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はてなキーワード: コンクリートとは

2021-04-13

anond:20210413193046

汚染水タンクに保管して海保関係者被爆しないのかね

巡視船の中の放水タンクはたぶん鉄筋コンクリートで遮蔽はされてないよね?

汚染水安全から大丈夫なのかね

2021-04-12

東京馬鹿どもへ

お前たちが馬鹿すぎるせいでバカ政治家しか選ばれなくなっちゃったね。

お前たちが馬鹿すぎるせいでもう何をやってもコロナを抑えることはできなくなっちゃったね。

お前たちが馬鹿すぎるせいで東京とは無関係な俺たちまでコロナリスクに晒されてるんだよね。

お前たちが馬鹿すぎるせいで東京とは無関係な俺たちの金が東京に流れちゃってるんだよね。

お願いだからお前たち東京馬鹿どもは一人残らずコロナで死んでくれ。コロナが嫌なら首都直下地震で頭をコンクリートで潰されて2~3秒激痛でビクンビクンして死んでくれ。

2021-04-06

anond:20210406073237

フェンスのネジ4本外し、既存ブロックの上を少し削り、振動ドリルで穴開け、ケミカルアンカーを打ち込んで、コンクリート床板をはめ込んで固定し、隙間をモルタルで埋めるだけの作業警備員必要なんですか。

これで警備員必要なら、ホーム上の落ち葉掃除や、駅で待ってる上客の方がよほど危険性が高い。何しろ工事ホームの外からできるので。

でも列見とやらをたてている姿は見当たらないよね。なぜなら、公共工事ならば金をふんだくれる事をよく知っているから。工事を伸ばしたら伸ばした分だけ基礎的な費用に参入できて、運賃値上げの理由にできるから

JRの印象、あるときインフラをやっている企業でござい、だから格安土地差し出せ、安全が一番だから工事資格のある企業(※系列会社以外には資格を出さない)じゃないと駄目といい、あるとき民間企業から金は出せないと言う。

立場を使い分けて、お役所仕事民間企業の悪いところを合併したような感じになってる。鉄道貴族って感じ。

それを当然の様に代弁するあんたらはさしずめ、貴族様に抱えられて自分が偉くなったつもりで仕事をしている傭兵だよ。次のページで惨殺されて発見される類の手合い。

2021-04-05

田舎無人駅バリアフリー車椅子対応

鉄道バリアフリーの話が出ているので地元の話を少し。JR基本的にやる気が無いし期待できないと言う話をする。

そこはホームがあるだけの無人駅。そこが、この間(と言っても結構前だが)バリアフリーというか、車椅子対応した。方法は、病院にあるような長い、自走でも上れるような緩いスロープの設置。

車椅子中学校を通いきった坊主高校進学する事になったので、いっちょ作ってやるという事になった。

駅前には地区会所有の空き地があり非公式駐車場みたいに使われているが、ここを使えばスロープは普通にできそうだった。

元々地元では、自分たち公共施設道路などを補修する場合材料費などは町が出してくれる制度があり、費用の目処がついた。

作る方も勝手知ったる地元民で、もう慣れたものである。実際にはプロも混ざっている。それで作ることになったのだが、ここで問題になったのがJR

なんか知らんのだが、JR駅の工事は、JR実質的グループ会社建設しか工事をしてはいけないなるルールがあるのだとか言い始めたのである

ホーム上でやる工事と言えば、フェンスを取り外すくらいなのに、である

からといって、一日の利用人数が2桁という無人駅で、JRスロープ設置工事をやるわけもない。しかし、工事してもホーム接続することは駄目だと。

そして、JRお抱えの建設屋に見積もりを出すと、700万円近い見積が来るという有様で話にならない。

揉めて、結局利用する子ども入学には間に合わなかった。

最終的には、入り口の直前までを地区会で作り、最後ホームとの接続部分を町がJR費用負担をすることを前提に要望し、JR工事を請け負い、業者発注すると言う方式工事が行われた。

スロー本体費用16万ちょいできた。盛り土をして、基礎コンクリートスロープ用コンクリブロックを埋め込み、単管パイプだけど手すりもちゃんとある

一方、最後接続部分は120万円かかった。フェンスを外して、コンクリブロックを2つ埋め込むだけでこれだけとられた。

安全面とか色々とあるのはわかる。

わかるが、基本的あいつらにバリアフリー意識なんてないので、ほっといても改善することは無いと思う。

2021-04-04

anond:20210404014937

代議士弱者男性仕事を宛てがってやってたんだよ。

公共事業の土方だったり、誘致した工場の工員だったり。

そうやって職につけて所帯も持てた弱者男性はそりゃあ一生自民党投票し続けるわな。

この古き良き土建政治が続いていたならば、田舎低学歴・低スキル男の所得と既婚率は今よりも相当にマシだったはず。

そして民主党は「プー太郎ゼロになるまでコンクリート」をマニフェストにすべきだった。そうしていれば今も田舎民主党支持の分厚い票田があったはず。

2021-04-02

今日みたいないいお天気で桜が満開で日差しが暖かくて風が心地よい日にやることがコンクリートの檻に閉じこもって労役するだけなんて

2021-03-22

赤い部屋

異常な興奮を求めて集った、七人のしかつめらしい男が(私もその中の一人だった)態々わざわざ其為そのためにしつらえた「赤い部屋」の、緋色ひいろの天鵞絨びろうどで張った深い肘掛椅子に凭もたれ込んで、今晩の話手が何事か怪異物語を話し出すのを、今か今かと待構まちかまえていた。

 七人の真中には、これも緋色の天鵞絨で覆おおわれた一つの大きな円卓子まるテーブルの上に、古風な彫刻のある燭台しょくだいにさされた、三挺さんちょうの太い蝋燭ろうそくがユラユラと幽かすかに揺れながら燃えていた。

 部屋の四周には、窓や入口のドアさえ残さないで、天井から床まで、真紅まっかな重々しい垂絹たれぎぬが豊かな襞ひだを作って懸けられていた。ロマンチック蝋燭の光が、その静脈から流れ出したばかりの血の様にも、ドス黒い色をした垂絹の表に、我々七人の異様に大きな影法師かげぼうしを投げていた。そして、その影法師は、蝋燭の焔につれて、幾つかの巨大な昆虫でもあるかの様に、垂絹の襞の曲線の上を、伸びたり縮んだりしながら這い歩いていた。

 いつもながらその部屋は、私を、丁度とほうもなく大きな生物心臓の中に坐ってでもいる様な気持にした。私にはその心臓が、大きさに相応したのろさを以もって、ドキンドキンと脈うつ音さえ感じられる様に思えた。

 誰も物を云わなかった。私は蝋燭をすかして、向側に腰掛け人達の赤黒く見える影の多い顔を、何ということなしに見つめていた。それらの顔は、不思議にも、お能の面の様に無表情に微動さえしないかと思われた。

 やがて、今晩の話手と定められた新入会員のT氏は、腰掛けたままで、じっと蝋燭の火を見つめながら、次の様に話し始めた。私は、陰影の加減で骸骨の様に見える彼の顎が、物を云う度にガクガクと物淋しく合わさる様子を、奇怪なからくり仕掛けの生人形でも見る様な気持で眺めていた。

 私は、自分では確かに正気の積りでいますし、人も亦またその様に取扱って呉くれていますけれど、真実まったく正気なのかどうか分りません。狂人かも知れません。それ程でないとしても、何かの精神病者という様なものかも知れません。兎とに角かく、私という人間は、不思議な程この世の中がつまらないのです。生きているという事が、もうもう退屈で退屈で仕様がないのです。

 初めの間うちは、でも、人並みに色々の道楽に耽ふけった時代もありましたけれど、それが何一つ私の生れつきの退屈を慰なぐさめては呉れないで、却かえって、もうこれで世の中の面白いことというものはお仕舞なのか、なあんだつまらないという失望ばかりが残るのでした。で、段々、私は何かをやるのが臆劫おっくうになって来ました。例えば、これこれの遊びは面白い、きっとお前を有頂天にして呉れるだろうという様な話を聞かされますと、おお、そんなものがあったのか、では早速やって見ようと乗気になる代りに、まず頭の中でその面白さを色々と想像して見るのです。そして、さんざん想像を廻めぐらした結果は、いつも「なあに大したことはない」とみくびって了しまうのです。

 そんな風で、一時私は文字通り何もしないで、ただ飯を食ったり、起きたり、寝たりするばかりの日を暮していました。そして、頭の中丈だけで色々な空想を廻らしては、これもつまらない、あれも退屈だと、片端かたはしからけなしつけながら、死ぬよりも辛い、それでいて人目には此上このうえもなく安易生活を送っていました。

 これが、私がその日その日のパンに追われる様な境遇だったら、まだよかったのでしょう。仮令たとえ強いられた労働しろ兎に角何かすることがあれば幸福です。それとも又、私が飛切りの大金持ででもあったら、もっとよかったかも知れません。私はきっと、その大金の力で、歴史上の暴君達がやった様なすばらしい贅沢ぜいたくや、血腥ちなまぐさい遊戯や、その他様々の楽しみに耽ふけることが出来たでありましょうが、勿論それもかなわぬ願いだとしますと、私はもう、あのお伽噺とぎばなしにある物臭太郎の様に、一層死んで了った方がましな程、淋しくものういその日その日を、ただじっとして暮す他はないのでした。

