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はてなキーワード: 入試問題とは

2021-01-26

最近見ているYouTube動画

馬とか牛の削蹄動画

馬とか牛の伸びてきた蹄を切る動画。関連動画を辿って一生見続けてしまう。馬が好きなこともある。

馬などは脚にケガを負って自立不可能になると、心臓内臓疾患にかかって後は静かに死を待つだけとなってしまうので、安楽死措置が取られる。なので蹄のメンテ結構大事作業だと思われる。

日本海外で使われてる道具の違いとかも面白い

美大入試問題の模範解答(?)動画

動画投稿者本人には一切興味ないんだけど(なんならミュートして見る)、課題制作過程面白い

アシナガバチ動画

営巣とか子育て動画スズメバチ類が異常に攻撃性が高いだけでアシナガバチ類は「比較的」穏やか。寄生蛾に幼虫や蛹が狙われたり色々苦労が絶えない。

関連してミツバチ動画結構見た。

キャットグルーミング動画

猫よりは犬が好きだけど見てて学びもあるし癒される。

ShivFPS氏の日本語字幕付き動画

APEX最強バンガロール使いのShiv氏の配信日本語字幕ついてるやつ。喜怒哀楽が常に大爆発しているので笑ってしまう。美人女性配信者の前では急に紳士になるのも面白い(Shiv氏の本質的な人の良さみたいなものが感じられる)。

APEX自体動画勢。

見ててFPS酔いすることがあるので、その気配を察知したら、その日は見るのをやめる。

2021-01-22

任天堂Youtuberが犯したAmongの読み方に関する罪状

かのゲーム産業第一人者である任天堂は、Nintendo Switch人狼ゲーム「Among Us」が移植されたとき、こう言った。

「アモング アス」と。( https://www.youtube.com/watch?v=VXVNbXIuRpM

学のない世のYoutuberはこの発言に騙され、このゲームを次々と「アモング アス」と呼び始めた。

任天堂発言があるまでは「アマング アス」と言っていた人でさえ、である

しかし、英単語"among"の発音は、カタカナで書けば間違いなく「アマング」なのである

発音記号は"əˈmʌŋ"。"o"の発音に該当するのは"ʌ"。

これは、"cut"の"u"や"come"の"o"と同じ発音である

訛りなどない一般的発音で、誰がこれらの単語を「コット」や「コム」と言うだろうか。

しかも"among"は中学校学習する英単語である

ご存知だろうが、今は高校受験シーズン真っ盛りなのである

もし、この単語を間違った発音で覚えてしまい、それが入試問題発音問題に出たらどうする気なのか。

無論、まともに勉強していない受験生も悪かろうが、

誤った発音を世に発信してしまった任天堂、そしてそれを何の違和感も覚えずに拡散し続けるYoutuber

その両者の罪は重い。

再掲になるが。

受験生諸君、"among"の"o"の発音は"cut"の"u"や"come"の"o"と同じ発音である

ゆめゆめ間違えることなかれ。

2021-01-21

今年の国公立入試問題 化学予想

マスクの素材を題材にしたのがどこかで出る

ポリウレタンポリエステル効果の違いとか

2020-12-14

大学入試センター試験だけで十分

二次試験無駄である

まず言うまでもなく、二次試験を行う場合問題作成・管理試験実施・採点のコストがかかる。単純にセンター試験の点数順に合格者を決めれば、これらのコストはかからない。

次に、二次試験には悪問が多い。大学入試には毎年、ほぼ全ての大学で、手をつけなくても合否に影響の無い難問奇問が出題される。これは試験役割を全く果たしていない。入試問題は、高校勉強の習熟度を図るために作成されるべきであり、一部の入試マニアの嗜好を満たすためにあるのではない。

勉強熱心な受験生諸君には残念なお知らせだが、二次試験対策は、大学で学ぶ上で何の役にも立たない。大学入試問題は、上に述べたような入試マニアを興奮させるための難問奇問にかなり偏っており、現実的入試対策の大部分はそれらの対策となる。この入試に出てくる難問奇問は、大学で学ぶ学問とはほとんど何の関係もない。実際、たとえば経済学部生が高校数学を復習しようと思ったとして、東大京大過去問を解こうとする奴は一人もいない。

採点のコストとも関係するが、入試問題の採点には採点者の主観が大いに関係する。どう言うことかと言うと、採点者によって採点基準が異なるので、採点基準にズレが生じると、採点者間で議論をして全体の出来とか諸々を考慮して、その都度採点基準が変わる。その基準は全く公開されない不透明ものである。だから、たとえば受験生が極限の問題ロピタルの定理を使って解いたとして、それがマルになるかバツになるかは状況によって変わる。「この問題はほぼ全員できていたから、点差をつけるために、相加平均・相乗平均の不等式を使うところで、xとyが正の数であることを明記していない答案は減点する」などということは普通にある。マークシートならば、このような不透明さは無い。

そもそも現実問題二次試験必要大学日本存在しない。東大ですら、合格者のセンター試験得点は8割弱〜9割後半まで、200点近いばらつきがあり、単純に点数順に合格させるだけで意味のある選抜になる。その上、センター試験には上記に述べたようなデメリットは無い。

令和2年12月14日

 「新型コロナウイルスSARS-CoV-2の分子構造を解析する」と謳い、

グリッドコンピューティングへのボランティア参加を呼びかけていた組織が、実は集めた計算能力ビットコイン採掘に利用していた事実Wall Street Timesの取材で明らかにされました。

 この組織リトアニア大学生15人から構成され、ウェブサイト上ではブルガリア分子生物学研究所を騙ってプログラムを配布。表面上は実際に分子構造の解析用プログラムを起動させながらも、裏ではビットコイン採掘プログラムが稼働し、配布開始から先週迄の2箇月間に推定600BTC(約12億円)の採掘成功したと見られています

 ボランティア参加者世界中1000万人を超えており、日本でも有志により結成されたTeamFivechが世界第4位の貢献を果たした事が話題を呼びました。今回の事件世界規模の感染症を利用した世界規模の詐欺と言えそうです。

 リトアニア警察現在容疑者全員の身柄を確保していますが、押収されたビットコインは70BTC(約1億4000万円)程度で残りの行方は判っていません。

 また報道後にはビットコイン価格は30%近い値下がりを見せましたが、報道の1週間前にも一時ビットコイン価格が大きく値を下げていた点から容疑者等の背後には大口投資家存在が疑われています

 

 

