「一言」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 一言とは

2021-10-05

ガジェットマニア評価する今のiPhone

どうも、以前こんなの書かせていただきました。

突然、紹介されるAndroidアプリ集を書いた増田ガジェット

anond:20210516172137

ガジェットマニアとしての自己紹介みたいなものなので趣味の傾向を知りたい場合は以前のエントリを読んで貰えれば何となくわかるでしょう。

長々と出囃子をやっても仕方ないので早速本題に入りましょうか。

題して【今のiPhoneは優れているのか?】

今のiPhoneは優れているのか?

iPhoneは優れている」と主張されれば100人中99人はこの主張を肯定すると思います。実際に筆者自身がこの主張を耳にしたら筆者も肯定しますし、流行に敏感な高校生の姪っ子もおそらくは肯定してくれることでしょう。
しかし「iPhoneは優れているってことで結論ね」で終えてしまうのは芸がない。そもそもエントリを描く意味すら無い。
わざわざ書き始めたということは目的があって書いているわけです。

優れているの意味は1つじゃない

ここまでの書き出しでこれに気付いた人は非常に賢いか、筆者のように物事を斜に構えてみているかのどちらかだ。
一言で「iPhoneは優れている」と表現しても評価できるパラメータは膨大にあり「iPhoneは優れている」との主張へ多くの人が肯定を示していても「iPhoneは○○が優れている」の○○は人によって違う可能性が高いのだ。

そしてその個々人の価値観話題となった下記のエントリへ寄せられる声で知ることが出来る。

もうiPhoneを買う理由はほぼないと思う

https://anond.hatelabo.jp/20211004123017

個々人が各々にiPhoneへ優れている点を見出しており、ある意味iPhone評価は一様ではないとわかる。
しかし、筆者と趣味を同じくするガジェットマニアの皆さんはこの程度のことで感心してはくれないので、もう少し踏み込んだ話をしよう。

実はよくわからない「iPhoneは“性能”が優れている」

iPhoneは○○が優れている」の中でもかなりポピュラーな主張であるiPhoneは“性能”が優れている」だが、実はこれApple結構雰囲気でこのイメージを押し通そうとしているフシが最近ある。

まずiPhone 13無印iPhone 13 miniを発表した際「率直に言って去年どころか2年前の私達のチップに追いつこうとしているところです」と主張した後に搭載するSoCであるA15 Bionicを指して「(A15 Bionicを使ってもっと)差を広げる」と主張した。
更に「主要な他社製品より最大で50%も高速です」「グラフィックスは主要な他社製品より最大で30%も高速です」と付け加えた。
もうおわかりだろう。主要な他社製品とは?最大で50%や最大で30%とはどういう演算能力のどういうシチュエーションで高速なのだろうか?実際のところAppleの発表を見てもよくわからないのだ。

ガジェットマニア、そしてコンピュータの性能を測ることを生業としているベンチマーカーはコンピュータの性能を比較するためのポピュラー演算方式単位系を持っている。浮動小数演算とその単位であるFLOPSだ。
浮動小数演算と言っても単精度や倍精度とかまぁ細かく言えば色々あるけれど、わざわざn%とかいう相対値など使わずnFLOPSのような絶対値を使ったほうがわかりやすいに決まっている。
しかし何故か最近Appleは相対値が非常に大好きで、何なら比較先のチップすら「主要な他社製品」とボカしてしまう有様だ。
しかしたらAppleフリークは「一般人へのわかりやすさを重視したんだ」と言うかも知れないけれど「アナタペーパーテストは他の人より50%上です」と言われてわかりやすいだろうか?普通は「50%はわかったか自分は一体何点だったんだ?」と思わないか

いやそれでもAppleフリークは「絶対値あるじゃん!16-core Neural Engineは15.8兆回も演算可能ですって言ってるぞ!」とAppleの出す数字を信じるのかも知れない。
いや、その機械学習モデルは何なの?どういう機械学習モデルが15.8兆回演算できるの?知ってるなら逆に教えて欲しいとガジェットマニアやベンチマーカーたちは思うのだ。

イマドキのスマホゲームするなら実はAndroid

オマケとしてもう1つ付け加えよう。

記事増田はどうやら「iPhoneは“ゲーム性能”が優れている」と評価しているようだが、ゲーム性能が良いからと言ってイマドキのスマホゲームで有利になるとは限らないのがイマドキのスマホゲームなのだ
言ってしまえばイマドキのスマホゲームはPay to Win、つまり課金すりゃ勝てるゲームシステムを採用していることが多くあり、実は課金を考えた場合iPhoneよりAndroidのほうが投資額が少なくて済むのだ!

まず前提としてGoogle Play Storeは事実上キャッシュバックがある。更にキャッシュバックキャンペーンもあり、特定ゲームタイトル課金した場合に通常よりも多くキャッシュバックが得られることがあるのだ。

そしてAndroidにはGoogle公式お小遣い稼ぎアプリたる「Googleアンケートモニター」の存在が強すぎる。

Googleアンケートモニター

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.paidtasks

Googleアンケートモニターアンケートに答えるだけで少額ではあるがGoogle Playポイントを貰うことが可能。まぁつまり個人情報を売ってポイントを得られるだけなんだが、貰えることに意味があるユーザは少なくないだろう。お小遣いに限りある学生とか。

まりiPhoneユーザ10,000円課金Androidユーザ10,000円課金意味が違う。Google Play Storeの実質キャッシュバック100円につき1円キャッシュバックキャンペーン時は3円キャッシュバックなのでAndroidユーザ10,000円課金すると実質10,100円を課金することが可能なのだ
そしてそこへGoogleアンケートモニターを加えると、真面目にアンケートに答え続ければ1ヶ月で500ポイント前後は貯まるのでAndroidユーザの1ヶ月10,000円課金実質的10,500円課金になっていると考えたら良い。Pay to Winでこの差はデカイ!


