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はてなキーワード: 歴然とは

2018-12-01

anond:20181201234402

悩みは気のせいだが苦行は自然現象なので

歴然とした違いがあるで

2018-11-29

英語ができてよかったこ

企業工作員煽り方が上手くなった

「こういう致命的な問題残ってると競合製品Aさんに乗り換えたくなっちゃますわ〜あぁ〜競合さん安いっすなぁ〜こうやったら簡単に乗り換えられるんすねぇ〜キャンペーンかぁ〜こりゃ技術歴然っすわ〜」

って普通日本語口調で再現手順を添えて掲示板に書き込むとバグがスッと最優先で直る

煽らないと直らない

2018-11-27

ADHD新卒だけど配属ガチャ爆死して人生詰んだ

元々ADHDとして生まれた時点で人生詰んでたのかもしれない。

10歳になる前くらいにADHDと診断された。それから10年がすぎ、自分会社員になった。志望業界ではなかったものの、関心がある分野の中でもそこそこ大手グループ企業に入ることが出来た。Fラン卒でADHD自分からしてみると就職しただけでも奇跡である

入社先はホワイト企業だった。残業は少ないし、ボーナスはないけれど新卒の割に給与は高かった。自由な社風で名が通っており、社員はWANIMAのように明るい。酒好きが多く、季節ごとにBBQがあるような会社だった。入社前の懇親会で、同期のギャルエンジニア社員陰キャ呼ばわりしていたり、研修ギャルエクセルのオートフィルが出来ただけで褒められていたくらいしか嫌なことはなかった。同期にどんだけギャルがいるんだこの会社陰キャ自分案の定同期から浮いていた。だけど、頑張れる気がしていた。というか頑張るしかなかった。

春の研修を終え、夏の頭に今の部署へ配属された。配属先は顧客対応を主に行うところだった。対面ではなく電話メールでの業務が多く、いわばコールセンターみたいなものだ。配属の理由タイピングが速いというところに適性を見出したかららしい。まあ陰キャオタクからな。同期にはオートフィル褒められギャルもいた。

結論から言うと、タイトル通り詰んだ業務が合わなかったという理由が大きい。のちに知ったが、コールセンターADHDにめちゃくちゃ合わないらしい。それに近しい業務をしていた自分の発達は派手に障害しまくった。

まず電話対応詰んだ。急な刺激に弱い為、電話をとることすら苦手だった。日常生活でも必要最低限しかしたことがない。また、顧客の話を聞きながら理解し、ご案内をして、かつパソコン相手の状況を確認しながら手続き作業をしなくてはならない。マルチタスクの鬼だった。ADHDマルチタスクが苦手だ。テレビを見ながら歯を磨くのだって難しいのに。電話の音が鳴ると今でも心臓バクバクする。俺のiphoneはもう何年もマナーモードのままだ。多分、この先一生解除しないだろう。

メール対応はまだ大丈夫だった。ADHDゆえにケアレスミスをしてしまいがちだったが、相手の言い分を理解する余裕もあるし状況を確認する時間も十分にあった。だが、作った文言をチェックされると「間違ってはないけど正しくない」と指摘されることが多かった。頭では理解しているつもりでも、アウトプットが下手だというフィードバックも受けた。一か月後、予定されていたフィードバック自体自然消滅し、どこがどう間違っているかも、自分が正しいかもなにも分からなくなっていた。

ADHDによる苦しみは他にもある。日中の眠気だ。ナルコレプシーとまではいかないが、ふと急に意識が飛んでしまうことが昔からあった。集中力のなさゆえに起こるらしく、この現象ADHDに多いらしいが原因は不明だ。しかし、仕事ではそんな言い訳通用しない。その件で人事から呼び出しを喰らった。この頃は実家から約2時間かけて通勤しており、朝5時に起床していた為睡眠不足が続き、睡眠障害に陥っているとだけ話した。往復4時間通勤中や帰宅後を含め、日に約6時間睡眠は取れていたが、便宜上こう言うしかなかった。自分発達障害であるとだなんて言えるわけがなかった。

面談の結果、とりあえず通勤時間を短くすることになり、翌月には会社の近くに引っ越した。そのタイミングコンサータも服用し始めた。日中の眠気は減り、集中力も上がった。だが、相変わらず仕事は上手くこなせなかった。一方、同期のオートフィル褒められギャルガンガン電話に出るようになり、メキメキと成長していた。他の同期たちとも仲が良さそうだし、他部署からも可愛がられていた。その陰で俺はコンサータ副作用により食欲が減退し、頭痛にも悩まされていた。与えられた業務はなんとかこなしていたつもりだったが、相変わらずフィードバックはないまま、見えないケアレスミスけが積み重なっていった。

それでも一社員としてどうにか頑張りたかった。隙間時間業務勉強はかかさなかったし、先輩に沢山質問した。顧客理不尽クレームやきつい言葉にもなんとか耐えた。複雑な業務にも関わり、謝罪だけは上手くなった。合わない業務社会勉強のうちだと思うようにした。WANIMAのように陽気にはなれないが、同期とは出来るだけコミュニケーションを取るようにした。過去資料を読み漁ったり、普段読まない仕事用の自己啓発書を手に取るようにもなった。

しかし、どう頑張れど同期との差、健常者との差は歴然だった。やはり業務が合わないせいか、同期たちに比べ成長は遅かった。それゆえ、何をこなしても自信を持つことができず、面談では上司や人事にネガティブすぎると言われた。成長も遅いしこれ以上業務を任せるのは難しいとも言われ、さらに同期との差が開くようになった。面談のついでに、自然消滅したフィードバックについて相談した。その翌日、なぜか担当の先輩ではな、人事越しに3か月くらい前のミスを指摘された。どうやら自分フィードバックをしていただけるほどの身分ですらないらしい、とこの時思った。ただただ情けなかった。その日から会社の個室トイレ毎日泣くようになり、社員証で自分の首を絞めるような自傷行為をするようになった。飲酒量も増えた。インポにもなった。そんな不安でクソみたいな毎日が続く中、ある日通勤中に倒れた。救急車の中で会社に欠勤のメールを送った。

うつ病と診断された。身体に異常はなく、ストレスによる腹痛で倒れたらしい。ADHDによる悩みからストレスが溜まっていると言われた。一応会社には報告したが、以前から睡眠障害によるストレスが原因ということにした。その後、体調不良という理由単純作業のような業務しか任されなくなった。申し訳なさと無能感に襲われながらもとりあえず一週間働いた。つらすぎて休みの日にODした。ラリりながらも、鼻水とよだれを垂らしながら「死にたい、しごといやだ、やめたい」と子供のように泣いていた。本音の涙を流したのはいつぶりだったのだろうか。

