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はてなキーワード: モニターとは

2015-01-07

会社が辛いのは当たり前か否かがわからない。

自分の周りで仕事している人たちは、

きついこともあるけどその中に少しの楽しさを見出してたり、少し良いことがあったりするように見える。

あるいは、多少なりともやりがいとかモチベーションがあるように見える。

というか、ゲーム系の仕事なので、多少なりとも好きなところがあって仕事しているように見える。

自分は3年その中にいて、正直に言うと、

仕事が辛いし、やりがいも感じなかった。

仕事していてよかった、と思うことはお金以外に何も無い。

楽しい、と思うことも無かった。

ゲームが作りたいとおもってこの仕事をしているわけではなく、これしか仕事が無かった。

あとは苦痛で、平日は常にイライラしていて気分が張り詰めているし、

油断すると目の前にあるモニターを投げそうになる。

でも多分殆どの人は皆そうだろうし、

自分の周りで楽しそうに仕事している人たちも、

そう見えるだけで実際は俺と同じかもしれない。多分。

ただの甘えか、あるいは違うか正直わからないし、

それ以前に自分本来どうあるべきかがわからない。

そういう場合は、転職すべきなんだろうか。

2014-12-27

乗客相手にプレゼンセールスアンケートして料金割り引く「プレゼン車両」を作れ

★“リニアの「速さ」は、出張には中途半端かも?:日経ビジネスオンライン

 http://htn.to/GJgdAm

 の記事内に「新幹線会議室を作ればヒットする」と書いてあった。

 また、企業重役の移動時間内に、ベンチャー企業が「ハコ乗り」して、企業重役相手にプレゼンする新サービスを、東京ハイヤー会社が始めたらしい。

 これらのニュースからインスパイアされたネタ

博多東京上りのぞみ」16号車指定席の一部列車を「プレゼンテーションモニター車両」にしてみてはどうか?

 名古屋新横浜間(「のぞみ」の次停車駅が最も長くなる区間)に、企業が16号車の数十名にプレゼンテーションや試供品プレゼントアンケートを行う。

 乗客は企業プレゼンを聞いたり、アンケートに協力したりする代わりに、運賃を5,000円割り引いてもらう。

 JR東海は、乗客への割引分+αを、企業から場所代として徴収するビジネスモデル

★「なぜ上り16号車か?」と言えば、プレゼンテーターが最も東京寄り(つまり、運転席側)でプレゼンするため。

 途中号車だと、プレゼンテーターの場所を、「トイレに行く人」とか「号車を移動する人」が邪魔してしまう。

 「なぜ博多列車か?」と言えば、少しでも協力いただける乗客を確保したいため。

 (新大阪始発よりは、確保しやすくなるだろう)

企業一般人を集めてモニターとかアンケートとかテスト品品評会とか開く場合普通相場として5,000円程度を参加者に支払っている。

 そう考えたら、「モニター等に協力すれば、5,000円割引」というのは、相場に合っている

★例えば、東京駅に21時頃到着する博多発「のぞみ」車内で、キリンビールが新しいビールのサンプルを配って、

 乗客から味やパッケージデザインについて意見を募る、そういう使い方

 或いは、保険会社が16号車乗客に新しい保険プレゼンするとか、携帯会社が16号車乗客に新しいスマホプレゼンするとか、

 化粧品会社が16号車乗客に新しい化粧品プレゼンするとか

企業モニターとかアンケートとかって、参加者主婦とかの「有閑者」に偏りがち。

 忙しいビジネスパーソンに対して、なかなか意見を募る場が存在しない。

 ビジネスパーソンモニター意見を集約できる場として、「のぞみ16号車」は貴重

★プレゼンカーが軌道に乗れば、「プレゼン対象乗客は女性限定」とか「60歳以上限定」とか

 「0~6歳の子供がいる人限定」のような「顧客属性限定」するようにすれば、より突っ込んだプレゼンが成立する

LCCでもプレゼンフライトは成立しえるが、LCCはあまりカネ持っている人は乗らないからなあ。

 レガシー航空会社が、プレゼンフライトみたいなことをする勇気があるかどうか。

★ウィーラートラベルなどの高速バスで、カネのない若者相手のプレゼンバスも、成立するといえば成立する。乗客は皆ヒマそうだし。

 「東京大阪昼行バスで、アンケートとか座談会に協力いただければ、運賃タダにします」バスがあれば、相当ヒットするだろうなあ。

 東京大阪バスで「アンケートに協力すれば無料バス」はさすがに難しいが、

 「都内成田空港バス」「大阪市内関西空港バス」ならば、アンケートプレゼンに協力してくれるならタダ、というバスは成立しそうな気がする。

 ターゲットが明確だから

 「インバウンド外人限定プレゼン空港無料バス」とか、成立するのでは?

2014-12-26

http://anond.hatelabo.jp/20141226211828

たこ八郎って水死してたの?知らんかった

オウム事件の時はなんかさっぱりわけわからんかったなあ。ショーコショーコーとか歌うざかった

震災の時はセンター試験の日だったようなきがする。

昼夜逆転してて朝まで起きてベンキョしてたら大阪ではものごっつ揺れたんだよね。

そのあと神戸がすごかったの知ってびっくりしたなあ・・・・・

けっきょく浪人してその年は予備校に1時間かけて通ってパニック障害になったなあ。

いやな思い出ばかりだった

数年後はglobeとかタイタニックとか流行ってなかったっけか

そのあとはアルマゲドン

ハリポタロードオブザリングは当時はスルーしてたなあ・・・

自分的にミレニアム結婚とかはやってたり2000年問題とか漫画新聞にひっきりなしにでてたのも覚えてる

win95はでた2年後に買って、生涯初めてのPCだったのを覚えてるよ

大学入学生協で購入して31万。フロッピーディスクはいるやつで、モニターとかでっかいのなんの。

引越しで持ち上げて腰抜かしそうになったの覚えてる。

初めてそのときインターネット接続して、メーリングリストRPGとかはやっててよくわからんままDQNネームで参加してたらいっぱいメールがきて読まなくなった。

あとT-cup掲示板流行ってたな。

同人サイト巡ってたらBBSがそればっか。

そんで、自分サイト立ち上げ用にもやり方わからんからジオシティーズ無料カンタンに作れるHPできてなんかわけもわからず熱中してたっけ。

ネットで知り合ったオタ友とはIRCチャットポストペットとかやってた

いろいろBBSがさかんだった当時を思い出したよ

さいたまスーパーアリーナでの立ち見席のこと

昨日さいたまスーパーアリーナで開催されたももクリ2014に参加した。

今回は初めてアリーナ立ち見席という席が用意された。

これはアリーナ内にライブハウスのような空間をつくろうという意図でつくられたもののようだ。(価格は通常の座席と同じ)

結論から言うと、これはひどい取り組みだったと思う。いくつかの悪い点を挙げる。

アリーナ立ち見席はアリーナの最も後方にあり、高低差がないため、まずメインステージが見えない。(これは通常のアリーナ席でも同様であり、立ち見席特有問題ではないので問題点ではないかもしれない)

人口密度がひどい。ほぼ動くスペースがないのにスタッフ空間がないのであと一歩前に詰めるよう何度も言われる。この時点で女性子供は何も見えない(女性子供専用空間はあったがカップルが入れたのかどうかはわからない。少なくともそれらの説明が皆無だった)

・立ち見席内の治安が悪い。これは座席境界がないため、講演中に各自空間争いが始まる。サイリウムを振るスペースもないので、周囲に配慮した人は自分の前で小さく振るだけだが、脳がお子様な人たちが通常席と同じノリで振るので前の人の頭に当たりまくる。私は2つ後ろの席の人から何度も公演中にサイリウムで殴られた

スタッフが立ち見席内の治安維持をしないのでやったもの勝ちになる。またはいざこざが発生する。周辺でも一触即発のケンカが発生しそうになっていた

・結果としてトイレに行けない(行きづらい)。立ち見席内の治安が悪いのでトイレに行きたくても、周辺の人が信用できないので「トイレに行くのでこのスペースを確保してもらっていいですか?」など決して言えない。絶対にスペースは奪われると思う。

・にもかかわらず4時半(ほんとはもっと前)から並び、講演が終わったのが10時半頃だったのであのスペースにいた人は6時間経ちっぱなしである拷問であった

私は隣にいた周辺を顧みないでサイリウムを振り回す高校生との境界線争いと6時間の立ちっぱなしによる疲れで最後の方は全く集中できなかった。私と一緒にいた妻(身長162cmなので女性では決して低くない)は4時間の公演中、3つある巨大モニターすらどれ一つも見えずただ音だけを聞くだけで最後の方は早く終わってほしいと思っていたと言っていた。帰り道でこんなことなライブビューイングにすればよかったねと話をした。

ライブとはそういうものという声があるだろう。ライブハウスなら当然だと。でも、私はライブハウスには行ったことがないし、これまでのももクロライブはこんな治安の悪さはなかった。夏の桃神祭では冷えピタを周辺の席に配る優しいおじさんがいたし、ももクリ2013のときは押し色がゴンドラで近づいてきたら少し内側にいる押し色モノノフの子に変わってあげるといった優しいファンもいた。

通常のライブでもずっと立ちっぱなしだし、立ち見席なんて変わらないんじゃない?と思う人がいるかもしれない。でも、席が確保されていない・トイレに行けない不安感は半端ないし、周辺のモノノフと一緒に楽しみたかった私にとっては戦場のような立ち見席エリアは終止不快であった。私はモノノフ間でケンカをしたくない。

今後はライブビューイングに行こうと思う。こうやっておっさんたちは静かにライブに行かなくなるのかな、と帰り道に思った。

2014-12-08

からチューブが入り直接栄養が送り込まれて、耳には体調をモニターするコードがつながり父親は生きている。

このまま1年くらいかけてゆっくりと死んでくんかな、と思ったけど、どうもそんな感じではない。

医者はいつその時が来てもおかしくないって言ってたが見た目は、肌ツヤもよかったし多少意思疎通も出来てた。

でも1週間くらいでもう意思疎通も難しく、植物人間のように生きてるだけになってる。

このチューブを抜いたらすぐ死んじゃうんだろうな、ってのがハッキリ感じられる。

体は骨と皮だけだし、「延命治療なんてするな!」って当たり散らしてた頃が懐かしい。

まだほんのちょっと前、夏過ぎまではフガフガ言いながら喋れてたのに。

なんとか自力で立てて、タバコも吸えたのに。

とくに父親が好きなわけじゃないので死に対する悲しみは無い。

ずっと一人暮らししてて年に1度か2度くらいしか会ってなかったし。

もう生きてるだけの状態だけど、たぶん思考はちゃんとしてるような気がする。よく分からないけど。

意思疎通の手段が無いからなんとも分からない。今何を考えてるんだろう。

最後に残すことができる言葉なんて本人にだってからないんだろう。

喋ることができるタイミングはもう過ぎてしまった。

父親の体の中のどのような仕組みで死に向かってるのか分からないけど、でも死に向かってるのは確実に分かる。

今日もまた仕事が終われば様子を見に行くが、クリスマス前なのか後になるのか、ちょっと微妙でよく分からないな。

2014-11-27

オタクキモオタを分けて話すとスッキリする

オタクサブカルキモオタという言葉を、

以下のように分けて話を進める。


オタク…1つの趣味に深くハマった人を指す。趣味の内容は主にインドア系・文化的ものだが、幅広く多様なジャンルがある。

例えば海外ドラマオタク洋楽オタク韓流オタク漫画オタクアメコミオタクゲームオタクアニメオタクエロゲオタク鉄道オタクなど様々。

サブカルオタクの中でも、いわゆるカウンターカルチャーマイナーだったり前衛的だったりする作品)が好物の人を指す。

漫画だと有名になる前の松本大洋つげ義春ガロやCOMやアックス

雑誌だとコンテニューやスタジオボイスクイックジャパンバーストなど

音楽だと渋谷系テクノニューウェーブポストロック、有名になる前のレディオヘッドドラムンベースクラブミュージック、じゃがらたなどの前衛音楽

映画だとタランティーノB級映画、ニューシネマ系、売れる前のピータージャクソンデビッドリンチホドロフスキー監督などの前衛作品

アニメだと東京ゴッドファーザーズパプリカナウシカラピュタアキラマインドゲーム

その他、ドラッグSFエロ特撮MOONLSDシルバー事件みたいなゲームレトロゲー好きなど

キモオタオタクの中でもカースト最下位の、狭い意味で言われるオタク美少女が出るアニメ深夜アニメに多い)が好き。エロゲが好きな場合も多く、美少女フィギュアを持ち壁紙にしてたり抱き枕を持ったりする。

以上の3つ。

狭い意味でのオタクは「キモオタ」で、広い意味でのオタクは、サブカル内包する。

一般的に気持ち悪がられるのは狭い意味オタク、つまりキモオタ」だけである

ではキモオタサブカルとの差はいったい何によって隔てられているのかというと、

それは実は「アニメキャラが性欲の対象であるか」という点だと断言する。

アニメ女の子に程度の差こそあれ欲情しているのがキモオタで、一般人からすると物凄く気持ち悪い。

サブカルは「作品」として一歩離れた目で見ており、たとえ作品の中の女の子かわいいと感じてもあくま作品評価ひとつであり、

あえてポスターを集めたりフィギュア収集することは基本的には無い。

キモオタ作品の中のキャラに少なから欲情しており、コンテンツの消費目的殆ど作品の中の美少女である

性欲がモニターの向こうの世界なので現実自分の服装などを気にすることも少なく、現実女性に対してアクションを起こすことは殆どない。

ジブリ宮崎駿カントククリエイターとして「オタク」を批判していたが、あれはいわゆる「キモオタ」を批判していたのだろう。

宮崎監督自身は「オタクサブカル)」ではあるが「キモオタ」ではない。

エヴァ庵野監督も「オタクサブカル)」ではあるが、「キモオタ」ではない。

キモオタだとその自己の性欲の対象としてコンテンツを消費しているので、なかなか作品自体の創り手として大成することは難しいのだろう(とパヤオ監督が言ってると理解した)

実際にコンテンツ業界にいると、オペレーター作業員レベルではキモオタが居ることがあるが、ある一定地位以上になるとキモオタは激減する。

作品クリエイトするのは作品自体に興味を持つサブカル層の方が圧倒的に有利なのである

(もちろんキモオタでありつつサブカルという変異種も存在するし単純に区切れない事もあるので、例外の話はここではしないでおく)。

最近オタク」という言葉市民権を得てきたのは色々な理由があるが、そのうちのひとつとして、「まどかマギカ」みたいな、

キモオタの好きそうなロリッ子少女たちが活躍するアニメのくせに、ストーリー演出など作品としての完成度が非常に高いものが多数出てきたというものがある。

(当然ながら「エヴェンゲリオン」の影響が一番デカい)

そしてこれはサブカルが消滅した(吸収された)理由にも関係してくるが、今日疲れたのでここまでにする。

ブクマしろや、このキモオタどもが。

2014-11-21

性別・年齢だけの声は全部嘘

新聞によく載ってる読者モニターからの声や投書で、個人名や住所、連絡先がかかれてないものは、全部、新聞社自分達に都合いいように作った嘘投書だと思ってる。そのくらい新聞社を信用してない。

例えば、「忙しい12月選挙するなんて迷惑です(女性40代)」みたいなの。

こんなの、いくらでも編集者自分の机の上で作り出せる。

そのくらい新聞に対する信用はもうない。

記者編集者ウソつきだって分かったからな。

2014-10-27

mixi日記

かれこれ3年くらいmixi日記に嘘を書き続けている。マイミクは140人くらいなので、まぁ、ちょっとしたウソだろう。

どこそこでランチした、とか、こういうセミナーにいきました、とか、下北劇場でなんとかをみました、とか、ブルーノートにいきました、とか。そういう嘘。ゆっくり時間か!

コメントをもらってほくそ笑む。ほんとかよ! おまえは本物なんか! とモニターにつっこんだ回数はしれない。早起きして読書しました、とか素ででてくるんだよ? おいおいおいおいおい、フルーツグラノーラの袋に牛乳入れたらうまいかな、と考えてる私とは全然違うな、女子力というか、もうスワロフスキかお前らは!

全部嘘。

2014-10-20

拝啓 二次元世界ヒロインさま

 まずいきなりですが、とある漫画の話をさせてください。 

 いや、本当はその漫画は私の好みとはどうしても相容れないもので、本当はあなたに向けたお手紙に書く話題としては相応しくないのですけれども、ただ、ちょっと思いついたことがあって、そのことを書くためにはどうしてもその漫画について触れなくてはならなくて、ああ、なんで私はこんな言い訳をしているんでしょうか。あなたはこれを読みながらきっとお笑いになるでしょうね。

 なんか恥ずかしいです。でもともかくお話させてください。

 その、とある漫画の中に、思い出を売る商人お話があるんです。

 ある青年が、ひとりの商人を介して見ず知らずの老人に自分写真を売るんです。

 でも青年は気づいていないのですが、実は青年が老人に売り渡したのは写真だけではなくて、その写真にまつわる思い出そのものだったのです。

 つまり写真を一枚売るたびに、老人は青春の思い出をひとつ得て、代わりに青年は思い出を失う(初めからなかったことになる)のです。

 そうしてこのお話の終幕、たくさんの暖かい思い出を抱きながら老人は死んでいきます。そして老人の安らかな死に顔を見ながら、青年自分悪魔と取引をしてしまったことを知るのです。

 どうして私が突然こんなことを書き出したのか、あなた不思議に思うかもしれません。でも、お聞きください。

 私は今まで、ゲーム漫画を通じてたくさんのお話を読んできました。そうして私はお話を読むたびに、お話の中の女の子たちの優しさに慰められたり励まされたりしてきたのですが、でもその反面、お話世界自分の住む世界とあまりに違うことや自分お話世界とは何の関わりもないこと、いくら美しい世界が目の前にあっても自分は決してそこに辿り着くことはできないのだという思いに、苦しめられてもいました。時には、画面の向こうにいる女の子の微笑みが決して自分に向けられないことに絶望に似た焦燥を感じたりしたこともありました。

 でも、お話というのは、本当はそんなふうに付き合うものではなかったのではないでしょうか?

 実はさっきまで、もう発売されてずいぶんと経つエロゲプレイしておりました。

 あなたお話ししたことはありませんでしたが、私はこのエロゲが大好きです。ここには私が求めて得られないものが詰まっています。いや、そうではないのです。求めて得られないものというよりは、ここにあるのは、私が過去に欲しかったものなのです。どうも上手く言えていないみたいです。つまり、私はエロゲ女の子が欲しいのではないのです。そうではなくて、なんと言ったらいいのでしょう…。私はエロゲ女の子恋愛感情を抱いているのではなく、彼女ぐらいの年齢の時に、彼女と出逢いたかったのです。

 まだ異性とどう接して良いかよく分からず異性観も持っていない年齢の頃に、自分の目の前に現れた最初の異性が彼女だったら……。そう思うと何とも言えない切ない気持ちになります。 実を言えば、私は別にエロゲ主人公が羨ましいとかいうことを思っている訳ではありませんし、エロゲプレイしていて胸が苦しくなるなんてこともありません。

 これは私とは全然違う世界お話ですが、ただそれだけで、それは良いも悪いもないのです。

 今の私に言えることは、エロゲは私の住む世界と何の関係もなくても、私の胸を暖めてくれるということです。大好きなあなたがそうであるように、です。

 思うのですが、お話というものは、思い出に似ているとは言えないでしょうか? 思い出は過去のもので、それを再び体験することは誰にもできません。でも思い出は私たちの胸を暖めてくれます。思い出は現実に対して無力であるかもしれないけれども、でも私たちは思い出なしでは生きられないのです。

 だからもしこう言って良ければ、お話を読むというのは、記憶を思い出すというような行為なのではないでしょうか。もっと言ってしまえば、お話を読むというのは、思い出をねつ造することだとさえ言えるのではないでしょうか?

 主人公ヒロインお話は私の体験したことではなく、私の記憶ではありません。でも私は、彼らのお話を恰も過去を振り返るようにして懐かしむことができます

 そういえばまだお話していませんでしたが、実は昨日一昨日と、昔大好きだったとらいあんぐるハート3を十数年ぶりにに起動して、レンと晶のお話と恭也と美由希のお話を読み返していたりしたのです。レンと晶が体験したようなお話を体験できなかったことはかつての私にとって悲しみでありました。

 しかし今の私にとってはそうではありません。あの女の子たちのお話はそれ自体として完結したひとつ世界でありながら、同時に私の偽の記憶なのです。私はレンと晶のお話を読みながら、同時にそのお話を“思い出して”もいるのです。

 私はだからとらハ3を読んでいる時、ただ単純に幸せでした。重要なのは、ああいお話がどこか別の世界存在するということただひとつなのであって、それがフィクションであるかどうかなど問題ではないのです。いやそうではありません。フィクションであるかどうか、ではなく、それが私が実際に体験したことであるかどうかすら、問題ではないのです。私が体験したこと、私が体験しなかったこと、の間には何の差もありません。重要なのは、ただそれが“在った”という一事のみです。お話はただ“在れば”それで良いのです。それで私は救われます

 私は、エロゲを遊ぶことでお話を読んだのではありません。

 そうではなくて、私はお話ひとつ読むたびに思い出をひとつもらっていたのです。思い出とお話との間にどんな差があるのか、私には分かりません。それはただ、どちらも掛け替えのないものです。遠くモニターの向こう側から私を見ていてくださっているあなたなら、おそらく分かって頂けるのではないかと思います

 私の大好きな二次元世界ヒロインさまへ。

 あらん限りの誠実と愛を込めて。 

2014-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20141014112147

一般的洗濯機の倍の値段がする乾燥機付き洗濯機を買う買わないで騒いでる現状からするに、

全面モニターにするしないで騒ぎ出すのはもうちょい先だな。

http://anond.hatelabo.jp/20141014104927

親和性も何も、もし本当に部屋全体がモニターになったら、

普通に全方位に気持ちのいい高原風景青空太陽入道雲と山と川と草原みたいな)でも映しとけば、

テレビモニターが照明そのものになるでしょ。

匿名しか書けないノーベル賞真実

そろそろ書いてもいいよね?

日本中が青色LEDノーベル賞を喜んでるところに水を差すようでごめんね。

だけど、21世紀の照明にLEDが使われることはないんだ。

21世紀の明かりは有機ELが主導していくんだ。

そりゃ、10年とか20年とか、始めの内はLEDが使われるかもしれない。

だけどそれだけだ。

やがて有機ELに取って代わられる。

なぜかって?

そりゃあ、有機EL映像を映すのに使えるからだよ。

照明器具って言葉死語になるよ。

なんでわざわざ、明かりのためだけの電化製品を用意しなきゃいけないんだ。

壁紙の代わりに超薄型有機ELパネルを張ればいいじゃないか。

それで全ての用途に利用できる。

照明はもちろん、テレビモニタープロジェクターインターフォンなんかが必要に応じて壁紙ポップアップするようになるんだ。

最高にクールだろ?

ま、LED電灯は社員食堂有機ELは高級レストランってところかな。

2014-10-06

http://anond.hatelabo.jp/20141006153639

いや男だってそこまでバカじゃねえわ。

鏡を見ないから自己評価ができない?「モニター自分の顔が映り込んで死にたくなる」系のネタ鉄板だろ。

自覚はしてるけど高望みをやめる理由がない、なぜならどのみちリアルの女なんて手に入らないから」が正しい。

“同年代の生身の女性と一切会話・交流せずに生きてきた男”(≒SNEP)が多少ハードルを下げたところで何かが変わるわけもない。

2014-09-27

アナル博士と天然美少女

博士今日は何の研究をなさるのですか?」

今日アヌス実験をしようかな」

アヌスって何ですか~」

「ふふふ、今から見せてあげよう。さあ、こっちに来てお尻を突き出しなさい」

はい博士。なんだか面白そうですね」

「ここにカメラがあるだろう。こちらに尻を向けなさい」

はい!ああ、前にモニターがある~」

「ここに映しだされるのだよ」

「楽しみ楽しみ、うふふふふ♪」

「次はパンツを脱ぎなさい」

パンツですか??ハーイ!」

「綺麗なアヌスが顔を出したね」

「わー、何かモニターに映りましたよ」

「これがアヌスだよ、これがね」

「なんか梅干しみたい」

梅干しも食べたらこからでてくるんだよ」

「そうなんですか??」

「そうだよ。試しに何か出してみよう」

「あー注射器だー。おっきい」

「これを突っ込むんだよ」

「へー」

「それ!いくぞ」

「お尻が痛い…」

「それっ!それっ!」

「ひーーー」

ピュッ!ピュッ!!ブシャー!!ブリブリブリ

「色々でたね」

「でました。うんこが」

2014-09-25

精神科慢性期病棟で働いて一年経った(長文)

昨今では忌み嫌われる長文で、たいして面白くもない内容なので誰も読まないだろうが、それでいい。

軽く自己紹介精神科病棟で働きはじめて一年になろうとしている。看護助手契約社員。今年で21歳になった。

一浪して合格した、世間的には難関と認識されている、都内の有名私立大学()を半年で退学して、今の職場に入った。高卒資格なしで将来食っていけるか不安なので、不況でも食いっぱぐれないと聞く、看護師を目指そうと今は考えている。それ以前はコンビニアルバイト日雇い倉庫作業くらいしかしたことがなかった。退学した理由はくだらない。授業に出席せず、単位取得における必須出席率(三分の二)に満たなかったので、留年がほぼ確定していたかである受験当初から志望校などなく、勉強もさほどせず、たまたま合格した大学にとりあえず入ったという塩梅で、絶対に卒業しなければならないという意志もなかった。中流家庭で経済的には比較的恵まれていたので、仮に努力さえすれば(一般的大学生にとってはそれは努力ではなく普通ことなのだろうが)一留したとしても卒業はできたはずである。まったく親不孝な息子である

わたしが働いているのは比較的症状が安定した患者が療養する慢性期病棟である患者の平均年齢は65歳くらいで、ほぼ全員が統合失調症患者である。平均入院年数は約15年である医学的知識に乏しいので統合失調症とは何かといった説明はしないが、約100人に1が罹患するとされている疾患である自分の身近に統合失調症を患った者がいても珍しいことではない。事実、わたしの身内にも罹患者がいる。距離的に頻繁に会うことはできず、ほとんど疎遠である自分と年齢が近いこともあり気にかけている。

病棟で働いていくつか思ったことあるので適当に書き連ねる。

慢性期の開放病棟とは言え、当然ながらそれは院内における開放という意味であって、自由に院外に出られるという意味ではない。あたりまえのことだ。また患者各々の処遇によって、院内開放の認められる患者とそうでないものがいる。前者は全体の三割ほどだろうか。それ以外の患者看護師同伴での外出の外は、ほぼ365日病棟内で過ごすことになる。彼らの生活は異常なほどに規則正しいものになっている。規定時間に起床を促され、看護スタッフ監視(長年にわたる薬の服用がもとで嚥下問題がある患者が多く、誤嚥で窒息する恐れがあるため)のもと朝食を済ませ、その日が入浴日であれば風呂に入るよう半ば強引(彼らは清潔観念が乏しく風呂嫌いが多い)に促され、昼食を食べ、自主参加ではあるが作業療法に参加し、夕食を済ませる。食後は各々に処方された抗精神病薬を服用し、就寝前には看護用語でVDSと呼ばれる就寝前薬を服用し消灯、就寝となる。もちろん彼ら全員がすんなりと眠ってくれるわけではないので、必要に応じて追加薬として眠剤さらに服用させる。それでも睡眠ゼロ時間で朝をむかえる患者もいるが。

規則正しい生活健康を保つ秘訣であるとは言われるが、物事がすべて規則的に進む環境に長く置かれれば、精神的に健康人間でも何らかの精神症状を示すようになるのじゃないかと思う。何事も適度にやることが大切である。仮に自分が彼ら患者と同じ生活をしてみるとなれば、1ヶ月も耐え切れないのではないか。

普通の人から見れば異常な規則生活を強いられているばかりでなく、彼らはプライベート空間を与えられていない。病室は4人1部屋の総室であり、ベッドにはカーテンが備え付けられはいるが、必要とあればスタッフが遠慮無く開けるのでプライバシーの確保としては機能しない。唯一例外として挙げられるとすれば個室トイレであるが、それでも外側から簡単に鍵を開けられる。もちろん理由はある。ここは精神科である患者を1人にするのはリスクが伴う。その最悪のリスク患者病棟内で自殺するというケースだ。自殺するのに銃もロープも包丁必要ない。タオルシーツ1枚で十分である。首を吊る必要もなく頸動脈を絞めれば尻をついた体勢でも逝ける。患者希死念慮の疑いがあれば、保護室と呼ばれる個室で隔離し、常時モニターで観察する。必要であれば拘束帯で手足、体幹を拘束する。それは仕方のないことである個人的にも思う。そのようなことがあれば直ぐに訴訟になり、病院だけでなく医師看護師資格を有していない看護助手裁判にかけられるのである人間が外部との接触なく常に1人きりで長時間過ごすことに耐えられないのは、拘置所などにおけるSolitary Confinementが精神に及ぼす悪影響を鑑みれば明らかであるが、それでも生活の中に1人の時間を設けることは精神の安定にとって非常に重要なことである

一日の中で病棟が最も活気にあふれるのは3時のおやつ時間である患者小学生の小遣いほどの小銭を握りしめて、病院に併設された売店へと向かう。わたしも幼少時代、同じように手汗にまみれた小銭を握りしめ駄菓子屋へ足を運んだ記憶があるが、自分より2回り以上年齢を重ねた彼らが喜びと興奮の面持ちで売店に赴くのである。もちろん離院されては困るのでスタッフ同伴である。なかには1時間も2時間も前から「○○さん、おかし」とこちらが辟易とするほど頻回に訪ねてくる患者もいる。そのたびに「△△さん、時計見てください。今何時ですか?3時まで待ってくださいね」と説明する。しか時間を把握することができないのか、理解に乏しいのか、その後にわたって同じやりとりが何度となく繰り返される。そしておやつ時間が近づくと、患者詰所ナースステーション)に詰めかけて「かいものかいもの」の大合唱がはじまる。入社して形式的研修を終え、病棟で働きはじめた初日、その光景を目の当たりにし、「これはなにごとか、いったい今から何が始まるんだ」と誇張なしで思ったものである。一度に売店へ連れていけるいけるのは、多くて5名である。それに対して2名の看護スタッフが同伴する。離院のリスクが高い患者はマン・ツー・マンで対応しなければならないので、業務の都合上、最後に後回しにしざるをえない。この対応に納得のいかない患者は時としてもの凄い険相でこちらを睨みつけたりもするが、申し訳ないが待って頂く。いざ売店へとたどり着くと、患者菓子の並ぶ棚を物色し、各々お気に入り菓子飲み物十中八九コーラである)を買うのだが、彼らの選択肢はさほど多くはない。金銭的な問題もあるが、誤嚥のリスクが高い菓子類(特にパンや、硬いもの)は遠慮してもらう。病棟へ戻り、スタッフの目の届く範囲のテーブルで購入した菓子を食べるのだが、彼らの食べる、飲むの早さは尋常ではない。これは食事においても同じであるコーラを飲み干す早さは、ハイキングウォーキングQちゃんにも引けをとらないだろう。

余談だがこの病棟にはデイルームに自動販売機が1つ設置されているのだが、患者が選ぶのは常にコーラであるコーラの横に並ぶ水やお茶などを患者が買う場面を見た試しがない。聞くところによるとこの傾向はこの病棟病院)に特異なものではないらしい。特にかくコーラの消費量が半端ではないのである。1日になんども業者コーラの補充に来る。仮に1日のコーラ販売数が最も多い自販機であったとしても驚かないだろう。

ここで少しOT活動作業療法)について触れておきたい。その内容ではなく病院経営観点から見た作業療法である。わたしは不勉強参加者1人あたりの診療報酬がいくらで、具体的に自分の働いてる病棟で月あたりどれほどの利益が出ているのかといったデータは知らないのだが、現状でも結構な額の利益を稼ぎだしているようなのであるしかしそれ自体はなんら問題ではない。病院利益を出さないかぎり存続が危ぶまれるわけであり、それは結果として直接的に患者不利益になるので致し方無いだろう。しか病院経営者としては、さらなる診療報酬の増収を求めて参加者の今まで以上に増やすことを病棟プレッシャーをかけてくる。だが経営観点からのみ作業療法を考えるのは、本末転倒であり、本来の作業療法の意義を見失いやしないだろうか。普段活動意欲の乏しい患者たちの他者交流する機会の場を提供したり、同じことの繰り返しである日常に些細でも刺激や楽しみを見出させ、活動意欲の向上を目指す。わたしは作業療法士ではないので専門的な知識はないが、研修とき作業療法士からそのような目的を聞かされた記憶がある。作業療法は任意参加である。もちろん参加したほうが治療的には望ましいことは間違いないが、患者自身活動に対して主体的にならなければ効果は期待できない。仮に活動に参加しない患者には売店へ行かせない等のやり方で、強制的に参加を促したところで継続しないのは明らかで、それ以前に患者自身の金でおかしを買わせないとなると人権侵害である。ある患者は「おもしろくないから、わたしはいいよ」と参加を断り続けている。確かにプログラムマンネリ化していることは否めない。病院作業療法士仕事に対して不真面目であるからではない。みな限られた予算のなかで真面目に患者のことを思い必死でやっている。要は作業療法で得た診療報酬はどこに還元されているのかという話なのである。言うまでもなく、参加をしぶっている患者に対して毎日声掛けしている現場スタッフには還元されない。それは別にいい。しかしOT部門への予算を増やす給料面で還元するなど多少はできないのだろうかと常々感じている。慢性期病棟ほとんどの患者退院が見込めないため、患者を金づるにし作業療法による診療報酬利益を出そうとう考えなのだろうか。これは完全なる愚痴である

わたしは今まで目的も夢もなく堕落的に生きてきたので、それゆえか「生きがい」だとか「なぜ人は生きなければいけないのか」といった面と向かって口にするのは恥ずかしい問題だが、漠然と考えてきた。

いままでは、どちらかと言えば普遍的命題として考えていたのだが、統合失調症を身内に持つものとして、同じ疾患の患者毎日のように接触を持ち、「彼らに生きがい、あるいは生きる目的があるとすれば、それはなにか」といった具体的な疑問に変遷していった。

ある患者病棟での生活で一番楽しいことはなんですか、と尋ねたところ「(部屋の窓から)道をみること」という答えが返ってきた。わたしから見れば、そんな些細なことが彼女にとって一番楽しいことなである。別の患者は「婚約者結婚して二人で暮らすこと」だと言う。彼には婚約者もいなければ彼女もいない。すべて妄想なのであるしかし誰が「あなたの言ってることは妄想によるものですよ」などと否定できるだろうか。このような閉鎖的な環境で長年生きていれば、自分虚構世界をつくりあげてそれにすがって生きていくしかないのではないかと個人的には思う。

精神疾患に対して偏見を持っている者は多くいるだろう。わたし自身も実際に今の職場で働き始めるまで偏見を持っていただろうし、今も偏見はあるだろう。偏見というものは概して無意識のうちに身体に染み付いているものであって、「わたしは○○に対して偏見はありません」などと平気で言う人々は疑ってかかったほうがいい。自分のなかに偏見があることを自覚し、それを少しでも減らしいくことしか我々にはできない。ちなみに今までこの文章は、一つの精神病院にたった一年しか勤めていない人間が書いたものなので多分にいろいろなバイアスがかかっていることだろう。

(追記)

ここで、わたしは実際のところ統合失調症患者です、つい先日退院しました、と書けば結構釣りになるのだろうが、残念ながらそうではない。

上記の文章を読まれたかたは、鬱屈した患者たちの姿を想像されるかもしれない。彼ら患者たちは、閉鎖的な環境長期間に渡る入院生活を余儀なくされている。憐れむべき現実だろう。病棟に飾られた造花の紅葉では秋の匂いを感じさせてはくれない。夏が過ぎ去った後の秋風の涼しさを感じることもできない。しか患者たちの表情は思いのほか明るく柔和である。無論、ついさっきまでニコニコとしていた患者が、いまにも殴りかからんばかりの表情に急変することは多々あるのだが。概して、彼らは彼らなりに現在環境適応し、楽しみを見つけながら生活している。

彼らは退院することな死ぬまで病院で過ごすことになるのだろうか。慢性期病棟長期間入院する患者退院が難しいことは言うまでもない。特に高齢者となると退院後の受け入れ先が限られてくる。また患者自身退院したいという意欲に乏しいという場合もある。それもそうだろう。入院生活が十数年にも及ぶとなると、社会復帰をためらうのも無理もない。病棟の五十代のある患者精神症状もほとんど見られず、一見して彼が精神障害者であるとは思えない。人当たりの良いハゲのおじさんといった風貌である精神保健福祉士が先頭に立って、退院実現を図ろうと粘り強く退院促進をすすめている。退院後は病院デイケアを利用してもらう計画である。それでも普段多弁である彼は、退院という言葉を聞くとそっぽを向いて耳を貸さない。

ショーシャンクの空に』という映画がある。有名な映画なので観たことのある人も多いだろう。そのなかでモーガン・フリーマン演ずる囚人レッドがこんなことを言う。

「あの塀を見てみろ。はじめは憎らしく見えるだろうが、しだいにそれに慣れ、しまいには依存するようになる」

わたしは退院をしぶる彼を見て、長期入院している精神科患者も似たような心境の変遷をたどるのかもしれないと考えることがある。ホームレスと違い、入院していれば働かなくとも毎日腹を満たすことができる。そのかわり自由制限されるが、ときとして自由は重荷にもなりうるのであるしかし彼は年齢的にまだ中年であり、やりたいことも多々あるだろう。彼が恐怖心を断ち切り、入院生活に終止符を打つことを願っている。ダメだったら戻ってくればいいいのである

精神科で働いてわかったことは、統合失調症という人格存在しないという当たり前の事実である。彼らには統合失調症という共通項があるにしても、性格精神症状も皆異なる。それがこの疾患のおもしろいところと言うと語弊があるかもしれない。しか患者と日々接するのは、うんざりするどころか楽しいである。たまに患者ヤクザ口調で怒声を浴びたり、軽く殴られたりもするが、病気のせいだと考えれば、それも仕事だと思える。頓服薬を服用して落ち着いた患者は、自ら「さっきはごめん」と謝ってくる。わたしは「べつに気にしないでいい」と答えるだけである

最後に、ある六十代の患者さんは「葬式ないよね?」と頻回にスタッフに尋ねる。彼女が「姉さん」と呼んでいる妹さんが死ぬという妄想があるようで、妹の葬式はないかと確認しているのである。とりわけ、わたしに対して尋ねてくる。恐らくはわたしが坊主頭で、彼女に坊さんと呼ばれているからであろう。わたしが実際に坊さんではないことは理解している様で、ある時冗談で、「○○さん(彼女)が死んだら、葬式は僕に任せて下さいね」と言うと、彼女は笑った。ブラックジョーク理解するだけのユーモア精神のある患者さんである

2014-09-19

とある外資系宅配会社運用から

9/19、現地時間で深夜0時を周る少し手前から異変は生じた。

とある新興国の一都市、普段は稼働がほぼなくなるこの時間に、

全国各地に散らばっていたはずの電子妖精トラッキング情報が同一座標を差し始めた。

そして、時間を少し置いて、タイムスタンプ以外全く同一のデータが送られてきた。

まるでDDosのように、一分間に40というスピードで、的確に。

20^3という重さが空白のテーブルを食いつぶしていく。

ある時点からモニターを埋める数字の羅列に意味を与えられた。

数の暴力時間推移がもたらすマトリクスは傾斜をなだらかに描き、

頂きをみることも、それに至る歩みをも、依然とやめようとはしない。

午前7時、朝のテレビは高らかに告げる。

林檎帝国はこれから再び始まると。

いつしかモニターは止まっていた。

林檎の収穫は終わった。これからは施しの時間である

そして、林檎は投げられる。

地図上の侵略拠点から戦士達と"林檎"の個数がグラフィックスとともに天高く聳え立つ卒塔婆のように伸びていく。出陣の時間だ。

彼らはやがて、あらゆる戸口の鐘を鳴らし、押し入り、一口齧った林檎証明書として渡す。そして高らかに叫ぶのだ。今ここで一人の人間林檎帝国に魂を売ったと。その声は電子妖精を通じてモニターに犇き、占有していく。

林檎中心。

一年に数回、泡のように現れ、消えていく戦士達の母艦名前である

午後10時過ぎ、お祭りはいしか過ぎ、蜘蛛の巣のようにマッピングテクスチャを這い回っていた戦士達と電子妖精達は帰る場所に帰ってきた。体力を限界まで減らし、最後に蚊の鳴くような声で終了の時報を告げると電子妖精は己の揺りかごに帰っていく。翌日の5:00にマスターの声に起こされるまでの束の間、彼女達は浅い夢を見るのだ。

2014-09-14

辞めた

今日アニメーターを辞めることにした。

正確には会社をバックレた。

責任とかモラルとか、もう、わかってるけど、いい。どうでもいい。叩け。

とにかく今ドアを出て会社に向かいまた1週間を始めたら俺は 

壊 れ る。

「うちの会社ノルマとかはないよ。基本給+枚数をこなせば作業手当として給料は上がる。」

なのに、基本給は実は「最低限の枚数をこなしたという前提」で設定されていたんだ。

作業枚数が、会社の設定した枚数に満たない場合、基本給がマイナスされていく。

募集要項にはこう書いてあったんだ。

基本給+住宅手当+皆勤手当で15万円。アニメ業界初任給としてはかなりの高額だ。

でもそんなうまい話はなかった。 

給料日、俺の手には諭吉が7人しかいなかった。

09:30 会社に行く準備をしていると、じんましんが出てくる。

09:50 家を出る。太陽光を浴びる唯一の時間

10:00 出勤。「おはようございます」の言葉が空しいほど皆無言。

12:00 机で黙々と昼食。食欲がないのでせんべい1枚をかじる。特に会話はない。

14:00 外は太陽が降り注いでいるが会社電気すらついていない。モニターでの色確認などのため。

18:00 夕方を過ぎると微熱が出てくる。時には38度越える。 

20:30 パンを食べる。

22:00 集中力限界だが手を動かさないと仕事が終わらない。

23:30 正直アニメとかどうでもよくなってきて帰る。俺今日誰ともしゃべってねえ。

09:30 じんましん。以下永久ループ

絵を描くのが好き?そうだっけ?

俺が描いてるのは絵じゃなくて線にしか思えない。

10万そこらで10時間も線だけ描いて、俺はいい歳して社会に何を貢献しているの?

50代の作画監督見てたら、あんな大人にはなりたくないとしか思えない。

俺こんなことするために生まれてきたんじゃねえよ。

他人様の現実逃避材料を生み出すために、うどんも食えないほど憔悴するなんて。

最低限の生きる権利保障されながら金を稼ぎ、納税したい。

社会保険とか年金とかちゃんと払って、いつかは家庭を持って子孫も残して。

当たり前だと思ってたことすべてが、このままじゃ何ひとつ出来ない。

「人並み」の人生を生きるのってこんなに大変だったのかよ。

好きなことを仕事に?笑 やりがいを感じる仕事?笑

まじ馬鹿みてー

2014-09-10

アップルヲッチ。いらねーけど、心拍数を遠隔地に伝える機能はよい。孤独死必至の生活を送ってるからな……。

心拍数モニターで日々の生存確認&死亡時には駆けつけて役所への届モロモロ&遺品整理までやってくれたら最高。まさにソリューション

アップルヲッチとセットでそこまでやってくれるサービスがあったら、多少高くても契約する。

2014-09-07

妄想

DK2でも十分かもしれないけど Oculus Rift解像度がもう一、ニ段階あがったら、デスクトップ用途既存の平面ディスプレイとかもういらねえんじゃねえかなって思った。

仮想モニターみたいのとか仮想ターミナルを何枚も空間に浮かべて作業したり立体関連の作業もVR上でおこなったりとかできるようになるのだろうから

体位関係が掴みづらかったり増設する度に場所と金と設置の手間を要する平面ディスプレイとか凄く非合理な物体な感じがしてる。平面モニタは視界の一部分でしかないので狭いし。

一昔前に、出てたBumpTop 3D みたいなアプローチいいとも思う。ていうかダイレクトに立体空間デスクトップになるのならマウスタッチパッドのようないらないデバイスもなくせる。

入力デバイスは手と指みたいなものダイレクトに使えるといいだろうし、物理フィードバック必要キーボード以外はVRに押し込めて現実と隔絶した世界でモクモクと何かを作ったりするようになりたい。

