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2023-01-06

anond:20230106005721

ADHDに苦しんでいたライダーが昨年秋、バイク日本一周を達成した後すぐにダムから飛び降り◯◯したよね

SNSでは美しい景色に彼を好いていた人との交流、傍から見ると幸せそうに見えたけど本人は違ったのね

雪山で酒でも飲みながら 「僕もう疲れたよ。なんだか、とても眠いんだ。」で眠りにつくのがいいのかな

anond:20230105180645

プレスライダーの影響から始まった旭日旗が、日の丸はちまきや特攻服七生報国とか難しい漢字濫用スタイル奇形進化した流れは、なんか近世初期のかぶき者っぽい。

平和時代闘争心の有り余った若者が取り残されると、バロック暴力性の誇示や、極端な復古メンタリティに走りがち。

たぶんWW1直後のドイツで初期のナチス党に流れた貧乏青年たちもこんな感じだったんじゃないのか。昭和後期の暴走族がみずから特攻隊見立てたのと似たようなノリで、ワーグナー聴いて中世騎士かに憧れたんだろうな。

こういう連中を左翼は救えなかったが、戸井十月みたいな全共闘世代ジャーナリストの一部は反体制目線暴走族好意的だった。石井聰亙映画狂い咲きサンダーロード』もそういう視点

仮面ライダー映画、唯一の不満点

仮面ライダー映画を観てきました!

冬のライダー映画は、現行のライダーと前作のライダークロスオーバーするのが定番になっています

前作のライダー「リバイス」は、悪魔モチーフにしたライダーでした。ただ、この「悪魔」というのが厄介なんです。

最初、「リバイス」における悪魔は、人間の中にある抑圧された側面だと思って観ていました。己を顧みず人助けをする主人公一輝くんは、その反面お節介エゴイストであることが仄めかされ、彼の悪魔であるバイスとの交流を通じて、それを自覚し受け入れる物語になっていくのだろうと思いました。

しかし、中盤で悪魔の始祖「ギフ様」が地球外生命体だということが明かされました。え?

しかも、悪魔外科手術で移植することができるようです。なぜ?

悪魔といえば「契約」です。一輝くんは、記憶と引き換えにバイスの力を借りる契約をしており、これが終盤、戦えば戦うほど記憶が失われていき、守るべき家族のことも忘れていくという悲劇的な展開に繋がっていきます

しかし、一緒に戦う兄弟たちは、特に対価を払っている様子もない。あとバイス人間を喰おうとしてたけど、他の悪魔カレーとかを食べたがってた。何?

とにかく設定というか、ルールがわからないなというのが「リバイス」というライダー感想だった。だからTV最終回で、バイス存在記憶を引き換えに家族記憶を取り戻す展開もイマイチのりきれなかった。

とはいえ一年通して平和のために戦う姿を観ていたのでスクリーンで久しぶりに戦う姿を観れてなんとなく嬉しくなった。

序盤、悪魔の始祖ギフ様に文明を滅ぼされた宇宙人との戦いで、一輝くんが必死重症を負った。

(なぜ人間から生み出される悪魔必要とするギフ様が文明を滅ぼしたかは謎だけど、気にしないことにしよう。ギフ様が宇宙にいたのは少なくとも数千年前の話だったと思うけど、宇宙人地球人時間感覚は違うだろうし、それもいいや)

重症を負った一輝くんは、自分記憶燃えまくっている地獄みたいな場所に行った。たぶん心象風景だろう。

途中で別れ道に立った一輝くん。右は光差す道、左は地獄業火燃え盛っている。右に進もうとする一輝くんに、謎の声が「それでいい」というようなことを言う。たぶん、この声バイスの声なんだろうと思った。一輝くんがこれ以上戦いで傷つかなくてもいいように、そう言ったに違いない。

しかし、途中で「家族を守る力が欲しい」と思った一輝くんは方向転換して地獄の道へ。そこでバイスと再会し、バイスは復活した。やったぜ。

復活したバイスはそのことを喜び、「ファンのみんな〜お待たせ!」などとはしゃいでいる。じゃああの謎の声はなんだったんだ?

「リバイス」の復活を描いたところで、映画クロスオーバーのターンに突入した。

現行のライダー「ギーツ」は、ライダー同士がサバイバルゲームへの参加を通じて地球を守るというストーリーだ。ゲームの勝者は自分の望みを叶えることができる。

今回のゲームは、マラソン。前半で攫われた一輝くんの弟である赤ちゃんから取り出された悪魔を42.195km運んだらクリアだ。なぜ攫った悪魔を一度ライダーに預けて運ばせるかは謎だ。目的場所にはライダーしか辿り着けないとかでもない、普通にゴールで黒幕が待ってた。

その後、2ndステージとしてライダー同士が最後のひとりになるまで戦う「絶滅ゲーム」が始まった。シードとして政治家の息子で格闘技チャンピオンという新しいライダーが急に参加してきた。こいつは格闘技チャンピオンなのにハンマーを使って塔を建てるのが目的というヤバいやつだ。「絶滅ゲーム」を開催した理由がわからない。黙って塔を建てれば誰も邪魔しなかったんじゃないか

一方でこの新しいライダーは、ゲーム勝利して父親独裁者にしたいらしい。何がしたいか本気でわからない。塔なの?党なの?ハッキリしてよ。

最終的に、盤外でゲームマスターが変わったために、「絶滅ゲーム」は「シカゲーム」に変更された。格闘技チャンピオンライダーが鹿モチーフなので、そいつを倒したライダーが今回の勝者となるらしい。ボクシングやってたら決着が将棋に変わったくらいの衝撃だ。参加者はたまったもんじゃない。「シカゲーム」って言いたかっただけだろ。少し古いぞ。

一輝くんとギーツがゲームの勝者となったが、どちらかの願いしか叶えられないとのこと。一輝くんは、家族が無事ならいいので、ギーツに権利を譲った。ちなみに、隣りで復活したバイスが消えそうになっている。バイス家族だって散々言ってたじゃないか。どうした?ま、まさか、また記憶が?

