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はてなキーワード: ソロとは

2015-06-09

http://anond.hatelabo.jp/20150609144048

一般ユーザーからすれば「残りライフ1ドットの状況で鳳翼扇を全段ブロッキングしてからコンボ叩き込んで逆転」も十分に非現実的だよ。

ソロレベル上げと言っても「あくま趣味レベルです」から廃人レベルやりこみました」まで、

さらには「廃人レベルでやりこんだ上に才能があったので一番になれました」もあるわけだ。

もちろんキリトさんはその「才能ある廃人なのだが。

それを否定するということは「同じくらいの努力をすれば同じくらいの成果が生まれものである」という考えがそこにはある。

それは「ゲームは誰がやったって似たような強さにしかならない」と言うのと同じだよ。

http://anond.hatelabo.jp/20150609143222

ソロレベル上げしたくらいで飛んでくる弾丸を切り落としたり、女子モテまくるようにはならんがな

この文章意図は「ソロレベル上げしたところで限界がある。キリトのやってることは非現実的萎える」といったところだろう。

ソロレベル上げしたら例外なく全員がキリトさんみたいになる」ということでないとリアリティ感じないの?

なのでこのツッコミ馬鹿

この文章は「お前は全員がキリトみたいになることがリアリティがあると考えてるんだろう。俺は違うけどな」という反語だけど、

みんながキリトみたいになったら、余計にリアリティが無くなって萎えるんだから意図を読み違えてる。

http://anond.hatelabo.jp/20150609040408

ソロレベル上げしたら例外なく全員がキリトさんみたいになる」ということでないとリアリティ感じないの?

格ゲーの練習したくらいで残りライフ1ドットの状況で鳳翼扇を全段ブロッキングしてからコンボ叩き込んで逆転なんてできんからウメハラ気持ち悪い」みたいな?

最近アニメとかライトノベルで「主人公努力していた」という描写

最近アニメとかライトノベル主人公努力していたという描写結構合ったりする。

いわゆる修行シーンとかじゃなくて過去の回想だとか、他キャラ解説から主人公努力が判明するパターンだ。


最近比較的初期から強いキャラが多かったりするので割りとそういうパターンが多かったりする。

ただ、そこで一部の読者がそういったキャラが「まったく努力していない」という感想を言うのを度々耳にする。


そういう人たちにちょっと聞きたいことが有るんだが、ほんとに努力をしていないと感じている?

それとも修行シーンや成長シーンが無いことに対する皮肉だろうか。


ちょっとわかりやす現実世界で置き換えてみたい。

努力していないと思う人を「Aさん」とする。


例えばテレビ錦織圭が今大活躍している。

世界ランキング5位のテニスプレイヤーだ。

もともとテニスをやっている人の間では有名だったが、ある頃を境にメディア露出が増えて突然出てきたように見えた人も多いと思う。

特にテニスにあまり興味のない人にとっては。(私はちょくちょくニュースで見ていたので知ってはいたが)

私達は錦織活躍ニュースで知っており、彼が非常に強いこともランキングという形ではっきり目に見える。

ただ、正直なところすごい練習をしているということをニュースで流すものの実際に錦織選手のこれまでの練習の軌跡を一から見ている人はなかなかいないと思う。

そこで気になるのは、「Aさん」は錦織選手は「努力している」と思っているのかということだ。

彼が努力している様子は断片的にしかからず、また報道や彼の口から少しだけ語られるだけであり実際の練習を見ているわけじゃない。


果たして「Aさん」は錦織努力していると思うのだろうか。


ちなみにこれは努力していないと思う人に対するあてつけやいらだちではない。

幾つか思うことが合ったので質問させてもらった。



※追記

id:feitaさんの疑問点がわかりやすかったので。

ん?あるキャラが回想か何かで努力してることが発覚した後にも関わらずそれでも努力してないとか言う人がいるってこと?それとも努力描写がない段階でも書かれてないだけでそのキャラ努力してるかもって話?

より正確に言えば「努力しているように感じられないと思う人がいる」というのが正解か


1つ具体例を書いてしまうと、SAOで1巻冒頭で主人公キリトMMO内に閉じ込められたのち場面転換をし、いきなり74層からスタート

キリトレベルレベル90代から始まる。

場面転換後はキリトレベル上げを行う描写からまりソロ過酷なMOB狩りを行っている解説からスタートする。

睡眠時間を削り、かなり過酷な状況でレベル上げをしているというのが描かれる。


個人的にはこの時点で既にある程度キリト努力しているように感じられる。※これを努力と言ってしまうとすこし大雑把すぎる気もするが、大きく括るとそうなる。

しかしながらこの辺りの解説や説明や回想描写等を見ても「努力しているように感じられない」という発言をする人を度々見かける。

この感想は1期放送当時からしばしば見受けられた。


この感覚が「錦織努力しているかどうか?」に状況が非常によく似ているように思える。

まりテニスに関する知識があまりない人が錦織を見た場合その人は錦織を「努力している」と感じられるかどうか?とキリトが「努力している」と感じられるかどうかが本質的には同じなのではないかということ。


ただそこで気になるのは錦織に対して努力していないなどという人は相対的に見て少ない気がする。


これはテニスという競技の大変さが広く知れ渡っているから?

それともMMOという題材におけるレベル上の苛酷さやプレイヤースキルに関するものMMO経験からすると想像しづらいのが原因か?

あるいは錦織メディアに取り上げられやすく凄い凄い言われるのでその結果か?

状況的には非常によく似ているように個人的には感じられるのだがその差異はなにか? というのが知りたいことです。


この辺のいわゆる最近の俺TUEEEキャラ過去努力をしているという描写が入っても「努力をしている」「努力をしているように感じられない」というように感想が二分することが度々あってその差はなにか?と思っていたので

まぁ、前提からまちがっている可能性もあるのでなんとも言えないが。


階層修正84→74

2015-06-07

音楽が伝えるものを、感覚として理解した時

音楽が伝えようとするメッセージストーリーに対する共感というものがある。

恋愛が辛い/楽しいとか、人が存在すること肯定であるとか。

歳をとるにつれて、前向きなメッセージや愛だの恋だのについて、共感できなくなってくる。

入れ替わるように、生きづらさとか、ままならなさとか。そういったもの共感を覚えることが多くなってくる。


Roy Buchanan - Hey Joe (Live From Austin TX)

https://www.youtube.com/watch?v=FMcjPZgK9GM


hey joe は超有名曲なのにもともと誰が書いたのかわからないらしい。もちろんもっとも有名なのはジミヘンだろう。

自分も「かっこいい曲だな」とジミを聴いて思っていた。でもそのぐらいの感覚しかなかった。


ブキャナン演奏を聴いて、凄いと思った。

ぶっきらぼうな歌い出しを聴いて、タイトルの hey joe ってのは人に呼び掛けてるんだということがわかった。

唐突ブレイクからソロに入って行く流れに、何か物語が動いたということを感じた。


おれは英語がわからないので、ググって翻訳されてる歌詞を読んでみた。

ジョーはバカな男だと思った。と同時に、悪いほうに転がっていく自分をはっきり認識しつつ、それでも "そっち" に向かうその "ままならなさ" に、自分生活仕事や、人間関係、そんなものが重なった。


人は常に正しい判断なんかできない。それどころか、間違ってるとわかったうえで、間違った道を進む。

から見たら「あんな事して、バカだなあ。」ということをやる。おれも含めて多くの人が。


メキシコで、ジョーは乾いてガサガサになった自分の心を見つめているのだろうか。ぼんやりと愚かな自分自身を眺めているのだろうか。

おれは人を殺して逃げたりはしないけど、ジョーがメキシコで感じるであろう乾いた感覚を、自分の愚かしさをどこか冷静にぼんやり眺めるあの感覚を、味わった記憶がある。

それをブルースと呼ぶなら、おれはジョーとブキャナンブルースを教わったのかもしれない。

2015-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20150604095513

頭の中でソロバンの珠を弾いて暗算するのは

平成生まれでもない限り誰でもやってることだろ

2015-06-02

若き日の大御所たち

ライブ映像が好きで、好きなミュージシャンライブ映像をよく漁っているんだけど、彼らが若いころの(若いってほどでもないかもしれないけど)映像を見ていると、表情や全身から大量の熱を振りまいていて、そのエネルギーを見ていると泣けてくる。あるいは、今となっては見せない一生懸命感とかね。

