はてなキーワード: 歴史観とは
結論からいうと、思ったよりは悪くなかったがところどころで安倍氏の歴史観が垣間見える談話だった。
百年以上前の世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が、広がっていました。圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は、十九世紀、アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって、近代化の原動力となったことは、間違いありません。アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。
満州事変、そして国際連盟からの脱退。日本は、次第に、国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。進むべき針路を誤り、戦争への道を進んで行きました。
先の大戦では、三百万余の同胞の命が失われました。祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、酷寒の、あるいは灼熱(しゃくねつ)の、遠い異郷の地にあって、飢えや病に苦しみ、亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などによって、たくさんの市井の人々が、無残にも犠牲となりました。
戦火を交えた国々でも、将来ある若者たちの命が、数知れず失われました。中国、東南アジア、太平洋の島々など、戦場となった地域では、戦闘のみならず、食糧難などにより、多くの無辜(むこ)の民が苦しみ、犠牲となりました。戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも、忘れてはなりません。
我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ちを表明してきました。その思いを実際の行動で示すため、インドネシア、フィリピンはじめ東南アジアの国々、台湾、韓国、中国など、隣人であるアジアの人々が歩んできた苦難の歴史を胸に刻み、戦後一貫して、その平和と繁栄のために力を尽くしてきました。
戦後、六百万人を超える引き揚げ者が、アジア太平洋の各地から無事帰還でき、日本再建の原動力となった事実を。中国に置き去りにされた三千人近い日本人の子どもたちが、無事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。米国や英国、オランダ、豪州などの元捕虜の皆さんが、長年にわたり、日本を訪れ、互いの戦死者のために慰霊を続けてくれている事実を。
戦争の苦痛を嘗(な)め尽くした中国人の皆さんや、日本軍によって耐え難い苦痛を受けた元捕虜の皆さんが、それほど寛容であるためには、どれほどの心の葛藤があり、いかほどの努力が必要であったか。
寛容の心によって、日本は、戦後、国際社会に復帰することができました。戦後七十年のこの機にあたり、我が国は、和解のために力を尽くしてくださった、すべての国々、すべての方々に、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。
日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。
しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。
歴史修正主義はもともと歴史学で新たに発見された資料などを基に新しい観点からの歴史の見方を提案するという意味なんだけどこっちの意味を意識して使ってる人いるのか?
wikipediaにも一応書いてあるけど。
①新しく発見された史料や、既存情報の再解釈により、歴史を叙述し直すことを主眼とした試みのこと。
②従来の歴史観と違う歴史観を主張する者に対して「客観的な歴史学の成果を無視し、自らに都合の良い過去は誇張や捏造したり、都合の悪い過去は過小評価や抹消したりして、自らのイデオロギーに従うように過去に関する記述を修正するものである」として批判する場合に用いられる言葉
全体の流れとして、ネトウヨ側は①の意味で使ってますって言って、左翼側は根拠のない歴史修正主義だからネトウヨの使ってるのは②だっていってるのが全体の流れだよね?
そもそも歴史修正主義という言葉はもともとは歴史学において、歴史を叙述し直すことを主眼とした、歴史学における試みの一つを表す。
一般には、伝統的な歴史解釈に対し、別の可能性(仮説)や、可読性(読み方)を提示する試みをいう。
つまりただ単純に新たな資料から考えなおしてみることを指しておりそこにイデオロギー的な意味等は含まれていない。
有名なものとしては以下の様な物が歴史修正主義の立場から新たな観点として持ち込まれた。
鎌倉時代の始まりについてはニュース記事などになっていたりするので知っている方も多いと思う。
いい国(1192年)つくろう鎌倉幕府という覚え方をした方が多いと思うが現在では1185年の成立説が優勢になっており
中学や高校教育での教科書などでも1185年に改定されている場合が多い。(らしい
というように主に歴史学において使われる言葉ということになる。
ホロコーストは存在していなかったという言説を声高に掲げる勢力が台頭してきた際に、彼らは自らのことを「歴史修正主義者」と名乗った。
つまり、正しく歴史を認識しているのは我々であり正しい形に修正するというような意味合いで彼らは使ったわけだ。
そしてこれらに反発した人たちが当然出てくる。
そして彼らもまた、ホロコーストのように広く知られた事実を否定する「歴史修正主義者」たちを悪し様に言うようになった。
といったような内容を発言する人もいる。
しかしながら私はこの歴史修正主義という言葉そのものが非常に危険なフレーズだと思っている。
通俗的な意味としてwikipediaには以下の様な意味で記述されている。
ある特定の歴史家が、反対者の歴史観に対して、否定的な印象を広く一般に植え付けるためのレッテルとして用いることがある。
この用法による「歴史修正主義」とは、「客観的な歴史学の成果を無視し、都合の良い過去は誇張や捏造したり、悪い過去は過小評価や抹消したりして、
自らのイデオロギーに従うように過去を修正するもの」であったり、「既に修正された歴史観の再修正をするもの」という意味で使用される。
特定のイデオロギーを持つグループが反対グループに対して使用される。
「慰安婦が存在しない等というのは捏造だ。歴史修正主義者はこれだから」
ただ、現状のイメージとして、左派が慰安婦否定論等を使う右派(ネトウヨ)に対して使っているイメージが非常に強い。
特に安部総理に対して使っている記事やはてなブックマークのコメントでもで散見される。
Twitterなどでの論説を見るとレイシズムなどと歴史修正主義を結びつける人がいたり、非常に安易かつ混同した使い方をする人がいる。
もちろん、慰安婦が存在した資料をしっかり示したり、きちんとした言葉で反論するのであればそれは非常に健全であるし、どんどんして良いことでは有ると思う。
しかしながらこの言葉を安易に使いすぎると非常にまずい状態になってしまう可能性があるのではないかと思うのだ。
特定のグループ内で共有されている歴史的に正しいとして考えられている事と正反対の意見を述べるグループに容易に
歴史修正主義者という非常に「ネガティブ」な意味合いを持つ言葉でレッテルを貼るという行為がもし広まった場合、議論が成立しなくなってしまう。
歴史学は基本的に異なる説がいくつも存在しており、その中で多数派であったりするものが教科書などに採用される。
だが、そこには明確な証拠や、非常に練った方法で歴史を調査・推定しているのだ。
ただ、その場で相手を悪し様に歴史修正主義等と批判したりすることが容易に行われた場合どうなるのか? 当然反対意見がのべづらくなってしまう。
なにせ歴史修正主義という言葉のバックボーンにいつの間にかレイシストという意味がはびこってしまっっており、反対意見を述べたに過ぎないのにレイシスト等と罵られる事と同義になってしまうのだ。
もし、南京事件が存在しないという論が日本国内で多数派になった時どうするのだ?
今度は劣勢になった側が歴史修正主義者、つまりレイシストと言われるようになるのだ。
そうなってしまった場合どんなに資料や証拠を突きつけても覆すことが非常に難しくなる。
「正しくない歴史を主張するものは差別主義者であり、キチガイなのだから当然だろう?」
こんな使い方を考えなしにのべつ幕なしに使っていれば自分の首を締めることにもなりかねないだろう。
もし反対の意見を述べるのであれば安易なレッテル貼りを行うのではなくきっちりと資料や発言等を引用して反論することを強くおすすめする。
便利だからってアホみたいに使っちゃ駄目よ。
以上。
素朴な疑問。
いわゆる「はてサ」の歴史観は自虐的だの現在の価値観で過去を裁いているだのとさんざん批判されるわけだけど、「はてな右翼」のみなさんは先の戦争をどのように理解しているのだろうか。「近隣諸国に迷惑をかけてなどいない。攻め込まれるほうが悪い」「朝鮮半島で日本は良いことしかしていない」「詫びる必要などなし」という点で合意はありそうだけど、それ以外でもすべてを全肯定するのだろうか。
負けたことも含めて大東亜戦争に反省すべき点など一切存在しない。対米戦にしても自衛戦争でしかなく、負けたという事実は結果論にすぎない。われわれがなすべきは当時の指導者層も含むすべての先人の苦労に感謝の念を示すことだけであり、いかなる批判も許容されるべきではない。亡くなった方々についてあれこれ言うのは日本人の美徳に反する。
(2)負ける戦争を仕掛けたという点では失敗を繰り返さないようにしたい
戦争をせざるえない状況に追い込まれたという側面はあれ、米国相手に負ける戦争を仕掛けてしまったという点においては、同じ轍を踏まないようにしたい。それ以外の面では中国への進出や戦術も含めて反省は不要。
(3)兵站を軽視し、大量の犠牲を出したという点では失敗を繰り返さないようにしたい
精神論に傾斜するあまり、兵站を軽視し、特攻のような非効率的な戦術を実行することで大量の犠牲を出してしまったという点までは肯定できない。中国人や捕虜がいくら死のうが知ったことではないが、多くの日本兵が病死や餓死してしまったという事実は重く、その点について軍首脳部の責任は免れない。ただ、特攻という戦術はクソだが、それに自発的に参加した若者たちの愛国心は素晴らしい。
はてサがギャーギャー言うのがうっとおしいだけで、本音を言えばもう昔の戦争のことなんかどうでもいい。自分が悪いことをしたわけでもないのに、なんでいつまでも文句を言われねばならんのだ。
意外に(1)は少なく、(2)や(3)、もしかしたら(4)が多数派で、外国からごちゃごちゃ言われるのが腹立たしいだけなのかもしれないとも思う一方、やっぱり(1)が多数派で「歴史に反省なんぞ不要」という発想なのかもしれないとも思う。辻政信氏も牟田口廉也氏も含めて腐れ反日サヨクに比べればみんな素晴らしい方々という感じ?なのだろうか。
横だが、「ちゃんとした宗教」は異教徒と夫婦になることを許さないとか、そもそも離婚がNGだったりそれに反発して新しい宗派を作ったりとか、いろいろ私生活に干渉したりされたりするものだと思う。
「ちゃんとした宗教は私生活に干渉する」という主張の対偶をとると、「私生活に干渉しなければ、ちゃんとした宗教でない」ということになります。
人様の宗教に向かって「私生活に干渉してないから、ちゃんとした宗教ではない」などと言うのは大変失礼ですよ。
①「現代の世俗化した宗教を役に立つものとして『宗教一般』と捉える」という命題を立てたのはあなたです。ここまでのツリーでそんなことを主張している人はいません。
江戸時代から明治時代へのような大きな転換では、革新派は皇室を尊重することで時代は進んだ。
皇室の名を出すことはそれほど大きな力となるので、極度に警戒されることではあるが。
革新派の持つ歴史観では、二次大戦・太平洋戦争中は、一部の強硬派が実質的な政治を占拠したとされるので、皇室にその責任はないとされる。
革新派が考えなければならないのは、どうやってそのような占拠が起こりにくい仕組みを作るかである。
保守派=攘夷派は一見、伝統や皇室を重んじるようで、重視しているのは実は自分たちの利益だ。
つまり、利益を正当化する道具として伝統の名を持ち出しているので、彼らにとって伝統の尊重は実際の利益にならない。
○ハッピーウォーズ
○朝食
○お薬
もうすぐで一週間ODしなかった。当たり前のこととはいえ、ちゃんとしないとなあ。
○ポケモン
GTSでHADSのズルッグをもらったので、メガバンギの横に立てるのはこの子にしようかなあ。
とりあえず構想としては、
バンギラス、ようき、AS、りゅうのまい、いわなだれ、じしん、かみくだく、メガ石
ズルズキン、いじっぱり、HA、ファストガード、ねこだまし、ドレインパンチ、れいとうパンチ、だっしゅつボタン
バルジーナ、いじっぱり、HB、おいかぜ、パークアウト、ふきとばし、???、オボン
ワルビアル、いじっぱり、AS、じしん、かみくだく、ドラゴンクロー、炎の牙、拘り鉢巻き
ノクタス、せっかち、CS、ふいうち、エナジーボール、ふらふらだんす、カウンター、タスキ
キリキザン、いじっぱり、HA、アイアンヘッド、エッジ、でんじは、ふいうち、いのちのたま
こんな感じでいこうと考えるだけ考えてみた。
メガバンギが暴れればOK、バルジーなとズルズキンでサポート、後続のアタッカー三種は
水がきそうならノクタス、フェアリーがきそうならキリキザン、虫鋼がきそうならワルビアルって感じかなあ。
とりあえず、シュウはソードとアーマー、ジーロはバリアとブラック、クルックはホワイトとブラックって感じで育ててます。