翌週、医師会社に勧められ一か月半ほど休職することになった。こんなにも嬉しくない休みは初めてだった。寝ても変な夢しか見ないし、食欲はあまりない。貯金もなくなった。仕事ストレスと将来への不安。逃れられないADHDの苦しみ。何より人生で初めてニートになったことが恐ろしかった。

学生時代はずっとアルバイトをしていた。最大で4つ掛け持っていたこともある。働くのが嫌いなわけでもなく、むしろ好きだったくらいだ。たまにケアレスミスはするものの、今ほどつらくはならなかった。必要最低限の電話も出れていた。よく働き、頼りにされることも多かった。

それでも、今の会社だけはどうもだめだった。というか、配属先が悪かった気がする。業務が合わないだけでこんなに苦しむと思わなかったが、簡単電話すら取れない自分ダメなだけだろう。昔から人並みに物事がこなせなかった。大人になったらどうにかなると思っていたけれど、全然どうにもならなかった。大人になると許されないことのほうが増えた。自分はきっと配属先においての行いが社会で許されるものではなかったのだろう。

ひとつだけたしかなことは、この地獄から誰も助けてはくれないし、誰も救えないということだ。この会社を受けたのも、働くのを選んだのも自分自身であるそもそもADHDということを隠し嘘をついて働いてきたから罰が当たったんだ、と思うようにもなった。ADHDは悪くない、嘘をついている自分が悪い。

休職期間を経て、最近復職した。戻っても意味がないとわかっていながらも、休職により金が尽きたので、医者に無理を言って診断書を書かせた。ほぼヤケクソな状態で働いている。やっていることは休職以前と変わらない単純作業。体調を気遣ってくれているらしい。腹を割って話せる人は誰もいないが、相変わらず優しい人たちが多かった。同期のギャルは立派に先輩たちと業務をこなしていた。休職中も苦しかったけど、復職しても苦しい。職場に戻ってから、出勤するたびに身体中のありとあらゆる内臓がせりあがり、口から飛び出そうな感覚に襲われるようになった。

転職についても少し考えるようになった。職場が合わなければ職を変えればいいじゃない、とマリアントワネットみたいなことを周囲に言われる。だが自分ケーキ選択肢がない貧民の立場と変わらない。転職も逃げでしかないし、また同じことを繰り返す可能性もある。そう考えると怖くて動けない。会社ブラック企業だったらやめる言い訳も決心もついたのに、とも思う。職場は前述の通りホワイト企業だ。そこのお荷物になっている自分がつらかったし、気を遣わせている職場人間にも申し訳なかった。申し訳ないまま今も働き続けている。

来年には新卒入社してくる。それまでに/春までに変わらなければ、どうにしかしなくてはと焦せるばかりだが、何も動けてはいない。昔はどうにかできる、どうにでもなる自信もあったが、今はもうなくなってしまった。今まで何が好きだったかも、何が出来ていたかもわからない。インポケアレスミスも治らない。将来も見えない。職場でのキャリアも、プライベートも全部終わっている。あと少しで今年も終わってしまう。もうすぐ、23歳になろうとしている。

※この物語フィクションです。登場する人物団体名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

2018-11-21

[]【13】2018 晩秋広島博多別府

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anond:20181121125645




湯気と入れ墨と楕円球


日豊本線を引き返し、別府に向かう。


目指すは鉄輪温泉別府からさらバスで30分程だ。

著名な温泉町なので、賑わっていると思った別府だが、19時台はもうすっかり落ち着いている。

乗車6人ほどで夜の山道を登るバス

自分以外は地元の人だ。

窓の外を見ても時折湯気が上がっている以外は何の変哲も無い地方山村といった風情で、昨日までの賑やかさを考えると全く別世界に来た感じがする。

欧米アジアもここはあまり関係なさそうだ。


そう言えば、大分駅前で、来年ラグビーW杯のサイネージ広告を見た。

44日に及んで熱戦が繰り広げられるW杯は、北海道から九州まで、日本各地で開催される。

大分で行われる初戦は絶対王者ニュージーランドが登場する豪華なカードで、多くの外国人が観戦ついでにここ別府温泉を訪れる事になろうが、温泉タトゥー対策はどうなるのだろうか。


辿り着いた鉄輪温泉は人通りも殆どなく、入湯施設飲み屋以外は閉まっていた。

やはり大分は全体的に夜が早いらしい。

ただ、バスを降りてすぐに無料足湯発見

台湾人と思しき数組が笑顔で足を突っ込んでいる。

大分で初めて見た外国人だ。

自分も少しだけ温まって、ネットおすすめひょうたん温泉に向かった。


ひょうたん温泉はさすがに賑わっており、日本語の他にも中国語韓国語も聞こえてくる。

逞しい胸板に豊かな胸毛を蓄えた欧米人もいた。

脱衣所で着替えてミシュランでも紹介された湯に向かう。

関東スーパー銭湯の様なオシャレさと無縁の無骨な作りだが、蒸し風呂、檜風呂、岩風呂、歩行風呂、高さ3mから浴びる打たせ湯、この施設名前の由来にもなっているひょうたん風呂など、風呂の種類は多岐にわたり、豪華な野趣という様な趣が感じられた。


と、洗い場を見ると、隣のお兄さんの右肩に鮮やかな和彫が。

しばらくすると、ウェットスーツの様に全身を覆う和彫の兄さんもいる。

自分心配など余計なお世話だった。

この状況ならやってくるのが欧米人のデザインタトゥーだろうが、マオリパシフィックアイランダートライバルタトゥーだろうがどうって事はない。

要は柄の種類が増えるだけの話だ。


11月の夜の空気はひんやりしているが、さすがは音に聞こえし別府温泉山道を下ってホテルに帰る間も、さっぱり感と温かさが持続している様に感じられる。

明日は昼前に再び訪れよう、その為にも早く寝るかなどと思い、部屋に帰って何気なくテレビをつけると、ラグビー日本代表が、母国イングランド代表聖地トゥイッケナムスタジアム対峙していた。

