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2016-04-28

http://anond.hatelabo.jp/20160428211424

「それなり」に身につくよ。

幼い頃から楽器演奏してりゃね。音楽の才能がからきしなくても。

anond:20160428210506

絶対音感幼児期しか習得できないが、相対音感は「それなり」に習得できる。

絶対音感っても、相対音感で補完されるものだし。絶対音感価値って音叉1本分1000円くらいだよね。

追記 匿名だし、別人だし^^;

我が輩には絶対音感絶対に無い。楽器確認せずに採譜すると……調を間違えるんだから絶対音感は無い。

間違って覚えると修整が大変なのだ

perfect pitch って大げさ

anond:20160428121056

日本語だと、「絶対音感」 英語だと「perfect pitch」完璧な音高だ。

相対 relativeと対になるのは Absolute なのにな。

他に比較することなしになのに、絶対の持つ別の意味が強調されすぎwww

音の高さが分かって、ドレミで言えるとか、楽器で弾けるとか、相対音感でもできるわけだが。

「すごい!絶対音感があるよ」が、「すごい絶対音感があるよ」になって一人歩き。

絶対音感」って本があって、これ絶対世間一般に誤解を広めたな。

絶対音感神話」とか「あなた音感は何型か? -絶対音感の誤解- Kindle版」とか

こういうのを読まないとな。

2016-04-27

ニューウェーブってなんなんだ

音楽のはなし。

30代の自分からすると、70年代後半から80年代前半くらいのニューウェーブというジャンルの人気や影響がどんなものだったのか全くわからない。

プラスチックスP-MODELヒカシュー一風堂有頂天あたりの曲を聴くと、電子楽器バンドを組み合わせた新しい音楽模索するぜ!みたいな流れを感じる。

ニューウェーブ系のバンドはたくさんあったようだし、斬新だから当時のヒットチャートを賑わせたバンドがいくつかあってもおかしくないんだが、そんな話を全然聞かないのはなぜだろう。

YMOだけしか聴かなかったのか、それとも大ヒット曲がないから話題にするほどでもないってことなのか。

うーん、不思議だ……。

2016-04-24

女性専用車両法律上男性も乗れます」おじさんが、違法ではないけどマナー違反からNGって言うなら

戦争に反対して座り込みするのは違法じゃないけどマナー違反からNGとか

原発に反対して楽器鳴らすのはのは違法じゃないけどマナー違反からNGって言う言説も通っちゃうんじゃないの?

2016-04-22

楽器メタファーの話なんてすっかり忘れてたのに思い出しちゃったじゃないか!

せめて明日映画を見終わるまでは忘れていたかったよ!

ちくしょう

2016-04-09

*[増田お嬢島部]

私の父は政令指定市で、オフィス用品販売リース業を営んでいる。曾祖父の代から文房具店、雑貨店音楽楽器店など時代の変遷に応じて事業を展開していた。

現在は、市役所企業の、例えばパソコンとかプリンターとか、そういうもの販売リースしたり、物品の委託購入を受注したりしている(市役所県庁取引できる企業が限られている)。

私は幼いころから社長令嬢としていわゆる「お嬢様」として周囲に振る舞ってきたし、周囲もそう扱ってきた。

それが自他ともに一番楽だった。だから私はピアノヴァイオリンもやったし勉強も体育もがんばった。やればできるわけだ。

取り巻き女子と、男子。が、たくさんいた。これが一番楽だった。

研修旅行で行った「島」で遭難した際も、何故か当然のごとくリーダーシップを求められた。普段私を陰でなんやかんや言うような人々でさえだ。

私はガールスカウトアウトドア素養があったし、大抵のことは自衛隊の人に教えてもらったからできた。キャンプは好きだった。

こういうのは私のような「深窓の令嬢」に任せるんじゃあなくて、あなたたち「庶民」的キャラの方が、あるいは「不良」系キャラの方が得意なんじゃないの?

思いきり相手批判したくなる感情はおくびにも出さず、「島」での27日間の遭難から救出まで振る舞っていた。明るく気丈に。

私の取り巻きの、一番のお気に入りは園池という女子だった。彼女は私の如上の「お嬢様」としての振る舞いと、裏の心性とを、物ごころついたあとかなり早い時点で看破していた。

から彼女には、年に数回程度だけれど「素」で接することが出来たし、彼女彼女でそれを他者に対しどうすることもなかった。名前五位鷺という驚くべき名前だった。

東京から越してきた彼女の方が、実は真にお嬢様で、世が世なれば和歌を読んだり牛車で移動するような、そんな身分の女だった。

彼女が「島」で破傷風になったとき、私はペニシリンを精製して投与した。他の人はこういうことに対しては役に立たなかった。

二人きりになった時、死を覚悟した彼女は、彼女の家に伝わる呪文のようなものを私に伝えてくれた。

文体学校で習った『梁塵秘抄』に似ていたから、その頃から彼女の家に伝わったのだろう。20分に及ぶ、苦しみながらの口述ノートに記した。

「島」の別の場所から救助が来て、重症五位鷺は「島」の病院搬送された。それ以来、誰も五位鷺の姿を見る者はない。

から、父の仕事聴くことがある。「島」の施設オフィス用品提供することもある。独立行政法人らしい。「島」に商用で出向くこともあるという。「島」ではなにか医療施設があるようだ。

彼女のあれは、本当に破傷風だったのだろうか。私は見ないようにしていた。大抵のことは知っているつもりだった。だから目を瞑った。

あの時、彼女の顔に黥面が現れたように見えた。黥面なんてみたことないんだけれど、黥面という言葉が、あの学校で習った古い中国文章に出てくる言葉が、唐国の人が東夷異文化表現した時の言葉が、ぴったりだった。そして目や髪や爪なんかも、この世のものとは思えない彩色になっていた。おそらく彩色されたものではない。紋様なんだろう。紋様だ。意味のある紋様のように思えた。おそらく全身に。が、なにも考えたくなかった。とにかく私の出来ることは現実的に知っていることだけで、ペニシリンを精製して投与することくらいだった。声すらかけられなかった。いつも一緒にいてくれたのに。うわごとで紡がれた呪文必死に書き写した。そうして彼女と別れた。

最近生体ネットを経由してデータ違法ダウンロードし、肉体を強化する人が増えている。麻薬のようなもので歯止めが効かなくなり、やがて身体をコントロールできなくなる。そんな時、不思議なことに体に黥面のようにコードが浮き出る。Java