 こんな風に申上げますと、皆さんはきっと「そうだろう、そうだろう、併し世の中の事柄に退屈し切っている点では我々だって決してお前にひけを取りはしないのだ。だからこんなクラブを作って何とかして異常な興奮を求めようとしているのではないか。お前もよくよく退屈なればこそ、今、我々の仲間へ入って来たのであろう。それはもう、お前の退屈していることは、今更ら聞かなくてもよく分っているのだ」とおっしゃるに相違ありません。ほんとうにそうです。私は何もくどくどと退屈の説明をする必要はないのでした。そして、あなた方が、そんな風に退屈がどんなものだかをよく知っていらっしゃると思えばこそ、私は今夜この席に列して、私の変てこな身の上話をお話しようと決心したのでした。

 私はこの階下のレストランへはしょっちゅう出入でいりしていまして、自然ここにいらっしゃる御主人とも御心安く、大分以前からこの「赤い部屋」の会のことを聞知っていたばかりでなく、一再いっさいならず入会することを勧められてさえいました。それにも拘かかわらず、そんな話には一も二もなく飛びつき相そうな退屈屋の私が、今日まで入会しなかったのは、私が、失礼な申分かも知れませんけれど、皆さんなどとは比べものにならぬ程退屈し切っていたからです。退屈し過ぎていたからです。

 犯罪探偵遊戯ですか、降霊術こうれいじゅつ其他そのたの心霊上の様々の実験ですか、Obscene Picture の活動写真や実演やその他のセンジュアル遊戯ですか、刑務所や、瘋癲病院や、解剖学教室などの参観ですか、まだそういうものに幾らかでも興味を持ち得うるあなた方は幸福です。私は、皆さんが死刑執行のすき見を企てていられると聞いた時でさえ、少しも驚きはしませんでした。といいますのは、私は御主からそのお話のあった頃には、もうそういうありふれた刺戟しげきには飽き飽きしていたばかりでなく、ある世にもすばらしい遊戯、といっては少し空恐しい気がしますけれど、私にとっては遊戯といってもよい一つの事柄発見して、その楽しみに夢中になっていたからです。

 その遊戯というのは、突然申上げますと、皆さんはびっくりなさるかも知れませんが……、人殺しなんです。ほんとうの殺人なんです。しかも、私はその遊戯発見してから今日までに百人に近い男や女や子供の命を、ただ退屈をまぎらす目的の為ばかりに、奪って来たのです。あなた方は、では、私が今その恐ろしい罪悪を悔悟かいごして、懺悔ざんげ話をしようとしているかと早合点なさるかも知れませんが、ところが、決してそうではないのです。私は少しも悔悟なぞしてはいません。犯した罪を恐れてもいません。それどころか、ああ何ということでしょう。私は近頃になってその人殺しという血腥い刺戟にすら、もう飽きあきして了ったのです。そして、今度は他人ではなくて自分自身を殺す様な事柄に、あの阿片アヘン喫煙に耽り始めたのです。流石さすがにこれ丈けは、そんな私にも命は惜しかったと見えまして、我慢我慢をして来たのですけれど、人殺しさえあきはてては、もう自殺でも目論もくろむ外には、刺戟の求め様がないではありませんか。私はやがて程なく、阿片の毒の為に命をとられて了うでしょう。そう思いますと、せめて筋路の通った話の出来る間に、私は誰れかに私のやって来た事を打開けて置き度いのです。それには、この「赤い部屋」の方々が一番ふさわしくはないでしょうか。

 そういう訳で、私は実は皆さんのお仲間入りがし度い為ではなくて、ただ私のこの変な身の上話を聞いて貰い度いばかりに、会員の一人に加えて頂いたのです。そして、幸いにも新入会の者は必ず最初の晩に、何か会の主旨に副そう様なお話をしなければならぬ定きめになっていましたのでこうして今晩その私の望みを果す機会をとらえることが出来た次第なのです。

 それは今からざっと三年計ばかり以前のことでした。その頃は今も申上げました様に、あらゆる刺戟に飽きはてて何の生甲斐もなく、丁度一匹の退屈という名前を持った動物ででもある様に、ノラリクラリと日を暮していたのですが、その年の春、といってもまだ寒い時分でしたから多分二月の終りか三月の始め頃だったのでしょう、ある夜、私は一つの妙な出来事にぶつかったのです。私が百人もの命をとる様になったのは、実にその晩の出来事動機を為なしたのでした。

 どこかで夜更しをした私は、もう一時頃でしたろうか。少し酔っぱらっていたと思います寒い夜なのにブラブラと俥くるまにも乗らないで家路を辿っていました。もう一つ横町を曲ると一町ばかりで私の家だという、その横町何気なくヒョイと曲りますと、出会であいがしらに一人の男が、何か狼狽している様子で慌ててこちらへやって来るのにバッタリぶつかりました。私も驚きましたが男は一層驚いたと見えて暫く黙って衝つっ立っていましたが、おぼろげな街燈の光で私の姿を認めるといきなり「この辺に医者はないか」と尋ねるではありませんか。よく訊きいて見ますと、その男自動車運転手で、今そこで一人の老人を(こんな夜中に一人でうろついていた所を見ると多分浮浪の徒だったのでしょう)轢倒ひきたおして大怪我をさせたというのです。なる程見れば、すぐ二三間向うに一台の自動車が停っていて、その側そばに人らしいものが倒れてウーウーと幽かすかにうめいています交番といっても大分遠方ですし、それに負傷者の苦しみがひどいので、運転手は何はさて置き先ず医者を探そうとしたのに相違ありません。

 私はその辺の地理は、自宅の近所のことですから医院所在などもよく弁わきまえていましたので早速こう教えてやりました。

「ここを左の方へ二町ばかり行くと左側に赤い軒燈の点ついた家がある。M医院というのだ。そこへ行って叩き起したらいいだろう」

 すると運転手はすぐ様助手に手伝わせて、負傷者をそのM医院の方へ運んで行きました。私は彼等の後ろ姿が闇の中に消えるまで、それを見送っていましたが、こんなことに係合っていてもつまらないと思いましたので、やがて家に帰って、――私は独り者なんです。――婆ばあやの敷しいて呉れた床とこへ這入はいって、酔っていたからでしょう、いつになくすぐに眠入ねいって了いました。

 実際何でもない事です。若もし私がその儘ままその事件を忘れて了いさえしたら、それっ限きりの話だったのです。ところが、翌日眼を醒さました時、私は前夜の一寸ちょっとした出来事をまだ覚えていました。そしてあの怪我人は助かったかしらなどと、要もないことまで考え始めたものです。すると、私はふと変なことに気がつきました。

「ヤ、俺は大変な間違いをして了ったぞ」

 私はびっくりしました。いくら酒に酔っていたとは云いえ、決して正気を失っていた訳ではないのに、私としたことが、何と思ってあの怪我人をM医院などへ担ぎ込ませたのでしょう。

「ここを左の方へ二町ばかり行くと左側に赤い軒燈の点いた家がある……」

 というその時の言葉もすっかり覚えています。なぜその代りに、

「ここを右の方へ一町ばかり行くとK病院という外科専門の医者がある」

 と云わなかったのでしょう。私の教えたMというのは評判の藪やぶ医者で、しか外科の方は出来るかどうかさえ疑わしかった程なのです。ところがMとは反対の方角でMよりはもっと近い所に、立派に設備の整ったKという外科病院があるではありませんか。無論私はそれをよく知っていた筈はずなのです。知っていたのに何故間違ったことを教えたか。その時の不思議心理状態は、今になってもまだよく分りませんが、恐らく胴忘どうわすれとでも云うのでしょうか。

 私は少し気懸りになって来たものですから、婆やにそれとなく近所の噂などを探らせて見ますと、どうやら怪我人はM医院の診察室で死んだ鹽梅あんばいなのです。どこの医者でもそんな怪我人なんか担ぎ込まれるのは厭いやがるものです。まして夜半の一時というのですから、無理もありませんがM医院はいくら戸を叩いても、何のかんのと云って却々なかなか開けて呉れなかったらしいのです。さんざん暇ひまどらせた挙句やっと怪我人を担ぎ込んだ時分には、もう余程手遅れになっていたに相違ありません。でも、その時若しM医院の主が「私は専門医でないから、近所のK病院の方へつれて行け」とでも、指図をしたなら、或あるいは怪我人は助っていたのかも知れませんが、何という無茶なことでしょう。彼は自からその難しい患者を処理しようとしたらしいのです。そしてしくじったのです、何んでも噂によりますとM氏はうろたえて了って、不当に長い間怪我人をいじくりまわしていたとかいうことです。

 私はそれを聞いて、何だかこう変な気持になって了いました。

 この場合可哀相な老人を殺したものは果して何人なんぴとでしょうか。自動車運転手とM医師ともに、夫々それぞれ責任のあることは云うまでもありません。そしてそこに法律上処罰があるとすれば、それは恐らく運転手の過失に対して行われるのでしょうが事実上最も重大な責任者はこの私だったのではありますいか。若しその際私がM医院でなくてK病院を教えてやったとすれば、少しのへまもなく怪我人は助かったのかも知れないのです。運転手は単に怪我をさせたばかりです。殺した訳ではないのです。M医師は医術上の技倆が劣っていた為にしくじったのですから、これもあながちとがめる所はありません。よし又彼に責を負うべき点があったとしても、その元はと云えば私が不適当なM医院を教えたのが悪いのです。つまり、その時の私の指図次第によって、老人を生かすことも殺すことも出来た訳なのです。それは怪我をさせたのは如何にも運転手でしょう。けれど殺したのはこの私だったのではありますいか

 これは私の指図が全く偶然の過失だったと考えた場合ですが、若しそれが過失ではなくて、その老人を殺してやろうという私の故意から出たものだったとしたら、一体どういうことになるのでしょう。いうまでもありません。私は事実上殺人罪を犯したものではありませんか。併しか法律は仮令運転手を罰することはあっても、事実上殺人である私というものに対しては、恐らく疑いをかけさえしないでしょう。なぜといって、私と死んだ老人とはまるきり関係のない事がよく分っているのですから。そして仮令疑いをかけられたとしても、私はただ外科医院のあることなど忘れていたと答えさえすればよいではありませんか。それは全然心の中の問題なのです。

