はてなキーワード: マルボロとは
「お姉さん、何歳なんですか?」
と聞かれたので、
「40歳です!」
とサムズアップして答えたら、化け物を見るような目で見られた。
「よく若く見えるって言われませんか」
「そんなこともありますねー」
去年くらいから、年齢を聞かれて答えると100%気味悪がられるようになった。
20時から高専五年生とのシフト。私がカフェマシンの掃除で手の離せない時に、お客様が高専五年生のレジに行って
「何番ですか」
だなんて聞き返したので、揉め事の予感を察知して泡だらけのスポンジを持ったままそこまで飛んでって、
「マルメン4ミリとはマルボロメンソールの4ミリのことです!」
と高専五年生に教えた。お客様が帰ったあと、高専五年生によく略称で注文される煙草を教えた。
「アカマルは赤のマルボロ。マルメンが緑、アイブラは青で、ゴールドは白と金のやつです。あと、ラキストはラッキーストライク、セッタはセブンスター」
高専五年生はすかさず、
「それ覚えなくっていいっすよね」
と言った。
「いや基本のやつくらい覚えてください、余計な怒られ予防に。もし覚えられなかったら、『何番ですか』っていう前に『俺タバコ吸わないんで』ってつけてください」
タバコを吸うお客様は、老けg……もとい、いかにも成人男性に見える店員がタバコの種類を知らないと凄く怒るんだけど、面白いことに店員が『俺タバコ吸わないんで』というと、
「そうだよなー、タバコ吸わない人には、わかんないよなー」
って急に優しくなりがち。なお、私はいかにもタバコなんか吸いそうにない見た目のために、ふつーに「何番ですか?」っていうだけでもお客様達は「タバコ吸わないんだもんねー、わかんないよねー」と優しい。Aさんも、見るからに気管支が弱そうなのでタバコを知らない事で怒られる事はあまりないのだが、それでも念のために「俺タバコ吸わないんで」と断りを入れるのを欠かさない。
ところで、タバコを頑なに番号で注文せずに略称で注文する人というのはしばしばいて、銘柄それぞれに略称があるものだけど、パーラメントは名前の長さにしては誰も略称で呼ばないのが不思議だ。
どうやらAさんが日常的に繰り返していた悪事がオーナーにバレたらしく、私の方に事実確認のLINEが来た。
Aさんの悪事とは、わりと下らないことで、FF商品の販売は品物が残っていれば22時までは続けることというオーナー命令を破り、20時にもならないうちにさっさと商品を廃棄して、何なら廃棄品の一部を夕飯のおかずにしていた、ということだ。
FF商品の廃棄については、私どもアルバイトは廃棄した商品名をメモに残すだけで、ストコンなどで廃棄処理をすることはない。だから、オーナーが廃棄時間を知ることは、監視カメラの映像を確認すること以外では出来ない。そして、オーナーは監視カメラで私どもアルバイトの働きぶりを見ることは多分ほとんどしていないはずだ。もしもオーナーが監視カメラ映像を頻繁に確認していれば、Aさんなんてとっくにクビにされている。Aさんは他にも細々と、法に触れない程度の不正やサボりをしているのだ。
監視カメラを偶々見たんじゃなければ一体、何でAさんがFF商品を20時前に(私の記憶だと、19時半にはFF商品ケースの電源が落とされていて、ケースのなかにはまだ商品が残っていた)廃棄したのがオーナーにバレたのだろう? お客様からの苦情でもあったのだろうか? 例えば、「商品ケースにまだ揚げ物がいくつもあるのに店員は売ってくれなかった」とか、あるいは「既に電源を落として廃棄を待つ商品を、店員が他の客に売っているのを見たが、それは問題があるのではないか?」とか。どっちもありそうな事だと思う。けれど、私はその時間帯には丁度、バックヤードに大量に納入されていた品物の検品と仕分けと整理に悪戦苦闘していたので、一体何が起きていたのかは知らない。
よくわからないことなので、私は「私は廃棄をしていないので知りません。廃棄はAさんの担当です」とだけ、オーナーに返信した。余計なことを言うより、Aさん本人に丸投げした方がいいだろう。どうせAさんなら適当な言い訳をひねり出してオーナーを丸め込むはずだ。
