はてなキーワード: 中目黒とは
しがないソフトウェアエンジニアしてるけれども、今の会社含めて業界全体的でリモートワークが定着しそう。というか、今の賃貸がク○過ぎて、自宅作業が苦痛。引っ越しを考えるも、「新建築」に載るような集合住宅に住んだ時期を想起しても、この国の賃貸のクオリティーはあまり高くなさそうであり、人生で初めて不動産購入を検討中。
現在都内でも比較的小さな店が多い中央線沿いの街住みで、引越し先は賃貸ベースならば1年ぐらい前から中目黒を検討していたが、物件を買う=10年ぐらい住むとなるともっと自然が多い街に行きたいみたいなところ。
ひとまず中古マンションの購入を検討をしているが、驚くほど非効率な作業を強いられるので誰かにこの不満を共有したい。
マンションは内装部分はいくらでも変更可能なので、正直部屋の写真とかはどうでも良い。寧ろ、「マンションの躯体・構造」「管理組合」そして「街の将来性」に関する情報を知りたい。これらは相当程度データで表現出来ると思われるところ、suumoなりhomesなりを見ても絶望的にそれらの情報が記載されておらず、なんとなく良さそうな物件を見つけては不動産仲介業者との膨大でかつ不必要なコミニュケーションを強いられる。そのわりに不動産仲介業者が提供する新しい情報は殆ど皆無だったりする。
例えば、このようなデータを見たいが(意外と)標準的に容易に閲覧可能となっていない。
◎「管理組合」
↑ 一部のマンションではこれらの大部分の情報が [マンション管理ネット](https://www.mirainet.org/) で見られる
◎「街の将来性」
...
...
正直これぐらいのデータがあれば、今すでに標準的に表示されているデータと合わせ、知らない街の知らないマンションでも短時間で相当程度その価値を見極めることが出来ると思う。
とはいえ、なんだかんだ解体計画・管理組合電子化に関する情報・住民のnpsが分かれば良い気もしている。
・解体計画 → そもそもスクラップアンドビルドのノリで作っているのに解体計画が無いのが良く分からないが、これがあれば竣工時の情報・修繕の想定・リスクの想定などマンションの躯体・構造に係る必要な情報が組み込まれている可能性が高い。また、物件を評価するときに、解体計画に基づいて実質的な経過年数を評価出来る手法もあり得る。
・管理組合電子化に関する情報 → 結局知りたいのは管理組合のコミニュケーションのあり方。区分所有法に基づき総会議事録を電磁的記録で作成するのは難しそうだが、議決権行使は電磁的方法がOKだし、その他管理組合アプリみたいのも幾つかあるので、ある程度管理組合は電子化していて欲しい。ここが電子化されていないと、老人が多いか、コミニュケーションのコストが高そうなイメージを持ってしまう。 あと、国交省が言うような100年マンションがあったとして100年後に紙資料が保存されているのか、疑問がある。
・住民のnps → npsを細かく取ればその自治体についてある程度は分かりそう。特に、街の中長期的な発展には新陳代謝が重要そうなので、若い世代のnpsを知りたい。「住みたい街ランキング」とかどうでも良い。appstoreでアプリをダウンロードするときに知りたいのは、ダウンロードした人のレビューであって、これからダウンロードするかもみたいな人の意見ではない。
ただ、この3つが明示的に分かる場合は少ない。なので、結局仲介の人に連絡をし、実際に物件を見に行かなければならない。そしていろいろコミニュケーションするが、結局良く分からないままになりがち。契約交渉をすると分かることもあるらしいが、ただ情報を知りたいためだけに毎回契約交渉したくない。
一方で、これらの情報が今のマンション価格には組み込まれていない可能性もあり、知識と時間があれば良い物件を探せるような印象もある。今の日本のマンションの中長期的に支配的な価格決定条件=「駅近xx分」と「ブランド」に収斂しているように見受けられるので、諸外国マンションの価格決定を想像するに、多分価格に組み込まれていない情報は多いのだろう。不動産テックの人ってどんなことをしているのだろう。
その他雑感:
・鉄鋼の強度が上がったからか、最近の東京の新築マンションはファサードの曲線やコーナーサッシが大胆だったりしてカッコ良いの増えてきた。駅・商業施設直結系も良い。けど絶望的に手が届かない。イギリスではマンチェスターが再開発成功しているらしく、日本の地方都市にもこのような流れが普及することを期待したい。
・中古物件のデータがより可視化され、中古物件の売買が容易になることで、仲介業者の手数料収入は多くなる筈だが、何故日本の仲介業者はその方向性でロビイングをしないのだろうか。結局ここが分からないということは、まだ自分は不動産の闇を知らないのだと思う。