オススメのスキルがあれば教えて欲しいですね、今ググるとほぼ答えしか出そうになくて怖いので、攻略記事は見ないで進めてるので。
○午後の予定
とくに決めてないけど、30分ほど散歩はするつもり。
あと昨日トラバで教えてもらった常備菜について調べて作れそうな奴を作ろうと思う。
大いなる旅立ちの内容を知らない人たちの行動は滑稽なようで、なんだかアメリカの歴史観を見ているようでちょっと鼻につく感じもあるなあ。
このチャプターは画面も暗いし、敵と味方が入り交じってわけわからんしで、微妙な感じ。
残り5チャプターもあるのかあ、気が重い。(じゃあやるなよって話だけど、やらずにhalo3やるのもなあ)
8対8を数戦。
対人戦は一人じゃない感じがしてやっぱり好きだなあ。
そもそも近代日本において東アジアに対するいわゆる「帝国主義」が広まったのも、「東アジア共栄圏」という主張が出てきたのも、欧米列強の脅威への対抗のためです。例えば吉田松陰が東アジアを征服しまくるべきだと書いたのも、欧米列強に対抗するためです。それどころかもっとさかのぼって徳川家康がキリスト教を禁止して保護貿易をしいて外交相手を限ったのも、西洋の侵略を阻止するためです。
つまり、そもそもの目的は、欧米に呑まれないことと、東アジア地域を発展させることです。この目的から逸れてはなりません。
現在は、欧米列強が帝国主義的に日本に攻めこむことはおよそなくなりました。強いて言えば、米国が産業・経済的に東アジアを侵略してくるおそれがあるという主張はありえますが(例えば反TPPという話)、それならば、米国と対等にわたりあいつつ、韓国や中国との関係を緊密にして欧米に経済的に対抗すべきでしょう。アメリカやEUに呑まれないように産業・経済の底力を蓄えるべきです。
いまの政治や社会風潮の実態は、いまのわざわざ韓国・中国との友好関係を壊して、米国に擦り寄って、それでむしろ米国に嫌がられることをしています。なにがしたいのか、私には納得いたしかねます。
「国益」という語はその中味が不明瞭であるためにいささか卑怯ではありますがしかし、隣国はじめアジア諸国の外交関係を最優先せずにむしろ嫌われて、それでアフリカや中東の資源を目当てに中国と買収合戦をして被買収諸国にチヤホヤされるという自慰的行為をみていますと、資源を確保するという意味では国益に一致しているとはいえ、総合的にみれば国益に反していると、私には思えます。
麻生太郎財務相は7日の会見で、昨年12月26日の安倍晋三首相の靖国神社参拝により、今後、中国、韓国との経済関係が悪化するのではと懸念する見方があることに対し、「(今回の)靖国参拝で、おかしくなったわけではない。その前からおかしい」との認識を示した。
中韓との関係、「首相の靖国参拝前からおかしい」と麻生財務相がきっぱり MSN産経ニュース 2014.1.7 13:36
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140107/plc14010713390016-n1.htm
朴槿恵(パク・クネ)-安倍晋三政権の関係がこじれている。慰安婦問題で韓日両国の外交が膠着状態から抜け出せない中、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が26日から2日間予定されていた訪日計画を取り消した。
安倍日本首相がA級戦犯が合祀されている靖国神社に春季例大祭(21-23日)を迎えて供え物を奉納したのに続き、閣僚3人が参拝すると、「こうした状況では対話をしても意味がない」と判断した。
これと関連し、複数の外交消息筋は22日、「内閣の第2人者である麻生太郎副総理兼財務相が21日、靖国を電撃参拝したのが、訪日取り消しの決定的な理由になった」と伝えた。
このようにこじれた最初のボタンは何か。外交消息筋は「今回訪日を取り消した背景も、麻生副総理が元首相で、安倍首相の後の有力な首相候補という点のほか、麻生副総理が2月25日の大統領就任式後に行われた朴槿恵大統領との会談で見せた外交的欠礼のため」と伝えた。
日本政府の使節団代表として訪韓した麻生副総理は就任式当日午後3時から青瓦台(チョンワデ、大統領府)で25分間、朴大統領と会談した。複数の消息筋によると、当時の状況はこうだ。挨拶の言葉を交わした後、朴大統領が先にこう述べた。「韓日間の真の友好関係構築のために歴史を直視し、過去の傷がこれ以上悪化せず治癒するようお互い努力しよう」。
すると、麻生副総理が突然、米国の南北戦争を取り上げた。「米国を見てほしい。米国は南と北が分かれて激しく戦った。しかし南北戦争をめぐり北部の学校では相変わらず“市民戦争”と表現するところがある一方、南部では“北部の侵略”と教える。このように同じ国、民族でも歴史認識は一致しないものだ。異なる国の間ではなおさらそうだ。日韓関係も同じだ。それを前提に歴史認識を論じるべきではないだろうか」。
奴隷制廃止をめぐり繰り広げた内戦と植民地支配のための侵略行為を同一視する詭弁だった。その瞬間、朴大統領の表情は険しくなったという。朴大統領は「特に両国の指導者が慎重な言葉と行動を通じて信頼を構築することが重要だ」と短く応酬した。にもかかわらず、麻生副総理は朴大統領よりはるかに多くの時間を使って自身の挑発的発言を続けた。
政府当局者は「麻生副総理は就任祝賀使節ではなく、あたかも『日本の歴史観は韓国とは違うということを韓国が先に認めてこそ、対話も可能だ』と訓戒しに来たようだ」と伝えた。
