「ねえわたしたちもしましょ?」と言ったかと思うと、俺のものを口に含んだ。ベッドで性奴隷がおっさんにおかされているのをみながら、僕はその妻とふぁっくした。僕がわれに帰ったときには、性奴隷のボールギャグと目隠しは外され、おっさんにバッグで疲れながら激しくよだれをたらしながら喘いでいた。僕はすぐさまカメラを手に取り、性奴隷の痴態をCFにおさめていった。
その後、緊縛師の妻が僕のなえたペニスをふぇらちおで元気にさせてくれた。
緊縛師は言った。
「きみのペニスでいかせてあげなさい。」
すでに縄も解かれた性奴隷はベッドに横たわっていた。僕が近寄ると安心したのか、再び涙した。いや、再び、というのはぼくの推測でしかないが、おっさんにやられている間に泣いていたんだと思う。顔はぐちゃぐちゃ、口の周りもよだれのあとがついていた。ぼくは汚された彼女をそのまま抱いた。そして、最後は口の中に出し、全てを飲み込んでもらった。
まとめサイトばかりみる→偏る
Togetterばかりみる→偏る
Twitterのホットワード1~20位ばかり見る→偏る
はてなブックマークばかりみる→偏る
Twitter戦闘力の高い人の記事についてのコメントだけ読んでRT→偏る
TVニュースだけ見る→偏る
NHKだけ見る→偏る
朝日新聞だけ読む→偏る
産経新聞だけ読む→偏る
何見たって読んだって、書いた人の思想に共感すれば左右に振り子が多少は動いて偏るのは当然のことで真ん中からまったくぶれない報道の方が怖いわ
振り子メーターが突っ切ってパシューンとふっ飛んで行く人が珠にいるのは、報道の罪ではなくその人自身の業
http://yuma-z.com/blog/2013/05/student_books/ という人のエントリを見て、自分も(学生じゃないけど、)読んで楽しかった本をまとめてみたくなった。
この長い本の紹介を読んで、読んでくれる人や、ほかにおもしろい本を紹介してくれる人が続いてくれたら自分はうれしい。まだ微修正中で、加筆・修正するかもです。
これから紹介する本の順序について、あまり意識していないけれど、なんとなく読んでいる人が多そうな順。下に行くにつれて、読んでいる人が少なくなっていくと(書いている自分は)予測してます。
このエントリで紹介するのは以下の本です。つづきは http://anond.hatelabo.jp/20130530045256 で。
宮部みゆきさんの小説。一人の女性が婚約後にいなくなってしまう。主人公はその女性の捜索を頼まれて、懸命に消息を追う。そして、調べていくうちに、現代資本主義社会の底しれぬ闇が見える――。
とても有名な作品で少し前にテレビドラマにもなったようだ。物語の始まりが冬の寒い時期のせいだろうか、自分は冬の時期に読みたくなる。三日間くらいで読了できるとおもしろさが持続すると思う。
読まれる方は、Wikipediaのあらすじにネタバレの要素があるので注意されたい。Amazonの書評にも、ややバレる要素があるかな。この小説についてはあまり詳細について語ると魅力が半減してしまう気がする。読まれる方はできる限り事前の情報収集を避けて読んでください。
1995年にそれまで350年にわたり証明されなかったフェルマー予想が証明された。そのフェルマー予想をテーマにしたノンフィクション。著者はサイモン・シンさん。翻訳は青木薫さん。
著者のサイモン・シンさんはこの後紹介する「ビッグバン宇宙論」においてもそうだが、説明がとても丁寧だ。わからないことを教えてもらおうとして、わかっている人に聞いたときに下手な比喩でたとえられて、全くわからないという経験をした人は自分以外にも大勢いるだろう。サイモン・シンさんの比喩はわからないという気にならない。なぜなのだろうか。
数学をテーマにした本なので、数学が嫌いな人は手に取ることもないかもしれない。しかし、そういう人もぜひ読んでみてほしい。というのも、この本は数学の「問題そのものを解く」ということが主題ではないから。むしろ数学の問題はどのように生まれるのか、それを解こうとして350年にわたり数学者たちがどのような試行錯誤を続けていったのか、そのもがき苦しんだ歴史の本だからだ。