子どもの頃、私は五位鷺の抱えた秘密を何一つ知ることもなく、また尋ねることもなかった。

大人になって、数社を経たのち父の業務を手伝うようになった。仕事を作って10年ぶりに「島」に赴く。

2016-04-05

花束を君には結構ヤバい曲だと思う

あれってお母さんの死について歌ってるよね。

普段からメイクしない君が

薄化粧した朝

まりと終わりの狭間

忘れぬ約束した

花束を君に贈ろう

愛しい人

どんな言葉並べても

真実にはならないから

今日は贈ろう

涙色花束を君に

花束を君に贈ろう

愛しい人

どんな言葉並べても

君を讃えるには足りないから

今日は贈ろう

涙色花束を君に



宇多田ヒカルがすごいのは、曲を悲しい場面にも幸せな場面にも適用できるように作れるところだと思う。

今までもそうで、陰と陽が混じって揺らいでるようなところが宇多田ヒカルの特徴だよね。

花束を君にも、結婚式でも流せるし、死んだ人を思って歌うこともできる。

でもむしろ衝撃を受けたのは真夏の通り雨の方。

桜流しでもそうだったけど、宇多田ヒカルがこんなに負の方向へエモーション振り切った楽曲をつくることって今までなかったと思う。

もとからダウナーではあったけど、悲しみっていうより切なさと癒しの歌が多かったから。

UHSCvol.2の頃からだけど、伴奏もだいぶ変わったよね。

打ち込みで電子的なものメインだったのが、ピアノとか弦とドラムっていう基本構成を崩さないようにやってるんじゃないかと思う。

そうすることで歌声も際立っているし、前みたいに楽曲のなかで声を楽器の一部みたいに使うっていう方向じゃない。

から新曲二つとも、シンプルに「歌」っていうものの力強さを感じるよね。

ライブで歌っているのを聞きたいって思ったな、珍しく。

今までの宇多田ヒカルトラックは、それ自体で完成された音源という感じだったから、これも新しさを感じる部分だと思う。

しかしたら歌の強さ、メッセージを伝える強さみたいなものは、お母さんへの意識なのかもね。

あ、あと歌詞英語がなかったのも気になったか

フルで聞かないとわかんないけど

http://anond.hatelabo.jp/20160405004303

http://anond.hatelabo.jp/20160404214234

すでに自由に在宅勤務をできる身分としては、あんまりこれハッピーにならないと断言できるわ。

病気になったりとか突発的に家庭保育が必要タイミングは間違いなくあるので、在宅勤務はどんどん推奨すればいいと思うけど、保育園代替にはなりえない。

保育園ってすごいんだよ。

おむつは定期的に変えてくれるわ、トイレトレーニングもしてくれるわ、外遊びや屋内遊びで手を変え品を変えいろいろな遊び方を教えてくれるし、定期的に公園とかに散歩にも連れて行ってくれる

栄養バランスを考えて昼ごはん作ってくれて、食事サポートもしてくれて、昼寝もさせてくれる。お友達もたくさんいるし、集団行動に慣れさせてくれるし、少し大きくなったら楽器や劇の練習なんかもある

これだけのことを仕事を抱えながらやろうとすると間違いなく破綻するし、一部にやれる人はいるのかもしれないけど、大多数の父親母親にとっては保育園に預けた方が間違いなく親子共々幸福度はあがる。

月数万円でこれだけのことをしてくれる保育園には感謝しか無い。

から保育園やすのも必要だし、薄給だと聞く保育士待遇も上げて欲しいなと思う(自分が利用している保育園保育士募集のところで給与みると頭がさがる思いだ)。

そのために負担額が上がるのも正直抵抗ない。

2016-03-30

http://anond.hatelabo.jp/20160324010421

良し悪しなど無くてただ好き嫌いがあるだけだと思う。音楽、と言ってもここで話題になっているのはクラシック現代音楽などではなくていわゆる歌手バンド邦楽洋楽で、そういうものに関しての音楽ならば。服や食べ物と一緒。みんなが言う「この曲いい」は「好き」って意味だけ。反対は悪ではなくて嫌い。それを前提に書く。

カラオケは平均60点台の私だけど音楽聴くのは好き。

歌詞がいいと思うこともあるし、リズムメロディー楽器の音とかが綺麗と思うこともある。元増田の友人の「歌詞なんて気にしたことがない、曲がいいかどうかだ」っていうのはきっとこういう意味だよね。

それに加えて、映画のような場所を固定されて鑑賞するものと違って

音楽というのはそれが流れるまわりの環境が鑑賞に関わってくるものだと思ってる。(鑑賞というふうに書いたけど普通に聴いて楽しむくらいの意味でとってください)

たとえば、夜道を歩きながら聴く気持ちいい曲とか、カーステレオで流すと気分が上がる曲とか。

それは何も夏だからサザンを聴けとかクリスマスから山下達郎を聴けとかいうことではない。

最初はそういうふうに聴いてもいいけど、CMやなにかの主題歌みたいなメディア提示した文脈関係なく自分自分で「良い」と発見できると楽しいと思う。(私は、昼間の人気のない商店街聴く尾崎豊西武線に乗りながら聴くシンディローパーがなどが好き)

からもちろん、元増田の『親が好きで車でよく流していた曲、』だから好きっていうのもいいと思う。めっちゃいい。

音楽のものを味わうのもいいけど、音楽が流れている環境に身を委ねてそれごと好きになって楽しむっていうのもいいんじゃないかな。

これを音楽のものを味わっていないから不純、みたいに言い切るのはつまらないよ。


音楽のものをじっくり楽しみたい、という方針の人は、

まず自分が好きだなと思う曲やアーティストひとつ見つけて

同じ曲が好きな人にどういうところが好きか聞いてみる。自分もなるべく言語化できるように努める。

しまわりにいないなら、ネットレビューとか検索する。

うまく言語化できなかったり、この曲についてもっと知りたいと思ったらその歌手が出てる音楽雑誌インタビューを読んでみる。

そうすると、少なからず作者の意図とかも見えてくるし、全く音楽の知識がなくてもこの曲にはこういう楽器が使われてるのか、この音はこういう名前があるのだな、みたいなことが少しずつわかってくる。