旅行中は観られないと諦めていたカードだったので、嬉しい偶然だ。


液晶モニターの中でキックオフを告げる楕円球が高く舞う。

歴史も実績も歴然とした差があるイングランドだが、日本代表は3年かけて磨き抜いたテンポの速いラグビー奮戦

日本の仕掛ける高速ラグビーについていけずミスを連発するイングランドディフェンスライン突破してトライを重ね、日本は前半を15-10リードで折り返した。


後半、日本さらゲームスピードを上げることを目論み、早い配給でもって鳴らす若手スクラムハーフ流大を投入する。

対するサイドからは、眉に異様に近い目から鋭い眼光を送る、亜麻色の髪の角刈りが姿を現した。

前回のW杯、予選プール敗退の悔しさを乗り越え、今や欧州最高選手との呼び声も高い司令塔オーウェン・ファレルだ。


ファレルが入ったイングランドはまるで別のチームだった。

前半に日本スピードについて行こうとしてボールも人も前後左右に動かしたプレーと一転、一度手にしたボールに巨躯の男達が殺到し、力づくで押し込んでくる。

その動きは重鈍で、一気に振り切られるようなスピードはない。

しかし、重機のような圧力を前に日本代表はジリジリと後退させられる。

イングランド代表が一体になって前進するその姿は「これこそが我々だ」という確信を掴み取ろうとしているように見えた。

ついには快速自慢のバックスまでもが一塊りになってインゴール雪崩れ込み、日本代表はトライを献上。

結局、自らを見つけ直したイングランド相手にして流れが再び戻る事はなく、日本代表は15-35で屈した。


やはり己を知り、信じる者は強く、世界の頂はまだ遠い。

来年W杯大分では予選プールだけでなく、決勝トーナメント 準々決勝 プールCとDの1・2位突破チームのカードが組まれる。

死の組と噂されるプールCに組み込まれイングランドだが、その実力を持ってすれば2大会ぶりの決勝トーナメント進出可能性は濃厚だ。

後半に登場して日本代表を締め上げた鋭い目つきのファレル選手も、別府温泉にやってくるかもしれない。


【14】2018 晩秋、広島・博多・別府 7日目|7日目 地獄の老婆と台湾ギャル へ >>

2018-10-25

anond:20181025082724

「肉体の寿命」もまた社会的諸条件によって規定されることは明白(でなければ国によって死亡率や寿命が相当異なることの説明がつかない)なので、その「社会的諸条件」の中に差別偏見が入りうることもまた自明。ただ、平均寿命といった現実社会的事象(結果)には当然ありとあらゆる要因が想定されうる(これまた、同じ国であっても時代によって死亡率や寿命が相当異なることから推定される)ために、因果関係認定しづらいというだけ。

そして同様に、「差別」という現実社会的事象(結果)にもまたありとあらゆる要因が想定されうる。なぜある国にある差別存在するか、原因は歴史的文化的、遡れば風土的な要因も含めて簡単には述べづらい。「どこかに悪者がいて悪い差別扇動している」のではなく、様々な要因から私たちの中に容易に抜きさりがたい偏見が蓄積されている」という方が適切である。だから差別という問題歴然存在しているときに、前者のような発想に基づく「誰が悪いのか」といった問いには残念ながら意味がなく、それよりも「どうしたら差別という問題解決できるか」という問いの方が重要性が高い。

2018-10-15

[] #63-7「イタガリアン」

≪ 前

サッカーにおいてファウルアピールは1つのトリックプレーである。転倒時に大げさな痛がり方をすることを批難する者もいるが、それはその選手が下手くそからだ」

ジパング代表監督言葉らしい。

その言葉体現するように、転倒時の痛がりっぷりが抜きん出ていたのがイッタ・イマージだった。

彼のサッカー選手としての実力は決して華やかとはいえなかったが、痛がり方だけは圧倒的な存在感を放ち、その様子がカメラに映されることが多かった。

それを見た他の選手たちや観客の中には「見てるこっちまで痛くなる」と、痛みを錯覚する者もいたのだとか。

その割に、彼は現役時代に一度もケガが原因で交代したことがなく、故障したことがない恵体。

そうして15年間ずっと現役で居続けた、ある意味ですごい選手だったという。

「……で、引退後は自国観光大使として隣国を巡り、今に至るというわけっすね」

カジマの説明を話半分で聞いていたが、つまり痛がりのプロってわけだな。

ボーナスチャレンジの話を聞いたときは、ローカル番組にしては大盤振る舞いだなと思ったが、そういうことか。

これを企画したヤツ、どうやら俺たちを勝たせる気は毛頭ないらしい。

いわばプロモーションの一環だ。

テーマは“フリースタイル”です。お好きな方法で痛がってください。では先攻カジマ選手、どうぞ」

全国を魅了するほどのイタガリアンに、一般人の俺たちが勝てるわけがない。

これじゃあ勝負はやる前から決まっている。

「えー……どうしよう」

さすがのカジマも、この状況に相当なプレッシャーを感じているようだ。

この状態では、ちゃんと痛がることは難しいだろう。

これ以上、恥をかかせないためにギブアップさせるべきか。

半ば諦めていた、その時。

兄貴ー!」

弟の声が聞こえたので、その方向に視線を向ける。

すると、俺の目の前に「賞金2倍」の文字が書かれたフリップが目に入った。

諦念の相が出ていた俺を見かねて、どうやら弟が書いてくれたらしい。

そして、それは俺の思考を正常に戻すには十分なものだった。

……そうだ、つけ入る余地はあるはずだ。

いくら痛がることが上手いといっても、それは元サッカー選手としての副次的能力であり必須スキルではない。

リアクション芸人みたいに痛がりのプロというわけでも、面白いわけでもないだろう。

ならば俺たちが勝負すべきは、その“面白さ”だ。

そうと決まれば、まずはカジマの調子を取り戻させよう。

「カジマ、これはチャンスだ。痛がりのプロともいえるイッタ・イマージに、お前の痛がりを見てもらえるんだぞ」

「そ……そうか! これを機にオイラスターロードが……」

カジマの頭の中で、随分と前向きな解釈が行われているようだ。

あいいや、そっちのほうが都合がいい。

「よし、じゃあ1回戦でやった木の棒、その“応用編”で行くぞ!」

「おっす!」

「じゃあ、行きまーす!」

俺は1回戦と同じように木の棒を構える。

「くたばれ!」

そして、ほぼ同じ動作で木の棒を振りぬいた。

「あ``あ``!?