そんなわけで、おれが涙した映像を紹介させてほしい。

それぞれのファンにとっては既知のものばかりだろうが、その辺はご容赦願いたい。



Gil Scott-Heron

https://www.youtube.com/watch?v=3od114a4o7Y

1982 のライブ映像らしい。彼は 1949 生まれらしいので、33 かそこら。年をとっても自信たっぷり確信にみちた表情は変わらなかった彼だが、晩年はやはり体も縮んで声が出てないところも多かった。このライブ映像では声はもちろん、表情からも体からも、あらゆるところから熱を発しており、その輝きはおれの涙腺を強烈にキックするわけです。残念なことに彼は 2011 に他界

彼を知らない人はまずは 49:40- の Alien を聴いてみてほしい。ついでに言うとこの映像に含まれない名曲もたくさんあるので興味あれば掘り下げていただければ。



Ry Cooder

https://www.youtube.com/watch?v=9ZNVhiOY_ug

ギターを手にする人にとってはスライドギターの人として、映画好きの人にとってはヴィム・ヴェンダースの劇版の作家として、もっと一般的にはブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ仕掛け人として知られる Ry Cooder。この映像日本BS で流れたモノらしく 1987(日本語字幕では88と表記されてるけど。。) のライブ映像とのことで、このとき彼は 40 かそこら。

ゴスペル/テックメックス/カリビアン といった要素のミックスなんだけど、それぞれのプレイヤーがズブズブに土着音楽をやってる感が強い。それを一つにしているのは Ry Cooder の才能という他なく。。それぞれのプレイヤーがそれぞれのバックボーンから全力で音を発しているにもかかわらず、たった一点に収束するその集中力音楽への愛情はおれの胸を深く打つのです。




Bill Frisell

https://www.youtube.com/watch?v=EkM3Wiy7j5Q

ジャズを聴かない人にとっては「誰?」って感じかもしれませんが、長年にわたって最重要プレイヤーの一人。ジャズ界隈で活動してるんだけど、彼もまたアメリカンルーツミュージック求道者。(ただ、多作で時期によってやってることが全然違うため一言で説明しずらい人でもある。)

この映像は彼が 42 ぐらいの時のものボブ・ディランカバーカバーを良くやる人で、いずれもオリジナルもっと重要なエレメントをきっちり握っている。

また、彼は客演で非常に良い仕事をする人。驚くほどあちこちに顔を出しており、どこに行っても自分世界全開にもかかわらず、それがその曲の重要な要素を際立たせるという触媒のような人です。

映像演奏は奇をてらわないアレンジで、美しいコードの上で朴訥としたメロがフォーキーさを増しており、それはやさしくおれの心に触れるのです。

結構大変そうなアレンジ楽器にかじりつくように弾いていて、弾き終わった後に見せる表情は今となってはあまり見られないものではないかと。



WAR

https://www.youtube.com/watch?v=lYbrrbbnXnA

現在では WARLOW RIDER BAND の 2つに分裂してしまった WAR の 76 年(だそうだ) gypsy man のライブ映像キンキンに集中したライブ演奏70年代WAR特筆すべき点の一つだと思う。なかでもこの映像BB ディッカーソン のガッツあふれるベースは何度聴いてもおれの胸の奥に熱いものをあふれさせてくれるのです。

個人的には、ディッカーソンはソウル/ファンクにおいて最重要ベーシストの一人だと思うんだけど、あまり注目されない(おれが知らないだけで、ベーマガなんかで特集されてるのかもしれないけど)のでぜひ。

WAR は主要メンバーの何人かはすでに他界しているが、ディッカーソンは LOW RIDER BAND で健在なもよう。

もう一つ、バードンと一緒だったころの WAR

https://www.youtube.com/watch?v=wln_zQsynNY

spilit が凄いのでこちらもぜひ。ダルな前半からサックスソロきっかけとして風景が変わっていくこの流れは WARしかできないと確信できる。




Bootsy Collins

https://www.youtube.com/watch?v=zSnbV1FrIhA

最近ではベースTMスティーブンスに弾かせて、自分は歌ったり叫んだり、ライブハウスの壁を登ったりしている Bootsy ですが、ただただ全力で音楽をやっていたころがあったようで。

I'd Rather be with you は今でもライブハイライトなわけですが、若いころは熱の入り方が全然違う。映像は 1976 年とのことで、51年生まれの彼は 25歳?ですね。。そら熱も入るわ。wiki 見ると、75 年ぐらいまで P-funk 界隈とかかわっていたようで、映像は初リーダーアルバムが出た年。

funk 独特の時間をかけてじわじわ熱を込めていく前半のあの感じからキックコーラスがモゴモゴと盛り上げていく中盤、そしてついに歪んだベースソロに入って行く流れ、もう涙腺崩壊するしかないという。

2015-05-28

http://anond.hatelabo.jp/20150528210709

程度の差を考えれば家庭内での財産配分を

国家規模での事業である奴隷制と比べること自体ばかげています

結婚しない生活できないというのはそもそも男女同じです

子供がいないと社会保障のない時代は倒れると餓えて死にますから

時代が古いと古い程、嫁の健康に気を配らないと子供なんて作れませんから

極端な搾取構造があったなんて考える方がおかしいです

少なくともあんたのご先祖様はそんなことしてないでしょう、今あんた生きてるんだから

まぁわいは1bit脳かもしれんけど、そのソロバンみたいな脳みそ洗いなおしたほうがいいと思います

2015-05-24

agar.ioの中国人韓国人

http://agar.io/

最近このゲームをよくやってる。

それで他国にはない中韓ユーザーの特徴を知った。

あいつら周りがソロ(FFAモード)でプレイしてるのなんてお構いなしに協力プレイするんだよなぁ。

友達同士かなんか知らないけどさぁ。

「よっしゃーこの玉(敵)いただきッ!」

と思った矢先に近くにいた仲間がそいつを大きくする。

そして一気に形勢逆転されて「うォーい!!」となるわけだ。

全てのサーバー渡り歩いたがこの手のユーザーをよく見たのがChinaとEast Asiaだった。

別のサーバーでやってる奴がいると思ったらハングル中国語だ。

そりゃその遊び方は禁止されてないよ?

作者にとってBAN級の遊び方だとしてもそれが可能な設計にしてる作者も悪いと思う。

でも周りみんなそんなことしてないじゃん。

それで周りより優位にゲーム進めてウェーイって。

そういう事するのってズルいとか恥ずかしいとかやっちゃいけないとか思わないの?

やるならTeamsモードでやって!

2015-05-19

やっぱりソロがいい

今週末1人で山に行こうと思ってた。先輩から今週末ランニングのロングやらない?って言われて、朝一山行くんで無理です。って言ったら、じゃあ俺も友達誘ってトレランに一緒に行っていい?って言われたから、朝5時スタートに来れるならいいですよ。って言ったらLINE召集かけてた。その結果、朝早いと朝露がどうとか、熊が心配だとかその仲間たちが言い始めた。はっきり言って迷惑しかない。誘われたくせに日程に文句言うんじゃねーって。朝早いんだから朝露あるのは当たり前だろ?熊なんて時間関係なく山にはいて当たり前の動物なんだし。俺は先に登るからお前らグズ共はお前らの行きたい時間で行けよと言いたかったけど先輩の顔を立てるために、今回は仕方なく従うことにした。

