2021-01-17

そしてそんな四つ打ち革命に終止符を打ったのが2016年頃に巻き起こったネオシティポップムーブメントであるcero2014年リリースした傑作「obscure ride」あたりからその機運が高まりつつあったが、Lucky Tapes、ミツメといった若手からくるりサニーデイサービスといったベテランまで一気にシティポップの傑作をリリース時代は"エモい"と"チルい"で入り混じったカオスへと突入します。

このネオシティポップムーブメント躍進のきっかけは主にこの3つの要因だと思ってて、まず一つはSuchmosの「Stay Tune」のヒット、これは間違いないですね。次にSpotify日本上陸サブスクリプションサービスの中でも格段に洗練されたデザインと使い勝手の良さからトレンドにうるさい人々からはまぁ注目されたわけで、そういう人たちがおしゃれな音楽は何だろうってなった時に、都会的で洗練されたシティポップに目が行くわけであって、アディダストラックトップ羽織上海蟹を食べれば誰でもおしゃれなムーブメントになったわけだ(語弊)。

そして小沢健二の復活

どちらもなっがい前髪で前が見えねぇマッシュヘアが特徴のバンドではあるし、「ないものねだり」のMVを見ると街のきったない中華料理店炒飯が食べたくなるのはなぜでしょうか?こだまでしょうか?前者がもたらした四つ打ち革命は当時のシーンに多くのフォロワーを生み出し一躍時のサウンドに。後者サブカルライクなユーモア性とジャズヒップホップなどを織り交ぜた洗練された音楽性で、おしゃれな音楽=売れるというサブスク時代の先取りを果たすこととなった。

これらの邦ロックカルチャーの隆盛は、いわゆるAKBジャニーズEXILE三種の神器によって形骸化しつつあったJ-POPシーンに、フェス文化の浸透と共に台頭していった。Mステ2014年くらいにあったKANA-BOONゲスの極み乙女対バンとかあそこらへんがピークかな。(たしかKANA-BOONが「シルエット」で、ゲスの極み乙女が「デジタルモグラ」を演奏したんだよな。懐かし...)

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