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はてなキーワード: 偶発とは

2014-09-19

従軍慰安婦論議を例に増田ではしょる

  1. 兵士相手にひと稼ぎもくろむ、古今東西存在した売春婦にすぎない
  2. 軍は立案・設置・管理運用の全てを担ったが、良き関与に努めた
  3. さらいのごとく連れて行く強制はなかった、広く世界に訴え父祖の汚名をそそげ
  4. 募集時の強制はなかったが、寝た子は起こさず、広義の強制性を認め潔く謝罪すべきだ
  5. 業者による詐欺的勧誘、強制連行があった、外部委託先への管理問題及び普遍的貧困問題
  6. 妄動主義、英雄主義に走った一部の軍・官憲による強制連行があった、綱紀保持・規律徹底を図る組織於いて不逞の偶発典型的リソース問題
  7. 組織的な黙認・便宜を示唆する資料は残存するが、国家的関与の有無は確定できない
  8. 組織的企図国家的関与があったと考えるのが妥当

2014-07-19

増田に書けばフィクションって事で許されるよね!9

あー…。既にあちこちでよく聞く話なんだが、神社公式ホームページなんかにはまずこういう話は載らねえし、他の神主どもが個人でやってる偽善者ブログでもどうせ触れないんだろうから、ここで書かないと周知すらされずに終わるんだろうな。

何かクッソバカバカしい話なんだが、しばらく様子見しててもネットに上がるでも衆人の口の端に上るでもなし、まあ気持ち悪いから一応書いとくわ。



二ヶ月前ぐらいに、地方自治体からメール回送されてきた。神社宛のメールがこっちにも送られてきたとかいう話だった。全然知らねえし。

だが文面やそれが送られてきた諸状況から察するに、恐らくこのメールテンプレだったくさい。

以下は、その文面から私が推測して復元した、テンプレ

 

○○自治体および○○神社の方へ

○月○日まで○○から○○を商用で訪れ、大変楽しく過ごさせて頂いた者です。旅館やお店の方はどなたも親切で、○○・○○・○○など興味深い所もあり、前から一度行ってみたいと思っていた期待を裏切らない土地でした。

ただ、○○神社で大変残念なものを目にしました。

掛けられている絵馬を見ていたところ、「韓国人が滅亡しますように。日本人より」という絵馬があったのです。

今、国と国の関係がぎくしゃくしている中、それでも日本に興味を持って旅行に来てくれた韓国の人々がこれを目にしたら、どんな気持ちがするでしょうか。どんなに街の皆さんがおもてなしの心で受け入れても、○○や日本の良いイメージ・楽しかった思い出が一瞬にして吹き飛ぶでしょう。(韓国人日本語のわかる人は、日本人韓国語のわかる人よりはるかに多いです。)そして、帰ってからも人の口を通じてどんどん広がることでしょう。

また、現代ネット社会です。もしこれを目にした人が写真自分ブログfacebookなどに掲載したら、写真は瞬く間に広がります絵馬ですから、○○の人ではなく恐らく外の人間が書いたのでしょうが、そんなところまではネットでは伝わらず『○○のメッセージ』として間違った形で拡散する可能性がありますネット炎上してからでは間に合いません。○○に来訪者が来なくなるだけでは済まない可能性があります

人には好き嫌い・言論の自由はもちろんありますが、特定民俗社会的階層を名指しでおおやけに誹謗中傷することは、国際的にもタブーで有り、もしアメリカで同様の事がもし起きたらそれを知りつつ放置した側も訴えられたり社会的制裁を浴びたりすることになります。何よりも、良識ある日本人として許してはならないと考えます

以上の理由から、一刻も早く、問題絵馬責任を持って撤去されることを望みます

○○が、これから世界中の人から愛され続ける○○でありつづけますよう、心からエールを送ります

○○○○(日本人女性名




さーて。

調べたら確かに問題絵馬はあったさ。なぜか、どういうわけか、本当に、な。

んで。これを普通に読めば、善意第三者様が老婆心でご忠告くだすった有難くも尊い、篤志のメールとも受け取れるんだがな。

残念ながらそうはならなかった。

なぜなら、このメールにあった日付当日には、本当にたまたま、別の作業の為に全ての絵馬を確認していたからだ。

絵馬掛けの移動の為に絵馬をすべて外す必要があって、順番整理の為に文面や記名者を一通り確認している)

で、結論として言えばこんな絵馬なんてなかった。それどころかこんな文面の絵馬過去にさえ見た事はない。

じゃあ、この老婆心溢れる御婆様は、一体いつ絵馬を見たって言うんだろう?

たまたまこの人が来るちょっと前に、この絵馬を書いた奴がいて、タイミング良く奉納していた。そういう可能性も無いわけじゃあない。

しか絵馬掛けは大勢の職員から常時目に触れる位置にあるし、不審な連中がいたり異変が起きていればすぐにそれとわかる。

まあ、ここははっきり言っておこう。私も神社にもう長い事勤めているんだが、そもそもこんな文面の絵馬奉納されてる所なんて見た事がない。

加えて言おう。絵馬の内容はカップル幸せから世界制覇まで多々あれど、絵馬の内容について苦情が来た事すら一度もない。そりゃそうだ。普通の人は他人絵馬なんて見やしない。

そんなレア級の内容の絵馬が掛けられ、直後にそんなレア級の人の絵馬見るような参拝者が訪れ、そしてレア級の苦情を呈した。

普通に考えたら、こんな都合のいい展開があるはずがない。こういう事が偶発的に起こり得るというのなら、既に長い奉務経験の中に一度や二度は起きているはずだ。

となれば結論はひとつ

マッチポンプ

苦情メールを送ってきた奴本人かその与類が、絵馬奉納し、後で苦情メール自治体へと送りつけたって事なんだろう。

さーて☆以上を前提として、神主さん、メールの文面にいちいちひとつひとつ反撃していっちゃうぞー★



>○○自治体および○○神社の方へ

神社に対して文句があったんならまず神社に言えや。無理矢理自治体にケツ持ってって話大事にしようとしてんじゃねえよクソババア。

>○月○日まで○○から○○を商用で訪れ、大変楽しく過ごさせて頂いた者です。旅館やお店の方はどなたも親切で、○○・○○・○○など興味深い所もあり、前から一度行ってみたいと思っていた期待を裏切らない土地でした。

>ただ、○○神社で大変残念なものを目にしました。

>掛けられている絵馬を見ていたところ、「韓国人が滅亡しますように。日本人より」という絵馬があったのです。

あったのですじゃねえよ。どうせお前が自分で掛けたんだろうが。何を「感動が台無し!」みたいな話のもって行き方してんだよ鬱陶しいババアだなおいコラ。

>今、国と国の関係がぎくしゃくしている中、それでも日本に興味を持って旅行に来てくれた韓国の人々がこれを目にしたら、どんな気持ちがするでしょうか。

ああ俺ら本当に嫌われてるんだなーって思うんじゃねえの? でもそもそも絵馬ってのは願い事を書くものであって、人目に触れさせる為に書かれるものじゃないからねえ。大体普通の日本人だったら、他人様の奉納した絵馬とかわざわざジロジロ見たり内容チェックしたりしないんだよ? ああ!唐突に思い出したんだけど、まとめブログで見たわー。何でも、対馬神社に掛けられた絵馬韓国人落書きしまくって困ってるんだってー? 全然関係ないけどー、そういうのって困るよねー。関 係 な い け ど さ あ 。

>どんなに街の皆さんがおもてなしの心で受け入れても、○○や日本の良いイメージ・楽しかった思い出が一瞬にして吹き飛ぶでしょう。

そりゃお前、それこそ自己責任って奴だろうよ。だいたい、自治体神社奉納した絵馬じゃねえんだよ。何をしれっと責任転嫁しようとしてやがるんだこいつは。

>(韓国人日本語のわかる人は、日本人韓国語のわかる人よりはるかに多いです。)

えっ…。そうなの? いやその情報初めて聞いたわ。いかにも常識ですみたいな感じでさらっと書いてるけど、何でそんな事普通に知ってるの? ね え な ん で ?

それに、今指摘された事は多分事実なんだろうけど、それってどう考えてもおかしくない?

 だって反日教育してるんでしょう? そんな国の人達が、なぜ敵だ悪だと幼少時から教え込まれる国の言語をわざわざ習得しているの?

 しかも。日本特に反韓教育も何もしていないし、人口もずっと多いよね。なのになぜ、韓国語習得した日本人数よりも、日本語習得した韓国人数の方が多いの? ね え な ん で ?

>そして、帰ってからも人の口を通じてどんどん広がることでしょう。

いや頼まなくたって煽らなくたって勝手火病起こして拡散するじゃない、あの国。


>また、現代ネット社会です。もしこれを目にした人が写真自分ブログfacebookなどに掲載したら、写真は瞬く間に広がります絵馬ですから、○○の人ではなく恐らく外の人間が書いたのでしょうが、そんなところまではネットでは伝わらず『○○のメッセージ』として間違った形で拡散する可能性がありますネット炎上してからでは間に合いません。○○に来訪者が来なくなるだけでは済まない可能性があります

うん、つまり要約するとこの絵馬奉納した人間の行いは一切問わずに、地方自治体神社責任を問い、そして「地方自治体からメッセージ」って事にして拡散ちゃうよ!って事かな?

えっ? 何? まさかとは思うけど脅迫してんの? 脅してんの、地方自治体神社を? それって重大な犯罪行為だよね?

>人には好き嫌い・言論の自由はもちろんありますが、特定民俗社会的階層を名指しでおおやけに誹謗中傷することは、国際的にもタブーで有り、もしアメリカで同様の事がもし起きたらそれを知りつつ放置した側も訴えられたり社会的制裁を浴びたりすることになります。何よりも、良識ある日本人として許してはならないと考えます

あれっ? わざわざアメリカの例を出してきたって事は、もしかして知らないの?

日本でも公に差別やら何やら行った場合は訴えられたり社会的制裁を受けたりするんだよ?

もしかして日本人公然差別を行っているという認識なのかな? そして、そういう差別を受ける、被差別対象層だった事があるのかな?

一体どれだけ歪んだ日本人観なのかな? というか、随分とまあ、どこかの国特有教育を受けた人達にそっくりな考え方をするんだね?

>以上の理由から、一刻も早く、問題絵馬責任を持って撤去されることを望みます

ハァ? 責 任 だ ぁ ? 何言ってんだこいつ本当に頭おかしいんじゃねえのか?

個人が奉納した絵馬を、なんで地方自治体神社責任を持って撤去しなきゃならないの?

そこには一体どんな責任があるの?

どこに責任が発生する根拠があるの?

その責任というのは一体誰を、そして何を守る為の責任なのかな?

>○○が、これから世界中の人から愛され続ける○○でありつづけますよう、心からエールを送ります

あれぇ? 韓国人火病を恐れてチヤホヤしてくれる、お前らにとって都合のいい○○、の間違いじゃないのかな?