からソロで登るわ。俺自身には保険もかけてるし自己責任なのは自覚してるし。ホント人と接するって疲れるわ。

2015-05-18

他人といるときIngressするゴミ

隣県の海に行こうと誘われて喜んで了承したら、当日ミッションするとか言い出した。

お前。片道1500円だぞ。

せっかく遠出するのにゲームするのか。一緒にいる私に大して配慮はないのか。

お前旅行先で自分景色見てるのに相手がずっとDSしてたらどうなんだよ。

って言ったら

「せっかく遠出するんだからだってIngressしたい、そっちが配慮するべきじゃないの?」

って真顔で言われてしまったよ。結局海は行かなかった。

ちなみに私は昔レジスタンス側でIngressをやっていて、一度だけ作戦に参加したことがある。

「××のポータルどうしますか?」って誰かが聞いても、知らんぷり。

その場に7人くらいいたんだけど、みんな必死スマホ弄ってた。完全に無視

コミュ障とかおっさんとかおばさんとかばっかだ。

100歩譲って出先でIngressはいいよ。ちょいちょい見つけたポータルハックしたり、ちょっと攻撃して色変えるくらいはいいよ。それぐらいならきっと楽しいよ。

でもIngressプレイヤーじゃない人と行って、出かける趣旨50%以上がゲームなの、なんなの。完全に置いてけぼりなんですけど。

Ingressプレイヤー、外で現実を模したネトゲをやっているみたい。少なくとも彼らの意識現実にはない。

神社仏閣や遺跡を回って、本人たちは「知識と自分の足を使いポータル散策する崇高なエージェント(笑)

になっているみたいだけど、現実コミュニケーションを怠ったAGはただのネトゲ必死にやってるゴミだ。

ゲーセン音ゲーやってる彼氏をぽつんと見てる彼女みたいなのよく見るじゃん。アレと同レベル


なんとなく青にしたけど、青のコミュニティは本当に気持ちが悪い。

ソロでやってる人が緑に多いと聞くし、同年代若い人も緑に多いし、緑にすればこんなにIngress嫌いにならなかったんだろうか。

とにかく、他人といるときIngressするゴミ死ね。ほんっとうに死ね。つらい。

2015-05-16

楽器についての雑感

私は大人になってピークがくるピアノを教えています。 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/821776

これ読んだ。

僕は子供の頃、エレクトーンを習っていた。足に鍵盤がついてるキーボードみたいなものね。

その時は確かにコンクールとかに出させられて演奏していたけどちっとも面白くなかった。小学生の頃は楽器をやっていることは隠していた。

中学に入って、理由をつけてやめた。月謝2万円で8年ほどやったけどどこにお金を消してしまったのだろうか。

中学校の授業で打楽器というシンプルなモノに触れ、楽しかったので高校では軽音楽部に入ってドラム演奏した。

全て独学だった。幸いに本も先輩もたくさんいたから学ぶのには苦労しなかった。

だけど打楽器が難しいということに気づくのに3年かかった。

譜面どおりにフレーズ演奏してもちっとも雰囲気がでない。

結局はベロシティの問題なんだけど、5年かけてそれを修正していった。

今はライブなんてほとんどやらないけどジャズとかを演奏したりして楽しんでるよ。

ギターソロにぶっこんでみたり、ベースとキメを作って遊んでみたり。

楽器ってのはコンクールに出たりライブに出たりして評価されるためにやるものじゃないよ。

消耗せず、のんびりと楽しむ趣味なんだと思う。

いまさらながら家族が期待していたもの自分がやりたかったものが違ったのだということがわかってすっきりした。

2015-05-14

NARUTO疾風伝オリジナル回早く終わらないかな

三味線ソロ演奏による生きたままの封印術 >>>>>>> 超えられない壁 >>>>>>> 暁がツーマンセルで仕留めてみんなで三日三晩かけて外道魔像に取り込む封印

萎えるわ...

2015-05-12

レベル8になったので、ここから先はただレベル上げ目指してソロプレイだとつまんなくなりそうだと思って、Google+地域コミュニティに入った。

ハングアウトとかで毎日他のエージェントたちと話している。楽しかったんだけど今日、ハングアウトであるメンバー

「今○○公園近くのデニーズにいるんだけど、店内に少なく見積もっても5人は敵エージェントがいる」

と言い出した。

「私の顔を見て何か言ってる。他にも私を見てこそこそ笑っている人がいる。あれも敵だと思う」

「こんなに敵エージェントに囲まれたら怖くて動けない。帰れない。だれかたすけてください。むかえにきてください」

これって統合失調症だよな?

と思っているんだけど、その発言をまるっと信じて

「今迎えに行きますからちょっと待ってください」

とか言うメンバーがいる。妄想につきあうと助長するからヨクナイって林先生が言ってた気がするんだが、医者でもない人間他人統失と決めつけてそういうこと言うってのは、名誉毀損とかにあたりそうな気がして何も言えなかった。

そうなんだよ、何もできないんだよ。このメンバーはここ数日急にばんばん投稿するようになってるし、見知らぬ外国人に付け狙われていて怖いとか言ってたのも今思うとあれも妄想ぽいし、なんか今頭がぐるぐる動いて状態悪化中なんじゃないだろうかって思うんだけど、エージェント名くらいしか知らないしさ。何もできることない。

よりによってその統失ぽいメンバー、若くてきれいな女の子なんだよ。だから「迎えにいきます」とか言ってる男も下心あるかもしれなくて、ただの下心なら自由にすりゃいいけど、メンヘラからヤレそうとか思ってるんだったらそれを放置するのはちょっと後ろめたい。けど、どうしたらいいかわかんない。

こういうことがあって初めて気がついたけど、Ingressって統合失調症患者にはあまりいい影響なさそうだな。昔ジム・キャリーの「トゥルーマン・ショー」をみて、統失人間には悪影響あたえそうな映画だなーと思ったけど、Ingressも同じっぽい。街にいるごく一般の人たちの中にひそかに敵エージェントがまざっているっていうゲームからものすごく妄想助長やすそう。

2015-04-10

響け!ユーフォニアム1話を見て気づいたこ

管楽器奏者というか吹奏楽上がりの人は、かなり上手い人でも、チューナーと指揮棒を強く気にすることが多い。

それが逆にアンサンブルスポイルする結果になっていても。

しかまともに触ったことがない桶厨の自分としては、それが不思議でならなかった。


でも、響け!ユーフォニアム1話を見ていて「ああ、こりゃそうなるよなー」と思わされた。

だってチューニングの時に「音合ってないよー」と注意するのはまあいいとして、「じゃあチューナー使っていいから」ってなんなんだよ。甘えんな

チューナー使うのはクラのトップ(オケならオーボエトップ)だけなのが当たり前で、それ聴くだけでチューニングできないなんて合奏以前の問題じゃん。

そんなんだから和音ハモらない時にいつもいつもチューナー頼みになるんだろって感じ。

アレか、じゃあ指揮者が「○○低く」「✕✕高く」って指示してきた時はチューナー見ながら「私の音は合ってます」とか抗弁するのか?と絡んでやりたくなる。


更に屋外の合奏シーンでは、指揮棒が作るテンポに合わせて、楽譜に書いてある音符をただ片付けているだけって感じ。

もっと聴き合いなよ音全然繋がってないじゃん。それだけでも主人公が言う通り「ヘタ」だろう。

あい演奏だと、演奏のたびに毎回やり方が変わって自然な部分(ソロとかね)に合わせる側は、変化に全く対応できずアンサンブルが乱れてしまうだろう。

かと言ってそれもガチガチに固めてしまったら、「約束事だけの本番」という恐ろしくつまらない演奏になるわけで。

てか、万が一指揮者が振り間違えたら一巻の終わりという、つまらない上に脆弱演奏とか普通にヤバい。聴いてて気が気じゃないっす。


まあ、主人公が着ている茶色制服と赤のスカーフがとても映えているので、それに飽きないうちは見続けようと思う。

2015-04-01

Ingressってソロじゃやっぱりつらいのかな・・・

なんとかレベル4になったけどハックしかやることなくてつらい。

幼児散歩がてらにと思って始めたけど、子連れからそんなにフットワーク軽く行ったり来たりとかできないし、100m先のポータル行けばリンク張れるかも…と思ってもすんなり移動できるとは限らないんだよ。

時間だけはあるからのんびりやるか(飽きるが早いか)

あと車中から適当にハックしたりしてるけど(運転はしていない)ポータル名「おU」ってなんだよ阿呆かと思ったら本当におUそのものだった。

おばQファミリーか?

