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はてなキーワード: 元請けとは

2024-05-19

anond:20240518034513

わかる

俺も元請けに引き抜かれて年収ほぼ3倍になったし仕事量は1/4くらいになった

仕事が増えれば増えるほどむしろ報酬が減る傾向にあるのは酷くいびつだけどどうせ俺が生きてる間はこのままだろうしなんも考えないことにした

2024-05-12

インフレでも給料は上がらんわなあ

一度上げちゃうと、デフレになったか給料下げるねって出来なくなるから

景気良くなった訳でもないしなあ

元請け取引先が値上げに応じてくれれば上げられるけどムリに決まってるしね

2024-05-05

つむぎ秋田アニメLab、強くね?

元請け2作目っぽいのに第七王子クオリティ高くて驚いた

作画だけじゃなくて話のテンポとか原作漫画の爽快感を十分映像化できててすごい

なによりも王子のふとももとか妖艶さとかへ注ぐパッション尋常じゃなくて畏敬の念しか湧いてこんわ

アニメ業界ってエンタメ最前線なのに地方分散がほどよくうまいこと行ってるのが不思議

まあ東京に集中してることはしてるけど

京アニとかP.A.とか別格クラススタジオ地方にあったり。

2024-05-02

値上げは「高評価お願いします」である

30年のもの間安く買い「低評価」し続けた人には正しい価値判断は難しいかもしれない

しか会社の売り上げがないと特に小さい企業で働いている庶民は飢えます

理解ください

元請け幹部社員が潤った暁には下請けにもトリクルダウンが行くでしょう

2024-05-01

anond:20240430111937

どうでもいい話だが、これらの映画ほとんどがAmazon Prime Video配信開始になったのは 配信開始カレンダーを見る限り2024年3月25日のことらしい。

https://animephilia.net/amazon-prime-video-arrival-calendar/week/2024/3/21/

せっかくなので、過去10作品に挙げていなかったGTH作品も紹介しておこうと思う。

アンニョン! 君の名は //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTLPNP9J/ref=atv_dp_share_cu_r

日本に少し先立って韓国タイ人向けビザ無し渡航を解禁した時に作られたラブコメ映画。フラれて自棄になった男性彼氏の束縛から逃げるようにやってきた女性韓国出会いロードムービー的に旅する。主題歌がいい。おすすめ。(特に冬のソナタ近辺の韓国ドラマ見てた人には)

カウントダウン //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTXT9QTR/ref=atv_dp_share_cu_r

バッド・ジーニアス監督デビュー作。ニューヨークに住んでるタイ人たちが年末カウントダウンパーティークスリをキメようと売人を呼ぶが、この売人が曲者で……というホラースリラーの混じった映画。その後の監督活躍を考えるとおすすめ、くらいのややおすすめ

カミングスーン //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CQFBTK7X/ref=atv_dp_share_cu_r

あるホラー映画と、その映画撮影時のトラブルと、その映画盗撮コピーする話が絡み合うホラー。メインに、GTH映画ではたいていろくなことにならない主演常連が出てきて、結局今回もろくなことにならない。喫煙シーンとかガラケーとか、たかだか15年前の映画なのに妙に懐かしい。ややおすすめ

スイマーズ/溺れるトライアングル //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV3V9DLP/ref=atv_dp_share_cu_r

いちおうホラーに分類されているのだけど、悪事を起こした側とその真相を探る側の対決なスリラーに見えるかもしれない。親友だけどスポーツで張り合っている男同士と、そこに絡んでくるヒロイン、そしてヒロイン自殺、というプロットはありがちだがわかりやすいと評価すべきか。冒頭タイ語で「この映画フィクションからね」と念押しされている(Prime Videoの字幕では訳されてない)のがかえってリアルホラーとしてはお勧めではない。

トップシークレット 味付けのりの億万長者 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV25P9MY/ref=atv_dp_share_cu_r

実話に基づくドラマタイトルにもある「味つけ海苔」とは韓国海苔ことなのだが、実はこれタイのあるブランドが(日本以外では)トップシェアを誇っていて、そこに至るまでの苦労話。セブンイレブンの向かいセブンイレブンがあるというタイセブンイレブン普及率がいい味を出している。おすすめ

ドーム/寄宿舎 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTMHKZVD/ref=atv_dp_share_cu_r

ホラー。とは言うものの、たぶん見た人は10人中9.5人くらいは「ホラーじゃない」と思うはず。青春もの、というよりジュブナイルもの、といいたくなるくらいの若い男の子出会いの話。どうにも不穏だけど「世にも奇妙な物語」に時々あるハッピーエンド的な話を期待していい。(ホラーを期待している人には)お勧めじゃない。逆に言うと普通映画としておすすめタッチキャプテン翼コミック(この時代だと海賊版かも)がちょっとだけ出てくる。

