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はてなキーワード: プラットフォームとは

2024-11-20

こどおじ/こどおばというダンピング

 一家大黒柱父親が担い、一家無賃労働すべてを母親が担うという役割分担で人口が増えた

母親が夫の分だけじゃなく、成人した息子や娘の分の無賃家事労働を担った。また、住宅生活費大黒柱父親が担い続けるケースが増えた

→息子や娘は生活能力がないまま稼ぎを全額お小遣いにして、イケメン美少女などの推しにつぎ込んだ

→孫世代消失し、App StoreGoogle Playが潤った

 

こどおじ/こどおばは、家事労働母親に頼り、生活コスト父親に頼り続けたから、育休を取らないし高い給料求めないという、格安で使い勝手の良い労働者として資本家層・株主層に好まれた。

子持ちが住宅・車・教育費等を使うのに比べて、独身者の娯楽(イケメン美少女コンテンツやグッズ)は原価が比較にならないほど激安なので利益率が高いビジネスでもある。

資本家層が性的願望系のデジタルコンテンツを積極消費して資産形成をせず、育休も取らず高賃金求めない便利労働者としてこどおじ/こどおばを回した結果、人口減少して円の価値が低下という流れなんじゃないだろうか。

デジタル異性コンテンツオタクのこどおじ/こどおばって、資本家にとって非常にお得な存在だろ。特に30%のプラットフォーム手数料を課すApp StoreGoogle Play中韓美少女ガチャゲーなどの外資にとってウハウハだ。

母親を家政婦にして父親ATMにして、ひたすらシリコンバレー中国韓国に定期送金しながら、女叩き男叩き毒親叩きと被害者面だけを繰り返している本当にしょうもない生物

2024-11-19

世論形成プラットフォームマスコミからネットへ移行完了した模様

というタイトルブログを書いていたら、ちょうど良いポスト発見

立花孝志氏「バカな人たちをどうやって上手く利用するか。犬とか猫と一緒なん。バカに(票を)入れてもらう方法を考えるのが、本当に賢い人かな」”

https://x.com/wanpakuten/status/1858592831889436746

https://x.com/senko1217/status/1858646781242077260

2つ目はいにしえの2ちゃんねるヒトラープロパガンダ術として語られてたやつ。

当時は自民党野党時代で、民主党印象操作によって下野余儀なくされた、と自民党支持者は言っていた。

その後、このヒトラーの「我が闘争」に書かれたプロパガンダ術を駆使したのが第二次安倍政権だったのかなと邪推するところではある(確証はない)。

2024-11-18

BC Gameは幅広い支払いオプション提供している

日本オンラインカジノを楽しむ際、支払い方法多様性安全性は非常に重要です。BC Game は、暗号通貨フィアット通貨を含む幅広い支払いオプション提供する信頼できるプラットフォームです。このプラットフォームでは、80種類以上の暗号通貨が利用可能で、少額の入金でも簡単に始められます。また、初回入金ボーナスプロモーションも充実しており、プレイヤーにとって非常に魅力的です。暗号通貨を利用した入出金は迅速で安全性が高く、ネットワークの混雑状況に応じて手数料も変動しますが、VIPプレイヤーには手数料がかかりません。出金プロセスシンプルで、通常1時間以内に完了するのが特徴です。公式サイトには、ウォレットアドレス管理方法取引に関する詳細なガイド記載されており、初心者でも迷うことな操作できますさらに、認証プロセスにより取引安全性が確保されており、詐欺行為を防ぐための仕組みも整っています。支払い方法や利用可能な特典の詳細については、こちらをご覧ください: https://bc-game1.jp/payments/

TikTok要らんわ

プラットフォーム無効です」って何や。X(twitter)でログインできん。

11月3週LINEオープンチャットはてなブックマーカー」1週間のまとめ

これは何?

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらAI使用し、試験的にまとめまています

要約内容

この1週間のオープンチャットでは、多岐にわたる話題が活発に議論されました。以下に主なトピックのまとめを示します。

地域や天候に関する話題

各地の天候や気温、特にソウル東京釜山などの都市気候差についての報告がありました。また、兵庫県知事選の結果や名古屋観光計画など地域特有話題も多く見られ、選挙地震、減税の話題も含まれました。

食べ物飲食

名古屋での食事牡蠣鍋やうどん)や「から好し」の唐揚げなど、特定料理についての熱心なやりとりが見られました。コンビニスイーツの値上げに対する不満、韓国料理価格高騰に対する意見、そして特定飲食店や商品の味に関する感想なども話題上りました。

エンタメ趣味

音楽映画アニメについての会話が多く、特にニューシネマパラダイス』のサウンドトラックイタリアバンドについての感想が共有されました。また、VTuber仮面ライダーに関する夢の話などもありました。

旅行交通

名古屋韓国旅行チケット購入ミスに関する話、公共交通機関話題近鉄南大阪線運休など)も登場し、観光と移動に関する関心が示されました。

AIテクノロジー

AIデータロギングウォーターマークについての議論、そしてSNSデジタルプラットフォームの使い方やユーザーデータの扱いについての考察が行われました。

金融経済

ビットコインやイーサなどの仮想通貨価格動向が話題上りさら最低賃金引き上げの影響に対する懸念資産管理や税収の問題についても意見が交わされました。

日常生活とその他のトピック

特定の車や飲酒話題湯たんぽ家賃教育保育園選択肢インフルエンザワクチン接種に関する会話も多く見られ、参加者の関心が幅広く反映されました。

総じて、この1週間の会話は地域ニュース、食や旅行話題趣味日常生活トピックなど、参加者の多様な関心を反映したものとなっていました。

関連記事

https://anond.hatelabo.jp/20240722084249

オープンチャットの参加URL

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の参加はこちから

https://line.me/ti/g2/MFSXhTJoO_pLfrfds1LpyJ0OlBgcPJSqHoRbBg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

ゲーム初心者も楽しめる、定番にして王道の逸品

って何だろう?

最近ドラクエ3話題だ。

うん、ドラクエは知ってる。ポケモンとかFFとかも知ってる。

それ以上がよく分からない。ゲームって1つに何十時間も取られるから、気軽に試せない。

「これは75%くらいの確率で楽しめるのでは?」という、定番にして王道、かつエミュとかじゃなくちゃんと今のプラットフォーム(SwitchとかPS5とか)向けに作ったものって、何でしょう?

ブコメなどでオススメしていただけると嬉しいです。

2024-11-17

anond:20241117235140

XもYouTubeプラットフォームはまともじゃない?

