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2011-04-09

日本復興への課題3/3

http://anond.hatelabo.jp/20110409170039からの続き)

安心と不安
情報統制という妄想

上杉や広瀬は、政府東電対応についてこうも批判している。

事故発生当初から「東電は事故に関して隠している、嘘を言っている」、「政府は騙されている。メディア記者クラブは、東電が最大の広告主、クライアントだから遠慮して言えないのではないか」と、自分の出演しているメディアラジオ番組で言い続けていました

いま再び、70年前(太平洋戦争末期)の大本営発表と同じことが、起こっているんだなと思います歴史教科書をみて「こんなことがあるわけないだろう」と思っていたことが、実際に、目の前で起こったことに、びっくりしています。まさか自分がそんなことの当事者になるとは思わなかったので(苦笑)。

日本人は小さい頃から新聞テレビは正しい。雑誌インターネットは嘘ばかりだ。と思い込まされているんですよ。ただ、新聞テレビ情報は、政府の発表を記者クラブとしてそのまま報じる。彼らが独自に取材した情報と内容が違っていたとしても政府の発表を採用する。だから新聞テレビは正しいと思っている国民は常にその情報を信じるから、今回も同様の洗脳が起こっている。ただ、これまでとちょっと違うのは、若い人たちを中心にインターネットを通じて「あれ、何か違うんじゃないか?」とわかって来ていること。私のツイッタータイムラインも今朝ぐらいから「新聞テレビの言っていることと事実が違うぞ!」と結構大変なことになっています。まるで、エジプトとかチュニジアたいに。明らかにそこが変化して来ていますね。

大本営発表の再来という誇大妄想と、自分が時代を動かすんだという自己陶酔で完全に正気を失っている。

だが、科学誌『Nature』は上杉などと全く逆の見解を示している。

JS: 〔…〕私としては、現在データの量と質は、満足できるものだと思います。でも、ご質問のとおり、計測方法なんかの情報が抜けてたりして、データ解釈かしずらいのは事実です。これは、ひょっとしたら、翻訳の問題なのかもしれません。もしかしたら、日本語データレポートは、もっと関連情報がしっかり網羅されてるのかもしれません。

JS: 私もGeoffと同感です。難しい状況を鑑みても、日本側のデータ収拾の努力を批判するのはどうかと思います

GB: 私がひとつ言いたいのは、報道側がこの危機をどう報道していったかは、結構問題だったと思います報道は、最大値ばっかりをレポートする傾向にあります。とくに、放射能汚染の場合は、最大値じゃなくて、ある一定の時間内での積算値が問題なわけで、最大値は、それだけじゃ、あんまり関係ないわけです。実際、低レベル放射線長期間続くほうが、ほんの瞬間の最大値よりもあぶなかったりするわけで。

すでに紹介した早野龍五と辰巳創一も、これを支持している。

また、辰巳はこうも呟く。

さきほどのツイートに関連して,こうした抑制的,かつ整理された情報発信を日本の信頼出来る科学コミュニティーから出来なかったことは,今回の本当に大きな反省点だと思う.少しこんな話をするのは早いけど,望まぬ”次”が来た時,きちんと役割を果たせる体制を作ることは我々の世代の使命だと思う.

門外漢ながらこれには同感。今回の震災で、日本の学会学会誌は何とも頼りない。下手に東電を擁護しようものなら石を投げられそうな現状には同情するが、それでもバカなマスメディアとバカなネットユーザーに好き勝手させず、学会や有志が連名で声明を出すくらいのことはして欲しい。

煽られる不安

TBSの松原耕二は、震災発生当日から報道特番で「政府不都合な真実を隠しているんじゃないでしょうか」と明言し、「「念のための避難命令」という政府の説明はどうも納得できませんね」と連呼していた。

僕らは不安であっていいんだ。それは僕らの中の危険の感知装置が鳴っていることだから。自分で量りきれない恐怖があるときに僕らは不安になるだろう。そして、僕らは今存在する危機に対して、その可能性の正確なサイズや輪郭をつかめいでいる。その不安は僕らのものだ。警報を切ってはいけない。

不安を増幅してはいけない、というのは、政府既存権力が望むことだ。なぜなら、不安は人々を駆り立て、秩序を破壊することがある。けれども、今、政府が恐れていることは、人々がどこかに殺到して怪我人や死者が出ることではない。暴動が起きることでもない。そうではなくて、原発政策が根本的に覆されることだ。今すぐ原発を止めろ、という人が増殖することだ。彼らは事故に寝るヒマもなく対応しながらも、今もそこを必死に守ろうとしている。

不安を煽るということを許さない自警的感情は、すぐに不安であることを許さない、という事態につながっていく。しかし、全員の心をそのように一つに塗り込めていくことは危険である不安は自然であり、この危機に不安を持たないことは不自然である不安はない、ということを強制すれば、その感情はいずれなんらかの形で暴発する。あるいは一人一人の心がこわれ、あるいは集団的な行動を誘発する。

どこかの気持ち悪い物書きの文章。

風評被害」というのは「悪いことでも異常なこともなく」、情報不足した時に起こる「正常な人間社会活動」ということです。だから、風評被害をなくすには、一にも二人も人間自分を守りたいという本能に適した「正確な情報を提供する」ということなです

中部大の気持ち悪い教授の文章。

最近、このような主張が散見される。その理由はきっとこうだ。「政府東電原発行政を守るために偽りの安全を強調するに決まっている。だから安全だと強調されればされるほど不安になるのは当然だ」と。

では、何故不安を煽ってはいけないのか。それは、人は不安になると冷静な判断ができなくなり、誤った衝動に駆られるからだ。注意を促すことはよいが、不安を煽ることは絶対にすべきでない。

また、正確かつ十分な情報を人は必ず判断できる、ということもまた大いなる幻想だ。「自分が安心できないのは政府東電からの情報が不十分だからだ。何故そうだと分かるかと言うと、それは自分不安いるからだ。自分不安でいる理由は、それ以外に考えられない」。このような自己欺瞞責任転嫁はもう止めてもらいたい

群衆の行動や心理について詳しい新潟青陵大大学院の碓井真史教授社会心理学)は「現在自分が普段と違う心理状態だと自覚する必要がある。一部の極端な行動で多くの人が脅かされる。そういうことを皆が理解し、協力しようとすれば、パニックは避けられる」とアドバイスする。

「落ち着いてください」「安心してください」と言われれば言われるほど落ち着かず不安になるのは、政府東電が悪いのでない。それはそうなる人の心理が異常を来たしているのだ。「情報や説明が不十分不正確だ」と思うのは、ただそう思い込んでいるからではないだろうか。

東電魔女狩り

人災論批判

東電の武藤栄副社長は25日の会見で「連動地震による津波は想定していなかった」「(貞観地震に対する見解が)定まっていなかった」と釈明。東電対応に、岡村さんは「原発であれば、どんなリスク考慮すべきだ。あれだけ指摘したのに、新たな調査結果は出てこなかった。『想定外』とするのは言い訳に過ぎない」と話す。

震災の発生以後、殊に原発事故の発生以後、「1000年に1度の大地震を想定していなかったのは怠慢だ」「これは天災でなく人災だ」という声がよく聞かれる。こういった東電非難の意見が、私にはよく分からない。

もし国や地方自治体東電以外の企業などがすべて1000年に1度の大地震を想定していたのならば、今回の原発事故は人災と言ってよい。だが、そんなものを想定していた団体はどこにも見当たらない。東電だけを非難するのは全く不公平だろう。

仙台に巨大津波が押し寄せる恐れがある」と16年前に警告を発していた郷土史家がいる。津波の歴史研究し、対策の充実を訴えていた仙台市宮城野区の飯沼勇義さん(80)。東日本大震災大津波を目の当たりにし、「行政も住民も危機管理が不十分だった」と悔やんでいる。

飯沼さんが暮らす宮城野区蒲生アパートも津波で壊滅的な被害を受けた。身を寄せる避難所で飯沼さんは「歴史は繰り返す。震災を教訓に、津波対策や避難誘導のシステムを早急に構築するべきだ」と語っている。

仙台への大津波を警告していた郷土史家もいたが、その本人のアパートでさえ津波で甚大な被害を受けるほどの、つまり想定以上の大津波だった。

WSJ:東電は甘かった?

米倉氏:甘かったということは絶対にない。要するにあれは国の安全基準というのがあって、それに基づき設計されているはずだ。恐らく、それよりも何十倍の安全ファクターを入れてやっている。東電全然、甘くはない。

GB: 原発は、すべて、ある程度のリスクはこえられるように設計されてます。ここで留意しておきたいのは、福島原発は、設計段階で考えられていた最大の災害よりも何段階も上を行く大災害にみまわれたにもかかわらず、一応は、破壊されずに、まだ残っているわけです

今回の震災では、2万数千人が大津波の犠牲になった。筆舌に尽し難い被害だ。しかしこの被害について、「国や地方自治体が1000年に1度の大津波を想定し、沿岸から数km圏内の住民に立ち退きを命じていれば2万数千人は死なずに済んだ。だからこれは天災でなく人災だ」と非難する人は誰もいない。沿岸に原発は造っちゃいけないが人間は住まわせてもよい、などということにはならないだろう。

しかも今回の原発事故では、将来を悲観して自殺した農家を除いて、まだ誰も死んでいない。これは事実だ。まだ誰も死なせていない原発事故は2万数千人の津波被害と比べて軽微だ、などと言うつもりは毛頭ない。原発事故によって多くの福島県民の生活が破壊されたことも、また事実だ。しかし、東電のみを非難して国や地方自治体を非難しないのはどう考えても不公平だ。

「津波が想定を大きく超えた」という。早い話が、東電の想定が間違っていた。地球や自然への畏敬(いけい)が足りず、結果として津波に負ける原発を海辺で動かし続けた。天災が暴いた人災である

東電に「地球や自然への畏敬(いけい)が足り」なかったのであれば、庁舎ごと津波に飲み込まれた南三陸町なども同然なのではないか

ここぞとばかりに反原発を唱えてる人へ

警鐘を鳴らしていた(キリッとか知った事言ってるけど

今回の津波は日本最高新記録なんだけど予想できたの?

あ、予想してた?

こんな津波来るって予想できたなら

先に堤防が無い町に警鐘を鳴らしてやってくれ

放射能汚染は元に戻るまで長い年月が掛かるから次元が違う、という意見もあるかも知れない。しかしそれだったら、犠牲者の埋葬は1年も掛からないから大したことはない、ということにならないか。死者はもう二度と元には戻らない。

そして、妻は自分にいい聞かせるように、こういった。「これは天災だからね。天災に勝てる者はいないよ」

ただし、「私は東電を許します」という発言は記事に見られないので、そこは印象操作かも知れない。

東電への迫害

上記のような東電非難を口にする人は、そもそも原発が嫌いな人が少なくない。また原発いでなくとも、こういった大災害では誰もが怒りや悲しみの捌け口を求める。東電は格好の悪玉候補だった。しか理不尽不公平な非難は決してよい結果を生まない。

原発事故処理最前線は如何に苛酷な環境かが報道されても、聞かれるのは「やっぱり東電は酷い企業だ」「国はちゃんと東電監督しろ」といった非難ばかり。「現場作業員のために、みんなで食料や寝袋を送ろう」なんて応援活動は全く聞こえてこない。

激励慰問の手紙を送ったアメリカ小学生の方が、人としてよほど真っ当だと思うのは私だけだろうか。

危険な状態が続く東京電力福島第一原子力発電所国民不安といらだちが募る中、東電社員への苦情や脅迫嫌がらせが目立ち始めた。東電社員の安全を守るため、社員寮の表札から社名を消した警視庁も警戒を強める。

護憲反核薬害問題に対する活動をしている女性・星アカリさんが、インターネットコミュニケーションサイトTwitterで「東京電力社員子供を全員がボイコットしなさい」などの発言をし、インターネット上で炎上状態となっている。

社員やその家族が身の危険を感じるほどの東電叩き。なのに流石は糞っ垂れのガジェット通信

果たして現在国民政府東電を正しく冷静に評価することが出来ているだろうか。

今、国民がすべきこと

冷酷な減点法からの脱却

こうした政府対応について、災害時の心理に詳しい広瀬弘忠東京女子大教授災害リスク心理学)は、「パニックを恐れて、余計な情報は出さないという心理が透けてみえる」と話した避難指示の範囲が拡大された理由の説明も遅れた。広瀬氏は「わかること、わからないことをはっきりさせて、説明するのが危機管理の基本だ。大変なことが起きているのは、すでに皆がわかっている。私たちのリスク観はもっと成熟しているのにバカにしている」と批判した

週刊現代も同様のバカ記事を書いている。

政府東電対応情報公開に問題があることは事実だ。これらの記事は、不適切な対応情報公開はすべて故意や怠慢によるものだと決め付けている。だが、このような冷酷な減点法こそが不適切だろう。

1000年に1度の大震災が発生した時点で、すでに満点の対応を期待することは出来なくなった。譬えるなら、100点満点のテストマイナス数十点のハンデ付きで受験するようなものだ。政府東電さえしっかりしていれば何も問題は起こらなかった、などという仮定は成立しない。

しかも、政府東電もまた被災者だ。負傷者がより深刻な負傷者を手当てしているようなものなのだから、対応に不備があったからと言って叱責するのは余りに冷酷で不当だ。

原発内にいる人達は、みんな命懸けです。きっと、報道されてること以上にやってることもあると思うし、報道されてほしいことが報道されてなくてってこともあると思う。私は、東電社員だったことを誇りに思うし、今原発内にいる東電社員の方々を本当に誇りに思います。予想外の津波がきて、原発での事故が起こってしまった。でも誰も悪くない。東電が悪いわけじゃない。誰も悪くないんだよって思う。色々な批判や、文句がある。でも今も寝ずに国民の安全の為に、一生懸命原発内で戦ってる東電作業員がいることを忘れないでほしいと思います

WSJ:当局への不信が国民にみられる。東電責任問題情報公開問題はどうか?