脛めがけて振りぬいた木の棒は、誤って狙いより上に当たってしまう。

股間にある“第三の足”にだ。

「ああ~っと! これは痛そうだ~~!」

「~~~~っっっ、ちょっとマスダぁ~!」

カジマは俺に怒りの声をあげるが、その姿と声量は情けない。

ハハハハハッ!」

そんなハプニングに会場は盛り上がる。

当然、これはワザだ。

同じテーマが出てきた時、二回目はコレで行こうと以前から決めていた。

同じことはやればやるほど退屈になりやすい。

だが変に奇をてらおうとするくらいなら、同じことをやったほうがいいのも確かだ。

期待はそう簡単に裏切れない。

だが予想は裏切れるんだ。


「ははは……さぁ~て、ちょっとしたハプニングはありましたが、気を取り直して後攻イッタ・イマージ氏、どうぞ!」

俺たちのやれることはやった。

後はイッタ・イマージ次第だ。

俺は彼の痛がりを知らないから分からないが、いくらサッカー選手とはいえ先ほどのカジマを超えるのは難しいはず。

ダイ……ジョブ……本気で」

イッタ・イマージがつたない日本語で、痛めつけ役のスタッフと喋っている。

今回のために覚えてきたのだろうか。

大げさに痛がるサッカー選手なんてロクなもんじゃないと勝手に思っていたが、意外と真面目な人なのかもしれない。

「じゃあ、行きます!」

どうやら俺たちと同じ木の棒で行くらしい。

カジマのを見た上で、あえての真っ向勝負か。

よほど自信があるとみえるが、さすがに見くびりすぎじゃないか

「おりゃあああ!」

「~~~~~~っっっ」

しかし、見くびっていたのは俺のほうだった。

それを思い知らせるかのように、その実力を見せ付けてきたんだ。

「お~~! さすがのイッタ・イマージ! 貫禄の痛がりっぷり!」

イッタ・イマージはその場に崩れ落ちると、殴られた足を押さえてもがき苦しむ。

生で見ているせいもあるのかもしれないが、圧倒的な迫力だ。

まるでサッカーグラウンドがそこにあるかのように錯覚させるほどに迫真の痛がり。

会場の盛り上がりも最高潮を迎える。

エンターテイメント性という意味では、カジマの痛がり方も負けてはいない。

だが臨場感の差は歴然といわざるをえなかった。

「ねえ、あれって本当に痛いんじゃないの?」

「確かに、そう思えるほどだ」

「いや、そうじゃなくてマジもんの……」

本当にあそこまで痛がるほどなのだと、俺たちまで思ってしまった。

その時点で、自ら敗北を認めているようなものだ。

「これは文句なしでしょう……イッタ・イマージ勝利です!」

完敗だ。

俺たちに悔しがる資格はない。

こちらの小細工を、単純な地力の差でねじ伏せてきやがった。

所詮リアクション芸人の真似事でしかない俺たちでは勝てるはずもなかったんだ。

「いや~、素晴らしいイタガリアンっす」

そう言いながらカジマは、握手目当てにイッタ・イマージに近づく。

だが彼の顔を見た途端、なぜかカジマの動きが止まった。

「ん? どうしたカジマ?」

「イッタ・イマージさん……き、気絶している」

…………

後に知ったことだけど、イッタ・イマージは痛みを感じやすい体質だったらしい。

彼の痛がり方にリアリティがあるのは必然というわけだ。

俺たちがそこまで痛いと思わないレベルでも、イッタにとってはリアルに痛かったんだから

あなたたちは痛みに慣れすぎて、鈍感になってるのよ……』

少し前に母が言っていたことを思い出す。

痛みってのは、さしずめ身体から発せられる救難信号だ。

その痛みに鈍感であることは、それ自体危険だと言える。

今回の一件で、俺たちは“痛みに鈍感”であることの意味、その危険性を改めなければならなかった。

「ねえ、いまさら気づいたんすけど……」

イッタ・イマージ救急室に運ばれていくのを眺めていると、ふとカジマが呟いた。

隣国観光大使をこんな目にあわせるのって国際問題になるんじゃ……」

こいつにしては珍しい、目配りのきいた意見である

だが生憎、俺はそれに答えられるようなものを持ち合わせていない。

「……どうだろうな。まあ少なくとも、それが国際問題になると思っている人たちの間では問題になるだろうとは思うが」

「え、どういう意味? なんかの言葉遊び?」

「違ぇよ。つまり俺たちが気にしたところで仕方ないってこと」

今回、痛くも痒くもなかった俺では、そう言うのが精一杯だった。

結局、痛みを知らなきゃ本当の意味では学べないのかもしれないな。

まあ、そのためにわざわざ痛みを知りたいとも思わないが。

(#63-おわり)

久し振りに推しを見つけて荒ぶるオタクの話

今年の初めに推しが突然の芸能界引退をしてからと言うもの、他に応援しているものはあったとはいえ約6年応援していた熱量を埋められるものではなく心にぽっかりと穴が空いてしまった。

とはいえ、何かを始めるのに遅すぎることはないし今日が一番若いのだからと思ってあれこれ手を出すことを繰り返して、ようやく新たな推しを見つけた。

それがいわゆるゲーム実況者というやつである

古くはニコ動、今はYouTubeを中心に活動されている方が多いけれど、私の推しニコ動出身者ながら近頃は主にYouTube配信している。編集した動画投稿したり、生配信してみたり、時たまリアルイベントへ出演したりすることもある。

きっかけは元々よく見ていた実況者とのコラボ配信動画を見たことだった。なんだかこの人良い声してるなぁ、格好いいなぁ、面白いなぁ。そう思った次の瞬間にはすでに沼へと足をズブズブ踏み入れていた。

過去投稿された動画は一通り見た。生配信があればコメントを忘れなかった。遡れる限りの数年分の数万件にものぼるツイートも読んだ。久々に人を好きになっていく過程の高揚感が堪らなく楽しかった。

そんな中、推しとあるイベントへ出演することを知った。これ幸いと、チケットをどうにか手に入れて単身現場へ乗り込んだ。グッズなんて持ってないから当日買うしかないし、知り合いもいない状況で現場の詳しいルールもわからいから、現場に何を着ていこうかなんて久々に悩んだ。

結論から言うと、最高に楽しかった。

推しが間近で喋っている。ゲームをしている。あまつさえライブまで行っている。その上、なぜだが分からないがお金も払わず接触している。

ただでさえドーム距離に慣れたオタクである。箱は数千人規模と来ればその差は歴然としている。

なんだ? ここは? 極楽か? お金を払わせてほしい(当たり前だが既に入場チケット代は払っている)、などとオタク特有の狂ったことを考えながら、前日に認めたファンレター推しへ手渡していた。推しははにかみながらも受け取ってくれた。

イベントの翌日にはファンメールも送った。その翌々日には返事が返ってきた。どういうことだ。御本尊オタクとの距離が近すぎる。パニックを起こしながら推しスパチャを投げていた。

結局、何が言いたいかというと、今、人生の中でもトップクラス楽しい

日常生活で嫌なことがあったとしても、推しが居てくれるから頑張ろうと思えるのだ。私なりに前の推しのことも全力で推していたつもりだったけど、今回の推しも心残りのないようにこれまで以上に推したいと思う。推しが推せる立場でいてくれる間に、悔いのないように推したいと一層強く思った。

2018-09-25

anond:20180924111759

IBS下痢型だと低FODMAP食で歴然とわかる程度に改善されるんだけどな。そっちのIBSはまだ対処なし? でも鼓腸の苦しさがあるなら低FODMAPは試す価値ありだと思う。

 

大腸キシレンがつくれる菌を飼ってるのはすごいな。

キシレン類だと、クサイといっても普通の汗などのアンモニアカルボン酸ではなく、

有機溶剤臭い、ツンとする、シンナー匂いマニキュアのような匂い、苦い匂い」と表現されるんだろうな。

そういう場合は体表常在菌ではないことがほぼ確定してるから頻回入浴だのは全く意味を成さないと思う。

にんにくのチオールと同じで、血流に運ばれ、全身から臭いがにじみでるんだろうね。(でもとくに呼気、肺の換気に乗るのと、鼓腸があるなら屁・ゲップだね)

いずれにせよ体表より全身(内部)の状態改善しないと意味ないやつ。

 

それと、そういう有機溶剤になれた、ガソリンスタンド勤務とかネイリストのような人には全く感じない体臭なんだろうね。

 

ところでPATM?の人はアルコール飲めるの?