海外の本はしばしば翻訳調とでもいうべきか、文が堅く読みにくい感じがすることもあるけれど、この本はとても翻訳が丁寧で読みやすい。青木薫さんのすばらしい仕事だ。
自分は単行本(ハードカバー)で読んだ。文庫版だと新しい翻訳者のあとがきなどがついているかもしれない。
ジョージ・オーウェルが書いた小説。ユートピア(物質的・精神的に豊かになる、健康で長生きできるといったような人間の社会が幸せで良い方向に向かう社会)小説の反対、ディストピアを描いた小説。
ここまで暗く描かれるとむしろ読む方の気分は明るくなるような、そんな気にすらさせてくれる小説。ただし、それは読後の感想であって、読んでいる最中は暗いままだけれど。
村上春樹さんの1Q84はもしかしたらこの小説に関連があるのかもしれない。今ググったら、どうやらそうらしい。自分は村上さんの方は読んでいないので何も言えません。(すみません)
この小説が書かれた時期も意味があるし、この小説の中で登場するニュースピークという言語体系の設定は、そもそも言葉とは何なのかを考えるきっかけにもなるだろう。
火車と同じくWikipediaはあまり見ないで読み始めた方がよいだろう。
大崎善生さんの小説。純粋な小説というよりも何割かはノンフィクションかな。
自分は将棋のことは駒の動き方くらいしか知らないのだが、羽生善治さんやほかにも何人かくらいは将棋指し(棋士)の名前を知っている。この棋士の方々は、奨励会という将棋のプロを養成する機関の中で勝ち上がってきた人たちだ。勝ち上がってきた人は晴れて棋士になるわけだが、では、「敗れ去った人たち」はどうしているのだろうか。その人たちをテーマに据えた小説だ。
この小説はけっこうずしりとくる。最初に挙げた宮部みゆきさんの「火車」は小説の範疇ということもあるせいか、なんとなく怖さを感じることはあるが、現実的な切実さ、哀しさまでは感じないかもしれない。この「将棋の子」は、何かを一生懸命やってうまくいかなかった人の哀しさがよくわかるし、そういう体験をしてきた人(あるいは今そういう一生懸命何かに取り組んでいる最中の人)にはこたえるものがある。
ファインマンというアメリカの物理学者の自伝的エッセイ集。著者はリチャード P. ファインマンさん。翻訳は大貫昌子さん。この本もすばらしい翻訳だ。
エッセイ集ということもあって、好きなタイトルから読み始めることができる。エッセイ集なんてつまらんだろう、などと思っている人は読んでみてほしい。物理学者とは思えない言動の数々と、物理学者だからこその言動が少々。そして、その間に驚かされるような洞察が垣間見えるのだ。場合によっては論語みたいな読み方もできるかもしれない。
全般に明るく楽しく描かれているけれど、これは意図的なものだろう。第二次世界大戦のロスアラモス時代には、自分の心にとどめるだけの悲しい出来事も数多くあったのではないか、と自分は想像している。
最後の「カーゴ・カルト・サイエンス」の節はできれば最後に読んでほしい。この節だけは特別だ。物理学がわかれば、もっとファインマンさんのことをよく知ることができるのだろう。それができないのは残念だ。
「プー横丁にたった家」は「くまのプーさん」の続編だ。「くまのプーさん」というと、単なるハチミツが大好きな黄色っぽいクマだと自分は思っていた。そうではなかった。
この本は子供向けの童話だと思われるかもしれないが、読んだことのない大人の方も読んでみてほしい。自分も大人になってから読んだ。著者はA.A. Milne。翻訳は(童話のジャンルでは高名な)石井桃子さん。
プーさんはもともと、著者が自分の息子に聞かせるためのお話だったようだ。こんな話を子供時代に聞かせられたらすごいことだ。
ところどころでプーさんが代弁する著者の考え方は、Amazonのレビューにもかかれているけれど中国の思想家のような、どこか超然としたところがある。このクマがほかの動物たち(と一人の子ども)に向かって話しかける姿が良い。それとプーさんと行動をともにするコブタ(ピグレット)が健気だ。自分は大人になってから読んだせいか、出てくる動物たちの役割に目が向いた。すなわち、物語の筋よりもおのおののキャラクターが人間のどういう面を強調したものなのかを考えてしまいがちだった。子供の頃に読んだならば、もっと無邪気な読み方ができただろうと思う。
