2024-11-08

anond:20241108165624

税制改革における租税原則

ここでは1988年我が国税制改革を行った際によりどころとした租税原則を紹介する。すなわ

ち、負担の公平、経済への中立、そして制度簡素という三つの原則である。こうした三つの原則

については、常に全てが同時に満たされるものではない。例えば、簡素をある程度犠牲にして公平

を重視するかあるいはその逆の場合もある(いわゆるトレードオフ関係)。

また、グローバル化ボーダーレス化の時代には、税制国際的整合性を保っているのかに

いても検討していく必要がある。

⑴ 公平

負担の公平といった場合、①経済力が同等の人々は等しく負担すべきである(水平的公平)、

②大きな経済力を持つ人はより多く負担すべきである(垂直的公平)という二つの概念がある。

最近では、この二つの概念に加え、世代間の公平という視点重要になってきている。

これは、我が国では第二次世界大戦後のベビーブーム存在平均寿命の伸びや最近の極度

少子化によって、急激に人口構造高齢化が進んだことにより、生まれ時代によって人々

の一生涯に支払う税負担水準に不公平が発生する可能性があることを背景としている(1-4

表)。

中立

公平性と並んで、経済活動や資産選択等に対する課税中立性を確保することが一層重要

なってきている。経済の国際化・成熟化が進展するなか、民間部門の潜在力を引き出し活性化

させるためにも、税体系及び各税の仕組みをできるだけ経済活動に歪みを与えないようにして

いく必要がある。

簡素

更に、現代民主主義国家では、従来から徴税コストを抑えるという観点に加えて、国

民の理解を容易にし、納税負担を軽減するためにも租税制度簡素性が重視されるよう

になってきている。

記事への反応 -
  • https://x.com/search?q=%E6%89%8B%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%80%80%E5%A3%81%E3%80%80%E5%8D%98%E8%AA%BF%E5%A2%97%E5%8A%A0&src=typed_query&f=live ↑以上の通り、そもそもなぜ「壁」が生じるような徴税方式にしたのか疑問に...

    • 2 税制改革における租税原則 ここでは1988年に我が国が税制改革を行った際によりどころとした租税原則を紹介する。すなわ ち、負担の公平、経済への中立、そして制度の簡素という...

      • https://x.com/motcho_tw/status/1597112491456069632 ↑一次関数の組み合わせで解決するそうだから「簡素じゃなくなるから~」はさすがに言い訳にならないだろ

        • 俺に聞かれても困るわ

          • 私待つわ いつまでも待つわ

          • 別に聞いてない。お前は引用で反論したのだろうが、その引用では反論になってないよと書いただけ。

            • 反論になってまーす はーいろんぱっぱ😝

              • なぜ反論になっているかの根拠を書かないのでは反論にはなってないね。 ↑このトラバなら、最初の一文が「反論になってない」という反論の根拠だね。 はいろんぱ~

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん