はてなキーワード: リリースとは
最近アイドルマスターの皮を被ったツムツムみたいなアプリがリリースされた。
1プレイしてタイムアップの時に延長するかどうかを選択出来て、その時にアイドルが「延長してください」みたいなボイスが流れる。
「何でアイドルに悲しい声をださせるんだ」だとか「アイドルに金稼がせてるみたいで嫌だ」だとかエロメインで描いてる人が文句を言っていて驚いた。
おいおい、自分は二次創作しかもエロで本出して小銭稼いでるのに公式が少しでも金稼ごうとしたら文句言うんかい。
女の子喘がせてる絵をネットの海に放流する行為はその人にとって嫌なことじゃないのだろうか。
これに限らず成人向けメインで二次創作している割に公式に文句言ってる人をちょくちょく見る。
成人向けと健全でアカウント分けてるから?そもそも健全作品で成人向け描いてることに何も感じていない?
PS5の話。
XboxなんてMSも日本市場をとっくの昔に諦めてるし、PCでレイトレーシング対応のゲームやろうとすればビデオカードだけで5万飛ぶし、任天堂のハードでレイトレーシング対応のするのは2世代ぐらい先だろうし、レイトレーシング対応のゲーム遊びたいならPS5を待つ以外に道がない。
日本市場自体が人口減少で縮小してる上にほっといても逃げない客なんだから、そりゃ後回しにするよね。
品物が限られてるなら尚更な。
SIEが日本を軽視しているというより、現状とり得る策がこれしかないというのが正しい。
ゲーム会社にしてみても、任天堂のハードの客囲うことなんか出来ないって過去2世代ぐらいで痛感してるから
PS5メインでPCにも出す、ガッツリグラフィック盛らないならswitchにも出す、位の道しかない。
けど、こういう状態が長く続くと、人口が上向いてきたときにはゲーム会社がつくりたいゲームを好む客が国内にどれだけ残っているのか?というのが不安だ。
畑は耕し続けなければ腐っていくのだ。
ゲームをつくる側の人達がつくりたいゲームはこれからも海外で売れ続けるだろう。そのおこぼれで日本でもリリースはされるだろう。
けど、人口が上向いて国内市場拡大するまでそれを続けたとして、ゲームをつくる側の人達がつくりたいゲームに振り向いてくれる客はどのぐらい残っているんだろうか?
任天堂の囲った客(ゲーム専用機には興味を持った客)にすら大して振り向いてもらえないのに、ゲーム専用機と言う庭の外にいる客を振り向かせることがそのとき出来るのか?
そもそも、スマートフォンという生活必需品に金を吸われて割を食っているゲーム専用機がそのとき太刀打ちできるようになっているのかも重要だ。
PS5が買えないならPSNowで先に遊べて後からPS5買えばそっちに移れる、とかして客囲ったり出来ないんだろうか?
対Xboxの宣伝で「旧ハードを切り捨ててこそ真の次世代」とか言っちゃった関係でPS4はあまり踏み台として活用できない空気を自分たちで作っちゃったし
うだつが上がらずに微妙なままのPSNowのテコ入れとしても有効だと思うんだけどな。
とはいえ、そもそもレイトレーシング対応のGPUを提供してるクラウドサービスがほとんどないから無理か。
α版4ヶ月+一年強
αから1ヶ月で改善作業終わるだろと思ってたけど一年以上かかった(最高半年だったからいきなり3倍!)
当時から生きてるコードは千行ないしゲーム性も何もかもがほとんど変わったけどやっと完成だ
8月から毎月のようにあと一ヶ月で完成すると思いながらも作業が増えて長引いてた
自分が作ったゲームをやる人はいないらしいし、今までは自分もそうだったけど、
デバッグ中に自分でやっても結構面白くて早くマルチプレイやりたいなと思った
メルカリほどではないがユーザ数はいて、手数料をあげても偽物販売業者は去らない環境だが
最近は偽物販売業者を裏で組んでいるのかと思うぐらい業者を優遇している
・複数アカウントを許している→同じ商品写真、同じ文章で出品してもスルー
・偽物だと発覚した場合、返品すればお咎めなし→BANされても別アカウントで再度出品すればOK
・アカウントBANは複数の違反を報告されてから→トラブルが起きた瞬間に出品した商品を消せばBANされないので無敵
・短時間の期間限定クーポンをリリースして、消費者に判断する時間を与えない→意図的に引っ掛からせる
・公式の真贋鑑定の費用は購入者負担→そもそも写真とは違う品物を送り付けてるし、見ればわかる偽物が届くので鑑定不要だが…
・どれだけ偽物の証拠があっても取引には介入しない。両者の話し合いで対応させる。→つまり会話を無視して放置してもお咎めなし
・偽物の二次流通もスルー→dude9系 みたいな名前で子供が出品している
ここ最近は購入後にどんな不審な点や偽物の証拠があっても調査も対応もしない。
そもそも消費者自身が偽物目当てで利用しているケースもあるのかもしれないが、偽物販売業者の取引量がありえないぐらい多い
リリース初期のまだ攻略情報が出そろっていない時期に、ユーザの誰かが言い出した話です。