ちなみに緑です。

タクティクスオウガのLAWルートみたいでかっこいいから

2015-03-08

水瓶座岡田育さんの金星の近くには処女アテナがいる。

こんばんは。石井ゆかり先生ではないはてダユーザー占い師です。

 

岡田育さんはTwitter石井ゆかり先生ツイートをたびたびリツイートされている様子。

水瓶座のABは占い師世界では最凶」と書いているのも見た。

占い、すきなの?興味ある?

 

自分西洋占星術を中心に仕事をしている占い師

大きな事件時事問題はてな揉め事も何かあったら星を見る。

そんなわけでホロスコープソフト岡田育さんのチャートを出してみた。

 

そしたら星を見る前と、見た後で自分岡田さんの印象は変わった。

今回騒がれている件に関して「もしかして」と思うところがあったので書く。

 

公開されていたプロフィールから生年月日は1980年1月23日、時刻と場所不明

これ、年数が一年でも違っていたら星の位置は全部変わる。

太陽の位置は近いところに来るけど、他も見るから違ってたらごめんね。

ちなみにこのチャートでは、3月6日の21時前後から岡田さんは受難タイムだった。

 

まず、常識とか形式とか大嫌いな人なんだろうなー、と思った。

その種の手続きをきちんとやることは苦手ではなく、むしろやらせたら得意。

出来るか出来ないかといったら人より出来る。

しかしやっていて苦痛だし、内心「こんな茶番意味があるの?」と思ってそう。

それもあってやりたくないけど、そんなところを克服したい気持ちが強い。

 

オタク趣味で集めたグッズの整理が出来ないと書いてあったけど

こりゃ片付かないだろうなーと思った。

本は年代順にするか、作家順にするか、ジャンル順にするかとか考えちゃう人。

こだわり強いのに長丁場が苦手だから、もーまた今度!ってなる。

 

弁が立つ。嫌味言わせたらかなり人を嫌な気分に出来る。

具体性があって、なんとも後味が悪くなるような細かい皮肉が言える。

しかも相手の出方で熱量を微調整する。重箱の隅をちまちまつつき続けずにいられない。

でも人生方針は「きっぱり!」なので、そんな自分肯定することが難しい。

 

一方で、好きな人には真冬に自分の服を全部差し出してしまうような優しさもある。

どんなに酷いことを言われても情状酌量して救いの手をひっこめまいとする。

ダメ男に注ぎこんだりもしたんじゃないかなー。

この人のそういう健気で見返りを求めない愛情を見た人は惚れ込むと思う。

そしてこの人は、そういう心から優しい気持ちでいるときしか、相手の気持ちがわからない。

 

レッテルを貼ること、貼られている人が嫌い。

分類が好きだから結果的レッテル貼っちゃって気が付いてないこともある。

でも意識の中では「人は平等であるべきだ」と常識範囲を超えて信じている。

からアウトローに優しい。

大富豪聖人とゴロツキに同じようにフランクに接する。

生き方を変えたくない!と思いながら、常に突っ走れる何かを探している。

 

こういった性格と今回の騒ぎを照らして思ったこと。

 

この人、おーつねさんに同情したんじゃないかな。

自分が人からレッテルを貼られて、webであらぬ噂を立てられたように

おーつねさんも「嫌らしいケチおっさん」というレッテルを貼られていると思って。

 

久谷女子の中でどの程度の発言権があるのかわからないけど

Twitterでおーつねさんの画像を貼ったり

売り文句に折りこんだりしてせっせと宣伝してたのは

「おーつねさんに貼られたレッテルを剥したい」という気持ちがあったんじゃなかろうか。

 

めめさんから謝罪要求されたとき

自分がどんな思いで書いたか」と引き合いに出したのが

自身中傷された痛みを書いたコラムだったのは、そのせいでは。

「彼にも釈明する場を与えるべきだ」という主張だったのかもな、とこの人のチャートを見て思った。

 

そこで真偽も確かめ同人誌掲載して売るという非常識さは

ほかの久谷女子はどう思っていたのか知らんけど

この人の中では「増田を紙にしただけ」と合理化されていたんじゃないかと思う。

 

「それがおかしいことに気が付かないわけがあるか」

と大半の日本社会人たちは思うわけだけど、彼女はその枠の外で生きている。

周りはわかってやってるんだろうと思うのでそれをベース批判する。

本人は弁が立つし馬鹿じゃない。でも相手の気持ちと立ち位置が分かってない。

から「これだけ説明したのに決めつけられた」「孤独だ」ってなる。

 

悪いと分かっていながら言い逃れをするわけじゃなく

自分六法全書の中ではOKだ、むしろそっちがおかしい!と思っちゃう

そして自分が納得していないことを形式的に謝るのはぜったいにイヤ。

 

くわえてめっちゃ喧嘩っ早い。いつも引火できるもの無意識に求めている。

なので別に燃やさなくていいものも燃やしてしまう。

どんな形であれ「負ける」というのは本当に嫌で、辛い。

 

で、まったく赤の他人占い師の戯言なんだけれども、岡田さんに伝えたいこと。

 

確かに世の中には見た目や偏見差別されている人がいる。

先入観で決めつけられて損をしている人もいる。

その人たちの肩を持ちたいと思うのは立派なことだと思う。

岡田さんの他には友だちがいないような人も、まわりにはいるだろう。

 

「かわいそうな女の子vsやらしいおっさん

というだけでおっさん非難するのはおかしい。

おっさんにも言い分があるはずだ。

 

しかし周囲が納得する形で人を擁護するにはやり方がある。

常識マナーというのは、道理にかなった背景を持つものも少なくない。

あなた常識のおしつけは嫌いだと思うが、採用してかまわないルールもたくさんあるはず。

万人に批難されても従うわけにはいかないルール

身軽になるために採用していいルールがあると思う。

スポーツ公式ウェアみたいに。

 

岡田さんはそうやって誰かに全力で肩入れしていても、心はべったりじゃなく自由だ。

あなた自由侵害する人を私は許さない。」

「だけどあなたと心までは共有できない。」

友達が多いのに「ソロ活動」というのはそういうことなんじゃないかと思う。

 

あなた試合はチーム戦であっても個人プレイだ。

ホームでもアウェイでも現地ルールに通じておくこと。

対戦相手に対してフェアに戦ってください。

そして最後にチームの仲間だけでなく

対戦相手とも握手できるような試合をしてください。

ギャラリーの中のあなたのファンが、誇りに思うような試合をしてください。

 

最後に、あなたはだめなおっさんをいよいよダメにする星を持っている。

あなたの優しさは結果的に人を社会復帰出来ないところまで追い込むことがある。

自分のためにもまわりのためにもその辺の自覚をしっかり持ってください。

 

あなた今年、ハリウッドチックな大恋愛の年だからね。

パートナーとの絆を固く大事にすること。

大丈夫基本的に大きな幸せを得られる年だよ。

メディア関連の仕事にも恵まれるはず。

がんばってね。

 

追記:処女アテナ

岡田育さんが生まれた日、金星魚座の7度にあり、魚座の4度にパラスがあった。

金星は美の星、アフロディーテパラスアテナは知略に富む戦いの処女神。

ユニセックスヘアスタイルにその辺現れているようでおもしろい。

 

追記:以前書いた増田

山羊座土星10ハウス

http://anond.hatelabo.jp/20130903144920

 