検品中にレジが混んでヘルプのブザーがなったので、一時的にバックヤードを出てレジに戻った。その時タイミング悪くいつものストーカー客が来店して、しかもすれ違いざまに目があってしまった。うわっ、また来てる!と思うとついストーカー客の方を向いてしまうし、ストーカー客の方はいつも私をねっとり観察しているので、私が顔を向ければ目が合うのは必定。と、わかっていてもつい、うわっ!と思うとそっち見てしまうんだよなあ。危機回避のための本能なのかもしれないが、完全に裏目に出ている。
私がレジに入ると、ストーカー客はいつものように店内をうろうろしたり、レジ待ちの列に並んだり列から外れたり後ろの人に順番を譲ったりして私のレジの方に行けるように画策している(Aさん談)ので、私は二人くらいのお客様の対応をしたあと「レジ休止中」の札を立ててさっさとバックヤードに戻った。
後にAさんが言ったことには「ヤツは本当に増田さんからじゃないとタバコを買わないですよね! 今日は俺のレジに来て、いつものタバコの方をジーッと見てるから、ついに妥協して俺からタバコを買うのか!? と思ったら、おもむろに視線をタバコから外して、『ホットコーヒーのでけぇヤツください』っつってタバコ買わずに帰りやがりました」だそう。ストーカー客は冬場はホットコーヒーのLサイズを必ず買うのだけど、そういうシーズンになると私には「タバコください、あとホットコーヒーのLください」とは言わなくなり、「お願いします!」の一言でいつものタバコ二箱とホットコーヒーLを出させようとする。とAさんに言ったら、Aさんはゲラゲラ笑っていた。
今月からタバコが50円くらい値上がりしているけど、ストーカー客は相変わらず「タバコください」とだけ言って、銘柄と数量を指定しないのだけど、私は黙っていつものやつを二箱出す。元々はマルボロなんかよりは安い銘柄なのだが、50円上がっちゃ安いものとは言えず、二箱買えば先月までより100円多く支払うことになるというのに、ストーカー客は文句も言わずに私が出した二箱を買っていく。
ところで二年半前、私は以前勤めていた店で初めてのコンビニアルバイトに慣れるのに苦労していて、当時中々タバコの銘柄と置場所を覚えられず、当然、お客様の誰がどのタバコを買うなんてことは覚えてはいなかった。そんな時期に例のストーカー客は、いつも私のレジに来て「タバコください。◯番のやつ二つ」と注文し、それが徐々に「タバコください、◯◯◯(銘柄)二つ」、「(指二本立てて)タバコください」「タバコ、あとホットのLも」「タバコとコーヒーください」「いつものください」「お願いします!」と注文が簡素になっていったのであり、私は全然気付かずにめちゃめちゃ調教されていた。それに一年十ヶ月くらい気付かなかった私とは。
最近、なんかディズニー映画に出てくる悪役をイケメンキャラ化したやつが流行っているらしく、当店でもそのグッズやお菓子などを取り揃えている。本部の差金なのか、鬼滅の刃と合わせてひとつのコーナーを占拠している。同人イベントでいえば「お誕生日席」のポジションだ。
ところが当店に来るお客様の多くが中高年男性とお年寄りなので、他のお店ほどはディズニー悪役のイケメン化のやつはそんなに売れるスピードは早くない。だが近頃ついに当店が「穴場」だと気付かれたようだ。
常連の中高年男性な客様がAさんに、例のイケメン化のグッズを「もしかしてこれって売れてるの?」と聞いて、Aさんが「売れてますね。最近女性に人気みたいです」と答えたら、お客様はその場で10個くらいそのウエハースか何かの菓子を買って帰り、しばらくすると家からお金を持って戻って来て、更に10個くらい買っていった。
Aさんが言うには例のイケメン化のグッズを求めるお客様の電話がよくかかって来るらしく、「一番くじはいつ入荷しますか?」という問い合わせもよく来るらしい。Aさんはオーナーに確認もせずに「一番くじは入らないです」と答えているらしい。
実のところ、オーナーは「一番くじは意外と売れないから嫌い」と言ってあまり仕入れない。だが、そう言うわりによりによって物凄く売れないディズニーの一番くじだけはよく仕入れているという不思議。本部からごり押しでもされているのだろうか? ディズニーなら売れなくてもくじが入荷するというなら、ディズニーの悪役をイケメン化したやつの一番くじというのがもしも発売されるとしたら、オーナーの意思に関わらず入荷しそうなものだが?
Aさんが言うには、オーナーは一番くじの中でも女性客をターゲットにしたものは毛嫌いしていて絶対に入れないとのことだが、果たして。
紙巻き煙草一筋で電子タバコなんか糞食らえじゃと思っていたけど、近年「喫煙席」なのに「電子タバコしかダメ」というクソルールな店が増えてきたので、iQOSの14日間お試しサービスを申し込んでみた。
iQOSの二週間お試しサービスは、好きな製品とお試し用のヒートスティックのセットを二週間試した後で購入するか決められるサービスである。
利用料や送料も全部無料、最終的に購入しないで返却するときも送料無料。製品と充電器類とお手入れ用のスティック、そしてヒートスティックが大量についてくる。二週間で吸いきれる分量じゃない量がついてくる。びっくりした。
製品も初代から最新までの三種類から選べ、本体カラーも選べる。おまけに、サービスを利用してからの購入はかなりお安く買うことができる。すごい。
iQOSの回し者ではない。
というかこれから書くことを読めば回し者ではないことは明らかだと思う。
26歳女、普段吸っているのはマルボロのレギュラー(赤マル)、12ミリ。
喫煙歴約6年。1日に吸うのは外出する日なら約8本、1日篭って仕事する日は15本くらい。
最初の二年でキャスター1ミリ→赤マルミディアム→ラキスト→セッタ→赤マル→金マルと迷走して赤マルに落ち着いた。ミントガムが苦手なのでメンソールも苦手。
私が頼んだのは、iQOS3マルチのホワイト。充電とホルダーが一体化しているオールインワン型で、MAX充電すると10本まで連続で吸えるタイプ。大きさは普通のiQOSのケースくらいの長さ(約12センチ)、iQOS民からすると大きいと感じるらしいけど、まあこんなもんだろう。重量はすごく軽い。
充電はUSB-Cタイプ。最近Cタイプ増えてきたな。届いた時点でたっぷり充電されているので、開けてその場で吸ってみることができる。
製品の触り心地はさらっとしていて気持ちいい。ただ質感はカラーによって違うらしく、黒はもう少しマットな手触りだとか。
ヒートスティックは申し込み時に「レギュラー」「メンソール」「フレーバー」から選ぶことができ、私はレギュラーセットを注文。ということで、セットでついてきたレギュラータイプのヒートスティックは、マルボロのレギュラー、スムースレギュラー、バランスドレギュラー、なぜかブラメン、そして多分オマケで「HEETS」という電子独自の銘柄の「クリアシルバー」の5箱。各20本入り。太っ腹じゃん。
使い方:ボタンを長押しして加熱開始。煙草は吸わないとあまり燃焼しないので結構自分で調節してゆったり吸えるけど、iQOSはきっちり何回吸ったら終わりってのがある。
ただ、説明書の文章が悪い。「ライトが点滅するまで長押し」て書いてるのに、指を離さないと点滅が開始しない。点滅しないな〜と思って長押しし続けると、どうやら7秒以上押すとシステムリセットされる仕組みらしく、知らずにリセットしまくってしまった。は?これクレームいれとこ。
また説明書には書いていないが、吸い終わって吸い殻を取り出すときはホルダーのカシャっと上にあげるところを一緒に持ち上げながら引き抜くとカスまで綺麗にすぽっと抜けるコツを覚えた。最初はカスが詰まってしまい、詰まってると次のが入らないのでやむなくミシン針でほじりだした。草。書いとけや。
喫煙感:意外とある。普段は12ミリの赤マルボロを吸っているためかなり強い喫煙感に慣れてしまっているので、タールが少ない煙草みたいな吸い口だったら容赦しねえぞと思ったけど、意外としっかりしていた。一回吸うと紙巻きと同じくらいの満足感は得られる。ここは結構よかった。
あと、紙巻きでのいわゆる金魚吸いみたいに適当に吸うとうまく吸引できないので、一回一回がゆっっっくり落ち着いて吸い込むことになるし、チェーンスモーキングにはならなさそう。
紙巻きの時は煙草片手に仕事していたけど、電子だとそれができないしゆったり吸うために煙草に集中することになるので、仕事の区切りにはいいかもしれない。とにかく仕事中にパカパカ無尽蔵に吸ってしまうことはなくなるだろう。
味:舌触りは全然違う。燃焼ではなく加熱なので、吸うたびに生温い空気を吸い込むことになる。寒いときならほっこりしていいかもしれないけど、少し気持ち悪い。でも味自体は、慣れたらいけそうという感じ。
あと当然だけど灰が落ちない。灰皿から灰がこぼれたり、机の上に灰をこぼしたり、火種が落ちたり、そういうのが全くないのは潔癖症の人にはいいかも。潔癖症の人はそもそも煙草吸わなさそうだけど。
臭い:ここ!!!!!!電子タバコの最大の欠点って臭いだと思う。
電子タバコは臭わない?どの口が言ってる?鼻死んでるんか?????