開発者も、まぁ少しは参考になりますねとコメントしていたかと思います。
今はもう攻略サイトだけで十分です。
小学生くらいの頃、家族で時々行っていた飯屋?レジャー施設?に釣り堀があることに気がついて、ためしにやってみようって話になった。
家族に釣り経験者はいない。まったく手探りのまま説明にしたがってエサを竿につけて、放った。
どのくらい待ったかは覚えていないが、そんなに長くはかからずになにかがヒットした。詳細は全然覚えていないんだが、これはたぶん時間が経って忘れたんじゃなくて興奮のあまり覚えていないんだと思う。
釣れたのは鯉だった。リリース前提の釣り堀なので、たしかすぐに放した。引っかかった瞬間の手応えが鮮烈で、しばらく手が痺れたようになっていた、ような気がする。
竿を握っていたのは俺だったが、家族も総じて感銘を受けた。釣り、ええやん!という話になった。そういう話になってからが早いのが父親で、1ヶ月もしないうちに釣竿を買った。
俺は動きがないのに飽きて磯遊びをしていて、父が竿を握っていた。
釣れたぞ!と見せられたのはフグで、高級魚としてしか認識していなかった俺は「やったじゃん」と言ったのだが、父は「いやこれは外道だ」と言って海に放った。もったいねえな、と思ったんだけど、今にして思えばそりゃそうだ。
釣り竿はずっと家にあって、見るたびに落ち着かないような気分になっていた。
海も駅もなにもかもが遠かったから足が向かなかったんだけど、そんなこと言ってねえで若いんだからチャリで山を越えて釣りに行けばよかったかもしれないな。
これは実録であるが、どの病院か特定されないよう数字などは変更して記載する。
当院は200床弱の2次救急の中規模急性期病院(救急対応や手術などの積極的な治療を行う病院)である。
0日目 300床越えの3次救急(脳梗塞,心筋梗塞など一刻を争う救急に対応する病院)でコロナ受入病院から、手術後の回復が思わしくないが、病床が満員だけど次の手術の予定が立て込んでる(+長期入院は病院経営的に困る)から、当病院に入れてくれという依頼を受ける。受けた当院の医師と依頼元の医師とは元から関係があり、よく頼み頼まれていた。
1日目 0日目の依頼を受けた高齢患者が自力歩行不可のため介護タクシーで来院し当院入院。
3日目 発熱あり。PCR検査陽性。紹介元にこの事実を照会するが「当院では絶対感染していない」の一点張りでコロナ受け入れ病院だが、返送しての再転院も拒否。
当院内は「そっちに入院してて他での感染とか、そんなことありえないだろう!!」「しかも引き取らないのか!!!」と怒りの声で満ちる。
当院での入院治療となる。看護師はコロナ専従1名を決めて対応することになる。個室ではなく大部屋をその患者用に割り当てて対応することとなる。全入院を停止。
4日目 患者の容態は悪い。数日中の死去も考えられる。感染症患者の遺体の袋詰めなんてやったことないと看護師達。夜勤はコロナ1名専従で残りの2人で49名の患者を看るのはキツいと看護師。
5日目 デカドロンがよく効き容態好転。病棟付けの介護福祉士、パート看護助手が急遽退職する。「流石に普通の時給でコロナなんてしたくないよなぁ」とあきらめの声があがる。
7日目 患者の容態はよくなるが、陰性にはほど遠い。入院停止は行き過ぎだと入院受け入れを模索しだす。
9日目 入院予定患者にコロナ患者がいることを説明の上、入院再開。パート看護師が退職。
14日目 紹介元の300床越え3次救急病院でコロナクラスター発生(しかも40名以上感染)のリリースが突如あり。ニュースとなる。
20日目 患者の容態は落ち着き危機を脱したが、まだ陽性である。
紹介元の病院のクラスターは日々どんどん酷くなっている。もう脳梗塞/心筋梗塞になれば、たらい回しされそうだ。
24日目 接触するはずのない別の患者が発熱しPCR検査でコロナ陽性判明。「スタッフからの感染は間違いない」と暗雲たれこめる。職員PCR検査へ。
26日目 医師の陽性更に発覚。状況を世間にリリース。ボーナスが出た後ということもあり、看護師4名(!)が退職。一人は今後有給を使い続けて一切来院しない。連絡先は弁護士となっていた。
31日目 看護師のコロナ感染発覚。コロナ感染病棟看護師全員/関わる医師全員を自宅待機させ、他の病棟による応援だけで運営という方針が出されるが、調整不可により、やはり今まで通りとなる。
33日目 他の病棟の看護師のコロナ感染発覚。医師のコロナ感染発覚。看護師の退職続く。
35日目 もう定年近い世代の看護師も今月末で退職するものが3名。かなり高額の給与を貰っているはずだが、この病院は終わりだと考え退職金がもらえなくなる前に辞めだしたようだ。病棟メンバーはコロナ前と比べて半分が居なくなる。他の病棟看護師は人工呼吸器の使い方も習熟しておらず、必然的に古くからのメンバーが対応することとなる。
日本人だけのレイプ合法化妊娠中絶禁止を。まずは医師から、そして日本人全体でのレイプ合法化を。