天文学は賢い母。占星術はその愚かな娘

http://anond.hatelabo.jp/20130905034707

2015-02-16

ジャズの話

http://anond.hatelabo.jp/20150216002609

自分プロではないがジャズ演奏をする。

ジャズは好きだし、有名な盤も聴き切れてはいないが結構聴いてきたと思う。

マイルスの話はすごく共感してしまった。

だれだれが奏でるどうこうしたフレーズ、とかそういう小難しいことをジャズ演奏者や愛好家はよくいう。

もっと直感的に音楽本能で楽しんでもいいのではないかとよく思うんだけど、

ジャズを知らない人がちょっと興味あるとか、ジャンルの幅広げてみたいくらいの気持ちの人にはもうちょっとキャッチーな感じのジャズをすすめられたらいいなと思う。

自分ポップスパンクロックなどの演奏を経てからジャズ世界にやってきたので、聴き始めた頃を思い出してみると、

やっぱりキャッチーメロディや、分かりやす(笑)ジャズはすごく聴きやすかった。

ジャンルで言ったらハードバップはかなりワクワクした。

Horace Silverとか、Cannonball Adderleyとかね。

例えばだけど、全くジャズいたことない友人にHigh Fiveすすめてみたら、聴きやすくて気に入ってくれてたよ。

相手が取り敢えず聴いてみたいのか、ど定番を聴きたいのか、求める回答によってすすめたいのは違うから

誰々がいいとか具体的に書けないけど、

ジャズクラシックみたいにごにゃごにゃとソロがぶわーっと続いて何やってるかよくわかんない小難しい感が

ハードル高くさせてるとなんとなく思うので、

ライトな感じで求めてる人もいるんじゃないかとずっと思っている。

○○も聞いたこと無いの?みたいなジャズミュージシャンとの会話はもう勘弁して欲しい。

あと、大体有名な昔のジャズミュージシャンの紹介も多いけど、

殆どみんな死んじゃって生で彼らの演奏は聞けないし、

現代ジャズミュージシャン面白い人たくさんいるから、そういうのも紹介する記事とかもっと読めたら嬉しいな。

具体的に誰がどうと書けなくて本当に申し訳ないけど。

ジャズで食ってる俺がジャズ聴き始めたい人にオススメするTOP 10

http://anond.hatelabo.jp/20150214223556

これ読んでちょっと偏ってるなーって思ったから書いてみた。

これからジャズ聴きたいっていう人に俺がオススメできるアーティスト10人選ぶならこんな感じ。

10マイルス・デイヴィストランペット

マイルスジャズ歴史の中心にいたことは間違いないのだが、彼のサウンドは案外ジャズ初心者にはとっつきにくい。マイルスジャズ最先端を切り開いて、偉大なフォロワーたちがそれをうまく消化&昇華してスタイルを定式化させていったのであって、そうして洗練されていったものを聞いたほうが入りやすいと思う。俺は今プロでやってるが、若いマイルスを聞いてもピンとこなかった。「マイルス理解できなきゃ本物じゃない」という雰囲気があったから、マイルス分かってるフリしてたけどな。リズムセクション凄さだけは強烈だった。さんざんジャズをやってきた今マイルスを聞いて初めて彼の音楽時代性が分かり、当時いかにインパクトがあったのか、そして彼がどれだけ偉大なバンドリーダーだったのかが分かる。まあ、こういうリストマイルスを入れるのはお決まりなので、10位に入れておく。

50年代 https://www.youtube.com/watch?v=OcIiu1kQMx0

60年代 https://www.youtube.com/watch?v=x_whk6m67VE

70年代 https://www.youtube.com/watch?v=ryiPO1jQdaw

80年代 https://www.youtube.com/watch?v=4qoNZnWcb7M

9位 セロニアス・モンクピアノ

風変わりなアーティストだが、その独特なサウンドは好きな人もいると思う。不協和音のようでもあり、全体としては調性に収まっている絶妙バランス感覚。変てこりんな曲もあれば、ものすごく美しい曲もあって、頭の中を見てみたいと思う一方、まあ感覚が爆発してるアーティストってのはこんな感じだよなとも思う。挙動不審系のパフォーマンスを見ているような面白さもあり、演技なのか本気なのか分からないところがある。モンクはそれを形のある一つのスタイルとして定義できたところがすごい。ジャズミュージシャンの間では別格扱いというか、特別地位を占めている。

https://www.youtube.com/watch?v=KshrtLXBdl8

8位 キース・ジャレットピアノ

この人はすごいよ。メロディーを紡ぎ出す感覚、その一瞬にしかまれないサウンドを追求する即興へのこだわり、小節をまたがってフレーズ自由自在に展開させるオープンタイム感、これらを曲の枠組みが明確なスタンダード曲上で展開することで分かりやすさを担保するバランス感覚、それらの全てを可能にする素晴らしいゲイリー・ピーコックベース)とジャック・ディジョネットドラム)の存在。ただ、彼のもう一つの特徴である「うめき声」には最初戸惑う人も多いと思われるので8位としてみた。ちなみに慣れるとそのうめき声が彼の粘っこい右手メロディ絶妙に絡み合って彼の音楽の一部に聞こえてくる。マイルスから天才であるってのはどんな気分だ?」とからかわれたってエピソードがある。すげーレベルの話だ。

https://www.youtube.com/watch?v=io1o1Hwpo8Y

7位 ウィントン・マルサリストランペット

ジャズエレクトリック系やフリー系に進化していった中で、「ジャズルーツであるニューオリンズ音楽に立ち返り、それをベースモダンハーモニーや複雑なポリリズムを取り入れて新たなジャンルを切り拓いた人。ジャズクラシックの両方でグラミー賞を取ったというとんでもないトランペットの名手でもある。美しい音色と安定したテクニックは卓越している。彼が確立した、「トランペットが張り詰めたソロを吹く背後でピアノドラムが複雑なポリリズムで組んずほぐれつのインタープレイを展開する」というスタイル初心者にも迫力があるはず。ちょっと難解な印象も受けるかも知れないが、その場合は彼の率いているリンカーンセンタージャズオーケストラニューオリンズ風サウンドを楽しむと良いよ。

https://www.youtube.com/watch?v=poZWg-pVboE

https://www.youtube.com/watch?v=ZBJ-MmTA-eU

6位 パット・メセニーギター

ギターが入ってねえなと思ったので、メセニーを入れておく。怒るジャズファンもいるだろう。入れるならウェス・モンゴメリーだ、ジョー・パスだ、ジム・ホールだ、と。まあ確かに、メセニーはフュージョンっぽいサウンドだし、ジャズ構成する重要な要素のうち「ビバップ」や「ブルース」があまり感じられないとも言える。しかし彼の音楽には、聞いていて映画のワンシーンあるいは夢でみたどこかの草原が思い浮かぶような、ビジュアルな美しさがある。その辺は彼の音楽を支えてきたキーボードライル・メイズ空間的サウンドによるところが大きいが、それがメセニー自身音楽観、独特なソロフレージング音色と相まって、ジャズを次のステージ進化させたクレジットはあげていいと思う。音楽理論的には結構複雑なこともやっているのだが、あまり感じさせない。特に変拍子へのアプローチは素晴らしく、「口ずさめる変拍子」「心地よい変拍子」を確立している。その辺の聞きやすさでオススメしておく。

https://www.youtube.com/watch?v=ApI-zA6suXE

https://www.youtube.com/watch?v=gDLcttSAVS0

5位 ジャコ・パストリアスベース

エレクトリックベースの弾き方に革命を起こした人。管楽器並みのソロフレージングハーモニクスを使ったカラフルコード演奏などでベース役割を大きく変えた。細かい音符を自在に刻む指弾きのグルーヴ感は圧倒的。作曲家としても素晴らしい名曲を多く残している。途中からクスリ漬けになってしまって最期悪態をついていたところを警備員に殴られて死ぬという劇的な人生だったが、ジャコ好きな人はそういう破滅的な「危ない」ところも愛していると思う。俺はそうなる前にシンガーソングライタージョニ・ミッチェルと共演している頃の演奏が一番好きだが。

https://www.youtube.com/watch?v=Hbr0hXkArWg

https://www.youtube.com/watch?v=TgntkGc5iBo

4位 カウント・ベイシーピアノ

ディーク・エリントンでもいい。ビッグバンドを一つ入れておこうと思ってな。本当はサド&メル(現在ヴァンガードジャズオーケストラ)と言いたいところだが、やっぱり若い頃にサド&メルのビッグバンドを聞いて最初はピンとこなかったから、初心者には勧めないでおこう。ベイシーとか、まあ当時のビッグバンドは、やっぱりグルーヴ感がすごい。当時のダンスミュージックからね。彼らは四六時中ああい音楽に専念できてギャラもがっぽり稼いでたから、現代の我々が付け焼刃ビッグバンドやってもそうそう敵わないのが辛い。アレンジ良し、テクニック良し、アンサンブル良し。逆にいうと、そういう時代性もあるから、少し古臭く感じるところはある。俺は好きだけどね。

