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はてなキーワード: 卒業式とは

2022-02-26

中学生の弟が同級生数人からスバーナーで焼かれた

昨日、中学生の弟が数人からスバーナーで焼かれていたことが分かった。状況を見る限り、羽交締めにされてガスバーナーで焼かれたっぽい。

日誌(日記?)経由で本人は担任相談していたみたいなので、担任事態を把握した上で、親には報告していなかった様子。

とりあえず担任名前フルネームで把握した。

そして日誌のコメント担任がこの事態を把握していることも確認済み。この日誌と、その日の写真は保存済み。

大学同窓生に週刊誌記者がいるので、そこから色々と情報を流したりして、ガスバーナーで弟を焼いた中学生人生を終わらせたい。

弟はまだ私が動いていることや、両親がガスバーナーで焼かれた件を把握していることを知らない。

なるべく弟の自尊心を傷付けないよう、連絡網等をそれとなく入手し、加害者の連絡先を手に入れ、そこからなんとか保護者の氏名や勤め先等も割り出し、全員の人生を終わらせたいと思っている。

もし弁護士の方とか、この辺の人生のぶっ潰し方に詳しい人がいたら本気で教えてほしい。

1番避けたいのは、教育委員会に矛先が向いて、生徒がやっただのやってないだの、そういうことに時間が割かれてしまい、弟をガスバーナーで焼いた同級生数人が、何事もなかったかのように人生を歩むこと。

この事件を通じて、加害者人生を本気で潰すことで、加害者人生を潰しても良いムーブを起こしたい。

かなり精度高く計画を立てたいので、少し長いスパンにはなるが、是非協力してほしい。

弟を数人で羽交締めにしてガスバーナーで炙った同窓生、みんな焼き殺したいが、社会的立場もあるので、そうもいかない。

みんな協力頼む。

以下追記:

コメントありがとう

動画流出加害者の顔特定、住所特定、凸みたいな流れじゃないと加害者つるし上げにはならないと思う

弟と加害者関係性によっては、動画加害者から取得できるかもしれない。動画は頭になかった、ありがとう

顔の特定は容易にできる。先日帰省したとき合宿コンクール写真があったので、それを使えば良いし、近々卒業式もあるので、アルバムから拝借できそう。

住所特定はどちらでも良い。加害者自体就職できなくなるほどのネットタトゥーを残せれば良いと思う。かなりの過疎地域なので、公開してもみんな凸れなさそうとも思っていて。

〉とにかく弁護士一択学校警察弁護士つけないとあしらわれてしまう。

学校に謝って欲しいとかは微塵もない。関係ない他人土下座より、加害者死体が見たい。死体ないしは社会的な死。こういう場合だと弁護士は要らなさそう?

〉文春はいじめ問題は死人が出ないと取り上げない。難しい 弁護士つけて正攻法で戦え

死人が出ないと厳しいか、、、

地元弁護士つけてやりやっても、加害者ネットタトゥー経由で、就職できず経済的破綻するとか、友人関係恋愛関係に支障をきたすとか、そこまでのダメージを与えられない気がしている。どうしたら社会的に殺せるだろうか、、、

2022-02-21

anond:20220221131211

善意」に金勘定をぶつけること自体通俗道徳?的には叩かれるんだよな

というかSNS以前は本当に地域社会善意が収まってたか別に誰も疑問に思ってなかった

PTA卒業式用のDVDをタダで作らされた!」というよくある話のも多分昔は誰も問題にすらしてなかった

金銭ではなく風評と言う対価がちゃん地域意味を持っていた、ともいえるかもしれない

やなせたかしが全国のキャラをタダで作り回ったせいでイラストレーター仕事価値が~」という話も有名だけど

時代ギャップとか本人の経歴考えると単純ではない

2022-01-29

anond:20220129165553

別に合唱に限らず学校って万事が万事こんな感じなんだよね

運動会練習卒業式練習に6年生を送る会の練習

君が代の時にわざわざ座るような左翼典型みたいな人らが軍隊的な規範再生産してるのって本当に面白いよね

2022-01-24

小学校で配布しているiPadアプリ

明日休校になるかも、と子供iPadを持って帰ってきた。で、教育委員会プリインストールされた、言葉パズルアプリみたいなのをやってるんだけど、あれめっちゃ広告が出るのね。画面の上部にはずっとまるで関係ないサービスやらゲーム広告スクロールしてて、難しい問題のヒントを得ようと「ヒントコインを獲得する」とかいボタンを押したら、「30秒動画を閲覧したらヒントが出ます」だと。しかも出てきたのは成人式だか卒業式だかの晴れ着の広告

これ、教育委員会で選定した時からこうだったのかね?それとも、大量導入後にアップデート広告を仕込んだのかね?去年の春先はそんなのなかった気がするけどなぁ。

広告がすべて悪だとは思わないけど、ターゲティングがまるでできていない広告は、子供1人で使わせるのは怖いよ。公立学校の授業中にも使うようなアプリで、30秒商売広告動画を見せられるのもねぇ。

2022-01-21

音楽先生

テレビを見ていてその内容に特に関係ないのになぜか唐突に思い出したのだが、高校の時の音楽先生がかなり変な人でしょっちゅうトラブルを起こしていた。

悪さしたから注意するという訳でも無いのに意味もなく生徒の頭を指揮棒で叩いてきたり、知り合いらしい音楽家のCDを何枚も買えと命令してきたりと今だと何かと問題になりそうな行動が多かった(当時もPTAから苦情がバンバンいってたらしいが)。

授業内容も教科書に書いてある事を全否定して自分のやり方を強制したり、楽器を使う授業なのにお気に入りの生徒以外には楽器を触る事すら許さなかった。

この先生けが変だったならまだ良いのだが、よくよく考えると中学高校と教わってきた音楽先生は変な人が多かったし、特に前触れもなく年度中に離職したりという人もいた。

9月くらいに君が代ダメから卒業式に向けて自作の歌を作れ! って命令してきた先生も居たな。

受験控えてて暇ないからみんな無視してたけど

芸術分野の科目という事で言えば美術先生も変わり者というか感覚が違うなぁという人は多かったのだが、人間関係トラブルを起こす様な人は少なかった。

こういうのは個人差が大きいだろうし、たまたま俺が関わった音楽先生に変な人が多かっただけという可能性が高い。

ただまあ思春期くらいの頃に出会った変な人の印象って、歳取っても結構鮮明に記憶しちゃってるもんなんだなぁと思った。

2022-01-20

同和地区に生まれ

同和地区に生まれ育ち、多分『それなり以上の同和教育を受けた最後世代』だと思っている私。

私は昭和の終わりかけに、関西大都市に生まれた。自営業の父と専業主婦の母のあいだに生まれ、1歳児の頃から公立保育所に通った。

現在幼児もつ親でもあり、『保活』『保育園落ちた』などのワードネットで見るにつけ、自分の育った地域時代現代のどちらがおかしいのかわからなくなるのだ。

まず、私の母は専業主婦だ。母方の祖父と同居だったが、その祖父が要介護だったとか、母自身病気だとか何もなかった。1ミリも『家庭での保育に欠け』てなどいない私が、普通に公立保育所に通った。

母は私を幼稚園に入れたいと思ったそうだ。しかし、親族を含む周りの多くの人たちが、いつ保育所に預けるのか、保育所の申し込みをまだしてないのかとものすごくうるさかったらしい。『保育所が当たり前だった。同じ小学校に行く子は町内のどこかの保育所出身で、幼稚園に行く子なんていない』と言われたらしい。

母は心配しながらも私を保育所に入所させた。まず、町内に公立保育所がいくつもあった。1学年1クラス、私が通った保育所はその中でも人数が少ないところだったので、年長クラスで一緒に卒園したのは12人だった。最近の『保育所が足りない』どころか、どう考ても当時の子供の数を考えれば保育所が多すぎるくらいだった。

