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はてなキーワード: コンマスとは

2024-09-17

今だと炎上案件かな?

既に亡くなって久しい日本人指揮者が、英語圏某国オーケストラを振ったとき経験した話。

あるとき演目で、オケパートとしてピアノが加わる曲があり、その練習エキストラピアニストが参加した。

なお、そのピアニストは今で言うところのLGBTに当たる属性が、その国の音楽業界では有名だったそうな。

それで、ピアニストは元々用意されたパート譜の書き方に不満があるとかで、自筆パート譜だけを現場に持参してきた。

しか間抜けなことに、この自作パート譜の内容に思いっきり不備があり、曲の途中から演奏開始するタイミングで、必ず指揮者スコアを覗きに来る始末。

ちなみにプロオケ練習通称リハーサルというのだが、内容的には練習というより「申し合わせ」に近く、しかも基本一回のみ実施

その一回の時間も限られているので、とにかく一分一秒が惜しいのだ。

からこそ、件のエキストラの下手というか、時間の浪費でしかないアホ過ぎる言動に、指揮者はもちろんオケも苛立ちを募らせていったと。

そんな中リハが進んだところで、とうとう指揮者がキレた。

そこで思わず怒鳴ったセリフというのが…

"I don't know how about your part!!!"

途端にオケ全員がワァーーーーッ!!!と大歓声を上げて拍手喝采、大爆笑の大ウケになってしまった。

その後ピアニストは妙にシュンとなってしまい、実に大人しくなったと。

なお日本人である指揮者が、なぜそこまで自身の叱責がオケにウケたかを知ったのはリハ後の楽屋(個室)で、コンマスだか誰だかが代表して来室し事情説明してからだったとのことで、英語の難しさを痛感したらしい。

ということで、読者諸兄はなぜ現場がこんな大盛り上がりになってしまたか、おわかりいただけただろうか??

結論から言うと、間抜け楽譜についてオケ気持ちを代弁した叱責を行い、かつ彼の性的指向からかう、ネイティブだったら天才的な洒落になってしまったというわけ。

まり上掲のセリフ日本語にすると

「お前の書いてきたパート譜のことなんか知るか!」

「お前のチ◯コのことなんか知るか!」

というダブルミーニングになってしまったのだ!!

それで問いたいんだけど、今だったらこ発言は、日本人であっても許されない暴言扱いになるのかな?

LGBT当事者にとっては許しがたいハラスメントですかね?

読者の皆さんのご意見をぜひ伺いたいです。

2023-06-09

青のオーケストラ

先日一挙放送してたのをちらちら流し見してたんだけど、今どきのオケやらブラバンやらの部活ってあんな感じなん?なんだか部活音楽することの嫌な面がモロに出てる感じで、見てて気分悪かったんだけど。

具体的には

·練習で間違えて曲を止めてしまたらみんなの前で謝る

·多少上手い奴が初心者に「足を引っ張っている」とかヒステリックに喚く

·先輩方はそれを諫めるでもなくニコニコ見ている

·演奏会出るのにオーディションがある

·本番の席は実力順で決まる

·指揮者先生とやらがコンマスに「1年がまともに弾けるようになるまで指導しろ」とかい

いや。。。そりゃクラシックから間違えちゃいかんのはわかるけどさあ。。。所詮アマチュアでしょ?間違えたからってみんなの前で晒し者みたいに謝る必要ある?下手くそとやりたくないならプロになってベルリンフィルでもN響でも行きゃあいいじゃん。指揮者先生レベルの低いオケ振りたくないならプロオケ振れよ。そんな実力も無い癖に、多少出来るくらいで何偉そうにしてんの?下手なメンバーがいても音楽になるよう組み立てるのが指揮者仕事じゃないの?

