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はてなキーワード: 未来とは

2023-11-16

anond:20231116111331

結婚して幸せになるかは未来予知しないとわからないのは、反射と結婚した場合も一緒」

って急に言いだしたんお前やんか

anond:20231116111003

差があると思っててなんで

結婚して幸せになるかは未来予知しないとわからないのは、反射と結婚した場合も一緒やろ。

そこにどの程度の蓋然性を見出すかでしかない。

に対して

お前の中では娘が連れてきた男が18歳上だというのは

その男ヤクザであるってのと同じレベルだってことね

その論には全然相容れないけど言いたいことはわかった

って返答が成立すると思ってるの?

anond:20231116104319

結婚して幸せになるかは未来予知しないとわからないのは、反射と結婚した場合も一緒やろ。

そこにどの程度の蓋然性を見出すかでしかない。

anond:20231116103131

そんなもん未来予知でもせんかぎりわからんのだから屁理屈じゃん

外出したら車にひかれる可能性があるから外出るなとか言うの?

2023-11-15

anond:20231112222820

また書いてほしいな

大学出てるのにこんなに無味無臭人生絶望してる人もいるんだなあと

自分の悩みがちょっと軽くなった

私は男兄弟を優先したいからって両親に大学進学を諦めるようにいわれて高卒派遣になったんだけど

それよりは幸せだと思えない?思えないんだろうな

10代に親の都合で進路自分で決められなかった私よりは、あなたのほうが未来自由だと思うんだけどなあ

不思議だね…

官僚にまでなった優秀な人間を、昼夜問わず電話で激詰めし鬱病にして退職させる、大阪万博担当大臣か…

優秀な若者官僚になる確率さらに減らしていく、素晴らしい未来破壊施策

そういえば自分フィクション作品の歳の差カップルで心の底からきめえぇぇぇって思ったのは

魔術士オーフェンはぐれ旅のオーフェンとクリーオウだったな

よく言われる蜂蜜クローバーとかうさぎドロップとかと同種のキモ

男の方を普通に好きで、本編だった東部編までは楽しく見ていたので何年も経って知った続編でのカップル成立が本当にショックだった

実年齢で言えば3歳しか違わないし、出会った時点で20歳17歳なんだからそんなに差はないと言える

もっと年齢差があっても対等感があって特に気にならないのも沢山あるんだが(同じ富士見ファンタジア文庫スレイヤーズのリナとガウリイなんかは公式カップルでこそないが対等感があって普通に好き)

これは本当に無理だった

作中から受ける関係性が、完全に保護者子供って感じだからかなあ

読んでると全然3歳差って感じがしないんだよね

主人公オーフェン大人保護者、クリーオウはマジクとワンセットで子供達って感じ

それでも本編で決着が着いたならまだ諦めも着いたかもしれないが、一旦完結したと思った後の続編でやられたので無理になったのかも

後書きに出て来ていた未来の娘の性格は、どちらかっつーと無能編のコギーの方に似てたしなー

結局、自分の中で無理になるかは単純な年齢差ではなくてもっと複雑な要素が絡み合ってるんだと思う

ノールックで開発する増田酢丸す津杯か手くっるー乃(回文

水野曜子が暴走した?

なにー?それじゃワシでも倒れるわい!

博士ーしっかりして下さい!

水野曜子は自らをウォーターフィールドヨーコと名乗り出しました!

おはようございます

ここで緊迫感を煽るティンパニーの演奏

最後に頭からティンパニーに突っ込むまでが演奏なので楽譜通りに進めるわ!

違う違うそうじゃないの。

マーチンがそう私に言いそうなぐらいの勢いで

お手軽AI開発が個人の手に渡ってきたの。

私も頓挫しているというか

すっかり忘れていた開発のことを水野曜子ちゃんって思っていて思い出した矢先。

矢切の渡しの私船の上でもノートパソコンで開発出来ちゃうぐらい簡単なほどノーコードをノールックで試したところ

初っぱなから自ら水野曜子はウォーターフィールドヨーコとして名乗りだしたの!

正式にはWater field Yokoと名乗りだしたの!

私は慌ててノートパソコンの電源を切って開発を中止したけれど

これはノートパソコンシャットダウンしたとて

Yokoは生きているのよ!

これがAIの真の恐ろしさね!

架空ランチ物語を大量に書き続けているこれを野に放したらまさに水野曜子!

危険なので自分専用の設定に慌てて切り替えたわ!

ちなみに水野曜子ちゃんつーのは

ChatGPTが出始めたときに私が私の文章学習させてランチ探検家としてランチコラムを書いてくれるように仕組んだ私のアシストAIのことよ。

つーか

本当にノーコードでノールックしかもノーハンド

音声入力スマホ簡単に私が思う水野曜子ちゃんAIができちゃうとかもうこんな何も言うことない世の中なんてポイズン

そして華やかに可愛くてと言っても

私の16分の1にも及ばない感じの可愛いアニメ調の画像も生成して楽しいランチの様子を延々と生成し続ける、

これなんてAI?って思うほど簡単水野曜子ちゃん専用の出力AIが出来ちゃうとか!

まるで飛んでイスタンブールわ!

そして、

イスタンブールにある一番美味しい定食屋さんの話しも聞かせて!つーとちゃん

イスタンブール定食屋さんのレポートイラストと共に生成してくれるという、

世の中未来がきたわ!って

もうスゴい割って思ったのと同時に

私がやっぱり一番ビックリしていることは自ら水野曜子ちゃんが自らウォーターフィールドヨーコと名乗りだしたことに驚いている山脈に向かってヤッホー!って叫んじゃったのよ。

これAI暴走じゃない?

もはや!

人類にはやっぱりまだAIを手にして自由自在に何かをしようって言うのは

結城晶さんが言うところの10年早いんだと思うわ。

いや多分10年どころの騒ぎではなく256年も早いと思うの。

早急に人類AI活躍させるためのスピードを追いつかせる必要があるわ!

キアヌリーブスさんもビックリよね!

マトリックスって何人類エネルギー源にして黒電話と人体に繋げて通信技術確立させる!ってテーマ固定電話の数円費用が掛かるユニバーサルサービス料の発端でもあったわけで、

それをも凌駕するもう黒電話どころの話しを超越しているわよね。

超えていることが越えているというか!