>○○○○(日本人女性名

嘘つけや。



ハイ!全レススッキリした。

はいえ、散々ディスっておいて何だが、日本を訪れる韓国人が全員ろくでもない連中であるとは、仕事を通じて得た経験からも、とても思う事はできない。

あちこちの神社自治体に仕掛けてまわってる目的を改めて考えてみたんだが、まあちょっと上に書いた通り、韓国人だけチヤホヤさせる為の手口にしか見えない。

それに確かに、神社を訪れる外人の中で言えば、韓国人は態度が悪い。だいたい中国人の次くらいに悪い。

だが韓国人結構知りたがりな一面もあって、教えて厨というか、とにかく色々な事を積極的質問してくる。日本語が喋れても喋れなくても、とにかくたくさん質問してくる。知ろうとする。で、丁寧に教えてあげればちゃんと御礼も言う。

突拍子もない事も言ったりやったりする確率は高いし、トラブル現場にはだいたい居るが、ちゃんと教えてあげればそのように振る舞う

から日本を訪れる韓国人の全てが悪いとはとても思わない。

悪い奴もいる、ろくでもない奴もいる、ごね得を得ようとする奴もいる、そういう事なんだろう。

なので。今回のような一件があったけれども、だからといって私は今後も韓国人を敵視して扱うような事はしないし、また韓国人だけ優遇しようとも思わない。外国人観光客に対しては今まで通り平等に接する。

そうしないとどちらにせよ、相手の思うツボだろうからな。

まあお前ら増田も、自宅の警備やらIT企業の警備ばっかしてねえで、たまには神社の警備もしに来てくれ。

そんで、「韓国人が滅亡しますように」なんて絵馬奉納しようとしている奴を見つけでもしたら、「あ゛あ゛ん?てめえ何してやがんだコラァ!」とか難癖つけなくてもいいからそいつのエラの張った顔を写メって、ツイッターか何かで拡散してくれ。

ああ、別にそいつ韓国人じゃなくてもいいぞ。人の不幸を願う絵馬なんざ奉納する奴はいくらでも不幸になってもいいからな。

とにかく頼んだぞ、増田ども。





追記:はーいブコメ返しのお時間だよー。

このすぐ下の奴には直接、ブコメ無断転載もIDコールもやめろと、確かに伝えたはずなんだがな。

なんだ? また通報されたいのか? 今度は執拗な個人攻撃を繰り返している要注意人物、として。


change_k:【北風文芸】 力づくで単調な文芸のこと。イソップ童話『北風と太陽』の北風に由来する。文芸的な見所に乏しく、書き手の興奮ぶりだけが露わになる。



A:【北風小判鮫】 他人の書き込みに便乗して自ブログアクセスを増やそうとする、力尽くで単調なブックマーカーのこと。イソップ童話『北風と太陽』の北風に由来する。自らエントリが書けない程に創作能力に乏しく、その現実に対する指摘を受け入れられずに興奮ぶりだけが露になる。

2014-07-13

http://anond.hatelabo.jp/20140623202427

単純に宝探し系が好きな人のためのアドベンチャーゲーム

AIの動きと自分操作が織り成す偶発的な事故を楽しむ人のためのオープンワールド

ってだけな気がするなぁ。

2014-06-19

http://anond.hatelabo.jp/20140618174938

真面目に答えると、そういうコンテンツ主導型ってもう割に合わないんだよ。

作るのに手間かかる割りに、あっさり解かれるから、結局プレイヤーには同じ時間をかけて作った偶発性主導型や、ひたすら盛り込み型と比べて、ボリューム不足として扱われる。

対人要素で楽しませるか、とにかくボリューム盛り込んで延々遊ばせるか、って形でないと、もうプレイヤーが納得しない。

2014-02-13

http://anond.hatelabo.jp/20140213163404

威嚇してくるのと実際に戦争に踏み切るのとは全く違うんですが。

威嚇から偶発的に衝突→戦争へ発展はあるけども。

2014-02-03

http://anond.hatelabo.jp/20140203165828

1. アメリカ北朝鮮中国戦争をするのに巻き込まれる

2. 尖閣諸島などで偶発的に武力衝突が発生して戦争へ発展

3. 北朝鮮の脅威を排除するため拉致被害者奪還などを名目戦争

4. いまなら中国に勝てる

2013-12-28

http://anond.hatelabo.jp/20131228165943

わいのわいの言ってるうちに、お互いの政府国民感情がみるみる敵対的になって、

そんなとき尖閣あたりで偶発的に小競り合いがあったとして、

日中双方の国民が「いつかこうなると思ってた、あいつら敵意満々だし、戦争もやむを得ないだろ」と吹き上がり、

政府も「向こうの国は信用できないしうちを敵視してるから先に殺らなきゃ殺られるだろう」と交渉を早々に放棄して、

めでたく戦争突入、という可能性は普通にありうる。

2013-09-23

なぜフランス革命は分かりにくいのか

フランス革命は、平民(第三身分)が旧体制を打破した革命である

のように説明されることがあります。この説明は間違っているわけではありませんが、「平民」という均質な集団一丸となって何かをしたかのような誤解を与える点で、フランス革命の内容を分かりにくくもしています

平民(第三身分)は、農民都市の下層住民を総称した民衆と、民衆よりも裕福な中間層であるブルジョワからなります(職人を雇わず家族だけで仕事をしている親方や店主ぐらいが下層のブルジョワ民衆との境界層です)。しかブルジョワ民衆意識の上でも利害的にもあまり仲がよくありません。

ブルジョワ民衆は協力関係にあるよりもむしろ敵対しており、それぞれ自律的に行動していたととらえる方が、フランス革命の動向が分かりやすくなります

実際にフランス革命の流れを追ってみます

革命が始まるまで

普通フランス革命の期間は、バスティーユが襲撃される1789年7月からロベスピエールが処刑され恐怖政治が終わる1794年7月までの5年間、またはナポレオン総裁政府軍事クーデターで倒す1799年11月までの10年間とされます

しかしその当時フランス社会構造がどのようなものフランス革命が始まるまでどのような進展があったを知っていた方が、フランス革命の推移もわかりやすくなります

わかりやすくなるのですが、ここではバッサリはぶきますブルジョワ民衆がそれぞれ自律的な勢力であるという複合革命論の考え方を前提にして書かれた

などを読んでみてください。

またもっと伝統的な、革命の精神を称揚するタイプの解説として

があります。こちらのタイプの説明の方が分かりやすいという人もいるでしょう。

革命の始まり(1789年 5月~10月)

(ヴェルサイユで開かれた全国三部会は、第三身分強硬姿勢により憲法制定の議会に変身し、バスティーユ襲撃後の国内混乱を利用し封建的特権の廃止に至ります)

1789年5月5日ヴェルサイユ(パリから約25キロ)で始まった全国三部会は、採決形式でもめ審議に入らないまま紛糾します。第三身分強硬姿勢を崩さず、特権身分の中にも第三身分への同調者が出たこともあり、7月9日に憲法制定国民会議として再出発します。

しか7月11日に第三身分に融和的な財務長官ネッケルが罷免され、これがパリが伝わるとパリ市民は王の軍事行動が近いと恐れ、自衛のための食料調達武器調達に動き、焼き討ちや略奪が発生します。富裕市民政府軍隊への対抗と秩序維持のため常設委員会を設置し民兵組織します。

7月14日にはバスティーユの要塞に武器の引き渡しを求めて民衆殺到し、バスティーユ内で交渉が続くさなか襲撃が始まりバスティーユは陥落します。市庁舎まで連行された司令官ドローネーは群集に引き込まれて殺され、市長フレッセルも射殺されます

新たに組織されたパリ市当局ブルジョワ民兵(国民衛兵)を国王政府は追認せざるをえず、他のほとんどの都市でもブルジョワが市政の実権を握ることになります

一方バスティーユ占拠の報を受けた農村では、貴族が浮浪者を雇って報復をおこなうという噂が広がり、その恐怖から各地で領主の館の襲撃が行われ、「大恐怖」と呼ばれるパニック状態になります

自由主義貴族だけでなくブルジョワ議員の多くも地主であるため民衆の騒乱は早急に鎮める必要がありますが、正規の軍隊に頼ることは王や保守貴族の立場を強めることになるのでできません。そうしたなか8月4日の決議が行われます

8月4日閉会後の夜に抜き打ち的に再開された議会で、自由派貴族によって領主特権の廃止が提案され、熱狂的興奮のなか課税特権の廃止など諸特権の廃止が次々と宣言されます。大恐怖の圧力を利用して封建的特権の廃止に成功し、農民の騒乱も沈静化していきます

これで憲法の議論が進むようになり、8月26日には人権宣言が採択されます

しかし王は特権廃止の法令人権宣言批准せず、9月末には治安維持名目ヴェルサイユ軍隊を集結させます

10月5日食糧危機を訴えるパリ民衆ヴェルサイユに行進し国民衛兵がそれに続き、民衆は窮状を訴え国民衛兵は王に圧力を加えます。王は法令人権宣言批准、翌日には王一家はパリのテュイルリ宮に移されます。続いて議会パリに移り、ここから憲法と法令の議論が本格化していきます。一方で亡命する貴族が増えていき、国内政治分裂も本格化していきます

91年憲法の制定まで(89年末~91年9月) (革命勃発後1年目、2年目)

(91年半ばまではフランス革命期としては平穏な時期ですが、この時期に国内の対立が進んでいきます。また国王の逃亡未遂が発覚するヴァレンヌ逃亡事件(91年6月)によって王の威信が失墜し戦争を望む声が高まります)

議会パリに移り、諸特権廃止の内容や具体的な法律が決められていきます。ヴァレンヌ事件が起こるまで比較平穏とされる時期ですが、国内にさまざまな対立が生じていきます

1789年後半から91年にかけて、議会外に政治組織が形成されていき対立の構図ができていきます

また各地で反領主騒乱が発生していますが、そうした騒乱は徐々に革命反革命かという政治的な枠組みで解釈されていくようになります

さらに聖職者民事基本法をめぐって宣誓拒否問題が起こりますカトリック聖職者の多くは革命には好意的でしたが、叙任式における宣誓義務に対して大多数が拒否をします。議会からの警告が出されますが、地方によって大きくバラツキがあるものフランス全体で約半数の司祭が拒否します。教皇ピウス6世が民事基本法を否認したこともあってカトリックは内部分裂する事態になります。宣誓拒否司祭とそのもとにあるカトリック民衆は「反革命」に押しやられ、のちのヴァンデの反乱(ヴァンデ戦争 1793年3月~)の原因の一つになります

91年6月に国王一家がパリから逃亡し途中で発見されるというヴァレンヌ逃亡事件が起こります

これを受けて、外国支援された亡命貴族が攻めてくる、外国侵略が始まるという考えが広がり、国王救出を目的とした外国人が侵入してくるという予想から国民衛兵による警戒体制しかます

7月には主要な政治組織であるジャコバンクラブが、王の廃位共和制要求する請願書をめぐって分裂し、多数派の穏健グループはフイヤン・クラブとして分離します。

8月にオーストリアプロイセンが、フランス国王のために武力介入もありえるとするピルニッツ宣言を出したため、亡命貴族陰謀説にさらに拍車がかかり、外国との戦争を望む声が高まっていきます

そうしたなか9月3日立憲君主制にもとづく1791年憲法が制定され、9月30日に憲法制定国民議会は解散します。

開戦、王権停止(1791年10月~1792年8月) (革命勃発後3年目)

(インフレ物価上昇により食料問題が悪化し民衆の不満は増大していきます国内の多数が開戦を支持するなかオーストリア宣戦布告し(92年4月)、続いてプロイセンとも戦争状態になりますが、フランス軍の劣勢となります軍事的危機と国王への不満が積み重なり、パリに集結していた連盟兵やパリ民衆恐慌的な敵意が王に向けられ、王の廃位要求され、8月10日テュイルリ宮が武力制圧されます(8月10日事件)。これを受けて議会王権の停止を宣言し、新たな憲法制定のための国民公会召集を決議します)

憲法制定議会が解散した翌日91年10月1日に、9月までの選挙で選ばれた議員達による立法議会が開会します。再選が禁止されたため全て新人議員で、貴族がほとんど選挙に立たなかったため議員ほとんどは裕福なブルジョワです。立憲君主制を守りたい穏健派フイヤン派議会の最大勢力、共和制を主張するジロンド派(ジャコバンクラブのこの頃の多数派)がそれに続きます

なお同業組合や団結を禁止したル・シャプリエ法(91年6月)に抵触する恐れがあるため、政党存在しません。そのため、どの派でもない、審議内容ごとに立場を変える中間派(平原派)が、この時期に限らず常に議員の多数を占めます。そのため派閥議員数だけでなく、中間派の動向(またその動きに影響を与える議会外の動向)が重要になります

また議会内の各派の勢力数自体も確定したものではなく常に流動的で、各勢力をどう呼ぶかにかんしても文章によって違うことがあります

議会の中心的課題は、周辺諸国からの脅威にどう対処するかです。(それと穀物価格の上昇に対する価格統制の要求に対して、革命後の基本原則である自由主義あくまで守るのか、民衆要求を受け入れるのかも問題になっていきます)

これに対してジロンド派は、国内の不満をそらして(インフレにより物価が上昇し各地で食料暴動が発生していた)政治イニシアティブを獲得するために「自由の十字軍」などの言葉対外戦争あおります民衆の多くも「外国と共謀する亡命貴族」への脅威と愛国感情の高揚から戦争を望んでいました。

92年3月、フイヤン派大臣が王によって解任されジロンド派内閣が成立し、4月にオーストリア宣戦布告、数週間後にはプロイセンとも戦争に入ります(戦争ナポレオンが二度目の失脚をする1815年まで中断もありつつ続くことになります)。

しかし緒戦から敗戦が続き、「反革命」者へのより強力な措置を求める声や宮廷への不信から共和制を求める声が高まっていきます。またセクション(区)の政治活動を通じて民衆政治的組織化されていきます