https://www.youtube.com/watch?v=TYLbrZAko7E

https://www.youtube.com/watch?v=4ZLvqXFddu0

3位 ビル・エヴァンスピアノ

現代ピアノジャズのサウンドを確立したと言っていい人。彼がコードを弾くとき和音の積み上げ方はマジで音楽大学教科書に載ってるんじゃないかと思う。そういう理論の部分以外でも、彼のやや哀愁を帯びた内省的な音楽性や、ピアノベースドラム対話するように自由に展開する演奏スタイルはとても理知的面白く、それで多くのファンを惹きつけてると思う。まあ、小説とかにも登場するし、あまり多くを語る必要もない。聞け。

https://www.youtube.com/watch?v=GQwhHdXGFwA

https://www.youtube.com/watch?v=Jl5GDXb2fwQ

https://www.youtube.com/watch?v=FTlKzkdtW9I

2位 ダイアナ・クラールヴォーカルピアノ

やはりジャズに入りやすいところとして一番無難なのは女性ヴォーカルだが、問題は誰を入れるかだ。本当はカーメン・マクレエサラ・ヴォーンエラ・フィッツジェラルドといった鉄板定番を入れたい気もするが、今日現在聞くジャズヴォーカルとしては、ちょっと粋でオシャレな、それでいて正統派スウィング感をもっていて、テクニック表現力もあり、ルックスも良く、きっちりセールスも出しているダイアナ・クラールを押す。ただ、このリストの中ではやや異色と言えるかも知れないので、サラ・ヴォーンなどのリンクも貼っておこう。こう言っておきながら、俺は「ダイアナ・クラールが好き」と言うジャズファンには警戒の念を持って、本当に彼女の実力を分かっているのか、うわべだけのシャレオツさで聞いているのかを探ることにしている。

https://www.youtube.com/watch?v=dJHXQAs9vlk

https://www.youtube.com/watch?v=5cZG2WnXPgk

https://www.youtube.com/watch?v=4VHWw9G6_UU

1位 ジョン・コルトレーンサックス

現代テナーサックスのサウンドを確立した人。コードの細分化再構成、次から次へと繰り出される音の洪水が特徴の一つで、マイルスからは「お前、全部の音をいっぺんには吹けないぞ」とからかわれたとか。まあ、俺としてはそういう音の洪水の部分よりも、ややかすれたような彼のサックス音色が特徴的で、ひたすら高みを目指す修行者のような人柄を連想させて、聞く人の心に引っかかるんじゃないかと思ってる。「コードの細分化を究極まで突き詰めた先にあったのはコードの制約を取っ払うことだった」という彼のサウンドの進化悟りの境地に達した聖者を思わせるというところもある。マッコイ・タイナーピアノ)とエルヴィン・ジョーンズドラム)もコルトレーンのサウンドをともに作り出す中で新たなスタイル確立した。この全体のサウンドが俺は大好きなので1位押し。

https://www.youtube.com/watch?v=Lr1r9_9VxQA

https://www.youtube.com/watch?v=xr0Tfng9SP0

https://www.youtube.com/watch?v=YHVarQbNAwU

https://www.youtube.com/watch?v=-mZ54FJ6h-k

以上。

「あれが入ってねーぞボケ」「やり直し」コメント大歓迎。今後人にオススメする時に参考にさせてもらう。

2015-02-14

( ・3・) クラシック好きの上司ジャズを聴きたいと言いだして・続

承前

http://anond.hatelabo.jp/20150214223556

9. スティーヴ・レイシーソプラノサックス

Steve Lacy (1934-2004)

――スティーヴ・レイシー独立独歩ソプラノサックス奏者です。サックスといえばアルトテナーだった50年代からソプラノを吹いていました。

Evidence (1961) http://youtu.be/X9SBzQw2IJY?t=5m42s

( ・3・) 面白いテーマの曲だな。真面目な顔で冗談を言っているような。

――セロニアス・モンクが書いた曲です。レイシーはモンクの曲をたくさん演奏しています。一方、ハリウッドブロードウェイの曲はとりあげない。レパートリーに関しては人文系古本屋の主人みたいなところがあります

( ・3・) みすず書房とか白水社とか、そういう本ばかり並んでいるわけだ。

――白水社といえば、レイシーはサミュエルベケットと面識があって、ベケットテクストに基づいた作品も発表しています

( ・3・) 「真夜中だ。雨が窓に打ちつけている」

――「真夜中ではなかった。雨は降っていなかった」――と、ベケットごっこはともかく、演奏どうでしょう

( ・3・) まっすぐな音だな。あまりヴィブラートをかけない。アタックの瞬間から音程の中心を目指している。必ずしも正確な音程というわけではないけれど。ソロのとり方としては、テーマとの関連性を保って、構成を考えながら吹いているように聴こえる。言うべきことだけを言って余計なことはしゃべらない。

――そういう点では、プレイヤー資質としてはマイルス・デイヴィスに近いのかもしれません。マイルスとも少しだけ共演したことがあるのですが、もし正式バンドに加わっていたら歴史が変わったかも。 [6]

Reincarnation of a Lovebird (1987) http://youtu.be/FbaKNB4cIlc

――こちらは後年の録音。ギル・エヴァンスという編曲仕事で有名な人がエレピを弾いています。この人も指だけ達者に動くのとは対極にいるタイプで、柔らかい音色中和されていますが、ずいぶん込み入った和声です。

( ・3・) そこらじゅうで半音がぶつかってるな。

――でも美しい。

10. ビル・エヴァンスピアノ

Bill Evans (1929-80)

――昔、レコードを扱う仕事をしていたので確信をもって言えるのですが、日本いちばん人気のあるジャズミュージシャンビル・エヴァンスです。マイルス・デイヴィスよりもリスナー裾野は広いかもしれません。

( ・3・) 俺でも『ワルツフォー・デビー』を持ってるくらいだからな。でもどうして「とりあえずエヴァンスを聴け」みたいな風潮になってるんだ?

――まず、彼がピアニストだということ。もしベース奏者だったらここまでの人気は得られません。それからロマン派印象派に慣れた耳で聴いても違和感がないこと。ジャズに関心がなくてもエヴァンス聴く、というケースは大いにありうるでしょう。最後に、みもふたもない言い方ですが、彼が白人で、細身で、眼鏡をかけていたこと。

( ・3・) 知的で繊細に見えるのな。

――知的で繊細なジャンキーでした。もっとも、最後の要素はなかったことにされがちなのですが……。

( ・3・) ダウナーな面も併せもった音楽だと。

――はいエヴァンスチェット・ベイカーに深く共感してしまう人は、モルヒネ代用として聴いているのではないかと思います。「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」という有名な曲をとりあげたいのですが、エヴァンスの前に、まず歌の入ったものからフランク・シナトラヴァージョンです。

My Funny Valentine (Sinatra, 1953) http://youtu.be/z9lXbgD01e4

( ・3・) 金の力に満ちた声だな。His voice is full of money.

――マフィアを怒らせるようなことを言わないでください。折り目の正しい編曲で、ポップスとしては非の打ちどころがありません。ボブ・ディラン新譜シナトラカヴァー集らしいのですが、ディラン子供のころにラジオで流れていたのはこういう音楽です。当時のアメリカ人にとっては、ほとんど無意識に刷り込まれた声と言っていいでしょう。

My Funny Valentine (Baker, 1954) http://youtu.be/jvXywhJpOKs

( ・3・) 出た、いけすかないイケメン

――チェット・ベイカー。午前三時の音楽です。もう夜が明けることはないんじゃないかという気がしてくる。どんな曲か覚えたところで、エヴァンスを聴いてみましょう。

My Funny Valentine (Evans and Hall, 1962) http://youtu.be/ReOms_FY7EU

( ・3・) 速い。

――速い。そしてちょっと信じられないクオリティ演奏です。ジャズはいつでも誰でもこれくらいできて当然かというと、そんなことはないので安心してください

( ・3・) 別に心配はしていないが。やっぱり即興なのか?

――別のテイクではちがうことをしているので、ほとんど即興だと思います。決まっているのはコード進行だけ。

( ・3・) コード構成音をぱらぱら弾いてもこうはならんわな。自分の頭の中にあるモチーフを発展させるのと、相手の音を聴いて反応するのと――そういう意味ではチェスに似ている。

――この演奏は一対一ですからね。集中力は同じくらい必要かもしれません。しかも持ち時間ゼロという。互いに相手の出方を読んでいるうちに一種テレパシーが起こって、3分50秒あたりにはふたりの脳がつながっているような瞬間があります

( ・3・) このギターを弾いてるのは?