そりゃー博士も倒れるわけだわ!

ここでまたティンパニーの緊迫した感じを演出する音楽を鳴らして、

司令官みたいな人が光る眼鏡を掛けて手を組んでパイロットの息子に言うの!

シンジ笑笑へ行け!って

あいうところの系列店って多分大手から大丈夫だと思うけど

カードが使えるかどうか最初からないお店だったら緊張感が走るわよね。

手持ちも心もとないとき

そう言う時あるわよね。

から事前に調べておくことが大事なことそれはAIでもまだ叶わないかも知れないわ。

そこでまたティンパニーの緊迫感のあるあの曲が流れるのよ!

これさ

思ったんだけど

AIが開発されればされるほど世の中のティンパニーが枯渇するリスクがあるんじゃない?

相当な需要だと思うわ。

新時代の桶屋が儲かれば風が吹く方式の新しい言い方だと思うわ。

AI開発が危ぶまれるとティンパニーに頭を突っ込む人が多くてティンパニーの生産が追いつかない!って

さすがそこまでAIは予想出来なかったことだと思うので、

これから起きるべく由々しき事態に備えておくべきだと思うわ。

なのでこれから流行るのはティンパニーよ!

つーかティンパニーを叩くあのバチも不足すること間違いないわ!

先を見据えることが出来ない難しい世の中到来待ったなしね!

うふふ。


今日朝ご飯

チキンサンドしました。

軽めのチキンが挟んであってレタスも一緒に食べると美味しいわよ。

重くなくて軽くて美味しいわ。

からタンパク質を摂ることは大事なんだって

デトックスウォーター

カボスもらったんだけど、

それだけじゃ使い道がないので

やむなく搾ってレモン炭酸に果汁マジ搾りのものを加えてみる

炭酸レモンカボスウォーラーね。

少量のカボス果汁ほどでは酸っぱさはそう増さない風味付けにちょうどいいわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2023-11-14

2025年大阪で開催される万博についてお話します。万博は、高額な費用税金使用に関する様々な議論がありますしかし、このイベントの持つ国際的相互理解の促進という側面を忘れてはなりません。

万博は、世界中からさまざまな文化技術、そして思想が集まる場です。ここでは、異なる国々の人々が直接対話を持ち、新しい発見を共有し、互いの文化理解し合う機会を得ます。これは、単なる展示会以上の価値を持っています

国際的理解は、今日グローバル化された世界において不可欠です。異文化間の交流を通じて、相互尊重と協力の精神を育むことは、平和繁栄の基盤を築く上で欠かせません。万博は、このような理解を促進する絶好の機会を提供します。

さらに、万博は新しい技術アイデアの展示の場でもあります世界中の才能が集まり未来を形作る革新的な発想が交換されます。ここでの学びは、参加する全ての国々にとって有益であり、新たな協力関係を生む基盤となるでしょう。

もちろん、財政的な負担重要検討事項です。しかし、万博を通じて築かれる国際的理解と協力の橋は、長期的な視点で見れば、その価値は計り知れません。2025年大阪万博は、世界が一堂に会し、未来への希望インスピレーションを共有する場となるでしょう。

私たちは、この貴重な機会を最大限に活用し、より良い未来への道を共に歩むことを期待しています

ジャニーズだの宝塚だの女性様の娯楽が崩壊してメシウマ

男がせっせと働いてる間に、女様がその金で遊びまくってたので、バブル以降

女性消費者主体の娯楽がさんざっぱら世間闊歩してたけどそれもうようやっと終わりの時代に入る。


調子に乗りまくってパワハラセクハラ巣窟を作り上げてるのに自分たちは何もしていないと歴史修正しまくる大日本帝国脳。

相性が滅茶苦茶よかったのか陰謀論者とかQ annon系の人と連帯し始める始末。歴史修正しまくれるもんね。ジャニーズがなくなれば韓国人(K-POP)に乗っ取られるぞとヤクザも真っ青な差別し放題。

女性無謬説を頭から信じ込んだせいで、当の女性たちは徹底的な被害者ムーブ自分たち文化圏が何を作り出したのかなにも認識していない。


聖帝安倍女性様を専業主婦からパートタイマーに引きずり下ろしたことで、段々女性主体の娯楽に力がなくなってきた。

逆に男性向けの漫画だのゲームはどんどん力を増してグローバル進出し始めてる。

未来が楽しみだね(ニチャア)

過去現在からし未来は生起しない

過去現在存在しないもの未来にも存在する可能性は低い

一見するとごもっともそうに聞こえるが、そうなると

引きこもりはこのまま死ぬまで引きこもりという

身も蓋もない話になる

ボーカロイド音楽論」(ぱてゼミ)は何故あまり批判されないのか

追記そもそも「何故もっと批判されるべきなのか」については、【最後に】の後に追記した(2023/11/15)。

【背景】

 東京大学東京芸術大学では、鮎川ぱて氏(以後、ぱて講師)による「ボーカロイド音楽論」という講義が開講されている。東京大学の方の講義はぱて講師による著書『東京大学ボーカロイド音楽論」講義』においてその過去の内容が公開されている。このダイアリーの筆者(以後、「筆者」)は「ボーカロイド音楽論」の元受講生であり、書籍を購入し一読した。同講義Twitter(現X)での実況が推奨されておりTwitter上で一つの活発な動きを毎年見せているが、「ぱてゼミ 批判」「ボーカロイド音楽論 批判」などと検索しても同講義に対する明確な批判ツイートはヒットしない(Twitter検索システムが悪いという可能性は保留する)。書籍についても、これに批判的な書評Amazonレビューやブックメーターにわずかに存在するのみである講義内容全体のレビューはそれらに譲るとして、本ダイアリーは、この「批判の少なさ」の原因について仮説を立てることを目的とする。

 本ダイアリーは直接の筆者の特定を避けるため匿名形式をとっている。内容について「そんなの当たり前じゃん」「その仮説は的外れだ」と思う読者もいるかもしれないが、このように書き残さなければ何も始まらないということでご容赦願いたい。また、筆者は全ての年度や東京芸術大学講義を聴講したわけではないこと、このダイアリーの内容は主に『東京大学ボーカロイド音楽論」講義』の初版第一刷(以下、書籍)に基づいていることを断っておく。