令和2年12月31日

 勤務するテレビ局番組企画を装い、架空企画への協力を大学企業に依頼したクジテレビAD日枝好男容疑者が、名誉毀損並びに業務妨害の疑いで逮捕されました。

 日枝容疑者は今年1月から8月にかけて「タピオカそっくりこんにゃくタピオカドリンクに入れ何も知らない客に売り反応を見たい」「6大学学長にお互い異なる大学入試問題を解いて貰いたい」等と架空企画を持ちかけ、その予算人員大学企業無償提供させようとした疑いが持たれています

 日枝容疑者は調べに対し「仕事に不満が有り、図々しい企画を依頼する事で自社の評判を貶めたかった」と容疑を認めているという事です。

 

 

令和3年4月3日

 DAU10億人超のSNS、Weisbookの利用者の約10%の個人情報が、半年前の6月から何者かにハッキングされ書き換えられていた事件の続報です。

 WeisBook社の発表ではこれによる個人情報漏洩現在確認されていないとの事で、またハッキングされた箇所にはGender Unknown Movementを意味する「GUM」の文字が羅列されており、昨年発生した「性別不明運動」を推進する為の思想的な犯行と見られています

 GUMとは、性別欄への記入に抵抗を抱く人達支援する目的から抵抗を持たない人も敢えて自分性別不明と表明するか逆の性別を表明する事により性別情報無意味さを主張し、将来的に個人情報の記入項目から性別欄を無くそうという趣旨で始まった社会運動です。Weisbookは旅券免許証等の公的書類準拠した個人情報のみを記入できる仕様なのでこの運動とは無縁の立場でした。Weisbook社では、性別情報自由な書き換えは仕様上起こり得ないという思い込みからハッキングに気付くのが遅れたと報告しています

 今回の事件には社会学者経済学者が大いに注目を寄せました。何故なら、Weisbook上に表示される広告個人情報基準として個人最適化された種類が選択される仕組みだからです。

 性別という消費性向に強く結び付いていると思われる情報が間違っていた場合男性化粧品女性に髭剃りといった見当違いの広告が表示されCTRClick Through Rate)は下がる筈ですが、ハッキングが起きた6月から情報修正される1月迄の6箇月間で、ハッキングされていないアカウントCTRが前年比0.8%減少していた所、ハッキングされたアカウントCTRは前年比0.3%増加していたという事です。

 Weisbook社では、性別以外の個人情報を多く揃えている為個人最適化に対する影響は小さかったと分析していますが、性別という情報広告個人最適化を行う上で経済的価値を持つのかを疑問視させる結果が浮き彫りに成りました。

 ミスカトニック大学データサイエンス学部フィリップス教授は「普段どのウェブサイトを見ても個人最適化された広告ばかりが表示される中、そうではない広告の物珍しさが功を奏した結果ではないか」と語っています

2020-12-10

差別のない大学」は存在しない。

なぜなら、全ての大学知的障害者入学差別的排除しているから。

「いや、知的障害という属性では排除していない。たとえ知的障害という診断名がついていても、入試問題が解ければ、入学できる」とあなた反論するだろう。

入試問題を解くには、紙に書かれた問題を目で見て読んで、鉛筆を持って手で解答用紙に記入する能力必要である

視覚障害がある場合は、点字入試という障害に応じた配慮が受けられて、「紙に書かれた問題を目で見る」能力に欠けていても、大学合格することができる。

手に障害があり鉛筆を持てない場合も、障害に応じた配慮が受けられる場合が多い。

しかし、知的障害者大学受験する場合障害に応じた配慮が受けられない。代理の者による回答、簡便な入試問題などの配慮が認められない。

身体障害者なら与えられる、障害に応じた配慮が、知的障害者には一切与えられないのだ。。

から大学知的障害者入学差別的排除していると言える。

そもそも大学知的能力による差別助長する機関である

知的能力が高い者に、より高い収入社会的地位を得られるようアシストする。

大学がなければ、知的能力の高い者と知的障害者収入格差は、もっと小さくなるはずだ。

大学とは本質のところで、差別肯定する、差別的機関なのである

しかも、大学勉強することで、この「能力による差別」を正当だと認識するようになるから大学では差別助長する教育を行っているとさえ言える。

以上より、「差別のない大学」は存在し得ない。

2020-12-07

都立中高一貫校の受検対策について

https://togetter.com/li/1632892中学受験生の『1月分』の塾代のあまりの高さに驚愕する人たち「新卒初任給より高い」「どんな世界なの…」 について。

当方について

2児の父。といっても、ふたりともすでに高校生

二人とも都立中高一貫校へ進学。ただし諸事情により、別々の学校へ進学。

の子大手進学塾に6年生から通わせた。塾費は毎月3.5万円くらい、夏冬は+5万くらい。下の子は通塾せず。

https://togetter.com/li/1632892について

月額としてはふつうにありえる金額だが、冬期講習は思いっきりカモにされている。

入試問題はこんなかんじ。https://www.metro.ed.jp/koishikawa-s/guide/test.html

以前、中学入試対策でやっていたようなパターン化された受験対策必要なく、思考力・読解力・表現力を試そうとしている。

とはいえ、まったくパターンがないわけではなく、入試問題である以上、ある程度の対策可能なのだが、それを網羅的に詰め込もうとすると子供家計にひどい負担がかかる。

中高一貫校ターゲットにした塾では、いわゆる算国理社の基本的指導のほか、過去問題や似たような傾向の問題を中心に、どうやって考えていけばいいのを教える。

どんな子も、親切に指導されると、ある程度、回答できるようにはなると思う。

だが、塾に行ったからといって、合格に見合う回答をできるようになるかは別問題

あと、都立中高一貫校は「入学試験」ではなく「適性検査」、「受験」ではなく「受検」と表記するのが正しいので、「中学受験」と書くこのツイ主は多少認識が甘そうである

実際の入学者について

それぞれの学校保護者会的な活動をしているのでよくわかるが、たしかに優秀な子が多い。しっかりしている親も多い。

ただ、課金額と合格率にはあまり相関がなさそう。

3年生から塾に通った子もいれば、ほとんど通わなかった子もいるからだ。

課金たから入れることになった子もいると思うが、それと同じくらい、さほど課金しなくても入れた子がいる。

ブコメにある「3塁ベースに生まれる」というのは、この子が無事合格して初めて入えることなのではないか

とはいえ、受検対策課金しなかった親も、ほかのことには課金している気がする。ピアノバイオリン英会話など。

ということもあって、結局、親の文化的資本が子の入学率に影響を与える可能性は多大にあると思う。

どうやったら都立中高一貫校合格できるのか。

うちの場合は「親が一緒に勉強をすること」がいちばん効いた。

子供が解いた過去問を、両親それぞれが子供の目の前で考えたことを声に出しながら解いていく。

(必ずしも、ベストな回答をできる必要はない。)

適性検査問題は回答の仕方がひとつに定まらないことが多いので、「多様な考え方」や「ことなる解き方」を見て、それを今までの自分が育てられた環境と重ね合わせることでその子ならではの回答の仕方がかたち作られていく。

それを数ヶ月みっちりやれば、本を読む習慣があって、学校で習うレベル学習ができる子ならなんとかなると思う。

ツイ主は両親が高学歴でも太刀打ちできないと書いていたが、それは自分たちの思考力がないからではないか知識を問うものではないのだし。

そういう親は、多分やみくもに課金せざるを得ないのだろうし、そういうやり方だと合格必要自分考える力がつくかはサイコロを投げるようなものだと思う。

うちの場合は、上の子を通じて、通塾は受検対策としての最適なアプローチではないと学習できたので、下の子は通塾させず模擬テストだけ利用させてもらった。

あとは、たくさん遊ばせて、おもしろそうな本や記事動画を紹介して、子供の考えをよく聞いて、子供に考えさせて、一緒に過去問をやって...っていうことで受検対策は十分だった。

実際に、兄弟全員、都立中高一貫校入学させている親も多く、そういう親はいくら塾に投資するかじゃなくて、どうやったら子供自分で考える子になるかを主体においていることが多い気がする。

2020-11-23

anond:20201123123308

数学入試問題を解いてるのと同じ感じで、こうやればできる!っていう期待の元で書き進めているか苦痛ではないよ。

2020-10-27

anond:20201027142338

横だけど、受験生集団が違うから入試難易度に差はあるが、入試問題難易度にはそれほど差はないと思う。

少なくとも、東工大一橋大の問題を解けて、東大問題が”ほとんど解けない(元増田)”ということは考えにくい。

外語大は知らん。

anond:20201026003439

東大卒地方出身です。我ながら性格が悪いと思うが、元増田について、色々と納得できないので、ネチネチと指摘しておく。

増田は、「東京国立大学」に入学し、その後、東京で育った子供が与えられる塾教材を見て、「私も東京に生まれていれば東大に受かったのに」と書いている。

東京国立大学東大の他に、東工大一橋大、お茶の水東京医科歯科大学東京学芸大農工大芸大電通大といったところがある。インカレサークル東大生と知り合ったとあるから、恐らく増田お茶の水ではないかと思う。

大前提として、東大入試問題比較オーソドックスであるお茶の水学生が、高校予備校の教材を見て、「これが有れば合格できたのに!」と思ったことに対して共感ができない。育った環境の中でお茶大には合格することができたが、その先の東大との差を埋めるものは教材なのか。教材を見て、その差をうめるための何かを感じ取れるほどに受験をやっていた人間ならば、東大入試は、赤本チャート式で行けてしまものだと思う。そんなの嘘だろ、と思うかもしれないが、東大中の人間には入試はそのように見えているのであり、そう見えていないのはあなたが「わかってない」からである冗談抜きに「ドラゴン桜」を読んでみよう。あれはよく書けている。

入試問題の癖とかアドミッションに関する諸々に対する最適化という意味では、都市部の塾予備校中高一貫進学校メリットがあるのは事実で、たとえば、「予備校に行っていれば早慶受験対策ができたのに!」「あの高校からであれば指定校推薦取れたのに」とか、「もっと視野が広がる環境であれば海外大学を受けていたのに!」と思うのであれば理解できる。が、繰り返しになるが、お茶大と東大の差を環境で埋める、というのは理解しづらい。

一方で、そもそもお茶大でないとするならというのもあるが、こちらは更に納得感に欠ける。東工大一橋大や外語大であれば、東大本質的入試難易度の差は無いので東大に入らずそれらの大学に行ったことを環境のせいにしないだろう(これらの大学学生には自分東大生に劣っているとは思って欲しくない、という私の勝手な願望もある)。学芸大電通大以下であれば逆に偏差値が違いすぎて環境云々の差以前の問題であるし、普通感覚ならこれらの学生自分東大はいることを想像しない。

増田お茶大なら、という前提のもとで穿った見方をすれば、かの学校校風やら学内のなにやらに、地方出身のぽっと出の真面目な学生が影響されてるだけのように思える。負けず嫌いなのはいいが、ぜひこの先の人生を間違えて欲しくない。例えば学歴ロンダリングだけを目的仕事をやめて東大の院に入りなおす、とかそういうのはやめよう。書いてて酷いと思うが、上記が私の結論である

地方都市部教育格差

https://anond.hatelabo.jp/20201026003439

バズってる増田を読んだ。

日本海側の3万人クラス田舎出身人間としては共感しかないのだが、嘘松扱いしている人がいるのがなんかむかついたので、私のエピソードも追加して地方の状況を広めたい。個人的には下記の3つが地方の不利さだと思ってる。

大卒で就ける仕事ロールモデルがいない件

元増田も挙げていたが、地方に住んでると高等教育を受けた後に就ける職業イメージが全くわかない。なんていうか、大学進学率が2割台で大卒仕事自体があまりない町なんで、両親や親類、先輩と言った周囲の大人ロールモデルとなる人が全然いないのだ。うちの家族も俺がはじめての大学学者だったりする。そんな俺の10代の頃のイメージはこんな感じ。

医師→都会から来る偉い先生か町1番の秀才

公務員市役所職員(官僚なにそれ?)

金融信金さん(都銀外資系存在しない)

弁護士ドラマ世界の住人

工学部卒のエンジニア→箔のついた工業高校出の現場作業員

建築士→箔のついた大工さん

研究者少年マンガサポートキャラコナン阿笠博士的な発明家ぽい人

その他商社マン広告代理店とかの文系花型の仕事司法書士公認会計士等の仕業そもそも大学行ってから存在を知ったぜ!