そうすると、好きな音楽の好きな理由言語化できてくるという良いスパイラル

言語化できるようになると理屈っぽくなってしまうということは無くて、むしろ「良い」と感じる感度が上がってくるよ。

量を聴くより先に一度は質で聴いてみるのがいいのかも。


こんなん面倒くせえやってらんねえよって言う人はセックスした相手好きな音楽を聴いてください。そういうのも良いよね。エモい

2016-03-27

http://anond.hatelabo.jp/20160326021028

テレビから流れてくる音楽適当コーラスを加える

という作業を癖になるまで繰り返すのがいいと個人的には思う。

耳コピはともかくとして、作曲する際にメロディにつける旋法は俺の場合センスで決めたことがベースになってる

メロディを録音してそれに合わせて「うーうー」とハミングするわけね

これからコードルートとか展開を練っていくの。

センスっていっても最低限の知識がないと完成系までまとめきれないけどね

楽典の知識って、センスで作り出したメロディやらコードの骨格を、

いろんな楽器の音を足したりして肉付けする作業のために必要な物だと思ってる。

ちょっとズレたけどテレビハミングをするようになって俺の何がどうなったかというと、

メロディにつけるコードを決める作業がすんなりできるようになったんだ。

メロディに引きずられないようにルートの音決めたり、

「ここのメロディフレーズの三度上ハモる気持ちいいからコードのトーンに活かそう」

みたいな考えができるようになったわけ。

俺も独学でやってるから増田気持ちわかるわ。

しょぼい曲ばっか作ってると小っ恥ずかしくなるんだよね。

pixivで色鉛筆で描かれた荒いアイマスの絵見つけたようなぞわぞわした感じになるもん俺。

レディオヘッドみたいに知的でかっこいいキャラになりたいとか思ったりね。

さっきいったこととちょっとダブるけど、

理論っていうのは直感必然のように見せるために身につける知識だと思う。

理論が駆使できるのはとりあえず曲っぽいものが出来てからだろうから

とりあえずなんでもいいから作れ。

かっこいいことがある意味作曲の正解だから、とにかくやってみないとわからないんだ。

作曲した段階でイマイチでも、アレンジ次第なとこもあるしな。

どんなしょーもない鼻歌でもかっこよくなる筋道が必ずあったりする。

あとDTMは根気と好奇心からな、とにかくググったり本読むことは大事

でも実践しないと意味ないから

プラグイン試すためのデモ」とかいってとりあえず曲作れ。

2016-03-24

http://anond.hatelabo.jp/20160324010421

私は、リズムとか強弱とか、この楽器音色好きだとかで好きかを判断してるような気がする。

和音とかの技術的な話はちんぷんかんぷんなんだけど、専門知識が深い人はそれも判定に入るんだろうな、と思う。

2016-03-17

時間お金で買えない

買えたとしても多少の家事他人やらせるなどすごく限定的で、根本解決には至らない。

例えば楽器の練習を1ヶ月後までに1000時間やりたいという目的は何をどうやっても物理的に叶わない。このように他人時間を買ってもしょうが無いことが多い。自分の代わりはお金で買えない。

まり時間は万人に平等だ。

2016-02-27

上手いけど勘弁して欲しい

幼少から楽器を習っていたこともあり、大人になった今でも仲間と楽器片手に演奏を楽しみ、ここ10年位はネットの発達で、演奏動画も楽しく拝見している今日このごろ。

しかしその演奏動画で、確かに技巧的にはメチャメチャ上手いんだけど、音作りが残念な人が何人もいて、ずっと気になっている。

問題となるのは、インストではなくボーカルの曲の「弾いてみた」動画で、主にギターまれピアノ演奏

彼らの演奏は、一言で言えば

お前のソロじゃねえ

お前は主役じゃねえ

ということに尽きる。


ギター場合、とにかく必要以上にジャカジャカパラリラ弾くことで、確かに技を見せつける目的は実現できているのだろう。

でもそれ以前に、お前のギターが歌の邪魔してんじゃん気づけよってか気にならないのかよ?どんだけ不見識なんだよって思うわけで。

その曲の主役は誰なんだ?そこでギター立ち位置はどうなってる?音楽ってそういう感覚大事なんじゃねーの?と言ってやりたくなる。


ピアノについてもギター同様、不必要に元気過ぎで、これまた歌聴こえねえという感じ。

そして個人的には、ネットだけでなくリアル自分楽器伴奏を付けてもらった時にも同じ気持を味あわされていたり。

付けてもらった手前、強い事は言えなかったが、内心「この野郎よくもやってくれたな」という感じで、腸が煮えくり返る思いだった。

それに強い口調では言わなかったものの、合わせの練習の初回から控え目に注文はしていて、それでもしまいには「音量というか、そもそもの音質として弱い音が求められる所だし・・・」とまで言わされる羽目になり、そこまで言ってもなお本番まで一切メロディに遠慮のない音作りで、頼むからそういう気圧される音で弾くなよーという結果になって涙目である


ちなみに自分がやっている楽器は、むしろ合奏ではメロディを取ることが殆どだけど、それだって歌が主役の時は、楽譜からして歌を盛り立てる合いの手として書かれているし、それを汲んで出るところ・後ろに回るところのメリハリとか、色々工夫するよ?それと比べてお前のそれは何なんだ?と。

何よりお前のギターピアノも、自分楽器のしょぼい演奏の数百倍は上手いのだから、そこだけ気をつければ感涙モノの名演奏になると思うんだけどなあ・・・みたいな感じ。

2016-02-24

バックストーリーを知りたくなる人

都内楽器店でギターピックを買った時、レジを打ってくれた店員が味わい深い人だった。

アラフォーくらいのきれいな女性なんだけど、髪が薄い。頭皮普通に見えちゃうくらい。

接客は親切丁寧で笑顔を欠かさないし、俺が差し出した右手を両手で包み込むようにお釣りを渡してくれた。

この人の人生はどんなものだったんだろう。なにがどうして楽器店のレジを打っているのだ?

勝手妄想彼女プロ志向バンドマンだった。

努力しても売れず、男性関係でつらい経験をし、バンドは諦めた。失意の就職だったのだろう。

それでも音楽のことは好きだし、音楽を愛している人のことが好き。だから接客は親切丁寧。自分過去肯定する意味もあるのだろう。

実際の彼女人生はこんなものではないかもしれん。短大卒業してすぐ就職したのかもしれん。髪が薄いのはストレスと無縁なのかもしれん。

でも、こんな妄想をしたくなるほど興味が湧く人だった。

まりにも丁寧な接客笑顔にやられただけなののかもしれんけど。

学生寮見学するときに、ここは見ておけ聞いておけ

世間受験シーズンもいよいよ終盤。受験生たち、保護者たちも後の大学生活を視野に入れつつあるだろう。

学生寮には試験日になると暇な親や試験後の高校生達が見学にやってくる。

家庭が貧乏だった私ももれなくその1人だったのだが、ぶっちゃけ見学に言っても何処を見れば良いか分からないだろうな、と思う。

せいぜいボロすぎる建物に引いたり、左翼系の落書きビビったり、意外ときれいだわ〜とか思ったり。

寮が出してるパンフレットなんかは基本的に「寮最高」みたいな情報ばかり載っていたりするが、良い点様々あれど決して最高ではない。月何万も払って下宿に住む価値はそれなりにある。

このエントリーでは、初見では分からいであろう見学するときに調べておくと良い点や、寮の条件などが意味する所を、寮生活4年目のベテラン視点で考えてみたい。

はいえ、このエントリーに書いてあることは一寮の一寮生の視点しかないことはあらかじめご了承願いたい。寮によって状況や内部システムは様々なので、この視点がどれだけ他に適応できるものなのかは分からない。

参考までに現在私が住む寮のスペックを簡単に書いておく

・旧帝国公立

自治寮

・男女混合、数百人規模、留学生多数

・寮費5000円以下

・4人部屋

シャワートイレ、炊事場、洗濯場共同

以下本題。

自治寮管理寮

これで寮の性格は大きく変わる。

住んでる学生管理してるのが自治寮で、大学管理してるのが管理寮

一般的な寮は管理寮だと思うけど、自治寮派閥を効かせてる大学もそこそこあるね。ウチもこれです。北海道の恵廸寮なんかはNHK密着取材を受けたりして露出が多いね

管理寮については憶測しかないんだけど、それぞれの特徴はこんな感じかな?