・築40~50年で誰が買うのだろう?みたいな物件でも管理費・修繕費が毎月数万円掛かる。これを誰も買わなかったらどうなるのだろう。ただ、同築年数で自分が手が届かないような金額帯の物件も案外ある。しかもデータがあるここ5年ぐらい価格が下落していないことが多い。ババ抜き怖い。
・新国立競技場建設時に立ち退きを迫られた築40~50年物件の住民を思い出す。確かに、良エリアなところには昔の人が何も考えずに建てた中途半端なマンションがありがち。そしてそのせいで街の流れが悪くなっているし機会損失が発生している可能性もある? 住民間の公平性の観点から、東京オリンピック関係なく、良エリアの中途半端なマンションの住民には躊躇なく立ち退きを迫るべき。
・つくづく新幹線は凄いと思う。初期の設計思想が優れているから、次の時代でも進化を遂げている。それに比べて日本のマンションはどうなのだろう。あと、新幹線は満州国での経験が色々生かされているらしいが、同様の経験が活かされているらしい〇〇ニュータウンは。。。
・結局税金で解体されるマンション増えてきそう。責任を次の世代にまわす日本人の思考回路を感じ始めている。もうこういうゲームは自分たちの世代で止めたい。
・幾つか物件を見たが、中古マンションをどんなにリノベしても数年後の販売価格はシビアになりそう。まして、金融機関の担保評価はリノベに掛けた費用など考慮しなさそう。数年後に残債以上の販売価格で買主と合意できても、買主にローンつかないこともありそう。欧米の金融機関の担保評価ってどんな感じなのだろう。
・都市計画を定めるときの地権者の意見の強すぎ。x年後にその土地で住む人、働く人は潜在的に皆利害関係者なのでは。x年後に地権者はそこに土地を持っているのだろうか。今すぐ土地を高く売りたい人による、今すぐ土地を高く売りたい人のための、今すぐ土地を高く売りたい人の都市計画で作りましたみたいな街が多すぎ。
・自分の生活は都心を思ったほど必要としていなかった。結局都心に毎日行っていたのは仕事の必要性が90%ぐらいだったようだ。ロンドンのハイドパークやリージェントパークみたいのが都心に無いのが残念。南池袋公園とかもっと頑張ってほしい。
・というか、リッチモンド公園みたいな公園が郊外にあって欲しかった。〇〇ニュータウンはそのような公園に出来る可能性はあったのでは。となりのトトロを見て何故か作成者の静かな怒りを感じた記憶がある。だからこそ、これまで〇〇ニュータウン出身者であることを恥じていたのだろうか。
・ミラノのBosco Verticaleみたいな建築家駆動のマンションプロジェクトってどうやって調べたらよいのだろう。日本のマンションは基本デベロッパー駆動なのだろうか。六甲の集合住宅とかは建築家駆動っぽいが。
・中古自動車の購入も検討しているが、ここまでババ抜き感は無い。というか、細かい性能やデータが分かるし、価格の妥当性・説得力がある。この違いは何?
・2軍の試合で良いので、車で球場に行ってみたい。何かアメリカ映画っぽい。あと、コストコが凄いらしい。一回も行ったことがないけれど。
とても素敵な女性だった。
平日の、ちょっと遅めの20時に、中目黒の駅でオレを待ってくれていた彼女は、プロフィール写真よりもずっと可愛くて素敵だった。
年末の失恋を振り切るために始めたマッチングアプリで、いいね!の通知を何気なく開くと、そこに彼女がいた。
か、可愛い!!
こんな可愛い子がオレにいいね!くれるなんて何かの間違いだと思った。
駅から少し歩いたところの落ち着いた雰囲気のバーで、仕事の話や恋愛の話、家族の話をたくさんした。
終電まであっという間だった。
駅までの道で、楽しかったと、また会いたいと伝えた。もう好きになっていた。
色々な気持ちが交錯して、もやもやして、やるせない気持ちになった。
もう連絡が来ることも、会うこともないのだと思うと寂しい。
ただ、彼女と過ごした時間、確かに感情は動いたし、幸せだった。
さっきまで、副都心線に乗っていた。
横に座ったおじさんの会話が耳に入ってきた。
「この前、帰りの京王線で18時頃さ。」
最近の電車の混み具合を、横にいる白髪頭の同僚らしきスーツのおじさんと話している。
自信を持った口調、会話のリズム、
おそらく年上である同僚に対する態度。
「この前、京王線で18時頃さ。だんだん、混み合ってきてすごい人なわけ。
そしたら(女性の高い声を演じながら)『すみません〜赤ちゃんがいます』だって。
ベビーカーで赤ちゃん連れて、なんでお前、18時過ぎまで新宿にいるの?って。せめて各停乗れよって。
お前さ〜、普通じゃないよって」
この人は、お前という言葉を会話のなかでよく使うのだろう。まるで部下に対する物言いだ。
そのあと、二人の会話は中国人観光客を電車内で見て、ということに変わっていき、新宿三丁目で、サラリーマンたちは降りていった。
こういう時に、行動には移せないけど、パッと何か痛快な一言をサラリーマンに言うとしたら何か?