いる人間がクソなだけでは?(もしクソなんだとしたら、だけど

anond:20241117234424

あいいんだけどさ

xのうんこみたいな言い合いやYouTube動画アップ合戦より

もうちょっとこうなんというか、まともなプラットフォームがあればいいのにな

anond:20241117000306

取得できる出来ないで言えば、いくらでも抜け道はあるのは自明の事。

 

大事なのはそれぞれのプラットフォーム(Xやbluesky)がどのような方針であるかを理解する事。

また、robots.txtの内容については、大手会社ははきっちり守ってAI開発してるよ。

また商用でリリースした際に、禁止しているデータを利用した場合無駄訴訟リスクを負うだけだし。

2024-11-16

anond:20241116214051

コミュニティノートAIが生成するテキストが等間隔の段落形式になることがありますが、これはAIの特徴ではありません。段落形式は、AIモデル学習したデータや設定に依存します。また、異なるAIモデルプラットフォームにより、出力されるテキスト段落形式は異なる場合がありますユーザー指定したフォーマット文書作成ツールの設定も影響を与えることがあります

役に立ちましたか

Xはイラスト学習なんてしていない

Xが学習に使いたいのはテキストの方

そもそもの話、X社は画像生成AIなど作っていない。彼らがつくっているのは検索支援AI Grok。学習に使いたいのはテキストの方であって画像ではない。

  

Grokとは

わかりやすさのために ChatGPT比較してみる。2023年リリースされた GPT-4 に試しに今期のアニメについて質問してみよう。

 

今期最も人気のアニメはなんですか?

ChatGPT:

2024年の今期で人気のアニメはいくつかありますが、「進撃の巨人」や「呪術廻戦」が特に注目を集めています。また、新作では「東京リベンジャーズ」や「スパイファミリー」も話題です。どの作品に興味がありますか?

 

アニメに詳しい人ならちょっと古い話をしているのがわかるだろう。 GPT-4 が学習を行なったのは2023年までの情報だ。なので最新の話題対応できないのである

一方、Grok は Xの投稿リアルタイム検索して反映する。もし Grok で同じ質問をすればダンダダンやリゼロブリーチ辺りの話をするはずだ。つまり、Xが収集したいのはダンダダンの7話泣かされたわ・・・みたいな投稿のことであってイラストではない。

 

Grokの画像生成機能は何か?

Grokには画像生成機能がついているが、これは自前の物ではなく Black Forest Labs社 の FLUX.1 というモデルである。X社が Xに投稿されたイラスト収集して学習させているわけではないのだ。それでは FLUX.1 の訓練に使ったのはどこの画像なのだろうか?データセットは明らかにされていないが十中八九使っていそうなのが LAION-5B である

 

LAIONとは

現在大手企業は「著作権的にクリーンな」画像生成AIをつくっているが実際には版権物が出てくることが知られている。なぜそんなことが起こるのだろうか?

このからくりは LAION のデータセットにある。LAIONはドイツにある非営利組織ネット上のありとあらゆる画像収集タグをつけたデータセットを公開している。

LAIONのFAQ から引用

Q. 私の著作物があるのでデータセットから除いてください

A. LAIONは非営利研究組織です。ドイツ著作権法(§60d UrhG)に従いあらゆる著作物の利用が許されています

 

とあるようにドイツ法律上合法である。実際に訴えられた後LAION側が勝訴している。とはいえこの組織にはAI関連企業からの多額の寄付金があることが知られており、パチンコ3店方式のような意味合いでの合法とも言える。

  

尚、反AIさんと反々AIさんが著作権法第30条の4を巡って喧嘩をしていますが、世界では日本法律関係ないです。いちおう念の為

 

AIのGlazeの使い方は間違っている

AIさんが迷惑な暴れ方をしている。

他の絵師さんに Glaze を使うように詰め寄ったり、使わないやつはAIに加担していると攻撃したり。挙げ句の果てには「自分の絵にGrazeをかけました」と宣言したり。

 

もう、全てが間違っている

  

そもそも、Glaze も Nightshade もAI学習を阻害するものではない。学習したモデルをぶっ壊す毒なのであるpoisoned って書いてあるでしょう?!)

相手に食わせなければ意味がないんだ。Glazeかけたとか自分で言うな。対策されるでしょう?(後述)

それと他の人に強要する意味はない。使いたい人が使えば十分なんだ。

事実すでに効果は上がっていてOpenAIは悲鳴をあげ対策を急いでいる

  

Glaze/Nightshade とは

AIさんの考えるよりも Glaze/Nightshade はずっと強力だ。それはデータセットを汚染する攻撃である簡単に言えば Nightshadeは「学習中に他の絵に変換されてしまう」ノイズをかける。この操作を毒入り(poisoned)と呼ぶ。ピクセル毎の微小な変更なので Nightshade をかけた後もイラストはぱっと見はかわらない。

Nightshadeを使って例えば 犬の画像を猫の画像になるノイズをかけたとする。するとAIは犬と猫が混ざったまま学習を進め「犬」と言う概念無茶苦茶になってしまう。

 

図:毒入りモデルの変化   (arXiv:2310.13828から引用)

 

上の図は毒入りの画像を200枚食わせたときの変化の様子だ。犬が猫になってしまっている。それだけではなく”犬”に近い概念、”子犬”、”ハスキー”、”狼”もぐちゃぐちゃになっている。

 

図:毒入り枚数による変化  (同引用

 

こちらは50、100、300、と毒入り枚数を変化させたときの様子。50枚の時点ですでにめちゃくちゃになっている。

 

 

余談0

XでAI(Grok)の学習に使って欲しくない人は

設定とプライバシープライバシー安全→Grok 

から学習許可のチェックを外すと良い

  

余談1

もし私が反AIだったなら、イラストに Nightshadeをかけて danbooru投稿するだろう。二次元イラスト特化の画像生成AIdanbooru2021/ danbooru2022 などのデータセットを使っているものと見られる。これらはイラスト投稿サイトdanbooru から収集したものである

 

余談2

ところで Glaze も Nightshade もその内部で画像生成AIを使っているということを知ったら反AIさんはどんな顔をするだろう?