管理寮

自治寮に比べると寮費は割高(とはいえ2万程度?)

比較的綺麗、設備が整っている

・さすがに2人部屋が多いんじゃないの?と思ってます。1人部屋もあるところはあると思います

実態アパートと変わらない?

管理されているので「寮の仕事」がない

自治寮

・たいてい寮費が格安

・概ね汚い、設備が整っていない(ウチは冷暖房ないです)

・1人部屋はあまりない。ウチは4人部屋

・「寮の仕事」がある…当番や委員会会議出席の義務など。一個一個は大したことないとはいえ、積み重なると結構めんどくさい。

簡単に解説すると

自治寮で「寮の仕事」があるって言うのは、管理寮で「寮母さん」「守衛さん」「大学局員」が請け負っている仕事を、全部学生たちで分担しているということ。例えばトイレが詰まったりしていたら、管理寮だと放っておいたり寮母さんに言えば、後は勝手に直っていたりすると思うけど、自治寮だと寮の中の委員会の人に伝えて業者を呼んでもらったり、学校に連絡して業者を呼ばないといけない。修理も立ち会わないといけない。そんな感じでめんどくさがって放って置かれたり、直るのに時間がかかったり、大学が直すの渋ったりするこおもあるので、自治寮だんだん汚くなっていく。他にも寮の決め事のために会議に出席しないといけなかったり、仕事を請け負うための委員会に入らないといけなかったりするわけだ。他にも設備を拡充したい時は大学と交渉しないといけないし、大学お金がかかるのを嫌がるのでなかなか設備は良くならない。というところである

管理寮は綺麗で設備が整っていて、めんどくさい仕事がないのが魅力。悠々自適自分生活を過ごしたい人向け。

自治寮はめんどくさい仕事があったり汚かったりボロかったりする代わりに、ざっくばらんな雰囲気や横のつながり、自由さなんかが売りだろう。

大きな音を出さなければ夜中に共同スペースで楽器弾いててもあんまり怒られないし、学生同士で協力する場面が多いので横のつながりが厚い。お金の使い方も学生たちが話し合って決めるので、コンパや寮祭など楽しいイベントが開けたりする。こっちは学生的な生活にズブズブ浸かりたい人向け。

ちょっと長くなったけど大事なところだから許してくれー。

じゃあ次。

○何人部屋?

2人部屋だと相手が良い人だったり気が会う場合天国だが、合わない人と一緒になったり、喧嘩した時かなり辛いと思う。

3、4人だとそういうリスクは薄まるが、その分うんこ人間出会確率も高くなる。うんこ人間結構ます。話し合っても、根本的な性格は直らないんですよね。

あとは研究室バイトで夜遅いなど、生活が異なる人と生活を送ることになるので、人が多いほど部屋の中の生活習慣も雑多になる。寝てる時に多少明るかったり、物音がしたり。

このへんは各人の微妙な好み次第かなと思うけど、人間関係が怖い人は意外と多人数部屋の方がいいかもね。

○水場を見れば寮の美意識は分かる

はっきりいってあまり掃除したくない場所なので、ここを見れば美意識管理状態が分かると思う。

管理寮は清掃員がいたりするのでまあ綺麗だと思う。汚かったら雇ってる清掃員が悪い。

自治寮だと当番制できっちり定期清掃してれば綺麗だろうし、そういう寮は他のとこも綺麗なんじゃないかな。

ウチは当番がなくて、清掃員も時々しか掃除しないので自主清掃。汚いです。

○立地が良い感じか聞いとけ

主に自炊しない場合食事調達場所(定食屋コンビニなど)や銭湯などの有無なんかを聞いておくと良いかも。寮の設備を補完してくれる場所だね。

寮では、炊事場が共同で且つ部屋から遠かったりすると自炊がめちゃくちゃめんどくさい(6部屋隣の部屋に材料調味料調理器具を持ってキッチンを借りに行くような感覚。部屋と炊事場をめちゃくちゃ往復することになる。食器も使ったらすぐ洗わないといけない)ので、クタクタに疲れてる時とかに使えるコンビニ定食屋弁当屋などが近いと便利だと思う。

シャワーのみだと時々湯船に浸かりたいですね。

○居室以外の居場所(逃げ場)はありますか?

これは個人的重要だと思ってるんだけど、

居室の人間関係悪化した、部屋が汚い臭い、夜更かししたい(パソコンゲーム勉強)など、部屋以外の場所に居たいとき居れる場所があるか、ということ。

談話室食堂とか。夜中でも使えるかとか。こういうのが管理寮にはどれくらいあるかはわからないけど、確認しておくと良いと思う。

留学生の有無

国が違うと常識感覚の違いからトラブルになるというのはよくある話。それを含めて寮生活の味わいともとれるが、私はわりと避けたい。

まあでももちろん話せば分かる人もいるし、国際交流もまあまあできるかなお国料理を食べれるってのはあんまりないよねー。

留年・休学、院進学しても住めますか?

管理寮だと4年までというところが多いっぽい。

最初から留年するつもりの人はいないと思うが、いざという時心強いセーフティネットになってくれるので調べておいても良いと思う。

と、あまり包括的でない気がして申し訳ないが、こういうところに着目してみると寮生活実態が見えてくるんじゃないだろうか。

もしかして不安を煽ってしまったら申し訳ない。

はいえ、個人的にはとりあえず一回寮に入っとけと思う。単純に出たくなったら出れば良いし。逆に下宿してから途中で入るのは大変。

学生寮情報ってあるようでないなあと思ってる。

これが誰かの役に立てばいいなぁ。

眠れなくておかし時間学生寮エントリーを書いてみたが、需要はあるのか。需要があれば何かまた書きたい。

受験生受験ガンバ〜。

2016-02-23

ちんどん屋って怖くないか?