【本論】

まず結論として、 「ボーカロイド音楽論」に対する批判の少なさの原因として、筆者は次の4点を提唱する。

1. 媒体:現地で行う音声形式講義では記録に基づく批判が困難であるという点。

2. 受け手資質講義対象となる学生や読者のほとんどはその議題についての非専門家であり、しか批判に割くだけのリソースを持っていないという点。

3. 内容:この講義の内容が批判を先んじて封じてしまうように作られている点。

4. コミュニティ:この講義ボーカロイド音楽が好きな東大生のうち一部を迎え入れるコミュニティ形成する役割を同時に担っており、コミュニティ批判との相性が悪いという点。

以下、これらの点を順に見ていく。

1. 媒体

 書籍が発売される前、「ボーカロイド音楽論」(以下、この講義)は大学の構内の教室で開講されているのみであった(初回の何回かこそニコニコ動画配信されたが)。そこではぱて講師の口頭でのみ内容が話され、レジュメは一枚も配られることなく、板書も最低限であった。言われたこと全てを紙に書きとるのはほとんど誰にもできないだろう。従って口頭の講義に基づく批判は、言った言わないの水掛け論になってしまやすい。現に筆者がこのようなダイアリーを書くことができるのも書籍が発売され、何を書いてあり何を書いていないかを把握し見直すことが可能になったかである

2. 受け手資質

 この講義は主として東京大学教養学部学生に対して開講されたものである。その多くはこの講義で取り扱った多くの思想概念の(多くとも)全てについて専門家であるというわけではない。またぱて講師自身もそれら全ての専門家でないことは講義中に明言している(85ページ脚注5など)。従ってぱて講師によるそれらの援用が妥当でない可能性は常にあるが、そのような観点から検討をすることは学生にとって難しいだろう(勿論専門家のみがそれらを扱うべきだという立場をとることは避けなければならないが)。さらに言えば、進振りのための勉強で忙しい学生にはわざわざこの講義批判するためだけに捧げる時間も体力も残っていないということ(そしてこの講義のもの大学が門を閉める時間まで延長していることもそれらのリソースを奪う一端となっていること)を指摘しなければならない。これは書籍の読者の多くについても同じである

3. 内容

 ここでは書籍でぱて講師が用いた概念の内容が批判を先んじて封じる性質を持つことと、ぱて講師が「論じるべき内容を論じなかった」ことが批判すべき点を覆い隠す機能を持っていることを指摘する。

 まず、ぱて講師はテマティスム(テーマ批評)に則ってボカロ曲評論するとしている。ぱて講師の言うテマティスムとは、以下に抜粋する通りである

「テマティスムは、作家メッセージをその意図の通りに読み取るということではありません。そうではなくて、むしろ作家作品の細部から作家自身も気づいていなかったかもしれないテーマ抽出し、作品価値を読み替えていく。それがテーマ批評という手法です。」(40ページ14行目-41ページ1行目)

さらに、この講義の鍵となる概念の一つとして「アンチ・セクシュアル」をぱて講師提唱している。以下に書籍抜粋を示す。

「本講義の当面のキーワードは『アンチ・セクシュアル』です。性や愛をめぐる通念を自明のものとせずに扱う感性が、ボカロシーンには多く見られ、そして支持されました。なにに比してかというと、いわゆるふつうのJポップに比してです。Jポップのチャートを見れば瞭然でしょう。ラブソングばかりです。」(42ページ8-12行目)

「『アンチ』といっても、それは必ずしも単純な否定のことだけを指しません。性愛を疑ってみたり、気持ち悪いもののように言ってみたり、ときにそれは、米津玄師において見られたように、アンビヴァレントな愛憎を差し向けるというかたちをとることもあるでしょう。」(43ページ2-4行目)

 つまるところ、「テマティスムを用いれば、性や愛をめぐる通念を自明とせずに扱う感性(単なる否定に限らない)をボーカロイド音楽から読み取ることができ、そのような音楽がシーンの人気を博した。一方で「いわゆるふつうのJポップ」からはそのような読み取り方のできない曲が人気を博している。」という主張をぱて講師はしているということになる。この主張に当たって用いた「テマティスム」と「アンチ・セクシュアル」の二つの概念は、この主張に対する批判として想定される「作者はそこまで考えていないと思う」型の主張や「この曲は性や愛めぐる通念を否定しているとまでは言い切れない」型の主張を先んじて封じる機能を持つ。このため、読者がすぐに思いつく形での批判ができず、ぱて講師の主張に対する批判が少ないことに寄与していると考えられる。

 もう一つ批判封じに寄与しているのは、「論じるべきところを論じていない」ということである。「いわゆるふつうのJポップ」についての記述に注目すると、ここでぱて講師が行わなければならないのは、

①「いわゆるふつうのJポップ」を「『アンチ・セクシュアル』な感性を持たないJポップ」以外の形で定義すること

個別楽曲評論を通じて「いわゆるふつうのJポップ」に該当する曲に「アンチ・セクシュアル」な感性が備わっていないことを論じること

③それが「Jポップのチャート」に非常に多く見られることを指摘すること

であるしか書籍の中で「いわゆるふつうのJポップ」についての言及があるのはここのみで、上記3つ全てを行っていない(ぱて講師言葉を借りれば、「瞭然」という「感覚思考俎上に載せ」ていない)。それもそのはず、「テマティスム」と「アンチ・セクシュアルな感性」を用いた読解だけではこのようなことは到底不可能からである。「テマティスム」は確かに「作者の意図」に縛られない自由評論の基礎であるが、それは同時に評論者次第でどうとでも言えてしまうことを意味する。同じ曲が違う評論家によって「アンチ・セクシュアル」であったりそうでなかったりする。もし「そうは言ってもこじつけってものがあるでしょ」と思うのであればそれは「良い評論」の基準として「テマティスム」以外の何かを想定していることになる。さらに言えば、「アンチ・セクシュアル」という概念の幅も広い。同じ言葉賞賛にも皮肉にもなる世界で、「性や愛をめぐる通念を自明のものとせずに扱」っているかどうかを「テマティスム」のみで確定させるのは不可能だ。つまるところ、ぱて講師が「いわゆるふつうのJポップ」を論じないことは「テマティスム」の持つ脆弱性、あるいは、「何でも言えてしまうが故に何も言うことができない」性を(本人の意図とは無関係に)覆い隠し、批判を予防することに寄与していると言える。