フォービア 4つの恐怖 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTXT2B32/ref=atv_dp_share_cu_r

ホラーオムニバスで4つの短編をまとめられたもの。いちおう1話目と2話目、3話目と4話目にはリンクがある(あんまり関係ない)。2000年代なので一部CGがチープなことに目をつぶれば見れなくはない。まあまあ。

フォービア2 5つの恐怖 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV4839SH/ref=atv_dp_share_cu_r

ホラー。前作の好評を経て1話増やしてオムニバス5編になって、前作を越えてヒットした。ところどころ前作の設定が絡む(大筋ではどうでもいいけど)ので、前作見ておいたほうがいいかもしれないが前作がまあまあなのでそこの勧め方が難しい。3話目は日本人が出てくる。演じているのはAkiko OzekiとTheeraneth Yuki Tanaka。一応彼らの出演歴を見ると他の映画でもチョイ役で出てきてはいる(覚えてない)。

フリーランス //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV2MGSLZ/ref=atv_dp_share_cu_r

ドラマ仕事のためなら葬式会場でWifiを探すことも厭わない主人公が過労からくる不摂生のせいで身体を壊す。フリーランスの稼ぎでは私立病院にいけないので公立病院に行ったところ、美人女医出会い生活改善チャレンジすることになる。しかし、仕事を回してくれてた元請け結婚退職きっかけで新たに受けた仕事過労死してもおかしくない内容だった、というわけで、ある意味ホラー。正直、美人女医よりも元請け女性(Violette Wautier)のほうが美人(諸説あり)。関西ローカル深夜放送されたこともある。おすすめ

フェート/双生児 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTN2RX9M/ref=atv_dp_share_cu_r

ホラー。フェート(แฝด)はタイ語で「双子」のこと。この場合は結合双生児で、片方に起きた恋愛と関わってか2人の分離手術をした結果、恋愛の起きていない方が死んでしまったがその後彼女が…というわかりやすプロット。これだけホラーが多いと後回しでいいかな、という気分になる。お勧めではない(主に犬のせい)。

ボディ/白昼の悪夢 //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV3CJPCZ/ref=atv_dp_share_cu_r

ホラー大学生主人公とした話と見せかけて、医者夫婦因縁話になるというひねりが効いている。細かいエピソードはともかく、大まかな筋はタイで実際に起きた事件を元にしているのではという指摘もあった。ホラーとしてはおすすめ

ラッダーランド/呪われたマイホーム //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CTWMH827/ref=atv_dp_share_cu_r

ホラー。無理して高級住宅地マイホームを買って引っ越し一家しかしその住宅地は呪われていたのだった…というあらすじがあちこちに書かれているのだが、たぶんこのホラー出来事の原因は住宅地が呪われているからじゃない、程度にはツッコミをいれたくなる登場人物たち。とは言うもののこれに似た噂が実際にタイであったこともあってそこそこヒットした。あまりお勧めではない。

手あつくハグして //www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CV238N8B/ref=atv_dp_share_cu_r

ドラマ。生まれつき腕が3本ある男が、1本腕を切り落としてくれるという医師を目指してバンコクに向かうロードムービー。途中で、やはりバンコクに夫を探しに向かう女性が同行する。タイの小都市を含む田舎を見る分には面白いけど、ストーリーは退屈かもしれない。あまりお勧めではない。

日本の縮図なのでは

謎の存在「やれ」 ←発注者

佐々木容疑者はい」 ←元請け

 

佐々木容疑者「金払うからやれ」

平山綾容疑者はい」 ←一次請け

 

平山綾容疑者「車貸すからやれ」

若山耀人容疑者はい」 ←孫請け

姜光紀容疑者はい」  ←孫請け

2024-04-30

不良の世界での下請け問題の件

建設業界やIT業界で起きている問題と同じ事が不良の世界でも起きている。

ここでいう不良とは世間一般的に悪い人たち全般を示します。

どういう事かと言うと例えば元請け(とてもすごく悪い人)からどこそこのあいつにお灸をそえろ的な事が舎弟(すごく悪い人)的な人間命令される。

普通は舎弟(すごく悪い人)が実行するんだけど、監視カメラスマホが溢れた今の世の中では逮捕される確率が高い。

捕まるのは嫌だから舎弟(すごく悪い人)がその子分(普通に悪い人)に同じ指示を出す。

同じ理由子分(普通に悪い人)が弱み握ってるチンピラ(悪い人)に同じ指示を出す。

こうなってくると元請け(とてもすごく悪い人)とチンピラ(悪い人)はもはや関係が無くなる。

そんでチンピラ(悪い人)は頭も悪いし責任感も無いから当然指示された事は失敗するし警察普通チンコロしちゃう

昔は懲らしめる方法や人を埋める山の場所等、きちんとノウハウ継承されてたんだけど、今は上記の様になってる為、犯罪の仕方がどんどん陳腐になってる。

栃木で殺された人もなぜだかあんハイキングコース放置されてたし、そりゃあん場所でやればバレるよ。

案の定犯人普通チンコロして芋蔓式に逮捕されてるし。しか実行犯20歳のクソガキだよ。そんなガキに大人二人消せるわけが無い。ただ元請けに近づく程チンコロする奴は少なくなる為依頼元に捜査が入る事はない。