米倉氏:一生懸命やっている。考えられていないが、東電自体が被災者だ。従業員が津波に流され、機器も津波に流されているところがある。そういったなかで一生懸命努力をしている。

これらを関係者による身内贔屓などと切り捨てるべきでない。

GB: 〔…〕あと、付け足しておきたいのは、今の状況は、計測するにしても、かなり難しい状態だ、ということです。日本側の行っている計測やサンプリングいちゃもんつけるのは簡単なことですし、まあ、そうやって、批判的に事態を見つめていくことも、大切だと思います。でも、特に震災の直後は、計測用の計器もままならなかったし、交通網もやられて、原発の周辺へ近づくことも、簡単ではなかったんです

政府東電とも一つに

震災以前において、菅政権を信頼することは明らかに狂気の沙汰だった。それは同意しよう。私も数年前から一貫して、民主党などに投票するのは狂気の沙汰だと考えてきた。しか震災以後、政府はかなりよくやっている。完璧ではないが、それでも国民から糾弾されるべきほどには酷くはない。

サッカー試合で観客がすべきことは、「ドリブルで繋げ」「ディフェンスを上げろ」などと指示を飛ばすことでない。そんなことをしても大歓声で掻き消されてしまい、監督選手たちの耳には届かない。たとえ届いたとしても、観客一人ひとりの指示に従っていたら試合を戦うことは出来なくなる。また、味方の監督選手たちにブーイングを飛ばすことはもっと間違っている。もし味方のチームに勝って欲しいなら、観客は声援を送るべきだ。それが選手たちの士気を高め、勝利を引き寄せることになる。

現在の日本には、政権交代どころか、与野党国会で議論している余裕すらない。国民はもっと政府を信頼すべきだ。政府東電を信頼し、激励し、慰藉すべきだ。それが問題解決の何よりの手助けとなるだろう。

また、マスメディアは徒に政府への不信や不満を煽ってはならない。政府東電の説明に不十分なところがあれば、その意を酌んで誤解のないよう報道しなければならない。政府東電を叩いて足れりとするような報道は厳に慎むべきだ。

政府は日本の政府であり、東電は日本の電力企業だ。日本が一つになって頑張るために、今は政府東電とも一つになって頑張ることが求められている。文句があるなら試合が終わってから伝えればいい。

2011-04-04

全然報道されないんだけど、

仙台中心部の現状です

http://sendaipics.fc2web.com/wadai/report150.html

見れば分かるとおり、ほとんど損壊が無い。

1978年宮城県沖地震以降の建物はほぼ大丈夫

また、仙台市の小中学校は、2010年度で耐震化を終了させていた。避難所として有効活用できたと思われる。

http://www.city.sendai.jp/manabu/kyoiku/gakko/__icsFiles/afieldfile/2011/01/13/22-23taisinka_1.pdf

ほんとに、今回の地震津波けが悔やまれます

亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

2011-03-21

戦後震災体験率

日本震災が頻発したのは、皮肉にも終戦前後の頃。

その後、新潟地震、十勝沖地震日本海中部地震等の局地地震しか発生しなかった。

なので、戦後生まれの世代で「物心ついてから震災に遭遇した」という人の比率は、

1994年までは

新潟市

仙台市民(78年宮城県沖)

秋田市民(日本海中部

伊豆半島民(群発地震

等々、「日本人口全体から見れば、せいぜい数%程度」でしかなかった。

1994年までは、札幌圏、首都圏中京圏関西圏福岡圏の5大都市圏は、

戦後生まれは「震災を知らない子供、もとい、大人たち」ばかりになった。

状況がちょっと変わったのは1995年の阪神大震災

京阪神1,600万人が「震災経験」をしたことにより、

日本の総人口の8分の1が震災経験した」ことになった。

更に福岡県西方沖地震により、福岡圏居住者も「震災体験者」になった。

そして今回、人口シェアが多い首都圏住民が「震災体験者」になったことにより、

阪神大震災体験者も含めると、実に日本人口の半分近くが「震災体験者」となったことになる。

逆に言えば、震災体験がない大都市圏は札幌圏と中京圏だけ、となる。

中京圏東海大水害経験があるから天災経験がないのは札幌圏だけ、ということかな?

2011-03-20

疎開者数」を推測する

http://anond.hatelabo.jp/20110319172127

元増田のような「原発疎開」について、

都市伝説だ」とか「ネタだ」とか「自分の周りにはいない」とか

いろいろ言われているようなので、

メチャ乱暴に現時点での疎開者数を類推してみる。

(「計算が粗っぽい」って、文句言わないでね)

東海道新幹線は、大体1日に15万人を輸送する能力がある、と聞いたことがある。

メチャ乱暴な仮定だが輸送力15万人のうち半分、7.5万人が「疎開民」だったと仮定し、

かつ疎開輸送が先週末から、延べ7日間なされていたと大胆に仮定して、

7.5万人×7日間≒50万人

その他、航空便による疎開組、自家用車による疎開組もいるので、

これまたメチャ乱暴な仮定で「航空機疎開組と自家用車疎開組の合計が新幹線疎開組と同数」と割り切っちゃうと、

50万人×2=100万人が疎開した、という乱暴計算になる。

100万人と聞くと、仙台市人口にも匹敵する数なので、

「えらい疎開したなあ」とも思うが、首都圏人口が3,500万人だか3,700万人だか4,000万人だか

(人により首都圏の範囲が違う)とも言われているから、「2~3%の人が疎開した」ということになる。

これを、多いと見るか、少ないと見るか。

実際には、この「2~3%」という数値は、属しているコミュニティーによって大幅にズレるだろう。

いわゆる「社畜」な、30代40代サラリーマン男性だったら、

仕事放ったらかして逃げられない」ということで、疎開率は1%もないんじゃないか

から自分の周りが社畜だらけ、というコミュニティー内の人は、

そういう疎開人に遭遇する確率は1%もないのだから

疎開なんてない」「都市伝説だ」となる。

一方、ヒマしているフリーター学生だったら、逆に3~4%はあるんじゃないかな?

乳幼児連れ、もしくは妊婦という場合が一番確率が高いと推察される。

毎日新聞に「幼稚園の卒園式をブッチして・・・」という家庭が紹介されていたし、

元増田小学校一年生を抱えていたり、ということで、

幼稚園小学生を家庭内に抱えている場合」は、それらのしがらみがあるから

2~3%に留まっていると思う。

しかし、そういうしがらみがない場合、例えば第一子が2歳以下で、幼稚園にも行ってない、という場合

あるいは第一子妊娠中、というような場合は、それこそ5%超えているんじゃないかと推察される。

芸能人でも海老蔵一家は疎開したたいだしね。

ということで、「1~2歳児のママ友」とか「妊婦教室友達」というコミュニティーに属している場合は、

疎開率=5%以上」となるので、「ちょくちょく聞く話」ということになる。

ただ、この妊婦疎開率も、多分5%強で打ち止めじゃないかな?

西日本実家があったり、お金に余裕がなければ」誰でも疎開できるわけじゃないので、

根っから東京人とかお金ない人とか、95%弱の妊婦首都圏に留まるんだろうなあ。

ただ、春休みに入ると「幼稚園小学校の終業式待ち」組が疎開に入るかもね。

2011-03-19

被災地への直接の義援金受付先まとめ

現在被災地への募金活動が活発に行われていますが、間接的な寄付はなく、

地元思い入れのある都市へ直接寄付したい!と考えている方も多いかと思います。

下に義援金の受付先をまとめましたので、参考にしていただきたいと思います。

宮城県

復興事業への寄付と、被災者への義援金と、二通りの寄付があります

http://www.pref.miyagi.jp/kihu.htm

仙台市義援金受付。

ページの一番下に口座番号が書いてあります

http://bit.ly/iaNjYb

福島県

復興事業への寄付金募集

http://bit.ly/e2cn3r

被災者への義援金受付

http://bit.ly/eLh8RZ

いわき市義援金受付。

http://bit.ly/fjvyIW

相馬市

http://www.city.soma.fukushima.jp/0311_jishin/gienkin.html

岩手県

災害義援金受付

http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=31359

茨城県

義援金寄付金受付

http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110316_14/

日立市義援金受付

http://www.city.hitachi.ibaraki.jp/viewer/info.html?id=4210

ひたちなか市

http://www.city.hitachinaka.ibaraki.jp/SKYU/saigai/gienkin.html

青森県

義援金受付

http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/care/gienkin_kifukin.html

千葉県

災害義援金の募集

http://www.pref.chiba.lg.jp/bousai/20110318gien.html

2011-03-17

1日あたりの放射線量まとめ 3月16日

概要

1時間あたりの放射線量は文部科学省などで逐次報告されていますが、一日だとどれくらいになるかを計算しました。すなわち、観測機器のおかれている場所に一日中いたらどれくらいの放射線量を受けるかを計算したものです24:00までを前日と見なして計算しています。放射線量測定所まとめリンク先のデータを主に用いました

3月16日

秋田県秋田市     0.88 μSv

山形県山形市     1.74 μSv

宮城県仙台市     3.89 μSv

新潟県阿賀町     3.25 μSv

    .南魚沼市    8.72 μSv

    .新発田市    1.58 μSv

    .上越市     1.64 μSv

栃木県宇都宮市    6.09 μSv

    .那須町     34.8 μSv

群馬県前橋市     4.05 μSv

茨城県水戸市     8.28 μSv

    .北茨城市    47.8 μSv

    .高萩市     10.3 μSv

    .大子町     5.82 μSv

千葉県市原市     1.26 μSv

埼玉県さいたま市.   2.23 μSv

東京都新宿区     1.72 μSv

訂正(3月18日12:56)

栃木県宇都宮市の値が3月15日のままでした

過去データ

1日あたりの放射線量まとめ 3月15日

2011-03-16

デマ?】仙台で強盗・レイプ多発?

http://twitter.com/ico727/status/47306093872955392

拡散希望仙台市内で強姦が発生しているとの事です。 こっちにお風呂があるよ…と誘い出すそう。女性は一人歩きは絶対避けて下さい。

11:40 PM Mar 14th Keitai Webから

神奈川在住。どこ情報かは記載なし。

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http://twitter.com/ring003/status/47280051049336832

仙台でもやはり強姦が多発してるみたいですね。 なんで報道してくれないんだよ!! ガス・水道電気点検と言ったりして家に来たり,お風呂トイレ貸すと言って家に連れ込んだりと,あらゆる手段を使ってくるみたいです女の子まじ気をつけて!!