そもそも、本当に上手い人って、アマチュア相手に怒り出したりはしないよ。「間違えても俺が何とかするから、気にせず、楽しんで、のびのびやれよ!」って人ばかりだ。

部員が多けりゃ演奏会とき選抜しなきゃいかんのもわかるけど、オーディションって何?緒先輩方は毎日後輩の練習聴いてんでしょ?だったらわざわざ競わせる必要ないじゃん。それに「実力順」て何だよ。アマチュアレベルで多少の実力差があったところで、それ音楽関係ねえじゃん。

スパルタ式の練習否定する気はないよ。そういうのが必要な部分もあるのは確かだ。でも、「何のために」それをやるのか。オケ複数ありゃ優劣は当然ある、でもそこの順位を競う、ってのは音楽とは何の関係もない。と言ってしまうとコンクールの意義を全否定になってしまうけど、実際アマコンクールなんて百害あって一利なしだと思う(プロへの登竜門的なやつはまた別)。どっちが上かなんて見りゃわかるんだし、わからない人はそんなこと気にせず楽しめばいいんだから

でも全国コンクール連続一位の学校、って設定だから、きっとこういうの普通なんだろうな。ネット感想漁ってもこの辺りに言及しているのは見当たらず(作画が酷い、はあったが 笑)、「オケ部活ってこんなんじゃない」って意見が皆無なのは、きっとそういうことなんだろう。厳しい練習に耐え成長してライバルを倒す、ってのがやりたいなら、音楽じゃなくスポーツやりゃあいいのに。

長々書いてしまったが、自分の子供が大きくなっても音楽系の部活には入れたくないなあ、と思わせるアニメだった。

2023-04-10

青のオーケストラ

知人にすっごくいい漫画から!と薦められて読んだのだが、アマチュア弦楽器奏者としてつっこみどころが多すぎて困惑している。

まず、コンクールトップとるような子は普通高校部活オケには入らない。

音高にいくか、普通高校に進学したなら放課後個人のレッスンに明け暮れる。

……まぁでも漫画からね。なんらかの事情で「コンクールトップとるような子が、普通高校部活オケに入った」とする。

すると、そこで彼/彼女が感じることは……自分の音がどうこう……より、正直まず「周りの初心者との圧倒的なレベル差」をどう受け止めるか?ということだと思う。

はっきりいってコンクールトップとるレベルの子と、高校から初心者ではじめる子のレベル差は歴然……というかもう雲泥の差で、

彼/彼女はその「素人」に囲まれての全員の演奏で「どう高みを目指したらいいのか?」ということに少なからず頭を悩ませるはずだ。

悩ませない、一切気にならないならサイコパスすぎ、他人に興味なさすぎ、というかもはや音楽にも興味なさすぎなのでは???と言わざるを得ないが、本作の主人公は一切気にしていないようだ。

というかライバルポジ天才バイオリニスト少年もその点を一切気にしてなさそうで、「サイコパスが2人」みたいな状態しか見えない。

個人的にはもっとファーストバイオリン)の他のメンバーの面倒みるなりなんなりしてあげたほうがいいのでは……?と思うが、彼らは自分(とせいぜいヒロイン達)にしか興味がなさそうである

しかもそのオケで「まわりの楽器の音を聞く」とか当然も当然のことをやって「なるほど…!」みたくなっているが、

初心者はともかくこのレベルの子が「しらなかった…!」みたいになるのはあまりにも今更感がすぎる。今まで何やってたの???

さらオケでは個人個人がそれぞれの表現ばっかやっているようにみえる(優雅に…とは…妖しさ…とは…怒りを…とは…みたいなことの追究)が、そんな音色抽象的な議論には普通時間かけない。

そこには指揮者思想が色濃く反映されるはずだし、しいていえばコンマスパートリーダーがガッと決めて、音量から弓の位置から弾き方からもっと具体的に指示を出すところである