運動会宿泊保育、遠足卒園式などは合同で行われた。保育士さんはどうだったか忘れたが、市の公務員である給食調理員さんたちは、その町内の保育所のどれかにしか転勤しない。(当時給食調理員だった知人が近所にいたため、知っている)

今、雨の日でもお昼寝布団セットを自転車で運んでいる保育園パパママさんを見かけるが、私が通った保育所ではお昼寝布団の他、給食で使うスプーンや箸など、肌に触れるものや口に入るものも持参する必要はなかった。かばんに入れて持って行ったものは連絡帳以外思い出せない。

私は二人の子供を私立幼稚園に通わせた。ひとりは卒園し、ひとりは在園中。まあ、これでもかというほど指定用品を買わされ、毎日スライド式のカトラリーセットを始めあれこれ通園鞄いっぱいに持って行く。最初自分の子時代とのあまりの違いに驚いたが、『あ、こっちのほうが普通なんだ』と最近では思うようになった。

保育所時代はほぼ同和教育はなかったが、小学校に入ると一変した。

まず、入学時に必要もののほぼ全てが無料支給だった。ランドセルまでタダだった。母と一緒に入学用品を近所の『会館』に取りに行ったことを覚えている。鉛筆消しゴムまであった。筆箱は自分のものを使えたかな。それが最初の一回だけではなく、『とくしゅうひ』というものがあって、冊子が配られて必要学用品に丸をつけて提出すると支給された。これはいつの間にかなくなった。高学年になる頃にはもうなかったかと思う。

私の実家貧乏ではなかった。後に書くが、学用品無料支給してもらわないと就学できないほど生活に困窮している同級生などいなかった。

ランドセルデザインも何もかも皆同じ。ほとんどの学用品が全員同じだった。出どころが一緒だからそうなるんだろうけど、他の学校のことを知らないのでそれが普通だと思っていた。給食で使うお箸、食後に使う歯ブラシまで皆同じ。歯ブラシの色選びでじゃんけんしたことも覚えている。

それから子供会』というものがあった。放課後に行くところで、別に親が働いているからとか何もなく、ほとんどの同級生が在籍していた。行くか行かないか自由だったが、小学校の下校時に集団になって歩いて行ったことを覚えている。おやつが出たり、遊んだり、土曜日は昼食も出た。学童保育のような感じだったが、違いは『(ほぼ)全額無料』で『まあまあゴリゴリ同和教育機関でもあった』こと。そこで働く人たちのことは、先生さん付けではなく、『指導員』と呼んでいた。(例 田中指導員)

主に教えられたのは狭山事件のことで、歌まであった。私はその歌をなぜか今でも覚えている。小学校1年生のときから教えられる。それから、何の日だったかは忘れてしまったが、5月23日10月31日が近づくと、狭山事件のことをいつもより色々聞かされた。

大人集会もやっていた。たまに祖父について行ったことがあったが、集会最後シュプレヒコールがお決まりだった。後になって祖父はその集会になぜ参加していたのか母に聞くと、『お父ちゃん、その年確か町内会の役しとったかちゃうかな』そんな理由だった。

小学校の名札のところに『差別裁判をゆるさない』とかワッペンをつけて登校する期間があったりもした。『ワッペン登校』と呼ばれていたが、今考えるとすごい。小学生制服に、別にの子意思でもなくそういうワッペンをつけさせていたのだ。

学校道徳の授業は、同和問題を始め、とにかく何かと差別を絡めた内容だった。在日コリアン問題とか。私の子供が入学して教科書名前を書いていたとき道徳教科書何気なく見ると、『金の斧 銀の斧』の話が載っていたりして、自分ときとの違いにまた地味に驚いた。

小学校1年生に狭山事件のことを話してこれは差別だ!とか言われても正直よくわからなかったし、狭山がどこかもあまりよく知らなかった。『かなり昔、遠い関東で無実の人が逮捕されて、裁判が何か差別らしくて………』といった感じで記憶している。

他にも後で特殊だと気づいたことがある。天皇制否定国歌を教えない、卒業式定番仰げば尊し』はなぜそこがダメなのか忘れたが『我が師の恩』のところに文句がついていたっけ。

ある日の子供会の集会とき、『天皇制おかしい』という話を聞いたのをおぼろげながら覚えている。『天皇誕生日祝日なのはおかしい』と力説されたが、子供心に『学校休みになるんだし祝日にまで差別とか言うのか』と思った。

洗脳レベル教育だったが、低学年頃にはなくなっていった(後述)こともあり、『差別に負けない大人になってほしい!!』だとか『(何にか忘れたが)誇りをもってほしい!!』と言われても全くピンとこなかった。

ワッペンをつけたり、子供向けの集会があったりというゴリゴリ同和教育は私が高学年になるより前くらいから一気になくなった。そのため、冒頭に『最後世代』だと書いたのだ。

理由は、狭山事件容疑者とされた人が仮出獄となったからだと思う。学用品がタダとかそういうのも、その頃からだんだんなくなっていった。

一世代上、私の母世代は、狭山事件が起こった頃に小学生くらいなので、大人になり、子育てをする頃までずっと続いたということになる。

母は私立高校卒業しているが、『タダだった』らしい。無料から私立高校を選んだわけではなく、公立高校に行く学力がなかったかららしい。高校無償化なんてつい最近一部の地域で始まったことだが、これも『同和特権』のひとつだろうか。それよりも驚いたのが、自動車教習所授業料も『タダだった』と言うのだ。私も運転免許をもっているが、確か教習所に入るときは30万円くらい払ったと思う。それもタダ?

それから、これは自分家族はいないが、市の公務員になれるルートみたいなものもあったそうだ。失礼な話だが、『この人、どうやって公務員になったんだろう?』と思うような人が、市の職員だったりした。

母も私と同じで、そういう環境で周りもそれが普通だったし、他のところのことを知らないので、疑問をもったことがなかったらしい。大人になってから、『あれは普通じゃなかったんだ』と思ったという。

江戸時代身分制度の名残で同和問題差別があるわけではないと、成長するにつれわかった。私が背負ったランドセルも、入学試験で特待生だったわけでもない母がタダで通った高校も、税金から…と考えたら、嫌われるようなこともしてるよなあ、知らなかったとはいえ…といつからか思うようになっていった。

その後、高校大学と進むうち、部落差別っぽいものは時々あった。というより、特に悪気のない、同和地区に対するイメージを誰かが話しているのを聞くことがあったというくらい。

まず、『あのへんは治安が悪くて行くもんじゃない。どんなやつがいて何をされるかわからない。最寄駅で降りないほうがいい』と言っていたバイト先のおじさんとか。

かにイメージとして、ガラ悪いとか治安が悪いとか思われがちだが、これが意外とそうでもない。麻痺してるのか慣れきってるのかとも思ったが、夜になると人通りはほぼなく、ガラの悪い人や治安を乱しそうな人もいない。夜の町は、『ここ?本当に関西大都市?』と思うほど人通りもほぼなく静か。逆にそれが不思議だとか怖いだとかで動画サイトに載っていたりするが。

かに治安がよくて人が住みたいイメージではないよなと長年思っていたが、最近では転入者も増えて、昔はボロボロ団地ばかりだったところに一戸建ての家が建ち並ぶようになった。相変わらず市営住宅が多く、整備されているものの見た目がほぼ同じ。スマホマップが普及するより前は、宅配ピザ配達員さんが迷って電話をかけてくることもあるくらいだった。

そういう街はここだけではない。似たようなところをたまたま電車などから見ると、『あ、ここ…同和地区かも』とわかるようになった。

人生で、『あ、これが部落差別?』と思ったのは一度だけある。結婚ときだった。目の前でやりとりしたわけではなかったが、夫の両親は同和地区の嫁が来るのは嫌だと言っていた。私に直接言ったことはなかったが、義母から夫へのメールを見たら結構すごかった。