見えてる世界が狭かったんで、将来像がそもそもはっきりしないんだよな。俺は結局地方国立工学部に行ったんだけど、箔のついた工業高校だと思ってたから授業で微積をまたやるのに驚いた。なんせオープンキャンパスでは面白理科実験的なことしかしてなかったんで。今となっては笑えるエピソードだけど、地方高校生認識ってマジでこんなもんだと思うよ。

公立中学校の劣悪さ

個人的にはこれが地方の最大の問題点かなと思ってる。3万人の地方田舎町でも、高校には進学コースがあってそれなりにレベルの高い教育を受けられた。ところが中学校ダメダメ動物園状態英語リーディングで笑われるのはまあデフォルトとして、廊下自転車で走るヤンキーがいたり、冬場にストーブ教科書を燃やしたりする馬鹿かいしょっちゅう授業が中断して学習できる環境では無かった。だけど義務教育なんで進度別のクラス分けとかあるわけもなく、校区制なんで学校選択肢もなく。先生も進学熱が無いというか、金八先生に憧れてるようなタイプが多くて生徒指導のことしか頭がない。もしもタイムマシン過去に戻れるなら親に無理を言って県庁所在地中高一貫受験してるだろうな。だけど地方で育つと中学受験という選択肢に思い至らないんだよな。そもそも田舎には通学1時間圏内に進学系の中高一貫自体が無かったりするのがザラなんで。

学習方法や教材の情報の無さ

コレは最初の項目と少し関連してるかもしれない。Amazonが普及した現在でも、参考書は実際に手に取って使ってみないとわからない部分が多いものだが、地方だと蔦屋併設の本屋が町に一軒だけ見たいな事が多くて置いてあるのがせいぜいチャート式赤本だけだったりする。この選択肢の少なさは正直キツかった。もちろん予備校とかも無いので、入試対策全面的高校教師を信頼するしか無かった。幸い俺の担任地方国立数学科院卒の経歴で、難関大学入試問題もスラスラとけるような頼もしい人だったんですごく恵まれてたんだけど、一つ下の学年は教育学部出身ちょっと頼りない先生だったんで、教師ガチャの要素がデカいなと思えたのだ。

まあ同じ地方でも、県庁所在地まで行けば話が変わってくるもしれない。紀伊国屋ジュンク堂的な大型書店があって多種多様参考書を手に取って見れらし、進学校存在してるから、実際に使ってる友人に見せてもらったりできるんでハンデは小さいかもしれない。周りにも県立なんたら大に通うような大学生があるから、それこそ友達のお兄ちゃんとかが自宅から通ってたりして、ノウハウエピソードを聞いたりできそうだし。

そんなわけで

俺も普通に地方は不利だと思うよ。特に県庁所在地以外。

2020-09-20

弟に捧ぐ、地方なんちゃって進学校から塾無しで東大合格するためには

東大に入ったからといって自慢気に勉強法を語るやつは、未だに勉強法しかイキれないつまらないやつに違いないので私は大嫌いなのだ

一回り年下の弟が現在高校生ということで、100% 彼のためにこの記事を書く。

先日勉強法を聞かれたが、SMSLINE で長文を書く気にはなれないのだ。そのため、この記事URL を君に共有する。

note あたりは新規登録が面倒だったからこの匿名ダイアリーで許してくれ。

心構え編

からないことに慣れるな。

東大入試といえども所詮高校までの範囲なんだからガチれば誰でも理解可能だ。

あるのは高校3年間という時間制限だけ。私もギリギリではあるが合格水準レベルには理解した。

君の同年代にも合格水準に達している人もたくさんいるだろう。

私や彼・彼女らにできて君にできないものなんてないと信じろ

今まで習ったこともこれから習うことも君が理解できないわけがない。勉強に関して傲慢であれ。

一方で、わからないことに関しで敏感であれ。

例えば化学で「液体を加熱する際に沸騰石を入れる理由を答えよ」という問題があったとする。恐らく君はこう答えるだろう、「突沸を防ぐため」と。

テストではこれで十分かもしれない、でもこれで本当にわかったと言えるのだろうか?

そもそも突沸とは何か?急な沸騰だ。急な沸騰を防ぎたい理由はなにか?急な沸騰により容器からあふれた液体が予期せぬ場所にかかるた危険からだ。

高温でやけどするもそうだし、常温でも人体に危険な液体を取り扱っているかも知れない。

では急じゃない沸騰があるのか?そもそも沸騰とはどのような現象か?沸騰石とは何か?沸騰石である必要性とはなにか?