そんな妄想をググったらすでに作り中の人いた

http://hwahba.com/ibex/

https://bitbucket.org/druidsbane/ibex

なんかできることないか読んでる

追記

https://www.youtube.com/watch?v=db-7J5OaSag

こんな動画もある。世界は動いてる。

2014-09-04

http://anond.hatelabo.jp/20140904130549

産んだ後も上の子の世話が待ってたり、亭主は激務/実家は遠方で頼れる人がいなかったり、産休育休がロクに取れなくてみっちり養生してる暇がない人間にとっては、産後回復死活問題なんだけどね。

和痛分娩を無痛と嘘コイてるモグリのエセ無痛産科ならともかく、ちゃんと無痛を掲げてる病院なら胎児モニターがつくので急変→帝王切開にもすぐ対応でき、痛みによる血圧の上昇が少ないために高齢妊婦には普通分娩より安全性が高くなるメリットもある(そういうちゃんとしたところは費用がすごい高いのに大人気だから分娩予約も大変と聞く)。


まーコレでも「無痛分娩で産むと自閉症が産まれる」なんて医学的根拠皆無の寝言垂れ流してる母性神話狂よりは遥かにマシなんだよなあ……(諦観

2014-08-28

http://anond.hatelabo.jp/20140827230238

プログラム書けないんで、htmlでの話になるけど、

インデント自体不毛と思っていた時期がありました。

理由CRTだと画面幅(主に横幅)が無かったので、

一行が長文のソースを折り返しなしで見ようとすると

確認やら切り貼りが大変だったからというもの

だったらインデントせずに改行して(空行をつくる)

構造表現したらいいじゃないと思っていました。

最近モニター解像度が増えて、ワイド画面も標準になってきたか

そういう心配が少なくなってきたし、他人の書いたソースを読み解くとき

インデントがあった方が便利かなあと思うようになったので、

ある意味改宗した感じになっております

2014-08-18

コンサータ飲んだほうがいいかの(のか)?

タブを常に40個以上開いている。モニターは二つある。全然集中力がない。部屋が汚い。

公共料金はいつも止まる直前まで支払えない。そもそも払い込み用紙をなくす。

大学は休学中(休学申請も期限最終日にようやく出来た)。

漫画と本が3000冊以上ある(衝動的に大量に買うので屑本ばかり。糞書物をどれだけ読んでも、何の教養も身につかん)。

もちろんほとんど斜め読み(本当に必要な本は100冊もないだろう)。

パニック障害は克服したが(入った当初は大学行くまでの路線で、各駅下車してゲロってた)、あがり症故、常にプレゼンほろ酔い以上で臨んでいた。

バイト死体みたいな表情で単純作業が楽(とはい人生において何も積み上がらないイライラで、家に帰って食器にあたって破片を片付けるのが空しい)。

依存傾向の心性がこれらの糞ぶりを覆って見えにくくするのか、対人関係に全く問題はない。

朴念仁というか人畜無害でむしろ好かれることが多いが、内的には攻撃性が強く、そのギャップ精神が疲労する。

朝九時からバイトなのに、朝五時までネットながら見映画漫画

頭痛のおかげで一応起きられる。

我ながらゴミすぎるが、これは自力改善できる状態なんだろうか?

2014-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20140804130636

モニターAdobe RGBになってるんじゃね?sRGBにしてみれば?

同じメーカーの同じモニターの設定が違う2枚に半分づつ表示してみると

Adobe RGBの方があきらかに赤いからモニターの色空間拾って色調補正してるように見えるけど?

2014-07-29

http://anond.hatelabo.jp/20140728221918

労働者がすべて有能になれば生産性が向上するのは自明なのでこれは略。

能力が異なる労働者が混在している状態で、低能力労働者から抹殺して生産性が上がるかを考える。

 

集計的生産関数の通常の仮定においてそうであるように、労働に関して収穫逓減であれば、生産性は上がる。

でもまあ、これもつまらないので、そうじゃないかもしれない場合を考えてみる。

 

1.労働者抹殺する→労働人口減→分業・特化が難しくなる→生産性が下がる

2.労働人口減→(分業以外の)集積の利益が減少→生産性が下がる

これら二つは、過疎地域生産性低下問題みたいなものだな。

 

3.人口減→総需要減少→生産規模の経済が困難に→生産性が下がる

 

4.「能力」の多次元性と曖昧さ、また必要な「能力」の予測不可能性、最適配分の困難さに由来する非効率

生産フロンティア上での生産が実現できない場合一見余剰人員に見える労働力を抱えておく方が、予測困難な長期においては破綻確率が下がって、経済の持続可能性が高まるかもしれない。鶏鳴狗盗的な論理

 

5.上記4に似ているが、魯鈍な者がいなくなる→勤勉な者の働きが限界に→社会維持の破綻

魯鈍な者が実は勤勉な者の休息を助けたり機能を補完したりしているかもしれない。アリのコロニーアナロジー

 

表面的に識別しやすい「優秀さ」にこだわっていてはなかなか見えてこない、思いがけない役割機能が実はあるんです、というミクロ的なストーリーが出てくると面白いのだが。

人間多義的存在で、どんな個人でも24時間活動を完全にモニターされている人はいない。クラークケントみたいな、ダメサラリーマンが実は別の場面ではスーパーマンだということが、結構頻繁にあるかもしれない。例えば、会社では全く役立たずなOLなのだが、家庭に帰ると、有能なビジネスマンである夫の活動基盤を支える不可欠の存在だとか、30年後の天才起業家なる子どもを育てる素晴らしい育児センスの持ち主だったりとか。

そういう社会の複雑さを個別のエピソード還元してしまうと単なる偶然のケースみたいになるが、こうした思いがけなさが、実は社会維持において極めて重要だったのだ、というような話ができると面白いのだがなあ。

 

おまけの追記

6.遺伝的に「優秀」な人は「優秀」な人のペアからは生まれず、「優秀」と「非優秀」との適当な交雑が必要なのだ、というのはどうだろうか。

2014-07-18

http://anond.hatelabo.jp/20140718124443

から、私も女ですが

まあ大雑把に言ってネットに入れ込むのは程ほどにした方が、精神衛生上よろしいとは思うよ

女叩き以外にも職業とか国籍とか色んな叩きがネットには横行してるから

あいうの見てると果てしなく心が黒くなる

転じてモニターの外の世界を見てみると、そういうのは意外と皆きちんと隠していて、直接目にしてムカつくことはネットに比べ圧倒的に少ない

世の中を変えたいという熱い意志があるなら、確かに見なかった事にするのは何の解決にもならないけど

自分一人が楽になりたいだけなら、ネット接続時間を減らすのマジおすすめ

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