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はてなキーワード: CGMとは

2014-03-05

http://anond.hatelabo.jp/20140305014900

確かその頃以前はCGMブログとか)やSNSの類いは AdSense 貼らせてもらえなかった(相手にされてなかった)のが

googleポリシー変わった&他の選択肢もでてきたのがその頃だったんじゃないかな。

実際今でもAdSenseレギュレーション厳しいしな。契約できてもちょっとでもエログロなところに出してると速攻自動メール飛んできて停止〜BANされる。

2014-02-25

初音ミクオンラインかるたゲーム「ミクミクかるた」を作ってみた

初音ミクオンラインかるたゲーム「ミクミクかるた」をリリースしました

http://mikumikuplay.com/karuta/

個人で開発して、開発期間は3週間くらいです。

■紹介動画URL

http://www.nicovideo.jp/watch/sm22964822

リリースしたものの過疎ってるので、増田宣伝をさせてくださいなと!

「ミクミクかるた」はブラウザで簡単に遊べるオンラインかるたゲームです。ゲームルールは簡単で、ボカロ曲が流れたら、歌詞の先頭文字の札をクリックするだけです。「みっくみ~くにし~てあげる♪」と流れたら「み」の札を取りますかるたの札の読み上げの代わりにボカロ曲が流れるというシステムです。オンライン対戦することも出来ますボカロ好きな人たちが集まって遊べる場になればと思っています

ゲームで使わせて頂いた曲はpiapro(ピアプロ)でお借りしました。改めて素晴らしい曲がたくさんあることを知り感動しました。このゲームによって素晴らしい曲が、より多くの人に聴かれることを願っています

実はこのゲーム開発者である私もボカロPをちょびっとやっています。私の場合、曲を作ってニコニコ動画にアップしても2日も経てば再生数の伸びが止まってしまます毎日すごい数の曲がアップされている為、すぐに埋もれてしまうのでしょう。私の曲は大したことがないのでいいのですが、中にはすごく良い曲でも再生数が少ないものが多々見られます。このゲームによって埋もれている隠れた名曲に、光を当てられたらと思っています

以前、「ミクミクすごろく」というオンラインすごろくゲーム(http://mikumikuplay.com/sugoroku/)を作り、ユーザーイラストと文章を作ることによってゲームコンテンツ拡張していくことが出来るCGG(Consumer Generated Game)の仕組みを作りました。CGGはブログなどでおなじみのCGM(Consumer Generated Media)のゲーム版に当たります

今回開発した「ミクミクかるた」では、開発作業をニコニコ生放送で配信していました。すると視聴者の方がゲーム機能デザインについてのアイデアコメントしてくれました。コメントしてくれたアイデアほとんどを採用しています。言わば、生放送駆動開発(Live Driven Development)と言えるのではないでしょうか?まぁ、これは悪乗りですが・・・

最近流行している開発手法としてテスト駆動開発(Test Driven Developement→略してTDD)というものがありますTDDをするとテストやすインターフェースモジュール設計が出来るようになりますが、この生放送駆動開発すると、ユーザーが望んでいる設計が出来るのではないかと思います。新たな開発手法発見することが出来ました。

■特徴一覧

ボカロ曲歌詞の先頭文字の札を取るかるたゲーム

ニコニコ動画等で埋もれてしまっている隠れた名曲に光を当てるシステム

Webブラウザのみ、ユーザー登録なしでプレイ可能

・開発作業を生放送で配信して視聴者から貰った意見を反映

HTML5Node.jsによりWebブラウザゲームにおけるリアルタイム処理を実現

ユーザー登録なしで簡単に遊べるのでぜひPlayしていただいて感想とかダメ出しとかしてくれると嬉しいです!よろしくです!

2013-07-13

http://anond.hatelabo.jp/20130713152555

ん?

ニコ動動画投稿すれば発信者だし、

Twitterフォロワー多ければ発信者だし、

さっきもこの増田でそこのあなたに発信したのは俺でしょ。

CGMやらUGCなんて言葉が作られるこの時代

信者になること自体は

ぜーんぜん珍しいことじゃない。

信者であるかどうかじゃなくて、

「どれくらい知れ渡ったか」って程度が大事なんじゃないの。

ブクマされない記事に意味はない。

RTされないツイートに取り柄はない。

金の生まれぬコンテンツ価値はない。

その上で、

「知名度があるというのは、別にコンテンツの優秀さを表すわけじゃねーな」

とかってことなんだけどさ。

2013-05-17

アフィリエイト勘違いした大学生の末路

ただの趣味で始めたはずなのに

大学生だった2007年から趣味で他愛もないホームページをつくっていた。

ワードプレスライブドアブログのようなCMSには頼らず、1から10まで自分で作ることにこだわった。

すぐにのめり込んでいき、大学図書館にこもりWEB関係の本を借りまくった。

しかWEB関係といってもPHPSQLは理解できなかったので、まずはHTMLCSSだけ勉強して静的なページをべた書きで量産していった。

HTML,CSSですら最初はつまづいていたけれども、自分意図した通りにデザインできるようになってから面白かった。

アクセスは全く増えず、一日100PVにも満たなかったが、僕はめげなかった。

講義には出ず、学園祭にもサークルにもいかなくなり、周囲からは「まだやってたの」「何がしたいの」と呆れた目で見られるようになった。

付き合う人も限定されて社交性は衰えていった。


半年が経っても動的なページをつくれる技術はなかったので、未だに力押しでページを量産していた。

しかデザインにはこだわっていたので、単純なHTMLでも、見た目にはそれなりのサイトに仕上がっていた。

内容はくだらなくても、いっちょまえなレイアウトで書けば、それだけで見栄えのする物になった。

PVはすぐには伸びないとわかっていたので、平均滞在時間、平均PV直帰率目標にしていた。

ユーザビリティには独自性無用で、正解があると思っていたので、ヤコブニールセンWEBユーザビリティの本を買って、素直に勉強した。

PVが少なかったので、平均をとっても余り意味がないのだけれども、平均PVは8はあったと思う。

ビジネスの基本は選択と集中だと考えいたので、PVが伸びなくてもサイトテーマは広げず、なるべく狭く深くを追求していった。


勘違いのはじまり

サイト制作をはじめてから8ヶ月ごろではじめてグーグルアドセンスが振り込まれた。

一度軌道に乗るとサイトアクセスは乗数的に増えていった。

2年目にはサイトPVは月100万を超えていた。

ヤフーニュースの関連する記事にリンクが貼られたことも大きかった。

アフィ収入は年間400万を超えて、僕は大学3年で親の扶養を外れた。

稼げるようになってから、周囲の目が変わった。

いまどきアフィリエイトかよと呆れていた人が僕にジャンル手法を訊いてくるようになった。

この頃から僕は自分にはプログラマの適正があると勘違いし始めた。

HTMLCSSは狭義のプログラミングではないにもかかわらずだ。

調子に乗った僕はプロの話を聞きたいと思って、広告で見た翔泳社デベロッパーサミットに参加した。

年に一度開かれるITエンジニアの割と大きなカンファレンスだが、仕事で来てる人がほとんどだと思う。

名刺がないので受付で恥ずかしい思いをした。

javaカリスマエンジニアオラクルNTTデータMSの偉い人、はてなの人などが講演していた。

当時HTMLCSSしかからず、PHPMYSQLをかじったばかりの僕には話の内容は1割も理解できなかった。

それでも僕は卒業後はIT業界で働きたいと思いはじめていた。


IT仕事

引きこもってプログラマごっこを続けているうちに大学4年になった。

一生アフィで食っていけるわけもないので、就職活動をはじめた。

WEB系はブラックが多いとそれとなく聞きかじっていたので、大手IT企業大手SIerを中心に受けた。

新卒WEB屋の門を叩かなかったことを、今でも本当に後悔している。)

結論から言うとMSデータオラクルグーグルユニシスも全部落ちた。

営業職も応募したけれど、いずれにせよPHPSQLをかじっただけでは戦力にならないし、そもそも、WEBとSIでは言語の畑が違うのだろうが、たぶんそういう技術的な事はどうでもよかった。

技術的な事は入社後に教育する体制ができてるので、学生には何よりもまず社交性を求めていたのだろう。

人間よりもPCと付き合ってた僕の社交性は衰えていた。

~現時点で私が御社提供できるスキルは何もありません。

~でも、私には在学中に専攻外の事を勉強していった自主性があります

~これに関しては誰にも負けません。

とアピールしたのだけれども、ダメだった。ただの独り善がりの変なヤツに見えたのかもしれない。疑わしきは落とす。


結局僕は社交性、人間性、社畜適正、その他、大企業学生に求める普遍的な魅力を欠いていたか内定がでなかったのだろう。

文系学生が独学で中途半端プログラミング勉強を始めたばかりに、それはIT業界から内定を得る上での強みになるどころか、致命傷になったのだ。

皮肉な話である


友人は立派な会社就職していったので、当時リーマン不況のまっただ中で就職難だったというのは理由にならない。

facebook大学の友人をみると勤務先がNTTデータとかアクセンチュアになっていた。僕よりも人間的な魅力があったのだろう。

技術なんて一切関係なかった。僕は悔しかった。

幸い他の業界内定をもらえたので、そのまま就職した。

サイト制作趣味と割り切り、日本を支える製造業仕事に選んだ。

起業

内定をもらってから卒業するまでの間に、僕よりもずっとITに明るい友人に、アフィで成功していたことを買われて起業を持ちかけられたが、何度も衝突し、結局2ヶ月で僕の方から音を上げてやめた。

起業するなら一人でスタートして人を雇うなり外注するなりすべきで、チームで始めるにしても誰が一番偉いのか最初に明確にすべきだと、このとき確信した。

仕事なんてクソだろ?