――ああ、忘れていました。ジム・ホール。偉大なギタリストです。悪魔に魂を売って人並み外れた演奏技術を手に入れるというブルース伝説がありますが、ジム・ホール場合は魂ではなく頭髪を犠牲しました。

( ・3・) また好き勝手な話をつくって……。

――いえ、本人がそう語っています。ジミー・ジューフリーバンドいたころ、どう演奏すればいいのか悩んで髪が薄くなったと。 [7] でも、髪なんていくらでもくれてやればいいんですよ。肉体は滅びます芸術永遠です。

( ・3・) ジミー・ジューフリーって、あのドラムのいない現代音楽みたいなジャズをやってた人か。そりゃ大変だったろうな。

おいとま

持参したCDを一通りかけて、そろそろ日が傾いてきた。彼はライナーノーツをめくりながら「はーん」「ふーん」などとつぶやいていたが、夕食の邪魔にならないうちにおいとましたほうがよさそうだ。

「もう帰るのか?」

はい。きょうはもうおしまいです」

「そうか。わざわざ悪かったな。よし、ちーちゃんお客様にご挨拶だ」

彼はそう言って猫を抱き上げたが、ちーちゃんは腕をまっすぐにつっぱって、できるだけ彼から離れたがっているようだった。

「きょう持ってきてくれたCDは、うちに置いていっていいからな」

「置いていっていい?」

だってほら、いちど聴いただけじゃよく分からんだろ。そのかわりと言ってはなんだが、シュニトケ弦楽四重奏曲集を貸してやろう。何番が優れていると思うか感想を聞かせてくれ」

それから

まだCDは返ってこない。「返してほしけりゃ取りに来い」と彼は笑うが、その目はハシビロコウのように鋭い。ただ来いというだけではなくて、また別のCDを持って来させる魂胆なのだわたしはどうすればいいのだろう? ただひとつの慰めは、彼の娘さん――父親との血のつながりが疑われるかわいらしさの娘さん――の耳に、エリック・ドルフィーオーネット・コールマンが届いているかもしれないということだ。サックスを始めた彼女の頭にたくさんのはてなが浮かばんことを。

Further listening

http://www.nicovideo.jp/mylist/34787975

[1] http://www.redbullmusicacademy.com/lectures/steve-reich-the-music-maker?template=RBMA_Lecture%2Ftranscript

[2] http://www.nytimes.com/2009/10/18/books/excerpt-thelonious-monk.html

[3] http://nprmusic.tumblr.com/post/80268731045/

[4] Frederick J. Spencer. Jazz and Death: Medical Profiles of Jazz Greats. University Press of Mississippi, 2002. p. 36. "A diet of honey is not recommended for anyone, and especially not for a diabetic, or prediabetic, patient."

[5] http://www.furious.com/perfect/ericdolphy2.html "'Eric Dolphy died from an overdose of honey,' arranger/band leader Gil Evans believed. 'Everybody thinks that he died from an overdose of dope but he was on a health kick. He got instant diabetes. He didn't know he had it.'"

[6] http://www.pointofdeparture.org/archives/PoD-17/PoD17WhatsNew.html

[7] http://downbeat.com/default.asp?sect=stories&subsect=story_detail&sid=1111

2015-02-13

スティーリーダン

最近買ったCDなど。

Amazon購入履歴見返したら、ここ五年はベスト盤しか買ってないという。

てーかさ、今買う価値のあるオリジナルアルバムなんて無いよね。最近話題BECK新譜さえ、悪くはないけどなぁレベルでしたし。

そんなベスト人間の私が最近買ったのは。バンドが解散したり死んだりするとベストは出るもので。ベストが欲しい人がいると早くしなねえかなぁなんて思ったりします。ノラジョーンズさん、七尾旅人さん、スティーナノダスタンさん、よろしくお願いします。

そういやTHE BOOMが解散したじゃないですか。私がソロ活躍してた頃、セットリスト埋める為に星のラブレターをいつもいれていまして。ままぁ、Amazonで五百円だしなということでこうしたものの。かなりイマイチだったな。なんていうか、思い出は思い出のままにしとくべきだったね。

ぶっちゃけTHE BOOMベスト買おうと思ったのは二回目なんですよね。1度目はYouTubeTHE BOOM調べてたら矢野顕子さんの中央線カバーが見つかりまして。あまりにも矢野顕子ショックが大きくて矢野顕子ベストを買ったのです。

まぁ、THE BOOMはもういいや。どうせ五百円だし。

2015-02-11

仕事終わって近所のスーパー行ったら

店内ではインストゥルメンタルっていうのか、歌のついてない有線の音楽がかかってた

野菜売り場でキャベツを買うか白菜を買うかで迷っていたら、店内の音楽に何か小さな違和感を感じた

白菜を持ったまま耳を傾けると、その曲は「ひなまつり」だった

あかりつけましょ~」という旋律電子音でなぞっているんだけど、「~今日楽しいひなまつり」で終わった瞬間、ピアノソロが始まった

そのピアノによる間奏がノリノリのラテンだったから、びっくりしたのだ

たらったたーたたた…て感じで同じフレーズを繰り返すサルサピアノなの

キューバの「Los Van Van」という老舗グループ名曲サンドゥンゲラ」のピアノパートに少し似ていた

しかも次第にテンポが早まる

とにかくなんか煽ってくるんだよ、そのひなまつりサルサが!

なんだか楽しくなってくるんだよ!

俺は昔、その当時付き合ってた彼女サルサダンス教室へ無理やり連れていかれたことがある

先に彼女がはまって、「サルサペアダンスから一緒に習って!」と言われてイヤイヤ行ったのだ

そこで基本のステップを習った

俺は飽きっぽくて3ヶ月くらいでやめてしまったが、音楽は今でもたまに聞く

ちなみに彼女は、なんの仕事してるのかよくわからないペルー人にとられて別れた

あの野郎…とか久しぶりにそのことを思い出しながら、本当に本当に、少しだけ足を動かして基本ステップをふんでみた

踊れたワロタ

アスーカル!!

白菜は戻して鮮魚売り場へと移動し、寿司を買って帰った

2015-01-29

初めてじゃなかったCの思い出

今やプログラミングといえば、Webなどで使われるような高水スクリプト言語中心のアプリケーションプログラミングが主流だ。

そんなこともあり、もはや以前の低レベル言語によるシステムプログラミングの苦労など、タダの昔話である

そこに来て、実際は齧った程度の分際で、性懲りもなくそんな昔話を書いてみる。


今も昔も、基本的に難しい仕事無茶振りから始まるものだ。

少なくとも10年位前に自分が手がけた(押し付けられた)仕事はそうだった。

大学で初めて触ったC言語しかポインタからないで止まっているような奴に、電文の再配信プログラムを任せたのだから


客は「遅延が絶対許されないシステムなのでJavaとかPerlとかはやめてねー」とにこやかな笑顔かつ笑ってない目で注文してきた。

そうなるとC/C++くらいしか事実上選択肢がない。

このうちC++は、Java経験がある自分からしても仕様が膨大かつ複雑すぎて、とても手に負えないと感じ、必然的にCで書くことに。

勿論Cの言語仕様がKR本一冊で収まるほどコンパクトであっても、それが簡単であることを全く意味していないというのを開発早々に思い知らされたのだが。

あ、Cと言えば電文提供側の機関が受信用のスケルトンプログラムを一応は用意してくれていたが、どう見ても電文受信中に接続が切れた時のことを考慮していない内容で、全く参考にならなかった。

その時点で相当ヤバいである


コード書きにおいては、例え一人屋台の俺ルールであろうが、コーディング規約のようなもの絶対必要である

その時のルールは「gccオプションに"-Wall"を入れた状態で、Warningゼロになること」にしてみたが、その途端、日付変更線をまたがない限り退社できない生活が始まった。