Glaze は特徴量抽出を行う。おそらく Stable Diffusion の VAE(Variational Autoencoder)を使っている。そしてNightshade の方も 内部ではStable Diffusion 等の画像生成モデルを用いて別の画像を生成する。

  

余談3

Glaze が機能しない?あるいは解毒方法が見つかったかもしれない

 

 

上のスレッドコメント欄では Glaze が論文のようには機能しないことについて議論され「画像リサイズをしたのではないか」と予想している。Glazeをかけた後に画像を縮小、データ圧縮されてノイズ効果が消えたのではないかということだ。

  

A) 絵師さんが Glaze をかけたあと画像を縮小した可能

B) 画像サイズファイルタイプによってはプラットフォーム側が勝手に加工をする

C) 学習の際にリサイズを行う (Stable Difusion XL では1024px, 古いモデルは512px)

 

A,B については絵師さん側に知識があれば対処可能だけれども C の方はなんともし難い。小さい画像投稿したところで [縮小→拡大] でノイズは落とせそうだ(解像度は悪くなるだろうが)

 

尚、上の議論に関しては誰も検証をしていないので注意。

  

余談4

LAIONは収集画像のものを所有せず、データセットはウェブ上にある画像のurlとタグをまとめた物であるらしい

ということは、LAIONの新しいデータセットが公開されたタイミング画像urlを変更すれば学習に使われることを回避できそうだ。特に個人サイトブログの所有者ならば古い url に●んこ画像でも差し替えておけば嫌がらせになる。(タグ差し替えはこのグラフSimple Attak に相当)

 

90年代においては画像直リンクされたとき報復としてうん●画像差し替えものです。まさか令和になっても有効とはね

 

余談5

この記事をぼちぼち書いているいるうちに2日が経過した。今、私のXのタイムラインおすすめもとても静かだ。攻撃的な人たちやデマに流されやす人達は皆どこかに行ってしまったようだ。残ったのはこれまで静かにイラストを描き続けてきた人たちでとても穏やかな空気が流れている。ずっとこのままがいい。

anond:20241116201002

絵師の中には、AI技術に対する意見が分かれています。一部の絵師は、AIによるイラスト生成を歓迎し、創作活動効率化や新たな表現手段として積極的活用しています。例えば、ある絵師は「AIイラスト規制に反対する」と明言し、AI技術の導入を支持しています。 

一方で、AI技術の進展に懸念を示す絵師存在します。彼らは、AI既存作品を無断で学習し、オリジナリティ著作権問題を引き起こす可能性を指摘しています特にAI人間創造性を模倣することで、独自性が損なわれるとの懸念が強まっています。 

したがって、絵師の中でAI技術全般を一括して擁護するかどうかは個々の立場や考え方によります特定AI技術プラットフォーム(例えば「はてなAI」)に対する支持や反対も、各絵師経験価値観に基づいて異なるでしょう。

悲報 漫画界至宝 篠房六郎 連載中だった漫画存在すらXから消す

篠房六郎氏の新連載「姫様はおあずけです」前回の掲載である"前編"を載せた4/10からとうとう半年が経過してしまった。

https://urasunday.com/title/2182

掲載サイトでは次回更新は未定となっている。

Xを見るに名前・固定・bioで新連載を周知しており、前編という中途半端なところで切られていることから打ち切り可能性は低いだろう。

https://x.com/sino6

anond:20241014095139

 

あれから一月、現在篠房六郎のXには「姫様はおあずけです」のひの字もない。

xの規約改定を契機に上げていた画像の一掃ついでに連載の存在も一掃したのだろう。

まああれだけ吹き上がってたのにXの規約が読めてなくて15日から行動を変えるという個人事業主としてのリテラシーの低さを露呈した絵描きのうちの一人だったのにも愕然としたが。

もはや絶対創作物を無断収集・利用される可能性がないプラットフォームが現れない限り篠房六郎創作物は生まれないのかもしれない。

わずかにのこった「漫画家す。」に寂しさを感じる。

個人売買のプラットフォームサービスをやっている会社燃えているけど、

たとえば、米国資本大手通サービス会社とか、結構消費者体験としてはダメなところあるよね?

でもあんまり燃えない。なんでだろう。

日本国内サービスはなんか激しく燃える。これって他社から仕掛けられてるとかあるんじゃないのか。

生成AIに正しく対応する反AI絵師の動きとは

AI使ってますか?Xで翻訳ボタン押すと海外ポストでも日本語で読めるの便利ですよね。

機械学習から連綿と続いた先にある生成AIの隆盛、大変エモいものがあります

自分はまだニューラルネットワークと呼ばれていたこからこの分野で細々と研究をしており、趣味は主に写真です。絵はたしなむ程度。

今の反AI運動は、誰に対して何を反対しているのか良くわからなくなってしまっているので、正しく反対するのが良いと思っています

結論から、なぜそうなるのか、どうしたら良いのかと整理しておきます

ウォーターマークサイン意味があるのか?

つの意味では意味があり、2つの意味では意味がありません。

(Xの利用規約がいつ変更され、どのように利用されるかについては、他の方の記事に詳しいため略します)

なぜ学習を防げないのに、意味があるのか

自分画像であるという主張を残せるからです。

先行例としてストックフォト(写真の利用販売)があります

たいていの場合人間が利用可否を判断できる程度には高解像度写真と、ストックフォト社のロゴ撮影者の名前管理IDが入っています

もちろん商業印刷に使える高解像度は購入後にしか手にすることはできません。ただサンプル画像ですが、機械学習用途では十分です。

ロゴなどを取り除くのは難しくありませんし、学習用途では十分なイメージサイズがあり、機械学習に十分使えます

しかし、実際にはそういった事例は見聞きしません。(個人学習されている方もほぼいないでしょう)

なぜならば、もしも利用が発覚した場合使用料請求されるからです。

同様に、無償用途であっても、例えば軍用機戦車など、IDサイン写真に入れる方は少なくありません。

これは、端的にはパクられた時に自分写真だと主張する為です。

学習されたくないという目的を達成するには

現行法下では、いわゆる"無断学習"を止めることはできません。

必要なのは法改正もしくは法解釈変更のためのロビー活動です。

機械的に大量の学習が行われるのが問題であるという論建ても見聞きしますが、あまり良い筋論とは思えません。

なぜならば、少ない学習量で良い結果を出すというのは、機械学習的にはかなり昔から熱心に研究されているテーマからです。

(例えばコンピュータ将棋新風を吹き込んだBonanzaは、たった6万局の棋譜学習させることで評価関数作成しています

実用的にも、事前に学習させたモデルを準備しておき、少ないサンプル画像(数枚~数百枚)で、不良品検査に使えるモデル作成する、などは熱心に行われています

現状でも、対象となる絵を人間が模写して、模写側を学習させるだけで、十分に元画像に近似した画像を出力できます

人間が目で見て判別できる程度のノイズウォーターマークは、前述の通り除去にさほど手間はかかりません。

無断利用されたくないという目的を達成するには

方法論としては3つあります

  1. Xへの画像ポストを止め、学習しないと明言しクローラー拒否しているサイトを利用する。
  2. 個人利用以外には、対価を取る旨を明記する。
  3. 嫌がらせに対しては、都度対応する。

Xを利用する以上、利用規約同意しなければ使えないので、これについて学習を防ぐことはできません。(非公開ポストについては学習されませんが、これもXの利用規約変更が無いことが前提です)