そうした流れが最終的に民衆と連盟兵による8月10日のテュイルリ宮の襲撃に行き着くのですが、この事件偶発的に起こったバスティーユ襲撃とは異なり王の廃位を求めての組織された行動だったにもかかわらず、そこに至る決定的な原因があるわけではないので要約しづらく、フランス革命の大きな転換点の一つのわりに説明しにくい事件です。

ここでは事件の結果だけ述べると、立法議会は蜂起側の勝利がはっきりした後、王権の停止を宣言し、新たな憲法を制定するための国民公会召集を決議します。これでフランス共和制に向かうことが確定します。また国王一家はタンプル塔に幽閉されることになります

王の処刑、戦争の拡大、ジロンド派の没落(1792年8月~1793年6月) (革命勃発後4年目)

(戦争フランス軍の劣勢から優勢に変わり周辺領土占領します。93年1月には国民公会裁判結果により国王が処刑されます。周辺領土占領国王の処刑を原因として周辺諸国の多くと戦争突入し、さらに国内ではヴァンデ地方を中心に大規模な反乱が起こります議会ではジロンド派山岳派の対立が深まっていき、国内外の諸問題への対応のまずさからジロンド派民衆の支持を失い、93年6月ジロンド派逮捕議会から追放されます)

8月10日王権が停止しますがフランス軍が劣勢の状況にあることは変わりません。義勇兵がつどわれ前線への準備がなされる一方、反革命裏切り者排除する空気が広がり、家宅捜索がなされ多くの反革命容疑者逮捕されます。さらにパリへの侵攻の脅威が高まり義勇兵が出発したあと反革命者がパリ住民を虐殺するという噂も流れ出します。

そうした不穏な情勢のなかヴェルダン要塞陥落のニュースパリに届きます。これをきっかけとして、囚人の多くが殺されるいわゆる九月虐殺が発生します。

この事件の結果、内の脅威が消えたと民衆が大挙して義勇兵に参加し兵数万を増やすことになります

一方、この事件国外からの印象を非常に悪いものします。宥和政策を取っていた隣国スペイン首相宥和政策撤回せざるをえなくなり、またフランス革命開始時には革命好意的だった知識人たちも国王一家の幽閉と九月虐殺で決定的に革命嫌悪に転じます

戦況にも変化が生じますフランス軍はヴァルミーの戦いで勝利し、戦況が優勢に転じていきます。なお多くの本でこの勝利はフランス兵の志気の高さによるものと説明されていますが、志気が影響するような戦いではなく兵と砲台の数の差によるものといった指摘もあります(たとえば『近代ヨーロッパ情熱と苦悩』)。

そのヴァルミーの戦いと同日、国民公会が開会します。

普通選挙でしたが投票率は悪く、ほぼブルジョワ議員で占められていますフイヤン派出馬していないので議会におらず、共和制穏健派ジロンド派共和制急進派の山岳派、それに中間派という構図です。(ジロンド派ジャコバンクラブを脱退していくので、山岳派=ジャコバン派とも呼ばれます)

ジロンド派経済的政治的自由主義を維持し議会主導で政治をおこなうという近代的な原則あくまで重視し、山岳派革命の推進と防衛のためには民衆要求も受け入れ民衆運動の利用もありと考える現実路線です。

……とまだまだフランス革命の時期は続いていくわけですが、予想外に長くなったので中途はんぱなところですがここまでとします。

93年1月に国王が処刑され、6月ジロンド派の追放で山岳派一党独裁(ただし基盤の脆弱独裁)になり、恐怖政治の時代が翌94年7月まで続き、ここで一区切りとなります

2013-08-27

http://anond.hatelabo.jp/20130827010923

本当人生おもしろくない。

当たり前だ。

幸せ快楽が天から降ってきたり自然発生するものだと思うな。

人生ってのは、自分の行動や意思決定によって、面白くしたりつまらなくしたりするもんだ。そんな受身形な生き方人生おもしろい訳ないだろう。

受身形な生き方と言っているのは

楽しいこともたまにはあるけれど

こういう態度のことだよ。だらだら過ぎていく日常の中で、偶発的に何か楽しいイベントが発生するのをただ待っているだけ。

親が餌を運んでくるのを、口をパクパクさせて待ち続けている雛鳥、それがお前だ。

自分の手と脚で餌を探しに行くこともせずに、悟ったような口を聞くな。

自分に出来ることが少なかったとしても、つまらないように見える日常の中から、少しでも面白いこと、楽しいことを見出す努力しろよ。

世界には、絶望的な環境おいても、自らの人生を勝ち取るためにデモなり革命なりを起こした人間大勢いるぞ。

それでもなお、言い訳しか出ないのであれば



それはセロトニンが足りてないんじゃないか

おそらくインドア派な人間なんだろうなと推測するが、昼間はしっかり日光を浴びろ。

夜は夜更かしせずに規則正しい生活送れ。

食生活大事だ。糖質鬱という症状もある。炭水化物や糖分の摂り過ぎに気をつけろ。睡眠の質を向上するために、深夜の飲食は避けるように。

それでもダメなら診療内科で診断を受けて鬱に効く薬でももらってこい。


結論としては、お前の悟り錯覚だ。早く気づけよ。

2013-07-31

不倫は悪くない

不倫ダメなんてことは全くないと思う。

そもそも世の中に絶対的な惡なんて、ほとんどないと思う。

絶対的、というのは、どの文化圏でも、どの時代でも、それをしたらダメでしょ、ってことだよ。

俺の価値観では、殺人窃盗くらいは絶対的な惡のような気もするけど、でもそんなことないよね。

戦争中なら殺人もおっけーだし、昔は仇討もおっけーだったというか賞賛された時代もあるしね。

死刑も合法的な殺人だもんな。

それくらい、絶対的な惡ってないわけだよ。

それが不倫程度、なぜ悪いと言われなきゃいけないんだ?


自由恋愛というか、オープン関係っていうものが、ちゃんと認められている国も実際にある。

アメリカフランスオランダやね。

あと、具体例として有名なのはサルトルボーヴォワール夫婦。

あれほどまで頭のいい人たちも、お互い偶発的な恋愛は楽しみましょう、と認め合ったわけだ。

facebook にもちゃんと、open relationship という選択肢があるよね。

それを選択する人も、サルトルボーヴォワールも、惡人なの?

そんなことはないはずなんだよ。

一夫多妻を認める国も、不倫本質的な違いはないわけで、それを批判できるの? とも思う。




ただし、当事者すべての同意があれば、というのが前提になるのかな、と俺は思う。

いくら、世界のどこかでこういうものを認める場も存在する、とは言っても、当事者で傷つく人がいるならもはや人間としての関係性は破綻しているわけで、事後で言葉を重ねることに意味はないと思う。

サルトルボーヴォワールも、お互い隠さず話せば自由恋愛OK、というのは条件にしていたようだし、結婚するとき契約次第なのかなと思う。

もちろん、当事者すべてというのは不倫相手も含むわけで、不倫相手が独身なら、ちゃんと配偶者がいて同意済みであることを説明する必要があるし、不倫相手が既婚者なら、不倫相手の配偶者にも同意を得る必要があるよ。


で、現在日本では、貞操を守る義務というのが法律的に課されているので、とりたてて新しい契約を結んでいない夫婦なら、この義務に従うべきじゃないのかなと思う。

契約というのは口約束でもいいわけだけどね。

しかし、実際にはボーヴォワールもかなり傷ついていたらしいし、結局関係性は良好とは言えなかったらしい。

そう考えると、真の意味で誰も傷つかない自由恋愛って、なかなか成り立ちづらい部分はあるのだろうなと思う。


しかし、当事者たちの事情も知らずに、第三者たちが自分たちの価値観で批判するべきものでもないと思う。

ちなみに俺は浮気はしない(予定)だし、妻にもしてほしくないです。

うちの夫婦不倫が起きたなら、どうぞ批判してくれてOKです。

http://anond.hatelabo.jp/20130730191554

2013-06-13

http://anond.hatelabo.jp/20130613152548

奇形や障害は、遺伝性のヤツだけじゃなくて妊娠時の内因性や外因性もあるし、単純な偶発エラーもあるので、基本的に健常児ってのはないよ。

障害児を育てるのに家族犠牲になりすぎてる現状をなんとかするってのが先だと思うがね。

2013-05-16

女性手帳を巡る議論が、女性内でも二分されて噛みあわない理由

ネット界は、「自分と似た属性の人」とネット友達になる可能性高い。

30代キャリア独身ネット友達は同境遇独身が多く、

30代不妊治療女性ネット友達不妊治療仲間、

20代ママネット友達は20代ママ

で、「女性手帳」のような餌が投入されると、それぞれの女性

自分たちの観測範囲内」「自分フォローしている人」の女性リアクションを観察して、

それを受けて「これが女性の総意だ。女性は皆こう言っている」とツイートする。

・・・何のことはない、自分属性女性意見を増幅しただけだったりする。

30代キャリア独身女性が「女性は皆●●と言っている」とツイートしていても、

その「女性」は、皆キャリア独身女性だったり。

不妊女性の「女性は皆・・・」の「女性」は、皆不妊女性だったり。

基本は、「お仲間同士のツイート交換」なんだが、

たまに外部、特に男性に返信、RTした場合

あなたがたは女性の総意を判ってない、女性は皆●●と言ってる」となる。

で、異なるクラスタである30代キャリア独身女性クラスタと、

不妊女性クラスタと、20代ママクラスタが、どこかで偶発衝突した場合、酷いことに・・・

2013-03-14

ダブルバインドじゃないかもしれんけどなあ

前の記事ではあえて書かないことにしたんだけど、齟齬があるようなので未練がましく補足します。これから書くことはあくまで俺の個人的な体験とそこから考えた意見です。元記事の男性の行いについて倫理的に許されると思ってもいないし、10:0の責任あの手この手理論で9:1、あわよくば8:2まで持ち込もうという意図もありません。しかし、元増田のような思考パターンをする人とは付き合えないと判断します。法や倫理的に基づいた判定と、俺がお付き合いする相手としてどう判断するかは、全く別の話です。

セックスしないならいいよ」っていったんだけどな~

http://anond.hatelabo.jp/20130311155911

ダブルバインドだよなあ

http://anond.hatelabo.jp/20130313195812


女性に「据え膳食わぬは男の恥」という価値観はあるのか

個人的な体験からすると、何もせずに帰ったら、後日なんでセックスしないのと泣かれたり怒られたりしたことは3回ぐらいあります。ですから、この考え方が都市伝説のたぐいであるという論調は受け入れられません。ちなみに、その後、順調にお付き合いが続いたケースもあるし、そうでないケースもあります

女性がこのような反応をした背景に、社会的に男の都合のいいように洗脳されていた、精神的に搾取されていた、俺が怖かったのであえてそういう素振りをした、精神を患っている、という可能性は捨て切れません。俺がそんなことはないと強弁しても、女性からお前が気づいていないだけだと指摘されたら、俺が女性でない以上明確に証明することはできないからです。

元増田に関して、据え膳があるかなしか傍論に過ぎない

「据え膳食わぬは男の恥」プロトコルで通信することを認める人たちを「アリ派」、そうでない人を「ナシ派」と分類しましょう。この時点で不快感が沸き起こる方がいらっしゃると思いますが、キリがなくなるので対応しません。で、男性女性の中にどういう割合で「アリ派」「ナシ派」がいるかは知りませんが、組み合わせとして、アリ男-アリ女、ナシ男-アリ女、アリ男-ナシ女、ナシ男-ナシ女の4種類あるとします。

あらかじめ、ちゃんと「セックスしないなら行ってもいいけど、するなら嫌だ」ってはっきりいったのに

という発言からは、男性側のセックスに対する積極性とそれを拒否する女性という前提が共有されています。また、一泊旅行というひとつパッケージの中で、セックスけが明確に拒否されているということは、アリ男への牽制と考えて良いと思います。つまり、潜在的に「アリ男-ナシ女」の組み合わせであることを双方知った上で、今の時点では「ナシ男-ナシ女」でなければならないという契約を結んだと言えます。当然、それが契約である以上、旅行中に男性発情して「アリ男-ナシ女」という図式になることは許されません。口が酸っぱくなって臭くなるぐらい繰り返しますが、許されません。もう一度言います。許されません。

で、この契約が成立した時点で、カップルにとって社会的存在する4種類の図式のどれが当てはまるかを検討する必要がなくなります。少なくとも旅行終了までは「据え膳食わぬは男の恥」プロトコルが相手に通用するかどうかを再度確認する必要はありません。