この前練馬駅前でちんどん屋を見た。パチンコ屋の宣伝をやってたんだけど、あれ怖くない?

白塗り時代錯誤な服を着て楽器を打ち鳴らす集団タイムマシンに乗ってきたのかと思ってしまう時もある。

ピエロ恐怖症とは似て非なるものだと思う。ピエロサーカスの主役だし、そこにいて当然の存在から

でも、ちんどん屋業者が雇って日常召喚するものからな。デペイズマン的というか。

今どきちんどん屋集客効果があるのかも疑問だし。好きなんだけどね。好きでも怖いよ。

2016-02-18

橋本絵莉子になりたい

中学生の時にチャットモンチーデビューして、すぐファンになった。

背が小さくて顔と声が可愛い橋本絵莉子がかっこ良くギターを弾いて、曲もいい。とりこだった。「ハナノユメ」が好きだった。

高校に上がると少し興味は薄れたけど、「告白」のクオリティには感服するばかりだった。「染まるよ」で初めて曲を聴いて泣くという経験をした。恋愛したことなかったのに。

フォトブックも買った。橋本絵莉子オナニーするために。当然といえば当然だけど、抜ける写真は少なかった。実際あまり使わなかった。

高橋久美子が脱退して、ツーピースバンドになってから1度だけライブを観に行ったけど、僕が好きだったチャットモンチーの姿はそこにはなく、ただ橋本絵莉子福岡晃子楽器を弾いているようだった。

福岡が「いいものみせてあげますよ」とMCで言っていたけど、僕には青春の終わりに等しいライブだった。

大好きで何度もオナニーした橋本絵莉子妊娠が発覚した時はかなり動揺した。結婚相手インディーズ時代からよく聴いているバンドフロントマン。僕は諦めた。

紆余曲折を経て、僕は大学生になった。平々凡々な男に。

去年、地下鉄から六本木ヒルズへ上るエスカレーター橋本絵莉子とすれ違った。その日の夜は泣きながらオナニーした。

僕の心は橋本絵莉子にかき乱され続けてきた。

悶々とした思春期、「告白」の衝撃、フォトブックでがっかり、あのライブで大人になった。

あの日初めて憧れの人物を間近で見て、僕はどういう気持ちだったのか。

チャットモンチーへの愛を歌った曲で名を売って、PVで共演した男がいる一方で、僕は今も橋本絵莉子に心をかき乱されるばかりだ。

僕は橋本絵莉子のように他人の心をかき乱す人間になりたい。

2016-02-16

http://anond.hatelabo.jp/20160216124743

アニソンライブの客層はいかにもなキモデブからスタジオミュージシャン

目的楽器マニアバンドマンだったり実は音楽マニアが多い

アニメサントラなんかはクラシック調だったりジャズ調だったりエレクトロ系だったり等

そこらへんのJ-POPよりもかなり洋楽ナイズドされているので裏拍もなんなく取れる

逆にリア充系のライブハウスクラブで聴衆の表手拍子困惑

プレイ乱れるプレイヤーはかなり減ったがいまだにみることができる

2016-02-05

吹奏楽演奏時の振り付け不要なのではないかという話

先日、某所でブラスバンド演奏聴く機会があった。

かつて私自身も音楽をやっていたので、ああここは巧いなとか、パーカッション不安定だとかそういう目線で見ていたのだが、ちょっといたことがあった。

演奏中に楽器を振り回したり、踊ったりするパフォーマンスがやたら増えている。

昔はなかったのかといえばそんなことはないが、最近はどこもかしこもやっている。

もう、馬鹿じゃないのというくらい。

まあ、こういうのは演奏が上手く出来ていないところがよく頑張っていたりするんだが。

そして踊りも中途半端演奏中途半端なところが多い。


どこかの有名校だかオケだかマーチングバンドの真似をしているのだろうけれど、「演奏」という本質を見失ってはいけない。

楽器は正しいポジション演奏してこそ適切な音が出るのであって、体勢が変われば当然無理が出てくるもの

現にその演奏ではピッチが変わったりリズム不安定になっていた。

若いから演奏において変な癖をつける可能性のある行為をさせるのは決して良いことではない。


ある程度演奏ができて、責任も取れる大人はまだいいが、中学生高校生からこういうことをやらせるのはやめた方がいい。

もし大真面目に当人たちが考えてやっているのなら、止めさせるのも周りの指導者役割だ。

演出観点からみても、楽しさの押し売りみたいなところがあって、結構観客は醒めていたりするものだ。

演奏が「主」なのだから演奏で観客を引き付けたらいい。


当人たちは楽しんでいるのかと思ってYouTubeで幾つかの「有名校」と言われるところの演奏を見てみた。

演奏後も含めて「楽しんだ」という顔をしている子はほとんどいないようだ。

結局、誰も得をしていないんじゃないか。


もう一つ、ステージから客席に下りてきて演奏するのもやめたらよろしい。

体感がなんだとか言うのだろうが、一体感ステージからでも作れる。なぜ引き込まないで観客に押し付けたり迎合しようとするのか。

別に観客は最初からそんなことは期待していない。

真横に来て大音量で下手なものを聴かさせられるこちらの身にもなってくれ。


パフォーマンスだかなんだか知らないが、こういう類の演出演奏が上手くできるようになってからにしなさい。

2016-01-26

田舎者野次馬根性と無神経性と性格の悪さたるや

人のデートシーンを見かけ、後日、人の交際相手を評して「一緒にいたのはアレはお母さんですか?」と言い放ったバカ一般職がいたので

その場は笑顔で流し、のちに「あんな事を平然と口にされて大変怒っております」という事が人伝に伝わるようにした。

一般職複数が朝の挨拶すらしてこなくなった。

普段世間話すらしないような間柄の十歳以上年上の相手にいきなり爆弾投げた自分が悪いのに、仲間を作り、相手を悪い事にして、正当化を計る。

その複数名には、楽器演奏すら手ほどきして一から丁寧に教えてやった、入社以前から知ってるような奴も含まれる。とんでもない恩知らず。

ああ。

なるほど。

こういう連中だから、何年も同じ職場にいても世間話ひとつ振る気になれなかったんだな、とよく理解できた。

こちらの方がずっと年上だから挨拶くらいはしてやるが、それ以上の優しさボランティアキャンペーン終了とする。

そも、関心がない対象仕事仲間として認識しようと努力するのは本当に大変だった。その苦行から解放されるのは喜びだ。

今の交際相手は堅い勤めの総合職で、細身色白でまあまあ綺麗な顔をしていて、ずっと年下。

2016-01-13

一生バズらない、何も身につかない

中高6年で学んだ英語が話せないように。というのはよくある枕詞だ。

そこから後には、一朝一夕物事はうまくいかない、とか、継続するにはやり方が大事

と続く。

でも英語の例を出さなくても、日本語だって上手く話せるのか。書けるのか。

最近わかんなくなった。

っていうか、漠然と「俺はできてる」と思い込んで、一生失敗を続けるんじゃねえかな。

だって楽器を弾ける=曲を書けるわけじゃねえじゃん?そもそも弾けないじゃん?