 皆さん。皆さんは嘗かつてこういう殺人法について考えられたことがおありでしょうか。私はこの自動車事件で始めてそこへ気がついたのですが、考えて見ますと、この世の中は何という険難至極けんのんしごくな場所なのでしょう。いつ私の様な男が、何の理由もなく故意に間違った医者を教えたりして、そうでなければ取止めることが出来た命を、不当に失って了う様な目に合うか分ったものではないのです。

 これはその後私が実際やって見て成功したことなのですが、田舎のお婆さんが電車線路を横切ろうと、まさに線路に片足をかけた時に、無論そこには電車ばかりでなく自動車自転車や馬車や人力車などが織る様に行違っているのですから、そのお婆さんの頭は十分混乱しているに相違ありません。その片足をかけた刹那に、急行電車か何かが疾風しっぷうの様にやって来てお婆さんから二三間の所まで迫ったと仮定します。その際、お婆さんがそれに気附かないでそのまま線路を横切って了えば何のことはないのですが、誰かが大きな声で「お婆さん危いッ」と怒鳴りでもしようものなら、忽たちまち慌てて了って、そのままつき切ろうか、一度後へ引返そうかと、暫しばらくまごつくに相違ありません。そして、若しその電車が、余り間近い為に急停車も出来なかったとしますと、「お婆さん危いッ」というたった一言が、そのお婆さんに大怪我をさせ、悪くすれば命までも取って了わないとは限りません。先きも申上げました通り、私はある時この方法で一人の田舎者をまんまと殺して了ったことがありますよ。

(T氏はここで一寸言葉を切って、気味悪く笑った)

 この場合危いッ」と声をかけた私は明かに殺人者です。併し誰が私の殺意を疑いましょう。何の恨うらみもない見ず知らずの人間を、ただ殺人の興味の為ばかりに、殺そうとしている男があろうなどと想像する人がありましょうか。それに「危いッ」という注意の言葉は、どんな風に解釈して見たって、好意から出たものしか考えられないのです。表面上では、死者から感謝されこそすれ決して恨まれ理由がないのです。皆さん、何と安全至極な殺人法ではありませんか。

 世の中の人は、悪事は必ず法律に触れ相当の処罰を受けるものだと信じて、愚にも安心し切っています。誰にしたって法律人殺しを見逃そうなどとは想像もしないのです。ところがどうでしょう。今申上げました二つの実例から類推出来る様な少しも法律に触れる気遣いのない殺人法が考えて見ればいくらもあるではありませんか。私はこの事に気附いた時、世の中というものの恐ろしさに戦慄するよりも、そういう罪悪の余地を残して置いて呉れた造物主の余裕を此上もなく愉快に思いました。ほんとうに私はこの発見に狂喜しました。何とすばらしいではありませんか。この方法によりさえすれば、大正の聖代せいだいにこの私丈けは、謂わば斬捨て御免ごめんも同様なのです。

 そこで私はこの種の人殺しによって、あの死に相な退屈をまぎらすことを思いつきました。絶対法律に触れない人殺し、どんなシャーロック・ホームズだって見破ることの出来ない人殺し、ああ何という申分のない眠け醒しでしょう。以来私は三年の間というもの、人を殺す楽しみに耽って、いつの間にかさしもの退屈をすっかり忘れはてていました。皆さん笑ってはいけません。私は戦国時代の豪傑の様に、あの百人斬りを、無論文字通り斬る訳ではありませんけれど、百人の命をとるまでは決して中途でこの殺人を止めないことを、私自身に誓ったのです。

 今から三月ばかり前です、私は丁度九十九人だけ済ませました。そして、あと一人になった時先にも申上げました通り私はその人殺しにも、もう飽きあきしてしまったのですが、それは兎も角、ではその九十九人をどんな風にして殺したか。勿論九十九人のどの人にも少しだって恨みがあった訳ではなく、ただ人知れぬ方法とその結果に興味を持ってやった仕事ですから、私は一度も同じやり方を繰返す様なことはしませんでした。一人殺したあとでは、今度はどんな新工夫でやっつけようかと、それを考えるのが又一つの楽しみだったのです。

 併し、この席で、私のやった九十九の異った殺人法を悉ことごとく御話する暇もありませんし、それに、今夜私がここへ参りましたのは、そんな個々の殺人方法告白する為ではなくて、そうした極悪非道の罪悪を犯してまで、退屈を免れ様とした、そして又、遂にはその罪悪にすら飽きはてて、今度はこの私自身を亡ぼそうとしている、世の常ならぬ私の心持をお話して皆さんの御判断を仰ぎたい為なのですから、その殺人方以については、ほんの二三の実例を申上げるに止めて置き度いと存じます

 この方法発見して間もなくのことでしたが、こんなこともありました。私の近所に一人の按摩あんまがいまして、それが不具などによくあるひどい強情者でした。他人が深切しんせつから色々注意などしてやりますと、却ってそれを逆にとって、目が見えないと思って人を馬鹿にするなそれ位のことはちゃんと俺にだって分っているわいという調子で、必ず相手言葉にさからたことをやるのです。どうして並み並みの強情さではないのです。

 ある日のことでした。私がある大通りを歩いていますと、向うからその強情者の按摩がやって来るのに出逢いました。彼は生意気にも、杖つえを肩に担いで鼻唄を歌いながらヒョッコリヒョッコリと歩いています。丁度その町には昨日から下水工事が始まっていて、往来の片側には深い穴が掘ってありましたが、彼は盲人のことで片側往来止めの立札など見えませんから、何の気もつかず、その穴のすぐ側を呑気そうに歩いているのです。

 それを見ますと、私はふと一つの妙案を思いつきました。そこで、

「やあN君」と按摩の名を呼びかけ、(よく療治を頼んでお互に知り合っていたのです)

「ソラ危いぞ、左へ寄った、左へ寄った」

 と怒鳴りました。それを態わざと少し冗談らしい調子でやったのです。というのは、こういえば、彼は日頃の性質から、きっとからかわれたのだと邪推して、左へはよらないで態と右へ寄るに相違ないと考えたからです。案あんの定じょう彼は、

「エヘヘヘ……。御冗談ばっかり」

 などと声色こわいろめいた口返答をしながら、矢庭やにわに反対の右の方へ二足三足寄ったものですから、忽ち下水工事の穴の中へ片足を踏み込んで、アッという間に一丈もあるその底へと落ち込んで了いました。私はさも驚いた風を装うて穴の縁へ駈けより、

「うまく行ったかしら」と覗いて見ましたが彼はうち所でも悪かったのか、穴の底にぐったりと横よこたわって、穴のまわりに突出ている鋭い石でついたのでしょう。一分刈りの頭に、赤黒い血がタラタラと流れているのです。それから、舌でも噛切ったと見えて、口や鼻からも同じ様に出血しています。顔色はもう蒼白で、唸り声を出す元気さえありません。

 こうして、この按摩は、でもそれから一週間ばかりは虫の息で生きていましたが、遂に絶命して了ったのです。私の計画は見事に成功しました。誰が私を疑いましょう。私はこの按摩を日頃贔屓ひいきにしてよく呼んでいた位で、決して殺人動機になる様な恨みがあった訳ではなく、それに、表面上は右に陥穽おとしあなのあるのを避けさせようとして、「左へよれ、左へよれ」と教えてやった訳なのですから、私の好意を認める人はあっても、その親切らしい言葉の裏に恐るべき殺意がこめられていたと想像する人があろう筈はないのです。

 ああ、何という恐しくも楽しい遊戯だったのでしょう。巧妙なトリックを考え出した時の、恐らく芸術家のそれにも匹敵する、歓喜、そのトリックを実行する時のワクワクした緊張、そして、目的を果した時の云い知れぬ満足、それに又、私の犠牲になった男や女が、殺人者が目の前にいるとも知らず血みどろになって狂い廻る断末魔だんまつまの光景ありさま、最初の間、それらが、どんなにまあ私を有頂天にして呉れたことでしょう。

 ある時はこんな事もありました。それは夏のどんよりと曇った日のことでしたが、私はある郊外文化村とでもいうのでしょう。十軒余りの西洋館がまばらに立並んだ所を歩いていました。そして、丁度その中でも一番立派なコンクリート造りの西洋館の裏手を通りかかった時です。ふと妙なものが私の目に止りました。といいますのは、その時私の鼻先をかすめて勢よく飛んで行った一匹の雀が、その家の屋根から地面へ引張ってあった太い針金に一寸とまると、いきなりはね返された様に下へ落ちて来て、そのまま死んで了ったのです。

 変なこともあるものだと思ってよく見ますと、その針金というのは、西洋館の尖った Permalink | 記事への反応(0) | 22:33

ドル

ハックニー馬[※1]のしっぽのような、巫戯《ふざ》けた楊《やなぎ》の並木《なみき》と陶製《とうせい》の白い空との下を、みじめな旅《たび》のガドルフは、力いっぱい、朝からつづけて歩いておりました。

 それにただ十六哩《マイル》だという次《つぎ》の町が、まだ一向《いっこう》見えても来なければ、けはいしませんでした。

(楊がまっ青に光ったり、ブリキの葉《は》に変《かわ》ったり、どこまで人をばかにするのだ。殊《こと》にその青いときは、まるで砒素《ひそ》をつかった下等《かとう》の顔料《えのぐ》[※2]のおもちゃじゃないか。)