あと席順でそんなに一喜一憂しないよ……一番うしろに実力者を置くことも全然あるし、いろんなバランスで決まっていくから、前がいい!表がいい!てそんなに気にしない。

……まぁこれはオケによるのかなぁ。

ファンタジーからね、と思うと同時に、なんか「いい漫画だねー!」みたく言われてモヤってしまったので書いちゃったよ。

2022-01-06

世界一難しい楽器に対する疑問

世界で一番難しい楽器としてギネス登録されている楽器は2つ存在する。

世界一難しい木管楽器としてオーボエ世界一難しい金管楽器としてホルン登録されている。

しかしながら、個人的には難しさというより、オーケストラでの振る舞いを見ていて「なんで???」という疑問のほうが大きかったりする。

まずオーボエ

この楽器オケでの大事仕事の一つが、チューニングのA(ラ)の音を出すことなのだが…このチューニング音色微妙すぎる(人によっては明確に汚い)ケースが非常に多いのだ。

チューナーにらめっこで吹いているのでピッチは間違いなく正確なはずなんだが、音色微妙なせいで、とても合っているように聞こえない。

具体的には、ヌラっとした音で吹かれると低く聞こえるし、一方でキンキンした音だと高く聞こえるんだよね。

そもそも、お前その音でソロ吹くのか?てかソロと同じくらい綺麗な音で吹かないのはなんでなんだぜ?とチューニングのたびに思う。

それこそ最高のリードで、最高に綺麗な音色で吹けば、コンマスの表情が曇ったり、ましてや文句言われることはなくなると思うのだが。

次にホルン

特にソロのたびに毎回思うのだが、音外しすぎじゃね?

毎度毎度ソロで「外すなよ、外すなよ、あー外した…」と、祈っては溜息出る始末。

それも擬音で表すと「プルッ」という、非常に耳障りな外し方をするんだけど、これわざとやってんの?

てかアマチュアのみならず、プロでも外すことが結構ある(とはいえ、流石プロだけあって注意深く聞かないとわからない程度の事故に収めている)のを踏まえると、ホルンは音が外れて当たり前の楽器なん?

だとしたら、トロンボーンのようにとても音楽とは思えない汚い音を出す楽器とかより問題じゃね?と思うのだが。

2020-11-23

[]第二回配信~!自己紹介しマスよー。

こんます~!

AnonymousDiaryの電子の海に消えていくはずだった第一配信

でも、思いの外ブックマークが付いていたので第二回もやっていくことにしマスよー。

今回は自己紹介

名字:増田

名前:まだない

AnonymousDiaryのサーバーで生まれ電子の魂。

実はanond.hatelabo.jpアクセスした人間意識を操り記事を書かせる呪いのような存在だった。

(ただし完全には操れないため、記事の主旨や趣味嗜好性別筆致などは操られた人間の影響が強く出る)

ある時Vtuberという概念を知り、「増田で人気者になればそのうち自分の体を手に入れられるかも!」と考えるようになる。

これから増田に操られた多くの人間が[Vtuber増田]のタグを使って記事を書いていくことになる…かもしれない。

今欲しいものスター(なんで増田には☆つけられないのでしょう?)

Vtuberによくある「なんか壮大で重い設定」ってやつですよー。

要するに、誰かが[Vtuber増田]のタグを使って記事を書いたらそれは増田が操って書かせてるのよ?ってこと。

増田ヴァーチャルの体を手に入れるため。そしてAnonymousDiary発展のため。みなさんご協力おねがいしマスー。

今日コメント返しもやっていきマスよー。

ID:daydollarbotch バイオリンうまそう

Vtuber界隈ではファンが言い続けるといつの間にか公式設定になったりする……

ID:c_shiika コンマスへのアピールが強いか指揮者vtuberかな

のだめカンタービレは履修済みです( ̄ー ̄ゞ-☆

ID:Fuggi コンミスじゃないからガワは男性か。

男でもあり、女でもあり…

ID:mutinomuti ブイマス

v(^ ^)v ブイブイ

ID:sds-page たぬます

栃木県佐野市にある道の駅に「どまんなか たぬま」という場所があるのですが、なぜど真ん中かと言うとですね、日本列島の中心地が佐野市田沼地区かららしいんです。(各地に点在する日本のへそと同じ?)

コロナが明けたらぜひお立ち寄りください~。(正月が明けたらみたいないいかたになってしまいました)

ID:rew05 スパスタありがとマス〜★

しか増田にはスターが付かないのであった

ID:Galaxy42 にゃんぱす〜。 タグ よくわからない

私も思いつきと勢いだけですので、そのタグは正解でございマス…

ID:axkotomum 発声すると完全に個性消えてただのですます調にしか聞こえない語尾なあたり増田発って感じでいいですね

いい感じならよかったですー。増々がんばりマス!

