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はてなキーワード: 事務員とは

2023-12-14

弱者女性アドバイスをしてほしい

スペック

アラサー(27歳)

本業作家のためパート勤務(正社員副業禁止なので)事務員で周りは既婚者だらけ

不審者に騙されて悪戯されてから恋愛弱者、好きなタイプ自我のないチー牛(でもそういうタイプ身内には自我が強いよね)

薬で子供産めないか恋愛に前向きになれないし仕事始めから生理こない

事情があって法律上の身寄りがない

パートなのにクソ激務すぎて身だしなみがゴミだしすっぴんボサボサぼろぼろ

アトピーで動けなくなったり久しぶりに会った身内が会社辞めさせようとさせるレベルで過労寸前

周りが結婚出産と第二の人生を歩んでいき、そろそろ身の振り方を考えなきゃいけなくなった。というわけで、前々から結婚のために外に出ろと言っていた友達の勧めで専業作家を辞めて(仕事量はそのままで)友達会社で働いている。可愛がられていてそれなりに楽しい

…なんだけど昼休み返上しないと終わらないレベル仕事量のせいで本当に毎日余裕がない。家に帰れば原稿休み企画書、友人接待、溜まった家事、元々ズボラ女だったこともあり最近風呂もぎりぎり朝入って出勤レベル

結婚どころではないので、もう恋愛は諦めて仕事も辞めて作家業に全振りするか…と考えていたら、社内でドチャクソイケメン出会った。新卒営業マンらしい。

正直めちゃくちゃタイプ出会った瞬間めっちゃ推せたが、新卒ってことは5個下だからほぼ犯罪。それに大企業営業マンイケメンとか彼女どころか下手したら結婚してるだろ。と思ったら怒りが湧いてきた。

なんですか?顔も良くて仕事もできて彼女持ちとか当てつけですか?負けてらんねえ、そう思い私は美容院、まつぱ、眉毛サロン、デパコスアクセ、服と金に物を言わせて課金で闘うことにした。いやだってメイクできないし…。

でもなんで人をいいなと思って私はいきなり張り合おうとしてるんですか?方向性おかしくないですか?

でも恋愛の仕方わかんないんだよね、今日とか身だしなみ終わりすぎて友達が色付きリップ買ってきてくれたんだよね。多分友達に言ったら協力してくれると思うけど逆にあの子(営業くん)に彼女がいなかったら何か問題がある人間だろ。

いつも確実に一難ある見た目をしてる男を選んでモラハラされて傷ついてぼろぼろになるからわかんないんだよね。

まだ顔を合わせただけなんですけど私は何からしたらいいんですか?

2023-12-13

anond:20231213094739

うちに来てた営業さん

営業らしく服装はきちんとしてシャツは糊が聞いてるし髪も髭も整えてたけど

南方系なのか色黒で目がギョロっとした濃い顔

・がっしりした固太り体型

・髭がめちゃくちゃ濃くて剃り跡が青々としてる

・額から頭頂にかけてハゲてる

っていう見た目のせいでほぼ接点ないのに女性事務員から「汚い」「気持ち悪い」って滅茶苦茶嫌われてたよ

女って残酷だなあと思ってたわ

2023-12-11

anond:20231211152115

Googleどころかそこらの事務員すら務まらない君が心配することではないですよね。

2023-12-10

anond:20230815035207

今の時代なら割と男性子育てはできるから、他の人も書いてるが男性側が時短勤務か定時で帰れる仕事のいずれかでは?

正直バリキャリ×バリキャリの外部サポートなし子育てはほぼムリだし、逆にその形態で今できてるなら片方が単身赴任でいなくなってもそんなに変わらなく育児継続できるだろうね。

専業主夫パターンも無しじゃないが、子どもをもう作らない(産休や育休など、世帯収入が下がらざるを得ない状況になり得ない)じゃないと結構厳しいというか、心のどこかで金銭的な不安に怯えながら育児すんのは双方しんどいんじゃないかと言う気はする。

そう言う意味だと男性の方がこう、おじさんになってもパッと働ける?仕組みみたいなの、あんまりないよなあってイメージだ。女性だと事務員とかレジ打ちとかのパートがありそうなんだけど、ああいうのって男性でも断られないものなのかな。建前上ではなくて実採用ベースで差がないなら、そんなに困難な感じもしないけど、ああいうのってなぜか主婦のほうが(職場が円滑に回るとかで)有利なイメージがなんとなくある。