例えばpixiv機械的画像収集ガイドライン禁止されています。また、画風を模倣した作品投稿についても一定制限のもとで禁止されています

対価を取る旨の明記とは、例えばpixivFANBOXのメンバー限定コンテンツを、無断で転載されてしまった場合、損害を負ったと外部に対して明確に説明が出来ます

これらを行ったうえで、故意学習され、似た作風の生成AI画像を公開されるという嫌がらせを受けた場合は、上記の旨を前提として、嫌がらせであると都度対応する必要があります

これは知らなかった、うっかりしていたでは起こりえない状態にしたうえで、きちんと嫌がらせに向き合うということです。

上記では防げない部分の補足

生成AI画像そもそも見たくない、というものは、現行では防ぎようが無く、どちらかというとロビー活動に近いものになります

こいつは画像生成AIで絵を出力している!というのは、指摘として正しいか否かは別として、あまり意味をなしません。

ただ、自分趣味である写真でも、いわゆる加工をどこまで許容するかは人やコンテストによって異なる為、そういった住み分けの話になってくると思っています

例えば、ある画家自分の画風を学習させた生成AI画像を出力して販売したとしても、それを咎め理由は思い当たりません。

現状でもまだ過渡期であり、人間の目で判別不能画像を出力するようになるのは、時間問題です。(既に人間が書いた絵であっても生成AI絵だと誤認される事例は数多くあり、指摘できる人間の数は減っていきます

どちらかと言えば、作画過程タイムラプス動画価値を見出すような、違った付加価値の話になってくると思います

最後

生成AI画像技術禁止する、学習禁止するなどは、現行法下ではできません。

法改正もしくは法解釈の変更が必要なためロビー活動を行うしかありません。

しかし、自分の絵を商用利用を禁止し、それを許容するプラットフォームで発表することはできます

Xでは非公開ポストにしない限り、機械学習に利用されることを防ぐことはできません。利用規約で既に利用が可能になっているからです。

露悪的に言えば、Xを利用するのに学習されたくないのは虫が良い、と言えます。ただし、Xに対して一定金額を払うことで対象から除外してもらうように働きかけることはできるかもしれません。

ウォーターマークサインノイズ機械学習を防ぐ目的に使う効果はとても薄いです。ロゴウォーターマークの除去もテーマとしては昔からあるものであり、難易度はそれほど難しくありません。

ただし、意図して除去していることは明確になるので(Xには規約学習されてしまうが)X以外の例えば悪意ある第三者学習された場合に、悪意ある行動だ、と指摘することが出来ます

この場合、対価を取って公開している場合、損害が明確になるので、アクションを取りやすくなります

簡単にまとめると

X社に学習されるのは諦めて、小さくても良いのでトリミングで取り除かれない位置サインを入れてポストするのが最もベターです。ウォーターマークである必要はありません。

(取り除かれて転載された場合タイムスタンプを基に悪意ある転載だと指摘できるため。逆に言えば別に大きくいれてもさして違いは無いので自分の好みで入れれば良い)

また、自分の画風のAIモデルを開発中である、これの対価はAI陣営には買えないくらいとても高い、とプロフィールに書くだけでも十分抑止になります

生成AIに反対する為に、自分AIモデルを作り高額で販売するつもりである、と表明すれば良いからです。

嫌がらせ自分の画風を真似たモデルが作られて販売もしくはそれを使った出力画像が出た際に、自分は損害を負ったと主張できます

また、第三者ゲームスクリーンショット勝手に透かしやサインを入れるのは止めましょう。適切なガイドラインのもとで適切に利用するのが最も大切です。

既に法律でも、利用規約でも、生成AI機械学習側がリードしている状態です。

Xが学習するというのを妨げるのは、プラットフォームを利用する側としてはどちらかと言えば非難される側になってしまます。(規約にあり、利用しており、それでいて相手妨害する為)

Xにポストする絵には必ずどこかにサインを入れて自分のものだとわかるようにしてください。それが今できる最善の対応です。

anond:20241116021035

エンジニアやってるとみんな考えて生きてるような錯覚に陥るけど、世の中の多くの人が快か不快かで生きてるよ

特にイラストで飯食ってこうなんて奇特な人はビジネス的な視点なんて持ってないし、持ってたらイラストレーターなんてならないから、自分価値が下がる!AI嫌い!まだしか考えられないと思う

ぶっちゃけ技術者としてできるのは

・そういう人たちが納得できるプラットフォームを作る

・そういう人たちを無視するか、諦めるまで我慢する

しかないと思う

XでAI学習阻害する企業コンプラ意識どうなってんだよ

タイトルのとおりである

https://x.com/COPIC_Official/status/1857314392817483842

個人でなく企業公式が「私たちはXの利用規約同意できませんがXを使い続けます」とコンプラ意識の欠片もない告知を出したのだ

反論は受け付けない模様でコメント欄は封鎖されている(他にもいくつかの企業が同様の告知を行っている)

