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はてなキーワード: 拍車とは

2012-02-29

http://anond.hatelabo.jp/20120229161237

そうだなあ

そう思いたい

個人的に、アニメでもドラマでもゲームでも、面白いと思ったものは波長の合いそうな人間に勧めてハメ落とすことにしてるんだが

どういう相手にどうやって清盛を薦めたらいいのかわからないのが凄く居心地悪い

視聴率が通常大河よりもふるわないということは何かのキーがあるはずで、それが分からないのが居心地悪さに拍車をかけてるような感じだ

同じように視聴率が悪いことがネタにされてた仮面ライダーフォーゼ

勧めたら落ちる相手がなんとなくつかめたのに、清盛は一般にウケない理由がわからなさすぎて逆に誰に勧めたらいいのか分からない

2012-02-20

絶対こち亀にこういう話が出てくると思ってたら

  1. 両津が、若い女性警官達が携帯電話ソーシャルゲームにハマる姿を見る
  2. 「こんなファミコンレベルゲームで大儲け出来るのか(汗)…」と呆れながらも、ビジネスチャンス(ゼニの匂い)を感じた両津はソーシャルゲーム開発に着手開始
  3. これが大ヒットし、ガチャなどのシステムを駆使して大儲け
  4. しかし開発の手抜きが原因でアイテム増殖など致命的なバグ蔓延
  5. その余波で、運営サイドの特権を悪用して両津自身がRMTで大儲けしていた事も発覚
  6. 苦情を受けてロールバックを敢行するが、焦るあまり日付を間違えて配信開始日にまで巻き戻してしまい混乱に拍車をかける
  7. 利用者から非難囂々。配信していたソーシャルゲームそっくりな、1回百円で本物の両津にお仕置き出来るアトラクションが利用者達に大人気で長蛇の列に
  8. 自業自得だな」と言い放ってコーヒーを飲みながら背を向ける大原部長


…という話がいつ出てくるのかと思っていたらリアルで割と同じ事が起こってるでござる。

2012-02-06

人生って目的がなくなると

ホントどうでも良くなってくるね。

もっと楽になるかと思ってたけど、覇気とかやる気がなくなる分、

生活に支障がでてきて参った。テキトーさに拍車がかかってきちゃったわ

もう少し達観できれば楽になるのかな?

2012-01-04

http://anond.hatelabo.jp/20120104053215

問題はアスペルガーとか発達障害とか自閉症とかそういうのが先天的な脳の器質的な障害なので治りませんと断言されている事が拍車掛けてると思うんだよね

こうすれば治りますとかこうすれば改善が見られますとかっていう記述よりも先に「その性格は実は生まれつきの障害だから一生治らないよ」って言われる

俺は障害者で一生治らないから仕方ないとかって思考になるってそれが一般人がムカつく理由なんじゃないかと思う

2011-12-08

http://anond.hatelabo.jp/20111208155045

横だけど、「異性の相手から襲われる」って、男が女に襲われるパターンとき特に

なんかどうしても「うらやまけしからん」的な方向に妄想されがちなんじゃね?

二次元ポルノ系とかのネタとして定着しちゃってる感があるというか。ペニバンもその点同じ。

それが恐ろしくておぞましいことだっていう認識が一般に薄そう。

実際にそういう目に遭わないとわからん部分があるってのがそこんとこに拍車かけてそう。

ガチホモを持ってきたのはガチホモレイパー属性併せ持つ奴が「相手」に回ったとき

嫌悪感恐怖感を想像しやすいだろうから、だろう。

「欲望を手前勝手自分ぶつけてくるかもしれない存在」として典型というか。

からそれほど例が違ってるとは思わない。

2011-11-30

世の中のソーシャルゲーム嫌いの奴があまり知らない事を書いておく

1500円の壊れる釣竿がなぜ売れるか?

おまいら不思議がってたよな?

お前ら、ほんとなんも知らんでよく言ってるよな!

情弱がかってるんだろう?」

トラックの運ちゃん?キャバ嬢?」

あほか?情弱はおまえらだ!

買うわけないだろうwwww常識的に考えてwwww

ヒントは

コイン

1500円じゃなくて1500コインだ馬鹿

え?1コイン1円じゃないかって?

そのとおりだ。

だが、それは最近の話で昔は違った。

コインは、広告クリックしたらタダでもらえたのだ。

ソーシャルゲームと言うのは、

この広告クリックのおまけでもらったコインで遊ぶものなのだ

ここまで言えば、馬鹿にもわかるだろう?

途中で変わったのだ。

昔は広告クリックでもらえるポイントゴールドと呼んでいた

これはモバゲーも同じ

それが、コインに変わったのだ

ゴールドお金を出しても買えなかった

それが、いまはお金を出しても買える

これがGREEモバゲー広告じゃなくて課金収入といってる根拠だ!

だが、実際は、コインも広告クリックするともらえる

まりお金をだしてもかえるコインが

広告クリックでももらえるのだ!

漫画サイトに月額登録するだけで2000コインくらいもらえる

そう、漫画読み放題のおまけに2000円キャッシュバックされるのだ!

ただ、これを現金に戻す事は出来ない。

から、使わないと損なんだ!

ビックカメラポイントでくだらないおっぱいマウスパッドを買ってしまったことはないか

あれと同じ心理さ!

現金と同じようで現金じゃない!

もう、盛大に無駄に使うのがいいだろう?

ライバルたちに差をつけて買って気持ちいい思いしたいだろ?

どうせ、入会するつもりだったサイトのおまけだぜ?

何の損もないよな!

さあ、盛大に使おう!!!

それが、ソーシャルゲームなんだ!わかったかマジで課金してる情弱ども!

情弱はおまえらだ!

2chだけ見てて情強のつもりになってんじゃねーよ!糞が!

他にも友達を誘ったりしてもキャンペーンときなんか、1500コインとかもらえるんだぜ!

現金なんざ使わなくても遊べるんだよ!

アイドルマスター課金厨とは違うんだよ!

あいつらは、本当に尊いやつらさ!尊敬するぜ!

だんだん、分かってきたか

お金だけどお金じゃないんだよ?

貯金しても意味無いんだ!

どんどん使え!!

でも、この仕組みにも問題があるんだぜ!油断するなよ馬鹿が!

コインだけが欲しくなるんだよ!必ずな!

から、コインが手にはいったら、月額サイトは解約するのさ!

まあ、最近は厳しくなって、継続しないとダメとかあるけど

それでも、コインがもらえる条件をみたしたら即解約さ!

広告を出してるほうはたまんないよな!

1500コインユーザーがもらえるってことは、それより高額の現金

GREEモバゲーにはらってるのさ!

これが、だいたい月額サイトだったら、月額の1.5倍くらいはらってるらしい

俺はそこまで詳しく知らないけどな!

1ヶ月で解約されたら赤字になるんだ!

それでも、ガラケーは、広告手段がほとんど無いか

しかたなく、やってるんだ!可愛そうだろ?搾取されてるのは彼らさ!

この広告技法をリワード広告っていうんだ覚えとけ馬鹿ども!

そして、このリワード広告は、すでに危機にひんしてるんだ!

次に起きる問題は、コインがあまる問題なんだよ!

コインは盛大につかわせた方がいいんだが

面白いゲームが無かったらコインも使わなくなるだろ?

コインが欲しくなくなったらもう糞ソーシャルゲーム現金なんざツカワネーヨ!

から、常にコインを消費させる射幸性をあおるのさ!

カードゲームガチャはそれに最適なんだ!

コインがなくなったら、またリワード広告にいくだろう?

でも、同じゲームばかりやってれば、いくら射幸性をあおっても、いつかは飽きられるよな

そうなれば、やっぱりリーワド広告を利用してくれなくなるよな。

それは、困るんだ。

GREEも月額サイトもみんな不幸になってしまう!

からゲーム制作会社に、すげー儲かるからどんどんゲームを出せといって

ゲームを大量につくらせてるんだ!

面白いゲームなんかいらねえ!パクリでいいからどんどん出せ!

そういって作らせてるわけだ!わかったか馬鹿!こいつらも可愛そうなんだ!

だまされて、儲かるとそそのかされて作らされてるんだ!

いや、最初は嘘じゃなかったかもしれない!

ほんとに儲かってるところは何億と儲かってるからな!

ねずみ講ちょっと似てるのさ。

最初のやつらだけが儲かる!後になればどんどん不利になるのさ!

そう…あんまりいろんな会社につくらせたから、

今度はゲームが増えすぎて、ぜんぜん儲からない会社が出てきたんだ!

それでも、一部の儲かってる会社数字を見せて

こんなに儲かってる人もいるから、もっと頑張れってはっぱをかけてるのさ!

システムなんざ全部パクリからいっしょなんだが

それでも、不思議と売れるゲームと売れないゲームが出てくる!

正確にはコインを散財してくれないゲームが出てくる!

面白くてもダメなんだ!コインを爽快につかわせる仕組みが大事なんだぜ!

いろいろ方法論はあるが

とは言っても、ほんとのところ、何が当たるかはわかんねーから

たくさん出すしか無いんだ!制作費なんざ出さねーよ!

これをかっこよく言うとオープン化って言うんだ!

制作会社自己負担で頑張るんだよ!

あと、本当に売れるゲームを作れる会社

絶対手放したくない!

からライバル会社10億払えなんていう訴訟をするのさ!

この仕組みは、別に日本だけじゃなくて世界でもいま大流行してるんだぜ!

海外だとZyngaなんて会社がまさに同じことをやってるのさ!

まあ、これはマメだけどな!知らなくてもいい。

このリワード広告ソーシャルゲーム流れはまだしばらく続くだろうけど、

でも、あやうい仕組みなんだぜ?

さっきもいったように、コイン欲しさに広告クリックして

商品には興味ないやつが大半になるからさ!

あと、ほんとに欲しいものサイトの登録が全部おわったらどうなる?

糞みたいなゲーム現金を使うか?

つかわねーよ!もうおさらばさ!

広告先の質が下がってもリワードは崩壊するのさ!

そうして、このリワードをつかった仕組みは減少に転じる!

それが、リワードバブル崩壊につながると俺は予測してる!

そうなったら、もうすべての仕組みが、破綻していく!

もちろん、GREEモバゲー馬鹿じゃない!

海外展開とか、リアル商品にコインをつける仕組みなんかもはじめてる。

まあ、本当のところ俺にもいつ頃破綻がはじまるかは分からないんだが

世の中のGREEDeNAに対する冷たい視線を見たらわかるだろう?

こいつらは儲けすぎたのさ。

つーか、キャッシュバッグの仕組みが景品表示法にひっかかる可能性もある!

そうなったらバブル崩壊拍車がかかるぜ!

このあたりは、パチンコ業界のようにロビー活動をおこなって

違法を黙認させるように回避するのがいいんだろうけどな!

どうなるかな?

まあ、おれはとりあえず静観するよ。

この汚れきったソーシャルゲームとリワード広告蜜月の関係がいつまで続くかをな!

ただ、せめてもの良心としてこの文章を書いた!

あとはお前ら次第さ!

まとめ

長文になったか馬鹿にもわかるようにまとめておく

1、1500コインの釣竿に現金をつかうやつは情弱

2、リワード広告というキャッシュバックシステムでコインがもらえる

3、コインは現金に戻せないので糞みたいなゲームでも消費される

4、コインを大量消費させないとリワードが破綻する

5、ユーザー広告よりもコインゲットに興味があるので月額サイトならすぐ解約する

6、リワードバブルは近いうちに崩壊する可能性がある

覚えとけ!

この仕組みが糞ゲーを生み出し、いまのゲーム業界をつぶそうとしてる事をな!

おまいらの好きなコンシューマーゲームが、糞みたいなキャッシュバックのおまけのゲーム

に駆逐されるのを、黙って見てるのか?

わかるよな?俺らにできる抵抗は

良いゲームにちゃんと現金をはらえってことだ!

キャッシュバックなんかにだまされるな!

共同購入サイトとの半額は、嘘の値段の半額だ!

あれと同じなんだよ!

世の中をよくしたいやつらは、この文章を広めてくれ!

分かったな!

頼むぜ!

2011-11-01

ULOG使ってる人いますか? あそこって何なんですか?

ここにも、そこの内部の人とか、使ってて変な使い方してる人とかいるかもしれないけど

技術的にはまともなのかな

しかし、ラベリングにさえならない、妄想なのか想像なのか意味不明で、やり取りらしいやり取りもしてない、病院いけなんて話になってもない、こっちがULOG内でブロックした人に

延々と、掲示板を作られて、私の「精神病」「精神障害」「何らかの精神的な障害の疑い」 を心配

日本では考えられない行政によるアパート半壊があると重い、

居住権や人権についての概念の理解が皆無で、「立ち退きを命令」できると思っていて

人のブログサイトは全く読まず、すぐに読めるものも読んでおらず

それでいて、わからんわからんを繰り返し

勝手名古屋の公的機関相談して、その記録まで載せていて

google earth以外では無いもう終わった工事をさも人に聞いたように、嘘をしれしれと書いていて、不気味に益々拍車をかけて何かを醸し出していた。みたいな・・・・・・・・・


この人に全く相談した覚えも何か頼んだ覚えも何も無いし、そもそも全然交流ない

ここまで変な人とは思わなかったけど、コミュニケーションが取り辛かったので、ブロックにしただけで、ほとんど知らない人なのに

なぜ、こんなにあつかましくてずうずうしくてどうしようもないのか


例えば、私のブログ名古屋の公的機関へのメール相談で紹介し、>時間に余裕がありましたら、その方が運営してるブログを読んで状況を把握してください。(ただし、大変読みにくく、解析に時間がかかります。)

参考URL http://d.hatena.ne.jp/oooquree/about

>(ただし、大変読みにくく、解析に時間がかかります。)

>(ただし、大変読みにくく、解析に時間がかかります。)

>(ただし、大変読みにくく、解析に時間がかかります。)


身内でもない頼んだわけでも相談したわけでもなく、事情を知ろうともせず ブログ読みもせず   それでいて、違っていると言えば、ツイッタで話そうとしたり、チャットしようと書いたりしてくる

なんでチャットしなきゃいけないのか?????????????????????????

チャットしよう チャットしよう そればっか


おかし



魚拓は元を消すと取れない が ブラウザに残ってたのをコピペした増田画像保存したもの

http://megalodon.jp/2011-1101-0217-03/ulog.cc/xa/sakura/oooquree/8320 魚拓です

ulogは魚拓も消えてしまうらしい。魚拓画像http://kie.nu/1yo http://kie.nu/1yp  http://kie.nu/1yq http://kie.nu/1yr http://kie.nu/1ys

ログ増田に保存した http://anond.hatelabo.jp/20111101104747


togetter

http://togetter.com/li/208070  http://backupurl.com/uprs1n ←保存用 左のが見られない時に


人が少ないから風通しが悪くなるのかな?と思うけど、見られてるページは見られてるみたいで、人気ある人もいるみたいだけど、その人も、私の事で勝手掲示板を作って、頭がおかしい事にして、事実無根なもうとっくに追ってる道路拡張工事を、今起こっている事のように、でっち上げ、立ち退き命令が出ているのに居座ってるとかい掲示板を作っている人に、そこへ誘導する文を載せてるところに、「読んだ」「いいね」と入れてたりした。。。。。


もう少し冷静な人かと思った。

普通感覚を持った人なら、ラベリングと言い出さなくても、レッテル貼りと言い出さなくても、エスパーじゃあるまいし、「精神病」「精神障害」「病院に行きたがらない」など全然やり取りしてないのに、わかるわけがないし

病院については、私はそれを取り巻く状況をもっと詳しく書いたりもしていたし・・・・・


思ったのは、そのエスパーの人はともかく、考え深そうな人にとっては、タブー世界だったのかなあということ

エスパーの人は、タブーと言うより、穴があったら突っ込みたい、自分より弱そうだったら付け入りたい みたいなもんなんだろう

エスパーなのは主観客観の区別がきちんと付いてないので、私よりもそっち系に近いような気がする

普通じゃない ネットストーカーの領域に入りかけてる

ネットが充実していても、だからこそ危ないという事もあるのだと知りました。

2011-09-28

約束」を「時間」にするとだいたい自分

http://anond.hatelabo.jp/20110928170500

時間、守れないというか守らない。

遊ぶ約束をしても朝突然行きたくなくなるがドタキャン何だかんだで出来ない気がしてダラダラ支度するので結局大幅遅刻

「あー遅刻だ相手怒ってんだろなー」と思うとダラダラに拍車がかかる。

親しくなるほどこれが常態化するので自己嫌悪になってそのままフェードアウト

実家に帰るのさえ直前まで慌ただしいくらいに急いで支度するけど、

あれもこれもと片付けているうちに新幹線の発車時刻にギリギリ間に合わなくなってなんかもういいやってなる。

仕事に関してはもうマジ必死。出勤がいつも遅刻とセーフの境界線ピッタリくらいのところをふらふらしてる感じ。

今日試みに10分早く着こうと努力したけど、いつもより一時間早く起きたはずなのに家を出るのはいつもより20分早いくらいになってて、

いざ着いたらいつもと5分しか変わらなかった。

60分時間稼いで得られるのが5分。なにこれあほらしい死にたい真剣仕事辞めるべきか迷う。

人として詰んどる。

それでもそれで良い、と付き合ってくれる友人や家族には感謝しているが、

正直各方面から愛想をつかされつつあるのをひしひしと感じる。

2011-08-16

プログラマー資格制度

プログラムを理解させるには?ブックマークコメントを読んでいて。

ブックマークコメントの中に、「資格」とかのコメントがいくつかあった。

既に情報処理試験とかあって、いろんなIT系資格があるのだけど、プログラマーやってる人なら誰でも感づいているとは思うが、資格など何の役にもたたない、という事で。高度情報処理資格を持っているからと言って、プログラム(その他設計コンサル)が出来るとは限らず、逆に何の資格も持っていないのに、すばらしいプログラムをする人がいる。

まぁ、これら既存IT系資格にある一定の目安にはなるとは思うけれども、万能では無いのも確か。昨今の不況、ITバブル崩壊で、IT系資格資格手当が真っ先に削られたのも、記憶に新しい(弊社だけかもしれないが)。

雇う外注ソフトハウスから派遣されて来た人など、だいたい15分も話せば、どのくらい出来るか、使えるかは判断出来る。これは資格では計れないものだ。

仮に、弁護士行政書士医師など、士制や免許制はどうだろうか?

やはり、使える弁護士がいると思いきや、藪医者もいるわけで。

車の免許はどうだろう?

交通事故は起きるし、無免許運転ははびこっている。

プログラマーはどうだろうか?

例えばトイレ。水を流すのに、最近トイレは、リモコンスイッチを押すと水が流れるが、あれ、プログラムだよね。

例えば炊飯器。米と水を入れて、スイッチを押せば、ご飯が炊きあがるが、これもプログラムだ。

車。ハイブリットや低燃費車が走っているが、あれは電子制御で動いている。

飛行機最近航空機は油圧では無く、フライバイワイヤーだ。

ロケットアポロファミコンにも劣るコンピュータで月まで行ったが、プログラムだ。

先日の中国の高速鉄道事故も、ATCプログラムミス(?)による事故だ。

先日の$oftbank携帯の通信障害は、故意に仕組まれた通信障害だった。

どこにでもプログラムは入り込んでいるし、そのプログラムによって、便利になっている反面、人命をも奪い、都市機能麻痺させる事も出来る。

にもかかわらず、「資格」「免許」無し。

なんでだろう?