ID:allezvous コンマスコンサートマスター略称が定着してるはてな最高

オーケストラにお詳しい方多くないです?どなたか[Vtuber増田]で記事書いてほしいですねー。

ID:death6coindeath6coin 俺は限界だと思った

素直になって良いと思いマス。

ID:Flymetothemoon お茶爆(来客にお茶を出す)

ちゃんお茶出マスよー

ID:f84w1dqd60j こん〼~! ← 1周回って新しい表現

この〼の斜線部分、弦鉄と言って用途が諸説あるのですが、この弦鉄の体積も含めて計算されていたので、購入する側が損をするものだったようです。なので明治中頃にはすでに廃止になっているんですね。

これって「パソコンなどで使われる保存ボタンフロッピー問題と似てる気がしませんか?

ID:type-100 語尾が弱い。「しますマスよー」にしよう。

書いててこんがらがりますマスよー

ID:lont_in SEKIROから逃げるな

最近アップデートしたらしいけどまだやってないです…

ID:vndn 中の人複数いそう。 分人系VTuber

タグ[Vtuber増田]を使えばあなた増田

ID:strow0343 大喜利系なのか物申す系なのかウォッチャー系なのかが問題

皆が好きなVtuberの話を聞きたいですね

ID:ScarecrowBone 速くガワ作って

ガワ作れる方の参加をお待ちしておりマス。

ID:misomico うんこ漏らした人や言いたいことがある人が誰でも発信できるのかな

みんなが[Vtuber増田]書いてくれたらいいなあ。

増田ならうんこ漏らした実況してもBANされません!

はてなコミュニティガイドラインに沿ったご利用をお願いしま

https://policies.hatena.ne.jp/community-guideline

ID:dmttlili ダクソしろ

どなたかPS5版「Demon's Souls」の実況プレイ増田お願いしま

ID:houjiT 「こんます〜」がファイルーズ愛の声で「ちゃんマスー」に変換されて聞こえてきたので、とりあえず挨拶変えよう

あいさつは何が良いですか?

ID:nmcli バリサク案件みたいなことが起こらないようよく注意して頂きたい

増田はてなコミュニティガイドラインに沿った利用を行っております

https://policies.hatena.ne.jp/community-guideline

2020-10-20

間違えやす増田用語

・断増(ダンマス)

一時的増田を断つこと。大抵の場合試みは失敗に終わり、数時間後にまた増田を見ることになる。

ダンジョンマスター略語ではないので注意。

・盗増(トーマス)

他人エントリー面白そうな表現ネタ等をパクって自分エントリーで使うこと。

少し間を開けて投稿しないとバレてしまう。

きかんしゃトーマスと間違えられやすいので注意。

・混増(コンマス)

502 Bad Gatewayがやたらと出る状態を指す。

コンサートマスター略称ではないので注意。

2020-02-21

anond:20200221171238

普通に考えてそういうのは指揮者コンマス吹奏楽場合指導教員とか部長一喝せにゃならんのだろうが、それが出来てないチームだったならまあ運が悪かったな。

 

次はちゃんと楽しめるところに当たるといいな。

2018-11-21

anond:20181121133408

ありがとう最近興味持って見るようになったかコンマスのことも最近知ったんだよね。

ゴミ増田もいるし自分で色々調べてみる!