企業のXAI学習同意拒否については簡単もので、Xアカウントを閉鎖するだけで良い

Xが一番宣伝になるから利用しているのだろう、金バッジ付けているからXにお金をそれなりに払ったのだろうから使い続けたいのかもしれないが

利用規約同意できないのならもう使うべきではないのではないか?XのAI学習に関しては今急に始まったことではないし

それにXで宣伝できなくなったら製品宣伝できなくなることもない

他のAI関係ない宣伝プラットフォームや自社HP学習阻害でもなんでもやればいい

Xに依存したいのに自分たちルール守りませんという都合の良すぎる宣言文句の一つも言いたくなる

2024-11-15

anond:20241115125331

日本ゲーマーに思われてるほど、買い切りガチャゲーで「ジャンルが違う」なんてことないはずだよ。

同じアクションRPGとして、ゲームとして面白くする作り込みのノウハウは同じ。

ただガチャゲーとして売れるには、継続的キャラマップシナリオを高品質に追加しつづけていく体力が必要

そこに関して、「ってことは金かけなあかんな」と真っ当な考え方をして人材確保や開発規模をあげて対応したのが、00年代韓国オンラインゲーム20年代中国モバイルゲーム

前者は国策として支援金があったし、後者バブル景気お金を集めやすかったのがあるだろうけどね。

でも、日本ガチャゲーを作る時の考え方として土台にしたのは、貧弱なガラケーみたいなハードでスキマ時間を潰すための、くだらないゲーム

予算でとにかく射幸心を煽って競わせることで、チープなんだけど連帯感を持たせるバトルでゲームっぽさを演出するアプローチでやってきた。

ソーシャルプラットフォーム根付いてSNSのフレンドを引っ張ってくるからソシャゲなんだけど、文字通り社会ゲームだと思うね。

まり日本最初からガチャゲーをゲーム未満のゲテモノに貶めてしまったんだよ。それでもソシャゲバブル大成功した企業が出た。

で、ユーザー適応して、ガチャゲーは馬鹿になって遊ぶもんだ、という頭になってしまった。

そこに本物のゲームと化した、ガチャだけど上手にマネタイズする作品が入ってきたから、脳がバグってしまった。

スマホゲーム性能が高まるにつれ、買い切りゲームと同等かそれ以上の開発費をかけなきゃいけなくなって、

それでも日本勢はビジュアルだけリッチにしてゲーム構成ゲテモノガチャゲーを引きずったものを作りつづけた。

かつての成功体験があったせいで、抜本的に異なるものを作る勇気あるメーカーは出てこなかったんだね。

さらに悪いことに、中華ゲーのガチャシステム一見自分たちと同じようなものに見えていたから、見習うポイントを見いだせなかった。

ガチャ2.0的な排出地点制御理解したとしても、かつて高確率設定をアピールしてアドレナリン中毒にさせてきた既存顧客に対して、「超低確率天井までまず出ません」みたいなしわしわガチャを魅力的だと理解させるのは難しい。

非常識な方のガチャゲーを基準にしちゃってるからモダンでお利口なガチャゲーのゲーム設計を受け入れにくい。

その点ではモバゲーグリーに触れてこなかった若者のほうが有利だし、素直に「こっちの方が遊びやすい」と感じられるだろう。

このへんの世代間断絶はなかなか埋められなさそうで、そこが先が暗い原因だと思う。

小学生の娘がスマホで見ていたもの

こんなこと、誰にも言えない。誰にも相談できない。

でも、吐き出したくて、どこかの誰かに聞いてほしくて、これを書く。

小学高学年の娘が、スマホで成人漫画を見ていた。

リビングにいる娘にお風呂に入るように伝えて、私は寝室で下の子を寝かしつけていた。

の子が寝たので寝室からリビングに行くと、娘が慌ててお風呂に向かった。

「まだ入ってなかったの?」と言うと、

別に、ダラダラしてただけだよ!」と答えるその姿が狼狽しているようで、

何か怪しいとピンと来た私は、そこに置かれたままになったスマホをチェックした。

スマホを持たせる際、これは親のものあなたに貸与していること、親がチェックすることがあることを伝えていた。)

Chromの履歴を開いたとき、私の目に飛び込んだのは、

目を覆いたくなるようなタイトルの成人漫画の一覧だった。

二、三週間ほど前から、頻繁にアクセスしていた。

悍ましくて、震えて、心臓バクバクして、吐きそうになる。

まさかまさか娘が、こんな漫画を見ていたなんて。

数ヶ月前、どうやって赤ちゃんができるの!?不思議で仕方なかった娘に、

行為というもの説明したところだった。

性教育自分を大切にすることだと考えていたので、ごまかさずきちんと伝えたくて、性教育の本を使いながら、あなた達はパパとママが愛し合って、心からまれて産まれたんだよと、伝えたところだった。

驚いた娘は、「びっくりしたけど、パパとママラブラブなんだね!嬉しい!」と喜び、

そんな返事が微笑ましくて、

このまま自分を大切にしていってほしいなと、

きちんと伝えてよかったなと思ったところだった。

そんな想いが、成人漫画に全て踏みにじられた気がして、悲しくてショックでたまらない。


恋愛漫画の延長線上の、愛し合った恋人同士が信頼関係を築きながら、

お互い愛を深めあったその先にベッドシーンがあって...というストーリーがあれば、

まだ全然許せた。

でもこれは全く違う。

ただただ快楽のための、

十分成人してる私が見て思わず目を背けたくなるような、エグい、グロい、カラーの絵。

これを娘が見たのかと思うと、

そしてその記憶はもう消せないのかと思うと、辛すぎる。


行為は、心から愛する人と、あなたを本当に大切にしてくれる人とするものなんだよと

教えたところだったのに。

うん、うん、とじっくり話を聞いてくれていたのに。

全て、無駄にしてくれた。


ちゃおコミや小学館の漫画サイト少女漫画を読んでいたことは知っていた。

友達に教えてもらったんだーと言っていて、

これらのサイトなら危なくないだろうとすっかり安心していた。

スマホを持たせてはいたけど、ファミリーリンク

露骨な性表現を含むサイト可能な限りブロックする】

にチェックを入れていたので、油断していた。


娘が見ていた成人漫画プラットフォームは、

コミックシーモア、ピッコマ、めちゃコミ、レンタなどの漫画サイト

きっと何かの拍子で目にしてしまい、そのまま興味本位で見ていたのだろうと思うけど、

まさか、明らかに18禁の成人向けのエロ漫画に、誰でも簡単アクセスできるなんて。

なんで。なんで。

年齢認証されていないの。

法規制されていないの。

ファミリーリンクの設定が無意味なの。

まだたった10歳の女の子なのに。

恋愛漫画が好きで、少女漫画を読みながら

小学生の告白シーンに「キャー!」とはしゃぐピュアな子なのに。

なんで、この子の目に触れてしまうの。


人格形成とまではいかなくても、

性的嗜好に少なからずとも悪影響があるのではないかと、そんな不安が拭えない。

取り急ぎ、ファミリーリンクで【承認済みのサイトのみ許可する】に変更し、上記漫画サイトブロックした。


あとは、きちんと娘と話さなくては。

決して娘を責めることなく、冷静に、落ち着いて。

性教育を先にしていたことが、せめてもの救い。

話し合いの前に、この今のグチャグチャな気持ちを整理したくて、吐き出したくて、ここに記す。


お願いだから

18禁漫画は、身分証明書アップロードしないとアクセスできないような、

そんな仕組みにしてほしい。

成人漫画をなくせと言ってるわけじゃない。

幼い子どもの目に触れさせないような努力をしてほしいだけなのに。

そんなことがどうして出来ないの?誰が困るの?