これらの問に答え、自分の中での論理の飛躍を解消して初めてわかったと言えるのだ。

丁寧に論理の間を埋める癖をつけよ。これはすべての教科に、ひいては今後の人生において必ず役に立つはずだ。

私の高校時代と変わりがないなら、君の高校では批判的思考を身に着けろと先生方が口を酸っぱくして言っていることだろう。

しか批判的思考定義を教わった記憶はないし、君も教わってないであろうことは想像に難くない。

その上で私は「批判的思考」を「世間一般で言われている当たり前のことを、分解し、自分の中で再構築することで理解議論を深めるための営み」だと解釈した。

批判的思考を無批判に身につけさせる教育方針はどうかと思うが、この「批判的思考」を身につけるのは悪くないのではと言いたい。

勉強時間

私が受験生とき本屋勉強法について書かれた本をあらかた立ち読みして実感した。

異世界転生チートのような簡単に劇的に成績が上がる勉強法など無い。

ググればすぐ様々な文献が出てくる通り、成績と最も強い相関があるパラメータ勉強時間だ。

勉強時間とは机に向かっている時間だけではない。

朝起きて身支度をする時間、通学時間、お風呂に入っている時間等、隙あらば自分テストしろ

「点と直線の距離公式を導出できるか」「because of とほぼ代替可能なほかの言い回しは思い出せるか」といったことを考えるのだ。

思い出す訓練、これも勉強だ。これで勉強時間は飛躍的に伸ばせる。

逆に、机に向かって参考書を開いただけで勉強しているつもりになってはいけない。

君のクラスにもいるだろう、君より勉強時間が長いはずなのに成績が君より下なクラスメートが。

彼・彼女らは勉強したつもりになっているのだ。

勉強時間集中力という名の効率パラメータで容易に裏切られる

集中力を以下のように私は定義していた。

100%:気がついたら時間が経っていたといったようなある種のトランス状態

0%:ただ参考書を開いているだけの状態

自分の中で今どれくらい集中できているか常に意識せよ、でもって 50 % を切るようなら気分転換をするか寝ろ。

勉強したつもりになって仮初の安心感を得るのが一番危険だ。

勉強法

私にとって一番成績が伸びた勉強法を白状すると、大学合格後に経験した大手予備校の採点アルバイトだ。

具体的には予備校生が解いた過去入試答案にひたすら赤ペンを入れる作業である

私が最も得意とした化学担当した。東大だけでも過去 10 ヵ年分について各年度ごとに少なくとも 10 人分は採点しただろう。

1 答案に付き○円の出来高制で結構稼がせてもらった記憶がある。

過去問を 10 周もやると東大といえども入試問題パターンゲーだということが見えてくる。

現役時代私の化学得点率は6〜7割程度だったが、荒稼ぎ後に気まぐれにその年の東大入試化学を解いてみたら9割ほど得点できた。

また、採点バイトは、ただ過去問を何周もする以上に内容が身についた。

なぜなら各回答に対し模範解答と答案をにらめっこし、生徒がどこで躓いたのかを明らかにした上で

正解までの道筋相手がわかるように文章説明する必要があるのだ。

すべての問題に対して、解ける、ではなく、教えられるの水準を要求されるのであるしかお金をもらっているので逃げることが許されない。

同級生東大志望の人が他にいるようなら実践模試の返却答案を土下座してでもコピーさせてもらうといい。できれば5人分ぐらい。

それに赤ペン先生になったつもりで添削指導をしてみてほしい。その添削結果を再度同級生に返却するかはおまかせする。

騙されたと思って試してみてほしい。普通に解く以上に身につくからマジで

最後

勉強法以外で私が高校時代に知りたかったのは、東大生にもアホはたくさんいるということだ。

日本地図がまともに描けない人(本州を北東から南西ではなく北西から南東に向かって描くのだ、その人、関 "西" 出身なのに)とか、

2を素数じゃないと勘違いしている人(英語が得意で合格した人は数学が壊滅的がち)とか、

魚が跳ねるの跳ねるという字が漢字で描けない人(私)とか...

こういう等身大東大生にふれる機会がないので、あんなアホどもが合格できるんだから自分合格できると錯覚できる機会がないのが地方の痛いところだなと。

東大を目指す目指さないに関わらず、あまり東大東大生を神格化すべきでない。彼・彼女らも君と同じ所詮人間なのだ

というわけで、これ以上私をつついても勉強については何も出てこないので、ここまで読んだなら今後勉強に関して私に質問はしないでほしい。

2020-09-14

数学入試問題でよく言われる「問題の背景」って全問題にあるの?

円周率が3より大きいことを示せ』とかよく言われるけど、

2020-08-28

院試落ち 教授からは才能がないと言われた23高学歴童貞運動音痴コミュ障子ども部屋おじさん

23歳がおじさんに該当するかどうかはこの日記主題ではない。

この日記は似た境遇経験した方々を探したいという思いと

自身の半生を振り返りたいという思いからつづる日記である

先日私は大学院入学試験に見事に不合格となり、春からの進路を失った23である

まずは現状をつづりたい。

東大京大には及ばないもの世間一般から高学歴といわれても差し支えのない大学

化学系の学部入学し、その後一度の留年を重ね、

卒論以外の取得単位を得たのち自大院試を受け落ちてしまった。

その後、院試の筆記の結果やいままで5年間の期末考査の出来などから

講義にはすべて出席し提出物もすべて出しているにもかかわらず筆記試験の点数が悪い。真面目なのはいいことだけどこの分野は向いていないと思う。就職した方がいい」

アドバイスを受けてしまった。

次は、大学入学後5年間は化学以外の勉強インターン等のその他自身にとって有益となる活動を一切せず

滑り止めとなるような院試を受けずに油断していた私がこれから何をすべきなのか

自身の半生を振り返ることで考えていきたい。

小学生の時、私は体が弱く、そしてどんくさい奴だった。運動神経だけではない、会話の流れが早くなればついていけなくなるような頭の回転という面でもどんくさかった。

ただし、家庭環境は非常に良かった。

小学校6年間通して進研ゼミ(発展ワーク等のオプションを含む)を受講し、中学受験を控えた5,6年生の時には塾に通わせてもらったこともあり

学業で大きく後れを取るようなことはなく、

自身の頭の回転の遅さを自覚することなく育っていった。

そして、中学受験、私は志望校に落ち公立中学へ進学することになる。

(一つ言い訳をさせてもらうと、一般的な私立中学を受験したのではなく、公立中高一貫校のみを受験したため、滑り止めといわれるような学校受験していない)

中学校では、受験に落ちた悔しさをバネにし勉強をしたため、かなり上位の成績を維持することができた。

今思うと学業において周囲の人間に頼りにされていたあの頃が最も自己肯定感に満ちていたように思う。

しかし、高校受験、再び第一志望に落ちてしまう。今思うと悔しさをバネにできたのは最初の1年間で残りの2年間は惰性で勉強をしていたような気もする。

ただ、それでも曲がりなりにも周囲の人間よりも勉強をしていたこともあり名のある進学校の一つには合格することができた。

高校の時は文武両道を目指し運動部にも所属

生来身体の弱さから部内での活躍底辺であったがそこそこ真面目に取り組んだため楽しかった)

したが、

その後あろうことか娯楽を覚えた私は自身長所である学業の成績を大きく落とすこととなる。

その娯楽とはオタク文化なのだが、自身集中力を削ぐ一番の原因は、当時大きく普及したスマートフォンオタク文化と大きく相性が良かったことのように思う。

中学の時とは違い名のある進学校、1年という月日は周囲の人間自分学力の差をどうしようもないほどに引き離すには十分すぎる時間であった。

そのことに2年生時に気づくも3年に進学するまでの一年間では埋めることはできず、少し勉強に力を入れた程度では

その差をこれ以上広げないことしか出来なかった。

ここで私の当時の教科ごとの成績を確認したい。

英語、最も大きく成績を落とした科目、またどの大学を志望するにも必ず受験する科目でもあり、そして当時から現在にかけてまで私を苦しめる存在

数学中学当時最も得意だったが、平均以下にまで落ち込んでしまう。その後も学内平均を行ったり来たりを繰り返す。

国語中学の時から苦手であり、膨大な文章を読むと眩暈がするため真っ先に大学受験から切り離した。今思うとこれが不得意であることが頭の回転が遅い一番の証明であるかもしれない。

理科物理化学生物地学のなかで唯一化学けが学内上位の成績をとれた。これが化学系の学部を志望する要因となる。

社会センターのための倫政以外の勉強は一切しなかった。

化学しか得意科目がない以上理系に進学する以外道がないように思い、進学校であることも相まって国立理系志望となる。ただし成績不振であることから東大京大は目指せなかった。