2023-12-08

anond:20231208002645

わざわざ25歳までに結婚しろとか言わなくたって、上級国民の女は産んでるよ

自分最近大学事務員として勤務するようになって高学歴高収入女性の知人が増えたけど

博士号持ちの女性には20代前半で結婚している人が多いのにびっくりしたし

女性医師に3人以上の子持ちが多いのにもびっくりした

結局金なんだよね

2023-12-04

保育士問題がなぜ最近になって話題になって上がるのか

ふと考えたけど

夫婦共働き奥さんの稼ぎとしては昔は十分だったのに

男女平等かつ男性給料低下かつ婚姻率低下で

保育士一本でも自立が求められるようになった結果だろうって

今更気がついた

しか事務員とかと違って社会的問題から

2023-12-03

[]12月3日

ご飯

朝:玄米ブラン。昼:豆腐エノキ、たら、ニンジンの鍋。たまごおじや。夜:唐揚げブロッコリーほうれん草にんじんスープナポリタン。間食:プリンアイスオーザック

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

人形の傷跡

公称ジャンルは“サイコホラー”なノベルゲームで、90年代後半同人ゲーム移植版を遊んだ

連絡がつかなくなった大学生の姉を探すために上京した上条明日美が主人公

上京したはいものの、同じ大学学生事務員に聞いても姉のことは誰も知らない上に、所属している研究所はなにやら怪しい気配が漂っていて恐ろしいという導入。

開幕早々怪しい展開が続くが、本当にただ読者を怖がらせたいだけで、物語的にはあまり意味のないビックリ要素も多々あるのは好みが分かれそう。

ストーリーは二転三転かなり目まぐるしく状況が変わっていき、その時々でホラーらしい恐怖展開が繰り広げられる。

視点人物認識のものに恐ろしい何かが秘められている展開などは、まさにサイコホラーらしさ。

それでも上条明日美の根底にある姉を見つける意思は疑いようの無い気持ちであるのが、ホラーと感動のバランスをとろうとしている試行錯誤が見えて興味深い。

恐ろしいビックリする展開はふんだんにあって、確かにどれも怖かったのだけど、それ以外のストーリーの筋は緩急の変化がなく、ずっと急いでいる激しい展開が続く。

このキャラクタがどんな人間なのか? とそもそも興味を抱くシーンすら少な目なので、次から次へと展開する驚きの展開に終始振り回された。

途中でダレることなく一気に走り抜けているので、作風としてはちゃんと一貫していた。

ただ、日常パート的なキャラクタ好意を抱くようなエピソードがかなり少ないわりには、人間としての好意エピソードの芯にあるため、読んでいる側からすると若干唐突に感じる展開も多数あった。

とはいえ、この辺には大落ちに繋がる重要な設定の影響もあり、移植版で追加されたザッピングシナリオで補完されているので、製作陣も重々承知していて割り切った部分なのだろう。

これはもうジャンル全体を包括したような乱暴感想になってしまうが、段取りを省略することで唐突な驚きと恐怖を演出すること自体が、良くも悪くもなんらかの解決求めないホラーらしい展開だった。

僕の好みとしては、キャラクタ個性を魅せる場面や、物事段取りを立てるパートがあると嬉しかったのだけど、それらが省略されているからこそのホラーだと主張されると返す言葉が出ない。

公称ジャンルサイコホラーをしっかりと描ききっているので、ジャンルのもの忌避感が無ければ、しっかりと楽しめると思う。

(ミステリと近似ジャンルなのが本当に難しいですね)

2023-12-01

人材不足って言うがほぼほぼ給料上げれば解決するだろ

運転手人材不足って言われてるけど、単純に給料少ないから人来ないんだろ

地元路線バス運転手求人見たいけどあまりにも安くてひっくり返った

事務員と1万しか給料変わらない

保育士もそうだけど大体の仕事が、資格取った割に給料見合って無さすぎだろ

医者までとは言わなくても資格に対する適切な給料出せよ

2023-11-22

アイドルマスター ミリオンライブ!』7話感想

さっき録画視聴したけど、ひっどいなコレ。

完全に「置きにいってる」話で、バンナムミリシタをIPとして育てる気はないんだなーと思った。

10時台にやる内容じゃないし、レースの内容は雑だし危ないし、優勝は半分こと言いながら歌ったのは2ndだけ。

謎の着ぐるみ推しとか唐突勇者パースとか、この内容に挿入されても寒すぎる。

そもそもデビュー前のアイドルをいきなり水着運動会させるとか、普通に考えて一生エロ枠、精々イロモノ枠決定だろ。

アイマスアニメなんて、こんなもんでいいだろ」という、ユーザー視聴者小馬鹿にした感が透けて見える。

あと実況の事務員の声が変に上擦ってて、ABパートずっと聞き続けるには不快安済知佳無駄遣い。

この作品アイカツ!スタッフが絡んでるらしいけど、アイカツ潰れた逆恨みミリシタも巻き込もうとしてるのかよ、と勘ぐりたくなる。

静香が終始、強ばった表情と肩幅をしてるのは、せめてもの現場抵抗か。

2023-11-14

令和になっても共有ユーザを使うアホはPC使うな

据え置き型PC10人で使ってるならまだ分かる

ノートPCなのに個人ユーザじゃなくて共通ユーザにしている会社マジで滅びてくれ

「その人がいなくなってもログインできるようにしておきたい」

だったら共通ユーザを追加した上で普段個人ユーザちゃんと使え

共通ユーザレスキュー用だけに使え

レスキューするならもっと他の方法いくらでもあるけどな

今時MicrosoftだろうがAppleだろうが小規模から大規模にいたるまでユーザ管理方法提供してくれてて

そのユーザ管理に基づいていろんなソフトウェアが準備されてあるんだから

それをちゃんとおとなしく使ってくれ

まぁノートパソコンを事務員が使う場合は「知識がない」という理由で仕方がない部分はある

一番最悪なのはサーバー系でそれをやってるアホはマジで滅びてくれ

EC2Azureサーバー建てて、初期に作られるroot権限持ちのユーザーをそのまま使い続けてて

おまけに10人とかでその秘密鍵を共有してるアホは今すぐPCを返却して無人島暮らしてくれ

もしくはちゃんとしたところでちゃんとしたサーバー運用を学んで来てくれ

何回かその手のサーバーの面倒を見たことがあるんだが

ユーザ管理をしっかりしてないサーバー運用からからめちゃくちゃで手が付けられん

yumaptでupgradeしようとするとエラーになって、そのエラーがなんなのか分からないのでずーっとアップグレードされてなかったり

コンフィグファイルがぐっちゃぐちゃで誰も何が起きてるのか把握できてなかったり

共通ユーザホームディレクトリはもちろんめちゃくちゃで、/etcや/varに至ってもゴミファイルが大量に放置されてたり

もうマジでITゴミ屋敷・欠陥住宅で手に負えない

最近IT系の不祥事が多発してるけど多分この手のゴミ屋敷が時限爆弾みたいになって発火してるのが大半だと思う

ゴミ屋敷のスタートは共有ユーザ

これやってるやつはすぐにPC返却してくれ

2023-11-05

anond:20231104074649

多すぎという割に、非正規労働者って3.突然童謡を歌い出す女だけじゃないのか?

5の人は説明少なくてよくわからなかった。正規雇用事務員は今時珍しいと思うので、1もそうなのかな。

男も女も結婚できるスペックの人は30過ぎる前に結婚しているイメージがある。

30過ぎた時点でどちらも癖がありそう。

2023-11-01

東京一極集中を防ぐには地方最低賃金を200円にすればいい

時間200円で東京でだぶついている事務員地方に飛ばすことが出来る

国外は無理でも国内植民地が欲しいとおもっているだろうよ

2023-10-25

anond:20231025123205

未婚のシングルマザーの母の一人息子だけど、普通に生きている。

母は大学中退して俺を出産し、家族とも絶縁して建設会社事務員をやりながら俺を育ててくれた。後から聞いたが実父には産んだことすら教えていないらしく養育費は貰っていなかった。

小さい頃から何故か女の子モテて、運動もできて小中9年間リレーアンカーだったし、中学定期試験や実力テストでは常に3位以内だった。

県立高校卒業して県外の大学に進学した際に母から実父の存在を教えられ、向こうに話した上で会った。

財閥総合商社に勤務する男性。母の大学時代の先輩で、ラクロス部マネージャー選手という関係だったらしい。

向こうは既に結婚して子供(異母兄弟になる)もおり、迷惑をかけたくないので会うのはそれきりだった。

2023-10-17

派遣エンジニアって正社員より優秀じゃね?

事務員肉体労働者の派遣と一緒にしては駄目。

「それは私の仕事じゃないので知りませんね」はアルバイトの考え方

そうやって自分仕事領分から断固として出てこないんなら、正社員として雇う意味がないんだよなぁ

現代日本では正社員で雇うってことはメンバーシップ雇用で雇っているってことなんだワ。

お前の仕事がなんだか知らないけど、プログラマーだったり事務員だったり営業だったりする前にまず会社社員なんだワ。

自分領分から一歩踏み出して他者と協力できないなら、もうお前はアルバイトでいいし業務委託の外部事業者でいいんだワ。

解雇規制で守られている正社員ポジションのおいしいところだけ吸って、その一方で会社メンバーとしての意識を持つことができないなら

それは正社員制度フリーライドしてる卑怯者だよ。

2023-10-14

文科省財務省のバトルについて解説するよ」のブコメについて

https://anond.hatelabo.jp/20231014043358

についての

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20231014043358

お話です。増田自称財務省主計局元中の人だけど、ホントかどうかの判断自己責任よろしく

参考資料の学級規模と教員一人当たりの生徒数のギャップを見る限り先生余っているはずだけど公立学校見ているとどうも余っている様子は全く見られないのなんでなんだろうなあ

足りないのは事務員なんだよね。自治体予算には限りがあって教育分野でも削らざるを得ない、でも教師雇用処遇相対的に守られてきてそれほど減らせない、となると他の部分にしわ寄せが行って、事務員が足りなくなった分、教師事務仕事をこなすことになって多忙になると。人件費単価は教師より事務員の方が低いから、教師の枠を事務員に振り替えれば、学校従業者数を増加させることになって職場環境改善できるんだろうけど、世の中うまくいかないよね。

とりあえず予算査定する側とされる側が対等にバトルしているという幻想は捨てよう。実際、他省庁が財務官僚に「査定のお願い」に行く際、財務省側は二ランクか三ランク下の官僚相手をする程の権力差がある。

よくある財務省ツエー論の根拠の一つとして挙げられる話だけど、実態全然違います。9月の最初ヒアリングは、要求網羅的に聞くから各課課長主査課長より2ランク下の課長補佐クラス)に説明するけどーー各担当補佐が説明するとなると、ヒアリング日程の調整やヒアリング現場での説明者入替え等のオーバーヘッドがかさむんですよーー、その後は普通に主査と補佐で議論してるからね。まあ各省庁の文化の違いや課長キャラで補佐に下ろさず課長が出てきがちな場合もあるけど、少なくとも主計側から主査は補佐を相手にしない、課長を出せ」なんてことを強いているわけではありません。

ともあれここ数十年財務省の力が強くなり過ぎているのが国力を削ぐ結果に繋がっているので、財務省は分割解体されるべきである

こうした主張、はてブに限らずいろんなところで見るけど、なんで一定説得力を持っているのかさっぱりわかりません。だって大蔵省財務省にとっては、ここ数十年、国債残高を減らすことが悲願なわけですよ。で、それを一度たりとも成し遂げていません。バブル末期に赤字国債脱却はできたけど、その間も建設国債は増えていて残高は右肩上がりバブル崩壊後はご覧のありさまですよ。増田個人的には国債残高減少を金科玉条として目指すことには批判的ですが、だからこそ、財務省が悲願を実現するだけの力がない弱っちい役所でよかったなあ、としか思えません。

補正予算になると精査もせず30兆ぽんと出し、剰余金一般会計に繰り入れて好き勝手に使う財務省文科省にだけは強気だけど、他の省庁にもちゃんと物申したらどうですか。大蔵省の頃はやってたと思うよ。

農水省国交省中の人たちからすれば、文科省はうらやましい限りだと思うけどなあ。増田主計局を離れてそこそこ経つので、例えば最近防衛費増の受け止めはわかりませんが、増田がいた頃は、文教費は、社会保障や地財と並んで扱いが難しい予算だ、というのが一般的認識だったと記憶してます文教族は政治力いからねえ。

弱者男性だった頃の自分へ 2/2


昨日書いたやつ 1/2

https://anond.hatelabo.jp/20231013202510

それから一年が経った。N子と交際していることは職場には内緒にしていた。

そんな折、コロナ禍がちょっと静まってたのもあって、あの時と同じ場所新人歓迎のバーベキューが行われることになった。

当時はまだ青年部長だったので、手伝いとして参加することにした。T君も一緒だ。去年と同じくらいの人数が集まって、みんなでワイワイと騒いだ。

バーベキューが終わりかける頃だったか飲み会の場だったガレージの出口あたりで、T君がN子とお喋りしていた。去年、N子と一緒に話をした炭火焼きのスペースだった。

N子はその時、大きなごみ袋をふたつ持ち上げて所定の場所に捨てに行こうとした。すると「一緒に行くよ」と、おそらくは勇気を出してT君が提案した。

周りの人は、「いい雰囲気だね」とばかり2人を推していた。ごみ捨て場に行くまでの相応の距離や、ごみの量や、その他の状況からし恋愛イベント以外の何物でもなかった。

N子は、ちょっと振り返って自分の方を見た。目が合うと、体をちょっと振ってモジモジしていた。T君が「重いよ。一緒に行こう」と言ってN子のごみ袋を取ろうとした。でも、N子はやっぱりもどかしい様子で、こっちの方をまた見た。

「N子さん。行こ!」と、T君が片手でN子の手首に軽く触れたところで、俺はすぐ近くに寄っていた。T君の方を向いた。それで彼の顔をまっすぐに見て、「付き合ってるんだ」とシンプルに言った。

T君は、ちょっとつの悪い顔になって、ほかの皆は「えー……」みたいなボソッとした声が上がって、居たたまれない空気ガレージを覆った。

T君が「そっか。ごめんごめん。今後はさ、N子ちゃんと最低限しかさないようにするから。本当ごめん」ってN子に言うと、彼女はこっちを振り返った。何か言いたげな視線で何秒かだけ見つめると、1人でゴミ袋×2を持って、ガレージ下の国道際にあるごみ捨て場まで歩いて行った。

秋頃だった。付き合って1年が過ぎていて、その年も一緒に紅葉を見に行った。今回は遠方まで足を運んだ。渓谷の奥には、紅葉が植えてある観光スポットがあって、そこら中に植えてある紅葉を見て回ったり、釣り堀で川魚を釣ったり、そのまま直火で焼いたマスを齧ったり、休憩所でゆったりとした時間を過ごした。これが普通カップルなんだなって思えた。

N子の存在が馴染んでいた。1年前までは恋愛ことなんて考えず、ただただ自分の好きなことをしていた。おいしい食材飲料Amazonで箱買いしたり、剣道稽古に励んだり、たまにネトゲ友達新宿とかでオフをしたり、学生時代の延長みたいな生活環だった。

彼女ができて何か変わったかといわれたら、別にそんなに変わってないんだけど、心の隅っこに何か大事ものが芽生えたような、そんな気持ちだった。



N子の最後のエピになるが、12月の初め頃だった。

日曜日会社に出て、取引先に提出する書類作りに励んでいた。自分だけじゃなく、ほかの部署の人もちらほら出勤していた。

自分部署は2階にあって、トイレに行くのに1階に下りていくのだが、そこにT君がいるのを見つけた。彼は経営企画部署で働いている。あとは先輩方が何人かいて、一緒に何か打ち合わせをしながら皆でパソコンを叩いていた(追記キーボードの意)。

会社玄関の方には事務員もいた。A3書類を2人で読み合わせて何かのシステム数字を入れてる様子だった。すると、トイレから出てきた社長とばったり会って、「増田はいつも熱心だね。残業手当絶対につけるんだよ」と言ってくれたっけ。

夕方になって、消防組合に出す報告書を作る仕事も片付いたし、さあ帰ろうかとなった。パソコンの電源を落として、空調や給湯室やプリンタオンオフも確かめて、会社玄関に向かうと誰もいなかった。ゼロだ。

玄関口のスライドタイプ自動ドアは閉まっていて、別の入り口から出るしかなかった。工場の方を経由して出ていく道になる。ちょっと暗いのが気になる程度だった。

そっちの方に回り道をして、廊下をひたすら進んでいって、スチール製のごく一般的引き戸を開けて駐車場に出ようとした時、電気設備点検場の方から物音がした。金属片がカンカンと地面を転がるような音がした。

嫌な予感はしたのだが、そっちの方におそるおそる歩いていくと、工場内にある点検場の視界が開けた。太陽が落ちていない。まだちょっと明るい。



N子と、T君がそこにいた。点検場の端っこの天窓の真下入口の柱の影から見てた。

何か話してる様子だった。全然聞こえない。様子を伺うと、N子がちょっと緊張した様子で体を左右に振っていた。

すると、T君がN子の肩を掴んで、寄って行って、ゆっくりと顔を近づけていって、N子にキスをした。N子はちょっと強張っていて、体を後ろに仰け反らせたけど、何秒か経つと、T君の肩に手を触れるようにして口づけに応えた。

2人の唇がくっついて離れて、くっついて離れてを繰り返していた。時間にして20秒ほどだろうか。そうして唇を押し合っていると、ふたり距離が密着して、激しい動きで唇を重ねるようになった。

