はてなキーワード: ふらいんぐうぃっちとは
アニヲタ歴は22年くらい?
私はアニヲタとしては00年代世代で、攻殻機動隊やハルヒが印象的だったんだけど
とは言えあそこでどっぷりハマったのは当時学生だった子達だと思う
90年代、00年代を経験してきたアニヲタ的には多分「なんかバズったね」程度だったのではないかな
・百合
(個人的にTV版は非常に熱狂したんだけど、映画版をまだ積んでると言う程度ではある。見なきゃ・・・)
ただこういう衝撃系作品って類似作品を出しても上手くいかないイメージが有る
実はエヴァもそうなんだよね、20年に1個くらい爆発する感じ?
調べたらアニメ化一発目が2009年夏らしいが、そのブームは2010年代を彩ったと言って良いと思う
実はこれも途中で止まってるので語る資格がないんだけど、ふれないわけにもいかない作品でもある
といってもこれは西尾維新+新房昭之節が極まった作品であって、他のアニメへの影響はほとんどないかもしれない
主人公がひたすら語る作品といえば、ハルヒと物語シリーズが思い浮かぶけど他にあるかな?
そういえば、ネットでの話題性に比べて円盤の売上がかなり高かったのが特徴的だったね
これもオンリーワン系だと思う
大変面白いけどそんな売れると思わなかった系でもある
2010年代は「面白いけどそれマイナー系だよね(ジャンプでやるようなタイプじゃない)」というのが正当に売れた10年だと思う
私の趣味に近づいた感じなんだけど、私みたいな奴が買ってるのかもしれない
2010年代はとにかくクオリティ向上が目についたと思うが、その集大成のように思えた
とんでもなく善良なあたりが現代日本っぽい
昔はもっと「根はいいやつだけどヤンチャ」とか「根はいいやつだけどスケベ」とかそういうのが多かったと思う
本当はアイドルアニメでまとめるべきなんだが私がちゃんと見ていないせいでまとめられない
SHOW BY ROCK!! 2015年(見た)
まだまだある!
・3DCGの強みを最高に活かせる
・スポ根の文脈があるから、いい話にもできるし女子ウケも狙える
私はドルオタではないしライブには興味がなかったが、最先端の3DCGで踊るアイドルには目を奪われたし
それに負けじと手描きで挑むのも面白かったし
というかプリパラで何度か泣いた
何気にこれもいろんな影響を撒き散らしてる気がしてならない
このアニメは声優アイドルの方で影響が強い気がするが、私はそこら辺疎いので語れない
個人的には「森脇監督+ふでやすかずゆき」という最狂タッグがプリパラという女児アニメでミルキィホームズを再現したのが衝撃だった
ちなみにふでやすかずゆきはゴチうさもやってたりする
ふでやす脚本回ではコメントで「ふでやすwww」と草をはやしている(これは私だけではない)
2010年代は3DCGアニメーションが普通に放送される時代となった
ようやくと言う感じ
3DCGを省力化のためにつかうというよりは、表現の幅を増やすために使っていたのが印象的だった
楽をすることなど考えておらず、クオリティをがるために戦略的に省力をしているようで、頭が下がる
そもそもアニメ業界全体で、気づかないうちに3DCGが使われているらしい
「誰が」と言う部分を語るとわけわからなくなるので、手法について語ると
一見すると品質の高くないように見える(MMDのような)3Dモデルを使用してアニメを作る手法だ
この手法の強みは何より制作期間の短さにあって、できるだけ少人数でアニメを成立させるならどうするかの局所最適解のように見える
素早く作れることで何度も内部でバージョンアップを重ねることができ、面白さ向上に繋がってると言う話はなるほどと思った
アジャイル開発だ
SNSで考察し合う前提で色々仕掛けておくたつき監督流には唸った
ちなみにけものフレンズは私が2010年代にハマったアニメ5指の中に入ると思う
けいおんが2009年初出、ひだまりスケッチが2007年初出、ゆるゆりが2011年初出らしい
その流れを組んだゆるい百合アニメは明らかに2010年代全盛期だったと思う
2014年にご注文はうさぎですか?が出た前後あたりから、明確にきらら系を意識されるようになったと思う
おおよその雰囲気として
・故に男女間の恋愛話に発展しない
・緩めのギャグ
・落ち着いた雰囲気
みたいなものがあると思う
見ているのは9割くらいが男性で、どうやら癒やしを求めているらしい
かくいう私も難民だけど
・ご注文はうさぎですか?(2014年)
実際にはこの3倍位の数にはなる
女だらけのアニメと聞くと、普通はお色気路線だと思うだろうが、それだけじゃ説明がつかないアニメがちらほら出ている
こういうのを並べてみて気づくのは、大抵何か趣味や地域の紹介アニメであることが多いと思う
たまたまかもしれないけど
これだけポリコレが極まった2010年代において、真正面からロリコンアニメをやる流れがあってちょっと笑った
ただ昔と違って、一個メタ構造になっていて、1人大人がいることが多い
ロリアニメではなく正しく「ロリコン(でギャグやる)アニメ」である
ただ可愛いとかじゃなくて構造的に成立してるのがなるほどと思った
示し合わせたわけでもないのに、この2作品は構造がかなり似ているのも面白い
話を作るに当たって下地にするものというのがある程度戦略的にパターン化されて行った
10年以上前ならアニメの主役は「世界を救う」みたいな話で、趣味や雑学はアニメでは脇役だったと思うが
2010年代は明らかに主役のポジションにそういう趣味・雑学作品があったと思う
おっさんがやってそうな趣味を女の子がやるだけでおっさんは喜ぶようだ
(ちなみに「世界を救う」から「趣味アニメ」の間に「部活アニメ」が挟まると思う)
そしてこういうのが流行るとどうやら世間でもプチブームが来るらしい
これはアニメが火付け役なのか、火がついたからアニメをやったのかどっちなんだろうか?
