正解はもちろん(1)です。答えを見るってことは、自らバカになろうとしているってことです。
すぐに解けた人はもちろん、すぐに解けなかったり、答えを見た人(バカ)より頭がいいです。しかし、すぐに解けなくても、答えを出すまでの過程で、いろいろな試行錯誤をすることに意味があります。そうすることで、教科書では省略されているような式変形や、同値な言い換えに気付きます。この積み重ねこそが数学の力です。すぐに答えを見てしまう人は、一時的に同じような問題は解けるようになります(それゆえに、数学が得意になったと勘違いしてしまうのです)が、この積み重ねがないので、思考力が身につきません。だから、思考力を問う問題を出されると、手も足も出なくなってしまいます。
問題を初めて解くのは一回だけです。だから、一度答えを見てしまうと、答えが思い浮かんでしまい、このような試行錯誤の機会は二度と訪れません。だから、答えを見てはいけないのです。
入試に同じ問題は出ません。したがって、解法暗記は無意味です。
大学は、思考力のある学生を求めています。つまり、解き方を覚えているから解ける学生ではなく、見たことのない問題の解法を自力で思いつける学生を求めています。だから、入試問題には、過去に出題された問題や、参考書のやり方で解ける問題は出題されません。
解法暗記で勉強した人は、思考力が身に付いていないので、このような問題を解くことができません。したがって、暗記数学で勉強すると、大学に合格する確率がガクンと下がります。
暗記数学の一番よくないことは、答えを見る癖がついてしまうということです。
暗記数学で勉強すると、簡単に答えの思いつく問題以外に興味を示さなくなってしまいます。学校では習った問題しか出ませんが、社会に出たら、取り組まなければいけないのは、答えのない問題です。答えのない問題に取り組むときに必要なのは、忍耐力と思考力です。数学の勉強で答えを見ずに粘り強く考え抜いた人は、社会に出たときに必要な忍耐力と思考力が身に付いています。一方、暗記数学で楽をした人は、そのような力が身に付きません。
忍耐力と思考力のために数学をやると思ってるバカは脳みそ足りてなさそう。
あ?
「自分が嫌々勉強したのだから、後の世代もそうするべき」みたいな考えの人が多いよね。 理学・工学・金融等の専門職に就くのに、英語や数学の知識は絶対に必要なんだけど、そうい...
与えられた問題を考えても その問題そのものに決められた意図や前提があるのだから 蝦蛄の手のひら
まさしくその通り。 大人になって解決しなければいけないのは、他人に与えられた問題ではなく、自分で見つける問題だということが、問題解きの力=思考力だと思ってる奴は分かって...