9:56 PM Mar 14th Keitai Webから

東京在住。どこ情報かは記載なし。

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http://twitter.com/take0520/status/47524761764507648

数名から情報です仙台市内で窃盗、強盗ならびに強姦などの性犯罪が発生し始めたようです。昨日、社員の目の前でガソリンを巡り乱闘事件が起きたそうです。なお、手口は風呂に誘う、宅配便を装うなどだそうです。 くれぐれも夜間の外出は控え、行動する時は、複数名で行動するようお願いします

11時間前 TweetVoice for iPhoneから

会津若松

「数名から情報」とのこと。この「数名」がリアルの知り合いなのかどうかは不明。

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http://twitter.com/makothing/status/47135551366758401

報道されてませんが、仙台レイプ強姦がかなりあるようです。集団で行動して下さい。「こっちにお風呂あるよ」という手口らしいので本当に気をつけて下さい!!

12:22 PM Mar 14th webから

http://twitter.com/makothing/status/47136139945050112

仙台風俗スタッフから直接聞いたので間違いないです!

12:25 PM Mar 14th Twitter for iPhoneから

山形。唯一、情報源がはっきりしている。しかし2次情報なのに「間違いない」というのは疑問。

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http://twitter.com/iizakanaoki0614/status/47683107368869888

拡散希望ヤマト運輸佐川急便なりすまして配達員を装い配達だと言い強盗や女性性的暴行仙台で急増。手口はいろいろ。※今現在、個人への宅急便ストップしております。私、ヤマト運輸に勤めていますが、絶対に許せません。

25分前 Twitter for iPhoneから

茨城情報源は書いていないが、ヤマト運輸勤務ということで情報源はそっち方面?

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他にも幾つかあったが、情報源twitterっぽいものは除外した

共通項としては

・語尾が曖昧「~らしい」「~みたい」「~ようだ」

・「急増」「多発」というワード。

仙台在住以外

仙台在住の者としては、街の雰囲気は至って平穏に思えるが。

もちろん、色々不便があって(水や食料品・生活雑貨ガソリンなどの不足)若干みんなピリピリしている所はあるかもしれないけど。

とてもそんな犯罪多発都市には思えない。

「多発」「急増」というからには一人が複数回そういう事例を耳にしたんだろうけど、それなら未遂に終わった事例はもっと多いだろうし、

自分のところにもちょっとは入ってきてもいいはずだと思うんだけど。

まあ意外と平穏だから、つい油断してそういう被害にあってしまうということはあるかもしれない。

実際に強盗・強姦の被害にあった方の直接の知り合いという方がいたら情報がほしい(噂を聞いたという情報はいらないです)。

唯一、絶対デマだと思うのは「こっちにお風呂あるよ」って誘われてレイプされたってやつ。

注意しろとかいう以前に、見ず知らずの人間にこんなことを言うやつを信用しようという方が無理。

逆に、これに引っかかるような警戒心のない人間には注意しても無駄じゃない?

でも、「こっちにお風呂あるよ」ってミョーにリアリティーがある気はする。

しかしたら、実際にそういう声かけをしたしい男は実在したのかも。

当然ついていく人もいなかったわけだけど、

「こっちにお風呂あるよ」って誘われた!→知り合いが「こっちにお風呂あるよ」って誘われたって!ついていったらレイプされたかも→知り合いの知り合いが「こっちにお風呂あるよ」って誘われてレイプされたって。

っていう伝言ゲームで生じたデマなんじゃないかなって思ってる。

2011-03-15

1日目

その時、私は書店にいた。仕事は3時から始まる。

業務の前に書店に寄ることが、半ば習慣化していた。

買いたい本を片手に持って、レジへ向かう。

人の声の重なりのような、妙なざわつきを感じる。

地面が揺れていることに気づいたのは、その後だった。

一昨日の余震だろうか?それならばすぐに収まるだろう。

生まれて初めて体験する激震が、我が身を、そして店全体を揺らしたのは、そんな甘い考えが脳裏をよぎった瞬間のことだった。

平成23年3月11日午後2時46分の出来事である

本を買うより、身の安全の確保が第一だ。

左手に持つ本を放り投げ、私は出口を目指して駆け出した

棚の高い場所から、多くの本が勢い良く吐き出されていった。

店を出る瞬間に、視界の片隅だけに見えていたものだけど、その光景は良く覚えている。

職場はすぐ近くにある。職場へ向かおう。

激しく揺れ動く地面と同様に、あまりにも落ち着きのない思考が私を動かしていた。

だけど私は運が良かった。ガラスが割れる軽やかな音に気づけたから。

目の前で、ガラス造りの街灯が落ちて地面に砕け散った。

あと数秒、私の走りが早かったら、危なかったかもしれない。

まずは身の安全の確保だ。最優先事項にやっと気づいた私は、元々いた書店入り口近くにある金属の柱にしがみつく。

建物の近くにいては倒壊に巻き込まれるのではないか、という考えもあったが、倒れそうには見えない外見のビルであったし、何よりも、屋根があった。

何かが落ちてきても、屋根があれば最悪の事態を免れることが出来るだろう。

一息ついて油断した、その瞬間を見逃さずに追撃するかのように、それはやってきた。

もっとも、どんな覚悟も、あれの前には無意味だったと思う。

視界に入るもの全てが揺れ動いていた。地面が左右に揺れる、というのを視認したのは初めてだったと思う。

地鳴りと悲鳴が重なる。震度表には「立っていられないほどの揺れ」という表現があるが、まさにそれであった。

銀色の柱にしがみつき、身体を支えること以外、何も出来なかった。

勇気ある人は、危険な位置にいた女の子たちを比較的安全な場所へと誘導していた。

その後、ガラスの街灯がまたひとつ落ちた。ガラスの破片が散らばったけれど、気にしている余裕はない。

私は死ぬのか、この世は終わるのか。本当にそう思った。

長い、長い、私の体感では3分ほど、実際はもっと短いだろう(これを書いている時点では正確なデータがないのです)、

だけど長い地震が終わって、私の思考はまた落ち着きのないものへ切り替わっていた。

そうだ、職場に行かなければならない。

揺れが収まり、身動きが取れることを確認すると、私は職場ビルへと向かった。

本震があって間もなく、仙台市内全域は停電となった。

エレベーターは動かない。12階立建てのビルの3階に職場はある。

階段の壁は一部が崩れ、破片がそこらに落ちていた。非常灯がなかったので、昼と言えど薄暗かった。

それは階段だけではく、各階でも同様のようであった。日の光が差し込むだけ、階段よりは明るかった。

ドアを押しあけ、オフィスへ入るとほぼ同時に、余震が襲いかかった。あの本震の直後の余震である。実際にどれほどの震度の余震だったのか、これも現時点ではわからないけれど、本震と同じくらい強いものに感じた。

「危ないから入ってきちゃ駄目!」と悲鳴に近い声が私に掛けられたけれど、入ってきてしまったものは仕方ない。

オフィスの中にいた他の方々とともに、私は机の下に身を隠した

自ら飛び込んできた私はともかく、朝から働いていたオフィス内の人々は、突然の、しかも未曾有の大きさの地震を受け、憔悴しているようだった。

それから階段を降ってビルを出て、一度は近くの小学校へ避難したしかし、地域の方々の避難が最優先であるため、解散の命令が出るまで、私たちは歩道で待機していた。

その間も余震はまるで容赦しない。地面が揺れる、街灯や電線が揺れる。大きな看板地震で壊れていて、たくさんの人が携帯電話写真を撮っていた。

本震の最大震度が7と聞き、やっぱりね、とか、宮城県沖地震かな、などという話題が上がった。少量ながら雪が降り始めて、とても寒かった。

地震保険の話があった。我が家には適用されるのだろうか。いや、それよりも我が家は無事か。

携帯電話操作して、自宅に電話をかけるも、繋がらない。当たり前のことだった。

それからしばらくして、今日のところは解散、ということが上司から伝えられた。私は家まで歩いて帰ろうとしていたけれど、同じ方向に住まいがある同僚がいたので、家の近くまで送っていただくことになった。

車道は当然のように渋滞していた。加えて、一部を除いて、信号も動いていない。

仙台市中心部から郊外へ移動しようというのだから渋滞に巻き込まれるのは致し方ないことだ。30分で100メートル移動出来たかどうか、ということもあった。

正直に言えば、自宅まで徒歩で戻った方が、早く家についたかもしれない。しかし、車で送って頂いて本当に良かったと思う。

そう思う理由はいくつかある。ひとつは、複数の人とともに移動することによって、不安や恐怖と言ったものを少しは紛らわせたということ。また、車にはラジオが搭載されているから、最新情報を確認することが出来たのも大きい。外気を遮断し、暖をとりつつ移動出来たというのもある。被災直後から仙台市内には断続的に雪が降り、吹雪くことさえあったから。

最終的なマグニチュードが8.8であるという報道を聞き、私たちは笑うしかなかった。この地震で亡くなった方が出るかもしれない、という話題にもなった。これを書いている今現在、確認されている死者は1000人以上であると聞いている。ここまで多くの方が亡くなってしまうとは、あの時、思いもしなかった。

移動中、私は家族が心配でならなかった。特に、自宅にいるであろう、母。我が家は築25年の木造住宅である。自宅が倒壊してしまったのではなかろうか、それに母が巻き込まれてしまったのではないか、心配で心配で溜まらなかった。

同乗している同僚は、2歳のお嬢さんを心配していた。夫の実家に預けているのだが、連絡が取れないのだという。

私も母との連絡は取れない。「頼りがないのは良い証拠」であるという、この場にはまるでふさわしくない故事を信じるしかなかった。

被災直後であるから携帯電話は全く役に立たない。それはとうに承知していても、家族の安否を確かめたいというのは当然のことだ。電話はとても繋がりにくかったが、幸い兄との連絡はついた。それから機械に疎い家族が見るかどうか分からないが、災害伝言板に書き込みをしておいた。

車に乗っていても、余震は我が身に伝わる。窓から見える外では、多くの人が歩いていた。結婚式最中だったのか、よそ行きの格好のまま避難する人、スーパービニール袋を被る人、クリーム色のカーテンを纏う人、様々いた。

1、2時間も経つと、日が傾き、徐々に日の光が失われていった。明かりがあるのは車ばかりで、どの店、どのビル、どの建物も真っ暗なままだった。唯一、警察署だけは明るかったけれど、自家発電装置はいつまで持つのだろうか。

これだけの巨大な地震であるにも関わらず、高層ビルの倒壊がなかった、このことはすごいことだと思う。

しかし、それは外見の話だ。どこも大なり小なりの被害を受けていて、壁が崩れたり、窓ガラスが割れたりするのは当たり前、水道管が壊れて、水が溢れだしている家もあった。

時間半ほどの時間を掛けて、自宅の近くまで送って頂いた。ここからは、歩いて帰ることになる。

外はやはり寒かった。実際の気温だけではない。街のどこにも光がない。駅の近くにある大きな交差点、そこの信号は機能していたけれど、他の信号は依然光を失ったまま。これまで車で通り過ぎてきた光景と同じく、街のどこにも灯りはなかった。

この夜の空は、山中で見るもののようだった。星座が確認出来るくらい、綺麗な星空。あまたの星がいつもと同じように、黒のキャンパスの上で煌めき、瞬く。暗い街並みといつにも増して美しい夜空を、私は生涯、忘れないと思う。

さて、この地震では、かなり多くの方が避難所での生活を余儀なくされている。

我が家はかなりましな状況であるということを、ここで記しておく(こうやって被災最中に手記らしきものを書いている時点でお察しの方も多いだろう)。

何せ、不自由なことは多いものの、自宅で生活が出来ているのだ。現在、これを書いている3日目の朝も、白いご飯を食べ、暖かな野菜スープを飲み、ゆで卵まで頂くことが出来ているのだから

時間かけて自宅まで戻ってきたが、電気はついているはずもない。もしかしたらみんな、避難所にいるのかもしれない。あるいは……。

最悪の事態を思い浮かべながら、玄関を開ける。ただいまと誰もいないかもしれない家に声をかける。返事はすぐに戻ってきた。

家族全員茶の間にいた。みんな、無事だった。そのことに安堵の息を漏らしつつ、私は茶の間に入った。

意外なことに、茶の間は暖かだった。捨てるつもりでいた石油ストーブを物置から持ってきて動かしていたのだ。停電していても暖が取れるのはありがたかった。さらに、ストーブの上にやかんを置けば、時間はかがるがお湯が湧く。パンを置けばカリカリに焼ける。外は氷点下にまで冷え込む中、石油ストーブで外から身体を暖め、お茶で内からも暖める。とても幸せなことだった。これを呼んでいらっしゃる皆様には、是非一家に一台、石油ストーブの購入をお勧めする。