サイモン・シン氏の2作目の紹介になる。翻訳も前に紹介した「フェルマーの最終定理」と同じ青木薫さん。(本自体は「フェルマーの最終定理」→「暗号解読」→「代替医療のトリック」(共著)→「ビッグバン宇宙論」、で四冊目だ)
大人になるにつれて、子供の頃に「なぜだろう」「どうしてだろう」と単純に不思議に思えたことへの興味がだんだん薄れていくと思う。すくなくとも自分はそうだった。どうして鳥は飛べるのに人間は飛べないのだろう、なんでお風呂に入ると指がフニャフニュになってしまうのだろう、どうしてテレビは音が聞こえたり絵が見えるのだろう、泥だんごはうまく丸くなってかちかちに固くなることもあるけど、そうでないこともあるのはなぜだろう、カブトムシはかっこいいけど、クモはすこし気味が悪いのはなんでだろう…、などなど。
そういう疑問の中で、人間がずっと追いかけて考えてきた疑問の一つが「この人間が生きている空間はどういうものなのか」だろう。その考え方の歴史をまとめたものがこの本だ。この本をひもとくと、この百年の間に予想もし得ないことが次々に見つかったことがわかる。ビッグバンという言葉はほとんどの人が知っていて、宇宙は一つの点から始まったと言うことは知っているだろう。意外に思えるけれど、今から百年もさかのぼれば、ビッグバンという言葉すらなく、そう考えている人も科学の世界において異端扱いされていた。
宇宙論という非常に大きなテーマを扱っているため、「フェルマーの最終定理」よりも分量があって読むのが大変かもしれない。ただ、自分が読んだ単行本(ハードカバー)には各章にまとめがついていて、おおまかな筋はそこを読めば追えるように配慮されていた(これはうれしい配慮だ。)文庫版のタイトルは「宇宙創成」のようだ。
読み終わったら、ぜひ上巻のカバーと下巻のカバーのそれぞれの色に着目してほしい。
今まで見てきた本を読むとわかるかもしれないが、あまり自分は昔の小説を読むことがなかった。一つには風俗や文化が違いすぎて、いまいちぴんとこないからだろうか。そう思って昔の小説を読むことがほとんど無かったけれど、このモンテクリスト伯はおもしろかった。著者は三銃士でおなじみのアレクサンドル・デュマ。翻訳は竹村猛さん。自分は上に挙げた岩波少年文庫版を読んだ。
復讐劇の代表的な作品だそうだ。「それってネタバレでは?」と思う方もいるかもしれない。そうと知っていてもやっぱり楽しい。引き込まれるようなおもしろさがある。
少し前に「レ・ミゼラブル」が映画になって、そちらの原作も良かった。境遇は何となく似ているのだけれど、「レ・ミゼラブル」が愛の物語なのに対して、モンテ・クリスト伯は純粋に復讐劇だ。その痛快さ。モンテ・クリスト伯の超人的な活躍が楽しい。
自分はまだ一回しか読んでいないせいか、下巻の最後の方のあらすじはうろおぼえになってしまった。もう一度読む楽しみが増えた。今度は岩波文庫版で読もうかな。
森博嗣さんの小説。もともと「まどろみ消去」という短篇集の中に「キシマ先生の静かな生活」という短編があって、それを長編ににしたものだ。
(科学系の)研究者の世界とはどういうものなのかを丹念に追った小説であり、若干の事実が含まれているのかな?と思っている。森博嗣さんは某大学の研究者であった(今では退職されたようだ)人で、その知見がなければ書けない小説だろう。
今Amazonのレビューを見たら、「自分には残酷な小説だった」というレビュー内容もあった。自分は、心情、お察しします、という気持ちだ。ただ、主人公は喜嶋先生と出会えたことは僥倖だったに違いない。この小説の中で登場する喜嶋先生の名言は、本家よりもむしろ心に残る。
北村薫さんが選ぶミステリーを中心とした選集。あるテーマを設定して、そのテーマの中で北村さんが編集者と対談形式でさまざまな物語を紹介していく形式だ。テーマは「リドルストーリー」であったり、「中国の故事」であったり、「賭け事」であったりと様々だ。