俺は童貞ではない。わかる。ディープキスだ。どちらともなく舌を入れあって、ずるずると唇を舐め合って、ちょっと止まって、するとN子がだらしない様子で舌をT君のそれの上に乗せていて、互いに見つめ合っていた。それから舌をヘビみたいにチロチロと動かして、舐めずっていた。

この時、変な感覚が襲ってきて、自分が履いているジーンズの股の方を見た。弾けていた。いや違う。弾けている最中だった。それを確かめると、もう2人を見る気は失せていた。そう感じたかっただけかもしれないが。

音を立てないように点検場を後にした。廊下を進んでいく時も心臓バクバクしていた。

工場から会社の外に出て、玄関口の前に停めてある自分の車に乗って、エンジンをかけようとしたところで、右手が震えていることに気が付いた。視界が暗いと感じた。外は明るいのに。頭が痛いはずなのに痛くない、そういう変な感覚。脳に血が回らなくなって、急にボウっとなった。頭がもやもやしていた。やはり心臓バクバクいっている。

このまま車で発進したらどうなるのだろう。信号の色を間違えたりするのだろうか。エンジンをかけたものの、じっと運転席に座っていた。

「このままじゃ危険だ、車から降りた方がいいんじゃないか?」と思い、エンジンを切って車外に出た。すると、会社玄関のところで2人分の姿が見えた。誰であるかすぐにわかった。N子とT君だ。

互いの手がほぼ接近した状態で、2人が玄関から出てくるのに合わせて――俺は近づいて行って、2人の目の前に立ち塞がるようにして立った。N子がびくっとした様子で後ろに下がった。

冷静だったのを憶えてる。T君をにらみつけると、「言い訳は聞かない。なんでこんなことしたんや?」と、単刀直入に聞いた。すると、だんまりを決めたのではないかと思える様子で顔を背けた。いや、何か喋っていたかもしれない。N子にも聞いてみた。「さっき見てたんだ。T君が好きなんだな」と聞いたら、「ごめんなさい」とだけ返ってきた。

この時、もやもやとした感じがスッと消えた。

T君の方に寄っていった。彼が身構えるのと、正面からの蹴りが至近距離で腹に命中して、T君が真後ろに倒れたのは同時だった。すぐに起き上がろうとするT君の脇腹を、真横から蹴っ飛ばして、正面で馬乗りになった。

「ブチ殺すからな。覚悟しとけよ。おい、わかっとんか、返事せえ!!」

遺伝子が殺せと命令していた。「すいません、すいません」と叫ぶT君の顔や胸や頭を何十回も殴った後、両手で髪の毛を掴んで、玄関床のレンガブロックに頭を何度も打ちつけた。N子が叫んでいたが、よく覚えていない。

やがて、ほかの社員数人が飛んできて自分を取り押さえた。それで、いったん距離が離れると、「どうしてこんなことを?」という声が後ろから聞こえた。振り返ってよく見ると社長だった。

「すいません! 暴力振るって。すいません……」と、社長の前に行って謝った。直後に左を向くと、T君が尻もちをついた姿勢うずくまっていて、N子が心配そうに肩を撫でていた。

俺はほかの社員を振りほどいて走り出した。そのままT君の髪の毛を両手で掴んで、「お前が馬鹿にしたんだろうが!!」と叫んで髪を引き千切った。それでまた、ほかの社員に羽交い絞めにされた。理性では諦めていたけど感情が止まらなかった。大声で何度も叫んで、周りが制して、叫んで、制してを繰り返した。そうこうしているうち、ようやく感情が収まった。怒りの心が眠りについた。

もう動けなかった。社長が、「事情があるのはわかったから。増田君は今日はもう帰りなさい」と言うので、自動車のところに行って乗り込もうとした。後ろを向くと、社長が俺に付いて来てて、「自分の車で送る」と提案してくれて、そのまま家まで届けてもらった。

社長の車の中では無言だった。冷静だったけど、やがてT君を殺したいという情動がまた沸き上がってきて、時間が経つとまた冷めた。



その後~

辛い話をした。これを書いてる今も、いい大人なのに涙が止まらない。悔しさもあるし、いや多分悔しさしかない。自分自身への。あとちょっとで終わりにする。

休み明けに出勤すると、社長人事部署のトップに呼ばれた。それで、いろいろ事情を聴かれた。正直に全部話した。N子とT君については、あの日のうちに聞き取りを終えたらしい。ほかの社員についても同じように聞き取りをするとのこと。

その週末だったかな。社長から告げられたのは以下のところだった。

あなたがこんなことをする人だと思わなかった。信頼していた

あなた行為刑法にも社内規定にも違反する。本来であれば懲戒免職

・だが、T君にも非があることがわかったので、今回に限って停職1か月と減給1/10で済ませる

・N子とT君にも二度とトラブルの種は撒かないように厳重注意している

・次は絶対にない。私に悲しい思いをさせないでほしい。あなたを信じている

こんなことを書いてる以上はわかってると思うが、それから1年以内に会社を辞めた。自分という人間の変化に気が付いて、別の会社の方がいいんじゃないかと思えた。それにもう、あの2人を見たくなかった。

同じ電気関係でよさそうな会社を知っていた。近所にある其処に直接訪問して、採用試験アポを取ってもらって、そのままスルッと採用されて今に至る。面接の回数は1回だった。