朴大統領の怒りは4日後に表面化した。朴大統領は三一節(独立運動記念日)の演説で、「加害者と被害者という歴史的な立場は千年の歴史が流れても変わらない」と異例にも強いトーンで日本を非難した。
麻生副総理との会談当時に同席していた尹炳世長官も「韓国の外交優先順位は米国、中国、日本・ロシア」(2月27日)とし、外交修辞では異例にも直接的な表現を使った。
外交消息筋は「就任式で欠礼を見せた麻生副総理がまた靖国参拝という“事故”を起こし、韓国外交部では忍耐の限界を超えたと判断したようだ」と述べた。
朴大統領の就任日に麻生副総理が詭弁、第一歩からこじれた韓日関係(1) 中央日報 2013年04月23日08時53分
http://japanese.joins.com/article/789/170789.html
朴大統領の就任日に麻生副総理が詭弁、第一歩からこじれた韓日関係(2) 中央日報 2013年04月23日08時54分
http://japanese.joins.com/article/790/170790.html?servcode=A00§code=A10
参考資料
●靖国神社参拝が「問題」化した経緯と、アメリカのアーリントン墓地との違い。付:靖国参拝での各国反応 更新日: 2014年01月06日
http://matome.naver.jp/odai/2138833257598681801
●南北戦争のリー将軍顕彰は、靖国のA級戦犯合祀と同一視できるか?
●麻生発言を「失言」ではなく「本音」と受け止めている韓国(辺 真一) | DAILY NOBORDER 2013年08月06日
http://no-border.asia/archives/13111
安倍政権閣僚の靖国参拝は閣僚の顔ぶれなどから当然、予測されていた。だが韓国が注視していたのはただひとり。「朴槿恵大統領の神経に障った」(韓国紙記者)という麻生太郎副総理だったという。
麻生氏は2月25日、朴槿恵大統領就任式に出席したが、そのあとの朴氏との面談で披露した「歴史観」について問題視されていたためだとされる。
「麻生氏は米国の南北戦争を引き合いに「北部では市民戦争というが、南部では『北部の侵略と教える』。同じ国でも歴史認識は違う。まして異なる国ではなおさらのこと…となど奴隷解放の市民戦争と植民地支配の侵略を同一視する詭弁(きべん)を弄した」(韓国紙、中央日報)
朴大統領の顔色が変わった。歴史認識問題をいきなり講義されて相当に心証を害した。内戦(南北戦争)と植民地支配では話にならない。朴大統領はこうしたすり替えが一番、嫌いだ」(韓国紙記者)
朴大統領は切れ長の美しいまなざしで知られるが、その視線について韓国政界では「朴大統領のレーザー光線」などとも呼ばれている。怒りや不満を、言葉にせず鋭いまなざしで投げかけるためだという。どうやら麻生氏は“レーザー光線”を受けたらしい。
一方、麻生氏よく知る政治部記者は「麻生氏は相手方に深刻に諭す政治家ではない。日韓の価値観の違いを軽妙に話そうとしたのではないか」と解説している。当時、麻生氏は朴大統領との面談の内容について記者団に、「歴史にはそれなりに(立場によって)見方が異なるというようなお話をした」と述べていた。
なお話をした」と述べていた。
麻生氏は例年、春秋の例大祭に参拝しているため今年も予測されていた。麻生氏の参拝が判明した直後、青瓦台(大統領府)の意向が強く作用して外相の訪日中止が決まった。
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、中国や韓国が安倍総理大臣の靖国神社参拝への批判を強めていることに関連し、日本の平和国家としての歩みは変わることはないとしたうえで、参拝の趣旨を誠意を持って説明し、理解を得たいという考えを示しました。
この中で菅官房長官は、中国や韓国が安倍総理大臣の靖国神社参拝への批判を強めていることに関連し、「日本は戦後一貫して、自由、民主主義、法の支配を擁護し、アジアの平和と繁栄に実際に貢献してきた。このことは国際社会も一致して認めている」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、「日本の平和国家としての歩みは今後も変わらない。靖国神社参拝の趣旨について、謙虚に、礼儀正しく、誠意を持って説明し、理解をいただくようにしていきたい」と述べました。
さらに菅官房長官は、韓国のパク・クネ大統領が、日本側で、いわゆる村山談話や河野官房長官談話を否定する言動が出ているという認識を示したことに関連し、「安倍内閣は歴史認識について、歴代内閣の立場の全体を引き継いでおり、国会でもたびたび答弁している」と述べました。
また、麻生副総理兼財務大臣は「日本と中国、韓国の経済力はアジア地域の中では大きく、きちんとした関係が維持されてしかるべきだ。安倍総理大臣の靖国神社参拝で関係がおかしくなったわけではなく、この数年間おかしいわけで、経済はきちんとしながら、『対話は常にオープンです』と申し上げていくのが基本的な姿勢だ」と述べました。
官房長官「平和国家の歩みは変わらず」 NHKニュース 1月7日 14時45分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140107/k10014315831000.html
http://anond.hatelabo.jp/20131230125146
真面目に答えてくれた方はありがとうございました。
私は不勉強ながら、現在は参拝に対して反対の立場です。もちろん今回の質問を書く前からの話です。