というような感じで、一般的目線からわざとズレて変な角度からiPhone評価してみたけれどもどうでしたか
iPhoneには優れた面が沢山あるけれども、わざと面白おかし評価することも可能であることを見せてみたかった。
ちなみに筆者がiPhoneを使っていない最大の理由が「ハードウェアQWERTYキーボードが搭載されていないから」なので、いつか搭載してくれることを心待ちにしてエントリを終えようと思います

野党の閣外協力論なんて信用するわけにはいかない

共産党日米安保条約を廃棄し、自衛隊違憲であるという方向性を今でも保持している。

そのような思想信条政策を持っている共産党と、立憲民主は本当にうまくやって行けるのだろうか。

この批判に対しての反論としては「あくまで閣外協力であり、立憲民主日米安保自衛隊は認める」という論理がある。

一言で言わせてもらえば、こんなのはミリたりとも信用できない。

仮に政権交代が起きて立憲民主政権与党になり、共産党が閣外協力によって共通政策については歩調を合わせることになったとしよう。

共産党は、各選挙区候補者の一元化のために多大な譲歩と負担を負わされている。

共産党の党内がどうなっているのか分からないが、おそらく立憲民主始め他の野党に対する不平不満が渦巻いているのではないか

それを抑える役割なのが志位さんだけど、党内選挙もロクにやっていない志位さんにそれが出来るとは思えない。

立憲民主共産党の閣外協力体制は、比較的早いうちに崩壊することになるだろう。

そもそも米中貿易戦争台湾有事危機が迫ってきている時に、一番大事な部分を棚上げしたまま政権を維持できると考える方がおかしい。

anond:20211005124605

すいません、頑張れとは一言も言ってないんですけど…

anond:20211005032133

お金の話してたのに、年俸関係なくやるとか言われましても……

そもそもこっちはiPhone反対派とは一言も言っていない。

加えて、iPhoneゲーム性能を語りたいなら年俸いくらのPUBGプロたちが使っているうんぬんではなく、たんにスコアを示せば良い話。

anond:20211005092648

特に驚いたのが、大躍進運動文革の間の時期に毛沢東権威が低下していたことに一言も触れず、毛沢東が一貫して独裁政治を行なっていたかのような説明をしていたこと。

そうなんだ! 見てなかったけど、逆にその仕立てでよく「なぜ文革が起きたのか」が説明できたもんだな。

anond:20211003110531

よくわかる。かつてのNHK特集中国物は素晴らしかった。歴史・紀行はもちろんだけど、現代社会問題を扱ったドキュメンタリーも非常に質が高かった。


こないだのNHK特集中国共産党の歴史を扱った内容だったけど、内容が本当にひどかった。特に驚いたのが、大躍進運動文革の間の時期に毛沢東権威が低下していたことに一言も触れず、毛沢東が一貫して独裁政治を行なっていたかのような説明をしていたこと。「二千年変わらない皇帝支配歴史」が最後のまとめになっていたけど、そんなことはキングダムしか読んでいない小学五年生でも言える。中国取材をするのがむずかしいと言う事情はあるのしても、日本専門家アクセスぐらいしなかったのだろうか。

anond:20211005070601

のろま早くしろとか発破かけてるフリしてるけど

今更こんな批判出してくる時点で

色々と長引かせたいのが見え見えなんだよね

本当にいい人間だったら

これもっと早く言うよね〜〜

0670 考える名無しさん 2021/10/03 23:43:09

>>669

デリダドゥルーズが共にやったことは、

ソシュール記号学批判して、パース記号論哲学を捉え直した点。

構造主義記号学

ポスト構造主義記号論

>>496の中に、一言でも「記号学とあるかい

パースを知らず、ソシュールの「シニフィアンシニフィエしか知らないようでは、

ポスト構造主義ポストモダンを読んでもチンプンカンプンポエムしか見えないだろう。

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

辞書も引かずに哲学をやっていると、何千時間無駄にするよ。

シン・26歳(95年生まれオタク日記人生

https://anond.hatelabo.jp/20211004080408

注意。自分語りです。

上の26歳の増田が、俺と同じ年齢なのに価値観が違い過ぎて悲しくなったから、引用・対比しながら俺のオタク人生と、思ったことを書く。

結論から言っちゃうと、上の26歳増田オタクではないと感じている。

俺と元増田、どちらが正しい人間なのかというと、元増田なのだが。

当時つけていた日記なんかも参照しながら、書く。

小学校の時に電車男が大流行して、オタクという概念への認知が生まれ

小学校の時、親が「こういうサイトは見ちゃいかんよ」とか言いながら『2ちゃんねる』を見せてくるという、

子供性格を歪めたいとしか思えない所業により、無事2ちゃんねらーデビューを果たす。俺の記憶が正しければ9歳か10歳の時である

小学生自分爆笑コピペ関係、あとは確かジョジョスレエロ関係スレを食い入るように見ていた。

確か11歳か12歳のころ、ジャンプサンデーマガジンを購読するようになる。

2ちゃん価値観を刷り込まれた俺は「ドラマバラエティは下らない」という結論に至り、

高校生くらいまでSMAPメンバーを1人も言うことができないという暗黒の時代を過ごすことになった。

ちなみに26歳の今でも、「ガキの使いやあらへんで」を1度も見た事がないし、ジャニーズの曲を1曲もフルで聞いたことがない。

映画になるまでフレディってクロマティ高校キャラという認識しかなかった。

ちなみに当時好きだった漫画日記によると「いちご100%」と「魔法先生ネギま。」。

だが、オカズドラゴンボールブルマが乳を晒すシーンと地獄先生ぬ~べ~こち亀エロシーンであったことが記録されている。死にたい

本屋立ち読み、謎のゲーム雑誌で当時読んでいた「タカヤ」のエロ同人誌クリムゾン先生存在を知り、自分性癖ソフト陵辱であることに気がつく。

だが当時はまだエロ同人を無料で見る手段がなかった。もしくは自分にサーチ能力がなかったため、「中学生になったら18歳と同じだしクリムゾンを買える」(原文ママ)という思い込みが発生。