そういうわけでバイスは消えてしまったが、ギーツが一輝くんの記憶が消えないように願ってくれたおかけで、バイスのことを忘れないで済みました。ありがとうバイス、お前のことは忘れないよ。一回、バイスが消えないように願ったうえで、「それは無理」って断られてたら印象違ったと思うけどね。

こうして、今回の事件は幕を閉じたのであった。

エンドロールの後、ゲームマスターが「今回のことでギーツの強さの理由がわかった。あいつは、この時代人間ではない」って言ってたけど、この映画を観ていてギーツが未来人or過去から来た人だってわかる描写ありました?わからなかったなー。

まぁ他にも、20年前のライダー龍騎」の面々がオリジナルキャストで登場したことに、言いたいこともなくはないのですが、全体的に面白い映画でした。

ただ、スシローに行くシーンが2回もあったのに、ギーツが稲荷寿司を注文しなかったのが唯一の不満点です。(ギーツは狐モチーフなので)

2023-01-05

2スト250ccに乗りたいと思っている独身おっさんです

4輪の免許は持っていてリッターカーばっかり乗り継いでウン10年。

一方でバイク経験は全くなしというか免許すら持っていない。

速度の違いがあるとは言え、あれだけ広いサーキットプロライダーが乗っていても亡くなる人が出ていることを踏まえれば、
一般道でも転倒すれば命の保証がないことは承知の上で、バイクはずっと乗ってみたいと思っていた。

ちょっと調べた感じ、250ccという排気量は保険料が最も高かったり高速は基本不向きというデメリットはあるものの、ラインナップは一番豊富かつ使い勝手趣味性と実用性で半々くらいのクラスと聞く。

から狙うなら250ccかなーと思ったのだが、その中でもできればより軽くパワフルな2ストを試したいと思っていたり。

その中でも某漫画の影響で、ネイキッドとか今だとストファイと言うのかな?そういうカウルのない2スト250ccが面白そうというか。

もちろん2ストのジャジャ馬ぶりもつぶさに聞くので、免許自動二輪を取ってなお2ストへの憧れが冷めなかった場合限定解除も取ることで、万全の技量を身に着けて乗るつもり。

ところが…なんと2ストは今や新車ではほぼ絶滅状態?少なくとも国産メーカー新車がないことはハッキリしている。

これは内燃機関性質上、2ストが4ストと比べて環境性能で大きく劣るからとのことで、バイクに限らず2ストエンジン世界的に規制対象と。

そうなると選択肢国産2スト最後の年と言われる1999年まで売っていた、R1-Zくらいしか選択肢がない。

まあでもR1-Zもかなりカッコいいので、自分免許取れるまで中古が残っていることを祈るのみである

暴走族車両デザインの源流を説明する(2/2)

https://anond.hatelabo.jp/20230105180645 の続き

 

60年代カフェレーサー

カフェレーサーというのは1960年代イギリス流行ったロッカーズという街道レーサー達の乗っていた改造バイクで、ハンドルを下げて前傾姿勢にしてロケットカウルを付ける。因みに当時の英国ではモッズという改造VESPAやランブレッタスクーター乗りのもいて、両者は反目して喧嘩ばかりしていた。モッズとはmodern+sである

カフェレーサーで使われるロケットカウルはセパレートハンドル通称セパハンとの組み合わせが前提だ。フロントフォークの上に付く一本バーハンドルを取っ払って両方のフロントフォークに直接短いハンドルを付けて高さを下げるのがセパハンだ。

このロケットカウルを族車ではプレスライダー由来の上向き絞りハンドルと組み合わせてしまう。

すると、カウルハンドルの逃げの切り欠き位置が合わないのでハンドルが切れない。

そこでハンドルの逃げの位置が合うようにカウル高さを上げる→族車の珍奇なデザインの完成だ。

珍奇とは他と違うという事だから所属を表す象徴作用が出てきて、要するに「カウルがより高い方が暴走族である」という文脈が出来てくるんである。「過剰」の意味付加である

これはバックミラー鬼のように付けたモッズベスパも同じだな。歌舞伎のすみとりとか戦前祭り山車の高さとか豪華なのに耐火性が消えたうだつとかもそうだ。実用や元の文脈から切り離されると非実用であることが意味を持つので「過剰」が持て囃され時には粋の評価がされる。

 

一方で上り龍のようにとんでもない高さにカウルを上げる族車バイクもあるが、これは実は実用問題が絡んでいる。

カウルの真ん中にはヘッドライトがあるので、ある程度の高さまでカウルが上がると前が見えなくなるんである。当たり前だ。

から更に上げたい場合は前が見えるように目の位置より上にヘッドライトが来る高さまで上げるって事である

あんな高い所にカウルヘッドライトがあったら、スラロームしたら慣性が凄そうなんだが、スラローム中に取れちゃったりしないんですかね?ハリボテエレジーの悲哀再びである

 

コルク帽(ヘルメット

車両からは離れるんだが、google:image:コルク帽とかコルク半と呼ばれるヘルメットについて。被ってると暴走族に狩られるってやつ。

これは確か昔、増田かどっかで詳しい説明エントリがあったはずだが忘れてしまった。

ここで説明したいのはコルク帽の由来だ。

もともとレースでの保護帽というのは革帽子だった。保安性は余りなく、頭を強打すれば脳がやられて死んでしまう。

次に出来たのが半帽で、半球型のプラスティック保護帽に革の耳当てと顎ひもが付いたもので、1950年代60年代バイクレースで使われた。クロムウェル(Cromwell)というメーカーが有名だ。ヤマハSRなどに乗る人らに好まれている(危ないから使うべきではない)。

これは内装材がコルクだった。発泡スチロールが普及する前の製品だ。

次に保護面積が大きくなったジェットヘル→フルフェイス進化してきて、内装材は発泡スチロールと発砲ウレタンになった。

まりコルクとは半帽ヘルの事を指していた。

現在ヤンキーの間でコルクと呼ばれているのは、半帽にツバ(前バイザー)がついて端をビニールテープで巻いてあるという簡素製品(但し端部の始末はクロムウェルなども同じ)で、元々主婦向けである

1968年富士重工ラビットスクーターディスコンにし、イタリアのランブレッタも1971年ディスコンになるとスクーターベスパ以外製造されない時期が続いた。

ホンダはここにバイクと無縁な主婦市場があると見抜き、1976年ラッタッタでお馴染みのソフトバイクロードパルを開発した。因みにラッタッタというのはエンジンスタート用のゼンマイを足でキックして巻く動作の事で、軽量化低価格化の為にバッテリーを搭載せず、キックスタータより楽な始動方法としてゼンマイスタータを採用したのだな。足でゼンマイを巻いてハンドル部のボタンリリースする。

この当時、原付にはヘルメット装着義務はなかったが、広告などでは安全の為にヘルメットを被る写真が使われた。当時はすでにジェットヘルが一般的だったがそれだと軽快感がない。気軽に乗れますバイクとは違うものですってイメージにならない。