ただし総理や陛下の慰霊や追悼については賛成であり、むしろ先人のためにすべきことだと思っています。
すでに裁かれた、あるいは自決した彼らを追悼すること自体には反対しませんし、私は東条には同情している部分があるのですが、
責任者である彼らと戦没者を同じ場所で慰霊の対象にするのは国内においても微妙だと思う人はいて当然の問題だと思っています。
ですが餓死や病死も多かったとはいえ靖国は戦没者が死後に行く場所として考えていた場所の一つでもあります。
それが国家神道によるものだとしてもです。遺族の気持ちもわかりますし、参拝する人たちの気持ちもわかります。
それでも問題になるのであれば別の施設を建ててでも、慰霊をすべきだと思っていました。
ご存知の通り石破氏(や過去には古賀氏)など自民党内にも分祀論者はいます。
それまでは千鳥ヶ淵戦没者墓苑で慰霊をするのが米国が示した通り現状の正解だと思っています。
ですが今回の件で一部で必要以上に靖国自体にある問題を指摘し続けたり、総理の思想はこうなんだろうと言う人たちを見て、
・公人と靖国の問題ではないのか
・総理に慰霊や平和への意思が全くないと本当に思っているのだろうか
という疑問がよぎったわけです。
改めて、その疑問に回答してくださった方はありがとうございました。
結局総理と靖国とA級戦犯と国際的反応の話ばかりに終始していて、私の質問への回答になっていません。
自分自身が靖国自体にできればどうなって欲しいと思っているのか、一般人が参拝することをどう思うのか、
国際的な話とは関係なく自身がA級戦犯についてどう思っているか、は答える気がないんですね。
あるいは本音を答えてしまうと問題視されかねないと自覚しているから回答を避けたということでしょうか。
賛成派を臭わせて「そんなことないに決まってるだろう!」という多くの回答を誘ったつもりが、
結局逆効果になったことも自覚していますが、少し残念に思っています。
とはいえ反応があっただけでも良かったですし、この質問を機会に考えた結果本音は書かなかった人もいるでしょう。
トラックバックでの質問と id:questiontime さんの質問には回答しておきます。
日本政府は東京裁判を公式に否定していないよね。で、君は東京裁判を前提としている現在の日本という国の在り方を、どう思ってるの? 否定する?
上記を読んでいただければわかる通り私は東京裁判を肯定する立場です。
可能ならその後のためにも、日本人自身が国内法でも裁くべきであったとは思います。
そうは思いません。ですが現状多くの問題を抱えながらも、靖国は戦没者の慰霊施設の一つという認識です。
戦没者のどれくらいの割合かは根拠を出せませんが、彼らが靖国に行くものとして死んでいったからです。
本音がどうなのかを聞いてみたかっただけでそれについて肯定も否定もするつもりはありませんでした。
強いて言えば、自分と今靖国叩きをしている人たちの間にある溝を確認してみたくなった、というところでしょうか。
自分のブログがある方は今一度以下について書いてみてはどうでしょうか。
・慰霊や追悼のあるべき姿とは
>2. 他の大臣や国会議員が参拝することに対してはどう思っているの?
少なくとも、政府が第2次世界大戦で日本が行った戦争を反省している立場を守るのであれば、総理大臣を含む閣僚は行くべきではないと考える。
>3. 非宗教の慰霊施設を建ててそこで祈るとして、そこでA級戦犯は祀っちゃいけないの?
>4. A級戦犯は未来永劫許されないし全人類が唾を吐き続けなければいけない存在なの? A級戦犯を許さないのは平和に対する行いなの?
まず、A級戦犯は「戦争責任者」のように扱われがちであり、国際社会からもそのように理解されていると思われる(多分)。しかし、ご存知のようにA級戦犯は名誉回復をされた方もおり、A級戦犯=戦争責任者というのは、政府の公式見解ではない。今の政府の公式見解では、戦争責任について、「政府として、具体的に断定することは適当でないと考える。」としており、はっきりしない。http://tamutamu2011.kuronowish.com/sekisininshikifukusimamizuho.htm
靖国問題ではA級戦犯がクローズアップされがちだが、問題はA級戦犯が合祀されている事ではなく、戦争責任者とおぼしき人が合祀されている事だ(ただし、責任者がA級戦犯とかぶる部分があるのは事実だろう。例えば東条英機は、戦争についての責任を免れ得ないと思われる)。
責任者については日本人の手で決めるべき事だ。そしてその議論については国際社会にその内容をしっかりと訴えるべきだろう。この際、当時生きていた(少なくとも参政権を有した)日本人全体に責任があるといった結論は不適切だ。一面の事実ではあるが、責任者を特定しなければ、責任が曖昧になるからだ。なお、責任の中には、ほとんど勝ち目の無い馬鹿馬鹿しい戦争を始め、めちゃくちゃな作戦で多くの日本人を無意味に殺した責任も含まれる(兵士の死因の大半は餓死と病死だそうだ。実に馬鹿馬鹿しい)。
>5. 平和に対する罪は人道に対する罪より許されないの? 他の戦犯は慰霊施設で祀ってもいいの?
慰霊については構わないと考える。どんな悪事を働いた極悪人でも慰霊はなされる。ただ、政府が慰霊施設を作るのであれば、第二次大戦の死者を弔う事を目的となるため、馬鹿げた戦争の責任者をともに弔うのは他の英霊に対して失礼だと考える。(もちろん戦争責任者の遺族が個人的にお墓を作る等は構わない)
>6. ぶっちゃけ「靖国神社を国が潰すべきだ」とか思ってない?
>7. 「靖国神社を参拝する一般人も死ねば良いのに」とか思ってない?
