鉄道バリアフリーの話が出ているので地元の話を少し。JRは基本的にやる気が無いし期待できないと言う話をする。
そこはホームがあるだけの無人駅。そこが、この間(と言っても結構前だが)バリアフリーというか、車椅子対応した。方法は、病院にあるような長い、自走でも上れるような緩いスロープの設置。
車椅子で中学校を通いきった坊主が高校進学する事になったので、いっちょ作ってやるという事になった。
駅前には地区会所有の空き地があり非公式駐車場みたいに使われているが、ここを使えばスロープは普通にできそうだった。
元々地元では、自分たちで公共施設や道路などを補修する場合、材料費などは町が出してくれる制度があり、費用の目処がついた。
作る方も勝手知ったる地元民で、もう慣れたものである。実際にはプロも混ざっている。それで作ることになったのだが、ここで問題になったのがJR。
なんか知らんのだが、JR駅の工事は、JRの実質的なグループ会社の建設屋しか工事をしてはいけないなるルールがあるのだとか言い始めたのである。
ホーム上でやる工事と言えば、フェンスを取り外すくらいなのに、である。
だからといって、一日の利用人数が2桁という無人駅で、JRがスロープ設置工事をやるわけもない。しかし、工事してもホームに接続することは駄目だと。
そして、JRお抱えの建設屋に見積もりを出すと、700万円近い見積が来るという有様で話にならない。
最終的には、入り口の直前までを地区会で作り、最後のホームとの接続部分を町がJRへ費用負担をすることを前提に要望し、JRが工事を請け負い、業者に発注すると言う方式で工事が行われた。
スロープ本体は費用16万ちょいできた。盛り土をして、基礎コンクリートにスロープ用コンクリブロックを埋め込み、単管パイプだけど手すりもちゃんとある。
渋谷とか新宿とかですら全然バリアフリーではないんだよ もう無理だよ アメリカ合衆国日本州にならない限り無理
これはひどいけど JRってそういうところあるよね 備品を納めるのも、JR系の商社を一社間にかまさないといけないとか
鉄道事業周りは鉄道事業法でガチガチにされてるんだわ 安全性極振りだから、駅の保守管理にすら専用の業者と手順が必要で、とんでもない金と時間がかかる
と言う理由でJRは言ってくるんだが、第三セクターの鉄道会社はそうじゃないんだよなあ。
第三セクターは地方自治体から公的支援を受けるハードルがクソ低いんだわ その気になりゃ住民税の一部を工事費に回せるし赤字でも余程のことがなきゃ潰れない
anond:20210405132430 乗客に還元されるのは廃線と減便と駅員への暴力は犯罪というポスターを見る権利だけ
なんかすごいいい話を聞けて嬉しい。車椅子のその子も、町のみなさんにとっても、嬉しく誇らしい変化でしたね。(JRは論外)
いい話と言ってくれてうれしい。 お金がないから、自分たちでできることは自分たちでやるのが普通という文化はあるの。でも、最近は高齢化が進んで参加者は減って、若い人は参加す...