家の中には、父、母、兄、それに近くに住む親戚の小母さんがいた。小母さんは、この地震で誰とも連絡が取れず、また誰も帰ってこないという。家の中は地震家具が散乱しており、中にはとても入れない。一人でいるのも不安である。そのため我が家に来たのだという。

自宅へ帰って来た頃、時刻はもうすぐで8時を迎えようとしているところだった。こたつの上には大きな蝋燭が立てられていて、その脇にラジオが置かれていた。懐中電灯もあるにはあるが、あまり明るくないので、部屋全体は照らせない。そのため、トイレに行く時等、移動する際に使われていた。

そういえば、自室に小さなライトがあるのを私は思いだした。いつだかにゲームセンターUFOキャッチャーで取ったものだ。おもちゃに近いが、電球はなくLEDなので、大きさの割には強い光を出す。

本棚が倒れたため、本で埋め尽くされ、足の踏み場がない部屋へ行く(自室の荒れ方がまた素晴らしかったので、出来ればお見せしたいところであるが、この時既に携帯電話の電池が切れていた。残念である)。机の引き出しの中にライトはあった。スイッチを入れると、白い光が散乱した部屋を照らした

また、その時の私は、黒いタイツストッキングと随分冷える格好をしていた。荒れ果てた部屋からジーンズを引っ張りだして着替えた。ついでに、タオルケットと毛布を茶の間へ持ち出した

茶の間に戻り、ライトで辺りを照らしてみせると、蝋燭や懐中電灯よりも広い範囲をより明るく照らせたので、当座はこのライトで部屋を照らすことになった。裸火がなくなり、火事可能性が低くなったのでひとまず安心した

余震は断続的に続いていた。これを書いている今もそうだが、大小の関係なしに、何度何度地震に遭っていると、いつも地面が揺れているような感覚に襲われる。恐怖が完全に拭われることはなく、むしろ大きい余震があるたびに増大していった。

地震当時、各々が何をしていたかを話した

母は、少し昼寝をしようとしていた時に地震に見舞われたそうだ。これほど大きな地震であれば、逃げることをまず第一に考えそうなものだが、母は42型の液晶テレビが倒れないか心配だったらしいテレビを支えつつ、近くの柱にしがみついて、本震を耐えきったそうだ。

兄は仕事をしていた。オフィスの中にあったパソコンは全て倒れて使えなくなったそうで、しばらくは仕事にならないだろう、それどころか解雇されるのではないか、と心配していた。

父もまた、仕事をしていた。スーパーでカゴ集めのパートをしている父は、地震の瞬間に店内にいた。これは危ない、と思い、しかし出口からは遠い場所にいた父は、普段は閉じられたままのガラス張りのドアをこじ開けて外に出たという。後から聞いた話によると、父の勤務地のスーパーは、天井が落ちてしまったそうだ。

ラジオから聞こえてくる男性の声が、この地震による被害の状況を伝える。泉区で家がひとつ倒壊した、壁に挟まれて死んだ人がいる、火災が発生した津波で何もかも飲み込まれた……。いつもの夜のラジオなら、軽やかな音楽や楽しげに話すDJの声が漏れてくるのに、今宵は厳しい現実と、それを乗り越える手段が、無機質に流れ出ているだけだった。

私が自宅に帰宅して、1時間ほどして、親戚の小母さんの娘さんが帰ってきた。

この時、電話はまともに使えなかったが、メールインターネットならば使用可能な状態にあった。

機械音痴しい小母さんは、メールを打てない。私が代わって、娘さんに「小母さんは我が家にいる」との内容を打ち、送信したところ、娘さんはすぐに我が家に駆けつけた。それまでは近くの避難所を当たっていたらしい

娘さんの勤め先は、長町にある。我が家仙台市泉区に位置しており、長町とはかなりの距離がある。娘さんは同僚の方から自転車を借り、ここまで帰ってきたのだった。それまでに1時間半の時間を要したそうだ。

午後の10時頃に、小母さんの旦那さん、つまり小父さんが帰ってきた。小父さんは地震発生直後に車に乗ったのだけど、ひどい渋滞に巻き込まれて、この時間に帰ってきたのだという。実に7時間もの時間をかけての帰宅だった。

先にも述べたが、被災はしたものの、我が家はかなりましな方だった。屋根瓦が吹っ飛んだり、壁に多少のひびがはいったりはしたけれど、とりあえず住める状態にはあったのだから停電していて茶の間以外は真っ暗だし、ガスも当然止まってはいるけれど、この時点水道は使用できた。トイレも流せる。これだけで、精神に随分と余裕ができた。とは言っても、時間が経つにつれて水圧は低下していき、2日目の昼には断水になってしまうのだけど。

しかし、断水前に風呂に水を貯めておけたのは良かったと思う。おかげで、今のところ、トイレの水には困っていない。流石に大しか流せないので、そこらへんの節約は必要だ。

とにかく、電気とガスが使えないのが痛い。そうは言っても、ライフラインが回復するまでは今ある環境で耐えるしかない。母に菓子パンを食べるように勧められたが、遠慮して、お茶だけ飲んでいた。……皮下脂肪が厚いので、少しの間飲まず食わずでも耐えられる。

夜の11時を迎えたところで、両親に就寝するように言われた。どうせ、余震が続いて眠れないので、次の日の夜明け、6時50分頃まで起きているつもりだったが、せめて横になるように、と言われたので、茶の間の畳の上に体を横たえた。今夜は座布団が枕の代わりだ。寝転がり、目をつぶるだけで、少しは休むことができる。

形だけの就寝をし始めて1時間。日付が変わった後、ふと母の携帯電話を見てみると、2、3時間前まであった電波がなくなっていた。メールネットならば使えたのに、それすら出来ない。ラジオ以外の情報獲得手段がない。ニコニコ動画ユーストリームNHKの放送をしている、とラジオは伝えていたけれど、そんなもの役に立たない、と思った(もちろん、まだ電池のある携帯電話等を持っている人には重要なのだと思うけど)。ちなみに、家に帰ってきた時点で、私の電話の電池は切れてしまった。

日の出まであと6時間ラジオは伝える。どうか日の出まで、希望を持ってと。ラジオは伝える。現実を。荒浜に、200から300の遺体が流れ着いたとの報を聞き、涙が頬を伝った。

3時か4時になった頃、NHKラジオ音楽を流した。2曲流れて、1曲は確か「カノン」だったと思う。そのおかげがどうかは分からないが、私は少し、眠ることが出来た。余震がある度に起こされはしたものの……。

 

長い、長い夜を過ごしているうち、私はひとつ思いついた。

被災している最中から、忘れないうちに、体験談を記しておこうと。

携帯電話は使えない。iPadは不向きだ。だから今、pomeraを使って書いている。我が家にて、単4電池を使う懐中電灯等もなかったから、こうやって書いている。

これは被災してから2日目に書き始めた。現在荒削りながら、被災当日のことを書き終えて、5日目である。出来れば電気が繋がった3日目のことまで書いて、増田に上げられれば、と思う。私なんか、とてもとてもましな方だったけれど、千年に一度とも言われる天災体験談は書いておかなければならないと思った。……エゴイストで申し訳ない。

また、普段は趣味小説のようなものを書いているので、そのような表現があり、読みにくい箇所も多々あったかと思う。このことについてもここでお詫びする。

私が住んでいる仙台市泉区とあるところでは、3日目で電気が繋がり、4日目で携帯電話の通話及びメールが使用可能に、そして現在、5日目の朝にネットが復旧した

ガスと水道は未だ使用不能。ライフラインが完全に復旧するまで、一ヶ月はかかるそうだ。

しかし、命があるだけ儲け物である。生きていれば何とかなる、との言葉を信じてみようかと思う。

2011-03-13

http://anond.hatelabo.jp/20110313123322

厚生労働省

3月11日

避難所等における食中毒感染症の発生予防に努めること及び食中毒感染症の発生時

は適切な対応を行い、二次災害を防止することを各都道府県に依頼

 

災害時の人工透析提供体制及び難病患者等への医療の確保を行うために、社団法人

透析医会災害情報ネットワークの活用など、日本透析医会との連携をとるよう各都

道府県に依頼。

 

東北地方太平洋沖地震被災者に対し、「エコノミークラス症侯群」の予防を図るよう・

都道府県に依頼。

 

・生活福祉貸付について、被災した世帯に対して、特例措置を請ずる旨を各都道府県に通

 

・要保護者に対する社会福祉施設における緊急的措置として、施設の定員を超えて受入れ

を行うとともに、施設の空きスペースなどを福祉施設として提供するようs全国社会

協議会を通じ依頼

 

・要援護者の社会福祉施設等の受入等についての考えられる取組や留意事項及び特例措置

等について都道府県等に通知。.

 

・被災した聴覚障害者等に対する情報・月ミュニケーション支援について、視聴覚障害

者等の状況・ニーズを把握するとともに、ボランティアや関係団体等と連携を密にし、

特段の配慮をするよう依頼。

 

・被災した要援護陣害者等への対応について、避難所等における対応障害者支援施設等

における受け入れ、補装具費支給及び日常生活用具給付等事業の弾力的な運用、視聴覚

障害者コミュニケーション支援r利用者負担の減免等について、都道府県等に連絡、

 

・被災した介護者等に関して、実態把握に努めること、介護サービス事業者等に対する

協力依頼}介護保険施設等の施設設備基準等に関する柔軟な取扱い、利用者負担の減

免について、各都道府県に連絡。

 

・避難生活が必要となっている高齢者障害者等の要援護者について、被災自治体から

ホテルに対して避難所等として受入要請があった場合の協力につ1て、全国旅館

テル同業組合連合会等に依頼。

 

・避難生活が必要となった高齢者障害者等の要援護者について、旅館ホテル等の避難

所としての活用や緊急避難的措置として社会福社施設への受入を行って差し支えないこ

ととするとともに、社会福祉施設等の職員確保が困難な施設について、広域的闘整の下

で職員派遣を行うよう依頼。

 

・被災した後期高齢者医療制度保険者に係る一部負担金の減免及び保険料の取扱いにつ

いて各都道府県等に連絡

 

国民健康保健においては、亀保険者の判断により,一部負担金の減免及び徴収猶予並びに

国民保険料一(税)の減免徴収猶予並びに納期限の延長を行うことができること等につ

いて、各都道府県に連絡。

 

健康保険においては、保険者の判断により、一蔀負担金等の減免等及び保険料の納期限

の延長等ができること等について、健康保険組合等に連絡。

 

・被災に伴い被災者が被保健者証を保健医機関に提示できない場合においても、受診

可能である旨を都道府県等に連絡。

 

・公費負担医療を受けている被災者がi医療機関において手帳患者票等の提出ができな

場合においても受診可能である旨を都道府県に連絡。

 

社会保険診療報酬支払基金に対し、前期高齢者納付金、後期高齢者支援金、病床転換支

援金、老人保健拠出金、退職者給付拠出金及び介護給付費・地域支援事業納付金の納付

 

・猶予を必要とする保険者を把握するとともに、速やかに納付猶予の申請を行うよう依頼。

 

労災保険給付の請求に係る事務処理に関して、請求書提出時の弾力的取扱い、今回地震

に伴う傷病の業務上外等の考え方、相談・請求の把握について都道府県労働局に指示。

 

災害救助法の適用区域に所在する雇用保険適用事業者に雇用される被保険者の中で、

災害により事業を休業するに至ったため一時的に離職を余儀なくされた者であり、かつ、

離職前の事業主に再雇用されることが予定されている者に対して・雇用保険の基本手当

を支給する特例措置を実施

 

3月12日

医療機関等に対する医薬晶、医療機器等の供給に支障が生じることがないよう、また、

適正な流通を阻害することがないよう、万全の措置を講ずるよう関係団体に依頼

 

・16:00国との連絡調整役として仙台市役所へ職員1名、東北厚生局より1名派遣

を決定

 

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ソース 首相官邸広報

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/index.html

以上、 平成23年2011年東北地方太平洋沖地震について (平成23年3月13日10:00現在) 

から抜粋

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http://anond.hatelabo.jp/20110313123322