結局結婚したのだが、10年経っても『ほら、同和地区の人となんか結婚するから』みたいになったことはない。結婚を反対されたことを知った両親も、『まあ、そりゃ、どうぞどうぞ大歓迎ですってことはないよな』というような反応だった。従姉妹たちも同和地区出身でない人と結婚している。親である伯父と伯母は、娘の結婚相手の両親に出自を話したらしいが、それを理由に反対や差別はされなかったという。

私が昔受けた同和教育の題材にもよく結婚差別が出てきたり、同和の子貧乏いじめられて排除されて…みたいな内容が多かったが、思い出してみれば小学校同級生には食べるのにも困るような生活をしている子は誰一人いなかった。それでも色々支給されたり…あれは何だったんだろう?と思う。

これもまた同和地区特有の話だと知ったのだが、とにかく近所の人達情報を何でも知っている。私達世代はそうでもないが。今時隣の家の人のこともあまり知らないのが普通みたいな世の中だが、母より上くらいになると、『全くの他人のことを何でそこまで知ってるの?』と驚くほどだ。

私は聞いているだけのことが多いが、たまたま何となく会話にAさんという人が出てきたとする。たとえば私が『Aちゃんのお母さんが入院したんやって、Aちゃん大変そうで心配やなぁ』とか言ったとする。

すると母と伯母が、

『A?ああ、あの子な!うちの一学年下の子旧姓増田やろ?増田おっちゃんとこは立ち退きなる前は◯◯に住んでて、今団地入ってるやろ?おばちゃん滋賀から来た人やったわ。Aは高校出て化粧品屋に勤めとって、学会の男の人連れてきて結婚して西宮のほう行ったけど、結局別れて娘二人連れて帰ってきてたなぁ。増田おっちゃん怒ってたわ。あの子入院したんや、それは心配やな』

増田おっちゃん覚えてるわぁ、Aちゃんて姉ちゃんの一個下やったら、うちの二個先輩やろ?その子の弟がうちと同級生やねんけどな、中学同級生のCと結婚して、夫婦で市に勤めとったから、お金持ってんで。団地出て関空とかあの辺りに家買うたらしいわ。増田のおばちゃん不倫しとったん覚えてる?近所同士でようやるわぁとかみんな言うとったなぁ』

こんな感じ。一体何の話だったかこちらが忘れそうになるが、私の友人の母親実家事情を、同学年で仲が良かったわけでもない二人が知り尽くしている。

これは、同和地区出身者同士の結婚が多かったこともあるからかなと個人的に思っている。大人になってからは、では近所に住む誰かの会話に『私』が出てきたとすると、ここまで知られているのかとゾッとして、母に聞いたこともある。

『まあ、このへんやったらそうやろうな。でも、若い子らはそこまででもないと思うけど。うちの娘ていうことはみんな知ってるやろうし、行ってた学校ぐらいは知ってるやろな』

と、当たり前のことのように言われた。

同和地区も、私のように町並みでわかる人でなければあまり他の町と変わらないようになってきた。それに、顔を見たら同和地区出身者とわかるわけでも、戸籍を見たらわかるわけでもない。有名な同和地区が現住所や本籍であった場合はわかるかもしれないが。

解放会館も人権センターとか名前を変えた後、いつの間にかなくなった。『部落差別をなくそう!』『差別落書きを見つけたら云々』という文言が書かれた町内会ポスター掲示板もなくなった。私が少し通ったあの子供会もなくなった。

今でも、『住まないほうがいい町』とかググると私の地元が出てきて、理由に同和地区がどうのこうのと書かれているが、外から人はたくさん来ている。市営団地の入居者は全員知り合いだとか、市会議員や解放同盟コネ団地簡単に入れるという話も聞かなくなった。

実際、24年ほど住んだが、事件らしい事件ひとつも見たことがない。通り魔ひったくりに遭った人が近所にいようものなら3分で噂になるはずだが、これも聞いたことすらない。いや、別にB地区とか犯罪がとかヤクザがどうの、治安悪いとか言われてるけど、全然怖くないですよ、町も綺麗で平和で、他のとことそんな変わりないですよ』とここで主張したいわけはない。

イメージしかない同和地区と、そこに生まれ育った私とでは、全く違うだろうなと思って書いたに過ぎない。

改めて、自分の生まれ育った場所を考えてみたとき、そこがたまたま特殊なところで、確かに差別されたり嫌われたりしても仕方のない面をもっていて、でも何だか普通生活の中で出さないほうがいい話題』のひとつであって…

何かそんなことを思って書いてみた駄文だ。

2022-01-11

anond:20220111233057

36になったらNEET卒業式

ティホールに市内の卒業生集めて式典やりたい

進学や就業を機に卒業した者もいれば加齢に伴い卒業した者もいる

うちの子供の寄せ書きだけ白紙だった

小学校卒業式だったんだけど、クラスで寄せ書きしたみたいなんだけど、うちの子の色紙は真っ白。

ぶっちゃけ一人しか書いてくれてない。

卒業式当日にバタバタと書いたみたいだから時間が足りなかったんだろうなって、親としてはそう思いたいけど。

親の私が全然友達いなくて、友達作れなくて、子供も似てしまったのか仲良くなってもいつも長続きしない。

でも休日遊ぶ子は何人かいるんだけど。

自己肯定感の低い子なのにトドメくらったみたい。

本人は淡々としてるけど子のいないところで私がひっそり泣いた。

今でも泣ける。

の子に生まれたばっかりにこんな思いをして子が可哀想申し訳なくて。

2022-01-10

Good Bye My Teens

西武新宿のこの場所にくるのは、随分懐かしいねアキちゃんは元気かな?



−懐かしいね。どうだろう。器用だからね。きっとうまくやっているんじゃないかな。

コーヒーなんて美味しくもなかったけど、一番安いからといって我慢して飲んでいるうちに、すっかり中毒だよ。


大学受験の時、独学で浪人をした。よく勉強をしに来たね。19時半に仕事が終わって、1時間かけて新宿まで戻ってくる。電車の中で問題を解いて、閉店23時までの2時間半を、答え合わせと復習の時間に充てる。古文が壊滅的だった。現代文ばかりに費やしたツケがきたね。偏差値はガクッと追い抜かれて、焦ってた。

平塚ではちゃんぽんを奢ってもらったね。当時、19歳なのに26歳だと思われてさ。相当くたびれた浪人生活だったんだろうね。応援してくれた。

仕事の先輩に山崎さんがいたね。当時はクソ舐め腐ったことを言ってしまったけど、すごく救われた。生き方を教えてもらったようなもんだ。本人は全く自覚がないだろうけど。山崎さんにも、奢ってもらった。お酒を飲んだ。

初めて飲んだお酒地元の集まりで行ったはなのまいで、いちばんいたことがあるからっていって、カシスオレンジを頼んだ。ビール全然飲めなかった。年確はなかったから、なんとか入れたんだっけ。

今では家にラフロイグボウモアが常備されているし、魔王水割りで飲んでいる。勇者よりも魔王が好きだからね。バーにいけば、ギムレットを飲む。マティーニもだっけ?マティーニ店員さんによって味が違うんだ。微妙にね。僕は辛いのよりも甘めのほうが好きだね。ギムレットを飲むようになったのは、小説の影響なんだっけ?




2年もかかった。今日のこの日は大雪だった。東京でも類を見ないほどの大雪で、2~3回しかいたことのない革靴はすぐにぐちょぐちょになった。コートを持っていなかったから、ジャケットだけで、寒かった。高校卒業式東日本大震災で中止になった。僕たちはそういう代だった。としまえんは閉店したよ。この戦争の影響でね。もちろん、ずっと前から言われていたことだったけど。とにかく大変だった。社会はとてもつめたくて、残酷で、どうしてこんな思いをしなきゃいけないんだろう、って思ってた。それでも希望だけは忘れまいって、すごく大変だったけど、なんとか切り抜けることができたんじゃないかと思う。どうだろう?