という話を聞いた。

不良の世界での下請け問題について

建設業界やIT業界で起きている問題と同じ事が不良の世界でも起きている。

ここでいう不良とは世間一般的に悪い人たち全般を示します。

どういう事かと言うと例えば元請け(とてもすごく悪い人)からどこそこのあいつにお灸をそえろ的な事が舎弟(すごく悪い人)的な人間命令される。

普通は舎弟(すごく悪い人)が実行するんだけど、監視カメラスマホが溢れた今の世の中では逮捕される確率が高い。

捕まるのは嫌だから舎弟(すごく悪い人)がその子分(普通に悪い人)に同じ指示を出す。

同じ理由子分(普通に悪い人)が弱み握ってるチンピラ(悪い人)に同じ指示を出す。

こうなってくると元請け(とてもすごく悪い人)とチンピラ(悪い人)はもはや関係が無くなる。

そんでチンピラ(悪い人)は頭も悪いし責任感も無いから当然指示された事は失敗するし警察普通チンコロしちゃう

昔は懲らしめる方法や人を埋める山の場所等、きちんとノウハウ継承されてたんだけど、今は上記の様になってる為、犯罪の仕方がどんどん陳腐になってる。

栃木で殺された人もなぜだかあんハイキングコース放置されてたし、そりゃあん場所でやればバレるよ。

案の定犯人普通チンコロして芋蔓式に逮捕されてるし。ただ元請けに近づく程チンコロする奴は少なくなる為依頼元に捜査が入る事はない。

という話を聞いた。

不良界隈も下請け問題が出てきている

建設業界やIT業界で起きている問題と同じ事が不良の世界でも起きている。

ここでいう不良とは世間一般的に悪い人たち全般を示します。

どういう事かと言うと例えば元請け(とてもすごく悪い人)からどこそこのあいつにお灸をそえろ的な事が舎弟(すごく悪い人)的な人間命令される。

普通は舎弟(すごく悪い人)が実行するんだけど、監視カメラスマホが溢れた今の世の中では逮捕される確率が高い。

捕まるのは嫌だから舎弟(すごく悪い人)がその子分(普通に悪い人)に同じ指示を出す。

同じ理由子分(普通に悪い人)が弱み握ってるチンピラ(悪い人)に同じ指示を出す。

こうなってくると元請け(とてもすごく悪い人)とチンピラ(悪い人)はもはや関係が無くなる。

そんでチンピラ(悪い人)は頭も悪いし責任感も無いから当然指示された事は失敗するし警察普通チンコロしちゃう

昔は懲らしめる方法や人を埋める山の場所等、きちんとノウハウ継承されてたんだけど、今は上記の様になってる為、犯罪の仕方がどんどん陳腐になってる。

栃木で殺された人もなぜだかあんハイキングコース放置されてたし、そりゃあん場所でやればバレるよ。

案の定犯人普通チンコロして芋蔓式に逮捕されてるし。ただ元請けに近づく程チンコロする奴は少なくなる為依頼元に捜査が入る事はない。

という話を聞いた。

2024-04-29

IT系展示会で外注コンパニオン特に女性コンパニオンを使う理由4/30補足&レス追加。3行目参照】

追記2:ダラダラと長く読みにくい文章なっちゃったんで、あとで整理して書き直します。読んでくださった方、すみません

→4/29 20:25追記 たびたびですが、書き直しやめました。長文を読んでくださった方、ありがとうございます。あと歳がバレるパトレイバー展示会ネタをどこかに入れたかったのですが、さすがに無理でした。

4/30 15:55追記 https://anond.hatelabo.jp/20240430155506 に補足とブコメへのレスを書きました。コメントくださった方、ありがとうございます

 

————————

 たまたまホッテントリで見かけた話題について、ブクマはやっていませんが色々と書きたくなったので、増田にて吐き出します。

 前職でIT系、前々職で商社系の販促経験しており、展示会には良く出展してました。RX社主のものにも定期的に出していたので、場の雰囲気は分かるつもりです。

 

  

 IT系場合、ごく一部のIT商社代表格:O社)を除いて、ガツガツ営業できる人は残念ながら少ないと思います

 昔、コスト削減の一環で、プロパーの若手営業のみで体制組んだのですが、見事に大半の社員が動けませんでした。ルート営業で成果を上げていたり、初回訪問問題無くこなせる社員でも、です。