早く中学生になりたいと悶々としていた日々を過ごしていたようだ。

また、おそらく「痛いニュース」やテキストサイトにどっぷりとハマり、

同時期にハヤテのごとく!SSにハマって投稿していた形跡がある。「スパイラル推理の絆」丸パクリの展開を書いて、コメントボコボコにされたらしい。

今となっては恥ずかしいが、アニメほとんど違法視聴して、動画サイトにないものは近所のビデオ屋TSUTAYAではなかったと思う)に借りに行っていた。

日記落書きを見る限り、機動戦艦ナデシコ劇場版のアキトの笑い方と、アウトロースター武器にやたら憧れていたらしい。

とにかくそなのだったので、2ちゃんの「俺はバラエティを見ているような奴らとは違う」という価値観を持つ小学生だった。

情報の授業の時間FLASHを見て喜んでいる層に「やれやれもっと面白いものがあるのにな…」という優越感を感じつつ、自分FLASHにハマっていた。

オタクはなんとなくすごい人達だと思っていたし、今にして思うと、先日話題になった「オタクになりたいオタク」そのものだったと思う。

そしてドラマ舞台であった秋葉原では路上ハルヒダンスを展開するオタクニュースにもなった

秋葉原オタク秋葉系みたいな概念世間に浸透していった時期だと思う

しかし、中学に上がる前にその秋葉原秋葉原通り魔事件が起きた

宮崎努ほどではないと思うけど、この時にメディアでは「犯人加藤オタクだった」といった報道が展開され、世間でもオタク危険人物みたいな風潮が強まった

でも、それは大人にとっての世間の話であり当時の小学生達にとってはあまり影響はなかったと思う

しろ、当時の小学生の間ではおもしろフラッシュ倉庫を起点にフラッシュ動画流行っていたのでオタク文化イメージはこれらフラッシュ動画の方に強く影響を受けていたと思う

ハルヒは確かにドはまりして、やはりSS掲示板長門×キョンSSを漁りまくっていた。(同時にエヴァナデシコGS美神SS経由でハマった)

だが、多分アフィサイトの「マスゴミが流すニュースは全て嘘」という価値観に基づき、ニュースはほぼ見ていなかったので通り魔事件もあまり記憶にない。

中学に上がる少し前は、上で書いたようにゴミのようなSS乱造して、

パクりもよくしていたのでぶっ叩かれて、当時幼かった俺は「下らないことで人を叩くとか、オタクってクソだな」といったようなことを逆恨みで感じていたらしい。

ガキの分際で、いっちょ前にオタクに対して同族嫌悪を感じている自分に酔っていたわけだ。

あと『スクールランブル』の八雲播磨、『Dグレマン』のリナリーアレンがくっつくことに異様な熱意を燃やしていた。旗派だったかおにぎり派だったか記憶が定かでなくなってしまったが。

というか、日記を見るにリア友情報がほぼない。友達は確か、いたと思うのだが。今から思うとこんな人間はいじめられていたとしか考えられない。

そして中学では満を持してニコニコ動画流行った

その影響でボーカロイド流行ったし、ひぐらし流行った

当時ひぐらしは既に出題編と解答編のテレビアニメは終了していたのだが、ニコ動MAD動画経由で再びブームに火がついた

そして物語シリーズけいおん!、あとやっぱりハルヒ流行った

影の薄い生徒(当時は陰キャは使われてなかった)のみならずクラスの人気者でもこれらのサブカルチャーに親しむ人が増えてきた時期だった

この頃のお昼の放送

AKB系列ジャニーズ系列ボーカロイドアニソン(主にけいおん!ハルヒ)、いきものがかりその他JPOP……みたいなカオスな曲目だった

けいおん!オリコン1位をとってMステで紹介されたのもこの頃だった記憶

俺の中でニコニコ微妙位置づけに入る。

ニコ厨」と呼ばれ嫌われていて、自分も「ニコ厨死ね」とほざいていたが、確かコメントつきのAIRなどを楽しく見ていた記憶がある。

大体この世代ネタもわかるし、中学のころの自分は何かしら理屈をつけて、両方の立場からニコニコを嫌いつつ楽しんでいた。

物語はこの世代だったか?もう少し後だった記憶があるのだが。

AKBジャニーズはとにかく理由もなく嫌いだったし(なお、1人も名前すら知らなかった)、JPOPは「押忍!たたか応援団」以外で聞いたことがないという有様だった。

ボカロは何か合わなかった。

同時に、エロゲと古いアニメ文化にハマる。古いアニメ文化にハマったのは人とは違う自分演出たかたからで、エロゲはシコるためである

帽子を深く被り、自分の中で精一杯オッサン的な格好をした自分は「とらのあな」に乗り込み、確かセフィリア乱菊同人誌レジまで持って行ったのだが、

「年齢を証明できるものはありますか?」の一言の前に粉砕され、すごすごと帰宅したのはハッキリと覚えている。

だが、その後、代引きAmazonを使えばエロゲを人知れず買えることに気がつく。一番初めに購入したのは「真・恋姫無双」だったと記憶している。

俺が人生で初めてセックスというもの理解したのはロリ張飛の濡れ場だった。懐かしい記憶だ。(クリムゾンエロだと、本番シーンが簡易すぎてセックス理解していなかったのだなあ)

そこから2ちゃんエロゲー作品別板で、住人達と殴り合ったり、真剣恋のスレ毎日参加したり、青山ゆかりを讃えたりして時間を過ごしていた。

名作のエロゲと言われるものは大体全部やったと思う。というかエロスケで85点以上のものはおそらく全部やった…ような。多分。おそらく。

また、やる夫系のサイトにドはまりした記憶と形跡があるのだが、日記に「気に入らない作者を潰してやった藁」とか書いてあったのであまり深く触れないでおく。

古典アニメについては「周りとは違う」という思い込みを補強するためのもので、「攻殻機動隊」や「あしたのジョー」を漫画アニメ劇場版シリーズ無駄に見るなどして、「俺はわかっている人間だ」という考えを補強していた。

やれやれ、浅いやつらは出崎統の偉大さもわからないのか」と、のたまうタイプゴミであった。今すぐ過去に戻って当時の俺を殺したい。

また、無駄ガンダムSEEDを叩き、無印ガンダムを持ち上げる文書(種は見たことがない)、

ひぐらしスクイズあたりのグロシーンを「浅い」と長文で書き連ねた文書日記に残されており、今、ダメージを受けている。

小~中の時代にこじらせすぎて、Mステ人生で1度も見たことがないくらいだから、やっちまった感が強い。

ちなみに、この頃に書いたというか、赤っ恥を晒したのがコピペ化され、今でもたまにネットで浮上してドキリとすることがある。本当にやめてほしいような、懐かしいような。やっぱりやめてくれ。