3年生、国立理系志望、東大京大でなくとも名のある大学第一志望にしていた私は自身の成績では到底足りないことを自覚夏休みの40日間、22時就寝3時起床の生活サイクルを維持しながら合計600時間勉強を達成する。このモチベーションを維持したまま大学受験突入したこともあり見事現役で第一志望に合格。今思うと当日の入試問題たまたま得意分野が出題される、苦手分野は誰も解けないくらいの高難易度などいくつもの幸運が重なった結果であり、

担任教師からですら浪人すると思われていたが、合格した。

人生で初めて第一志望に受かった瞬間だった。

しか第一志望に受かったからと言って

その後にすべてうまくいくわけではない。

大学入学後、5年間、この期間を振り返るとあまりにも無為に過ごしたと言わざる負えない。

大学生たるもの学業以外の活動も行うが、アルバイトはどれも長続きせず、サークル活動では自身のどんくささから後輩から説教を受ける始末。

何も成しえないがしか学業においても多くの必修単位を落とし留年。1年後卒論以外の卒業単位をかき集めるも院試には落ちてしまう。

教授曰く、「講義にはすべて出席し提出物もすべて出しているにもかかわらずあらゆる筆記試験の点数が悪い。真面目なのはいいことだけどこの分野は向いていないと思う」

とご指摘を受ける。また、TOEICの点数も非常に悪く驚くことなかれ400点以下。救いようがないのは事実

院試の結果が出た際、自身の親からは「大学受験の時ほどの必死さがなかった。」と指摘を受ける。

自分もっと頑張れば院に行ける人間なのか。それとも教授が言っているように向いていないのか。

上記のように自身が今まで頑張ったことが勉強しかない人生。その勉強ですら院試落ちという結果に終わってしまった。

就活、ほかの大学院受験など選択肢は無数にあるがどれを選択するのが自分にとって最善なのかわからない。

anond:20200828130545

進学校は結局、画一的入試問題が解けるようになることが目的なので、学校別にガラパゴス化した考査問題を解かせる意味が無いと思う。

進学校では、ガラパゴス化した考査問題でも、教科書会社が作った正規化された単元テストでも、正直どっちでもいいだろう。教員負担軽減という点では、後者の方が良いはず。

2020-07-31

東大 薬学部への入試問題

180cc

を測れない計量カップがありこのカップでは200CCと400CC 500CCを測ることができます

1合を180CCとしたばあい 5合抱き炊飯器で3合のお米をく方法記述せよ 容積を計量しないのならデジタル重さ計量器などは使っても良いとする

2020-07-25

偉い人が国民に「勉強しろ」という意味

偉い人が国民に「勉強しろ」っていうのは、役に立つ技能は直接教えられないけど、学校勉強をすれば、1000人に1人くらいは、それをきっかけにそういう技能を身に付けることを期待しているわけ。

から、明らかに1000人中999人側の人が、「勉強重要性」とか説くのは、すごく滑稽なんだよね。

特に社会人になって高校勉強とかをやり直して、「勉強は直接役に立たなくても学ぶ姿勢大事」とか、何かを悟った気になってる奴。お前が一番イタい

ぶっちゃけて言うと、「学校勉強」と「専門家が身につけている技能」はあまり関係ない。だけど、後者を直接教えることは無理だから学校勉強という「方便」を通じて、ごく一部の賢い人が後者を身につけることを期待するわけ。

それが分からずに、いい年こいて大学入試問題評論とかかまして、知識人ぶって大人は最高にイタい。その部分は単なる方便であって、真の意味での知識学力ではない。いい年こいた大人が「お天道様が見ている」みたいなことを言葉通りの意味で信じているくらい恥ずかしい。

2020-07-24

ぶっちゃけなことをいえば、数学者になりたいなら

 →東大に落ちた時点で、即あきらめましょう

 →東大理Ⅰに入っても、教養学部 前期課程数学

  「なんじゃこりゃ!」と思ったら、即あきらめましょう

 →東大数学科に入っても、大学院入試問題見て

  「やべぇ・・・」と思ったら、即あきらめましょう

 →大学院に入れたとしても、ロクに論文も書けないなら

  ・・・もう十分でしょう、あきらめましょう

いいですね?私、さんざん注意しましたよ

それでも身の程知らずに挑戦して

人生棒に振ってもあなたのせいですよ!(マジ)

2020-07-14

高校数学は教える意味があるのか?

まず、ほとんどの人は学校を出たら数学なんて使わない。

まあ、使ったとしてもせいぜい2次方程式くらいだろう。

だったら要らないんじゃないか

その時間もっと有意義なことに費やした方がいい。

よくありそうな反論は、大学理系に進む人には必要というものだ。

しかし、そういう人は数学物理なんか学校で習わずとも自分勉強しているだろう。

コンピュータプログラミング好きな人は、別に誰に教わらずとも自分でどんどん進んだことを勉強するのと同じだ。また、そういう人でなければ、少なくともプロ技術者としては役に立たないだろう。

これに関する反論は、学校で教えているから、それをきっかけに興味を持つ人が出てくる、というものだ。

これは以下の点から現実的にはほとんど効果がないと思う。

まず、数学をきちんと教えられる教師なんてほとんどいない。小学校で掛け算の順序問題みたいなくだらないことをやっているようだが、中学校以上でも似たようなものだろう。そこまでひどくないにしても、現在数学教師数学最先端研究あるいは工学物理への応用などを理解して教えている人はほとんどいない。

これがまさに小学校へのプログラミング教育の導入に、多くの現役エンジニアが反対した理由だ。実用的な技術を伴ってプログラミングを教えられる教員なんていないし、プログラミング本質関係のない用語の暗記や穴埋め問題テストで、生徒はむしろプログラミングが嫌いになることが容易に想像できるからだ。数学もこれと同じじゃないだろうか。

そして、そもそも学校の授業がきっか数学に興味を持って、将来数学関係した専門職につく生徒なんて、日本全国で数えても誤差の範囲だろうと言うことだ。

これは、これだけプログラミング流行っていて、プログラミングスクールなどがあっても、実際にプログラミングを身につける人がほとんどいないことからも分かる。数学プログラミングなんかよりもずっと難しい。

また、高校数学専門家が使う数学は、本質的に異なる。高校数学入試問題は、言ってしまえば限られた知識たまたま上手く解ける問題を集めただけであり、それができたからと言って数学能力があると言えるわけでもない。

