例えば、「伏見さん、明日から残業手当を払うよ。1時間100万円」。しますか?
――します。
当たり前でしょ。「松本さん、あなたカルビーの会長だけど残業代払うよ。1時間10万円」。やるに決まってますよ。
もらっている給与に対して、残業手当は高いです。あんな悪しき制度を作っているから社員は使うんです。いま残業を月に数十時間している人がいたとして、明日から残業手当を1時間30円にすれば、きっと誰もやらないですよ。
(残業手当はすぐになくしたほうがいい カルビー・松本会長 http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1806/05/news064.html)
「サービス残業」というものが歴然と(これだけ)存在している社会で、「残業代30円/hなら誰も残業しないだろう」などという認識を公にひけらかす、そしてそれを元に経営論をぶつ「経営者」の存在に慄然とする。政治家なら炎上するのだろうが(第一次安倍政権時はこれで安倍首相が炎上した記憶がある)、民間人なら言い放題だ。さてこういうのは何論法と言えばいいのだろう?
経営や企業について少しでも調べてるなら、カルビーが超ホワイトってのは知ってるはずだけど。なんでブラックに基づいて自分の会社の経営論を語らなきゃいけないのか。自分の会社...
自分の会社についてでなく、世の中の企業一般について語ってるだろ 政府の働き方改革についても肯定的に語ってる それで「ブラック企業なんか知るか」はとおらない