そこで採用されたのが「70年代の半帽」だったのだ。50~60年代の半帽と違うのはポップでツバ付きになってる事。更に旧型品なので安価。どういうのかについては1972年発売のカワサキマッハⅢの広告を見てもらった方が早い。

http://captain-alfred.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-6b6e.html

歴史上のバイク広告で一番カッコいいんじゃないかこれ。モデル小川ローザだ。

それで主婦層が乗るソフトバイクの激安ヘルメット=このタイプの半帽というイメージが出来た。主な販売場所スーパー自転車屋であってバイク屋ではない。内装ナイロンベルトやプラスティックと布、発泡スチロールなど。

ヤンキー層はその頃はノーヘルやフルフェイスを使っていてこのタイプのは使われていなかった。

1986年原付ヘルメット義務化されるとノーヘルだったヤンキー層は一番安くてノーヘルに近い効果のこの半帽を被らずに首の後ろにぶら下げて走るというスタイルになった。

こんな安全性が無くて昔の主婦向けのダサいヘルメットを被るのなんて暴走族ヤンキーしかいない。なのでまた所属象徴である。それで90年代にはヤンキー暴走族象徴するアイテムになった。

 

からロードパルが発売されて主婦向けマーケアイテムとして流行した頃から10年以上経っている。「ダサい」が一回りして肯定的意味が出る現象の一つなのだ

更にこのヘルメット内装にはコルクは使われていない。使われていたのは60年代だ。呼称60年代を借用して実体オリジナル70年代にある、という錯綜した現象なんである

 

族ヘル

ついでなんだが、マッドマックス1の暴走族が被ってるようなフルフェイスヘルメットgoogle:image:族ヘルという。今のものと違って下側の首回りが丸くすぼまっていなくて寸胴になってるのが特徴だ。

70年代末~80年代前半の暴走族もフルフェイスを被っていたので、バイク免許実技試験参考書(大型は教習所では免許が取れなかった)などには「フルフェイス暴走族的なのでジェットヘルにしましょう」などと書かれていた。安全性より暴走族的でない事の方が重要だったのだ。

このタイプデザインは今でもレトロアイテムとして人気があるが、危ない代物である。下側がすぼまっていないので、高速で下や後ろを確認すると風圧でヘルメットが浮き上がり、顎ひもで引っかかって脱げ掛かった状態になってしまう。デザインが変更されたのには理由があるのだな。

 

「○○レーシング」「スペクター」のようなチーム名

暴走族が振り回す旗やステッカー見ると、○○レーシングみたいな峠ドリフト小僧的チーム名と○○聯合のような画数が多い漢字名前と分かれている。

これは前述の通りに街道レーサーチームから変化してきた名残で、別にレースしなくてもレーシングという名前や峠小僧的なカタカナ名前を使う。

一方、時代が下るにしたがって硬派=学ランや右翼に傾倒してきて、軍国主義モチーフ漢籍的な名称が好まれるようになる。夜露死苦とか漢籍じゃない訳なんだがそこは偏差値問題である

 

街道レーサーから右翼標榜へと変化した為に、時代が下るに従ってメカ音痴になっていったという面もある。初めは自分エンジンも改造してその技術も先輩から後輩へと受け継がれていたが、やがて改造は外見に留まり工具も持っていない、という風になっていく。

 

世界に広がる暴走族の輪

こういう風に族車デザインは当初はスピード象徴であったもの文脈から切り離されて過剰になり、「過剰」それ自体価値を持つという現象である

特に大きい影響を残したのがバイク便の前身で「PRESS」や新聞社旗をはためかせてすり抜け爆走していたプレスライダーだった。

カウル昇竜拳みたいなデザインも組み合わせ不可のプレスライダーロケットカウル組合わせ、その珍妙さがそれ自体意味を持つようになった為である

 

こんな珍奇な族車だが、実は日本キッチュを好む人々というのは世界中に居て暴走族もその一つとして愛好されているのだ。

試しに「google:image:bosozoku」で画像検索してみて欲しい。多数がヒットするばかりか、自国でBosozokuカスタムをしている変態愛好者もいる。しかもその竹槍出っ歯の車がランボルギーニだったりするのはいかがなことなのか?

日本でも一時流行った巨大フルエアロパーツフェイクファー敷き詰め、巨大スピーカー搭載で浜崎あゆみを流すハイエースもBosozoku Vanとしてカスタムカーの一ジャンルになってる上に、タイでは社会現象に近いくらいのブームになっている。バンコクのあちこち大黒パーキング状態なんである。というかタイ人は日本キッチュ大好き国民なんじゃないかな?

更にebayで探せばBosozoku刺繍特攻服もわんさか出てくる。 https://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=bosozoku

結構な人気ジャンルなのだ

出品&発送元が中国企業のケースが多い。日本暴走族ファッション中国で作って発売して世界中に出荷しているというビジネスだ。色々とおかしい。レディース特攻服着物特に人気のようだ。

 

そういう訳で、英語が出来る人らは是非海外でBosozoku愛好してるトンチキ変態さんらに、デザインの源流が報道の爆走バイクである事やシルエットフォーミュラの事などを教えてあげて欲しいと思う。

暴走族車両デザインの源流を説明する(1/2)

初日の出暴走通称グラチャンの季節だ。

そこで暴走族の車バイク通称族車のトンチキなデザインがどっから来てるかを説明しようと思う。

増田暴走族ヤンキーじゃないがはてなー平均よりはヤンキー文化に近いってくらいだ。

それじゃあ行くぜそこんとこ夜露死苦

 

族車デザイン過去の「スピードへの憧れ」の形の寄せ集め

まずは「google:image:族車」で画像検索してくれ。

さて全然速く走る事に頓着が無いというか速く走れない族車デザインだが、元はレースカー街道レーサーの特徴をコピーしていた。

だがそれらの文脈を考えずに合体され、更に右翼ファッション流入によってスピード文脈が無くなって形だけが意味を持つようになった。

でもファッションというのはみんなそうであってWWI塹壕戦防寒軍服ビジネスシーンでの正装になったり、ゴールドラッシュ作業着が反抗の象徴になってカジュアルで定着したり、警官の防護服がハードゲイシーンで流行してからカジュアルになったり、と元の文脈が無くなるのはヤンキー文化だけじゃない。

 

そんな族車のオリジンの中で一番大きな比重を占めるのが、

 