介護について考えてみよう。

ヘルパー資格介護士とかいろんな資格が必要だが、世間一般的には、ワーキングプア、もしくはそれに近い悲鳴が聞こえてくる。

なんでだろう?

資格免許を持っていても、それが収入時間に反映されないいい例だと思う。

プログラマー」「SE」と名乗るのは簡単だ。「漫画家」「小説家」と名乗るのと同じように。なんだったら、名刺名前の上にそういう肩書きを書いておけば、「プログラマー」であり「SEである

漫画家小説家と違うのは、漫画家小説家は「売れなければただの無職」という事だ。あっという間に食えなくなる。自分アシスタントをやっていたし。アシスタントでは、ちょっと食っていけなかった(アシスタント作家自身は違うが、それなりに間近で見てはいるわけで)。

プログラマーSEがそうならないのは何故だろう?

誰かがリカバリーしてしまから、では無かろうか。

プログラマーSEが個人事業種の人達だったら、その通りになるだろうけど、多分、半分以上の技術者は、どこぞの会社所属しているサラリーマンだと思う。もちろん、これはこれでメリットがある。営業や経理・総務・庶務等が他の人に分担されている事や、会社などの福利厚生も使えるから

逆に「金の切れ目が縁の切れ目」が使いにくいというのがある。同僚が失敗したり行方不明自殺等というのはこの業界日常茶飯事だが、そのリカバリーは必ず誰かがやらなければならない。そして不思議な事に、それをやる人間は決まっている。失敗したマンガ小説を他の作家リカバリーする、というのはあり得ないのにね。

資格制度免許制度が万能とは言わないが、有効かどうかと言われると、自分には判断出来ない。しかし、前述したとおり、非常にクリティカルなモノを作る場合も有り、無資格なのはそれはどうだろうか?とも思う。

プログラマーSEミスすれば、都市機能麻痺し、人が死に、医療器具が動作せず、電力が起きず、このインターネットすら動かない。TVラジオダメ第1次産業以外のほとんどが停止する事になる。

そんなクリティカル仕事なのに、この士農工商穢多非人非人のような扱いを受けるのは何故なんだろうか?

経営者管理からみれば、次から次へとターゲットが蛆のように沸いて出てくる職業であり、使えるだけ使って、あとは使い捨て、という業界だし。

一度、プログラマーSE自分のやっている仕事がどういう事なのか、考えてみた方が良いのでは無いだろうか?

考える事は出来ると思うよ? だって、「完全動作する事を常に考えている」のだから。それが過失・故意にでも動かなかった場合、どういう事になるかは、簡単に想像出来るよね。

絵描き小説書きや楽器演奏作曲は、小学校の頃、学校で習うから、分かると思うんだけど、【今の現役世代以上】のプログラマーSEは、小学校で習わなかった。この差が非常に大きいのだと思う。

どんな無能経営者無能管理だって、「自分が絵を描けない・難しい」というのは、自分で分かる。なぜなら、義務教育時代にやっていたから。ところがプログラミングSEはどうか。やってないから分からない、わけだ。

あと、拍車をかけているのが、どこかが発表している「情報技術者何万人不足」という発表。この時点で「質」が考えられていない。そこへ、程度の低い派遣業が入り込んで、エライ事になる。そもそも派遣とは、受け側に技術が無いからその手助けに赴くものであって、人身売買では無い。先日も弊社で「組み込み系の低いレイヤーの部分を作るC言語(かなりアセンブラ寄り)が出来る技術者」を要求したのに、実際ソフトハウスから派遣されてきた人間は「C言語ポインタという概念も知らない」技術者だった(どうやら、Windows統合開発環境上においてC#だったら使える、というレベルだったようだ)。もちろん、そんな人員を使えるわけ無いのでその場でお引き取りを願った。こういう、「質」や「ベクトル」に関係無く「頭数」だけでどうにかなると思っている奴らが非常に多い。日本の(少なくとも情報系)派遣や客先常駐の考え方は、間違っていると思う。

そう考えると、ある一定の基準として、質やベクトルを明記する必要はあるのかもしれない、と思う。それが労働時間賃金に反映されるかどうかは分からないが。

2011-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20110808183113

>完全な自己都合で、そのために公共の迷惑お構いなしっつう、典型的モラル崩壊ケースじゃないかい、それ。

そうは思いませんね。この「自己都合」を編むにあたっては、前提される環境として公共のルールとその実施状況が必ず反映されているはずだからです

現実問題、それらを考慮せずに生活サイクルは築けません。むしろ公共のルールを最低限クリアしつつ自分の生活を効率的に組んだ結果なんじゃないですか?

手落ちがあったとしたらアクシデントを想定しておらずそれに備えられなかったことですが、何度も言ってます元増田の例ではシステムの側も備えがなかったわけですし、一方的な自己責任にするのはどうかと思います

完全な自己都合で公共おかまいなしってのは、例えば山中ゴミ放置とかそっちの方を言うのでは。

>その設定の人は、自分勘違いで一日早く持って出ても、そのまま放置するよ、本人にとっては選択肢がなくなってるから

そうですねw そしてその場合モラルのない行為ってことになるでしょうね。

ただし、それは「指定日ではないのにゴミを出す」に当るからであって、時間の使い方がまずいとかそういう理由ではないです

モラルがないっていうか明確にルール違反ですね。

>「選択肢がなくなった」のは「自分の行動の結果」だろうに、それが理由になってモラルと関係なくなるって理路が理解できないんだが。

元増田の例で「選択肢がなくなった」のは本当にその個人の行動の結果だけが原因ですか? 責任とは言わないのは何か意図がおありなんですか?

一番の原因はゴミ捨てボックスが使えないことですシステムのプチ破綻というアクシデントです環境の激変です

つの時点で壊れたのか定かでないですが、「この前まで使えてた」ものが「今日来たら突然使えない」。おまけに代替案もない。さらに時間もない。

プチ破綻してたと前もって知ってたらサイクルを組み直して調整することもできたかもしれませんが、そんな余裕のない状況でいきなり直面したとしたら理不尽です。ツイてなさすぎる。

しかしそのツキのなささえ責任取らされる世の中です。どうせ責任取らなきゃならんのなら最も自分にとって利が大きいやり方で取ろうとするのは判らないでもない。

からゴミの片付けをやらされるとしてもいいか遅刻回避したい。判断としてはあり得ます。斯くしてカラスのエサ場が築かれるわけですね。

しか元増田の話が回収日の朝の出来事だとしたら、前日などの本来回収日指定でない日に出そうとするという、このマンションでなければバリバリルール違反者が異常に気づけて、回収日ちょうどに出しに来たルール範囲内(ギリギリ)者がアウトになるという非常に不運かつ意味判らん状況になっていると言えなくもないw 実に不条理ですね。苛立に拍車のかかる話です

モラルがあったらこのような状況は回避できたか

答えは否ですモラル回避できるのはカラスのエサ場の発生だけであって遅刻でも時間のなさでもゴミ捨てボックス故障でもないです

カラスのエサ場回避を最優先にするような余裕はありません。そういう余裕を要さないシステムを選択していたのですから当然です

システムの側もそういう需要に応えたのです最初からモラルが介在する余地はないです

2011-08-07

続き2

http://anond.hatelabo.jp/20110807224419

隠し子に母親はどうしているのかと聞きました。

母親は数年前に自殺した。それ以降は母方の実家暮らしている。

私が父親に面会を求めて無視された後、父が母に公衆電話から電話をかけてきて、

子供をよこすな、勝手に産んだくせになぜ関らせようとするか、そんな子供殺してしまえ』と罵倒していた。

母親は早い段階、おそらく出産以前から、私を産んだことが正しいことか間違いなのかとずっと苦悶して精神を病んでいた。

それに父親の反応が拍車をかけた。

私自身もまさか実の父親がそんなことを言うと思っていなかったから、絶望し、

母親になぜ望まれていないのに産んだのか、私は生まれてこなかった方が良かったではないかと問い詰めた。

母親は私を殺して自分も死のうと考えていたらしいが、手をかけられず、自分ひとりで死んだ。

存在してはならない人間を産んだ罪を犯した自責の念に堪えられない、というようなことを言っていたからそれが自殺の動機だ。」

「母が自殺して保険金が数百万おりた。自殺では保険に加入してから数年しないと保険金がおりないか保険金を与えるために自殺したわけではないと思うが、

母は早い段階から死を願望していたようだったから、もしものときのために私のために保険に入っていたのだと思う。」


「最終的な目標は父親に私を殺させること。殺さずにいられなくなるまで父親を徹底的に苦しめる。

実際父親は私への殺意で沸騰しているからちょっとしたきっかけがあれば手を下すだろう。

責任をとりたくないために実子を殺した殺人鬼として死ぬまで罪を背負わせる。」

「ただあなたたち母子に罪はない。

私が認知訴訟したために旦那・父親との絆を失ったことに対しては申し訳ないと思っているから、罪滅ぼしとしてひとついい手を提案する。

あなたが私と養子縁組して私に生命保険をかけて、受取人はあなたたち母子にしたらいい。

父親には受け取らせない。あなたが父親と共同ではなく単独で養子縁組すれば、あなたがた母子だけに私が死んだ時の保険金を受け取らせることができる。

旦那に私を殺すようそれとなくほのめかし続けろ。

それで旦那が私を本当に殺したら保険金が手に入るし、私がいなければ旦那の相続はすべてあなたがたのものになる。

それであなたから夫を、子供たちから父親を奪ったことの償いとさせてもらいたい。」

「これから徹底的に過去の父親の行状を世間に暴く。そのための材料はそろっている。

耐えかねた父親が私を衝動で殺したら、私もあなた方も願ったりだ。悪い提案じゃないでしょ?」



養子縁組なんて簡単にできるわけないでしょう、第一夫の同意がないと無理でしょうと言ったら、

「私が成人したら旦那と共同で養子縁組をする必要はない。旦那の同意は必要だが。

あなたが単独で養子縁組すれば私はあなた嫡出子になるが、父親にとって私は非嫡出子のままだ。

から父親の遺産相続も異母兄弟の半分にしかならない。

遺産狙いで私が提案しているわけではないことは分かるな。

どっちにせよ父親が死ぬころには非嫡出子相続分も嫡出子と同額になるからそもそもこの議論は無意味だし。

父親には『隠し子に保険金をかけておいて何かあれば受け取れるように準備しておく。

渋々認知したのだから怪我したり死んだりした時ぐらい役立ってもらいたい』と言って同意をもらえばいい。

そのことが頭の隅にあれば一層私を殺す衝動に駆られやすくなるかもしれないしな。

まああのクズは考えなしに暴力に訴える野獣だから、本当に私を殺すとなればそんなことまで計算せずに実行するはずなので、

あなた共犯者として疑われることもない。」

「旦那の同意を得るのが難しいなら娘が希望するとおり旦那と離婚して単身になってから養子縁組するのでもいい。

その場合旦那の同意は要らない。」


「まああなた嫡出子になればあなた相続は引き継ぐことになるが、

からこそあなたは『馬鹿な夫が孕ませて認知もしなかった隠し子をわが子として育てようとする慈悲ある母親

として世間に評価される。あなたデメリット一つもないでしょ?」


「今の提案を父親に話してもいいけど、父親がそれを聞いて策謀にはまらないために理性を働かせて私を殺そうとしなくなったら、

結局保険金を受け取れなくて損をするのはあんたたち母子だから、よく考えて旦那と交渉しろ」



自分の命を失ったら何も意味がないではないか、一体何が望みなのかと聞くと、

「父親が『お前なんて生まれてこなければよかった、いなくなれ』って何度も言っていた、聞いただろ?

母親も周りの人たちからずっと言われ続けてきた。

『父親から生まれてくるなと言われている子供を産むなんて無責任だ、間違っていた』と。

その罪に苛まれて母親自殺した。」


母親は十分私を作り生み出したことへの責任を果たし罪を償った。今度は父親の番だ。

私が発生したのは両親双方の責任だ。

母親は命をかけて責任を果たしたのに、父親がなにも責任を負わないのはおかしい。

お前なんて存在しなければよかったんだと自ら言っているんだから

存在すべきではない人間を作り出した罪を償うために、私を殺すべきだ。

中絶しろと再三言っていたんだ、母親の胎内にいるか外に出てきているかだけの違いであって、私を殺せと言っていることに変わりはない。

法律の網を拭って合法的に人殺しをしようとするなんて卑怯な真似は許さない。

父親自ら私を殺させる。それで初めて父親の罪は贖われる。」




「それと、妻であるあなた

あなたが隠し子を殺してくれて、私たちは手を汚さずに保険金を受け取ることができてラッキーだわ』

と嘲笑われた時の絶望感を体験させたい。

それはかつて父親が私の母親にやったことだ。

『俺は手を汚さずにお前が子供を殺して俺を責任から解放しろ』と奴は私の母親に言った。

どれだけ悔しかたか、同じ目にあわせてわからせる。」




認知養育費の支払いはもうするしかないと思います

財産のことも、弁護士に依頼して相談して決定します。

隠し子の母親とは連絡をつけられないという夫の発言は、母親自殺したことを隠すための嘘だったようです

私たち母子と夫はどうするべきなのか、分かりません。

夫は離婚したくないし子供たちを手放したくないと言っていますが、

娘は父親と縁を切りたい、介護もしたくないと言っています

隠し子を養子にすることについても、今はどうすべきか考えられないと言っています

隠し子の言うとおり、私たち母子は、夫に騙されていたのでしょうか?

また、隠し子の「私を父親に殺させる、あなたたち妻子は私と養子縁組して保険金を受け取れ」という考えに対して、どう対処したらいいのでしょうか?

2011-07-28

韓流が多いのは通販番組が多いのと一緒

コンテンツ人件費が安い割りに、視聴率がそこそことれる。

そんだけの話。円高もそれに拍車をかけている。

昼間の再放送の枠が全部韓流になったなとか、通販ばっかだなと個人的に思うことはある。

しかし、通販番組がこれだけ多いのは裏に何か巨大な組織がいるのだろうか。

高田社長は実は悪の枢軸で、裏で何かつながりがあるのだろうか。

通販番組特権なるものがあるのだろうか。

ない。コンテンツを生み出す能力がないなかで、安いコンテンツで枠を埋めれるものがそれだからにすぎない。

メイドインチャイナ身の回りの物を占めることと同じ。

ある程度の品質コンテンツ物価の安い国から出てくればこうなることは必然だった。

文化集団的に言えば、かつてだったらビジュアル系のファンになっただろう少女ボーカロイドに吸収されているように

かつてであればビルボード洋楽ジャニーズに憧れるようなファン層がK-POPに引き寄せられている。

ビジネス的に回っているのだから、それを止めさせたいのならば法的に海外文化輸入を規制するしかないだろう。

もちろん、そんなことをすれば、海外で評価される日本文化ダブルスタンダードが批判されるだろう。

あるいは、自前で韓国モノより高い視聴率を持つ番組を恒常的に制作する能力を作りなおすしかない。

今回の高岡蒼甫の件は、ビジネス世界が回っていることを知らず

通販番組が多いのにはその裏に何か組織浸食しているという構図を信じこんでしまったような、哀れな若者の例だろうと思う。

まあ彼ももう29歳なんだけど。

__________

【追記】

解雇されて以降、彼はツイッターで本音を加速させている。

人権擁護法案やら特攻隊手紙やら日本が侵略されるやら自らを特攻隊三島由紀夫投影したりと、あまりにも典型的パターンばかり。

この国のことを考えようと彼は繰り返すが、そのソース元を検証しようとする姿勢が全く見えない。

まりにも分かりやすい世界の理解の図式を知って、愛国心の名の下に気持ちよくなっている。

この「韓流が多いのは通販番組が多いのと一緒」というのも一方では真実で、また一方ではそれだけでは説明がつかないのと同様に

世界は複雑で一つの図式で理解なんて出来ない。その世界の図式を理解している、真実を知っていると語る奴は疑った方がいい。

彼は法的、経済的、文化的解決策を示さず、実態を知ろう、ここは日本だ、この国を愛しているを繰り返すばかり。

彼のような影響力のある俳優がこういうことをおおっぴらに語ってナショナリズムを喚起することに嫌悪感危険さとむなしさを感じる。

俳優としての彼が個人的に好きだっただけに、非常に残念だ。

2011-07-13

音楽も捨てたもんじゃないなぁ

ANIME EXPO初音ミクライブコンサート?が行われ盛況で終わったようだ。

僕もyoutubeを通してであるが一部始終を見た。

クリックをする前の僕は、盛況に終わったというのが信じられなかった。初音ミク ライブパーティー2011がひどかった事実と、セガが大喧嘩をし初音ミクから離れてしまったというニュースをみたからだ。(ソース自分でぐぐってください)

からそんな盛況に終わるはずがないと思っていたし、2010以降初音ミクは僕の中で時計の針を止めていた。

しかし、しかである

いざ動画を見てみると何もかもを吹き飛ばし僕の中に熱い熱い興奮が沸き上がってきた。

2010年の感動を通りこして目の前に繰り広げられる世界にただただ驚愕し、歓喜していた。

短い動画ではあったけれど観終わった後「音楽も捨てたもんじゃないな」と僕は思った。

感動と共に初音ミクを通して新たな文化の光を見たのである

セガの功績もその文化拍車をかけ、初音ミクとう文化を成立させてしまった。

今の日本音楽バックボーン、特典、アイドル的要素といったものが重視されている。正に異常事態だ。

そこに風穴を開けようとしているのがこの初音ミクが巻き起こした新たな文化である

アイドル的要素は抜けきれていない。が、曲がとにかくいい。とにかくいいのだ。

かっこいい曲もあれば、泣ける曲もある。

初音ミク馬鹿にしている人たちというのは、ボーカロイド=オタク=キモイという原始時代的な鎖国脳なので武士は食わねど高楊枝てき思考で新しいものを取り入れきれないのだ。

音楽好きと自負するのなら、きっと気に入る曲があるというのだから聞いて探せばいいのだ。探しもしないのに初音ミクニュースででると嫌悪し気持ち悪い図式でしか考えられないのならば、音楽好きなどやめてしまったほうがいい。

そんなやつらが音楽ダメにしているのだら。

僕は初音ミクはどんどんメディア露出していくべきであると思う。

食わず嫌い洗脳するぐらいの勢いで露出し、この文化の波に乗って行くべきである

そして、衰退しかけたJ-POPを再起させるのだ。

2011-07-07

http://anond.hatelabo.jp/20110707120626

「十分に「状況判断する材料」が揃わない状況」=「客観的にみて「緊急時」である状況」

そういう判断が可能な人は、自身を緊急時に置いていると判断可能なので、問題ないと発言してるはずですが。

そういう人にとっては「消防団員避難勧告」など、緊急時のランクを上げる要素でしかなく、従わないという選択肢は生まれないはずです


「避難しなかった人」は「自分を安全だと判断した人」です

その人の中では「材料は揃っていた」のですよ。

津波がここまで押し寄せてくる」という歴史的な情報は欠けていましたが、その状態で状況判断を行って安全だと判断したんです

でも今回、現実として映像が残りました。

あの映像を見た人は、間違っても「映像で波にのまれた場所が安全」とは判断しないでしょう。


追記

チリ津波でも大丈夫だった、と言うのも、安全判断に拍車をかけていたようですよね。

その昔には、幾度も津波にのまれた地域でさえ。

2011-04-10

日本原子力を推進し、軍隊を持て

原発を廃炉するにしろ、少なくても10年20年かかる話。いま40才の技術者は20年後定年退職、22才も42才になる。

42才が業界で最も若いなんて事態は洒落にならない。

若手は育たねばならない。

しかし20年後に退職が半分決まっているような、未来の無い技術に若手が臨むだろうか?

