2024-01-29

東京地方裁判所 令和3年12月20日判決より

ある企業(以下、元請け企業)が顧客企業からITプロジェクトの参加を依頼された。プロジェクト顧客企業内で行われる開発であり、元請け企業にもメンバーを常駐させて顧客企業メンバーと共に作業を行ってほしいというものだった。

元請け企業はこの依頼をそのまま別のIT企業(以下、下請け企業)に出し、下請け企業メンバーAが顧客企業作業を行うこととなった。

ところがAのスキル顧客企業の望むレベルに達しておらず、元請け企業クレームが入った。元請け企業下請け企業改善策の提示を求めたが、結果として交渉は決裂し、下請け企業契約期間をまだ残したままメンバー撤退させた。

顧客企業元請け企業に残期間の費用を支払わなかったため、その相当額を損害として下請け企業賠償を求めて裁判となった。しか下請け企業は「この契約事実上元請け企業から解除したものだ」として、本来支払われるはずだった費用の支払いを求める反訴を提起した。

これどういうことだろ??

こんなことエンジニア派遣業界では日常茶飯事にあることなんだけど、提訴って相当だろ・・・

いったいどんな背景があるのか気になる。

「あまりにひどすぎたので顧客の前で恥をかいた!提訴!」ってことなのかな。

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