プレスライダー

新聞社使役されていたプレスライダーであるプレス報道意味事件現場報道陣がしてる腕章に書いてあったり新聞輸送トラックに書いてあるあの「PRESS」だ。

元々、速報性が重視される新聞社取材記事の迅速な伝達を支えていたのは伝書鳩だった。新聞社では屋上に鳩舎を設置して多数飼育しており、記者取材の時に鳩を連れて行った。現場記事を書いてそれを鳩の脚に括りつけて放すのである。鳩は帰巣本能でかなりの高確率で社屋屋上帰着する。

伝書鳩1960年代昭和40年頃には廃れるのだが、代わって登場したのがプレスバイクだった。

ところで何で電話じゃないの?というと、電話も使われていた。だが「市外局番」が出来たのが1965年昭和40年なのだ

これがどういう事かというと、市内を超える通話では交換手を通していた。だが事件が起きると記者が押し寄せ、役所会社でも市外通話が急増するので交換手がパンクして延々と交換待ちになってしまう。つまり通話が困難になるのだ。この為に警察は早くから警察電話という専用線を整備していた。

プレスバイク原稿写真フィルムを受け取って現場から新聞社若しくは駅でリレーして列車経由で社へと迅速、というか猛烈な速度で運んでいた。

そもそも当時のバイク乗りっていうのは不良である。そんな不良が、新聞記者、これも当時はブンヤで柄が悪く反体制的な気骨がないと務まらない職だった、そのブンヤに使役されて街道レーサーのような危険運転でぶっ飛ばしていた訳だ。勿論公道最速である

こういう公共性と不良的な特性の硬派な組み合わせというのは今でも映画モチーフになるし、憧れを産む。

という訳で、以下のようなプレスライダーの特徴が族車に取り入れられ、やがてスピード象徴から遊離していく。

 

絞りハンドル

族車バイクパイプハンドルを思い切り絞って手前側に持ってきたデザインが特徴だが、これはプレスライダーが上向きハンドルにしていたのに由来する。自転車と同じく、パイプハンドルでは固定ネジを緩めるだけでハンドルの角度を変えられる。

プレスライダー渋滞では足をついて右に左へとすり抜けをするので、上体が起こせて視界が良く、車体を傾けてもハンドルが遠くならないアップハンドルにしていた。

段付きシート

プレスライダー上記の通り足をついて渋滞すり抜けをするので、足つきが良くなるようにシートの「あんこ抜き」をしていた。着座部分のシートのスポンジを削って取ってしまう加工である。今でも背が低いバイク乗りはこの加工をする。

すると前後方向にも段が出来てニーグリップ(両足でタンクを強く挟むこと)しなくても前後に安定するという効果も出る。

族車はこれを大げさにして後ろに更に段を増やしたシートに交換したり、更にハーレーなどのシシーバーと合体した長い背もたれに繋がるデザインの三段シートになっていった。というか、ヤンキー相手の商材扱う会社が段々過激化していったのが原因だな。

下側が渋い緑布の風防

プレスライダー仕事なので冬でも走る。そこで後付けの風防を付けていた。元々実用品なのでカッコいいもんじゃない。

だがそれが「硬派」の記号となって族車に取り入れられた。

旗(旭日旗

今やってる会社は無いが、昭和後期まで社用車というのは鉄製前部バンパー角に小さな掲揚ポールを付けて社旗を掲げて走るのが多かった。今は歩行者安全の為に前方に突起物を付けるのは車両法で禁止であり、宮内庁御料車総理大臣車以外はやっていない。

プレスバイク新聞社の庸車なので前輪に垂直ポールを立てて「PRESS」のペナント三角旗)を、更に四角い社旗も併掲するケースもあった。とんでもないスピード違反してても(プレスライダーは常に速度違反警察はPRESS旗社旗を認めると取締りしなかった。

暴走族前身カミナリ族じゃなくて街道レーサーのチーム(イニD赤城レッドサンズみたいなの)なのだが、このスタイルが真似されてチームの旗をつけるという形になる。

これが1980年から「硬派」の文脈右翼ファッションに転じた。この右翼とは1960年代全共闘運動に対抗した新右翼で、80年頃には軍服着て国防色街宣車軍歌を流し、軍旗である旭日旗を掲揚するという軍国主義憧憬路線確立されていた。

ところでこの旭日旗は「プレスライダーのまね」路線ですでに族ファッションの中にあった。それは朝日新聞の社章でお馴染みだったのである

故に既存プレスバイク社旗模倣の上に右翼ファッションの軍国標榜自然な流れで合わさる形となった。

前輪の掲揚竿は大きさが制限されるので、大きい旗を後部に付けたり、二人乗りの後部乗員が手持ちするようになったのである

この名残で、旗が付いていない棒を前輪から斜め前に突き出している族車もある。

 

旭日模様

同様の理由タンクへの塗装や服のプリントへと波及していく形になった。

 

プレスライダーのその後

こんな風に族車デザインに過大な影響を与えたプレスバイクだが、盛者必衰1980年代になると衰退して報道現場から消えて行ってしまう。

置き換わったのは出先で使えないFAXじゃなくて無線自動車電話だった。どっちも大きくて自動車必須で、汽車バイクから自動車に置き換わったのだ。両方とも無線兵みたいな箱を担いで運用する。

それで職にあぶれたプレスライダーが流れた先は2つあって、一つは競馬/競艇新聞の運搬。予想欄の関係レース当日に入稿されるので印刷所の前に多数のバイクを並べて待つ。刷り上がった新聞バイクの後ろに括りつけて馬券売り場や競馬場の売店に急いで持って行くのである

ただこれはレースが日曜しかやってないか臨時バイトの面が強い。

もう一つがバイク便で、オフィスを回って営業する。NY自転車メッセンジャー便のバイク版だ。

こういう経緯なので初期のバイク便はプレスライダーと呼ばれていた。FAXが普及してもサンプル品の急送とか木型(鋳造で使う型)とか需要は多くあったが、白ナンバー違法操業のところが多かった。

中にはちゃん法人成りして営業免許を取り緑ナンバーにして特殊分野でのニッチを獲得したり、後に医薬検体輸送検査会社進化して自治体出資を受けて三セク化したところなどもある。街道レーサー崩れからの地道なステップアップ人生であるな。

 

シルエットフォーミュラ

これは画像を見てもらった方が早い。こういうの暴走族で走ってるやろ? https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/26/Nissan_Silvia_Silhouette_Formula_001.JPG

量産車のガワだけを使って、中はエンジンも足回りもフレームも全部変えていいよという規定レース区分だ。シルエットだけ市販車で中は純粋レースカーなので「シルエットフォーミュラ」という。