それに20年で済むならまだいい、20年後にあと20年かかりますと分かったらどうなる?


引き返すには、引き返すだけの工程を踏まなければいけないのだ。

よって国内原子力政策は推進せざるを得ない。

具体的には、いまあるすべての原発を安全なように作り変える事業が必要だ。

新設と引き換えに廃炉なんて選択肢も議論されるべきだろう。単に廃止の場合電力が足りなくなるので計画停電火力発電所新設・ダムの新設などをします、という選択肢とともに。

その間、代替エネルギーの実践もどんどん進め、現状のような机上の空論はなく実績をどんどん出していけばいい。

実績をオープンにし、比較し、最良の選択をすればいい。

原発推進とクリーンエネルギー推進は矛盾しない。


原子力を推進するには、危機管理意識重要だ。推進はするが、盲信はしてはならない。

そこで、私は日本国軍を持つことを提案する。

今後貧乏日本国連での地位は下がるし、アメリカお金を払うこともままならない。円安がそれに拍車をかけるだろう。

そのため、国防を自前で行う必要がある。


それに、国防について自国で考えることをしなかったツケがここで来たとも思う。

シーバーフが自国に無かったのは何故だ。

日米安保に頼りきりで、いざとなったらアメリカが何とかしてくれると思っていて、ろくに考えてこなかったせいではないか


原発についても、軍隊についても、いままで禁忌だったからこそいま考えるべきだ。

単に禁忌のままでは、いままでと変わらない。

もちろん、原発軍隊ハイリスクだ。持たずに済むならそれに越したことはない。

しか原発はすでに持っているし、今の自衛隊との連携の仕方では危機管理は不十分だ。

リスク自分で抱えなければ前に進めない。

目をそむけてはいけない。

このリスクとどう向き合うか、それが今後日本が滅亡しないための唯一策だと思う。

2011-03-29

市場原理を活用すべき『でない』電力不足対策” を読みやすく

元記事 http://anond.hatelabo.jp/20110328213318引用がアレで読みにくいので

http://synodos.livedoor.biz/archives/1720131.html

キセイガー/カンリョーガー脳の恐怖である

 これに対して、市場メカニズムを活用すれば、効率性の高い企業自然に選別することが可能であるひとつのやり方は、池田信夫氏がかなり早い段階で提唱した「電力消費税」(http://news.livedoor.com/article/detail/5412902/)を導入することである。これは、電力需要抑制するために税を課すというもので、実務的には電力料金を引上げるだけであるから、すぐに実行可能である

 この方法では、電力料金を引上げても、利潤が出る効率性の高い優良企業生産をつづける一方、効率性の低いゾンビ企業は休業をすることになるから自然に効率性による選別が可能となる。また、病院老人ホームなど、効率性とは別の観点から重要性が高い施設は、そもそも電力料金を引上げなければ良い。

 問題は、電力料金を引上げると東京電力収入になってしまうと勘違いされ、消費者が納得しないという点であるが、最終的に東京電力売上高から政府が電力消費税を吸い上げることになるから東京電力を儲けさせることにはならない。このことをきちんと政府が明言して実行すればよい。

電力料金引上げによる電力需要抑制の最大の問題は、消費者の納得なんぞではなく、電力の需要曲線の形状が不明な点にある。言い換えれば、いくら料金を上げたらどれだけ電力使用量が少なくなるかわからない、ということ。既に周知が進んでいるが、供給能力を上回る電力が使用されると、予測不能な大規模停電確率が極めて高くなる。これだけ値上げしたらこれだけの使用で収まると思ったんだけど、思った以上に使われちゃいました、なんて事態が生じれば、ライフラインその他に甚大な障害が生じる。それに比べれば、

 しかしながら、本来、計画停電や総量規制のような「社会主義的な手段」は、命の問題にとっても、生産活動にとっても、非常に「非効率」である。早い震災復興を望むのであれば、こうした手段をつづけたり、大規模に行うことは望ましくない。生産活動にとって非効率というのは、生産性の高い企業も、生産性の低い企業も一緒くたに休業させてしまからである

 たとえば、同じ電力量で10生産を行う優良企業と、2しか生産できないゾンビ企業(本来であれば死んでいる非効率な企業)があるとしよう。両方とも電力量を平等に半分にされると、各企業生産はそれぞれ5(優良企業)、1(ゾンビ企業)となり、生産量がそれぞれ半分になる。両者の合計は6であり、元の12から生産量は半減する。

 一方で、優良企業には休業させず、ゾンビ企業のみ休業させるということであれば、生産量は10である。つまり、優良企業は元の通り10生産を行い、2しか生産できないゾンビ企業が休業して0になるから、元の生産12に対して、事後的な生産量は10とわずかな生産ですむ。

この程度の非効率性など、どうってことはない。また、

 問題は、このように効率的な生産を行う企業とそうでない企業をどう選別するかということであるが、計画停電はすべてが一緒くたになるので、選別は不可能である。また、効率性は高くなくても、必要性の高い病院老人ホームは電力供給をつづけることが望ましいが、そうした重要度に応じた選別も不可能である

予測不能な大規模停電が起きてしまえば、病院等の選別もまた不可能である。事前に対策が講じられる分だけ、予測不能な大規模停電より計画停電の方がはるかに適切なのは、言うまでもない。

加えて、鈴木氏は、次のようなことを言っている。

 これに対して、電力事業というものは、どのようなときにも安定的な電力供給を行わなければならないという「供給義務」が課されているため、夏場数日間の昼間における一番のピーク時に対応するために、きわめて過剰な発電所設備を保有しているのである。このためじつは、普段は、発電所はあり余っている状態なのである

 このような過剰設備を許しているのが電力会社への規制であり、「総括原価方式」の下、どのように過剰な設備をもっていてもすべて電力料金に転嫁でき、しか地域独占によって競争相手にさらされずに、料金を引上げられることが、その背景である

 これを経済学ではアバーチ・ジョンソン効果と呼んでおり、過剰設備、非効率の典型例とされる。また、電力会社も、経済産業省官僚も、発電所設備を拡大することで利権があるので、こうした規模拡大にさらに拍車がかかる。

その是非はさておき、

 ついでにいえば、西日本東日本で電力の周波数が違い、変電設備が貧弱で、1日100万キロワットしか電力会社間で融通しあえないことも、今回露呈した大きな問題である。これは、電力会社地域独占を守ろうとする既得権保持行動にほかならないだろう。国が公費を投じてでも、変電設備拡張してリスクを分散したり、電力会社間の競争を促すことは合理的であると思われる。

東西周波数変換など、こうした事態でもなければ遊休化すること必定であり、過剰設備・非効率が不適切だというなら、周波数変換はそれ以上に不適切である(注1・2)。結局、本当に過剰設備・非効率性を問題にしたいのではなく、キセイガー/カンリョーガーと言いたいだけなのだろう。

 もっとも、各家庭まですべてピークロード・プライシングをするというのは、消費者は驚き、反対も大きいであろう。東京電力の電力需要の過半は企業需要であるから、まずはフランスの電力公社(EDF)が1957年から導入しているように、企業に対して、季節別・時間別・業種別のピークロード・プライシングをはじめることが現実である

少なくとも、ヨーロッパ全土で電力が相互融通可能であることを前提としたフランスのピークロード・プライシング日本に導入することの是非は、これほど単純な話ではない。繰り返すが、価格を上げた割に使用量が減らなければ、ヨーロッパなら他国から買ってくればよいが、日本ではそうは問屋がおろさず、大規模停電確率が上がるのだ。

教訓:非専門家が思いつくようなことは、専門家がとっくに思いついた上で、利害得失を計算して採りえないとしたものがほとんどである

(注1)

今回のようなケースとしては、2002年東電原発データ隠しが発覚し、東電の全原発17基がすべてストッしたことがあった(2003年4~6月)。夏場の大停電危惧され、東西連系線の拡張などが論議されたが、「投資額が莫大で、それなら自前で発電所建設した方がよい」(電力業界関係者)として頓挫した経緯がある。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1285?page=2

(注2)

ピークが異ならなければ、地域間の電力流用によって全体の必要設備量は変わらないが、日本でピークが異なるのは、北日本に限られる。すなわち、東西の電力流用を推し進めても、東京電力の必要設備量は減らない。

2011-03-28

市場原理を活用すべき『でない』電力不足対策

http://synodos.livedoor.biz/archives/1720131.html

キセイガー/カンリョーガー脳の恐怖である

>これに対して、市場メカニズムを活用すれば、効率性の高い企業自然に選別することが可能であるひとつのやり方は、池田信夫氏がかなり早い段階で提唱した「電力消費税」(http://news.livedoor.com/article/detail/5412902/)を導入することである。これは、電力需要抑制するために税を課すというもので、実務的には電力料金を引上げるだけであるから、すぐに実行可能である

>この方法では、電力料金を引上げても、利潤が出る効率性の高い優良企業生産をつづける一方、効率性の低いゾンビ企業は休業をすることになるから自然に効率性による選別が可能となる。また、病院老人ホームなど、効率性とは別の観点から重要性が高い施設は、そもそも電力料金を引上げなければ良い。