−どうだろうね、結果なんて誰にもわからないというか。どの地点の結果を見るかによるしね。



今でも夢に見るよ。もう一回やり直す夢を。なんでそんな夢を見るのかわからないんだけど。多分、まだ終わってないんだと思う。



−なにが?



なんだろう、抗いが?

うん、きっとそれだと思う。自分が何と戦っているのかについて、戦っている本人がいまいちよくわかっていないっつーことはあるあるなんだ。昨日の晩御飯に何を食べたかからなくなるくらいにはね。


同様に、自分が今までどうやって生きてきて、結果としてどうなって、今どうしているから、これからどうなるだろうかなんて、誰もよくわからないはずなんだ。

自分だって、まったく見当もつかなかった。そうでしょ?



−うん。



思うに、遠回りをしちゃったんだと思うんだよ。だけど、自分しか通れない道だったっぽくて。



−どんな道のりだったの?



話すとだいぶ長くなる。結論から言えば、仕方なかったんだ。



−仕方なかった。





そう、仕方なかった。

仕方なかった。




ただ、そう悲観的に捉えていたわけじゃないんだ。なんつうんだろう、ほかに方法がないかをずっと探していたんだ。普通そんなことしようとは思わないじゃん?でもさ、僕はずっと不思議だったんだよ。どうしてそんなに平気な顔をしていられるんだろう?って。自分がまだクソガキのままで、自分が考えなくていいようなことを、もしかたらみんなは一度は考えたことがあったり、自分なりに答えを出していたり、なにかしら割りきったりしているんじゃないかって。




−言っていることはすごくわかるよ。




そうだよね。だから時間がかかった。簡単に言えばね。答えがでたわけじゃないんだ。いや、答えなんて最初からないんだと思う。答えがあるように感じてしまうのは、僕のよくないところなんだろうね。おかげで、前に進めるようになったんだ。




−それで、なにか教訓のようなものがあるとしたら、それはなんなの?




どうだろうね、あるのかないのか。たくさんありすぎて話しきれないかもしれないし、もしかしたらなんの一つもアテになることがないのかもしれない。

一つ言えることがあるとしたら、僕は僕の幸せのために生きているということだけかもしれないな。



−本当に?





多分ね。もし僕がそんなことを言い出したらびっくりするかもしれないけど、きっとそういうことなんだと思う。自分幸せのために生きている。そのことをずっと忘れていた。そういうことだと思う。





−それじゃあ、あんまりじゃないか





から時間がかかったんだよ。自分だって、何を言っているのかよくわからないけど、そうとしか説明がつかないんだ。それに、もしそこにこだわってしまったら、うまくいくものもうまくいかなくなるかもしれない。こういうのにはきっと順番があるんだよ。






−そのことはどうでもいいって決めてたはずじゃん。






そう。そうだったはずなんだよ。でももし、自分が一番にこないといけないシチュエーションが仮にあるとしたら。それを10年も前から想像がついたと思う?想像がつかなかった。その手の生き方存在していることに。自分はあまり無知無能で、世の中のコトワリに無頓着なまま、漫然と構造的な理不尽に対して敵意を向けたまま、ぼんやり暮らしていたんだよ。



−最悪だよ。そんなことが聞きたかったわけじゃない。



そう言うと思ったか時間をとったんだ。僕はバカ無知で、その割に調子に乗っていて、社会っていうのは自分を中心に回っていないと気が済まないとでも思っていたんだ。そうじゃないことを知ることがあまりに遅すぎると、なんにものこらない。

人に迷惑をかけるだけだよ。





・・・



でも、僕はどうして社会がこうなっているのか、知りたかったんだ。どうしても。

綺麗事を言いたいわけでも、なんでもない。根本的に僕は、自分幸せのために生きている。その結果として誰かを不幸にしているわけではないんだ。それから自分のために生きたからといって、誰かに不幸だと言われる筋合いもないんだ。


もう29になる。10年だよ。一瞬だったように思う。大学卒業して5年だ。10年もあれば、それなりのことを考えられるようになる。社会がこれからどうなっていくのか。自分人生がこれからどうなっていくのか。周囲の友人関係がどのように変わっていくのか。ライフスタイルがどのように変わっていくのか。その見通しを結実させるためにやらなくてはならないことをこなしていくこととか、その繰り返しから逃れられないこととか。その分、なんか大事ものを失っているんじゃないかって思うこともあった。どんどん汚れていってしまうんじゃないかと思うこともあった。そうやって僕が嫌っているような人間と同じような運命を辿ってしまうくらいだったら、いっそ全てを投げ出してやりたいとも思った。

でもね、違ったんだよ。僕が嫌っていた人たちは確かに悪魔のように見えたかもしれない。わかったんだ。まあ、本当のところはよくわからないけどね。本心ではもしかすると、人の心が本当にないのかもしれない。あるいは、失くしてしまって気付いてないのかもしれない。でもそれは必要だった。必要だったから、その現象は起きたんだ。

必要じゃないことは起こらない。






僕はその必要意味を探っていったんだ。




あとね、自分なりに折り合いをつけたんだよ。自分存在に折り合いをつけるのは大変だったし、自分存在一般化して語ることは間違っていると認められなかったんだ。

でも、多分もう大丈夫。また何回かやらかすとは思うけど、気をつけていこうと思う。





−さっきから何を言ってるのか全然からないよ。



そうだよね。でもそれでいい。それでいいんだよ。わかっても、わからなくてもいい。そういうものなんだよ。




そうだね、たしかに僕は、僕がなにかしらのロールモデルになればいいと思っていた。でも、それは必要ないってことに気づいたんだ。なんせ世界もっとえげつないスピードで進んでいるからね。僕が誰かのロールモデルになる必要はないし、将来の僕のような存在は、きっと僕のような存在を見たからといって、どうにかなるわけじゃない。そうじゃなくて、きっと僕のような存在は、僕と同じように、誰に言われるまでもなく、このどデカくてうすら寒い国境を越えてくるんだよ。






そうして気づくんだ。そうか、そういうことだったのかって。

かに言われて「はあ、そうだったんですか」と納得するような類のものじゃないんだ。こればっかりは、自分で越えるしかないんだ。


今のこの世界必要に応じてしっかり動いているよ。そのことはよく覚えておくといい。必要に応じて変わっていく環境に、どう適応していくか。その程度のことしか僕にはできないよ。






−これからどうするつもりなの?



からないよ。だけど、今のキミのようにまたわけのわからないことを言われることになるんだ。きっとね。僕は何か物事理解するのに、人よりも時間がかかってしまタイプから、そのときになってみないとわからない。





決断には時間がかかるもんなんだ。そしてそれには時間をかけていい。

さて、そろそろいくよ。




−どこにいくの?




からない。もしかしたら、羊をめぐる冒険をするのかもしれない。けど安心してほしい。キミはこれから降り起こる数々のことに傷ついたり、ひどく落ち込んだり、人間不審になることもあると思う。そしてその傷を癒すのに途方もない時間がかかるかもしれない。もしかしたら、どうしようもなくなるかもしれない。離婚するとわかっていて結婚するようなもんさ。でもそれは僕が選んだことなんだ。キミを失望させることにはならないよ。




から泣かなくていい。

仕方ないさ。必要だったんだから

2021-12-28

anond:20211228192706

思い出が小学校卒業式で止まってるのはそういうことなんだよね👻

走馬灯

小学校卒業式の時に、卒業生全員で挨拶をすることがあって、

「今までの思い出が走馬灯のように駆け巡ります」みたいなことを言った。

でも当時、走馬灯なんて見たこともないし聞いたこともなく

走馬灯ってなんだ…?」とか思いながら言っていた記憶がある。

 

そのような「有名な割にほとんど誰も見聞きしたことがない単語」って他にありますか?