飲んだらどうなる?普通ならアルデヒドが血中を流れるんだけど。

それとアルデヒドだろうがキシレンだろうがやっつけてくれるはずの肝臓あなたたちはコリコリしてきてない?ガンマGTPどうなってる?

 

なお私は医療関係者じゃない(元益田記事みておもいついたこと書いた天才なだけ)だから普通に詳しい医者人間ドックで全身みてもらったほうがいいような気もしますぞ。

まあ個人経営医者だろうが大学病院医者だろうが専門バカばっかりしかいない地域だったら、全国病院に賢い全身診断AIコピペされるのをまったほうがいいかもしれんけど。

2018-07-16

anond:20180716135004

100m以上のビルがある都市Wikipedia

3位 東京 483本

14位 大阪 159本

77位 横浜 39本

83位 神戸 34本

95位 川崎 26本

99位 名古屋 25本

103位 千葉 21本

116位 仙台 17

116位 札幌 17

本数だけなら1/20くらいのスケール

差は歴然だなぁ

推しと交換のおはなし

私の推しはレートが低い。

ブラインド販売では人気キャラとよく組み合わせられる。よく、ブラインド販売でハズレキャラ扱いされるそのキャラは私の推し

そのくせ私は高レートのキャラをよく引く。ツイッターで交換先を軽い気持ち投稿。そのキャラ目当ての人たちのリプが沢山くるため、迷子ほとんど出ない。多分これはいいこと。

一番嫌なのはコラボカフェ

コラボカフェコースターの組み合わせは高確率大人キャラと組み合わせられる。これが本当につらい。痛バを持っているため私の推し歴然コースターを貰った瞬間から人がやってくる。推しが手に入る。多分これもいいこと。

辛いのは、店内いる時「この子いらないのであげます」、店外に出た時「この子いらないので買い取ってください」を言われること。店内にいる時の言葉は、多分優しさからくれると思うんだ。多分その時はうっかりしてただけ。たまたまいらないとかいってただけ。

でも買取は正直腹が立つ。いらないから買い取れは無神経だと思うんだ。確かに私の推しフリマアプリで定価切らないと、なかなか売れない。中古販売店でも買取価格が低い。でも、そんな子だけど本当に私が辛い時は心の支えになったし、その子の声を聴くと元気になる。

から買い取れって言った神経が理解不能すぎて私は断った。正直誰でも断ると思う。誰だって、急に推しをいらないから買い取れって言われたら怒るでしょ??

そしたら、嫌な顔をされ去っていく相手。これは悪いこと。

前にもコラボカフェじゃなくて出張版のキッチンカーでも嫌なことがあった。交換責められることがあった。こっちの方がひどかった。

このジャンルにはこんな変な人しかいないのかな。もう二度とこのジャンルコラボカフェには行きたくない

民度ってどうやってよくなるのかなあ。この間の件にも残念だったし、もうそジャンル失望しているのでジャンル移動を考えた方がいいかもしれない。

2018-07-06

法律バカは車対人の事故で車が悪いとしても、歩行者は車に事故に遭わないために気をつけなければならないという歴然とした事実に目を背け続けるんだなあ

2018-06-29

anond:20180629011033

街を歩くだけでも日本との違いが歴然で考えさせられることがたくさんある。

メインストリートだけでなく脇道とか入れたらもっと考えられると思うよ。

2018-06-16

「coinhive以外にも挙動不明ものはたくさんあるよ」って

はっきり言って水掛け論でしか無い

問題になっていないものは見つかっていない。見つかれば吟味され、状況に応じて対応されるだけの話

他の人間が隠れて似たような犯罪をしている事が歴然としているからって、見つかった犯罪が軽減されるわけではなし

2018-06-07

いや、なんだろう

出版差し止めに対する忌避歴然としてあるが

それ以上に日本人として恥ずかしいんであの本を誰にも見せたくないというか見られたくないというか

まあ元々リベラルというよりか保守だったんでそういう意味では間違ってないのか

2018-06-05

anond:20180605063957

例えば、「伏見さん、明日から残業手当を払うよ。1時間100万円」。しますか?

――します。

 当たり前でしょ。「松本さん、あなたカルビー会長だけど残業代払うよ。1時間10万円」。やるに決まってますよ。

 もらっている給与に対して、残業手当は高いです。あんな悪しき制度を作っているか社員は使うんです。いま残業を月に数十時間している人がいたとして、明日から残業手当を1時間30円にすれば、きっと誰もやらないですよ。

残業手当はすぐになくしたほうがいい カルビー松本会長 http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1806/05/news064.html

サービス残業」というもの歴然と(これだけ)存在している社会で、「残業代30円/hなら誰も残業しないだろう」などという認識を公にひけらかす、そしてそれを元に経営論をぶつ「経営者」の存在に慄然とする。政治家なら炎上するのだろうが(第一安倍政権時はこれで安倍首相炎上した記憶がある)、民間人なら言い放題だ。さてこういうのは何論法と言えばいいのだろう?

2018-06-01

anond:20180601150638

真摯に、子育てなさっている増田さんにあてた言葉では、ありません。

子育てをなさっているすべての方あてでもありません。

悪くとらないでいただけると嬉しいです。

私が言及したのは

「子持ち:新しいイベント盛りだくさん!!!!」←こんな方です。

問題提起として、現実を見てほしいなと考えただけなのです。

事実経済的格差があると、幼少時にかわり映えのしなかった子たちが、歴然と差のある大人になってしまってたりします。

親が依存しすぎるのも、優しいお子さんに負担になったりして、病みやすそうでしんどい

親元にいなくて、いつも叔母さん宅に「避難して」いた友人をふっと思い出しちゃいました。

2018-05-30

サッカーワールドカップ日本ないしアジアレベルが低すぎて欧州南米申し訳ないんだが

欧州南米最下位チームとアジアの最強チームが戦っても多分アジア勢の方が分が悪いと思う。

それ位差は歴然なのにスポンサー関連で特に日本なんかがアジア代表試合に出るのは烏滸がましいと思うし

強化試合とか壮行試合で散々それを証明してきたとあっては、何かワールドカップ辞退する方が賢明なんでないかと思えてならない。

イタリアとか落選した国に譲った方がよっぽど利口なのではと思う。

2018-05-26

anond:20180526012214

うむ、遅れた青春は取り戻せない。

恋愛ステータスレベル1のままだ。奴らとの差は歴然

だがしかし、せめて彼女の一人作って幸せになる時間は残されてると俺は信じてる。

2018-05-19

NHKおはよう日本」内 足立区人権教育「性の学習」授業指導

人権教育「性の学習

日時 平成30年○月○日

時間目 ○年○組

時間目 ○年○組

時間目 ○年○組

時間目 ○年○組

時間目 ○年○組

業者 (2行黒塗り)