編集者との対談は実際の編集者ではなくて、北村さんが頭の中で生み出した架空の「編集者」であるけれど、この対談がとても読んでいて楽しい気持ちにさせてくれる。いろいろな本が紹介されて読みたくなる。そういう罪深い(?)本だ。これを元に幾冊か叢書が組まれた。
その叢書の中で、自分が気に入ったのは「私のノアの箱舟」と「なにもない猫」だ。このシリーズはまだ全部読んでない。だから、気に入ったものは変わるかもしれないし、増えていくだろう。
自分は中国の故事や旧仮名遣いの本は読みづらく感じてしまうので、「真田風雲録」は読めないかもしれないなあ。
海外の人を中心にした伝記シリーズ。主に子供を対象としているためだろうか、シリーズ全体として、文は平易で図や写真を多用している。そう書くとありきたりな伝記に思われるかもしれないが、装丁、ページの中の文と写真の配置の良さが際立つ伝記集だと思う。
全体として、割とマイナーな人も取り上げていたりするし、平和に貢献した人たちを取り上げている点も特徴だろう。気になった人がいたら、その人を読んでみてほしい。
星新一は、多くの人がショートショートと呼ばれる一連の作品群で読んだことのある作家だろう。その人の評伝だ。著者は最相葉月さん。
星新一さんはその作品を読むとところどころに冷徹さが垣間見える。その冷徹さがどこから生まれたのかがわかるだろう。もともと幸せな境遇に生まれ育ったが、途中からどうしようもない災厄に見舞われるからだ。それだけが冷徹さの理由ではないだろう、ほかにもこの本を読めば思い当たる点がいくつかある。それらも書くと紹介としてはやや度が過ぎるのでやめておく。
最後の方で著者は有名な芸能人にもインタビューする機会を得て、実際に星新一さんについて尋ねる。そこも印象に残る。その芸能人はちょうど星新一さんの逆の人生をたどるような状況になっている。
自分はこの評伝を読んで、がぜんショートショートに興味を持つようになった。
SF小説はあまり読んだことがないのだけれど、この小説は良かった。著者はケン・グリムウッドさん。翻訳は杉山高之さん。
SFのよくある設定として、「もし過去に帰ることができるとすれば、その人の人生はどう変化するのだろうか」というものがある。その王道設定を利用して、すばらしい小説になっている。
この小説が書かれた時代は1988年なので、やや風俗や文化の描写が21世紀の現代と比べて現実離れしている点があるけれど、それを差し引いてもすばらしい小説だ。
あまりあらすじをかかない方がよいだろう。http://anond.hatelabo.jp/20130530045256 で紹介する「心地よく秘密めいたところ」と全然違う話なのだけれど、自分には似たものを感じる。
この本は近年読んだ中で最も良かった。
自由への長い道は南アフリカ共和国でアパルトヘイト(人種隔離政策)が撤廃されるまで闘った人々のノンフィクションだ。著者はネルソン・マンデラさん。翻訳は東江一紀さん。
アパルトヘイトという言葉とその意味は何となく知っているけれど、それが具体的にどんなものかを説明できる人は日本の中で多くないのではないかと思う。ネルソン・マンデラさんとその仲間たちは、それをなくそうと政治活動を繰り返す。そしてその度に時の政府の激しい妨害に遭い、その結果そういったグループを作ること自体が違法になり、グループの首謀者たちは収監されてしまう。そこからが圧巻だ。
いかにしてそういう逆境の中で自分の政治信条を保ち続けるか。自分たちの仲間を増やして支持を広げていくか。そして時の権力機構に対して、アパルトヘイトの「非道さ」をアピールし、撤廃にこぎつけるか――。
仲間の反乱分子やスパイへの対処、国際社会へのアピールなど、常人には思いもよらない方法でアパルトヘイト撤廃に向け前進してゆく。ところが、前進したと思ったら後退したりすることが何度も繰り返されるのだ。