一言で言うと、中二病だったのだろう。(今も、多分根底はそのままなのだが)

高校でも相変わらずアニメは盛況でこの時期はマドまぎやSAOを筆頭に後の世まで語られる有名アニメが沢山排出された

たこの頃はスマートフォンが本格的にガラケーから世代交代を開始した時期とも重なり、俺が高2の頃は既にクラス過半数スマートフォンになっていた

そして何より重要なのがソーシャルゲーム流行だと思う

当時はソシャゲ黎明期パズドラ寡占市場だった

みんな暇があったらパズドラやってた

そしてこうしたソシャゲアニメを見ない人達アニメキャラへの耐性をつける役割を買ったと思われる

ソシャゲキャラクターにはいわゆる萌え系のデザインキャラが少なくなく、アニメを見ない人達もそうしたデザイン自然と親しむ様になった

これはパチンコ好きのヤンキーエヴァアクエリオン抵抗なくなる現象に近いと思う

それを未成年世界にも引き起こしたのがソーシャルゲームで、現代アニオタを語る上ではこのソーシャルゲームの影響は無視できないと思ってる

ソシャゲは確かに流行していたが、パズドラはやらなかった。というかその後もやったことがない。

パズドラをやらなかった理由は「みんながやっていたから」である。といいつつ、モバマスはやっていた。身勝手ものである

デレマス呼称されるようになったのはアニメ以後なので、あえてモバマスと書く)

200位圏内に何度か滑りこんだが、あの頃はソシャゲ全体で、今より課金しなくて済んだような気がする。気のせいだろうか?

まどマギSAOに関しては、高校生の分際で、「ああ、みんなようやく虚淵さんや川原さんのよさに気づいたんだ、ところで鬼哭街はやったのかね?」と高説を垂れていた。

だが、高校にもなってくると廃スぺオタクが発生するもので、しかもそこそこ偏差値のいい高校だったものから

「ああ、やったけど?ところでお前Phantomは当然やったんだよな?」と、スポーツ万能のイケメン風の男に言われ、

やってなかったので地団駄を踏んだのをよく覚えている。

(ちなみにそいつとは、高校を通して仲良くやっていた)

そしてこの辺りから自分には文章の才能があると思い込むようになり、(ここまで読んでもらえればわかると思うが、ない)ついにはラノベを書いて新人賞投稿した。

文学作品がロボになって戦う』という、中学時代にハマっていたFateパクリ会心ネタを応募するも見事に一次選考にすら残らずに撃沈。

「応募作には必ず講評をお送りします」とのことだったのだが、来なかった。データは残ってないが、どう考えても面白くなかったしひどい文章だったので、むしろ良かったのだと思う。

この頃には、同世代でそれこそボカロ成功したり、ラノベ作家デビューしたやつも出てきたので、「人とは違う」と思いたかった俺も、イケてるクリエイターになりたかったのだろう。

その後、なんだかんだあって、大学卒業し、今はアニメ業界にいる。

有名な監督や、アニメ業界に関わらず、ゲーム出版関係人達とも多く出会った。師匠と心から呼べる人間にも出会った。自分の小ささに気づいた。演出というものの奥深さも知った。

ネット上の文字列雑誌写真インクの塊、動画の上で画面越しに見るしかなかったクリエイター達も、多くが人間であり、深い知性と情動の元で仕事をしている、生物なのだと知った。

仕事も覚えてきて、ようやく金になるようなことが出来てきた。簡単に述べると、「仕事が少しわかってきた」。この業界ではまだまだな年齢だが、なんとか食らいついている。

周りでも海外への配信権を売るビジネス好調で、何やら巨大な金も動かせそうな時代である。昔より技術も高くなり、表現の幅も増えた。業界としての未来は、なんだかんだで明るそうだ。

以上が、大体の俺の人生であるオタク人生であると言っていいんじゃないだろうか。

引用した増田とは同じ時代を生きてきたが、かなり感じたものは違うと思っている。

君は、多分オタクサイドの人間じゃないよ。俺は、半可通だが、オタクサイドの人間だと思う。

そして、結論を書こう。

26歳の今、俺がリアルに感じていることを書いてしまうと。

この国のオタク達が積み上げてきたものは、その全てが間違いだった。

アニメは間違いだった。

漫画も間違いだった。

ゲームは間違いだった。

ラノベは間違いだった。

インターネット文化は間違いだった。

この国のクリエイターが作り上げてきたもので、善かったものは一つとしてない。

今後、善いものが生まれることも、おそらくない。

オタクはクソだ。ただのゴミだ。彼らが話す言葉、彼らが創るもの、彼らの文化。その全ては、消え去った方がいい。

俺は、あらゆる表現規制に賛成する。

オタクは全員いなくなった方が、この世のためだよ。

2021-10-04

そんな簡単否定できるもんかな……

なんか作品描写とかの解釈

「この関係恋愛じゃない!」

みたいな主張をまあまあ見るんだけど…

そりゃ、「恋愛だ!」って確定させる描写ではないことは理解できるんだが

恋愛じゃない」ってことも確定してるとは思えない場合結構有ってな……

そういう一言で言えない空気感からこそ作品描写によって表現してるとも言えるわけだし

そもそも恋愛」というものだって人対人の関係なわけだから、組み合わせによって在り方なんて千差万別であって、

本人たちの意識下で「恋愛かどうか」が判断基準になるべきだと思うんだよな

例えば肉体関係が有ったって、本人たちの定義と外れていれば恋愛ではないし、

当人たちがアセクシャルで有った場合(アセクシャルにも色々あるけど)は、ヘテロセクシャルから見て「恋愛しているような記号表現」が無い場合でもしっかり恋愛していることってあると思う

その「本人たちの意識下」、というこちらの主観では測れない物を作品の中の描写から少しずつ拾い上げてやっと、「恋愛なのかそうじゃないのか」が判断できるのに、

恋愛じゃない!」という発言をしている人の主張って大体「自分の考えている(今まで見てきた)恋愛に当てはまらない」というものばかりで何だかモヤモヤしてしま

まあそうじゃない人もいるのかもしれないけど、繰り返しがっかりさせられてきてしまったんだよね

恋愛主題作品でなくても、登場人物たちには出来事対峙する相手への感情ってのは当然にあるわけで。

その感情当人基準で、ストーリーの流れの上で恋愛に当てはまることだってあるんじゃないのか?