消防援助隊の派遣状況(3月12日23:00現在)

派遣先 岩手県

陸上部隊 団体別派遣数 

    秋田県(42隊) 山形県(28隊)

    栃木県(33隊) 埼玉県(44隊)

    東京消防庁(1隊) 横浜市(1隊)

    石川県(27隊) 福井県(20隊) 浜松市(1隊)

    名古屋市(1隊) 大販府(104隊) 

    計302隊

航空部隊 団体別派遣数 

    北海道(1隊) 東京消防庁(1隊)

    横浜市(1隊〉富山県(1隊)

    石川県(1隊) 岐阜県(1隊)

    浜松市(1隊) 名古屋市(1隊)

    島根県(1隊) 宮崎県(1隊)

    広島市(1隊) 三重県(1隊),

    高知県(1隊) 北九州市(1隊)

    計14隊

 

派遣先 宮城県

陸上部隊 団体別派遣数 

    北海道(15隊) 札幌市(1隊)

    東京消防庁(1隊) 東京都第1陣(12隊)

    東京都第2陣(25隊) 東京都第3陣(60隊)

    神奈川県(54隊) 新潟市(2隊)

    新潟県(27隊) 富山県(17隊)

    山梨県(24隊) 長野県(34隊)

    愛知県第t陣(19隊) 愛知県第2陣(35隊)

    京都府(50隊) 鳥取県(14隊}

    島根県(18隊) 広島県(31隊)

    計439隊

航空部隊 団体別派遣数 

    札幌市(1隊) 栃木県(1隊)

    東京消防庁(3隊) 山梨県(1隊)

    愛知県第1陣(1隊) 和歌山県(1隊〉

    鳥取県(1隊) 岡山県{1隊)

    岡山県(1隊) 広島県(1隊)

    山口県(1隊) 熊本県(1隊)

    計13隊

 

派遣先 福島県

陸上部隊 団体別派遣数 

    仙台市(5隊) さいたま市(1隊)

    千葉市(1隊) 群馬県第1陣(22隊)

    群馬県第2陣(16隊) 群馬県第3陣(7隊)

    東京消防(8隊) 岐阜県(25隊)

    静岡県(37隊) 滋賀県(36隊)

    神戸市(1隊) 兵庫県(63隊)

    奈良県(25隊)

    計247隊

航空部隊 団体別派遣数 

    千葉市(1隊) 群馬県第1陣(1隊)

    福井県(1隊) 滋賀県(1隊)

    奈良県(1隊) 香川県(1隊)

    愛媛県(1隊) 福岡県(1隊)

    大分県(1隊〉鹿児島県(1隊)

    計10

 

派遣先 千葉県

陸上部隊 団体別派遣数 

    川崎市(1隊) 東京都(8隊)

    神奈川県(3隊) 三重県(31隊)

    計43隊

航空部隊 団体別派遣数 

    東京都(1隊) 神奈川県(1隊)

    計2隊

 

派遣先 長野県

航空部隊 団体別派遣数 

    京都府(1隊) 大阪府(1隊)

    計2隊

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ソース 首相官邸広報

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/index.html

以上、 平成23年2011年東北地方太平洋沖地震について (平成23年3月13日10:00現在) 

から抜粋

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みんなそれぞれに逃げて生きのびろ

道も、屋敷も、港も、何が何やら見分けがつかない。

漁船が車や住宅に乗り上げている。

泥の湖の中、がれきと化した自宅の跡で男性が立ち尽くす。

その上、原発建屋が吹っ飛ぶなんて…。

テレビ映像映画でない。そう自分に言い聞かせなければならないほどだ。

 

東北太平洋岸に悲しみが広がる。

岩手陸前高田市津波で“消えた”。

仙台市の海岸には、数百体の遺体が散らばっているという。

孤立集落もある。千人を超えた犠牲者は、どこまで増えるのか。

 

津波てんでんこ」。三陸海岸に伝わる言葉だ。

「てんでん」とは「てんでんに」、みんなそれぞれにという意味だ。それにウシを「べごっこ」と呼ぶ東北弁独特の「こ」がついた。

津波が来たら、みんなてんでに、一目散に逃げろ。

1933年の「昭和三陸津波」を経験した作家山下文男さんは、過去惨事から学んだ教訓だと書いている

 

しい歴史がある。2万2千人が亡くなった1896年の「明治三陸津波」、昭和三陸津波では3千人が犠牲になった。

わが子を救おうとした親が逃げ遅れ、肉親を捜すうちに波にのまれる人が続出した

 

そんな悲惨な経験から自分のことはま自分で守る」意識が生まれた。

災害弱者」を救う工夫をする一方、「てんでんこ」の教えも大切にしたい。

 

きのう、十日町市震度6弱が襲った。

福島第1原発では爆発が起き、放射能拡散など2次災害が心配される。

いつ、どんな事態が誘発されるか分からない。

津波てんでんこ」の教訓を1日24時間、心にとめなければ。

 

新潟日報2011年3月13日

無事に帰ってきてほしい

携帯電話の発信規制のため、安否確認ができなかった友だちにさきほど連絡が取れた。

友「お疲れ様」

俺「夜遅くゴメン。安否確認の電話

友「大丈夫だよ」

俺「あれ、家じゃないの?いま何処にいるの?」

友「いま本社に向かってる」

俺「は?本社って、津波が届いているところにあるんだよね?」

友「うん…まあね」

俺「東北道、通行禁止だよね」

友「4号線を走っている」

俺「…」

友「本社と連絡が取れなくなっているんだ」

俺「…。無事に帰ってきてくれ…」

俺はそこまで会社義理立てする必要はないと思うんだ、正直。

被災地では損得なしでがんばっている人がいるのも確か。友だちも同じような気持ちなのだろう。

でも、おまえ、子持ちだろ…。原子力発電所のそばを通らないと仙台市に行けないだろう…。

2011-03-02

京大入試カンニングプロファイリング

●犯行手口

犯行は受験生スマートフォンカメラで袖口に開けたレンズ用の穴から生中継動画外部協力者に送信する。

生中継動画を見た外部協力者がネットで調べて受験生電話の音声で解答を伝える。

受験生は髪で隠したBluetoothイヤホンスマートフォン電話している外部協力者の音声を聞く。

この方法は試験中に受験者が一度もスマートフォンを触れず、操作もせず、音も出さず、画面も見ずにカンニングすることが可能である

試験監督マンツーマンでずっと監視されても怪しまれないだろう。

しかし、試験中にトイレ何度も行く受験生がいたという情報もあるし、Yahoo!知恵袋に書き込まれた試験の文章がかなり正確であることから、ややリスクは高くなるが静止画像撮影して、トイレからメールで送受信するという方法も可能性としては有り得る。


犯人

まず受験生イヤホンを隠すために必ず髪が長くなくてはならない。

髪が長くても不自然と思われないためには性別は女性と考えるのが妥当である

さらに京大の他に受験した私立大学も全て文系学部(文系学部は比較女性が多い)であることからも性別は女性であるほうが自然である

外部協力者(aicezuki)は過去Yahoo!知恵袋の書き込みから仙台市かその周辺に住む男性だと推測できる。

男性aicezuki)は精神科に通院する必要があるほど病んいるらしい

試験問題の質問はするけど、回答は一切していないので学力は高くないと思われる。

しかしながら、恋愛関連の相談にだけは回答しており、専ら女のことしか興味がないようだ。

つまり、受験生女性で、外部協力者(aicezuki)は男性である


●犯行動機

受験者が女性外部協力者が男性であれば、女のことしか興味がないこの男性aicezuki)は、受験である女性の気を惹くために協力し、女性試験合格するために男性aicezuki)を利用するというメリットがお互いに生じる。


●最大の謎

全体としては用意周到で計画的な犯行であるにもかかわらず、なぜ一点だけYahoo!知恵袋を利用するという極めてリスクの大きな行為をしたのか?

考えられる理由は、男性aicezuki)が女性想像以上にバカだったからだ。

たぶん2人はSNS出会い系サイトたいなところで知り合ったから、お互いのことをよく知らないのだろう。

なぜ外部協力者が出会い系サイト等で知り合った人物だと予想できるのか。

それは女性にとって外部協力者が女性の知り合いだとすると、仮に試験合格しても知り合いに一生弱みを握られ揺すられながら生き続けなければならない。

から女性としてはこちらの正体を明かさずに、いつでも関係を断ち切るかとができる外部協力者の存在が必要だった。

ちなみに、男性aicezuki)は仙台市かその近辺なのに、受験者がカンニングした大学場所京都府というのも出会い系サイト等の繋がりであれば不思議はない。

だがしかし女性はあまりに相手の男性aicezuki)について知らなさすぎた。

女性男性aicezuki)が赤本Googleなどを利用して調べてくれたと思っていた。

女性はまさか男性aicezuki)がYahoo!知恵袋で質問して解答を伝えていたなんて知らなかった。

しかし、その男性(aicezuki)は精神科に通院する必要があるほどの人物で、Yahoo!知恵袋携帯から試験問題を投稿することのリスク想像できないほどのバカだったのだ。

2011-02-15

http://anond.hatelabo.jp/20110215180234

あー、すまない。

東京など、で、列記されたそのあたりの都市部住宅需要が逆に高まるんじゃないかな、と。

地方都市仙台市は過密するだろうけれど、

それでも、現時点ですでに水道整備・道路舗装整備が追いつかなくなりつつあると言い始めてるしな。雪国からなのかどうなのか。

ただの土木業界ロビー活動かもしれないが、しか生産人口割合の減少から言えば無理はないしさ。

2011-01-01

非常に興味深い「声かけ・つきまとい事案」 宮城県

●11月26日

16:15頃 気仙沼市本吉町地内路上 年齢40~60歳位、やせ形、黒色ジャンパー、紺色ジーパン着用の男 10歳の女の子 に「走ると危ないよ。いい女」と声をかけた。

 気仙沼警察署

●9月16日 

14:00頃 泉区将監1丁目地内路上 50歳位、中肉、黒色オールバック、緑色シャツ 7歳の男の子に 「ごめんね」と声をかけて、肩に手をかけた。 自動車(塗色青色

 泉警察署

●4月19日

6:50~7:20頃 東松島市浜市地内路上 年齢40~50歳位、白髪交じり、眼鏡着用 8歳の男の子に 「トイザらス場所教えてくれ。」と声をかけた。 白色軽トラック使用

 石巻警察署

●4月19日

16:30頃 東松島市牛網地内路上 年齢40歳位、黒色トレーナージーパン、黒色野球帽着用、サングラスかけた男 9歳の男の子に 「トイザらスに行く道教えてくれ。」と声をかけた。 白色ワンボックスカー使用

 石巻警察署

●11月28日

13:15頃 仙台市宮城野区福室1丁目地内路上 年齢20歳位、身長170cm位、中肉、黒色短髪、灰色の服、青色ジーパン、銀縁眼鏡自転車に乗った男 10歳の女の子に 「警察の者ですけど、話したいことがあるので人目につかないところへ行こう」と声をかけた。 黒色自転車使用

 仙台警察署

●3月23日

15:08頃 気仙沼市南町1丁目地内 年齢35歳位、やせ型、灰色フード付きジャンパー、黒色ジーパン着用、黒色四角型のメガネを使用した男 11歳男の子に 「死刑好きなのか。死刑にしてやる。」と声をかけた

 気仙沼警察署

●9月8日

15:50頃 宮城野区福室2丁目地内路上 70歳位、170㎝位、小太り、青色上着、黒色ズボン 7歳の男の子に 「虫いっぱいいるところ知ってるから一緒に行こう」と声をかけた。

 仙台警察署

●7月3日

16:30頃 石巻市山地路上 20歳代後半、身長不明、がっちり型、角刈ピンクワイシャツ、黒色スラックス 17歳の女の子に 体を触り「もう一度触らせて」と声をかけた。 ピンク自転車

 石巻警察署

2010-08-07

宮城県警の関わったネット上の出来事まとめ

 ネットで拾える宮城県警の関わったネット関連の事件の記事などを集めてみました。現在でも参照できることを重視しているので私とは無関係のブログ掲示板などもリンクしており、内容の正確性、リンク先でのトラブルなどの責任は持てません。リンクを貼ることが適切ではないと考えたものについては、タイトル検索ワードのみを記載したので検索してみてください。また、タイトルの先に日付を付加する作業をしたため、リンク先とは違ったページタイトルになっている可能性もあります。この付加した日付も新聞記事が書かれた日やブログに書かれた日など、適当に入れたものなので目安程度に考えてください。なお日付が分らなかったところは「*」を入れました。

