偉い人が国民に「勉強しろ」っていうのは、役に立つ技能は直接教えられないけど、学校の勉強をすれば、1000人に1人くらいは、それをきっかけにそういう技能を身に付けることを期待しているわけ。
だから、明らかに1000人中999人側の人が、「勉強の重要性」とか説くのは、すごく滑稽なんだよね。
特に、社会人になって高校の勉強とかをやり直して、「勉強は直接役に立たなくても学ぶ姿勢が大事」とか、何かを悟った気になってる奴。お前が一番イタい。
ぶっちゃけて言うと、「学校の勉強」と「専門家が身につけている技能」はあまり関係ない。だけど、後者を直接教えることは無理だから、学校の勉強という「方便」を通じて、ごく一部の賢い人が後者を身につけることを期待するわけ。
それが分からずに、いい年こいて大学入試問題の評論とかかまして、知識人ぶってる大人は最高にイタい。その部分は単なる方便であって、真の意味での知識や学力ではない。いい年こいた大人が「お天道様が見ている」みたいなことを言葉通りの意味で信じているくらい恥ずかしい。