 初対面の人に物怖じせずに話しかけて、アンケート等をしながら5分ぐらい話を繋げられるってのも、立派な技術なんですよね。営業経験10年の中堅社員が「無視されるっての辛いんですね。今後、街でティッシュを配っていたら必ず受け取るようにします」って言っていたのが今でも記憶に残っています

 

 またこれについては、同業者や人事とも話していて同じ感覚です。業界柄、初対面適性の高いプロパー採用したり、教育するぐらいなら、外注(展示会なら呼び込み、テレアポならアウトバウンド代行)に任せて、プロパーは確度の高い案件に注力すべきだ、的な。

 商材にもよりますが、1件あたり数千万円以上~で、受注まで1年~かかるのであれば、入口外注して大量に対応し、その中から良さげなものプロパー対応するのは、人件費変動費化させたり、費用コストを考えると妥当なような気もします。

 

 

 外注の話に戻りますが、結局、日当数万でも外注したほうがよっぽど効果高いんです。立ち話程度で話せる情報なら半日レクチャーすれば分かってくれますし、その上、来場者にもガンガン攻めて来てくれる。

 それに、どうせ出展&設営費で、小さいブースでも200~300万円、大きなブースなら1000万円以上かかることもザラですので、そのうちの1割を外注費に回したほうが費用効果高いんです。ここが来場者との最大の接点ですから、ここを変にケチると前述のように出展のものが失敗になります

 

 

 次に、私の主観ですが、IT系展示会で女性コンパニオンを使う理由としては、

1)出展者・来場者共に男性が多いので単純に目立つ。あと混雑時は女性の声のほうが通りやす

2)プロパー男性社員士気が上がる(と言っても、遅刻しないでちゃんと来る、頻繁なたばこ休憩が減る、来場者から見えるところでダラダラしない、ぐらいですが)

3)費用はたいして変わらない(コロナ前ですが、20代半ばだと、女性は3万円/日、男性は2.5万円/日、ぐらいでした。服装は両性とも自前のスーツ

です。

 

 個人的には、1)が大きいような気がします。来場者が男女半々のノベルティショーなんかは、出展者の男女比も同じような感じでした。行ったことが無いので分かりませんが、女性向けのビューティーショー(化粧品エステ用品の展示会)なんかだとどうなんでしょうかね。

 

 2)はねぇ…、なんというか。でも実際そんな気がします。これは1)と同じで、男性が、女性が、というのではなく、同性のみの中に異性を入れることで緊張感が出る、ということで。n=1ですが、「9:00開場なのでビッグサイトに8:30集合」としたら、「出勤できないので経費で前泊しても良いですか」と言っていた社員(なお弊社は品川で、定時は朝9:00)が会期4日間、毎日ちゃんと出勤したという経験もあります

 

 

 最後に、外注からグイグイ来る問題ですが…たぶん彼ら、彼女らも外注元請けから切られないように、そしてステップアップするために必死なんだと思います。我々プロパーは受注金額評価されますが、外注場合名刺の枚数で評価されるしかありません。

 

 また彼ら・彼女らは、若い劇団員お笑い芸人とが多いようであり、ここでステップを踏めば、展示会における大勢の前でのプレゼン要員(5万円~/日。質疑はプロパー対応するので外注でもOK)や、企業研修講師10万円~/日。コミュニケーションや演技など)とか、時間自由が利いて、割のいい企業相手仕事に就くことができる、と話していました。

 

 

以上です。なんか文章的になったり、箇条書きになったり、殴り書きでスミマセン。でも1つの経験から

 

 

追記ノベルティについて

 当然ですが、ノベルティ配布の目的は、見込み顧客情報収集です。

 

 名前も知らない相手に0からテレアポしても会ってくれるのは1%程度ですが、部署名と個人名が分かれば最低限電話で話すことはできます

 そうすると20%~30%ぐらいは会ってくれます(ここでもテレアポは異性の声が良いというデータがあったような気もしますが、うろ覚えなので割愛します)。

 担当者担当部署では無いということも多々ありますが、それでも会ってくれた人の10%~20%ぐらいは、担当者担当部署の人を同席させてくれたり、社内で紹介してくれることもあります

 

 個人的感覚としては、展示会で獲得できた情報から、直近の受注につながりそう(提案見積OKなのは1%、中長期的な感じ(メール送信OKで、年に2回ぐらい訪問)なのが9%ぐらいでしょうか。なお残りの90%のうち、メール送信のみOK20%で、メール送信NGなのが70%ぐらいです。

 

 