これは日本では御殿場富士スピードウェイ筑波サーキットレースが開催されていた。

特に富士スピードウェイでは「富士グランチャンピオンレース」というシリーズレース(全戦富士SWでの開催)が人気を博していた。走っていたのはルマン24時間みたいな形のレースカーだった。

このレース前座としてシルエットフォーミュラが開催されていて、こっちは街で見かける市販車ベースで無茶な改造がされているのでこっちも大人気、更に自分の車を同じように改造するのが流行したのだ。

族車で出っ歯にするのはこのシルエットフォーミュラの真似を大げさにしたものなんである

更に初日の出暴走を「グラチャン」という理由も判ったかと思う。シルエットフォーミュラ風の改造をして富士山の方、即ち富士スピードウェイがある御殿場方面東名高速を走っていくからグラチャンなんであるな。

 

因みにあの出っ歯貧乏暴走族などではベニヤ等で手作りしてあり、強度が低いのでボンネット辺りから針金で吊ってある。

そんなヤワな造りのもの走行風に耐えられる訳もなく、ほぼ必ず途中ではがれて取れてしまう。または出発地近所の踏切でぶつけて引っかかってしまい、電車が来たら危ないので周りのおじさんや善男善女に助けてもらって出っ歯踏切から撤去してもらい、「危ないよ~」とか言われてるのである出っ歯手作りで温かみがある上に重ねて温かみのあるエピソードであるハリボテエレジーの如き侘び寂びの趣きだ。

で、出っ歯が無い普通の車として他の族車と一緒に東名を走っていくと、途中で交通機動隊が集中取締りをやっていてFRPの高級出っ歯車は皆とっ捕まってしまうが、手作りシルエットの方はなにしろ普通車に戻ってるからそのままスルー

これは他の出走馬が前部倒れた後にハリボテエレジーが壊れた馬体というかダンボールを引き摺り走ってきて完走するのを彷彿とさせる。大穴である

続く→https://anond.hatelabo.jp/20230105180833

2023-01-03

バトルロワイヤル見た

既に感想書いてる人がいて、それな!状態なんだけど一応自分としても掃き溜めをしたいので書く

バイスに関しては辛辣かもしれない

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バイス

ツッコミどころが多すぎていつ終わるんだろうという気持ち

そもそもバイス記憶なくなる時点で記憶の辻褄合わなくなるから仮面ライダーであったことも忘れてそうなんですが、「誰かと」何かをしたという事実だけ残ってるんですか?

それなら間接的に記憶残ってない?

仮面ライダーである事実家族から聞いた感じ?

と、困惑した冒頭で、追い打ちをかけるかのような三男誕生と、完全に蚊帳の外の三男(年齢的に仕方ないけど)

家族神話大好きなのはわかったけど、傍から見ても舞台装置以上の役目がない新キャラを登場させるのは愛がないんじゃねーの……

ギフの同族っぽいの現れてよく分からんまま居なくなったけど、もしかして映画伏線なのか?

映画を続き物としてするなら別のVシネでやるのがベストだと思うんですけど

ヒロミさんの肉体年齢治療で戻ったり(寿命取られてるから細胞に細工して戻るとかいレベルじゃないんじゃないの?)、バイスのいない一輝が変身できたり(しかも力が半減てなに?バイスがいたら2倍になるの?じゃあバイスありだと実質3倍くらい強くならん?)、悪魔が取り込まれたり(悪魔って何なんだよ……)、ホーリーライブがあるのに気づくと直ぐにライブエビルに弱体化する大二だったり、玉置と花が堂々と表歩いてたり、一輝感情に反応して復活するバイスだったり、大怪我してた一輝が突然バイクで登場したり

とにかく設定がわけわからなくて謎が謎を呼んでいた

考えないで見た方が良かったのかもしれない

結局、リバイス悪魔ってなんなんですかね?

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ギーツ編

予告で見たファンタジーコスプレシーン、突然顔のいい道長が出てきて驚いたけど、時系列で言うと道長落ちてギロリが居るとなると、キツネ狩りの前?

デザグラ終わってないっぽいけどボドゲすっかーというノリだったのか……??

ゲームマスター権限を乱用するとこうなるよ、という一例を示してくれてなるほど、という限りなのだけれど、別のデザグラ開催してたような発言してた?ちょっと気になるな

ところで予告とか入場特典でもデカデカとでていた工事現場ライダー(シーカー)、見た目からしてゴテゴテで動きにくそう……という印象が強かったけど、戦闘シーンめちゃめちゃかっこよかった!

CG多様ではあるけど、壁を出して1部分だけぱかってするのとか、鉄塔召喚とか、個人的にはとても刺さった!

変身者の背景がお茶漬けくらいサラッとしか出して貰えなかったので、ある意味それが変身者には願いがない=親の言いなり、という示唆なのかもしれない、が、そのせいで戦闘シーンくらいしか印象に残らなかったので悲しい

最後最後で、ロワイヤル言ってんのに1人だけ戦わないでRTAしてるのも滑稽だった(自分意思がない)

コラスにハイジャックされた時点で道長蘇ったのに、ギロリがジャックし返した時点で戻されなかったのはまあ、ゴースト参加者判定受けたからということなのでしょう!

バイスステゴロめに突入するのに加えて狙撃でキメるギーツはスタイリッシュでカッコイイな

それはそうとして、今回は特例がいたからかデザグラを探らずに人の願いを叶えたのは意外かも

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龍騎

いつものゲストよろしく登場シーンは少なめだったけど、令和のCGエフェクトと共に戦うライダーが見れるのはお得!

リュウガが出てきた時点で腕の太さの違いに気づき、肩パットかあとなりつつもまあそれは仕方ないものしまして

4号ライダーと4号ライダーがどちらも紫だなーと思いながら電車のシーン見てたけど、やっぱ腹気になっちゃう……ごめん浅倉

ナイトジャンヌ・ナーゴが戦うのはちょっと意外だったけども、強キャラ感出て面白かった

デザイアカードの願い書くシーンでみんな物騒で笑ってしまったけど、城戸真司がいたら真っ先に戦いを終わらせるとか書いてたんだろうなあ、と思うとそれはそれで……

一斉変身のときに賑やかし要員でミラーモンスター出てくるの、個人的には盛り上がったけど確かに変身がシンプルからうなっちゃうのかもしれない

パリーから龍騎登場!はすごくテンション上がって、おお!ってなったのでやはり善属性の城戸真司が先輩風吹かすには最初から出張るのではなく良いとこでドドーンと出るのが合ってるのか?個人的には好きだった

あとラスト、令和の城戸真司に声をかけるところと蓮とのやり取りがこれだよこれこれーってなったので戦いは続いているんだなーってとても実感出来るしめ方をしてくれました!

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ところで、ようつべ龍騎再履修してるけど、昔と考えると今って展開早いなあと思ったり

これも時代なのかな?

分数十年前ならギロリがゲームマスターとか中盤くらいで明かしてたと思うので

周回もののギーツはスルメ的に面白くなると思っているので今後に期待したいところ

2022-12-29

ライダー映画ネタバレあり)

バイス完結編:40点

ギーツのところ:85点

龍騎のところ:150億点

映像ちょっと暗かったり、音声が聞き取りづらかったりで、これ何?って考えてしまってスンナリわからないシーンが散見される、子供はついて来れたんだろうか。

五十嵐家、よりによって三男が誕生ってどう言う神経????どういう時系列?????

別の宇宙堀川りょう神谷浩史は急になんなの??

ギフに文明滅ぼされたくせにスタンプ持って使ってんのなんで??

最初から強化フォームに変身するところは舐めプしてなくて良い

全身全霊で三男守れてねーじゃん!!

一輝が死にそうでたいへんなのはわかるけど家族みんな三男の心配してなさすぎない??

玉木とアギレラ急にきたな?ICUの前大混雑だな!

「ギフの呪いだな」「違うわ運命よ」は???

一輝選択地獄風の悪魔側を選ぶのは見え見えの演出だったけど、あの葛藤タイム必要だったのかな

バイク乗れたんだね」ホントだね!

秋山蓮きたーーーーー

タイクーンそんだけ戦えるならもっと本編で強くない??

カゲロウの見たやつは本編でなんか出てくるんか?

リュウガきたーーーーーー

なんか長い戦闘シーンでアクション重視したかった感はわかる。せっかくなのでリバイスはいろんなフォームたかった

ドラゴンボールレーダーみたいなのでまさのりさんの位置わかるんだったら3手に分かれた陽動意味なくない?

ナイトきたーーーーーー

王蛇きたーーーーーーー腹どうした???!!!

和解が思ったより早かった

リュウガきたーーーーーー突然のスシロー困惑

ちゃん実況はよいシステム

ミュージカルケンシロウがいい味

政治家のくだりは説明足りなくて子供わからんのでは?

シーカー!シカ工事現場フォーナイトみたい

予告でこすられたカシマスタジアムやっとき

令和の龍騎組変身のCG正面から見せて!!!

バトロワつってんのに1人ずっとサスケステージみたいなの建設してるんだが???戦わないと生き残れないのではなかったのか???

ギロリ!おまえそれを本編でやれギロリ!!

あれバッファ消える?消えない。アディショナル道長

リュウガ!吹っ飛んだ!わぁ!龍騎!知ってた!!知ってたけど嬉しい!城戸真司の声!!!

秋山蓮の手首が180度回った!それも待ってた!!

CGが豪華!まさのり救出!悪魔を分離するキックのことちょっと忘れてた。

ギーツが主役だから最後シメにくるのもちょっと忘れてた。

デザ神の願い事は想像通りなんだけど、「消えない」にしなかったのはなんでなんだろう?

やっぱ英寿は神視点でいろいろ見えてるとかなんかな?

縁側の思わせぶりなスタンプは使わないの?じゃあなんで置いといたの??

城戸!城戸真司!!!秋山!!!ガラス!!反射!!!天才!!!

おもしろかったです。龍騎また見直そうかな。

2022-12-18

プリキュアジェンダー

今週のプリキュアでブラペの正体バレイベントがあった。プリキュアとは別だけど、プリキュアと肩を並べて戦う、という感じで続けるようだ。

この展開自体文句はないが、

という事実と考え合わせると、他の件で言われてきたこはいったい何だったんだ……? となってしまう。

戦隊ものにも女性ヒーローを! 少年漫画にも女性主人公を!

戦隊もの少年漫画が「男の世界」であり、活躍する女性が少ないことや女性のメインキャラが「紅一点」になりがちな問題は、伝統的にフェミニズム問題にしてきたことだ。

例:5人戦隊モノの特撮で、今までレッドを女性が務めていないのがこの国の限界 - サブカル 語る。

こういった批判に影響を受けたのかどうかは知らないが、最近戦隊もの少年漫画女性のメインキャラは珍しくも何ともない。ではプリキュアは?

……そう、プリキュア戦隊もの少年漫画以上にジェンダー平等世界なのである。通年どころか「途中から加入した男性プリキュア」すらいないのだ。男性プリキュアとは別枠で、肩を並べて戦うことはあっても、決してレギュラーを張ることはない。

もし「子供向け作品のメインキャラはなるべくジェンダー平等であるべき」と考えるなら、プリキュアは真っ先に批判されるべき作品であるということになるだろう。

プリキュアは「女性は○○すべき」みたいな観念否定してるのでジェンダー問題に向き合ってるとか、そういう主張もたくさん見かけたけど、そんなこと言うなら男性ライダー家事育児をする描写を入れれば女性ライダーなんて必要ないやんけ。アホかと。バカかと)

「別の制度」を作るのは差別

しかし、プリキュアと肩を並べて、つまり同志として男性が戦うこと自体肯定されているのだから別に男性プリキュアがいなくてもよいのでは? 今作のブラックペッパーのように、プリキュアとは別枠で男性レギュラーがいればそれでいいのでは?

そうだね! それ同性婚支持者の前で同じこと言ってきて!

登録パートナーシップは、『黒人と白人が同じ電車に乗れるけれど、車両が違う』というような状態です。制度が違うことこそが、差別」らしいので!

フィクション描写表象)は問題である

えっ? 「そもそもプリキュアは単なる娯楽作品で、現実とは関係ない」だって

それなら女性ライダーもいらないよね? これまでやってきた「創作物中のジェンダーバイアス」をめぐる議論、全部無意味になるよね?

キズナアイがうんうん頷く聞き役なのはジェンダーバイアスじゃなかったの? 巨乳献血ポスター女性への性的ステレオタイプ助長するんじゃなかったの?

プリキュアみたいなゴリゴリ子供向け作品ジェンダー平等正当化されるなら、少年漫画青年向け漫画は尚更ジェンダー平等正当化されちゃうよね? 子供向けでやっていいことを大人向けでやっちゃいけない理由ある???

結局、プリキュアにどうなってほしいの?