2021-12-24

12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間は 1年間で最もセックスをする人の多い「性の6時間」です。

貴方の知り合いや友人ももれなくセックスをしています

普段はあどけない顔して世間話してるあの娘もセックスをしています

貴方片想いしているあの綺麗な女性セックスだ!みんなセックスし続けろ!

ペニスヴァギナを擦り合って、愛液と精液を混ぜあって、肉と肉がとろけ合うまで、交わり続けろ!

いずれは学校中の生徒も参加させてやる。善人面した教師たちもだ。

そうだ、卒業式がいい。式が始まり、全員が公道に集まった時、僕が電波を送ってやる。

学校中の女たちの穴という穴すべてに、精液を流し込んでやる。

校長教頭も、皆家畜のように善がらせて可愛い教え子たちの膣にペニスをぶち込むのさ!

学校の次は、この町全てを巻き込んでやる。ただすれ違っただけの見ず知らずな奴ら同士をいきなりセックスさせてやる。

たとえそれが、親子であろうと、兄弟であろうと、女同士だろうと、男同士だろうと、子供だろうと、老人だろうと、赤ん坊だろうと。

全員のこらず性器を結合させて、愛液と精液にまみれさせてやる。

・・・セックス・・セックス・・・セックス・・どいつもこいつもセックスさせてやる。

膣やペニスが擦り切れて、血まみれになっても、腰を振り続けさせてやる。

血と精液と愛液にまみれながら・・・

喉が渇けばそれを啜らせ、腹が減ったら互いの肉を噛みちぎらせる。そして永遠続けさせてやる。セックス・・・

くくく・・・セックスだ。 

 

セックス セックス セックス セックス セックスセックスセックスセックスセックスセックス

僕は、正常だよ。

2021-12-12

VRで「泣きAV」を見てシコルシスを感じたい

こんばんは。性欲男爵です

今日も元気に致して賢者になったところ、天からアイデアが降ってきました

その昔「泣きゲー」という名のエロゲ流行りましたが、VRがある今「没入型泣きAV」を作れると思うのですね

致すことだけが目的なら形状がエロいものを見ていればいい

ただ私はそれではもう満足できなくなってしまったのです

そこでこの「没入型泣きAV

これを見ること、いや「没入する」ことで我々はカタルシスを超えるシコルシスを感じることが出来るのであります

どのように泣かせるかが問題ですが、私は「青春もの」を提案しま

過ぎたら二度と帰ってくることのない淡い日々こそ「泣きAV」にふさわしい

そして私はさらに「禁断の関係である「生徒と先生」の関係背徳感を感じて泣けると思うのです

もうこれは私の完全な主観です

この完全な主観に基づいて私はAVのコンセプト例を作りました

タイトルは「写真部の日々」

おねショタ系の作品です

登場人物自分写真部顧問

自分中学3年生。中2の頃はバスケ部に入っていたがイジメで退部。しか部活義務中学なので仕方なく写真部に入る

そこで出会ったのは春から先生になった新任の顧問自分以外は幽霊部員という環境の中、二人は狭い部室で恋心を深めていく

中3の夏には部活動の一環という名目で二人で夏祭りに行く

そして引退9月

引退式の後、顧問の家に半ば強引に連れていかれて一線を越える

引退して以降顧問は罪悪感からか、すれ違っても顔を背けたまま

ついに卒業式、周りが友達とたむろする中、自分顧問を探す

顧問が一人で部室にいるのを見つけ、自分の想いを伝える

二人は涙しながら、思い出が詰まった部室で一つになる

「大きくなったね」と言う顧問に対して

「いつか先生を守れるような大人になるから待ってて」と言って別れ

泣きAV映画みたいなもんだと思ってくれれば結構です

ここで大切なのは、見てる間は抜かないこと

別に抜いてもいいんですが、抜いてしまったら賢者という名の愚者になります

もうどうでもよくなってしまって泣けなくなってしまうのです

抜かずに全部見ましょう

没入しましょう

そして、いつの日か記憶で抜くのです

こういうオナニーこそが至高なのです

このアイデアを使って誰かVRで泣きAVを作ってくれたなら、それ以上の幸せはありません

2021-12-11

今日観たBLと読んだ非BL

はー、ひっさしぶりに時間を忘れてガッツリ本を読んだ。

ドラマ『美しい彼』第4話

あらすじ

 卒業式の日、平良は清居から不意にキスされた直後に突き飛ばされ、携帯側溝に落とし水没させてしまう。携帯から失われた、清居の連絡先。平良は清居と自分はもう関係ないもの自分に言い聞かせる。そして大学に進学した平良写真サークルに入り、そこで小山出会った。小山との時間平良の心を温かくしてくれる。平良小山との心地よい関係にずるずると浸かり、友達以上恋人未満のような付き合いを続ける。

 ところが、小山誕生日小山に誘われて観に行った劇に、なんと清居が出演していた。平良は1日を小山の為に過ごすはずが、清居から打ち上げに誘われた瞬間、「行く!」と反射的に答えてしまい……。



増田感想

 毎度言ってるけど、今回もまた萩原利久平良再現度が120%。完璧過ぎてヤバい。これぞまさに平良原作既読勢は、ストーリー原作に忠実でないとか平良にしては背が低すぎるのではないかとか(だが実のところ萩原利久結構高身長さんだったりする。どちらかと言えば清居役の八木勇征の背が高すぎるとも言えるが、あの身長からこそのプロポーションの良さなわけで……)で不満の人もいるみたいだけれども、少なくとも平良だけはマジで平良なので原作既読勢もニッコリ、になるといいんだけどなぁ……。

 ビーバー小山が思った以上に好青年風なので、小山に対する平良無自覚塩対応はただ「何この冷たい奴」くらいの寒い印象を与えただけでスルーされるほどのものになって霞んでしまうのではないかなと危惧したけど、清居に打ち上げに誘われた時の平良の「行く!」の即答はピュアさがありつつも無慈悲無自覚俺様キングオブキモうざ感に満ちており、とてもよかった。直後に場の空気が瞬間冷凍され小山がピキピキしてる様もとてもいい。あー、このドラマ役者さん達ほんと芸達者すぎていいわぁ〜。

 そして遂に孤高のクールビューティー清居の化けの皮が剥がれる時がきた……! 実はさびしん坊で甘えん坊の清居がツンツンツンデレ平良の脛に蹴りの一撃。このエンドから来週は遂に清居のターン。次回予告に興奮を禁じ得ない。平良による城田フルボッコ事件が清居の視点から見れるだなんて最高過ぎる。



私立探偵麻生龍太郎』(柴田よしき

 私みたいな二次創作からBLに手を染めた系の人間には、商業BL恋愛に重きを起きすぎていて少女漫画のようにゲロ甘くネチネチしていてあんまり受け付けられないっぽい。というあなたにはこれがおすすめ!! と言われて手に取ったんだけれども、本当は同作者の『RIKO――女神永遠――』から読んだ方がよかったのかな。本作の主人公は『RIKO』シリーズに登場する人気キャラクター麻生龍太郎物語サスペンスとかミステリーとかの類だけれども、麻生龍太郎とその同性のパートナー山内練のBL要素がある。しかBLレーベルから出版された作品ではないので「非BL」扱いだ。

あらすじ

 麻生龍太郎は色々あって警察を辞め、私立探偵として独立開業する。人を雇う余裕はないが、自分一人で食べていくには何とかなる程度に、細々とやっている所に依頼人がやって来たり、恋人の練がふらりと現れたりする。短編4話。ちなみに、BLとしてのあらすじはというと、ずっと別れ話してる、の一言で表せる。