>問題は、電力料金を引上げると東京電力収入になってしまうと勘違いされ、消費者が納得しないという点であるが、最終的に東京電力売上高から政府が電力消費税を吸い上げることになるから東京電力を儲けさせることにはならない。このことをきちんと政府が明言して実行すればよい。

電力料金引上げによる電力需要抑制の最大の問題は、消費者の納得なんぞではなく、電力の需要曲線の形状が不明な点にある。言い換えれば、いくら料金を上げたらどれだけ電力使用量が少なくなるかわからない、ということ。既に周知が進んでいるが、供給能力を上回る電力が使用されると、予測不能な大規模停電確率が極めて高くなる。これだけ値上げしたらこれだけの使用で収まると思ったんだけど、思った以上に使われちゃいました、なんて事態が生じれば、ライフラインその他に甚大な障害が生じる。それに比べれば、

しかしながら、本来、計画停電や総量規制のような「社会主義的な手段」は、命の問題にとっても、生産活動にとっても、非常に「非効率」である。早い震災復興を望むのであれば、こうした手段をつづけたり、大規模に行うことは望ましくない。生産活動にとって非効率というのは、生産性の高い企業も、生産性の低い企業も一緒くたに休業させてしまからである

>たとえば、同じ電力量で10生産を行う優良企業と、2しか生産できないゾンビ企業(本来であれば死んでいる非効率な企業)があるとしよう。両方とも電力量を平等に半分にされると、各企業生産はそれぞれ5(優良企業)、1(ゾンビ企業)となり、生産量がそれぞれ半分になる。両者の合計は6であり、元の12から生産量は半減する。

>一方で、優良企業には休業させず、ゾンビ企業のみ休業させるということであれば、生産量は10である。つまり、優良企業は元の通り10生産を行い、2しか生産できないゾンビ企業が休業して0になるから、元の生産12に対して、事後的な生産量は10とわずかな生産ですむ。

この程度の非効率性など、どうってことはない。また、

>問題は、このように効率的な生産を行う企業とそうでない企業をどう選別するかということであるが、計画停電はすべてが一緒くたになるので、選別は不可能である。また、効率性は高くなくても、必要性の高い病院老人ホームは電力供給をつづけることが望ましいが、そうした重要度に応じた選別も不可能である

予測不能な大規模停電が起きてしまえば、病院等の選別もまた不可能である。事前に対策が講じられる分だけ、予測不能な大規模停電より計画停電の方がはるかに適切なのは、言うまでもない。

加えて、鈴木氏は、次のようなことを言っている。

>これに対して、電力事業というものは、どのようなときにも安定的な電力供給を行わなければならないという「供給義務」が課されているため、夏場数日間の昼間における一番のピーク時に対応するために、きわめて過剰な発電所設備を保有しているのである。このためじつは、普段は、発電所はあり余っている状態なのである

>このような過剰設備を許しているのが電力会社への規制であり、「総括原価方式」の下、どのように過剰な設備をもっていてもすべて電力料金に転嫁でき、しか地域独占によって競争相手にさらされずに、料金を引上げられることが、その背景である

>これを経済学ではアバーチ・ジョンソン効果と呼んでおり、過剰設備、非効率の典型例とされる。また、電力会社も、経済産業省官僚も、発電所設備を拡大することで利権があるので、こうした規模拡大にさらに拍車がかかる。

その是非はさておき、

>ついでにいえば、西日本東日本で電力の周波数が違い、変電設備が貧弱で、1日100万キロワットしか電力会社間で融通しあえないことも、今回露呈した大きな問題である。これは、電力会社地域独占を守ろうとする既得権保持行動にほかならないだろう。国が公費を投じてでも、変電設備拡張してリスクを分散したり、電力会社間の競争を促すことは合理的であると思われる。

東西周波数変換など、こうした事態でもなければ遊休化すること必定であり、過剰設備・非効率が不適切だというなら、周波数変換はそれ以上に不適切である(注1・2)。結局、本当に過剰設備・非効率性を問題にしたいのではなく、キセイガー/カンリョーガーと言いたいだけなのだろう。

>もっとも、各家庭まですべてピークロード・プライシングをするというのは、消費者は驚き、反対も大きいであろう。東京電力の電力需要の過半は企業需要であるから、まずはフランスの電力公社(EDF)が1957年から導入しているように、企業に対して、季節別・時間別・業種別のピークロード・プライシングをはじめることが現実である

少なくとも、ヨーロッパ全土で電力が相互融通可能であることを前提としたフランスのピークロード・プライシング日本に導入することの是非は、これほど単純な話ではない。繰り返すが、価格を上げた割に使用量が減らなければ、ヨーロッパなら他国から買ってくればよいが、日本ではそうは問屋がおろさず、大規模停電確率が上がるのだ。

教訓:非専門家が思いつくようなことは、専門家がとっくに思いついた上で、利害得失を計算して採りえないとしたものがほとんどである

(注1)

> 今回のようなケースとしては、2002年東電原発データ隠しが発覚し、東電の全原発17基がすべてストッしたことがあった(2003年4~6月)。夏場の大停電危惧され、東西連系線の拡張などが論議されたが、「投資額が莫大で、それなら自前で発電所建設した方がよい」(電力業界関係者)として頓挫した経緯がある。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1285?page=2

(注2)

ピークが異ならなければ、地域間の電力流用によって全体の必要設備量は変わらないが、日本でピークが異なるのは、北日本に限られる。すなわち、東西の電力流用を推し進めても、東京電力の必要設備量は減らない。

2011-03-22

石巻ニュースは昔ながらの形でやってくる

http://www.washingtonpost.com/world/in-ishinomaki-news-comes-old-fashioned-way-via-paper/2011/03/21/ABPp8X9_story.html?hpid=z3

石巻ニュースは昔ながらの形でやってくる

ツイートブログも、メールもない。電話だって出来ない。電気ガソリン・ガスが失われ、津波に傷つけられた街では本当に昔からのやり方で物事が行われている -ペンと紙で。

コンピュータウェブサイト3G携帯はもちろん、20世紀印刷出版は利用できずに、街唯一の新聞である石巻日新聞では記事が大きな紙に黒のフェルトペンで書かれている。

現代のメディアとは思えないが、この方法は機能している。

「このような悲劇に苦しむ人々は食べ物や水、そして情報も必要としています」夕刊紙である石巻日新聞にて主筆を務めるタケウチヒロユキは語った。「これまではテレビインターネットニュースに触れていた。しかし灯りも電気もなくなって、彼らにはうちの新聞紙かないんです

近年のアラブ世界をまたがる政治的醸成が新しいメディアの持つ力を華々しく告げる一方、世界で最も「つながった」国である日本での悲劇は、時計の針を逆転させた。少なくともここ何日かは、印刷/手書きのことばが優位となった。

執筆編集が終わると、タケウチと同僚が手作業で複製し、史上最悪の地震とそれに続いた死の津波に生き残った人々がいる避難所へと配られる事になる。

情報を手に入れるのに必死なんです津波が自宅の一階に押し寄せて以来、10日間オフィスで寝泊まりを続けるタケウチは語った。

16万都市の1/3に電気教kっゆうが再開され、タケウチ新聞はペンを置き、印刷を始めた。ネットはまだ使えない。月曜の一面では「奇跡の救出劇」、80才女性と16才の孫息子が瓦解した石巻の自宅から日曜日に救出された物語を讃えていた。

海岸線仙台に下ると、かつて賑やかだった100万都市では、デジタルによる意見は停止している。「こんな状況では、紙(媒体)の力は他(のメディア)にはない」街を代表する新聞である河北新報社長でありオーナーでもある一力雅彦は語った。ほとんどの店が閉じた今では、ラジオの電池を買う事ができない。

この地域電気供給崩壊し、仙台コンピュータテレビシャットダウンされたが、一力が持つ仙台新聞はその間も発行されている。津波の日には1ページの号外さえ届けている。

情報に飢える住民は、(一力)社主に「生活を守るために私たちの新聞に頼っている」と話した。大災害についてだけでなく、毎日の生活に関わる情報提供される。どの店に食べ物があって、どの道で瓦礫が除去されたか、どの銀行現金があって、有名酒販チェーンのどの店が再開したかなどについてだ。

石巻仙台よりも小さく、被害は長引いており、日日新聞は津波の後の2日間は発行できなかった。6人いる記者のうちの1人は、仕事から戻る途中に車にのたまま飲み込まれた。彼は生き残り、数日を病院で過ごして現場に戻った。

主筆であるタケウチは、3月11日午後2時46分に地震に襲われた時にはオフィスにいた。その日の入稿を終え、紙面では1面には石巻の「隠れた魅力」についての記事が飾られ、役所の担当者病院やその他の施設を改善する約束をしていた。

地震は2階建ての新聞社社屋を揺さぶり、激しさのあまり蛍光灯天井~落ち、ファイルキャビネットは床の上で横滑りした

最初の手書き版は3月13日に準備され、「可能な限り正確な情報を得られるよう努める」誓いが特集された。日本から集められたレスキュー隊の到着と被災地域の広がりが伝えられた。石巻では海辺の家屋やビジネスはぶち壊された。3万を超える人々が避難所に逃げ込んだ。「今や被害の全貌が明らかになった」という見出しがつけられた。

明くる日、身元が確認された34地域の人々の名前年齢が載せられた。絶望の兆候でもある、スーパーでの略奪も伝えられた。

しかし紙面では、打ちのめされた人々の気持ちに拍車をかけるようなものよりも、明るい話題が努めて選ばれたとタケウチは言う。「希望につながる事を探しています。これが私たちの考え方です」 「数が増えるばかり」という理由で、死者名の掲載は取りやめとなった。1300以上の遺体が確認されている。

「こうした努力電子メディアの不在を補う上で役立っている。電気や水、十分ではな食べ物での生活はうんざりするくらい大変です石巻の25才になる、イシカワユタカは言う。「でも最悪なのは情報がない事ですメールネットサーフィンが恋しいと彼は語った。

http://www.washingtonpost.com/world/in-ishinomaki-news-comes-old-fashioned-way-via-paper/2011/03/21/ABPp8X9_story.html?hpid=z3

http://anond.hatelabo.jp/20110322141724

シンプルに、

必要量以上に買うんじゃない、本当に必要としてる人に行き渡らなくなるから

というだけの話でしょう

昨日までと同じ量入荷してるのに、棚から商品が無くなり

普段通り買おうとした人が買えない

これが正常だとは思わないけどね

過剰反応によって混乱に拍車をかけているとは思わないの?