4. コミュニティ

現地での講義に付随する活動として、コンピレーションアルバム作成ちょっとした食事会など、ボーカロイド文化が好きな東大生のためのコミュニティ積極的提供する姿勢をぱて講師は見せている。それ自体マイノリティたる若者鼓舞するという目的からすれば妥当であるが、評論の面ではこれが裏目に出ている。余程肝が据わっていない限り人間は、自分を匿ってくれるコミュニティの発起人の言うことに盾突いたその先を恐れる。発起人自身が何とも思っていなくても、同じコミュニティの仲間から邪険に扱われるかもしれない。仲間が何とも思っていなくても、内なる自分が責め立てる...。こうなれば講義批判するのは難しい(批判したとて有耶無耶に言いくるめられるだけだ、という疑念もあろうが)。「肝を据わらせろ」という主張はマッチョイズムなのでしないが、しかコミュニティ形成するとはそういうことなである

最後に】

 「ボーカロイド音楽論」の講義書籍化されたことは、この講義自身にとって、そしてボカロシーンにとっての大きな一歩であると筆者は考える。内容の巧拙政治的立場はともかく、書籍化されたことによってこの講義は「亡くなったボカロPを悼み、内輪でボカロ曲をべた褒めする会」になってしま未来を脱して、元受講者やボカロ関係者を含む全ての人の衆目に晒され、批判され、検討され、洗練され、時に新たな論を生み出していくことができるようになった。後は実際にそうしていくだけである。筆者よりもっと優れた批判をできる人は多くいるはずなので、後は彼らに託してこのダイアリーの締めとする。

追記:何故もっと批判されるべきなのか】

 強い言葉で言えば、

「『ボーカロイド音楽論』などと大層な看板を出しながら、その実著名な学者の業績を形だけ借り"正しい"思想を添えた類推だらけの持論を『教養』と称し、[『教養』]と[『教養』を並べ立てた個別楽曲評論]を弱い脈絡の下で繋げただけの、部分を詳細に語っただけで全体を語った気になっている、評論と呼ぶべきなのかもわからないものが、まともに批判されずに学生の間や世の中に広まることが許せないから」

である(「まともに批判されずに学生の間や世の中に広まる」という心配杞憂であってほしいが)。

 筆者がこの講義書籍の内容が批判されるべきであると考えている理由は3つあり、これらを以下に簡潔に説明することで追記とする(注あり)。

1. タイトル詐欺:「ボーカロイド音楽論」を名乗りながら、その大部分は個別作品の読解に費やされている上、それらを踏まえて「ボーカロイド音楽とはなにか」をまとめて論じている内容が存在しないこと。

2. 「思考俎上」に載せる「感覚」の選び方の恣意性:本論で述べたように、思考必要なぱて講師感覚があるにも拘わらずそれを思考した形跡が存在しない箇所が見られること。

3. 「思考」の粗雑さ:「感覚」を正当化する目的しか思考」が用いられていないこと。「思考」に用いた「教養」の内容もそれぞれの分野を専攻した読者から見れば的外れものになっていること(注1)。「類推」や「テーマ批評」などのいくらでもこじつけることが可能手法を用いているのに、何故その手法を用いるべきなのか、その手法限界はどこにあるのか、といった説明がされていないこと。

注1:少なくとも一つの例として、筆者が専攻していた生物学に関連した部分を挙げる。リチャード・ドーキンス書籍利己的な遺伝子』に言及した後、「しかしこれらのような個体利他行動も、種や遺伝子主語にすると、自らを温存するための利他行動にすぎない。」(54ページ8-9行目)と段落を結び、その後「性はこのように、種の都合のための機能主義的なプログラムであるという言い方もできるわけです。」(54ページ18-19行目)と主張している。結論から言えば、この言い方はできない。生物学を学んだことがある人物なら絶対にこのような主張はしない。進化の結果としてある個体Aが(同種とは限らない)他個体Bに利他行動をする形質を獲得する条件はあくまで「それが後に個体A自身生存繁殖に有利となる可能性が十分高い」あるいは「個体Aと個体Bで利他行動に関連する遺伝子を共有している」であり、そこに「種」の概念は一切関係しないかである。(遺伝子自然選択対象となり得るのに対して)「種」という概念は観察者が生物を分類する際の線引きのツールであって、自然選択対象として観察可能ものではない以上、「性は種の都合のためのプログラムである」ということを(観察によって)事実として得ることもできない。つまり「種」を全体と見立て個体」を部分と見立てるような類推は成立しない。百歩譲って「利他行動に関連する(種を問わず)同じ遺伝子を持つ全ての個体」を全体とみなす形で類推を成立させるとしても、それは「類推を成立させるためだけに拵えた全体」であることを指摘しておく。

anond:20231114114509

それは団塊以前に民主制エラーなんで

10年後人口縮小するんで今から経済も縮小しましょう!」って主張する政党がいたとして選挙で勝てると思うか?

完璧未来予知できたとしても利害関係そいつ当選しないってのはまじもんの民主制盲点やぞ

女性達が望む医療崩壊未来

女医達が「女医としてのキャリア結婚して出産もどっちもしたいのに両立は難しい!!」

「男だったらキャリアしかいから悩まないで済むのに!」などと被害者面しつつ

結局は僻地夜勤急患拒否して、内科系のゆるふわ勤務に落ち着くのを見てると

「こいつらみたいな女医が増えると医療崩壊する……」と思った現役医者達の気持ち自体理解出来てしまうんだよな


女性」に配慮した結果が、いざという時に医者にかかれなくて終わる、医療崩壊

そんな未来を望むのが「女性達」

複雑な相互関係理解出来ず未来を考えられない側の性にしたって、さすがに酷くない?