>8. 靖国どころか神道自体嫌いで「神道滅びればいいのに」とか思ってない?
靖国神社には参拝した事もある(心の中で慰霊だけ行いました)。一宗教団体として存在する事は構わないし、どんな歴史観を主張しても構わないだろう。
一方で、内閣総理大臣の立場にあるものが参拝するからには、そこには確実に政治的意味が生じてしまう。(いくら私人として、と主張しても)
靖国神社は慰霊とともに顕彰を行う施設だ。顕彰とは「善行や功績などを広く知らせて表彰すること」だ。例えば、上で述べたように東条英機の戦争責任が免れ得ないものとすると、政府が公式に謝罪している戦争の責任者の行為を靖国神社は顕彰している。にもかかわらず、内閣総理大臣が参拝を行うのは矛盾している。よく言われる「日本は本当は戦争を反省していないんじゃないのか?」という奴だ。
>9. 実際は靖国参拝とは関係なく政府はPKO活動とか平和のための活動もしているし、総理自身平和に向けた発言もいくつもあるわけだけど「総理は戦争がやりたいと考えているから靖国に参拝するんだ」とか思っているの?
>10. 総理が実は韓国の特定の団体とは仲が良いことはどう思う? 総理は本当に中国や韓国、あるいはその政府が嫌いだと思う?
>11. 総理に限らず石破とか周囲にはあの戦争は誤りだったとする発言は結構あるけど、本当に自民党は戦争や決定的な対立を望んでいると思っているの?
>12. 総理が靖国を参拝した本当の目的はなんだったと思う? その目的のために本当は何をすべきだと思う?
おそらくだが、「日本の誇りを取り戻す!」といった意図だろう。今回の参拝は明らかに外交上は失策だが、それを分かっていても「取り戻す!」ことを優先したと思われる。
ここでの「日本の誇り」とは、戦争で国のために命を落とした日本兵へ慰霊と顕彰ができること、だと思われる。しかしそもそも、国際社会はそうした日本兵への慰霊を問題視しているのではない。(戦争の責任者として認識されている)A級戦犯に対する政府の顕彰行為が問題視されているのだ。(日本兵への顕彰をどう思っているかは不勉強なので分からん)
目的のためにするべき事としては、
①日本人の手で戦争の責任者を決める。責任の所在を明らかにする。それが国際社会の常識と異なるのであれば、資料等を用いながら理解を求める。
②不戦の誓いを新たにし、戦争で国のために命を落とした日本兵のための慰霊施設を設立する。顕彰については難しい問題だと思う。一兵士は一有権者でもあり、完全に戦争の責任が無かったとは言いがたいからだ。
靖国参拝批判が軽い。
国が一方的に、ある日突然一般国民を赤紙で徴集し、戦地へ送り、大勢死なせたんだから、死んだら靖国神社で英霊として祀るっていう約束は守らなければならない。
首相は戦地に赴く覚悟で参拝してほしい。暗殺されそうになっても参拝すべき。そういう責任があると思う。
もっと言うなら国民にも戦争責任があるならば、諸外国に馬鹿にされても、悪者にされても、参拝すべきとではないか?
そういう責任の引き受け方、非戦の誓いもあると思う。
戦犯がいるとか他に宗教色の薄い政治的に正しい施設があるとか批判はあるけど、それでもなお「靖国で会おう」と言って死んだ兵士と遺族がいることにはかわりないわけで。
戦後作った墓苑でそう簡単にかわりになるような軽いものではないと思う。
外交的にまずいんじゃないかという懸念はその通りだと思うけど、参拝するなあきらめろという意見はどうかと思う。
ブコメの批判を見てるともっとカジュアルにdisってるのもあるし、そんなに犠牲になった人の命や名誉や遺族の思いって安っぽいものだったのかと。
生徒問う
歴史は現代に於いて何らかの役に、皆の為にならなければ意味を為さないという風潮が現代にはよくあると思います。
しかし、先ほどのベルグソンのお話の中で、自己流に信じていく、思い出していくことが大切だと先生は語られました。
その話を聞き、歴史の大事なところは、大きな力はそこあると思われるのですが、その点について、先生にお伺いします
小林、答えて曰く
悪い歴史観2つ
TVで役者が大公秀吉を演じてますが、あんなの秀吉じゃないですよ
現代の俳優が演じられるような男ではないですよ、秀吉は。よく読むとね
それと「本当はこうであった」という歴史。神武天皇なんて嘘だという歴史
歴史とはみんな信じられたものです。信じられた通りに信ずることが出来ないなら歴史は読まないほうがいいんです
これ本居宣長の説です。古事記の神話をみんなあの通りだと信じたんです。あれが神話時代の歴史であったんです
それが信じられないなら読まないほうがいいんです
白石が最近評判がいいのは、現代の歴史家はみんな「本当はこうであった」という歴史をやっているからだ
まず昔の人が信じた通りに、自分もそれを経験することが出来ないなら、歴史など読まないほうがいいのです
現代の歴史家で、そういう点を一番徹底しているのはクローチェです。彼はこう言ってる
歴史とは現代史だ。現代人が、ある史料を以て過去に生きることが出来るなら、歴史家と言えるのです
だから君、貝殻を生きることは出来ないじゃないか(考古学的な歴史は)
昔は歴史を鏡と言ったんです。鏡の中にはおまえ自身が映るんです
歴史は現代史というのは、現代の我々が、歴史をもう一遍生きてみることが出来るという経験を指して言うのです
古事記の言うことがどこまで嘘でどこまで本当かというのは学問であっても、歴史ではない。僕の言う歴史ではないんです
今歴史という言葉が非常に流行っているけども、一番忘れられているのは、鏡としての歴史です
増鏡とか今鏡とか、どういう精神で、心持で歴史を鑑と呼び書いたか、今の人がもう忘れてしまったことが、大変いけないことなんです
平素よりお世話になっております。
http://anond.hatelabo.jp/20120922164617
とある地方公務員が日々思ったことを10のコラムに分けて書いてみた
http://anond.hatelabo.jp/20121012225331