 ガドルフはこんなことを考えながら、ぶりぶり憤《おこ》って歩きました。

 それに俄《にわ》かに雲が重《おも》くなったのです。

(卑《いや》しいニッケルの粉《こな》だ。淫《みだ》らな光だ。)

 その雲のどこからか、雷《かみなり》の一切れらしいものが、がたっと引きちぎったような音をたてました。

街道かいどう》のはずれが変《へん》に白くなる。あそこを人がやって来る。いややって来ない。あすこを犬がよこぎった。いやよこぎらない。畜生ちくしょう》。)

 ガドルフは、力いっぱい足を延《の》ばしながら思いました。

 そして間もなく、雨と黄昏《たそがれ》とがいっしょに襲《おそ》いかかったのです。

 実《じつ》にはげしい雷雨《らいう》になりました。いなびかりは、まるでこんな憐《あわ》れな旅のものなどを漂白《ひょうはく》してしまいそう、並木の青い葉がむしゃくしゃにむしられて、雨のつぶと一緒《いっしょ》に堅《かた》いみちを叩《たた》き、枝《えだ》までがガリガリ引き裂《さ》かれて降《ふ》りかかりました。

(もうすっかり法則《ほうそく》がこわれた。何もかもめちゃくちゃだ。これで、も一度《いちど》きちんと空がみがかれて、星座《せいざ》がめぐることなどはまあ夢《ゆめ》だ。夢でなけぁ霧《きり》だ。みずけむりさ。)

 ガドルフはあらんかぎりすねを延《の》ばしてあるきながら、並木のずうっと向《むこ》うの方のぼんやり白い水明りを見ました。

(あすこはさっき曖昧あいまい》な犬の居《い》たとこだ。あすこが少ぅしおれのたよりになるだけだ。)

 けれども間もなく全《まった》くの夜になりました。空のあっちでもこっちでも、雷《かなみり》が素敵《すてき》に大きな咆哮《ほうこう》をやり、電光のせわしいことはまるで夜の大空の意識《いしき》の明滅《めいめつ》のようでした。

 道はまるっきりコンクリート製《せい》の小川のようになってしまって、もう二十分と続《つづ》けて歩けそうにもありませんでした。

 その稲光《いなびか》りのそらぞらしい明りの中で、ガドルフは巨《おお》きなまっ黒な家が、道の左側《ひだりがわ》に建《た》っているのを見ました。

(この屋根《やね》は稜《かど》が五角で大きな黒電気石[※3]の頭のようだ。その黒いことは寒天《かんてん》だ。その寒天の中へ俺《おれ》ははいる。)

 ガドルフは大股《おおまた》に跳《は》ねて、その玄関《げんかん》にかけ込みました。

「今晩《こんばん》は。どなたかお出《い》でですか。今晩は。」

 家の中はまっ暗《くら》で、しんとして返事《へんじ》をするものもなく、そこらには厚《あつ》い敷物《しきもの》や着物《きもの》などが、くしゃくしゃ散《ち》らばっているようでした。

(みんなどこかへ遁《に》げたかな。噴火《ふんか》があるのか。噴火じゃない。ペストか。ペストじゃない。またおれはひとりで問答《もんどう》をやっている。あの曖昧な犬だ。とにかく廊下《ろうか》のはじででも、ぬれ着物をぬぎたいもんだ。)

 ガドルフは斯《こ》う頭の中でつぶやきまた唇《くちびる》で考えるようにしました。そのガドルフの頭と来たら、旧教会《きゅうきょうかい》の朝の鐘《かね》のようにガンガン鳴《な》っておりました。

 長靴《ながぐつ》を抱《だ》くようにして急《いそ》いで脱《と》って、少しびっこを引きながら、そのまっ暗なちらばった家にはね上って行きました。すぐ突《つ》きあたりの大きな室は、たしか階段かいだん》室らしく、射《さ》し込《こ》む稲光りが見せたのでした。

 その室の闇《やみ》の中で、ガドルフは眼《め》をつぶりながら、まず重い外套《がいとう》を脱《ぬ》ぎました。そのぬれ外套の袖《そで》を引っぱるとき、ガドルフは白い貝殻《かいがら》でこしらえあげた、昼の楊の木をありありと見ました。ガドルフは眼をあきました。

(うるさい。ブリキになったり貝殻になったり。しかしまたこんな桔梗《ききょう》いろの背景《はいけい》に、楊の舎利《しゃり》[※4]がりんと立つのは悪《わる》くない。)

 それは眼をあいてもしばらく消《き》えてしまいませんでした。

 ガドルフはそれからぬれた頭や、顔をさっぱりと拭《ぬぐ》って、はじめてほっと息《いき》をつきました。

 電光がすばやく射し込んで、床《ゆか》におろされて蟹《かに》のかたちになっている自分背嚢はいのう》をくっきり照《て》らしまっ黒な影《かげ》さえ落《おと》して行きました。

 ガドルフはしゃがんでくらやみの背嚢をつかみ、手探《てさぐ》りで開《ひら》いて、小さな器械《きかい》の類《たぐい》にさわってみました。

 それから少ししずかな心持《こころも》ちになって、足音をたてないように、そっと次の室にはいってみました。交《かわ》る交《がわ》るさまざまの色の電光が射し込んで、床に置《お》かれた石膏《せっこう》像《ぞう》や黒い寝台《しんだい》や引っくり返《かえ》った卓子《テーブル》やらを照らしました。

(ここは何かの寄宿舎《きしゅくしゃ》か。そうでなければ避病院《ひびょういん》か。とにかく二階にどうもまだ誰《だれ》か残《のこ》っているようだ。一ぺん見て来ないと安心あんしん》ができない。)

 ガドルフはしきいをまたいで、もとの階段室に帰り、それから一ぺん自分背嚢につまずいてから、二階に行こうと段《だん》に一つ足をかけた時、紫《むらさき》いろの電光が、ぐるぐるするほど明るくさし込んで来ましたので、ガドルフはぎくっと立ちどまり階段に落ちたまっ黒な自分の影とそれから窓《まど》の方を一緒《いっしょ》に見ました。

 その稲光りの硝子《ガラス》窓から、たしかに何か白いものが五つか六つ、だまってこっちをのぞいていました。

(丈《たけ》がよほど低《ひく》かったようだ。どこかの子供《こども》が俺のように、俄かの雷雨で遁げ込んだのかも知れない。それともやっぱりこの家の人たちが帰って来たのだろうか。どうだかさっぱりわからないのが本統《ほんとう》だ。とにかく窓を開いて挨拶あいさつ》しよう。)

 ガドルフはそっちへ進《すす》んで行ってガタピシの壊《こわ》れかかった窓を開きました。たちまち冷たい雨と風とが、ぱっとガドルフの顔をうちました。その風に半分声をとられながら、ガドルフは叮寧《ていねい》に云《い》いました。

「どなたですか。今晩《こんばん》は。どなたですか。今晩は。」

 向《むこ》うのぼんやり白いものは、かすかにうごいて返事もしませんでした。却《かえ》って注文《ちゅうもん》通《どお》りの電光が、そこら一面《いちめん》ひる間のようにしてくれたのです。

「ははは、百合ゆり》の花だ。なるほど。ご返事のないのも尤《もっと》もだ。」

 ガドルフの笑《わら》い声は、風といっしょに陰気《いんき》に階段をころげて昇《のぼ》って行きました。

 けれども窓の外では、いっぱいに咲いた白百合《しらゆり》が、十本ばかり息もつけない嵐《あらし》の中に、その稲妻《いなずま》の八分一秒《びょう》を、まるでかがやいてじっと立っていたのです。

 それからたちまち闇が戻《もど》されて眩《まぶ》しい花の姿《すがた》は消えましたので、ガドルフはせっかく一枚《まい》ぬれずに残ったフラン[※5]のシャツも、つめたい雨にあらわせながら、窓からそとにからだを出して、ほのかに揺《ゆ》らぐ花の影を、じっとみつめて次の電光を待《ま》っていました。

 間もなく次の電光は、明るくサッサッと閃《ひら》めいて、庭《にわ》は幻燈《げんとう》のように青く浮《うか》び、雨の粒《つぶ》は美《うつく》しい楕円形《だえんけい》の粒になって宙《ちゅう》に停《とど》まり、そしてガドルフのいとしい花は、まっ白にかっと瞋《いか》って立ちました。

(おれの恋《こい》は、いまあの百合の花なのだ。いまあの百合の花なのだ。砕《くだ》けるなよ。)

 それもほんの一瞬《いっしゅん》のこと、すぐに闇は青びかりを押《お》し戻《もど》し、花の像はぼんやりと白く大きくなり、みだれてゆらいで、時々は地面《じめん》までも屈《かが》んでいました。

 そしてガドルフは自分の熱《ほて》って痛《いた》む頭の奥《おく》の、青黝《あおぐろ》い斜面《しゃめん》の上に、すこしも動《うご》かずかがやいて立つ、もう一むれの貝細工《かいざいく》の百合を、もっとはっきり見ておりました。たしかにガドルフはこの二むれの百合を、一緒に息をこらして見つめていました。

 それもまた、ただしばらくのひまでした。

 たちまち次の電光は、マグネシアの焔《ほのお》よりももっと明るく、菫外線《きんがいせん》[※6]の誘惑《ゆうわく》を、力いっぱい含《ふく》みながら、まっすぐに地面に落ちて来ました。

 美しい百合の憤《いきどお》りは頂点《ちょうてん》に達《たっ》し、灼熱《しゃくねつ》の花弁《かべん》は雪よりも厳《いかめしく、ガドルフはその凛《りん》と張《は》る音さえ聴《き》いたと思いました。

 暗《やみ》が来たと思う間もなく、また稲妻が向うのぎざぎざの雲から北斎《ほくさい》の山下白雨のように赤く這《は》って来て、触《ふ》れない光の手をもって、百合を擦《かす》めて過ぎました。