(1)単元名 「自分の性行動を考える」

           ~避妊中絶

(2)単元の目標

 男女参画社会基本法に示されているように、男女平等、男女の人権尊重されることを目標とし、いろいろな生き方理解し、視野を広げる。将来、特定パートナーと付き合う際、互いに尊重し合い、対等な関係を築けるための科学的な知識を得、態度を養う。

(3)単元設定の理由

 近年、若年層の性行動に伴う妊娠人工妊娠中絶性感染症の拡大などが社会問題となっている。全体の人工妊娠中絶件数は減っているものの、10代の割合は高く、特に中学校卒業すると急激に増えているのが現状である。10代のクラミジア感染率も極めて深刻な状況だといわれている。その背景には、若者の性行動を煽るような情報が氾濫する一方で、性に関する学習の不足から性交に伴う妊娠性感染症に関する知識自覚もないというのが大きな要因である

 中学生の段階では、性交経験率はさほど高くなく、多くの中学生にとって、避妊中絶問題自分たちの問題であると実感することは難しい。しかし、本校の地域ヤンママといわれる10代の妊娠出産の率が他区に比べ、非常に高く、まさに貧困と隣り合わせである高校へ行ってもやめてしまう生徒が多い。「避妊中絶」についてのアンケートを見ると、知識の乏しさが歴然としている。最後の砦となる中学校卒業をひかえ、確実に大人に近づいていく生徒に性の安全保障するための授業を行うことは大人として当然の義務である

(5)人権教育視点

 性的接触をした際、妊娠する可能性があるのは女性である。望まない妊娠をしないために、どのような行動が必要か、女性からだを守るためには女性自身だけではなく、パートナーからだと心を大切にできる行動が求められる。知識を得ることの大切さとともに、互いに助け合い尊重し合う姿勢を育てる。

(6)本授業の具体的なねらい

 ①パネルディスカッションを通して、中高生性的接触に伴うリスク自分たちの問題として捉える。

 ②避妊中絶についての正しい知識を獲得する。

 ②性のリスクを避け、安全な性行動を選択する力を培う。

2018-05-11

若年男性身長二極化

最近男子身長デカイ!」とよく聞くが、二極化してきてる印象を受ける。

今まで多かった168〜175の平均層が減って、168未満と175超過がグッと増えたような気がする。

現に平均身長頭打ちで下がってきてるのに、若手イケメン俳優とかは高身長が昔より明らかに増えてる。

俺はまさに平均だけど、「うおデケエ!」か「あれ若いのに小さい...」のいずれかが多く、同じくらいの奴は少ない。

この飽食時代だし夜更かしスマホが生育の阻害要因だろうな。で、勉強部活をしっかりこなして疲れ果ててグッスリ寝てる層はちゃんと伸びると。

オタクDQNも明らかに平均より小さいし、高偏差値大学生大手企業リーマンスポーツやってる奴も軒並みデカい。

嘘だと思うなら、試しにオタ系イベントと夜中の郊外ドンキに行ってから、平日昼間のオフィス街や有名大付近をウロついてみ。この差は歴然

そのうち女から身長での足切りは正当な理由であり差別でない!」とか言われてしまう世の中になるかもね。いや、もうなってるか。

2018-05-02

年代でも真面目な子と、遊んでる子の差なんて歴然としてるのに。

2018-04-02

新しい職場に行ってきた。

人生何度目かもう分からないぐらいの異動初日。正直エリートコースから見放された人が行くところだと思っていた。その代わりに楽できると思っていた。が、前任者は愚直に頼まれ仕事を受けまくって、ヘトヘトになるまで働く人だったらしい。担当のはっきりしない仕事は受けてしまったヤツが負けという世界みたいなので、まだ職場の人々の顔と名前が一致しないうちに「私○○分かりませんから」と言い放つか、「自分のことは自分でやってください!」と言い放つか迷っている。あまり前任者の轍を踏むつもりはないが、向こうも新職場でヘトヘトになったであろう後にこちらにも来てくれたという仏心には頭が下がる。

つの職場に「仕事命!」で自分時間犠牲にして働く人と、育児真っ最中で定時が来たら保育園ダッシュする人と、マイペースでそこそこに仕事はするけど、帰るときは帰る人がいる。正直同じ待遇なら極力楽して生きていきたいので、自分犠牲にするタイプの人はバカだと思ってる。適度に自分時間大事にして仕事したい。何だったら非常勤で月の半分働けばいい待遇になりたいけど、あれはさすがに給料が安すぎると思う。

何はともあれ身体が痒い。新環境アレルギーを起こしたんだろうか。上手く有給休暇を消化して、年2回ぐらい一週間以上の旅行に行く計画だったんだけど成功するだろうか。仕事命の人には申し訳ないけど、自分身体や心が壊れるまで働いてしまうと再起不能になることが多いので、限界になる前に気付かないとダメだと思う。そんな私をけしからんと思う人もいるだろうけど、私のいるポスト歴然バカにする連中がいるのに、そんなところでしゃかりきに働いてられっかって~の。上司も前任者は働き過ぎだったので、適度に仕事を減らしてやりたいと言っていた。元々仕事は嫌いで、必要最低限のことしかやらないタイプだ。上手いこと自分時間を確保しながら働けるのか、「働かないヤツ」のレッテルを貼られるのかは分からない。真面目な人は私のような根性を嫌うだろうが、頑張りすぎる人はろくな目に遭わないのも事実だと分かって欲しい。これから自分職場人生はどうなるのだろう?