2011-03-20

すごく不謹慎なことを書く。

ようやく、原発事故収束の兆しが見えてきたのだろうか。ぼくの知り合いで東京から脱出した人も多くいて、感受性が強いというのはたいへんだなぁ、と冷静を装っている。このへんはもはや「誰をどれくらい信じるのか」というイデオロギーにも似た問題であり、ぼく自身としては「さすがに東京で死人が出るほどの事態になれば政府も『逃げろ』って言うでしょ、常識的に考えて」と思っているので、自宅で淡々と週明けの仕事を待っているという状態だ。ガソリンがないので週末の日課になっていた映画レイトショーにも行けない。そもそも上映しているのかどうかも知らないけれど。

ところで、今日は一時的に震災報道が途切れた。

それまで意識していなかったけれど、震災当日にほうほうのていで帰宅してからというもの、ぼくはテレビに釘付けだった。通勤中はラジオTwitterで常に情報を入れていたし、寝室でもUstreamNHKTBSを2窓で開いていつの間にか眠りにつくという有様だったのだが今日、それが途切れたとき、猛烈に不安になった。終わってしまう、と思った。

ぼくは完全に、震災報道中毒になっていた。不安と恐怖を摂取することに慣れてしまい、あまつさえ快楽さえ覚えていたのかもしれない。以前は震度3などという地震がくれば文字通り震え上がっていたぼくだが、毎晩余震に揺すられるうちに「今回は警報が間に合ったな、今回は外れだな」などと緊急速報を値踏みしたりしている。

ネット上にはさまざまな情報が流れている。政府中途半端情報開示に憤る人、独自の論で不安をあおる人、美談に触れて涙する人。そうした人々を追いかけ、共感したり、ひとり嘲笑したりしている。

思えば911ときも3日間くらいテレビに貼り付いたが、あのときはすぐに日常に戻ることができた。言うまでもなく、それは対岸の火事だったからだ。

今回、東京は絶妙な距離感にある。最悪の事態が発生すれば、ぼくの日常が吹き飛ぶかもしれない。幸い今のところ身近な人に具体的な被害が出ていないこともあって、この事態がたまらなくスリリングなのである

仙台空港が飲み込まれていく、あの壮絶な津波映像が、スペクタクルプロローグしかなかったなんて、あのとき誰が思っただろう。

「町は壊滅しています」「死者・行方不明者が1万人を越えることが確実と見られます」なんと魅惑的なセリフなのだろう。

新幹線で数時間土地原発が爆発するなんて、誰が想像しただろう。

そのスリル拍車をかけるのが、計画停電だ。信号機が消え、交差点を徐行するバスタクシーの緊張感たるや、まるっきりスクリーンの中だ。エレベーターが止まって自室の7階まで階段で上がる経験なんて、もう二度とできないかもしれない。うきうきしてしまう。

このまま死んでしまたい。そう、強烈に思う。

今の刺激に慣れてしまえば、あとは倦怠の日々が続くだけだ。聞くところによれば、計画停電は夏すぎまで続くのだという。面倒でたまらない。経済だって下降するだろう。そんななかで、いったいいつまで被害者冥福を祈ったり、知らない土地復興を祈ったりすればいいというのだ。原発処理には数年かかるというじゃないか。2万人も死んだっていうじゃないか。それを忘れることなんて、できるわけないじゃないか

冗談じゃない。もう何も楽しめない。もう何も楽しめない。

2011-03-18

発電器官はデンキウナギの夢を見るか

2011年、夏。

未曾有の災害と共に発生した史上最悪と言われる原子力発電所事故により関東以北では電力危機が生じていた。あらゆる場所電気が足りないため、経済は縮退し失業率は上昇、被災地復興すらもままならない状況に人々は疲弊し、絶望していた。日本はもう終わコンだ、と誰もが思っていた。

E官房長官は滝のように流れる汗をぬぐいながら、よりいっそうの節電の協力を求める会見を行っていた。

飛んでくる野次。頭を下げるたびにたかれるフラッシュのせいで会見会場には熱がこもり(もちろんクーラーなど不謹慎なのでご法度である)、うだるような暑さに拍車をかけている。

彼とてこれ以上の節電が無理だということは分かっていた。停電が頻繁に発生するせいで製造業は壊滅的なダメージを受け、GDP10%はおちこんでいた。失業率に至っては15%以上の上昇だ。物価の上昇率も著しい

「節電してればどうにかなるのかよ! お前がどうにかしろよ!」

国民死ねってのかよ! おい! Kを退陣させろ!」

Eは汗を拭った。マスコミ記者の態度は日に日に悪化している。それにともなって世論も完全な逆風となり、いま政府転覆寸前だった。震災の直前に外務省を辞任したMの運の良さには驚きを通り越して腹立ちさえ覚える。しかもこんな時に限ってHが「放射能シュレーディンガーの猫のようなもの、見てみるまでは存在しているかどうか分からない」などという素人にも間違いだとわかる迷言をのこしたりなどしている。後ろから味方に撃たれるとはこのことだ。

記者が静まるのを待って、Eは原稿を再び読み上げ始めた。

「まず一点は、首都圏における新規発電方式の、採用で、えー、ございます。本日より、首都圏の主要駅を中心に新方式の発電装置を稼働しております……」

後に有名になる首都圏発電所誕生の瞬間であった。

手始めに政府ラッシュ時の駅及び電車に床発電装置を埋め込んだ。発電量は微量で実用的ではないと言われていた床発電だったが、殺人的なラッシュ時の発熱量は彼らの予想を優に越え、鉄道への電力供給を賄うことができたのだった。

これはひとつ天啓だった。

人が活動するだけで電力が発生するのだ。しかもこの発電による排出物はせいぜいうんこである。なんというクリーンな発電方法だろう。

はじめは懐疑的な主張が主だった世論はこの実験によって一変し、一挙に床発電装置首都圏一帯にばらまかれた。道路は瞬く間に敷き替えられ人が歩くだけで発電が行われるようになり、なんと10キロワットの発電を可能したである。歩くだけで発電ができるという手軽さのためかあるいは通勤ラッシュの激化に嫌気がさしている人が多かったためか、またたくまに通勤、通学は徒歩もしくは自転車に変わった。政府の発表によれば、このことによって肥満人口は27%も減少したという。

この他にも、各産業は人の活動――正確に言えば活動による圧力変化が起こりうる場所を血眼になって探し、研究開発に人材を突っ込んだ。圧、とにかく圧力変化を探せ、何でもいい。特に大きかったのは繊維から電気が取れるようになったことだ。服の伸び縮みだけでなく、その繊維を使った布で作った服を着た人が押されたり押し返したり――要するにまたラッシュである――すると発電が起きる。充電程度の電力なら服からまかなえるようになったことで、電力所からの配分は若干減少した

この発電方式が予想外の供給可能したことを受け、すべての原発は停止した原発が停止したことにより25%程供給率が下がったが、人々は不足分を補うために一心に発電に励んだ。停電は頻発したが、それでも原発を使わないことを人々は選択したのだ。原子力発電所をすべて停止するというのはKの思いつきだった。世論もそれを求めていた。一部の識者がわかったような顔で発電所を止めると云々と述べたが、そんな言説は一捻りで闇の中に葬り去られた。

人々は自分たちの使う電力を作るために仕事をし、あえてラッシュ電車に乗り、あるいは車を捨て街を歩き回った。人の活動によって作られる電気は微々たるものではあったが、それでも彼らが活動をやめればとたんに電力不足が発生する。

から電力を作らない人々は糾弾され、あるいは疎ましがられるのは当然の流れだった。

電気を使う一方の病人、活動量が少ない老人に対する風当たりは日に日に強くなっていたし、さらには引きこもりに対して課税処置――のちに「動かざるもの食うべからず法」として後世に名を残す悪法満場一致で可決されて以来、彼らはただ風の前の塵の如き存在と成り下がっていった。

そして二年が過ぎた。

電力供給改善の成果が評価されたのか、あるいは非常時に国のトップがすげ替わることを世間が求めなかったせいなのか、幸いなことにK政権は低空飛行を続ける支持率を保ったまま存続していた。その間に首脳陣が国民を「発電装置」と呼んで批判を受けたり、病床者を「発電能力を失っても生きているってのは無駄で罪です」と発言して集中砲火を浴びていたりなどしたが概ねしばらくすれば収束する程度の騒ぎだった。

それよりもっと大きな問題が立ちふさがっていた。

自殺者十万人、過労死が二十万人を超えたことについてどうお考えですかぁ」

頭の中がさぞかし軽そうな女が無表情に近い薄ら笑いを浮かべて彼にマイクを向ける。

Eは汗を拭った。

日本経済は回復している、していたはずだった。だが、圧電装置運用が開始して以来、過労死の件数は増える一方だった。従来の経済活動を維持しながら、圧倒的に不足している電力供給を補うための活動が必要なのだから過労死もむべなるかなである。加えて効率的な発電を行うために電車の運行時間が制限されたことにより、通勤ラッシュが激化し、三日に一度は圧死者が出ているという報告も受けている。どうって、なにがどうだと言うんだ、と腹の中で毒づきながらEは原稿の文章を噛み砕き、どうとでも取れる無難な回答を続けた。