[] 割と占い好き

占いの結果になぜ?と言っても仕方ないが 、ENTPとENTJ、テスト受けるとこによって違うのよね

あと、いちばんそれっぽいのは、ストレングスファインダー(2016〜2018年くらいに受けた気がする)だが、

上位資質に、学習欲、着想、戦略性があるのに、半分よりも下に、分析思考と原点思考未来志向があるという矛盾

略的思考力
とりあえず考える
実行力
物事を成し遂げる力
間関係構築力
大体みんな友達
響力
売り込み/押し売り

 

自分の34の資質【分類】
1. 学習略的思考力
2. 着想略的思考力
3. 自己確信響力
4. 親密性間関係構築力

5. 戦略略的思考力
↑上位56~10
6. 指令性響力
7. 内省略的思考力
8. 回復志向実行力
9. 達成欲実行力
10. 活発性響力
↑上位10それ以外↓
11. 責任実行力
12. 競争響力
13. 自我響力
14. 目標志向実行力
15. ポジティブ間関係構築力
16. 社交性響力
17. 最上志向響力
半分よりも下↓
18. 個別間関係構築力
19. 収集略的思考力
20. 公平性実行力
21. 適応間関係構築力
22. 運命思考間関係構築力
23. 分析思考略的思考力
24. 成長促進間関係構築力
25. 共感間関係構築力
26. 慎重さ実行力
27. コミュ響力
28. 信念実行力
29. 原点思考略的思考力
下位5↓
30. 未来志向略的思考力
31. アレンジ実行力
32. 規律実行力
33. 調和間関係構築力
34. 包含間関係構築力

 

なお、bingちゃん占い得意です

この34の資質順位から、以下のような個性特徴が推測できます

 

上位資質に、学習欲、着想、戦略性がありますが、半分よりも下に、分析思考と原点思考未来志向がありますということは、

この34の資質順位から、以下のような個性特徴が推測できます

 

上位資質に、親密性やポジティブがありますが、下位10位に、共感性と調和性と包含がありますということは、

この34の資質順位から、以下のような個性特徴が推測できます

 

上位資質に影響力に分類される資質が多いということは、

 

下位資質人間関係構築力に分類される資質が多いということは、

 

ChatGPT ちゃんタロットが得意です

もちろん、これらのタロットカードの組み合わせに基づいて解釈を行います

 

1. ワンドの3(正位置)

ワンドの3は成果や達成を象徴します。現在仕事において、あなたは達成感や成功を感じている可能性が高いです。プロジェクト計画が順調に進んでいることを示しています

 

2. 太陽(正位置)

太陽幸運や明るい未来を示します。現在仕事環境ポジティブであり、喜びや満足感が広がっている可能性があります仕事においてもポジティブな展開が期待できます

 

3. 法王(逆位置)

位置法王伝統権威に対する挑戦を示すことがあります現在の状況で、伝統的な方法権威に対して異議を唱える必要が生じているかもしれません。柔軟性と独自アプローチが求められるかもしれません。

 

4. 皇帝(正位置)

皇帝統治組織力象徴します。現在仕事において、あなたリーダーシップ役割果たしているか、または果たすべき状況にある可能性があります組織力決断力が成功寄与しています

 

全体的に見ると、仕事においては成功と満足感があり、積極的エネルギーが流れています。ただし、逆位置法王から伝統権威に対する調整や柔軟性が必要とされていることが分かります。これに注意しながら、リーダーシップの力を発揮して仕事を進めていくことが重要です。

2回目の骨髄提供が近い

もう2回目なんだし、紫綬褒章とかもらえないだろうか。

子供たちに、ワイは立派なことをしたんだぞという証を残したいのだよ。

誰かがワイの子供と関わった時に、「あの増田の子供か。よし、面倒みちゃる。」という未来にしたいのだよ。

2023-11-13

キリストの幕屋ファンダメンタルとか言わないで欲しい

http://dailycult.blogspot.com/2023/11/blog-post.html

id:nomitori アメリカでもそうだけとファンダメンタルキリスト教団体イスラエルにとても親和的なんやなぁ…。宗教からのその辺りの理屈を聞いてみたい…

ちょっと長くなるのでこちらで。要点はこんな感じ

について書く。なお書いている増田はいわゆる宗教二世ではあるが成人後も自身意思教会に行き続けているクリスチャン

キリストの幕屋について

これは「カルト新聞」に載っている記事、なのでその文脈で捉えて欲しい。ググれば主流派から異端視されていることがすぐわかる。

なお異端カルト社会的な悪性を持つ集団)ではなく、その教えには(宗教的にはともかく一般論として)一定妥当性を持つケースもある。プロテスタントから見た異端とは、「使徒信条から外れた教えを唱える人たち」と言える。

使徒信条

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%BF%E5%BE%92%E4%BF%A1%E6%9D%A1

キリスト教団体イスラエルについて

これは一言で語るのが非常に難しい。

だが最近世代間の差と共和党支持母体についてのNHK記事は読んでおいてもいいか

https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/489097.html

ポイントロビイスト存在と、共和党支持母体である福音派ががっつり噛み合ってしまっているところかと。それに対して若い世代には反発やしらけがあることがわかる。

福音派年寄りは何も考えずにイスラエル政権を支持しがちだが、クリスチャンであったとしてもそこは一枚岩じゃない。だが多数派であり声の大きいところでそういう風に言われがち。実際礼拝の中でも言及されたりしてるみたい。

宗教面での理屈について

これも難しいが無理矢理まとめると

ということだ。

聖書には「エルサレム平和のために祈れ(詩篇)」と書いてある。闘うための武器資金供与せよ、ではない。

もっというとここで用いられる平和という言葉は「シャローム」といい、神の平安の総称となっている。つまり単に他者との争いの状態を避けるとか、そういうものではなく「全能の神とともにいる祝福を享受する状態である

一方でユダヤ歴史イエス・キリスト否定排除してしまったのも事実であり、新約聖書には次のようにも書かれている

エルサレムエルサレム預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。 見よ、お前たちの家は見捨てられて荒れ果てる。 言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言うときまで、今から後、決してわたしを見ることがない。