◆Rape..lZFE
いにしえのインターネットには「Twitterは感情の便所」って発言で軽く炎上した人が居たなぁ。なんておもう今日この頃です。
認知行動療法的には自分の胸の内を書き出したり、誰かに話したりすることで、感情に整理をつけることが出来ます。カウンセリングもこれを目的として、経験あるカウンセラーが、ひたすら聞きに回って、言い回しを変えたりたとえ話をしたりして、患者の心の中にあるモヤモヤをいかに吐き出すかをやってるわけです。
ところで自分はランダム通話アプリのヘビーユーザーで、夜な夜なランダムにマッチングした女性と会話することを楽しんでます。
まずランダム通話アプリが何ぞやという感じだと思うんですけど、要は「斉藤さん」です。
お互いに電話したい状況の時にアプリを立ち上げて、男女、年齢、大体の住所を基準にしてマッチングした相手と通話するというアプリ。2011年リリースの斉藤さんが最古参で、YouTuberのネタになったり、ティーンと暇つぶしになったり、ワンチャンエロ目的おじさんの狩場になったりとなかなかダイバージェンスなアプリなのですが、世のアプリメーカーの中には客層の向上に心を砕いてくださった開発者もいて、自分が利用しているアプリは、落ち着いた大人の相手とお互いに挨拶から始まってお話が出来る、そんないい空気があります。最近よくインスタの広告に出てくるアレですよ。
大人同士とはいえ、誰かと話したいというモチベーションの時には、さみしいとか、誰かに話を聞いてもらいという欲求がある程度あるかと思います。自分も、世の情勢やいろんな状況により、突然家族と会えない、連絡も取れない状況に陥ってしまって、随分と狼狽しました。そんな時に、このアプリで他人と会話をして、相手の愚痴を聞いたりして喜んでもらえると、承認を得られたような気持になりました。自分の不安定な状況が落ち着いても、相手と会話して、聞き役に回って、相手の女性が楽しんでくれるという状況にすっかり熱中して、今では毎日このアプリで遊ぶか、アプリで知り合ってLINEを交換した女性と長電話して寝ることが習慣になっています。たまに会いに行ける範囲の人と話が盛り上がったりすると、待ち合わせしてお茶して、いい思をしたことも何度かありました。
寝れないから電話したいとかテキストがダルいから電話がいいという女性は多くいるので電話のハードルは結構低い。ただし話題を女性からも振ってほしいとかヌルい事は一切考えずとにかくフル回転で話題を考えながらラジオのゲストばりに聞く聞く聞く。まともに話続いたら最後に「次は実際会おうよ」という流れにだいたいなる、生存バイアスだったらすまん。しかし深夜LINE通話して気が済んで翌朝ブロックというライトな使い方してる子も学生に多い、俺はこれを女側からのヤリモクだと思って唯一許せない。
そんな中にこの増田を見て思ったんですよね。
都合のいい男じゃん、って。
リアルヤリマンの人も、自分が便器でもいいから誰かに必要とされることで充足感を得てたのかなと思ったら、tinderやりたくなってきました。
セックス依存症は問題視されてセラピーとか有って、社会的に救済する取り組みがあると思うんですけど、愚痴聞き依存症を救ってくれるNPOとかないんですかね。
横文字で書きましたけど、ミリオンライブ界隈の公式側の人達の治安が悪化してるって話です。
(ミリオンライブってのは、ゲーム アイドルマスターの1コンテンツのことです。)
先日のアプリイベント開始1時間前の緊急中止はセンセーショナルでしたが、
最初に「ん?」ってなり始めたのはシンデレラガールズとのコラボを言い出した頃からですかね。
公式ラジオで某お方が「シンデレラガールズの総選挙システムはこっちに持って来るな。」「こっち全員(キャラに)声優付いてるんでそういうのいいです。」とか言い出したんですよ。
思うところがあってもなあなあで軽く流せばいいじゃないですか。なぜわざわざ言う?
声優系ラジオって大体の流れが台本に書いてあるから、その台本ブッチぎってブッ込んだんですよね?
(その後、某お方は次週のラジオをインキーで遅刻しました。運がいいのか悪いのか。)
シンデレラガールズとのクレイジークレイジーコラボが始まってもこういう軽い口ぶりは止まらず、
別のラジオで別のお方が「クレイジークレイジーって曲は新たに作ったカバー版がしっくりくる。」とか言ってましたが、
元がデュオ曲なのに4人歌唱に無理矢理変更しておいてこの言い草はあまりにもアレでしょう。
カバーって原曲をリスペクトするもんじゃないんですか?私が間違ってますか?
リスペクトって言っても、「元もいい」だけで最低限の儀礼は通るんですよ?
先日の生放送でも、原曲のメンバー抜かして歌った挙句、「この曲4人で歌う曲なんですけど~」なんですからもう何を言っていいやらという感じ。
声優の人がここまで入れ込むとは思えませんし、制作現場で似たような事言ってる関係者が居るんじゃないです?