俺は複雑なメッセージを解読するの嫌だ

上記のことを念頭に置いた上で「ダブルバインドだよなあ」の内容につながるわけです。「ダブルバインドだよなあ」は旅行に出てから男性約束を破るのはしょうがないということを言いたいのではなく、なんでこの合意に至ってしまったんだろう、という話なんです。「ナシ男-ナシ女」を保つことを至上命題とするならば、それを阻害する因子を取り除けばいいじゃないですか。30分トイレに閉じこもるって、どう考えても起こしてはならない事態でしょ。日帰り旅行とか別の部屋を予約することは、高潔な魂を保てない選択肢なのでしょうか?いっそのこと、旅行を延期したらいいじゃないですか。偶発的な紛争の危険があるとわかっていて、あえてそちらに駒を進めるのは威嚇行為だと思います。そんなことが信頼の醸成につながるのでしょうか?もちろん元増田旅行に行く必要性を感じていないのだから彼氏が率先して折れるべきですね。俺ならそうします。

せっかくおいしいご飯食べて気持ち良くお風呂につかって最高の気分だったのが一気に台無しになってしまった。夜中までいろいろ二人で話して眠くなったからもう寝るねっていったときまでは本当に最高だったのに。

はいえ、俺の体験上、このようなロマンティシズムは受け入れられません。日帰り旅行は、紛争のリスクも少なく、精神的にも負担が少なく、構造シンプル選択肢です。なのに、わざわざリスキーな同室を選んだ挙句セックス強要を迫られたにも関わらず、ロマンティシズムの世界から増田で状況を描写する。日帰り旅行に比べてあまりにもややこしすぎませんか?これから先お付き合いしていく時に、いつも細かい契約をしながら付き合うことはできません。日常生活で顔を合わせる時には契約せずに相手のメッセージを適切にピンポンすることが重要ですが、この人の球を打ち返し続けるのはしんどいです。

そういうことを考えていた時に浮かんできたのが、「愛の証明」を繰り返す日々だったのです。個人的な体験を無批判に当てはめていると言えばそのとおりです。しかし、他に適切な例が見当たりません。

そもそも論として

お互いの領域をほどよく侵犯するのが恋愛だと思うので、杓子定規一般論として間違っているという指摘をしてもしょうがないと思います。俺が、私が、が起点でいいんじゃないでしょうか。

(追記)

元記事が出てから二日間仕事睡眠以外の時にずっと考えていた結果がこの記事なのですが、それだけの時間考えぬいても、俺の言いたいことが「セックスをしたい」という話としか伝わりませんでした。皆様がおっしゃる通り、俺は論理構成能力が全くないのでしょう。自分を高く見積もっていました。申し訳ありません。俺がセックスの話じゃないんだと本気で考えていても、他の人からセックスしたい欲望が余すところなく見えるという図式が存在しています。ということは、俺は無自覚に不適切な性的接触をする可能性が高く、考え方がレイプ魔と同じであると考えるのが妥当です。

まり、これまでのお付き合いの中で無自覚にレイプをしていた可能性が高いと考えられ、それはレイプ予備軍ではなく、俺はすでにレイプであると考えるのが自然だと思います。また、ブクマの指摘に対して明確な答えが出せない以上、これからレイプをする因子を未だ抱えているわけです。非常に受け入れがたい事実ですが、このことを頭の中に刻みつけ、過ちを起こさないよう自分を警戒していこうと思います

みなさま、駄文にお付き合いいただきありがとうございました!

2013-02-16

隕石落下と偶発戦争

http://anond.hatelabo.jp/20130216225538

例えば今回の隕石落下が、ロシア中部とかじゃなく、

例えばテルアビブに落下した場合イスラエルは「冷静に」対応できるか?

今はまだ極度の緊張状態じゃないが、極度の緊張状態が強いられている最中

隕石落下という「極めて不幸な、極めて天文学的確率アクシデント」が発生した場合に、

イスラエル軍部が、「イランヒスボラによる攻撃だ」と誤認して、そのまま衝突が拡大、というケースだって

ありえなくはない。

あるいは、今後尖閣諸島が更に緊張して、そういうさなかにこの海域に隕石落下した場合

(恐らく津波?みたいのが発生するだろうが)、それを何らかの軍事活動と誤認して、

それで応戦する、というケースも、考えられなくはない。

今回の隕石人口密集地に落なかったのはラッキーだったが、それ以上に、

極度の軍事緊張地域に落なかったのも、ラッキーと言わざるを得ない。

2013-01-16

もしも中国戦闘が発生したら?

どうなって終わるんだろう?アメリカ日本と一緒に中国へ敵対するのが前提。

日本はもちろん、中国も本気でやろうと考えてはないと思うけど可能性は完全にゼロではないので、念のため想像してみたわけです。

で、現状停戦仲介できそうなところが見あたらないんだけど、どっかある?英仏露が協力して…なんてのはイメージできないし。幸い(?)ユーロウマウマできそうな武器はどっちも使ってないと思うので「もっとやれ」とけしかけられることもないとは思ってるけど。

誰も止めてくれないと、どっちかが「ごめんなさい」と言うまで続いちゃうわけで、そうなると一番損するのは日本だよなぁ。最終的にはアメリカ中国に「ごめんなさい」って言わせるにしても、その途中で中国は持ってるミサイルを全部こっちへ打ち込むだろうし。

って考えると武力衝突はどう転んでも、わずかな益もないわけで偶発事故かいやマジ勘弁してください、と祈るばかりであります

さらに最悪なのは国連」を名乗ってロシアが南下してくるパターン?どさくさに紛れて北京北海道の両方へやってきそう。

うわー、どう考えたってロクな展開が想像出来ん。やっぱり適当なところで内側から崩れてくれるのが、最大多数にとっての幸福な展開を期待できそう。

崩れるのは好戦論でも体制でもどっちでもいいのよ?

2012-08-12

韓国偶発的な行動を強調 五輪竹島メッセージ問題で - 47NEWS(よんななニュースhttp://p.tl/y1Ya

韓国偶発的な行動を強調 五輪竹島メッセージ問題で - 47NEWS(よんななニュースhttp://p.tl/y1Ya

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竹島韓国領土」って言う主張も偶発的なものだよね。

 

でも、

韓国かわいい

「なぜこんなことで、

我々の仲間が表彰式に出られないのだ。

そんなら銅メダルなんかいらね。」

ってなってたら、

かっこよかったのに。

2012-02-19

あなた虐待、わたしの虐待

 さて、世の中には虐待というものがある。

 あなたにとっての虐待定義とはなんだろうか、被害者加害者保護であるという関係を除けばあらゆる虐待存在するが、今回は主に成人と未成年の間、親と子の間に存在する虐待について論考していこうと思う、なぜなら家庭というのは非常に外部と隔たれた空間であるからだ、教育の場であったり労働環境での虐待比較するとお互いの利害に関係のない第三者の目に触れる機会は一気に減る、その分陰湿であったり陰険になるなどの諸問題は生ずるが同じ様な虐待が発生した時に他との比較が容易で無いという点において、また未だ家庭内部の隠され閉ざされた空間で行われている虐待についての個々の認識を明らかにしていく事が、この世から虐待による悲痛、声にならない声を浮き彫りにしま被害者自身がより客観的に自己の被害状況を分析し気持ちの整理をつける事でより良い明日へと繋がる事を祈り進めていきたいと思う。

 虐待の種類

 虐待にも様々なものがあるが、一つに基本的には相手の事を思っているか?という漠然とした表現にその発生源を求める事ができる。もう一つは、相手の事を思ってしているという認識行為が結果的に同じ結果を生じさせているという虐待について、また意図的、偶発的を問わず“何か”をしなかったという事が虐待になる事もあるので、それらを比較しながら論拠していきたい。

 一、【故意】例

 我が子の欲求よりも自分の欲求を優先した虐待

 二、【過失】例

 躾等と称しての行為が本来の目的を達成していない虐待

 例えば、子供が他人の所有物を不当に取得した時などに“叩く”などの痛みを与える事で子供の犯した不当な行為を是正させようというもの、これでは罪を犯してはならない理由が“叩かれる”からだとの理解を子に与えかねない。裏を返せば叩かれてもいいくらい欲しい物であれば不当に他人から奪っても良いという事になってしまう。人間なのだから例え時間をかけてでも、物には“持ち主”という所有の概念があり、他人の所有物を正当な理由なく勝手に奪ったり何かしてはいけないと教えるべきだ。こういうと小さな子供にそのような説明をしてもわからないという人がいるようだが、行為の是非は痛みが伴うかどうかだと理解させてしまう可能性を与える行為こそ余計に子供が所有の概念を理解する事を阻むだろう。

 三、【認識ある過失】例

 意図偶発わず放置に至った時に、その放置によって苦痛子供に生じるかもしれないと認識しながらも「もう我が子の年齢なら大丈夫だろう」と本人を介さない判断で放置した結果、実際は子供精神的苦痛等を生じていた場合虐待

 ※本人の事前の意思を汲んだ上での放置で、実際に子供苦痛が生じても生じなくても、第三者から客観的には虐待と判断される場合も有る。

 四、【未必の故意】例

 意図偶発わず放置に至った時に、その放置によって「子供苦痛は生じる」と本人を介す介さない問わず判断し放置した結果、実際に子供精神的苦痛が生じていてもいなくても構わないと思う虐待

 ※行為としての虐待、結果としての虐待となるかどうかは別

 

 他にも虐待時の心模様は分析できるが、虐待による不都合が生じるかどうかという点では、これらの行為が多岐に又、継続的に行われるかどうか、そして被虐待児の個体差に寄ってでしか判断できない事とより効果的な虐待ラインの線引きをする為に虐待の回数、頻度、継続性やその子供の人生に不都合が生じたかどうかは度外視し“その行為虐待なのかどうか”に的を絞って進めていきたいと思う。

 それでは、ここから思いつくままに、もっとイメージを換気しやすい実例を列挙していきたいと思う。

 一、お父さんと息子がプロレスごっこをしていて上手く技が決まり泣き叫ぶ子供に対してもなかなか技を解かなかった。

 一、食事を親の許容時間内で食べられずゆっくりと遅い食事スピードの子供に対して、精神的な怒りを顕わにし、その怒りを子供に伝えた。

 一、兄弟喧嘩をした子供に対して、親の判断で判決を下し、制裁として一度の食事を与えなかった。

 一、何時にお客様が来るからそれまでに部屋いっぱいに散らかった玩具を綺麗に片づけておいてねと子供に頼んだのに、その時間になっても部屋を片づけていなかった為、児童の頭部に真上から握りしめた拳の中指第二関節の先を尖らせた部分を振り落としそれなりの痛みを与えた。

 一、子供学校から持ち帰ったテストの結果を見ると20点と書かれてあった、問題内容や平均点などがどのような状況なのかは関知していないが主観的に悪い結果だと思ったので「なにこの点数は?」と冷めた表情で悲しみを子供に伝えた。

 一、子供達数人を祖父母に預け遠方に行くことになった際に、お土産を買う事になった、その際個々の子長男、長女、次男、二女などそれぞれにお土産を買う際に、自分の子に対する好きの程度が“ひいき”としてお土産の質にも反映された。

 一、子供が食事に対して好き嫌いを顕わにした時に、栄養学的な事、勿体無い事、また添加物農薬化学調味料等による影響を考慮せず、また食べる事や残す事を“怒り”や“恐怖感”と共に子供に迫った。

 一、子供玩具を買い与える等の条件を設けてお手伝いさせたり、肩を叩かせる等した後に、その約束に対しての意識をおざなりにし約束をまだ守っていない。

 一、子供に早く寝ないとお化けや怪物、悪魔に襲われるなどと自分の信じていない事実を信じこませ嘘の恐怖感で持って子供自分意図した時間帯に寝かせてしまおうとした。

 一、家庭内でだれかの所有物が紛失した際に、証拠なく過去の行動等から子供のだれかが盗んだのではないかと疑いそれを子供に伝えた。

 一、子供が嫌がったり、将来思いだした時に嫌だと感じる可能性がある行為を何らかの脅迫や脅し、また体格差による優位条件を利用して行った。セックス

 等々、枚挙に暇が無いが、突き詰めていくと、同意や相互の了解、約束の無い事で自分保護下にある者に対して怒りの感情や、隠避の態度、また虚偽の同意や相互の了解、約束保護下にある者の言動を操作したり、当初は嘘のつもりはなく結果的に不本意であったとしても謝罪無く保護者立場を利用して子供の意思、期待を蔑ろにする行為虐待定義する事で、確かに、ほとんどは大した事のない軽度の虐待ばかりが散見するとは思うが、その浮き彫りにした小さな声の中から継続的であったり深刻な状況に陥っている児童を露わにする事で虐待から保護活動がより進むのではないだろうか。