____________________________________________________________

20030530(ネットオークションを悪用して海賊版ソフトを販売 2003/05/30(金)17:45:41

20030722ヤフーオークションを悪用し海賊版ソフト販売の売上で生活 2003/07/22(火)16:17:24

20050204【低学歴大】ネットで殺害予告の東北学院大生逮捕【バカニュース】 - 東北学院大学学生掲示板

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/school/2283/1109177287

20050803【2ちゃんねる】「仙台地下鉄爆破」予告、無職男を逮捕

http://mimizun.com/log/2ch/dqnplus/1123080320/

20051101ITmediaニュースエイベックス殺害予告、別の殺害予告の容疑者が関与か

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/01/news046.html

動向20060114宮城誘拐事件で分かった 逆探知技術はここまで進んでいる - 寝ぼけ記者ネタ帖『アジアNow』~情報を知れば世の中がわかる -Yahoo!ブログ

http://blogs.yahoo.co.jp/hori50tokyonerima/22591769.html  ※デジタル回線化の影響

20060328ローンカードの取引記録の不正取得について 2006年3月28日 | ニュースリリース |NTTデータ

http://www.nttdata.co.jp/release/2006/032801.html

20060616摘発風俗店の入居ビル名や住所もHPで公表宮城県警風俗★ぷちえろNews69

http://news69.blog43.fc2.com/blog-date-200606.html#92

20060711奥様はハッカー!:Matimulog

http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2006/07/post_6afd.html  ※妻が夫の携帯電話メール転送監視していた

動向200701**新教育の森:裏サイトプロフ教員監視限界 事件続発でも対策手探り |教育ニュースとか

http://edu-news.jugem.jp/?eid=1198&target=comment

動向20070103まいまいクラブ - ネット君臨 : 掲載記事(1月3日1面)レア物求め、嫌がる女児撮影 byまいまいクラブ

https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/itsociety7/index.php?p=13

20071102【社会】女高生の「わいせつ画像」 通う高校に送信彫師の男を逮捕

http://mimizun.com/log/2ch/wildplus/news22.2ch.net/wildplus/kako/1193/11939/1193983692.html

20080104ミクシィ大麻販売=奥尻島で自生「いくらで売れる」-宮城県警weed的な関係 (;゜Д゜)y─┛~~

http://ameblo.jp/high-times/entry-10063776795.html

20080416インターネット掲示板を通じて海賊版販売、高校生書類送検 | 著作権侵害事件 |ACCS

http://www2.accsjp.or.jp/criminal/2008/0801.php

20080608【社会硫化水素自殺 第三者を巻き込んだ場合自殺者を書類送検警察庁が方針を徹底

http://www.unkar.org/read/mamono.2ch.net/newsplus/1212881360/

20080614警察から電話が…! -ぼくはまちちゃん!(Hatena)

http://d.hatena.ne.jp/Hamachiya2/20080614/cyber_police ※通信の秘密に関わる可能性が有るのにレンタルサーバ会社は素直に警察に協力するとのこと

20080716ブログ決闘提案し返り討ち少年らの逮捕容疑は「決闘罪」 - 宮城県警 | ネット |マイコジャーナル

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/07/16/026/index.html

20080831【社会】「書き込みが嘘でも捕まえに行く」…ネット予告犯罪東北の各県警が目を光らせています★4

http://www.unkar.org/read/mamono.2ch.net/newsplus/1220224210/

20080831ネット犯罪予告犯を次々に逮捕している東北警察は優秀か? - 真相世界(The truth world)

http://blog.goo.ne.jp/warabidaniyuukoku/e/01f8bcd90dadaf83e475d3745609425a

20080903「ショタDVD売ります」、児童ポルノ販売で高校生書類送検 - 宮城県警 | ネット |マイコジャーナル

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/03/042/index.html

20081021【社会インターネット掲示板に「リタリン売る」と広告の男、麻薬取締法違反逮捕

http://mimizun.com/log/2ch/newsplus/1224582288/

動向20090219児童買春の被害、一般サイト出会い系サイト上回る|MUSIC SALAD

http://ameblo.jp/musicsalad/entry-10211346377.html

20090223芸スポコピペポチッニュース:盗撮画像流出掲示板で話題→本人降臨削除依頼警察相談逮捕

http://blogs.dion.ne.jp/otoku/archives/8128226.html

20090602児童ポルノ販売で手配中の男、タイ逮捕ν速民逃げてー】

http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1243946162/

動向20090618児童ポルノ画像分析班を設置=根絶へ「重点プログラム」策定-警察庁 -カンタ日記.NET

http://d.hatena.ne.jp/cantakenet/20090618/p12

20090619仙台で「乱交パーティー」、公然わいせつ容疑で東北初の摘発 |財経新聞

http://www.zaikei.co.jp/article/biznews/090619/37812.html

200906**~200912**連続児童ポルノ母親逮捕

① 一つ家に 幼女も寝たり 萩の月 - 男の魂に火をつけろ!

http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20100120

② 常識的に考えた : 【社会DQN母ら、幼い娘の児童ポルノで「こづかい稼ぎ」。半年で12人を摘発…中にはわいせつ行為させた鬼畜母も -ライブドアブログ

http://blog.livedoor.jp/jyoushiki43/archives/51338289.html

③ 痛いニュース(ノ∀`) : 1歳~12歳の娘のポルノ画像を製造・販売してた母親、「代金が支払われない」と警察相談し事件発覚 -ライブドアブログ

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1368615.html

20100115虚偽の出会い系サイト運営=「サクラ」動員-詐欺容疑で11人逮捕警視庁 -カンタ日記.NET

http://d.hatena.ne.jp/cantakenet/20100115/p2

20100210石巻3人殺傷事件 プロフィールサイトから顔写真流出

20100407楽天試合の殺害予告で大学生逮捕野球) ― スポニチ Sponichi Annexニュース

http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20100407146.html

20100421県警:「サイバーモニター」発足 犯罪につながる情報県民監視宮城|【保存館】仙台市情報BLOG

http://ameblo.jp/werwerwerwer/entry-10514176728.html

20100630「中古品」を装い海賊版を販売、男性逮捕 | 著作権侵害事件 |ACCS

http://www2.accsjp.or.jp/criminal/2010/1012.php

20100722【フォーカス】悪徳彫り師続出、わいせつ強要も 「消しゴムのない世界」警戒を (1/3ページ) -MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100722/crm1007221801019-n1.htm

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更に昔の事例については、詳しく書かれた記事は見つけられなかったが以下のページで言及されている。

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20020407弁護士紀藤正樹のLINC/論考:インターネット犯罪と法規制

http://homepage1.nifty.com/kito/internetcrime000909.htm

20090118パソコン関連の著作権事件年表 -マルチメディアインターネット事典

http://www.jiten.com/dicmi/docs/k26/20962s.htm

2010-06-14

http://anond.hatelabo.jp/20100614202822

うーむ

俺は無知だからちょっと質問させて欲しい

「10年間で100万人、仙台市分の人口が増加した」という計算になる。

人口が減少する中での首都圏一極集中自体が問題だが、それ以上に問題なのは、

「総人口が減少する中での首都圏一極集中」は何故問題なの?

横行しているが、地方都市の衰退というのは「既存の社会インフラの利用率を下げる」一方で、

更なる一極集中は「首都圏での新規社会インフラ投資を必要とする」という愚策でしかない。

今の日本には追加で社会投資する余力は無く、既存の社会インフラ分布率に従って

人口再配分を行うことに合理性があり、かつ環境的にも合致する。

既存インフラが一番密度高いのって首都圏でしょう?

人口密度が低い地域インフラってもともと凄く効率が悪いんじゃ?

また、「既存」と言ったって作りっぱなしのものじゃなく維持費がとっても高いよね?

地方インフラって「人が住んでる以上公平に最低限の生活を保障…」という理由で

効率や採算を度外視した持ち出しで成り立ってるのが基本だと了解しているけど

そうするとその効率悪く巻き散ってる「わずかだけど人が住んでるゆえに要インフラ地域が減り

都市部に集まってみんなで効率の良いインフラを使う、っていうのは

少なくとも論点であるインフラ投資効率的には悪くない自体なんじゃ?

以上どうなんでしょう

定年退職後、リタイアした高齢者地方に移住する」という流れが、なかなか日本では醸成されない。

何故それの醸成が必要なの?

シニア層移住に従って、それに付随してサービス需要が誘発されるので、若年層の雇用増加にも繋がるのである。

非効率的なインフラ費用が増えないだろうか?

消費税増税より土地税だ

本来、立ち居地が「リベラル」だったはずの菅新総理が、

消費税増税への「地ならし」を始めている。

自分と個人的な知己がある枝野幹事長までも「軽減税率」を口走っており、

生活必需品税率抑制を前提とした消費増税」に前のめりだ。

日本財政需要を考えた場合増税による歳出歳入均衡は仕方がないと思われるが、

その手段として「消費税」ばかり論議されるというのは、安易に過ぎないか?

ところで、この1ヶ月内に「東京人口が1,300万人突破」というニュースがあった。

2000年に1,200万人だったので、

「10年間で100万人、仙台市分の人口が増加した」という計算になる。

人口が減少する中での首都圏一極集中自体が問題だが、それ以上に問題なのは、

「現民主党政権が、一極集中の加速を問題視していない」点である。

少なくとも昨年の政権交替以来、まともな地方対策政策をお目にかかったことがない。

一部には

世界都市競争のために、一極集中は歓迎すべきこと」という新自由主義的論法も

横行しているが、地方都市の衰退というのは「既存の社会インフラの利用率を下げる」一方で、

更なる一極集中は「首都圏での新規社会インフラ投資を必要とする」という愚策でしかない。

今の日本には追加で社会投資する余力は無く、既存の社会インフラ分布率に従って

人口再配分を行うことに合理性があり、かつ環境的にも合致する。

増税」を考える場合考慮すべきは「担税能力」である。

そして、今の日本を見渡した場合、担税能力を有しているのは

首都圏の家持ち高齢者」である。

この層は、まさに「日本金融資産1,400兆円」保有層とオーバーラップしている。

更に言えば、

定年退職後、リタイアした高齢者地方に移住する」という流れが、なかなか日本では醸成されない。

地方農村部であれば、「買い物施設の不安」「医療不安」「公共交通への不安」で移住しずらい、

という面が大きいが、「地方都市市街地内」であれば、それらの不安の多くは解消される。

にもかかわらず地方都市への移住が進まないのは、「地方都市への移住を後押しするインセンティブ」が

決定的に不足しているから、と思われる。

これら日本の諸問題

「税収の不足」「一極集中抑制」「資産持ちへの富の偏在」の3問題を一気に解消する秘策がある。

それは、

国税として、路線価に比例した土地新税を新設し、首都圏不動産所有者をメーンターゲットとして

 課税を課す」のである。

これによって

1.消費税増税に代替する財源を確保でき、

2.「首都圏に居住する必要がないのに、惰性で居住している定年層を、地方都市なり

  農村へ移住させるインセンティブができ、一極集中抑制になる」

シニア層が地方に移住しても、若年層には効果がない」という意見もあるが、そうではない。

シニア層移住に従って、それに付随してサービス需要が誘発されるので、若年層の雇用増加にも

繋がるのである。

また、新税は「土地に対してのみ課税」とする。

逆に言えば「建物には課税しない」。

これは課税計算事務を簡略化する、という目的もあるが、

首都圏における土地の粗放的利用に対して懲罰的課税を課し、

 高度利用した場合には相対的に税負担が薄まる」ということにもなる。

荒っぽく言えば、戸建には重税、マンションには微税となる。

これにより、容積率を大幅に余らせているような「もったいない地域」の再開発が促進される。

更に言えば、「断熱性が高く環境的に好ましい築浅住宅」が

「断熱性能に劣っていて環境的に望ましくない古家」より税金が重い、という現象

固定資産税で見られる)を排除することになる。

私見だが、固定資産税でも建物固定資産税を廃止して、

その分土地固定資産税の税率をアップさせるべきだ。

あと、固定資産税では「小規模宅地への税負担軽減」などの措置があるが、

新税ではこの種の「土地面積に応じた軽減措置」は一切認めない。

小規模土地へ優遇してしまっては、都市再開発インセンティブにならないからだ。

むしろ小規模土地に対しては税率を上げてもいいくらいだ。

http://6400.teacup.com/0120320354/bbs

2010-05-27

普天間問題は「隠れた100万都市」の実力を持つ那覇都市圏の「都市問題」

沖縄」という島に対して「リゾートアイランド、のんびりした田舎の島」

という意識でこの問題を見ると見誤る。

那覇市人口は30万人台、と教科書に書いてあるから

「小さな県庁所在都市」と思ったら大間違いなのである。

昭和の大合併」に巻き込まれなかった沖縄各市は、

自治体のサイズが極めて小さく、那覇都市圏は行政上の那覇市境を

大幅に超えてスプロールしている。

NHK沖縄放送局がかつて隣の豊見城市にあったことからわかるように、

実質的には「豊見城区」「那覇区」なのであり、沖縄大都市圏なのである。

先日相模原市政令指定都市になった。

何故か沖縄の各自治体市町村合併に否定的であるが、「その気になれば」、

他の政令市より小さい面積で、100万人都市政令指定都市に移行することが可能なのが

那覇都市圏の「本当の実力」である。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/7891/preftale/w.html

