はてなキーワード: 義理チョコとは
26歳の冬、
ざっくばらんに言うと好きな人には彼女がいて陰キャ喪女には略奪する気概もないので失恋しました。
思い出に書き散らします。
スラリとした体型に冬用アウターが似合っててかっこよくて推しだった。
目が合わせらなくて、話すと緊張して
「あ、これ好きなんだな」
と思う頃には手遅れで、そこからはインターネットの付き合いで身につけた積極性で頑張った。
彼がいる映画に誘われて隣に座った。
ドリンクを渡した時手が触れて映画の内容が半分飛んでったりした。
あんまり仲良くなれてないので400円以内の義理チョコだったけど渡す時心臓が口からまろびでるかと思った。
男性しかいなくて話したこともない人ばかりの飲みのご飯も彼がいるから行った。
コンカフェで働いていたので会話で困らなかったのをこれ程感謝したことは無かったです。 楽しくて結果オーライ✋
ここまで1ヶ月でした。夢みたいに楽しくてほんの少し辛くて、ドキドキした毎日でした。
職場に行くのが楽しくて、眠い集会も全然眠たくなくて、後ろ姿を見れるだけ幸せでした。
ここしかないと思って勇気を出して彼女がいるかを「大丈夫?」ではなく有無をガッツリ聞いた。
彼は奇跡だと言った。
でも、悟られたくなくてチラッと聞いたディズニーに行く予定について聞いたりしたら楽しくなってきた。
そこからはリラックして素で話せて、オススメされたアニメや休みの日の話などをした。
楽しくてあっという間の2時間だった。
ちょっと彼女さんへ申し訳ない気持ちがあるので心の中で謝っておく。許してクレメンス。
その翌日もご飯に誘われて一緒に次の集まりで使う道具の買い出しにいって、未練を確認してしまった。
数年ぶりすぎて少し諦めきれないのである。
そんなこと向こうの知った話ではないので迷惑だし早く忘れたいな…の気持ちで、書いたら整理が着くかなとおもって書いてみた。
友人は不倫じゃないからチャンスあるよ!と言ってくれるけどそこまでの経験値が皆無すぎて恐ろしすぎる。
あ〜あ、初恋って実らないってマジなんだなぁ〜
選ばれないのを身をもって実感するのマジで辛すぎ😭
次こそ良い御縁がありますように……🥲
(※3/6 追記)
元増田さんの参考になれば~って感じで書いたのでなんか傷ついた人いたらごめんなさい…涙
もちろんものをいただくことそのものには感謝しかないです。そこは絶対に。
増田は前職でちょっと出役っぽい仕事をしていたので人から物をいただく機会が多かったのです。
あとまだ前職では義理チョコ文化が生きていてお返しもよくもらったんですよね。(今の職場はさすがにないけども、、、)
私はスニーカーを良く履いているので靴下は超嬉しいけど微妙な人が多いみたいでびっくりでした。ほんと個別で違いますね。。
いただいたものは全部ありがたく頂戴して排水溝詰まらせながらバスボム使ったりクリーム全身に塗りたくったりチョコ全食べしたりしてるので偉そうでほんとごめんだけど許してね。。。
あとパソコンパーツ書いてくれた人ありがとう。知らない世界すぎてすごく面白かった!