よく妄想するんだけど、中目黒についても、何も思いつかなかった。
もしかしたら子供がグズったりオムツを変えて時間がかかったのかもしれないし、おそらくその電車に乗ったことを後悔したであろう。
疲れと人ごみと新宿駅のエスカレーターの場所を探すことに判断力を使い切ってしまったのかもしれない。
そのサラリーマンは、そこまで至る”可能性”を全くもって想像できていなくて、
単純に、人様に、迷惑をかける存在としか見ることができていなかったのだ。
同じ痛みや、電車内で弱者として嫌な思いをしたことがないと、人には優しくなれないのか。
何かできるとしたら、そのサラリーマンを変えることはできなくて、
31歳独身男子です。オーストラリアの大学を卒業後、現地でコンサル就職、4年間勤めて、日本帰国、現在外資系のコンサルに収まる(マーケティング系)。彼女は2年くらいいないけど、デートする女の子はちょっといる感じです。趣味は仲間との山登りで、毎回レンタカー借りていたのですが、ついに念願の北欧車のスポーツワゴンを2年落ちで買いました。
日本に帰ってきて数年経ってこのまま日本にいる感じになってきたので、不動産をここ2年くらい探してます。狙い目は中目黒、恵比寿近辺の築年数はいってるけど、ゆとりのあるビンテージマンション。不動産屋のお姉さんは美人というタイプではないのだけど、笑顔が素敵で可愛い系の20代後半。ハキハキしていてレスポンスが速いので、仕事が良くできる人だなー、と思っていました。気に入った物件があり、売主と細かいやりとりがあったのでお姉さんとラインを交換。結局この物件は契約に至らなかったけど、質問や要望を逐次返してくれたので助かりました。ただ、そのうち夜にラインをしていると、だんだん個人的なインフォが混ざってきて、彼氏がいるとか、あんまり上手く行ってないみたいな話をされたので、同僚の愚痴を聞くくらいのノリでやりとりしていました。
つい先日、かなり自分の条件にあった物件が某所で出たということで、会社を半休して見に行きました。物件はとても素晴らしく、ほぼ理想だったけど、ちょっと想定していた予算を上回っていたので、作戦会議をカフェでお姉さんとしていたら、なんと、いきなり「あたし、裕樹さんが付き合ってくれるなら彼氏と別れます」と。
あ、すいませんそんな気持ちなかったんですけど、と思ったけど、そこまで生身のアレをぶつけられると、この人を傷つけたくないとの心理が働いて「え、いきなりそれ!?」みたいな感じでお茶を濁したんだけど、後で考えたらこの人俺の性格はわからないのに勤務先とか収入とか知ってるじゃん。それは流石にプロフェッショナルじゃないと後で考えたら丁重にお断りしました。
中目黒にあるスターバックス リザーブ ロースタリーが飲み比べし放題で楽しい。自分でいくつか豆買うか、飲み比べできる店に行ったらいいんじゃないだろうか。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 105 | 14667 | 139.7 | 33 |
01 | 117 | 17587 | 150.3 | 52 |
02 | 68 | 6803 | 100.0 | 48 |
03 | 25 | 1873 | 74.9 | 24 |
04 | 24 | 5353 | 223.0 | 64 |
05 | 12 | 5369 | 447.4 | 53 |
06 | 22 | 7032 | 319.6 | 44 |
07 | 85 | 3869 | 45.5 | 30 |
08 | 82 | 5213 | 63.6 | 34.5 |
09 | 90 | 6168 | 68.5 | 46 |
10 | 77 | 6949 | 90.2 | 28 |
11 | 143 | 13553 | 94.8 | 46 |
12 | 199 | 12836 | 64.5 | 39 |
13 | 190 | 12352 | 65.0 | 34 |
14 | 108 | 9816 | 90.9 | 35 |
15 | 203 | 21013 | 103.5 | 42 |
16 | 259 | 14761 | 57.0 | 30 |
17 | 269 | 13545 | 50.4 | 27 |
18 | 145 | 13396 | 92.4 | 39 |
19 | 196 | 23392 | 119.3 | 45.5 |
20 | 160 | 17021 | 106.4 | 47 |
21 | 200 | 11716 | 58.6 | 27 |
22 | 220 | 14001 | 63.6 | 28.5 |
23 | 111 | 8966 | 80.8 | 45 |
1日 | 3110 | 267251 | 85.9 | 36 |
27時間テレビ(4), ガンアクション(5), 助監督(5), 立憲主義(6), 振付(3), 偽陽性(3), 11月4日(3), 子宮頸がんワクチン(8), 妊娠検査薬(8), 中目黒(5), チャタレイ夫人の恋人(3), ジャンプ(42), 店主(19), 少年漫画(20), ハンバーガー(11), 昭和天皇(18), 少年(24), ツイフェミ(9), ゾーニング(16), Mac(7), 宇崎(22), フェミニズム(31), 少女漫画(12), 編集(18), 接客(10), そっか(9), ポスター(32), コーヒー(18), 弁当(14), 女性差別(15), スタッフ(14), 撮影(14), 雑誌(18), フェミニスト(30), 公務員(20)