2018-03-26

anond:20180325155823

これを読んで最初に思い出したのは鄭大世だった。

血統的には立派な朝鮮人だが、育った環境日本日本北朝鮮どちらでサッカーした方が技術を磨きやすいかは、まあ少しでも考えれば歴然だろう。言葉についても、テセ自身朝鮮学校を出ているか朝鮮語が喋れるつもりだったそうだが、実際に代表チームに合流すると言葉が通じなかったそうだ。おそらく、北朝鮮で話される朝鮮語と、日本朝鮮学校で習う朝鮮語英語アメリカ英語くらい違うのだろう。

北朝鮮人達鄭大世についてどう思って居たのだろうか。

はい鄭大世は、大坂と違って祖国に媚を売りまくっていたので、そこまで悪い扱いを受けていないと思いたい。

2018-03-25

[] 2018香港深圳広州の旅 Day.4

anond:20180324124847





Day.4


上晝


香港最後の夜は、一度夜中に目がさめるという自分にとっては日本でもお馴染みの睡眠だった。

昨日の広州行で程よく疲れたせいなのか、香港に慣れてきたからなのか。

慣れてきたとしても、今日が今回の香港旅行最後の日だ。


チェックアウトまで時間があるのでネイザンロード沿いの便利店でお土産いくつか買う。

レジオクトパスカードを出すと

「唔収◯×・・・

あ、使えないのか。今のはすぐにわかったぞ。

あんまり焦んなくなってきた。


しばらく散策していると、台湾でも見かけた誠品書店広告が。

しめた。本が買える。住所を検索して向かった。


晏晝


海岸沿いにある香港の誠品書店は、台湾と同じく綺麗でセンスのいい内装だった。

複雑な本はわからないので、今回も料理本かな?