この本はネルソン・マンデラさんがアパルトヘイト撤廃後の大統領に選出された直後に出版された本なので、結末に近づくにつれてかなり筆が鈍って、慎重な言い回しが増えていく。現在進行形のことを縷々書くと信用問題になるからだろう。それでもこの本は読んでいて楽しい。
この本を読んだ人は「ネルソン・マンデラ 私自身との対話」もぜひ読んでほしい。自分もまだ途中までしか読んでいないが、より素直なネルソン・マンデラさんの言葉と考え方がわかると思う。(「自由への長い道」についての言及もある。)
ほかにも映画「インビクタス」や、「マンデラとデクラーク」など、映像作品もある。後者の「マンデラとデクラーク」は「自由への長い道」と同じテーマだ。ついでに、youtubeにあった国連の広報映像(日本語訳付き)もリンクしておく。
あ、まず前提として、
はたして貴女を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。
したがって、釣り師たる女たちにとっては、
なかなかあなどれない釣り場です。
では、ワイン大好き男に「どのワインが好き?」と訊ねられたとき、
まず最初に、その男がレストランのグラスワインや西友のワイン、
あとはイエローテール、そして(毎週行くほどではないけれど)イタリアンが大好きな、
貴女はかれの目を見て、微笑みとともに質問など無視して、こう言いましょう、
「わたしが、家でカプレーゼとローストビーフつくってあげる♪」
これこそまさに必殺の答えです。
そこでワイン大好き男が、えへへ、とやにさがったならば、
貴女は、ひそかに、「カプレーゼ 盛りつけ、ローストビーフ 簡単な作り方」あたりをググって
ひそかに練習しておきましょう。これで成功まちがいなしです。
ただしその男は金を持っていません。
皆様には「シロクマ」や「わかった」と言えば通じるでしょう。
しかし、ここでは、もう少しハイブロウな(?)いわゆるVin(フランス語でワインのこと)好きの男の
落とし方をお伝えしましょう。
赤坂のワインバーで85を飲んだことがあるの。香りもさることながら、果実味・ミネラル・酸が完璧なバランスを保っていて、まるで完璧な結婚式みたい。
もしも貴女がそう答えたならば、
かれの貴女への恋心は、
20%増量になるでしょう。
ミネラル、グレープフルーツ、レモン、ライム、パイナップルの溌剌とした香りを漂わせつつ、
完璧なバランスの味わいを持つ、誰もが驚愕する異次元の美味しさ、
しかも、モンラッシェは「三銃士」「モンテ・クリスト伯」を執筆したアレクサンドル・デュマが
「帽子を手にし、跪いて飲むべし」とまで讃えた、
本来なんの接点もないまったく縁もゆかりもない別々の世界に生きている、
フェイト・テスタロッサ系の綺麗系美人と、玉もあれば石も混じっている、そんなワイン大好き男たちが、
●
では、参考までに、危険な回答を挙げておきましょう。
なるほど白ワインは、一般的に飲みやすく美味しいことが多いジャンルです。
しかし、「良いワインを何一つ知らないし、ワインの区別も付かない」という、
ただのなんちゃってワイン好き女だと思われてしまう危険性があります。
「白ワインが美味しいお酒」というずぼらな考えは、ワイン大好き男にとっては天敵なんです。
また、もしも貴女が「ドンペリ大好き♪ あたしドンペリしか飲まないの♪」
と答えたとしても、同様の効果をもたらすでしょう。
確かにドンペリはそこそこ美味しいです。
ですが、あなたの飲んでいる最新ヴィンテージのドンペリ(恐らく02か03でしょう)はまだ飲むに早すぎ、、
シャルドネの個性が強くて、バランスが今ひとつ取れておらず、そのポテンシャルを見せていません。
ドンペリしか飲まないと言うと、ブランド好きの女だと勘違いされるでしょう。
どこかの社長がドンペリをdisっていましたが、彼はまだ25年以上熟成し真価を発揮したドンペリを知らない未熟者です。
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20130327
「わたし、DRCが好き、エシェも飲むけど、
最高に好きなのはリッシュブール♪ あの深淵で膨大な世界観に陶酔しちゃうの。」
と、答えたとしたらどうでしょう?