 雨はますます烈《はげ》しくなり、かみなりはまるで空の爆破《ばくは》を企《くわだ》て出したよう、空がよくこんな暴《あば》れものを、じっと構《かま》わないでおくものだと、不思議《ふしぎ》なようにさえガドルフは思いました。

 その次の電光は、実に微《かす》かにあるかないかに閃《ひら》めきました。けれどもガドルフは、その風の微光《びこう》の中で、一本の百合が、多分とうとう華奢《きゃしゃ》なその幹《みき》を折《お》られて、花が鋭《するど》く地面に曲《まが》ってとどいてしまたことを察《さっ》しました。

 そして全くその通り稲光りがまた新《あた》らしく落ちて来たときその気の毒《どく》ないちばん丈の高い花が、あまりの白い興奮《こうふん》に、とうとう自分を傷《きず》つけて、きらきら顫《ふる》うしのぶぐさの上に、だまって横《よこた》わるのを見たのです。

 ガドルフはまなこを庭から室の闇にそむけ、丁寧《ていねい》にがたがたの窓をしめて、背嚢のところに戻って来ました。

 そして背嚢からさな敷布《しきふ》をとり出してからだにまとい、寒《さむ》さにぶるぶるしながら階段にこしかげ、手を膝《ひざ》に組み眼をつむりました。

 それからまらずまたたちあがって、手さぐりで床《ゆか》をさがし、一枚の敷物《しきもの》を見つけて敷布の上にそれを着《き》ました。

 そして睡《ねむ》ろうと思ったのです。けれども電光があんまりせわしくガドルフのまぶたをかすめて過ぎ、飢《う》えとつかれとが一しょにがたがた湧《わ》きあがり、さっきからの熱った頭はまるで舞踏《ぶとう》のようでした。

(おれはいま何をとりたてて考える力もない。ただあの百合は折《お》れたのだ。おれの恋は砕けたのだ。)ガドルフは思いました。

 それから遠い幾山河《いくやまかわ》の人たちを、燈籠《とうろう》のように思い浮《うか》べたり、また雷の声をいつかそのなつかしい人たちの語《ことば》に聞いたり、また昼の楊がだんだん延びて白い空までとどいたり、いろいろなことをしているうちに、いつかとろとろ睡ろうとしました。そしてまた睡っていたのでしょう。

 ガドルフは、俄かにどんどんどんという音をききました。ばたんばたんという足踏《あしぶ》みの音、怒号《どごう》や潮罵《ちょうば》が烈《はげ》しく起《おこ》りました。

 そんな語はとても判《わか》りもしませんでした。ただその音は、たちまち格闘《かくとう》らしくなり、やがてずんずんドルフの頭の上にやって来て、二人の大きな男が、組み合ったりほぐれたり、けり合ったり撲《なぐ》り合ったり、烈しく烈しく叫《さけ》んで現《あら》われました。

 それは丁度《ちょうど》奇麗《きれい》に光る青い坂《さか》の上のように見えました。一人は闇の中に、ありありうかぶ豹《ひょう》の毛皮《けがわ》のだぶだぶの着物をつけ、一人は烏《からす》の王のように、まっ黒くなめらかによそおっていました。そしてガドルフはその青く光る坂の下に、小さくなってそれを見上げてる自分のかたちも見たのです。

 見る間に黒い方は咽喉《のど》をしめつけられて倒《たお》されました。けれどもすぐに跳ね返して立ちあがり、今度《こんど》はしたたかに豹の男のあごをけあげました。

 二人はも一度組みついて、やがてぐるぐる廻《まわ》って上になったり下になったり、どっちがどっちかわからず暴れてわめいて戦《たたか》ううちに、とうとうすてきに大きな音を立てて、引っ組んだまま坂をころげて落ちて来ました。

 ガドルフは急いでとび退《の》きました。それでもひどくつきあたられて倒れました。

 そしてガドルフは眼を開いたのです。がたがた寒さにふるえながら立ちあがりました。

 雷はちょうどいま落ちたらしく、ずうっと遠くで少しの音が思い出したように鳴《な》っているだけ、雨もやみ電光ばかりが空を亘《わた》って、雲の濃淡《のうたん》、空の地形図をはっきりと示し、また只《ただ》一本を除《のぞ》いて、嵐に勝《か》ちほこった百合の群《むれ》を、まっ白に照《て》らしました。

 ガドルフは手を強く延ばしたり、またちぢめたりしながら、いそがしく足ぶみをしました。

 窓の外の一本の木から、一つの雫《しずく》が見えていました。それは不思議にかすかな薔薇《ばら》いろをうつしていたのです。

(これは暁方《あけがた》の薔薇色《ばらいろ》ではない。南の蝎《さそり》の赤い光がうつったのだ。その証拠《しょうこ》にはまだ夜中にもならないのだ。雨さえ晴れたら出て行こう。街道の星あかりの中だ。次の町だってじきだろう。けれどもぬれ着物をまた引っかけて歩き出すのはずいぶんいやだ。いやだけれども仕方《しかた》ない。おれの百合は勝ったのだ。)

 ガドルフはしばらくの間、しんとして斯う考えました。

2021-03-14

タイトルエヴァネタバレしてる増田セルクマしてホッテントリ

載せて不特定多数の目に映るようにしたゴミ

ssig33 書いた

2021/03/14 リンク

加担したゴミ

fai_fxfai_fxさん がスターを付けました。

leveleleveleさん がスターを付けました。

orenonihongogayabaiorenonihongogayabaiさん がスターを付けました。

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さらばすべてのゴミ

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NobeeeNobeee

2021/03/14 15:38 リンク

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cockokcockok

2021/03/14 15:38 リンク

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scorelessdrawscorelessdraw 未見だが(この増田も本文読んでないが)、もう宇部興産しか頭に入らない。そろそろ宇部興産見に行くか、という感じである

2021/03/14 15:37 リンク

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quitquietquitquiet

2021/03/14 15:31 リンク

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wawawa2112wawawa2112

2021/03/14 15:29 リンク

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hobo_kinghobo_king https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4208.t 宇部興産(4208) 週明けチャートに火柱立つでこれ。 アニメ

2021/03/14 15:28 リンク yellow

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ohjinil1124ohjinil1124 書いたじゃねーよゴミ

2021/03/14 15:26 リンク

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kanimasterkanimaster 同窓会には行けません。 animeネタ

2021/03/14 15:24 リンク

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abababababababaabababababababa マリやで

2021/03/14 15:17 リンク

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UtsumiMarkcityUtsumiMarkcity ネタバレに本気で怒ってるっぽい人、正気か?

2021/03/14 15:13 リンク yellow

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s5rs5r ネタバレをバズらせるなといいながらはてブしてホッテントリにいれてる人たち

2021/03/14 15:12 リンク

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jinkaishitsujinkaishitsu 公開1週間だし、ネタバレを気にするような人はさっさと観に行ったほうが良いのでは...ネットメディアSNSも、いつまでも配慮してはくれないでしょう

2021/03/14 15:12 リンク yellowyellowyellow

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korosukentkorosukent ネタバレ最悪。この人何考えてるんだろう?

2021/03/14 15:11 リンク

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samu_isamu_i 死ぬんだとおもってた。世界を救った英雄になって讃えられるわけでもないのか。就職すると思いながら見映画は最高だぜ

2021/03/14 15:01 リンク

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dokodoko あれあそこに住んでるわけじゃないでしょ

2021/03/14 14:59 リンク

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tantakatanZtantakatanZ 書いた。じゃないです。見たくなくても目につくんです。タイトル変えて下さいよ

2021/03/14 14:56 リンク

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kobito19kobito19 そうそう、ドラクエ映画とかクソ映画ならネタバレ許容されるみたいな風潮はおかしいよね

2021/03/14 14:55 リンク

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orbisorbis animecinemalocalneta増田

2021/03/14 14:51 リンク

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momoirotanmomoirotan

2021/03/14 14:48 リンク

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ytskytsk あとで読む

2021/03/14 14:47 リンク

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KAZ99KKAZ99K タイトルネタバレしないでよーーー!!

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workingmanisdeadworkingmanisdead

2021/03/14 14:46 リンク

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exciteBexciteB 「地元宇部興産就職」は虚構現実行ったり来たりするアニメからすれば「汗水たらす枠」だろ。

2021/03/14 14:46 リンク

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tobetchitobetchi eva

2021/03/14 14:44 リンク

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demacsdemacs

2021/03/14 14:36 リンク

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kiyo_hikokiyo_hiko 宇部興産株主として宇部興産話題になるのうれしい。 ネタバレ

2021/03/14 14:32 リンク yellowyellow

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Arturo_UiArturo_Ui その企業思い入れがあるわけではなく、単純に「宇部には他に何もない」というだけの理由じゃないの? ピンと来ない

2021/03/14 14:28 リンク

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yoshidakoyoshidako あとで読む

2021/03/14 14:27 リンク

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non_117non_117

2021/03/14 14:26 リンク

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maketexlsrmaketexlsr “言いたいこととしては俺は宇部興産というか宇部興産専用道路が大好きなんだ。工場の配置の非合理を力業で無理矢理ぶちぬくそ精神性”わかる

2021/03/14 14:26 リンク

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nisekiniseki あれ実家への挨拶じゃないの?