自分という人間は、あれから本当に変わってしまった。まだあそこで働いていた頃、市役所消防設備の(総合機器点検結果報告書を持って行った時だった。事務スペースの前にある窓口で説明を始めたところ、向こうの担当者(冒頭の人と同じ)から、「もっとわかりやすくなりませんか?」「判定不備の一覧表は用意できますか?」「総合点検機器点検との違いとは」とネチネチ聞かれた。

あんたが業務委託しとんでしょうがッ!!」

つい怒鳴ってしまった。

T君の時と一緒だ。頭がスーッと冷静になったかと思うと、自分気持ちが突然表に出てしまう。その時も、口が先に動いたのだ。理性的思考はない。相手は急に黙り込んだ。ばつが悪そうな顔をしていた。だったら始めから言うんじゃねえよ。

「これが法定の報告書の書き方です。判定不備の一覧表は契約に入ってませんよね?」

「入っているかは何ともいえませんが、一般的に作る物ではないですか」

「それの作成任意ですか?」

「私ではなんとも……」

「じゃあ、分かる人呼んでくださいよ! 総合点検機器点検もわからないって、発注者として問題だと思いますが」

「そんな暴言ばかり言っていると、契約切られますよ」

「じゃあ切れよ!!」

から立ち上がって、T君に向けたのと同じ殺意で、事務スペースの奥野須美の方を睨みつけた。すると、上役と思われる人が飛んできて謝罪を始めた。

どうやら、相手方もそこまで信頼のある職員ではなかったようだ。信頼があったのなら、上役はもっと神妙な面持ちで警戒するはずだ。窓口で怒鳴るという、社会人としてよくない行為をしたのだから謝罪から入ることはないと思われる。

※今の電気関係会社では1年ほど働いてるけど、仕事中にキレたことは二度しかない。会社のみんなはいい人だ。俺という人間でも普通に受け入れてくれる。感謝してる。ほんとに感謝してるよ。



N子とは、それから1回だけ会った。会社の近くにあるサイゼリヤだった。デートで何度か行ったことがあった。

「あの時はごめんね」と俺が言うと、首を振ってテーブルの上のジュース視線を落とした。

「T君の方が、男性としてはいいんだって、俺もわかってる」

「あれから会ってない」

「もう許した。許したから。俺よりも多分いい奴いるよ」

増田さんの方がいい。増田さんが好き」

「T君の方がいいよ。絶対

「……ごめんなさい」

「ごめんなさいじゃねーよ、ボケ」と叫びたい気持ちが沸き出ていた。自分はもう、人間としてかなり良くないと思う。

その場で、N子に「別れよう」と言うと、か細い声で「嫌です」と言われた。その場で、テーブルを片手で叩くみたいにして席を立って、千円だけ置いてサイゼリヤを出た。

N子の様子がおかしいことに気が付いたのか、女の店員さんがレジのところでこっちの方を見ていた。「失礼しました」と言って店を出た。後で確認すると、その店員さんがN子の方に向かっていた。これで大丈夫だろう。



今回は、嫌なことを書いてしまった。書いていて辛かった。でも、ちょっとスッキリした。気が晴れた。

心が濡れている。転職直後は、何をやっても楽しくないし、恋人も作らなかった。でも、N子と交際する経験したことで、女という存在に慣れていた。

ほかの人と交際をするきっかけは何度もあったよ。同じ会社の先輩とか、ネトゲオフ会で知り合った人とか、夜のスナックラウンジで働いている女の子とか、チャンスは何度もあったけど、それでも付き合おうとは思わなかった。またひどいことになる気がして。

そろそろ終わりにしよう。

ここまで読んでくれた人がいたなら感謝を申しあげたい。

ありがとう。読みにくかったならごめんなさい。

あなたとは増田利用者という繋がりしかないけど、恋愛的に幸せであることを祈ってる。

2023-10-13

弱者男性だった頃の自分へ 1/2


先週、32才になった。思うところがあって、過去恋愛的なことを振り返ってみたい。

数年前だったかはてな匿名ダイアリーが『弱者男性』の話題で盛り上がることがあっただろ。その時に気になってた。

それで、恋愛に興味がなかったあの頃と、恋愛をしてみた体験を綴ろうと思ったのだ。

今は一応、結婚したいと思える人ができた。けど、昔は紛れもなく弱者男性だった。

その頃のことを語りたい。最初に言っておくけど、失敗談だ。読んでる人が退屈にならないよう心がける。

(本文開始)

28才あたりまでは、まごうことな弱者男性だった。恋愛的な意味での。一応、消防設備会社正社員として働いていた。電気工事士とかの。安月給だが、生活できるだけの金は稼げる。月に一度は焼肉だって行ける。夜の店には行けないけど。

ただ、恋愛に興味がなかった。全くといっていいほど。子供の頃から……。童貞としての真正性を有していた。

女性と話すことはできた。挨拶でも雑談でも仕事でも、知らない人に話しかけることはできる。地蔵男子みたいなやつじゃなかった。

地蔵男子の特徴】

女性から声をかけてもらえるのを待っている(悪い結果になるのが怖いから)

・他の男子の前では恋愛できる風を装う(劣等感の裏返し)

プライドが高い。食事の誘いを断られただけで全存在否定された気分になる

大体こんなものか。今思えば、一番目には当てはまっていたかもしれない。女性食事に誘うと、相手が嫌な気分になるんじゃないかと思って誘うことができない。「傷つくのが嫌だ」という思いもおそらくあった。

当時の仕事内容は、消防設備のもの点検だった。年収は350万程度。

内容はといえば、工場文化ホール体育館の奥まった所にある消防機器配電盤を開けて、自動火災報知機ちゃんと鳴るかとか、誘導灯が切れてないかとか、消防計画ちゃんとしてるかとか、消火器が期限切れになってないかとか、何十項目かのチェックを重ねていって、クライアント点検結果報告書を渡して、それが最終的に地区消防組合に渡る。