anond:20181121132837

コンマス練習と出だしタイミングの話をしようかとおもったけどどうせゴミの話をするな増田がでてくるだけだから諦めた

2017-10-18

音楽以前に人の問題という話

anond:20171016161644

↑の元増田です。

ブコメを読んでいて色々思うことがあったので、補足説明を兼ねて追加エントリ

その前に、まず明るめの話から

果たして打楽器問題ないのか眼中にないのか気になる

自分が長く世話になったオケ打楽器は、今思えば神セクションだった。

「一発が拓く、まさしく一音入魂の素晴らしい瞬間」と「一発を外したときの怖さ」の両方を熟知していて、ストイックな音の追求に余念のない、セミプロ級の職人集団だった。

実際、彼らの奏でるティンパニはきちんと「旋律楽器」をやっていた。

勿論弦からも管からも信頼は厚かったし、思えば彼らの一発に何度も救われていたのだと、今頃になって思い至った。

態度も大人で、合奏中にチューナーで音取りし、それを根拠アンサンブルピッチを指摘されても「私の音は合ってます」と強弁して憚らない管楽器のことも悪く言わなかったし。

気づくのおせーのとプロ管楽器奏者も大概吹奏楽上がりだから主語がでけーのとで御愁傷様としか。なお吹奏楽やってる人ですらちゃんとやってればこの問題意識は持ってる。

であれば、極めつけのプロ管楽器奏者が吹奏楽をやったらどうなるん?ということで見つけたのがこの演奏

リード()」と思って軽い気持ちで聴き始めたけど、あっという間に引き込まれ最後まで一気に聴いてしまった。

こんなに味のある吹奏楽曲演奏は初めてというか、ここまで繊細に表現できるなら、何も言うことない最高の演奏だと思う。

というか、この演奏を聴いて「楽器の鳴り」だの「縦の線」だの、ましてや「コンクール」とかつまんねー事言い出す奴とは、多分楽しく合奏できないと思う(笑)

アルメニアトルコ隣国だけど、その上でトルコ軍楽隊してないのが良い。

勿論、N響管打コンバス+須川展也+外囿祥一郎というドリームチームなのはさておき。

そうなると、やはり問題学校吹奏楽文化か…ちなみに当該曲のWikipedia解説は、件のサイトが以前から玉石混交であることを前提としても頭が悪すぎ(というかボキャブラリに乏しい水槽厨が書いた感が半端ない、「かわいらしく演奏」「元気よく入る」「ドスを入れるように吹き」とか失笑ものだし、まさかと思うけど顧問の指摘の受け売り?)なので、吹奏楽の格が落ちると感じた人は修正すべきだと思う。


さて、前置きが長くなったけど、ここからが本題。

もっともな意見だけど、そのオケコンマス音楽監督はどういう心境でその音を聴き逃してたんだという疑問しかない

まず、そのオケには常任指揮者がいない

運営が人づてに、毎回色んな指揮者を呼ぶんだけど、理由が「変な人に居座られたら面倒だから」。

そして運営だが、実はこのオケ運営もほぼ全員管の人間なのだ

から、呼ばれる指揮者だって当然管楽器奏者目線での人選の結果となる(選曲も然り)。

これは別に弦の人間他力本願からではなく、運営が弦の人間を入れたがらないというのが実情だったり。

曰く

「弦は本番全乗りで運営仕事なんてまともに出来ないだろうから

「管は必ず降り番があるし、学校部活でなにがしかの係を経験していて慣れてるから

ということらしい。

随分と舐められたものである


次にコンマスの件。

自分がそのオケに入る前だから、もうかなり昔の話になるが、当時のコンマス指揮者対立してしまたことがあったそうな。

そして、あろうことか管楽器コントラバス人間指揮者の肩を持ち、コンマスを追い出してしまという結果になった。

それ以後の歴代コンマスは、弦セクションやヴァイオリンパート指導だけを黙々とこなす人ばかりが就くようになってしまったと。

ちなみにコントラバスってメンタル的な観点で、彼らは管楽器奏者だよねというのが個人的な持論。

そもそも他の弦パートの人に「お前そこ弾くな」とか言い放つような奴は仲間じゃねーから

てか吹奏楽部って「そこ吹くな」は勿論、指揮者からバカとか死ねとか普通に言われるんでしょ?

なんかもう、同じ音楽人なのに生きてる世界が違いすぎて引くわー。


結局、仕事でも趣味でも、起きる問題は詰まるところ人の問題なのだと心底痛感する。

そんでもって10年以上もいて、その問題解決どころか、多少なりともマシな状態にすら持っていけなかった自分は、社会性という視点で言ったら間違いなく無能だろう。

一連のエントリは、そんな自分のことを棚に上げて書いたものであることを白状しておく。

から罪滅ぼしというわけではないが、今後関わるオケでは、もっと人間重視で活動できればと思っている。

まあ、トラで行ってるオケはどこも弦と管の仲が良いし、そしてその親密さから来る協調感というのだろうか、温かみのあるサウンドに結構感動しながら弾いていたり(今までが異常に冷たかったんだろうけど)。