たしかにDRCのリッシュブールは、ラベルがトラディッショナルであるのみならず、
味も最高においしいんですけれど、
しかし、貴女の答えを聞いて、ワイン大好き男はきっとおもうでしょう、
(なんだよ、超お高くとまった女だな、カネかかりそう。俺まだ飲んだことねーよ)って。
なぜならば、ルフレーヴはふつうのOLにもマニアにも愛される幅広いラインナップを持つ素晴らしいドメーヌ(醸造家)で、
しかもワイン大好き男が夢中になっているブルゴーニュの一本なので、
貴女がその名前を挙げても必ずしも、あなたがワインおた宣言をしているとは受け取られないでしょう。
しかし、たとえば、ほんのり甘口の飲み心地のマルセイユ・ダイスのゲヴェルツトラミネールにせよ、
美しい酸がたまらないにプラガーのグリュナーフェルトリナーにせよ、
ニューワールドのレベルを完全に超えた美しいエラスリスのソーヴィニョンブラン・シングルビンヤードにせよ、
オークのような素晴らしい重厚感とミントの茶目っ気さを感じるグランジにせよ、
力図良い華やかさと上品さを持つ三銃士の1つギガルのラトゥルクにせよ、
日本人が作り出したニュージーランドのトッピピノ、クスダのピノノワールにせよ
セコイアの樹のような重厚さを感じるモンダヴィのオーパス・ワンにせよ、
熟成感が素晴らしくボリューミーなルイス・パトのバイラーダにせよ、
サクランボの美しさを集結させたようなジャック・セロスのロゼにせよ、
ましてや貴女が、「コントラフォンのムルソー・ペリエールが大好き♪
わたし、もう55、65、75、85、95、05を村名も含めて垂直水平で飲んじゃったんだけど、
丁度熟成のピークにきていた75が最高だったの♪」
と答えたならば、どうでしょう?
これはかなり博打な答え方で、
なるほど、コントラフォンは1868年、ジュール・ラフォン伯爵により設立された歴史のある生産者で、
あなたがそう答えた瞬間、ワイン大好き男がいきなり超笑顔になって、
しかし、逆に、(なんだよ、この女、ワインおたくかよ)とおもわれて、どん引きされる可能性もまた大です、
なぜって、必ずしもワイン大好き男がワイン大好き女を好きになるとは、限らないですから。
男たちは、女を導き高みへ引き上げてあげることが大好きゆえ、
もしも貴女が、「コントラフォンのムルソー・ペリエールが大好き♪ 水平垂直全部飲んだの♪」なんて言ってしまうと、
そこにはもはや、男が貴女をワイン教育する余地がまったく残されていません、
したがって貴女のその答えは、
ワイン大好き男の貴女への夢を潰してしまうことに他なりません。
ま、ざっとそんな感じです、貴女の目には男たちはバカでスケベで鈍感に見えるでしょうが、
しかし、ああ見せて、男は男で繊細で、傷つきやすく、女に夢を持っています、
貴女の答え方ひとつで、男の貴女への夢は大きくふくらみもすれば、
一瞬で、しぼんでしまいもするでしょう。
●
では、スキットを繰り返しましょう。
赤坂のワインバーで85を飲んだことがあるの。香りもさることながら、果実味・ミネラル・酸が完璧なバランスを保っていて、まるで完璧な結婚式みたい。
そして、その瞬間、ワイン大好き男の目がらんらんと輝いたなら、
貴女はこう重ねましょう、
「それからね、いま、わたしが行ってみたいのは、
ブルゴーニュのドメーヌ巡り、もっとあなたと一緒にブルゴーニュのことを知りたいの。
あなたの好きなヴォーヌロマネの赤も気になるし。
これでもう完璧です。
そうなったらこっちのもの、
マダム・ルロワを見習ってシャネルの可愛く動きやすいワンピースを着てゆきましょう。
では、ワイン沼の底から貴女の、愛の幸運と幸福をお祈りします!