底辺絵師に贈る、底辺なろう作家提言

現代底辺であり未来の神絵師へ贈る提言

 今、絵師界隈は激動の時代にあるように見える。

 Xの規約変更だとか、ウォーターマークとか、いろいろ目に入ってくるが結局の発端は「生成AI」だろう。

 最初記述するが、私は「生成AI」の善悪を語る気はない。

 なのでここから先、どれだけ読んでもらっても「生成AIを滅ぼす方法」を求めている方のご期待には添えない。

 これはあくまでも、絵師界隈で生計を立てていきたいが、生成AI存在するこれから先の未来不安を抱いている絵師に向けたものであり。

 小説家界隈に住む私が、実際にイラスト勉強する過程で感じた二つの界隈の違いを言語化し、それを元に考察した一つの提言を届けたい。そういう趣旨のものだ。


絵師よ、オリジナルキャラクターを創れ

 では、先に結論から

 これから先、イラストで食べていくことに不安があるのなら「オリジナルキャラクターを作れ」。

 ただ単にオリジナルイラストを量産せよ、という意味ではない。

 あなたの頭の中にある「キャラクター」を絵という形で出力し、世間認知させ、あなたではない第三者がそのキャラクターイラストを描くようになることを目指す。という意味だ。

 乱暴な言い方をするなら「絵を描かされる側から、絵を描かせる側にシフトすることを意識しろ」といった感じだろうか。

 Vtuberママキャラクターデザイン)を想像してみてほしい。

 だいたいあんな感じの立ち位置が、私の想像力の範囲で今後も生き残っていける絵師の一つの形だと思っている。


現代日本では絵師の「作品」は求められていない

 なぜ、絵師オリジナルキャラを作るべきなのか。その理屈を語る前に確認したい。

 絵師界隈の方々は「同じクリエイターなのに、どうして小説家界隈はあんなにも生成AIに対する反応が薄いんだ?」と思ったことはないだろうか?

 もちろん、文章世界にも生成AIはある。

 むしろ小説生成AIの方が、イラスト生成AIより先に世に出ているはずだ。

 だが、実態として小説生成AIに対し、敵意や危機感を抱いている小説家は少数派だろう。


 ではなぜ、小説家界隈が生成AIに対して他人事のようなスタンスになりがちなのか。

 それは小説家絵師、それぞれのマネタイズの仕組みの違い。

 言い方を変えると『社会』との関係性の違いにある。

(以後、市場や、顧客マネタイズシステム全てを包含した『社会』という主語を用いて記述する。)

 そして、私が見るに絵師小説家も、大多数がこの両界隈の違いに気づいていない。


 その違いは

 『社会』は小説家には「作品」を求め、絵師に対して「技術」を求めている。

 この一点に尽きる。


 誤解を恐れずに言えば、『社会』は絵師に対してほとんどの場合作品」を求めていない。

 絵師界隈のトップレベルの方々は、おそらくこの違いを認識しているように見受けられるが、逆にトップクラス以外の領域では認識していない人の方が多数派。というのが私の所感だ。

 (一方で小説家界隈はトップクラス層もこの違いを認識していない人の方が多数派だと思っている。というか、クリエイターは全業界で「作品」重視で活動していると認識してそうな気がする。)


 この違いがどういうことか、わかりやすい事例をあげよう。

 新人賞コンクールといった賞レース代表的だ。

 これらは絵師界隈にも小説家界隈にもある。

 例えば、ある無名絵師イラストコンクールで最優秀に輝いたとしよう。

 その絵師は名声と得て、イラストの依頼が殺到するかもしれないし、あるいは協賛企業から何かしらの商業イラストを描く契約を結ぶかもしれない。

 だが、肝心の『最優秀賞に輝いた絵』そのものマネタイズの中心にはならないと思う。

 あってせいぜい、短期的な限定グッズデザインになる程度のはず。

 おそらく絵師側も最初から「その絵」で稼ごうとは思っていないはずだ。


 だが、小説界隈は違う。

 企業も、小説家本人も、基本的には「その小説」で稼ごうとする。

 2003年スニーカー大賞に選ばれた『涼宮ハルヒの憂鬱』は、2024年現在市場流通し続けているのが代表的な事例だ。

 受賞した作品を脇に置いて、その出版社編集提案した全く別の小説を書かせる。というのは無いとは言わないが、そういう流れになると小説家からはあまりいい印象は持たれないだろう。

 つまり、同じ賞レースでも絵師界隈は「技術を持った人」を探し、小説界隈では「作品」を探している。というのがなんとなく伝わったはずだ。


 もっとざっくり言ってしまうと

 「金を出すから自分の代わりに理想の絵を描いてくれ」が絵師と『社会』の関係の主流で

 「印刷流通を代わりにするから、その売り上げの一部をわけてくれ」が小説家と『社会』の関係の主流なのだ。)

 重要なのは『代わりに絵を描いてほしい』という部分だ。

 つまり、『社会』が絵師に求めているのは代筆能力という「技術」であり、「作品」は依頼者の頭の中にある物を指すのだ。


著作権法は「代筆家」を守らない

 さて、ここまでで絵は「技術」が求められ、小説は「作品」が求められている、というのは理解してもらえたと思う。

 ここで一旦、生成AIの話に戻そう。

 小説界隈が生成AIに対して反応が薄い理由は単純だ。

 『現行の(少なくとも日本国の)著作権法は「作品」を保護してくれているから』に他ならない。

 また一つ具体的な事例を挙げよう。

 かつて、「ハリーポッターシリーズ学習したAIオリジナルの「ハリーポッターシリーズの新作を書かせる。という試みが海外で行われたことがある。悪意ある第三者がこれと同じことをしたとしよう。

 もしその第三者が「ハリーポッターシリーズの新作」と銘打ってソレを売り出せば、著作権法容赦なくこの第三者断罪する。

 では、それを避けるためにキャラクター名前オリジナルに変え、タイトルオリジナルのものに変えて販売したならどうか。

 ソレは「よく似た別の作品」の一つになり下がるだけだ。

 書いたのがAIであろうと、人間であろうと重要視されるのは「作品」だから、そこの模倣がされない限りは脅威になりえない。というのが小説界隈の人が意識的にしろ無意識的にしろ生成AIに対して抱いている感情だろう。