 次に、虐待をされた側の福祉ではなく、虐待をしてしまった側の福祉を考えてみよう。確かに、認識の無い虐待の方が子供の悲痛は重いだろうが、罪悪感を認識しつつも己の言動を制御できず我が子に対してしてしまうという行為としての虐待加害者も罪を理解しているという点においては周囲が手を差し伸べるべきではないだろうかと思う。何度も閉ざされた家庭内の出来事である事は強調するが、親自身が現在において健全である因果関係の立証なくして自分の生育環境を我が子にも模倣するという事は大いにあり、その今現在健全である事はわが身が程度の差こそあれ受けた虐待が今のわが身の為になったと解釈しその虐待行為をまた我が子にしてしまうと言う物だ。

 良かれと思いやっている事なのだがこの場合本人の気分もなぜか優れないという事が多いように思う。どうも本当はこんな事はしたくはないが、我が子の将来の為に体罰や強制、十分に説明のできない因果関係の不明な理由によって我が子の言動を統制するのは止むを得ないを自己を正当かするのだが、なぜか当の親自身は心のどこかに陰りを想わせる精神状態に陥ってしまう。

 こんな時、もしも閉ざされた家庭でしか虐待というナイーブ情報について共有でき、また素直な気持ちで自分行為虐待なのか虐待でないのか話しあえる場、意見交換できる場があったらどうだろう。

 子を持つという事は責任が伴う。

 親に責任能力があってもなくても責任が伴うのだ。

 ないものは仕方がない、生殖の自由を制限することもまた違うであろう

 親になったからといって、社会は一律に保護者責任を追及しても良いのだろうか?

 そこに、責任という耐えがたい重圧感を与える事が、自らの育児教育能力自己判断し自信が持てなかったり自己否定の念の押しつけられた時、弱者である子に対し“教える”という行為をしなければならなくなった時に怒りの感情が“怒る”という形で子に向けられてしまうのではないだろうか。

 “怒る”について考えてみよう。

 子供が何か良くない事をした時に「コラーッ」と怒った場面を創造してみて欲しい。

 それは、子供スーパーで売り物を食べ始めてしまった時かもしれないし、子供自分で行きたいと言って行き始めた何かの教室勝手に休んだ時かもしれない。

 私や貴方はいったい何に怒っているのだろうか?

 子供が確かに一度はしてはいけない事だと理解したのに、私欲のために再三した事が許せないという怒りだったかもしれないし、貴方がせっかく拠出した習いごとの月謝を無駄にされた事かもしれない。他にも様々な解釈はできるが“怒り”がなぜ生じるのかをよくよく考えてもらいたい。

 そこに“悲しみ”はないだろうか?

 人は悲しくないのに怒る事はあるだろうか?

 元の感情として、自分が悲しくなる何かをされた事や身内が誰か他人を悲しませてしまう事が悲しくて、そんな思いはしたくないから“怒る”のではないだろうか?

 子供には貴方や私が怒る理由を理解するのは難しい

 まだ悲しい気持ちから怒りに転化したという実体験も希薄だろう。

 これを読んでくれた貴方には

 どうか

 どうか素直な感情で我が子と接して欲しい

 悲しい時には悲しい気持ちを我が子に伝えよう

 あなたがそんな事したら、お父さん悲しいよ お母さん悲しいよ って

 私や貴方がが無碍に他人を悲しませたいなんて思わないように

 子供純粋が気持ちとして、他人を悲しませるような事はしたくないという純粋感情がある事を期待しよう

 子供は“怒り”の感情よりも先に“悲しさ”の感情を知っている

 怒りは「快」「不快」という根本感情よりも一段階上の複雑な感情から

 親だから、大人だからといって、悲しさを隠す事なく

 例え我が子にでも、悲しい思いをさせられたら「悲しい」気持ちを表してみよう。

 きっと、わかってくれるはずだ

 今からでも遅くない 例え貴方の子供が既に成人していたとしても

 本当はどう思っていたのか? あの時は悲しかったんだよ だからあんな事をしてしまったんだと

 もし、過去の古い記憶が貴方を苦しめ

 また貴方の子がさらにまた子に対して同じ事を繰り返し、子が将来、あなたと同じ苦しみをする事を回避する為に

 勇気を振り絞って、例え過去の事であっても当時の本音の素直な気持ちを話してみよう

 きっと、貴方を許してくれるはずだ 貴方はもっと楽に生きるべき存在なのだから

@awaikumo

2011-09-04

きゃりーぱみゅぱみゅブレイクについて

まぁ個人的にはどうでもいいんだけど、デビューアルバムフィンランドベルギーiTunesエレクトロチャートで1位になるという快挙を成し遂げてしまって今やここぞとばかりにバラエティ番組にまで引っ張りだこのきゃりーぱみゅぱみゅさんだが、歌い手PerfumeでもMEGでも鈴木亜美でもあくまで歌を素材として扱う相変わらずブレない中田ヤスタカサウンドであるとか、彼女キャラクターを十二分に表現した奇怪なPVだとか、子供の頃の黒歴史イメージビデオであるとか、色々と成功の要因は挙げられると思うのだが、この件に関して思うのは、紛れもなく「日本でおそらく初めてYouTubeから火がついたアーティスト」ということだ。海外だとOK GOとかYouTubePVからブレイクするケースはあったけど、YouTubeから無名国産アーティスト世界的に一気にブレイクしたケースは彼女が初めてといっていいんじゃないだろうか。どういう経緯を経て海外にまでぽんぽんぽんぽん浸食していったのかは定かではないが、有名どころではLimp BizkitのFredがツイートしたあたりで加速したんだろうか。

ここで改めて思うのは、もうレコード会社はいつまでもPV音楽違法アップロードを躍起になって消している場合じゃないよな、ということで、公式に YouTubeなりにPVをアップするのはマーケティングとしてもはや必然なんだということを、改めて終わりかけている音楽業界に伝えておきたい。というか、目先の音楽で儲けようと考えずに、とにかく世界規模で多くの人間の目に触れられるチャンスが確実にあるわけで、当たればその先でいくらでも儲ける手段はあるんだぜ、という考えに4~5年前からシフトしていかなければいけなかったんですよ。SMEアーティストとかもうまったく聞かないんだけど、未だに何やってんの。

あと、関係ないところでもうひとつ思うのは、こういう「ブレイク」の感覚っていうんだろうか。今や小さい規模でなら、芸能事務所やらメジャーレーベルに属さなくとも良くも悪くも似たような感覚は味わえちゃう時代になりまして、そう考えると、これから芸能界はそれこそ世界レベルで受ける人材が求められるわけで、「ただ目立ちたかっただけ」の中途半端芸能人アーティストにとってはこれからますますしんどい時代になるよなぁと思うわけです

(追記)

一応、成功例が少ないだとか偶発的な事例だとか反応があるので書いておくけど、デビューしたばかりのアーティストでいうと、¡MAYDAY!というアーティストはまだYouTubeができて間もない頃にYouTubePVきっかけでブレイクしたと言えると思う。順序が違うけど、Justin BieberだってYouTubeからデビューして今や億単位再生回数を誇っているわけで、世界的に見れば別に特別な事例でも何でもない。ただ、はっきりと「YouTubeブレイクした」と言えるアーティストは少ないだけで、Perfumeなんかもそうだけど、確実にYouTubeきっかけで海外のファンが増えたアーティストはいくらでもいるだろう。これは別に音楽に限った話じゃなく、今のところ全世界コンテンツプロモーションしかけようと思ったら、コストを考えれば、ツールはYouTubeFacebookぐらいしか考えられないだろう、という話をしているのであって、「youtube以外のプロモーション活動無視かよ」とかいツッコミはまったく論点が違うので、あしからず

2011-08-11

モノポリーから考える資本主義モデル

モノポリーって何?

モノポリー遊んだことはありますか。ビルアパート経営を体験する4人くらいで遊ぶボードゲームです

8つの大通りをすごろくの要領で進み、物件を買ったり、カードを引いてイベントをこなしていきます

ボードを一周するとベーシックインカム的にお金がもらえます説明書にはサラリーと書かれていたと思います

このゲームが始まったばかりのときは、地主さんがいません。プレーヤーの誰かが土地を購入すると地主さんとして収益を上げられるようになります

まり、序盤は開拓地をウロウロしているようなものです

中盤になると、プレーヤーのそれぞれが地主化していきます

誰かが駐車場にとまったりアパートホテルをにとまってくれるのを待ちます

同じ通りの土地を買い占めることができると収益が倍になります

運良く、土地をまとめて所有するプレーヤーもいれば、点在する物件を所有するプレーヤーも出てきます地上げ屋風情の交渉力で土地をまとめ始めるプレーヤーは最強です

すべてのプレーヤーにある程度の収入があり、それなりにお金が動いているときが一番盛り上がります

たくさんの物件を所有したときに出ると困るカードがあります建物の修繕カードですマンション大規模修繕のように費用が一気に飛んでいきます。手持ちの物件が多いほど痛手になります

終盤は、残った二人の一騎打ち。それぞれのプレーヤー性格が露骨に出てきます

ルールにもよりますが、資金がショートしたプレーヤーから抜けていくと、最後に残ったプレーヤーがすべての通りの物件を独占して勝者となりゲームは終わります

リセットのない世界

ゲームなので、もう一回遊ぶときは、これまでの状況をリセットして、最初から始めれば、何の問題もありません。

このサイクルを現実に当てはめたとき資本主義問題点があきらかになってきます

ゲームを始めたときから地主がいたらどうでしょう。誰かが勝った状態からゲームを始めてみますプレーヤーは細々と得たベーシックインカムを貯めることもできずに、どんどん絞られていきます

独占した物件は、既得権ですから放出されることはありません。盛り上がるゲーム中盤にならずに終わってしまますね。ボードゲーム好きの友達といえども途中で帰ってしまうかもしれません。

現実経済では、ゲームが終盤に差しからないように、ずっと中盤のプレイを続けられるように政府が法的な規制をかけてバランスを取っています

バランスをうまく取れず終盤にさしかかると現実世界では、終盤の状態を終わらせて序盤に戻そうとする力が生まれてきます。内乱や暴動です江戸時代だと維新に向かう力です

そこまでいかなくても、自然災害きっかけにして、ほころびが顕在化するかもしれません。

過当競争

このゲームは8人くらいまでは遊べたと思いますが、プレーヤーの数を一気に20人に増やしたらどうなるでしょう。

脱落者が10人以上出て、モノポリーの作者が想定しているプレーヤー数に落ち着くまでは、過酷ゲームになります

20人を8人にするために先に面接をしたり、ゲームに参加するための条件をクリアしないとゲームをできないようにしたらどうでしょう

よほど恵まれた人しかモノポリーサイコロをふれなくなってしまます

ルール通りにプレイすれば、盤面を一周してもらえるベーシックインカムの量が多くなります。資金の供給が過多になって、バランスが崩れるかもしれません。

この状態のバランスを取るには、盤面の数を5つに増やして、プレーヤーを分散させたほうがいいでしょう。20人の中から一人の勝者を出すよりも、5人の勝者を出したほうがいいと思いませんか?