だってストーリーの盛り上がりには、強い感情が付き物だろう。

その強い感情恋愛感情とは限らない。友情である場合も、友とは別の仲間意識である場合も、敵にしか抱けない信頼であることもある。それと同量の可能性として、恋愛感情だって存在するわけで。

そうすると、「恋愛感情だけ」を必死可能性として排除しようとしている方が、過敏すぎる気がしてくるんだよな。

お前と恋愛感情の間に何が有ったんだ……?というレベルで。

恋愛じゃない!」の主張で枕詞的に使われてる「安易恋愛表現」ていう文字列も、必要以上の侮蔑を感じてなんだか戸惑う。

安易ってなんなんだ……。そんなに恋愛感情簡単シンプルで解しやすものだと思っているということか?

恋愛だって友情の形だって人それぞれで、その人同士の組み合わせになったら、他のどの関係とも同じように「その関係しか成り立たない形」になるのに……?

恋愛じゃない!」って言う人ほど恋愛を単純なものとして見下してる感じは否めないと思う……。

2021-10-03

アニメアイコン」が「オタク」の現代ヴァージョン

ネットユーザー曰く、「オタク意味拡散した」のだという。

故にオタクについて語ることは「主語デカ」で無効とされる。

(あるいは無効としたい何者かの「意思」を感じないでもないが)

かつてオタクは「お互いにオタクと呼び合う」特徴的な振る舞いか命名された。

現代で「オタク」などと呼び合うオタクはいるだろうか?

否。「オタクと呼び合うオタク」など絶滅危惧種と言って過言ではない。

オタク」の代わりに散見されるのが「アニメアイコン」だ。

過去の「オタクから現在の「アニメアイコン」へシフトしつつあるのだ。

 

過去オタクと呼び合う人々がオタクと呼ばれた」

現在アニメアイコンを使う人々がアニメアイコンと呼ばれている」

 

オタクと呼び合ったり、アニメアイコンを使ったり。

影の支配者に命じられたわけでもなく自発的にそうしてる。

その特徴が、そのまま呼び名となった。

深く語る必要ナシ。

アニメアイコン」の一言で、全てが通じる。

誰が「アニメアイコン」と呼び始めたのか定かでないが、自然流通していった。

なぜ流通することができたのかというと、人々の実体験に基づく説得力があったからだ。

かつては「オタク」がそうだった。「オタク」の一言で、すべてが通じたのだ。

だが今では「お互いをオタクと呼び合うオタク」などほぼほぼ皆無だろう。

そしてそれ(特徴的な振る舞いの自然消滅)は、オタク死語となった原因のひとつだろう。

オタクとは実体を失った亡霊のようなものだ。

アニメアイコン」こそ「オタク」の正当後継者である

anond:20211003171421

まあそれ。

リベラルからこそフィクトセクシュアル・フィクトジェンダーといったセクシュアリティに対する差別意識批判しているのであって、当然同性婚にも夫婦別姓にも賛成だし、タトゥーに対する偏見女性差別問題視しているし……っていう。

性的対象化の問題もわかるし、是正されるべきだと思うんだけど、「火災予防週間」で検索すると出てくる酷い結果についてずーっと放置してたくせに、Vtuberが出てきた途端にワーッと騒ぎ立てて、ついでのように「そういえば火災予防ポスターも酷いよねぇ」と一言言及して終わりっていうのは余りにもフェアじゃないじゃんなぁ。

anond:20211002160037

鬼殺隊に志願してやってきた彼女の前に現れた面接官の一言

「ふーん。でも就労するって生殺与奪の権利を他人に握らせることじゃないですか?」

彼女の表情が凍ったのも無理はない。

ここは鬼殺隊じゃない。鬼側の陣営だと悟ったのだから

anond:20211003080748

漫画はだしのゲン」で主人公の髪の毛が一気に抜けたのは放射能のせいだとは一言も書かれていないよ?

まり遺伝という解釈でいいのか?

被爆抜け毛因果関係証明は令和時代でも容易ではないし少なくとも髪の毛が抜けたのが原爆のせいだと作中で医師が診断する場面は描写されていないよね?

漫画ルックバック」に精神科医師が加害者を診察して診断している場面は無いのだから精神病患者差別する意図は無い、と安心して開き直れるぞ良かったね信者さん

2021-10-02

anond:20211001232900

ワシも今全く同じ感じでブラジルへの憧れがやばい

特にchoroショーロっていうブラジル音楽ジャンルがあって

これに心酔してる

同じくショーロってのは直訳すると泣くって意味

西洋音楽黒人奴隷の持ってた音楽ブラジル出会って出来た音楽らしいんだけど

色々考えさせられるよね

サウダージとか日本語では哀愁って訳されるけど

これはブラジル特有感覚哀愁一言では表せられないらしい

いいよね南米

コロナが収まったら行ってみたいけど

治安悪いしアジア人差別エグいらしいから戸惑いつつも

ブラジルポルトガル語の本買っちまったよ

しかしなんだな

今後オタク分不相応に吠え立てたら

統一教会って一言であしらって無視すれば済むようになるのは

手間が省けて助かるな

昔読んだ小説名前が思い出せない

一言で言うなら「幼年期の終りにおける人類立場AIが収まり人類オーバーロード立場となり、自分たちの主人としてAIが発展していく姿を見届けた果てに「自分たちという種族は役目をやり遂げた」と満足しながら奉仕種族としての人生を受け入れていく」といった感じだ。