いずれ、それらのオケのどこかに落ち着くつもりである

2017-10-16

もっと音楽をやって欲しいという話

弦楽器奏者として以前在籍していた、社会人オーケストラの話。

ちょっと前に仕事の都合で遠隔地に異動となり、練習に行くにも移動時間がえらいことになったので、今は別の団体を探しつつ、たまに他団体助っ人に行く程度。

そこのオケには、気がついたら10年以上いた。

10年以上の活動を通し、当然そのオケの美点も欠点も見えてきたわけだが、欠点と言っても、当時は特に移籍する(というか逃げ出す)ほどの強い理由にはならなかったため、なんとなくそこで弾き続けてきた。

しかし、そこをやめてから団体演奏を聴いたり、スポット参戦で合奏する機会が増えた結果、昔は違和感程度に感じていたオケ欠点について、だんだん怒りがこみ上げてきた。

良い思い出もある反面、その部分については「よくもやってくれたな」という気持ちが収まらない。

そしてその欠点は、恐らく日本中アマチュア団体散見されることだと思ったので、苦言として書き置くことにした。


問題となったのはただ一つ、吹奏楽癖の抜けない管楽器に尽きる。

とにかく木管金管も、管弦楽という音楽がどういうものなのか、真面目に考えたことある?とツッコみたくなる吹き方なのだ

そりゃ中学高校、人によっては小学校高学年から毎日のように練習してきたんだろうから、その貯金演奏技術は色々と身に付いていると思う。少なくとも大学で始めた弦の人よりは。

でもねえ、から何?って感じなんだよ。

それだけの積み重ねがあって、そんな無神経で無節操な音しかさないんなら帰ってくれよ。

反感を買うのを承知で言うと、オケは弦の縄張りなんだよ、人数だけじゃなく音楽的にも。少なくとも現在頻繁に演奏される曲は全部そうだと思っていい。

まり、弦が主体で音を出している(だから弦の音符の数は管楽器より遥かに多い)所に、管楽器が彩りを添えるようになっているのは、ハイドンから現在に至るまで不変なの。

例えるなら「ケーキ主体あくまでスポンジであって、そこにクリームフルーツがあるの!」って話。


それが何だ、「こっからソロ、私が主役としてガチで吹く」ということしか頭にない木管ホルン、「ずーっと休符…はいここ4分音符あるから吹く、せーの!」という音しかさな金管

どっちも、「自分が登場するまで、弦を主体とした皆が、どんな物語を紡いできたか」を全然意識してねーじゃん。

ハナから「そんなのかんけーねー」という音で吹いて、それがどれだけ場違いかも分からない、それが気にならないことが信じられない。

そもそも合奏を何だと思ってんの?

オーケストラ舐めてる?

それとも弦楽器音程テンポもヘボいからって見下してる?

なんかもう「このケーキクリームフルーツはこうあるべきだから、その通りになるように全力を尽くす、ケーキはまあよろしく焼いといて」みたいな事をしている。

その結果、ケーキクリームの味がケンカしようが、上に乗っけたフルーツの重みでケーキクリームもろとも圧壊しようが気にしないとか、本当にそんな仕上がりになっているのだ。


これが

「そんな音でお膳立てされて、どんな音で入ればいいんだよ。もっとちゃんとやってくれないとこっちも困るんだけど」

という文句だったら全然いい。それは責められて当然であって、頑張らないといけない所だから

「そんな不味いケーキじゃ、どんなクリームフルーツを合わせたって美味しくならないから」みたいな話だし、それは「このケーキはこういう味と食感で攻めてきたか、そしたらクリームの味付けは…フルーツの切り方は…」という意識気遣いがあってのことでしょ。


勿論、上の文句に当てはまらない、本当に上手な人もたまにいる。

ヘボい音でしか伴奏できない我々が思わず恥じ入るほどだ。

でもそういう人は、漏れなくプロのレッスンを受けて研鑽を惜しまない人で、吹奏楽上がりというだけの人は大概ダメ

信じられるか?社会人になってからレッスンでオーボエを始めた人が、技術面はともかく、音楽面では中学からの吹奏組よりセンス良い音してるんだぜ?