盤面を置く場所がなくなって、隣のおねえちゃんの部屋に侵略したら、反撃をくらうかもしれません。領土を増やすための戦争はそんなものです

少ない国土で、競争の場を増やすには、山や川や海峡で国土を区切って、盤面を増やしたほうがいいともいえます

現在日本でいうと、高速通信網、高速交通網によって仕切りが取り払われてしまって、盤面が限りなくひとつに統一されつつあります

世界的な視点で見てもそうなってるのかもしれません。

歩くルールブック

勝ち残った有利な人が、「建物の修繕カード」を引いて負けそうになったときに、「今のはなしね」といって、ルールの変更をせまってきたらどうなるでしょうか。

ゲームはずっと終盤のままになってしまます

「おごれるものしからずや」の「盛者必衰の理」にしたがって、序盤に戻すことができれば、循環型の繁栄が続くのではないでしょうか。

新規プレーヤーから搾取

最近、転校してきた子をこのゲームに誘って、このゲームを覚えさせたとしましょう。しかし、詳細なルール攻略法うまいタイミングみたいなものはわかりません。しばらくの間は、この子が最下位街道まっしぐらで、残りのみんなは楽しいかもしれません。

きっと欧米諸国植民地での覇権争いをしていたときは、笑いが止まらなかったでしょう。

談合

ゲームを始める前に仲間1人と喫茶店で作戦会議をして、誰がどの通りの物件を取るのかを決めておき、苦渋の判断で売却したかのように演技して、ゲームを進めてみたらどうなるでしょう。

残りのプレーヤーが嫌な思いをすることなく、ゲームの中盤が続くのであれば、案外悪い選択肢ではないのかもしれません。

終盤にいたっても、談合が続くのであれば、他のプレーヤーに疑念が生まれくるかもしれません。

資本主義洗礼を受けた人をどうするか

ゲームゲームなので、資金がショートしてしまった人は、ゲームが終わるまで残った人たちのプレイを見ていればいいのですが、現実ではそうもいきません。

資本主義ルールにしたがって、舞台から退場した人にとってみれば、ルールがきちんと守られているかどうかは、重要ですのび太といえども、資本主義洗礼を受けたあとでは、ジャイアンが負けそうになったときに盤面をひっくり返すのを見過ごすわけにはいきません。もう一度、ゲームの盤面に戻して、プレーヤーとして活躍できるようにして、偶発的な事象の発生を防がなくてはなりません。

2011-05-08

http://anond.hatelabo.jp/20110508170637

殺菌に関しては詳しくありませんがトリミングした手袋したりして未然に大腸菌は防げる物なのでしょうか?

管理体制で防げる問題防げない問題あるとおもいます。納品物自体が問題でありそれが偶発的にえびす焼き肉に納品されたのであれば

えびす焼肉自体が被害者なきがしてなりません。

やはり2回目の若干ぶちぎれ気味の会見が本心なんじゃないでしょうか。

2011-04-20

イケメン勘違い

マスコミイケメン流行らそうとしているからと言って現実社会マスコミの思うつぼになっているという実態はない。むしろその後の偶発的な攪乱要素のせいでイケメン昭和学歴ほど流行らなかった。

2011-03-13

はっきり言えば、地球温暖化の議論が活発な頃から分かっていた地球地殻活動の活発化による地温や海温の上昇と言うことからマントル以下の熱膨張や地殻の変動が大きいと言うことはある程度確定的状況だったわけだ。

近年海外の大型地震の頻発や火山活動の活発化は、偶然ではな地球活動の周期的な活発化による物で、偶発的な物ではなく連動はしてないが関連して大きな活動現象の一側面であると考えた方が良い。

断層地域では、これで終わりと言うよりも、1,2年内に数回の地震を覚悟した方が正しそうだ。

2011-01-10

マジキチ日記みつけた

mixiマジキチ日記見つけてしまった。

こいつを止めてやりたいだが俺にはその力がない。それが悔しい。ので晒す。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1654396677&owner_id=12839825&comment_count=20

成人式羽織、はかまなら刀」模造刀所持し逮捕

(読売新聞 - 01月09日 17:57)

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1463326&media_id=20

まず、この記事に関して、当事者でもないし当事者から話も聞いていないことを前提に話を進めます

話には4つあります

通報した人と報道の仕方とそれに関する反応について

あとは「ゆとり」について

通報した

この人が誰かに危害を加えようとしましたか?(記事では写真撮影をしていたと)

かに通報するほど迷惑をかけましたか?

おおよそ

「若いもんは」という観念と、日頃のストレスの捌け口として通報したのでしょう

かに模造刀所持は違法なのかもしれません(確か証明書等が必要だったと記憶、不確)

では通報した人は法を犯したことはないのでしょうか?

さらに、成人を祝うというその場において

「法」などという低レベルな封建的なツールが優先されるのでしょうか?

されるのであれば通報したあなた(が二十歳以上と推定する)の時もそうでしたか?

紋付き袴を着ますね。例えば

それであればたしなみとして、かっこよくなるため

目立つために

刀を付けたい

これはバイタリティー溢れる人間にとって至って健全な思考ではないでしょうか?

それで記念撮影、いいじゃないですか

それで多大な迷惑(中の人市長等を殴ったわけではない)をかけたわけでもない

きっと彼や彼の周りにとって良い思い出になったに違いありません

言いたいのは

寛大さ、寛容さに欠けすぎてはいいか?と

自分らの時には馬鹿騒ぎしても周りが何も言わなかった、でも最近の若いもんはダメだ、と

その思考は余りにも子供じみていないか小一時間とうてみたいわけです

さらに

そんな「偶発的発生」の「ゆとり二十歳」を

「よしきた」と言わんばかりに取り上げるマスコミmixi

これは本当にあなたたちのすべき仕事ですか?

他に重要ニュースは無かったのですか?

馬鹿国民を映して、馬鹿国民に見せて、馬鹿国民をさらに馬鹿にさせる気ですか?

マスコミmixiあなたたちの行ってることは重罪です

さらにそれにのっかる大衆

なんですか?ストレスでもたまっているのですか?

弱者である若者くらいしかいじめる捌け口がないのですか?

そんなストレスの捌け口がない、もとを辿ればストレス社会にしちまったあんたらこそ罪だろう?

どうですか?恥ずかしい大人は嫌なところを突かれてイライラしていることでしょう

次に「ゆとり」について

我々平成生まれをまとめて「ゆとり」と呼ぶのを辞めていただけませんか?愚の骨頂にしか聞こえません

ゆとり教育とは本来

あなたたちのような馬鹿

サラリーマン公務員になって

奴隷のように働かされ

何の満足感も幸福感も味わえず

いつも辛くて苦労した酷い顔して

なのにせっかくの土日も家族から見放され、趣味すらなく金の使い方も知らない

ような人ができないように

その糞ったれな土日を趣味に使えるように考えられた策です

決して馬鹿を無理矢理作るものではありません

現に、私を含めてもいいでしょう

私の友人、知り合いには

志が高く夢や希望に充ち満ちた若者が沢山いま

彼らは、私も含めて非常に楽しく幸せです

それをも「ゆとり」と揶揄しますか?