高校数学問題が良くできたところで、それは専門家にとってはよく知られた理論特別場合に過ぎなかったり、あるいはただ上手い解き方が存在するだけで専門的な数学とは何の関係も無かったりする。

要するに、高校数学きっかけに数学に興味を持ってもらうには、高校数学の水準に留まらず、自分でどんどん勉強してもらう必要があるが、そういう人は現実的ほとんどいない。自称数学好きの人でさえ、多くは入試問題マニアになるのが関の山である

そもそも小学校レベルの読み書きそろばんはともかく、それより上のレベル教育なんて、上流階級のごく一部の国民にだけ開かれていればいいのではないか。その他の連中に教育提供しても、どうせ卒業したら忘れる。そういうもの税金を使うのは無駄である

大学教授とかキャリア官僚とかの学歴を見れば、ほとんどが有名私立進学校出身である。つまり田舎下流国民教育の機会を与えていただいても、勉強して社会に貢献するなんてことはほとんど無いのだ。無駄投資である。やめるべきだ。

2020-06-17

数学面白い」などと言う妄言

こんなことを言っている連中のうち、大学以降で学ぶ数学理解してる奴は1%にも満たないだろう。残り99%強は以下の2種類に分類されると思う。


前者は、たとえばフェルマーガロアラマヌジャン等の「逸話」が好きなだけとか、「数学の○○という分野が✕✕に応用される」みたいな話が好きなだけな奴である

こういう連中は数学に限らず、どこにでもいる。プログラミング等の具体的なスキルは無いが、技術トレンドを知ることでITぶってるような奴。率直に言って、私はこういう奴が嫌いだ。

あとは、数学的な内容が全く無いわけではないが、「0.999... = 1になるのは不思議」とか「Fibonacci数列の比が黄金比収束するのは神秘的」みたいな、どうでもいいようなことにいつまでも夢中になってる奴。

プログラミングで言えば、Hello worldとかFizzBuzzなどに、「感動」を覚えているよく分からない奴である。まあ、知能が低いのだろう。

後者については、まあ好きな人はそれでいいと思うが、単純に、私は全く面白いと思わない。

中学高校入試などに出てくる図形問題は、出題者はまず間違いなく余弦定理などを使って答えを求めている。そのような問題のうち、上手いやり方を思い付くと小学校範囲で解ける問題が出題されるわけだが、いい大人がそんなもんやって何が楽しいのか甚だ疑問だ。

プログラミング世界でも、競技プログラミングというものがあるが、同じ理由で楽しさはよく分からない。

2020-06-14

anond:20200612202407

ふむ。ラストの果穂の気持ちについて200文字以内で書かせると丁度いい現国入試問題になる気がした

2020-05-25

競技プログラミングプログラミング技術とは何の関係もないという話

競技プログラミングは、プログラミング技術とは何の関係もないです。あれは、「巧いやり方があることが分かっている問題を、制限時間内に手際良く解けるか」を試しているに過ぎません。

受験競争の激しいアジア圏に固有の特徴なのでしょうか。そういった「問題解きの上手さ」を「賢さ」だとか「地頭の良さ」だと思う人が多く存在するようです。小学校受験中学校受験などが盛んなのも、その表れでしょう。

アルゴリズムを学びたいのであれば、アルゴリズムの本を読めば良い話です。たとえば、

  • Cormen-Leiserson-Rivest-Stein "Introduction to Algorithms"

は、世界的に有名な計算機科学教科書で、基本的アルゴリズムとその計算量等の性質を丁寧に解説しています

これは少し考えれば納得できるはずです。たとえば、社会人になって英語を再学習したいと思ったとき、わざわざ大学入試問題を解こうと思う人はいないでしょう。普通に英語圏で書かれた文章を読んだり、自分でも書いたりすればいいです。

2020-05-23

暗記数学は間違い

受験生諸君は、悪質な情報に惑わされないように。

問題自力で解けるまで絶対に答えを見てはいけません

簡単質問です。頭がいいのはどちらでしょう?

  1. 答えを見ずに自力で解いた人
  2. 答えを見て覚えたから解けた人

正解はもちろん(1)です。答えを見るってことは、自らバカになろうとしているってことです。

すぐに解けた人はもちろん、すぐに解けなかったり、答えを見た人(バカ)より頭がいいです。しかし、すぐに解けなくても、答えを出すまでの過程で、いろいろな試行錯誤をすることに意味があります。そうすることで、教科書では省略されているような式変形や、同値な言い換えに気付きます。この積み重ねこそが数学の力です。すぐに答えを見てしまう人は、一時的に同じような問題は解けるようになります(それゆえに、数学が得意になったと勘違いしてしまうのです)が、この積み重ねがないので、思考力が身につきません。だから思考力を問う問題を出されると、手も足も出なくなってしまます

問題を初めて解くのは一回だけです。だから、一度答えを見てしまうと、答えが思い浮かんでしまい、このような試行錯誤の機会は二度と訪れません。だから、答えを見てはいけないのです。

入試に同じ問題は出ないから解法暗記は無意味

入試に同じ問題は出ません。したがって、解法暗記は無意味です。

大学は、思考力のある学生を求めています。つまり、解き方を覚えているから解ける学生ではなく、見たことのない問題の解法を自力で思いつける学生を求めています。だから入試問題には、過去に出題された問題や、参考書のやり方で解ける問題は出題されません。

解法暗記で勉強した人は、思考力が身に付いていないので、このような問題を解くことができません。したがって、暗記数学勉強すると、大学合格する確率がガクンと下がります

暗記数学をやると答えを見る癖がついてしま

暗記数学の一番よくないことは、答えを見る癖がついてしまうということです。

暗記数学勉強すると、簡単に答えの思いつく問題以外に興味を示さなくなってしまます学校では習った問題しか出ませんが、社会に出たら、取り組まなければいけないのは、答えのない問題です。答えのない問題に取り組むとき必要なのは、忍耐力と思考力です。数学勉強で答えを見ずに粘り強く考え抜いた人は、社会に出たとき必要な忍耐力と思考力が身に付いています。一方、暗記数学で楽をした人は、そのような力が身に付きません。