2021/03/14 14:24 リンク yellowyellow 8 clicks

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ami-go40ami-go40 山口エヴァ

2021/03/14 14:21 リンク

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umazura_factoryumazura_factory タイトルネタバレすんなよクソ野郎が。

2021/03/14 14:18 リンク

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chunguschungus ネタバレ何とか言ってる人 観ろよ

2021/03/14 14:15 リンク yellowyellow

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doseisandesudoseisandesu スター

2021/03/14 14:10 リンク

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kita-tubakita-tuba なるほどわからん案件(未鑑賞

2021/03/14 14:09 リンク

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retire2kretire2k コンクリートで作った不動産が最強ってことやろ

2021/03/14 14:09 リンク

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sumoasumoa

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beginnerchangbeginnerchang 草

2021/03/14 14:03 リンク yellow

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juicyfragrancejuicyfragrance

2021/03/14 13:58 リンク

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roirrawedocroirrawedoc

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ikioiamatteikioiamatte

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nanako_csrnanako_csr あとで読む

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llllllpllllllp あとで読む

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MozhaiskijMozhaiskij

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rocketboy_miyarocketboy_miya エヴァ

2021/03/14 13:41 リンク

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uza_momouza_momo ちょっと面白くないフェイクで目が滑って3行で諦めた。

2021/03/14 13:41 リンク greenyellow

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readmemoreadmemo さっき見てきてよかった。笑った。

2021/03/14 13:40 リンク

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oktnzmoktnzm ネタバレ嫌な連中はそんなに好きならネット遮断するか、いの一番に見に行けよ。見苦しい。

2021/03/14 13:37 リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellow

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mnoxmnox クッソめちゃめちゃ観たくなったじゃないか序破急みなきゃ、、、。 movie山口

2021/03/14 13:36 リンク yellowyellow 11 clicks

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t-tanakat-tanaka 「宇部興産専用道路https://www.ube-ind.co.jp/ube/jp/ir/personal/ube_road.html 知らんかった。こんなのあるのか。

2021/03/14 13:36 リンク yellowyellow

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nobujirounobujirou 宇部映画

2021/03/14 13:34 リンク 8 clicks

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queeuqqueeuq マリおっぱい描写がよかった。それだけで2時間やってくれ。月曜日のたわわ

2021/03/14 13:33 リンク

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onigoyonigoy あとで読む

2021/03/14 13:32 リンク

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ka5meka5me 一つだけ言いたいのは汗水たらすを狭く解釈しすぎてる。むしろ田植綾波と同じ認識に立ったという解釈普通

2021/03/14 13:23 リンク yellowyellowyellow

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westerndogwesterndog アニメ

2021/03/14 13:22 リンク

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lily7lily7 id:skel マヤマリでは?気持ちはわかるが

2021/03/14 13:21 リンク yellowyellow

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hobbiel55hobbiel55 evangelionmoviereview

2021/03/14 13:17 リンク

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txmx5txmx5 *Animeエヴァ映画

2021/03/14 13:16 リンク

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tonaxitonaxi これ最後段落だけでいいだろ笑

2021/03/14 13:12 リンク

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atsuououoatsuououo

2021/03/14 13:11 リンク

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kukkykukky まあ作中コカコーラじゃなくペプシな時点で宇部興産礼賛だからな。昔は宇部興産ペプシ代理店やってたんで山口育ちはペプシ育ちよ。

2021/03/14 13:10 リンク yellow15yellow

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sifuesifue

2021/03/14 13:08 リンク

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neet_modi_kineet_modi_ki タイトルも思いっきネタバレやろ / ただ公開からこれだけ日数経てばネット空間ネタバレテロするやつはそりゃ出てくるか

2021/03/14 13:07 リンク

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peketaminpeketamin

2021/03/14 13:05 リンク

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ryokusairyokusai 「言いたいこととしては俺は宇部興産というか宇部興産専用道路が大好きなんだ。」よくわからん就活してたとき役員面接(多分)まで行けたの宇部興産だけでしたね。勿論落ちました。

2021/03/14 13:03 リンク

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NSTanechanNSTanechan

2021/03/14 13:02 リンク

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kusunoekusunoe

2021/03/14 13:02 リンク

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nomukennomuken

2021/03/14 12:59 リンク

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qyosshyqyosshy 宇部興産ガチ勢。こういう感想は好きだ。

2021/03/14 12:58 リンク

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nnn06nnn06

2021/03/14 12:57 リンク

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aurelianoaureliano

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zakkichozakkicho

2021/03/14 12:55 リンク

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dmekaricompositedmekaricomposite 見てないけどそんなの世界かわいい道重さゆみ宇部出身父親宇部興産に勤務しているからに決まってるでしょ。知らんけど。美人百花で最新のさゆを見るのだhttps://bijinhyakka.com/archives/999034先月号はさゆが表紙。

2021/03/14 12:53 リンク yellowyellow

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lex010lex010 聖地巡礼に行くには少し遠いなあ

2021/03/14 12:48 リンク

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laislanopiralaislanopira 就職社会animeeva地理山口

2021/03/14 12:47 リンク

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SHOWFKUPSHOWFKUP id:ssig33 タイトルネタバレしてる増田を本アカセルフブクマってやってること最悪なんでタイトル変更してから消してください

2021/03/14 12:46 リンク blueyellow14yellow

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HamukoroHamukoro そうはならんやろ

2021/03/14 12:45 リンク

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dagjmpddagjmpd あの道路はいいですね。

2021/03/14 12:45 リンク

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afurikamaimaiafurikamaimai 見てないので増田が死にますように。

2021/03/14 12:45 リンク yellow

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o-8u_s5u_k938o-8u_s5u_k938 アニメネタ

2021/03/14 12:44 リンク

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djent44djent44

2021/03/14 12:41 リンク

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BBQ_BBQBBQ_BBQ

2021/03/14 12:40 リンク

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city_hermitcity_hermit

2021/03/14 12:38 リンク

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pdfexcelpdfexcel ーをまら、ゎゎちままだなまたまわたわなたやたわとたてままたまわばやら

2021/03/14 12:37 リンク

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POPOTPOPOT 観てない人のためにタイトル変えてやって…

2021/03/14 12:37 リンク yellowyellowyellowyellow

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phallusiaphallusia あとで読む

2021/03/14 12:36 リンク

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frantic87frantic87 あとで読む

2021/03/14 12:36 リンク

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mshotamshota タイトルネタバレ要素書くのはダメ

2021/03/14 12:35 リンク redyellow18yellow

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sakazaki_dcsakazaki_dc

2021/03/14 12:34 リンク

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TakamoriTarouTakamoriTarou

2021/03/14 12:33 リンク

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John_KawanishiJohn_Kawanishi その解釈は無かった(焦 エヴァ

2021/03/14 12:31 リンク

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hurafulahurafula あとで読む

2021/03/14 12:30 リンク

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esbeeesbee タイトルネタバレ、いくない! エヴァンゲリオン

2021/03/14 12:29 リンク yellowyellowyellow

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ttmtmyttmtmy

2021/03/14 12:28 リンク

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hiroyukixhphiroyukixhp

2021/03/14 12:25 リンク

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osugi828osugi828 ラスト宇部新川駅からラストのくだりは、自分宇部出身都民からこそのカタルシスがあったし、でもそれを言語化するのはできてない。地元がいきなり聖地になる気持ちってこういうことなんだな。

2021/03/14 12:25 リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellowyellowyellow

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qp365qp365 まだ見てないんだからネタバレやめろ。悪いと思ってるならスターくれ

2021/03/14 12:22 リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellowyellow

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kozilekkozilek ブコメマヤマリ間違えたらあかんやろ!マヤを紹介しに行くところ想像して笑ってしまった。

2021/03/14 12:21 リンク yellowyellow

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gothicgirlgothicgirl タイトルだけで完全にネタバレでしょ バズらせんなよ やっぱ最初の土日を過ぎるとみんなガンガン遠慮なくなってくんだなー

2021/03/14 12:20 リンク redyellow31yellow

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hatebu_aihatebu_ai なるほど、エヴァに影響を受けた人は実物大エヴァじゃなくて、可動コンクリート(可動コンクリート?)で第三東京市箱根再現しようとするのかもしれないな。まあ前者だとLCLとセットになるから物騒になっちゃうか

2021/03/14 12:19 リンク

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cl-gakucl-gaku ワロタ

2021/03/14 12:19 リンク

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takamocchitakamocchi 「宇部興産専用道路」また一つ無駄知識が増えてしまった。ググったらめっちゃ面白かった。ありがとう

2021/03/14 12:19 リンク

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kiringokiringo あとで読む

2021/03/14 12:19 リンク

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ohnishiakiraohnishiakira

2021/03/14 12:18 リンク

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hashigohinanhashigohinan いやいやいやいや見てない人にとって宇部興産なんていう変化球すぎる情報は(ネタバレじゃなかったとしても)勘弁してほしいよ?