http://anond.hatelabo.jp/20121013233222
今回は地方で地味に活躍している日本共産党について書いてみたいと思います。
※これは地方公務員の立場というよりも、あくまで私の個人的な意見です。
※私は日本共産党員ではありません。
※また、一部は私自身の体験ではなく、別の同僚の体験も含まれています。
職務を行なっていると、地方議員と絡むことが多いです。特に議員は地域と密接に関係しているので支持者の陳情や苦情などを仲介して窓口にやってくるわけです。
たとえば、コンバインを通したいから農道を舗装してくれとか、今度町内会でイベントするから職員を派遣してくれ、といった類ですね。
その中で日本共産党の主戦場は、なんと行っても福祉部門です。生活保護、健康保険、介護保険、といった分野は特に力を入れています。
そして、生活保護では一緒に窓口にやってきて、受給希望者にマンツーマンで手続きを教えている光景を見ることができます。
共産党の議員が生保の窓口に来るというと、何か高圧的なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、むしろ逆でお手数をおかけしてすみません、といった感じでやってきます。
日本共産党の議員は、元々福祉現場で働いていた経験のある人も多いので、福祉現場の苦労がわかるのかもしれません。
また、日本共産党はおばちゃん議員も多いので、気楽な感じで話せることも多く、生活保護受給者の世話を焼いているおばちゃんって感じです。
私は役所に入る前は、日本共産党=左翼=ヤバい人みたいなイメージしかなかったのですが、福祉に関われば関わるほど日本共産党の福祉における役割は大きいと感じるようになりました。
ケースワーカー、民生委員だけでは対応できない地域の特殊な問題も、共産党の議員、もしくは共産党関係者が間に入ることで解決した事例もあります。
※逆に保守系の議員は、横柄な人が多いです。やはり、地方議員といえど地域に対して一定の影響力をもっていますので、農業団体、建設業、医師、自営業、商工などなど、あらゆる方面でやはり保守系議員の影響力があります。
地方はやはり、保守系議員の力が圧倒的に強いので職員も神経を使う相手です。ただ、保守系の議員といっても、別に熱狂的な自民党議員というわけでなく、農家のおっちゃんだったけど青年活動していた成り行きで自民党会派に入ったというケースが多いです。
なので、根が地方のおっちゃんなので理屈よりも情とかお付き合いとか理屈じゃないところで落とし所を探るらしいです。(ベテラン職員はこれが本当に上手い。)
逆に若手保守議員は、尖閣問題とか憲法改正とか異常に関心が強いので、ちょっと怖いです。まぁ、元々代議士秘書していた人が多いからかもしれませんが、、、
生活保護を希望する人の中には、本当に困った人がいます。生活保護を支給してもすぐパチンコに使ってしまう人。家庭訪問で話をしようにも、すぐ怒る人。要するに普通の生活が営めない人です。
そういう方の自立支援をサポートするのを本来ケースワーカーに求められているわけですが、現在ケースワーカー一人当たり100世帯以上受け持つ事もザラなので、そんな余裕ありません。
また、公務員の人事システム上、ケースワーカーとして十分に実力が身につく前に異動になってしまい専門性が身につかないという問題があります。
その間隙をついて、日本共産党が独自の支援体制を作っています。具体的には地区ごとに相談窓口(法律、医療、税金)などをワンストップに受け入れる体制を作っています。
これは後述しますが、これが日本共産党の強みであり、他の政党にはない点でしょう。
また、日本共産党の人は、何というか普通の私達がみたら、ちょっとお人好しなんじゃないか、ということ平気でやります。
・時々いる困った市民にも切々と説得
などなど、はっきり言って行政なら、それはいくらなんでもやりすぎ、業務の範囲外とおもわれることもやります。
当然、いくらなんでもということはしませんが、基本的に良い人が多いです。
生活保護は、現在の日本共産党がオスプレイ、原発、大阪維新の会と同じくらい関心のあるテーマの一つです。
日本共産党という政党は基本的に個人事務所というよりも、あくまで日本共産党の支部ということで地方議員の事務所を構えています。
その日本共産党の事務所は、だいたい経済的に困窮した人の相談場所として利用されているようです。
どういうマーケティングを行なっているか本当に謎ですが、日本共産党の事務所にはワーキングプア、高齢者、障害者といった社会的弱者を見つけ、行政の支援につなげています。
日本共産党の支援で生活保護を受給した方に話しを聞いたことがあるのですが、その方はもともとホームレスをしていたところに共産党の議員が差し入れを毎日持ってきてことがきっかけで知り合い、生活保護を受給した方です。
最初は生活保護は恥ずかしいと思っていたが、毎日その議員と話をしているうちに考えが変わってきたとのことです。
なので、共産党のマーケティングと書きましたが内実は地道なドブ板営業なのかなぁと思いました。確かに共産党の支持組織としては医療生協や民商、共産党系の労働組合である自治労連などがありますが、案外普通の議員なら相手にしないような、つまり票にならないような市民を特に重視しているのかもしれません。
かつてエントリーの中で共産党のネットワークについて書きましたが、改めて書きたいと思います。日本共産党は先述の通り医療機関として医療生協、中小企業、零細企業組合として民主商工会、その他にも多くの組織と連携しているので非常に行政としては重宝しています。
だいたい地域の貧困問題に取り組んでいる団体があれば、直接的、間接的にせよ、共産党関係者が絡んでいることが多いと思います。それは共産党に限らず、社民党にせよ、民主党左派にせよ、いわゆる人権派、リベラル派というものは草の根でネットワークを作っているようです。