いくつか物色していると、グラフと表が描かれた本があった。

多分、ポップミュージック音楽理論に関する本。

当然内容はわからない。でも妙に気になったので、買うことにした。


レジに持っていく。

「◯×◯×・・・

「a,我係日本人」

「oh, do you have shop card?」

「none」

初めてストレート意思疎通できた広東語が「私は日本人です」だとは。

教科書に載っているような表現でも意外に役に立つもんだ。

別のレジではショップバックの要無用についてジェスチャーで聞かれ、料理本も一緒に包んでもらった。


ホテルの部屋に戻ると、あれ、鍵が開かない。

「I can’t open dore at my room.」

「Check out time passed, you over time. check out time 12.」

しまった、2時と勘違いしてた。

そういやチェックインの時にヤケにゆっくりだなと思った。

鍵を開けてもらって、急いで荷物をまとめる。

ベッドにはメモを置いておいた。

「Thank you. I had a great time! 再見

ベットメイクの人とすれ違う。

「I had a great time.」

笑顔

エレベーターに駆け込んだ。


飛行場に向かうまで荷物を預かってもらう。

「Please keep my baggege.」

と言いながらメモを見せる。

「幫我在放我嘅行李到我去機場、可唔可以呀?」

にいちゃんメモをじっと見ている。

あれ、怪しい広東語書いたかな?と思ったが、どうやら彼は広東語がわからないようだった。

そうか、「外国人がやる仕事」ってのも歴然とあるのか。

「When are you coming back?」

「7 O,clock. take care.」


途中、腹が減ると具合が悪くなりそうなので、飲茶する事に。

「一位、唔該」

拭いているテーブルを指さされ

「乜嘢茶?」

「普洱、唔該」

注文シートを書いて

「落單、唔該」

シートを渡す。

想定していた問答なのでスムーズにできた。

高速な香港時間コミニュケーションできると気持ちがいい。


出てきたのは、

1.油で揚げたクレープのようなもの。オイリーでつけダレが美味い。

2.ガチョウが乗ったビーフンスウィートチリソースつき。香港ガチョウは表面を甘いタレでコーティングしてカリッとローストする。

3.ツミレ。貝かなにかのつけダレは少しくさみがあり塩辛い。

それと普洱茶。

ちょっといかな、と思ったけど、スルスルと食べられた。

「理單、唔該」

「ツァッサップツァッ」

「?」

メモを見せられる。

あ、$77か。

ちょっと詰まってしまった。

釣りは投げるように寄越されるが、気にしない。

ここは香港からね。


下晝


飛行場に向かうにはまだ早い。

まだ行っていないところに行こう。MTRで深水埗へ。

香港人による日本紹介動画によれば、日暮里日本の深水埗なのだという。

ということは、日暮里ぽいんだろう。


深水埗につくと、そこはたしかに今まで見ていたきれいなばかりの香港とちがって、露天などが立ち並ぶ下町風情だった。

でも日暮里よりはるかに賑やかだ、

日本人の印象であるカオス看板風景の「古き良き香港」はここじゃないかな。

OK.次は今回一切足を踏み入れなかった香港東側だ。


MTRを乗り継いで北角(ノースポイント)へ到着。

それにしても疲れてきた。

喫茶店で一息つこう。


喫茶店冷房香港っぽく引くほど強い。

「理單、唔該」

しまった、席に着くなり会計をお願いしてしまった。

気にせず注文を聞く先生

「coffe, ice

ドンッ!!しばらく待っていると景気良い音とともにコーヒーが現れた。

甘さが心地い。

でもちょっと寒いホットにすりゃよかった。

寒いしもう出るか。

「理單、唔該」

入店してから2回目の会計

ただし実際に払ったのは1回。

「洗手間邊度㗎?」

店の奥を指差される。

みんな、香港に行く時にはこの言葉は覚えておくんだ、絶対使うし、発音簡単だ。

トイレで用をたし、次の目的地、銅鑼湾コーズウェイベイ)に向かった。


MTRで向かおうと思ったけど、ちょっと街を行き交うトラム、2階建の路面電車に乗ってみる事にした。

オクトパスカードで乗れるらしいし、大丈夫だろう。


トラムに乗り2階に座る。

都合のいい事に、行き先は銅鑼湾らしい。

ここままトラムで向かおう。

しばらくすると、高齢のご婦人が入ってきた。

「座ります?」あんまり考えずに日本語が出た。

婦人は、笑顔で手を振りつつ

「唔該晒」

いいのか。

上げ掛けた腰を下ろす。

と前の若い女性が立ち上がると、ご婦人はそこに座った。

広東語では「おねがいします」も「どうも」も「いいですよ」も「きにしないで」も「すいません」も「唔該」なんで、ちょっとややこしい。


銅鑼湾は新旧の香港が入り混じったような繁華街だ。

白人もよく見かけるし、雰囲気西洋っぽい。

長身イケメン2人組が風船を配っていた。

Guy’s, I’m Foreigner. Can i take your photo?」

「Of course.」

「3,2,1, Shoot!」

「have a goot time ;)」

「Thank you!」

元同僚にみせよう。絶対イケメン好きだ(偏見)。


挨晩


予定より1時間ほど早いが、荷物を回収しよう。

ホテルに戻り「Mr,I want pick up my baggege.」

すぐに出てきた。

あれ、超重い。

これ持ってあの激混みのMTRに乗るのうんざりするなぁ。


というわけでタクシーを使う事にした。

「的士!」

「我想去機場」

通じない。

Hong Kong Airport.」

タクシーは滑り出し、人が歩いている小道を縫って走る。

おい怖いな。

大道に出ると、別の方向性で怖かった。

単純にスピードが速い。

アジアタクシーはこうだよね。


佐敦(ジョーダンから香港国際空港までは$230と少し。

釣りを渡される。

「For you.」

小銭を返した。

多分、香港で渡す最後チップだ。


夜晩


チェックインまで時間があったので、この日誌を書いていると、携帯電池が心もとない。

持ってきたモバイルバッテリーも閉店ガラガラ状態だ。

カウンターで尋ねる。

「I want carge Moba battery.」

「Phone?」

うなづく。

カウンターの裏側を指差された。

香港に来るまでは英語なんて全然ダメだと思っていたが、必要に迫られると喋れるものだ。

そうこうしているうちに帰りの便のチェックインが始まったので、済ませておこう。

チェックインを済ませたが、よくよく考えると、荷物重すぎないか

重量チェックの前でキャッキャウフフしているGirlsに困った顔で「Pleeease ><

やっぱ明らかに重量オーバーだ。

もう一度チェックインカウンターに。

「I want store my baggege.」


香港ドルからの再両替をどうしようかと思っていたが、タクシー結構でかく、手元には$55弱しか残っていなかった。

コーヒーチョコレートブラウニーで小腹を満たして$45。

綺麗に使ったもんだ。

チョコレートブラウニーの甘さで結構喉が渇いたが、オクトパスカードがまだ残っている。

セブンイレブンで水を買う。

カードを見せようとするやいなや、レジの小太りのお兄ちゃんが読み取り機をバンバンと叩いて示した。

どこの国にも手際が良すぎてちょっとコミカルな人というのはいものだ。

香港最速の決済だったかもしれない。


時刻は22:30。

ずいぶん早くチェックインをすませたために、ほとんど列に並ばなかった帰りの便のチェックインカウンターにも、人が集まって列をなしていた。

もう出国検査場に向かおう。


幼い時代の優しさとノスタルジー追体験したような昨年の台湾旅行と違い、今回の香港深圳広州旅行ちょっとした冒険感のある、エキサイティングものだった。

特に南洋華人の明るさと激しさには、自分の中のエネルギーを叩き起こされたような気がした。

この4日でイミグレーションの通過は4度目、もう慣れたものだ。

検査員の男性パスポート出国カードを出し、検査は何のトラブルもなく完了した。

最後にこの広東語だけは伝えたい。

「Ser, i had a great time.我好鐘意香港。」

年配の検査員は一瞬ぽかんとした顔をしたが、まあ付け焼き刃の広東語が通じなかったのは仕方ないか

深く気にせず手荷物検査に向かおうとすると、後ろから明るい声が響いた。

Hey! Also hong kong into come back!」

親指をあげて答える。

再見!」

2017-05-02

[] #23-4「ヴァリアブルオリジナル

≪ 前

不届き者を成敗したことでヴェノラの溜飲は下がる。

「いやあ、溜飲が下がった、下がった」

だが、体温まで下がってはいけない。

ヴェノラたちは、いそいそと風呂から上がった。


風呂が豪華だったので、食事についてもヴェノラたちは期待していた。

そして、その期待に応えられる豪勢さを確かに持ち合わせていたのである

「この宿の食事は美味しいな」

宿屋提供された料理はヴェノラたちの満足のいくものであった。

だが、仲間の一人であるウロナのみ、表情は曇っていた。

「確かに味と質はいいかもしれません。ですがバランスがよくありません。肉の量に対して野菜が少なすます。できれば果物も欲しいところです。あと塩分過多です」

ウロナのクレームを見越していたのか、近くにいた宿屋の主は語り始める。

「実はその件なんですが、のっぴきならない事情がありまして。最近ここいらの村で野菜泥棒が出没しているんです。おかげで野菜は質や量の割に値段が上がって困っております

なんと、それはよくない。

ウロナを筆頭に、ヴェノラたちの正義の心に火が灯る。

魔王退治も大事だが、まずはこれを解決しよう」

「その前に、出された料理を食べてしまいましょう。食べた後は消化するまで激しい運動は控えましょう」

腹が減っては戦は出来ぬというが、満たしすぎても戦は出来ないのである

ウロナはそのことを説き、ヴェノラたちも静かに頷いた。



準備を調えたヴェノラたちは、野菜が盗まれたという現場で張り込みをしていた。

しかし……

野菜泥棒は中々来ませんね……」

現世の時間計算すると、およそ午後9時になろうとしており、ヴェノラたちは痺れを切らしていた。

それはヴェノラたちの前回の睡眠から、十数時間が経つことを意味していたかである

「これ以上の夜更かしは体によくありませんので、帰って休みましょう」

「そうだ。あまり疲れた状態で寝てしまうと、睡眠コスパが悪くなり明日に響く」

「そうしよう。あと寝る前に歯を磨こう……うん?」

帰ろうとしていたその時である

まるでそれを狙いすましたかのように、暗闇の中で明らかに怪しい人物不審な行動をするのが目に入った。

「来たぞ」

相手こちらに気づいたようで、高らかに宣言しだした。

夜も遅いのに大声で喋る、不届きなヤカラである

野菜泥棒だぜ。この世界でも泥棒はよくないことだが、それでなお実行する意志があるんだぜ」

「なんですって」

夜も遅かったが、野菜泥棒が登場した以上、見過ごすわけにはいかない。

ヴェノラは戦闘態勢に入る。

だが野菜泥棒相手がかなりやる奴だと勘付いた途端、踵を返して逃げ出した。

まりにも予想外な俊敏さに、ヴェノラたちは面食らう。

「ここは我がやろう」

そこで真っ先に気を取り直し、名乗り出たのは歴戦の勇士であるイセカだった。

歴然たる経験の差に、ヴェノラは羨望の眼差しを向けざるをえない。

大丈夫ですか?」

大丈夫だ。あくま身体能力客観的分析した結果、我こそが最適と判断したまで。別にあなた女性から特別庇護しようだとか、そういう意図ではない。差別ではない、差別ではないのです」

しかし、あなたはそこまで俊敏な人間ではありません。あの野菜泥棒に追いつけるのですか」

「その必要はない。チョウナ・ブーメランなら遠くの敵に届く」

「イセカ、それはいけません。チョウナ・ブーメラン野菜泥棒の命が危ぶまれる」

「ではリ・イチ。魔法あいつを拘束してくれ」

「これ以上の時間外労働は拒否します。よろしくありません」

こうなると頼れるのは一人しかいない。

ヴェノラである

「では仕方ない、皆は先に帰って休んでいてくれ。俺一人で野菜泥棒を捕まえる。個人経営だ」

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