2020-05-21

暗記数学が正しい

受験生諸君は、悪質な情報に惑わされないように。

暗記数学の要旨

和田秀樹らによるいわゆる「暗記数学」の要点をまとめると、以下のようになるだろう。

数学重要なのは、技巧的な解法をひらめくことよりも、基礎を確実に理解することである

これは従来、数学入試問題を解くのに必要なのが曖昧模糊とした「ひらめき」や「才能」だと思われていたことへのアンチテーゼである。「暗記」という語はその対比であり、特別な才能がなくとも、基礎事項を確実に習得することで、入試を通過できる程度の数学力は身に付くことを主張している。

そもそも大学入試大学研究をする上で重要知識や考え方の理解度を問うているわけであって、徒な難問を出して受験生を試しているわけではない。したがって、そのような重要事項(つまり教科書の基礎事項や、数学活用する上で頻繁に出てくるような考え方)を身に付けるのが正攻法である

そのための教材としては、エレガントな別解や難問に拘ったものよりも、基礎事項や入試頻出の問題網羅したスタンダードものが良いとされる。

数学理解するには、具体的な証明計算例を通じて行うのが効果である

これはいわゆる解法暗記である。なぜ、具体的な実例を学ぶのかと言えば。数学に限らず、具体的な経験と関連付けられていない知識理解できないためである

実際、教科書を読んだばかりの人の多くは、自身知識入試問題との間にギャップを感じる。たとえば、ベクトル内積定義線形性等の性質を知っただけでは、それを幾何学問題に応用するのは難しいだろう。教科書を読んだばかりの段階というのは、将棋で喩えれば駒の動かし方を覚えただけのようなもので、実戦で勝つのは難しい。実戦で勝つには、定跡や手筋のような、ルールだけから直ちに明らかではない、駒の活用法を身に着ける必要がある。

将棋の定跡を初心者独自発見するのが難しいのと同様に、数学自明でない実例を見出すことも難しい。そのほとんどは歴代数学者が生涯をかけて究明してきたものなのだから、当然であるしかし、現代高校生には既に教科書入試問題がある。特に入試問題は、数学専門家が選りすぐった、良質な実例の宝庫である受験生はこれを通じて数学概念活用のされ方や、論理の展開等を深く理解するべきである

そしてこれは、大学以降で数学工学を学ぶ際も同様である特に大学以降の数学では、抽象的な概念が中心になるため、ほとんどの大学教員は、具体的な実例を通じて理解しているかを非常に重んじる。たとえば、セミナー大学入試等では、以下のような質問が頻繁になされる。

  • ある概念(群やベクトル空間など)の具体例を言えるか。
  • 逆に、そうでないものの具体例を言えるか。
  • ある定理を具体的な状況に適用すると何が言えるか。
  • ある定理仮定を除いて、反例を構成できるか。

論理ギャップや式変形の意味等の不明点は曖昧なままにせず、人に聞いたり調べたりして、完全に理解すべきである

教科書記述や、解いた問題は完全に理解すべきである。つまり

といったことを徹底的に自問するべきである自分理解絶対に正しいと確信し、それに関して何を聞かれても答えられる状態にならなければいけない。「微分極値が求まる理屈は分からない(或いは、分からないという自覚さえない)が、極値問題からとりあえず微分してみる」というような勉強は良くない。

そして、理解できたと思ったら、教科書の一節や問題の解答を何も見ずに再現してみる。これはもちろん、一字一句を暗記するということではなく、上に書いたような知識有機的な繋がりを持って理解できているのかを確認することである。ある事実が、どのような性質を前提としていて、どのように示されるのかという数学ストーリー理解していれば、何も見ずともスラスラ書けるはずだ。

また、問題を解く際は、いきなり答えを見るのではなく、一通り自分で解答を試みてから解答を見ることが好ましい。実際に手を動かすことにより、分かっている部分とそうでない部分が明確になるからである

以上のことは、何も受験数学に限った話ではない。他の科目でも、社会に出て自分で調べたり考えたりしたこと他人に発表するときでも同様である

暗記数学に賛成している人・反対している人

一般的に、暗記数学に賛成している人。

要するに、数学の専門知識社会的常識のある人は暗記数学に賛成しているようだ。

逆に、反対している人。

反対しているのは、金儲けが目的で目立つことを言っているか、何かをこじらせて勉強法に無駄な拘りを持っている人たちのようだ。

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追記

思うに、アンチ暗記数学派というのは、精神根底に以下のような考えを持っているのではないのだろうか?

一部の人は、大学入試では「ひらめき」「発想力」「頭の柔らかさ」「地頭の良さ」などを試すために敢えて典型的ではない問題を出しているとか、「天才」を発掘するために常人には解けないような難問を出題していると思っているのかも知れない。しかし、先にも述べたように、大学入試は、大学に入って研究するための基礎学力を測っており、入試問題は、そこで問われている知識や考え方が重要から出題されるわけである。したがって、そういう重要知識や考え方を十分に身に着けていれば受かる。ただそれだけの話である。そして、良識ある教育者は、数学重要なところが分かっているから、それに基づいて教材や予想問題を作っている。そうでない人はもしかしたら、大学普通受験生には解けないように徒に問題を複雑にしていると思い込み、ひねくれた問題を教えているのかも知れない。

また、「数学自体重要ではなく、数学を通じて思考力を鍛えることが重要」とか「受験勉強社会に出て嫌な仕事我慢するための訓練」等と思っている人もいるかも知れない。特に前者は、自称数学好きにもいるようだ。しかし、深く考えるまでもなく、大学受験数学が課せられるのは、大学研究するために(少なくとも、教員が望む水準で)絶対必要からである。そして何度も言うように、入試で問われるのは、研究のために必要知識や考え方であり、「頭の柔らかさ」などではない。また、数学をそれほど使わない学部にも、受験数学が課せられるのは、多くの大学には転部等の制度があり、文学部から経済学部とか、農学部から工学部に転部するような事例は珍しくないかである

上記2つに共通するのは、「理解」よりも「ひらめき」等のオカルティックなものを重視することである。これは、上に述べた胡散臭い教育業者や、受験生に絡んでる学歴コンプが暗記数学に反対する理由と符合する。金儲けがしたい受験業者にとって、「基礎を確実に理解することが重要」と言うよりも「入試本番に典型問題は出ないから、ひらめきが大事(。そして、ウチの教材を使えば、それが鍛えられる)」などと言った方が、客は集まりやすいだろう。また、SNS等で受験生教員などに絡んでる奴にしても、数学本質理解できず霊感的なもの価値見出しおかし勉強理論かぶれてしまったと考えれば納得がいく。

繰り返しになるが、受験生諸君はそういう悪質な情報に惑わされてはいけない。

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