イメージ的には、那覇人口30万人位の中都市の感じがします。

>しかし那覇市というのは行政面積のきわめて狭い都市で、郊外エリアは周辺市町村

>(糸満市宜野湾市浦添市沖縄市うるま市豊見城市)に及んでいます。

>その実質的都市規模は100万都市に匹敵します。

>(うるま市以西の那覇都市圏で106万人、474平方キロ。因みに仙台市で101万人、784平方キロ

>つまり沖縄は「海洋」のイメージが先行していますが、実態は「都市国家」なのです。

>その「都市」の真ん中に基地があるためにさまざまな問題が生じるわけです。 

沖縄問題を語るとき、この那覇市の規模を考慮する必要があるでしょう。

>因みに、なぜこのように那覇市が「実態都市圏」と「行政上の都市」の人口に開きがあるのか、といいますと、

戦後自治省が推し進めた「市町村合併」の嵐に巻き込まれなかった(アメリカ占領下だった)為です。

那覇市場末県庁所在都市、と誤解している本土の人間は、

基地問題も「田舎わがまま」としか考えない。

その誤解を解くためには、まず「沖縄は過密都市なんです」というアピールの目的で、

政令指定都市へ移行するのが先決ではないか?

2010-02-18

小沢一郎】「馬鹿どもの集まる8階に火でも放とうか」 恐怖の小沢報復“大粛清計画”・・・特捜解体、反小沢派は徹底冷遇

ttp://blog.livedoor.jp/jyoushiki43/archives/51468565.html

372 名前名無しさん@十周年[] 投稿日:2010/02/16(火) 22:50:54 ID:KsFLQeFLQ

・生前、松岡利勝元農相は小沢利権を追求していたが、たまたま自殺した。

小沢一郎不正献金の件で西松建設社長石橋直を逮捕したら、

 その日たまたま西松専務嶋田武司が死亡。

・その3日後、重要参考人だった長野県知事村井仁の元秘書右近謙一がたまたま自殺

関西テレビ番組アンカー」で 青山繁晴西松問題追及したら、

本人がたまたま交通事故に合い腰椎を5本骨折した。

・その後、小沢一郎告発していた元議員吉岡吉典がたまたまソウル心臓発作で死亡。

民主岩手支部家宅捜査の翌日にたまたま民主藤井裕久

 その後継者で元秘書の本村賢太郎の事務所から出火して全焼、全資料焼失。

火事の第一通報者がたまたま本村賢太郎の秘書だった。

・しかし「第一通報者は通行人」と報道した番組が複数あった。

平成16・17年に鳩山の収支監査をやった故人献金キーマン

 花田順正税理士衆院選の前日にたまたま心不全で死亡。

・元財務官で現信金中央金庫の理事相談役中平幸典、

 都内の自宅マンション敷地内でたまたま転落死しているのが発見される。

鳩山由紀夫の一斉献金疑惑関係者仙台市議相沢芳則がたまたま自宅で首つり。

鳩山由紀夫献金問題でたまたま秘書の勝場啓二と芳賀大輔の二人が行方不明

 しかも、その二人の家族までもがたまたまいまだに行方不明

中川昭一天皇陛下訪韓反対者の宮内庁式部官長原口幸市が10月4日の同日にたまたま突然死。

鳩山由紀夫の実母安子が献金問題で事情聴取寸前にたまたま入院

関西テレビ山本浩アナ天皇中国政争に利用されたと批判、

 翌日たまたま実父に不幸があり番組を休む。

2010-01-31

朝鮮進駐軍

朝鮮進駐軍Weblio辞書にて削除予定の為、全文コピー

http://www.weblio.jp/content/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E9%80%B2%E9%A7%90%E8%BB%8D

概要

一般に朝鮮進駐軍と言ったときは、おおむね1945年昭和20年以後に現在特別永住権を持つ在日一世(朝鮮人韓国人)、もしくは現在日本帰化または半島に帰国した朝鮮民族によって作られた犯罪組織を指す。 戦後日本ポツダム宣言を受け入れると日本各地で、婦女暴行窃盗、暴行、殺人、略奪、警察署の襲撃、公的機関への襲撃、土地建物不法占拠鉄道飲食店での不法行為等様ざまな朝鮮人による犯罪が多発した。 自称「戦勝国民」(正しくは戦勝国民ではない)であると主張し、自らを「朝鮮進駐軍」と名乗り各地で徒党組んで暴れ事件を起こした。GHQの資料にあるだけでも最低4000人の日本人市民朝鮮進駐軍犠牲となり殺害されたとされている。

朝鮮進駐軍による朝鮮人犯罪及びテロ行為について

服装・武器及び組織について

戦後の混乱を利用し、日本刀等の刃物・鈍器以外に多くの銃火器を使用した。銃は三八式歩兵銃や機関銃など盗んだ旧日本軍武器で武装し組織化を行った。朝鮮進駐軍では旧日本陸軍パイロット軍服を好んで着用したが、これは日本兵に対するあてつけとも、日本人皇民)に対するあてつけとも言わた。 組織ではいくつかの本部設けたが、実際は各地域ごとに部隊名をつけその部隊が、個別に日本人を狙った犯罪行為を繰り返しすことが多かった。 朝鮮進駐軍総本部(在日朝鮮人連盟総本部)はのちの在日朝鮮人連盟。更にこれが在日大韓民国民団(略称「民団」)と在日本朝鮮人総聯合会に分かれ、これが現在民団朝鮮総連となる。

時代背景

当時の日本では戦場に男手が駆り出され極度の男手不足に陥っており、また都市部においても疎開空爆による被害で人手が足りない状況が長く続いていた。 また警察組織においても、武器の使用が認められないなど戦後特有の制限があり。戦後朝鮮人犯罪が増加の一途をとどった背景には、このような犯罪に対する抑止力の空白化が背景にあったとされている。いまでは考えられないことではあるが、当時はヤクザ現在の指定暴力団)が朝鮮人から、日本人の生活を守る役割を一部果たしていた。 この当時は朝鮮人の殆どが実名で暮らしており、通名を使用しだすのは朝鮮の姓に対して嫌悪感犯罪者といったイメージ日本人が抱くようになってからである。ただしこれは、朝鮮人側からはもともと差別があったからとされている。

朝鮮人による犯罪

朝鮮進駐軍による犯罪は全国に及んだ。特に川崎大阪神戸都心等当時朝鮮人比較的多かった地域で多発した。特に東京では、原宿等を中心に三八式歩兵銃や拳銃日本刀等で武装した朝鮮人によって占拠されており、のちに警察やGHQにより鎮圧された。

市民を狙ったものとして白昼に堂々と集団で婦女子に暴行を加えるなど、多数の犯罪行為を行った。拳銃刃物で武装しており一般市民は無力であり繰り返し行われることも多かったため被害が拡大した。またGHQの調べでは少なくとも4000人の日本人市民が殺害されており、多い説では1万人以上であったとも言われている。

略奪・窃盗密売土地の強奪等においても組織的に関与していた。一般の露天商からの強奪や農作物・家畜の強奪(利根川水系の牛の強奪などが有名)等、さまざまな方法で集められた商品が朝鮮人によって売買され、その後の朝鮮人社会の資金源として利用されてきた。その他に、戦後土地建物の所有に関する書類の損失や強引な立ち退きにより土地建物の収奪も相次いだ。

1945年12月翌1月におきた生田警察署襲撃事件では武装した朝鮮人50人が襲撃し警察署を占拠。翌46年には長崎県警察本部で、在日朝鮮人連盟と名乗る総勢約200名が同署を襲撃して破壊活動を行い、10名に重軽傷を負わせうち1名は死亡にいたらしめた。46年には国会議事堂前でも集まった2000人の朝鮮人と応援出動した武装警官358名・進駐軍憲兵20名とが銃撃戦に発展。首謀者は軍事裁判に付され、翌年3月8日に国外追放処分になった。1948年4月には阪神教育事件では数千人の朝鮮人によって庁舎が占拠された。これに対して3000名の警官隊を動員して、朝鮮人を庁舎から強制排除し1800名の朝鮮人検挙された。戦後はこのような事件が日本各地で続発した。

第八軍司令官ロバートアイケルバーガー中将は、正規の大部隊を治安確保のため朝鮮人に対して街中に簡易陣地を引くなどして配備した。GHQダグラス・マッカーサー最高司令官は「朝鮮人等は戦勝国民に非ず、第三国人なり」と発表するなど朝鮮人に対する取り締まりにおわれた。 昭和26年に浅草朝鮮進駐軍と思われる朝鮮人が起こした集団暴力事件では、米兵一名が死亡、二名が負傷した。

主な事件一覧

朝鮮進駐軍及びその後の在日朝鮮人連盟が関わる事件の一覧である。

阿仁村事件(1945年10月22日

生田警察署襲撃事件(1945年12月24日1946年1月9日

直江津リンチ殺人事件(1945年12月29日

富坂警察署襲撃事件(1946年1月3日

長崎警察署襲撃事件(1946年5月13日

富山駅前派出所襲撃事件(1946年8月5日

坂町事件(1946年9月22日

新潟日報社襲撃事件(1946年9月26日~29日)

首相官邸デモ事件(1946年12月20日

尾花沢派出所襲撃事件(1947年10月20日

阪神教育事件(1948年4月23日~25日)

評定河原事件(1948年10月11日~12日)

宇部事件(1948年12月9日

益田事件(1949年1月25日

枝川事件(1949年4月6~13日)

高田ドブロク事件(1949年4月7日~11日)

本郷村事件(1949年6月2日~11日)

下関事件(1949年8月20日

台東会館事件(1950年3月20日

連島町事件(1950年8月15日

第二神戸事件(1950年11月20~27日)

四日市事件(1951年1月23日

王子事件(1951年3月7日

神奈川事件(1951年6月13日

下里村役場事件(1951年10月22日

福岡事件(1951年11月21日

東成警察署催涙ガス投擲事件(1951年12月1日

半田一宮事件(1951年12月3日~11日)

軍需品製造工場襲撃事件(1951年12月16日

日野事件(1951年12月18日

木造地区警察署襲撃事件(1952年2月21日~23日)

姫路事件(1952年2月28日

八坂神社事件(1952年3月1日

宇治事件(1952年3月13日

多奈川町事件(1952年3月26日~30日)

田川事件(1952年4月19日

岡山事件(1952年4月24日5月30日

血のメーデー事件(1952年5月1日

上郡事件(1952年5月8日

大村収容所脱走企図事件(1952年5月12日~25日、11月9日~12日)

広島地裁事件(1952年5月13日

高田派出所襲撃事件(1952年5月26日

奈良警察官宅襲撃事件(1952年5月31日

万来町事件(1952年5月31日6月5日

島津三条工場事件(1952年6月10日

醒ヶ井村事件(1952年6月13日

葺合*長田事件(1952年6月24日

吹田*枚方事件(1952年6月24日~25日)

新宿駅事件(1952年6月25日

大須事件(1952年7月7日

舞鶴事件(1952年7月8日

五所川原税務署襲撃事件(1952年11月19日~26日)