■ゲームで時間を潰せる奴がちょっと信じられない /20191102151637(30), ■みんなは生きてるのが苦しい時どう切り抜けた?【追記】 /20191105141115(29), ■某カセット・レコード専門店で怒られた増田です。anond:20191104195708 /20191105004911(23), ■anond:20191102173100 /20191105063119(22), ■anond:20191102173100 /20191104195708(15), ■Steamのゲーム開発者は何故macOSを軽視するのか /20191105110635(15), ■フェミニズム先進国 /20191105025423(14), ■ハンバーガーって /20191105134432(13), ■テトリス /20191105212556(9), ■コメダ珈琲は本当に高いのか? /20191105104138(9), ■20代、最後の夜 /20191105222538(8), ■ /20191105144707(8), ■ /20191105163108(8), ■3連休明けの体調不良(大嘘)で欠勤【追記しました】 /20191105101741(7), ■東京の子供が誰も外に出てこなくなった理由 /20191105213940(7), ■ /20191105224507(7), ■健康的に太る方法 /20191105225714(6), ■鬱になった友人がどんどん幼児退行していくんだが、見てて辛い /20191105122700(6), ■専業主婦の友人家族と出かけるのに気を使う /20191105160224(6), ■鬼滅の刃がフェミニズム的といわれると困る /20191105172026(6), ■男には生理が無くて良いなぁ /20191105173537(6), ■ここが完全匿名と思って油断してる奴を特定するのが楽しい /20191105175716(6), ■「不快だからゾーニングせよ」という意見 /20191105201410(6), ■炎上してるなでしこ寿司の件 /20191105204052(6), ■お疲れちゃん、フェミ、表現の自由、お前ら、コミュ障 /20191105204551(6)
6753362(5507)
ある程度こじんまりしてて意識高めのシティボーイ/ガール向けの街は、それぞれカッペフィルターの役目を果たしてる比較的大きめの街がそばにあって、そこをカッペが間違えて通り過ぎてしまうと、痛い目に合う確率が高くなるってことね。くわばらくわばら。
2年前位に中目黒waltzに行ってカセットを買ったことがある。
居心地もよく、店主の人が気難しい感じもなくまた行きたいなと思った。
まさか増田で中目黒waltzが出てくるとは思わずエントリを読んだ。
独断と偏見だけど、お店に限らないけど有名になると異次元から迷い込んできたようなヤバい奴が沢山やってくるようになる。
そういう人にも優しく接客するのは大手チェーンだけでいいと思う。
地元のお店がテレビやらYou TubeやらSNSでバズった結果大変だった。
今回もそういうことだと思う。
個人的にはお店が客に合わせるのではなく、客がお店に合わせるのは全然変なことではないし、そこに違和感を感じるのであればネットで済ませればいいだけの話。
続編を期待したい
下北・代官山・中目黒は安牌だな~ 東だと谷根千や蔵前、清澄白河とかか
紹介されていた店も違いの分かる外人?には評判いいみたいだし、ワールドスタンダードなのかもな
この場に掲載されている内容について、心配して下さっている何人かの常連のお客様や友人から連絡を頂き、確認/認識しました。
私は「はてな匿名ダイアリー」の利用者ではないので、今回のこの投稿のためにアカウントを作って書き込んでいます(もし利用方法が誤っていたら申し訳ありません)。
11月2日に来店し、この書き込みをした人物に対して、黙って流しておこうかとも思いました。それが大人の対応なのかなと。
一方で、店舗の経営者として明確にしておかなければいけないことや、ご来店頂く方々に理解しておいて頂きたいことをお伝えする良い機会にもなり得ると考え、投稿してみようと思いました。
まず始めに、「この人物」に対して、私は特別な感情をもっていません。
注意した来店者によって後でSNSやGoogleビジネスに腹いせで報復的な書込みされたことは既に何度か経験しています。
(この人物はこの場だけではなく、@luciferalpha というアカウントでTwitterにも上げています)
今の時代に実店舗を経営し、そこで迷惑な来店者に対して注意をするということは覚悟と勇気が必要です。
何でもすぐにネット上に書込まれ、それが瞬く間に拡散される時代。そういうリスクを理解した上で、「注意」するという行動をとっています。
そのお客様はカセットテープを3本ご購入下さいまいした。レジでのお会計を終え、帰り際に私にそのように伝えました。
私は「分かりました。有難うございます」と返答しました。ご丁寧に教えて頂きましたが、私も他のスタッフも「この人物」がずっとそうしていることに気付いていました。
そのお客様は女性です。常連のお客様ではありません。また同業の方ではないと思います。
その方が私にそのように伝えた理由は、今となっては分かりません。
1.「この人物」がずっと同じ場所に留まってメモったり試聴したりしているので邪魔だった
(自分が読みたいキャプションが読めない。もしくは欲しい商品を手に取ることができない等の理由から)
私はしばらく様子を見ていましたが、いつまでもその行為を継続しているので「この人物」に声を掛けました。
少々話が逸れます。
私が来店者を注意する頻度をそう多くありません。
当店では一応ルールを設けており、まず最初に女性スタッフがやんわりと声を掛けて注意し、それでも迷惑行為をやめない場合は私が注意するというステップになっています。
店舗は迷惑を感じているものの、何の悪気もなく行為に及んでいるケースは本当に多いです。そんな方に対して、いきなり店主から注意されたらショックが大きいだろうと察しています。
故にいきなり私から注意をすることは極力しないようにしています。
ただ、確信犯だったり悪意を感じた場合、それと「あまりにも節度がない」と判断した場合は最初から私が注意することもあります。
人に注意をすることは気分の良いことではありません。出来ればしたくないと誰もが感じていると思います。私も一緒です。
注意するに至る前に「この人、早く帰って欲しいな」と思うことは、残念ながらとても多いです。なるべくなら注意したくないので、迷惑を感じていてもある程度までは許容するよう心掛けています。
当店にご来店頂いたことがある方であればお分かりだと思いますが、店内の新譜コーナーには全てキャプション(作品説明)が設置されています。
その内容をずっとスマホでメモったり、商品とキャプションを片っ端から撮影する人がいます。
以前、そのような人に声を掛けた時、
「聴きたいものがいっぱいあるけど、プレーヤーをもっていないので、メモって後でネットで聴こうと思っています」
