理論
1. 預金金利が同じならば、預金額と利息額は比例するので、預金額が多いと利息も多くなる。
2. 預金額が同じならば、預金金利が大きい方が、利息が多くなる。
3. 預金額と金利が同じならば、長く預け入れた方が、利息が多くなる。
4. 預金額と金利と預け入れ期間が同じならば、単利より複利の方が、利息が多くなる。
5. 預金額と金利と預け入れ期間が同じで、複利で預け入れるならば、複利計算が行われる回数が多い方が、利息が多くなる。
6. 普通預金の利息は、毎日、その日の最終残高の金額を元に計算される。
7. 普通預金の利息が支払われるタイミングは、金融機関によって異なる。
  - 年2回、半年ごとに支払われるところが多い印象。この場合は、預け入れ期間中の預金額と金利が変化しなければ、半年複利として見なすことができる。
実践
1. 金利が高い金融機関を選択する。
2. 主に普通預金を利用する場合には、金利が同程度ならば、利息支払いの周期が短い金融機関を選択する。
  - オリックス銀行の普通預金の利息は毎月支払われる。ただし普通預金の金利は高くない。
3. 適用金利が高くなる預け方を選択する。
  - 一般的には、普通預金よりも定期預金の方が適用金利が高くなる傾向にある。
4. 定期預金の場合、適用金利が同じならば：
  1. 「1年以上の単利」よりも1年複利を、1年複利よりも半年複利を、半年複利よりも「3ヶ月以下の単利」を選択する。
  2. 元利金継続で預け入れる。
5. 一時的に普通預金を通過するお金がある場合は、わざと日をまたぐようにする。
  - 口座引き落とし用のお金を入金する場合には、引き落とし前日ではなく、2～3日前に入金する。
  - まとまったお金を「普通預金に入金してから、定期預金化する」場合には、入金した日ではなく、翌日以降に定期預金化する。
  - 定期預金を解約して引き出す場合には、解約した日ではなく、翌日以降に引き出す。
  - このような作業をやりやすくするためにも、ネットバンキングなどを契約しておくとよい。

Permalink | 記事への反応(3) | 14:08

2023-01-29

■anond:20230129102514

ネットバンキング便利だけど、便利にすればいいって訳でもないよね。

便利になって家にいながらいろいろできて、仕事までできるようになったけど、できるようになったからやらなきゃいけない事が増えた。

隙間時間でできるから、隙間時間すら取り上げられるような感じ。

Permalink | 記事への反応(0) | 10:40

2023-01-26

■[金融・経済]米利上げ、預金 金利への波及効果は期待薄

　米国では政策金利の引き上げが実施されようとしているが、預金金利への期待は高めてはいけないようだ。

　米連邦準備制度理事会（FRB）は3月に金利の引き上げに踏み切る構えを見せており、その後も年内の追加利上げが行われる見通しだ。通常、金利が上昇すれば、銀行預金の利息も増える。だが、今回はそうではない。

　銀行は預金を必要としていないため、預金金利を上げる動機がない。政府による景気刺激策によって米国家計の預金残高は増え、企業には現金があふれている。米商業銀行の預金総額は、2020年初めの約13兆3000億ドル（約1537兆円）から約18兆1000億ドルに膨れ上がっている。

　融資先に請求する利息と預金者に支払う利息の差額を収入とする銀行は、この機会を利用し、収入基盤である融資事業を活発化させることが見込まれる。新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）が始まった20年3月、FRBがほぼゼロ金利への引き下げを実施したことを受け、銀行業界全体で貸し出しによる利ざやが過去最低水準に落ち込んだ。

　バンクレート・ドット・コムによると、米国の大手銀行の普通預金口座の平均金利は、昨年末時点で約0.06％だった。高金利をうたうハイイールドセービング口座の利率は、20年に入ってゼロ金利政策が実施される前まで1.5％以上だったが、現在は0.5％前後となっている。

　各銀行の経営陣は、先月行われた第4四半期の決算会見で、今回はこれらの金利をFRBの利上げに連動させることはないとの意向を示した。

　高利率の預金口座を提供するアリー・ファイナンシャルのジェン・ラクレア最高財務責任者（CFO）は「今回の利上げサイクルでは、預金金利は全般的に低めになるだろう」と述べている。

　預金金利を上げるためには、銀行は融資を増やす必要がある。パンデミック下のほとんどの期間、低金利に加え借り手の需要不足もあり、預金と貸し出しのバランスが崩れていた。ただ、この状況は変わり始めている。銀行業界からは21年10-12月期に融資需要が増加したことが伝えられており、ほとんどの銀行はこの傾向が22年も続くと予想している。