もうチューニングのAからして違う。

吹奏組は全員「ヘビが出てきそうな音」がチューニングにおけるデフォルトである。お前そのヌメヌメした音でソロ吹くのかよ?そうじゃないならソロの音でA出さなかったら意味なくね?そもそも合ってるように聞こえねーし。

と、自分コンマスだったら相手がキレるまで詰めてやりたい。

一方、個人レッスンやってる人は本当に合わせやすい音を出してくる。聞けば「やっぱりぶら下がった音とかじゃなく…」と言っていて、全くその通りという感じだ。というか、綺麗な音で吹いてくれたら弦の人間は何も文句言わない。この感覚も、吹奏上がりには理解されないんだよなあ…当たり前だと思うんだけど。

2016-01-02

あれから3年

http://anond.hatelabo.jp/20130102142639

↑の日記を書いた元増田です。

丁度3年経ち、近況を書いてみる。


元の日記を書いてから程なく、ヴァイオリンソロレッスンを再開した。

そして、今年からモーツァルト協奏曲(某有名教本のラスト2巻に載ってるアレ)を習うことになった。

あれから更に色々調べたのだが、普通モーツァルト協奏曲の3・4・5番のいずれかを弾き、メンコンという流れらしい。

なので全てが順調に行けば、年内にも念願のメンコンに取り掛かれる可能性が出てきた。

はいえ、先生とは

メンコンで学ぶことはメンコンしか学べないことだけにしましょう。つまり、それ以外に必要技術はより簡単な曲で身に付けておいて、メンコンに取り掛かったら一気にクリアする方向で」

約束しているので、自分の実力次第ではメンコンの前に「寄り道」する可能性はゼロではない

結局、ここまで来るだけで3年かかったわけだが、これが早いのか遅いのかは良くわからない。


正直レッスンは厳しかったけど、付き合ってくれた先生には感謝している。

当時はわからなかったが、レッスンを通じて自分の実力を正確に把握できるようになって、自分目的がいかに身の程知らずだったか痛感させられたからだ。

狩りに例えるなら

「弓矢の基本的な使い方は分かっていて、小動物くらいは狩ったことあったかな」

くらいのレベル

「トラを狩りたい!」

と吹いたようなものだ。

普通だったら

あなたさー、もういい歳なんだから寝言は寝てから言いましょう?」

門前払いされかねない話なのに

「なるほど、つまり増田さんは本当に上手くなりたいんですね?」

と前向きに解釈してくれたのは幸運だった。


ちなみにこの3年間でやったことは以下の通り。

これらを体得するためのレッスンは、上述の通り厳しかった。

もう毎回

「ああ、今日も弾けなかったな」

と半泣きで帰ってくるのが当たり前だった。

え?レッスンでそんなの普通だろって?うん、そうだね、変なこと言って悪かった。


そんな厳しい修行っぽいことをここまで続けられたのは、レッスン以外でアウトプットの向上が確認できたからかも。

主にオケカルテットで。

オケは毎週練習があるので、レッスンで教わった時はたとえ半信半疑指導内容であってもオケでは即実践、それも非常に難しい曲を弾く中で実践

「おお、確かにこれはいい!」

と必ず納得する結果になった。

そして最近

増田さん上手いから」「増田さんと同じプルトだったので本番は安心して弾けました」

と言われるようになり、更に今まで全く相手にされていなかった「主にコンマスと2ndトップ+αで構成される、よく弾ける経験者の互助会的仲良しグループからトップサイド(トップの隣の席)へ頻繁にお呼ばれするようになった。

これは別に偉くなったわけではなく、狩りに例えるなら「この人なら確実にこの獲物を狩ってくれる」という信頼を得たことを意味する。ってモンハンかよ!モンハンやったことないけど。

逆に言うなら、以前の自分の腕前は「幼少からやっていてその程度」だったわけだ。それどころか、率先してノイズを出しまくっていた自分は、パート内でも腫れ物ないしアンタッチャブル存在になってしまっていた。

その頃と比べたら、今の周囲の扱い方の変わりようは驚異である

一方、カルテットオケと違って本番という期日がないので、同じ曲を数カ月ぶりに弾いてみる機会が結構あるのだが、弾くたびにより弾きやすく、かつ綺麗な音が出るようになっていて、メンバーから評価も上々だったり。また、弾ける曲も徐々に増えてきた。