で、日本語が書ける=小説が書けるわけでもねえじゃん?

同じように、料理ができることと美味い飯が作れることは繋がらねえし、

生きてるからって役に立ってるわけでもない。

ウンコはしてるけど、正しいやり方でケツ拭いてるかわからねえ。

トイレットペーパーってどんだけ使えばいいんだよ。

でも、いざ完成系や正しさや人に受け入れられることを意識すると、

なんかできる気がするんだよなー。できないのになー。

だって、喋れるじゃん?書けるじゃん?ってなって、真剣になって1日も経たずに、

やめるんだよなー。

そもそも今までの人生で、話題の中心や賞をもらったわけでもないのに、

なんで何かをやればできると思ってたんだろ。

何かを始めたらだいたいこんなもんです、ってオチは、

今までの人生でもよくあったよなー

みんな働いてるからって、俺も働けるわけでもなかったし、

匿名日記すら書いても話題にもならねえ。ブクマもつかねえ。

こんなので月に20万とか稼ぐやつすげえな。

一生役立たずなのかなー。

2016-01-02

あれから3年

http://anond.hatelabo.jp/20130102142639

↑の日記を書いた元増田です。

丁度3年経ち、近況を書いてみる。


元の日記を書いてから程なく、ヴァイオリンソロレッスンを再開した。

そして、今年からモーツァルト協奏曲(某有名教本のラスト2巻に載ってるアレ)を習うことになった。

あれから更に色々調べたのだが、普通モーツァルト協奏曲の3・4・5番のいずれかを弾き、メンコンという流れらしい。

なので全てが順調に行けば、年内にも念願のメンコンに取り掛かれる可能性が出てきた。

はいえ、先生とは

メンコンで学ぶことはメンコンしか学べないことだけにしましょう。つまり、それ以外に必要技術はより簡単な曲で身に付けておいて、メンコンに取り掛かったら一気にクリアする方向で」

約束しているので、自分の実力次第ではメンコンの前に「寄り道」する可能性はゼロではない

結局、ここまで来るだけで3年かかったわけだが、これが早いのか遅いのかは良くわからない。


正直レッスンは厳しかったけど、付き合ってくれた先生には感謝している。

当時はわからなかったが、レッスンを通じて自分の実力を正確に把握できるようになって、自分目的がいかに身の程知らずだったか痛感させられたからだ。

狩りに例えるなら

「弓矢の基本的な使い方は分かっていて、小動物くらいは狩ったことあったかな」

くらいのレベル

「トラを狩りたい!」

と吹いたようなものだ。

普通だったら

あなたさー、もういい歳なんだから寝言は寝てから言いましょう?」

門前払いされかねない話なのに

「なるほど、つまり増田さんは本当に上手くなりたいんですね?」

と前向きに解釈してくれたのは幸運だった。


ちなみにこの3年間でやったことは以下の通り。

これらを体得するためのレッスンは、上述の通り厳しかった。

もう毎回

「ああ、今日も弾けなかったな」

と半泣きで帰ってくるのが当たり前だった。

え?レッスンでそんなの普通だろって?うん、そうだね、変なこと言って悪かった。


そんな厳しい修行っぽいことをここまで続けられたのは、レッスン以外でアウトプットの向上が確認できたからかも。

主にオケカルテットで。

オケは毎週練習があるので、レッスンで教わった時はたとえ半信半疑指導内容であってもオケでは即実践、それも非常に難しい曲を弾く中で実践

「おお、確かにこれはいい!」

と必ず納得する結果になった。

そして最近

増田さん上手いから」「増田さんと同じプルトだったので本番は安心して弾けました」

と言われるようになり、更に今まで全く相手にされていなかった「主にコンマスと2ndトップ+αで構成される、よく弾ける経験者の互助会的仲良しグループからトップサイド(トップの隣の席)へ頻繁にお呼ばれするようになった。

これは別に偉くなったわけではなく、狩りに例えるなら「この人なら確実にこの獲物を狩ってくれる」という信頼を得たことを意味する。ってモンハンかよ!モンハンやったことないけど。

逆に言うなら、以前の自分の腕前は「幼少からやっていてその程度」だったわけだ。それどころか、率先してノイズを出しまくっていた自分は、パート内でも腫れ物ないしアンタッチャブル存在になってしまっていた。

その頃と比べたら、今の周囲の扱い方の変わりようは驚異である

一方、カルテットオケと違って本番という期日がないので、同じ曲を数カ月ぶりに弾いてみる機会が結構あるのだが、弾くたびにより弾きやすく、かつ綺麗な音が出るようになっていて、メンバーから評価も上々だったり。また、弾ける曲も徐々に増えてきた。

こうした実践の場があったことが、レッスンを続ける原動力になったのは間違いない。


以前、先生から

「弾けないと楽しくないんですよね」

と言われたことがあって、その時は全くピンとこなかったけど、今だいぶ弾けるようになって、確かにその通りだった。

しろ、今が一番弾いていて楽しいのだ。もっと上手くなればもっと楽しくなるだろう。

勿論、弾けないなりに楽しみを見つけるやり方も全然アリだと思うけど、自分はそこまで器用じゃなかった。

だって物心ついた頃からやってることはもう体の一部であり、心の一部であり、人生の一部なのだ

それが誰から評価されず、自分でも納得できないとか、ケツの座りが悪くて仕方がない。

そんなことに今頃気付かされた。


とにかく、こうなったらもっともっと上手くなって、プロにはなれないにしても、セミプロ級くらいには高めたいと思っている。

その為に、メンコンの更に先、最終的に目標とする曲も既に決めつつある。

今はまだ夢のまた夢だけど、夢に若い若くないは関係ないし、希望はいだって大切だと思う。

そんな決意を新たにした新年だった。

2015-12-30

五角関係に巻き込まれ

ある女の子をめぐる五角関係に巻き込まれたことがある。

彼女が入っていたのはオーケストラインカレサークルで、楽器バイオリン

始めたのは大学に入ってからだったけれど、もともとピアノをやっていたのもあってカンをつかむのがうまく、また周りのようすを見てコミュニケーションをとるのがとてもうまい子だったので、すぐにその学年の主要メンバーになった。