別にどうも。創作物登場人物ジェンダー平等だろうが、そんなの個人的にはどうでもいい。創作政治的正しさは求めてないから、プリキュアがポリティカリーインコレクトでも一向に構わない。

ただ、他作品ジェンダー平等やら何やらを叩いてた連中にはプリキュアも叩いてほしいし、プリキュアジェンダー意識高い系作品だと持ち上げてた連中には「女性主人公がいない」云々みたいなケチを他作品につけるのをやめてほしい。

女性がいない局面では『女性を入れるべきだ』と言い、女性が優位にある局面では『男性を入れるべきだ』とは言わない」のは、ジェンダー平等ではなく「女性利権」を目指しているだけ。一人の男性としては、ジェンダー平等は支持するけど「女性利権」は自分の利害に反するので支持できない。ジェンダー平等を支持するのか「女性利権」を支持するのか、旗幟を鮮明にしてほしい。

2022-12-15

anond:20221215102220

なるほど一理ある。

 

逆にオタクは、ライダープリキュア提供してくれる子供たちに感謝しているか

しているかも。してるけど不十分かも。これからより広まるかも

2022-12-12

仮面ライダーになりたかった女児

子供の頃、仮面ライダーに憧れていた。

所謂平成初期当時は女性ライダーほとんど登場しなかったが、それでもかっこいいフルフェイスメットやバイク変身アイテム武器に強く惹かれていた。

性自認が男だったわけではない。ただかっこいい、こうなりたいと思う憧れの姿の性別自分と異なることなど大した問題ではなかったのである

同級生とのごっこ遊びで、みんな当時の女児向けアニメキャラクターになりきる中、私は仮面ライダーになりたいと言った。

誰もそれを変だとは言わなかった。魔法少女達の中に仮面ライダーが一人いても、みんな当たり前のように一緒に遊んでくれた。

それが、数十年経った今でも覚えているくらい、とても嬉しかったのを覚えている。

昨今の仮面ライダー作品では女性ライダーレギュラーに入っている。

でも、だからといって「女の子が憧れるのは女性ライダー」と決まっているわけではない。もちろん、その反対もそうだ。

自分とは異なる性別キャラクターに憧れたり、なりたいと思ったりしてもいい。

なりたいと思う人物像の性別が、自身性自認に直結しているわけではない。

選べる選択肢が増えただけなのだから、どんな人に憧れるかという選択自分自由意思で考えられる環境であってほしいと、そう願っている。

最近過去仮面ライダー作品がサブスク解禁され、当時私の憧れだった仮面ライダーを久しぶりに鑑賞した。

子供だった私には理解出来ていなかった人間ドラマや、物語の奥深さに気付くことができて非常に楽しめた。

改めて仮面ライダーという存在が背負う重圧や苦難の運命を知り、それでも戦う仮面ライダーは、大人になった今見ても充分かっこよかった。

あの時、子供だった私が仮面ライダーになりたいと言っても普通に受け入れてくれた周りの人達にはずっと感謝しているが、やっぱり仮面ライダーにはなりたくないなと今ならそう思う。

今でも彼らが自分にとって憧れのヒーローであることには変わりないが、仮面ライダーというシステム自体結構ろくなものではないな……と思ったのである

ジャケット欲しいけどどれ買ったらいいかわからん

ピンからキリまであるけど高いやつは中古車買える値段だからな……

ジャケットといってもライダースじゃないのがいい

雪降ってる中でおっさんが薪割りしてる時に着るようなやつがいい(どんなのだよ)

6万くらいで買えたらいいんだが、安いのでも10からみたいな世界なのだろうな

2022-11-26

昭和ライダー普通にイケメンでは

平成ライダーイケメンからお母さんもファン層に取り込んだ等々マスコミ報道されていた時期があった。

かにライダーから売れた俳優もたくさんいるくらい皆さんイケメンだ。

昭和ライダー藤岡弘イメージしかなかった私は、昭和特撮ステータス無かったから、顔良くない売れない非イケメン俳優がやってたんだろうと漠然と思っていた。

それでアマプラ仮面ライダーブラックサン見た流れで仮面ライダーブラック見たんだけど、普通にめっちゃイケメン、何で平成ライダーだけイケメンみたいに言われてたんだ、めっちゃイケメンなのに。

他の昭和ライダーイケメンなのかな、藤岡弘みたいなのばっかだと思ってた。

2022-11-23

すずめの戸締まりメタ映画なのでは?(ネタバレ感想)

二週目見たので。

メタ映画として

特撮の白倉プロデューサーメタネタ作品に取り入れることが多いんだけど、ライダー戦隊映画の「スーパーヒーロー戦記」なんか、敵が「お前らネタ切れでモチーフ被りまくりオワコンじゃねえか!」なんて台詞を吐くんだよね。

シンエヴァでも、(しばらく観てないのでうろ覚えだけど)シンジ綾波の会話中、「使徒、襲来」から「シン・エヴァンゲリオン」までのタイトルが「作中のスクリーンに」流れる

どちらも、作中のキャラではなく観客に向けた表現であり、またシリーズファンでないと伝わらないネタでもある。

「すずめの戸締まり」も3.11メタ的に、観客を意識して作られた映画なんじゃないかな?みたいな。

文系は作者の気持ちを考えてろ、なんて言葉があるけど、昔は作品にゃ「作者の意図」ってのがあって、それを読み取るのが正しい読み方なのだ、って学校でも教えられてた。

でも後から、「文章を読んで書いた奴の気持ちなんか分かるわけねーだろ」「それをどう読み取ったか、読んで何を考えたか大事だろ」的な考えが出てきて、作者ではなく読者を主体として考えるべきじゃね?みたいになって、そんで、多様な考え方を尊重しようみたいな話に繋がったり繋がらなかったり。

まぁそんな感じで、被災した人もしなかった人も、311経験した人なら色々考えるし語りたくなるよね、的な?