あなたも見たことがあるかもしれない。作業服を着た人がオフィス廊下を歩いていて、自撮り棒をもっと長くしたようなやつ(熱源付き)を持ってる。それを天井にある火災報知器に当てると、ジリリ!という音がして、火災報知器が正常に作動してることがわかる。

今思えば、情けない社会人だった。官公庁メインの案件担当していて、防火対象物点検結果報告書役所に持って行った時に、よく若手公務員に小言を言われた。「日付は空欄って言ったでしょ?」「判定不備の一覧表作ってくれますか」「修繕の見積り予算オーバーしてるんですけど何とかなりませんか」など、言われたい放題だった。



29になる年だった。女性社員が事務員として入ってきた。地元出身で、大学を出たばかりらしい。うちの会社関東田舎にある中小企業だった。大卒女子は珍しい存在である(N子とする)。

当時はすでにコロナ禍だった。N子はマスクを付けていても瞳が印象的だった。丸っこい感じだけど、視線が鋭い。茶色い瞳孔で突き刺してくるんだよな。でも、やっぱりまあるい感じの眼で、ギャップがある。

話をしてるとクールな印象だ。背筋が伸びている。冷たい香りは漂ってなくて、心の奥から人の善さがにじみ出てる。面と向かって話していると、ほんのりと気高く甘い、葉巻のケースの杉の香りのような雰囲気を感じる。そんな立ち姿だった。

笑った顔も素敵だ。マスク越しだから当然笑顔なんて見えないんだが、それでもワクワクした顔をしてるんだなっていうのが伝わってくる。

性格は言うまでもない。いい子だった。正直者で、嘘をつかない。いや、ひとつ嘘があったか。今ではもういい。

の子食事に誘ってみようと思ったのは、夏のことだった。

俺がやってる仕事事務的内容(消防点検結果のチェック、工事見積請求関係消防提出用報告書類の編綴とか)を手伝ってくれていたのだが、人柄がいい子だなってやっぱり思っていた。

「好き」だという感情は、この時はなかった。プラス感情があっただけだった。心臓がどきどきするなんてことはない。廊下ですれ違う時に挨拶したり、「髪切ったね」→「前髪切ったんですよ」→「似合ってるね」→「ありがとうございます」といった何気ないやり取りとか、N子がこっそり休日出勤してた時(※無給)に事務所で暑そうにしてたのでエアコンを付けたりとか、そんな程度だった。

の子食事に誘いたくないなという思いと、やっぱり誘いたいという思いがぶつかっていた。それで、その年の夏だった。労働組合が一応あるんだが、新入社員対象バーベキューを催すことが決まった。自分は当時、組合青年部長的な役をしていた。それで段取り役の1人になり、どういう風にバーベキューをするか思案していたところ、会社から車で35分ほどの長閑なエリアにある食肉卸を見つけた。ガレージ提供サービスがあり、何千円か払ったら焼肉用の食材を用意してくれるらしい。会社の近くのスーパーで売ってる肉より何割か安い。低予算でも皆がたくさん食べられて、よさそうだと感じた。

ひとつ問題があった。夏場にバーベキューとか、果たしてみんな来るのだろうか。特に女性。どう考えても臭くなる。そこは、もう1人の段取り役の男性が何とかしてくれた。自分の2つ年下で、女性と難なく会話ができるタイプモテ男だ。息を吐くように女と自然な会話ができる。見た目もいい。スラっとしていてモデルみたいだ。

そいつ(T君としよう)が、ネットワークを使って新入社員だけでなく、ほかの世代女子も集めてくれたのだ。彼は俺と違う部署だった。企画部だ。経営陣に近いところで仕事をしている。

当初の参加者候補

新人max5人、組合幹部若干名、手伝い2人(Tと自分

実際の参加者

新人5人、年次が5年目までの女性3人、組合幹部若干名、手伝い2人(〃)

という構成になった。3人増えているが、予算はまだ余裕があった。食肉卸を選んでよかった。1人あたりの料金が安すぎて量が心配だったが、当日は全員がんばっても食べきれないほどの肉・野菜おにぎり提供してくれた。炭火セットまで付いていた。

もし、スーパーマーケットで全部用意していたとしたら、1人頭で5000円以上はかかっただろう。

ガレージ内の簡易テーブルに座ってわいわいと歓談したり、肉を焼いたりしていたのだが、開始1時間ほど経った頃だった。労働組合執行委員長が「みんなで自己紹介しましょう。ここにいる全員で」と提案し、1人ずつガレージの端に立って自己紹介タイムが始まった。

自分の出番は後の方だった。執行委員長が「増田君~!」と名前を呼ぶと、緊張しつつも出て行って、1分くらいかけて自己紹介をした(個人情報なのでほとんど略。剣道やってたことと読書趣味)。

それが終わって、炭取用のトングで熱した炭火を耕していると、N子がこちらのスペースに寄ってきてた。さっきまでは真ん中にあるテーブルで、ビールを飲みながらガールズトークしてた。

またとない機会だった。N子に話しかけてみようと思った。女子大生が着てそうな、上下ひと揃いで1万円以内な感じの装いだった。灰のロングスカートと、年季の入った青いチュニックを着てた(後に知ったが両方ブランドものだった)。マスクを付けていない姿は予想どおりだった。笑顔が素敵な子だった。