キャリアの短さにもかかわらず、大学2年で自分たち運営を行うころには、副代表を任せられることになった。

伝統があり、みな熱心に練習に励んでいるそのサークルには、すでに引退した3、4年の有志も積極的に参加し、前代や前前代の運営の先輩も、気軽に相談にのってくれる。

副代表になった彼女は、その当時は4年生だった前代表のAーー同じバイオリンだーーに運営相談に乗ってもらううちに、その頼りがいと人望にひかれていった。しかし、彼女小学校から高校まで女子校で育った箱入り娘で、自分のその気持ちが「恋心」とまでは自覚していなかった。

ただ、先輩がいかに素晴らしい人間かを同じ高校から同じ大学、そして同じサークルはいった一番の女友達へと語り続けた。

「ほかの先輩や同期をみてると、まるで女をモノか何かだと思っているようなことを言う時があって、冗談だとしても嫌になるんだけど、A先輩は絶対そんなことしないんだよね。大人なんだ」

ここで彼女人生にとって初めての事件が起きた。

サークル同期のBに告白されたのだ。

彼女はまたも女友達相談した。

「Bくんが私のことを好きだなんて考えてもみなかった」

彼女モテなかったわけではない。とても美しい子だったが、いかにも箱入り娘然としていたため、ちょっかいをかけられるだけの男がいなかったのだ。

「私、男の人に告白されたの初めてなんだよね……もうこの年齢だし、Bくんは悪い人じゃないし、私のことを好きだって言ってくれてるし、付き合ってみるだけ付き合ってみようかな。Xはどう思う?」

あなたがしたいようにするのが一番いいよ」

そうして彼女はBに「よろしくお願いします」という返事をした。

しかし、ここで第二の事件が起きた。

その3日後、Aが彼女のことを好きだと発覚したのである

「それ、本人から聞いたの?」

「ううん、Cくんが教えてくれた」

Cは、彼女たちの代のコンサートマスター子供のころからバイオリンに親しみ、音大に通いながら、何が気に入ったのか、彼女たちのサークルに顔を出している。運営にも深くかかわり、彼女サークルの中でもっともよく話す男子でもある。

「Bくんとはまだメールのやりとりしかしてないの。でも、やっぱり馬が合わない気がしてきて……。A先輩から告白されたのではないから別にA先輩とつきあうわけではないけれど……やっぱり交際はやめたいと思ってる。だって、私もA先輩のことが好きだって気づいてしまった。こんな気持ちのままじゃ付き合えない」

「そうね、あなたがしたいようにするのが一番いいわ」

彼女はBに正直な気持ちを話した。これが問題だった。Bはかなりプライドが高いタイプで、彼女判断を認められず、連日の電話メール攻撃を始めてしまったのだ。サークルの練習中にも彼女に厳しく当たるようになり、見かねた先輩たちが注意すると、さらにそこに食ってかかった。運営メンバーの審議により、Bはサークル追放されることになった。

彼女は大きなショックを受けたが、さらにショックを受けたのがAだった。Bは、Aがサークル勧誘した後輩だったからだ。Aもサークルを去り、彼女との連絡を一切断った。

「Cくんがね、泣きながら謝ってきたんだ」

彼女はぽつりと言った。

「Cくんが? どうして?」

「俺がわざわざA先輩の気持ちを言わなければって」

「そういえば、Cくんはどうしてそんなおせっかいをしたわけ」

「それがね、Cくんも私のことが好きだから、Bみたいなやつじゃなくて、人間的に尊敬できるA先輩と付き合ってほしかったって言うのよ」

「はあ……」

まり、AもBもCも、彼女のことが好きだったというわけだ。

「男の人も、恋愛にかんしてそういうめんどくさいことをするんだね」

「ね、なんか女々しいよね。私、本当に疲れちゃった。というか、正直男の人が怖くなってきた」

「30までに彼氏ができなかったらふたりで暮らすのはどう?」

「えー、Xと? そんなの楽しいに決まってるから、このままずっと恋人できなそう」

「うん、私は絶対あなたを傷つけないわ」

こうして私たちはこの一件を境にさらさらに親密になり、友達の壁を越え、社会人になる歳には一緒に暮らし始めた。彼女にはこの後も何人もの男性が寄ってきたが、彼女はそのたびに「今好きな人がいるので」と私を選んでくれた。

彼女と一緒に過ごす5回めのクリスマスを終えて、5回めの年越しがやってこようとしている。

彼女家族は、年末年始本家に里帰りすることになっているので、年越しの私はいつも一人だ。

彼女との暮らしは、多少の波風はあれど満ち足りていて、何の不満もない。

でも一つだけ、気になっていることがある。

それは、あの事件ときにCをけしかけてA先輩の気持ちを伝えさせたのが私だということを、彼女が知ったときに、どういう反応をとるかということだ。

知ってもなお、私に「好き」と言ってくれるだろうか?

まあ、ぺらぺらと内幕をしゃべった腰抜けのCには彼女と二度と連絡をとらないと約束させたし、私さえ言わなければいいことなのだが。

早く里帰りから帰ってきた彼女バイオリンを弾いてもらいたい。

来年クリスマスもいっしょに過ごせますように。

2015-12-23

高校東京大学を退学した話

これは 退学 Advent Calendar 2015 12/18 の記事です。

勢いで登録したものの1週間近く過ぎてしまったこと自体が、2回も退学するような人間であることをよく表しています

てきとうなブログスペースがないのでここに書き殴ります。なるだけ時系列順で。

高校入学以前

物心ついたときからなぜか勉強ができたというか、テストの点数だけは良かった。

小学生時代は(客観的に本当にそうだったのかわからないが)イジメられるような人間で、

それがイヤになって公立中学を避けて、中学受験をして私立学校に進学した。

ここがいわゆる進学校的なところで、中高一貫校の利点を活かして中学のうちから高校の授業をするようなところだった。

模試なんかも1学年上の模試を受けさせられたりしていて、自分にはそのような先取りの学習スタイルが合っており、

中学卒業する頃には高校理科系の科目については教科書の内容を終えていた。

はいガリ勉だったわけではない。

中1からギターを始め、まわりの友達楽器を教えてバンドを組んで、

自分たち企画してライブハウスを借りて同級生を集めてライブイベントを開いたりしていた。

高校入学

音楽にドップリはまって、東京に行ってミュージシャンになりたいと思い始めた。

また、当時流行していたモーニング娘。にも衝撃を受けて、後藤真希に激ハマリ

自分上京して音楽家として売れて後藤真希結婚するのだ」と強く思い込むようになった。

すでに高校学習内容を終えていた自分にとって、学校はひどくつまらなかった。

拘束のキツい進学校で、朝課外・夜課外というもの必須で組み込まれており、

7:30-18:00 という長時間、わかりきった授業を受けるのが耐えられなくなった。

こうなることはだいたい予想できていたので、別の高校受験検討していたが、

その学校には「他の高校受験してはいけない」という規則があったため叶わなかった。

(これがどの程度の強制力があるものなのかわからないが。)