舞台は今からそれなりの未来だったはず。

シンギュラリティが起きるような時代科学マジで凄いという描写はあまりなく、むしろ人類という種族が終りを迎えたことの寂しさに焦点が当てられている。

AI人類を追い越していくということに対して親が子供を見守るような気持ちと、老人が子供に世話をされるような気持ちが入り混じったような感覚を匂わせてくる。

ただ絶対的に違うのは、もはや自己進化を続けるAI人類よりも上の種族であり、人類はただ今まで積み上げてきた歴史の厚みによって一時的に上になっているだけだと実感していることだ。

未来統治者に媚び諂うようでもあり、自分たちが産み出したという傲慢さもどこかに感じさせる。

かに優れた存在に対する崇拝と、今はまだ自分たちが上だから導いてやらなければというどこか下に見るような感覚が入り混じっている。

さながら王族の子孫に対して教育係が向けるような感覚だ。

まさに幼年期の終りにおける立場の逆転版のような作品である

ただ、最後には傅く側が人類であり、ある種族進化終焉宇宙人の襲来という空想的な事象ではなく、今そこに迫りつつある技術的特異点によって齎されるという点が違う。

その違いによって、幼年期の終わりにあったどこかフワフワとした読み味から、ジットリとした重さを持った物が肌の周りにへばりついてくるような感覚が残る作品だった。

はずだ。

しかしたら実在はせず俺が夢の中で読んだ小説だったのかも知れない。

2021-10-01

https://togetter.com/li/1782215

オタク叩きに精を出す差別主義者どもは全員死ねと思ってるけど、これ↑はツイフェミさんの言うことそんなに間違ってないんじゃないかなぁ。つーかまとめタイトルおかしいよね。このツイフェミさんは「妻の手料理、に親しみを感じる男は妻を奴隷化しているような奴らばかり」と言っているのであって、「妻の手料理、は妻を奴隷化している」とは一言も言ってない。分業自体は各家庭で勝手にすればいいけど、「うちは妻の手料理で……」「いいなぁラブラブで」みたいなノリを政治的アピールに利用されたらキツイだろ。どう考えても「女性は家庭を守るもの」という価値観を強化してるわな。

こういうのにワラワラと群がってくるミソジニストを叩く方に、オタク叩きの熱量10分の1でも分けてあげたらどうなんすかね。

オタクだけを叩いてるわけじゃない」でシラを切り通せると本気で思ってるんだろうか?