それで話しかけてみた。以下、会話の抜粋

お疲れ様です」

増田さんお疲れ様です」

「元気ですか?」

「元気です!」

「肉おいしいね

「もう食べられないです」

「御冗談を……」

冗談じゃないです」

「(本当に?)俺ももう無理。おにぎりならなんとか」

「もうなくなりましたよ」

「そっか。残念」

「お肉か野菜で取ってほしいのありますか?」

「(無理って言ったじゃん)え、取ってくれるの」

はい

・・・・・・

「N子さんは肉が好き? 野菜が好き?」

「どっちも好きです」

「区内だと、どのお店によく行く?」

「えーと」(※お好み焼き店和風居酒屋サイゼリヤを挙げた)

「N子さんはけっこう食べる人かな」

はい、 食べます!!」

「よかったら今度、ご飯食べてみたい?」

「えっ、やったっ。連れて行ってくれるんですか?」(「ヤタッ」という発音だった)

「いいよ」

ありがとうございます!」

それで、初秋に一緒にサイゼリヤに行って、その次の週は洋風居酒屋に行った。その次は、一緒に紅葉ライトアップを見に行ったっけ。

その帰り際だった。自分自家用車を持ってなくて、N子が乗ろうとしてる車の前で見送りをしてる時だった。よさそうな雰囲気になって、N子の肩に軽く手を回して、それで両腕で抱きしめた。N子がふふっと笑う声と、息遣いが首元に届いて……抱きしめ返してくれた。

俺は「愛してます」と言った。N子が抱かれたまま頷くと、髪とか頬が首筋をひっかくみたいになって、くすぐったかった。それから、「いつからですか~?」みたいなやり取りが続いた。

行為をしたのは年末頃だった。いきなりホテルだった。最初は家でしたかったのだが、そこはまあチャレンジだと思って突撃した。

別に特別ものは何もなかった。あー、肌が触れ合うってこんな感じなんだな、とぼんやり思った。事前にインターネットでたくさん勉強してたのもあって、40分ほどかけて最初のは終わった。あまり動かないセックスだった。タニシ同士が田んぼの中で生殖行為をしてるみたいな、ゆっくりとしたセックスだった。

最後に、ベッドの中で横向きにN子を抱きしめてる時、ホルモン的なやつが脳内から出ていた。人生で初めて味わう種の脳内麻薬だった。ビビビビ、と静かな高揚感が連続して襲ってくる。

食べ物でいったら、温泉卵が乗った肉そぼろ丼を一口ずつ味わってる時みたいな、そういうじんわりとした幸せを噛みしめていた。



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ごめん。今日はここまでだ。

明日仕事日だったけど有給を取った。

終わりまで書けると思う。午前中を目標にする。

(続き)

弱者男性だった頃の自分へ 2/2

https://anond.hatelabo.jp/20231014112231

2023-10-05

明日がまたやって来る...行きたくない会社。そんなこんなで仕事が溜まる一方の私でしたが、つい先日、ある男性退職の話を聞きました。経歴を見る限り、彼女はきっと経理事務員ではないでしょうか。でもやっぱり、一日中座りっぱなしの事務員仕事とは全く違う仕事だと思います男性理系書類作成がメインらしいですし。会社にいるあいはいい人で居座り続けるのかな。こんなに強い人脈はないのかな。私はと言えば

Anond AI作成

anond:20230920161014

零細経営者だけど、

こういう人の言うデータ入力ってのは本当にただのデータ入力で、紙に印刷された表をエクセル手打ちしましたレベルなんだよね。

そういう仕事なら最低賃金アルバイト雇うので十分なんだワ。

から当然に環境整備的な付帯業務を求めるんだけど、その中にお茶出しがあってもなにも不自然じゃないよね。

女にやってもらった方がいい面ってのがあることは否定しないけど、その前に、お茶出しは一般事務員仕事一般事務員やってる人はほぼ女しかいないってだけなんだワ。

なんでほぼ女しかいないのかって言ったら、賃金が安いからで、

なんで賃金が安いのかといえば、業務がクソみたいに楽だからなんだワ。

 

ぶっちゃけ言えば、今の時代一般事務員正社員で雇うってかなりコスパ悪いんだよね。

ITサービスアルバイトの方が圧倒的にコスパいいんだよ。

それでもやっぱ人の温もり(笑)みたいなもの価値を付けて正社員一般事務員雇ってるけど、そいつらが自分からお茶出しって私がやらなきゃいけないんですか??」とか言い出すんだから世話ねえよ。

客や社員に愛想振り撒く以外にやれることあるんですか?って聞きたいよ。

お茶出しすら嫌がるあなたを雇う価値あるんですか?

 

ちな、うちの会社ペットボトルお茶出ししてます

雇った女一般事務員お茶出しすらまともにできなかったので…

2023-10-04

anond:20230920161014

我が社に当てはめると、ベテラン女性事務員お茶出ししたがるのはサボる(机から離れることができる)口実ができるからだな。

anond:20231004125625

言葉通りに受け取りすぎや。

美容趣味パパ活やってて港区で遊ぶ事がオシャレでステータスだと思ってる千葉実家に住んでる事務員や。

2023-10-02

廃校で働きたい

田舎廃校が好きだから廃校で働きたい

廃校オフィス利用させて欲しい

体育館の中をパーティションで仕切ってオフィスにしたい

同僚はうざいから要らない、秘書お茶汲み係の女性事務員1人ぐらいで充分

図書館再利用してアマゾン配送センター業務とか委託やらせてくれねーかな

グラウンドは近所の少年野球チームとかに貸してもいい

便所が今更和式は辛いのでそこだけ綺麗にリノベーションされてれば理想

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