咲は初出が2009年だった
両方とも大ヒットしたために単体で文化っぽくなっているが
いろんなマニアックな知識をスポ根に落とし込んでいったのは非常にうまかった
私は2期までしかみてないんだけど
00年代のラノベの系譜を受けているので、今見ると少し懐かしい感じがする
触れるには荷が重い、そして私に語れる気がしない
特になろう系
ジャンル内で色々なアイディアで蠱毒をやった結果、驚くほど面白い作品が出てくることもある
魔法科高校の劣等生は最初楽しみ方が全くわからないまま見ていたが、ニコ動で見ていたら最終的になんか楽しくなっていた
腹抱えて笑った
確かこれでなろう系の印象が変わった
色々な出来事がイレギュラーに思えるんだけど、コメディとしてみれば割と基本を踏襲してたりするので異世界転生に先入観を持っていたのは自分のほうだと気づいた
これだけじゃないんだけど
そんなの昔からあると言われそうだけど、精神レベルで悪役というのは昔はそんなに無かった気がする
(ここにはたらく魔王さま!や、まちカドまぞくを入れるとよくわかんなくなりそうだけど)
すごい爽快感だった
これ一緒に語ると怒られそう
漫画だとこういう描き方あるけど、アニメのようなチーム制作ではきついでしょっていう作品を結構すごいクオリティで仕上げてきた年代だと思う
愛と執念と労力を感じた
そしてここらへん、題材としてはマイナーになりそうだったのに一個突き抜けて人気作になったのが意外だった
視聴者の年齢が上がってるのかも?
2010年代は、リメイク系アニメが成功した10年だったと思う
昔はリメイク作品がそこまで成功するイメージがなかったんだけど、2010年代はかなり安定していた
SSSS.GRIDMAN
非常に面白かったけど、特撮が一ミリもわからないので何も言えん
映画系 ほぼ見てない
BL ほぼ見てない
ソシャゲ系 見てない
他にも触れていないものが多いな、触れたいけどどう捉えるか難しいもの
・悪の華
・監獄学園
・銀魂
・斉木楠雄
・神のみ
・僕ベン
・クオリティの向上
こんな感じかな?
クオリティの向上により「背景が主役」みたいな落ち着いた雰囲気のアニメも作れるようになったと思う
(女性向け・BLアニメも台頭したはずなんだけど追ってないからわからん)
あと個人的にはニコニコ動画でアニメが見れるようになったのが大きな変化だ
コメントを見ると伏線の取りこぼしや背景の遊びなどに全部気づくことができるので楽しい(代わりにネタバレを踏むが)
・ラノベ系
・ギャルゲ系
なろう系、百合系、部活系は結構食いつぶしていると思うのでそろそろ縮小しそう
アイドル系はもう少しで食いつぶしそうな感じがする
流行り廃れはあっても全体的にボリュームが全体の変化は感じないかもしれない
というか半分くらい置き換わるかもしれないね
「封神演義から分けてもらえ」みたいな揶揄的なフレーズも生まれていたし、
厳密にどっちが早いかは知らんが誤差みたいなもんだと思う。
◯◯から25分分けてもらえ
これはポプテピから生まれたもんだったと思うけど、同じ内容を2周したポプテピをいじったのと
体感3分みたいな体感時間が早いアニメに対して、「ポプテピから一周分時間を分けてもらえ」という感じで使われた。
まぁ今は単純に出来の良さを対比してるものになってる感じあるけど
これ実際に体感時間が早い出来の良いものに対して使われることもあるんだけど
実際の時間が3分とか5分とかのアニメに対しても体感5分とか使われたりする。テンプレをいじったテンプレ
お前らには何が見えてるんだ
これはテンプレに対するテンプレで、映像違う特殊EDなのに、普段のEDと同じテンプレ使ったりすると言われる
個人的に最初に見たのはふらいんぐうぃっちのOPだけど、むっちゃでかでかと監督の名前が現れて、
しかも作中キャラがその監督の名前をアピールするポーズを取ってたのをいじったもの
合わせて「生産者表示」とかもあったけど、こっちはテンプレというほど広まってる感じはない。
これはアニメOPに合わせて、前述の「お前らには~」が良く使われてる
テンプレには「は?」とか「きららジャンプ」とか「なんか書いとけ」とか「さっき聞いた」とかあるし、もっと狭い界隈の中のさらに狭い界隈で通じるネタもいっぱいあるな
毎期アニメが終わるたび一生分のアニメを観たような気になるので、今期もまた新作アニメのPVやニュースを憂鬱な目で見ていたはずなのだけれど、気づけば今期もまた新作アニメを浴びるほど観る毎日に身を投じていたので風呂敷を広げすぎないうちに感想を書く。それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。
ちなみにここに書く作品すべて2話まで観ているわけではなく、まだ1話しか観ていない作品もいくつかある。あと解説の中に殆どキャラクター名(固有名詞)が出てこないのは、単に全く記憶していないからだったりする。表題のキャラ名(グリッドマンとか)や2期のキャラを除くと、真面目に「伝説の山田たえ」くらいしかフルネームを覚えていないかも。
~のみ見放題…対象サービスでのみ全話見放題。その他のサービスでは有料配信。
~のみ最新話無料…対象サービスでのみ最新話見放題。その他のサービスでは有料配信。
私はTVでアニメを観ない(BS見れないし、TOKYOMXもAT-Xも受信できないし)ので、配信情報はこれ以外の手段について書いている。
良い最終回だった。百合は百合でもガチの百合。花の学生生活を描くアニメ。
今年観た百合アニメで非常に印象的だった「citrus」と比較すると、citrusは主人公が性愛の目覚めに至ってから物語が始まるのに対して、本作は自分の気持ちにどんな意味があるのか?というところにフォーカスしていく物語みたい。「やがて」という言葉を冠しているところからも、同性愛に至るまでを描く内容なのだろうか。「わからない」っていうセリフが控えめに言って最高。あとcitrusにもあったけれど、最初に「男性から告白されて(恋愛対象とみなされて)、それを断った上での百合展開」というのがよりガチっぽくて好き。特に2話以降で言えば、同性愛の目覚めがけっしてみんな一緒のタイミングではなく、キャラによって気づきの早さが異なり、それゆえのすれ違いが描かれているところが最高に良い。
本作の脚本を手がけるのはあの花田十輝。「宇宙よりも遠い場所」のいしづかあつこ監督がどこかのインタビューで「花田脚本は絵で語る表現がうまく、例えば誰かが喋っているとき、そのキャラの顔をアップにするのではなく別のキャラの顔をアップにするとか、そのキャラの手元を写すなど「行間を読ませるような演出」に優れた脚本」と評価していたけれど、本作もそういった意匠のある演出になっている。「響け!ユーフォニアム」「宇宙よりも遠い場所」などでも見られるモノローグなど、花田十輝の良さが出ている作品。キスシーンめっちゃエモかった。
大島ミチルの音楽が非常に良い。校舎や制服が少し時代を感じさせる一方で、すごく特別で隔世感のある華やかな雰囲気に包まれていて、それを音楽が加速させている。また、パリッとしたわかりやすさを持たない、複雑な心情とよく合っていて痺れる。
それにしても制服のデザインがめちゃくちゃ好き。「ゆるゆり」「あまんちゅ!」の制服に似た優雅さがある。
AmazonPrimeVideo独占