『OUR HOUSE

 麻生事務所に裕福そうな身なりの女性 唐沢が依頼の為に訪れた。彼女の依頼は意外なことに、子供の頃に住んでいた借家の縁の下に埋めた「タイムカプセル」を探してほしいというもの借家は取り壊されてしまったものの、管理していた不動産屋のつてにより、借家過去の住人達消息トントン拍子に知れて、調査は順調に進むと思われた。ところが、唐沢には思いもよらない思惑があったようで……。

『TEACH YOUR CHILDREN』

 もっといい部屋に引っ越そうと誘う練。だが麻生は乗り気ではない。練に金を出させていい所に済む気は麻生にはないのだった。挨拶もせずに練が帰ってしまった後、依頼人が訪れる。今回の依頼人は、憔悴した様子の中年男の石田。彼は私立女子学園中等部校長をしていたが、既に退職した若い女教師河野から、身に覚えのないセクハラで訴えられかけていた。しか河野最初から石田を陥れる為に巧妙な罠を張っていたという。仕事を引き受けたものの、石田の話に釈然としない麻生。そんな時、一本の電話がかかって来た。電話の主は麻生の古い知り合いの沖田。彼女は元警察官で、現在麻生同業者だ。沖田の誘いで飲みに出た麻生だったが……。

『DEJYA VU』

 風邪を引いてしまった麻生病院受診し、調剤薬局へと薬をもらいに行ったところ、そこの薬剤師の顔に見覚えがあるような気がした麻生だった。そして相手麻生に見覚えがあるという。薬剤師の名は川越琢磨川越はいつどこで出会ったのか、どうしても気になって仕方のない麻生は、おそらく川越とは警察時代麻生担当した事件関係者の誰かだろうと麻生は見当をつけ、昔の仕事仲間・山背に川越琢磨という人物を知らないかと問い合わせた。すると、後に山背は川越琢磨について、思いもよらない情報電話でよこしてきて……。

『CARRY ON

 女をたぶらかし風俗に落とす、いわゆる「スケコマシ」の田村田村と偶然に再会した麻生は彼と会食をしているのだが、練との煮えきらない関係について説教をされてしまう。

 田村と別れた後、麻生はある女性から声をかけられる。彼女後藤絹子。東京地検の元検事で、現在弁護士をしており、離婚して旧姓の「早坂」に戻っていた。

 早坂絹子は麻生に奇妙な依頼をしてきた。それは、彼女が叔母の啓子から貰った指輪盗難に遭ったので探してほしいというもの。早坂は指輪を叔母から不正手段により取得したため、指輪所有権を持たず、そのため警察に頼ることが出来ないという。麻生指輪の手がかりを求めて、まずは啓子の元婚約者犀川修造の元を訪ねたが……。

増田感想

 ネタバレなっちゃうから詳細には言えないけど、どの話も面白かった。得に4話目の『CARRY ON』は本の半分弱のページ数を占める中編なだけあって、複雑に伏線が張り巡らされている。

 トリックもいいけど、登場人物の得に女性心理描写が巧みで素晴らしい。『TEACH YOUR CHILDREN』で河野石田校長を陥れようとした理由には、相手をハメるほどの気力と頭脳はなくとも、自分が同じ目に遭わされたら出来るものなら相手地獄の底に突き落としてやりたいと思うだろう。実際、私にも似たような経験はあるしね。『CARRY ON』で登場する馬淵尚美の、カッとなってハチャメチャな行動に出てしまった、その時の心理の移り変わりもリアルだった。

 BLとしては、麻生山内練は相思相愛だけど、前述の通り最初から最後までほぼ別れ話をしているようだし、練はたまにしか登場しないのもあって、そんなに満足度は高くはないかな。面白ミステリー小説を読みたいならいいけど、ガッツリBLを読みたい時に読むものではないかも。

 あ、一話目の途中になんか古のケータイ小説みたいに行間の開いてる箇所が一箇所あるけど、その部分は古式ゆかしい感じのBLラブシーンだったのね……。そ、そういう表現するんだぁ。驚き。

ちょっとしたBL解説

 本作はシリーズ物なので、これを読んだだけだと麻生と練の関係性とか練の人となりが良くわからないんだけど、麻生は元警察官で、練はヤクザ世界に片足をツッコんでお金を稼いでいる人。二人は相思相愛なんだけれども、麻生は練にヤクザ稼業から足を洗って欲しく、一方練はそういう気はなく、しかも恩人のヤクザの組長の跡目を継ぐかどうかっていう所。そんな訳で本作では別れ話が出ているのだ。

2021-12-08

観たBLと読んだBL雑記

ドラマ『美しい彼』第3話

あらすじ

 コンテストに出場した清居だったが、一位にはなれず。コンテスト終了後に一人きりで悔しがる清居を追いかけ、声を掛ける平良だったが、拒絶されてしまう。夏休みが終わると、教室ヒエラルキーが一変。清居はコンテスト入賞を逃した。たったそれだけの事で城田達、元清居のグループが清居外しを始め、それはやがて露骨イジメへと進展してしまう。城田達による清居への悪辣嫌がらせに遂にキレた平良は……。

増田感想

 これまで、原作に比べると純朴で可愛い印象だった平良が、ここへ来て原作通りの根暗アグレッシブ俺様ぶりを発動! マシンガンを構える平良の闇の深すぎる目線にシビれた。てか、「マシンガンがあればいいのに」って独白バッチリマシンガンをぶっ放すシーンで表現してしまうの面白いw なのに平良が城田に殴りかかってボコボコにするシーンは写さないし、平良の顔や身体に跳ね返ってるのは血糊ではなくトマトジュース(城田が清居にぶっかけたやつ)にしてしまうという、謎の表現規制w

 平良役に萩原利久を当てたことに当初は批判の声もなくはなかったんだけれども、萩原利久で本当に良かったとしみじみ思った第3話だった。あの平良の目つきを再現出来る役者は他にいないのではないかと思った。あと、跪いて清居の手の甲にキスするシーン、腐女子の夢がめっちゃ詰まってた!

 城田が平良八つ当たりした理由がわかりにくいような。といって私も原作の部分を正確には覚えていないけど……二学期初日に城田と二人で自撮りしてた元清居ファンロリ巨乳ちゃんが清純そうな顔して二股かけたせいで別れた、というやり場のない怒りを通りすがり平良にぶつけたとか、そんな感じだったような気がした。そんなドロついた背景のある城田とロリ巨乳ちゃんが、卒業式には何事もなかったかのように和解しているのには笑った。平良と清居の同級生達は小学生かよってくらい幼い。城田があまりにもアホな言動をする子にされているせいで、やること最悪なのにいい子っぽく見える。そもそも高校三年生なのにクラスで亀を飼っていたりとか、夏休み宿題を写し合いしてるとか、謎にリアリティの無い高校生描写なのは一体何故なんだ。

 清居がハブられたせいで思いがけずに訪れた平良と清居の二人だけの時間が、萌え萌えしくてよかった。お家で一緒に宿題したりとか、自転車二人乗りで帰ったりとか。

 さて、残りあと2話。次回にはあのビーバー小山が登場する訳だが、陰のあるイケメン平良&清居とは真逆陽キャ爽やか系イケメン高野洸小山役を担当しており、半端ないラスボス感が! しかも爽やか良い人そうな役作りでありつつ、なんだか「お前自分イケメンだってこと良く分かってるだろ」って感じさせる、うっすらとした嫌味のある演技。ビーバー小山ハンパない。予告では平良小山の前に立ちはだかる清居……これまたキングオーラを放っており、来週も見逃せないな。

 平良役の萩原利久、清居役の八木勇征小山役の高野洸は将来ビッグ役者になりそう。今もう既にすごいし。


『ENNEAD』(Mojito)

あらすじ

 正直読んでもあらすじが今ひとつからなかったのだが、エジプト神話の話。

 1話全部と2話の殆ど神話パートで、2話の終わり辺りでアヌビスが父のセトに歯向かい、そこにホルスがやって来て、ボコられた。3話でイシスがセトに殺されかけて、ホルスがセトを刺す。

増田感想

 シーモアで3話無料だったので読んだのだが、3話までではさっぱりストーリーがわからない。分からなさ過ぎるよ!