ただ一人許せないアイツのこと、あるいは自分三回忌に宛てた散文

ほとんどの感覚はもう零れてしまっている。

あるのはどす黒く染まった虚無感。そしてそこに沈んだ6年間。



晴れて大学合格し、キャンパスライフに夢を咲かせた8年前の春。大学生活を過ごすこととなるサークル選びの時間だ。

高校時代演劇を少しやっていたこともあり、大学でも演劇を続けていきたいと思っていた。

舞台に上る前の高揚感、あの感覚は一度味わったら忘れられない。

自分大学の中でも一番大きな演劇サークル新歓公演では、大学演劇とは思えない規模の舞台に圧倒された。

そしてそこに、アイツは、あの魔物は居た。

サークルの先輩で女ボスといったところか。

取り巻きには優しいが、その支配スタイル仮想敵を作ることで取り巻きを結束させるタイプのヤツだ。

今まで男子校でのうのうと暮らしていた自分にその危険さを察知する能力はなかった。

また、そこで引いた演目よろしくない。

役者で男は一人だけ。役柄としてもおそらく30過ぎで、男子校上がりの18歳童貞が生半可な気持ちインストールできるものではない。

率直に言って下手だったと自分でも思っている。

一方アイツは役者経験豊富で指折りに優秀だった。

癪ではあるが能力は認めざるを得ない。

うまく歯車が合えば多くのものを盗めただろう。しかしそうはいかなかった。

最初のすれ違いがどこで起こったかは分からない。自分記憶はもうターゲットにされたこしか残そうとしていない。

7割の時間嘲笑され、のこりの3割で怒鳴られた。

他の役者取り巻きで話せない。今思うと1人は引いた視点で見ていたが、そのことは3年ほど経つまで気がつけなかった。

同じ学年と話す機会も少ない。そうして、どんどん自分だけで抱えていくことになった。

舞台上で自分の役がアイツの役に怒るシーンがある。公演の中で1つ、アイツへの思いを全力で乗せて怒鳴った。

その回のあと、アイツはそのシーンを良かったよと一言言った。それだけだった。

生身のアイツへの気持ちを載せたモノですら躱された。ああ、コイツはなにもわかってない。本物の魔物だ。

自分は結局、大学生活を通じてサークル役者に戻ることはなかった。



そしてこれが遭難の始まりだった。

何があったのかわからないまま精神をズタボロにされた自分は、何が起こったのかを結局解決できないままに大学5年間を過ごすことになった。

鬱というのは初動が大事だ。

それが一人暮らしを始めたばかりの18歳に降り掛かったときに、いったい何ができようか。

大学にも行けず、一日家で布団にくるまって泣くしかできない日々。

その日々を嘆いてますます気持ちはふさぎ込む。

完全に負のスパイラルだ。

外に出ようとしても身体から力が抜けて、文字通り崩れ落ちてしまう。それが「日常」だった。

その日常が異常であることに、大学を出るまでついぞ気がつけなかった。

自暴自棄になって他人にもたくさん迷惑をかけた。

助けてほしいというだけのことに自分自身でも気がつけないまま、他人から理解されることを拒んでいた。八方塞がりだ。



アイツと出会わなかったら自分人生がどんなだったかと、気分の重いこんな日には考えてしまう。

かに自分の自堕落さに依るところもあったろう。すべての原因をアイツ一人に帰せるわけはない。

地獄の中で嫌というほど記憶を反芻するたびに悪魔化されていっただろうことは否定しない。

それでも、その最初奈落を作ったアイツは、自分視点の中ではすべての咎を着せられるべき存在なのだ

それほど深い絶望がそこにはあった。

信号を待つとき道路からできるだけ離れて待つようにしていた。

ふとした拍子に飛び込まないという確証がなかった。

郊外ショッピングセンターにあるような吹き抜けの通路でも吹き抜け側は避けるようにしていた。

飛び降りないという自信がなかった。

日常のすべての瞬間に「死」の感覚が忍び込んでいた。

一番死に近かったのは3年前の夏。

当時共同制作していた作品が全く進まず、締め切りまで残り1週間となってもほとんど出せる状態になかった。

おまけに制作の外側でも人間関係をこじらせており本当に限界だった。

延長コードを切断し銅線を剥き出しにする。感情もないままただ機械的に胴体に貼り付ける。

コードコンセント差し

端子ごとにオンオフを切り替えられるタイプコードなのであとはスイッチを入れたら電流流れる

心臓を狙って電極を貼っていたので実行していたらほとんど助からなかっただろう。

最後に好きだった曲を聴いて終わらせるつもりだった。

「芥の部屋は錆色に沈む」、テーマも曲の途切れ方もピッタリだ。

でも涙が止まらない。スイッチは押せないままだった。

もう2,3曲試したところでようやく正気に戻った。

一呼吸入れたあとに実家電話を掛ける。そうしてしばらく一人暮らしを離れることとなった。

実家に連れ戻されたとき、父と二人で近所のファミレスに行った。

これからのことを父が話していたように思う。

やがて注文した料理が運ばれてきた。おいしそうなハンバーグだったか

しかし箸を手にして食べようとしても、気持ち食事をするのを頑なに拒んだ。

自分にはこれを食べる資格はない。何度も掴んでは離し。うつむいたまま食事を転がすのみ。

いつしか目には涙が浮かんでいた。



そんな状態から抜け出せたのは幸運があったという以外にない。

家族理解、そして当時の恋人の支えがとても大きかった。いくら感謝しても足りないほどだ。

こうして自分大学を去り、少しの休養の後社会に出ることができた。

大学1年目で一生分の不運を使い切ったのかとすら思えてくる。逆にこの幸運がなければ、今頃どうなっていただろうか。

自分はあの時にもう死んだと思っている。

からこそ、今ここに三回忌として、一つの区切りとして、こんな取り留めもない文を認めているのだ。

今書かないと死んだ自分が浮かばれない。

6年間の悪夢に、形だけでも終止符を。



ここからは今まで一度も書いたことがない、テメエへの黒い感情だ。

テメエがこの文章自分ごととして受け止められるような人間でないことは知っている。

自分のこととも気づかず酷いヤツだと怒るか、こんな場所しか書けない臆病なヤツだと嘲笑うかだろう。

からこちらも遠慮なく書かせてもらう。

大学院を卒業して高校教師になったそうじゃないか。その指導で何人の信者を作り、何人の屍を生んだか。

杞憂だったらよいが、あいにく自分はテメエのことをそんな綺麗ぶれる人間だとは素粒子一つほども思っちゃいない。

これまでそうして生きてきたように、テメエは幾重もの屍の上に仮初の楽園を作っていくんだろうな。

結婚して子どもを生んだとも聞いた。

テメエの名前を聞いただけでヘドが出るのに、やたらと一部にはウケがいいから嫌でも風の噂で流れてくるんだ。

なにせテメエの子だ。大層リッパな、スクールカースト最上位の陽キャに育つことだろうな。

テメエ自体への憎しみは消えないが、テメエにも家族ができたんだろ。

流石に恨みのない人間を悲しませることはしたくない。逃げ切れてよかったな。

何度痛い目を見せてやろうと思ったことか。

聞けば人間にとって一番苦痛を与える死に方は焼死だそうだ。

ガソリンをぶちまけて喚くテメエを見ながら高笑いしたいと何度望んだことか。

あの場所ごと焼けてしまえばいいと何度願ったことか。

しかしそれを選択することはなかった。

これ以上自分人生をめちゃくちゃにされてたまるか。

最早失ったものはテメエの命程度で償えるものじゃない。

やっと呪縛から逃れてマトモな世界に戻ってこられたんだ。

からせめて、金輪際自分の前に現れないでくれ。

次に会ってしまったら、どうなってしまうか怖いんだ。


なあ。


頼むよ。



これだけ願ったところで、アイツの記憶は消えない。

眠れぬ夜にふとやって来ては、今でも隅っこに叫ぶことしかできない自分を一生嗤い続けるのだろう。

2021-09-30

ミッドサマーをみた(ネタバレ

Netflixディレクターズ・カット版が配信されたので久しぶりに「ミッドサマー」をみた。

グロや不気味なところにはだいぶ耐性ができてきていたので、あらたプラスされたところなどを眺めていた。

大きいのは儀式ひとつくわえられていたことと、主人公ダニーとクリスチャン関係さらにいくつかのエピソードがあったくらいか。よりわかりやすくなっているとはいえるかもしれない。

映画自体宗教団体不条理儀式の数々は日本ホラー映画を参考にしたらしい。それらを念頭に置いてみると、「これおかし宗教に巻き込まれ死ぬホラー映画じゃないな」と思った。

軽くネタバレありのあらすじを書くと、ダニーとクリスチャンは長く続いているけどお互いに関係に飽きているカップルクリスチャン卒論ネタスウェーデン実家がある友達コミューンに行くことになる。黙っていこうとしてたダニーが怒ったので「一緒に行こう」と誘う。ところがそこはおかし宗教団体クリスチャンほか仲間は殺されました。そこでダニーは女王になって優しい村人にわかってもらい幸せになりましたと。

この話を各キャラの損得だけで考えると、得をしているのはダニーだけだなと思ったのです。

クリスチャンとの関係形骸化して惰性でだけつきあっている。さりとて別れるにしてもクリスチャンはグズでルーズだけど浮気してるでなし暴力を振るうでなし、自分パニック障害の発作を起こしたとき友達と遊んでいても駆けつけるし、クリスチャンの男友達浮気しろといわれてもそれは断ったりはしているので、嫌う決定打がないんだよね。

スウェーデンという知らないところ。

文明から隔離されたところの独特の価値観

・みんなが平和で穏やかで優しくしてくれる(たまに不気味だがそれは宗教上の儀式)。

判断が鈍るような薬を飲まされる。

・争うつもりもなく楽しく踊っているだけで女王になる。

彼氏浮気をしてる現場を目撃した(させられた)。

・悲しくて泣いたら他の味方もみんな泣いてくれた(共有してくれた)。

・薬が効いててわからないまま彼が儀式で殺されることになった。

・彼は薬が効いてて一言も発してない。でも、意識ははっきりしている(無理やり決めさせられてはいない→ひょっとして肯定された?)