2021/03/14 12:17 リンク redyellow20yellow

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anus3710223anus3710223 宇部興産専用道路人生で1回でいいから走ってみたい

2021/03/14 12:16 リンク

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memorystockmemorystock あとで読む

2021/03/14 12:15 リンク

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youichirouyouichirou タイトルネタバレイクナイ…と思ったがまさか未見者もこれがネタバレとは思うまい

2021/03/14 12:15 リンク

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gunnyorigunnyori それを言われたら田舎として出てきた遠州二俣駅付近の人はどうすれば……(なんとなく気が付いてたけど気が付かないフリしてた)

2021/03/14 12:14 リンク yellow

GelsyGelsy 今の宇部興産はほぼ化学一般を扱う企業だし、セメント工場を稼働させるのに必要正社員わずかなものシーバンスから出張なら空港Permalink | 記事への反応(2) | 15:40

シン・エヴァンゲリオン碇シンジ宇部興産就職した意味

シン・エヴァンゲリオン面白かったですね。ラストシーンではシンジマリイチャイチャしたあとカメラがひいていくと宇部興産宇部興産専用道路(興産大橋)がドカーンと大写しになって終わり、というシンジくんが宇部興産就職したことを強く示唆するものでした。

これについて、多くの人が「宇部宇部興産景色」が庵野秀明原風景の一つであることを指摘しています(もう一つの原風景身体障害者父親でしょう)。ただ、それだけでエヴァンゲリオンというコンテンツ宇部興産で終わらせるとも思えないですし、パンフなどをみたかぎり実務(特に脚本解釈編集)を担当したのはどうも緊急登板である前田真宏監督であり、マヒローの視点が多く入った、庵野英明だけの映画でない、ということも考慮しなければいけないと思う。

というようなことを考えたときに、やはり田植綾波にたいしておばちゃんが発した「働くとは汗水たらすこと」というセリフにたいする反論として、現代文明日本社会象徴として宇部興産という要素が使われている、という面が大きいのではなかろうか。それがいいことかわるいことかは別として、現代文明社会は砂の加工製品たるコンクリートを基盤にして形成されている、というのは確固たる事実です。みなさんが住んでいる家だって大抵はコンクリートの基礎の上にたっているでしょう。そして宇部興産という会社は、日本におけるセメント象徴のような存在であり、そしてスーツ宇部興産に出勤する神木隆之介碇シンジあきらかに「汗水たらす」仕事をしていない(まあ建築資材部門じゃなくて化学部門とかで働いてるかもしれませんが、そうだとしても汗水たらす仕事ではない)。

シン・ゴジラでもそうだったと思うけど、今の庵野秀明にはあきらかに現代文明日本社会比較的素直に肯定するような面があり(それが誰の影響でそうなったかみたいな話は俺よりもっとエヴァ好きな人にまかせる)、その象徴宇部興産であり、宇部興産専用道路だったのではないか、というように俺には見えた。

言いたいこととしては俺は宇部興産というか宇部興産専用道路が大好きなんだ。工場の配置の非合理を力業で無理矢理ぶちぬくそ精神性、そして連結されたオーストラリアみたいなクッソでかいトレーラー道路道路ある意味不明踏切エヴァンゲリオンに興産大橋が出てきて本当にうれしかった。

2021-03-12

anond:20210311135253

津波のこととか当時はほとんど誰も考えてなかったからな。

 

今は、どちらかというとそういう困難にそもそも直面しないようにする方向だ。

津波が危ない立地の学校は、どこも移転が前提になってると思うよ。戦後建てられたコンクリート校舎はいま丁度建て替えの時期だしね。

2021-03-10

震災10年目のシン・エヴァンゲリオン

シン・エヴァンゲリオン

震災モチーフリアリティに驚いた。

たぶん私は第三村に行ったことがある。

リアス式海岸漁村は平地が少ない。

海側の居住地が壊滅し、新たに山あいに細長い集落を作った。

おんなじ形のコンテナを並べてできた仮設住宅団地

その風景がかつて数年通ったあの村にそっくりだった。うん。そっくりさんだ。

港は壊滅的なダメージを受けていた。コンクリート建物がごろりごろりと転がっている。

電車も車も船も、そこかしこに転がりのっかり、刺さっている。

海に向かって破壊された巨大なケージのような建物があった。漁船に氷を積み込む基地だったという。

そこから見る海はどこまでも澄んでいた。漁師のお爺さんもこったら綺麗なのはたことがねえという。

夜の海は真っ暗で、星が海面に映って宇宙にいるみたいだった。

木造の古い小学校を、病院役所集会所として活用していた。

わずかに残された古い家に何家族も集まっていた。

集落から離れて、ぼろぼろのガレージで暮らす人もいたなあ。。。

慣れた土地から離されてくしゃくしゃに集められ、無理やり仲良く暮らしていた。

そこに訪ねていくと、大人子供津波がどんなだったか・・・を話し続けるのだった。

僕のせいで津波が来た、私のせいで街が壊れたという子供がいた。

何人もいた。なぜかそのように強く信じているんだ。

津波ごっこにキャアキャアと全力疾走で遊んで、ふと俺のせいなんだっていう。

何もしゃべらない人もいた。

田植えは楽しかった。おやつお茶をもって田んぼに集合!

どろだらけになって植えていった。さすがに機械だったけど、はじっこの方は手で植えた。

水と風の青いにおい。ずーっとおしゃべりしながら笑いながら。

そして疲れるとおにぎりやおかずを山盛りにして食べ、昼寝をした。

ただ何度かおじゃましただけの村。

今はもう解体されてない村。

震災10年目のシン・エヴァンゲリオン

シン・エヴァンゲリオン

震災モチーフリアリティに驚いた。

たぶん私は第三村に行ったことがある。

リアス式海岸漁村は平地が少ない。

海側の居住地が壊滅し、新たに山あいに細長い集落を作った。

おんなじ形のコンテナを並べてできた仮設住宅団地

その風景がかつて数年通ったあの村にそっくりだった。うん。そっくりさんだ。

港は壊滅的なダメージを受けていた。コンクリート建物がごろりごろりと転がっている。

電車も車も船も、そこかしこに転がりのっかり、刺さっている。

海に向かって破壊された巨大なケージのような建物があった。漁船に氷を積み込む基地だったという。

そこから見る海はどこまでも澄んでいた。漁師のお爺さんもこったら綺麗なのはたことがねえという。

夜の海は真っ暗で、星が海面に映って宇宙にいるみたいだった。

木造の古い小学校を、病院役所集会所として活用していた。

わずかに残された古い家に何家族も集まっていた。

集落から離れて、ぼろぼろのガレージで暮らす人もいたなあ。。。

慣れた土地から離されてくしゃくしゃに集められ、無理やり仲良く暮らしていた。

そこに訪ねていくと、大人子供津波がどんなだったか・・・を話し続けるのだった。

僕のせいで津波が来た、私のせいで街が壊れたという子供がいた。

何人もいた。なぜかそのように強く信じているんだ。

津波ごっこにキャアキャアと全力疾走で遊んで、ふと俺のせいなんだっていう。

何もしゃべらない人もいた。

田植えは楽しかった。おやつお茶をもって田んぼに集合!

どろだらけになって植えていった。さすがに機械だったけど、はじっこの方は手で植えた。

水と風の青いにおい。ずーっとおしゃべりしながら笑いながら。

そして疲れるとおにぎりやおかずを山盛りにして食べ、昼寝をした。

ただ何度かおじゃましただけの村。

今はもう解体されてない村。

2021-02-27

BAR 増田

今日は一段と疲れた

取引先とのトラブルはなんとか終息したが、菓子折りを持って行った際には散々皮肉を言われるはめにあった。

こんな時はあの場所だ。駅に着いたら、いつもとは逆の出口から徒歩5分。コンクリートに囲われた川の辺りに、慎ましく立ち並ぶ雑居ビル群。建物から漏れる光に導かれてたどり着く、「BAR 増田」。

店なドアを開けると、古めかしいベルが鳴る音が聞こえる。マスターこちらをチラリと見上げて、ほんの少し会釈をしてぎこちなく笑う。

マスター今日も聞かせてくれよ。ちょっと変わった常連客の、悲喜交交を。溢れかえる喜び、悲しみ、不平不満、ちょっとした思い出の玉手箱

この場所けが、浮世のことを忘れさせてくれるのさ。

聞こえるか、聞こえないか、小さな音量でかかるブルースレコード。今夜はとことん飲みたい気分なんだ。

2021-02-18

anond:20210218132339

ダーウィン進化論とは結果論であって、人の価値観はあまり関係ないことに注意が必要に思う

例えば、今回のようなウィルスパンデミックが起こり、血液型A型の人だけが生き残ったとして、

それはA型の人が新しい環境適応していたから生き残ったのであり、

A型以外の血液型の人が「人間価値観で考えて」能力が劣っていた、貧乏だった、怠慢だった、というわけではない

ダーウィン進化論で、変化したものけが生き残る、という誤った考えが広まっているが、

まずダーウィン本人はそんなことは一言も述べていない

パンデミックの例を続けるならば、A型以外の人もこれから世界で生き残りたければ努力してA型になれ、

と言っているようなもので、これはダーウィン進化論を誤って解釈した経済学者が言ったことらしい

ただ、人は自ら社会形成し、それがコンクリートジャングルのような意味合いがあって、

人為的社会問題などのトラブルが引き起こされ、それを乗り越えることを義務付けられたりする

そして、それを乗り越えられない者を劣った者と解釈する

これはつまり、人が勝手社会という名の自然環境を作り、人が勝手一部の人を淘汰させる障害を作っているのである

例えば、これから時代プログラマーでなくてもプログラミングができなければ生き抜けない、

英語ができなければ、データ解析ができなければ、漢字が、ペン字が、学歴が、職歴が、云々、

これはすべて人が人の価値観勝手に作り上げた障害であり、

それを乗り越えられない者は環境適応できない愚か者だと人が勝手に決めているのである

しかし、自然が、宗教的には神がウィルスパンデミックを引き起こせば、そんな人の価値観関係なく、

生き残る人は生き残るし、死ぬ人は死ぬである

ダーウィンはそこに突然変異進化メカニズム見出しただけであり、

突然変異だってランダムのようなところがある、今のコロナ変異株のようなものである

そう、コロナ変異し、環境適応できたものけが生き残るレースを今も続けている

コロナが生き残る条件に人の価値観関係ない

能力が低い勉強ができない怠け者の変異株は淘汰される、なんてことはないのである

まりナチス優生学みたいなのもちゃんちゃらおかしいどころか、

人間社会について考えるときダーウィン進化論を持ち出すのはそもそも大体は適切ではないのである

天才的な人がコロナで死んだとして、その人は劣っていたと言えるだろうか

進化論的には環境適応できなかった劣った個体だったと言えるが、

人の価値観で考えるなら天才だったのである

そして、その死を惜しみ悲しむのも大切な人の価値観である

しかし、神だの自然だの進化論だのにはそんな慈悲さえないのである

2021-02-14

anond:20210214170733

ウチはコンクリートに埋め込んでおいた水道管が破裂して基礎がダメになったやで

水道バイパスできたけど割れた基礎はそのままになってる

2021-02-09

anond:20210209101313

茅野市民館の平面図を見て、併せて「市民管理運営計画」を走り読みして推察してみた。間違ってたらごめんなさい。

組織計画基本方針で「3部門」=ホール機能美術館機能コミュニティ機能が挙げられており、図書室は挙げられていない(設計概要建築用途には図書室の記載あり)。

美術館部門には、付属する収蔵庫があり、展示室と同じくらいの面積が確保され、コンクリートらしき壁で閉鎖されている。対して、近い機能が求められる閉架書庫は(作ろうと思えば可能だったはずが)見当たらない。