就職したが、毎日のような飲み会と、週末のゴルフ、一発芸の強要など体育会系の慣習に嫌気が差した。

日本大企業がどこもこうなのかと思うと、哀しかった。

僕は仕事の傍らの片手間の作業でも収入が増えていくアフィに目をくらませて、半年退職し、専業アフィリエイターになった。

今は無き海外ニートブログ労働観と、後述するコピペが僕を後押しした。

砂の城

賃貸物件審査確定申告書を見せたら通った。

専業になってから収入は伸び続け、一番多いときで月80万を超えたが、その代わり孤独になったので、以前のような精神的な余裕がなくなった。

技術的には大学在学中からほとんど成長しておらず、未だにhtmlのべた書きで、サイトの一部でphpsqlを使用してる程度だったからだ。

僕のサイトWEBサービスといえるような代物ではなく、ただの一方通行サイトで、コメント欄をつくる技術もないので、放置していもユーザー勝手コンテンツ価値を高めてくれるということはなかった。


ページを増やすのは社員を増やすようなものだと考えていたけれども、僕の身体は一つなのでべた書きで増やせる量には限界がある。

一人で安定してコンテンツを生み出すには、今後は趣味サイトから卒業し、より商業的なユーザー参加型のCGMを作らなくてはならない。このままではまずいと感じていた。



しかし僕はcakephpのようなフレームワークを使用せず、というかMVCを理解できず、。

ワードプレスのようなCMSもつかわず、力押しでべた書きで作っていたので、できることには限界があった。

僕と同じ個人事業主がつくっているW3Qのような立派なサイトをみるのが怖かった。

毎日が夏休み

僕のサイトブログニュースサイトではなく、テーマ普遍的サイトだったので、放置していもPVは減るどころか増えていった。

多い時で1日12PVはあったと思う。

あぐらをかいた僕はサイト制作を完全に放置して、不安を紛らわすために現実逃避で遊びはじめた。

目的地も決めず、平日に思いつきで一人旅サイクリングにいった。

仕事を辞める引き金をひいたのが、2ch独身男性板でみたこのコピペだった。

もし仕事に行きたくなくなったら、そのまま反対の電車に乗って、

海を見に行くといいよ。

海辺の酒屋でビールピーナツ買って、海岸に座って

陽に当たりながら飲むといいよ。

ビールが無くなったら、そのまま仰向けに寝ころんで、

流れる雲をずっと眺めるといいよ。

そんな穏やかな時間がキミを待ってるのに、何も無理して

仕事になんか行く必要ないよ。



毎朝ネクタイを締めるときストレスで吐いていた僕の背中を押してくれた。

なんて罪なコピペだろう。

気晴らしのはずの一人旅なのに、旅館の人に今日お仕事休みですか?と聞かれたのが辛かった。

他にも一人で野球観戦に行ったり、映画を借りまくったり、早朝深夜のメジャーリーグ試合を見まくったり、夜更かししてロンドンオリンピックを見まくったりした。

野球中継に関してはスカパープロ野球セット契約していたので、144試合中130試合は1回から9回まで見ていたと思う。

僕はサラリーマン時代に味わえなかった自由をほとんどすべて享受した。

サイトの方はなんだかんだで半年以上更新してなかっただろうか。


瓦解

そして昨年の11月に事件が起こった。

グーグルアルゴリズムが変わり検索順位が大きく下がったのだ。

多い時で80万円あった収入20万円台にまで落ちた。

打開するための次のサイトアイデアはあるのだけれども、技術がない。

周りに相談する人もいないので質問サイトを使うしかない。

フロー理論でいう挑戦と技能の間の大きなギャップがあり、不安に駆られ現実逃避しか出来なくなった。


ゲームオーバー

収入は落ち込んでいくのに、サイト制作をする気にもなれず、この一ヶ月前に自営業を断念した。

僕は公務員を目指すことを考え始めた。

一ヶ月後の6月試験である参考書だけ買って全く勉強は進んでいない。

今年は無理だろう。

しかし今年で27歳だ。公務員になるにはそろそろ年齢制限にひっかかる。

来年筆記試験にうかったとしても、年増が面接に受かるだろうか。

勉強したあげく面接に落ちたらどうなるだろう。

27歳にもなるのに職歴がなく、独学でphpSQLを囓った程度ではWEB制作会社は雇ってはくれないだろう。

詰んだかな、これ。

もっと外に出て、みんなと同じ大学生活を送って、みんなと同じ就職活動をして、みんなと同じように働いていれば。

これから僕の人生はどうなるのだろう。嗚呼

I see my life fading away.



2013年5月17日 現実逃避野球中継を見ながら執筆



初めての増田

気持の整理ができたのでよかった。

追記

13/5/18 15:00

はてなツイッターでの様々なご意見、ご指摘ありがとうございます

自分を少しは客観視できるようになりました。

27歳で実務経験のない僕が現時点でのスキルWEB制作仕事にありつけるとは思えず、納期がある請負も性にあっていないので、やはり公務員試験勉強をがんばります

僕のサイトははてぶ400userもありませんが、最後ホッテントリ入りしてWEBに小さな足跡を残せたので、悔いはありません。

2013-03-28

「史上最大のサイバー攻撃」の背景 〜アメリカの善人〜

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130328_593523.html

ネット崩壊瀬戸際に追い込んだ「史上最大のサイバー攻撃」が明るみに

世界を守る善人を、悪い輩が攻撃した。この件はそういう単純な件では無いという事を書いておく。

この事件の背景はアメリカ非営利企業や只の民間企業が持つ、インターネットに対するあまりにも大きすぎる影響力への不平不満が爆発したことにある。

 

アメリカの善人

今回攻撃の対象に成ったspamhausはただの非営利団体であってインターネット管理する公式機関では無い。しかspamhausが一度ブラックリスト認定してしまえばその影響力は甚大である。そしてspamhausブラックリスト認定は時にアメリカ以外の国の「事情」や「文化」を無視して強権的に発動されるため、これまでも何度かトラブルは起っている。

これはスパムメールだけの問題ではなく、さまざまなジャンルにおいて「不道徳」「アメリカ的にNO」という名目webサイトに閉鎖するよう求める非営利企業民間企業アメリカには多数存在する。もしその通告に従わなければ、レジストラを介してドメインを停止させる。もしレジストラが従わなければレジストラ犯罪者であるかの如くバッシングを浴びせる。これは現実に起っていることだ。以下、便宜上彼らのことを「アメリカの善人」と呼ぶ事にする。

例えばBloggerにおいて、児童ポルノフィッシングサイトへの誘導など、違法ブログが多数存在するとしよう(事実存在する)。しかBloggerに閉鎖通告を出すアメリカの善人などいるわけが無い。なぜならBloggerを運営してる企業のことを彼らはよく知っているからだ。Googleサービス停止を求めるドンキホーテなどいないし、本当に閉鎖されれば大変な騒ぎになるとアメリカの善人は知っているから、何の働きかけもしない。

しかし、もし仮にこれがアジア小国にあるweb企業が運営するブログサービスだったらどうだろう。仮にそのサービスがその国において大きなシェアを持つものだったとしても、アメリカの善人は躊躇せずブログサービスを閉鎖するように動く。具体的にはレジストラに働きかけてドメインごと使えなくする。その後起きる影響など彼らは知った事ではないわけだ。Bloggerへの態度とは大違いである。

これは作り話ではなく実際に起きている事だ。例えば日本においても、過去何度か疑わしい事例が起きている。

・お名前.comが管理する.infoドメイン2011年年末に多数強制廃止された件(A)

忍者ツールズ(株式会社サムライファクトリー)がレジストラによって一時的にドメインごと使えなくなった件(B)

Aの事例は、お名前.comで登録された.infoドメイン(修正: 記事執筆時は.net記述していましたが.infoの間違いでした 指摘してくださった方感謝)がスパムメール発信源になっていたため、ドメイン名義を匿名(お名前が代理)で登録していた.infoが無差別に強制的に廃止された。Bの事例は、忍者ツールCGMサービスを利用した一ユーザーが不法なコンテンツを掲載していたために、忍者ツールズ全体を不法コンテンツを発信する悪徳ドメインだと断定して、DNSごとシャットダウンされている。これはいずれもお名前.comを運営するGMOに、アメリカの善人が圧力をかけて起きたとされている。

 

インターネットは誰のもの

アメリカの善人はもちろん100%善意で行動しているし、彼らが流した汗によってインターネットに多大な秩序をもたらされたのも事実だ。しかし、彼らはなぜそこまでの力を持っているのだろう?そんな権限を誰が与えたのだろう?その権限に正当性はあるのか?アメリカ以外の国の文化法律事情などをあまりにも蔑ろにし、ドメインDNSを使って強権的にサービス遮断する権限を、なぜ只のアメリカ民間企業非営利企業が持ってしまっているのだろうか。

これはインターネットは誰のものなのか、という問いにつながる大変重大な問題だ。ICANNのような機関ではない、ただの民間企業非営利企業がそこまでの力を持ってしまうことの正当性についてもっと我々は敏感になるべきだし、もっと議論をするべきである。これはアメリカが悪だとかそういう程度の低い陰謀論ではなく、現実インターネットで起りつつある問題なのだ

2012-12-28

肥溜めに足を突っ込んでしまったSmartNews問題

SmartNews問題とは何か?

切込隊長のまとめが的確。

"smartnews"なるアプリがコンテンツ泥棒と批判された件で

SmartNews(Smartモード)とはどういう実装になっているか

SmartNewsは、ニュースタイトルタップされたときに、アプリWebブラウザニュースサイトを開きます。その後、スマートフォン接続環境上の理由でニュースサイトの読み込みに時間がかかる場合などのために、「Smartモード」としてキャッシュを表示できるようにしております

SmartNewsに関心をおもちいただいているみなさまへ

公式サイトの記事では「キャッシュ」という言葉でぼかされているが、ではこの「キャッシュ」とは何か。

SmartNewsのSmartモードでは、圏外の際にも記事の内容を読むことが出来る。ネットワークにも繋がっていない、スタンドアロンの状態で記事が読めるということは、記事の全文は、各ニュースサイトサーバでも、ゴクロのキャッシュサーバでもなく、手許にあるスマートフォンデータベースに格納されていることになる。

SmartNewsとは、つまり以下のような仕組みで出来ている。

まり、各ニュースサイトの記事を自サーバから配信しているだけではなく、各ユーザスマートフォンの中に挿入しているのである。これは新聞ポストに投函するのに近い。著作権的にはアウトな気がするが(詳しくないので詳しい人に解説を譲る)、ゴクロ社の言い分では「きちんと元サイトに誘導する導線を作ってますから、許してね、ね」という感じか。

著作権ユーザ利益など、サービスの企画など、雑感

著作権ユーザ利益というのは、本質的にぶつかりやすい。全ての小説家が書いた小説を全部無料で読めれば、ユーザにとっては利益があるが、作者の収益はなくなってしまう。その綱引きバランス調整を行うツールの一つが著作権なわけだけれど、少なくともwebにおける著作権の線引きって、多分にパワーゲームで決まることが多い。

Youtubeが出てきた時、「こんな著作権無視の無法サイトはすぐに潰れる」という声が多く上がった。だがYoutubeは莫大な訴訟を抱えつつ、多くの企業と折衝しながらルール確立し、未だなお多くの違法性を抱えながら現在社会的認知を得ている。Googleのページキャッシュなども同様。

ゴクロ社も、今後同じように、訴訟を起こされながら、各社と粘り強く折衝をし、線を引いていくという段階を辿ることになる。マネタイズは更にその先の話。ただSmartNewsが侵害している著作権の対象は、CGMであるYoutubeや、Botが収集し続けるGoogleのページキャッシュなどとは異なり、限定されている。故に訴訟の件数は抑えられるし、ミッションの難易度も低いのではないかと思う。ただしそれらは華やかな成功とは程遠い、汗臭いドブさらいのようなフェーズであって、一介のベンチャー企業にとってはしんどい道のりになるかもしれない。

サービスの企画会議なんかをやってると、この手の著作権侵害サービスって思いつく人は多いのだが、大体「それやばいでしょ」と一笑に付されて没になる。要は「そんなうんこにまみれるような仕事はやりたくないよね」ということだ。

ただ「やりたくない」と書くのはかっこつけすぎて、普通会社普通の人だと「出来ない」というのが正確だ。なぜなら、訴訟を起こされ、Twitter2chでは犯罪者罵倒され、無料アプリなので金は入ってこない、こういう仕事はしんどすぎるからだ。この手の仕事は「それ儲かりそうっすね」的な軽いノリで成し遂げられるものではなくて、なんともしてもこのミッションをやり遂げるという信念や欲望がないと、途中で折れてサービス自体が終わりを迎える。

なのでこのフェーズを乗り越えるには、CEOプロデューサー覚悟と使命感、体力と気力が必要になる。ここから先は小器用なだけでは乗り越えられない。ゴクロはもう肥溜めに足を突っ込んでしまったわけで、ここから死にものぐるいで戦って線を引き、コンテンツ事業者ユーザに新しい価値提供できるようになってほしいと思う。

2012-10-09

ネットはまだ非リアのすくつなのか

と思った。

最近レストランとかファッション情報を仕入れるためにネットでいろいろ見てるんだが、あれだな、当たり前だがここらへん周りの情報量が他の、例えばアニメやらPCやらゲームのことに比べて少なすぎる。そういうインドア趣味に関しては素人がわっけわかんねーレベルまで深く、広く網羅してるのにふと外に出る趣味、服やら食やらになると途端に手薄くなる。で、仕方なしに食べログなんかみたりするわけだけどあんなもん高いものに良い評価しといてしかヤラセいるかもしれんわ、情弱っぽい感丸出しの連中が少なくないわで十分に信頼なんてできんよなあ。

そうやって思ったのはやっぱりネットって、こう、生態系としてまだまだいわゆる非リアな人達が発信源として多いし(というかそもそもアウトドア派は当然のことネットなんかほとんどやらんし)偏りが出るのは仕方ないのかなあと思った。いやしかしそう思うとなんというかユーザからの発信情報集めていく型のCGM型というかのサービス設計するならこのへん踏まえとかないと、対象とするものによっては全くいい情報が集まらんということはありうるんだなあ、という。

2012-06-06

StudyGiftの悪影響と問題点

『良い子の諸君!徹夜で頑張ったと言うのは、上司進捗管理できない無能だと表明したい時だけにするんだぞ!でなければ無能なのはキミだ!』(四次元殺法コンビの口調で)

StudyGiftの悪影響と問題点

StudyGiftには、問題があった。

  • 寄付を募る説明に、誤りや不足があった
  • 学費支援の手順や手法が、明確で無かった(おそらく検討もされていなかった)
  • プラットフォームが構築されていなかった
  • 学費支援対象者の選考基準や選考経緯が、明確で無かった(おそらく検討もされていなかった)

また、悪影響があった。

簡単な経緯

  1. StudyGiftという「学費支援プラットフォーム」を謳ったサービスが開始された。
  2. 学費支援対象者の選考基準や、学費支援を受けるに至った経緯、学生商品化に見える点に、批判・非難が起きる。
  3. 説明にあった「奨学金打ち切り」の時期から、在籍状態に疑問が提示される。
  4. 批判や疑問に対しての返答、募集の停止、希望者への返金が行われる。
  5. StudyGiftの停止、全額返金が行われる。
  6. シナガ氏より報告と説明、家入氏より謝罪と内情の説明が行われる。
三行でまとめろよ
  1. 「学費支援プラットフォーム」という名目で、特定女子の為に、お金を集めるWebサービスを作った
  2. 特に何も考えずに徹夜で突っ走ったので、突っ込みどころ満載で大炎上
  3. 収拾付かなくなった上に、訴えられたら詐欺の要件を満たしかねないので一旦停止

何が悪かったの?

徹夜でなんか作ったこと。というとミもフタもないので、それぞれ解説する。

最初に言っておくと「かの女性」の為にお金を集めるサービスとしては成功しているし、ゴールも手法も明確だ。

卒業のために大学に払う金が欲しい→いくらいる?→クラウドならPayPalで集めるか→PayPal寄付駄目だから対価作ろう→個人だけじゃなくて企業窓口も

そして成功している。目標金額以上に集まったし、企業応募も多数、炎上マーケティングとして大成功

では何がいけなかったか。焼き畑農業からだ。

寄付を募る説明に、誤りや不足があった

寄付というのは、お金を集める手法だ。

当たり前だが、嘘をついて金を集めたらたいてい詐欺になる。

詐欺罪の要件は結構面倒で「詐欺→錯誤→財物処分→財物移転」が必要になる)

そして、寄付する側にとって「間違ってました」や「誤りがありました」は結構致命的な事だ。

寄付をする側からは嘘かミスか判断できないからだ。

内縁夫婦が、ITファウンダを騙してWebサービスからまんまと集金する。

その心の内は誰にも判らないから、行動で判断するしかない。どう判断されるだろうか?

ただ、運用するのは人間で、人間ミスをする。

ミスには責任があるが、ミスは正せば良い。

じゃ、なにがいかんのか。

学費支援の手順や手法が、明確で無かった(おそらく検討もされていなかった)

普通に考えたら、集めたお金をどうするかは検討されててしかるべきだ。

学費が足りない。じゃあいくら?

集まった。じゃあ誰から大学に払う?

余った金は誰が管理する?誰が取り出せるようにする?どのタイミングで?

奨学対象者が逃げたらどうする?返金要求されたらどうやって返す?返さない?

学費支援をするにあたって、考えておくことはそこそこはあるがそこまで多くない。

たぶん、弁護士相談すらしていなかったんじゃないだろうか。

PayPalを使っていることから寄付扱いになっていない。

幾ら利用規約に謳ったところで、契約なら法律が優先される。

例えば個人が50万円寄付して目標額が達成されたとする。

大学授業料の払い込みも終わった後に、何のリターンもせずに奨学対象者が逃げたとする。

で、その個人が50万円の返金を求めたときに、拒めるのか?その根拠があるのか?

利用規約では『支援者と起案者との間で解決』することになっている。

金を集めたその責は、起案者=奨学対象者が負うことになっている。

負いきれるのか?

プラットフォームが構築されていなかった

さて、情報あいまいで、金の流れも不透明(というか考えてなかった)、ではさらに何が不味かったか

学費支援プラットフォームを謳うのであれば、最低でも「プラットフォーム」の体裁だけは整えておくべきだった。

indexに直接書くのではなくて、/woman1/に書くだけでも違ったはずだ。

『今後、かの女性以外のたくさんの学生を支援出来る。』と思っているはずなのに、

その学生をどうやって支援するのか考えていない、もしくは、考えているように見えなかった。

どうやって学生を集め、どうやって寄付を募り、寄付者側はどうやって選ぶのか。

そのプラットフォーム学生をどう守り、どう学業を支援するのか、どうやって卒業までフォローするのか。

何も見えてこない。何の仕組みもそこにはあるように見えない。

CGMサービス作りました!と言って、HTML1枚だけが納品されたら、たぶん怒ったり呆れるんじゃなくてミスを疑うだろう。

学費支援対象者の選考基準や選考経緯が、明確で無かった(おそらく検討もされていなかった)

まあ、諸々のことが徹夜の頭で朦朧としていたから気がつかなかった、という事にしておこう。

無能で説明できるときに悪意を疑ってはならない、とも言える。

じゃあ、プラットフォームが無いこと以上に悪いこととは?

選考基準が曖昧な点だ。

どうやって選んだ?どうやって選ぶ?

選考対象者は他の支援を受けられないのか?奨学金をもらっていないと証明した?

流行の三親等以内の支援は、不問とするのか?

学業が出来なくても良い?

個性を全面に出し、全力でアピールする事で支援を集める。』という理念は示された。

誰に対してどうアピールすれば良いのか。

どうやら、全力でアピールするとは、Livertyスタッフに対してらしい。

個性を前面に出すというのは、SNSで注目されることだったりするようだ。

スタッフの誰かの家に居候すれば、よりアピールできるようだ。

高校生大学生は、そうやって基準を探るだろう。

そして、次に採用されなかった誰かは『Livertyスタッフへの付け届けが少なかった』と思うんじゃないか

女性なら、何かをしなかったから?

男性なら、何をしたから?

ま、それは私設のあしながおじさんでは良くある話かも知れないが。

悪影響

寄付行為奨学金制度に対する信頼を下げた

さて、先ほどの『私設のあしながおじさんでは良くある話かも知れない』というのは嘘だ。

非常に問題のある言いぐさだ。謝罪しよう。ごめんなさい。本当に申し訳ありません。

なぜならば、それは既存奨学金制度にツバを吐きかける行為からだ。

それと同じ事をStudyGiftはした。

JASSOのような奨学金は、申し込み資格も、学力水準も、家計水準も詳らかにされている。

もちろん既存奨学金には問題点も多い。単なる学生ローンだとか、踏み倒すヤツがいるとか。

でも、それで学校に行けている人が大勢いることも確かだ。

明確な基準で。

でも、それが心ないレッテルを貼られてしまったら。

就学を希望する学生達に誤ったメッセージを伝えてしまったら。

今後のクラウドファンディングのハードルを上げた

まあ、既存奨学金制度の利用者は多い。

JASSOは1兆円規模の予算を誇る。つまり、知り合いに奨学金利用者が居る可能性はとても高い。

からまあ、奨学金利用に関して誤った情報は、すぐに正されるだろう。

でも、今後クラウドで似たようなことをするときには、最初から眼鏡で見られる。

もっともっと隙無く、もっともっと完璧を求められ、多くの制限が付けられる。

当たり前に出来ていなければならないことだけではなく、さらに多く。

でも、それぐらいで良いのかも知れない。

そこには目に見える学生人生があるのだから

かの女性の経歴に傷を付けた

そう。

かの女性にも人生がある。

親族が居るだろう。知り合いが居るだろう。

今の出会いがあるだろう。今後も、出会いがあるだろう。

過去、悪評は消えた。人の噂も七十五日、同窓会に出なければ悪行はバレない。

人は80年から生きる。後、60年近く残っているのだ。今までの時間の3倍だ。

その間、インターネットアーカイブは、おそらく消せない。

誰もがその名前と、その顔と、やったことを探せる。

経歴とは、誇りであり、呪いでもある。

今回の「炎上」は、どうだ?

かの女性の誇りか?

本当に?

終わりに

様々な人が、理念共感し、信念を素晴らしいと言う。

なぜならば、全員に無利子無返却の奨学金をあげたいからだ。

でも、お金は常に足りない。1兆円でも足りない。

誰もが納得する使い方などきっと無い。

自助努力親族の義務、本人の意志ハードルはたくさんある。

でも、そうあろうとすることは出来る。

5月17日リリースしたのはなぜだろう。それが6月17日でいけなかった理由は?

徹夜をせずに、一ヶ月リリース日を延ばす決断が、なぜ出来なかったのか。

JASSOヒアリングに行き、大学相談をしただろうか?なぜ出来なかったのか。

周りの「大人達」は、理念共感お金を出す前に、ほんの少しでも考えられなかっただろうか。

これはもしかして必死大道芸を披露する学童の目の前の道路に、コインを投げる行為じゃないのか?

欲しいんだろ。もっと面白くアピールしてくれよ。おお、良くできたな。ほら、拾えよ。

なんだよ、ほしがってるガキが居て俺が金を出すのがいけないってことか?

子供が思慮深くないのは、愚かだからじゃない。経験が無く、若いからだ。

でも、その若さが今後の一生を毀損すると思ったら、止めるのが「大人」じゃないのか?

その善意が、良かれと思ってすることが、60年以上もある子供達の今後の人生を傷付けないように、

今度こそ十分に睡眠を取り、十分に時間をかけて設計し、十分に熟慮の上でリリースされることを、切に願う。

2012-05-16

http://anond.hatelabo.jp/20120516180543

まじで、その通り。

一種のゲームなんだよね。

虚構新聞」は新聞という形式で嘘をもっともらしく語る面白さが売りのネタゲーム。そこにツッコミを入れて遊ぶゲーム

「また釣られたw」感を楽しむゲーム、あるいはそれに釣られる奴を馬鹿にして遊ぶゲーム

そして、このゲーム釣りタイトルというルールを用いるゲームだった。

そして、この「釣りタイトル」はアクセス数アップにつながるものだ。

これをまとめサイトが大っぴらに用いるようになった。

まとめサイトがやってるゲームは「虚構新聞」とは違うゲームだ。

単純に、人目のつくようなタイトルをつけてアクセス数を稼ぐゲーム

まじかよ、と思ってクリックする奴をおびき寄せるゲーム。そして、それが釣りタイトルでしたともネタバレしないゲーム

そして、アフィリエイトを稼ぐゲーム

しょーもない奴らが同じルールを用いるようになったことで、すでに「虚構新聞」がやってるゲーム正当性は棄損されていたことが、政治ネタに触れて明るみになっただけ。

釣りタイトルネタ元、虚構新聞ネタ元は「東スポ」だが、なぜ「東スポ」は釣りタイトルをやめろという抗議行動が起きないのか。

あるいは起きても止めずにすんでいるのか。なぜ東スポは「東スポからなー」で済んで、「虚構新聞」はネタでは済まされないのか。

東スポ」と同じゲームもっと悪質な形で参入してくる奴がもっといれば、「東スポからなー」では済まされなくなっているだろう。

だが、新聞という形でこのゲームに参加するにはかなりの参入障壁がある。だから東スポからなー、で済まされている。

しかし、インターネット参入障壁ゼロだ。「U-1速報」というまとめサイトが現れたとき、ある種の衝撃を俺は覚えたが、もっとひどいサイトはいくらでもある。

インターネットにおいて、そのネタネタとして遊ぶ場を守る障壁はゼロに近い。

それはインターネットのもの特質でもあるし、最近インターネット利用者、広告利益の変化によるものでもある。

簡単に言えば「バカが参入しはじめたら、そのゲームは終わり」とも言えるだろう。そして、そういう環境インターネットはなってしまったということだ。

その障壁をインターネット上に設けるとしたら、閉鎖したSNSゲームを行うか、一定リテラシーや用語が必要ゲームを行うかしかないだろう。

ある種のゲームが楽しまれ、そしてネタで済まされたものは、同じルールを悪質に用いるものが現れた時に破壊される。

これはコンプガチャやその他のゲームにも当てはまることかもしれない。

ここで言う「ゲーム」とはこの世の中すべてのことだ。

例は「なんJ」だろうが何でもいいのだが、例えばアイドルだ。

アイドルファンもある種のゲームを行なっている。AKBの盛り上がりの根底にあるルールというものは数多の評論家が指摘している通りだ。

ファンやユーザーが自発的にルールを設定、あるいは読み込み行うゲームもあれば、仕掛け人ネタとして楽しめるゲームを提示し、ルールを設定するゲームもあれば、その両方もあるだろう。

しかし、このルールを行なってもっと悪質でもっと過激なアイドルゲームが行われ、そこに陳腐化や悲劇が起こったときAKBを始めとするアイドルゲームは毀損されるだろう。

過激すぎると話題になっていたAKBドキュメンタリーDVDで見たのだが、俺は2パックの悲劇を思い出さざるを得なかった。

「"DIS"って"ネタだけどリアル感はある"ってゲームじゃなかったのかよ....」と通じるものが、確実にある。

AKBヒップホップシーンを(肯定的に)比較する評論がすでにネット上にあって、やはりなと思ったのだが、そこには肯定的にしろ否定的にしろ共通するものがある。

というか「ハイコンテクストな場を楽しむ」というゲームはどうしたってそういったものを含むのだ。

そして、ゲームは続いていく。

あと、ここまで書いて思ったが、「Web 1.0」的な虚構新聞CGMに殺られた、あるいはネット上のゲームの変化を読み損なったとかいう話もできると思った(小並感)

http://anond.hatelabo.jp/20120514122336

http://anond.hatelabo.jp/20120516163256

http://anond.hatelabo.jp/20120515220559

http://anond.hatelabo.jp/20120517123355

http://anond.hatelabo.jp/20120514023119

2012-05-10

なぜ日本コンテンツ産業がクソなのか?

クソって気づいていない奴は勝手にやってろ!肥溜めの中で自分のクソを食っていればいい。

ただし、注意して欲しいのは俺は日本コンテンツクリエイターたちがクソだとはまったく思っていない。日本クリエイターたちは決してクソではなく、どう考えても世界的に見ても優れているし、実際によくわからない調査で、東京もっとクリエイティブ都市だと思われているらしい。

外人どもが何を考えて東京クリエイティブかと思っているのかはしらない。しかし、実際に日本にはクリエイティブなヤツラがいっぱいいるが、東京はそんなヤツラにとってどちらかといえばゲットーに近い。というよりも東京バビロン(笑)クリエイターの上に鎮座増しま既得権益をもつヤツラで息苦しいっちゃありしねぇ。

問題は著作権やそこらの法的規制だけではない。大手レコード会社ゲーム会社といったコンテンツ産業も悪いが、それを流通させたり、広めたりするメディアが圧倒的にクソ。というかヤツラは基本的に一緒だ。というかコンテンツというかすべて広告音楽ゲームアニメもどちらかといえば日本ではオマケだ。ガキの時代に体験したビックリマンチョコが忘れられないのかしらないが、日本はオマケゲットーだ。

てめえが買っているCDの売上は、てめえがその音楽を聞くキッカケになった放送局に回る。てめえが話題だと思って買ったそのゲームの売上は、それを話題にした雑誌に回る。てめえが無料だと思って始めたゲームに使った金のほとんどは、そのゲームクオリティを上げるために使われるんじゃない。そのゲーム宣伝するために使われるだけだ。

まさにオマケなんだそのコンテンツは。中身がない。圧倒的に中身がない食べかす、クソ。別に世界中がそんな肥溜めなら、俺は多少は諦めるだろう。

でもそんなことはない。インターネット以降、クソの量も拡大しているけど、ステーキは安く食えるようになった。それに海外には美味しいコンテンツを教えてくれるメディアがある。もちろんそれらが全部、信用できるわけじゃない。でもそれを信用するか信用しないかは、てめえのセンスの問題だ。てめえのセンスにあったメディアはきっとある。てめえのセンスを共有してくれるレビュアー評論家ブロガーはいる。

ところが日本には食べログみたいに、これまたクソみたいなCGMしかない。お馬鹿なオリコンCD楽曲の単純集計というまったく時代に合わない業界観測をやっている。どのメディアも食べるべきコンテンツを教えてくれない。ただ産業の台所事情に合わせたメニューを送りつけるだけだ。

別にCGMダメなわけじゃない。海外ユーザーレビューだって似たようなものだ。ただこの日本にはユーザーレビューしかないってことなんだ。あとはほぼ広告。結果、コンテンツはオマケだ。

どうして美味いものを美味いと言わないのか。馬鹿なの?恥ずかしいの?

いや、理由は知っている。美味いもの美味いって言っても、産業側は金くれないからだ。だったら産業側が送りつけるクソを褒めた方が儲かるってことだ。

でも、こんなの絶対におかしいよ!

美味いもの美味いって言って金をもらうんだったら、それを作った奴に強請るんじゃなくて、その情報を聞いて次に食いに行った奴から金もらうんだよ。そっちが普通じゃん。だって美味いコンテンツ教えたんだから

え、てめえの味覚なんてアテにならねえ!?

まあそうかもしれないが、だったらお前は産業廃棄物を一生食ってろ。

というかお前が俺の味覚をとやかく言うレベルの味覚を持っているんだったら、何が美味いか教えろよ、コノヤロウ!もしお前が教えてくれた店のメシがうまかったら、その数%をお捻りあげるから

ネットのおかげで、てめえの感想や味覚を主張するためのコストは滅茶苦茶減った。だったら積極的に言えよ。何を食うべきか、そして何を食うべきじゃないか。そして、お前の味覚が確かなものならば、それが商売になるかもしれない。

もう肥溜めは嫌だ。

2012-03-17

マスコミボカロを理解しない

ボカロの賑わいの表層部を分厚く覆っているプギャ層を観察すればわかりそうなものだが

この界隈ではプロになれなかった人たちの憧れやコンプレックスが大きな原動力になっており、

作者連中はプロデューサーごっこに明け暮れ

劣化商業作品を生み出してはプギャと一緒に盛り上がろうとする風潮が前面に出ている。

そこのところの理解がうまくいかない。

昨今のマスコミはまず「すごいプロダクト、人材ありき」でものを語る。

あいつはすごい。誰も追随できない。最先端技術

あるいは無数のユーザ達が集まって力を合わせて大きなムーブメントプロダクトアウト)を起こす。

そんな構図で界隈の動きを捉えさせようとする。

結局はある事象に対して偶像を作って崇めようという発想。

事実を伝えるのではなく、偶像崇拝という姿勢強要して共感押し付けている。

「へえ、世の中にはすごい世界があるな。勉強になるわ。これだからテレビ面白い

CGM的な界隈の盛り上がりのキモとなるのは「希望である

プロしか許されないものづくりアマチュアに許すための儀式と場。

これなら自分にもできる。のし上がれるかもしれない。

そう思わせる何かである

逆に完成されたボカロ曲を番組で紹介するのは界隈に絶望を振りまく行為しかない。

ああ、あいつらは俺たちとは違うんだ。プロなんだ。遥か先を行ってる。もう追いつけない。

俺たちの役目は終わった。

初音さんは高く、高く羽ばたいたんだ。

僕らの手の届かないところへ。

僕らは僕らで、自分の身の丈にあったステージを探そう。

さようなら初音さん。

またいつかどこかで会えるといいな。

とか言うわけないだろ。

商業の連中が初音ミクを利用するのは好きにすればいい。

もともと商業にも使えるソフトなんだから。(むしろそっちメイン?)

ていうか、いつかは俺もそっちで飯食ってみたい。

二次創作同人において誰でも手軽に「歌」を作れるようになったことは重大なイベント

初音さんをはじめとするボカロ軍団は俺と共にあって、俺の歌を歌ってくれるパートナーだ。

商業舞台でどれだけ活躍しようとも。どれだけハイセンス、ハイクオリティな楽曲が垂れ流されようとも。

決して偶像なんかでは終わらない。

2012-01-16

http://anond.hatelabo.jp/20120115005706

マーケティングや商品開発に使いたいから、ってのもあるけど、

webサービス提供からしてみたら、コストなしで勝手コンテンツができあがっていくCGMというものが、

非常にウケがよかったってのもある。

その際に、便所の落書きみたいな書き込みされたとき

厄介だね、ということにサービス提供側が気づきだして、

身元がはっきりした人からの書き込みじゃないと、落書き抑止力にならないか

ダメだねっていうのが、facebook流行り出したまさに今。

でも、増田つかってるひとなら判ると思うけど、

匿名じゃないと書けないことなんていっぱいあるわけで、

実名だけのデータを信じてたらミスリードすると思うんだがなー。

2011-11-09

はてなブックマークカテゴリ再編案

現状

トップ・総合・一般

何故これがわざわざ分かれているのか意味不明。各カテゴリからホッテントリが集積したもの

社会

新聞の三面記事から国際記事、文化記事まで扱っている場合もあり。また2chまとめサイトが数多く見られノイズ化。

政治経済

一般的な政治ニュースや国際政治ニュースから企業不祥事ビジネス仕事関連のTipsまで。ここも2chまとめによるノイズ多し。

生活・人生

いわゆる生活の知恵的な間違った意味でのライフハック、まとめになっていないまとめ記事、VIP告白スレ発言小町、Pouchなどのネタ記事など雑多な状態。

スポーツ・芸能・音楽

ここはほぼカテゴリ名通り

科学学問

いわゆる自然科学関連ばかりで、人文科学社会科学(現状何故か「社会」で扱われる傾向)、芸術関連がない。

コンピュータIT

技術系、デジタルガジェット系、ネットコミュニティ炎上見物などが混在。

ゲームアニメ

ここはほぼカテゴリ名通り。

おもしろ

はてブ一番の問題。ほとんどが2chまとめサイトしかも同じ話題を複数のサイトで扱っていて、ほとんどワンパターン化している。他にエロサイトネタネットニュースTogetterなど。SPAMも多く見られる。

再編案

トップ・総合・一般

はてなブックマークニュース統合。各カテゴリホッテントリ抽出ではなく、人力編集

社会
政治経済

社会一般」「政治経済」「国際」「ビジネス仕事」に再編。

生活・人生

グルメ」「衣食住」「人生」ライフハック」に分割。ここで言うライフハックは本来の意味とは違うけど敢えて(ある意味隔離?)。

スポーツ・芸能・音楽

スポーツ芸能」と「芸術文化」に再編。芸術文化では音楽読書などを扱う。

科学学問

医療」「自然科学」「人文科学社会科学」に再編。人文科学社会科学では経済学社会学政治学歴史などを扱う。

コンピュータIT

ITWEB技術」「デジタルガジェットモバイル」「ネットウォッチ(事実上隔離)」の再編。

ゲームアニメ

そのまま

おもしろ

「おもしろ」「2chまとめ」「画像」「R-18」に。一部は「ネットウォッチ」に。R-18は生年月日によってフィルタリング

所感

というか、この古いカテゴリ分けで一体何年やってるんだろうか。他のCGMサイトなんかカテゴリ再編を割りと時代に合わせてやってるのに。

2011-08-27

一寸先も見えない27歳ニートが、5年後の未来を夢想してみた。

5年前、携帯ゲームSNSサイト既存ゲーム市場を激変させると誰が予想していたでしょうか?

そして5年後、同様の破壊イノベーションが、教育の分野でも起こると予想(願望)しています

1対マス(教師×生徒)型の教育から、マス対1(多種多様な教材×生徒)型の教育プラットフォームが主流になるでしょう。

王道学習サイト

http://www.codecademy.com たとえばこんな感じのサイト

かい目標達成がやる気を出させてくれる

教育機関無料映像プラットフォーム

名大学や有名塾講師講義内容を無料映像配信するプラットフォーム

→結局大学や塾の宣伝なので、

CGMプラットフォーム

lang-8や、四択問題クイズサイトのような、ユーザーが教師であり、生徒でもあるようなSNSプラットフォーム

情報の信頼性に欠ける、収益化が難しそう。

DeNAGREEプラットフォーム

多種多様教育コンテンツ企業提供するSNSプラットフォーム

お得意のデータマイニングで、学習者にとって最適な教材を提供。ただ、ゲームと違って、言語の壁を乗り越えるのが大変そう。

ここまで書いて、稚拙な文章と分析しかできなくて情けなくなったので、言いたいことをまとめると、

デジタルデバイスネット接続環境があれば、誰でも無料教育を受けられるプラットフォーム誕生

ただし、学生無職以外は月額5000円から一万円かかる

従来の学校教育に馴染めなかった人も、多種多様な教材で楽しく勉強できるような設計。(細かい目標達成を感じられたり、ゲーム的要素だったり)

従来の学校教育の進度が遅い/早いためにフィットしなかった人にも最適な学習環境が得られる。

教育生産性が向上し、18歳で大学教授並のパフォーマンスとか出せちゃう、教育界の石川遼クン的人材がたくさん出てくる。

良質なスクリーニングで、センター試験とか大学二次試験も廃止でコスト低下

技術の台頭により、職を失ってしまった人も、新技術を学べ、再チャレンジ可能な社会

会社内の教育にも使われ、企業生産性が向上。

既存公教育は、ディベートや、コミュニケーション、発想、創造力、を鍛える教育

み、みんなハッピー!!!

みたいな妄想をしてた。

過当競争で毎年自殺者3万人出てるなんて戦争やってんじゃねーんだぞこらー!(全然関係ない)

以上、孤独不安で頭がおかしくなったニートの戯れ言でした。誰かかまってください。

本の紹介忘れてた

教育×破壊イノベーション 教育現場を抜本的に変革する: クレイトン・クリステンセン, マイケル・ホーン, カーティスジョンソン, 櫻井 祐子: 本

http://amazon.co.jp/dp/4798117730

2011-04-25

食べログレビュアー派遣の話を聞いた

飲食店やっている知り合いから、食べログレビュアー派遣の話を聞いた。

曰く、

・一定料金を食べログ(Kakaku.com)に払うことで、契約している(有名)レビュアー派遣

・評価は必ず3以上をつける

とのことで。


前々から食べログの3.0以上の評価は殆どアテにならなかったから、それでもなんだかなぁという印象。

食べログレビュアーランキングを見ると、それっぽいのがちらほら。

いつも写真を大量に撮影しているレビュアーで、最低でも3.0つけてるのとかは分かり易すぎる。


CGMで、こうしたレビューアーによる影響ってどの程度あるんだろうね。

食べログについては、下記の流れから影響が相当大きいと思うんだけど。

・有名レビュアーほど、ファンが多く、口コミ投票されやすい→店のレビューでトップに来る。

・それに釣られて舌の肥えていないファンが何人か店に突撃、評価プチ上がる

・そして、3.**の微妙な店が大量生産


うーん、誰かTOP100レビュアーの評価分布と、彼らの訪れた店のそれ以外のレビュアーの評価分布作ってくれないかな。

綺麗に3.0以下の分布がずれると思うんだけど。


ま、単純なところでは、新規開店とかで最初にやたら有名レビュアー写真沢山の記事を書いて3.0以上つけてたら、そのレビューは信用できないって話ですな。



ちなみに、アメリカグルメサイトYelpが抱えてる訴訟ネタは以下の通り。

・Yelpに広告費を払わない店を冷遇

・悪い評価のレビュー削除の見返りに、月300ドルの請求

社員が大量にレビューを書いている(特に新規市場に進出の際)

・Yelpに裁判を起した店の、肯定的なコメントを消して否定的なコメントだけ残す(2010/9に原告敗訴・・・)

http://www.mediapost.com/publications/?fa=Articles.showArticle&art_aid=135514

・方針として、肯定的なコメントを維持するためには広告料を払う必要がある(2010/4に撤回)

2011-02-12

初音ミクから越えられない時代性を感じて悔しい

俺は萌えオタのくせにアンチ初音ミクで、奴が登場したときはこんな声とも言えない機械音など早々に消え去ってしまうだろうと思っていたのだけど、予想に反して既に3年くらいは経過している事態を重く見て、改めて初音ミクについて考えてみた。その結果アンチ初音ミクの立場からはちょいとまずいかな?なんて思えるような結論にたどり着きそうでちょっと怖かったのだが、この駄文を消すようなことはしない。

まず俺は初音ミク根本から誤解していたようで、どうもあの機械作成ツールはただそれだけでなく、実はそれよりもCGMかいって、音楽愛好家たちのプラットフォームとして機能するところのほうが大きいという。なんかこれは常識たいで、そんなことも知らないの?とか鼻で笑われそうでむかつく。まあ細かい説明は省くというかそんなこと出来ないけど、ボカロ厨が常々ひっくり返すとか何とか言ってたけどなるほどそう言うことかと思いつつも、それって要するにコミケと何が違うんだよとか言ってやりたかったが、とりあえず重大な勘違いがあったことは認めなければならないのかもしれない。

まあ、しかしそれはいい。

問題なのは俺が全くもって生理的嫌悪感から到底受け入れられないあの機械音の方だ。好き嫌いの問題ではなく、生理的にだめ、なのであって、いくら神調教(笑)とか言われるようなモノを聞いても結局機械機械、不自然な平坦さからやはり声と言うにはおこがましいように感じてしまい、これを理解できる日が果たして来るのかなんて思っていた。そんな矢先に偶然、とも言えないが二つのボカロ曲を聞いて啓示が降りた、ような気がした

腐れ外道チョコレゐト

http://www.youtube.com/watch?v=V5pIBfPD6Qo

Cipher

http://www.youtube.com/watch?v=HAWLtV5Flms

上はボカロPとかいボカロ専属の人が作った曲で、下の曲はなにやらプロが作った曲らしい

この二つを聴き比べて、下のほうが圧倒的に聴きやすいんだけど、曲としては普通で、上の「腐れ外道チョコレゐト」方は人が歌うことを全く考慮してないというか、ボカロの声に合わせて曲を作っていて、ボカロPとやらはボカロ声に違和感を覚えない人種なんだと、その時初めて気づいた。

いや、初めて気づいたというのは言いすぎで、そりゃあボカロ声が好きでたまらん奴も居るだろうとは思ってはいた。色々考えたり意見を聞いたりするうちに、ボカロのあの声から空白を感じ取るというか、あの声の色々足りてない部分脳内で補完して、そういうのを含めて愛でている人種が居るんだということに、気付かされたというべきなのかもしれない。

俺は萌えオタなんだけど、オタク的に言うと、これって萌え絵の受取り方と本質的に同じなのかな、と思ってしまったわけだ。

元々日本人幼児性を愛でる文化があるとかなんとか言われていて、萌え絵なんてものはお上手とかお下手ですねとかより、可愛いかどうかでしかなくて、その点ちょっと小奇麗な絵よりヘタクソなほうがかえってよかったりするわけで。AKBなんかもその類だとは思うけど、ようするに不完全さが残っているほうが良いみたいな風潮がこの国には有るのだと思う。

初音ミクの「声」も実はそういうことで。

これを受け入れられるかどうかというのは単に好みの問題で片付けて良いものはなく、非オタ人間萌え絵を理解できないということと同じで、ある種の人間を分ける境界線みたいなものだったのではないかとか、そんなことを思ってしまう。

ああ、文学ラノベでも似たような問題があって、それらを分かつものは現実から引っ張ってきているか、虚構から引っ張ってきているあみたいな話があったと思う。

とにかく、あの「声」が理解できるかどうかってオタクとしては重要だったりするんじゃないかとかちょっと考えてしまって。

今までにもオタクとして趣味が合わない、気に食わないみたいなものはたくさんあったのだけど、例えば東方とかけいおんとか、でもそれらが何故オタクにウケているのかは容易に理解できて、だからこそ逆に同属嫌悪を起こしていただけだったりで。他にもオタクとしてちょっと分野が外れても、なんとなくだけどアニメとかまんがとかそういう大きくオタクとして括れるような枠内で、本当に微塵も理解出来ない様なものは今まで無かったわけだ。

から、あれが理解出来ないということは俺が生まれてきて初めて明確に自覚出来た時代性なんじゃないかと思って、乗り越えられない壁ってこう言うことなのかなと馬鹿たいに呆けてしまったのでこんなふうに思考の纏まりもないまま文章に起こした

2011-01-02

http://anond.hatelabo.jp/20110102051055

ネト充には誰でもなれる。

しかし実際にネットを見てみると、ネットでも他人に引かれる人やサークルクラッシャー、直結君、何をやっても炎上する人がいる。

ネト充には誰でもなれるのにだ。

つまりネト充はない人というのは、わかっていて馬鹿をやっているということだ。リアルでは十分に充実してるからネット馬鹿をやっているのだ。逆に言えばネットに充実を求めてしまうのはリアルでそれができない人間だということだ。

普通の人のリア充度を50としよう。最大値は100だ。ネットで得られる充実度の最大値はせいぜい10だろう。普通の人がネットで精一杯に充実しても、リアルの1/5しか充実度を得られない。馬鹿馬鹿しい。だからネットなんて適当馬鹿をやって遊ぶ。

しかし、リアルでどん底、リア充度が0の奴がネットで充実しまくったら、それはそれは経験したこともないような麻薬のような快感だろう。それが普通の人から見て1/5の充実度であったとしても、本人たちにはそんなことは知りようがない。比較対照がないのだから

技術に詳しかったり、絵が上手かったり、作曲が出来たりしても、リアルでは糞の役にもたたん。しかネットではそういう属性で異常にちやほやされる。ネットでのCGM文化が一般に認知され、何かを作ったり発表することがオタク文化という見られ方から変化してきてから、その傾向は著しい

リア充度が0の奴がネットをやると、どうであってもリアルに比べて充実してしまう、麻薬のようなものだ。治療するには、ネットをやめるしかない。

2010-12-25

いわゆる歌ってみた勢とボカロ界隈の対立

Togetter - 「ニコニコの歌ってみたは『ハイエナに近い』とボカロPが発言。その発言への反応から見えてくる歌ってみた界隈の問題点

http://togetter.com/li/82444

http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/82444

Ohnuma Sound Lab. blog  年の瀬歌い手ボカロ界隈・これからの活動

http://komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-16.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-16.html

Ohnuma Sound Lab. blog  【追記1】前回の日記についての補足・お詫び・コメント返信など

http://komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-17.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/komonodfkdfk.blog19.fc2.com/blog-entry-17.html

前置き

発言者である大福Pは著作権法律の問題を主張しているわけではないので、今回の増田では法律面に関する発言は一切しない。

彼の主張は

  • ミリしら」
  • アナザー
  • 「敬意無き歌ってみた(とその聞き手)」

の三点であり、一貫してモラルマナーに終始している。

用語解説

ボーカロイドを用いて作曲したものをニコニコ動画投稿している人の総称。立場上は作曲

  • 歌ってみた

ニコニコ動画の一ジャンルを形成する、言ってしまえばカラオケ投稿したようなもの。立場上は演奏者。JASRACとの包括契約により、二次創作は認可されているため、歌ってみた界隈は著作権問題をある程度回避している。

投稿者が作品の中身を1ミリも知らない作品に初見で声をアフレコするというもの。立場上は演奏者であり、ミリしらをする人をミリしらーと呼ぶ。アニメ音楽などのアフレコに使われていたが、今ではもっぱら「歌ってみた(特にボカロ曲)」ジャンルで使われる。

分かる人は分かると思うが、「ミリしら」とは方便である。最低でも一度以上、作品を鑑賞することは間違いない。初見で声を音楽に合わせて入れるというのは並大抵の人間ができることではなく、事前に何度も聞き、メロディーラインの重なりを避け、コード進行に合わせた新しいメロディーラインを構築し、リズムにある程度合わせた歌詞の選出、推敲をしているのは疑いない。

元の曲の歌詞を変えたアレンジで、ミリしらよりは原曲に近い。(私の観測範囲内の話)主に「あにま」という歌い手がしているようである

CGMコンテンツ投稿サイト

大福Pの言う「敬意なき」とはどういうことか

Togetterまとめからいくつか抜粋する。(大福P=dfk_ohnuma)

ピアプロで改変不可って書いてあった曲でミリしらやった馬鹿がいたのか。正直ミリしらなんて作詞作曲者への冒涜から無くなるべき風潮なんだよね。「おまえの歌詞メロディなんてイラネ 曲の知名度だけもらってくわ」って事なんだからゴミ屑の発想。dfk_ohnuma

データモラル低下というと、ミリしらとか新しい歌ってみたを新曲と言ってしまう等のマナーがなっていないという話のことですか?znc

@znc そういうことですね。あとイラストもかなりひどいです。dfk_ohnuma

来年ボカロと歌ってみたがきっちり区別されるようになるといいな。あと、界隈の人数が減ってもいいからもうちょっとまともな人の割合が増えるといいな。「ボカロが盛り上がるのは歌い手のおかげ!」とか言ってるような奴が全員死んだらいいな。dfk_ohnuma

これ以降ブログに主張が移る。

「改変不可」の曲でミリしらを行った人がいたという事実は問題外だが、ここでは割愛する。

要は「マナーがなってない」ということである。それを人数が多いことと結びつけ、質の向上を図るために界隈の人数が減ればいいのに、というなんとも大学生はバカが増えすぎたからFラン潰せよというどっかで聞いたことのあるような主張である。ただし、今回は「マナーが悪いやつ」という偏差値以上に曖昧な基準ではあるが。

話がそれるが、当然「マナー(が悪い|がなってない|を違反している)」というのは誤用であるマナーというのは言い換えれば主体的な配慮であり、それを他者に「守れよ」と押し付けるのは間違いである。この場合ルール(相互が有利になるような取り決め)が望ましい

話を戻して、歌ってみた界隈の聞き手は、彼のブログから引用すれば

ボカロが栄えているのは歌ってみたのおかげ!もっと歌い手感謝するべき!」

ボカロ曲は人が歌って初めて完成すると思っている」

ボカロPは歌い手のための曲の下請け工場

「歌ってみた拒否るPとかいたら潰すから教えれ」

などという主張をしているようである。こういう盲目信徒というのはクローズドコミュニティであればどこにでも沸いてくるウジのようなもので、潰しても潰してもキリがない。

彼らは「歌い手感謝するべき」というように作曲者に敬意を求めていることがわかる。一方大福Pもマナーを求めていることからわかるように、これは「敬意が足りないvs敬意が足りない」という、宗教戦争である

大福Pにとって、「敬意ある行動」とは、「歌ってみたりする場合、本当にいい歌詞、いいメロディだと思うなら、それを尊重するはず」というスタンスで、芸術的に見れば保守的な位置にあり、ミリしら、アナザー作曲者を冒涜したもので「ハイエナシリーズ」にすればいいんじゃないの、というこのようだ。

芸術美術表現者はかくあるべきか 第一 まずは敬意を抜きにした主張(主に脱線

先の都条例でも同様だが創作者は「自由」の名のもとで表現をする。ここに留意する必要がある。

たとえ「そんな懐で大丈夫か」と金を積まれようと、「一番いい○○みたいな作品を頼む」と制限をつけられようと、すべての表現は常に解放されているのが原則。

「こんなの○○じゃない」とか「金積んだんだから俺の望むモノ作れよ」とかいう主張も、自由が担保されていなければできない旨の発言である

一次創作から二次創作物へは、原材料を加工し、加工物を作る工程に似ている。その二次創作から三次、n次と派生するケースもある。これらは基本的にもとの創作物のカタチを「ある一定」は保持しており、影響がないということはまずない。それは音楽、思想、文章、すべてにおいてで。

ニコニコ動画視聴者コメントマイリストの数がつくため、価値が付加される。歌ってみたという二次創作から歌われた一次創作動画が評価されるケースもままある(今回の火種の原因の一つ)

また、作曲者と演奏者、聞き手は持ちつ持たれつの間柄であり、どれが一番偉いというものではない。「作ってやってる」「見てやってる」「演奏してやってる」「ホールを貸してやってる」というのは他者を従属的に捉えた主体的な意見であり、それは表現、立場の優劣に寄与することもない。芸術とはそこに参加するすべての構成員に平等な立場を与え、すべてをフラットにする。指揮者演奏団体を纏めるから演奏家より偉いというわけではない。誤解されがちだが経営者労働者の関係がイーブンであるように、指揮者演奏家もまた、イーブンな関係にある。そこに作曲者が加わっても、聴衆が加わっても、地主が加わっても、その関係は崩れない。

そして表現されたすべての芸術品も平等である。真贋を、洋の東西を、場を問わず。優劣を感じるのは、表現の埒外である評論家が何かの作品を優劣付けて評定しようともだ。そしてすべての芸術家もまた、その優劣をつける本能に苦しめられるのである。大概、中身が薄い、質が低下したなどと主張する。

とにかく、一次創作二次創作の間に、表現上の優劣はないということである創作者の間でも、もちろんのこと。

芸術美術表現者はかくあるべきか 第二 敬意と価値の問題(主に脱線

ここで、敬意を払うということは、その作品を大事に扱う、ということとする。「大事に」とは、もとの表現者の意向に従う、ということにしよう。極めて主観だが、敬意とはそういうものだ。

敬意を払うということは、それに肯定的な評価をくだす、正の価値があるということでもある。ありがたやありがたや、ということで、「有難み」というように、めったにないこと、価値の高い、ということである

正の価値がある、大事に扱うということは、人間の所産であるが、芸術以前の行動である価値、敬意というのは芸術に含まれない。それらはたとえ定量的に計られようと芸術寄与することはない。「リスペクト」して創られようとその作品に敬意があるというのは「思い込み」である

創作以前に、二次創作者は一次創作者の創作物を引用する。引用することに優劣はない。しかし、ここに敬意が入ると話が違ってくる。

敬意が入る場合、往々にして一次創作者>二次創作者という大小関係が生まれる。芸術では対等関係にあろうと、人間の間に序列が生まれる。創作物との間柄にもそれは用いられ、もっぱら二次創作者は立場が下になる。だから芸術内でも引用したものは上になり、引用して創られたものは下と「見做される」

「配慮」は、自分の立場があなたより下だという意思表示であるあなたに敬意があります、という意思表示である。有難い機会ですということだ。

から、「マナーを守れ」「配慮しろ」というのは「大事に扱え」というのと同義であり、大事に扱ったとしても、そう見えなければ「大事に扱ってない」と思われる。

そしてそれはけして守る必要がないものの、ときに強制されるものだ。

からこそ、撤回こそしたものの、大福Pはいとき音痴」にまで言及し、「大事に扱ってない」という判断を下したである

からこそ、今も「メロディーラインや歌詞を変えること」は「作品を大事にしていない=敬意を払ってない」という解釈をしているのだ。

だがそれは、芸術以前の問題である

推敲後、追加予定。

おわりに(書き下しすぎて長くなり過ぎたため、明日あさってに推敲予定。主に脱線しているあたりは一括削除するかも)

今回の騒動は芸術以前、すなわち表現の埒外の問題である

しかし、大福Pは表現の枠内に押しこみ、自分基準のマナー創作物の中身まで相手に強いている。

彼は表現参加者にして、自由の犠牲者である

器量が狭いばっかりに、沸点を切ってしまった。

配慮、マナーとは他人に要請するものではない。

表現に配慮を要請するなど、もっての外である

品位ある行動は各人努めたいものだ。

しかしそれをするかどうかもまた、各人の自由の範疇である

信教したいが、異教徒の攻撃が怖くて活動できない、異教徒規制するか?

創作物の区分陳列はできても、集団をマナーの出来不出来で区分整除することができるか?

2010-11-29

画像アップロード掲示板文化は今どうなってるんだろ

動画となると、YouTubeニコニコ動画が作品発表のプラットホームとして真っ先に筆頭として挙げられるけど画像に関しては…どうだろ。

かつては「ふたば☆ちゃんねる」がその分野の担い手として機能していたような気がするけど、現状はそうとは言えなさそう。

アップロードされる画像が、

主にこの三つが大半を占めていて、アップロードする者の創造性が発揮されているような物が殆ど見あたらない気がする。CGMとしてはうまくいってない状態だよね。

2010-11-28

ラブひな赤松氏のJコミがうまくいかない5つの理由

出版漫画業界じゃなくネット業界からみて

【1】ネット広告の現状

広告」で稼ぐというが、今のネット広告の現状はかなり厳しい

検索連動やモバイル広告はまだいいものの、その他はダメダメ

広告費は企業にとってカットしやすい経費ので、不況の影響をモロにうける。

さらに悪いのが、Jコミユーザー層。

広告媒体にとって重要なのはM1F1などどういった層に受けているのか。これが広告出稿のカギ。

詳細はJコミじゃないとわからないが、Jコミユーザー層は、多分、男性中心でネットのヘビユーザーだろう。

残念ながら、そういう層への広告クライアントも小さく、媒体競争も厳しく、掲載費が落ちる傾向。

同じようなターゲット層のITmedia社員リストラしていることからも、その厳しさがわかるだろ。

【2】広告モデルのおかしさ

Jコミが集めようとしている「絶版本」とは、そもそも何なのかという話。

いろいろあるようだが、おおまかにわけると以下の二つか。

(1)人気がなくビジネスにならないため、著作権出版権が著者に戻った本

(2)何かしらのトラブルがあって出版ができなくなった本

この(2)に関していえば、Jコミでも許諾が取れない可能性が高いため、

Jコミが集めようとしているのは、(1)ということになる。

通常、広告モデルを行うなら、どれだけ人気コンテンツを集められるかに、その成否がかかっているともいえる。

しかし、Jコミは逆。不人気コンテンツを集めて広告ビジネスをしようとしている。ココがそもそもおかしい

【3】CGMの難しさ

ユーザー勝手に作り出すコンテンツ広告をのせて儲ける。ネット企業なら誰しも夢みるCGM

しかし、このCGMを成功させるのは非常に難しい

Jコミは、「絶版本」をユーザーにUPしてもらおうと考えているらしいが、それを行うユーザーメリットは何?

ニコ動pixivのようにコミュニティ化に成功しているのであれば、その場にコンテンツが集まる可能性もあるが、

漫画家利益を得るために、持っていれば、その希少性から高価になる可能性のある、

絶版本を裁断してスキャンしてネットにアップするユーザーがどれくらいいるのだろうか。

最近ネットユーザーは、自分利益や他人の利益といったことに非常に敏感。

対応を間違えれば嫌儲の餌食になる可能性だってある。

【4】電子書籍の流れに逆行

現在、非常に話題になっている電子書籍

この電子書籍がより普及してきたら、Jコミのような存在は、そもそも必要ないのではないかということ。

前述した絶版本の定義における(1)は書店に本を置けないことから起きる問題だ。

しかし、電子書籍が普及してくると、スペースは無限だから、こういった絶版はなくなっていくだろう。

さらに今、絶版本になっている書籍出版社側から電子書籍として再出版という話も出てくるだろう。

そうなったときJコミが力を入れる「絶版本の保存」など意味がなく

普通に出版社がやることになってくるのではないか

【5】事業の位置付けが不明確

そもそも、Jコミ社長である赤松氏にとってこのJコミとは何なのか?という話。

ビジネスなのか?ボランティアなのか?文化事業なのか?

もし、ビジネスでやっているのであるならば、「テストで失敗したら辞めます」なんて言っていたら間違いなくダメ

広告代理店にとって、これは間違いなくビジネスで、必死に営業をかけて広告を取ってきているのだろうし、

広告を出稿するクライアントだって、安くない金をかけて広告費をだしているのだから。

こういう何かしらの意志を持ってはじめる事業の場合、関連する人たちの間での認識のずれによって

ほころびが現れ、どんどんダメになっていく可能性が高かったりする。

2010-04-30

公園ネット著作権JASRACとの往復書簡〜 その2

http://anond.hatelabo.jp/20100430092808

続き

質問(2)

<事例1><事例2>のケースでは、誰も責を負わないことがわかりました。

そこで、<事例2>の「公園」を「SNS」に置きかえて質問してみました。

▽質問全文(文末の署名を除き原文ママ

一般社団法人日本音楽著作権協会 御中

昨日、質問をしました澤田です。

さっそくのご対応、誠にありがとうございます。

ご回答を前提としまして、もう一つ、以下の事案につき質問させていただきます

<事案3>

現在、あるソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下SNS)を利用しています。

このSNSを通じて、日々の出来事を綴ったり、友人たちと文章で会話のやりとりを行っています。

SNS上でコミュニケーションとっていたある日、友人Aが歌Bのサビを含んだ文章を書き込みました。

上記の文章を閲覧したのは、友人AとつながりのあるSNS仲間と、同ページにアクセスした第三者の複数人です。

このSNSにつきましては、

・誰でも無料で登録でき、自由にサービスを利用できます。

SNSのページ上に、C社の広告バナーが掲出されています。

SNSの運営にあたってC社からの収益がまかなわれています。

という条件があります。そして、

・友人Aを含めたSNS利用者一同と、C社ならびにSNS運営者との間には金銭関係は一切ありません。

・C社もしくはSNS運営者から依頼されて友人Aが歌Bのサビを書き込んだものではありません。

・C社とSNS運営者にとって、友人Aが歌Bのサビを書き込んだことで得られる直接の利益はありません。

・友人Aが歌Bのサビを書き込んだことで得られる報酬はありません。

 (友人Aは、同SNS上でアフィリエイト貼付などの収益活動は一切行っていません)

以上の条件のなかで、友人Aが歌Bのサビを書き込みました。

<質問3>

事案3の場合につきまして、

・友人Aの行為は著作権侵害となり、なんらかの責を負うものでしょうか?

SNS運営者に、著作権侵害に対する責は発生しますでしょうか?

・C社に、著作権侵害に対する責は発生しますでしょうか?

質問は以上となります。

度々のお手数となりますが、御団体のご意見を賜りたく存じます。

※こちらにつきましても、ご回答いただきました内容を、議論のため私以外の者とも共有させていただきます

 ご了承くださいますようお願いいたします。

ご多用な中、大変恐縮ではございますが、

意見を頂戴できますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。


翌日、返信がありました。その回答内容は・・・ここに書くことができません。

「ご回答いただきました内容を、議論のため私以外の者とも共有させていただきます」に、NOがでました。

そのため<事例3>に対するJASRAC回答内容について、一切ふれることができません。

議題

内容が書けないかわりに感想を書くならば、下記の宣言に沿った回答をいただけなかったことが残念です。

JASRACは、著作物デジタル化されネットワーク世界をかけ巡る時代を迎えた今、70年を超える実績と経験ベースデジタル化・ネットワーク化時代の著作権管理のあり方を追求するとともに、そのルールづくりを担い、人々にとってかけがえのない音楽文化の普及・発展に尽くしてまいります。

http://www.jasrac.or.jp/profile/intro/index.html


また、最初の回答で「今後とも、著作権制度にご理解をいただきますようお願いいたします。」と述べていながら、都合によって回答の共有拒否を示す姿勢には、

「今後とも、著作権制度(を使ったビジネス)にご理解をいただきますようお願いいたします。」と言っているのかと訝しんでしまいます。

ただ、JASRACを叩くことが目的でも本意でもありませんし、それで終わってしまうことを望みません。

冒頭で、JASRACTwitter著作権使用料を請求できる論拠がよくわからないと書きましたが、

正しくは、JASRACTwitter著作権使用料を請求するのは間違ってるのではないかと思っています。

でも、私は法律専門家でもありませんし、自分が立てた仮説も素人意見に過ぎません。

どのCGM運営にも属さず、一介のはてなユーザーであり、Twitterユーザーでしかありませんが、

JASRACTwitter著作権使用料を請求することの是非」について、広く議論されることを望みます。

ぜひ皆さんのご意見をください。

この記事へのレスや、はてブコメントTwitter@swdy、などなど、皆さんのご意見を聞かせてください。どうぞお願いします。

公園ネット著作権 〜JASRACとの往復書簡〜

よくわからないことがあります。皆さんのご意見をください。

疑問

JASRAC菅原常務理事が「Twitterで歌詞をつぶやいたら、JASRACの利用料が発生する」と発言して、ネットで話題になったのが2ヶ月前。Twitter社に著作権使用料を請求することを検討中との内容で、先日も同理事がニコニコ動画インタビューで「Twitter社への請求を検討中」と発言されたようです。

でも、私はこの発言に引っかかりをおぼえます。

どうしてJASRACTwitter著作権使用料を請求できるのか、論拠がよくわからないのです。

JASRAC現在YouTubeニコニコ動画包括契約を結び、使用料を請求しています。

「デッドコピー(元の著作物市場価値を損なう複製物)への補填を求める」

これは請求の論拠として、よく理解できます。

でも、Twitterに上記の論拠は当てはまりません。もしJASRACTwitter著作権使用料が請求できるのであれば、Twitterだけでなく、はてなmixiモバゲーグリーアメブロココログなど、およそすべてのCGM運営者から使用料を徴収することができます。

そのような大きな話であるにも関わらず、論拠がおぼろげなのです。

仮説

そこで、ディベートのため、JASRACの請求を非とする立場を取り、一つの仮説を立ててみました。

【1】

SNSに歌詞を書くこと」は「動画サイト動画をアップすること」よりも、むしろ「公園で歌うこと」と同じではないか?

【2】

もし「公園で歌う行為」が著作権法で誰も責を負わないのであれば「SNSに歌詞を書く行為」もまた、誰も責を負わないのではないか?

という仮説です。

そして、この仮説を検証するため、JASRACに「公園で歌う行為と著作権の関係」と「SNSに歌詞を書く行為と著作権の関係」について、2回に分けて質問してみました。

質問と回答(1)

JASRAC インフォメーションデスクまで

https://jasrac.e-srvc.com/cgi-bin/jasrac.cfg/php/enduser/std_alp.php

上記の問い合わせフォームから最初の質問をしてみました。

▽質問全文(文末の署名を除き原文ママ

一般社団法人日本音楽著作権協会 御中

はじめまして

著作権法勉強している澤田と申します。

先日、友人達と以下の事案について議論を行いましたが、

私たちの知識・考察不足により、答えを得ることができませんでした。

そこで以下、ご質問をさせていただきます

<事案1>

今年の四月、大学の友人達とともに公園花見を行いました。

宴会が盛り上がるなかで、酒も入り陽気になった友人Aが、

おもむろに歌Bのサビを歌い始めました。

(歌Bは著作権がある作品で、権利JASRAC帰属のものです)

友人Aの歌を耳にしたのは、その場にいた友人達と、公園の通行人です。

この件につき、花見宴会への参加にあたっては参加料の徴収はなく、

友人Aの歌で得られた報酬はありません。

<質問1>

上記の事案につきまして、友人Aは、著作権侵害し、

何らかの責を負うことになりますでしょうか?

私見では、突発的なものとはいえ、著作権法第38条第1項の

(1)営利目的としていない

(2)入場料(それに類する対価を含む)等を徴収しない

(3)出演者等に報酬が支払われない

を全て満たしているため、友人Aは責を負わないと考えられますが

この私見は正しいでしょうか?

続けて、もう一つ質問させていただきます

<事案2>

事案1と同じく、公園花見を行っているなか友人Aが歌Bのサビを歌いました。

聴衆者や宴会形式、無報酬などの条件は全て事案1と同じです。

しかし、花見を行った公園が、あるスポーツメーカーC社がネーミングライツを保有しており、

公園の名称にC社の商品名が含まれている。

公園内にC社の広告看板が設置されている。

公園の運営にあたってC社からの収益がまかなわれている。

という条件がありました。但し、

公園の入場料は無料で、誰でも自由に利用できます。

・友人Aを含めた花見参加者一同と、C社ならびに公園運営者との間には金銭関係は一切ありません。

・C社もしくは公園運営者から依頼されて友人Aが歌Bのサビを歌ったものではありません。

・C社と公園運営者にとって、友人Aが歌Bのサビを歌ったことで得られる直接の利益はありません。

以上の条件のなかで、友人Aが歌Bのサビを歌いました。

<質問>

事案2の場合につきまして、

・友人Aの行為は著作権侵害となり、なんらかの責を負うものでしょうか?

公園運営者に、著作権侵害に対する責は発生しますでしょうか?

・C社に、著作権侵害に対する責は発生しますでしょうか?

質問は以上となります。

お手数となりますが御団体のご意見を賜りたく、代表してご連絡させていただきました。

※ご回答いただきました内容につきましては、議論のため私以外の者とも共有させていただきます

 ご了承くださいますようお願いいたします。

それではご多用な中、恐縮でございますが、

意見を頂戴できますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。


翌日、以下の返信がありました。

JASRAC回答(署名無し、原文ママ

澤田 様

お問合せの件につきましてご回答申し上げます。

ご質問の事例につきましては、いずれも著作権法第38条第1項の要件を

満たすものであり、著作権の手続きをお取りいただく必要はありません。

今後とも、著作権制度にご理解をいただきますようお願いいたします。


いただいた回答から、「公園で歌う行為」について上記の条件では誰も責を負わないことがわかりました。

それでは<事例2>の「公園」を「SNS」に置きかえたらどうなるか?質問してみました。

続く

2010-02-26

http://anond.hatelabo.jp/20100226165021

横ですが。

今回の日本不況、衰退、デフレ何でも良いんですが、その原因には、少子高齢化や(冷戦構造崩壊によるグローバル化起源を発する)戦後民主主義賞味期限デジタルネットワーク革命など、いろいろな要因が絡んでいると思うですよ。要するに変化が激しすぎて、適応が追いついていない、という面が多いと思います。旧来の安定したインフラシステムが逆に既得権益としての壁になってしまっているような気がします。だから既得権益批判をやるという話ではなくて、今は産みの苦しみの時代だと思っています。今必要なのは時間であり、ある期間を乗り越えたら、急激に日本はまた復活すると思います。というか、内田先生日本辺境論ではないですけど、日本環境適応能力や吸収力、学びの力は異常だと思います。フランス留学生(でしたっけ?)のブログで話題になっていましたが、日本風景の変化速度は異常です。でも、それでも追いついていないのが現状だと思います。適応のために時間が必要なのだと思います。なんとなく思っているのは、アナログ世代が退場した後、デジタル世代が主導権を握る時代になれば、マスコミが主導する世論形成システム自動的に崩壊し、社会意志決定システムも大きく変わるでしょう(もうその兆候は見られています)し、人口が少なくなっても、デジタル世代はITによってうまく生産性を向上させると思います(現在は主導権を握っているアナログ世代が適応障害を起こしているので、どうにもならない訳ですが)し、アナログ世代のリーダーストップをかけていた製品企画にも足かせの取れたデジタル世代のリーダーが出てくれば面白い製品にゴー!をかけるのではないでしょうか?その根拠として、YouTubeを見ていて思うCGMによって作成された日本製娯楽コンテンツの異常なレベルの高さです。日本人クリエイティブ性は”今でも”凄いと思います。これほど、職人がいる国はないのではないでしょうか。また、経済歴史から見ると、経済の中心地(オランダイギリスアメリカみたいな流れ)があって、その中心地が世界経済全体のエンジンになっていたという考え方があるそうです。しかしながら、グローバル化し、デジタルネットワーク革命が起こった現在に、中心地は存在しないのではないでしょうか?インターネット構造と同じように、情報的・経済ハブとなる地域はあるが、中心地のない時代になっているのではないでしょうか?つまり、全世界の「辺境化」です。そして、辺境の地としての日本の歴史には一日の長があります。日本が有利なんです。だから、職人本能のままに「一千万人の職人創作活動で世界を萌やし尽くしてやる」と突っ走ればいいのではないでしょうか。と、たまには明るい未来を語ってみました。

追記:

増田で議論する気はないけど、たまには反応するかな。

http://anond.hatelabo.jp/20100226173402

もうちょっと論点を整理して語れないもんか? 要するに「きっとなんとかなる!大丈夫!」の一言でまとめられる気がするけど。

論拠なしでも「きっとなんとかなる!大丈夫!」でおk神様にお祈りでもするか。

http://anond.hatelabo.jp/20100226173632

改行しろ。 段落分けしろ。 だらだらだらだら1段落に詰め込みやがって。 読ませる気あんのか?

さかなをたべよう!

あたまあたまあたま~あたまがよくなる~

http://anond.hatelabo.jp/20100226180143

更に横増田です。

>今回の日本不況、衰退、デフレ何でも良い

 たぶんこの辺の認識が元とは違うと思います。

 元が問題だと思っているのは景気サイクルの波ではなく、国の規模が衰退傾向にあるということに目を背けていることが問題なのでは? 

>要するに変化が激しすぎて、適応が追いついていない、という面が多いと思います。

>旧来の安定したインフラシステムが逆に既得権益としての壁になってしまっているような気がします。

 既得権益新興国低賃金に関与しますでしょうか?この国は豊かになってしまい簡易な労働でも非常に大きなコストがかかってしまうという事を認識すべきなのでは?

 

>必要なのは時間であり、ある期間を乗り越えたら、急激に日本はまた復活すると思います。

 時間が経つと何が変わり、何が復活するんでしょうか?

 

>デジタル世代が主導権を握る時代になれば、マスコミが主導する世論形成システム自動的に崩壊し、

>社会意志決定システムも大きく変わるでしょう

 マスコミが作る世論のどの部分に問題があるですか?

 マスコミがこの国の政策の策定及び執行にどの程度影響を及ぼしますか?

>人口が少なくなっても、デジタル世代はITによってうまく生産性を向上させると思います

 10倍になりますか?(新興国/日本人件費差)

 その他、コンテンツの質の高さ等がありますが、そのコンテンツが将来どのぐらいの価値を生み出すでしょうか?

 現状の自動車等の輸出産業と同等の量があるですか?

 

>経済の中心地(オランダイギリスアメリカみたいな流れ)があって、その中心地が世界経済全体のエンジンになっていたという考え方があるそうです。

>しかしながら、グローバル化し、デジタルネットワーク革命が起こった現在に、中心地は存在しないのではないでしょうか?

 各国に分散していく事に対してこの国が寄与できる部分はありますか?

 

…というか、現在道路工事に従事している方が今後も同じように仕事を与えられるだけの余剰は生まれるかどうか心配。



疑問ばかり。心配ばかり。部屋の中でガタガタ震えてお祈りしてれば?

「あんたのやりかたはダメだ。これこれこういう理由で(あるいは俺にはそのやり方は理解できんからなんとも言えないけど、とか)。それよりもこっちの方がうまくいく確率が高い」という意見建設的な意見というものでしょう?「絶望した!」と叫びたいだけなの?

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