 ぶっちゃけノベルティの代わりに、見込み顧客情報収集きっかけにつながるツールがあれば、なんでも良いと思います

 ですが、現在のところ数百円で話のきっかけ(来場者もノベルティがもらえるから、5分ぐらい話を聞いてアンケートに答えて、情報を渡すという理由)になるツールとしては、ノベルティが強く、当面は無くならないと思います

 

 なお私は、デスクサイドに置けて、社名が残るもの、という基準ノベルティを選定していました。単価は、受け取る際に抵抗感がない、販促予算から逆算、で200円~300円ぐらいでしたかフリクション+替え芯、スマホスタンド、(震災後は)マグライト、あたりを選んでいたような気がします。

 

 

追記:露出度の高い女性コンパニオンについて

 この分野はよく知らないのですが、IT系展示会(ゲームを除く)でそんなに露出度の高いコンパニオンっていましたっけ? 普通スーツビジネスカジュアルユニフォーム的な社名入りポロシャツでは?

 やるからには効果あるんでしょうけど、だったら人数増やした方が良くない?と考えてしまますネット上でバズらせるなど、別の目的があればまだ納得しますが。

 

 あとゲームショーで、コンパニオン自社商品コスプレ露出度わず)をしてもらう場合、あれはかなりガチにやってます

 聞いた話ですが、ちゃんと数回コンペまでやってコンパニオンを厳選し、日当は10万〜/日、それに衣装代が20万〜で、合計は50万〜。もはや着ぐるみ一着作るのと大差ありません。ゲームショーはB2Cであり、ブースへの来場者数が売上に直結するんでしょうね。

 

 余談ですが、最近では、会社が著名コスプレイヤーとのコラボするという話も聞きます

 会社側はコスプレイヤー側を公認し、契約期間後の衣装譲渡する、そして一定額の契約料を払う。

 その代わりにコスプレイヤー側は、契約間中の展示会には必ず参加する(日当は別途出る)、契約間中プライベートであっても競合商品コスプレはしない、自分SNSで定期的に「公認コスプレイヤー」としての活動に触れる、あたりが条件とのことです。

 タレント契約の緩い版みたいなものでしょうか。すごい時代だなぁ…。

2024-04-11

anond:20240411072907

動画工房って80年代OVA元請け1つだけやってたのは知らんかった。

原作者絶対」はどこまで通用するのか

近年、原作者自殺という最悪な結末を迎えた「セクシー田中さん」や、つい先日にも「スナックバス江」がアニメ放送中にあてつけるように原作者による自主制作アニメが公開されるなど、原作者制作サイドの関係性の問題が取り沙汰されています