制作:P.A.Works、背景:スタジオ・イースター(監修・東潤一)、音楽:出羽良彰、脚本:柿原優子。ゴリッゴリのP.A.Works作品。高校生の青春を描く物語。割とやさしいせかい。
なんやかんやで色が見えなくなった女の子がふさぎ込んじゃって、魔法使いのおばあちゃんが彼女のために云々・・・というシナリオ。色覚異常をテーマにした作品と聞いて「聲の形」が一瞬よぎったけれど、扱っているテーマが違う(あっちはいじめが大きなテーマになっている作品)。
演出的には「主人公を見守るような視点」が多く描かれていて、全体的に優しさに包まれている。魔法が日常に溶け込む世界感は「凪のあすから」くらい生活感のあるSFに仕上がっている。
生活感といえば1話の「魔法ショップの店内の様子」みたいなシーンを見て「ふらいんぐうぃっち」を思い出す人もいたと思うけれど、それもそのはず、本作の劇伴・出羽良彰はふらいんぐうぃっちの劇伴も担当していた人なので、圧倒的ふらいんぐうぃっち感のある、優しさに包まれた作品になっている。透明感のあるビブラフォンが骨身に沁みる。劇伴買おうかな。
それにしても、背景美術のクオリティが異常。一旦OPEDを観てほしい。タイトル通り本作は「色」が大きなテーマになっていて、物語のキーとなる背景が主役になるカットが多い。「(世界はこんなに美しいのに)主人公の目には世界が灰色に見える」という、暗闇の中にある思春期の心象風景に説得力を持たせるためには相当美しい背景が必要なのは分かるのだけれど、それにしても書き込みや彩色がエグく、特に彩度については主人公の心象とリンクして白黒〜極彩色まで変化するくらい凄まじい仕上がりになっている。なので、1話ラストの抽象的な、印象派のような絵画っぽい心象風景によって世界が彩られる演出は痺れた。
湘南のご当地アニメ(舞台が湘南なのは、原作者の鴨志田一曰く「湘南で青春の日々を過ごすことに憧れてたから」とのこと)。
鴨志田一といえば「Just Because!」がアニメ放送されたのは2017年10月だけれど、本作も学生のヤキモキした感じが漂う青春群像劇(ボーイ・ミーツ・ガール)になっている。
タイトルは章ごとに変わるらしい。ひたぎクラブ→まよいマイマイ→…的な。なお原作も各巻ごとにタイトルが異なる仕様だっため、先日発売された新装版は「タイトルを見ても巻数が分からない問題」が修正されている。ちなみに、2話で登場する少女(CV.水瀬いのり)のエピソードは、来年に劇場作品として公開が決まっている。
バニーガール先輩も青春豚野郎も非常にクレバーなキャラなので、ライトノベルっぽいタイトルやバニーガールのキービジュアルからは想像し難いような会話劇だったりする。「サクラダリセット」に近い。ともに主人公を演じるのは石川界人。彼の淡々とした口調がすきだなあ。ってティラミス見ながら思った。
本作は「思春期症候群」という都市伝説がテーマ。例えば「根も葉もない噂」とか「誰も自分のことを知らない世界に行きたい」とか「なんとなくみんなに合わせないといけないような、ハブられないようにしないといけない、という空気」とか「いじめを受けたことによる、目には見えない心の傷」など、特に学生時代に抱えやすい、可視化の難しい問題を「思春期症候群」という舞台装置によって可視化しているのかな。ある意味残酷ではあるけれど、逆に救いのある物語だよね。
会話の意味のなさが良い。「サクラダリセット」に出てくる相麻菫と浅井ケイの会話を思い出す。哲学に片足を突っ込んでるあたり特にツボ。1話なら「ありがとう」に「ありがとう」という意味が無いとか、2話なら「キスしよっか」が「キスしよっか」という意味を持たないような。そんなバニーガール先輩を見ていると「打ち上げ花火」のナズナちゃんを思い出す。会話にほとんど意味がないために、彼らの感情をうまくキャラクターの表情で表現しているのが言葉の軽さと対照的になっている。エモい。
特に2話は、問題の解決と同時に解消されるであろう二人の関係を思うと、どこか漂う諦め、虚無、寂寥感がある。
音楽を担当するFox capture planはシンセの曲が多めかつ特にEDのようなジャズっぽい
雰囲気があるので、「Just Beacause!」と比べて本作は精神年齢高めな作品に仕上がっている。
三浦しをんの小説原作。制作はproduction I.G。大学生10人がある日突然、箱根駅伝出場を目指してみた話。
原作が一般小説なので、大学生たちがアニメっぽいキャラクター性を持っていない。性格が地味な子が多い。しかもキャラの表情やしぐさにコミカルな表現(今期「うちのメイドがうざすぎる!」みたいな動き)をほとんど使用していない。なのに表情が非常に豊か。しかも10人とも顔のデザインがかなり異なっているのに(双子を除く)どのキャラも表情含め丁寧に描き分けしている。
アパートの飲み会中後ろでガヤガヤしている人(アドリブ)とか、アニメならキャラ同士のイチャコラを中央に据えて順番に映して「ガヤガヤしてる感」を演出しそうなのに、全くのガヤになっていて「仲がいいキャラクター同士のあつまり、という空気感」として描かれている。2話では特に青竹荘の日常が描かれていて、朝食のシーンなんか「大学生の住んでる古いアパートの日常風景」がそこにある。そういうリアルな空気が「見える」作品。
カットの特徴で言えば「やや見下ろすような視点」が多い印象。その場の雰囲気を描くためなのかな。
あと背景の情報量が多い。特に1話ラストのランニングシーンとか見ると何枚街のカットがあるんだ。全体的に黒っぽいのも実写っぽさがある(普通アニメでは夜の暗さを青色で表現する事が多い)。
ランニングシーンで言えば、走りモーションの躍動感とチャリを立ち漕ぎしてる体の触れ具合が好き。
死んだ女の子がアイドルとして歌って踊る佐賀の日常に異世界転生する話。大人が本気で悪ふざけしているアニメ。大人の悪ふざけxアイドルなアニメで今年放送された作品だと「魔法少女☆俺」が思い浮かぶけれど、本作はあっちよりもずっとアイドル寄りに仕上がっている。不和→衝突→団結を繰り返しながら一つになっていく物語の中にライブパートが含まれており、毎話ライブがエモい。特に2話は、ライブシーンのアニメーションもさることながら主人公を演じる本渡楓がめっちゃすごかった。日本語のラップに抵抗のない人なら楽しめると思う。
概ねギャグアニメになっていて、ゾンビというB級モチーフも相まって福田雄一っぽさを感じる。特に宮野真守が演じる巽幸太郎がだんだん佐藤二朗に見えてくる不思議(「全部宮野さんにおまかせで!」っていうディレクションだったらしい)。
ゾンビというモチーフを積極的に使った作品で私が観たことのあるアニメは「さんかれあ」くらいなのだけれど、どっちも「ゾンビ化」→「第2の人生」みたいな、特にこの作品では「異世界転生」みたいな機能を持っているみたい。つまり佐賀は異世界。
ちなみに「さんかれあ」では、ゾンビについて「生きているのか、死んでいるのか」「魂はどこに?」「自由意志はあるのか、ただの反射なのか」「自己同一性」「どこまで肉体は不変なのか」「どれくらい肉体が朽ちると、彼女は彼女でなくなるのか」みたいな視点に触れているややハードめな作品なのに対し、本作は(2話時点で)そういう視点がざっくりスルーされているので、安心して観られる。
なぜだろう、ただ若干肌が土気色で目のくぼみが強調されているくらいなのに…なんだか…あれ?…かわいいぞ…?