↓ここから本文↓
恋人じゃない男性からのプレゼント、「女ってこういうの好きだよな~」で贈られると「こう見られてるんだ…」と思って複雑な気持になることもしばしば…
自作パソコンが趣味な男性が、門外漢の女性から「パソコン好きでしょ?」って変なブランドのパーツもらっても「こんなん使わねえよ」って思うのと同じというか…
本当にウエメセでごめんだしもらったらちゃんと喜ぶ仕草するしお返しもするけど正直な気持ちはこんなところ。
書いてて思ったけどデパートの地下一階~一階らへんに売ってるもの※コスメ除く が無難で一番良いかもです。
男性版も見てみたいな。
ハッピーバレンタイン!!男性増田のみんなはチョコレートをもらえたかな????🍫
当方、JTCに勤める若手女性社員(20代前半、独身彼氏なし)である。
入社して以降、バレンタインデーには仲のいい同期や先輩・後輩たちと合同で課内の男性陣に義理チョコをバラまいている。みんなで渡せばお返しに差をつけられることも(あまり)ないからな。
年によって適当な安い既製品のお菓子を詰め合わせにすることもあれば、お菓子作りが好きな子に頼んで作ってもらうこともあるが、男性1人当たりの予算はおおむね100〜150円程度だ。
人によってはこちらの原価と手間をある程度見抜いて「ちょっと色をつけた」程度のお返しをセレクトしてくる奴もいるが、見栄を張ってか明らかに奮発しすぎているだろうというお返しをしてくる人もいる。
「ホワイトデーのお返しは3倍返し」という謎の相場感があるが、トータルでならすとたしかにおおよそ投資額の3〜5倍くらいに収斂している感触がある(まあそもそもの投資額がそう大きくはないのだが)。
1カ月で+200〜400%!!米株のここ30年くらいのリターンが平均利回りが10%くらいらしいので圧倒的な投資成績だ。しかも「お返しセンスの品評会」というおまけまでついている。お返しが高いか安いかもまあ見るが、「何を選んだか」ももちろん見られているぞ。
高くてもみんな知ってるようなブランドのものだと「無難に置きにきたな」と思うし、そんなに高くなくても店舗数が少なくてオンラインショップもないような人気店のものだと「頑張って選んで買ってきてくれたんだな」と思う。そんな感じのない年配の上司がめちゃいいセンスのお返しだと、「奥さんや娘さんのアドバイスかな」と無駄に深読みしまったりもする。
まあ何が言いたいかというと、お返しの値段やセンスでけっこう天秤にかけられてるので、世の(チョコをもらった)男性陣はあと1カ月、うんうん考えてお返ししてください。
シュトラウーッス
本日は日本においてホワイトデー、数学の日、πの日、国際結婚の日です。
さて、ホワイトデーと言われましてももらってないものは返しようがないよねと思ってしまいますね。
結局、義理チョコすらももらうようなことはなく、のんべんだらりとした日を過ごしているのですが
こういうあるのかないのかわからん貸し借りの返済みたいなのに頭を使わなきゃいけなくなるからめんどくさいですね
まぁ最終的に職場のお菓子コーナーに菓子でも加えておけばいいような気がします。
誰も食わなかったら後で自分で食べる予定です。
つまり帰りに食う予定です。
ということで本日は【貸し借りの確認よいか】でいきたいと思います。
あるよく晴れた、暑すぎる夏の日だった。
高校3年間と半年ほどを共にした恋人から、別れの電話を受け取った。本気の声だったけど、嘘を言っているのがわかった。たぶん、別れたい本質的な理由はそこじゃないのだろうと思ったが、どうせ別れる相手だと思って何も言わなかったし、言えなかった。何となく最近の振る舞い方から別れを切り出されるのはそう遠くないと思っていたし、辛かったが現実として受け止めるにはそう時間もかからなかった。幸せになってね、と一言だけ伝えて電話を切った。
それから1年が経ち、また暑すぎる夏がやってきた。共通の友人だったひとから聞いたのは思いもよらぬ衝撃的な事実だった。
え、あ。
へえ〜。
はあ、そっか。
言葉が出てこなかった。普段は感情を言語化するのが得意な私だったが、この時ばかりは空気みたいな言葉しか出なかった。