 だが逆に著作権法は「技術」を保護はしていない。

 むしろ、広く開かれて文化の発展に寄与するべき。というのが基本スタンスだ。

 「技術」をお金にしている絵師界隈からすればたまったものではないだろうが、これが実情だ。

 「技術」の保護に舵を切るなら、それは著作権法ではなく特許法領分になるが、特許理念は「知財ビジネス支援すること」なので、おそらく企業と繋がりのないアマチュア絵師は生成AIユーザー以上に苦しむことになると思う。


 これまでの話を統括すると

現代絵師は「技術」を求められ、肝心の「作品」は依頼者の頭の中にある。

・現行の著作権法はその「技術」を保護していないし、「技術」の保護アマチュアに優しくない。

 この二点が現代の、そして未来絵師を苦しめる要因の根幹だ。


これから絵師も「作品」をビジネスにしなければならない

 そして、最初の私の提言に繋がる。

 これから先、代筆家として誰かのために絵を描くという「技術」を売る領域は生成AIに食い荒らされるだろう。

 そんな未来でも絵師として生き残りたいのなら、依頼者の頭の中にある「作品」ではなく、あなたの頭の中にある「作品」を生み出すことを考えるのが良いのではないか

 という話だ。

 「オリジナルキャラクターを作れ」というのは、その一例だ。

 企業依頼でPRキャラを描くという現行の関係から企業が「自社製品あなたオリキャラに使わせてください」みたいな関係になるのが、そこそこいい感じの未来予想図だと思わないだろうか?

 仮に企業お金ケチって生成AIでそのオリキャラ勝手に使えば、容赦なく著作権法断罪できる関係性になる。

(他に思いつくのは、大昔のゴッホだ、フェルメールだの時代のように一枚一枚の絵そのものを「作品」として『社会』に売りつけて生計を立てる道。あるいは自分自身を「作品」にしてパトロンから庇護を受けて好きに絵を描く道、あたりか。現代で言えば、前者は同人誌即売会イラスト集を売っている人たちで、後者お絵描き配信者としてファン投げ銭生計を立てつつ、絵を描いている人達だろうか。)


 逆に、このことに気づかず、「技術」を守ることに執心し続けると、どこかでとんでもないことになるのではないか。私はそう思っている。

 これがもう一つ、裏の提言……というか懇願だ。


小説家から見た絵師界隈の「技術」の体系化と共有文化の素晴らしさ

 絵師界隈で育った人達は気づいていないかもしれないが、小説家界隈で育った私から見て、あなた達が確立している「技術の体系化と共有」の文化は素晴らしいものなのだ

 YouTubeでは多くの絵師プロアマわず、自らの技法を公開しているし、有償の場になれば更に本格的かつ専門的な技術を共有しあっている。

 おそらく『社会』が絵師に「技術」を求めていたからこそ、惜しげもなく場と資産提供していたことで出来あがった土壌だろう。

 無数の技術が公開されているから、その中で自分好みのものを取捨選択し、組み合わせることで理想個性形成できる。

 私のような「最初から絵のプロになる気が無い人間」にも成長の手順が提示されているのは、非情にありがたかった。


底辺なろう作家愚痴妄言

 ここからは、若干小説界隈のネガティブな内容に触れるのだが、ご了承いただきたい。

しか生産性がない話なので、絵師界隈の方はここから先を無理に読む必要はない。

 ただ、この先の話を読んでくれた絵師から、こういう界隈の中で私はどうやっていくと良いか、そういう意見を貰えたら嬉しい。)

 小説界隈は何度も言っているように「作品」重視の世界だ。

 故に、小説家は「表現技法」をほとんど語らない。

 例えば炎の熱さを表現するにあたり、絵ならば「暖色の与える印象の理論」だとか「ぼかしによる蜃気楼技術」といったものがあり、ある程度体系化、共有された技術があるはずだ。

 だが、小説家界隈ではそういった表現技術を「作家個性」として、共有せずに個人のものへと抱え込む道に発展してきた。発展してしまった。

 我々は百の作家がいれば、百人が別々の言葉で炎を描写し、実際にどれが最も読者に熱さを感じさせられる表現だったのかを検証しなかったのだ。


 我々小説家今日も、読者が本当に熱を感じてくれるのかわからずに炎を描いているし、可愛さがちゃんと伝わっているかからずに美少女を描いている。

 「技術」を体系化しなかった、というのはつまりこういうことだ。


小説家は「腕を磨かない」

 では「技術」を語らない小説家界隈が新人達に何を語っているのか。

 それは「作品の作り方」だ。

 手順、理論作法形式

 現在小説家界隈で新人達に向けて語られているのはおおよそ上記の要素であり、それらをまとめると「作品の作り方」となると思う。

 これもまた絵に例えるなら

 「ラフ、下書き、清書の順番で書くと良い」とか、「線画と塗りは別レイヤーに分けたほうが良い」とか、そういうレベルの内容だと思ってくれていい。

 それを十数年以上、場所を変え人を変えこんこんと語り続けている。

 それが小説家界隈なのだ

 SNSで無数の新人作家たちに向けて情報発信をしている高名な小説家達も

 「自分達が教えられるのはいわば『就活履歴書の正しい書き方』だけだ。その内容は個々人で書くしかない」

 みたいなことを常々言っている。

(で、まあ「特定効果を与える技術」ではなく「作品作品たらしめる作法」という名目なもんだから「not for me」の概念適応されにくく、「正しい」「間違い」で定期的に燃えている。)


 つまり小説家界隈は「作品を完成させる」ことを教えることが主流であり、その質を技術によって高めることには非常に無頓着なのだ


 私の推測だが、これは絵とは逆方向の『社会から圧力と発展によるものだろう。

 絵師には「技術」を求める以上、まぐれではダメだ。再現性がなければお金にはならない。

 だからちゃんと「技術」が身に着くような環境を作る。

 だが何度も言っているように小説家に求めるのは「作品」だ。

 極論だが、出来が良ければまぐれでもお金にできる。そのまぐれの一つを拾い上げて市場に売り出せばいい。

 だから社会』はできるだけ多くの「作品」が出来上がる環境作りを自然と行ったのだろう。


 「作家を作る」ことは頑張るが、「作家を育てる」ことはしない。

 プロアマわず、それが現代小説家界隈なのだ

 「プロになるつもりはないが、もっと上手くなりたい」という人間に対しても、絵師界隈の先達は「技術」を提供し、成長の道筋を照らしてくれる。

 だが、小説家界隈では「プロになる気がないのなら、あなたの好きに書けばいい」の一言で終わる。

 私のような無才な人間からすると、暗闇を手探りで歩くような感覚だった。


出版業界の陰り

 まあ、小説家界隈が無才に厳しいだけなら良いのだが、最近この界隈の「作品重視」の傾向が業界全体の問題として表面化してきているように思う。

 その問題とは、端的に言うと「作品が増えすぎた」ということだ。


 「小説家になろう」では毎年開かれているネット小説大賞という賞レースがある。

 2013年に開かれた第一回では応募作は「1,135作品」だった。

 これが五年後の第六回では応募作はほぼ10倍の「10,156作品」になった。

 そして、今年の第十二回に応募された作品は「20,826作品」と、その数は恐るべきペースで増えている。

 一応、この数字についてはちょっと恣意的表現をしている。

 一般新人賞公募と違って、小説投稿サイト主催の賞レース過去落選した作品も全て再応募する作者は少なくないからだ。なのでおそらく「作家」の増加数はこれほど極端ではないと思う。

 だが、この仕組みと過去作を再応募し続ける風潮こそ、小説家界隈が「技術」を軽視していることの証左であり、問題の根源だ。

 この世には「玉石混交」という言葉がある。

 賞レース選考員は一万以上の無数の石の中に隠れた玉を探すわけだが、さっきも言ったように、ネット小説の賞レース過去落選した作品継続して応募されている。

 つまり、玉と石の比率一定ではない。拾い上げられた玉は減るが、石はそのまま翌年、また翌年と残り続ける。


 そうなると、単純に選考員の負担が年々増えていくのは想像できるだろう。

 ただでさえ、小説は受けての時間を奪う媒体だ。短編でも一作につき五分から十分。長編なら余裕で一作一時間を超える。

 選考員を増やせば個人単位負担は軽減されるだろう。だが、人を増やせば今度は運営出資が増える。

 必ずどこかしらが負担を負うことになる。

 そして『社会』が持っているリソース無限ではない。


 そして多分だが、小説家界隈……というかネット小説業界は、このリソース限界をとうの昔に迎えてしまっている。

 出版社は玉探しを継続的にしなければならない。

 だが、玉探しに必要な労力は年々増え続けている。

 ならば、別の所で手を抜いて調整するしかない。

 宣伝作家に任せよう。

 連載継続するかどうか早めに決めよう。

 といったふうに。

 ざっくり言うと「プロ作家サポートにかかる労力を削る道」も考えられる一つだ。



 私の未来予測では、今後も出版社側の玉探しの労力は増加し続け、それと負の相関に基づいて出版社からプロ作家へのサポートの質は低下し続けるだろう。

 そうなると、作家から出版社への信頼が揺らぎ始める。

 作家出版社を信頼しなくなれば、出版社は心置きなく作家使い捨てられるようになる。

 これを 『才能の狩猟社会』みたいなことを誰かが言っていた。希望の無い話だ。


 「技術」を『個々人の個性』として体系化せず、共有しなかった小説家界隈。

 「作品」を完成させることだけを重視し、質より量を推し進めた小説家界隈。

 これはその一部で実現しつつある最悪の未来予想だ。

 この私の未来予想が一理あるか、見当はずれかの判断は委ねる。

 (とはいっても、プロ経験皆無の底辺作家妄言なんて外れてくれた方がいい。部外者がそれっぽいこと言って、それ

anond:20241115153118

ネットでモノ売るって意外と大変なんだぜ。決済の話ね。

そこら辺をプラットフォームに一任してクリエイター自信は別のところに注力するって別におかしくないぜ。

anond:20241114194725

Kindle にせよ Kobo にせよ、「購入」しているのはあくまで無期限でコンテンツを(各プラットフォーム上で)読む権利であって、本そのものを所有している訳じゃない。

個人的PDF で欲しい理由は、本を所有したいから。たとえ KindleKobo がサ終しても、この本を読みたいんだよ。

話は異なるけど、この本は国立国会図書館にも献本して、後世に残してほしいな。

電子書籍用の献本窓口 オンライン資料収集制度(eデポ) があるので、検討してくれるとうれしい。

「反AI絵師様たちの集団自滅記念日」に対するMLエンジニアから反論

機械学習エンジニアとして働いている者として、何点か賛同できない点があったので個人的な主張を述べておきます

深層学習モデル作成経験はありますが、いわゆる「GenAI」の動向を詳しく追っているわけではなく、GenAIエンジニアでもありません。

ですので、私の解釈が間違っている場合にはコメントをもらえますと幸いです。

その際には根拠となる文献をご提示いただけますと幸いです。

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(引用) そもそも深層学習構造を考えると、億単位画像学習している基盤モデル自分作品が数十枚食われた程度で、個人の絵柄が再現できるはずもない。(引用終わり)

イチから学習させる場合には確かにそうですが、悪意ある一般ユーザーの多くが行うのはLoRAであり、これは汎用的な生成AIに数十枚の特定スタイル画像を追加学習させることでファインチューニングを行うものだという認識です。

これには数十枚の画像があれば十分なので、「個人の絵柄が再現できるはずもない」というのは間違いではないでしょうか?

参考1:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000100410.html

参考2:https://note.com/mioha_0308/n/n3b9a40b2c08c

参考3:https://w.atwiki.jp/genai_problem/pages/18.html

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(引用) ある者はGlazeやらNightshadeやらで絵を汚すことで安心(=プラセボ効果)を得ようとし、(引用終わり)

GLAZEについては、単にそれっぽいノイズを加えるのではなく、Style transferを行うことで、生成AIスタイル特徴の特徴空間を誤認させるものだという理解をしています

実際に論文中でも、スタイルを誤認させることに成功しています

これはAdversarial Attackのように、人間には一見同じように見える画像でも、生成AIには全く異なるものに見えるように画像を変換しているものだという認識です。

GLAZE, Nightshadeを実際に検証した記事を見てみると、たしかLowフィルターだけを使用した場合にはあまり効果はなさそうですが、Highフィルター使用した場合には一定の効果はあるように見えます

個人的には、これは無意味ではないと考えています

Lowフィルターだけをかけても効果が薄いという主張であれば、賛同します)

参考1:https://qiita.com/heart_mugi/items/aa88e78add3ee138858a

参考2:https://tech.preferred.jp/ja/blog/nips17-adversarial-learning-competition/

参考3:https://qiita.com/miu200521358/items/81439ba159d836faa0f4

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以上の観点を踏まえて、私は次のように考えています


これらの私の考えも「コロナワクチン時の陰謀論のような、エセ科学で吹き上がるデタラメ」のようなものでしょうか?

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