これらの問題により「原作を改変してはならない」「原作者の意にそぐわない映像化はしてはならない」という声も大きくなっています

ジョージ森川先生も「原作者の声は絶対だ」と主張しています


以下は、はるか昔にあった漫画原作によるアニメ制作時に起こった実話です。

作品名スタジオ名は伏せさせていただきます

もう何十年も前、当時のある人気漫画OVAとして制作されました。

その漫画は今でも根強いカルト的人気を誇るSFコメディ漫画でした。

その漫画原作アニメ化するスタジオは、長い下積みを重ねてこれが初の元請け作品になりました。

原作者SFマインドに造詣が深く、絵も非常に達者で女の子の絵柄も可愛く、今もなお高い評価を獲得している有り体に言えば「天才漫画家でした。

そして、天才ゆえに性格もまた非常に難のある人間でした。

酔った勢いで気に入らない関係者に殴りかかったという話もある武闘派な人でした。

新旧のアニメーションにも造詣が深く、アニメ雑誌にもコラム連載を持っていました。

そんな原作者作品アニメするにあたって、やはり原作者アニメ制作にも介入してきました。

監督は◯◯◯◯(巨匠クラス)にしろアニメ化のテイストはこういうふうにしろ、ああしろ、こうしろ・・・

かなりの我儘とも言える多大な注文をスタジオに強いてきたのです。

スタジオもせっかくの初元請けなので強く出ることもできず、原作者の我儘な数多いの要望を聞き入れながら、なんとかアニメは完成させました。

関係者による完成試写会原作者も出席し、上映開始。

上映中、原作者はまだ途中にも関わらず退席し、そのまま帰ってしまいました。

後日、アニメ誌の連載の中で自作アニメ化を徹底的にこき下ろしました。


そんな作品が売れるはずもなく、失敗作の烙印を押されてスタジオも大打撃を受けました。

誤解の無いように言いますと、そのアニメは決して出来が悪いわけでもなく、単体として見ればとても丁寧に作られた良作でした。

しか原作ファンからしてみれば「?」と疑問符がでるようなものであったのも確かです。

原作の魅力であったシニカルで毒のあるユーモアは鳴りを潜め、低年齢層が見るような童話テイストに仕上がっていました。

しかしこれは原作者要求通りに作った結果であって、アニメ制作側には原作者に恨まれる筋合いはまったくありません。

にも関わらず原作者は何が気に食わなかったのか公の場でアニメ化を糾弾したのです。

スタジオ原作レイプの汚名を着せられ、次に元請け制作のチャンスが巡ってくるまで実に20もの時間を要しました。

ここで重要なのは原作者要望」はアニメ制作サイドは全て叶えてきたにも関わらず、その原作者被害者ムーブかました事です。

原作者絶対」なら、こういう横暴にも制作側は耐えなければならないのでしょうか。

原作者絶対」にも、限度というものがあるのではないでしょうか。

今後、原作者権限ますます強まる風潮になってなるでしょうが、こういう無限定な我儘までをも許してよいとはとても思えません。

今一度、原作者制作サイドの関係性を考えて、このような原作者制作サイドを奴隷玩具のように扱うような事が今後起こらないことを祈ります


後日談として、

そのアニメを作ったスタジオは今ではクオリティ定評のある中堅スタジオに成長し、アニメファンからの支持も厚いスタジオになりました。

制作したアニメ社会現象的なヒットを飛ばし、去年の紅白では主題歌が歌われていました。


原作者は今でも現役で活動していますが、これ以降二度とその原作者作品アニメ化される事はありませんでした。

2024-03-30

大喜利ITブラックイメージで避けて工業系に就職。1X年後、ITに行った同級生たちはホワイト待遇。我が社は平成初期の空気漂う薄給激務。どこで差がついたのか

情報系の研究室卒業した俺達には2つの道が示されていた。

ガチガチIT業界に飛び込むか、組み込み系などで電子工学よりの仕事をするか。

俺が就活をした1X年前は、IT業界といえばブラックな噂が飛び交う魔窟だった(よく分からん人は「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」とかで検索してみてください。これが投稿された前後ぐらいで私は就活してます

「昔はまだ高給だったから耐えられた」

「過当競争によりラットレースと化している」

「一部の勝者が元請け一次請けとして儲けてるだけ」

派遣法の緩和によってルール無用になった」

「人売りだらけで正社員採用されても実態派遣社員のパターンばかりだ」

といった黒い噂を毎日のように耳にする状況であった。

(今考えれば、情報機器に触れる機会の格差によってブラック情報の発信頻度が業界によって違っただけで、どの業界にも同じようなブラック話はあったのだろう。なにせ就職氷河期前後の話だ)

同級生達は「ゆーて一部の負け組が言ってるだけやろ」 「ネットの噂を鵜呑みにするとかありえない」 「就活ダルすぎるから教授が薦めてきた所にそのまま入るわ」とIT業界に次々入っていった。

俺は自分の先見性を過信していたので「これからITは更にブラックになる!だから俺は今のうちにITという泥舟から飛び降りる!」と工業系の世界へと飛び込んでいった。

結果はタイトルの通りだ。

毎日、本当に毎日のように後悔がよぎる。

「あのとき同級生たちと同じようにIT業界に入っていれば……組み込み系に染まることよりも他の業界へ移れること優先でスキルリーを伸ばしていれば……あと5年早く決断を……いや10年か?せめてもっと上流工程に……そのためには学歴が……高校生の頃にゲームなんてせずに勉強を……そもそも中学生の頃に勉強してもっとちゃんとした進学校に……」

いつも頭の中でグルグルする聞き飽きた言葉

カセットテープみたいに擦り減ってくれればいいのに、いつもいつでも新鮮な気持ちで後悔が押し寄せてくる。

働いてるときスーパーで買い物してるとき、ふと寝ようとしたときゲームで遊んでるとき飲み会最中風呂場、トイレサウナ、いつどこで始まってもおかしくない豊かに過ごせたかも知れなかった人生への未練。

辛いよ……IT業界が再びブラックになって、同級生たちがみんな過労死する未来さえ願ってしまう。

俺が選択しなかった人生が、俺の選択した人生よりも大きな失敗であることを願うぐらいしかもう出来ない。

俺が本当に悔しいのは、俺が同級生たちのように「俺達なんだかんだいい選択したよな~~~~」という気分で人生を選べた可能性を、自分のつまら思い込みで捨て去ってしまたことなんだ……。

才能も努力も変えられなくても、選択だけだったら簡単に変えられるんじゃないかってこの気持ちもまた思い込みだったりするんだろうか。

確かKEYリライトだったかな、インタビュー田中ロミオ竜騎士07か忘れたけど「シナリオごとに主人公性格が違いすぎるみたいな話って、ルートごとに分業制のゲームでよく言われるじゃないですか? でもルートによって性格が変わるのって当たり前だと思うんですよ。 性格が違うから選択が変わってきたわけで、それぞれのルート主人公は「そのルート選択するような性格をしていた主人公」の話なんですよね。 「主人公選択が違ったら」じゃなくて「主人公性格が違ったら」なんですよ。 」みたいな話をしていた気がする。(URLすぐ持ってこれる人がいたら教えてくれ。3分ググったけど見つからなかった)

私が

IT業界に進んで人生成功させた友人、IT業界への道を避けて人生に失敗した俺、俺達の人生はどこで差がついたのか?