そのうち学校に行かなくなって、自宅で将来を空想して過ごすことが多くなった。

この頃インターネットにハマって、アイドルのファンページや 2ch を見始めた。

スムーズ上京してミュージシャンになるにはどうしたらいいか」を考えた結果、

こんな無駄学校生活を送ってもしょうがない、

アルバイトをして音楽機材を買い、東京大学合格して上京しようと思い始めた。

親や学校に退学の相談をしたが、当然のように引きとめられた。

しかしながら、いくら試験の点数が良くても授業に出なければ卒業はできない。

とにかくアルバイトがしたかったのでそこを押して交渉したら、

本来禁止だが新聞配達なら許可してもらえることになった。

(が、もともと通学できてないのだ。新聞配達をして寝るようになった。)

学校に行かないまま時間けが過ぎ、高2の夏ごろになり、

正攻法では無理だと考えた自分家出奇行に走るようになり、

周囲の大人にだいぶ迷惑をかけた。

「今辞めたら大検を2回受けられる」というのを切り札にして退学した。

(が、大検会場が田舎でめちゃめちゃ遠かったので、結局1日目しか行かなかった)

高校中退 - バイト漬けの日々

17才高校中退した自分大学入学までのミッションは、

音楽機材を買い集めること」と「東京大学合格すること」だった。

とりあえず年齢を偽って深夜のコンビニアルバイトを始めた。

平日深夜はコンビニ、土日昼は結婚式アルバイトという具合で、

週5-6日バイトをしてフリーター程度に稼いでいた。

昼夜も逆転しているため勉強どころではなかった。

(これがのちに自律神経を壊して大学を辞める布石になる)

高3の8月までコンビニ12月まで結婚式バイトを続けた。

当時一番つらかったことは、「実は高校中退していない」という悪夢を繰り返し見続けることだった。

この時点で自分はただの中卒のフリーター大学合格しなければただのドロップアウト未来はないだろう。

それが自分には受け入れられなかった。もともと「高校を辞めたい」と思って辞めたわけじゃない。

「つまらない教育制度が悪い」と思って辞めた。より高等な学問勉強たかった。

自分勉強すればいい」には「つまらない授業のために教室にいられない」と答えるし(学費私立なので高い)、

海外飛び級すればいい」には「そこまでの度胸はない」と答えていた。

アイドルにハマっていたというのも大きいが)

このように、「本来自分(と思っているもの)」と「現実自分」とのギャップの大きさに耐え切れず、

「本当は高校中退してないよ、お前はマトモだよ」という甘い夢を見続けることになる。

現実は甘くない。そしてこの夢は大学に入ってからも数年続いた)

バイトに通う道すがら、制服を着た学生を見かけると思わず身を隠すぐらいこわかった。

大学受験

高校1年生の頃「東大、イケるな」と感じて退学を決意したが、

ろくに1、2年勉強しなかったのでさすがにハードルを上げすぎたなと後悔した。

しかし、努力が長続きするタイプでもないし、勉強机に何時間も向き合える性格でもない。

当時は枕元にバイトで買った Macディスプレイを置いて大学受験板、大学生活板、モー娘。板などを見ながら

寝そべった体勢で受験勉強していた。

直前の模試では良い結果は出なかった。

「これはヤバイ」「人生終わったか?」と不安になったが、実際にはなんとか現役で合格できた。

合格発表現場に行く勇気はなかったため、インターネットで番号を見つけて喜んだ)


このとき一番うれしかったのは何といっても「憧れの東京一人暮らしできる」ということだった。

とにかく何でもできる気がしていた。今まで辛い思いをした分、ここからはバラ色の人生をつかむのだ。

大学なんてどうとでもなるだろう、問題はどうやって人気者になって成功するかだ。本気でそう考えていた。

大学入学


今思うとまったく甘い考えであるが、結果、大きな挫折にぶちあたることになった。

まず、朝起きれない。武道館で行われる大学入学式遅刻した。(入場できたかどうか覚えてない)

入学を記念するアルバム?のための写真撮影遅刻した。

親が記念に購入したアルバム自分が写っておらず、ひどくガッカリさせてしまった。

(また、自分が在学していた証拠が残らないという結果にもなった)

とにかく学校に行けない。友達ができない。

どこに行けば授業が受けられるのかすらわからない。

つのまにか試験の時期が来たが、試験の受け方もやはりわからない。

大学とは、こんなに不案内なのだ驚愕した。

結局何もわからないまま、2年が経過した。

単位は1つも取れず、それどころか1点も取ったことはない。

僕は鬱病になった。薬漬けになり、体重は 20kg 増えた。

(この頃も「高校辞めてないよ、大学行けてるよ」という悪夢を見続けて辛かった)

大学を退学


入学させてくれた親との折り合いも付かず、往生際も悪く、結局5年も在籍して、1度も進級できなかった。

まりタイムアップである。(8年在籍できるが、もう卒業の見込みがない)

通常であればここで実家へ戻るのであろうが、

上京からインターネットの知り合いから仕事を紹介してもらって、

なんとか東京に残りたいと説得した。

(当時22才くらい?タイムリミットを設けたか覚えてない)

しかし、それも束の間。

アルバイトのような仕事転々とした後、家賃を滞納して強制退去。親に泣きつくことになる。

いよいよ田舎に帰るしかないか?となったとき

本当に運良く奇跡的に、正社員になることができた。

ルームシェアしていた友人の家に転がり込んだ。

いろいろあって25才くらいだったと思うが、当時は自分正社員になることなんて絶対に無理だと思っていたので、

人生は本当にわからないものだと思った。

今でも、どうにかこうにか東京にいることができている。

後藤真希さんは娘を出産された。

10代のあの頃、自分がこんな人生を送るとはまったく想像していなかった。

ひとえに、まわりの大人・先輩方のおかげとしかいいようがない。

(ちなみに大学の友人は一人もいない)

まとめ

うっかり長文になってしまった。

振り返って思うのは、(よく誤解されるのだけど)僕は退学したいと思って退学したわけではない。

退学したことそれ自体を、自分の特徴・ネタにしたことで、

なんとかまわりの人に助けていただいたということが大きい。

はいえ、もう1度人生をやり直せたとしても、自分は退学することしかできなかっただろうなと思う。

今は、N高等学校 のような取り組みもあるし、

今後も、自分のような平均的でない人間であっても苦しまなくていいような柔軟な教育体制になっていってほしいと心から思っている。

当時の僕にN高等学校選択肢があれば、まちがいなく選択していただろうと思うから特にである

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