現在の日本は、自民党にせよ、民主党にせよ、基本的に保守派が大多数であるので、リベラル派というものが弱いという土壌があります。なので、人権問題に取り組んでいる弁護士や活動家は、政党の選択肢が少ないので共産党を支持しているというのが現状のようです。(当然、熱狂的な共産党支持者もいますが)ただ、弱者救済で積極的に取り組み、それなりに体制ができているのは今の主要政党では日本共産党ぐらいであるのは事実だと思います。
告白すると、お付き合いの関係で私もしんぶん赤旗を取るようになりました。ちなみにしんぶん赤旗というのは共産党の機関紙ですが、しんぶんという名前からわかるように独自の視点からニュースを発信しています。
最初はお付き合いで購読していたのですが、案外おもしろい。当然、あくまで共産党のバイアスがかかっているわけですが、それが逆にはっきりしているからわかりやすいです。
たとえば、最近話題になった次長課長の河本問題も、生活保護の扶養義務について詳細に書いていました。あれは実務をやっている人間ならわかるのですが、そもそも不正受給ではありませんし、扶養義務も道義的には人それぞれ感じるところがあるかもしれませんが生活保護法では定められていません。
憲法25条を持ち出すこともなく、現在の法制度では特に問題はありませんでしたが、ある保守系女性議員がきっかけで、マスコミが一斉にキャンペーンを行なっている中でしんぶん赤旗だけは筋が通っていました。
しんぶん赤旗は、大企業スポンサーがいないということでスクープが多いように思います。原発の裏にあった談合などは、原発ムラの実態もわかりましたので非常に興味深いものでした。
なので、他の新聞にはない視点を与えてくれるのがしんぶん赤旗の面白いところかな、と
ただ分析に関しては、特に安全保障についてはちょっと疑問が残るところは多々ありますが。その話題は今回のエントリーから外れるので控えます。
また経済政策に関しても、消費増税は内需を冷え込ませるのはそのとおりですが、その財源として法人税増税といった大企業の社会的責任の強化、労働規制の強化というのはちょっと今の社会情勢から見て厳しいのかなぁとも思います。
ただ何にせよ、分析能力に関しては僕も修行中ですので、コレも控えたいと思います。
また、やっぱり共産党の機関紙であるせいか、やたら大躍進とか、大きな一歩とか、煽りっぽい見出しになるのは仕方がないですね。
確かに日本共産党が与党に入るのは、やっぱり怖いです。ただ、日本共産党は現在のような貧困が存在している社会情勢ではやはり必要だと思います。
今後、消費税増税によってより一層中小零細企業が淘汰され、失業が増えれば、より共産党の存在意義が増すことになると思います。
これって、大学の時にちょっとカジッたマルクスの歴史観そのままじゃないかと、ちょっと不安になったりします。
ただ、本来政治の役割はあくまで弱者のためにあり、決して圧力団体の手足ではないはずですが、現状は後者の方が当たり前になっています。
弱者救済は、地方であれ、生活保護受給者であれ、時にバラマキと呼ばれます。なので、強い人に力を集中させれば、結果的に弱者におこぼれが回ってくるという学説がありますが、果たしてそうでしょうか。
仮にそれが事実だとしても、その恩恵はいつ弱者に回るのでしょうか。だったら、行政、ましては政治なんて本当に要らないのかもしれません。
資本主義の発展でも、弱者の救済でもどちらにせよ共産党の存在が必要だと思います。
皮肉なことに資本主義の発展を語る上で、所得の再分配がなくては資本主義の発展はありえませんので、共産党の活動が結果的に資本主義の延命に貢献しているのではないかと思ったりもします。
以上のように共産党推しでちょっと辟易した人もいますが、共産党のあの直向な姿はそれなりの奉仕の精神がなければ真似できないと思います。
共産党の実直な姿こそ、本来公僕としての公務員に求められているのかと思うと、何だか身の引き締まる思いです。
追記です。
http://anond.hatelabo.jp/20121022220611
ブログを始めました
>リフレ派はすぐに机上の極論持ち出すからダメなんだって話でしょ
リフレ派の基となるクルーグマンのモデルにしても、長年積み上げられたマクロ経済学の延長上にあるもので極論とは程遠いし、
その他の参考にしているものも、(たとえばサージェントの4大インフレーションの終焉など)歴史観察によるものが多く極論とは程遠い。
そして、直近の実証分析(たとえばhttp://www.mof.go.jp/pri/research/discussion_paper/ron218.pdfなど)は当然ながら極論とは程遠い。
「リフレ派はすぐに机上の極論持ち出す」というのはガセに過ぎず、そんなガセを信じて拡散してるとすれば、『自分はリフレについて殆どまともに知らないくせにリフレ批判したがる「知ったか」』だと言っているようなもの。
橋下市長が指摘「偏狭なナショナリズムが高まっている」 ― スポニチ Sponichi Annex 社会
↑はじめは「お前が言うな」と思ったが、ひょっとしてこれは彼は彼なりに真面目にそう考えているのでは、と思いなおした。
ここで出てくる「子どもに近現代史を学ばせる施設を造る構想」とは、大阪人権博物館(リバティおおさか)と大阪国際平和センター(ピースおおさか)とを統合して、「新しい歴史教科書をつくる会」などに助言を受けて作る新しい歴史博物館のこと。
「つくる会」呼んでおいて「偏狭なナショナリズムがどうこう」とか言うなよ、と思ったんだが、どうも本気で新施設で歴史観を養おうとしてる様子。
ひょっとしてこれ、橋下市長的にはつくる会の意見を入れて「両論併記」すれば自然とバランスのよい歴史観になると考えているのでは。
いや、もちろんただの推測なんだが、そうだとするとid:Apemanあたりが切れそうなので楽しみである。
とりあえす録画画像公開待ち。http://www.pref.osaka.jp/daitoshiseido/togohonbu/index.html