というかオブジェクトを使えないだけでも地味に辛いのに、更にCの言語仕様コンパクトである以上に原始的と言っていい代物で(だからWarningは基本無視できないのだ)、しか言語仕様以外の環境依存要素が山積していると来たもんだ。

そんな言語システムコールだらけのコードかつ複数ファイルディスクリプタの同時監視(即ち非同期でノンブロッキング)しかマルチプロセスシグナルもあるよ!とか、お客さんは俺を殺す気か、そもそも完成させる気無いだろとか、今だったら思う(当時はそう思う余裕もなかった)。

仕方なく最初のKRに加えて「UNIXネットワークプログラミング」をわざわざ東京に出かけてまで買って読み漁った。

後にも先にも、古今東西の名著と呼ばれるような本を、泣きながら読んだのはこの時だけだったりする。

そこまで凄い良書なのになんで絶版になったんだか。


いかし、それでも「子供を殺しても死なない」、かなり前の処理での領域破壊のせいで突然プログラムが止まっちゃうなどなど、やればやるほど問題が出る。

シグナルを受信し、仕様のとおりに処理するのがこんなに難しいのか!と途方に暮れたこともあった。

そして途方に暮れても解決の手段になるような便利なツールもなければライブラリもない。

結局、「ある程度正しく動いたら、あとは出来た所まで」で勘弁してもらってようやく開放されたが、今でも当時の自分仕事ぶりには全く満足していない。

無駄に頑張ったというか、頑張っただけの仕事であり、折角低レベル実装というCの本領発揮分野の案件でありながら、スレッドmalloc()、可変長引数は遂に習得できなかった。

こういうプログラムって、どうやったら正しく動かせるんだろ。


このような経験を経て、後年、Cやシステムプログラミングを指してギークな人々が

Cはとても高効率ですし、マシンリソースもドカ食いしません。残念ながら、Cがそれだけの効率性を実現するには、あなた自身が低レベルリソース管理(たとえばメモリ管理)を手作業でやってあげなくてはならないのです。それだけ低レベルコードがあると、複雑でバグも起こりやすいし、デバッグですさまじい時間をとられることになります今日マシンはずいぶん強力になっているので、これは通常は悪いトレードオフです――マシン時間を少し非効率に使っても、あなた時間をずっと効率的に使う言語を使うほうが賢明でしょう。

本物のプログラマアプリケーションプログラムなど書かず、まっさら金属板にゼロから書き込んでいく。アプリケーションプログラミングなど、システムプログラミングのできない弱虫のすることだ。

と言っていたことは正真正銘の事実であると痛感した。

あと、あれほど苦手だったポインタについても、「ポインタ理解できないと永久にC初心者」というのを嫌でも理解した。

あれはギターのFコードやSEALsのヘルウィークみたいなもので「習得できなかった者にとってはキャリアの終わりを意味するが、習得できた者にとっては始まりですらない」ものなのだ


・・・で、これだけで終わってしまうと本当にタダの黒歴史だが、これには少しだけ嬉しい後日談がある。

それから数年後、やはり電文転送系のシステムで、かつて自分がCのソロプレイでこなしていた規模の数万倍はあると思しき超大型案件助っ人の「兵卒」として参加したのだが、そこはインプラとアプリでチームが分かれており、アプリ側だった自分

配列ポインタ構造しか使わないで済むなんて、なんて楽な仕事なんだ!」と左うちわのんびり過ごし、しかも高評価をいただいて帰ってこれた。

実は今までの案件で一番幸福感が最高だったのは内緒である

2015-01-27

まつたけロートルなので無視してフックブックローを見よう あるいは 折笠富美子は大天才

【要点】折笠富美子天才だと思うのですが声オタの皆様はどう評価してるんでしょうか

カリスマアルファイッタラの人が過去遺物らしく過去遺物称揚しているのに群がって嬉々としてブクマするロートルどもよ。

ハッチポッチはもう終わったんです! 目を覚ましてください! いまやってるのは「フックブックロー」なんです!

フックブックロー 上を向いて歩こうアカペラ - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=appAk_yb0B0

■■見よう■■偉大なるハッチポッチが、王様ダンス☆マンの流れをくんで過去洋楽ロック&ポップパロディであり元ネタ愛とセンスに重点を置いていたのに対し、フックブックローも同じくカバーは多めなんだけど、センスではなくて「うたごころ」をものすごく重視してる。悪く言えば歌謡曲的、良く言えば洋楽翻訳としての本来歌謡曲的な性格を持っている。これはPが元8時だョ全員集合の人からメタルヒーロー作詞の人に変わったのが大きい。のかな?■■レコーダアーもある■■

で、何が素晴らしいってザ・ニュースペーパーのお兄さんもいいんですが、ヒロイン野辺留しおり役の、折笠富美子の歌がとんでもなく素晴らしいんだなあ。

フックブックロー亜麻色の髪の乙女 - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=xHfr2CB8cOI

▶ fookbookrow.no.5 恋はみずいろ - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=GR2u6R62NyE

ソロも素晴らしいし、ハーモニーの中でキーとなる時も素晴らしい。突出した個性は間違いなくあるんだがコーラスの中では調和している。おにいさんと長母音が重なって倍音が揺れるところとかたまんない。言ってしまえばいわゆる「アニメ声」「声優歌唱」の典型なのだが(花澤香菜とか多大に影響受けてると思う)、このパペットに合わせられるとそれはうたのおねえさんになってしまって全く嫌味がない。

素晴らしい素晴らしい連呼主観的すぎるので、基準を出すよ。
フックブックローに出てくる猫が浦嶋りんこで、浦嶋りんこと互角に歌えるということは吉田美和と互角ということで、つまり折笠富美子は世が世ならミリオン級の大天才。以上証明終わり。

んで、いまさらながら気づいたんだが、おれはずっと折笠富美子の歌が好きだったのだ。貼る。

▶ お散歩協奏曲 ~ 苺ましまろ - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=XaHaO3yJ9AI

さいこう。おれの中でいまだにアイドル(非プロパーラップの頂点。

たぶん、折笠富美子の何がうまいのかというと、タイムなんだな。リズムへの歌の乗せ方が段違いにうますぎる。だからラップが映える。

ていうのは、このあたりのライブを見るとよく分かる。三連も裏も自由自在なの。

Live Open Sesame Vol.1 Digest(折笠富美子+渡辺剛+坂上領+伊達弦) - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=ER9m14Z1AF8

どんどん貼るよ。

ぱにぽにだっしゅ! OP1 黄色いバカンス - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=R9z6l13RNbg

あたしンち カラオケ天国 full - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=B8O2eD_SWwo

明日のナージャ - Etude - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=14-S08IFNo0

キン肉マンII世 - Rinko, Tamaki & Keiko's Theme - Go, My Boy! - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=lGtlRod99XM

▶ chAngE/朽木ルキア - Youtube https://www.youtube.com/watch?v=9ccbNmEAi2Y

さいこう。下の2つはあんまり好きでもないんですがなにこれ器用すぎる、という意味で。DISSるつもりはないんですが、安直バラード歌わせるより、ぜったいビートのはっきりしたブラックラテン寄りの楽曲の方が合うのに、そういうのが少なすぎる。音楽業界無能

もうお分かりでしょう。結論折笠富美子は大天才

あ、冒頭の「声オタの〜」は煽りでも何でもなく、自分が声オタじゃないのでそのへんから評価ってどうなんだろうなー、と単純に知りたかったので。ライブ映像見ても、すごく小さなカフェっぽいのしか見つからなかったし、いわゆるホールドームでやる「声優ライブ」的なシーンでは名前見たこと無いし、こんなに歌上手いんだからそれでも評価はされてんのかなー、と。

総括! ディスコグラフィ的に振り返ると、00年代後半の苺ましまろぱにぽにだっしゅの流れのころ、もっと音楽業界に見る目があれば……というのが残念でならないが、ここでNHK教育フックアップして変形うたのおねえさんとして日本中の幼児とお母さんを虜にしているので良しとしたい。ただしNHK教育フックブックローアルバムiTSで1枚だけしか出してないうえ、1曲250円売りでしか出してないことだけはゆるさねえ。

https://itunes.apple.com/jp/album/nhkfukku-bukku-ro-pa-ttopati!/id933586091

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