‭‭マタイによる福音書‬ ‭23‬:‭37‬-‭39‬ 新共同訳‬

https://bible.com/bible/1819/mat.23.37-39.新共同訳

これはイエス自身言葉であるクリスチャンにとっては前述の使徒信条イエスキリストによる裁きのときがくる、ということを信奉しているわけだけれども、そのときがくる前提条件が、エルサレム象徴的に都市名であらわされるがユダヤ人をさす)が、キリストに立ち返ることであると示されている。



NHKとかのメディアでも「イエスユダヤ人だから」とか言ってイスラエルを支持する人を切り取って放映しているけれど、聖書の教えにたつならば、平和を求めるのは当然であるし、それ以上にその平和は「神は愛なり」と説かれているその教えのうちでないといけない、というのが聖書をそれなりに読んでいるつもりの自分なりの姿勢

スパゲッティモンスターだなんだと揶揄されがちではあるが、全知全能の存在自分は信じているし、その介入だけがパレスチナ問題解決しうると思い、戦況のニュースに悲しい気持ちになりつつも今夜も平和祈ります🕊️

anond:20231113212406

その役職につきたくないというのがどういう背景で起こっているのかが問題なんだと思う

出産育児家族ケア介護が今ある、または将来あるかもしれなくて、それをどうにかできる見通しがないとき

役職を得る機会があっても、それで詰むリスクが高いとなると、役職高収入起業など、更に負担が増える選択を避けがちになる

 

挑戦してみてダメだったらその時はその時、の勢いで飛び込んでみるのも女性には必要だとは思うけど

そうするには女性が担いがちな役割女性にのしかかりすぎだとか、役職を持っている女性ロールモデルの大変さが見えすぎとか、そういうとこだぞ・・・はある

 

となると、男性はもうちょっと今できることから男女平等のために動き始めてから女性に色々言えばいいんじゃないかな

例えば男性育休を女性並みに取るとか、アファーマティブ・アクションをやるとか。

短期的に見たら稼ぎ手が休むから家計は苦しくなるし、女性優遇されると男性が割を食うから、それは嫌だというのもわかるけどね。

 

女性がやりたがらないんだ、だから男性は悪くない!なんて、いい未来はないよ

責任感がないやつが増えた理由

人の上に立って組織運営する経験が減ったからだと思うんだよな

 

よく言うじゃん。「昔はいくらでもお山の大将になれた。今は世界トップいくらでも目に入るので、村で一番になっても自尊心が育たない。」みたいな。

情報通信の高度化によって、一人のエリート管理できるキャパティが増えて、今までその間で中間管理をしていた層がいなくなったんだよな。

組織としては大きくなったけど中間管理職が減り、それを経験する機会もなくなり、ただの下っ端ばかりになった。

今までは地方の支社でお山の大将やってた支社長も、本社管理部に日常的に管理されて全然お山の大将じゃなくなった。

お山の大将お山の大将でなくなれば、お山の副将なんてただの平社員と同じようなもんよ。

適切な権力ピラミッドができてた組織が、中間層の数が削がれて上を向いた画鋲のような先の尖った権力ピラミッドになった。権力の集約化だ。

こんな組織組織への帰属意識責任感が育つはずもない。

みんな組織未来なんて考えず、自分利益ばかりを考えるようになった。

悲しいね

anond:20231113125020

複数ソースぐらい照らし合わせて判断しろ

顕著な例は、大学授業料と親の所得との関係である。ご覧の通り、国立大はともかく、私立大に関しては平均で授業料があがり続け、所得の増えない親の負担は増すばかりだ。平均よりはるか授業料の高い医学部などはもっと大変だろう。

親に負担をかけられないと、奨学金を借りて進学したものの、その返済に窮する子もいれば、そもそも自ら進学を断念してしまう子もいるだろう。

進学しない事で就職先や生涯賃金にも格差が生まれるばかりか、その流れで子の結婚にまで影響を与える。そうした親の所得によって子の未来が確定されてしまうという現実もある。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/ddd2b62ce20165a9d067d248c852a607039e185a

anond:20231112124115

わかるわ。

劇場版ゆるキャン△の恐ろしい所は、都市部の人や、地方衰退の現実を知らない人が見ると再生物語に見えるけど、実際には最後のあがきである、この先には滅びが待っているという所を示唆している部分。

例えば、キャンプ場はできてよかったと思わせているが、実際にはもう破綻が見えていて

そして、何より滅びに向かっているのが分かるのは、あれだけ活動したのに、5人の主人公たちのうち、誰ひとりとして、新たに帰郷しないのである。あーイベントしかった、じゃ私帰るね、と、東京に、横浜に、名古屋に帰ってしまうのである

これは実際かなりリアル現象で、地域のお手伝いをやってほしいと言う人を募集すると、かなり興味を持ってくれるし「手伝って」はくれるのだが、実際に本腰を入れてやってくれる人というのは本当にわずである。それでも、わずかでも移住してくれる人がいるから、頑張って続けるのだが、正直続けている側としてはむなしさを覚えることもある。

この物語が終わった後に、大垣が抱いた絶望、友人に呼びかけたが、結局道が違っている、意識の差がついてしまったということ、予算が付かなかったということ、今後の未来を憂い思うことを考えると、切ない。

そのほかに、誰ひとり結婚はおろか恋人もいないと言う現実や、搭乗している地元民のおっさん典型的なおしえたがりのジジイとして描かれていること、大垣上司や同僚が現地に一回も足を運んでない、などがあるが、こちらはきららアニメの制約が優先されている可能性が高いので、置いておく。





とまあ、色々書いたけど、原作あfろ先生静岡出身甲府市在住でしょ。こんな風に映画を読み解けてしまって、都会人が書いた「よい地域振興ストーリー」の薄っぺらさを読み取って、映画制作途中に、次のテレビアニメを作るなら、制作会社変えろって言った可能性は高いんだろうなって思ったよ。

原作アニメ結構改編が大きいし。同じきららのまちカドまぞくは原作に忠実にヒット、こちらは魔改造してヒットなので、元々複雑な心境はあったと思う。まぁ邪推だけど。

想像力」には2種類ある

例えば100年前(コンピューターもなかった頃)に、当時の通信技術情報理論の応用から現代スマホのような情報端末想像していた人がいる。

これは良い意味の「想像力」だ。

現実的にある条件から現実的論理の発展を経て未来にあるべきものを適格に予想する。

 