だってこんなことやりたくてやっているわけじゃない、とEは思った。会見中もひっきりなしに足踏みをして会場設備のために発電をする。記者が必死でキーボードを叩いているのだってキーボード打鍵で発電をしているからだ。そうでもしないと電力の供給が追いつかないのだから

しい代替発電方式を……と頭を抱えながらEは報告資料を読んでいた。震災から二年がたつというのに眠っている時間のほうが少ないのはどういうわけだろう。すっかり頬はこけ、目は落ち窪み、このままではEも過労死するに違いない。そして足元でひっきりなしに点滅するいまいましい力不足パネル

Kがあのとき原子力発電を廃止すると言いさえしなければ! あの男なやることなすことただ人気を取りたいだけなのだ。長期的な視野などあるわけがない。

くそっと彼が声を漏らしたちょうどその時、ふっとすべての電気が消えた。鼻先も見えない暗闇がEを包みこむ。

Eはあたりを見回した停電だ。停電予報が放送される程度には停電はよくあることだが議員宿舎での停電は初めてだった。よっぽど電力供給が足りないのだろうか。夜間だから工場の発電がないとしても10%程度の余裕があったはずではないのか。そういえば近々ストライキが起こるう可能性が高まっているという報告はうけていたが、ついに来たのだろうか。ストライキをするのはとても簡単なことだ。活動をやめればいいのだからプラカードを持って大声を出すよりもずっと簡単にできる、消極的ストライキ。静かな抵抗。それこそがEの最も恐れている事態に他ならない。

Eの考えがまとまる前に、携帯電話が振動を始めた。きっちり五回分のコールを待って――コール五回分の振動で約一分間話すことができる――電話を取る。声を聞いてすぐに分かった。官房副長官のSだ。

「おい、停電しているぞ! 一体これはどういう事なんだ、T社から事前に周知もなかったじゃないか

ちっと舌を打ちたいのをこらえてEは瞼を押さえた。いくらEの方が年下だとは言っても、長官はEだ。つまり彼はSの上長だ。なぜこの男はせめて丁寧語で話さないのだろうか。苛立たしい

「いえ、私の方にも報告は――」

「どういう事なんだ!」

「T社に問い合わせてください……」

「なんだと! 俺を誰だと――!」

思わずかちんと来てしまったことは否めない。だがEも限界だったのだ。

「それがあなた仕事でしょう! 私はT社のスポークスマンでもなければ、カスタマーセンターでもないんだ! 電力不足官邸で起きてるんじゃない! T社で起きてるんだ!」

怒声が耳に届く前に彼は通話を終了した携帯電話を机の上に放り出し、ベッドに潜り込む。腹の底からくつくつと笑いが漏れてくる。

彼は笑った。笑いながら眠りに落ちていった。夢は深い眠りの中に現れなかった。

※この話はフィクションです。実在の人物、団体、企業とは一切関係ありません。

災害に乗じて実は攻撃を受けていたりして…

今日平和だよな普通に出勤して普通に働き始めようとしていて、経営者はまったく社員の心配のしのじも出さず…@東京

どうすんだろ、原発が最悪な事態になったら。

どうすんだろ、平時になった時に襲い掛かってくるだろう現実に。

あまりにも気にしすぎてしまうのもいかがなものかと思うし、

こんなときからこそ経済活動をしっかりと行っていくべきだとも思う。

でも

今のあの人達の姿をみていると現実逃避拍車がかかっているような…

2011-02-01

http://anond.hatelabo.jp/20110201093601

頭の体操ですからゲーム理論は明確に指定してください。実際の戦闘で軍を動かす事を想定して

軍にどのような命令を下すのかを具体的に支持してください。

あなたは、独裁者なので、すべてのことについて、詳細に明確に支持する必要性があります

部下はいても、あなたのために考えてはくれません。

独裁者孤独です

>電撃的に殺すし国外脱出なんかさせん。

はなく。何歳以上を殺すと条件を指定してください。

その年令に近い、老人はなんとかして、脱出を試みるものとします。

国外脱出なんかさせんではなく、空港を封鎖する。など行動を指定してください。

ゲーム理論として、国民は可能なかぎり自分生命財産を守ろうとします。

頭の体操ですから

独裁政権なので、みなあなたをおそれ言われたこと以外はしません。

基本的に悪化する可能性があるものは、具体的に支持しない限り悪化します。

そのかわり、命令したことは確実に実行されます

 

国外脱出させないために、空港を封鎖しました預金を封鎖しました

だれも、預金を使わなくなり 市場では ドル金地金などを中心とした取引になり 闇市が立つようになりました

空港が封鎖されているので国外との交流が絶たれている(または弊害が出ている)ので、

輸出・輸入ビジネスが停滞し、日本各社はアメリカ支社が暫定本社になりました

経済制裁として、他国は輸出入を制限しています。

 

>どの「その他の病院」を保険の効くマッサージサロンにできる気か言ってみろ。

普通に健康のために、医者健康診断に通い、薬をもらう行動に国民は切り替えました

軍部圧政により精神を止む国民が増え、向精神薬の消費が増大しました医療費が増大していきます

マッサージは廃止されましたが、それ以外の医療行為が大体として増加しました

国民自分の命を守るために、何かの医療行為を禁止された場合、代替可能な保険のきく医療行為を選択するものとします。

 

>バカは発言しないでくれ、頼むから

原則ゲームルールとして、実行したことは確実に実行されます

反面、反作用として考えられることはすべて現実に起こるものとします。 

ただし、程度問題なので、それでいきなり崩壊飢餓の増加は起きないものとし、そういう傾向があると捉えてください。

同じ傾向が度重なった場合、被害が増大し、最終的に破綻するものと換算します。

原則、革命で起こした政権なので、他国政府が容認していない。物として議論をしてください。

 

現実的には、複数の反作用が並行して起きますが、頭の体操なので、大きなものしか起きないものします。

ただし、何かをすればかならず1つ以上の悪化は起こります

悪化よりも大きな、プラスを起こして相殺してください。

預金が封鎖されているので

都心部で 物価が高騰しています。食料を中心に高値です

一部の流通で値上がりを予期した買い占めが起こり、さらに物資の流通が滞っています。

このままでは、都心部でみよりのない若者を中心に餓死者が出ます

 

老人の移動を妨げるために、都心部農村部の移動にも弊害が出ているので、物資の流通が滞っていることが拍車をかけています。

2011-01-30

読書メモ 「英国産業精神の衰退」 マーティン・ウィーナ著

 原著は1981年。もう絶版なのでアマゾンで購入。川北稔先生が、「イギリス近代史講義」のなかで、イギリス衰退に関する代表的な議論として紹介していたので。

 本の主張は単純。イギリス産業衰退は文化的にビルトインされてたってこと。「世界工場」として華やかなりし頃だった1851年のロンドン万国博覧会ときすでに、反産業の気風が高まっていたということ。騒々しくなく、あくせくせず、保守的で、物質利益を追求せず、汗をながさない。そんな「ジェントルマン的な精神」が英国産業破壊したっていう議論。

 英国企業経営者達は、「重役協会」にみられるような経営管理という世俗的な役割から超然としたグループを形成し、変化への対応や、利益の追求を嫌い、政治的、社会的活動などの非事業的な分野へいれこむのが美徳とされた。産業界への社会的地位は低いままで、オックスブリッジに見られる一流大学では産業界で「使える」ような応用的な知識は蔑まれ、優秀な人材全然まらなかった。これは、製造業の役員の名刺にはほとんど必ずドクターとついているドイツや、職人的技巧が敬われる日本と比べると、まさに20世紀英国では他のどの国よりも、産業界での経歴が低く評価されたのである

 本書では、このジェントルマン的精神のせいで衰退した英国産業についても多く触れている。経営陣が保守的だったために、ドイツのIGファルベンや、アメリカのデュポンに完全に敗れた、プランナ=モンド社(ICIの前身)。経営者政治世界にいれこんだために、オランダロイヤル・ダッチにに会社を買収されてしまった英国シェル石油など。そんな中で、唯一金融業けが繁栄を続けたのは、そこが実際の生産とは一歩離れた場所にあり、世俗的な空間とは一歩はなれた「きれいな空間で優雅にビジネスができるからであり、ジェントルマン的な精神親和性が高かったのである

 本書の問題点はあげようと思えばたくさんある。「衰退」へ向かった歴史的流れを説明するはずなのに、やたら20世紀後半の「現代的な」資料ばかりが目についてしまうこと。引用の仕方がけっこうかなり怪しいこと(ケインズが金儲けを否定していた、と言う箇所とか)。本当に英国の反産業主義が他のどこよりも根強かったと言えるのか(大量生産に批判的なエートスは震源地のアメリカでも当時見られた)。そもそも文化決定論って自体、星占いと同じようにイエスともノーとも言えるわけで。

 ただひとつ、現代に生きる日本人として、今日的なレッスンをあげるとするならば、衰退の色が見えはじめた時の英国政府産業界がとった行動である。本書では、国内での過当(と言われた)競争を排除すれば雇用も減らず産業競争力は強くなると考えていた当時の英国の事例を紹介している。1890年代に始まった英国企業合同や、30年代市場配分協定など。結局、当時民間で行われた合併の波も、経済全体に利益をもたらすことはほとんどなかった。逆に、それは英国保守的気風に棹を指し、産業界革新からますます遠ざけ、産業衰退にさらなる拍車をかけることになったのである

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