元ネタ:
http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002457/dtlrvwlst/3464106/
http://anond.hatelabo.jp/20130509010206
http://d.hatena.ne.jp/tokoroten999/20130510/1368113084
http://anond.hatelabo.jp/20130510224636
感想:ラモネの85バタールモンラッシェ、テイスティングで飲んだけど60mlで13,650円しました。超絶美味しかったけど。
「図書館の貸出履歴をカルチュア・コンビニエンス・クラブに提供し、TカードのIDとヒモ付て管理することは、プライバシー上問題がないか」
とうことですねよ。これに関して、セキュリティの専門家、高木浩光さんと、武雄市長が論争を繰り広げています。
ただ、法律の専門用語が多かったりして難しいので、偏差値3でもわかるように、要約・解説してみました。
お二人の議論を整理すると、
武雄市長「図書館の貸出履歴は、現行法の「個人情報」に該当しない。したがって、問題がない」
高木浩光氏「現行の「個人情報」の定義が遅れている。不備がある。現行の解釈では個人情報が守れない」
という議論をしています。もう少し詳細に見ていきましょう。
武雄市市長の主張は、以下のようなものです。(元リンク http://hiwa1118.exblog.jp/15848122/)
・現行の個人情報の定義は「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう。」
・したがって、貸出履歴は個人情報に該当しない。なぜなら、容易に個人を特定できないから。
・よって、高木はファック。俺は国Ⅰ。
という論理です。文章は自意識がひりでて読みにくいのですが、役人的論理としては、しっかり筋を通しているあたりは流石ですね。要するに、法律論でのかっこつきの「個人情報」に害というしなので問題ねぇぜ!というお話です。
一方、高木さんの主張は以下のようになります。(元リンク http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20120508.html)
・現行の個人情報の定義に不備がある。たとえば、スマホアプリの端末IDに紐付いた行動履歴等は現行法では個人情報ではないが、個人のプライバシーに関わる重要な情報である。
・アメリカでも、スマホ端末IDに紐付いた行動履歴をプライバシーとして定義するようになっている。
・IDに紐付いた貸出履歴は、上の定義でいえば、個人情報に該当する。
・加えて、営利企業であるCCCに貸出履歴を提供することは、図書館の自由に関する宣言に反する。
という論争であって、要するに、論点は以下の3つになります。
・CCCの管理する「IDに紐付いた貸出履歴が個人情報に該当するか」問題
・図書館の自由を守るべきか否か問題
の3つになります。では、具体的に諸論点をみていきましょう。
武雄市長の主張は確かに筋が通っています。つまり、現状ではTカードに紐付いた貸出履歴・行動履歴は「個人情報」に該当しないと述べることができます。
この解釈の上では、みなさんが使っているスマホの端末IDに基づいた利用情報も「個人情報」ではありません。
でも、IDと複数の情報が結びつくことで、個人を特定できる場合がありますよね。だから、米国の消費者権利章典では、IDに紐付く利用履歴・行動履歴は、パーソナルデータとして定義されています。
また、日本でも提言レベルでは、同種の配慮をするべきだとの主張がされています。
流出したら嫌な個人情報というのは、生年月日・氏名だけではないですよね。
たとえば、僕が「淫乱娘Aチーム」というのをTSUTAYAで借りている。さらに、僕がある珍しい難病にかかっていて、その関連書を図書館であさり読んでいるとします。
これが流出したら、IDという形で匿名化されていても、僕を知っている人は、僕個人を容易に特定できます。さらに、下手に氏名が流出するより、社会的なダメージが大きいですよね。
IDに紐付いて様々な行動情報が収集されるようになりました。詳細な点と点を結びつければ、該当の個人へと繋がる線をつくるのは難しいことではない。