すすすすっ。”SSSS.”は発音しない。グリッドマン。アニメ版特撮ヒーロー。アニメ(ーター)見本市からの長編アニメ化(過去に長編化したのは「龍の歯医者」だけ?)。監督、美術、音響効果など一部スタッフが続投している。アニメで観る特撮ヒーロー。
作品のコンセプト的に子供向けっぽいのかな、と思っていたけれど、OP見ると本来あるはずの白文字テロップ歌詞が無いので、なんか大人向けっぽい。
作品の雰囲気を象徴している背景美術のフェチズムがすごい。何あの電柱の書き込み。他にも教室の雰囲気や町並みなども懐かしさを感じる雰囲気。
強烈なのは、日常と非日常が交錯する日常パート。「なんかヤバそうなんだけど、別にみんななんともないし大丈夫なのかな」という正常性バイアスに支配された日常っぽくてしびれる。特に1話の日常パートには音楽がなく、緊張感がある。
それはそれとして、モブ同士の会話がすごく良い。文字通り何気ない会話なんだけど、モブが活き活きしている。なお公式では毎週期間限定でボイスドラマを公開していて(脚本:雨宮哲監督)、内容としては各話の幕間を描いている。1話4分位なので聴きやすい。
そんな日常パートが終了するキッカケとなる怪獣の登場シーンがまた強烈。デザインとか暴れ方はまさに特撮ヒーローに出てくる怪獣そのものって感じだけれど、直接怪獣を描くのではなく「混戦する無線通信」「燃える街」「ビルの向こう側でなんか大変なことが起きてるみたいだけど見えないのであんまり慌てていない電車の乗客」等、雰囲気を描くことで怪獣の怖さを描いている。私はあんまり特撮ヒーローモノを観ないけれど、これを観てて「シン・ゴジラ」と同じ感動を覚えた。本作の音楽も鷲巣詩郎であり、無音からの劇伴→勝利用BGMという演出が見事に決まっている。
グリッドマンのアクションシーンもやはり特撮ヒーローライクな演出(というか再現)になっていて、重量感のある着地や舞い上がる瓦礫はまさにという感じ。特にアニメで見るライダーキックは迫力がある。アニメなのだからもっとデフォルメして空高く飛んだりしてもいいのに、中に人間が入っているような動きで繰り出すキックらしい迫力がある。これを観たかった。あとたまにフィギュアが動いているように見えるのは、監督含むトリガーの人たちがフィギュアオタクだからなのかも(職場が足の踏み場もないくらいフィギュアで溢れているらしい)。
心・技・体の揃った「未確認で進行形」の紅緒お姉さまがロリ小姑を追い詰める。
動画工房の持ち味である、ヌルッヌルのコミカルなアニメーションを観ることができる。特に本作はチーム太田(監督:太田雅彦、副監督:大隈孝晴、シリーズ構成・音響監督:あおしまたかし、音響監督:えびなやすのり、音楽:三澤康広。代表作は「みつどもえ」「ゆるゆり」「琴浦さん」「さばげぶっ!」「干物娘!うまるちゃん」「ガヴリールドロップアウト」等)による新作であり、作品のベクトルはあんな感じの日常コメディ。ついニコニコ動画で観ちゃう。
でもないマンガをあげてみる
プンプン恋愛ものかあ…うーん、私は一応あれはプンプン成長物語だと思っているので、入れといてください!
あと日常系もオッケー!
追記3 ああそっか、確かに青年誌とか、ラーメン屋においてある系はあてはまりますね…。
ふらいんぐうぃっちは難しいところですね、魔法を使うから、一応ファンタジーかな?
追記4 わー! 後から読み直すと、我ながらひどい書き方だ。すみません!
こういうのを探しているので、おすすめ教えてください、と書くべきでした!
まだまだ知らないマンガがたくさんあることがわかりました。
どうもありがとうございました!