制作側で言うとCEDECでの開発スタッフのノウハウ発表も地味にヤバい。
最新が「キャラ一人一人に手間かけるのは工数かかり過ぎてゾッとする。」「キャラの衣装は量産するもの。」ですから。
クローズドセッションならまだしも、これがネット無料配信で全世界に流されたのですから手に負えない。
過去には「最新機種で開発してたら他機種でまともに動かなくなったのでクオリティ落としに落とした。」と、
もはや失敗事例と言えるものをドヤ顔で出してきたところなので、ここら辺は元々治安わるわるなのかもしれませんけど。
無料ガシャのバグも黙って修正を試みて逆に悪化させるところですし。
パチンコ、パチスロ化が立て続けに発表されたりしましたが、これもアレでした。
パチンコの方はゲームのアシスタントキャラが「パチンコ店めっちゃ快適だから打ちに行こうぜ。」と突然有識者発言を始めましたし、
パチスロの方、ミリオンライブのって言ってるのに、当たり演出にシンデレラガールズのお願いシンデレラのアニメ映像がなぜか放り込まれてます。
最初仮素材だとか言われてましたが、検定通ってますし遊技場側の人達が公言し始めたので確定です。
こんなことして何になるのか。面白そうだからで現場回してるの?。
アプリでのイベント曲サビが他アーティストの曲に似てて、1時間前に緊急中止。
理由はその場では明かさずに結果界隈が無駄に大騒ぎになりました。
その後なぜか公式発表に先行して、「中止になってさみしい。」「またやりたい。」というキャラのテキストをねじ込みます。
どうやらプレイヤーからそのことがキャラに伝えられた設定らしいのですが、この時点でプレイヤーにはどうなるか知らされてません。
プレイヤーを批判側と擁護側に仕立ててツイッターでバトらせて時間稼ぎするのマジでやめろ?不毛だから。
結局、アプリでの発表は「似てるって言い出した客が居たから止めた。」ですから開いた口が塞がりません。
イベント止めるのなら誰かが責任持って判断して止めたんじゃないのかと。
こんな理由を公言するのなら、今後毎回盗作を指摘されたら止めることになるんですよ?
その発表後「似てることなんてよくあるわ!気にすんな!」ってツイートしたミリオンライブの提供コンポーザーも居てもうカオス。
それを言っていいのは元の曲側のコンポーザーだけですよ。
系列のパズルゲームが突如リリースされて大分話題が薄れた感がありますが、どうにもこうにも。
(そのパズルゲームも既知・未知の不具合山盛りで、とても今リリースするように進められていた物とは思えませんが。)
ホント、関係者の治安悪過ぎだから一度教育なり監査なり受けた方が良い。
これが続くといつかデカいのが来てミリオンライブ死んじゃうよ。
最後に言っていい?
どこを見ても日本がファイザー・アストラゼネカ・モデルナ社からワクチンを「輸入」する話しか書かれておらず、国内生産の話が出てこなかった。
首相官邸ホームページ - 新型コロナワクチン接種に向けた国・自治体の準備状況
米国モデルナ社ワクチン5,000万回分、英国アストラゼネカ社ワクチン1億2,000万回分、米国ファイザー社ワクチン1億4,400万回分の合計3億1,400万回分の供給を受けることについて、契約締結に至っている。
武田薬品 - Moderna社および厚生労働省との提携による、新型コロナウイルス感染症ワクチンの日本における供給について
当社は、このたび、Moderna社の新型コロナウイルス感染症ワクチン候補であるmRNA-1273を、2021年前半より、5,000万回の接種分を輸入し、日本において供給することになりましたのでお知らせします。
国内生産の事例があるならなおさら報道とかあっても良さそうだと思ったが、どちらも去年のリリースで今どうなってるのかがわからない。たぶんリサーチ力不足だろうけど。
どうせ他の会社も生産追いついてないんだから金取って製造技術の使用許可出せばいいのに、どういう大人の事情があってこの差が生まれてるんだろうか?