そのような答えが返ってきました。
特殊な事例ではありません。そういう人、結構多くいます。ただ店の人間は「この人、失礼だな」と思っています。
「あなたの店では何も買いませんけど、聴きたいものはいっぱいあるので後でネットでタダで聴くためにメモらせて下さい」という行為です。
それ自体は違法でも犯罪でもありません。タダで音楽を聴ける環境がネット上にあることも十分に理解しています。
ただ、商品を売っている店にわざわざ入って来て、そのようなことをするのは失礼だと思います。
私は「そういうことがしたいのであれば、店になんか来ないで、家でインスタでも見ながらやっててくれよ」と考えています。
「この人物」は混み合っている店内で、ずっとスマホで「メモっては試聴」という行為を継続していました。
「ずっと」というのが実際にどのくらいの時間だったか計測してはいません。1時間だったか1時間半だったか。そのくらいの印象をもっています。他のお客様も違和感を覚えるくらいの時間です。私はそのことから「節度がない」と判断しました。口頭でのやり取りは「この人物」の記述の通りです。言い方の違いは多少ありますが、内容自体に誤りはありません。
カセットプレーヤーを所有していないと言う「この人物」。本当にカセットプレーヤーとテープを購入するつもりだったのでしょうか。私は4年3か月前にこの店を作り、営業日は毎日店舗にいます。毎日来店者の行動を目にし、ご購入頂くお客様と接しています。注意に至る可能性がある人に購買意思があるかどうかは、当然のことながら慎重に見極めるようにしています(購買意欲がありそうな人でも、マナーに問題がある場合は注意に至ることもありますが)。そして私の目には「この人物」から購買意思を感じることは出来ませんでした。
試聴用のプレーヤーを常設し、試聴用のサンプルテープを用意している店舗で「劣化を防止するためにスマホで聴いていた」とか「プレーヤーは取材用のものだと思った」と言及されていますが、私には後から取って付けたような言葉に聞こえます。注意した人が最終的に購入すると「迷惑な来店者」から「お客様」に立場が変わり、急に強気に出てくるケースがあります。だから私は注意に至った客には速やかに退転するよう促します。「この人物」は注意後も店内にい続け、私に「購入する必要ない」と言われてまでも聴くことの出来ないカセット一本を購入し、やがてこの場にその経験談を書き込むに至りました。この場に書き込んでいるような不快感を得てまでも、聴くことの出来ないそのカセットが本当に欲しかったのでしょうか。私にとっては疑問です。
店が迷惑に感じること。周囲にいる方々が不快に感じること。「この人物」はその点に対する意識が少々低いのではないかと思います。
Twitterのプロフィールが正しければ、「この人物」は1971年生まれの47歳か48歳のようで、1969年生まれの私とほぼ同世代です。既にマナーや節度が分からない若輩者ではないと思いますが、どうでしょう。
「情報の万引き」という言葉が的外れな誤解、もしくは不適切な表現だったとしたらお詫びします。大変失礼しました。私も「そこまで説教じみたことを言う必要はなかったな」と考えています。「迷惑なので退店して下さい」(以上)で良かったなと。
せっかくですので、この場を借りて、私が店舗で迷惑と感じる行為について幾つか列挙します。
1. 無断撮影
商品は店の所有物です。多数の商品を抜き出して並べて撮影して戻したり、ディスプレイを変えて撮影したり。そういう写真が撮りたいのであれば、購入してからどこかでやって下さい。商品のブツ撮りではなく、内観の撮影も同様です。「あなたの写真に映りたくないんですけど」と思っている他の来店者がいるということを覚えておいてください。また、そもそも、「写真を撮らせて下さい」の一言が何故言えないのでしょうか。
先述の通り、それを売っている店の中でやるのは失礼です。ネットでタダで聴きたいなら店舗以外場所でご自由にやって下さい。試聴したいのであれば、スタッフに一言申し出て、店内の試聴機を使って下さい。
3. たくさんの商品を抜き出して、一点一点いつまでもネットで検索する
レコードラックの上に20枚くらい積み上げて、延々と検索しては戻してとやっている人もいたりします。他の方の購買機会を奪い、且つそのコーナーを見たい人の妨げになってることに気付いて下さい。
購入意思がない人は商品の価値を分かっておらず、扱いが乱暴だったりします。立ち読みした本の戻し方のひどいこと。世の中の本屋さんは本当にご苦労されているのだろうということが、私も店舗を始めてよく分かりました。
6. 大勢で来店して騒ぐ
例えば、買う気があるのは一人だけ。あとの5人はただ付き合いで来ている。そして興味がないので、店内でかたまって雑談したりスマホいじったり始める。そういう時は店の外で待っているのがマナーだと思います。
7. 買う気がなく、ただ自分の話がしたいだけ。常識を欠いた質問をしてくる
延々と自分のカセット愛を語るものの、店を見に来ただけで買う気なし。申し訳ありませんがこちらは仕事中です。「売上いくらなの?」「どのくらい儲かるの?」とか、普通聞きますか?何故どこのどなたか分からない人にそのようなことを話さないといけないのでしょうか。
店舗にとって厄介なのは、上記のようなことをする人たちの多くは「悪気がない」ということです。
無意識、無自覚が招く迷惑やマナー違反。この投稿を読んでいる人たちの気付きとなり、私の店舗以外に行く場合でもそのようなことが減って行けばと心底思います。
もしそうなれば、このような投稿のきっかけを与えてくれた「この人物」には感謝しないといけないのかもしれません。
すっかり「面倒くさい店」の「面倒くさい店主」のレッテル貼られてしまいましたが(笑)、これを読んで「やっぱり面倒くさいな」とお感じの方は、是非ご来店なさらぬようお願いします。
さぞかし厄介な来店者が多い店なのではと思われた方もいるかもしれません。でもそれは違います。当店に来店される多くの方は、常識やマナーのある良い「お客様」です。
最後に、冒頭で述べた通り、この場での投稿がこれが最初で最後です。
「この人物」からの反論や、お読みになられた方々からのコメントがあったとしても、私が返答することは一切ありません。
そもそもこのサイトの初めての利用。私、正しく使えているのでしょうか。この投稿は、本当に人の目に触れるのかな?