•ラ クインタ カーメラ 5番目の部屋
(追記分)
•透明なゆりかご
GIGAZINEから秋の便りが届いたので、気になった作品だけ。
監督:古田丈司 「漫画家さんとアシスタントさんと」「うたの☆プリンスさまっ♪」監督
シリーズ演出:安藤良 「亜人ちゃんは語りたい」監督
シリーズ構成・脚本:鈴木智尋「タイバニ」「ワンパンマン」シリーズ構成
音楽:林ゆうき 「デス・パレード」「キズナイーバー」「ボールルームへようこそ」劇伴。またドラマ「ストロベリーナイト」「DOCTORS」「BOSS」「リーガル・ハイ」劇伴
音響監督:木村絵理子 「TIGER&BUNNY」「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「夜明け告げるルーのうた」音響監督
監督:玉村仁 大沼心の相方。「六畳間の侵略者!?」「落第騎士の英雄譚」シリーズディレクター
シリーズディレクター:アベユーイチ(ウルトラマンシリーズ監督)
シナリオ設定:打越鋼太郎 元スパイク・チュンソフトの人。「パンチライン」脚本
シリーズ構成・脚本:ヤスカワショウゴ 「六畳間の侵略者!?」「落第騎士の英雄譚」シリーズ構成
総作画監督:山本亮友 「三ツ星カラーズ」キーアニメーター、作監
音響監督:森下広人 「sin 七つの大罪」「セントールの悩み」「ISLAND」「メルヘン・メドヘン」音響監督
制作:ダンデライオンアニメーションスタジオ(「ロボマスターズ」制作全般)/十文字(グロス請けがメイン)
監督:菊地康仁 アクエリオン演出、マクロスF監督、IS監督、武装神姫監督
副監督:中山敦史 「アブソリュート・デュオ」監督
キャラクターデザイン:江畑諒真 「武装神姫」キャラデザ、「アブソリュート・デュオ」コンテ・演出・原画
制作:エイトビット 「IS」「武装神姫」「ヤマノススメ」「アブソリュート・デュオ」「グリザイア」
原作:鴨志田一 「さくら荘」「オルフェンズ」「Just Because!」
シリーズ構成・脚本:横谷昌宏 「サクラクエスト」「リゼロ」「Free!!」「はたらく魔王さま!」シリーズ構成
キャラクターデザイン:田村里美 A1Pictures各作品の作監
美術監督:渋谷幸弘 劇場版コナンシリーズ、夏目友人帳シリーズの美術監督
制作:CloverWorks A1 Pictures系列の制作会社。
監督:秋田谷典昭 「バクマン」「城下町のダンデライオン」「アクティヴレイド」「バトルガールハイスクール」監督
副監督:福島利規 「バクマン」「バトルガールハイスクール」コンテ、「城下町のダンデライオン」「アクティヴレイド」副監督
キャラクターデザイン・総作画監督:酒井孝裕 「結城友奈は勇者である」キャラデザ・総作監
監督:加藤誠 「櫻子さんの足元には死体が埋まっている」監督、「Re:Creators」副監督
キャラクターデザイン:合田浩章 「ああっ女神さまっ」監督、TROYCA各作品の作監
制作:TROYCA 「アルドノア・ゼロ」「櫻子さん」「Re:Creators」「アイドリッシュセブン」
監督:太田雅彦 「ゆるゆり」「琴浦さん」「さばげぶ」「うまる」「ガヴ」
シリーズ構成・音響監督:あおしまたかし 同上、「アホガール」シリーズ構成、「刀使ノ巫女」脚本
キャラクターデザイン:山崎淳 「三者三葉」キャラデザ、「プラスティック・メモリーズ」「NEW GAME!!」メインアニメーター
監督:龍輪直征 新房さんの相方。 「ニセコイ」「幸福グラフィティ」監督
シリーズ構成:成田良美 プリキュアシリーズ構成、「いつだって僕らの恋は〜」シリーズ構成
制作:CloverWorks A1 Pictures系列の制作会社。
監督:篠原俊哉 「黒執事」「凪のあすから」監督、「アリスと蔵六」6話コンテ、「魔法使いの嫁」22話コンテ
音楽:出羽良彰 「ふらいんぐうぃっち」「キノの旅(2017)」「凪のあすから」劇伴
監督:岸誠二 「ダンガンロンパ」「月がきれい」「ようこそ実力至上主義の教室へ」「結城友奈は勇者である」「あそびあそばせ」監督
シリーズディレクター:福岡大生 「ダンガンロンパ」「結城友奈は勇者である」監督
シリーズ構成:上江洲誠 「結城友奈は勇者である」「暗殺教室」「乱歩奇譚」「うーさーのその日暮らし」「この素晴らしい世界に祝福を!」「クズの本懐」シリーズ構成
キャラクターデザイン・総作画監督:河野のぞみ 「このはな綺譚」「あそびあそばせ」「七星のスバル」共同作監、「ハクメイとミコチ」ED作画
音楽:甲田雅人 「デビルメイクライ」「モンスターハンター」「ワイルドアームズ」共同作曲、「この素晴らしい世界に祝福を!」「ナイツ&マジック」「あそびあそばせ」劇伴
監督:雨宮哲 アニメ(ーター)見本市「GRIDMAN」監督・原画、「キルラキル」助監督、「ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン」シリーズディレクター
音響効果:森川永子 アニメ(ーター)見本市「GRIDMAN」音響効果、京アニ各作品
アニメーションプロデューサー:舛本和也 アニメーター見本市「GRIDMAN」制作補佐
監督:尾崎隆晴 「少女終末旅行」監督、「灰と幻想のグリムガル」5話コンテ・演出
シリーズ構成・脚本:倉田英之 「今、そこにいる僕」「神のみぞ知るセカイ」「グリザイアシリーズ」「灼熱の卓球娘」「メイドインアビス」シリーズ構成
脚本:黒田洋介 「ヨルムンガンド」「装神少女まとい」「SAOAGGO」シリーズ構成
音楽:末廣健一郎 「Re:ゼロから始まる異世界生活」「少女終末旅行」「こみっくがーるず」「ゴールデンカムイ」「はたらく細胞」劇伴
制作:WHITE FOX 「ヨルムンガンド」「Re:ゼロから始まる異世界生活」「装神少女まとい」「ゼロから始まる魔法の書」「少女終末旅行」「シュタインズ・ゲート ゼロ」
監督:さとう陽 「ヤマノススメ セカンドシーズン」21話コンテ・演出・作監
原案・シリーズ構成:タカヒロ 「結城友奈は勇者である」シリーズ原案
キャラクターデザイン:石野聡 「Classroom☆Crisis」「デート・ア・ライブ」「A.I.C.O. Incarnation」キャラデザ
音響監督:藤田亜紀子 「ハナヤマタ」「Classroom☆Crisis」「冴えない彼女の育て方」「賭ケグルイ」「刻刻」「はるかなレシーブ」音響監督
制作:Lay-duce 2013年設立 「Classroom☆Crisis」「いつだって僕らの恋は10センチだった。」