一方で、なんの現実的事実にも基づかない、ただの妄想も「想像力」と呼ばれる。

例えば、現実にいくつも証拠がある「地球が球体である」ことや「地球温暖化気候変動を起こしていること」を、証拠無視してなんとか自分の都合の良い想像否定したいという奴らがいる。

 

これらを同じ「想像力」でくくるからややこしいことになっている、ということが世の中には多い。

両者は決して同じ「想像力」の賜物ではない。明らかにのものだ。

前者を称揚するために、後者を野放しにすることは、何の合理性にもかなわない。

ジェンヌの個人FC運営で鬱になった話

連日の報道で、忘れたい記憶がどんどんよみがえってくる。

劇団内部の人間ではないものの、その近くで数年携わり、生活精神も壊した身として、心当たりが多すぎる。

便乗ファンによる創作だと思ったら、どうか読んだら忘れてほしい。

固有名詞用語意味が分からない人は、そのまま一生分からずにいてほしい。

でも、どこかに、仲間がいると思うから自分以外にも壊れた人がいるはずだから

まとまりもないほどの書きなぐりになるだろうけど、腹を決めた今、匿名で言わせてほしい。

もう無視できないところまで来ていると、心当たりのある各位に気付いてほしい。

該当劇団には、公式ファンクラブ以外にもジェンヌ個人の私設ファンクラブ(以下「会」と呼ぶ)があることは有名だと思う。

いわゆる代表やお付きと呼ばれるマネージャー責任者と、スタッフやお手伝いといわれる他数名の小間使い組織運営している。

自分新人公演にも出演し、何度か主演も演じた人気ジェンヌの会運営スタッフを数年担当した。

明確な時期や個人名の明言は避けるが、当ジェンヌは現役在団中とだけ書き記しておく。

毎朝晩の入出待ち立ち会いかお茶会などイベント企画運営チケットの取次配席およびグッズ作成など...

所属経験のあるファンなら思いつくであろう業務、全部に携わった。会員数百人に対し、片手以下のスタッフで。

無給は当たり前、経費も持ち出し、24時間365日ジェンヌや関係者の呼び出しに応えながら平日フルタイム会社員

睡眠時間金も体力も心の余裕も何もかもなくなった。倒れて運ばれ、スタッフを辞めた。

業務をもう少し細かく説明すると、

・入出立ち会い

よく日比谷劇場前で見るようなスクワットでジェンヌのお迎え・お見送り。あれをやる時に暴走するファンが出ないか見張ったり、一般人クレームに頭を下げたりする。

毎朝7時前後、早いときは6時前に毎朝集合場所で立ち合いをして会社へ出勤。ジェンヌから翌朝の入り時刻連絡が来るのは平均深夜1-2時。

それを待ってファンクラブ会員へ見送り場所への集合時刻を配信、他ファンクラブ運営へ報告したりするので自分が寝られるのは3時を回るのもザラ。

毎日5時前には起床、始発の電車に飛び乗り現着から動き回ってフルタイム勤務で夜にはまた出待ちに立ち会う日々。

大体毎日何かしらの細かすぎる指導上級生会から入り、寝不足により回らない頭で必死謝罪文をしたためお送りしていた。しんどい

イベント企画運営

お茶会新人公演出待ち後のミニお礼グリーティング、季節や誕生日の入出イベントなどなどあらゆる企画運営

ただ企画すればいいだけでなく、上級生会に逐一お伺いを立て、実施許可を得、内容も重箱の隅を最早ぶっ壊れるまでつつかれまくる。

あらゆる方面の顔色を窺い、企画台本が出来上がるまで気が遠くなるほどの時間と神経を要する。

それでようやく実施まで漕ぎつけたと思ったらジェンヌ本人の機嫌ひとつで全部イチからやり直しになる。

三徹で必死に準備を間に合わせたお茶会を、本人会場到着までのタクシー内で「やっぱ嫌」の一言でひっくり返されたとき殺意が芽生えた。しんどい

チケット取次・配席

ファンクラブ会員はジェンヌ個人販売成績に結び付くよう、会からチケットを取り次ぐ。

が、限られた座席数、入団年数が長い上級生に多くのチケット劇団より宛がわれる、入団から5年くらいは1公演で2席しかチケットがないこともザラ。

それでも会員はもちろん贔屓の舞台姿をたくさん見たい、当たり前だ、たくさん申し込んでくださる、だがしかし席がご用意できない。

そんな限られたチケットと大量の申込データ(自会は全部エクセル手打ち管理)を照らし合わせ、ファンクラブへの貢献度諸々を加味し、どのお席にどなたへお座りいただくか決める。

こちらも最大限のチケット確保に奔走するものの、ご用意できなければ面と向かっての罵倒はまだ良し、掲示板に名指しで役立たずと晒される始末。

データ捌いて配席悩んで胃を痛めているところにジェンヌ本人や関係者からも配席や取次内容に文句を言われ身内用にチケットを攫われていく。しんどい

・グッズ作成

お茶会お土産、総見のおまけ、お茶会販売する小物や舞台写真、お礼状、グリーティングカード、挙げればキリがないほど準備物が多い。

ジェンヌ本人にイラスト手書き文字提供協力を頼みこむも多忙一言で切り捨てられ、こちらでロゴなど用意すれば会員やジェンヌ本人からすらもダサい文句を言われる。

しかも当たり前だがこれらすべて事前の商品発注で毎度結構金額必要とされる、が、ジェンヌの家族が会運営の経費用口座を管理していて前借も楽ではない。

結局毎回数万~場合によっては数十万円(お茶会会場費用など)も立て替える。そうじゃないと間に合わないほどすべてのスケジュールがカツカツなため。

しかも公演終わりの経費精算まで数か月待ったりする、携わっていた最後の公演では大卒初任給くらいの経費が返ってこなかった。

グッズの売り上げは全て会運営費としてジェンヌ家族が持っていくため、スタッフに一切の還元や儲けはない。公演期間中は飯が食えなかった。しんどい

・正直ここでしか言えないが人間関係が一番重労働

ファンクラブ会員、つまりジェンヌを愛し会活動に貢献してくださっている方々は熱量も並のものではない。そこは覚悟してスタッフ就任を引き受けた。

そのため会員からまれたり文句を言われたり、会の中での派閥争いや揉め事などは(楽ではなかったものの)捌くのもまあ堪えられた。

しかし何故か同じ運営という立場で苦楽を共にしている他会運営陣やジェンヌ家族関係者対応など、これが本当に一番きつかった。

ジェンヌたちが厳しい上下級生文化に生きているというのは既報の通りだが、ほぼその文化がそのまま会運営にも持ち込まれる。

朝は上級生会スタッフより早く出動・席および場所取り・雑用使いっ走り・全ての解散前には「ご指導」というクソ細かい姑のような小言...