ゆとり」には成功例があることも、あなたたち大人は理解して下さい

さらに、「ゆとり」と揶揄するのは自分の作った鏡に映ってるものを「不細工だ」と言っているようなものです反省して下さい。

以上、今の糞じみた酷い社会を作りだし、若者を喰いものにする大人達

明日成人式を迎える若者代表より

2010-09-10

  • 1 -主文原判決及び第1審判決を破棄する。本件を大阪地方裁判所に差し戻す。理由弁護人中道武美の上告趣意のうち,第1点ないし第3点は,憲法37条違反,判例違反をいう点を含め,実質は単なる法令違反,事実誤認の主張であり,被告人本人の上告趣意は,事実誤認の主張であって,いずれも刑訴法405条の上告理由に当たらない。しかしながら,所論にかんがみ,職権をもって調査すると,原判決及び第1審判決は,刑訴法411条1号,3号により破棄を免れない。その理由は,以下のとおりである。1本件公訴事実及び争点本件公訴事実の要旨は,被告人は,(1)平成14年4月14日午後3時30分ころから同日午後9時40分ころまでの間に,大阪市平野区所在のマンション(以下「本件マンション」という。)の306号室のB(以下「B」という。)方において,その妻C(当時28歳。以下「C」という。)に対し,殺意をもって,同所にあったナイロン製ひもでその頸部を絞め付けるなどし,よって,そのころ,同所において,同女を頸部圧迫により窒息死させて殺害し,(2)(1)記載の日時場所において,B及びC夫婦長男であるD(当時1歳。以下「D」という。)に対し,殺意をもって,同所浴室の浴槽内の水中にその身体を溺没させるなどし,よって,そのころ,同所において,同児を溺死させて殺害し,(3)本件マンション放火しようと考え,同日午後9時40分ころ,本件マンション306号室のB方6畳間- 2 -において,同所にあった新聞紙,衣類等にライターで火をつけ,その火を同室の壁面,天井等に燃え移らせ,よって,Bらが現に住居として使用する本件マンションのうち上記306号室B方の壁面,天井等を焼損し,もって,同マンションを焼損した,というものである。被告人は,Bが子供のころにその実母E(以下「E」という。)と婚姻し,養父としてBを育て,かつては,同居するEと共に,B家族との交流があったが,Bの借金問題,女性問題等をきっかけに,本件事件当時はB家族と必ずしも良好な関係にあったとはいえず,B家族平成14年2月末に本件マンションに転居した際には,その住所を知らされなかったものである。上記(1)ないし(3)の公訴事実となっている事件は,Bの留守中に発生したもので,火災の消火活動に際してCとDの遺体が発見されたことから発覚し,捜査が進められた結果,同年11月16日に被告人逮捕され,同年12月7日に上記(1),(2)の各事実が,同月29日に上記(3)の事実が起訴された。上記公訴事実につき,検察官は,その指摘する多くの間接事実を総合すれば被告人の犯人性は優に認定できる旨主張し,被告人は,本件事件当日まで,事件現場である本件マンションの場所を知らず,事件当日及びそれ以前を含めて,その敷地内にも立ち入ったことはない,被告人は犯人ではなく無罪である旨主張した。争点は,被告人の犯人性である。2第1審判決第1審判決は,被告人の犯人性を推認させる幾つかの間接事実が証拠上認定できるとした上,これらの各事実が,相互に関連し合ってその信用性を補強し合い,推認力を高めているとして,結局,被告人が本件犯行を犯したことについて合理的な- 3 -疑いをいれない程度に証明がなされているとし,ほぼ上記公訴事実と同じ事実を認定し,被告人無期懲役に処した(検察官求刑死刑)。この間接事実からの推認の過程は,以下のようなものである。(1)被告人は,本件事件当日である平成14年4月14日,仕事休みであり,午後2時過ぎころに自宅を出て,自動車に乗って大阪市平野区方面へ向かい,同日午後10時ころまで同区内ないしその周辺で行動していたことが認められるが,さらに,以下のアないしオを併せ考えると,被告人が,同日に現場である本件マンションに赴いたことを認定することができる。ア本件マンション道路側にある西側階段の1階から2階に至る踊り場の灰皿(以下「本件灰皿」という。)内から,本件事件の翌日にたばこの吸い殻72本が採取されたが,その中に被告人が好んで吸っていた銘柄(ラークスーパーライト)の吸い殻が1本(以下「本件吸い殻」という。)あり,これに付着していた唾液中の細胞DNA型が,被告人の血液のDNA型と一致していること,このDNA型一致の出現頻度は1000万人に2人という極めて低いものであること,本件事件の火災発生後,程なく警察官による現場保存が行われたことなどから,被告人が,本件事件当日あるいはそれまでの間に事件現場である本件マンションに立ち入り,本件灰皿に本件吸い殻を投棄したことが動かし難い事実として認められる。イ本件事件当日午後3時40分ころから午後8時ころまでの間,被告人が当時使用していた自動車と同種・同色の自動車が,本件マンションから北方約100mの地点に駐車されていたと認められる。ウ被告人自身が,捜査段階において,本件事件当日に自己の運転する自動車を同地点に駐車したことを認めていた。- 4 -エ本件事件当日午後3時過ぎないし午後3時半ころまでの間に,本件マンションから北北東約80mに位置するバッティングセンターにおいて,被告人によく似た人物が目撃されたと認められる。オ被告人自身,本件事件当日はBないしB宅を探して平野区内ないしその周辺に自動車で赴いたことを自認しており,これは信用できる。(2)他方,動機面についても,以下のアないしウの点などから,被告人は,本件事件当時,背信的な行為をとり続けるBに対して,怒りを募らせる一方,後記のような自分からの誘いを拒絶した上で,Bと行動を共にし,被告人の立場から見ればBに追随するかのような態度を見せていたCに対しても,同様に憤りの気持ちを抱くようになったことが推認できる。そうすると,Cとの間のやり取りや同女のささいな言動など,何らかの事情をきっかけとして,Cに対して怒りを爆発させてもおかしくない状況があったということができる。そのような事情を有していた被告人が,本件事件当日,犯行現場に赴いたことは,被告人の犯人性を強く推認させるものである。ア平成13年10月1日から同月24日まで,C及びDは,被告人宅で同居生活を送ったが,そのころ,被告人は,Cに対し,恋慕の情を抱いており,性交渉を迫る,抱き付く,キスをするなどの行為に及んだことがあった。イしかし,Cは,被告人からの誘いを拒絶し,被告人宅から被告人に告げることなくBの下へ戻った上,Bと行動を共にするようになり,被告人との接触を避けてきた。ウ被告人は,Bの養父ないし保証人として,Bの借金への対応に追われていたが,Bは,被告人に協力したり,感謝したりすることをせず,無責任かつ不誠実な- 5 -態度をとり続けていた。(3)被告人は,本件事件当日の夕方,朝から仕事に出ていたEを迎えに行く約束をしていたにもかかわらず,特段の事情がないのにその約束をたがえ,C及びDが死亡した可能性が高い時刻ころに自らの携帯電話の電源を切っており,Eに迎えに行けないことをメールで伝えた後,出火時刻の約20分後に至るまでの間同女に連絡をとっていないなど,著しく不自然な点があるが,これらについては,被告人が犯人であると考えれば,合理的な説明が可能であり,得心し得るものである。(4)このほか,被告人の本件事件当日の自身の行動に関する供述は,あいまいで漠然としたものであり,不自然な点が散見される上,不合理な変遷もみられ,全体として信用性が乏しいものであって,被告人は,特段の事情がないのに,同日の行動について合理的説明ができていない点がある。また,Cは,生前,在宅時も施錠し,限られた人間が訪れた際にしかドアを開けようとしなかったこと,本件の犯人が2歳にもならないDを殺害しているのは口封じの可能性が高いこと,犯人が現場放火して徹底的な罪証隠滅工作をしていることなどから,本件犯行は被害者と近しい関係にある者が敢行した可能性が認められる。これらの各事実も,被告人の犯人性を推認させるものである。(5)以上の事実を全体として考察すれば,被告人が本件犯行を犯したことについて合理的な疑いをいれない程度に証明がなされているというべきである。(6)なお,被告人は,本件事件当日に本件マンション敷地内に入って階段を上ったことがある旨認める供述をした被告人平成14年8月17日付け司法警察員に対する供述調書(乙14)について,警察官から激しい暴行を受けたために内容もよく分からないまま署名したと主張するが,同供述調書の供述内容には任意性及- 6 -び信用性が認められ,これによっても,被告人の犯人性が肯定されるという上記判断が更に補強されることになる。3原判決この第1審判決に対し,被告人は,訴訟手続の法令違反,事実誤認を理由に控訴し,検察官は,量刑不当を理由に控訴した。原判決は,被告人控訴趣意のうち,前記司法警察員に対する供述調書(乙14)には任意性がなく,これを採用した第1審の措置が刑訴法322条1項に反しているという訴訟手続の法令違反の主張について,そのような訴訟手続の法令違反があることは認めつつ,事実誤認の主張については,第1審判決の判断がおおむね正当であり,同供述調書を排除しても,被告人が各犯行の犯人であると認めた第1審判決が異なったものになった蓋然性はないのであるから,この訴訟手続の法令違反が判決に影響を及ぼすことの明らかなものとはいえないとした。その上で,検察官の主張する量刑不当の控訴趣意に理由があるとして,第1審判決を破棄し,第1審判決が認定した罪となるべき事実を前提に,被告人死刑に処した。4当裁判所の判断しかしながら,第1審の事実認定に関する判断及びその事実認定を維持した原審の判断は,いずれも是認することができない。すなわち,刑事裁判における有罪の認定に当たっては,合理的な疑いを差し挟む余地のない程度の立証が必要であるところ,情況証拠によって事実認定をすべき場合であっても,直接証拠によって事実認定をする場合と比べて立証の程度に差があるわけではないが(最高裁平成19年(あ)第398号同年10月16日第一小法廷決定・刑集61巻7号677頁参照),直接証拠がないのであるから,情況証拠によって認められる間接事実中に,- 7 -被告人が犯人でないとしたならば合理的に説明することができない(あるいは,少なくとも説明が極めて困難である)事実関係が含まれていることを要するものというべきである。ところが,本件において認定された間接事実は,以下のとおり,この点を満たすものとは認められず,第1審及び原審において十分な審理が尽くされたとはいい難い。(1)第1審判決による間接事実からの推認は,被告人が,本件事件当日に本件マンションに赴いたという事実を最も大きな根拠とするものである。そして,その事実が認定できるとする理由の中心は,本件灰皿内に遺留されていたたばこの吸い殻に付着した唾液中の細胞DNA型が被告人の血液のそれと一致したという証拠上も是認できる事実からの推認である。このDNA型の一致から,被告人が本件事件当日に本件マンションを訪れたと推認する点について,被告人は,第1審から,自分がC夫婦に対し,自らが使用していた携帯灰皿を渡したことがあり,Cがその携帯灰皿の中に入っていた本件吸い殻を本件灰皿内に捨てた可能性がある旨の反論をしており,控訴趣意においても同様の主張がされていた。原判決は,B方から発見された黒色の金属製の携帯灰皿の中からEが吸ったとみられるショートホープライトの吸い殻が発見されていること,それはCなどが被告人方からその携帯灰皿を持ち出したためと認められること,上記金属製の携帯灰皿のほかにもビニール製の携帯灰皿をCなどが同様に持ち出すなどした可能性があること,本件吸い殻は茶色く変色して汚れていることなどといった,上記被告人の主張を裏付けるような事実関係も認められるとしながら,上記金属携帯灰皿を経由して捨てられた可能性については,Eの吸い殻を残して被告人の吸い殻だけが捨て- 8 -られることは考えられないからその可能性はないとした。また,ビニール携帯灰皿を経由して捨てられた可能性については,ビニール携帯灰皿に入れられた吸い殻は通常押しつぶされた上で灰がまんべんなく付着して汚れるのであるが,本件吸い殻は押しつぶされた形跡もなければ灰がまんべんなく付着しているわけでもないのであり,むしろ,その形状に照らせば,もみ消さないで火のついたまま灰皿などに捨てられてフィルターの部分で自然に消火したものと認められること,茶色く変色している点は,フィルターに唾液が付着して濡れた状態で灰皿の中に落ち込んだ吸い殻であれば,翌日採取されてもこのような状態となるのは自然というべきであることから,その可能性もないとした。しかし,ビニール携帯灰皿に入れられた吸い殻が,常に原判決の説示するような形状になるといえるのか疑問がある上,そもそも本件吸い殻が経由する可能性があった携帯灰皿がビニール製のものであったと限定できる証拠状況でもない(関係証拠によれば,B方からは,箱形で白と青のツートーンの携帯灰皿も発見されており,これはE又は被告人のものであって,Cが持ち帰ったものと認められるところ,所論は,この携帯灰皿から本件吸い殻が捨てられた可能性があると主張している。)。また,変色の点は,本件事件から1か月半余が経過してなされた唾液鑑定の際の写真によれば,本件吸い殻のフィルター部全体が変色しているのであり,これが唾液によるものと考えるのは極めて不自然といわざるを得ない。本件吸い殻は,前記のとおり本件事件の翌日に採取されたものであり,当時撮影された写真において既に茶色っぽく変色していることがうかがわれ,水に濡れるなどの状況がなければ短期間でこのような変色は生じないと考えられるところ,本件灰皿内から本件吸い殻を採取した警察官Fは,本件灰皿内が濡れていたかどうかについて記憶は- 9 -ないが,写真を見る限り湿っているようには見えない旨証言しているから,この変色は,本件吸い殻が捨てられた時期が本件事件当日よりもかなり以前のことであった可能性を示すものとさえいえるところである。この問題点について,原判決の上記説明は採用できず,その他,本件吸い殻の変色を合理的に説明できる根拠は,記録上見当たらない。したがって,上記のような理由で本件吸い殻が携帯灰皿を経由して捨てられたものであるとの可能性を否定した原審の判断は,不合理であるといわざるを得ない(なお,第1審判決が上記可能性を排斥する理由は,原判決も説示するように,やはり採用できないものである。)。そうすると,前記2(1)イ以下の事実の評価いかんにかかわらず,被告人が本件事件当日に本件マンションに赴いたという事実は,これを認定することができない。(2)ところで,本件吸い殻が捨てられていた本件灰皿には前記のとおり多数の吸い殻が存在し,その中にはCが吸っていたたばこと同一の銘柄(マルボロライト金色文字〕)のもの4個も存在した。これらの吸い殻に付着する唾液等からCのDNA型に一致するものが検出されれば,Cが携帯灰皿の中身を本件灰皿内に捨てたことがあった可能性が極めて高くなる。しかし,この点について鑑定等を行ったような証拠は存在しない。また,本件灰皿内での本件吸い殻の位置等の状況も重要であるところ,吸い殻を採取した前記の警察官にもその記憶はないなど,その証拠は十分ではない。検証の際に本件灰皿を撮影した数枚の写真のうち,内容が見えるのは,上ぶたを取り外したところを上から撮った写真1枚のみであるが,これによって本件吸い殻は確認できないし,内容物をすべて取り出して並べた写真も,本件吸い殻であることの確認ができるかどうかという程度の小さなものである。さら- 10 -に,本件吸い殻の変色は上記のとおり大きな問題であり,これに関しては,被告人が本件事件当日に本件吸い殻を捨てたとすれば,そのときから採取までの間に水に濡れる可能性があったかどうかの検討が必要であるところ,これに関してはそもそも捜査自体が十分になされていないことがうかがわれる。前記のとおり,本件吸い殻が被告人によって本件事件当日に捨てられたものであるかどうかは,被告人の犯人性が推認できるかどうかについての最も重要な事実であり,DNA型の一致からの推認について,前記被告人の主張のように具体的に疑問が提起されているのに,第1審及び原審において,審理が尽くされているとはいい難いところである。(3)その上,仮に,被告人が本件事件当日に本件マンションに赴いた事実が認められたとしても,認定されている他の間接事実を加えることによって,被告人が犯人でないとしたならば合理的に説明できない(あるいは,少なくとも説明が極めて困難である)事実関係が存在するとまでいえるかどうかにも疑問がある。すなわち,第1審判決は,被告人が犯人であることを推認させる間接事実として,上記の吸い殻に関する事実のほか,前記2(2)ないし(4)の事実を掲げているが,例えば,Cを殺害する動機については,Cに対して怒りを爆発させてもおかしくない状況があったというにすぎないものであり,これは殺人の犯行動機として積極的に用いることのできるようなものではない。また,被告人が本件事件当日携帯電話の電源を切っていたことも,他方で本件殺害行為が突発的な犯行であるとされていることに照らせば,それがなぜ被告人の犯行を推認することのできる事情となるのか十分納得できる説明がされているとはいい難い。その他の点を含め,第1審判決が掲げる間接事実のみで被告人を有罪と認定することは,著しく困難であるといわざるを得ない。- 11 -そもそも,このような第1審判決及び原判決がなされたのは,第1審が限られた間接事実のみによって被告人の有罪を認定することが可能と判断し,原審もこれを是認したことによると考えられるのであり,前記の「被告人が犯人でないとしたならば合理的に説明することができない(あるいは,少なくとも説明が極めて困難である)事実関係」が存在するか否かという観点からの審理が尽くされたとはいい難い。本件事案の重大性からすれば,そのような観点に立った上で,第1審が有罪認定に用いなかったものを含め,他の間接事実についても更に検察官の立証を許し,これらを総合的に検討することが必要である。5結論以上のとおり,本件灰皿内に存在した本件吸い殻が携帯灰皿を経由してCによって捨てられたものであるとの可能性を否定して,被告人が本件事件当日に本件吸い殻を本件灰皿に捨てたとの事実を認定した上で,これを被告人の犯人性推認の中心的事実とし,他の間接事実も加えれば被告人が本件犯行の犯人であることが認定できるとした第1審判決及び同判決に審理不尽も事実誤認もないとしてこれを是認した原判決は,本件吸い殻に関して存在する疑問点を解明せず,かつ,間接事実に関して十分な審理を尽くさずに判断したものといわざるを得ず,その結果事実を誤認した疑いがあり,これが判決に影響を及ぼすことは明らかであって,第1審判決及び原判決を破棄しなければ著しく正義に反するものと認められる。よって,弁護人中道武美の上告趣意第4点について判断するまでもなく,刑訴法411条1号,3号により原判決及び第1審判決を破棄し,同法413条本文に従い,更に審理を尽くさせるため,本件を第1審である大阪地方裁判所に差し戻すこととし,裁判官堀籠幸男の反対意見があるほか,裁判官全員一致の意見で,主文の- 12 -とおり判決する。なお,裁判官藤田宙靖,同田原睦夫,同近藤崇晴の各補足意見,裁判官那須弘平の意見がある。裁判官藤田宙靖の補足意見は,次のとおりである。私は,多数意見に賛成するものであるが,本件において被告人を犯人であるとする第一審判決及びこれを支持する原判決の事実認定の方法には,刑事司法の基本を成すとされる推定無罪の原則に照らし重大な疑念を払拭し得ないことについて,以下補足して説明することとしたい。1第一審判決及び原判決が,被告人を本件の犯人であると認定した根拠は,基本的には,以下のような点である。(1)被告人が当日現場マンションに立ち入ったことを証する幾つかの間接証拠が存在すること。(2)被告人被害者らを殺害する動機があったとまでは認定できないが,被害者Cとのやり取りやそのささいな言動をきっかけとして,同人に対し怒りを爆発させてもおかしくはない状況があったこと。(3)第三者の犯行を疑わせる状況は見当たらないこと。(4)被害者らの推定死亡時刻頃における被告人アリバイはなく,また,この点についての被告人供述あいまいであり,不自然な変転等が見られること。(5)これらの事実は,それ自体が直接に被告人が犯人であることを証するものではないが,これらを総合して評価すると,相互に関連し合ってその信用性を補強し合い,推認力を高めていること。しかし,これらの根拠は,以下に見るとおり,いずれも,被告人が犯人であることが合理的な疑いを容れることなく立証されたというには不十分であるというほか- 13 -ないように思われる。2(1)被告人が当日現場マンションに赴いた事実を証するとされる間接事実は,仮にこれらの事実の存在が証明されたとしても,そのいずれもが,公訴事実自体とはかなり距離のある事実であり,いわば間接事実のまた間接事実といった性質のものであるに過ぎない。例えばまず,被告人が当時使用していた車(白色のホンダストリーム)と同種・同色の車が事件発生時刻を挟んだ数時間現場の近くの商店前の路上に長時間にわたって駐車されていたという事実は,必ずしも,被告人が使用していた車そのものが駐車されていたという事実を証するものではない。また,近所のバッティングセンターにおいて被告人ないし被告人とよく似た男が目撃されたという事実についても,そのこと自体は,あくまでも,被告人現場マンションの近くにいたという事実を証するものであるに過ぎない(被告人は,具体的な場所については特定できないものの,当日現場マンションの近くに赴いたこと自体は,必ずしも否定してはいないのである)。このような状況にある以上,上記二つの事実は,当日被告人が犯行現場に赴いたということをより積極的に推測させる証拠がある場合にそれを補強する機能しか持ち得ない筈のものと思われるが,そのような積極的証拠としての役割を持たされているのは,唯一,現場マンションの犯行現場に通じる階段の踊り場の灰皿内から発見されたたばこの吸い殻から,鑑定により被告人のものと一致するDNA型が発見されたという事実である。しかし,多数意見も詳細に指摘するとおり,問題のたばこの吸い殻が,発見された際の状況等に照らして,間違いなく被告人が当日当該灰皿の中に投棄したものと推認できるか否か(被告人の吸い殻が入った携帯灰皿をCが過日同マンションに持ち帰り,本件当日以前にCが当該灰皿に投棄した可能性が- 14 -あるという論旨に対し,そのようなことはおよそあり得ないとまで言えるか)については,少なくともそのように断言することはできないように思われる。以上要するに,上記の各間接事実の存在によって,被告人事件当日現場マンションを訪れたという事実については,その可能性が相当の蓋然性を以て認められること自体は否定できないが,その事実自体を証拠上否定できないとまでいうことはできない。更に,仮にこの事実の存在が認定されたとしても,公訴事実との関係では,(被告人がこの点に関し虚偽の供述をしていることが判明したという事実をも含め)それ自体が一つの間接事実に過ぎないのであって,被告人の有罪認定の根拠としては,未だ強力な証明力を有する事実とまでいうことはできない。(2)犯行の動機につき,第一審判決及び原判決においては,被告人にCを殺害する動機があったとまでいうことはできないにしても,同女との間のやり取りや同女のささいな言動など,何らかの事情をきっかけとして,Cに対して怒りを爆発させてもおかしくない状況があったという事実が,単独ではその推認力には限界はあるものの,被告人の犯人性に関する積極方向の間接事実であると指摘されている。しかし,このように一般的抽象的な状況のみで,当日被告人とCとの間にどのような具体的事実があったのかについておよそ認定されることなく,これを被告人有罪の積極的根拠として用いることについては,疑問を禁じ得ない。すなわち,動機についても,原判決認定に係る事実のみでは,せいぜい,本件犯行の一般的な可能性があることを否定できない(動機があり得ないとは言えない),という程度の証明力しか無いように思われるのである。また,仮にCに対する犯行の動機を,上記のようにその場における突発的な激情ないし憤激(の可能性)に見出すとしても,そこから更に進んで,証拠隠滅目的のために被告人が日頃可愛がっていた(わずか- 15 -1歳10か月に過ぎない)被害者Dの殺害にまで至ったという説明についても,十分な説得力があるものとは言えない。(3)第三者の犯行可能性について第一審判決がこれを否定する根拠は,いずれも,例えば宅配便郵便配達を装った通り魔殺人の可能性を排除するものとして,必ずしも説得的であるとは言えない。なお,本件における捜査のあり方に関しては,本件マンションに立ち入ったことを自供した被告人平成14年8月17日付の供述調書(乙14号証)につき,原判決もまたその任意性を否定せざるを得なかったことに示唆されているとおり,その適法性につき疑念を抱かせる点が無いとは言えないのであって,捜査陣が,捜査の早い段階から被告人が犯人であると決め付けて,その裏付けとなりそうな事実のみを集め,それ以外の事実については関心を持たなかった(切り捨てた)のではないかという上告論旨の指摘も,全く無視することはできないというべきである。(4)被告人の当日の行動についての説明には,極めてあいまいなものがあり,とりわけ,当日立ち寄った場所に関し,一つとして確定的なことを述べていないという点は,大いに不審を抱かせる事実であると言わざるを得ない。しかし,であるからといって,そのこと自体が被告人を犯人と推認させる決定的な事実となるわけではなく,やはり可能性を否定し得ないというだけのことでしかない。また,原判決が重視する,被告人が犯行時刻頃に携帯電話の電源を切っていたという点については,もしこの事実が被告人の本件犯行を裏付ける事実というのであれば,被告人の犯行は計画的なものであり,それが故にこそ前以て電源を切っていた,ということになる筈であると思われるが,本件の犯行が(未必の故意をも含め)予め計画されたものであるとは全く認定されていないのであって,むしろ,上記のように,現- 16 -場におけるCとの接触の中での突発的・偶発的な殺意によるものであると推測されているのである。果たして,そのような犯行状況の下で携帯電話の電源を切るというような冷静な行動に出ることが,容易に想定され得るであろうか。なお,仮にこの事実が,必ずしも被告人の本件犯行そのものではなく,被告人被害者宅を訪れること自体を秘する目的であったことを裏付けるものとして引き合いに出されているのであるとしても,バッテリーの消費をセーブするために携帯電話の電源を一時切るという行為自体は必ずしも奇異な行動とは言えない上,そもそも当日被告人被害者宅を探すために行動していたこと自体は,当初から,特に秘されていたわけではないのであって,それにも拘らず急遽携帯電話の電源を切ることとなったのは何故かについては,第一審及び原審において,なんら明確な認定がされておらず,全ては,被告人が犯人であることを前提とした上での推測に基づくものでしかない。のみならず,仮にそうした事実が認められるとしても,被告人被害者宅を訪れたという事実自体,本件犯行との関係では一つの間接事実としての位置付けを与えられるものでしかないことは,先に見たとおりである。(5)第一審判決及び原判決は,上記の各間接事実について,その一つ一つについては,それだけで被告人有罪の根拠とすることはできないものの,これらを「総合評価」すれば合理的疑いを容れる余地なく被告人有罪が立証されているとする。私もまた,このような推論が一応可能であること自体を否定するものではない。ただ,本件における各間接事実は,その一つ一つを取って見る限り,上記に見たように,さほど強力な根拠として評価し得るものではなく,たばこの吸い殻のDNA型を除いては,むしろ有罪の根拠としては薄弱なものであるとすら言えるのではないかと思われる。本件において認定されている各事実は,上記に見たように,いずれ- 17 -も,被告人が犯人である可能性があることを示すものであって,仮に被告人が犯人であると想定すれば,その多くが矛盾無く説明されるという関係にあることは否定できない。しかし一般に,一定の原因事実を想定すれば様々の事実が矛盾無く説明できるという理由のみによりその原因事実が存在したと断定することが,極めて危険であるということは,改めて指摘するまでもないところであって,そこで得られるのは,本来,その原因事実の存在が仮説として成立し得るというだけのことに過