監督:佐藤雅子 「あまんちゅ!」2話コンテ・演出、「ボールルームへようこそ」4・17・23話コンテ・演出
キャラクターデザイン:天﨑まなむ 「未確認で進行形」「月刊少女野崎くん」「干物娘!うまるちゃん」「NEW GAME」「ガヴ」作監(NEW GAMEは共同で総作監)
音響監督:平光琢也 「GUNSLINGER GIRL」音響監督等
音楽:manzo 「秘密結社鷹の爪」劇伴 / 堤博明 「クジラの子らは砂上に歌う」「からかい上手の高木さん」劇伴
CG・映像制作:リンクトブレイン 2011年設立。ゲーム運営・開発事業が主 「弱虫ペダル」3Dアニメーション制作
監督:元永慶太郎 「ヨルムンガンド」「デート・ア・ライブ」「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」「デジモンアドベンチャー(2015~)」監督
アニメーションキャラクターデザイン:奥田陽介 「ご注文はうさぎですか?」「ブレンド・S」キャラデザ、「天体のメソッド」「ハイスクール・フリート」総作監
音楽:甲田雅人 「デビルメイクライ」「モンスターハンター」「ワイルドアームズ」共同作曲、「この素晴らしい世界に祝福を!」「ナイツ&マジック」「あそびあそばせ」劇伴
監督:山村卓也 「甘城ブリリアントパーク」5,11話「響け!ユーフォニアム」3,10話「響け!ユーフォニアム2」3話「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」7話コンテ・演出
キャラクターデザイン:門脇未来 「境界の彼方」「甘城ブリリアントパーク」「小林さんちのメイドラゴン」キャラデザ
総作画監督:丸木宣明 「甘城ブリリアントパーク」「小林さんちのメイドラゴン」総作監
スラムダンクが好きな人にはバスケ繋がりって事で、あひるの空とか勧めちゃいがちだけど、スラムダンクとあひるの空ってちょっと趣向が違う気がしてます。スラムダンクの面白さって、素人(ただめっちゃ才能あって努力して、めっちゃ成長する奴)が強いやつに勝つあの爽快感とかに通じてるんじゃないかなぁって思うから、ベイビーステップやカペタをおすすめした方が、そうそう!これこれ!ってなるんじゃないかなぁと。
逆にあひるの空好きな人は、あの青春時代の独特の無力感とか、空気感が好きだったりすると思うからソラニンとかが、おすすめかなぁって感じ。
というわけで、いろんな作品を「バスケ」「料理」みたいなジャンルで紹介じゃなくて、「その他の共通項」でおすすめしてみます。
じゃあさっそく。
①スラムダンクが好きなら
・カペタ
冒頭でも紹介した素人が強いやつに勝つあの爽快感だとか、ライバルとの関係性とか、ヒロインとの関係性とか、なんか通じるものがある作品ですね。そしてどれも名作。読んで損ないです。間違いないないです。
(ベイビーステップの終わり方だけは許せないけどw)
②ナルトが好きなら
・KAKURENBO(映像作品)
KAKURENBOに関しては、まぁ声がナルトですしねw。
③君に届けが好きなら
登場人物の関係性が同じ趣向かなぁって思いますね。主人公はすげー人気者かつ意外といい奴で、女の子は気持ちを前に出せないで、相手の気持ちばっかり考えちゃって自分の気持ちは二の次になっちゃう子だったり、そしてギャルめちゃいい子やん!みたいなw
④ジャイアントキリングが好きなら
監督が論理的風で良い。あの戦略がハマった時の気持ちよさは素晴らしい。
⑤よつばとが好きなら
よつばみたいな子に周りの大人が振り回されて、そして、その振り回された人が、なにか気づきを得られたり得られなかったり、損したりな漫画。
⑥イムリが好きなら
・銃座のウルナ
・辺境で
イムリが好きな人は、相当漫画好きだと思うので、おすすめする時は、ちょっとマイナーな漫画もおすすめしておくと喜ばれそう。
やっぱりおなじレーベルの作品だから、おなじテイストになりがちではあるけど、銃座のウルナは面白いっすよ。段々謎が解き明かされていくパターンですね。イムリ同様漂う不気味さが癖になる。
⑦ご近所物語が好きなら
お洒落なんですよねー。絵柄とかは全然違うのだけど、バックグラウンドに流れるオシャレマインドが通じるところあるんですよねー。(すみません、表現がお洒落ではなくて…。)
⑧九井諒子が好きなら
・春と盆暗
あのシュールさとクスっとくる感じ好き、好きなんです。あれ。
・逢沢りく
好き嫌い分かれる作品だと思う(実際分かれてる作品ですね)。表面上の振る舞いと、心の中の気持ちとが異なってる人がいるってことを理解できる人じゃないと、終始イライラして終わっちゃうかと。
僕は、傍若無人な振る舞いされても、わがままに振り回されても全然構わないです。
以上
アニメの作り手は一つの作品だけでも沢山いるので「なんで殊更声優に詳しい人が多いんだ?」という疑念は、全くアニメを観てなかった2年前の私も持っていたのだけれど、いざアニメを観るようになってからは、三度「彼らもこうやって声優のことを好きになったのかなぁ…」と思うことがあったので、そのあたりの経験を増田に投げてみようと思った。
アニメにハマった初期の頃は声優の名前を気にせず、物語の好き嫌いだけで観ていた(そういう意味では「アニメ=魅力的な原作を動画化したもの」という認識だったのかもしれない)のだけれど、去年ニコニコ動画で「ふらいんぐうぃっち」を観ていたとき、作り手に言及したコメントがたくさんあったので、自然と本作の監督、脚本、絵コンテ、音楽、背景等について興味が湧き、めっちゃ調べまくったのを覚えている。
それ以来、アニメは必ず作り手が誰かを気にしながら観るようになった。自分の好きな作品に関わるスタッフが別作品に関わっていれば、観てなくても好みの作品であることが分かるので、そういう「好きなスタッフ」を増やしていくことが、大好きな作品に出会うための一番の指針になるからだ。でもこの時点ではまだ、殊更に声優を意識することはなかった。声優の演技は基本ディレクション次第で、いい演技=いいディレクションだと思っていたからだ。
最初に声優の凄さを実感したのは〈物語〉シリーズだったと思う。どのキャラも作中で掘り下げていて必ず見せ場があるので、一通り中の人の好演を観ることができる。おかげでキャラと中の人の名前が一致するのにそれほど苦労しなかったのだけれど、そんな彼らが別の作品に出ていたのを観たとき、声がまるで別人みたいな声色や喋り方で(別人格だから当たり前なんだけど)、いくらディレクションが違うとはいえこんなに多彩な演技ができる声優ってすごい!と感じ、以降気になったキャラの中の人は「作り手」として積極的に覚えるようになった(この頃はまだ、アニメ作品の主演声優すら覚えてない事が多かった)。