 ENNAD(エネアド。ヘリオポリス九柱神)の一人セトが暴虐の限りを尽くし、ホルスがそれを止めようとセトと王座を巡って闘うわけなのだが、Pixiv百科によれば、どうやらセト←ホルスBLであるっぽい。なるほどわからん面白そうではある。買って読むかというと……保留かな。

 なんか……たまに韓国BLを試し読みしてみると、ストーリーがかなり殺伐としているので驚く。海を超えてまで人気が出るような作品からこそ過激作風なのかもしれないけど、愛憎の憎の部分がめちゃ強いのはなんなの……。



ただの日記

 とあるBL書きのコミュニティで、BLと非BLの違いってなんなの? と聞かれた。

 アマチュア字書きの書くBL場合は単に男同士が愛し合ってるかセックスしてるかというだけで他に確たる決まりはなさそうだよ、でも商業BLはそれだけでなく他に守らなきゃいけない掟があるようだよ、と私は答えた。

 そしたら質問者が「じゃあ私の作品BLではないってことですか。私はBLだと思うんですけど、BLというジャンル設定で小説投稿サイト投稿したらダメなんですか」と食ってかかって来たので相手をしたんだけど、どうも要領を得ないというか……。そもそも最初アマチュアの字書きの書くBLは男同士が愛し合ってるかセックスしてるかというだけで他に確たる決まりはないって言ったじゃん! アマチュアなんだから好きに投稿すりゃええがな。誰も文句なんか言わぁしねえよ! と思ったけどそんなこと言ったら怒りそうだから丁寧にリプライした……。

 質問者自分作品なんかクソクソのクソだからプロになるなんて夢もまた夢だと言いつつ、BLってなんですか? 女性向けってなんですか? ライトノベルってなんですか? 等、アマチュアWeb上で投稿する限りにおいては別にそこまで厳密に考えんでもいいことを、あくま商業作品定義としてどうなのか? っていう意味で聞いて来るので困った。一体、この人は何なの? 死ぬほど自信が無いと言いながら実はプロ目指していたりするの?

 段々相手するのが馬鹿らしくなってきたけど、真面目に対応しないとキレ散らかしてコミュニティーを荒らし荒らしから垢消して去る系かなと思ったので、「ggrks」と言いたいのを抑えて分かる範囲で答えた。

 最終的に、

ジャンル分けを気にするのはプロになろうと思ってコンテストに応募する時だけで、ただ投稿サイトに投稿するだけなら、自分BLと思ったらBL投稿すればいいってことですね」

 と分かって貰えた……。と思ったら、

「で、私の作品BLなのでしょうか?」

 と、話が振り出しに戻った。

2021-12-07

成人式卒業式着物を着る文化

高校3年の秋に母が突然亡くなってから困ったことの一つが、着物のことがわからないということだ。


まずは成人式。周りが前撮りの話をし始めたところで話題について行けなくなった。

十三参りローカル行事)の時に母がさらにその母からもらったという着物をお直しをして着た記憶があったのだが、その着物がどこにあるのかももし見つかってもどうすればいいかもわからなかった。結局実家から飛行機距離一人暮らししていることもあり着物は見つからず、わざわざレンタルするのもなと思い成人式には参加しなかった。同窓会には自分ドレスを買って参加したが、周りが成人式着物を着た楽しそうな写真スタジオで撮ってもらった美しい写真をアップしているのを見てひどくうらやましくなった。

父も母も兄弟はおらず、ほかの親戚とも疎遠で自分着物のことを教えてくれる人はいなかった。母の友人などにわざわざ連絡を取るのも億劫だった。


次にコロナ禍で暇になった大学の友人たちが着付け教室に通い出した。みんな下宿だったが、実家から着物や帯などを送ってもらって楽しんでいた。メルカリ着物グッズを見ている時間が増えた。花火大会や何かの待ち合わせにいくと自分以外の友人が着物を着ていることがあり、疎外感を覚えた。これは単に私がハブられていただけなのかもしれない。


まだ卒業式は先だが、浪人したため、元高校同期の子たちはもう卒業式を見据えて着物を準備している。正直その写真を見るのもつらい。彼女たちはめんどくさがるそぶりを見せているが、親に頼めば着物を着れることが恵まれていることだと自覚してほしい。友人はお前の分も自分の親に頼んでやると言ってくれるが、なぜ私が自分の親を頼れないのか、逆にコンプレックスを刺激することをわかっていない。

でも本当はレンタルでも何でもやりようがあるのはわかっている。成人式なんてスーツで出れば良かったのもわかっているし、なんなら独学で着付けを学んだりほかの趣味に使っているバイト代着物に使ってみても良かったのもわかっている。

このままだと自分遺影がなくなるので卒業式はなんとか着物で出たいなと思っている。けれどもこれから結婚式などで何回も同じような思いをするのかと思うと憂鬱だ。

2021-12-05

anond:20211205192427

生写真は持ってない、、、すいません。

昔はNAVERまとめにその手の写真たくさん上がってましたがサイトごと消えちゃいましたね。

女子学生制服が白いアオザイなのは本当です。

バイク自転車で通学しているので、雨でびしょ濡れになっている姿を見かけるのも本当です。

卒業式では白いアオザイ同級生みんなで寄せ書きするのも本当です。

結婚した。

卒業式成人式も、なんなら入社してからも、別に劇的な変化は無かったので「婚姻届なんか紙書いて出すだけじゃん」と思ってたし実際そうだったし、なんならこれから名義変更マラソンしなきゃいけなくて面倒の極みではあるけど、寝起きの頭でぼんやり「ああ、この人旦那さんになったんだった」って思うのちょっといいなと思う。

まあ数ヶ月の話なんだろうけどね。

2021-11-27

俺に知らせずに告るな!

思い出したらうっすらモヤモヤしてきたので書く

高校ときクラスに「目立たないけど可愛い子」がいた Aさんとする

俺は隣のクラス中学から好きな人がいたから、Aさんにはそんなに興味を持ってなかったんだけど、内心可愛いな〜とは思っていた

関わりは全然なかった

たぶん高校3年合わせて3回くらいしか喋ったことない

俺は女性と少しでも喋ると、相手些細な言動曲解して「この人は俺のことが好きなのではないか?」と思い込む最悪の癖を持ってるんだけど(30近くになったのにまだある、どうしたらいいんだ?)、Aさんに関してはさすがに関わりがなさすぎてその勘違いも発動しなかった

まり、まあ、「クラスにいた可愛い子」くらいの認識で、知り合いと言えるかも怪しいし、執着なんかは全然ない相手なんですよ

でも、成人後に高校時代友達に会ったとき、「俺は卒業後Aさんに告ったぞ」っていう話がでてきた

俺はすげーイヤだったんですよ

おい!聞いてねえぞ、なに抜け駆けしてんじゃこんクソ!と素直に思ったし、実際その場でそう言った

酒も入ってたし、笑いながら話してたんだが、実際こんクソという気持ちがすべて冗談かというとそんなことはない

フラれたって話だったから許したが、あれで実際一瞬でも付き合ったって話だったらガチビンタくらいしてたかもしれん

とにかく、俺に知らせずに告るな、ってことなんですよね

もう言っても遅いんだけど、告るんだったら事前に報告してほしい

事前報告があったらかなりのおもしろコンテンツになるのに、黙ってやられるとただうっすらムカつくだけになる

告白するとき友達に報告しろ

根回ししてやるとかじゃなく、ただ面白いから、どんどん報告してほしい

俺は実際報告してから告白した

そしたら本人にバレてたけどな

その辺まで含めて告白って儀式じゃん

卒業式のあとにこっそりメールして……みたいなのはカスのやることですよ

こんなこと言ったってもうどうにもならないんだけどな

でも実際ハラたつ やや!

