2014-09-14

辞めた

今日アニメーターを辞めることにした。

正確には会社をバックレた。

責任とかモラルとか、もう、わかってるけど、いい。どうでもいい。叩け。

とにかく今ドアを出て会社に向かいまた1週間を始めたら俺は 

壊 れ る。

「うちの会社ノルマとかはないよ。基本給+枚数をこなせば作業手当として給料は上がる。」

なのに、基本給は実は「最低限の枚数をこなしたという前提」で設定されていたんだ。

作業枚数が、会社の設定した枚数に満たない場合、基本給がマイナスされていく。

募集要項にはこう書いてあったんだ。

基本給+住宅手当+皆勤手当で15万円。アニメ業界初任給としてはかなりの高額だ。

でもそんなうまい話はなかった。 

給料日、俺の手には諭吉が7人しかいなかった。

09:30 会社に行く準備をしていると、じんましんが出てくる。

09:50 家を出る。太陽光を浴びる唯一の時間

10:00 出勤。「おはようございます」の言葉が空しいほど皆無言。

12:00 机で黙々と昼食。食欲がないのでせんべい1枚をかじる。特に会話はない。

14:00 外は太陽が降り注いでいるが会社電気すらついていない。モニターでの色確認などのため。

18:00 夕方を過ぎると微熱が出てくる。時には38度越える。 

20:30 パンを食べる。

22:00 集中力限界だが手を動かさないと仕事が終わらない。

23:30 正直アニメとかどうでもよくなってきて帰る。俺今日誰ともしゃべってねえ。

09:30 じんましん。以下永久ループ

絵を描くのが好き?そうだっけ?

俺が描いてるのは絵じゃなくて線にしか思えない。

10万そこらで10時間も線だけ描いて、俺はいい歳して社会に何を貢献しているの?

50代の作画監督見てたら、あんな大人にはなりたくないとしか思えない。

俺こんなことするために生まれてきたんじゃねえよ。

他人様の現実逃避材料を生み出すために、うどんも食えないほど憔悴するなんて。

最低限の生きる権利保障されながら金を稼ぎ、納税したい。

社会保険とか年金とかちゃんと払って、いつかは家庭を持って子孫も残して。

当たり前だと思ってたことすべてが、このままじゃ何ひとつ出来ない。

「人並み」の人生を生きるのってこんなに大変だったのかよ。

好きなことを仕事に?笑 やりがいを感じる仕事?笑

まじ馬鹿みてー

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