長文、大変失礼しました。
31歳独身男子です。オーストラリアの大学を卒業後、現地でコンサル就職、4年間勤めて、日本帰国、現在外資系のコンサルに収まる(マーケティング系)。彼女は2年くらいいないけど、デートする女の子はちょっといる感じです。趣味は仲間との山登りで、毎回レンタカー借りていたのですが、ついに念願の北欧車のスポーツワゴンを2年落ちで買いました。
日本に帰ってきて数年経ってこのまま日本にいる感じになってきたので、不動産をここ2年くらい探してます。狙い目は中目黒、恵比寿近辺の築年数はいってるけど、ゆとりのあるビンテージマンション。不動産屋のお姉さんは美人というタイプではないのだけど、笑顔が素敵で可愛い系の20代後半。ハキハキしていてレスポンスが速いので、仕事が良くできる人だなー、と思っていました。気に入った物件があり、売主と細かいやりとりがあったのでお姉さんとラインを交換。結局この物件は契約に至らなかったけど、質問や要望を逐次返してくれたので助かりました。ただ、そのうち夜にラインをしていると、だんだん個人的なインフォが混ざってきて、彼氏がいるとか、あんまり上手く行ってないみたいな話をされたので、同僚の愚痴を聞くくらいのノリでやりとりしていました。
つい先日、かなり自分の条件にあった物件が某所で出たということで、会社を半休して見に行きました。物件はとても素晴らしく、ほぼ理想だったけど、ちょっと想定していた予算を上回っていたので、作戦会議をカフェでお姉さんとしていたら、なんと、いきなり「あたし、裕樹さんが付き合ってくれるなら彼氏と別れます」と。
あ、すいませんそんな気持ちなかったんですけど、と思ったけど、そこまで生身のアレをぶつけられると、この人を傷つけたくないとの心理が働いて「え、いきなりそれ!?」みたいな感じでお茶を濁したんだけど、後で考えたらこの人俺の性格はわからないのに勤務先とか収入とか知ってるじゃん。それは流石にプロフェッショナルじゃないと後で考えたら丁重にお断りしました。
誰かとの出会いを運命的な出会いだとか、電流が走っただとか、劇的に表現して、人々はそれに陶酔してそれを信じ込もうとすれけれど、実際にはほんの些細な行き違いが、あまりに劇的な違いをもたらしているという不条理を信じたくないだけだと思う。
中目黒の春の桜が君の瞳の中に舞っていた。
婚活パーティーで意気投合したぼく達は早速翌週ぐらいにデートの約束を入れた。
正直、顔が好みじゃないし、歳が行き過ぎてたきみは、あのパーティの三番候補だったけど、きみはぼくを一番に選んでくれて、カップリングしたんだ。
初デートはそれなりに盛り上がり、ぼくたちは夜景のきれいなところでキスまでした。
それはティーンエイジャーのするような軽いキスじゃなく、明らかにセックスに繋がる過程と言い切れる艶めかしく、長時間にわたるディープなものだった。ぼくもきみの体を撫で回したし、きみもぼくのアソコを軽く愛撫したね。
気持ちの盛り上がったぼくはきみの家に行くか、ぼくの家に来るかの提案をしたけど、きみは急展開過ぎることを警戒してか、帰ってしまったね。
そのあとぼくはまた君に会うつもりだったけど、他の恋愛にならないと思ってた顔見知りとの関係が急に進展することがあって、連絡を取るのを止めてしまった。
うまくやればその状況でもきみとセックスだけして捨てるような道もあったんだろうけど、そんな面倒なことをできる器量も度胸もぼくにはなかった。
あのときもしセックスまでいっていたら、ぼくはきみとの関係を重視しただろう。そのあと別の女性とそういうことがあったからよくわかる。ぼくは自分が思ってた以上にウェットな人間だった。
「あなたに恋に落ちてしまいました。すぐに忘れられないとおもいます。わたしが次へ行くためにせめて、わたしの何が悪かったかだけでも教えてください」
ぼくはそれに返信できなかった。
まさか「セックスさせてくれなかったから」と書く訳にもいかないし、かといって、ここに書いたことを説明するわけにもいかない。
本当に些細な行き違いが、劇的に人生の展開を変えたのだと思う。
あの時きみとセックスしてたら、その後のすべてのストーリーは美しく彩られたと思う。きみを思いだしても興奮することはないけど、あの時の興奮は本当だった。
しかし、後悔しても仕方ないのだ。ぼくたちはひとつの選択しかできないのだから。
あれから数年が経ちすでに家庭を持っているけど、Spotifyが唐突にきみが好きだったバンドの曲を流して、あの時のことを思い出したので、こうして形に残すことにした。
https://anond.hatelabo.jp/20190827210036
良い店あったら教えてください。
R010829 ブコメから追記。明らかなうそビリヤニは落としましたがQCしてません。
その日は、体調が悪く都内の一人暮らしの家から、Edge of Tokyo にある実家(横浜)に戻るところだった。都内で暮らし始めて10年になるが、ひどく体調の悪い時は実家に帰ることにしている。
中華街行きの電車はすごく混んでいたが、なんとか若い女の子が座る前に場所を確保した。
中目黒に着くと女の子は降りようと席を立つ。ようやく、座れると思った瞬間、隣にいたおばさんが瞬時に空いた席に座った。
ただただ絶望感だった。怒りは翌日になって湧いてきた。
都内で電車に乗ってると、座席を取り合うことがない。まして、座ってる人が立った時、その席に座る優先権、いや権利があるのはその座席の前に立っている人だという暗黙の了解があるから、隣の人が割り込んで座ることがない。
確かに、小田急線で殺伐とした座席争いが行われていることは経験済みだった。しかし、我が線は、小田急とは違うのだよ、小田急線とは!と、リアルに小田急線沿いの友人に、言っていた。
あの日は信じていたものが音を立てて崩れる瞬間だった。小田急線と同じじゃないかと。
嘆いていても仕方がない。環境が変わったのなら、それに合わせて闘うのみだ。
俺、恵比寿、代官山、六本木、渋谷、中目黒あたりを中心に高級賃貸を渡り歩いてる。
そもそも長い間同じところに住んでいると飽きる。
ここ10年で5回くらい引っ越して思うのは、民度と年収ってたぶん関係ないんだなってことだ。
今、代官山に住んでるけどこれまでの中で最悪だ。
共用部分に平気で私物を大量に置く。ゴルフバッグやらベビーカーやら。
何度か管理人さんが注意の張り紙をしていたが、まったく聞き入れる様子がない。
しかも一部屋や二部屋じゃない。
あー、代官山ってオシャレな雰囲気だけど、住人の民度ってこんなもんかと思った。
池尻も酷かったな。
そこは分譲マンションで、その一室をオーナーが貸しに出したもの。
マンションの雰囲気から、たぶん住人のほとんどは買って住んでるファミリー層。
引っ越し作業してたら、知らないおじさんが室内でニコニコと作業を見守ってる。
管理会社の人かなと思ったら、隣の部屋のおじさんだった。定年過ぎで働いてないのかもしれない。
「いやー、隣こんな間取りだったんだねー」ってにこやかに言う。
いやいや、勝手に入ってくるなよ! 入ってきてもいいけど、一言、断れよ!
でも、本人全く悪気はない様子。
まあ、俺のくじ運が悪いだけかもしれないが。
日常生活で出会いが無いので、マッチングアプリを使って何人かの女と会ってみた。たいてい一回会っただけで、そのあと何となく続けてるLINEも次第に間があいて、二回目はない。
パターンとしては、Rettyの【行ってよかった】中目黒デートに使える人気20店みたいなレストランを予約して、なんとなくお互いの仕事やら恋愛やら出身地やらの話をして、最後はデート代を払ってまたねってバイバイ。お別れしたあとは、ごちそうさま、楽しかった、またご飯行こう、のLINE。
だけど、実際にそのあとに2回目、もう一度会う=何らかの進展が期待されると考えると、そこまで思えるような人はほとんどいない。2回目があれば、3回目、4回目って想像すると、そこまで興味がわかない。
これって続ける意味あるのか?と自問しながらも、まあ、でも、他にすることもないし、しばらく続けていたら、2回目会ってみたいな、って子に出会った。
一般的な女の人って、初回会うのに、そこそこおしゃれなレストラン予約して、当然、待ち合わせに遅刻しないことを期待しているだろう。でも、その子とは予約もしてなかったし、遅刻もした。その挙句僕はスタバに行こう、と提案したのだが「コーヒー飲めない」「お腹空いてる」「あそこに見えるマイアミガーデン(チェーン店)に行こう」
イタリアンってサイゼリヤだろうがそこそこおしゃれなレストランだろうが、値段の差ほどは味の差はないってのが僕の実感ではあるけれど、最初のデートでマイアミガーデンって、その印象だけでひく女子もいると思う。というか、変に気取ってマイアミガーデンっていう提案すらないと思う。
さらに驚いたのが、そんなマイアミガーデンのパスタを全力で完食して(スープパスタのスープがなくなるほど)、その子が最後に「美味っ(ビミッ)!」って言ったんだ。そんな子は不必要なくだらない体裁とかを気にしない子なんだなって思った。
また「ビミッ!」って聞いたみたくて、今度の金曜日に2回目のデートに誘ってOKをもらった。
3回目はわからないけど。
恋を消費する若い女なので、ときどき所謂ワンナイトラブをやらかしてしまう。叩くなら叩いてくれ。ぜんぜん平気、私の身体も心も、誰に何をされようと私だけのものだから。
12月某日、私は私より美しい女友達と2人で渋谷に繰り出していた。友人は黒髪のロングヘアに柳眉で明らかな美女なのだが、性格がほどほどに悪い。奥渋の居酒屋で焼酎の水割りを飲みながら、友人は「別のお店に移動しよう、お兄さんにおごってもらえるような所がいい」と言い放った。美女なのでサマになっており、彼女と一緒なら私もおごってもらえることは確実だったので、「いいよ」と返事をした。
声をかけられたのは、お店を出てから3分後。美女の脅威を思い知る。声をかけてきた男性は、私たちよりざっと20以上は年上かと思われる2人組だった。彼らの顔は友人を見るなりパッと華やぎ、私に視線を移してちょっと暗くなった。
「2人、何してるの」「この人、テレビマンなんだよ」「タクシー代出すから、どっかで飲もうよ」
想定していたよりだいぶお兄さんだなと思ったものの、私と友人は彼らについて行くことに決めた。すると、後ろから背の高い男が寄ってきて、男性グループに合流した。3人組だったらしい。後から来た男はおそらく2人よりずっと後輩で、1軒目の飲み屋で切ったと思われる領収書を最年長の男に手渡していた。
この、後から来た男というのが、とにかく、すごく、あまりにも、私の好みにぴったりだった。「生理的に無理」という言い回しがあるが、この人はその逆だ。この時点で、私は彼の見た目しか知らない。それでも直観的に、「この人に抱かれたい」と強く思う何かが彼にはあった。俗にいうイケメンとか、芸能人の誰かに似ているとか、そういう感じではない。とにかく見た目がべらぼうに好みだったのだ。
私たちは近くにあったバーに入り、5人でテーブルを囲んだ。ゴミのような慣習に則り、最年長の先輩を私と友人が囲む。あまりにも好みの男は私の対角線に座った。初対面の男女5人の飲み会は、初対面の男女5人の飲み会らしく滞りなく進んだ。最年長の男性は、自分が手がけた大きな仕事や、友達だという芸能人の名前を教えてくれた。私はテレビを持っていないので、その芸能人を詳しく知らなかった。次に年配の男性は、AV男優をやっていますと言った。へー、と答えた。あまりにも好みの男は、「コイツは医者だよ」と他己紹介されていた。安心できる嘘だったが、あまりにも好みの男を前にすると、何の仕事をやっているかとか、どんなに有名な友達がいるかとか、ギャグのセンスがあるかないかとか、そういうあれこれはすごく些末なことに感じられた。