supercellがヒットした以降にボカロで楽曲を発表した世代は、DTMを始めたばかりで音源を買いそろえる余裕がなかった。
クオリティの高い音源を使用するよりもまず楽曲を作ってリリースしたい世代は、DAWの付属音源で妥協して楽曲を作っていたわけである。
彼らの多くはエレキギターとバンドサウンドから音楽制作を始めており、ベロシティやタイミングの変化で生の楽器を再現するスキルがなかったと思われる。
だから、彼ら自身は根底に生楽器へのコンプレックスがあった。多くのボカロPは音楽制作の経験を重ねる過程で、楽曲に演奏家を巻き込んでいったり、
IvoryやTrillian、addictive drumsのような、より”生っぽい”音源を買って、音質をアップグレードしていったわけである。
(メジャー音源をリリースするに際して、有名なプロを読んで再収録をするケースもあった)
とはいえショボい音源を使った楽曲の中でも、今もカラオケランキングで上位に入るような定番のボカロ曲が生まれて、一般的に認知されている「ボカロっぽさ」が生まれてきた。
YOASOBIのサウンドは、そういった当時の「ボカロっぽさ」をジャンルとして再現したものである気がしている。
彼らのチープさは、「ワンルームにこもってノートパソコンに向かい合って作った楽曲が、世間に認められて有名になっていく」ストーリーを連想させる。
そして、そのストーリーを駆けあがってメジャーになったのが、ハチやwowakaなどの世代。今の10代からすれば、米津玄師は「自分たちの世代のアーティスト」ではなく、「少し上の世代で、すでにヒットしたアーティスト」である。
たしかにすごい音楽家であるが、ティーンエージャーからしたらもっと気軽に”推せる”アーティストに出会いたい。そんな気持ちにぴったりと当てはまったのが、YOASOBIである。
学生時代にボカロを聞いていたアラサーとしては、インターネット発のミュージシャンは、メジャー化に際して音質が良くなる印象を持っていた。
だから、デビューしたてのボカロPのようなチープな音源(でも、当時のボカロPよりはミックスの質は断然に良い)が、そのまま街頭のスピーカーからドバドバと流れている状況には少々面食らってしまう。
学校の放送室から、そのまま家で焼いてきたボカロを流している中高生を連想する。
たぶん、そうやって世間に対するカウンター的にショボい音源がヒットしていくのが、今の若い世代にはウケているんじゃないだろうか
(YOASOBIの作曲家自体がその再現を自覚的にやってるかは知らんが、ある程度の音楽知識はあるものの、制作環境的になんらかの縛りがあるような気がする。
で、その縛りから生じた個性が、結果的に彼らの売りになっているんじゃないだろうか)
それにしても、80年代のレトロさをリバイバルするかのように、2010年前後の音質がリバイバルの元ネタとして消費されるとは思わなかった。
悪い意味で話題になっているえんとつ町のプペルの記事を見ていて、気になることがあったのでまとめました
正式名称は「PoupeIIe Of ChimneyTown VR ~into the world~」。「えんとつ町のプペル」のストーリーをVRで再現したという作品。
2019年6月21日にリリース。クラウドファンディングをもとに開発された作品で絵本の作者いわく「サロンメンバーの作品」とのこと。
store.steampowered.com/app/1079520/
twitter.com/nishinoakihiro/status/1080226066575159296
13個のSteamアカウントがレビュー。そのうち2019年6月23日に投稿された3件のレビューにおいて
いずれもSteamプロフィールページが未作成で、アカウントに記録されている製品がプペルVRだけ(または記録なし)。
いずれも投稿日時が同じ日で投稿間隔も40~50分になっている。
以下魚拓
2019年6月26日にある海外ユーザーはSteamスレッドで「明らかにフェイクレビューが投稿されてるので買うの辞めました」と指摘。開発・パブリッシャーのvLabは無反応。
2020年5月には5chの掲示板で怪しいレビューを投稿しているアカウントIDと開発者の名前の類似性を指摘するIDがいた。
2020年11月に商業サイトにレビュー寄稿するユーザーが「本作をオススメしない」というレビューを投稿しつつ、レビューの中でこの件に触れる。
ところで、Steamレベル0か1、アカウント内の製品数1、レビュー件数1、プレイ時間0.3時間みたいな感じの人達がいっぱいオススメレビュー書いてるんだけど、なんでだろうね?
彼らはこれを買うためだけにSteamにアカウントを作って、20分遊んだあとに急にSteamに関する興味の一切を失ったのかな? ご存命ですか?
おわり
ごちうさの3期が終わり、『ゆるキャン』と『のんのんびより』へと続く。これから少なくとも3ヶ月先は移住先を探すこともない安泰な日々が続く。
しかし、ここから先はどうなるのか。さらに先に『まちカドまぞく』の2期があるが、1期より作風が変わると聞く。ひょっとすれば、『NEW GAME!』のようにいざこざの多い作品に変わっていくかもしれない。日常系アニメの新作がないかと不安になっている人がいるはずだ。
そういえば、アニメ化が発表されたきらら原作漫画は『球詠』だったよな。この作品を最後にアニメ化の発表がされた作品が現れなくなって1年半も経つ。
しかしながら、これからアニメ化の発表がされるきらら原作漫画が増えていくだろう。だが、それと同時にきらら原作アニメに対して「自分が期待していたものと違う!」という批判が急増していくと思う。
なぜなら、まんがタイムきららからきらら系と呼べるような日常系が減ってきているからだ。