本当にその違いは「IT業界を避けたこと」だけだったのだろうか?」

と言いますので、

皆さんはなんかこうあとはもう好きにしてください。

2024-02-27

anond:20240224234613

まあ元請け下請けがどんどん潰れたり、従業員不足理由にして仕事を断ったりしてくるまでは値下げ圧力をかけつづけるし、下請け搾取できる労働者がいる間は、労働者無能を罵りつつ搾取を続けるんだよな。

2024-02-15

これからアニメーターになろうという新人くんへ送る5か条だ!

新人君はこんなところ見ない?それはその通りだ!

1 アクションよりレイアウトをしっかり描けるようになれ

チェックする人はアクションよりもレイアウトを見るからな!

2 動画は”良い素材”を学べる最高のセクション、とにかく学べ!

動画バカにするアニメーターそいつの上がりはどれもこれもごみのクソばかりだ!

3 好きを叫べば福来る

やりたいこと・好きな作品は会う人みんなにアピールしておくと勝手に転がり込んでくる!

4 元請け会社!!!行け!!!!!

下請けなら入らないほうがマシ・・・

5 オ前達ノ父母兄弟ハ貧民トナルノデ皆泣イテオルゾ

最初だけね

2024-02-14

anond:20240214142646

かなり個人的経験だけど、元請け大企業社員さんは小柄な男性ばかりだった

ランキングに入る大企業だけど

まあ頭脳労働だし営業でもなければ別に身長も体格もいらないし全然いいんだけど

2024-02-10

漫画編集者の端くれだったことがある


青年向け漫画編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである

本日記は『セクシー田中さん』の件とは関係ありません。

働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくま編集プロダクションである出版社編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請け下請けだ。出版社出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品のものを作って、編プロ雑誌本体を作って、その制作過程印刷所やデザイン事務所といった専門集団関係することになる。

イマイチ説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。

自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社ひとつ。そういうアナロジーだ。

出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営制作現場の間にあるような仕事は、出版社社員が直接することもあれば、編プロ出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。

前者の例だと、マガジンサンデーチャンピオンなどだ。コンビニ書店にほぼ必ず置いてあるレベル漫画誌。大手出版社総合職コース入社した人が、(編集取材制作、資材、宣伝マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門ひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。

後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロ出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌関係

ほかの長文増田記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくま自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。

その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生作品を読んだ。

その後、編集部責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。



A先生について

A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。

弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。

画力が抜群だった。小学校中学校で、学習ノートフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。

難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。

A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているか微妙だった。

子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。

私という人間は、具体例で物事説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URLhttps://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントきっかけで元ネタを知ることになった。

あの時のA先生イラストは、ベルセルクセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコファルネーゼを抱きかかえて、

申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」

と言うシーンの模写だった。

さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。

その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。

内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌亜流「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナルスピリッツスペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、

「なぜうちの編集部に見せなかった?」

という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合玉虫色の返事があるだけだったりする。

話を戻そう。この時の自分は、編集部自分デスクのあたりでA先生次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。

自分としては、A先生マンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。

うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。

「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなた判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」

要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則一般会社と変わらない。

その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。

その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。

「この作品はい意味で重たいねちょっと考える時間がほしい」

と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店ご飯をおごっている。

A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生ご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生幸福だと、自分幸福だと思えた。A先生漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。

ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分A先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分ことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。



○ B先生について

持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶あやしい

実際、B先生作品面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品雑誌掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。

絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクター台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。

光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。

私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。

それで、テーブルではこういうやりとりをした。

私「イイ作品だと思います特にセリフ回しにセンスを感じます掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」

B「ありがとうございます

私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」

編「私よりもほかの人がいいと思いますもっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で

私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)

編「難しいです」

私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)

編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」

私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)

B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」

私「後日連絡しますね。必ずしまから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」

B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」

私「なんとかしてみます

作品のものと、作家プロフィールと、付属資料コピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビル入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。

持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。

最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしま可能性がある。あれも、実際は諌山先生門前払いではなく、週刊少年ジャンプ担当が付くか付かないか微妙ラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体公的飲み会で囁かれていた。



○ その後~

B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部トップを交えてB先生原稿コピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。

その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社プロパー社員。いわゆる総合職である

最初は、私に選択権があった。B先生担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。

A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。

私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。

今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。

以後のB先生は、例の持込漫画ブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなスターダム上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。

一方で、私が担当を続けたA先生は地道な努力を続けた。

上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力シナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazon第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。

今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品コンビニ立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。



2024年現在、私は東京を離れて田舎暮らしている。地元町役場Uターン就職して、実家農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。

実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者から指導があった。

それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動スタートした。

A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。

入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。

もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。

若いから編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。

もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。

ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOL高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある人生は運試しである

2024-02-07

Vtuber にも労働組合必要では?

通常の雇用者被雇用者は力関係一方的になりやすく、労働者搾取されがちなので、そうさせないために労働法規がある

弱い労働者を守るための法律

そして団体雇用者交渉を行えるように労働組合がある

しかし、個人事業主被雇用者という立場労働者ではないため、独立した立場での元請けとの業務提携や共同プロジェクト関係となってしま

Vtuber個人事業主となるため、組織的交渉力を持たないことになる

個人事業主自分社長のようなものなので、Vtuber企業個人事業主である配信者を雇用するのではなく、契約を結ぶ関係である

マネージメントや、ソフト提供キャラクターIP管理などを業務提携、または委託という形になっているはずだ

よって、現実一方的に弱い立場であるにも関わらず、法で守られる立場にない

適応できるとすれば下請法の関連法規ガイドライン等になるだろう

しかし、ガイドラインがあれば元請け企業下請け企業のような組織組織交渉はましになるだろうが、個人事業主ならば個対組織交渉になり、性格知識量によって難しいケースは多いだろう

フリーランス個人仕事をしている方は同じような苦労をしていると思われる

企業Vtuberになればフリーランスの人以上に組織の拘束が多いはずだが、交渉力は同様に弱いままだ

最近トラブルを起こすVtuberとの契約を解除する企業が目立っており、それ自身は仕方のないケースも多かろうが、解除されたライバー側の立場があまりに弱いのは問題であると感じる

中の人だったことを明かす行為契約で禁じられており、自身アバターSNSアカウントも凍結されるため、実質的反論する機会を完全に失う

これが健全関係と言えるのだろうか

契約内容を守らない素行不良のライバーに警告をしたり、逆にライバー不利益行為を飲まそうとする企業を止めたりする権力はどう考えても必要だろう

トラブルに発展した契約仲裁する第三者的権力必要だろう


似たような立場としてプロ野球選手がいる

プロ野球選手球団雇用されるわけではなく、個人事業主として野球業務を請け負う関係である

そしてプロ野球選手は弱い関係を守り、強い球団交渉するため、選手会という労働組織を持っている

なので対等に球団交渉する力を持つ

同様に、健全Vtuber組織成熟していくためには、プロ野球選手会のようなVtuber組合必要になるだろう

誰かやりませんか?

月ノ美兎、宝鍾マリン彼女ら人望もリーダーシップ知名度もある組織ライバーが動きませんか?

これは会社、ライバー、双方の発展のために大事ことなんじゃないかなって気がしま

2024-01-29

東京地方裁判所 令和3年12月20日判決より

ある企業(以下、元請け企業)が顧客企業からITプロジェクトの参加を依頼された。プロジェクト顧客企業内で行われる開発であり、元請け企業にもメンバーを常駐させて顧客企業メンバーと共に作業を行ってほしいというものだった。

元請け企業はこの依頼をそのまま別のIT企業(以下、下請け企業)に出し、下請け企業メンバーAが顧客企業作業を行うこととなった。

ところがAのスキル顧客企業の望むレベルに達しておらず、元請け企業クレームが入った。元請け企業下請け企業改善策の提示を求めたが、結果として交渉は決裂し、下請け企業契約期間をまだ残したままメンバー撤退させた。

顧客企業元請け企業に残期間の費用を支払わなかったため、その相当額を損害として下請け企業賠償を求めて裁判となった。しか下請け企業は「この契約事実上元請け企業から解除したものだ」として、本来支払われるはずだった費用の支払いを求める反訴を提起した。

これどういうことだろ??

こんなことエンジニア派遣業界では日常茶飯事にあることなんだけど、提訴って相当だろ・・・

いったいどんな背景があるのか気になる。

「あまりにひどすぎたので顧客の前で恥をかいた!提訴!」ってことなのかな。

2024-01-05

anond:20240104094708

当時中堅SIerにいたけど、官公庁事業発注が一切ストップして、元請け下請け孫請けで一気に仕事が無くなったよ。

ワークシェアという名の休職や、今まで見過ごされていた成績の悪い社員リストラ地方拠点の閉鎖(と大量解雇)で乗り切ったけど、あれはなかなかつらい経験だった。

 

余談だが、官公庁事業の売上比率が7割という弊社において、「自民党にお灸をすえた」と発言するバカ社長…。

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