一方、明確に声優個人の人となりを意識したのは「てさぐれ!部活もの」シリーズだった。これは中の人とキャラクターの境界が非常に曖昧な作品なので、本作に限り「このアニメを好きになる=中の人を好きになる」といっても過言ではない。また、本作はニコ動で公式ラジオを今でも無料開放しており、声優同士の馬鹿騒ぎや、それに対するファンからの愛のあるコメントを見ることができる。そこではどの声優も独特のいじられ方をしており、非常に愛に溢れた独特の空間になっている。当然声優個人に興味が湧いたので各声優のニコニコ大百科を見たのだけれど、どの声優のページもあらゆるエピソードや出演作を網羅的に記載していて驚いた。あまりに面白かったので、暫くの間声優の大百科サーフィンにハマっていたくらいだ。これだけの情報をまとめるファンたちはすごい。もはや一種のエンターテイメントである。おかげで、特定の作品の中の人を全員覚えることが出来た(全員覚えたのは本作だけかもしれない)。この頃から特定の声優目当てでアニメを観ることが多くなった気がする。
てさ部がキッカケで多くのアニメに(広報として)公式ラジオ番組があることを知った。この手のラジオは大抵出演声優がMCを務めているので、そのアニメのことを詳しく知りたいからと聴くうち、どんどん声優に詳しくなっていく仕様になっている(特にラジオはSound Onlyなので、声と名前を一致させるところから始める必要があるのも、これに拍車をかけている気がする)。
広報のための番組とはいえラジオはラジオなので、たまに声優個人の近況報告の中で友達の声優や同じ事務所の声優が話に出て来たりするのだけれど、その度調べていくうち「声優のラジオ界隈」というコミュニティにたどり着き、そこからは芋づる式に声優に詳しくなっていった(例:水瀬いのりさんのラジオにちょくちょく出てくる大西沙織さんと一緒にラジオをやってる佐倉綾音さんと仲がいい加隈亜衣さんと東山奈央さんとか)。ラジオを聴く限り声優は職業柄、横のつながりを大切にする人が多いようだ。声優は基本的に他事務所の声優と一緒に仕事をする機会は多く、同じ事務所の声優と一緒になる機会が少ないので、事務所を越えて交友関係が広がる傾向にあるとのこと。声優による、事務所を越えた労働組合を作る日が来たりして。
私はもともとラジオ大好きっ子だったので、ラジオパーソナリティの人となりが好きという理由だけで、福山雅治さんも荻上チキさんも伊集院光さんも朝井リョウさんもオードリーも菊地成孔さんも花澤香菜さんも西明日香さんも小澤亜李さんも黒沢ともよさんも吉田有里さんも本渡楓さんもラジオで聴いている。そう考えると私には「演者として好きな声優」と「人として好きな声優」がいるということなのだろう(必ずしも可分ではない)。ラジオという媒体は多かれ少なかれパーソナリティのプライベートを切り売りする仕事なので、聴けば聴くほど彼らを好きになってしまうのだ。例えば黒沢ともよさんのラジオを聴こうと思ったキッカケこそ「宝石の国」での演技に感動したからなのだけれど、「それはそれ、これはこれ」みたいな。
だから、「声優は好きだけどアニメは観ない人」も「アニメは観るけど声優には詳しくない人」もいて当然だと思う。なんせ声優の仕事は多岐に渡るので「アニメの仕事」は声優のいち側面でしか無く、「アニメに詳しい人が知る声優」と「声優が好きな人が知る声優」は必ずしも一致しないのだから。強いて言えば、多くの声優はアニメが大好きなので自然と「アニメが大好きで声優にも詳しい人」が多くなるのだろう。私みたいに。
よくアニメ実況のTLやニコニコのコメントで声優いじりのネタを書き込む人がいるけれど、あれも「普段ラジオや生放送で馬鹿騒ぎしてる人がアニメで真面目に演技している(笑)」とか「あの作品ではあんなにコミカルな演技してたのに(笑)」っていう、ある種声優本位な観かただったりするので、それはそれで楽しそうだ。
でも私にも全く分からない分野があって、たとえばアイドル声優(アイドルを描くアニメ等の作品と同時展開でリアルでもライブイベント等を通じてアイドル活動を行う人たち)だ。本当に何もわからない。もちろんそれは特定の声優をさすカテゴリではなく、あくまで声優のいち側面でしか無いのだろうけれど、個人的な観測範囲ではどうもファン層が異なるように感じる。あの界隈はやっぱりリアルでのライブに行かないとその本質が分からないものなのだろうか。もし増田erの中にアイドル声優(狭義)にハマってる人がいたら「アニメをどう楽しむのか」とか「アイドル声優と声優じゃないアイドルの違い」とか聞いてみたいな。あと、アニメキャラクターの性格と中の人の性格は当然違うわけだけれど、ライブってどうやって楽しむんだろう。やっぱり「それはそれ、これはこれ」なのかな。
GIGAZINEから夏の便りが届いたので、気になった作品だけ。備忘録とは名ばかりの、個人の主観をまとめただけの、まったく邪悪なエントリー。
※ここで触れる作品はほぼすべて原作未読の上PV見てないので、どんな物語なのか分からないまま書いてます。あとソースはWikiなので多分間違ってるとおもう。
ビジュアルノベル原作。制作はfeel.(ヒナまつり、月がきれい等)。
監督:川口敬一郎(PSO2アニメーション、FAG等。今期は中間管理録トネガワの監督も兼任)
シリーズ構成:荒川稔久(狼と香辛料、まおゆう魔王勇者、この美術部には問題がある等)
総作監:川村幸祐(FAG、対魔導学園のキャラデザ・総作監等)
good!アフタヌーン連載の漫画原作。制作はライデンフィルム(レイトン(カトリー)、LOST SONG、ロクでなし魔術講師と禁忌教典、キリングバイツ等)。
監督:江崎慎平(ガンスリンガーストラトス監督、僕だけがいない街7,11話絵コンテ、灰と幻想のグリムガル9話絵コンテ等)
シリーズ構成:岸本卓(ハイキュー!!、91Days、僕だけがいない街のシリーズ構成等)
総作監:飯野まこと(がっこうぐらし!、ロクでなし魔術講師の総作監、Vivid Strike!アクション監修)
背景:草薙
OP:YURiKA ED:大原ゆい子(宝石の国ペア。共にTOHOアニメーション絡み)
3期。制作は引き続きエイトビット。ほぼ2期のスタッフが続投。