友人は面白がってるのか、私が嫌な思いをするだろうとか考えもしなかったのだろう。笑いながら、「そんな人どうせ幸せにならないって!」と言う。そうか、そんなもんか。まあそんなもんかと思うしかないよななんて自分が傷付かないために、心にある色々なブレーキを精一杯かけた。まあ高校3年間は楽しかったし。あの人のおかげで成長できた部分もあったし。何度も言うけど楽しかったし。正直、悪を正当化させるのに事実なんていらなかった。ただ「そう思いたい」という気持ちのみが、間違いではなかったと言い聞かせる材料になるのだ。
そんな衝撃的“事実”を聞いてからまた少し経ち、春が来ようとしていた。新しい恋人も出来て、私も私で幸せに生きていた。もちろん浮気をされていたということが色々な気持ちの弊害になっているのは確かだったけど、何とか新しい恋人を信じ切ることもできるようになっていた。順風満帆に見える人生だったが、不幸は突然やってくる。
元カレと、新しい彼女……浮気相手だったという子のプリクラを、本当にたまたま見てしまった。SNSアカウントも、何なら新しい彼女がどんな子かも知らなかった。なのになぜか嫌なものは回ってきてしまう。
それを見て、それが何かをきちんと理解した瞬間、私の心のブレーキは一気に効かなくなった。突然、何もかもが見えなくなるような気持ちになった。
こんな簡単な言葉にしたくはないけれど、辛かった。本当に辛かった。私は浮気相手になってしまった子と同じ高校に一瞬でも通ってしまっていた。私と一緒に作った思い出は、浮気相手と話を盛り上げる手段になってしまった。私が彼と過ごした数年間で彼を作ったものが、浮気相手、しかも女子高生と恋に落ちるための序章になってしまった。
きっと彼女とは卒業旅行に行くだろう。私とは感染症予防で行けなかったディズニーに行くだろう。そして私と行った3泊4日の金沢旅行なんて忘れてしまうだろう。他にも、一緒に過ごしたあの高校での思い出も、彼女と言う存在に塗り替えられて、私と出会った場所ではなく、彼女とを繋ぐ場所になったのだろう。
もう彼のことは好きじゃない。それでも、許せなかった。これはもう浮気をされたひとにしか絶対にわからない。本当に許せなかった。年上がタイプで甘えられる人が好きなんて言っておきながら、年下で自分に甘えそうな、鼻の低い一重の女に乗り移ったのか。
浮気相手のことも許せなかった。女がいるかどうかくらい、わかってくれ。何より、年上ってことを利用するような男なんかに、本気にならないでくれよ。てか女子高生から見た成人男性なんてカッコイイに決まってるだろ。そいつじゃなくたって良いだろう。
そう、私のものだったんだよ。
高校1年生の春、初めて出会った部室。お前、すげえ無愛想だったよな。なんて呼べば良い?って聞いたらすっごい空いて、中学の時のあだ名を教えてくれたよな。本名とか知らなかったよ。でも名前の漢字がすごく美しくて、由来が両親の好きなゲームだったんだっけ。もう両親は不仲で家では何も話してないって、よく不満そうに言っていたよな。
高校1年生の夏、みんなで頑張った部活の練習。暑かったよな、冷えピタとか貼ってバカみたいな顔してた。練習が終わっても夕方の冷えた風が吹くまで一緒に喋ってたよな。あの頃はまだ一緒に帰っていなかった。お前の家と私の家、そういえば逆方向だったし。
高校1年生の秋、初めて勇気を出して誘った放課後の喫茶店。お前はキャラメルのカフェオレを飲んでいた。飲むスピードがびっくりするくらい早くて笑ったよ。そういえば食べるのはすごく遅かったのに、何であんな飲むのだけ早かったんだろう?確か、そこにものがあったら飲んじゃうって言ってたよな。それ病気らしいよ気をつけてね。
高校1年生の冬、勇気を出して渡したバレンタイン。本命って気づいてくれるかななんて思って渡したけど、私があまりにも無愛想に渡すもんだから、義理チョコと思われてたんだっけ。馬鹿野郎、義理チョコにあんな丁寧な手紙同封するわけないだろう。それから1ヶ月して告白して付き合って、その日は初めて手を繋いで、顔が痛くなるまで笑った。人に好かれるのって、それを伝え合えるって幸せだねってよく話してた。
高校2年生の春、クラス替え一緒にならなくて悲しかったよな。一緒のクラスになったらダンス一緒に踊れるはずだったのに。結局お互い誰と組んだんだっけ?覚えてないなあ、私、お前の衣装姿が可愛くてかっこよくて、今でもなんか思い出せるよ。私は紫で、多分お前は青だったよね。似合ってた。体育祭、3年生の頃はなかったからあの日のことすごい鮮明に覚えてるわ。