1時間ほど飲んだあと、年長の男が「場所を変えよう」と言い出した。目的地はすぐそばだったが、タクシーで行くことになった。普通のタクシーに大人5人は同時に乗れない。友人は年配組2人にがっちり囲まれており、私とあまりにも好みの男は渋谷の街に取り残された。とくに美人ではない私の処理係になってしまったであろう彼に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。あまりにも好みの男は、僕たちは歩きましょうか、と提案してきた。私とあまりにも好みの男は、2人で黙って街を歩いた。彼は身長が180センチを優に超え、どちらかといえば痩せ形だった。顔つきは若かったが肌はところどころざらついていて、年齢は30代も半ばを過ぎた頃に思われた。細い目に長いまつげがびっしりと伸び、少し離れてみると瞳の中がほとんど真っ黒に見える。まっすぐな眉は目とほとんど同じ太さで、高い鼻梁のわりに口は目立たなかった。あまりにも好みの男は、大きな犬のようだと思った。セント・バーナードとかボルゾイとかシェパードとか、ああいった類の大きくて豊かな毛並みの犬。中森明菜の歌に「ストライド長い脚先」の男と「そのあとを駆けるシェパード」というのが出て来るが、その2つを融合させたような感じだ。このまま彼を誘って道玄坂のホテルにでも消えたい気分だったが、タクシーで拉致された友人が心配だったので3人が待っている店へと急いで向かった。あまりにも好みの男とはほんの少しだけ会話をした。大学では何を専攻してたんですか。僕は社会学科でした。ああそうですか。医学部じゃないんですね。
無事に3人と合流し、初対面の男女5人の飲み会は、初対面の男女5人の飲み会らしく滞りなく終わった。泥酔した最年長者は友人に万札を握らせ、私のことはいないものとして扱った。残りの男性2人は便宜的に私たち2人のどちらとも連絡先を交換した。私は友人と2人でタクシーに乗った。タクシーの中で友人に、「2軒目に歩いてくるとき、あの背が高い人と何話したの」と聞かれた。「ほとんど話さなかったよ」と答えた。あまりにも好みの男があまりにも好みであることは友人には最後まで黙っていた。
次の日、あまりにも好みの男から便宜的に連絡があった。あたりさわりのない文章で、昨日はありがとうとか、先輩が酔っててごめんねとか、また飲もうねとか書いてあった。2秒で便宜的な返事をした。こちらこそありがとう、楽しかったです。よければ、今度2人で飲み直さない。はい、いいですよ。来週末は予定どうかな。金曜の夜ならOKです。
あっけないほどすぐに、私はあまりにも好みの男とデートすることに成功した。自分が消費されてかけていることにはうすうす気づいていた。あまりにも好みの男は、中目黒にある人気のイタリアンを予約してくれていた。このイタリアンは、あまりにも好みの男が自分以外の誰かと来た店であることにはうすうす気づいていた。私たちはチーズと生ハムを食べ、白ワインをまる1本あけた。私がお手洗いに立つタイミングであまりにも好みの男がお会計を済ませてくれたことにはうすうす気づいていた。私たちは少し離れて歩いて、あまりにも好みの男が常連だという会員制のバーへ向かった。これがあまりにも好みの男の常とう手段であることにはうすうす気づいていた。バーの深いソファで、私はあまりにも好みの男に手を握られ、身をすくめた。とうとう捉えられたのだ。私は逃げられなかったし、逃げなかったし、逃げる気は毛頭なかった。恵比寿のラブホテルに向かいながら、自分が消費されてしまうことにちっとも気づかないふりをした。あまりにも好みの男と寝ころんだシーツは、不思議と真昼の草原にいるような気分にさせた。自分がまだほんの子どもで、セント・バーナードとかボルゾイとかシェパードとか、ああいった類の大きくて豊かな毛並みの犬とじゃれているように感じた。私は、真昼の草原のうえで、大きくて豊かな毛並みの犬にささやいた。おねがい、避妊してください。
翌朝は冷たい空気の日だった。起き抜けに、私はもう一度抱かれた。2度目のセックスのとき、私は真夜中の草原にいるような気分になった。草原で一夜を過ごすつもりがなかった私は、ポケットの中の口紅しか化粧品を持っておらず、眉毛も描かずに外に出た。駅前にはゴミ袋がたくさん落ちていた。私は地下鉄に乗らなければいけない。気をつけて帰ってね。うん。また連絡するからね。うそでしょ。うそじゃないよ。
地下鉄の駅へ向かう階段を降りながら振り返ると、私をさっき抱いた男がこっちを見て手を振っていた。私はもう一度驚いた。この、私をさっき抱いた男というのが、とにかく、すごく、あまりにも、私の好みにぴったりだったのだ。私はこれから60年ぐらい生きて、その間に何人かの男とセックスをするだろう。でも、ホテルのシーツを草原に感じさせる男はもう現れないような気がする。