監督・音響演出・シリーズ構成:山本裕介(少年メイド、ナイツ&マジック等)
脚本:いつものふでやすかずゆき(今期はヤマノススメ、異世界魔王、邪神ちゃんを兼任)
美術:ムクオスタジオ(アイカツフレンズ、こみっくがーるず等)
音楽:yamazo/Tom-H@ck(オーイシおにいさんの相方)
マーベラスの展開するメディアミックス作品。制作はトムス・エンタテインメント。
監督:カサヰケンイチ(バクマン、あまんちゅ(1期)監督等。)
シリーズ構成:あおしまたかし(ゆるゆり、うまる、アホガール、サンリオ男子のシリーズ構成等。刀使ノ巫女5,7,11,15,18,20,22話脚本)
監督:川口敬一郎(PSO2アニメーション、FAGの監督等。今期は中間管理録トネガワの監督も兼任)
シリーズ構成:広田光毅(PSO2アニメーション、アニメガタリズのシリーズ構成等。今期は中間管理録トネガワとゾイドワイルドを兼任)
総作監:高田晴仁(逆境無頼カイジ 破戒録篇 総作監)
漫画4コマぱれっとで連載の漫画原作。制作はSILVER LINK.。
総監督:いつもの大沼心(あんハピ、妹さえいればいい、プリズマ☆イリヤ、デスマ等)
監督:湊未來(あんハピ3,5話、プリズマ☆イリヤ、妹さえいればいい6,10話絵コンテ等)
シリーズ構成:いつもの志茂文彦(未確認で進行形、NEW GAME、ステラのまほう、りゅうおうのおしごとシリーズ構成等)
音楽:川田瑠夏(ごちうさ、学園ベビーシッターズ等)
講談社ラノベ文庫刊行のラノベ原作。制作は亜細亜堂(1978年設立。元請けは終末のイゼッタ等)。
シリーズ構成:いつもの筆安一幸(今期はヤマノススメ、異世界魔王、邪神ちゃんを兼任)
監督:鈴木健太郎(じょしらく5,11話、ふらいんぐうぃっち7話、スロウスタート5話絵コンテ等)
シリーズ構成:藤岡美暢(京極夏彦作品アニメ脚本等。ミステリー小説作家)
月刊少年シリウス連載の漫画原作。制作はdavid production。
監督:鈴木健一(JOJOシリーズディレクター、DRIFTERS監督等)
シリーズ構成:いつもの柿原優子(ちはやふる、月がきれい、アイカツ、学園ベビーシッターズのシリーズ構成等。今期はあそびあそばせも兼任)
音響監督:いつもの明田川仁(今期はたらく細胞、ゆらぎ荘、ゴクドルズ、天狼を兼任)
音楽:末廣健一郎・MAYUKO(リゼロ、少女週末旅行、こみっくがーるず、ゴールデンカムイ等)
ヤングアニマルで連載の漫画原作。制作はLerche(ダンロン、ようこそ実力至上主義の教室へ、このはな綺譚、ハクミコ等)。
監督:岸誠二(ゆゆゆ、月がきれい、ダンロン、ようこそ実力至上主義の教室へ等)
シリーズ構成:いつもの柿原優子(ちはやふる、月がきれい、アイカツ、学園ベビーシッターズのシリーズ構成等。今期はあそびあそばせも兼任)
COMICメテオ連載の漫画原作。制作はノーマッド(元請けはヨザクラカルテット、帰宅部活動記録等)。
シリーズ構成:いつもの筆安一幸(今期はヤマノススメ、異世界魔王、邪神ちゃんを兼任)
キャラクターデザイン:古賀誠(ARIA キャラデザ・総作監、帰宅部活動記録 総作監等)
監督:山川吉樹(キルミー、ダンまちの監督、アリスと蔵六2,4,10話絵コンテ等)
シリーズ構成:いつもの浦畑達彦(GATE、六花の勇者、徒然チルドレン シリーズ構成、ヴァイオレット・エヴァーガーデン3,6,11話脚本等)
音響監督:いつもの明田川仁(今期はたらく細胞、ゆらぎ荘、ゴクドルズ、天狼を兼任)
アニメーション制作統括:いつもの松倉友二(ダンまち、ふらいんぐうぃっち、あまんちゅ、アリスと蔵六等)
ゲーム画面を収録するため、”高田馬場ゲームセンター ミカド”に協力してもらう本気っぷり。
ガンガンJOKER連載の漫画原作。制作はEzo'la(元請けは初めて?)。
総監督:草川啓造(銃皇無尽のファフニール、風夏、アホガール、アクションヒロインチアフルーツ等)
シリーズ構成:いつもの待田堂子(からかい上手の高木さん、こみっくがーるず 脚本、カリギュラ シリーズ構成等。今期はるかなレシーブも兼任)
音響監督:立石弥生(OneRoom、RoomMate、徒然チルドレン等)
声優陣にヤバみを感じる。なおキャストの梅原裕一郎が病気療養のため石川界人に変更。
週刊少年ジャンプ連載の漫画原作。制作はXEBEC(フルメタIV等)。
監督:長澤剛(今日の5分の2、ニャル子さん、クロックワーク・プラネット等)
ふらいんぐうぃっち はどういう扱いなんでしょう?
おすすめありがとうございます。こんなにたくさん勧めてもらえるなら最初から書いておけばよかった。20代後半の女、アマゾンプライム会員、5年ぐらい暇さえあれば映画ばかり見ていました。マンガやアニメには人が死なないものを求めています。うーさーとガンダムさんは欠かさず見てました。
ヤマノススメ、高木さん、宇宙よりも遠い場所、衛宮さんち、ヴァイオレット・エヴァーガーデン、メイドインアビス、少女終末旅行あたりが気になりました。ダーリン・イン・ザ・フランキスはもう少し元気になったら見ます。
ゆるキャン△はなでしこちゃんの犬みたいな感じが好きです。癒ししかない。ああいうふわふわした可愛い子が出てくるアニメや漫画が読みたい。ボブの女の子と語尾がのじゃの女の子がいると尚良し。
けもフレ2話まで見てました。ツイッターで見かけたトキさんのドスケベフィギュアがほしいです。組み立てはともかく、色を塗る技術がないからお金払って色塗ってほしい。
プリンセスプリンシパルはニコニコの振り返り放送を4話まで見て寝落ちしました。5話のアクションがすごかったらしいと聞いて惜しいことをしたと思いました。
幼女戦記も途中まで見てた記憶があるんですけど途中で録画失敗したから見るのやめた記憶があります
ふらいんぐうぃっちは漫画全部読みました。すごくいい。癒される。アニメあるんですね。見てみます。
せっかくのおすすめなんですが、お気持ちだけ受け取っておきます。男はスキンヘッドが好きなのと(ステイサムとかマーク・ストロングとか)、あと宗教上の理由で刀剣乱舞とか男キャラの日常系はお断りしてます。
人が死ぬのが嫌いなわけではないので大丈夫です。女の子の日常系の洋画(邦画はよっぽどの理由がない限りお断りしてます)って探すとあんまり見つからないので別媒体で摂取したいと思ったらマンガやアニメになりました。
けもフレはなんとなく気が進まなかっただけだったので時間作ってみてみます。
ローリング☆ガールズ見てみます!これも確か録画失敗して全部消した記憶が……