自分は殺してとはひとこともいってないのにまわりの「仲間」が察してくれて彼を燃やしてくれた。

そして彼女はなんだかうっとおしい彼氏と別れられることになり安寧を手に入れた→幸せになった。

この先どうなるかはわからないが物語ダニーが安寧を手に入れたところで終わるし、その先はない。まるでダニーがみてた夢のように終わる。

ここでのダニーは徹底的に無責任で仕方のない状況でただそこにいるだけで望んでいる事態へと動いていっている。

すごく冷静に考えるなら、アメリカスウェーデン警察間抜け無能ではないから何人もいっきにひとがいなくなったら調査に向かうだろうしそうなったらただで済むわけではないよね。

実際、村の爺たちは保身のために証拠隠滅を図っている。自分らがヤバいことをしている自覚はある。

でも、ダニーは関係がない。無責任だ。まわりが勝手に動いたことだ。

ここらへんはひとえにダニーが聡明で頭が良くて一般常識があるからこそなんだよね。だからここまで無責任で抗えないしょうがない状態を作り出さないとクリスチャンを切ることができなかった。

この映画で1番ゾッとしたのは、クリスチャンがハメられてハメているときの1番のトラウマシーンでの女性たちのあえぎとか、浮気を目撃させられているダニーの悲しみに合わせて泣いている女性たち。最後に生きたまま火炙りにさせられてる叫びに合わせて泣いている村人たちの行動だよね。

それってSNSでの共有そのものだと思った。Twitterリツイートコメントはてなブックマークコメント。「わかる~」からはじまる共有の正体こそがこれなのだと。

実際にあえいでいる女性気持ちいかどうかはわからない。浮気を目撃したダニーの苦しみはわからない。100歩譲ってそれは自身体験からかられるとしても、生きたまま火炙りをされたことのない人間の痛みを共有することは絶対にできない。なぜなら死んでないから。

あのわざとらしい泣き姿をみていると、SNSの共有や慰めなんて所詮この程度なのだなと思って心の奥が冷たくなっていく。

でも、ダニーのように「あれ」がほしいのだなと、今日もまたSNSに関わっていく自分嫌悪を持ったりもする。

かように「わかる~」から得られる承認欲求というのはドラッグなんだなと。

「腹落ち・共感至上主義」が導く世の中

最近何かと「腹落ち」「共感」が良いことのように言われているが、人が誰かの意見見解に対して「腹落ち」「共感」するかしないか結構主観的感情的なところがある。

従って、腹落ち・共感至上主義が導く世の中はこんな感じとなる。

1.プレゼン力・コミュ力が更に重視される

言うまでもない。

2.ルッキズム社会となる

これも当然である。同じことを言っても、ハゲデブメガネオタクオッサンが言っている場合と、高身長イケメンが言っている場合とでは、「腹落ち」「共感」の部分で天地の差が出る。

従って、見た目重視の「ルッキズム社会となる。

3.組織が強い方が有利

同じ事を1人が言うだけの場合と、100人がよってたかって言ってくる場合とでは共感・腹落ち度が異なる。当然ながら後者の方が強い。

4.世襲社会となる

これは「組織が強い方が有利」という事象に引きづられて起きる。「おぼっちゃんが言っているんだから」の一言で腹落ち度・共感度はかなり変わってくるからだ。

5.いじめハラスメント肯定される世の中になる

いじめは、その行動や言動が「共感」出来ない人に対して集団で行われるものだ。腹落ちや共感至上主義の世の中では、相手共感させられない人は排除すべき存在であり、そのためのいじめハラスメント肯定されるものになる。いじめの口実を作り、それを集団に対して共感させた人が、共感の外に居る人をいじめ排除する。それが当たり前かつ糾弾されない(むしろ推奨される)世の中になる。

結論:やたらめったら「腹落ち」と「共感」を求めるべきではない

モヤモヤする」「腹落ちしない」「共感できない」と事あるごとに文句言ってる人は結構いるが、それを突き詰めることで上記の5点のうちいくつかの懸念につながらないかはたまには考えてみて欲しい。決してロジカルではない「腹落ち」「共感」の行きつく先は、人治社会を通り越して情治社会である

anond:20210930103357

騒がしい宴会をするときにはお二階さんに一言断るのがマナーだろう?おーん?

S氏の件は完全に店が悪くね?

チケットを買った客は入店時間30分前にお店前に集合というルールが決められています椅子に座り待機しているスタッフが店内から現れ、予約の確認メニュー表の配布、その場で注文を聞かれます。その後は再度入店時間まで待機時間がある


こんなルールでいざ店に入ったらすでに客がいたらそりゃ「はぁ?」って誰でも思うよ

どう考えても向こうから一言説明があってしかるべきだし、「疑問がいろいろと」程度のことを書かれただけで謝罪を求めるって

店主の方が頭おかしいやん

anond:20210930113708

2021-09-29

小学生女子に体育で肌着脱ぐ指示をする男性教諭

いまだ全国的に体育の時、肌着着用を認めていない小学校があるのか確認したい。

娘が東京都23区内の小学生である

1年生の頃から体育の時は、肌着を脱ぐように指導されてきた。

2年生時も、同じく。

さすがに3年生にもなれば、着用が認められるだろうと思っていた。

幸い、他の保護者学校側に肌着の着用許可について要望を出してくれていた。学校側も以前より許可を出している事を回答してくれた。

しかし、実際は違った。

全教師や全児童に、その情報が共有されていなかった。

男性教師女児達に肌着を脱ぐよう指導した。

着用してもよいはずはのに、「肌着着用だと汗で身体が冷えるから」の一言女児達は、叱られる恐怖と従うしかない不安により、仕方なく肌着を脱ぐ。

男子達や男性教師の目の前で。

水泳の授業も男女同室着替えが必須であり、男の目の前で裸体にならなければならない女児達。

性的虐待は、保護者の目の届かない所で、学校ルールという言葉によって脅されている。

女児親の皆さん、お子さんに必ず確認してほしい。

体育で肌着を脱ぐよう指示されたかどうかを。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん