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はてなキーワード: 科学者とは

2022-02-16

anond:20220216032505

努力義務をどう解釈するかによるけど、

打たないという選択肢はあったと思う。

ただ、打ってないことを周囲にも表明する、というのは、無駄軋轢を生みたくない人には難しかったとは思う。

打たないとしたら「打った」と嘘をついて打たないパターンがあり得たかなぁ、というところ。

長期的な副反応が出たら、公的補償をすべきだとは思うけど、

ワクチン由来の副反応だと認められるまでにめちゃくちゃ時間かかるだろうね。

個人的には、関係ない他人に打て打て奨めたりした人間には副反応に苦しんでも補償なんかしなくていいと思うし、

山中氏や忽那氏などのおよそ科学者と思えない偏った意見だけを言い続けた影響力のある人間には(ワクチン副反応が大問題になったら)私費補償に協力してほしい。

日本若者重症リスクの低さと、ワクチン感染自体は防がないことを鑑みれば、

山中氏の「若者ワクチン打って」キャンペーン理解ができないものだった。

2022-02-14

ヘブバンストーリーは良くないだろ

ヘブバンことヘブンバーンズレッドプレーしている。最高レアの確定ガチャも2度回したし、割とハマっている。

ノリが20年くらい前のオタク的で、掛け合いのパターンが少ない(無茶苦茶発言ボケに、叫びながらツッコむ)けど、慣れれば楽しい

周回要素はあるものの、バックグラウンド自動周回させられるシステムは素晴らしい。

世間評価をみると、ストーリーが泣けると言われているが、個人的にそれはない。

全員女の子軍隊地球外生命体と戦う、というのが今のところの話の大筋。敵は一般兵器が効かないが、女の子異次元から呼び出す武器だけ通用するそうだ。

んで、1章であるキャラが実は毎日記憶を無くしている、みたいな設定が明かされるんだけど、無理があるだろ。

毎日、お前は軍人で変な武器出して戦うんやでと説明するのか。みんな毎日自己紹介するのか。戦術も一から教えんのか。

仲間たちも「だから軍で偉くなって科学者たちに治療を考えさせたい」みたいなこと言って。

いやいやいや、まずそんな奴戦場に送ろうとすんな。退役させろ。頭いかれてんのか。

しかしたら、これらの違和感も納得させられる設定があるのかもしれないけど、少なくとも現時点ではだいぶ無理がある。

2章も無理のある「可哀想」設定を押し出してくるので、たぶんそういう作風なのかと思うけど、これでストーリーが良いは、ない。

序盤だから無茶しても話題になればみたいなことでそうしているのかもしれないと考えたが、これが評価されてしまうと今後もアホくさいお涙用設定がくるんだろうか。それが少し憂鬱だ。

2022-02-12

anond:20220212111211

世界の大きい問題解決するには死ぬ覚悟でやりなさい、今皆さんは無数の無名科学者の屍の上に立っているって大学入学ときに言われたよ。

それを真面目に信じてたからな

2022-02-11

良心につけこみ私欲で人を操る人たちの暴走抑制するために人の心と向き合う人文科学があるようなものなのに、

その人文科学者とされる人物が私欲で人を操ろうとしてるんだから世話ねーよな。

しか科学者とも思えないような杜撰さでなwww

お前らがそうやって墓穴を掘りウンコチェンバーの鎖を身にまとい仲間が減り身動きが取れなくなっていくうちに、

またいつもの流れで私欲で人を操る連中に”科学”され、道具として昇華されて人間良心台無しにする手伝いをさせられるんだろうな。

もうやめちまえよwwwしか反省したって許されない振る舞いを齢の分重ねてきた連中なんだから、せめて静かにこの世から消えてけ。

お前らが消え去ったあとに俺たちで何とかするからさ。

2022-02-08

私も科学者に可愛らしいビール腹のおじさん好みのドスケベボディに改造してもらいてぇなぁ……

2022-02-02

山梨県知事脅迫文とカッターナイフが届く

山梨県知事に、脅迫文とカッターナイフが送りつけられ、山梨県警察被害届を提出した。

長崎知事は、ワクチンを2回接種していない県民に、不要不急の外出の自粛要請していた。

山梨県知事脅迫文とカッターナイフが届く 警察被害届を提出 - ライブドアニュース

https://news.livedoor.com/article/detail/21608362/

反ワクって、やたら論文がどうとか治験がどうとか科学者がどうこう、(間違った) 理屈を押し出す癖に、すぐ暴力に訴えるよね。

2022-01-30

anond:20220130224059

幸い俺の教師たちは子供勝手勉強を進める事を励ましてくれた。普通公立(市立)の小学校中学校だったんだけどね。そういう土地柄だったんだろう。チョット変わったヤツにも寛容なアッケラカンとした風土と言うべきか。

俺はよくいるただの理科少年だったけど、エジソンビル・ゲイツもあの科学者もこの技術者もそうだった。出来るヤツはどんどん勝手に先取りして勉強なりスポーツなり音楽なりやっていけばいいんだよ。海外じゃ飛び級制度がある所もあるくらいだし。

JAXAの老人が本当に言いたかったであろうことを言語化する

世の中のSF作品には嘘が多くそれによって勘違いをする人が多く居て困る。

私は前々からそういった人達勘違いからくる発言によって迷惑してきた。

取材だったり、質問だったり、若手の失敗、取引先の相手との行き違い、あらゆる場面で「SFから得た間違った知識」にストレスを感じさせられてきた。

同じような間違いを何十人何百人という人間が口にし、その度に指摘し続けることに疲れた

巷でSF映画話題になる度に、そういった勘違いをした人がまた自分のもとにやってくると思うとウンザリする。

映画CMを見るだけで、作品面白さが最優先で現実科学なんてものはそのための触媒しか思ってないことが伝わってくる。

頼むから科学もっと敬意を払い興味を持って欲しい。

詳しい人間に大雑把な質問をぶつけるだけで好奇心を満たしてしまわずもっと根源的な部分からしっかりと知識を積み上げて欲しい。

SF作品であっても、現実事象ちゃん再現しようという気持ちがあるのなら否定する気はなく、それらが「正しい知識」を多くの人に授けてくれる事さえ期待する。

私は前に「プラネテス」という漫画もまさにそういった作品であるかのように誰かに薦められた。

そのことを思い出してふと手にとって見たが、なんのことはないこれもまた嘘まみれの作品であった。

私は非常に強く傷ついた。

私が嘘にまみれたSFを嫌いだと知っているはずの人達からこんなものを薦められたことに苛立ち、孤独感に襲われ、この世界から断ち切られた絆を必死に取り戻そうと焦ってしまった。

結果として見境のない攻撃を行ったことを謝罪したい。

私の頭の中で「プラネテスという作品」「その作品の読者」「フィクションから得た間違った知識を信じる人」「間違った知識を信じたことで宇宙事業の足を引っ張るような人」がごちゃまぜになっていた。

特に最後の「間違った知識を信じたことで宇宙事業の足を引っ張るような人」と「プラネテス」が結びついた時、過去のあらゆる悲しみの原因がプラネテスにあるかのように私の脳が錯覚を起こしたのだと思う。

幾千の作品の行く万という嘘によって作り出された幾億の人の勘違いの全てからまれた苛立ちを、たった一つの作品にぶつけてしまった。

これはあまり理不尽だったように思う。

もしも私が突然「私は日本人に沢山酷いことをされたので、日本人である貴方を殺すことで憎しみを晴らします」とお互いに初めてあう相手同士で言われたらギョッとするだろう。

それと同じことをしてしまった。

私が理解してほしかったのは「作品としてしっかりしている」と言われるようなSFでも「サイエンスとしての考証がしっかりしていること」は全く保証されていないという事だったのに。

そして、その違いを切り分けることな安易につなげて考え「この作品面白いから、この作品は本当なんだ」というような勘違いはしてくれるなという事だったのに。

これも少し違っていて、実際には「勘違いはしてくれてもいいが、それが勘違いなのかどうかを自分で本を読んで学ぼうという姿勢を持ってくれ」なのだ

漫画から得た知識繋ぎ合わせてもどこまでも漫画から得た知識連鎖しかならない。

自分でしっかりと学んで欲しい。

面白SFを読んだ次に向かう先が、次の面白SFではなく、科学雑誌であってくれればいいのに、そういった自分気持ちが世の中とすれ違っていると感じて、産まれ孤独感が暴走してしまった。

作品面白さは科学的な正しさを保証しない」ということを、世の中のすべての人に理解してもらおうなんて押し付けだったのかも知れない。

リアリティがある作品こそが素晴らしいという価値観が逆流していき、素晴らしい作品であればそれがリアリティであると世の中が歪んでいったのだなんてのは私の杞憂なのかも知れない。

兎にも角にも、私が自分の長年の苛立ちを特定作品のものにぶつけたのは度が過ぎたことだ。

ありとあらゆる罪の根源を特定の何かを生贄にして押し付けるようなことなどが許されるのは神様ぐらいのものだ。

人間のくせに「現在過去未来その全ての悪の象徴としてお前を断罪する」なんて口にしたのは「分を弁えない」ことだった。

人間に出来るのは、あくまで一度に一つの作品に対して、一人の人間に対して、一つの間違いに対して、一つずつ対処していくことだったのに。

長い時間の間に溜まってきた不満を一度にぶつけてはいけなかったのだ。

個人的わだかまりや消化不良な怒りの積み重ねから出た99%の八つ当たりをさも100%正当な怒りのようにぶつけたことを謝らせて欲しい。

それでもわがままを言うならあの怒りに1%ほどは正当なものがあったということぐらいは許してもらえないだろうか。

私達はいだってフィクションからまれた嘘によって現実がおびかやかされること」に怯えて暮らしてきたのだ。

有名な作品であれば有るほど些細な嘘がより多くの人を巻き込み大きな渦となって現実に襲いかかってくる。

作品において嘘を書く」ということは、どこかで現実科学と戦っている人間に突然の大嵐となって遅い来る可能性を生むとういことを知っておいて欲しい。

それでも、これは私達科学者が戦わなければいけない私達の問題なのだということから目を逸らすつもりはない。

ただ、「分かった上で、それでも誰かを楽しませるために仕方なくやっているだろう」と思わせて欲しい。

本当に、本当に不安になるのだ。

娯楽作品安易に飛び交う嘘を見る度に、それがどんな形で自分たちを脅かしにくるのかが。

私達の臆病さを、慈悲を持って許してくれるとありがたい。


こんなもんかな?

なんで俺が言語化するのかって?

かんたんだよ。

あの爺さんはプライドも高いし半端に知識も有るしその癖ボケが進行しているからもう自分の口で自分が言いたいことも言えなくなってるからさ。

からその代わりに俺が言ってやるのさ。

言語化ってなにも本人がしなきゃ駄目ってこともないだろ?

他人の口からから言えることもある。

赤ちゃん気持ち母親が代弁しなきゃ駄目なのと一緒だよ。

プライドと脳の性能が釣り合わなくなったお爺ちゃんなんて赤ちゃんみたいなもんだからさ、優しくしてやろうや。

2022-01-28

anond:20220122010439

ダッサ。

確率計算できないなら遺伝の話しない方がいいよ、ゲノム科学者君。

anond:20220128005957

私は、元々々々々々増田、元々々々々増田、元々々々増田、元々々増田、元々増田元増田、どれでもありません。

  

誰一人としてソースを読んでないようなのが気になる。 

  

増田C(口が悪い)の*2で「オランダでは背の高い人たちが背の低い人たちより多くの子供を残した結果として全体の平均身長が150年で20cm高くなった」ことが科学的な調査で示されている。オランダ人はまだ絶滅していないし、他の集団と比べて突出した健康被害があるという話も聞かない。

  

から増田D(”私は集団遺伝学系の論文も書いたことがある程度の人間”)の

という意見個人の感想)は書く前から間違っているし、そのことは明示されている。

集団遺伝学者(をほのめかす)”増田Dが反対意見を言う前に明示してある参照文献を読んでないのがおかしいし、集団遺伝学者がこの話を知らないということがすでにちょっとヘンだ。

  

増田Dがやったのは

これだけ。

  

ようするに

科学的な議論になっていない、というか増田Dが正しいと考えうる客観的根拠がどこにもない増田B(”ゲノム科学者”)の言ったことを「肩書」だけ変えて繰り返しただけだ。今回は間違いを指摘される可能性のある「自分説明すること」さえ放棄している。 

  

元増田(このコメントの一個上)を含む多くの人が言っている「増田C(口が悪い)は『自分優生学に賛成か反対か表明』してない」というのは科学議論には関係ない、というか表明しちゃいけないこと。読む者にバイアスを与えるし「倫理的に賛成できる方が科学的に正しい」と判断する者が出てくる。「(裏付けのない)権威肩書自称」もこれ。中身を読むより先に「この人が言っていることは正しい」ことになっちゃう。肩書裏付け(自著論文引用第三者肩書通りの人物存在確認できること)があれば信頼性を高めるが「自称だけ」では読む者にバイアスを与えるだけだ。増田Dは「私は集団遺伝学系の論文も書いたことがある程度の人間」と言っているだけなのに元増田(このコメントの一個上)も「実力派」という評価をしている。(「書いた」と言っているのにその論文を参照(サイテーション)していない・「査読誌に掲載された」とは言ってない・「集団遺伝”系”論文も書いたことが”ある程度”」と、明言を避け印象の話しかしていないにも拘らずだ。その論文の内容さえ分からない)

  

増田Dは科学議論必要なこと(実例データ調査結果の明示)はほぼ何もしてないし、やっても意味のないこと(客観的根拠なしの「私は思います」)やらない方がいいこと(裏付けのない権威自称はいくつかやっている。科学議論にはならないが「はてなでやらなければいけないこと」は要領よくカバーしてるので結局、「はてな内での評価」が目的だったということだろう。

anond:20220126232441

ここまでの流れを自分なりに整理したくなったのでまとめてみた

登場人物

増田A...…どうして優生学タブーとされるのか知りたい増田。すべての始まり

増田B...…集団遺伝学の視点から優生学意味がないことを諭す増田。この議論の流れを作る。

増田C...…増田Bの議論科学的に怪しい点を多数発見し指摘。人の手の介入により人間遺伝的に強い生物になれるという立場ちょっと口が悪い。

増田D...…かつて集団遺伝学の論文投稿経験もある実力派。増田Cの反論に対して、より現実的立場から意見を述べる。

おおまかな流れ

ミュージシャンの「国がスーパースター遺伝子を管理して、スーパースター同士で子供を作らせればより強いスターができるじゃない!」という発言炎上したことに対し、増田Aが違和感を抱く。

個人レベルでは優秀な遺伝子でパートナーを選別するのはみんな当たり前にやっているのにどうして?」

これをはてな匿名ダイアリー投稿したところ、「なにをいまさら……」みたいな感じで軽く盛り上がってしまう。余談だが、ここで増田Aが「優生学」と「優生思想」という言葉を混ぜて使ってしまたことで議論が少しややこしくなった気がする。

反応の多くは倫理的批判だったが、その中で目を引くトラックバック投稿したのが増田B。ゲノム科学者と名乗るBは、集団遺伝学的な以下の点から優生学は突出した人類を生み出すことは不可能と述べる。(私はここでちょっと納得しちゃいました)


拍手喝采増田Aも「こういうのが読みたかった!」と追記し、物語は終わりを迎える……。ように思われたが、よくよく調べると増田Bの言っていることは科学的に怪しいということがわかってくる。

その代表増田Cの投稿だ。CはBの投稿を精査し、一文一文について真偽を確かめていった。

Cが「間違い探し?」と言っているように、指摘の多くはBの自論を補強するための根拠に誤りがある、というものなので割愛するが、最も大きな意見の違いは以下のBの意見が完全に誤りだと述べている点だろう。

突出した形質をもつ人同士の子供でも形質は平均寄りになっちゃうよ

動植物育種代表されるように、遺伝的に有利な集団を作り出すことは人間でも可能というのが増田Cの意見である

そこで現れたのが増田Dである。当初は増田Cと同様、増田Bには反対する立場だったが、トラバを眺めてるうちに「意外と合ってるんじゃね?」となってCの議論に意を唱える結果となったらしい。

個人的な感想だが、増田Dはより「ヒト」という種全体での形質について着眼しているように感じた。

増田Cの意見としては、「背の高い人同士で子供を作らせて、背の低い人は子供を作らせないようにすれば種全体として平均身長が上がる」って話だと思うんだが、増田Dの意見自分は以下のように解釈している。(間違ってたらゴメンナサイ)


Cの意見はBの意見否定する材料としては十分だが、以下の理由から優生学的に人類を選別するメリットはあまりないというのがDの意見かなと思う。

淘汰圧に上限を設定するというのが増田Dの意見の大きな根拠かと思いました。集団遺伝学は難しいですね。

感想

Aさんの「ほんとに優生学って悪なの?」という疑問に集団遺伝学的な面からメスを入れるという議論が見られて面白かったです。この流れを作ったBさんに感謝ですね。

増田Cさんはかなり議論を具体化してくれたんのですが、立場いまいちからなかったのがモヤモヤポイントでした。増田Bさんの誤りにイライラして投稿したのは伝わってきたのですが条件設定が非現実的で、ちょっと極端な思考実験的にも感じました。あと思想として優生学的な手法を是とするか否とするが気になったところです。(もう少し優しい感じのサイエンスコミュニケーションを見たいかもね……)

Cさんの意見がその他の条件を一切排除した場合考察に対し、増田Dさんは現実的な条件設定のもと選択圧を適用したという仮定について考察されてよみやすかったです。

しかにこういう議論になると極端な設定を考えてしまますが、絶滅しても淘汰圧かけるぞ!とはなりませんもんね。勉強になりました。

結局のところ優生学がなぜ悪か、という一番知りたかったテーマにはたどり着けていないのですがいろんな人が取り上げてた本を読み漁ってみます

Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、その他のみなさん、ありがとうございました

2022-01-25

anond:20220122010439

もうなんか間違ったこしか書いてなくて増田が何でこんなもの書こうと思ったのかちょっと意味が分からないんだけど

一応気になったところだけ訂正・説明を入れておく。(ほぼ全文にわたっているが…)

途中で「なんでこんな中間テストの採点みたいなことやってんの…」みたいな気分になったけど

万が一これを読んで本気にしている人がいるといけないので義務感で最後まで書きました。

まりの衝撃に最初からテンション高いですけどね。もう疲れたからこのまま上げます

なんなんやいったい...

      

遺伝病の断種は、遺伝病の根絶について特に有効ではないと考えられています。まず、潜性遺伝病の場合どうでしょうか。これは、両方の染色体に、多くは遺伝機能欠失型の遺伝変異があると起こります。親は、片方しか持っていなければ健康なのですね。すると、両方の遺伝変異を持つ遺伝患者を断種させたところで、片方だけを持つ親が世の中にたくさんいるわけです。どれくらいの数いるか?実はね・・・地球上の全人類で、これを持ってない人はいないと考えられています。今、個人の全ゲノム塩基配列決定とか普通にできてますからね。観察的にそうです。さてそれでも、両方の遺伝子欠失を持つ遺伝病の人を断種させれば、徐々に遺伝病は減っていくでしょうか?実はね・・・そうならないと考えられますハーディワインベルク法則って言うんですけどね。

  

まず、

ハーディワインベルク法則って言うんですけどね。」じゃねーよ。

選択があるのに対立遺伝子(A、a)や表現型(AAAaaaの組み合わせ)の頻度が変化しなければハーディワインベルク法則じゃないだろ。 

潜性のホモ接合aa(つまり発病してる人)を継続的人口から取り除いていけば人口中の対立遺伝子Aに対する対立遺伝子aの頻度は低くなるにきまってるだろ。

対立遺伝子aの頻度が低くなるんだからAAAaの組み合わせに対するaaの組み合わせの頻度(発病する人の割合)は低くなっていくにきまってる。

まり両方の遺伝子欠失を持つ遺伝病の人を断種させれば、徐々に遺伝病は減っていくんだよ。ハーディワインベルクによれば。

学部レベル以下の知識がないぞ自称ゲノム科学者。というか論理的思考が出来てないだろう。どうやって大学はいったんだ?

頑張れ。もっと頑張れ。

      

さてそれでは、顕性遺伝病の場合どうでしょうか。これは、染色体の片方にでも遺伝変異があれば発症するもので、つまり遺伝病を発症している人を断種させれば理論的に根絶できます、が、実はね・・・ヒトゲノムには突然変異が起こるのです。もちろんこれが進化原動力なわけですが、これにより、顕性遺伝病も発生します。つまり、両親が健康で、遺伝変異を片方持つわけではない場合でも、子に突然変異が発生して顕性遺伝病は起きるのです。デノボ突然変異って言います

  

「実はね・・・」じゃねーよ。今どき突然変異が起こることを知らねー人間存在するのか? 進次郎か。プラスチックの原料か。

そもそも突然変異の発生率がとても低くて、ひとつ遺伝子につき平均で一世代で一万分の一から百万分の一(*1)。しかアミノ酸のコドンには冗長性があるからベースペアが一ヶ所変異してもアミノ酸は変わらないことの方が多いし、アミノ酸ひとつ変っても即タンパク質の働きに影響が出るわけではないか機能不全が新たに発生する率は実際にはひとつふたつ低いオーダー(十万分の一から一億分の一)。

から新しい変異による発病はほぼ無視できるんだけど、実際の変異率がいくつにしろ発生率より速いレートで変異を取り除いていけば全人口中の有病者の割合が下がっていくのは当たり前のことだし、変異を取り除かない場合の有病者割合の増加率は継続して取り除いた場合に比べれば絶対高くなる。当たり前の話だ。

そもそも(十万分の一から一億分の一の確率で)「子に突然変異が発生して顕性遺伝病は起きる」ことと「顕性遺伝疾患を持つ親の子供は100% 50%-100%の確率で(素で間違えた。恥ずかしい)おなじ遺伝性疾患を持つ」ことは別の話だ。子に突然変異が発生して顕性遺伝病が起きたら当然「その子が」生殖することを許さず新たな有病者の発生とそれによる社会負担の増加を防止しようというのが優生思想だし、それは可能なんだよ。

優生学は「特定個人病気を持つかどうか」の話じゃあない。優生学集団遺伝の話(集団中の有病者の割合・それがどう変化するか)なんだよ。この違いが分かってない生科学者なんて存在するのか?

  

まり断種政策遺伝病の抑制有効ではないと考えられます

  

有効だよ。上に書いた通り。「抑制」は「根絶」じゃないしそもそも根絶は目指してないから。

問題は「個人遺伝病が起こるか起こらないか」じゃないんだよ。問題は「全人口の中の有病者の割合をどう抑えるか」だよ。

しろどういう理屈有効じゃねえんだよ。

  

さて、ここまで読んでくれば読者は気づいたでしょうが運動能力、見た目の美醜、学歴、といったものは、これは単一遺伝子型ではありません。もし、学歴を問わない父親と、東大卒母親からまれた子の1/2が東大卒になると言うなら、これは単一遺伝子型の顕性遺伝と言うことになりますが、そんなわけはありません、経験的に。誰も行かないこともあるし、佐藤ママみたいに4人全部行くこともあるでしょう。単一遺伝子型なら、こういうばらつきは起きません。ばらつきが起きるが、一定遺伝性はあるように見える形質、これは多遺伝子型です。

  

ちょっと待て。

単一遺伝子型なら、こういうばらつきは起きません。」じゃねーよ。

たとえ「東大卒業する」が顕性単一遺伝子だとしても子供がその顕性遺伝子をもつかどうかは確率問題で、必ず「生まれた子の1/2が東大卒になる」わけじゃねーだろ。ひとりひとりの子供が「東大卒業する顕性単一遺伝子」を持つ確率が1/2なら「子供4人中誰も東大卒業しない」も「4人全員が東大卒業する」も6.25%の確率で(ばらつきが)起こるだろ。

染色体ひとつ遺伝子じゃないけどXとYはクロスオーバーしないから単体として遺伝するだろ? 男が生まれ確率子供がYを持つ確率)は常に1/2だな? それでも全ての家庭で常に「生まれた子の1/2は男」になるか?経験的に。誰も男じゃないこともあるし、佐藤ママ(誰やそれ)みたいに4人全部男のこともあるでしょう? 遺伝というのは確率から顕性だろうと単一だろうとばらつきは起こるんだよ。

ゲノム科学者かどうか以前に、おまえ大丈夫か?

  

この多遺伝子型の形質には、単一ではないとするならどれくらいの数の遺伝変異が関与するでしょうか。これはここ10年くらいで確定してきた最新のところではあるのですが、どうも最低数千あるようです。それぞれの形質に、それぞれ数千です。こんなにたくさん因子があるとどうなるかというと、中心極限定理により正規分布します。多遺伝子型の形質は、正規分布するのです。すると何が起こるでしょう?

   

平均への回帰です。

  

「平均への回帰です。」じゃねーよ(笑)溜めをつくって関係ねーことを言うな。渾身のボケか。(ちょっとウケた)

無数の試行の平均が母集団平均値回帰するのは母集団が(またはサンプルが)「正規分布から」じゃねーよ。大きい値も小さい値もランダム抽出するからだよ。

親と子の身長に相関があり、長身の親(正規分布の一方の端)だけ取り出したら(つまりランダムではない。これが優生理論)、その子供の平均身長は「長身の親の平均値」に近づくにきまってるだろ。「長身も低身長も含めた母集団平均値」に回帰するわけがない。

おまえ本当に大丈夫か? なんかわざと間違ったこと言おうとしてる? ツッコミ待ちか?(たぶんそうなんだろうなぁ...)

    

いみじくも優生学創始者ゴールトンが明らかにしたのが、親の身長とその子身長比較すると、極端に身長の高い親の子は、どちらかというと平均側、普通っぽい身長の方にシフトする、と言う現象です。それで回帰というわけですね。平均に戻る、ってことです。

  

ゴルトンの観察が平均に回帰した(ように見えた)のは実験の条件が一定じゃなくて子供サイズが親のサイズよりも環境から受ける影響の方が大きかった(つまり親のサイズという変数に対して無作為抽出になっていた)からだろ。だいたいゴルトン自身が気付いて生物学根拠のない統計上のアーチファクトだって言ったものを掘り出して差し上げるな。晒し上げか。

  

どういうことでしょうか。メジャーリーグMVP大谷翔平の子は、みんなメジャーリーグとかよりもずっと普通っぽい才能になるだろう、ってことです。ええ、皆さん、知ってますよね。長嶋茂雄の子もそうだった。野村克也の子もそうだった。あれが理論通りなんです。教育環境がいいから、それでも普通よりはいい方に行くわけですけど、親と同じような超絶スーパーエリートにはならなくて、それは統計学的に予想通りでして、確率統計の基礎の基礎、正規分布性質により説明できます。大体さ、大谷翔平の親はどうなのよ。メジャーリーガーだったわけじゃないわけですね。

  

大谷翔平長嶋茂雄野村克也が周りより一歩も二歩も抜きんでてたのは遺伝形質(身体特性)に加えて本人が努力たかに決まってんだろ。努力の結果が遺伝するわけがない。遺伝疾患や体格と一緒にするな。わざとか。どっかの詭弁テンプレートにこういう例があるのか。

  

まあ、それでも、意味があるじゃないかっていうかもですね。平均への回帰って言っても極端だったのが極端でなくなる、ってわけで、身長が高い親の子平均値は、身長が低い親の子平均値よりは高いです。平均だけの話で、大幅にオーバーラップしますが。それでも平均を徐々に上げていけばいいじゃないかと。

  

から初めから優生学対象特定個人能力大谷翔平の子供は野球が上手いかどうか)じゃなくて集団全体の性質だって言ってるだろう。もともと「全体の平均を上げること」「全体の中で望ましい(くない)もの割合やす(減らす)こと」が目的だ。「背が高いことが社会にとって良いことだ」となったら(どういう理由でそうなるのか知らんが。軍事強化?)長身の者に優先的に生殖の機会を与えて国民平均身長大きくするのが優生学目的手法だろう。しろそれ以外になんだと思ってるんだ? 

いずれにしろ身長が高い親の子身長身長が低い親の子身長も平均に回帰する」というのは単純に間違い。もしそうなら長身の者だけに生殖させても平均値が高くなるわけがないし(どういう理屈で「平均への回帰」と「平均を徐々に上げていく」が両立できるんだよ?)長身のものが優先的に子供を残せば集団の平均身長が高くなるのはすでに事実としてわかってる。(*2)

  

ところが、多遺伝子型には数千もの遺伝変異関係するというのはどういうことかというと、単一遺伝子型のように、どれか一つの遺伝変異はどれか一つの遺伝病に対応する・・・ということになりません。重複しちゃうんです。ある遺伝変異は、ある形質にも、別の形質にも、関係する。多面的関連と言います。例えば身長を高くする遺伝変異は、同時にがんになりやすくする多面的関連を持つことが多いことがわかっています。するとどうなるか。身長を高くするように、集団結婚相手操作していくと、がんが多くなって寿命が短くなるでしょう。では学歴はどうか?学歴を高くする遺伝変異は・・うつ病になりやすくすることがわかっています

  

ここの部分は必ずしもすべて間違っているとは言えないが、身長の高さとガンの発生にについてはそれぞれが関連する遺伝子座の間に統計的な相関が見つかったというだけで身長を高くする遺伝子がガンの原因になるというわけではないし、長身集団が低身長集団に比べ短命であるという証拠もどこにもない。後者学歴)に至っては関連が指摘されているのは「うつ病」と「低学歴」だし(*3)、それが共通遺伝子の多面作用によるものだという考えは否定されている(*4)のである

ていうか今気付いたけどこいつ遺伝変異ってずーっと 「mutation(突然変異)」の意味で使ってない? 遺伝変異は variation だから「数千もの遺伝変異」とか「どれか一つの遺伝変異」とかないんだけど...

おまえマジで大丈夫か?(三度目)

これ、マジでまちがい探しかなんかか? なんで書いてあることがことごとく間違ってるんだ? 罠?

  

どうでしょうか。基本的優生学というのは、国家文脈で語られます学歴の高い国民をより多数生み出し、国家生産性を上げたい、というわけです。しかどうでしょうか。うつ病が増えると、生産性どうでしょうか。私はうつ病の人は生産性が悪いと言いたいわけではありません。しかし、優生学論者のロジックは成立しますか?(明示的に成立するとは言えないのではないですか?)と言いたいのです。

  

遺伝子型の遺伝構造はまだわかっていないことも多く、「優生学操作」をしてどうなるかすらわかっていないんですよ。形質に遺伝的因子があるなら、優生学操作をすれば人類は必ず優秀になる・・・というのが元増田議論の開始点だと思いますが、そこ、すでに間違ってるんです。

  

からなんで話を「まだわかっていないこと」だけに限定するんだよ。じゃあわかってることには優生学手法を使ってもいいのかよ。国や医療システムにかかる負担を軽減するために「遺伝患者子供つくっちゃいけません」っていいのか? 問題はそこじゃないんだよ。

  

優生思想ダメなのは科学的に間違ってるから」でも「有効じゃないから」でもないんだよ。優生論の生物学遺伝学的手法有効なのは動植物繁殖で既に実証されてるから元増田優生学とは何かをそもそも理解していないのは確かだが、おまえの言ってることもほぼすべて間違ってる。

  

結論としてすでに社会的に受け入れられてない優生思想否定したいんだったら、ウソを書いてまで「科学的」根拠でっちあげる必要がないだろう。

なにが目的だ?

まさかゲノム科学者自称がこれらの間違いを本当に信じているはずがあるまい。

特にうつの「高学歴」と「低学歴」入れ替えてるところなんてワザとじゃなきゃどうやって間違えるんだよ...

やっぱ間違い探し? なんかのテストなの?

  

*1 https://www.sciencedirect.com/topics/biochemistry-genetics-and-molecular-biology/mutation-rate

*2 https://www.science.org/content/article/did-natural-selection-make-dutch-tallest-people-planet

*3 https://www.nature.com/articles/s41598-021-83801-0

*4 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25917368/

2022-01-24

ステルスミクロンの恐怖

英国の保健安全保障庁(UKHSA)は1月21日、「BA.2」として知られ、

一部の科学者が「ステルスミクロン」と呼んでいる新型コロナウイルスのオミクロン株の亜種を調査していることを発表した。

BA.2がPCR検査発見するのが難しい遺伝子構造を持つことを理由にこの亜種を「ステルスミクロン」と呼んでいる。

デンマークでは新型コロナウイルス感染者の半数近く(45%)をBA.2が占めており、2021年の最終週の20から急上昇しているという。

2022-01-23

anond:20220123155717

統計上は、高身長の人ほど、健康生涯賃金社会的地位に恵まれている。科学者バーツラフ・シュミル氏は「身長所得相関関係にあることは、1915年に初めて立証され、以来、インド炭坑作業員からスウェーデン企業CEOまで、多岐にわたるグループ対象にした調査によって、たびたび裏付けられている」という——。

https://president.jp/articles/-/46670

2022-01-22

anond:20220120142843

まあ、なんちゅうか、トラバも盛大に伸びているので、私の書くここまで、元増田は辿り着かないかもしれませんが・・・

私はゲノム科学者ですが、元増田の持つ疑問は、別に自然ものだと思うんですよね。というより、ゲノム配列決定が非常に身近になっている昨今、ちゃんと向き合っていかなければならない疑問だと思っています。私は私の持つ知識範囲で、疑問にお答えしたいと思います倫理は専門外なので扱いません。タブーとか扱いません。裏の意図を読もうとしているブコメが多数ありましたが、理系なのでよくわかりません。

まず、元増田の挙げているような、運動能力将棋能力、見た目の美醜とか、学歴、といったヒト個人ごとに異なる特徴を「形質」と言います。形質を遺伝学の観点から見ると大きく分けて二つあり、単一遺伝子型(メンデル型)と多遺伝子型(多因子型)です。

おそらく優生学にせよ遺伝にせよ、専門外の人が通常頭に思い浮かべるのは単一遺伝子型です。この場合メンデル法則により顕性(優性)または潜性(劣性)のモードで、親から子に形質が伝達されます単一遺伝子型の形質として最も簡単に思い浮かべられるのは遺伝病です。あと、お酒飲める飲めないもギリギリそうです(これは本当は少数遺伝子+多遺伝子型だけど)。あと、耳垢が乾いてるか湿ってるかとか。親指が90度以上後ろに曲がるかとか。

そして、この遺伝病に対して優生学政策を行ったのがナチスドイツというわけです。遺伝病の人を断種させようとしたんですな。流石に元増田はそんなことが良いと思っているわけではないと思いますが。

遺伝病の断種は、遺伝病の根絶について特に有効ではないと考えられています。まず、潜性遺伝病の場合どうでしょうか。これは、両方の染色体に、多くは遺伝機能欠失型の遺伝変異があると起こります。親は、片方しか持っていなければ健康なのですね。すると、両方の遺伝変異を持つ遺伝患者を断種させたところで、片方だけを持つ親が世の中にたくさんいるわけです。どれくらいの数いるか?実はね・・・地球上の全人類で、これを持ってない人はいないと考えられています。今、個人の全ゲノム塩基配列決定とか普通にできてますからね。観察的にそうです。さてそれでも、両方の遺伝子欠失を持つ遺伝病の人を断種させれば、徐々に遺伝病は減っていくでしょうか?実はね・・・そうならないと考えられますハーディワインベルク法則って言うんですけどね。

さてそれでは、顕性遺伝病の場合どうでしょうか。これは、染色体の片方にでも遺伝変異があれば発症するもので、つまり遺伝病を発症している人を断種させれば理論的に根絶できます、が、実はね・・・ヒトゲノムには突然変異が起こるのです。もちろんこれが進化原動力なわけですが、これにより、顕性遺伝病も発生します。つまり、両親が健康で、遺伝変異を片方持つわけではない場合でも、子に突然変異が発生して顕性遺伝病は起きるのです。デノボ突然変異って言います

まり断種政策遺伝病の抑制有効ではないと考えられます

ただしね・・・現在では、人工授精の際、受精卵の染色体ゲノム配列を調べて、遺伝病になるゲノムを持つ受精卵を選択しない、という医療、これって、実現化してるんですよ。ダウン症はすでに一般化してますが、単一遺伝子疾患もできます。この、遺伝の子になるなら産まない選択・・・これは優生学判断ではないのか?これってめっちゃ難しく、元増田を多くの人が簡単批判しているほど単純な問題ではないと思います。私は、個人選択優生学とは言わず個人自由であるとは思うものの。倫理専門家ではないので理論武装がしっかりしているか、自信はありません。受精の時点で人権が生じるという考えからすれば、これは殺人であり、虐殺です。ただ一つ言えるのは、ナチスドイツの断種法と異なり、この受精選択は、科学的に有効医療であると言うことです。

さて、ここまで読んでくれば読者は気づいたでしょうが運動能力、見た目の美醜、学歴、といったものは、これは単一遺伝子型ではありません。もし、学歴を問わない父親と、東大卒母親からまれた子の1/2が東大卒になると言うなら、これは単一遺伝子型の顕性遺伝と言うことになりますが、そんなわけはありません、経験的に。誰も行かないこともあるし、佐藤ママみたいに4人全部行くこともあるでしょう。単一遺伝子型なら、こういうばらつきは起きません。ばらつきが起きるが、一定遺伝性はあるように見える形質、これは多遺伝子型です。

単一遺伝子型は、確かに遺伝情報を調べると病気になるかどうかかなり高い確率がわかって、この事実だけを見ると、遺伝決定論を信じたくなります。ところがですね、幸いなことに、遺伝病ってとっても稀なんです。世の中のほとんどの病気は多遺伝子型です。あなたコレステロール値すら予測が難しい。多遺伝子型は、遺伝変異が多数関わるだけでなく、環境によって大きく変化するんです。学歴も、運動能力・・・そして見た目もです。

この多遺伝子型の形質には、単一ではないとするならどれくらいの数の遺伝変異が関与するでしょうか。これはここ10年くらいで確定してきた最新のところではあるのですが、どうも最低数千あるようです。それぞれの形質に、それぞれ数千です。こんなにたくさん因子があるとどうなるかというと、中心極限定理により正規分布します。多遺伝子型の形質は、正規分布するのです。すると何が起こるでしょう?

平均への回帰です。

いみじくも優生学創始者ゴールトンが明らかにしたのが、親の身長とその子身長比較すると、極端に身長の高い親の子は、どちらかというと平均側、普通っぽい身長の方にシフトする、と言う現象です。それで回帰というわけですね。平均に戻る、ってことです。どういうことでしょうか。メジャーリーグMVP大谷翔平の子は、みんなメジャーリーグとかよりもずっと普通っぽい才能になるだろう、ってことです。ええ、皆さん、知ってますよね。長嶋茂雄の子もそうだった。野村克也の子もそうだった。あれが理論通りなんです。教育環境がいいから、それでも普通よりはいい方に行くわけですけど、親と同じような超絶スーパーエリートにはならなくて、それは統計学的に予想通りでして、確率統計の基礎の基礎、正規分布性質により説明できます。大体さ、大谷翔平の親はどうなのよ。メジャーリーガーだったわけじゃないわけですね。

まあ、それでも、意味があるじゃないかっていうかもですね。平均への回帰って言っても極端だったのが極端でなくなる、ってわけで、身長が高い親の子平均値は、身長が低い親の子平均値よりは高いです。平均だけの話で、大幅にオーバーラップしますが。それでも平均を徐々に上げていけばいいじゃないかと。ところが、多遺伝子型には数千もの遺伝変異関係するというのはどういうことかというと、単一遺伝子型のように、どれか一つの遺伝変異はどれか一つの遺伝病に対応する・・・ということになりません。重複しちゃうんです。ある遺伝変異は、ある形質にも、別の形質にも、関係する。多面的関連と言います。例えば身長を高くする遺伝変異は、同時にがんになりやすくする多面的関連を持つことが多いことがわかっています。するとどうなるか。身長を高くするように、集団結婚相手操作していくと、がんが多くなって寿命が短くなるでしょう。では学歴はどうか?学歴を高くする遺伝変異は・・うつ病になりやすくすることがわかっていますどうでしょうか。基本的優生学というのは、国家文脈で語られます学歴の高い国民をより多数生み出し、国家生産性を上げたい、というわけです。しかどうでしょうか。うつ病が増えると、生産性どうでしょうか。私はうつ病の人は生産性が悪いと言いたいわけではありません。しかし、優生学論者のロジックは成立しますか?(明示的に成立するとは言えないのではないですか?)と言いたいのです。

遺伝子型の遺伝構造はまだわかっていないことも多く、「優生学操作」をしてどうなるかすらわかっていないんですよ。形質に遺伝的因子があるなら、優生学操作をすれば人類は必ず優秀になる・・・というのが元増田議論の開始点だと思いますが、そこ、すでに間違ってるんです。

2022-01-21

優秀な人類を作る際に実在人間同士を掛け合わせることにこだわるのが不思議人造人間で良いのでは?

良い遺伝子だけを集めた人造人間を創れと言わないのは何故だ?

人造人間だったら親は居ないか国有財産

全員を兵隊にするのも全員を科学者にするのも自由自在

anond:20220120142843

2022-01-19

コンタクトって映画

で、主人公女性科学者が「地球上の人類の9割以上が何らかの神を信仰しているか無神論者(実際には実証主義者)のお前は地球人の代表として不適格だ」って言って宇宙船代表を下ろされる展開好き。そして選ばれた神論者が宇宙船もろとも宗教テロリストに爆殺されるのも好きだし、実はこっそり建造されていた宇宙船2号が北海道にあるのも好きだし、宇宙に行って宇宙生命体とコンタクトして帰ってきた実証主義者の主人公が「神様っておるかもしれんなぁ」ってなるの好き。

新型コロナワクチン若者

まずイデオロギー論争に入れられたくないので,当方30代後半男性,新型コロナワクチン2回接種済み.

医療職ではなく,旧帝大常勤教員工学系,博士号持ち).

事実科学的な視点医者質問がしたい.(ワクチン推進・反対というどちらかに誘導したいわけではない)

まず最初に言いたいこと.コロナ風邪だとか,反ワクチン,反マスクだとかいうつもりはありません.

手洗い,マスクソーシャルディスタンスなどの感染予防策を今後も続けていくべきだというのが私の基本スタンスです.

工学人間は黙ってろ,医者しか判断できん!という方は,こちらが判断できるよう下記の論文についての解釈をしていただけると嬉しい.

我々自身の体,学生の体に対することなので.

1. NEJMの論文について

Mevorach, Dror, et al. "Myocarditis after BNT162b2 mRNA vaccine against Covid-19 in Israel." New England Journal of Medicine 385.23 (2021): 2140-2149.

https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2109730

この論文ではイスラエルにてワクチン2回接種後,16~19歳の男性は6637人に1人の割合で心筋炎の発生リスクがあると書かれています.このリスクは低くないものだと思います

2. medRxivの論文について

Sharff, Katie, et al. "Risk of Myopericarditis following COVID-19 mRNA vaccination in a Large Integrated Health System: A Comparison of Completeness and Timeliness of Two Methods." medRxiv (2021).

https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.12.21.21268209v1

medRxivではありますが,米国1217歳男子の接種者2650人に対して1人, 18〜24男性の接種者1860人に対して1人の割合で心筋炎の発生リスクがあると書かれています

1, 2を見る限り(他の国の論文もあり,大体同程度のオーダーです)若者ワクチン接種による心筋炎リスクはどうやらありそうだと思います.これは事実だと思っています

この解釈に誤りがある場合はご指摘ください.

でも,(A)ワクチンには重症化予防効果があったり,(B)若い人が周囲にうつさないようにする感染予防効果があるので,

トータルとしてみて,接種した方がいい,というのが現在医学的な流れだと思います

この(B)感染予防効果に対して,

3. ワクチン接種率100%ブースター接種率も81%ジブラルタル感染爆発が起きています

ジブラルタル新規感染者数:https://ourworldindata.org/explorers/coronavirus-data-explorer?time=2021-02-01..latest&facet=none&Metric=Confirmed+cases&Interval=7-day+rolling+average&Relative+to+Population=true&Color+by+test+positivity=false&country=~GIB

ジブラルタルワクチン接種率:https://ourworldindata.org/explorers/coronavirus-data-explorer?time=2021-02-01..latest&facet=none&Metric=People+fully+vaccinated&Interval=7-day+rolling+average&Relative+to+Population=true&Color+by+test+positivity=false&country=~GIB

この事実から,このワクチン感染予防効果がないということが示されると思います

まり若者が接種することで高齢者うつさないという当初の目論見は達成できないということです(大変残念な結果ですが)

この解釈に誤りがある場合はご指摘ください.

そして文献を挙げるまでもないことですが,若者そもそも重症リスクが低いですので,

(A)ワクチン重症化予防効果から得られるメリットはありません.

すると,現在までの知見を総合すると,高齢者や基礎疾患などのリスクがある人に向けて引き続き新型コロナワクチンの接種を推奨し,

若者子どもはこれまで通り普通に暮らす(手洗い,マスクソーシャルディスタンスなどの感染予防策を続ける)で良いのではないかと思うのです.

なぜこの結論にならないのかというと「若い人たちが打たないような危険ものであれば,私たちも打ちたくないわ〜」と高齢者や基礎疾患などのリスクがある人たちが

言いづらくするために全員に打たせているようにしか思えないのです.

それは社会運動のやり方として正しいのかもしれませんが,科学的な態度としてはどうなのでしょうか?

新型コロナワクチン必要である不安な人たちに接種を推進するために,若者文字通り体を張ってリスクをとってもらって,安心を与えなきゃいけないものなのでしょうか?

上記の考えの間違いを教えていただければ上記の考えを100%撤回し,今後も若者ワクチン接種を推奨していきたいと思います

大学教員科学事実社会的状況,そして科学者としての倫理良心で板挟みになっています

是非,医者医学研究者の方々からコメント・ご指摘をお待ちしております

2022-01-15

311原発の時に科学者を信用して何か助かったのか

>>ワクチンがどういうものか、何をもたらすのかを理解していないのだから

anond:20220114135225

2022-01-14

anond:20220114135225

リスクベネフィット比較した上で(日本人の)若い世代が打つ必要が本当にあるのかという議論をすっ飛ばしノーベル賞科学者が打て打てと進めたり

今打つ必要がないと判断しただけの人間も、オカルト信者も一緒くたに「反ワクチン」だと決めつけたり、

(実際mRNAワクチンはそんなにブースターできない可能性があるし、リスクベネフィット比較してベネフィットが今より全然大きくなった時に打ち始める、という選択肢合理性がある)

そういう方がよっぽど怖いけど。

2022-01-13

最近買って読んだBL

ボーイズラブアンソロジーCanna vol.81』

 「アンソロジー」っていうけど同人誌ではなく、商業BL雑誌雑誌雰囲気少年漫画青年漫画風味でストーリー重視・エロ少なめ……らしい。BLにしては、ということかも。ちなみに出版社フランス書院。だからといってハーレクイン的なラブロマンス色があるわけではないけど。

 では以下、掲載作品感想

『鴆(ジェン) 天狼の眼』最終回(文善やよひ)




概要

 古代中国のような世界観。「鴆」という鳥の獣人みたいな生物飼育するのが一種金持ち道楽となっている。鴆は食べ物によって羽根の色が変わる。鴆のオーナー達は鴆の羽根色を競わせるのだ。鴆を飼育する人のことを「鴆飼(ジェンスー)」と呼ぶ。

 本作のカップリングは、ティェンラン(鴆であり鴆飼でもある)×リュイ(人間若者盗賊)。

 私は途中から読んだので全体のストーリーいまいちわかっていないんだけど、今回のお話は、なんかリュイが昔の盗賊仲間を売って逆襲されそうになってるとこらしい。


増田感想

 手練のプロ作家作品! って感じですごく読みやすい。絵も綺麗。ストーリーはたぶん感動とか衝撃というよりは「無難な感じ」だ。アートだ。熱烈に惹かれるというよりはコレクション欲をかきたてられるというか。単行本出たら買おうかなぁー。


『積み木の恋』(漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)




概要

 大人BL小説家・凪良ゆう先生の同名小説原作主人公ゲイ男性を専門に狙う詐欺師パパ活のようなことをしては男から金を巻き上げている。

 カップリングは、金持ちぼんぼん×詐欺師

増田感想

 そもそも凪良先生物語で読ませる作家というよりは文体で読ませる作家。そういう作家さんの作品原作としても、やっぱり最大の魅力「地の文」が消えてしまうので、なんだかなぁーと。

 漫画を描いた人は人気のBL漫画家らしいけど、別に……うん。繊細な画面とかなんとか宣伝されているのを見たけど、私は画面が白いなとしか思わない。でも面白そうではある、原作小説が。まあ、小説メディアミックスっていうのは、大体引き算だよなぁ。

『ロングピリオド』第3話(古矢渚)




概要

 高校生主人公の学園もの特に秀でた所のない佑征が、幼なじみで何でも小器用にこなしてしま天才肌の樹を好きだけど好きと言えずに悶々としたりツンツンしたりする。少女漫画風味隠れゲイの苦悩話。カプの左右不明。今回は子供時代の回想メイン。

増田感想

 よくある話だなと。でも月並少女漫画みたいな作風漫画は意外と求められているもだろうか。去年は『コントラスト』(itz)がヒットしていたことだし。たぶん、好きな人は好きなんだろう。

『青い人の主治医』(hagi)



概要

 獣医師が知り合いの親切なおばちゃんに頼まれて、町外れに蟄居している少年を診察しに行く。少年は全身の皮膚が鱗化して角まで生えるという奇病に罹っている。獣医師はなんとか少年を診察しようとするが、少年人間不審を拗らせており、患部を見せることすらしたがらない。診察するのしないので揉めている最中

増田感想

 きっとこういう漫画好きな人も世の中にはいるんだね!


侵略宇宙猫チャン!』第6話(元ハルヒラ)



概要

 自称宇宙から侵略者で人語を操る猫が、穂堤(ほづつみ)と今市(いまぢ)と犬のチャヅケの住む家に転がり込んでくる。その日常。今回はほづつみといまぢが致している所を宇宙猫のサンが覗き見して、なんだかんだ揉める。なお、サン宇宙猫だけれど、虚を衝かれたかのような顔つきをしている訳ではない。

増田感想

 ああ、オチはやっぱりそうなるんだ……w

『嘘つきな愛を買う』第5話(ポケラふじ子)




概要

 オメガバース設定作品。αだったはずの主人公・悠生は何故かバース性がΩに転換してしまう。成績優秀で親の期待に添えていたはずが、一転して無能の産むだけが取り柄の人扱いに。そして悠生は彼を見初めた男・恭悟に金で買われてしまう。以来、悠生は恭悟に服従状態。恭悟は悠生の心から笑顔が見たくて、有名進学高校への転入を勧めるが……。

増田感想

 ちょっと昔の男格差をごりごりに風刺したような内容で、精神にかなりクる。『82年生まれ キム・ジヨン』みたいに、細かいところで心をポキポキ折ってくるような。そしてレディコミみたいにねちねちドロドロしてる。

 攻めでαの恭悟が無自覚強者傲慢から悠生に復学を勧めておきつつ、嫉妬に駆られてあっさりと梯子を外す、その態度の豹変がとてもリアルだ。もうやめて、それはただのDVよ!

 はぁ、つらい……。つい読んじゃったけど、私はこういう類の悲愴感BLには求めていないかなとも思う。

 もはや男女カップリングではここまで時代錯誤なネタは迂闊に描けないから、オメガバース設定が表現の駆け込み寺みたいな役を果たしているのかなという気もする。

BLACK BLOOD』第6話(琥句ハヤテ


概要

 戦闘サイボーグのイーサンが生身の人間のミハイルに恋をしちゃう話。

増田感想

 普通に恋愛してるなぁ……。連載開始当初は、なんかもっとこうシビアストーリー重視のハードボイルドが始まるのかなと思ったら全然かわいいハイルにイーサンが惚れてしまい油液が飛ぶ(←言葉通りの意味BLだった。

 一回ミハイルが死にそうになったくらいで、特別事件が起こる訳でもない。もっぱらイーサンが「これが恋……?」と動揺しているだけである。だが正直、あまり萌えはないかな。そういえば、ミハイルってイーサンのこと好きなの?


『MADK』第18話(硯遼)



概要

 サイコパス過ぎて人の世には居場所のないマコトちゃんが、悪魔Jを召喚して魔界に行き、悪魔に生まれ変わって無双する話?

 悪魔は人に名前を忘れられると消えてしまうらしく、マコトはJが孤立するよう根回しをし、彼を弱体化させる。今回は久しぶりにマコトがJのもとを訪問するところ。

増田感想

 連載の半分も読んでいないせいでストーリー登場人物関係性をいまいち把握出来ていないという私の個人的事情を差っ引いても、何を言っているのかよくわからない台詞がいくつかあるような?

 とにかく、マコトとJによる激しい心理戦が繰り広げられていることだけはわかった。愛憎が入り交じるというよりかは愛情表現おかしい二人なのか。

『ジャルディニエの愛した毒花』第13話(椛嶋リラコ)

概要

 旅人のオルは城塞都市ペルオテに着くやいなや荷物を盗まれ、無一文の身元不明人なってしまう。そんな彼は娼館下働きとなり、娼夫・アコニとなんかあれな感じになる。

増田感想

 ストーリーがよく分からないので、1話の試し読み数ページを読んでやっとオルの境遇理解した。この人が主人公だったのか……。てっきりアコニさんが主人公なのかと。今回もまあよく分からないけど、ねこみみ獣人達は娼館にいる方がマシみたいな設定なのだろうか?


ベルガモットサニーデイ最終回キタハラリイ)

概要

 主人公アルバイトの子が勤め先のオーナーに惚れて、そのオーナーって人が胡散臭いレベルスパダリなのだが、主人公と付き合っているのかいないのか微妙セフレ関係っぽい付き合いをするから主人公が病んじゃって、でもスパダリスパダリパワー全開主人公をよしよしいい子いい子してくれるって話。


増田感想

 ありがとうベルガモットサニーデイありがとう! タイトルだけはなんか好きだった!!

スリピングデッド』第8話(朝田ねむい)

概要

 高校教師の佐田は見た目性格ともに非の打ち所のないイケメンで、同僚や生徒からの人気が高い。そんな彼はある夜、不慮の事故に遭う。次に目を覚ました時には手術台の上で、科学者間宮が側についていた。間宮によれば、佐田は一度死んだところを間宮の手によって蘇生させられたが、ゾンビのようなものとして生まれ変わったのだという。

 間宮家で始まる、ゾンビと猿のような人間リアル猿の、二人と一匹暮らし


今回のあらすじ

 まさか温泉旅行回。昼間は名所めぐり、夜は恋バナだ!


増田感想

 思いがけず萌えとラブに全力投球な本作。第1話シリアスでダークな雰囲気から行き着いたのがここなの? たのし大人修学旅行なの!? 唐突なようでいて自然な流れで旅行して、ちょっと揉めたり仲直りしたりお互いに理解を深め合ったり、でも片想い片想いのままだったり、心理描写がすごい。リアル

 これまでの朝田ねむい先生作品恋愛色の薄い作品が多かったのだけれども、まさかゾンビ物で究極のラブストーリーを描いてしまうとは。



追記

https://anond.hatelabo.jp/20220113151632

 虫歯先生知らなかったかBL情報サイト検索した。

 すまんけど、私は表紙見ただけで回れ右だな。エロ売り作家は基本読まない。いうてBLなんかエロばっかりじゃないかいと言われるかもしれないし、実際エロばっかりなのだが、表紙であからさまに「ある種のエロしかないです」と主張してるような作品は、読んでも気分悪くなるので読まないです。

2021-12-31

今年読んでよかったと思ったBL三作、とか書こうと思ったが……。

 Amazonで今年一年ぶんの電子書籍購入履歴を見てみたら、思ってたよりもBL買ってないじゃん。そっか、そういえば去年は自分自分に10000円を誕生日プレゼントしてBLを買うという苦行を課した(結局ツラくなって半分は一般書籍に遣ってたw)から、いやにBLばかり買ってたんだけど、今年は『魔道祖師』全四巻が自分への誕プレだったからなぁ。

 しかも今年は隔月で『ボーイズラブアンソロジー Canna』(1045円くらいだったかな)を買っていたので、そのぶん単行本を買うお金は減っていたんだ。

 そういう訳で今年買ったBLは少なかったけど、その中でもよかった作品を3つ、無理矢理ひねり出して挙げる。



魔道祖師』(墨香銅嗅)全4巻+番外編集




あらすじ

 かつて「魔道祖師(まどうそし)」「夷陵老祖(いりょうのろうそ)」などと呼ばれ、人々から畏れられた鬼道の使い手・魏無羨(ウェイ・ウーシェン)。彼は一度死んだが、13年後、強制的に転生させられた。復活した魏無羨の腕には呪いの傷が刻まれていた。傷は彼を生き返えらせた術者の望みを叶えれば消える。もし叶えられなければ、死が待っている。仕方なく魏無羨は、彼を自らの命と引き換えに生き返らせた男・莫玄羽(モー・シュエンユー)が何を望んだのかを探りに出るが……。


買ってよかった理由

 とにかく読み応えが凄かった。魏無羨の過去の謎にからむ大きな陰謀。謎の多いストーリーにページをめくる手が止まらない。複雑な人間関係登場人物感情がそれぞれリアル共感でき、とてもエモいとこが特によかった。小説という表現方法をフルで活かした大作。小説っていいなと再確認した。


シャングリラの鳥』(座裏屋蘭丸)1巻と2巻





あらすじ

 元サラリーマンアポロは、とある事情で傷心中で、しかもまとまった金が入り用だった。そのため、離島娼館シャングリラ』にスタッフとして住み込みで働くことにした。

 アポロに与えられた仕事は「試情夫」といって、娼夫達の心身をケアする仕事。彼は仕事を覚えるために、まずは娼夫の一人・フィーに専属の試情夫としてつくことになったが……。


買ってよかった理由

 ポリネシアリゾート風景の、癒し力の高さ! ここは地上の楽園か!! 1巻は毎晩寝る前に読みたいくらい。いいなー、私も南の島に住みたい。ストーリーも、初期の頃はほのぼのしている。とある事件が起きてから、徐々に暗雲立ち込めてくるんだけれども。フィーの過去に「シャングリラ」存亡の危機が絡み、サスペンス要素も入って次回が気になる。

 2巻の、フィーがアポロ必死懇願をするシーンはほんとすごかった……。

スリピングデッド』(朝田ねむい)上巻




あらすじ

 高校教師佐田(さだ)は、非の打ちどころのないイケメン性格もよく、同僚や生徒達からの人望も高い。そんな彼はある夜、不審者に襲われ刺されてしまう。

 そして目覚めた時、佐田は自らが手術台の上に拘束されていることに気づいた。彼の目の前いるのは科学者間宮間宮は、佐田が一度死に、間宮によってゾンビとして蘇生させられたことを告げる。

 元の日常に戻ることが出来なくなった佐田は、間宮邸で間宮サルモン吉との、二人と一匹暮らしを始めるが……。



買ってよかった理由

 ストーリーが謎めいていて面白いだけでなく、この漫画の良さは細かいところにあって、説明し難いし説明しつくせない。萌えは細部に宿るというか……。

 受けの間宮豊臣秀吉像みたいな難のある見た目なんだけど、あれで悶絶レベルの可愛さ。萌え殺されるかと思った。

 私的に、今年読んだ漫画の中で一番面白かった。


次点

『Badass』(ハジ)

 個人的性癖ドストライクだったので、今年の三冊に入れようかどうしようか迷ったんだけどやっぱりやめた。でも、性癖にぶっ刺さるって大事だと思う。

2021-12-15

スピリチュアルに見せかけた真っ当な文章

言葉波動

より正確に言うならば、言葉波動を介して人々の間を伝搬します。


この波動にも種類があり、ロンジチュージナル・ウェーブトランスバースウェーブに大別されます

例えば、あなたが発する音声はロンジチュージナル・ウェーブですし、あなた普段目にしている文字トランスバースウェーブとしてあなたの元に伝わってきているのです。

(ちなみに、地震にはロンジチュージナル・ウェーブトランスバースウェーブの両方が含まれています。このことは、我々に多くの示唆を与えてくれることでしょう。)


日常的な生活において、波動の種類を気にする必要はないですが、一つだけ注意すべきことがあります

それは、電話回線などを用いて音声を伝送する際に、ロンジチュージナル・ウェーブからトランスバースウェーブへの変換が行われているということです。


非常に残念なことに、(場合によっては)この過程で、音に含まれていた周波数の一部が失われることが知られています

これは、1928年にH. Nyquist博士によって予想されてから現在でも多くの科学者に受け入れられている現象です。


電話を介した会話でも、波動が損なわれないようにするためにはどうすればいいのか。

実は、波動がどの程度損なわれるかは、言葉の種類によって変わってきます


例えば、「死」という言葉は、この言葉を発した時に音声が持つ周波数特性から波動が損なわれやす言葉の一つです。

これは、適切な言葉選びを心がけることが、相手に伝わりやす波動を選ぶことに他ならないということを意味しています


最後にもう一つだけ例を示して終わりにしましょう。「ち」の音より「ま」の音が伝わりやすいです。

電話越しでは、「ちんこ」より「まんこ」。これが、波動意識した人生第一歩です。

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