私は日常系アニメが大好きできららの雑誌を読んでいる身だ。未来の日常系アニメが出てくることを楽しみにしていた。
しかし、私は、2018年ぐらいから、きららの編集部は日常系を冷遇するようになったと感じた。
そして、きらら編集長のインタビューを読んで、まんがタイムきららから日常系がなくなるのは確実だと確信した。
ただ、最初に『ひだまりスケッチ』がアニメ化し、『けいおん!』、『GA 芸術科アートデザインクラス』と続いていって、きららといえば女子高生4・5人の学園ものという印象が我々の想像以上に強くなってしまった。もっと4コマに多様性を見出そうと思って企画したきららが、いつの間にか多様性のなさの象徴みたいになってしまっていたんですね。どこかで一度その固定観念を壊して、新しいきららの形を作らなければいけないと思い、2011年に「まんがタイムきららミラク」を創刊しました。
芳文社創立70周年を迎えて。「まんがタイムきらら」編集長が考える“これからの日常系”の形
やはり、「きららといえば日常系」という風潮に対して、きらら編集部は好ましくないと思っていたようだ。
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では、まんがタイムきららについて振り返ってみよう。
2011年に『あっちこっち』、2012年に『夢喰いメリー』のアニメが放送された。「まんがタイムきららは日常系だけではない」とアピールする機会になり得たが、いずれも成功したとはお世辞にも言い難かった。特に『夢喰いメリー』は原作ファンから酷評をされている。
2013年に『ゆゆ式』のアニメが放送し、『きんいろモザイク』『ご注文はうさぎですか?』へと続いた。この頃に「まんがタイムきららといえば日常系」というブランドイメージが確立された印象だ。
きららに対するイメージが確立された後も、日常系ではないきらら原作漫画がアニメ化して放送されたが、そういったアニメが日常系アニメに比べたらヒットしているとは言い難い。
一方、編集部から大きな期待が寄せられたまんがタイムきららミラクだが、けいおんやゆゆ式のような大ヒット作が現れず、2017年12月号を最後に休刊してしまった。
そして、ミラクの末期の頃から、既存のきらら系列雑誌の作風が変わっていった。
まず、2018年から2019年前半ぐらいかけて、まんがタイムきららMAX連載の未アニメ化作品が、2~3巻分の短期で、次々に連載終了していった。特に『どうして私が美術科に!?』の連載終了はきららの読者に大きな衝撃を与えた。元々、きららMAXは、前衛的な作風やマニアックなネタを扱う作品が多かったが、ミラク創刊の影響で、きららMAXは萌え要素が多い作品が増えた。ミラク休刊を期に、尖った作品が増えてきた。
さらに、『ななどなどなど』のような和気あいあいとは言い難い作品や、『RPG不動産』のようなファンタジー系の作品が増え、『奥さまは新妻ちゃん』『一畳間まんきつ暮らし!』『メイドさんの下着は特別です』のような男性読者に媚びたお色気要素が強い作品も出てきた。
そんな中で編集部からプッシュされていた印象が強いのは、きらら本誌で連載していた『甘えたい日にはそばにいて。』である。この作品は『幸腹グラフィティ』の作者、川井マコトが送る小説家の少年とアンドロイドの少女の恋愛を描いたシリアスな作品だ。
きらら作家としてそこそこ知名度があるとはいえ、アニメ化されていない作品としては破格の待遇で編集から猛プッシュされていた。3回連続でセンターカラー連載したし、1巻発売当時、アニメが放送していた『スロウスタート』との合同フェアを行った。
しかし、鳴り物入りで連載されていたにも関わらず、アニメ化されることなく3巻で終わってしまった。
そんな長期に渡る試行錯誤だったが、きらら編集部の期待に応える傑作がようやく現れた。それは『ぼっち・ざ・ろっく』である。
『ぼっち・ざ・ろっく』は、これからのまんがタイムきららを語る上で絶対に外せない作品である。
この漫画は、タイトルが示す通り、陰キャな主人公がバンドに加入してロックスターを目指す王道のロック漫画である。間違えても『けいおん!』と同じようなものを期待して見るものではない。むしろ、『けいおん!』が嫌いだった人が見るものだ。個人的には、この作品が売りにしている主人公の顔芸と陰キャネタが生理的に受け付けない嫌いな作品だ。
『ぼっち・ざ・ろっく』はとにかくすごい。単行本1巻発売日直後に重版がかかり、LINEスタンプが発売された。そして、「次にくるマンガ大賞 2019」で8位にランクインした。
おかげで、きららでは陰キャ主人公モノブームが巻き起こっている。そのブームは、荒井チェリーというきららの創刊期から連載作品を持つベテラン作家ですら巻き込んでいる。列挙すればこんな感じだ。
そんな『ぼっち・ざ・ろっく』にアニメ化の話が来てもおかしくない状況だと言える。では、肝心の出来はどうなるのか。制作会社ガチャと呼ばれる風潮が強いが、それに関しては心配する必要はないだろう。
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ここからは、個人的な妄想。内情を知らないので、今後どうなっていくかは、まだ分からないことだということに留意してもらいたい。
テレビアニメ『ぼっち・ざ・ろっく』は、アニプレックスが間違いなく神アニメにしてくれるはずだ。きららの切り札である以上、粗末に扱われることは絶対にないだろう。作画に関してはしっかりした制作会社を選ぶし、脚本だって原作ファンからの高評価であふれかえっているので十分保証できるだろう。
それで、なぜ『ぼっち・ざ・ろっく』の話にアニプレックスを出すのか?