2021-11-14

anond:20211114075101

「僕たち」

「私達は」

みたいな感じでチーム全員で一行ずつわけて卒業式っぽい雰囲気のやつをzoomで、是非。

2021-11-12

人生、上がり調子が一番幸せ

小学校卒業式の予行練習の日、体育館に入場する時に男女2列で並ぶことになって、その並び順が決まった時、クラスのある女の子が泣いていた。

その様子に気づいた先生が、どうかしたの、体調が悪いの、と尋ねると、「○○君の隣は嫌…。」と言ってさらに泣き続けた。

○○君は、同じクラス男子で、自分の中では変わり者でいつもニヤニヤしていてよくからかわれてるという印象はあったけれど、悪さをするわけでもなく、特に好きでも嫌いでもなかった。ただ、理由はわからないけど女子には嫌われていた。

○○君の様子を見るといつも通りにやにやしていて、平気そうにしていた。

先生は○○君の言い分を聞くこともなく、○○君を別の列に移動させた。

その様子を見た当時の自分は、女の子を泣かせるなんてきっとひどいことをしたんだろうな、と単純に考えることしかできなかった。

中学校卒業式が近づくと、再び予行練習が行われた。小学生の時とやり方はほとんど変わらず、また体育館まで2列で並んで行くことになった。

すると自分の隣になった女子が突然、「コイツの隣なんか嫌だー!」と言いながら泣き始めた。

すると担任が飛んできて、「お前、場所変わってやれよ。」と言われた。周囲のクラスメイトも先生意見にこそこそと賛同していた。こちらの言い分は一切聞かれることがなかった。

だけど、このまま泣かれ続けるのは苦しかったし、意地を張って同じ場所に留まり続けることは、中学生から見ればその女子との間に何かがあるのだと思われることは間違いなかった。

しかったし、つらかったけれど、泣いてはいけないと思って、必死に涙を堪えながら場所を移動した。

思い当たることはたくさんあった。その女子からは、見た目がキモいとか、仕草気持ち悪いという理由で何度も嫌がらせをされたことがあった。わざと自分にだけプリントを配らないとか、友達と話している時にこそこそとなぜか聞こえるように自分悪口の会話をしているとかは、日常茶飯事だった。

それだけでなく、ありもしない罪を作り上げて、勝手クラス中に噂を流されることもあった。

そういうことをするのはその女子一人だけではなく、その女子と仲のいい女子何人かも同じようなことをしてきたし、女子が言ったことに対しては誰も疑いを持たずに信じた。

噂が一度流れてしまえば、自分クラスでの立場は地の底へ落ちた。

先生が噂を知ったとしても証拠など求めないし、ただ女子の話だけを聞いた。

そもそも触られた、という噂に対して証拠など求めようが無かったのだろうけど。

から泣いている方が常に正しかった。

彼女はいつでも「私は被害者だ」というスタンスをつらぬいた。

男子からいじめ嫌がらせではそういうことはなかった。教師相談すれば、解決するとは限らなかったが、少なくともこちらの話を聞いてもらえないということはなかったし、加害者の言い分も聞いていた。

自分小学生の時に、クラスメイトのことを少しでも悪く思ったことを恥じた。

当時は、同じような経験をした人はそれほどいないと思っていたが、最近ネット検索すると、全然珍しいことではなく、全国の小中高で当たり前のように行われているいじめで、泣きながら自分被害者だと主張するのは女子だけであることが分かった。

きっと、男子が同じようなことをしても、周囲は冷たい目を向けるだけのことがほとんどなのだろう。

今思えば、小学校中学校高校と、女子ほとんど特権階級と言っていい扱いを受けていた。

あれだけ人を傷つけても、咎められたという話を聞いたことが無い。「被害者」という立場に立たれてしまえば、目に見える被害を残す男子いじめと違って、生徒も教師咎めることが出来ない。

そういうことを繰り返す子が周囲の子から嫌われることはもちろんあっただろうけど、本人は自分被害者のつもりなのだから自分のやったことを反省することは無い。

自分の気に入らないものを、被害者という立場自由排除することができる人生というものは、さぞ愉快なものだろう。

しかし、その特権いつまでも持ち続けているわけではない。

大学生になり、大学院入試が行われる季節になったころ。

大学院入試では、大学研究室研究した内容をプレゼンして自分研究アピールする必要がある。面接官は大学教授で、研究内容についての厳しい質問がたびたび飛び出してくる。

自分学部では学生の半分程度が大学院を目指していた。

無事に合格して、研究室教授入試についての話をする機会があり、こう言われた。

女の子場合は、言葉に詰まると泣き出しちゃう子が多いんだよね。全く、泣けばいいってもんじゃないのにさ。」

男子には皆無で女子にだけそういう学生がいるとのことだった。

高校生までは周りから許してもらえていた涙も、大学生では、むしろ全く逆の効果もつものになってしまっていた。

就職活動シーズンになると、ほとんどの学生は何十社も受けて、ほとんどの会社にお祈りされるのが当たり前になっていた。

自分の知り合いの女性に、建設系の学部現場監督を目指している人がいた。

詳しくはないが、現場監督女性が少ないことはなんとなく知っていた。だから、苦労するだろうことは予測できていたし、本人も予想していたはずだった。

ところが後日就職活動調子について話を聞くと、10社ほど受けたところで現場監督は諦めたという話だった。

どの会社からも、「女性が少ないところだけどちゃんとやっていける?」と聞かれたそうだった。

そして、全てお祈りされたらしかった。

本人は、どうせ女だからって落とされたんだ、と怒りを込めて愚痴っていた。SNSを見ても同じような文言で怒りを呟いていた。

自分は、なぜそれが原因で落とされたと思い込んでるのか、むしろ思い込みたいのか、理解に苦しんだ。

ただ、今思うと不遇な扱いへの耐性がとても低かったのかもしれない。

色覚に異常があるとか、身長が足りないとか、そういう理由ではっきりと志望する職種に行けないことがわかった友人を何人か知っているけど、彼らは別の方法を考えたり、似ているが別の職種に志望を切り替えたりしていた。

はっきりとそれが理由だと言われたわけでもなく、それも別の手段いくらでも考える余地がある人がすぐに、どうせ女だから、と言って社会への不満を爆発させるのは、きっと今までは同じ理由優遇されてきたかなのだろう。

SNSなどで女性社会に強い不満を持っている話題についての言及を見ても、

高校生以下からの不満はほとんど皆無で(大人高校生以下の境遇を憂いている話は聞くが)、たいてい大学生社会人が不満を言っているのも、それが理由なのかもしれない。

まだ未熟な若い頃に、特権階級と言ってもいいくらいの優遇を受けてきたのに、大人になったら急に立場が下がってしまうという事実に対しては、人間過去記憶しか持たない以上、子供の頃から立場が低かった人と比べても、はるかに強い不満を覚えてしまうのは仕方のないことなのだろうと思う。

男性場合は、若い頃にしばしば不遇な扱いを受けて、大人になってからやっと人並みの扱いを受けられるようになった、という経験を持つ人が多いが、それを思うと、今がどうかに関係なく、人生は上がり調子が一番社会への不満を持たずに済むのだろう。

自分の子供に不遇な扱いを受けてほしいと思う親などいないが、将来の幸せのことも考えて、人生だんだん右肩上がりになるようにしないと、将来不満ばかりの人生にさせてしまうかもしれない。

2021-11-10

anond:20211110125639

みんなで行った! 射精大会!(しゃせいたいかい!)



中学校卒業式懐かしいな

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