高校2年生の夏、一度別れた。何で別れたんだっけ。なんかショックすぎて覚えてないな。返しそびれたCDを返したいとか言って久々に会ったよね。あの時普通に楽しく話せて、また戻れるんじゃないかなあって思ったよ。あの日の緊張、今もどんなだったかわかるよ。
高校2年生の秋、もう部活もしなくなって本当は会えるわけないのに、私が前みたいに色々なところ無理やり誘って一緒に遊びに行ったよね。なんか映画とか見た気がする。お前最初から最後まで興味なさそうだったけど、今思えば何で着いてきてくれたの?友達いなかったのかな。その後パンケーキ食べたよね。甘くて食べきれなくて、気持ち悪かったよ。その日たまたま月が綺麗で、夏目漱石の気持ちを強くわかったな。
高校2年生の冬、クリスマスイブの日にカラオケでまた付き合った。イコラブの制服クリスマス歌って、「大人になって今日この日を、僕は思い出すだろう」って、なんかなぞる気持ちだったよ。あの日久しぶりにキスをして、嬉しくて泣いた。カラオケに入るまでは友達、出た後は恋人って、雑魚のスカイツリー広告だよね。多分広告なんて興味ないだろうから、何言ってるか分かんないだろうけど。
高校3年生の春、コロナが流行って学校に行けなくなって、会えなくなった。でもお互いの家のちょうど間くらいの場所に公園があって、なぜか誰もいなくてよくそこでマスクしながら会ったよね。たまにデカい犬の散歩してる爺さんが来てた。そこから見えるいつもいっぱいの駐車場には一台も車がなくて、ふざけて「コロナでみんな死んだ後の世界だね、二人きりだね」なんて笑った。私、正直それが本当になったら幸せだなあって思ってたよ。
高校3年生の夏、コロナの影響で全然夏休みとかなくて、しかも受験勉強でなんか全然記憶ないな。でも二人が一緒に高校で過ごせる最後の夏だって思うと、妙にワクワクした。これから一緒にずっと過ごせても、高校生の夏は一生来ない。お互いどうしようかって思ってたけど、私は美大に、君は文学部に行くって決めたね。国語と読書が大好きな君が、大学で何をするのかすごいワクワクしてたよ。
高校3年生の秋、私はひと足先に進学先が決まって、そこからずっと君の受験を応援した。確か塾に行き始めて、金銭的に英語の授業しか取れないって言ってたけど、君は記憶力も悪くないし国語は得意だし、それさえ伸ばせればきっと良い大学に進めるんだろうなって思ってたよ。私の方が英語得意だったのにいつの間にか私に教えてるくらい成績よくなってたよね。すごいよ。ほんとに。
高校3年生の冬、2月ごろ確かお互いようやく進学先が決まって、もう残すは卒業式だけだった。高校生活最後の日、サイゼリヤでどれだけ食べられるかって隣駅のサイゼリヤまで行った。途中から吐きそうなくらいしんどかったような気がする。間違い探し全部見つけた時の達成感、めっちゃ面白かったなあ。卒業式の日は一緒にプリクラ撮って、観覧車乗って、キスして、本当に3年間ありがとうって泣いた。本当に大好きだよって言った。ずっと一緒にいようねって、言った。
でも、お前浮気してたんだな。バイト先の女子高生と。妹と同じ年齢の女の子に。私に言った全ての言葉を嘘にして、彼女と手を繋いだんだね。
選ばれなかったという事実が、貴方と過ごした日々は全て無かったことになってしまったということが、もう一生戻れないということが、私は辛いよ。苦しいよ。
また二人にしか通じない言葉で笑おうよ。子どもが生まれたらなんて話す時につまらないキラキラネームを言って本気にならない会話をしようよ。公園で一緒にハンバーガーを食べながら桜を見ようよ。興味のない映画に着いてきてよ。顔の大きさが全然違うプリクラに爆笑しようよ。私はピアノを弾くからその優しい声で楽しそうに歌ってよ。将来私が作る晩御飯をリクエストしてよ。私の飼い犬を可愛いなあって笑いながら撫でてよ。その黒い髪を私の手で梳かさせてよ。カラオケで一緒にaikoを歌おうよ。ハグで全部分かった気になろうよ。
もう一度好きになってよ。
1月も末となったので、店頭にはバレンタインチョコが並んでいる。今の所、その半分くらいが予め専用紙袋に入った状態で売られている。もう半分は専用紙袋があるものの、お客様に要るかどうか聞いてみて、要ると言われた場合につける事になっている。