確かに煙草の臭いは全くしないけど、電子タバコ独特の人工的な臭いがすごく強い。紙巻きとは違う種類の臭い。
この臭いは人によって感じ方が違うっぽいけど、私は「ヘンプのあの葉っぱの形の芳香剤が吊してあるDQNの新車」「走ってる車の中で臭うと車酔いを助長させそう」「プラスチックを燃やしたような臭い」て感じ。とにかく人工的で、特有の気持ち悪さがある。体調悪いときに吸ったら吐き気を催しそう。
紙巻きの臭いは、臭いのは臭いけど「煙」の臭さという感じだと個人的には思うのだけど、電子タバコは本当に人工的な臭いの不快感がある。新車の臭いが苦手な人にはきついと思う。私だ。
この「独特の臭い」が最大の問題で、口臭はたぶん軽減されるけど、空気にずっと漂っている。寝る前に吸って、7時間寝て起きたらまだ臭っている。紙巻きのにおいは慣れてしまって気にならないだけかもしれないけど。紙巻きよりよっぽど換気が必要。
煙草が臭いのは明らかである。服に臭いもつくし、口臭くなるし、部屋も歯も黄ばむし、火事のもとにもなるし、おまけに体に悪いし、もう最悪である。喫煙者が嫌われるのはわかるし差別されて然るべしと思うので、喫煙所が減ってきたり肩身が狭くなるのは当然だろうと受け入れてきた。けれど、電子タバコが「俺は煙草じゃないですけど?w」みたいなツラで台頭するは許せない。お前もめちゃくちゃ臭いが!?!?!?別に健康にもよくねーから!!!!調子に乗るなよ。
そして、香水との相性。煙草は植物由来なので、ちゃんと探せば意外と相性の合う香水も結構あるのだ。煙草が原料に含まれてる香水もある。相性悪いと本当に臭いので気をつけなければいけないことには変わりないけど、探せばある。スモーキーな匂いの香水かっこいいんだよ〜。
でも電子タバコの人工的な臭いは、相性の合う香水を探すのはかなり骨が折れそうだなと思う。試しに手持ちの香水を強めにつけてから吸ってみたけど、臭いが合体して独特の臭みを放ってしまった。
まあ、体には臭いがつきにくいから、吸ったあとに服をパタパタしたら大丈夫なのかな…。ここらへんはまだ第三者に臭いを嗅いでもらってないのでわからないです、ごめんなさい。
あと、服に臭いがつかなかったり口が臭わないのは確かだけど、空気中への残留は紙巻きより圧倒的に強いと実感したので、空気清浄機が必須かもしれない。うーん。
電子タバコオンリーの喫煙所が増えてきてムカついていた頃に煙草が増税したので、いっそ移行するつもりで試してみたけど、どうしてもこの独特の臭いが慣れないので、iQOSは「どうしても紙巻きは吸えない」という場所で吸う時のためだけに持っておくことにした。ということで、日常的には紙巻きを吸い続けます。
私は最終的に「やっぱり紙巻きの方が好き」に落ち着いてしまったけど、電子タバコへの移行を考えている人にとっては、iQOSのこのサービスは結構おすすめできるとは思う。なんてったって無料だし。