だから、「IDに紐付く行動履歴」も個人情報として考えようよ、というのが最近の潮流になっています。
ただ、武雄市長が述べているように、「現行法では問題ない」のも、また事実です。
このグレーな部分をどう解釈するか、という問題になるでしょう。
現行では問題がないと解釈することが出来るのは、先に触れたとおりです。
ただ、経済産業省の「総務省:行動ターゲティング広告の経済効果と利用者保護に関する調査研究 報告書」を見ると、
我が国では ID 化する等して個人識別情報(氏名等)を匿名化した場合であっても、その他の情報で個人が推知される場合は個人情報となりうる場合があると解釈されている
ということで、提言レベルでは「ID化しても他の情報との関連で個人がバレるのはマズイよ」という風に問題を認識しているわけですね。
今回の件は、「IDに紐付いて貸出履歴を管理」します。では、「IDに紐付いた貸出履歴」というので、個人を特定できるのか。
結論をいえば、特定できます。
たとえば、マイナーな病気にかかっていて、図書館で自分の関連書を借りているような人の貸出履歴が流出したら、その人が誰かを特定される恐れがありますよね。
上記の報告書でも「特に、書籍の購買履歴や疾病に関する検索履歴などを通じ、思想・信条や身体に関する機微情報が明らかになる懸念)」が指摘されています。
さらに、TSUTAYAの貸出情報とあわさるなんてことがあれば「お前、団地妻と三銃士〜隠された王女の首飾り〜借りとるやん!」なんてのがわかってしまう。
貸出履歴でも、個人を特定することは不可能ではありません。
ということで、「」つきではない、個人情報に貸出履歴が該当する可能性が高いと考えるのが妥当です。
セキュリティの議論から離れて、図書館が利用者の貸出履歴を行政に差し出すのは、図書館の自由に関する宣言に反するという問題もあります。
図書館というのは、戦前は思想善導機関として機能していた歴史があります。思想善導機関として、「あるべき思想」を押し込むために、国民の知る自由を妨げてきてしまった。
その反省の上に、「図書館の自由」が宣言されました。図書館は、思想統制の歴史を繰り返さないために、
1. 読者が何を読むかはその人のプライバシーに属することであり、図書館は、利用者の読書事実を外部に漏らさない。ただし、憲法第35条にもとづく令状を確認した場合は例外とする。
のように宣言。他にも検閲への反対は有名ですね。
要するに「図書館というのは、民主主義の根本である『知る』を支える機関だから、それを守るために利用者の貸出履歴も守る。」ということですね。
「共産主義の本をかりている奴らがいました。奴らはアカです」なんて報告されたら、思想の統制なんて簡単ですから。
もちろん、宣言ですから法的な拘束力はないです。図書館法には貸出履歴の提出を禁じるという部分があるわけでもない。
でもな、違うんだよ!!!
これを認めちまったら、図書館の自殺と同じだよ。「何を読むか」が弾圧につながった時代を経験してきたからこそ生まれた「利用者の秘密を守る」とか検閲への反対がある。それこそが「知恵の保護者」たる今の図書館のアイデンティティなんだよ。
それだけは知恵の機関たる図書館が絶対に、絶対にゆずちゃいけないところだ。
で、もちろん、今回の件は、図書館の自由に反します。TSUTAYAも武雄市も外部ですから。
この点武雄市長は「単なる部族社会の宣言」と述べて、退けています。
おい、どれだけの歴史があって、苦心があって、図書館の自由に関する宣言が生み出されていると思ってんだ。てめぇの薄っぺらい頭髪の何兆倍の厚みがあると理解してんだ?Ah?
はい、ということで議論をまとめると、
・現行の解釈下での「個人情報」には、TSUTAYAに提供する貸出履歴は該当しないということができる。
・しかし、アメリカ、経産省の提言レベルでは「IDに紐付いた行動履歴」はプライバシー、個人情報と考えられるようになってきた
・なぜなら、難病患者などは、貸出履歴でも個人を特定できてしまうから。
・今回の貸出履歴の問題は、「IDに紐付いた行動履歴」なので、法律上問題ないにしても、流出すればプライバシーを大きく侵害するおそれがある
・さらに、利用履歴を提供するのは、図書館の自由に関する宣言に反する(これ、大事)
となります。
以上を踏まえた上で、みなさんはどう考えますか?
参考URL
・http://hiwa1118.exblog.jp/15848122/