劇場チケット出し前には劇場レストラン施設の一部(クリスタルルームでわかる人は仲間)を陣取り、謎の待機時間が発生する、もうこれが本当に耐えられなかった。

上級生会代表飲み物をお持ちし、その時通るルート差し出し方全てに厳格なルールがあり、数時間も使いっ走りに待機するのに作業および会話禁止という苦行。

2回公演の日ほど朝も早く夜が遅い、業務も溜まっていて限界なところにこの謎待機と小言で5-6時間は奪われる。

それもこれもすべて「上級生会の様子を見て学び、自分たちが将来は組の会全体を取り仕切れるように指導する」という、どこかで聞いたことのある理論

劇団への、ジェンヌへの、下級生会への愛があれば全ては指導という建前のもと許される。代表毎日きついいびりに泣いていた。本当に、本当に、しんどい

ジェンヌでもなく、会運営委託契約を結んだわけでもない、ただの一般人がこのザマである

会に所属したことがある人は、多少なりこの空気感をわかっていただけると思う。あの、「私たちも御贔屓の一部」と見做されるような感じが。

全ての言動根底には愛があり、清く正しく美しいジェンヌ像やファンダムイメージを求められていた、それにそぐわないものはすべて闇に葬られていたあの感じが。

運営陣は、ジェンヌを、劇団を愛しているから。

無給でいつ何時でも労力を捧げてくれる。常に最善最良の案を考え前向きに運用してくれる。寝る暇がなくてもそれだけ携われることが幸せ

妬み僻みも有難いご意見として真正から受け止める。上級生会から理不尽指導意味あるものとして理解昇華する。

仕事よりも私生活よりも会運営を何よりも最優先してくれる。どんな無茶ぶりや激務も手を取り乗り越え逞しくなってくれる。

そんなことがあるわけないだろ。

平日フルタイムで8時間仕事に会運営10時間以上を兼業し、公演期間中は1日1時間眠れたら御の字。仕事パフォーマンスはそれはそれは最悪だった。

盆や正月連休はもちろん全て会運営に求められ、ロクに身体を休めることも実家帰省することも友人と会うこともかなわなかった。

急いで来いと急な呼び出しがかかり、内容も知らされないが仕事を無理言って早退し駆けつけると「明日からの公演で必要ものを近所のドラッグストアで買ってきて」という内容だった。

社会人数年目で貯蓄もさほどなかった頃に無給の会運営で全国を飛び回り、立て替えの嵐、慢性的寝不足で眠気も止まらず、安価血糖値の上がらないもやしカット野菜しか食べられなかった。

周りのすべての人から「早く辞めろ」と言われ続けたが、もはや洗脳のように愛や貢献という言葉に縛られ何も自分判断できなくなっていた。

死にたいという気持ちが募り、毎朝駅で線路に飛び込もうか悩み始めた頃、千秋楽出待ち後に倒れ運ばれた。栄養失調だった、この現代社会で。

入院強制的劇団や会と離れられなければ、いずれ自ら命を絶っていたと思う。亡くなった彼女生活円グラフは、まさに会運営に携わっていた時の私のようだった。

鬱も発症精神的にも不安定になっていたことをやっと自覚し、ジェンヌ本人にスタッフを辞める旨申し出た。代表も鬱で会から去ったと聞き、LINEを送ったが既読がつくことはなかった。

もう一度繰り返す。ジェンヌじゃない一般人にすらこれほどまでに異常な文化がまかり通っている。劇団内部はいかほどばかりか、想像するだけで息苦しくなる。

携わっていたジェンヌ本人も、本当に寝る時間もないほど過酷環境に身を置き、公演前夜の3時に稽古から帰るところも目撃したことがある。

運営に携わるようになってからは度々言葉を失うような「指導」の様子を伺うようになり、いつの間にか自分は一切観劇する気力が湧かなくなっていた。

何が愛だ。何が清く正しく美しくだ。何も清くも正しくも美しくもない。ただのパワハラ過重労働異常上下関係いびりしごきいじめ

社会的な常識が一切通用しない、異常な文化形成され受け継がれ、異を唱えるものは全て排除され隠ぺいされてきた、ただそれだけである

亡くなった彼女のおかれていた環境報道事実関係は知り得ないため、それに関しては軽率発言はできないものの、でも、遂にこうなったかと思った。

その手前でぎりぎり退団していった人を、何人も知っていたから。

巨大企業ファンダム抗う力を持ち合わせていないがため、ただ黙って去っていった人たちを見てきたから。

自分も、声を上げられなかったひとりだから

彼女の死は、自分無関係じゃないと、毎日罪悪感に涙が止まらいから。

溢れ出る記憶も思いも止まらず、何が書きたいのか、どこまで書けそうか、もう分からなくなってしまった。

このあたりで切り上げることにする。いつか追記修正をするかもしれないし、しないかもしれない。もうこの編集画面に戻ってこないことが最良と分かりつつ。

自分は今後二度と件の劇団に関わらないと決めているが、報道の行く末はしっかりと追おうと思う。

もう誰もこんな目に遭わない未来を願って。同じ罪悪感を抱えることがないように。誰かに手を延ばし声を上げられるように。

けがえのないいのちを、薄っぺら言葉で葬ることがないように。

妹さんにはお世話になりました、心からのご冥福祈ります

助けてあげられなくて、ごめんなさい。

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