参考文献

法務研修所編『大須騒擾事件について』1954年

横幕胤行、富久公、船越信勝『吹田枚方事件について』1954年

篠崎平治『在日朝鮮人運動1955年

大阪市行政局編『大阪市警察誌』1956年

新潟県警察史編さん委員会編『新潟県警察史』1959年

名古屋市総務局調査課編『名古屋市警察史』1960年

瓜生俊教編『富山県警察史 下巻』1960年

山形県警察史編さん委員会編『山形県警察史 下巻』1971年

宮城県警察史編さん委員会編『宮城県警察史 第2巻』1972年

大阪府警察編集委員会編『大阪府警察史 第3巻』1973年

警視庁富坂警察署編『富坂警察署100年史―新庁舎落成記念―』1975年

兵庫県警察史編さん委員会編『兵庫県警察史 昭和編』1975年

愛知県警察編集委員会編『愛知県警察史 第3巻』1975年

青森県警察史編纂委員会編『青森県警察史 下巻』1977年

坪井豊吉『在日同胞の動き』1977年

警視庁史編さん委員会編『警視庁史〔第4〕』1978年

思想の科学研究会編『共同研究 日本占領研究事典』1978年

仙台市警察史編纂委員会編『仙台市警察史―仙台市における自治体警察の記録―』1978年

長崎県警察編集委員会編『長崎県警察史 下巻』1979年

李瑜煥『日本の中の三十八度線民団・朝総連歴史現実―』1980年

福岡県警察史編さん委員会編『福岡県警察史 昭和前編』1980年

山口県警察史編さん委員会編『山口県警察史 下巻』1980年

警察文化協会編『戦後事件史』1982年

日本国有鉄道公安本部編『鉄道公安の軌跡』1987年

講談社編『昭和・二万日の全記録 第9巻』1989年

朴慶植解放在日朝鮮人運動史』1989年

百瀬孝『事典・昭和戦前期の日本 制度と実態』1990年

金慶海、堀内稔編『在日朝鮮人・生活擁護の闘い』1991年

荒敬『日本占領研究序説』1994年

百瀬孝『事典・昭和戦後期の日本 占領と改革』1995年

竹前栄治、中村隆英監修『GHQ日本占領史 第16巻 外国人の取り扱い』1996年

秋田魁新報1945年

神奈川新聞1951年

西日本新聞1951年

『中部日本新聞1951年1952年

大阪新聞1952年

京都新聞1952年

神戸新聞1952年

山陽新聞1952年

中国新聞1952年

コピー終わり。

2010-01-16

女の子ひろった  追記あり

 夜の海岸線を走る国道女の子をひろった。

 ビニール傘をさして雨の中をとぼとぼと歩く姿が、ヘッドライトの中で片手を大きく上げるので速度を落としたが、女性であることに気づいて、クラクションを鳴らして通り過ぎる。

 大の男が女性ヒッチハイカーをひろうわけにはいかないわけだし、旅の途中でもあるわけだし、だいいち予定をずいぶん超過しているわけだし。ちらりとデジタル時計を見ると、九時をだいぶ回っている。周囲にヘッドライトは見えない。しかたなく路肩に車を停め、僕は傘をさして反対方向へ走り出す。

大丈夫ですか? あいにく男なんです、それに」

 駆けより弁解しようとして、言葉が途切れる。ヒッチハイカーの二十歳前後女性は小柄で、その細い肩を小刻みに震わせていた。

大丈夫?」

 顔色をのぞきこむと彼女くちびるがかすかに動く。さむい。

 歩ける? じゃあ、車まで、距離あるけれど。縦に首を振る。それでとぼとぼとついてくるのを振り返りながら車まで歩き、助手席に座らせてヒーターを全開にした。

「この道、ぜんぜん車とおらないですよね、国道なのに」

 できるだけ声をあかるくして後部座席からバスタオルを出して、渡す。沈黙を消すためにラジオをつけると、朝のドラマのあかるいポップソングが流れだす。ポットにホットコーヒーの残りがあったのを思いだして、それを注ぐと白い湯気がのぼり、カップを渡すとふるえる手がそれを受けとる。車内灯をつけて地図を広げる。

「どこまでですか? 駅まで送りますよ。ここから歩くとずいぶんありそうですし」

大阪。いきますか、大阪?」

 宮城に入ってからずいぶん走った気はしていたが、さすがにぎょっとしてコーヒーをすする彼女の顔をみつめる。ふしぎそうな視線がこちらをちらと見る。

「あ、ええ、大阪も回るつもりですが、ずいぶん先ですよ?」

「友達がいるんです」

 ああ、家出かと得心がいき、何も荷物も持たずに海岸線を歩いていた理由がわかったような気がした。大学生ならばまだ夏休みも少しは残っているし、家を飛びだして高校時代の親友の家に転がりこむなんて算段もするだろうし、お金がないからヒッチハイクなんてことも考えるかもしれない。それでもこんなオフシーズン大阪行きの車などめったになく、それで車を乗り継ぐうちに時間切れのように雨降るひとけのない国道に取り残されたのではないか、そんなことを思う。

「どうも」

 カップが差し出されて、ポットをしまい、思いだしたように車を出す。

「とりあえず、今日仙台まで行く予定だったんです。だからどのみちそこまでは行きましょう。大阪はどうするかはともかく」

地図見ます」

 それでふたりで納得して、ヘッドライトが照らす濡れたアスファルトを見つめながら、静かなラジオに身を任せる。夜のニュースが始まり、あいかわらず政治の話題が伝えられる。それを片耳で聞きながら、ハンドルを指先で叩く。久しぶりの信号で停車すると彼女が訊いた。

「行くんですよね、大阪?」

 ちらと見るとタオルで濡れた腕をぬぐっている。青信号にあわててアクセルを踏み、それから思いだしたように言葉を繰り返す。

「ええ、ですが、大阪に着くのはずいぶん先ですよ?」

 彼女は小首を傾げるがそれも無理はなかった。

 僕は今、ながいながい旅の途中でそれは生まれてはじめてする長い旅行。先月やめた仕事で貯めたお金をはたききって、日本中をまわろうと思っていた。小さな軽と二ヶ月はふらふらできる貯金、あとは地図だけあればなんとかなるというそんな旅。そんな自分勝手ができるのはおそらくこれが一生に一度で、この旅が終われば、山形実家の酒屋を継ぐ。やっと都会のやくざ仕事から足を洗って帰ってきた息子の計画を両親は二つ返事で了承し、思う存分遊んでこいなどと、背中まで叩いて送り出した。

「どれぐらい先ですか?」

「さあ、計画決まってないんです。ふらふらしているだけで」

「じゃあ、大阪へ向かってくれないんですか?」

「え? あ、まあ」

 いいにくそうにしていると赤信号彼女と視線が合う。びっくりするほどきれいなまなざしが向かってくる。それで正直に言うことにした。

岬めぐり、してるんです。全国のあちこちの岬をめぐって写真を撮ろうと思っているんです。だから、大阪にはいつ着くかなんてわからないんです」

 彼女はきょとんとしていたが、おかしそうに笑う。

「楽しそうですね、岬めぐり。ちょっとベタだけど」

「こういうのはベタなほうがいいんです。あんまり考え込んでも面白いことなんてないんです。考えるより車を走らせた方がいい。面白そうな岬をめぐってみたほうが、ちっぽけな自分がわかるんです。考えている時間もったいない。走っている間にいくらでも考える事なんてできるんです。それに岬めぐりは、日本人青春伝統みたいなところがあるし」

「そうなんですか?」

 え、まあ、とつぶやきそれから彼女は知らないのだと気づく。

「歌があるんですよ、有名なフォークソングで、岬めぐりって歌が」

 僕はそう言って、覚えてきたその歌をうたい始める。父のカセットテープで何度も聴いた曲。子供の頃のドライブの定番で、それはとても懐かしく、自分人生を振り返っている心地になる。へたくそな歌を遠慮がちにくちずさむ。指でリズムを刻むと、やけっぱちの冒険心が刺激される。

失恋の歌ですね」

 えっと彼女を見て、ああとあわてていう。

失恋旅行している訳じゃないんですよ?」

 小首を傾げるので、少し迷って話す。

仕事やめたんです、東京の。それで実家の酒屋を継ぐんです、山形の」

 わかったのかわからないのか、へぇ彼女は呟いたがそれでも地図には目を落とし、だいぶ増えてきた街灯の明かりにそれをかざす。ここ、右です。それでだいぶ仙台市内に入ってきたことに気づく。ラジオ深夜放送になっていて、誰かの語りがイタリアの今についてしきりに話していた。彼女はもうタオルで拭くのをやめていて、少し暑い気がしたのでヒーターを弱める。海岸線をまわる旅だったからか仙台きらきらした人工の宝石のように見え、だいぶ安堵感が戻ってきて、気安く彼女に言う。

「どこかに泊まってください。お代は出すので。僕は車に泊まりますから。大阪の話は明日しましょう。どちらにしても今日は無理です」

「え? ああ」

 困ったように迷い込む彼女を眺めながら、考え込む。

(なんなんだろうなあ……、この子は……。得体が知れないというか、自分以外の世界がまったく見えてないというか。こっちがまったく見えていないような気さえする)

 まあ、でもそれは今日限りの事で、きっと彼女仙台で都合をつけて、高速を走る大阪行きの車にヒッチハイクするのだろうと、そう思ってまあこれぐらいはよいかと思う。

「でも、これ、あなたが泊まるためのお金ですよね?」

「ん……、まあ、僕も泊まってもいいのだけど、そうすると見知らぬ男と部屋は別でも同じ屋根の下っていやですよね? だったら節約した方がいいじゃないですか?」

 正直に言えば車中泊はもう慣れていたし、無理におなじところに泊まるほうが心理的な圧迫感が大きかった。なので、僕の提案は僕にとっての最善であり、これは僕の都合でそれが好ましいのであり、彼女に対して何かをしているわけではなかった。

 それでも彼女はしぶしぶシティーホテルに部屋を取り、僕はその駐車場で眠った。

 朝のラジオが鳴り、リンドバーグの歌で午前八時がやってくる。

 僕は駐車場でのびをして、体をひねってみて、コンビニででかいヨーグルトを調達してスプーンでそれをすくう。ラジオ健康体操の話で、ダッシュボード地図を眺めながら、それを聞く。何か正直仙台まで来てしまったことが、まずい気さえしてきてしまう。もうちょっと前によい岬があったのではと。ノートPCを立ち上げて、あれこれと調べはじめる。昨日撮ったデジカメ画像を移しながら、ヨーグルト片手にそれをチェックしていく。この朝の作業はあんがい楽しいコンコンと窓ガラスが鳴る。視線を上げると彼女が笑っていて、窓を下げた。

大阪までお願いします」

 どういうつもりだろうと思ってしまう。

「あなた、とても優しい人だし、それにとても善良だから」

半月ぐらいかかるかもしれませんよ?」

 彼女はにっこりと笑った。

 ■シリーズリスト

 ・女の子ひろった

 http://anond.hatelabo.jp/20100116012129

 ・これこそ逃避

 http://anond.hatelabo.jp/20100119221742

 ・すごい彼女

 http://anond.hatelabo.jp/20100123005026

 ・ふたつ恋した

 http://anond.hatelabo.jp/20100204210025

2009-09-24

http://anond.hatelabo.jp/20090924135835

仙台エリアがいまの宮城県より大きいエリアを指していて、いまでも仙台市以外の旧仙台エリアのあちこちで「仙台」という看板を見るから、その指摘はあながち間違ってないと思う。「東北熊襲」(注:鍵括弧付が重要)じゃぁないけど、西の人からしたら一括して蝦夷なんでしょう。だからといって茨城東北に含めていいのかは知らんけど。

2009-07-22

http://anond.hatelabo.jp/20090722031937

政宗が接吻したのは息子の方だろ

…というのは置いておいて

仙台市は良いんだろうな。

乗っかり商法今だに出し続けてるし。

けど、BASARAファンとしては嫌だ。

連休青葉城に行ってきたら

青葉城戦国BASARAの影響か、やけに絵のうまい絵馬にあふれていた。

片倉小十郎とのBL的な絵まで描かれたり、二人がずっといっしょにいられますように、みたいな願いまで描かれててそれでいいのか伊達政宗と本気で思った。

仙台市としてはそれでいいんだろうな。

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