その大きな理由はソーシャルゲーム『きららファンタジア』にある。このゲームはアニプレックスがパブリッシャー(配信元)でドリコムがディベロッパー(開発元)である。
『ぼっち・ざ・ろっく』の連載が始まる頃は、きららファンタジアの販促に力を入れていた時期だった。それを象徴するアニメは、2017年秋季に放送された『ブレンド・S』と、2018年冬季に放送された『スロウスタート』である。この2作品は、アニプレックスとドリコム、そして芳文社が製作委員会に名を連ねている。
この頃のきらら編集部はアニプレックスを強く意識していたんじゃないのかな。特に『ぼっち・ざ・ろっく』の場合、その傾向が強く表れていると感じる。主要人物の名前は、ASIAN KANG-FU GENERATION(アジカン)のメンバーが由来だ。アジカンは、アニプレックスの親会社、ソニー・ミュージックエンタテインメント所属である。ここから、作者と編集は、構想の段階でアニプレックスを意識していたのだろうと推測している。
『タイムパラドクスゴーストライター』というジャンプの打ち切り漫画には、「実は(アニメ化の)オファーだけなら、早い作品だと1話目の次点で、もう来るんだよ」というネタ画像がある。ひょっとすれば、『ぼっち・ざ・ろっく』は、比較的早い段階でアニプレックスからオファーが来ているのかも知れない。逆に、芳文社からアニプレックスにアプローチしていたのかも知れない。それだけ芳文社とアニプレックスの距離感が近いはずだ。『きららファンタジア』が配信されたばかりの頃は特に。
そういえば、こんなTwitterアカウントがあるけど、遅くてもこのアカウントが作られる前からアニメ化が決まっていたんじゃいないのかね。主人公が演奏動画の投稿をきっかけにSNSを始めるエピソードだけど、このアカウントの初ツイートが2019年8月16日、このエピソードが掲載されているきららMAX発売日は2019年08月19日である。早すぎないか。
ファンがやるにしても、フラゲでもできないだろう。最新のツイートあたりに、音楽が流れる一枚絵があるけど、この絵は作者が描いたものじゃないよね。ひょっとしたら、アニメの作画担当が描いたものかも知れない。ちなみに、Twitterは、YouTubeやニコニコ動画とは違って、JASRACと許諾契約をしてないから気をつけてね。
『きららファンタジア』は、リリース開始期に多くのトラブルに見舞われて短命で終わるとささやかれていた。しかし、そんな悲観的な予測を超えて、2020年の12月にリリース3周年を迎えた。それを記念してメインクエスト第2部がリリースされた。これから、またアニプレックスのきらら原作アニメが増えていくのだろう。そのトップバッターは『ぼっち・ざ・ろっく』になるに違いない。
ビジネスは出だしが肝心だ。アニプレックスと芳文社は『ぼっち・ざ・ろっく』にまんがタイムきららときららファンタジアの命運を賭けるつもりでいるに違いない。それ故に、アニメスタッフは錚々たる顔ぶれがそろうし、宣伝にもかなり力を入れるはずだ。
具体的には、『鬼滅の刃』のプロデューサーを担当した高橋祐馬、『紅蓮華』を作曲した草野華余子、「チカっとチカ千花っ」で大きな反響を読んだ中山直哉が名を連ねることになるだろう。ロック界の重鎮たちも出てくるんだろうね。アニメーション制作はufotableが最有力になると考えている。次点は、A-1 PicturesとCloverWorksだ。
ぶっちゃけ、このアニメに鬼滅の刃のスタッフが集うことすらあり得ると思う。宣伝映像の冒頭に「鬼滅の刃のスタッフが送る」というナレーションを添えるだけで、誰もが飛びつくに違いない。まさに鬼に金棒。
テレビアニメ『ぼっち・ざ・ろっく』はアニメファンはおろか一般人ですら唸らせる出来になり、アニプレックスと芳文社が望んだ通り大ヒットするに違いない。そして、「きららといえば中身のない日常系」というネガティブイメージを抜本的に改善していくだろう。
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これがどれくらい当たるのか。答え合わせは2021年1月19日から始まるだろう。まんがタイムきららMAXの発売日だ。その次の月の2月25日は『ぼっち・ざ・ろっく』の単行本3巻が発売される。その間に、重大なニュースがやって来るはずだ。
いずれにせよ、きらら編集部にとって『ぼっち・ざ・ろっく』はまんがタイムきららを変える大きな存在だということには間違いない。
実際、ごちうさ3期に放送されたきららMAXのCMで紹介された作品は、ごちうさときんモザとこの作品だけだった。新型コロナウイルスのせいかもしれないが、はっきり言って、きららMAXの未アニメ化作品は「『ぼっち・ざ・ろっく』以外は雑魚」という扱いなんだなと感じた。それだけ、『ぼっち・ざ・ろっく』の注目を集めるのに必死なのだろう。
私はきららの雑誌を読んでいて、日常系が減ってきていると感じていた。
きらら編集長のインタビューを読んで、きららから日常系が消えていくのは確実だと痛感した。
きらら編集部は『ひだまりスケッチ』や『けいおん!』がヒットしたときから、「きららといえば日常系」のイメージに危機感を持っていたのだ。
きららの編集長はインタビューで「多様性」という言葉を使っていたが、我々が持つきららに対するイメージに対して、作者も編集もプライドが許さないのも大きな理由の一つなのだろう。そりゃそうだよな。自分たちで一生懸命作って世に出した作品を、きららというだけで、萌え日常系と言うだけで「中身が無い」とか「低俗だ」とかと酷評されたら誰だって傷つく。そんなイメージを払拭したくなるのは当然の話だよね。