タイムリープと予定論

タイムリープものとしてみた時、あのシーンは実はこういう場面だったんだ!って気持ちよさは薄い。(自分が観た中だと、平成ジェネレーションフォーエバーのネタばらしが一番気持ち良かった)

で、先のことは全部決まってる、ってやつね。最初ちょっと引っ掛かったんだよ。仮に扉が閉じるの失敗して震災起きちゃったとしても、結果は決まってるからしょうがなかった、ってことにならね?みたいな。

ただ、幼すずめにとってというより、現すずめが言うことに意味があったのかな、とも考えたり。現すずめにとっての先の未来は不確定なんだし。

雑多な感想

全体的に、「間」を大事にしてるっつーか、日常描写に尺割いて丁寧に撮ってるなーという印象。世界観説明はセリフで軽くすませて、子守りシーンはしっかり描写する、みたいな。それが不満な人もいるだろうけど、個人的にはそこが良かった。娯楽としての面白さって、つまりセックス&バイオレンスなわけで。盛れば盛るほど下品楽しい作品にできる。ヒロインとのキスシーンなんて大抵の映画ノルマのように入ってるけど、すずめのそれは上品で、個人的にはちょうどいい。

ダイジンの草太に対する認識というか、すずめから草太への好意に気付いてたのか無頓着だったのか、気にしながら見たがいまいちからず。ただ自分の方が愛されてると勘違いしてるのはビンビンに伝わってくる。哀しい。

ウチの子にならない?ってすずめから声かけてたんだな。

親子喧嘩のウチの子じゃない、自転車の仲直りもダイジンは見てたんだよな。で、色々考えて、結局自分はすずめの子にはなれない、と悟ったんやな…

二週目だとダイジンヘイトチャージクソ猫っぷりが違う意味面白

初見の時、ダイジンは要石に戻る覚悟決めて車に乗ったんだなと思ってたがそうでもなかった

ダイジンは抑え切れずに抜けてしまったのか、ダイジンが抜いたって感じでもないよな~?

草太さんの記憶バンクじゃん!ダイナミック回想じゃん!とかいらんことを考えた。

初見時、エンドロールで稔君が迎えに来てるの気付いてなかった。フェードアウトしたのかと…

吉幾三流れるなら新幹線のとこだろうけどどこで流れたんだ?

追記

書いてから読み直したら、メタフィクション震災なんも関係あらへんやん!俺は何が言いたかったんだ?

視聴者存在認識してるみたいなメタ発言と、フィクション自己言及としてのメタフィクション混同してたんだろうか…?

実際はハイコンテクストってのが近いのかしらん?

う~ん。しかし、作中で3月11日に発生した震災と、現実3.11は別の話だよね?要石も閉じ師も現実には存在しないし、みたいなことは考えてた気もする

2022-11-04

全年齢向けエロアニメで好きなキャラを並べて自己分析する

書いてる順に好きな順とする。5人までとする。キャラ数が少ない場合は3人まで

クイーンズブレイドメローナ、メルファ、ニクス、エキドナ、ユーミル

ToLoveる→ナナ、ヤミ、ルン、ティアーユ、天条院沙姫

聖痕のクェイサー→御手洗文香、及川うらら、リジージータ、椎崎るる

そらのおとしもの→アストレア風音日和カオス

Fate/stay night間桐桜ライダーイリヤ

・並べてみてわかったこ

極端。○○系が好きとかじゃなくて特殊ジャンルばっかり並べてる。

特に聖痕のクェイサーなんて最貧乳と最巨乳がワンツー決めてるって気が狂ってるとしか思えない

強いて言うなら主人公とかメインヒロインじゃない奴ばかり行ってることが共通点として挙げられるかな

2022-10-31

仮面ライダーどう思う?

いまやってるギーツだけど、俺にとっては久々のリアタイで見ている仮面ライダーなんだよね

以前はカブトとか電王を見ていたが、子供育児に合わせるようになったら自然仮面ライダーとカチあったのでみている

俺としては正直、かなり微妙というかこれを面白いとはまだ感じていない

まだ10話もいっていないから全体を見てから感想をかけばいいんだろうけど、もう切ってしまいたい

なんていうか全体的にどうでもよいって感じがする

現在第一セットが終了して次のセットが控えている状態だけど、またライダー刷新されようだし、おじいちゃんとか変な俳優も出てくるし、一体誰を推せばいいのかもよくわからない

この調子で何回も同じものを見せられていくのはかなり退屈だと思う

これは予言だけど、まじで仮面ライダーシリーズがまた終了するきっかけになるんじゃない?下手したら打ち切りもありうる

ベル自体ギミック豊富いくらでも遊べそうなんだけど、玩具の売上にまで影響するだろうな

2022-10-28

anond:20221027070934

特撮ロボもライダーの変身も商品売るためのメインなんだが。ドラマの方がおまけなんだよ。

2022-10-26

今期の仮面ライダー

面白いかは正直分からない

ただ、主役級と言える人物が不在なので共感できる人がほとんどいない


つい先日退場した準主役は「怪我悪化してライダーを失格になる」というかなり前代未聞の退場劇だった。

殺されるとか精神を壊されるとかライダーベルトを奪われるとか、そういうのじゃない。

いかにも怪我が治って記憶を取り戻したらライダーに返り咲きそうなんだが、問題登場人物の中でほぼ唯一感情移入やすいということ。

そして主人公が謎の存在なのに対して、退場したライダー語り部かつ一般目線俯瞰するという重要立ち位置だった。それを10話も経たずに退場させるってのはどうにも不安要素しかない。

5話くらいしてまた復帰する可能性もあるけどさ。退場させる意義があんまりないんだよね。

主役であるギーツやそのライバル枠のバッファは、正直あまり映えない。

バッファは影があるため多少いいかもしれないけど、ギーツに関してはメタ貼り過ぎでなんかもう負けても勝ってもどうでも良さそう。というかこのゲーム勝利することに何の意味もないだろうってことが第一話あたりからわかっているため、ゲームが強いことに何の面白さも見えないんだよ。

嘘喰いのように、ゲーム外での陰謀なんかもありつつも、ゲーム自体は極めてシンプル面白どんでん返しもあるってパターンが定着しているよね。

ギーツのバトルは世界の存亡をかけているけど、それ自体ミニゲームで単に回数を重ねるためだけのものにすぎない。

地方少年野球グダグダな予選リーグをひたすら見せられている感覚だ。

テーマテーマだけに、ゲームのもの面白さが見えないのはかなり致命的。

そんで登場人物共感を抱けないってのはもうなんなのかね。

2022-10-24

仮面ライダーギーツで主人公が死んだ

主人公とメインライダーが違うってのが面白いと思って見てたんだけど

それも終わりなのかな

主人公自撮り動画がなにかのヒントになるのかな

2022-10-23

anond:20221023161029

ワイはプリキュアライダーに憧れる漫画見かけたことすらないやでという話

漫画主人公プリキュアに憧れている設定いい加減もう見飽きたな……

勇気を出す理由ヒーローへの憧れだったり、好きなものを好きというのを恥ずかしがらなかったり、そういうのにプリキュアライダー使うのもういいわ……

誰がやっても同じになっちゃうんだからなあ。

その点だと忍者極道は凄かったけどな、暴力と異常の肯定として使うとは

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