2010-07-19

ヒーーーハーー中心の生活


彼女にも振られて、今後、どうやって結婚すんだと

いう切実な問題とともに、人生を見つめなおす必要がでてきた。

年も若くない。31になった今後どうやって生きてくんだ。

三連休、寂しさもあいまって鬱々とした気分でいる。

自分人生ビジョンを考えても、中途半端に年を

重ねて、心が明るくなるようなビジョンが出てこない。

先日、ソフトバンクの孫さんが、30年ビジョンの中で

熱い志しを語っていた。

すげぇよ。すげぇビジョンだ。でも、あんたにしか描けない。

何も積み重ねてこれてない、自分には当然、そんな

ビジョンなんて描けない。

そんなビジョンを仮に掲げても、これっぽちも自分で信じる

ことができない。

「事を成す」ことが人生だと孫さんや、偉人はいう。

でも、一般ピープルが「事を成す」ことなんてできるのか?

その人のサイズにあった「事を成す」でいいのかもしれないけど、

自分のサイズにあった物をビジョンに描いても、

もうひとつテンションあがりませぬ。

俺になんかできるのか?

・人を救うような革命は起こせない。

・人の生活を便利にするような革命を起こすことができない。

がんばれば、近所のおばあちゃん達の介護を頑張って

人の役にたつことができるかもしれないけど、

もう一つテンションがあがらない。

幸せな家庭を築いて、まぁ楽しく生きるのが積の山か。。

立派な人が語る、人生の熱さとは無縁の生活だ。。

むなしいぜ、俺の人生

しょうもない映画を最後まで見てもしょうがない、

前半の20分でやめときゃよかったという糞映画

・そんな中、いろいろ考えてた時に思いついたことが、

今後の自分人生の中の軸にできるのではないかと

少々、ハイになってきた。

 それは、日常の中で「ヒーハー」を求めて生きるということ。

「ヒーハー」とは、ブラックマヨネーズ小杉テンションあがった

時に上げる雄叫び。雄叫びとともに、脳みそにはドーパミン

ドット出る。

自分の生活でも、心の中で「ヒーーーハーー」が適切な瞬間がいくつも

ある。その瞬間、テンションがあがり、脳みそ快感が走る。

あの体験が「ヒーーーハーー」だ。

「ヒーハーー」が起こるには、2パターンある。

一つは、偶発自分のまわりの状況がいい状態になり、

自分にとっては快な状況になり「ヒーーハーーー!」

これは、まわりの環境による偶発的な環境によるものなので、

いつ勃発するかわからない。

もう一つは、偶発的ではなく、

自分から発動できる「ヒーーハーーー!」だ。

それは、少し挑戦的な事柄をやり遂げたときに「ヒーハー!」が

発動する。

 脳科学者の茂木さんがいう

  「自分ができなかったことができると、脳内ドーパミン放出され、

 強化学習が成立する。」ってやつ。

フロー理論でいうところの、自分が能動的な姿勢で、自分能力を駆使して、

チャレンジングな課題にむかっているときに、人間は喜びを

感じるというのにも繋がる。

日常のなかで、この「ヒーハー」を求めて行動するようにする。

「ヒーハー中心の生活」を目指す。

「ヒーハー」が多い人生はきっと実り豊かな人生なんでないかな。

「ヒーハー」がなされるのは、挑戦的な課題クリアされた時な

わけで、挑戦的な課題をいくつもクリアされた人生は、

結果としておもろいものになっているのでは?

さて、僕は女の人のコミュニケーションが苦手でコンプレックスでも

あるのだけど、「ヒーハー」の視点から見れば、そこには

潤沢な挑戦的な課題があるわけで、潤沢な「ヒーハー」資源

埋蔵されまくっていることになる。

TO BE HeaaaaaaHA!!!!!!!!

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