10年以上前から受けてきた屈辱を晴らそうと、長期に渡る試行錯誤の結果、『ぼっち・ざ・ろっく』という今後のきららにふさわしい作品が表れた。あとは、大ヒットを目指してアニメや宣伝に力を入れていけばいい。そして、『ぼっち・ざ・ろっく』に続く「中身のある作品」を出していけばいい。そうすれば、まんがタイムきららから「中身のない日常系」は駆逐されていくだろう。
だから、私は言いたい。
これに尽きるでしょう。近年ヴェイパーウェイブの流れで価値を見出されたネオシティポップムーブメントにおいて、ポップミュージックとヒップホップシーンを繋ぐ橋渡しとして多くのミュージシャンからリスペクトされていた小沢健二。2016年にはBEAMSの40周年ムービーには彼の代表曲である「今夜はブギーバック」が使われているなど、まさに再評価され始めているベストなタイミングに完璧な復活を果たしたことが大きい。
今現在サブスクから台頭し最前線で活躍しているKing Gnuも元々はネオシティポップの末端でTempalayらと共にネオサイケ的な文脈から登場したわけだし、髭男もあいみょんもR&Bの要素が入った楽曲でその名を知られたことを考えると、まさに10年代後半の大きなトレンドと言っても過言ではないでしょう。
とはいえステイチューンイン東京フライデイナーイしてから5年近く経ってきて、なんだかもうそろそろネオシティポップお腹いっぱいになってるあなたに教えたいのが、やっと本題のオルタナシーンである。というのも今のオルタナシーンって実は四つ打ち革命の次に台頭する予定だったんですよ()。
なんで予定だったかっていうと今の国産オルタナシーンの気流を作ったYkiki Beatの名曲「Forever」がリリースされたのが2014年のことなんですよね。この曲確かSONYのイヤホンのCMにも起用されたりしてめちゃくちゃ注目された記憶があるし、事実ブリティッシュアクセントの発音とシューゲイザーチックな音楽性はモノホンが来たなって感じはあったわけで。まぁ結局のところこのシーンを引っ張るはずだったYkiki Beatがあっさり解散してしまったこととかもあって、上記のネオシティポップに食われる形で明確に見えない感じのムーブメントになってしまうわけです。
実際ネオシティポップ自体がそれぞれのアーティストに共通するのは"エモい"と"チルい"ということだけなので、Never Young BeachとSirupみたいな明らかにルーツが違いますやんって人たちもネオシティポップにされてしまう現状はあります。
上記の記事は2016年に書かれたもので、ここでは地方都市をテーマにUS/UKのインディーシーンからの影響を受けたバンドたちによる新たな盛り上がりが見られているということが書かれており、間違いなく10年代中盤でインディーシーンで地殻変動が起こりつつあることが窺えます。
余談ではあるが、本家オルタナティブロックも大学のカレッジラジオというある意味若者文化がそのまま反映されたコミュニティの中から発展し、地方都市のライブハウスで活躍していたバンドたちがそこから頭角が現してきたという歴史がある。USだとジョージア州アセンズのR.E.M.、ミネソタ州セントポールのHusker Du、UKだとマンチェスターのThe Smithsといったバンドが挙げられるだろう。
このカレッジラジオがサブスクのプレイリストに置き換わったのが今の日本のオルタナティブロックシーンなわけで、つまり誰かがまとめたプレイリスト一つで強大なシーンを作り上げることも理論上は可能なのかもしれません。
そしてそんな四つ打ち革命に終止符を打ったのが2016年頃に巻き起こったネオシティポップムーブメントである。ceroが2014年にリリースした傑作「obscure ride」あたりからその機運が高まりつつあったが、Lucky Tapes、ミツメといった若手から、くるり、サニーデイサービスといったベテランまで一気にシティポップの傑作をリリース。時代は"エモい"と"チルい"で入り混じったカオスへと突入します。
このネオシティポップムーブメント躍進のきっかけは主にこの3つの要因だと思ってて、まず一つはSuchmosの「Stay Tune」のヒット、これは間違いないですね。次にSpotifyの日本上陸。サブスクリプションサービスの中でも格段に洗練されたデザインと使い勝手の良さから、トレンドにうるさい人々からはまぁ注目されたわけで、そういう人たちがおしゃれな音楽は何だろうってなった時に、都会的で洗練されたシティポップに目が行くわけであって、アディダスのトラックトップを羽織り上海蟹を食べれば誰でもおしゃれなムーブメントになったわけだ(語弊)。
どちらもなっがい前髪で前が見えねぇマッシュヘアが特徴のバンドではあるし、「ないものねだり」のMVを見ると街のきったない中華料理店の炒飯が食べたくなるのはなぜでしょうか?こだまでしょうか?前者がもたらした四つ打ち革命は当時のシーンに多くのフォロワーを生み出し一躍時のサウンドに。後者はサブカルライクなユーモア性とジャズやヒップホップなどを織り交ぜた洗練された音楽性で、おしゃれな音楽=売れるというサブスク時代の先取りを果たすこととなった。
これらの邦ロックカルチャーの隆盛は、いわゆるAKB、ジャニーズ、EXILEの三種の神器によって形骸化しつつあったJ-POPシーンに、フェス文化の浸透と共に台頭していった。Mステで2014年くらいにあったKANA-BOONとゲスの極み乙女の対バンとかあそこらへんがピークかな。(たしかKANA-BOONが「シルエット」で、ゲスの極み乙女が「デジタルモグラ」を演奏したんだよな。懐かし...)