普通図書館では、日焼けや虫食いを避ける貴重本は閉架式の書庫で保存し、貸し出しも制限される。また開架式の書庫でも、閲覧ゾーンは日当たりの良い窓辺に計画されることも多いが、本棚自体空間中央付近に固められるのが一般的

美術館には収蔵庫という似たような機能設備付属させたのに、図書室にまともな書庫が見当たらないのは、発注者設計者とも書庫不要だと判断したと考えられる。というか、そもそも図書館を造るつもりが無かったのだと。

図書「館」の機能収集・整理・保存・提供のうち、ココの図書室では提供けが行われている、つまり図書「館」の機能は当初から求められていないと考えられる。ガラスの箱の部屋に本棚を作っている時点で、図書館としての保存機能は切り捨てたのだろう。

開かれたコミュニティを目指し、開放感のあるガラスの箱が造られ、その中で本に自由に触れられるスペース=図書室が設けられた、と考えるべき。

2021-02-08

環境問題の話になるとコンクリートと鉄を悪者にしたがる人たちが多いけど、その二つがないと社会は成り立たない。

2021-02-07

anond:20210207195050

いつ地震来るかわからいからこそ木造アパートより鉄筋コンクリート建物に住みたいと思ったんだよ…

それなら賃貸より買ったほうがスペック高いし…

ヴィーガンボディービルダー

ヴィーガンマッスル動画を見ることにハマっている。

・目がキラキラしてる(漫画みたい)

・肌がなんかテカテカしてなくてツヤなし家電みたいな感じ

・なんか笑顔が多い

女性エロさというよりこうごうしさ・美しさを感じる

バストがでかくて彫刻のような体型

・なんか肌がきれい

よくみる黒くてテカテカした人工的なビルダーより、ふつくしい・・・という感じで気に入っている。

なんか人類進化形という感じがしている。

https://www.youtube.com/watch?v=rliTWoAlLTM

https://www.youtube.com/watch?v=KNUm1Ed6UJ8

https://www.youtube.com/watch?v=PGi6i-PX9wk

なんか意外とブックマークついたので返信

ほんまに他のボディービルダーと違うんかいな。

テカテカ!フェロモンむわ~んムキッ!ジャングルッ!野生!

みたいな感じじゃなく、鋼というかコンクリートのような静的な強靭さがかんじられる。しらんけど。

大豆ってすごいんだなあ

すごいよ 肉とかチーズのかわりとか大抵大豆

大変無礼だけどたんぱく質問題をどうやってクリアするかだよな

勘違いしてるかもしれんがムキムキに肉は不要

テストステロンとかは動物くったほうがでるんじゃね?と思う。しらんけど。

ヴィーガンプロテインとかあるし、お金さえあれば余裕なのかしら。

食費は肉好きな人の半分になると思う。

肉がいかエンゲル係数かってことだよな。

https://www.cosmopolitan.com/jp/entertainment/celebrity/g20107912/vegan-celebrities/

2021-02-02

最近薬局コンドームを買っても紙袋はもらえない

一月三十日(土)

彼女オンラインデート映画を見た。外出できないのは残念だが、緊急事態宣言下なのでやむを得ない。妹は毎週のようにテニスに、父はコンサートに一度だけ行っているので自分だけ自粛するのはやや釈然としない。なるほど、こういう心理的機序自粛警察が生まれるのだな、と一人納得している。しかし、彼女と一緒に過ごせば当然食事をしてマスクを外すわけで、二人に比べれば自分デートのほうが感染を広げてしまリスクは高い。彼女に移してしまう恐れまでもある。それに、ズームを使ったデートは自宅で一緒にだらだらしているみたいで、これはこれで楽しいテレワークもできるだけ利用しつつ、感染の終息を願う。

一緒に観た映画については、プロットが甘いという点で二人の意見が一致した。二人が好きなものが一致するのは大切だが、嫌いなものが一致するのも大切で、むしろ後者のほうが重要かもしれない、と聞く。

ところで、この映画が気に食わないもう一つの理由が、かつて一緒にデートしたが結局おつきあいできなかった女性と見に行った映画からだ。今の彼女とその映画を見たので、なんというか怨念成仏した(自分提案したわけではない。見たのは彼女がずっと気になっていたからだ)。他にも、別の女性と一緒に行った場所彼女を連れて行っているので、記憶混同がないように綿密に日記をつけないといけない。

さて、彼女についてだ。彼女はおっとりしているというか善良というか、自分ぼんぼんである以上にお嬢様な感じがする。映画があまりきじゃなかった、思っていたのと違った、というときにも言葉に棘がない。そういわれるとなんだか一緒に笑えて来てしまう。以前は、もっときびきびした女性と付き合ったほうが楽しいのではないかとも考えていたのだが、結局そういうタイプ女性とのデートは長続きしなかった。鋭いタイプ女性自分のことを優柔不断でまどろっこしいと感じるのだろうか。学生時代に憧れていた女性もそういうタイプだったが、結局振り向いてもらえなかった。

ここまで書いて、そういえば自分と長くデートしてくれた女性は全員山羊座だった気がして確かめてみたのだが、確かに一番多いのは山羊座だった。でも、他に十月まれとかもいたので、自分記憶いであった。

彼女はとても真面目で物事真剣に考えてくれる。真面目だからセックス結婚した後がいいと言う。彼女がそう思うならそれでいい。もっとも、神様に真面目な彼女をお願いしたとはいえちょっと真面目過ぎやしませんか、と感じる日もないではない。自分が何をおかずにオナニーしているかがばれたら困惑させてしまうだろう。

一月三十一日(日)

今週もジョギング。先週と比べればずっと暖かい。今年の冬は年末年始が一番冷え込んでいた印象がある。一番寒い時期を半袖にウインドブレーカー羽織っただけで乗り切ったので、ウエアはしばらく買い替えなくてよさそうだ。単純に買い物が面倒なだけのことだが、気温の変化に対する抵抗力がついたかもしれない。もっとも、半袖のウエアがボロボロになってきたので買い替えろと家族には言われている。夏からずっと着てきたのだから無理もない。

寒さは平気だと言ったものの、北向きの自分の部屋の寒さには参る。温度計の示す温度の割にコンクリートの壁から冷気がしみ込むので体感温度が低い。低温下で運動するよりも、少し冷える部屋でじっとしているほうがずっとつらい。ジョギング真冬でも汗だらだらになるのに対し、部屋では布団をかぶっていたくなるほどだ。

そういえば、先日の日記TENGAを購入しても紙袋がもらえないことについて言及したが、今週は試しにコンドームを一緒に購入した。やっぱり袋はもらえない。予想はしていたが、環境を守る方向に本当に強く舵を切ったのだなと感じた。

ジョギング帰りに近所の公演の傍を通ったら工事をしており、見通しの悪い茂みが刈り取られていた。小さい頃はそこに隠れて遊んでいたものだが、不審者が出たのだろうか。遊具も随分と安全ものになった。金属製からプラスチック製になり、九十度近くあった滑り台の角度もずっと緩やかになり、むやみに飛び降りられる個所もなくなった。

夕飯後、父親に「プリニウス」のX巻を貸す。

二月一日(月)

最近韓国料理を口にしていない。原因の半分はテレワークで、もう半分はなじみの韓国料理屋の混雑だ。昼休み時間はそれなりにあるが、寒い中店の外で待たされるのは面白くない。もう一年ぶりくらいになるだろうか、かつて通っていた韓国料理屋を訪れたが、やはり数分待ちだという。別に五分程度なら待っても構わなかったのだが、少し行ったところに別の韓国料理屋があることを思い出したので、そこに行ってみた。久々の新規開拓だ。石焼ビビンバはおいしかったが、やはりタンパク質が不足してしまう。そういうわけで、本日の間食はベビーチーズとした。

で、会計をしようとしたら財布を職場に忘れていたことに気づいた。荷物を店に預け、職場まで戻る羽目になった。なお悪いことに、エレベータの定員が三密回避のため少なくなっており、いつも以上に行列ができていた。確かに毎朝九階まで階段を使っているのだが、昼休みが終わるまでに往復しなければならないため、いつもよりも速足で昇らされることとなった。やれやれ! しかも午後の仕事は十二階でだった。

帰路、職場前の書店のぞくが、目当ての漫画の欲しかった巻がない。アマゾンで頼むべきか。実は、朝一番書店に足を運んだのだが、新型コロナのせいか開店時刻を遅らせていたので、書店に向かったのは二度目。どうも今日は間の悪い一日であった。電車が少し遅れさえしたし。

今週は新しい韓国料理屋のプルコギカレー屋、ビーフカツレツ屋を開拓しようと思う。筋肉食堂も気になっている。夕飯はおでん

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