こうした実践の場があったことが、レッスンを続ける原動力になったのは間違いない。


以前、先生から

「弾けないと楽しくないんですよね」

と言われたことがあって、その時は全くピンとこなかったけど、今だいぶ弾けるようになって、確かにその通りだった。

しろ、今が一番弾いていて楽しいのだ。もっと上手くなればもっと楽しくなるだろう。

勿論、弾けないなりに楽しみを見つけるやり方も全然アリだと思うけど、自分はそこまで器用じゃなかった。

だって物心ついた頃からやってることはもう体の一部であり、心の一部であり、人生の一部なのだ

それが誰から評価されず、自分でも納得できないとか、ケツの座りが悪くて仕方がない。

そんなことに今頃気付かされた。


とにかく、こうなったらもっともっと上手くなって、プロにはなれないにしても、セミプロ級くらいには高めたいと思っている。

その為に、メンコンの更に先、最終的に目標とする曲も既に決めつつある。

今はまだ夢のまた夢だけど、夢に若い若くないは関係ないし、希望はいだって大切だと思う。

そんな決意を新たにした新年だった。

2009-01-05

イカスミのように真っ黒い液体が自分の中でうろうろしている。

昔所属していた学生オケでトップ争いがあったとき

陰口が渦巻いてる状況に耐えられなくなって誰にも何も言わずオケを辞めた。

それでも、オケで弾くのが楽しい時もあったじゃないかと思って

他のアマオケに入ったけれど

「他人の邪魔にならないよう弾かなきゃ」という意識が先行して

一人で勝手に緊張を感じてフェードアウト

学生オケ時代の知人が立ち上げるオケに立ち上げから関わったら

またオケを好きになれるかもしれないと思ってすごくいろいろ頑張ったけど

他の運営メンバーにうまく仕事振れなくて、フリーライダーを作ってしまい

でも誰にも自分のしんどさを伝えられなくて一人でいろいろ抱え込んで、

第一回演奏会終わった直後に高熱出して寝込んだ。そのオケも辞めた。

楽器を弾くのが全然楽しくなくなったので

バイオリンを試してみたいという友人のところに貸した。

楽器ケース見るのも嫌だった。

どんなに練習しても超えられない壁があって、

自分の体なのに言うこと聞いてくれなくて、もう嫌だと思った。

上手くなりたいのにどうしたらいいのかわかんなくなった。

好きだったはずのものを嫌いになっちゃうのってものすごく悲しい。

学生オケ内の政治力はその人の楽器の腕とニアリーイコールだから

あの時、周りを黙らせるくらい楽器が上手かったら

少しは状況が変わっていたのかなとも思うけれど

そういう訳でもないんだよな。

言いたいことがある時はその場で言わないとだめなんだよな。

去年の秋、システマチック基礎練を教えてくれる先生と出会って

今は少しずつ基礎の練習からもう一度さらってる。

長いこと蓄積してきた体の癖はそう簡単に抜けてくれないけど

構えを変えたら明らかに響きが変わった。

浅田真央自分ジャンプの悪い癖を3週間で修正したってTVでやってたけど

それができるのは本当に本当にすごいことだと思う。

あと、たまたま今の学科内で弦楽四重奏のできるメンツが揃ったので

時々四重奏を合わせてる。

まだまだ上手く弾けないところもあるけれど、気の合う4人で弾くのは楽しい

オーケストラみたいな大規模な組織でなんかするのは向いてなかったみたい。

ほんと学生オケコンマス決めの時は怖かった。

何人かと雑談してて、コンマス候補の子が席を外した瞬間、悪口の大炸裂。

もう( ゜Д゜)ポカーンとしてなにも言えなかった。

さっきまでニコニコ楽しげに雑談してたのに。

あと、自分楽器の腕に対してこだわりすぎてたことに最近気づいた。

音質は悪くないんだけど、基礎がないから音程アーティキュレーションがめちゃくちゃ。

生き急ぐこともないんだよな。

解決すべき課題がきちんと見えてきただけ数年前より格段にラクにはなってる。

今年は楽しく楽器の弾ける年にしたいなあ。

 
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