予め紙袋に入っているのは、レジ接客上では楽であるけれど、埃を被ってしまうと叩いても取れないし、袋の中に入り込んでしまった埃も取ることが出来ないというのが欠点。一方、専用紙袋があるけれど店員が袋に入れなきゃならない方はというと、サイズが二種類以上あるしブランド毎に袋があるため、毎年紙袋のつけ間違いが生じてお客様からクレームが出るという欠点がある。めんどくせー。
うちの近くのスーパーに今年並んでいるバレンタインチョコの包装が異様にフェミニンなんだけど、当店に並んでいる一部のブランドのチョコもやっぱり男性ウケよりも女性ウケな感じなので、改めて、異性へ渡す義理チョコの需要が減ってる疑惑が、私の中で強くなった。
派遣の推し活女子さんがものすごく気分屋なのでオーナーがかなり困っているし、お客様にも恐怖を与えている。推し活女子さんは、気に障る事があると物に当たるのだが、それをお客様の目の前でも自重しない時があるのだ。店員がレジ裏からホールに出る時に使う小さな扉を、ホールじゅうに響くほどの大音響を鳴らして叩きつけるように閉める、とか、籠を置く時に床に叩きつけるようにして置くとか。気に入らない客が来た時に露骨に態度を変えたりもする。ただ、推し活女子さんにそういう態度を取られる客は実際に推し活女子さんに対してセクハラやパワハラを行った奴なので、自業自得とも言えるのだけれど、そんな事は他のお客様達にはわからないので、ただひたすらここの店員なんか恐い! と思われるだけなんだよなあ。そして、彼女に対するクレームはオーナーや他のバイトに来るのだった。
この間、来るはずだった派遣の人がドタキャンをしてしまい、他に出てくれそうなアテがなかったらしく、オーナーが仕方なく推し活女子さんに電話で出てくれないか頼んだのだが、推し活女子さんはそれに大いに怒り、オーナーに対して気に入らない奴がいたら即帰りますからね!! と宣言した上で出勤してきたそうだ。オーナーは、推し活女子さんが途中でシフトを放り出して帰らないように、ポケットマネーから1000円出して給料に上乗せしたという。
まあでも、そもそもとして派遣バイトに派遣会社を通さず直接仕事を依頼するというのがルール違反なので、推し活女子さんが怒るのも分からなくもないのだが、その怒りの気持ちの表現が激し過ぎた。コンビニのオーナーって労働基準法もコンプラもよく分かってない人が多いので、オーナーの言う事が気に入らなかったら泣き寝入りして辞めるのを繰り返せば働ける所がなくなるというのが現実なので、言うべき事を全部ぶちまけた上で居座り続ける推し活女子さんはとてつもなく正しい様に私も思うんだが、それにしてもメンタルばり強いなと思う。
オーナーは推し活女子さんの事がかなり嫌いだ。彼女から面と向かってギャンギャンと正論を浴びせられた挙げ句に逆パワハラみたいな事をされるからである。それで、ある日Aさんが出勤したところ、レジ番は高齢者バイトの人が一人で黙々とこなしており、オーナーはたまに臨時で入るだけのパートさん(オーナーの親戚)を相手に推し活女子さんの愚痴を延々と語っていたらしい。オーナーは、愚痴を吐露しているうちにどんどんとヒートアップしていき、最後はほとんど怒鳴っていたらしいが、そんなオーナーに慣れている臨時のパートさんは、穏やかに、
「まぁまぁ、そんなに怒ったら頭の血管切れちゃうよ」
と言ったという。怒り狂うオーナーと、あらあらうふふと微笑みを絶やさない臨時パートさんの対話があまりにもクレイジー過ぎる光景で凄かったとAさんは言った。
そんな訳で、最近はオーナーがとても不機嫌だったのだが、不機嫌の原因が推し活女子さんに集約されているせいで、他のバイトとシフトに入る時のオーナーは逆に異様に上機嫌となっている。この間なんか、私に廃棄のドーナッツを三個もくれた。
木曜日、私はAさんとシフトだったのだが、Aさんはいよいよオーナーの機嫌が戻る時が来たかもしれないと言った。というのも、水曜日に久しぶりにバイト希望者が来て面接があり、採用がほぼ決まったというのだ。希望者は若い女性で専門学生をしているという。専門学生はいいけど、また若い女性か……と、私とAさんはため息を吐いた。ここ数年、若い女性バイトが夕勤に入ったが、その全員が全員、極度の情緒不安定であり、仕事のドタキャンを繰り返した挙げ句に最悪な辞め方をしていったので、今度はどうなの……という訳なのだった。ちゃんとサボらないで仕事に来てくれればいいのだが。